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第二章 建築主の判断基準の概要 1.外皮性能基準 1.2 外皮平均熱貫流
P.34 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 外気側 表面 【外気】 室内側 表面 外気側 表面熱 抵抗 1番目 材料の 熱抵抗 2番目 材料の 熱抵抗 空気層 の熱抵 抗 3番目 室内側 材料の 表面熱 熱抵抗 抵抗 Ro Rse d1/λ1 d1/λ1 d2/λ2 d2/λ2 Ra Ra d3/λ3 d3/λ3 Ri Rsi 【室内】 【室内】 熱貫流抵抗 Rt= Ro+(d1/λ1+d2/λ2+Ra+d3/λ3)+Ri 熱貫流抵抗 Ru=Rse + (d1/λ1 + d2/λ2 + Ra + d3/λ3) + Rsi Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.35 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 隣接住戸(上) Rse=0.09 Rsi=0.09 隣接住戸(横) 当該住戸 Rsi=0.11 隣接住戸(横) Rse=0.11 Rsi=0.15 Rse=0.15 隣接住戸(下) 共同住宅における表面熱抵抗の考え方 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.36 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 密閉空気層 t=30 合板 t=12 *計算に算入しなくてもよい 断熱材 t=80 (熱伝導率=0.03W/(m・K) 透湿防水シート *計算に算入しない 防湿フィルム せっこうボード t=12.5 外装材 クロス *計算に算入しない 【室内】 【外気】 材料等 *計算に算入しなくてもよい 通気層 d 厚さ[m] λ 熱伝導率[W/(m・K)] 表2.1.5より Rse外気側表面熱抵抗(通気層) 合板 0.012 0.16 密閉空気層 0.03 断熱材 0.08 計算条件より 0.03 せっこうボード 0.0125 0.22 Rsi室内側表面抵抗 Ru熱貫流抵抗[㎡・K/W](各層の熱抵抗の合計) U熱貫流率[W/(㎡・K)](Ru熱貫流抵抗の逆数 U=1÷Ru) せっこうボード等の内 装下地材は横架材間 に隙間なく施工した場 合に限り、算入できる。 R 熱抵抗[㎡・K/W] R=d÷λ 表2.1.7より 0.11 0.075 表2.1.6より 0.09 2.67 0.057 表2.1.7より 0.11 3.112 0.321 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.39、40 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 木造 熱橋部の 熱貫流率 (U1) 断熱部の 熱貫流率 (U2) 点線の突出部分は、無いものとする。 熱橋部の厚さ(d2)-断熱部の厚さ(d1) 断熱部の厚さ(d1) *熱橋部も同じ厚さとして計算する。 熱橋部 断熱部 平均熱貫流率計算の考え方 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.41 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 木造 断熱部見付面積 ・ 柱、間柱部見付面積 胴差部 見付面積 壁見付面積 断熱部見付面積 ・ 柱、間柱部見付面積 面積加重平均で考える場合 (詳細計算法) 熱橋面積比率で考える場合(簡略計算法①)又は 補正熱貫流率を用いる計算法(簡略計算法②) Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.43 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 木造 ① ③ ①充填断熱材+外張断熱材 ① ③ ②充填断熱材+外張断熱部下地材 ② ③構造部材+外張断熱材 ④ ② (イメージ図) ④ ④構造部材+外張断熱部下地材 (イメージ図_断面) Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.44 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 木造 U= (1÷Rg)+Ur Rg:一般部の熱抵抗 [㎡・K/W] 注)表面抵抗を算入してはいけない。 Ur:壁体の熱橋を補正するために加算する値で、当該部位の断熱工法等 に応じて定められた値 [W/(㎡・K)] 部位 断熱工法等 床 - 外壁 充填断熱、充填断熱+外張断熱 外張断熱 天井 充填断熱 桁間断熱 屋根 充填断熱、充填断熱+外張断熱 外張断熱 補正熱貫流率 Ur 軸組構法等 枠組工法等 0.13 0.08 0.09 0.04 0 0.05 0.11 0.02 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) 0.13 P.45 第二章 建築主の判断基準の概要 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 RC造 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) Step 3 P.46 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 RC造 柱(梁)突出なし 室内に柱(梁)突出 室外に柱(梁)突出 線熱貫流率 線熱貫流率 線熱貫流率 断熱位置 補強 1) 補強 2) 補強 3) 断熱位置 補強 1) 補強 2) 補強 3) 断熱位置 補強 1) 補強 2) 補強 3) 形状 T 型, +型 室内 仕様 1 仕様 2 なし 外気 室内 仕様 1 仕様 2 なし 外気 外気 室内 外気 室内 外気 室内 外気 室内 外気 室内 室内 0.65 0.90 1.10 室内 外気 室内 室内 室内 外気 室内 室内 室内 室内 0.85 1.05 1.15 外気 室内 室内 0.60 0.90 1.05 室内 室内 +型 室内 外気 外気 外気 外気 0.85 1.15 1.60 室内 外気 室内 仕様 1 仕様 2 なし 室内 0.85 1.10 1.15 室内 室内 外気 室内 1.20 1.80 2.00 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) 室内 室内 0.80 1.05 1.10 P.50 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 ▽壁上端:屋根スラブ上面 壁面積 RC造 住戸A (最上階住戸) 壁面積 ▽壁上(下)端:床スラブ上面 住戸B (中間階住戸) 住戸A ▽壁上(下)端:床スラブ上面 壁面積 ψ×1/2 住戸C (最下階住戸) ▽壁下端:床スラブ上面 ピット等 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) 住戸D ψ×1/2 P.51 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 ① ② 補正熱貫流率にて 壁一般部熱貫流率 を補正する。 S造 線熱貫流率にて 貫流熱損失に加 算する。 断熱補強材 鉄骨柱(構造熱橋部) 断熱補強材 断熱材 鋼材(C型鋼など) 外装材 壁体全体の貫流熱損失 =(壁一般部 U 値×壁体全体面積)+(柱・梁など熱橋部の線熱貫流率×熱橋長さ) ① ② Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.51、52 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 S造 壁一般部 U 値 =熱橋を含まない部分の熱貫流率(Ug)+ 熱橋部の補正熱貫流率(Ur) 「外装材+断熱補強材」の熱抵抗(注)[m2・K/W] Ur,s 1.7 以上 0 1.7 未満 1.5 以上 0.10 1.5 未満 1.3 以上 0.13 1.3 未満 1.1 以上 0.14 1.1 未満 0.9 以上 0.18 0.9 未満 0.7 以上 0.22 0.7 未満 0.5 以上 0.40 0.5 未満 0.3 以上 0.45 0.3 未満 0.1 以上 0.60 0.1 未満 0.70 (注)通気層がある場合は、外装材の熱抵抗を加算することはできない。 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.54 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 基礎 400 h 400 h ※ハッチ部の断面の壁として熱貫流率を求め、UAに算入する。 なお、室内側の表面熱伝達抵抗は、左右図いずれの場合も0.11 ㎡K/Wとする。 GLから400mmをこえる基礎の扱い Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) P.216 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 開口部 障子 外付けブラインド 0.54 0.34 0.12 6 0.33 0.22 0.08 3 0.59 0.37 0.14 6 0.37 0.25 0.10 6 0.59 0.37 0.14 6 0.37 0.25 0.10 6 0.64 0.38 0.15 3 0.40 0.26 0.11 4 0.64 0.38 0.15 3 日射遮蔽型 0.40 0.26 0.11 4 日射取得型 0 64 0 38 0 15 3 1.49 1.43 日射遮蔽型 日射取得型 1.70 1.58 1.51 1.70 1.58 1.51 1.90 1.75 1.66 2.33 2.11 1.99 日射遮蔽型 Low-E 三層複層ガラス(A9 以上×2) 日射取得型 日射遮蔽型 Low-E 複層ガラス(G12 以上) 日射取得型 日射遮蔽型 Low-E 複層ガラス(A10 以上) Low-E 複層ガラス(G8 以上 G12 未 日射取得型 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) ※1 Low-E 三層複層ガラス(G6 以上×2) 1.60 日射取得型 区分 ガラスのみ ダブル Low-E 三層複層ガラス(G7 以上×2) 障子 (一重) 木製又は プラスチ ック製 ガラスの仕様 シャッター・ 雨戸 風除室 建具の仕様 日射熱取得率 附属部材 なし 付表1 熱貫流率 [W/(㎡・K)] 建具の構成 P.221 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 3 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (3)各部位の熱貫流率の算出方法 ガラス仕様の区分 開口部 ガラスの仕様 1 Low-E 三層複層ガラス 日射取得型 (Low-E ガラス 2 枚) 日射遮蔽型 三層複層 Low-E 三層複層ガラス 日射取得型 (Low-E ガラス 1 枚) 日射遮蔽型 付表3 区分 2 3 4 二層複層 遮蔽複層ガラス 〇 〇 〇 〇 日射取得型 〇 日射遮蔽型 熱線反射ガラス 1 種 〇 熱線反射ガラス 2 種 〇 熱線反射ガラス 3 種 〇 〇 複層ガラス、単板ガラス 2 枚 単板ガラス 熱線反射ガラス 〇 〇 1種 〇 2種 〇 3種 〇 熱線吸収板ガラス 2 種 〇 〇 単板ガラス+単板ガラス 二重窓 〇 単板ガラス+複層ガラス 単板ガラス+Low-E 複層 日射取得型 ガラス 7 〇 熱線吸収板ガラス 2 種 単層 6 〇 三層複層ガラス Low-E 複層ガラス 5 日射遮蔽型 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC) 〇 〇 P.58 第二章 建築主の判断基準の概要 Step 4 1.外皮性能基準 1.2外皮平均熱貫流率の計算方法 (4)温度差係数 当該住戸 当該住戸 当該住戸 ピロティ等 H=1.0 非空調で閉じられ た空間(倉庫等) H=0.7 空調された 共用部等 当該住戸 床下 H=0.7 GL 1m以上 かつ 1/2h以上 h:天井高さ 当該住戸 ピット等 空調化された共用部、ピット等における温度差係数H 地域 UA計算 q 計算 1~3地域 0.05 0 4~8地域 0.15 0 Copyright 2013 © All rights reserved, Japan Sustainable Building Consortium (JSBC)