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東村山市子育てレインボープラン(PDF:5154KB)

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東村山市子育てレインボープラン(PDF:5154KB)
平成22年
東 村 山 市
「子育てするなら東村山」を目指して
「子どもは未来からの使者」と言われるように子どもを産み、育てることはまさに未来を
創ることであり、苦労が多いのは事実ですが、本来は人間として最も喜びを感じる楽しいこ
との一つではないかと存じます。
しかし、残念ながら社会経済状況の変化に伴い、我が国の少子化は深刻な状況となってい
ます。総務省によれば平成21年4月1日時点の15歳未満の子どもの人口は1,714万
人と28年連続して減少しており、過去最低です。
国でも平成2年の「1.57ショック」を契機に本格的に少子化対策に乗り出し、「エン
ゼルプラン」をはじめ「
『子どもと家族を応援する日本』重点戦略」などに取り組んできま
した。当市におきましても「次世代育成支援対策推進法」に基づき平成17年に「東村山子
育てレインボープラン」を策定し、子育て支援施策の拡充に努めてきたところです。
私は、平成19年4月に行われた市長選で「八国山からの新たな風宣言」というマニュフ
ェストを掲げ、その中で子どもを「八国の宝」と位置づけ、「子ども医療費助成の充実」、
「保育園の新設」
、
「幼稚園児保護者助成の充実」などの政策を市民の皆様にお約束させてい
ただきました。こうしたマニュフェストを踏まえつつ、深刻化する保育園の待機児童問題や
児童クラブの大規模化問題の解決を図るため、平成21年度に「『子育てするなら東村山』
緊急プロジェクト」を打ち出し、現在、順次実施しているところです。
このたび「東村山子育てレインボープラン」の前期計画が21年度で終了することに伴い、
22年度~26年度の5ヵ年を計画期間とする後期計画を策定いたしました。策定に当たっ
ては、児童育成計画推進部会に設置された作業部会におきまして市民委員の皆様に、前期計
画を検証し、様々な角度から当市の子育て支援施策の現状と課題、取り組むべき施策などに
ついて検討していただきました。また、本計画と同時並行的に策定作業を進めている第4次
総合計画に関する市民ワークショップからの子育てについての提言も踏まえ、計画づくりを
進めたところです。
このように本計画は多くの市民の皆様の熱意と英知によって策定されたものです。厳しい
財政状況ではありますが、「子育てするなら東村山」を目指し、市民の皆様の思いの詰まっ
た本計画の実現をできるだけ図っていきたいと考えております。
平成22年3月
東村山市長
渡部
尚
目
第1章
次
『子育てレインボープラン』とは
1.計画策定の背景と目的
2.計画の位置づけ
3.計画の対象と期間
4.計画策定の経緯と体制
第2章
7
8
9
10
子育て支援に関する基本構想
1.将来フレーム
2.目指すべき将来像
3.計画の視点
4.子育て支援の基本目標
5.施策の体系
6.主要項目別索引表
第3章
15
17
18
20
23
24
将来像を実現するための施策の展開
《基本目標Ⅰ》子育てを支える地域をつくるために
1.子ども家庭支援センターと子育て総合支援
センター(ころころの森)の機能充実
2.子育て関連情報の提供
3.子育てひろば事業の展開
4.子育てサークル等への活動支援
5.ファミリー・サポート・センターの
円滑な運営と活用
《基本目標Ⅱ》母性及び乳幼児の健康を守るために
1.妊娠・出産・育児に対する支援
2.健やかな発育・発達への支援
3.小児医療の充実
《基本目標Ⅲ》安心して子育てをするために
29
30
32
32
34
35
38
40
1.保育サービスの充実
2.地域における子育て支援サービスの充実
3.子育て意識の啓発
41
43
45
《基本目標Ⅳ》豊かな子ども時代を過ごすために
1.生きる力・豊かな情操や考える力を育てる
読書活動の推進
2.いきいき遊べる場所づくりと居場所づくり
3.放課後における児童の育成
4.自ら学ぶ力の育成
5.家庭や地域における教育力の向上
47
48
50
51
52
《基本目標Ⅴ》思いやりの心や生命を大切にし、
自分らしく成長するために
1.子ども自らが考え、参加できる機会の充実
2.「いのちとこころの教育」の推進
3.生きる力を育成するための教育環境の充実
4.食育の普及・推進
53
54
55
58
《基本目標Ⅵ》子どもの生命を守るために
1.虐待防止活動の強化
2.子どもを事故・災害から守る
3.子どもを犯罪から守る
61
62
62
《基本目標Ⅶ》行動計画を推進するために
1.円卓会議構想
2.行動計画の進捗管理
65
66
子育てするなら東村山 緊急プロジェクト
1.子育てするなら東村山 緊急プロジェクト
69
資料編
1.計画策定体制
2.現況資料
3.第2次東村山市子ども読書活動推進計画の概要
4.計画における市民意見募集の結果
5.用語解説
73
75
81
83
88
第1章
『子育てレインボープラン』とは
第1章 『子育てレインボープラン』とは
1.計画策定の背景と目的
わが国における子どもの出生数は、昭和 48 年の第2次ベビーブームをピークに今日
まで減少の一途をたどっており、平成 20 年の合計特殊出生率は 1.37 で、平成 15 年度
の 1.29 より若干増えていますが、まだまだ低い数値となっています。
こうした少子化の要因として従来から言われてきた「晩婚化」のほか、「夫婦の出生
力そのものの低下」が指摘される等、現状のままでは今後一層少子化が進行することが
予想されています。加えて、総人口が減少に転じていることから、急速な少子化の進行
は、高齢化に拍車をかけるとともに、労働力人口の減少や社会保障負担の増加等、社会
経済全般に極めて深刻な影響を与えるものと考えられます。
こうした状況を背景に、平成 15 年7月、従来の少子化対策の充実と一層の促進を図
ることを目的とした「少子化社会対策基本法」「次世代育成支援対策推進法」が相次い
で制定されるとともに、児童福祉法が改正される等、国は総合的な少子化対策に取り組
むことになりました。
東村山市では、
「東村山市地域福祉計画〈改訂版〉」
(平成 10 年3月)の一部を構成す
る個別計画として「児童育成計画」を策定し、今日まで“すべての子どもの健やかな成
長への支援”
“子育て家庭への支援”
“子育てと仕事の両立”を推進してきました。
このたび、上記の法改正等を踏まえた、より総合的な少子化対策・子育て育成支援策
を講じるため、平成 16 年度に『東村山市次世代育成支援行動計画(愛称:東村山子育
てレインボープラン)』を策定し、平成 21 年度に『後期行動計画』を策定しました。
-愛称と託された想い-
より多くの市民に身近に感じてもらえれば・・・との発想から、計画には愛称を
付けることにしました。
愛称は『東村山子育てレインボープラン』とし、次のような想いを託しまし
た。
○ 未来(次世代)へつなぐ架け橋
○ 虹の7色=本市を構成する7つのエリア
○ 7エリアを結ぶ虹の架け橋
○ 子どもたちの持つ色々な個性・発達・成長を大切にする
-7-
東村山子育てレインボープラン
2.計画の位置づけ
この計画は、「次世代育成支援対策推進法」第8条第1項に基づく、東村山市の行動
計画として位置づけられるものです。
また、「東村山市総合計画」及び「東村山市地域福祉計画」に基づく部門計画として
位置づけられるとともに、総合計画の 基本目標“明日を拓く豊かな心と創造力を育
てるまち”及び 市における子ども関連計画として「東村山市子ども読書活動推進計
画」等との整合を図っています。
なお、児童福祉法第56条の8第1項に規定されている、保育サービスの供給体制を
確保に関する保育計画及び母子保健計画を包含します。
子育て環境整備のエンゼルプラン
(平成6年)
東村山市総合計画
新エンゼルプラン
(平成 11 年)
待機児童ゼロ作戦
(平成 13 年)
東村山市地域福祉計画
少子化対策プラスワン
(平成23年度改訂予定)
(平成 14 年)
少子化社会対策基本法制定
(平成 15 年)
- 東村山市次世代育成支援行動計画 -
次世代育成支援対策推進法制定
東村山子育てレインボープラン
(平成 15 年)
(平成 17 年前期)(平成 22 年後期)
保育計画
母子保健計画
児童福祉法改正
(平成 15 年)
-8-
第1章 『子育てレインボープラン』とは
3.計画の対象と期間
(1) 計画の対象
行動計画としては、すべての市民を対象としたものです。
また、児童福祉法等に基づき、計画における対象児童は0~18 歳未満を基本としま
すが、主たる計画対象としては概ね中学生までの子どもを想定しています。
(2) 計画の期間
「次世代育成支援対策推進法」は、次世代育成支援に向けた総合的かつ集中的な取り
組みを推進するため、10 年間の時限立法として制定されています。
本計画は、この 10 年間の後期計画として位置づけられ、その計画期間は平成 22~26
年度の5年間となります。
平
17 年
18 年
19 年
20 年
21 年
成
22 年
23 年
24 年
25 年
26 年
東村山市次世代育成支援行動計画
計
画
期
間
【前期計画】
東村山市次世代育成支援行動計画
【後期計画】
-9-
東村山子育てレインボープラン
4.計画策定の経緯と体制
(1) アンケート調査の実施
子育て家庭の状況や保育の現状・意向、子どもの状況等を把握するため、平成 20 年
度 1 月に就学前児童や小・中学生を対象とするアンケート調査を実施しました。
(『東村
山市次世代育成支援に関する調査報告書』及びp67参照)
■ 抽出調査の配布・回収状況
区
分
卖位:票・%
配布数
回収数
回収率
就学前児童
800
511
63.9
小学生
400
269
67.3
■ 補足調査の配布・回収状況
区
分
卖位:票・%
配布数
回収数
回収率
認可保育園
200
131
65.5
認可外保育施設
120
83
69.2
幼稚園
330
262
79.4
児童館利用者
150
137
91.3
児童クラブ
111
70
63.1
子育てひろば
100
98
98.0
中学生
280
240
85.7
1,237
1,065
86.1
1,240
1,000
80.6
1,137
1,036
91.1
乳幼児健診
3~4ヶ月
乳幼児健診
1歳6ヶ月
乳幼児健診
3歳
- 10 -
第1章 『子育てレインボープラン』とは
(2) 計画検討委員会等の設置
計画策定にあたっては、「保健福祉協議会」の下に設置されている「児童育成計画推
進部会」を中心にとして、さらに、
「児童育成計画推進部会」から委員を選出して「計
画策定作業部会」を設置し、計画の総括を行いながら、後期計画の内容を検討してまい
りました。
こうした市民参画の検討体制と連動する庁内体制として、子ども家庭部長を会長とし
た関係所管課長からなる「次世代育成支援行動計画策定庁内調整会議」を設置し、計画
の総括、委員からの意見の調整、計画策定作業にあたりました。また、「次世代育成支
援行動計画策定庁内調整会議」に入っていない関係所管についても、同様に計画の総括、
委員からの意見の調整、計画策定作業にあたりました。
〈庁内体制〉
〈市民参画体制〉
- 11 -
東村山子育てレインボープラン
◎市民参画体制
○児童育成計画推進部会
開催数
開催年月日
第1回
平成21年 6月29日(月)
第2回
平成21年 8月25日(火)
第3回
臨時
平成21年10月14日(水)
平成21年11月26日(木)
第4回
平成22年 3月29日(月)
◇計画策定作業部会
開催数
開催年月日
第1回
平成21年 7月13日(月)
第2回
平成21年 7月27日(月)
第3回
平成21年 8月18日(火)
第4回
平成21年 9月10日(木)
第5回
平成21年10月 2日(金)
第6回
平成21年10月22日(木)
第7回
平成21年11月 9日(月)
第8回
平成21年12月 3日(木)
第9回
平成21年12月15日(火)
第10回 平成21年12月28日(月)
第11回 平成22年 1月13日(水)
第12回 平成22年 1月28日(木)
第13回 平成22年 3月16日(火)
主要な内容
次世代育成支援行動計画策定について
作業部会の設置について
待機児対策、大規模児童クラブの市としての考え方につ
いて
計画策定進捗状況及び計画内容の確認
保育園分園の報告及び討議
次世代育成支援行動計画案の確認
子育てするなら東村山緊急プロジェクト
保育園分園
公立保育園の民営化ガイドライン
主要な内容
基本目標Ⅰの内容の検討他
基本目標Ⅰ及び基本目標Ⅱの内容の検討他
基本目標Ⅰ及び基本目標Ⅱの内容の検討他
基本目標Ⅰ及び基本目標Ⅱの内容の検討他
基本目標Ⅰ、Ⅱ、Ⅶの内容の検討と集約他
基本目標Ⅲの内容の検討他
基本目標Ⅳの内容の検討他
基本目標Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの内容の検討他
基本目標Ⅲ、Ⅳ、Ⅴの内容の検討他
基本目標Ⅵの内容の検討他
パブリックコメント実施に向けた計画案の精査
パブリックコメント実施に向けた計画案の精査
計画案の最終確認
◎行政内部策定体制
☆次世代育成支援行動計画策定庁内調整会議
開催数
開催年月日
主要な内容
第1回
平成21年 7月24日(金) 次世代育成支援行動計画の策定について
第2回
平成21年10月 8日(木) 前年度までの計画内容の総括・整理
第3回
平成22年 1月12日(火) パブリックコメントに向けた計画案の精査
※その他必要に応じて、首脳部会議、経営会議、総務会議、各関係所管等で内容の検討をいたし
ました。
- 12 -
第2章
子育て支援に関する基本構想
- 13 -
- 14 -
第2章 子育て支援に関する基本構想
1.将来フレーム
平成 21 年 4 月1日現在の児童(18 歳未満)数は 23,894 人となっていますが、平成
22 年度には 24,110 人になると推測され、それ以後は減少基調で推移し、平成 26 年に
は 23,240 人程度になるものと予測されます。
(東村山市第4次総合計画基礎調査報告書
で算出された数値から推計)
将来児童数の予測
24,200 人
24,000 人
23,800 人
24,110 人
24,065 人
23,894 人
23,877 人
23,600 人
23,400 人
23,470 人
23,200 人
23,240 人
23,000 人
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
平成26年
年代別では、就学前児童(0~5歳)は 7,528 人から 6,954 人程度へ、小学生(6~
11 歳)が 8,133 人から 7,903 人程度へ、中学生(12~14 歳)が 4,093 人から 4,071 人
程度にまで減少するものと推計されます。また、高校生(15~17 歳)が 4,140 人から
4,312 人程度へと、微増すると推計されます。
※住民基本台帳による修正コーホート要因法による集計を基本として、社会動態によ
る変動を加味して推計(修正コーホート要因法については、東村山市第4次総合計
画基礎調査報告書、P293~を参照)
- 15 -
東村山子育てレインボープラン
児童総数
0歳
1歳
2歳
3歳
4歳
5歳
6歳
7歳
8歳
9歳
10歳
11歳
12歳
13歳
14歳
15歳
16歳
17歳
就学前
小学生
中学生
高校生
児童数の
対人口比
推 計
現 況
平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年
23,894 人 24,110 人 24,065 人 23,877 人 23,470 人 23,240 人
1,213 人
1,149 人
1,129 人
1,110 人
1,090 人 1,070 人
1,364 人
1,253 人
1,168 人
1,132 人
1,121 人 1,078 人
1,253 人
1,356 人
1,269 人
1,186 人
1,135 人 1,132 人
1,192 人
1,255 人
1,367 人
1,285 人
1,205 人 1,136 人
1,257 人
1,222 人
1,259 人
1,377 人
1,300 人 1,222 人
1,249 人
1,287 人
1,226 人
1,261 人
1,388 人 1,316 人
1,366 人
1,253 人
1,287 人
1,229 人
1,264 人 1,399 人
1,276 人
1,399 人
1,261 人
1,287 人
1,232 人 1,268 人
1,338 人
1,285 人
1,405 人
1,271 人
1,287 人 1,235 人
1,354 人
1,359 人
1,289 人
1,411 人
1,280 人 1,288 人
1,376 人
1,371 人
1,367 人
1,292 人
1,416 人 1,290 人
1,423 人
1,443 人
1,374 人
1,374 人
1,294 人 1,423 人
1,355 人
1,400 人
1,449 人
1,378 人
1,381 人 1,298 人
1,312 人
1,351 人
1,411 人
1,456 人
1,381 人 1,388 人
1,426 人
1,368 人
1,364 人
1,421 人
1,463 人 1,385 人
1,394 人
1,521 人
1,383 人
1,375 人
1,432 人 1,470 人
1,343 人
1,431 人
1,577 人
1,399 人
1,387 人 1,443 人
1,403 人
1,407 人
1,480 人
1,633 人
1,414 人 1,399 人
7,528 人
7,522 人
7,418 人
7,351 人
7,239 人 6,954 人
8,133 人
8,110 人
7,983 人
7,864 人
7,773 人 7,903 人
4,093 人
4,119 人
4,224 人
4,255 人
4,225 人 4,071 人
4,140 人
4,359 人
4,440 人
4,407 人
4,233 人 4,312 人
16.1 %
16.0 %
15.9 %
※現況値は住民基本台帳(4月1日現在)による。
- 16 -
15.7 %
15.4 %
15.2 %
第2章 子育て支援に関する基本構想
2.目指すべき将来像
“子育てのまちづくり”としての将来像は次のようにします。
―
― 将
将来
来像
像 ―
―
す
すべ
べて
ての
の子
子ど
ども
もと
と大
大人
人が
が
い
いっ
っし
しょょに
に育
育つ
つま
まち
ち
すべての子どもたちが健やかに安心してくらせるまちとしていくためには「子育ち」
、
「親育ち」
、
「地域育ち」が必要です。
子育ちとは、すべての子どもが誕生を喜ばれ、人と人との関わりを通して豊かな人間
性を形成し、生きる力を養い、自立した次代の親へと育っていくことです。
親育ちとは、子どもを生み育てる男女が、子どもとの生活に喜びと安らぎ等を感じな
がら互いに希望を語り合い、子育てを通して親として大人として豊かなこころを育てて
いくことです。
地域育ちとは、地域に住む人々がその交流を通して、子育ての楽しさと大変さを分か
ち合い、連帯の輪を広げて子育てしやすい地域に育っていくことです。
ここで掲げる将来像『すべての子どもと大人が いっしょに育つまち』とは、子も親
もそして地域も、みんなが“いっしょ”になって、子育てしやすい、また子育てをした
くなるまちを、ともに考え、ともに創りあげて、ともに育てていくことを目指すもので
す。
- 17 -
東村山子育てレインボープラン
3.計画の視点
計画を推進していくための視点は、次の4つとします。
①
②
③
④
①
市民、行政、保健・福祉・教育関係者の協働で推進する
子育て支援をエリアで展開する
子どもの権利を尊重する
子育てを多面的・継続的に支援する
市民、行政、保健・福祉・教育関係者の協働で推進する。
子どもがいきいきと健やかに育つには、家庭や学校だけでなく、地域の様々な場面で
の支援体制づくりが大切になります。
そのためには市民と行政がつねに連携を保ちつつ、相互の情報交換や子育てのより良
い環境づくりについて工夫し、検討を重ねながら協働で進めていくことを基本とします。
また、子どもの健康面に関する保健や医療体制、支援を要する子どもや家庭に対する
福祉体制、さらには人のいのち・こころといったものを考え、自らの生きる力を学んで
いくための教育環境といった、子どもを取り巻くすべてのことがらに関する関係機関が
一体となった、計画推進の協働体制を創りあげていきます。
②
子育て支援をエリアで展開する。
本市においては、福祉の推進システムとして中学校区を目安にした「7エリア構想」
を展開しています。子育て支援においても、子どもの生活に密着した支援体制を創りあ
げていくために、このエリア(当面は東西单北の4エリア)を基にした地域型の推進組
織の構成を検討していきます。この組織は子どもの保護者、関係機関、さらには地域の
住民が参画したもので(円卓会議構想参照:基本目標Ⅶ)、それぞれの地域の特性を活
かした子育て環境づくりを検討するものです。
このエリアで検討されたことを、市の全体的な問題あるいは課題として捉え、子育て
支援の政策に反映させていく仕組みとして、行政と地域が一体となった横断的組織を構
成し、地域と行政とが協働していく体制を整備します。
③
子どもの権利を尊重する。
「子どもの権利条約」が国連において採択され、すべての子どもに対して、大人と同
じ人間としての存在価値と意見を尊重し社会を支える重要な構成員としての役割を担え
- 18 -
第2章 子育て支援に関する基本構想
るようにするとともに、子ども自身が権利行使の主体として位置づけられています。
市においても、あくまで子どもの視点に立ち、子どもにとって何が必要か、何が幸せ
かという観点から支援施策を講じます。
④
子育てを多面的・継続的に支援する。
妊娠・出産し、子どもを育てていくという一連の時間軸(縦軸)の中で子育てを捉え、
継続的支援体制づくりを整備します。
また、成長の過程の中で、様々な関係機関の支援(横軸)が必要であり、子育てに関
する綿密な連携が必要となります。
市においては、この縦軸と横軸の双方の視点から、多面的かつ継続的な支援体制づく
りに努めます。
相
要保護児童
地域支援
談
子育て支援
子育てエリア
低
母子保健
子育てひろば
ころころの森
子
ど
も
年齢
家
幼児相談室
保育園
庭
支
援
児童館
セ
ン
児童クラブ
タ
|
教育相談室
高
教育部
多目的・継続的子育て支援概要図(行政)
- 19 -
東村山子育てレインボープラン
4.子育て支援の基本目標
「東村山子育てレインボープラン」の基本目標は、次の7点とします。
Ⅰ
子育てを支え
る地域をつく
るために
Ⅱ
Ⅲ
母性及び乳幼
安心して子育
児の健康を守
てをするため
るために
に
子
子育
育て
て支
支援
援の
の
7
7つ
つの
の目
目標
標
Ⅳ
Ⅴ
思いやりの心
や生命を大切
にし、自分ら
しく成長する
ために
豊かな子ども
時代を過ごす
ために
Ⅵ
Ⅶ
子どもの生命
行動計画を推
を守るために
進するために
- 20 -
第2章 子育て支援に関する基本構想
基本目標Ⅰ
子育てを支える地域をつくるために
地域ぐるみで子育てを支えていくための中核的な機能として「子ども家庭支援センタ
ー」の機能を充実していくとともに、「子育て総合支援センター(ころころの森)
」と連
携した子育て関連情報の収集・共有・提供のシステムを確立し、その役割を整理してい
きながら「子育てしやすいまちづくり」を推進していきます。
また、市民の力を活用したファミリー・サポート・センターや子育てサークル等の運
営・活動を支援していくとともに、多様な社会資源の活用や市民と協働した支援のあり
方を検討します。
基本目標Ⅱ
母性及び乳幼児の健康を守るために
妊娠・出産・育児期間の乳幼児と母親の健康を守るための保健・医療体制を充実する
とともに、育児不安の軽減のための相談体制の充実や、子育てを支え合っていける仲間
づくりの推進に努めます。
また、健やかな発育・発達への支援として各種健診体制を充実するとともに、乳幼児
の健康に関する医療情報や緊急対応の小児医療体制の強化に努めます。
基本目標Ⅲ
安心して子育てをするために
男女共同参画の理念のもと、父親も母親も安心して仕事が続けられるように、それぞ
れのニーズに応えて、ゆとりのある子育てをしてもらえるための多種多様な保育サービ
スの充実をしていきます。地域における子育て支援サービスの充実も一緒に図っていき
ます。また、ひとり親あるいは経済的支援を必要とする家庭に対する支援、障害児に対
する保育・教育環境の充実に努めます。
さらに、子育てしやすい職場環境づくりへの意識の啓発を図ります。
基本目標Ⅳ
豊かな子ども時代を過ごすために
心身ともに健やかで豊かな子ども時代を過ごせるように、家庭、学校、地域が一体と
なって子どもの居場所づくりや、交流を通じた学習機会づくり、また様々な社会体験や
触れあう機会をつくることに努めます。
また、子どもだけなく、親も地域の人々も子育てを通して様々な学習に自ら参加し、
ともに学び成長していけるよう家庭や地域での教育力の向上にも努めます。
- 21 -
東村山子育てレインボープラン
基本目標Ⅴ
思いやりの心や生命を大切にし、自分らしく成長するために
現在取り組んでいる「いのちとこころの教育」をさらに推進させ、子ども自らが考え、
他人を思いやる心と生きる力を育てていくための教育環境を充実させます。
また、乳幼児からの健康な身体の維持や正しい生活習慣を身につけていくよう、「食
育」の普及・推進に努めます。
基本目標Ⅵ
子どもの生命を守るために
子どもへの虐待の未然防止に努めるとともに、早期発見とその後の支援体制の充実を
図ります。
また、交通事故や災害あるいは犯罪等、子どもを取り巻く社会的環境の改善に、関係
機関が一体となって取り組むとともに、地域や市民の目がいつも子どもの安全や生命の
危険について見守っている体制づくりに努めます。
基本目標Ⅶ
行動計画を推進するために
東村山レインボープランを着実に一つずつ実現していくために、地域に密着した子育
て関連の連携体制をつくるとともに、行政においても子どもに関連する部門を横断的に
統括した仕組みづくりを目指します。
また、計画の進捗を随時点検し、必要に応じ軌道修正をしていく機能を有した進捗管
理の仕組みづくりを整備します。
- 22 -
第2章 子育て支援に関する基本構想
5.施策の体系
本計画の施策の体系は以下に示すものです。
東
東村
村山
山市
市次
次世
世代
代育
育成
成支
支援
援行
行動
動計
計画
画
東
東村
村山
山子
子育
育て
てレ
レイ
イン
ンボ
ボー
ープ
プラ
ラン
ン
将来像
すべての子どもと大人が いっしょに育つまち
計画の視点
●
●
●
●
市民、行政、保健・福祉・教育関係者の協働で推進する
子育て支援をエリアで展開する
子どもの権利を尊重する
子育てを多面的・継続的に支援する
基本目標
Ⅰ
Ⅱ
Ⅲ
Ⅳ
Ⅴ
Ⅵ
Ⅶ
子
育
て
を
支
え
る
地
域
を
つ
く
る
た
め
に
母
性
及
び
乳
幼
児
の
健
康
を
守
る
た
め
に
安
心
し
て
子
育
て
を
す
る
た
め
に
豊
か
な
子
ど
も
時
代
を
過
ご
す
た
め
に
思
い
や
り
の
心
や
生
命
を
大
切
に
し
、
子
ど
も
の
生
命
を
守
る
た
め
に
行
動
計
画
を
推
進
す
る
た
め
に
- 23 -
自
分
ら
し
く
成
長
す
る
た
め
に
東村山子育てレインボープラン
6.主要項目別索引表
後期行動計画の主要な項目が掲載されているページの一覧です。これ以外にも、子育て支援と
して多面的、継続的に結びついております。
関連ページ
主要項目
未就学児
29
42
30
43
31
44
32
45
33
47
34
48
37
49
38
55
39
58
40
61
41
就学児
40
57
45
58
48
59
49
62
50
63
51
64
52
53
54
55
56
子育て情報
29
48
30
51
31
61
36
37
38
39
40
42
46
47
子育て拠点
29
51
30
56
32
61
34
41
42
43
44
48
49
50
各種相談
29
35
36
37
38
41
44
45
49
58
児童虐待防止
29
36
37
38
46
56
61
障害児
37
42
45
56
57
保育所
39
41
42
43
44
45
56
58
61
幼稚園
39
42
44
45
56
61
認定こども園
42
44
エリア
30
31
65
66
医療(保健)
35
36
37
38
39
40
43
44
57
58
61
教育関連
38
56
45
57
47
58
48
59
49
62
50
63
51
64
52
53
54
55
- 24 -
第2章 子育て支援に関する基本構想
4つのエリア区分
※あくまでもエリア区分としてのイメージであり、エリアの実情や特性等
に応じて展開をしていくものとする。(基本目標Ⅶ・P65、66参照)
- 25 -
東村山子育てレインボープラン
- 26 -
第3章
将来像を実現するための
施策の展開
次世代育成支援後期行動計画について
後期行動計画については、前期行動計画で定めた目指すべき将来像、
計画の視点、7つの基本目標を基にして、内容の見直しを行ないました。
大項目や中項目、施策内容において、前期行動計画から表記が追加さ
れたものは(新規)、変更されているものは(修正)、削除するものは
(削除)となっております。
「実績・総括」の欄で前期行動計画の実績及び総括を記載し、「内
容」の欄でそれを受けて、後期行動計画の内容を記載しております。
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅰ
《《基
基本
本目
目標
標Ⅰ
Ⅰ》》
子育てを支える地域をつくるために
1.子ども家庭支援センター ※と子育て総合支援センター(こ
ろころの森)※の機能充実(修正)
子ども家庭支援センター※を子育て支援の総合的かつ中核的な拠点として位置づけ、
子育てに関する総合的な相談窓口機能の整備を進めるとともに、児童虐待防止機能等を
より強化した先駆型子ども家庭支援センター※として位置づけます。平成 20 年 10 月に
開設した子育て総合支援センター(ころころの森)※については、その役割を整理する
とともに、子育てしやすいまちを目指した取り組みを進めます。児童虐待防止機能の核
を子ども家庭支援センター、虐待にならないための家庭支援の核を子育て総合支援セン
ター(ころころの森)としていきます。
(1) 子育てに関する総合的な相談窓口機能の整備
幼児相談室※・教育相談室※等の相談機能の整備・充実(修正)
実 績・総 括
内
容
子ども家庭支援センター ※ の機能として、幼児
子ども家庭支援センター※内で幼児相談
相談室 ※ ・教育相談室が情報の共有や伝達等、
室 ※・教育相談室※ とのケースワークの
連携の一層の強化を図り、他の施策との連携に
情報共有を行い、相談機能、サービス
よる相談機能の充実を図る。
の斡旋・紹介等の充実を図った。
[継続]
(2) 子育て支援の中核的機能の充実
先駆型子ども家庭支援センター※の推進(修正)
実 績・総 括
内
容
※
先駆型子ども家庭支援センター とし
て、①子ども家庭総合ケースマネジメ
ント事業(子どもと家庭に関する総合相
談)、②地域組織化事業(子育てサーク
ルの支援・ボランティア育成)、③要支
援家庭サポート事業(見守りサポート
事業)、④在宅サービス基盤整備事業
(養育家庭制度の普及活動)の充実を
図った。
児童虐待に係る見守りサポート機能及び虐待防
止機能を付加していくため、子ども家庭支援セ
ンター ※ を中心に関係機関のネットワーク機能
の充実を図る。
[継続]基本目標Ⅴ-3(3)参照
基本目標Ⅵ-1(1)参照
-29-
東村山子育てレインボープラン
(3) 子育て総合支援センター(ころころの森)※の充実(新規)
「子育てしやすいまちづくり」の推進(新規)
実 績・総 括
平成 20 年 10 月に開設し、主に家庭で
育児をしている 0~3 歳児をもつ家族の
支援を行うとともに、人材の育成、サ
ークル等の支援、情報の発信などを行
い、子育てしやすいまちを目指した取
り組みを行った。
内
容
「子育てしやすいまちづくり」を目指して、既
存の子育て関係施設との連携や支援を模索して
いくとともに、子ども家庭支援センター ※ との
役割を整理し、人材の育成、サークル等の支
援、子育て情報の発信等の子育て支援事業を行
っていく。
[新規・継続]
2.子育て関連情報の提供
子育て関連情報については、「子育て家庭等からの情報」と「子育て家庭等へ提供す
る情報」に整理し、子ども家庭支援センター※と子育て総合支援センター(ころころの
森)※を情報提供拠点として機能の充実を図ります。併せて、子育て関連情報の集約化
等を進めるために、各エリアにおける子育て関係者間の連携強化や各エリア間のネット
ワークの形成並びに庁内における子育て関連部署間の横断的ネットワークの確立等を図
ります。
また、子育て関連情報の内容や提供方法等を、一層充実させます。
(1) 子育て関連情報の一元的管理
子育て関連情報一元化の推進(修正)
実 績・総 括
内
容
「子育て家庭等からの情報」と「子育て家庭等
への情報」を整理して、それぞれと子ども家庭
情報の一元的管理について検討を行っ
支援センター ※ と子育て総合支援センター(こ
た。
ろころの森)※の役割を整理する。
[平成 22 年度:検討]
(2) ネットワーク化の推進
エリアにおける支援ネットワークの形成(修正)
実 績・総 括
地域の特性を活かした子育て環境を作
り上げていくために、北部・西部・单部・
東部各エリアの、子育てに関わる関係
者で構成する円卓会議を定期的に開催
(主に0歳から未就学児を育てる保護者
内
容
7エリア構想を基本としつつ、過去のエリア活
動の実績を土台として、エリアの実情に即した
仕組みづくりを進め、呼びかけの強化と地域情
報の収集をすることで、より地域に根ざした密
な連携の形成を目指す。
-30-
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅰ
向け)。地域のネットワーク発の子育て [継続]基本目標Ⅶ-1(2)参照
マップ「助けたり・助けられたり」を作
成するなど、情報発信を続ける。
7エリアを結ぶネットワーク化の形成
前項に統合
前項に統合
インターネットの活用による子育て支援の推進
「子育て家庭等への情報」は子育て総合支援セ
ンター(ころころの森) ※ を中心にしながら、
子ども家庭支援センター※のホームペー
子ども関連のホームページの充実や関連組織・
ジの充実や関連組織等のホームページ
団体等のホームページとのリンク等を進め、情
とのリンク等の充実を図る。
報を積極的に発信していく。
[平成 22 年度:検討]
庁内組織の横断的ネットワーク化の推進
各種情報の整理をしながら、横断的な情報の共
子ども関連施策における情報の共有・
有・連携を図る。
連携を図る。
[新規・継続]
(3) 情報提供・内容の充実
情報誌等の充実(修正)
実 績・総 括
内
容
「子育て家庭等への情報」は子育て総合支援セ
子育て情報誌2007「なないろぽけっ ンター(ころころの森) ※ を中心にしながら、
と」を発行し、継続的に配布した。
情報誌のあり方について検討していく。
[継続]
リサイクル情報コーナーの拡大(削除)
子ども家庭支援センター※掲示板等でリ
サイクル情報の提供を行った。ホーム 一定の成果があることから、今後も関係所管と
ページより、美住リサイクルセンター の連携で進めていく。
のリサイクル情報へリンクし、情報提 [削除]
供を行った。
地域の乳幼児情報の入手・整理・活用と必要とする市民への情報伝達(新規)
―
「子育て家庭等への情報」と「子育て家庭等か
らの情報」に整理をし、その提供・活用方法等
を検討していく。
[平成 22 年度:検討]
-31-
東村山子育てレインボープラン
3.子育てひろば※事業の展開
子育てひろば※事業については、社会資源等を活用した多様な子育てひろば ※につい
て、そのあり方等の検討をしながら充実を図ります。
(1) 子育てひろば事業(A型)の充実(削除)
7エリア構想に基づく「ひろば事業」の推進と充実(削除)
実 績・総 括
専門相談の実施、サポーター研修会を
行い、職員の質的充実を図った。ま
た、事業内容、補助内容からA型から
B型への移行も視野に入れて検討を行
った。
内
容
補助金の関係等で、A型ひろば事業から多様な
ひろば事業へと方針を変更したため、次項に統
合する。
[削除]
(2)→(1) 多様な子育てひろば※の整備充実
社会資源を活用した多様な「ひろば事業」の充実
実 績・総 括
空き店舗を利用した「つどいのひろば」
事業を野口町に開設(NPO委託)、子
育て総合支援センター(ころころの森)
の中にB型のひろばを併設した。ま
た、みすみ子育てひろばをA型からB
型に移行した。
内
容
通常の「ひろば事業」の他にも、児童クラブの
空き時間を利用した「おひさま広場※」、各保育
所での地域支援としてのひろば等、多様な「ひ
ろば事業」の充実を図る。
[新規・継続]
4.子育てサークル等への活動支援
子育てに関する多様なニーズ等に対応した子育て支援体制の充実を図るためには、自
主的・主体的に結成・活動している子育てサークル・自主保育等との連携及び協働が不
可欠であり、その重要性は今後一層増していきます。
こうした認識のもと、今後も子育てサークル等との連携を強化しながら、協働による
各種事業の展開や活動内容の充実を図ります。
-32-
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅰ
(1) 子育てサークル等の連携支援
子育てサークル連絡会との連携
実 績・総 括
内
容
子ども家庭支援センター ※ と子育て総合支援セ
子育てグループ連絡会及び交流会を実
ンター ※ の役割を整理し、子育てサークル同士
施し、サークル同士の交流及び子ども
の連携並びに子育てニーズ等の把握を図るため
家庭支援センター※との連携強化を図っ
に設置した連絡会と連携する。
た。
[継続]
(2) 子育てサークルや自主保育等との協働
サークル活動等の支援と協働による事業の拡大と推進(修正)
実 績・総 括
内
容
※
児童育成計画推進部会 及び作業部会、
「市民健康のつどい」に子育てグループ
連絡会より参加を得て、子育てグルー
プ連絡会の交流会「わくわくチビッコカ
ーニバル」を協働で開催した。
サークルの登録、地域活動室利用、児
童館育成室の貸し出し、子育て総合支
援センター(ころころの森) ※ での支援を
行った。
行政と子育てサークル等との協働を目的とし、
子育てサークル等の円滑な活動を支援していく
ため、子育て総合支援センター(ころころの
森) ※ が、その中心的な役割を担い、子育てサ
ークル他との連携等、事業の拡大と推進を図
る。
[平成 22 年度:検討]基本目標Ⅳ-2(2)
サークル活動等の支援
前項に統合
前項に統合
-33-
東村山子育てレインボープラン
5.ファミリー・サポート・センター※の円滑な運営と活用
平成 16 年 10 月にサービスを開始したファミリー・サポート・センター※については、
今後の子育て支援体制の一つの大きな柱として位置づけ、その機能を担う提供会員の拡
大を図るとともに、講習会等の実施によりサービス内容等の充実に努めます。
また、ファミリー・サポート・センター※の活用を促進するため、事業内容等の一層
の周知・普及を進めるとともに、保育所等と連携したシステムの充実を図ります。さら
に、効率的な事業運営を進めるための体制の整備についても検討します。
(1) 円滑な運営体制の確立
提供会員の拡大
実 績・総 括
提供会員201名、依頼会員1,05
4名(平成21年3月現在)となって
いる。(平成18年3月、提供会員15
2名、依頼会員509名)
内
容
依頼会員と提供会員が偏らないように、提供会
員養成講習等の周知を図る。また、さらなる利
用の促進も図る。
[継続]
会員講習会の開催及び内容の充実
提供会員養成講習会、ステップアップ 提供会員数を増やしていくとともに、講習会等
講 習 会 、 交 流 会 等 を 通 じ て 内 容 の 充 でサービスの質的向上を図る。
実、質的向上を図った。
[継続]
(2) ファミリー・サポート・センター※の活用と充実
サービス内容等の広報
実 績・総 括
内
容
市報、リーフレット、センターだより等を発行
市報、リーフレット、センターだより するとともに、サービスの仕組みや内容等につ
等を発行しサービスの仕組みや内容等 いて広く周知し、ボランティアセンターや子育
について周知し、また活動の充実を図 て総合支援センター(ころころの森) ※ 等との
った。
繋がりを密にして、活動の充実を図る。
[継続]
保育所等との連携
保育所との送迎等の活動をスムーズにするた
認可保育所※ 、認証保育所 ※との連携シ
め、連携システムの充実を図る。
ステムの確立を図った。
[継続]
ファミリー・サポート・センター※事業の充実(基本目標Ⅲ―2(1)より移動)
サービス利用方法含めて、一時預かり機能とし
病気回復期、障害児の見守り、レスパ
ての充実を図る。また、そのための運営体制も
イト時等の一時預かりの充実を図っ
考えていく。
た。
[継続]
-34-
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅱ
《《基
基本
本目
目標
標Ⅱ
Ⅱ》》
母性及び乳幼児の健康を守るために
1.妊娠・出産・育児に対する支援
核家族化の進行や生活環境の変化等に伴い、近年、妊娠や出産を取り巻く環境は大き
く変化しています。こうした中、育児の密室化・孤立といったことが、育児ノイローゼ、
子どもへの虐待等の問題を一層深刻かつ複雑化させています。
東村山市では、「子育て支援は妊娠・出産から」との認識に立ち、安心して妊娠期間
を過ごし、出産を迎えられ、不安の尐ない育児に臨めるように、妊産婦健診の充実や知
識の普及・啓発等を推進します。
引き続き、母性と乳幼児を守る健診体制、相談指導体制等をより一層充実するととも
に、こうした健診等の場や機会を活用した母親同士の仲間づくり等を通じ、育児不安の
軽減を図ります。
(1) 妊産婦健診の充実
妊婦健診、産婦健診、妊婦歯科健診の充実
実 績・総 括
内
容
必要な(適切な)時期における妊産婦健診の受
診率向上を目指す。公費負担については、当面
継続するが、国都の補助内容によっては改めて
妊婦健診公費負担を拡大した。
検討する。
医療機関での医師の相談以外に、母子
[継続]
手帳交付時や健診時等で相談を実施し
引き続き、医療機関による医師の相談の他に、
た。
母子手帳交付時や各種健診の機会を活用した妊
産婦相談を実施する。
[継続]
-35-
東村山子育てレインボープラン
(2) 知識の普及と啓発
母子手帳の交付並びに全数相談の充実
実 績・総 括
内
容
母子手帳交付時に保健師が全数面談を行うとと
もに、交付時に渡す各種情報の拡充に努める。
[継続]
ハイリスク妊婦の早期発見に努めるため、母子
手帳交付時の相談や保健所等各種関係機関との
連絡会などを通じた連携を深める。
[継続]
妊産婦の健康管理(喫煙・飲酒等)意識の啓発
に努める。
[継続]
以前より、原則的に保健師が母子手帳
を交付することで、全数面談を行って
いる。
母子手帳交付時等に出産年齢・健康状
態・家庭状況を把握するとともに、適
宜医療機関や転出先から連携をとって
いる。
母子手帳交付時、各種学級・健診時等
に健康管理の啓発に努めている。
母親学級、パパ・ママ教室の充実・拡充
ハローベビー教室(母親学級、パパ・
ママ教室)を実施し、先輩パパ・ママ
との交流や参加者同士の交流を行うと
ともに、父親の育児参加、父性の育成
を重視した取組みを行なった。
孫との関わり方や最近の子育て事情に
ついての講座を開催した。
母親の意識だけでなく、父親の育児参加の促進
や父性の育成も重視した事業展開を図る。
事業時のアンケート内容等を参考にして充実を
図る。
[継続]
実施方法、内容等を検討していきながら、祖父
母教室を開催していく。
[継続]
妊産婦新生児訪問指導の充実
出生通知票・妊娠届けの見直し、乳幼
児健診アンケートの見直しを行なっ
た。
従事者について発達障害に対する研修
会を実施した。
妊産婦の産後うつ病、育児不安等について、よ
り早期の対応を図る。
[継続]
従事者を対象にした研修会等により、訪問内容
の充実を図る。
[継続]
産後支援の事業の充実
NPO等との協働を進めながら、相談事業のあ
母親支援グループワーク事業をNPO
り方についての充実を図る。
と協働して開催した。
[継続]
健康教育等の充実(修正)
乳幼児学級として、歯科と栄養につい
て、グループワーク形式で実施してい
る。
母子手帳交付、健診、乳児学級等で家
庭内での事故防止について啓発を図っ
た。
歯科予防教室、栄養相談、家庭内での事故防止
等、多様なニーズやケースに対応した内容の充
実を図る。
[継続]
-36-
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅱ
(3) 育児不安の軽減
乳幼児子育て相談の充実
実 績・総 括
内
容
子育てひろば※や子育て相談等で気にな ひろば事業・おひさま広場 ※ ・保育所等と連携
るケースを母子保健と連携をして対処 した乳幼児子育て相談のための体制を整える。
している。
[継続]
健診後の継続相談(保育・心理・栄養相談)
気になるケースについては、連携を図
るとともに、内容によっては、子ども
家庭支援センター、子育て総合支援セ
ンター(ころころの森)※、一時保育、
ひろば事業、障害児保育等を紹介して
いる。
子ども家庭支援センター ※ との連携、子育て総
合支援センター(ころころの森) ※ や保育所の
活用等、地域と連携した相談事業の推進・充実
を図る。
[継続]
「こんにちは赤ちゃん事業※」の導入(修正)
3~4か月健診前の家庭の状況を把握するため
「こんにちは赤ちゃん事業※」の導入に
に、全戸訪問かそれ以外の方法で状況把握を行
ついて検討を行ったが、具体的な事業
うことを検討する。
の実施には至らなかった。
[平成 22 年度:検討]
(4) 仲間づくりの推進
各事業における場づくりの推進
実 績・総 括
内
母親・両親学級で先輩パパ・ママや参
加者同士の交流を実施した。
NPOの協力により、サロン等を実施
した。
容
今後も地域のNPO等の協力により、各事業の
場を母親同士の仲間づくりの場としても位置づ
け、交流促進やグループの育成を図る。
[継続]
子育て支援団体・事業との連携(修正)
地域との連携や、子育てひろば ※ 、子育て総合
NPOとの事業連携、子育て総合支援 支援センター(ころころの森) ※ 等の子育て支
センター(ころころの森)※事業への協 援事業との連携により、仲間づくりの機会や場
力を行った。
を提供する。
[継続]
各種ボランティア・サークル等との連携
いきいきプラザの健診場所等におい
て、子ども家庭支援センター※やNPO
を紹介するとともに、チラシ等を置く
情報コーナーを設置した。
子ども家庭支援センター ※ や子育て総合支援セ
ンター(ころころの森) ※ 等と連携を図り、育
児サークル等に関する情報提供や紹介をする。
[継続]
-37-
東村山子育てレインボープラン
(5) 家庭内での事故防止(削除)
家庭内における事故防止の普及・啓発の充実(削除)
実 績・総 括
内
容
健診等、各知識の普及の場で事故防止 Ⅱ-1(2)知識の普及と啓発の健康教育等の
の普及・啓発を行った。
充実に統合
2.健やかな発育・発達への支援
乳幼児健診や歯科健診の充実を推進し、疾病や発育・発達障害等の早期発見、早期治
療を図るとともに、健診を受けやすい環境づくりや情報提供の場、母親同士の交流の場
としての体制づくりを図る等、乳幼児の健やかな発育・発達への支援を推進します。
また、乳幼児の健診データについて、健康管理の視点から、より総合的活用を図るた
め、経年的かつ一元的な管理システムの構築を目指します。
(1) 乳幼児健診の充実
乳幼児健診の充実(3~4か月児健康診査)・(1歳6か月児健康診査)・(3歳児健康診
査)・(乳幼児発達健康診査)
実 績・総 括
毎回健診終了後に検討会を行なってい
る。また、研修会を実施し従事者の質
的向上を図った。
各健診において未受診者の受診勧奨や
追跡を行った。
健診時に「乳幼児への読み聞かせボラ
ンティア」や保育士を派遣してもらう
など、連携による場の充実を図った。
内
容
集団健診の充実を図りながら、疾病や発育・発
達障害の早期発見等の対応策を強化する。
[継続]
未受診者の状況把握の徹底を図る。
[継続]
虐待早期発見のための連携の仕組みづくりと、
対応の工夫を図る。
[継続]
受診者の意見・要望等を踏まえながら、健診を
受けやすい場づくり・環境づくりを推進する。
[継続]
様々な情報提供の充実を図る。
[継続]
母親同士の交流がしやすい場づくりを推進す
る。
[継続]
健診の場をより充実したものとするため、図書
館や保育所等と連携した取り組みを推進する。
[継続]
-38-
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅱ
(2) 歯科健診の推進(修正)
保育所・幼稚園でのむし歯予防指導の推進
実 績・総 括
内
容
歯科衛生士が公立保育所の数ヶ所に出
歯科衛生士等による出張指導のあり方を見直し
向き歯磨き指導を実施している。ま
ながら、当面継続していく。
た、歯科医師が出向いている園もあ
[継続]
る。
4・5歳児歯科健診の導入(削除)
就園児への集団健診の困難性から、3 歳児健診
各施設で健診を実施していることか
以降は、園との連携やかかりつけ歯科医の推進
ら、平日の健診及び集団での健診が困
等を図る。
難であるため実施できなかった。
かかりつけ歯科医の定着・促進に統合
むし歯予防教室の充実(削除)
乳幼児学級で歯科を取り入れ、むし歯
予防教室は廃止。歯科健診は1歳6ヶ
月と3歳児健診で対応。2歳児歯科健
診は行財政改革の観点から22年度廃
止となる。
予防については、乳幼児学級での歯科の取り組
みと歯科健診となるため、乳幼児学級での普
及・啓発の充実やかかりつけ歯科医の推進を図
る等新たな対策に移行していく。
1-(2)知識の普及と啓発及び、かかりつけ
歯科医の定着・促進に統合
かかりつけ歯科医の定着・促進
健診時に情報誌等を配布し、地域の歯 市歯科医師会と連携しながら、かかりつけ歯科
科医院について情報提供を行うととも 医の定着・促進を図る。
に、歯科医受診を推奨した。
[継続]
(3) 保健・健康情報の管理
乳幼児健診データ管理のシステム化の推進
実 績・総 括
内
容
健診の実施結果や相談記録のデータ化及び情報
平成20年度より予防接種記録及び健 の一元化について、費用対効果や必要性を勘案
診台帳のデータシステム化を行った。
しながら検討を進める。
[平成 22 年度以降:検討]
-39-
東村山子育てレインボープラン
3.小児医療の充実
小児医療体制については、3師会(医師会、歯科医師会、薬剤師会)の協力を得なが
ら、休日応急診療体制の確保に努めるとともに、身近な医療情報の発信・提供を図りま
す。
また、都と連携しながら、多摩北部医療センターの小児科による診療体制の充実を含
め、地域小児医療体制の確保に努めます。
(1) 小児医療体制の確保
幅広い医療情報の発信・提供
実 績・総 括
内
容
3師会等の協力によって、身近で役立つ医療情
市のホームページに医療情報に関する
報の発信・提供を行う。
リンクを行った。
[継続]
かかりつけ医の定着・促進
乳幼児健診時等でかかりつけ医をもつ 市医師会と連携しながら、かかりつけ医の定
ことの大切さを説明し、子どもが病気 着・促進を図る。
になった時の不安の解消に努めた。
[継続]
休日準夜応急診療所
市役所いきいきプラザ1階で日曜、祝
周知の徹底を図り、利用の拡大に努める。
祭日、年末年始の準夜(午後5時~午
[継続]
後10時)に初期診療を実施した。
休日応急診療体制の確保
市内病院(緑風荘病院)にて、日曜、 市内病院による診療体制を維持する。
祝祭日、年末年始の診療を実施した。
[継続]
休日歯科応急診療体制の確保
日曜、祝祭日、年末年始の休日歯科応 市歯科医師会との連携による体制の確保を図
急診療を歯科医師会との連携で輪番制 る。
にて実施した。
[継続]
地域小児医療体制の充実(修正)
多摩北部医療センターで平日準夜応急
診療(週5日:月・火・水・木・金)を 平日準夜初期応急診療を維持することで、地域
実施した。
小児医療体制を確保する。
佐々総合病院で平日準夜応急診療(週 [継続]
3日:月・水・金)を実施した。
-40-
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅲ
《《基
基本
本目
目標
標Ⅲ
Ⅲ》》
安心して子育てをするために
1.保育サービスの充実
女性の社会進出や就労形態の変化等に伴い、保育所に対するニーズは今後さらに量的
増加・多様化していくものと考えられます。
こうした状況を踏まえ、認可保育所※の整備及び運営の見直しを進め、延長保育や一
時保育等の特別保育を充実していくとともに、認定こども園※などの方策も検討してい
きながら、待機児童の解消並びに子育て家庭における仕事と子育ての両立支援を図りま
す。
また、保育サービスに対する第三者評価制度※を推進し、市民に選択の判断材料を提
供するとともに、施設の質的向上を図ります。
(1) 多様な保育の推進及び待機児の解消(修正)
相談体制の充実
実 績・総 括
内
容
家庭の状況などを相談等で判断しなが 保育所への入所ニーズへの正確な把握に努め、
ら、弾力的な定員の対応を行った。
待機児対策を推進する。
保育実施基準の見直しを行った。
[継続]
認可保育所※の新設
21年度までに2箇所が開設した。
23年度までに1箇所開所するとともに、市の
財政等を考慮した、待機児対策を検討する。
[平成 23 年度:1箇所新設]
認証保育所※・認可外保育所※(修正)
認可外保育所※の認証保育所※への移行を推進す
るとともに、認証保育所※及び認可外保育所※を
認可外保育所 ※の認証保育所 ※への移行
地域の資源として連携をしていく。また、認証
を働きかけた。
保育所※の新規開所も行なう。
[継続][平成 22 年度:1箇所新設]
認可外保育所※(削除)
前項に統合
前項に統合
家庭福祉員※制度
待機児対策の一環として、保育施策に
地域における保育施策及び待機児対策の一環と
おける地域の資源として、連携の推進
して、一層の連携を推進する。
をした。待機児対策としては費用対効
[継続]
果等含めて、検証を行った。
-41-
東村山子育てレインボープラン
認定こども園※(新規)
―
市内の幼稚園に働きかけ、待機児対策も兼ねた
認定こども園※の設置を検討する。
[平成 22 年度:1箇所新設]
(2) サービス供給体制の充実
通常保育事業
実 績・総 括
内
容
状況に応じ、定員の弾力的運用を図るととも
状況に応じて、定員の弾力的運営を図 に、本市の財政も考慮した待機児対策を検討す
った。
る。
[継続]
障害児保育事業
施設、人員等の状況に応じた障害児の受け入れ
施設、人員等の状況に応じた受け入れ
拡大等の充実を図る。
を実施した。
[継続]
延長保育(13 時間保育)事業
実施している園の利用状況やニーズ等把握しな
平成20年度に公立保育所1園で実施
がら、他園での実施の検討を進める。
した。
[平成 22 年度~:検討]
休日保育事業
他の同様の施策との整合性等を考慮しながら検
実施の可否について検討を行ったが、
討を続ける。
具体的な内容の整理に至らなかった。
[平成 22 年度~:検討]
夜間保育事業
必要性を含めて、実施の可否について 他の同様の施策との整合性等を考慮しながら検
検討を行ったが、具体的な内容の整理 討を続ける。
に至らなかった。
[平成 22 年度~:対応検討]
一時保育事業
ニーズに応じた充実を図っていくとともに、他
ニーズは多いが、施設面・財政等の理
の施策との連携を図る。
由から拡大することは控えた。
[継続]
年末保育事業
公立保育所 1 園で、認可保育所※に在園
今後も実態に合わせて実施する。
している満 1 歳以上の児童を対象に実
[継続]
施した。
第三者評価制度※の推進(修正)
補助金の制度に沿って、民間保育所に
補助制度に則り、保育サービスに対する第三者
ついては、それぞれの事業者で実施
評価制度※の実施の定着を図る。
し、公立については、予算の範囲内
[継続]
で、全保育所で実施をした。
- 42 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅲ
2.地域における子育て支援サービスの充実
ファミリー・サポート・センター※事業による一時預かり機能の充実やショートステ
イ※事業の充実等、様々なニーズに対応した子育て支援サービスの展開を図るとともに、
ひとり親家庭への支援や子育て家庭への経済的支援を推進します。
障害児施策に関しては、保育所・児童クラブ等の多様な場における受け入れの拡大を
図る等、障害があることでサービスが制限されることのないよう、制度的なバリアフリ
ー化を目指します。
(1) 居宅における子育て支援の推進
ファミリー・サポート・センター※事業の充実(基本目標Ⅰへ移動)
実 績・総 括
基本目標Ⅰ―5(2)へ移動
内
容
基本目標Ⅰ-5(2)へ移動
乳幼児健康支援一時預かり(派遣型)事業(病後児保育)
病児・病後児保育のあり方や必要性について検
病児・病後児保育のあり方について内
討を続ける。
部検討を行った。
[平成 22 年~:検討]
産後支援ヘルパー制度
産前産後支援(家事等を含む)体制の強化を図
平成18年度より育児支援ヘルパーを
る。
開始した。
[継続]
訪問型一時保育
ファミリー・サポート・センター ※ 等、同様の
事業のあり方について内部検討を行っ
施策との整理含めて検討を続ける。
た。
[平成 22 年~:検討]
養育家庭制度
養育家庭体験発表会を実施した。
養育家庭の拡大に向けた啓発を行う。
東京都のパンフレットの配布、HP等
[継続]
による啓発を行った。
(2) 施設における子育て支援の推進
認可保育所の子育て支援事業の推進
実 績・総 括
内
容
地域における子育て支援事業 ※ (ひろば、各種
地域活動事業として市内各保育所で実 相談、園庭開放等)のひとつとして、関係機関
施した。
等と連携しながら、今後も実施する。
[継続]
-43-
東村山子育てレインボープラン
ショートステイ※事業の充実
子どもの養育が家庭で一時的に困難に 受け入れ枠の拡大も視野に入れて、事業の推進
なった時に、子どもの預かりを実施し を図る。
た。
[継続]
トワイライトステイ事業
一時保育、ファミリー・サポート・センター ※
事業のあり方について、内部で検討を
等、同様の施策含めた検討を続ける。
行った。
[平成 22 年~:検討]
乳幼児健康支援一時預かり(施設型)事業(病後児保育)
実施施設の形態等について検討しながら新規開
病後児保育のあり方について、内部で
設を目指し、検討を続ける。
検討を行った。
[平成 22 年~:検討]
特定保育事業
一時保育、ファミリー・サポート・センター ※
事業のあり方について、内部で検討を
等、同様の施策含めた検討を続ける。
行った。
[平成 22 年~:検討]
おひさま広場(児童館分室開放事業)事業の充実
児童クラブのあり方に配慮しながら、子育てひ
児童クラブの人材、施設等を活用しな
ろば ※ 事業や子育て総合支援センター(ころこ
がら、おひさま広場 ※ 事業の推進をし
ろの森)※等との連携を図る。
た。
[継続]
幼稚園の預かり保育との連携
認定こども園 ※ の設置も視野に入れ、子ども家
私立幼稚園で実施している預かり保育 庭部として幼稚園の預かり保育事業との連携を
との連携を図った。
深める。
[継続]
子育て預かりサポート事業(新規)
平成21年度より、緊急雇用対策の一
環で、市民スポーツセンターと栄町児
童館で親のリフレッシュを目的とした
一時預かりを開始した。
3ヵ年の時限事業であるため、事業の実施状
況、市民要望、市財政状況等を考慮しながら、
事業を推進する。
[継続]
(3) ひとり親家庭の支援
相談事業の充実
実 績・総 括
内
容
相談の充実のため、引き続き子ども家庭支援セ
子ども家庭支援センター※、母子自立支
ンター ※ 、母子自立支援員、手当担当者等、関
援員、手当担当者等の連携の充実を図
係する所管と連携体制の推進を図る。
った。
[継続]
東京都母子福祉資金貸付制度の活用
制度の周知等、活用促進を図った。
引き続き制度の周知等、活用促進を図る。
[継続]
- 44 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅲ
(4) 障害児施策の充実
障害児施策の充実
実 績・総 括
内
容
私立幼稚園連絡協議会と協力して、幼稚園にお
ける障害児保育の受け入れの検討を依頼すると
ともに、人的、財政的な面を考慮して、多様な
多様な場における障害児の受け入れに
場(児童クラブ等)における受け入れ拡大等を
ついて、各関係機関等と充実していく
目指す。
ための検討を行った。
また、個に応じた就学に関する相談についても
充実を図る。
[平成 22 年度~:検討]
(5) 子育てにおける経済的支援等
乳幼児医療費助成事業・義務教育就学児医療助成の充実(修正)
実 績・総 括
内
容
国や都の制度に沿いながら、子どもの医療費助
乳幼児医療について所得制限を撤廃し
成の充実を図る。
た。
[継続]
子ども手当(児童手当制度)
国等の動向を見ながら(平成22年度子ども手
3歳未満児の手当額が、五千円から一
当)
、制度についての周知を徹底する。
万円に引き上げられた。
(児童手当)
[継続]
保育料等負担のあり方(保育所・幼稚園)
保育所・幼稚園に通う方への補助のあり方につ
保育所・幼稚園に通う方への補助のあ いて検討を行うとともに、幼稚園保護者への援
り方について内部での検討を行った。
助についても検討を行う。
[平成 22 年度~:実施]
3.子育て意識の啓発
育児は女性の役割といった固定観念を払拭する等、男性の育児意識の向上を図るとと
もに、企業・職場における子育て意識の啓発により育児休業制度の普及・利用促進を図
ります。
また、行動計画の普及・推進を通じ、地域における子育て意識の啓発を促します。
-45-
東村山子育てレインボープラン
(1) 家庭・職場・地域における意識啓発
男性の育児意識の向上
実 績・総 括
内
容
次世代育成支援行動計画の趣旨にそっ
行動計画を通じた意識の啓発を図る。
て、あらゆる場面での意識啓発を行っ
[継続]
た。
育児休業制度の普及・促進
一般事業主行動計画及び特定事業主行動計画を
市として特定事業主行動計画の普及・
通じた啓発を促進する。
促進を行った。
[継続]
次世代育成支援行動計画の普及・推進
ホームページ・情報コーナー・図書館 情報誌・ポスター等による行動計画の普及・推
等に計画書を配置し、市民への周知に 進を通じ、地域の子育て意識の啓発を図る。
努めた。
[継続]
子育てサポート講座の実施
公民館事業としての子育てサポート講座を充実
する。
次世代育成の講座を子育て中の父母を [継続]
対象に実施した。
ころころの森などでも子育てをサポートする講
座を実施する。
[継続]
(2) 権利や義務に関する意識啓発の推進・充実
子どもの権利や子育ての責任に関する意識啓発活動
実 績・総 括
内
容
児童虐待被害防止施策を進めていく中で、子ど
虐待被害防止に関する保護者及び市民
もの権利擁護を推進する。また、意識啓発活動
向けパンフレットを配布、人権擁護委
も推進する。
員による啓発活動を行った。
[継続]
- 46 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅳ
《《基
基本
本目
目標
標Ⅳ
Ⅳ》》
豊かな子ども時代を過ごすために
1.生きる力・豊かな情操や考える力を育てる読書活動の推進
東村山市では、市内各所で子どもの読書環境を整え、読書活動の推進を図るために
「第2次東村山市子ども読書活動推進計画」(平成22年度~26年度)を策定してい
ます。レインボープランにおける子どもの読書についての施策は、この計画に沿ってす
すめていきます。計画の概要は巻末の資料を、詳細は市立図書館やホームページ等でご
覧ください。下記は、同計画の一部を構成し直して掲載したものです。
(1) 読書推進のための人的体制の充実(修正)
子どもの読書に関わる市民活動の支援
実 績・総 括
「乳幼児への読み聞かせボランティ
ア」の育成、学校図書館ボランティア
への研修、「子ども読書応援団養成講
座」の開催等により市民活動を支援し
た。
内
容
子どもの読書に関わる市民への研修・情報提
供・交流機会の提供等を通して活動を支援し、
市民間の連携及び市民と行政との協働体制の充
実を図る。
[継続]
子ども関連部署庁内連絡会等の推進(修正)
「東村山市子ども読書活動推進計画」
に関する担当部署間の調整、進捗状況
の報告・管理等を行い、連携体制を整
備した。
「子ども関連部署庁内連絡会」や「学校図書館
推進部会」等により庁内の連携体制を充実させ
るとともに、子どもの読書に関わる部署や施設
の職員が、役割に応じた取り組みを実施できる
ように努め、読書推進を図る。
[継続]
(2) 年代や生活環境に合わせた読書活動の推進
乳幼児親子が絵本に出会う場の拡大
実 績・総 括
子育てひろば等の子ども関連施設に
「おすすめ絵本パック※」を配置すると
ともに、「乳幼児への読み聞かせボラン
ティア」を3~4か月児健診や子ども
関連施設に派遣、読み聞かせを実施し
た。
内
容
引き続 き「おすすめ絵本パッ ク ※ 」 の配置と
「乳幼児への読み聞かせボランティア」の派遣
により、市民と行政が協力して「子育て中にた
くさん絵本と出会えるまち」づくりを充実させ
る。
[継続]
-47-
東村山子育てレインボープラン
学校図書館の充実(市立小・中学校)
分類ラベルなどの図書装備の統一、管
理マニュアルの作成などにより、学校
図書館整備の土台を作った。小学校を
中心に古い本の引き抜きや並べ替え等
による学校図書館リニューアルを進め
た。
学校図書館の整備や学校図書館を活用した読書
推進がより充実するように、学校図書館蔵書数
増加の取り組みや司書教諭ほか教員への支援等
を行う。
[継続]
本を使った調べ学習の支援
市立図書館から小中学校への図書特別
貸出等により支援した。また、「本のさ
がし方・調べ方プログラム」の一環と
して、小学校で学校図書館利用指導用
「分類ゲーム」を試行した。
学校図書館や市立図書館を活用した小中学生の
調べ学習のさらなる充実を図る。「本のさがし
方・調べ方プログラム」を作成・実施する。
[継続]
年齢に応じた啓発とPRの充実
3~4か月児健診時に読み聞かせの大
切さの啓発、子どもと本が出会える場
所の PR を実施した。また、市立図書館
で「子ども読書の日※」の PR や、子ど
もや子どもの読書に関わる人に役立つ
ホームページの開設を行った。
子どもと本が出会える場所のマップ作成や、ホ
ームページの充実等により、子どもの読書の大
切さや子どもの読書に関わる取り組みについ
て、広く市民に周知する。
[継続]
2.いきいき遊べる場所づくりと居場所づくり
児童館、公民館、公園といった公的な施設の運営を工夫し、乳幼児から中高生のそれ
ぞれの年代にあった使い勝手のいいあり方を検討するとともに、学校やその他の社会資
源の有効活用も検討し、多様な遊び場や居場所づくりを進めていきます。
(1) 公園等の活用による屋外遊び場の確保
子どもが自由に遊べる場所の確保
実 績・総 括
内
容
市内公園等の活用による、屋外遊び場を確保し
公園等の遊び場としての活用について
ていくため、関係所管と検討を図る。
検討をした。
[平成 22 年度~:検討]
- 48 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅳ
(2) 児童館事業の充実
新館の整備
実 績・総 括
内
容
市財政の状況等から、総合的な検討を 財政面・施設面等、市として総合的な観点から
行ってきたが、新館の整備については 児童館のあり方の検討を続ける。
非常に難しい状況である。
[平成 22 年度~:検討]
多様な事業メニューの整備
中高生対象事業や子育て支援・世代間交流事業
事業対象や時間帯、活動メニューの工
の実施等、事業対象や時間帯、活動メニューを
夫をすることで、多様な事業の実施に
工夫し、活性化を図る。
努めた。
[継続]
子育てサークル等への場の提供
各種サークル等に活動の場を提供及び連携をし
子育てサークルの活動の場としての活
ていく中でより充実した活用を図る。
用を図った。
[継続]基本目標Ⅰ―4(2)参照
開館時間の拡大
児童館として、中高生の居場所づくりのあり方
富士見児童館で中高生対象の夜間開館
を総体的に考慮しながら推進する。
を実施し、バンド活動を行った。
[継続]
児童館運営
中高生ボランティアの育成、ボランティア活動
事業の内容によって、中高生ボランテ の受け入れ等を推進するとともに、地域事業と
ィアや地域の方とともに事業を実施し の関係を深める。また、児童館の運営体制の見
た。
直しについても検討も併せて行う。
[継続]基本目標Ⅳ-4(1)参照
(3) 地域の施設の活用
学校関係施設の開放
実 績・総 括
内
容
学校施設の開放事業の推進と施設利用
コミュニティ開放との連携を図り、事業を推進
団体による学校貢献(体育館清掃、校
する。
庭草むしり、土曜講座の講師等)を実
[継続]
践した。
その他の公共施設の活用
スポーツセンター、公民館、ふるさと 公共施設の活用について検討するとともに、社
歴史館等で子ども対象の事業を実施し 会教育施設等での子ども対象の事業を進める。
た。
[継続]
-49-
東村山子育てレインボープラン
3.放課後における児童の育成
児童クラブの運営を見直し、放課後の児童の受け皿としての機能を充実させていくと
ともに、学校の放課後利用のあり方について児童・保護者のニーズや地域の実情等を踏
まえ検討を進めていきます。
また、その他地域の社会資源の活用にあたっては、ボランティア団体や各種グループ
との連携のもとに、より地域に密着した資源活用を図ります。
(1) 放課後児童対策の充実
児童クラブ(放課後児童健全育成事業)の充実
実 績・総 括
内
容
大規模化解消のため、第2児童クラブ開設を学
校教室及び敷地等の活用も考慮しながら進め
定員の弾力的運用を実施してきたが、 る。
大規模化解消のため第2児童クラブに [新規・継続]
ついての検討を行った。
児童クラブの運営のあり方を含めて、開所時間
(延長)の見直しを検討する。
[平成 22 年度~:検討]
地域の社会資源を活用した事業の推進
学校施設を活用した放課後子ども教室 ※ 実施に
ついて検討をしながら、施設面、人材確保、財
平成19年度より小学校1校で放課後
政面等を考慮して進める。
子ども教室※を実施した。
[継続]
学校施設利用者団体による学校貢献を
地域の施設の活用や運用にあたっては地域住民
推進した。
やボランティアとの連携等を検討する。
[平成 22 年度~:検討]
- 50 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅳ
4.自ら学ぶ力の育成
子どもたちが社会体験・文化活動・自然環境等との触れあいを通じて、自ら学ぶ力を
育成していくために、様々な環境、施設といった場を積極的に活用し、様々な体験・交
流の機会づくりを推進します。
(1) 体験等を通じて子どもが自ら学ぶことへの支援
学習機会の充実
実 績・総 括
内
容
子どもを対象とした公民館等の事業の充実を図
る。
[継続]
公民館・図書館等において子どもを対
文化財や伝統行事を通じて郷土を学ぶ機会の充
象にした事業を実施した。
実を図る。
無形文化財等を支援することによって
[継続]
子どもの文化財への啓発を促した。
地域の文化活動との連携により、子どもが文化
に触れる機会づくりを促進する。
[継続]
文化・体験・交流活動の推進
図書館・ふるさと歴史館等で、子どもボランテ
ィアの受け入れ体制を推進する。
中学生のボランティア活動を推進し
[継続]基本目標Ⅳ-2(2)参照
た。
基本目標Ⅳ-5(1)参照
自然体験や文化活動を通じた交流を推
自然体験や、文化活動及びスポーツ等を通じた
進した。
交流活動を推進する。
[継続]
遊びリーダー(仮称)の育成(新規)
-
青尐年委員会、青尐年対策地区委員会、児童館
の活動等を通じて遊びリーダー(仮称)といっ
たような人材の育成を推進する。
[平成 22 年度~:検討]
-51-
東村山子育てレインボープラン
5.家庭や地域における教育力の向上
子育ての基本は家庭であり、子育てを通じ親も学んでいくための啓発事業を充実する
とともに、学校はじめ地域全体で子どもを見守り子どもを育てていくために、地域ぐる
みによる連携や子育てに対する意識啓発運動を推進します。
(1) 家庭や地域の教育力向上に向けた支援
家庭教育の充実に向けた保護者への支援活動
実 績・総 括
家庭教育の手引書の内容を充実させ、
配布した。
「家庭の日 ※ 」(毎月第2日曜日)のP
Rすることで、家庭教育の意識啓発を
行った。
内
容
家庭教育の手引書(小学校編・中学校編)を配
付し、活用を図る。
[継続]
「家庭の日※」(毎月第2日曜日)のPRを強化
し、親子の交流を促進する。
[継続]
地域の教育力向上に向けた支援活動
中学生のボランティア活動を土曜講座
に位置づけ実践している。
PTAや地域、青尐年対策地区委員な
どと相互に連携活動を行った。
青尐年健全育成団体として、青尐年対
策地区委員を中心として相互連携を図
り、活動の充実を図った。
社会教育活動・土曜講座・人材バンク等、保護
者・地域主体の地域活動を推進する。
[継続]基本目標Ⅳ-4(1)参照
学校と保護者・地域との相互連携活動を充実す
る。
[継続]
青尐年健全育成団体との相互連携をより緊密に
しながら活動を充実する。
[継続]
家庭教育支援のための仕組みづくり(新規)
-
子ども家庭部や教育委員会などの関係所管が連
携をとりながら、横断的な家庭支援の仕組みづ
くりを検討する。
[平成 22 年度~:検討]
- 52 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅴ
《《基
基本
本目
目標
標Ⅴ
Ⅴ》》
思いやりの心や生命を大切にし、
自分らしく成長するために
1.子ども自らが考え、参加できる機会の充実(修正)
命の尊さや他人を思いやる心を育てるために、平成 14 年から取り組んでいる「子ど
もフォーラム」始め、子どもたち自らが参加し自らが考える機会づくりを促進していき
ます。また、それらの機会には保護者の参加を得て、子どもも大人もいっしょに考え育
つ教育環境づくりに努めます。
(1) 子どもが参加できる土壌づくり(修正)
子どもの参加促進・充実
実 績・総 括
自主事業(輝け!東村山っ子育成塾)
終了者、青尐対リーダーを通じ、参
加・促進・充実に努めた。
児童館の一部の事業において、子ども
を事業に参加させる機会を設けてい
る。
内
容
子どもが参加できる土壌づくりとして、子ども
フォーラムの開催等、子どもが参加できる機会
を促進する。
[継続]
-53-
東村山子育てレインボープラン
2.
「いのちとこころの教育」の推進
子どもたちの心と体の健やかな成長に寄与するために、その象徴的な事業として平成
15 年に東村山市「いのちとこころの教育週間」を制定しました。これらの活動を含め、
学校・家庭・地域それに行政が一体となって、人のいのち・こころ・人権等に関する教
育環境を充実します。
(1) 人権教育の推進・充実
学校・家庭・地域・行政が一体となった人権教育の推進
実 績・総 括
内
容
人権を考える機会づくりとして、全生園と学校
との交流活動等、子どもの実態を踏まえ、地域
各学校での全生園での活動、ハンセン
に根ざした人権教育を全校で進める。
病資料館の活用、全生園入所者の方の
[継続]
講演会等を実施した。
今後も中学校の職場体験学習をはじめ、小学校
中学校の職場体験において、幼稚園や
生活科や中学校家庭科等の学習内容により、幼
保育所との連携を図ることができた。
稚園や保育所との連携を図る。
[継続]
(2) 「いのちの教育」「こころの教育」の推進・充実
「いのちとこころの教育」に関する推進・啓発活動
実 績・総 括
各学校での取り組みや「いのちとここ
ろ」をテーマにした講演会を開催し
た。
中学3年生対象の救命講習会を実施し
た。
全校で道徳授業地区公開講座を実施し
た。
内
容
東村山市「いのちとこころの教育週間」の趣旨
に沿った学校の取り組みの充実を図る。
[継続]
いのちの重みを考え、互いに助け合う精神を育
むため、中学3年生対象の救命講習会を実施す
る。
[継続]
道徳の時間のさらなる充実を図る。また、道徳
授業地区公開講座等を通し、家庭や地域と連携
し、道徳教育を推進する。
[継続]
- 54 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅴ
3.生きる力を育成するための教育環境の充実
心身ともに健やかに育ち・学びそして生きる力を育成するために、学校や保健福祉等
を含め、地域全体が一体となって教育環境の充実を図ります。また、支援が必要な障害
児には、個性を尊重しながら可能性を伸ばす支援体制を充実します。
(1) 生きる力や確かな学力を育むための学校教育の充実・推進
地域に根ざした特色ある学校づくりの推進
実 績・総 括
内
容
学校評議員の学校評価への関わり方や学校が家
庭や地域に開かれたものとなるよう取り組みを
地域とともに子どもたちをはぐくむ学
進めるとともに、各学校が特色ある教育を実施
校づくりを推進した。
するための仕組みづくりを推進する。
[継続]
教員研修の推進
市の教員研修体系を毎年見直しつつ、内容の充
研修の充実に加え、中堅職員研修を実
実を図る。
施した。
[継続]
(2) 幼児教育に対する関係者間の交流推進
就学前児童と就学児との交流活動の推進
実 績・総 括
内
容
運動会での就学前児童の種目の設定、
行事等の機会を活かした取り組みを進める。
就学予定児童の保護者を対象とする説
[継続]
明会を実施した。
幼稚園・保育所・学校等の教職員相互の交流活動の推進
小学校と幼稚園、保育所との連絡や情報交換の
場の設定を検討するとともに、就学支援シート
小学校長と幼稚園長との連絡会を実施 の活用の推進を図るとともに、教職員相互の交
した。
流の機会を設けるなど、連携活動の充実を図
る。
[継続]
-55-
東村山子育てレインボープラン
(3) 研修等の充実
子ども施策従事者に対する研修等の充実(修正)
実 績・総 括
内
容
子ども施策従事者に対する研修を、様々な場に
おいて実施していくとともに、虐待・障害児等
の共通した研修を開催し、共通理解を深める。
[継続・新規]
要保護児童の早期発見・適切な保護、要保護児
童とその保護者に対する適切な支援を図ること
子育てひろば・子ども家庭支援センタ を目的とした要保護児童対策地域協議会の関係
ー職員・同登録ボランティア向け研修 機関等に、講習会や情報交換会等を実施し、そ
を実施した。
の充実を図る。
[継続]基本目標Ⅵ-1(1)
子育て総合支援センター(ころころの森)等に
おける子育て関係人材育成講座等の充実を図
る。
[継続]
保育所・児童館等、子育て関係従事者への研修
の充実を図る。
[継続]
(4) 子育ての意義や大切さを学ぶ機会の推進・充実
学校等における多様な場面での学習機会の充実
実 績・総 括
道徳の時間における指導や家庭科での
指導等を児童・生徒の発達段階に応じ
て適切に実施した。
職場訪問、職場体験等も導入し、進路
指導の充実を図った。
内
容
道徳の時間における指導や家庭科での指導等を
充実させる。
[継続]
各学校におけるキャリア教育を意図的、計画的
に実施する。
[継続]
- 56 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅴ
(5) 特別支援教育の推進・充実
障害種別や個に応じた特別支援の充実(修正)
実 績・総 括
内
容
一人ひとりの教育ニーズを踏まえ、教職員の研
「東村山特別支援教育推進計画」に基づ 修、就学支援シートや個別指導計画等の啓発活
き、教育活動の充実を図った。
用の推進を図る。
[継続]
特別支援教育の充実
校内委員会の充実を図る。
[継続]
特別支援教育運営委員会等で情報の共有化を図
り、コーディネーターの資質の向上と活用を促
進する。
[継続]
全校で校内委員会を設置し、その充実
を図った。
全校で特別支援教育コーディネーター
を指名し、校内研修等を実施した。
(6) 思春期保健に関する学習機会の推進・充実
性教育の推進
実 績・総 括
内
容
性教育の全体計画及び年間指導計画をより充実
させていくとともに、これらの計画を基に児
童・生徒の発達段階や状況に応じて適切に指導
する。
[継続]
指導内容等により、外部人材の活用が効果的な
場合は、連携を図りながら指導を充実させる。
[継続]
家庭教育の手引書は、各学校の保護者会等の際
に活用を図るような取り組みを進める。
[継続]
性教育の全体計画と年間指導計画を作
成し、指導の充実を図った。
総合的な学習の時間、道徳の時間等を
活用し、生命尊重にかかわる学習活動
を展開した。
家庭教育の手引書を活用した啓発活動
等を学校や児童の実態に応じて実施し
た。
薬物乱用防止に関する学習機会の推進
各学校において、児童・生徒の発達段階や状況
を踏まえ、薬物乱用防止教室やセーフティ教室
を実施する。
[継続]
学校や児童の実態に応じて実施した。
喫煙・飲酒防止に関する学習機会の推進
喫煙・飲酒防止ポスターの掲示、パン 各 学 校 にお い て児 童 ・ 生徒 へ の 啓発 活 動、 喫
フレットの配布等による啓発活動を行 煙・飲酒防止教室の内容・方法を充実する。
った。
[継続]
-57-
東村山子育てレインボープラン
4.食育の普及・推進
子どもの心と体の成長にとって正しい食習慣は重要なものです。家庭等に対して、保
育所・幼稚園・学校等が「食を通じた心身の育成」に努めるための啓発をしていきます。
また、伝統食や地元の農産物を活かした食文化の継承も推進します。
(1) 乳幼児期からの食習慣の定着
食に関する相談・指導の充実
実 績・総 括
内
容
健診時等の個別栄養相談を充実する。
健診時に保護者から電話による相談や
[継続]
個別相談を実施した。
乳児学級・幼児学級における相談・指導体制を
乳児、幼児学級において集団指導、子
充実する。
育て相談(希望者)を実施した。
[継続]
親への「食生活習慣」の啓発
集団指導のほか、希望者等に健診時に 健診等を活用し、食習慣の啓発に努める。
個別指導を実施した。
[継続]基本目標Ⅴ―4(2)参照
保育施設を活用した支援事業の推進
かんたんクッキング、離乳食講座をより充実す
公立保育所での簡単クッキングや離乳
る。
食講座を実施した。
[継続]
伝統食文化の継承
餅つき・手打ちうどんといった伝統食文化と触
学校や地域の要望で郷土食の出前講座 れ合い、次代へと継承していく取り組みを推進
を実施した。また、年中行事などでも する。また、給食等で地元の農業との繋がりを
実施をした。
強め、地域の食文化を継承していく。
[継続]
- 58 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅴ
(2) 食に関する学習機会の提供
学校給食の啓発活動
実 績・総 括
給食における地場産物や郷土料理の導
入を図り、伝統文化に触れ合い、食育
を推進した。
教室における給食指導やバイキング給
食によるバランスの良い食事等の食育
指導を実施した。
給食試食会等を通じて食の重要性を保
護者に伝えて、意識啓発を図った。
学校給食週間に展示会を実施し、食育
の取り組みを紹介した。
内
容
給食を通じた地場産物等の食育情報の提供と啓
発活動を推進する。
[継続]
ランチルーム等の活用による給食指導を充実す
る。
[継続]
保護者対象給食試食会を拡充し、保護者の食に
関する意識を高める。
[継続]
調理室等を活用した支援事業の推進(修正)
調理室の利用以外にも、栄養相談・試食会・簡
保健センターの調理室等を活用した、 単クッキング・給食展示会・親子料理講習会
調理、試食等を実施した。
等、食に関する相談・支援事業の推進を図る。
[継続]基本目標Ⅴ-4(1)参照
調理体験等への子どもの参加の推進(削除)
保育施設を活用した支援事業の推進及 保育施設を活用した支援事業の推進に包括
び調理室等を活用した支援事業の推進
に包括
調理室等を活用した支援事業の推進に包括
-59-
東村山子育てレインボープラン
- 60 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅵ
《《基
基本
本目
目標
標Ⅵ
Ⅵ》》
子どもの生命を守るために
1.虐待防止活動の強化
子どもへの虐待を防止し、すべての児童の健全な心身の成長や社会的自立を促し、人
権を尊重していくため、子ども家庭支援センター※を中心として、関係機関のネットワ
ークによって発生予防から早期発見、早期対応、保護・支援・アフターケアに至るまで、
切れ目のない総合的な支援を図ります。
(1) 児童虐待防止ネットワークの形成
要保護児童対策地域協議会の充実(修正)
実 績・総 括
平成 18 年度に要保護児童対策地域協議
会(教育委員会、児童相談所、警察
署、保健所、社会福祉協議会、医師
会、歯科医師会、保育園連絡協議会、
幼稚園連絡協議会、民生・児童委員等
から構成される)を設置し、要保護児
童の保護、特定妊婦への適切な支援を
図るため、代表者会議、実務者会議、
個別ケース会議を実施した。
内
容
虐待を受けている子どもを始めとする要保護児
童の早期発見や適切な保護を図るため、関係機
関が情報や考え方を共有し、適切な連携の下で
対応するため、要保護児童対策地域協議会の充
実を図る。
[継続]基本目標Ⅰ-1(2)参照
基本目標Ⅴ-3(3)参照
児童虐待防止に関するマニュアルの作成・パンフレットの発行
虐待防止マニュアル及びリーフレット
を作成し、関係機関及び保護者等へ配
布するとともに、ホームページにも掲
載をした。
虐待の早期発見・防止におけるマニュアルの作
成・パンフレットを配布し、虐待に関する知識
の周知に努める。
[継続]基本目標Ⅰ-1(2)参照
(2) 保健事業と連携した取り組みの強化
健診事業、子育て関連事業と虐待予防活動の連携(修正)
実 績・総 括
内
容
要保護児童の早期発見、適切な保護や支援を図
健診事業や子育てひろば等と連携を取 るため、関係事業及び医師会、歯科医師会等と
りながら、要保護児童の早期発見や防 の連携を強化し、児童虐待防止の仕組みを強化
止に努めた。
する。
[継続]
-61-
東村山子育てレインボープラン
2.子どもを事故・災害から守る
子どもを交通事故や災害から守るため、学校、地域等を通して交通安全講習会を充実
し、意識の啓発を図るとともに、事故や災害に遭った時の対応のための救命講習会を推
進します。
(1) 交通安全教育の推進
交通安全講習会等の推進
実 績・総 括
内
東村山警察署、東村山交通安全協会と
協力し、交通安全運転者講習会や交通
安全教室を実施した。また、各種イベ
ント時(緑の祭典等)に意識啓発活動
を行った。
容
交通安全運転者講習会やイベント、交通安全教
室での交通安全教育を推進する。また、チャイ
ルドシートの使用についても普及を図る。ま
た、自転車の乗り方についても啓発をする。
[継続]
(2) 事故・災害時等の対応策としての取り組みの強化
児童及び教員等を対象にした救命講習会の推進
実 績・総 括
内
容
教職員を対象とした講習会と中学3年
生を対象にした講習会を実施した。
学校等の施設での講習会の開催を推進する。
小中学校等にAED(自動体外式除細 [継続]
動器)を設置した。
3.子どもを犯罪から守る
子どもを犯罪から守るため、学校、家庭、地域が協力し子どもの安全を確保する必要
があります。
このため、犯罪防止の啓発活動とともに、犯罪の抑止のためのパトロール体制の強化
や、各施設等における防犯対策を推進します。
(1) 犯罪防止のための啓発活動
犯罪防止啓発活動の充実
実 績・総 括
内
容
青尐協だよりの配布、青尐対での「あ 青尐協だよりの発行、各種チラシの配布等によ
いさつ運動」を通じて子どもたちを犯 る防犯に対する意識啓発を図る。
罪から守る運動を実施した。
[継続]
- 62 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅵ
(2) 青少年非行防止の活動
地域パトロールの推進
実 績・総 括
内
容
各青尐対やPTAを中心に、学校や地 青尐対、PTA等、関係団体等の連携強化によ
域の連携の下、パトロールの強化に努 る防犯情報・防犯体制の向上を図る。
めた。
[継続]
東京都青少年健全育成協力員制度の推進
東京都の制度として、地域住民の協力
を 得 て 、 書 店 、 コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト 市内書店、コンビニエンスストア等への巡回を
ア、レンタルビデオ店等への巡回を行 強化し、不健全図書販売方法の適正化を図る。
い、不健全図書などの適正な取扱いを [継続]
進めた。
(3) 学校等における安全対策の推進(修正)
セーフティ教室の充実
実 績・総 括
内
容
東村山警察署と連携して、スタントマ 非行・犯罪被害防止教育や交通安全教室などを
ンによる自転車安全教室などを実施し 推進するため、内容の充実を図る。
た。
[継続]
安全指導の充実(削除)
全小中学校で避難訓練・防犯訓練を実 避難訓練・防犯訓練については、各学校で適正
施した。
に実施されているため削除
施設における防犯対策の推進(修正)
地域の協力体制も含め、校内巡回警備、学校1
スクールガード養成研修会を実施し
10番等、施設の状況に合わせた防犯対策を推
た。
進する。
防犯カメラの設置等を行った。
[継続]
(4) 地域における安全対策の推進
防犯ネットワークの拡大
実 績・総 括
安全安心まちづくり連絡会での情報交
換を実施した。
ワンワンパトロールの実施を推奨し
た。
期間限定で職員が腕章の着用によるパ
トロールを実施した。
内
容
引き続き、市並びに市民等及び青尐対、PTA
等、関係機関と連携し、犯罪防止のための活動
を推進するために設置された安全安心まちづく
り連絡会で、情報交換、応援体制等の協議を行
う。
[継続]
-63-
東村山子育てレインボープラン
防犯街路灯の設置の推進
市道についての要望苦情等により設
要望苦情等から危険箇所の点検と必要に応じた
置、老朽化に伴う取替えを行った。私
街路灯設置を推進する。
道については自治会へ補助を行い対応
[継続]
した。
はっく君の家・子ども110番の設置
はっく君の家の掲示板は、基本的に学
校を通じて、必要に応じて設置した。
子ども110番の目印は、必要に応じ
て警察署を通じて設置した。
犯罪の抑止効果という観点も含めて、地域でそ
の効果の検証をしていけるような設置方法及び
活動内容を検討していきながら、進めていく。
[継続]
- 64 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅶ
gn
《《基
基本
本目
目標
標Ⅶ
Ⅶ》》
行動計画を推進するために
1.円卓会議構想
「子育てするなら東村山」を目指して、地域で子育てに関連する関係者で構成する円
卓会議の考え方の下、地域全体で子育てをしていく「地域まるごと子育て支援」を進め、
「子育てしやすいまち」としていくための取り組みを推進していきます。また、この円
卓会議は、地域からの積みあげ方式を原則としていきます。
また、全市的な中枢機関としては、児童育成計画推進部会を中心として、円卓会議の
要としていきます。
円卓会議イメージ
妊娠・出産から小学校まで
小学校から高校まで
保育園(公立・私立)、幼稚園、家庭福祉員、保育園保護
小学校、中学校、児童クラブ、児童館、青少年委員、
者、保健推進員、子育てサークル、障害児関係者、ファミ
小学校PTA、中学校PTA、子育てサークル、社会
リー・サポート・センター提供・依頼会員、児童館
教育関係者、障害児関係者
等
医師、歯科医師、民生児童委員、高齢者関係、自治会関係、
医師、歯科医師、民生児童委員、高齢者関係、自治会関係、
商工会、防犯協会、農業振興協力員、社会福祉協議会
等
商工会、防犯協会、農業振興協力員、社会福祉協議会
等
等
地域円卓会議の開催(市民・行政・子育てに関わる関係者が対等・平等の立場で情報交換及び議論する場)
目的は「地域まるごと子育て支援」という統一スローガンに沿って、思想・信条・宗教を超えて、地域の人的財産を含めた
子育てしやすい地域づくりを創造していく。
お互いの状況等情報交換(何をしているのか)から始めて、地域の子ども問題を吸い上げていき、児童育成計画推進部会や
行政へと汲み上げていく。その中で、各地域に即した取り組み(子育てまつり、マップづくり、子育てひろば開催等)も併
せて行っていく。
- 65 -
東村山子育てレインボープラン
(1) 子どもに関わる関係者・市民・行政・事業者の連携
児童育成計画推進部会を活用した子どもに関する問題の議論の場(修正)
実 績・総 括
子どもに関する課題については、児童
育成計画推進部会に作業部会を設け、
検討をする等してきた。
庁内については、横断的組織である次
世代育成支援推進室を設置して、児童
育成計画推進部会とともに、子どもに
関する課題の検討を行ってきた。
内
容
児童育成計画推進部会を中心とし、円卓会議の
要とする。
また、エリアごとの問題については、エリア活
動の代表者を交えて、地域からの積み上げを原
則とする。
[平成 22 年度:検討]
中央における3つの円卓会議設置(削除)
前項に統合
前項に統合
(2) エリア内における関係者の重層的連携組織の形成
エリアの実情に即した円卓会議設置(修正)
実 績・総 括
内
容
地域住民の参画を得て、エリアごとでの「円卓
会議」を設置する。
東部・西部・单部・北部のエリアで独 エリア展開については、7 エリア構想を基本と
自の子育て支援活動が軌道に乗りつつ しながら、過去の実績を踏まえた 4 エリアを土
ある。
台とし、そこでの繋がりを基にして、地域主導
型のエリア展開を目指す。
[継続]基本目標Ⅰ―2(2)参照
2.行動計画の進捗管理
東村山市次世代育成支援行動計画(愛称:レインボープラン)を着実に実行し、また
必要に応じて見直しを検討していく必要があります。
子育て支援の課題に対応していくため、庁内において横断的な連携組織を形成すると
ともに、子どもの関連する事項を統括するため、子ども家庭部を平成 21 年度創設しま
した。
また、市民との協働体制においては、児童育成計画推進部会及び円卓会議がその機能
を担っていくものとします。
- 66 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 基本目標Ⅶ
(1) 進捗管理の仕組みづくり
庁内組織における横断的連携組織の推進(修正)
実 績・総 括
内
容
「レインボープラン」進捗管理の庁内の体制づ
くりを進め、その進捗管理を市民にわかりやす
子育て支援の課題にあたって行く為に く公表をする。
平成21年度に子ども家庭部を創設し [継続]
た。
子ども家庭部を中心に、子ども関連セクション
を横断的に統括する。
[新規・継続]
子ども関係所管の組織整備(削除)
前項に統合
前項に統合
市民と協働した進捗管理の推進
庁内においては、子ども家庭部を中心として、
児童育成計画推進部会を中心に計画の
児童育成計画推進部会といった市民協働体制
進捗管理を図った。
で、市民にわかりやすい計画の進捗管理を推進
後期行動計画策定の資料として、市民
する。
ニーズ調査を実施した。
[継続]
次世代育成支援に関するニーズ調査の活用(新規)
平成20年度に実施したニーズ調査をクロス集
計画の策定のための資料として、次世
計するなど、計画への反映、子育て支援諸策の
代育成支援に関するニーズ調査(P1
展開に役立てる。
0参照)の結果の分析に着手した。
[平成 22 年度:実施]
- 67 -
東村山子育てレインボープラン
- 68 -
第3章 将来像を実現するための施策展開 子育てするなら東村山緊急PJ
子育てするなら東村山
緊急プロジェクト概要
1.子育てするなら東村山
緊急プロジェクト
はじめに
平成 21 年 4 月に庁内の関係所管からなる待機児対策庁内検討会が設置され、次世代育
成支援後期行動計画の策定と並行して、現状の分析及び今後の方向を議論してきた。さら
に、
「子育てするなら東村山」の合言葉に相応しい検討を重ね、平成 21 年度~24 年度の待
機児対策を中心に整理し、「子育てするなら東村山
緊急プロジェクト」としたものです。
Ⅰ.待機児及び対策の現状
◎ 待機児数は、平成 20 年以降の経済不況の影響もあり、働きたい・働かざるを得ない保護
者の増加もあり、平成 21 年 4 月、保育所待機児数は新カウント 147(P78 参照)まで増加
した。経済状況など勘案すると保育所への申し込みは、今後も増えることが予想される。
◎ 認可保育所は、平成 16 年以降 2 園 定員 127 名増がされ、合計で 1,572 名の定員となっ
ている。私立・公立認可保育所においては、弾力運用の実施及び一部であるが、一時保育も
対応をしている。さらに、認証保育所においても 21 年 4 月より、弾力運用を行い、乳児枠
の拡大に努めたが、結果的に待機児を残す結果となった。
◎ 今後の認可保育所の開設は、平成 23 年度には本町地区北ブロックへ民設民営園(100 名
定員)が予定されている。その際、乳児枠の拡大を含め一定程度の拡大が見込まれる。
そ
の他、全生園内への保育所誘致等があり、現段階では具体的な時期は不明だが、新園設置の
可能性がある。
◎ 産休・育児休業があける 1.2 歳の枠に集中しており、乳児枠の拡大が大きなポイントと
なる。待機児の早急な解消が、優先課題として求められている。
◎ 一方で、平成 20 年 10 月には、旧保健所を改修し「子育て総合支援センター・ころころの
森」として、家庭で子育てをする保護者への支援施設としてオープンした。また、この他に
も、3 箇所の子育てひろば、児童クラブのおひさま広場、児童館の広場など低年齢向けの居
場所づくりは評価が高い。
Ⅱ.今後の施策
1.保育所待機児対策
1)認可保育所
・平成 23 年度 本町北ブロックに「民設・民営」で 100 名定員 開設。
・平成 24 年度「民設・民営」の認可保育所(定員未定)1園設置に向け調整。
2)認証保育所
・平成 22 年度
30 名程度 1箇所開設。
- 69 -
東村山子育てレインボープラン
・認可外保育室から認証保育所への移行を調整・支援。
3)認定こども園
・平成 22 年度 幼稚園型(30 名)を 1 箇所開設。
4)公立保育所の乳児枠拡大
・平成 22 年度 第 2 保育所の 1・2 歳児の枠(10 名程度)の拡大。
5)その他
・認可保育所分園(平成 22 年度 1 箇所予定)
・公立保育所民間移管(平成 21 年度ガイドライン作成・平成 24 年度 1 箇所予定)
・認可保育所等からの具体的・効果的な提案を児童育成推進部会等の意見
を参考に検討。
※上記により、H22 70 名+α H23 100 名 H24 (120 名)
計 290 名+α程度の待機
児解消を見込む。
2.経済支援策
1)私立幼稚園保護者助成の充実
・平成 22 年度 幼稚園入園時、保護者への補助を創設する。
2)認可保育所以外に通園する保護者への補助制度の検討
・平成 22 年度 認可保育所以外に通園させる保護者の負担軽減を検討。
3)義務教育就学児医療費助成の拡大 (平成 21 年 6 月議会条例化 10 月実施済み)
公費 1 割⇒3 割負担へ 自己負担 2 百円のみ
4)乳幼児医療費助成の所得制限撤廃 (平成 21 年 9 月議会条例化 10 月実施済み)
4 歳児~就学前まで所得制限撤廃
3.児童クラブ大規模解消
1)平成 21 年度事業
萩山・野火止・回田の第 2 児童クラブ開設。
2)平成 22 年度事業
青葉・化成・秋津東・東萩山・久米川の第 2 児童クラブを
新設・増築等で開設に向け調整。
4.その他の施策
◎ 平成 21 年度(平成 22 年 1 月予定)
、市民スポーツセンター・栄町児童館。都のふるさ
と雇用再生特別基金事業で平成 21~23 年度の時限事業「子育て預かりサポート事業」開
始。
◎ 保育所入所基準の見直し。平成 22 年度入所から実態を反映した基準に改正する。
※ ここでの考え方は、市の子育て支援対策の一定の方向性を示すものであり、基本的には
この方針で進めていくものとしますが、状況等により変更する事があります。
- 70 -
資 料 編
資 料 編
1.計画策定体制
○
名簿
児童育成計画推進部会
※
部 会 長
藤 岡
孝
副部会長
中 山
文 人
推 薦 枠
志
推 薦 団 体
氏名
フジ オカ
タカ シ
ナカ ヤマ
フミ ト
会
ワタナベ
マゴ エイ
会
ナガシマ
コウ ジ
所
ナンバ
ナツ エ
藤岡 孝志
学識経験者
中山 文人
医師会・歯科医師会
代表者
東
東
多
関係行政機関の職員
警
東
村
村
山
山
摩
視
市
都
科
平
東
小
医
歯
小
庁
京
市
医
保
村
平
師
山
児
師
健
警
童
相
察
署
談
所
渡邉 孫衛
長島 浩二
難波 夏江
ハシモト
ケンイチロウ
橋本 憲一郎
クリハラ
市
立
小
学
校
長
会
タカヤス
ヒサ オ
市
立
中
学
校
長
会
カワバタ
ケイゾウ
ケイコ
小中学校長
高安 久雄
川端 啓三
青少年委員代表者
青
少
年
委
員
会
タ ダ
社会教育関係者
社
会
教
育
委
員
シマ サキ
民生委員協議会
民
会
アキヤマ
民間保育園又は
幼稚園の代表者
就学前児童又は
就学児童の保護者
生
委
員
協
議
東 村 山 市 私 立 幼 稚 園 連 絡 協 議 会
保
育
園
連
絡
協
議
会
多田 啓子
島
キ ミ コ
喜美子
ナ
ホソブチ
カズユキ
カナモリ
金森 みとり
東村山市私立幼稚園 父母の会 連 合 会
ヒ
P
会
カネコ
会
ヤマギシ
育
A
て
グ
連
ル
合
ー
協
プ
議
連
絡
エ
細淵 和幸
ク キ タ
T
ナ
秋山 奈奈惠
東 村 山 市 保 育 所 保 護 者 連 合 会
子
高齢者関係組織
ヒロシ
栗原 博
ミノル
久木田 稔
ヅカ
トモコ
肥塚 知子
アキコ
金子 明子
ア キ コ
山岸 明希子
東 村 山 学 童 保 育 連 絡 協 議 会
渕脇 稔尚
フ チ ワ キ
ト シ ヒ サ
老
イ トウ
ヨシ エ
人
ク
ラ
ブ
連
合
会
伊藤 善江
ムラ ノ
ヒトシ
村野 仁
一般公募市民
イ
デ
トモ コ
井手 知子
特に必要と認められる者
青 少 年 対 策 地 区 連 絡 協 議 会
- 73 -
コン ドウ
ミツ オ
近藤 満雄
東村山子育てレインボープラン
○
※
計画策定作業部会
名簿
部 会 長
中 山
文
副部会長
久木田
稔
人
氏 名
推薦枠・推薦団体
藤岡
孝志
学識経験者
中山
文人
学識経験者
久木田 稔
就学前児童又は就学児童の保護者・東村山市保育所保護者連合会
肥塚
知子
就学前児童又は就学児童の保護者・東村山市私立幼稚園父母の会連合会
金子
明子
就学前児童又は就学児童の保護者・東村山市立小中学校PTA連合協議会
山岸
明希子 就学前児童又は就学児童の保護者・東村山市子育てグループ連絡会
渕脇
稔尚
就学前児童又は就学児童の保護者・東村山学童保育連絡協議会
村野
仁
一般公募市民
井手
知子
一般公募市民
○
東村山市次世代育成支援行動計画策定庁内調整会議
名簿
会議の招集は、子ども家庭部長が行う
所 属
氏 名
経営政策部
行政経営課長
間野 雅之
健康福祉部
地域福祉推進課長
和田 道彦
部 長
今井 和之
次 長
田中 康道
子ども家庭部
教育部
子ども総務課長
子育て支援課長
伊藤 博
小林 真知子
子ども育成課長
山口 俊英
児童課長
野口 浩詞
子育てエリア担当主幹
並川 恭子
指導室長
小澤 雅人
社会教育課長
神山 正樹
図書館長
木村 稔
※その他必要に応じて、関係者の参加を求めることができるものとする
○
庁内事務局
所属
職種
課長
課長補佐
子ども家庭部子ども総務課
主査
主任
- 74 -
氏名
伊 藤 博
空閑 浩一
小澤 千香
渡邊 保美
資 料 編
2.現況資料
○
総人口
総人口
0∼14歳
15∼64歳
65歳以上
構成比
0∼14歳
15∼64歳
65歳以上
平成17年
144,623 人
19,801 人
96,781 人
28,041 人
100.0 %
13.7 %
66.9 %
19.4 %
住民基本台帳(各年4月1日現在)
平成18年 平成19年 平成20年 平成21年
145,081 人 145,704 人 146,959 人 148,512 人
19,612 人 19,519 人 19,685 人 19,754 人
96,301 人 95,878 人 95,878 人 96,278 人
29,168 人 30,307 人 31,396 人 32,480 人
100.0 %
100.0 %
100.0 %
100.0 %
13.5 %
13.4 %
13.4 %
13.3 %
66.4 %
65.8 %
65.2 %
64.8 %
20.1 %
20.8 %
21.4 %
21.9 %
年齢3区分別人口の推移
150,000 人
100,000 人
50,000 人
0 人
平成 17 年 平成 18 年 平成 19 年 平成 20 年 平成 21 年
0∼14歳
15∼64歳
- 75 -
65歳以上
東村山子育てレインボープラン
○
児童数
児童数
0歳
1歳
2歳
3歳
4歳
5歳
6歳
7歳
8歳
9歳
10歳
11歳
12歳
13歳
14歳
15歳
16歳
17歳
就学前
小学生
中学生
高校生
児童数の
対人口比
住民基本台帳(各年4月1日現在)
平成17年 平成18年 平成19年 平成20年 平成21年
23,782 人 23,597 人 23,582 人 23,775 人 23,894 人
1,180 人
1,136 人
1,168 人
1,283 人
1,213 人
1,252 人
1,220 人
1,168 人
1,233 人
1,364 人
1,347 人
1,223 人
1,218 人
1,181 人
1,253 人
1,246 人
1,319 人
1,229 人
1,232 人
1,192 人
1,307 人
1,245 人
1,331 人
1,237 人
1,257 人
1,354 人
1,307 人
1,256 人
1,349 人
1,249 人
1,359 人
1,343 人
1,321 人
1,271 人
1,366 人
1,390 人
1,349 人
1,337 人
1,331 人
1,276 人
1,331 人
1,402 人
1,362 人
1,344 人
1,338 人
1,274 人
1,342 人
1,401 人
1,367 人
1,354 人
1,396 人
1,290 人
1,341 人
1,413 人
1,376 人
1,367 人
1,395 人
1,301 人
1,356 人
1,423 人
1,304 人
1,367 人
1,405 人
1,301 人
1,355 人
1,351 人
1,314 人
1,365 人
1,415 人
1,312 人
1,343 人
1,360 人
1,316 人
1,372 人
1,426 人
1,294 人
1,355 人
1,372 人
1,325 人
1,394 人
1,296 人
1,314 人
1,365 人
1,390 人
1,343 人
1,391 人
1,316 人
1,326 人
1,375 人
1,403 人
7,686 人
7,450 人
7,370 人
7,515 人
7,528 人
8,117 人
8,121 人
8,063 人
8,082 人
8,133 人
3,998 人
4,041 人
4,086 人
4,088 人
4,093 人
3,981 人
3,985 人
4,063 人
4,090 人
4,140 人
16.4 %
16.3 %
- 76 -
16.2 %
16.2 %
16.1 %
資 料 編
○
保育所等の利用状況
人 数
0歳
1歳
2歳
3歳
4歳
5歳
6歳
7歳
8歳
年
齢
別
利
用
率
0歳
1歳
2歳
3歳
4歳
5歳
6歳
7歳
8歳
平均
保育所
利用者数
1,712 人
128 人
229 人
287 人
325 人
355 人
388 人
幼稚園
利用者数
2,573 人
児童クラブ
利用者数
1,155 人
720 人
894 人
959 人
394 人
420 人
341 人
10.0%
18.6%
24.3%
26.4%
28.7%
28.8%
22.8%
58.4%
72.3%
71.1%
67.4%
31.0%
31.6%
25.4%
29.3%
1,283 人
1,233 人
1,181 人
1,232 人
1,237 人
1,349 人
1,271 人
1,331 人
1,344 人
年
齢
別
人
口
※平成20年4月1日現在(幼稚園は平成20年5月1日現在)
※保育所は、第1∼8保育園、つぼみ、久米川、花さき、東大典、ふじみ、わくわく、りんごっこ
(管外、れんげ、萩山を含む)
- 77 -
東村山子育てレインボープラン
○
保育所の待機児童数
0歳
1歳
2歳
3歳
4・5歳
計
旧 カ ウ ン ト
平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
26 人
20 人
14 人
31 人
36 人
50 人
66 人
49 人
56 人
125 人
80 人
42 人
59 人
39 人
47 人
30 人
43 人
24 人
31 人
16 人
21 人
3人
1人
5人
4人
207 人
174 人
147 人
162 人
228 人
0歳
1歳
2歳
3歳
4・5歳
計
新 カ ウ ン ト
平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
11 人
8人
23 人
26 人
37 人
41 人
38 人
68 人
29 人
37 人
32 人
38 人
25 人
14 人
24 人
11 人
1人
1人
4人
4人
103 人
101 人
121 人
147 人
平成17年度
14 人
36 人
44 人
16 人
14 人
124 人
※各年度4月1日現在
旧カウント:認可保育園以外の保育施設(認可外保育園など)を利用している児童
や、第1希望の認可園しか希望せず入園できなかった児童も待機児としてカウント
新カウント:これらの児童数を除いてカウント
- 78 -
資 料 編
○
小学校別児童数
平成17年 平成18年 平成19年 平成20年
化 成
611 人
607 人
605 人
598 人
回 田
550 人
552 人
516 人
524 人
大 岱
383 人
428 人
441 人
468 人
秋 津
503 人
506 人
483 人
470 人
八 坂
709 人
672 人
673 人
694 人
萩 山
497 人
470 人
469 人
452 人
南 台
693 人
677 人
588 人
559 人
久 米 川
463 人
477 人
477 人
514 人
東 萩 山
435 人
455 人
461 人
478 人
青 葉
513 人
503 人
521 人
517 人
北 山
381 人
409 人
434 人
430 人
秋 津 東
449 人
439 人
432 人
421 人
野 火 止
612 人
635 人
663 人
676 人
久 米 川 東
501 人
508 人
502 人
511 人
富 士 見
509 人
513 人
505 人
496 人
計
7,809 人
7,851 人
7,770 人
7,808 人
※各年5月1日現在
○
中学校別生徒数
東村山第一
東村山第二
東村山第三
萩山分校
東村山第四
東村山第五
東村山第六
東村山第七
計
平成17年 平成18年 平成19年 平成20年
519 人
489 人
511 人
512 人
692 人
696 人
694 人
670 人
491 人
492 人
475 人
477 人
37 人
35 人
30 人
39 人
504 人
549 人
557 人
573 人
477 人
463 人
503 人
501 人
356 人
374 人
380 人
375 人
343 人
346 人
356 人
348 人
3,419 人
3,444 人
3,506 人
3,495 人
※各年5月1日現在
- 79 -
東村山子育てレインボープラン
○
合計特殊出生率
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
東村山市
1.20
1.19
1.14
1.16
1.28
東京都
1.00
1.01
1.00
1.02
1.05
全 国
1.29
1.29
1.26
1.32
1.34
合計特殊出生率の推移
1.40
1.35
1.30
1.25
1.20
1.15
1.10
1.05
1.00
平成15年
平成16年
平成17年
東村山市
- 80 -
東京都
平成18年
全 国
平成19年
資 料 編
3.第2次東村山市子ども読書活動推進計画の概要
計画の期間
計画の目的
子ども(0歳∼おおむね18歳)が自主的に読
書に向かうことができるように配慮しながら、読
平成22年度∼平成26年度
計画の考え方
・ 基本理念や方向性は第1次計画を踏襲し、さ
書の楽しさ、大切さを伝え、本に出会うための環
らなる充実を目指します。
境を整えることにより、子どもがよりよく生きて
・ 事業は内容に応じて段階的・継続的に実施し
いく力を育てることを目的とします。
ます。
計画の位置づけ
国 子どもの読書活動の推進に関する法律(平成13年制定)
国 <第1次> 子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画(平成14年8月策
定)
都
都
<第1次> 東京都子ども読書活動推進計画(平成15年3月策定)
<第2次> 東京都子供読書活動推進計画(平成21年3月策定)
子どもの読書活動推進の部分
東村山市次世代育成支援行動計画
︵東村山子育てレインボープラン︶
市 <第1次>東村山市子ども読書活動推進計画
(平成17年 3 月策定)
期間:平成17年度∼21年度
市
<第2次>東村山市子ども読書活動推進計画
(平成22年3月策定)
期間:平成22年度∼26年度
東
村
山
市
総
合
計
画
策定経過
●市民意見聞き取り(子ども読書関連の会議、子どもの読書関連団体、アンケート、パブリックコメン
ト)
●子ども関連施設訪問による聞き取り(保育所・幼稚園・学校・子育て関連施設など100か所)
- 81 -
東村山子育てレインボープラン
計画内容(抜粋)
人的体制充実のための施策
・ 子どもの読書に関わ
る部署や関連施設の
職員の育成と連携
・ 子どもの読書に関わ
る市民活動の支援、
市民間の連携体制や
市民と行政との協働
◆子ども関連部署庁内連絡会
●読み聞かせボランテ
◆学校図書館推進部会
ィアの育成・派遣お
◆司書教諭連絡会
よび学校図書館整備
◆学校図書館ボランティア研修会
ボランティアの育
◆東村山子ども読書連絡会
成・組織化
◆「子どもと本の人材バンク」
体制の充実
●「おすすめ絵本パッ
1.
年代や生活環境に合わせた施策
2.
3.
乳幼児への取り組み
「子育て中にたくさん絵本と出会えるまち」づくり
広場・子育てひろばな
の充実(東村山版ブックスタート)
ど
小学生・中学生への取り組み(全体)
●「乳幼児への読み聞か
図書館・学校・児童館・児童クラブ・家庭・地域が役割に応じ
せボランティア」の派
て「子どもと本の出会い」の機会を充実
遣→おひさま広場・子
小学生・中学生への取り組み(市立小学校・中学校)
学校
学校への支援
高校生等(おおむね16∼18歳)への取り組み
●司書教諭ほか教員への
市立図書館ティーンズサービスの充実
5.
読書活動や図書館利用がしにくい子どもへの取り組み
市立図書館と関連機関・ボランティアとの連携によりニーズの
本を通して「いのちの大切さ」「人権」などを伝える
啓発やPRのための施策
を通して市民に知らせる
●学校図書館蔵書数増加
●本のさがし方・調べ方
東村山の地域性を活かした取り組み
・ 子どもの読書の大切さを様々な機会
支援
の取り組み
把握や図書館サービスの提供方法を工夫
6.
育てひろば・保育所・
3∼4か月児健診など
学校全体での読書推進
教育委員会
4.
ク」の配置→おひさま
プログラム作成
●子どもと本が出会える場所のマップ作成
●『読書記録ノート』の作成と活用のPR
・ 子どもの読書に関わる取り組みの情報
を様々な方法で周知する
●ホームページ・市報・『きょういく東村山』
等を通したPR
- 82 -
資 料 編
4.計画における市民意見募集の結果
実施期間:平成22年2月15日∼2月26日
応募人数 5名
意見内容 31件
計画全体
№
市民意見内容(概要)
市の考え方
担当所管
子育て支援を行うのは良いことだが、親とな
る人の素養づくりが第一だと考えます。『子ど
もが育つ魔法の言葉』という本の内容の認識が
親にあるか疑わしいものです。事件を起こす青
少年の家庭での子どもの育て方に問題があり、
1 子育てをしていない家庭・親に問題がありま
す。子どもは生まれてからすぐの親と子のスキ
ンシップが大事だと思います。義務教育中学校
3年生位に『子どもが育つ魔法の言葉』を読ま
せ、心構えをつくっていく為に、中学校の先生
とも相談する等早期の対応が必要です。
親が親になっていないということにつき
ましては、計画策定時にも各委員よりそう
いったご意見をいただいておりました。そ
のため、目指すべき将来像として すべて
の子どもと大人がいっしょに育つまち と
し、子どもだけでなく大人も育っていくま
ちを目指しております。また、計画の中に
も妊産婦健診やパパママ教室といった場面
の中で親としての意識づけをしておりま
す。子育て総合支援センター(ころころの
森)では、ジュニアボランティア養成を行
い、小中学校の生徒が講座を受講し、修了
後乳幼児との触れあいボランティアとして
活動を行っております。中学校での職場体
験でも幼稚園や保育園で体験学習をすると
いうことも行っております。
ご意見は重要なものと考えておりますの
で、今後とも子育て、親育てといった視点
をもって子育て支援を進めてまいりたいと
考えております。
子ども総務課
[平成22年度∼検討]となっている項目につ
いて、前期レインボープランでも「検討」と
なっているものもある。これは、「今まで手を
つけられずに過ぎてしまったが、平成22年度
から検討に入るということで、実施はいつにな
2 るかわからない」という意味でしょうか。一遍
に全ての計画を実施していくのは難しいとは思
いますが、5年間「検討」のままだったことを
考えると、計画自体の信憑性が薄くなってしま
うように思います。ある程度デッドラインを提
示して検討すべきではないかと考えます。
前期計画の中で検討となっている項目
で、後期計画でも検討となっている項目に
つきましては、財政状況や子育て支援にお
ける優先順位等を考えながら検討を行って
まいりました。計画のデッドラインを提示
していく必要があるのではないかと言う事
ですが、市の総合計画、財政状況、子育て
支援施策の優先順位等を考えながら検討を
していく必要があると考えております。
子ども総務課
基本目標Ⅰ
№
市民意見内容(概要)
市の考え方
担当所管
2(2)エリアにおける支援ネットワークの
形成の総括・概要で子育てに関わる関係者で構
成する円卓会議を定期的に開催(主に0歳から
3
未就学児を育てる保護者向け)。とあるが、円
卓会議は未就学児までとは限っていないので、
あえて記載する必要があるのか。
円卓会議については、ご指摘のとおりで
すが、実績としては主に0歳から未就学児を
対象とした関係者で行っておりましたの
で、この表記になっております。今後の展 子育てエリア担当
開として、地域の特性を大切にしながら世
代間交流、地域の子育て応援をしていく円
卓会議にしていきたいと考えております。
2(2)ホームページの活用に賛成です。東
村山市のホームページは見難いのでもっと検討
してほしい。また、モバイルサイトも立ち上げ
4 た方が良いと思います。乳児を育てている母親
にはPCより携帯のほうが便利ではないでしょう
か。実際にリサーチしを行い、検討してみては
如何でしょうか。
ホームページの子育て関連の情報整理を
各所管と協議しながら行ってまりたいと考
えております。また、モバイルサイトの整
備も意見としてございますので、同じく協
議をしていきたいと考えております。
子ども総務課
3ひろばのA型、B型とあるが、わかりにくい 用語解説をつける等わかりやすいような
ので説明を欄外にでも載せたらどうか。
表記を検討いたします。
子ども総務課
5
- 83 -
東村山子育てレインボープラン
この項目については、ひろば事業の内容
3(1)の多様な子育てひろばの充実の内容 を記載しておりますので、「園庭開放等
6 で、「各保育所での地域支援」とあるが、例と の」という文言を入れますとわかりにくく
して「園庭開放等の」を挿入してはどうか。 なってしまうことからこのままの標記とさ
せていただきます。
子ども育成課
それぞれの地域の状況に応じて、児童ク
ラブの開放を順次実施してきました。現在
3(1)おひさま広場を何故、全ての児童ク
7
実施していない所は、地域に同様の施設が
ラブで行わないのでしょうか。
ある等の理由から実施に至っておりませ
ん。
児童課
基本目標Ⅱ
№
市民意見内容(概要)
1(1)妊婦健診、産婦健診、妊婦歯科健診
の充実の内容で、「必要な時期における妊産婦
8
健診」とあるが、もう少しわかりやすい表現は
出来ないか。
市の考え方
健診を受けるのが必要な時期とは、母親
の状態や医師の判断で変わってきます。そ
こで、「必要な(適切な)時期」ということ
に修正をいたします。
担当所管
子育て支援課
基本目標Ⅲ
№
市民意見内容(概要)
市の考え方
担当所管
1(1)認定子ども園ですが、今年の4月よ
り1園で行うと市長は発言していましたが、い
まだにどの幼稚園か発表がありません。上手く
動いていないのでしょうか。
9
また、幼保一元化といっても、幼稚園と保育
園とは形式が違うので、東村山独自の指針やガ
イドラインがあると普及しやすいのではないで
しょうか。
認定子ども園につきましては、「むさし
の幼稚園」が実施する事で、現在東京都の
認可を待っております。
幼保一元化につきましては、認定子ども
園とは別の面で国が検討しております。い
ろいろな課題もございますので、今後も注
視していきたいと考えております。
子ども育成課
1(2)第三者評価ですが、これだけを祭り
上げてもいいのでしょうか。更新費用だけで、
莫大な予算が必要となってしますと思います。
10
初期段階では定着も良いでしょうが、柔軟性を
持たせないと「金食い虫」になってしまう可能
性を秘めています。
東京都で推奨している福祉サービス第三
者評価を活用しながら、保育サービスを選
択する基準の一指標としていきたいと考え
ております。
子ども育成課
2(2)おひさま広場(児童館分室開放事
11 業)事業の充実の内容で、「児童クラブのあり ご指摘のとおり修正します。
方を」とあるが、「あり方に」ではないか。
「相談の充実のため、引き続き子ども家
庭支援センター、母子自立支援員、手当担
当者等、関係する所管と連携体制の推進を
図る。」と内容の修正をいたします。
子ども総務課
2(4)障害児施策の充実のの総括・実績
で、「庁内において充実していくための検討を 「各関係機関等と充実していくための検
13
行った」とあるが、各関係機関でも検討してい 討を行った」と修正いたします。
るのではないか。
障害支援課
子ども総務課
2(5)児童手当制度(子ども手当)で「五千
14 円から壱万円に」、とあるが「一万円」のほう ご指摘のとおり修正します。
がいいのではないか。
子ども総務課
12
2(3)ひとり親家庭の支援、相談事業の充
実の内容で、「相談機能充実のため…相談体制
の連携を図る」では意味が不明。相談体制の総
体の底上げを目指すのではないのか。
児童課
基本目標Ⅳ
№
15
市民意見内容(概要)
市の考え方
「第2次東村山市子ども読書活動推進計
「子ども読書活動推進計画」の項目が、前期
画」(平成22年3月策定)の項目に合わ
の計画から変更があったのはなぜでしょうか。
せて変更しました。
- 84 -
担当所管
図書館
資 料 編
1の「生きる力・豊かな情操や考える力
を育てる読書活動の推進」は、「東村山市
子ども読書活動推進計画」が担う項目であ
るため、説明文も同計画における「計画の
目的」(第1次・第2次共通)の一部を引
用していましたが、次のように変更しま
す。<東村山市では、市内各所で子どもの
1の「生きる力・豊かな情操や考える力を育 読書環境を整え、読書活動の推進を図るた
16 てる読書活動の推進」の説明内容がわかりずら めに「第2次東村山市子ども読書活動推進
い。説明内容が冗漫ではないか。
計画」(平成22年度∼26年度)を策定
しています。レインボープランにおける子
どもの読書についての施策は、この計画に
沿ってすすめていきます。計画の概要は巻
末の資料を、詳細は市立図書館やホーム
ページ等でご覧ください。下記は、同計画
の一部を構成し直して掲載したものです。
>
図書館
2(2)児童館事業の充実の開館時間の拡大
の内容において、「中高生の居場所のあり方」
17 とあるが、その書き方だと他の要素がイメージ
しづらいのではないか。「中高生総体の居場所
のあり方」ではないか。
児童課
「中高生の居場所のあり方を考慮しなが
ら推進する」から「中高生の居場所づくり
のあり方を総体的に考慮しながら推進す
る」に修正いたします。
3(1)児童クラブ(放課後児童健全育成事業)
の充実の総括・実績において、「定員の弾力的
18
ご指摘のとおり修正します。
運用を実施きたが」となっているが、「定員の
弾力的運用を実施してきたが」ではないか。
児童課
3(1)児童クラブ(放課後児童健全育成事
業)の充実の内容で「児童クラブの運営のあり
ご指摘のとおり修正します。
方含めて」は、「児童クラブの運営のあり方を
含めて」ではないか。
児童課
19
3(1)児童クラブについては、開所時間の
延長は早急な対応をお願いしたい。第2児童ク
20 ラブについては、器だけ与えるのでなく、職員
配置や職員研修を充実させ、質の低下を招かな
い様にお願いしたい。
児童クラブの大規模化及び待機児対策と
してクラブ建設が最優先と考え、現状のク
ラブ運営を維持するすることに努めてまい
りたいと考えております。
児童課
「学校貢献」とは、学校施設利用者が体
3(1)地域の社会資源を活用した事業の推
育館やU字溝の清掃や校庭の草むしりをした
進の総括・実績で、「学校施設利用者団体によ
21
り、土曜講座の講師となって子ども達にス 社会教育課
る学校貢献」とあるが、「学校貢献」とは何で
ポーツや文化活動の楽しさを教えることで
しょうか。
す。
3(1)放課後子ども教室について、現制度
では普及しないと思います。本気で普及させる
22
には、東村山独自の試みや体制が必要だと思い
ます。特に人材確保は問題だと思います。
23
放課後子ども教室についてですが、課題
として場所の確保、人材の確保がございま
す。特に人材確保については、今まで以上
にPTA・地域・学生ボランティア等に協
力をお願いをしていくことを考えておりま
す。
4自ら学ぶ力の育成で、「子どもたちが社会
「子どもたちが社会体験・文化活動・自
体験、文化活動、自然環境等との触れあい」と
然環境等との触れあい」と修正いたしま
あるが、触れあいは自然環境のみに照応するの
す。
ではないか。
5(1)家庭や地域の教育力向上に向けた支
援の地域の教育力向上に向けた支援活動で、前
期計画では「土曜講座等、保護者・地域主体の
24
地域活動の見直し改善を推進する」とあるが、
今回は「地域活動を推進する」とある。見直し
改善はどうなったのか。
見直し、検討をしてきた中で、地域の
方々や学校開放利用団体、PTA等の力を
借りて実施していくことからこういった表
現にしております。今後もそうしていくこ
とは重要であるということは認識しており
ます。
- 85 -
社会教育課
子ども総務課
社会教育課
東村山子育てレインボープラン
基本目標Ⅴ
№
市民意見内容(概要)
市の考え方
担当所管
1(1)子どもの参加促進・充実の総括・実
績において、「自主事業終了者、青少対リーダ
25 を通じ」とあるが、「自主事業」とは何でしょ
うか。また「リーダ」は「リーダー」ではない
か。
「自主事業」とは、教育委員会で主催す
る「輝け!東村山っ子育成塾」のことで
す。また、「リーダ」は「リーダー」に修
正いたします。
社会教育課
2「いのちとこころの教育」の推進におい
て、色々取組まれていると思いますが、ハンセ
ン病関連や幼稚園・保育園との連携とともに、
障害児通所施設や特別支援学校との交流を行う
ことによって、より実体験としての命の大切さ
26 を学びとることができるのではないかと考えま
す。手足を思うままに自由に動かせることはも
ちろん、呼吸をしていること自体、当たり前の
ことではないのだと気づくことが、「いのちと
こころの教育」の原点の一つではないかと思い
ます。
「いのちとこころの教育」の推進は現
在、教育委員会の諸事業及び市立小・中学
校における様々な教育活動を通して推進し
ているところです。既に特別支援学級の設
置校においては、特別支援学級の担任が通
常の学級において理解啓発授業を行った
り、児童・生徒同士の交流活動を進めてお
ります。また、中学校の職場体験学習では
障害者施設での体験を通していのちの大切
さを学んでいる生徒も多くおります。今後
もいただいたご意見にありましたように、
地域の特別支援学校との交流等検討するな
どし、「いのちとこころの教育」をさらに
充実してまいります。
指導室
3(3)研修等の充実において、机上の研修
だけに終わらず、福祉施設や特別支援学級・学
27 校への実地研修を取り入れ、より実践的な研修
となるように計画していただきたいと思いま
す。
研修につきましては何を目的としている
のかに応じて、その内容が違ってくるかと
思います。ファミリー・サポート・セン
ターの提供会員養成講座等で障害者理解を
深める研修も行っておりますので、子ども
施策従事者全体として目的にあった研修内
容を検討していきたいと考えております。
子ども総務課
基本目標Ⅵ
№
市民意見内容(概要)
市の考え方
ご意見のように、これからも学校の安全
指導をはじめ多くの場面で交通安全に関す
る指導を充実してまいります。(指導室)
交通安全に対する意識の高揚やマナーの
2(1)交通安全講習会等で、子ども達に歩
向上について、全市的に広く周知するよう
28 き方・自転車の乗り方等、道路でのマナーを徹
な取り組みををしていくことは必要である
底的に教えてほしい。
と考えており、東村山警察署及び東村山交
通安全協会等各関係機関と連携を図りなが
ら、子ども達に対する取り組みを講じてい
きたいと考えております。(道路交通課)
担当所管
指導室
道路・交通課
基本目標Ⅶ
№
市民意見内容(概要)
市の考え方
地域の状況、人材等によって、エリアの
活動内容に違いが出ているかと思います。
地域によってどういった内容で行なってい
円卓会議については、地域により温度差が大
くのがよいのかを検証し、子育て中の保護
きく、その地域に住む保護者の参加が少ないと
29
者の参加の仕方等を考慮しながら、今後と
思います。また、エリアごとのホームページが
も検討していきます。また、地域の子育て
あると良いと思います。
マップを現在作成中です。エリアごとの
ホームページにについては、検討していき
たいと考えております。
- 86 -
担当所管
子育てエリア担当
資 料 編
その他
№
市民意見内容(概要)
市の考え方
担当所管
立派に子どもを育て上げた人から、言葉や行
今後の参考とさせていただきます。ご意
30 動を広く募集し、「東村山市の子育て名言集」
見ありがとうございました。
のようなものが欲しいと思う。
子ども総務課
特別支援教育から漏れている、通常学級在籍
の障害児(保護者付き添い)の問題を、レイン
ボープランで支援できないでしょうか。現在東
村山市では、通常学級に在籍する肢体不自由児
には、保護者またはそれに代わる者の付き添い
が求められています。子どもにとって、保護者
付き添いで通学することは、健全な育成にプラ
スになるとは思えません。個々の学校で、何ら
31 かの努力・援助をしていることもあるようです
が、制度的な援助は何もありません。おりし
も、国レベルでは2010年2月23日、イン
クルーシブ教育を推進する議員連盟の設立総会
が開かれ、正式に発足が承認されたところで
す。東村山市においてインクルーシブ教育に取
り組む足がかりを、レインボープランの中に提
示することができれば素晴らしいなと思いま
す。
学務課
特別支援教育とは、障害の有無に関わら
ずすべての子どもを対象としたものです。
日常的な付き添いが必要な児童生徒への支
援については、東村山市特別支援教育推進
計画において、補助金の制定などより具体
的な支援の方法を検討していきたいと考え
ております。
- 87 -
東村山子育てレインボープラン
5.用語解説
あ
行
○ おすすめ絵本パック
乳幼児向けの絵本を市立図書館利用案内とともに特定の箱にセットしたもの。
○ おひさま広場
児童館分室(児童クラブ)を曜日・時間を限って、小さな子どもと保護者にふれあい
の広場として開放している。(平成 21 年度現在 8 箇所)
か
行
○ 家庭の日
家族と一緒に過ごし、家族の絆を強めるため、毎月第2日曜日を「家族の日」と定め
ている。
○ 家庭福祉員(保育ママ)
市で認定した、保育と技術と経験を持ち、自宅で子どもを預かって保育する方のこと。
(平成 21 年度現在 5 名)
○ 教育相談室
専門の相談員が、小学生・中学生、主に18歳くらいまでのお子さんの性格、行動、
発達、学業、進路等教育上の相談を行います。子ども家庭支援センターに併設されてい
ます。
○ 子育て総合支援センター(ころころの森)
主に家庭で育児をしている就学前の乳幼児とその保護者のための子育て支援施設。親
子がいつでも気軽に訪れ、ゆったりとした雰囲気の中ですごせる空間とするため、地域
での子育て支援活動を行うスペースや、広い遊び場スペース、飲食可能なくつろげるス
ペース等を備え、子育て支援に関する様々なイベントや講座を行うとともに、地域で子
育て支援を担える人材の育成や親子と子育て関連各機関・団体等地域とのコーディネイ
トを行うことによって、地域の子育て力を向上させ、子育てしやすいまちづくりを目指
します。野口町 1-25-15(地域福祉センター2 階)に設置されています。
○ 子育てひろば
0∼3歳を中心とした孤立しがちな子育て家庭等の支援を行うため、保育所や児童館
- 88 -
資 料 編
等を利用して、集いの場(たまり場)を提供しながら子育て相談や子育てに関する講座
の実施、子育てサークルの支援など、身近な子育て家庭の支援を行う。
なお、国等の分類では次のような3種類の子育てひろば事業がある。
【A型】子育て親子交流、集いの場の提供や子育て相談事業、子育て啓発事業等を
行う。施 設 型 ひ ろ ば 。 ( ほ ん ち ょ う 子 育 て ひ ろ ば )
【B型】A型の事業のほか、地域の各保育所間で連携、特別保育事業、ベビーシッ
ター等の地域の保育資源の情報提供等を行う。セ ン タ ー 型 ひ ろ ば 。
(みすみ子育てひろば・ころころの森)
【C型】余裕教室や空き店舗等を利用して、A型の事業のほか、地域の子育て関連
情報の提供等を行う。つ ど い の ひ ろ ば 。( の ぐ ち 子 育 て ひ ろ ば )
○ 子ども家庭支援センター(先駆型子ども家庭支援センター)
以下の事業を行う。本町 1-2-3 いきいきプラザ 3 階に設置されています。
1. 子ども家庭総合ケースマネジメント事業
*子どもと家庭に関するさまざまな相談。
*子ども家庭在宅サービス等の提供・調整(ショートステイ事業等)
。
*児童相談所や保健所等との連携、サービスの調整。
2. 地域組織化事業
*子育てサークルの支援、ボランティア育成等。
3. 要支援家庭サポート事業
*見守りサポート事業(児童虐待等)
。
*養育支援訪問事業(育児支援ヘルパー)。
4. 在宅サービス基盤整備事業
*養育家庭制度の普及活動等。
○ 子ども読書の日
「国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子ども
が積極的に読書活動を行う意欲を高めるため」4月23日を「子ども読書の日」と定め
ている。
○ こんにちは赤ちゃん事業
生後4カ月までの新生乳児のいる全ての家庭を訪問し、さまざまな不安や悩みの相談
に応じ、子育て支援に関する情報提供を行うもので、母子の心身の状況や養育環境を把
握し、助言を行い、支援が必要な家庭は保健師等の家庭訪問につなげる。この事業の目
的は、乳児のいる家庭の地域での孤立を防ぎ、育児不安の軽減や子供虐待の予防に結び
付ける。国の事業として2007年にスタートした。
さ
行
- 89 -
東村山子育てレインボープラン
○ 児童育成計画推進部会
保健福祉施策を総合的かつ計画的に推進するため、設置されている東村山市保健福祉
協議会の下に、子どもにおける専門的な内容について調査・研究する児童育成計画推進
部会を設置している。任期は2年間。委員構成としては、学識経験者・医師会・歯科医
師会・関係行政機関・小中学校長・青少年委員代表・民生委員・社会教育委員・民間保
育所又は幼稚園の代表・就学前児童又は就学児童の保護者・高齢者団体代表・一般公募
委員等からなる。
○ ショートステイ事業
子どもの養育が家庭で一時的に困難になった時に、短期間児童養護施設等で、お子さ
んを預けることができる事業。たとえば、保護者の方が病気や出産で入院する冠婚葬祭
等に出席する、親族を看護または介護する、災害や事故にあったとき、その他 一時的
にお子さんを養育できない事情が生じたときなど利用できる。子ども家庭支援センター
で実施。
○ 先駆型子ども家庭支援センター
子ども家庭支援センター参照
た
行
○ 第三者評価制度
事業者や利用者以外の第三者の多様な評価機関が、事業者と契約を締結し、専門的か
つ客観的な立場から評価を行うもの。利用者のサービスの意向を把握するための「利用
者評価」と、サービスの内容や質、事業者の経営や組織のマネジメント力を把握するた
めの「事業評価」がある。
○ 地域における子育て支援事業
保育所や幼稚園等を活用して行われる子どもや家庭への支援事業。
保育所:ひろば、各種相談、園庭開放等
幼稚園:未就園児親子教室、園庭開放、各種相談等。また、園によって通常の幼児教
育時間の開始前や終了後、夏休みなどの幼稚園休業日に園児を預かる(預かり保育)こ
とも行っている。
○ 特別支援教育
障害の種類や程度に応じ、特別な場で指導を行う「特殊教育」ではなく、学習障害
(LD)、注意欠陥/多動性障害(ADHD)、高機能自閉症を含め、障害のある児童・
生徒一人一人のニーズを把握して適切な教育的支援を行うことを目的とする教育のあり
方。
- 90 -
資 料 編
○ トワイライトステイ事業
保護者が仕事等の理由によって帰宅が夜間にわたる場合や休日の勤務により児童の養
育が困難となった場合に、児童養護施設等において生活指導や夕食の提供などを行う事
業。
な
行
○ 認可外保育所
3歳未満児を中心とした小規模の認可外施設(定員 30 人未満)。保育士や設備等の一
定の基準を満たし、保育時間は概ね午後7時までとなっている。
(平成 21 年度現在 6 箇
所)
○ 認証保育所
多様化している保育ニーズに柔軟に対応するための、東京都独自の基準による保育所
で、保育時間は 13 時間以上で0歳児からの受け入れ等の保育サービスを提供している。
(平成 21 年度現在 5 箇所)
○ 認可保育所
広さや設備、職員の数や資格、保育内容について国が設けた最低基準をクリアして認
可された保育所のこと。国や自治体から運営費が大幅に補助されており、園庭や調理設
備が整っています。また、保育料も所得に応じて軽減され、保育所保育指針に基づいた
保育が行われています。(平成 21 年度現在 17 箇所)
○ 認定こども園
幼稚園と保育所の良いところを活かしながら、その両方を果たすことができるような
新しい施設として、平成18年度より制度がスタートした。機能として①就学前の子ど
もに幼児教育・保育を提供する機能、②地域における子育て支援を行う機能を備え、認
定基準を満たす施設が都道府県知事より認定を受ける事ができる。
地域の実情に応じて次のタイプが認められる。
【幼保連携型】認可幼稚園と認可保育所が連携して、一体的な運営を行う。
【幼稚園型】認可幼稚園が、保育に欠ける子どものための保育時間を確保するなど
保育所的な機能を備える。
【保育所型】認可保育所が、保育に欠ける子ども以外の子どもを受け入れるなど、
幼稚園的な機能を備える。
【地域裁量型】幼稚園・保育所いずれの認可も無い地域の教育・保育施設が、認定
こども園としての必要な機能を果たす。
は
行
- 91 -
東村山子育てレインボープラン
○ ファミリー・サポート・センター
育児の手助けをしたい人(提供会員)と手助けを受けたい人(依頼会員)からなる会
員組織による、地域における子育て支援活動で、その援助内容は、提供会員の自宅での
子どもの預かりや保育施設への送迎などとなっている。
○ 放課後子ども教室
小学校の施設を活用し、地域の大人の協力(見守り)を得て、子どもたちに安全で安
心な居場所を提供する放課後対策事業です。子どもたちの自主的な活動(学習・遊び
等)をとおして、相互の関係を広げ豊かな放課後の環境づくりを推進することを目的と
しています。
ま
行
○ 民生・児童委員
民生委員・児童委員は、民生委員法に基づき、市民の中から、民生委員推薦会によって推
薦され、厚生労働大臣より委嘱されています。
地域の身近な相談相手として、生活上の問題から援助を必要としているかたの相談に広く
応じています。社会福祉の制度やサービス、相談窓口の紹介を行うとともに、必要に応じて
市やその他の関係機関と連絡・連携を取りながら解決に向け努力をしています。
職務を遂行するに当たっては、個人の人格を尊重し、国籍、信条、性別等によって、差別
的、優先的な取扱いを行ってはならないとされています。また、守秘義務があり、プライバ
シーを守りながら 市民と行政とのパイプ役 として活動しています。
()
や
行
○ 幼児相談室
専門の相談員が、就学前(0歳∼6歳)の子どもに関するあらゆることの相談(親子双方
への専門的・継続的ケアを提供し、保育所・幼稚園への巡回相談や入園・就学時の相談な
ど)を行います。子ども家庭支援センターに併設されています。
○ 要保護児童対策地域協議会
平成16年度の児童福祉法改正により、虐待を受けている子どもやさまざまな問題を
抱えている要保護児童若しくは、要支援児童及びその保護者又は特定妊婦(以下「要保
護児童等」)の早期発見や適切な保護等を図るために、地域の関係機関が子ども等に関
する情報等を共有し、連携と協力により適切な支援を行うため、地方公共団体が設置す
ることができるようになった機関。
- 92 -
東村山子育てレインボープラン
―東村山市次世代育成支援後期行動計画―
平成22年3月
発行
東村山市
編集
子ども家庭部子ども総務課
〒189−8501
東京都東村山市本町1−2−3
TEL:042−393−5111(代)
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