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P6-7 - 滝川市
の市民・ 団 体 な ど 、 多 く の 方 々 の 昭和 年 の 開 館 か ら 年 、 美 術 自然史館 は 職 員 の み な ら ず 、 地 域 特別展にちなんだ巨大画のお披露 す。今年は9月上旬に開館 周年 なんだ巨大画の制作もしていま では、美術自然史館の展覧会にち 活動により支えられてきていま 美 術 作 品 は 約 1、5 0 0 点、 自 然 美術自 然 史 館 に は 展 示 さ れ て い る 作 品 の ほ か に も 収 蔵 品 が あ り、 かります 。 できる施 設 と な っ て い る こ と が わ い年齢層 に 楽 し ん で も ら う こ と が さいお子 さ ん か ら 大 人 ま で 、 幅 広 訪れてい ま す 。 こ の こ と か ら 、 小 大人、自 然 史 部 門 は 特 に 子 ど も が 今まで の 美 術 自 然 史 館 の 入 館 者 の傾向と し て は 、 美 術 部 門 は 特 に す。 館の魅力などをお聞きしました。 んに、虹の会の活動や美術自然史 史館協力会・虹の会会長の三宅さ そんな美術自然史館を支える 側、 そ し て 利 用 す る 市 民 と し て、 史館は成り立っているのです。 んの人の支えによって、美術自然 覧会や催しを運営する方、たくさ るため訪れる方や作品を制作し展 このように、施設を管理する職 員はもちろん、催しなどに参加す 目が予定されています。 ボランティア団体である美術自然 史の資料 は 1 万 点 以 上 に も な り ま す。その 展 示 ・ 収 蔵 さ れ て い る 資 料の状態 を 保 つ た め 、 美 術 展 示 室 と収蔵庫 を 室 温 度 ・ 湿 度 パ ー セントの 状 態 を 1 年 中 保 ち 、 管 理 をしてい ま す 。 また、 展 覧 会 は も ち ろ ん 、 市 内 の小・中 学 校 の 授 業 や 、 札 幌 、 旭 川などか ら 宿 泊 研 修 の 一 環 で 施 設 見学をし た り 、 大 学 生 や 一 般 の 方 によるロ ビ ー コ ン サ ー ト や ワ ー ク ショップ が 行 わ れ た り と イ ベ ン ト 会場とし て も 使 わ れ て い ま す 。 そのほ か 、 明 苑 中 学 校 の 美 術 部 らに多く の 方 々 に 訪 れ て も ら う た がありま す 。 そ れ ら を 活 用 し 、 さ にも、ま だ ま だ た く さ ん の 収 蔵 品 内には、 展 示 さ れ て い る 作 品 以 外 る拠点に な っ て い ま す 。 そ し て 館 して、地 域 に 自 然 科 学 活 動 を 広 め もたち向 け の 化 石 採 集 事 業 等 を 通 場になる な ど の 文 化 活 動 や 、 子 ど います。 しでも関わっていただきたいと思 皆さんに興味や関心を持って、少 からだと言えます。今後も市民の くの市民の皆さんの支えがあった ことができたのは、そういった多 術自然史館が開館 周年を迎える るだけでも支えとなりますが、美 いています。美術自然史館に訪れ ↓「虹の会」が営業している喫茶コーナー 【特集】 美術自然史館開館 会 期 9月 10 日㈯~ 10 月 23 日㈰ 10 時~ 17 時(入場は 16 時 30 分まで) ※休館日 月曜日(9月 19 日、10 月 10 日を除く)、9月 20 日㈫、9月 23 日㈮、10 月 11 日㈫ 場 所 美術自然史館 入場料 一般 700 円(前売り 500 円)、高校生以下無料 美術部 門 と 自 然 史 部 門 の 二 本 柱 となって い る 美 術 自 然 史 館 は 、 地 域の博物 館 と し て 、 滝 川 市 の 地 域 的な文化 や 、 自 然 史 に 関 す る 資 料 などを保 管 し て い ま す 。 特 に 美 術 部門の「 岩 橋 英 遠 作 品 」 と 自 然 史 部門の「タキカワカイギュウ」は、 今後も市 民 で あ る 私 た ち が 守 り 伝 えるべき 、 滝 川 を 代 表 と す る 文 化 財産です 。 め、独自 の ユ ニ ー ク な 視 点 で 企 画 ま た 美 術 自 然 史 館 は、 地 域 の 方々によ る 展 覧 会 や イ ベ ン ト の 会 展 や 催 し を 開 催 す る こ と に よ り、 これからも新たな展覧会や催 し、イベントなどを開催していき 市民の皆 さ ん に 親 し み や す い 博 物 ま す。 ぜ ひ 足 を 運 ん で い た だ き、 さまざまな美術作品や展示を通し 館を目指 し ま す 。 て、滝川の魅力を再確認・再発見 たかし 美術自然史館協力会 おわり 周年! 広報たきかわ 6 7 広報たきかわ ○ギャラリートーク 日 時 9月 17 日㈯ 14 時~ 14 時 30 分 内 容 美術自然史館学芸員によるギャラリー トーク 参加料 無料(当日分の特別展入場券が必要) ■関連事業 ○講演会「松浦武四郎とアイヌ文化」 日 時 9月 10 日㈯ 10 時 30 分~ 12 時 講 師 五十嵐聡美さん(北海道立帯広美術館学芸課長) 参加料 無料(特別展入場券が必要) 定 員 70 人 30 30 教職に就いていたころは主に美術を担当 し、現在も虹の会のほか滝川美術協会の 会員として、みずからも作品の制作する など、長年芸術活動に取り組んでいます。 滝川出身の日本画家・岩橋英遠。その作品の中に幕末の探検家・松浦武四郎を描いたものがあります。 本展では、岩橋作品を中心に、幕末から明治にかけての北海道にまつわる歴史資料も紹介します。 50 ひとつ の 展 覧 会 や 催 し を 開 催 す るにも、 多 く の 市 民 ・ 団 体 が 関 わ 昭和 58 年作→ 『北の木たち』 30 してみませんか。 せっせんかい ↑ロビーコンサートの様子 20 り、たく さ ん の 方 々 に 来 場 い た だ 『雪戦会の日』 30 まずは足を運んでみて 英遠は、明治 36 年に江部乙村に生まれ、大正 13 年(21 歳) に画家を目指して上京しました。 昭和9年(31 歳)で「新宿うら」が院展(日本美術院展)初 入選。その後も日本美術院同人、東京芸術大学教授、日本芸術 院会員を歴任。 昭和 52 年(74 歳)のときには母校である江部乙小学校へ「雪 戦会の日」を寄贈、昭和 53 年(75 歳)で故郷江部乙を素材に した「道産子追憶之巻」が完成、昭和 54 年(76 歳)に滝川市 名誉市民に推挙されました。また、平成元年(86 歳)に文化功 労者として顕彰され、平成6年(91 歳)には文化勲章を受章し、 平成 11 年(96 歳)に神奈川県相模原市で逝去されました。 自然を壮大なスケールで表現し、深い精神性と優れた造形で、 独自の画境を築き上げました。現在でも滝川市を代表する日本 画家として、美術自然史館をはじめ、市内外で多くの作品が展 示されています。 虹の会会長 三宅 敬さん(72 歳) 虹の会は現在8人で活動し、美術自然史館ロビーにある喫茶コーナー の営業をしています。開館当時にやっていたコーヒーショップが閉じ た際に、せっかくある設備を使わないのはもったいないと、有志によっ てボランティアで営業を始めたのがきっかけでした。そのうち、みん なで取り組んでいることだから組織を作ろうと『虹の会』という名で 活動し始めたのが、平成 10 年ごろのことでした。 美術自然史館の閉館日と冬季以外は 11 時から 15 時まで、毎日喫茶 い を開いています。1 日交替で虹の会のみんなで営業し、淹れたてのコー ヒーや紅茶、ジュース、夏にはアイスコーヒーもお出ししています。コー ヒーは、滝川の陶芸家である大野耕太郎先生が制作したコーヒーカッ プで飲むことができるため味も格別ですよ。美術自然史館を訪れた人 たちの憩いの場になればと思い営業しています。 私自身、美術教師をしていたこともあり、授業などでよく美術自然 史館を利用していました。美術館が地元にあるということだけでも、 すばらしいことだと思います。また、滝川美術協会の会員でもあり、 仲間とともに美術自然史館で毎年、展覧会を開催しています。美術館 がない市町村では、体育館やホールなどで展覧会をするしかなく、こ んなに立派な美術館で展覧会ができることは、大変喜ばしく思います。 いつも一生懸命作品を制作していますが、立派なところで展覧会がで きると思うと、意気込みも違ってきます。 美術館と聞くと敷居が高いと思う方がいるかもしれませんが、美術 自然史館では、市民の目線でいろいろな企画運営をしてくれています。 まずは足を運んでみて、展示されている作品などを間近で見ていただ くことで、少しでも関心を持ってもらえるのではと思います。 せっかくある美術自然史館という市民の財産を、みんなで守り育て ていくことが大事だと私は思います。 ←昭和 48 年作 61