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取扱説明書 - サンポット
サンポット 融雪フルユニット SBH-505FUR 取扱方法 ・ 工事説明書 ■取付工事店様へ 設置工事の前に、 この工事説明書をよくお読みにのうえ正しく据付けてください。 なお、 この工事説明書は、 据付工事終了後に内蔵ボイラの取扱説明書、 工事説明書と一緒に 必ずお客様にお渡しください。 また、 必ずお客様立ち会いの上で正しく工事されているか確認 していただいた後、 試運転を行ってください。 ●機器を設置する場所には、 建築基準法や電気設備技術基準、 消防法に基づく火災予防条例 に定める防火設置を施す必要があります。 お住まいの地区、 市町村火災予防条例に従って ください。 ●施工上の責任は当社では負いかねますので、 万一施工上に起因する不具合が生じた場合は、 貴店の保障規定によって修理いただくようお願いします。 ●ボイラ本体にテープで貼付けられている注意ちらしは読んだ後、 取除いてください。 ●取扱説明書に従って 「特に注意していただきたいこと」 「使用方法」 「アフターサービス」 「保証書」 についてお客様へ説明してください。 ここに示した事項は 警告、 注意 に区分しています。 この表示を無視して作業を誤った場合に設置工事作業者が、 又は設置工事の不具合によって使用者が、死亡、重傷を負 う可能性又は火災の可能性が想定される場合 こ の表示を無視して作業を誤った場合に設置工事作業者が、 又は設置工事の不具合によって使用者が、傷害を負う可能性 や物的損害の発生が想定される場合 マークは次のように表しています。 マーク マーク マーク 禁 止 指 示 注 意 1. 開こん ①梱包 (木枠) から本体を取り出し、 保護材などを取り除いてください。 ②附属品として次のものが同梱されていますので確認してください。 センサー部 (1 式) アンカー (4 セット) 取扱説明書 1 工事説明書 保証書 (1 通) 2. 本体外形寸法図 2 3. 据付け この機器にはヘッダーはついておりません。 ヘッダーを取り付ける場合は地中にヘッダー用ボックスを 設けて配管してください。 ①据付け場所の選定 本体を据え付ける場合は、 配管工事 ・ 電気工事などの付帯工事及びアフターサービス ・ 保守 ・ 点検のできる場所が必要です。 また、 火災予防上の所定の距離、 隣家への防音上の配慮が 必要です。 据付場所を選定するときには、 次の各項をよく検討してから決めてください。 ①室内には取り付けないでください。 ②付近に燃えやすいものがない場所。 ③浸水したり、 雪にうもれたりしない場所。 落雪のない場所。 ・ 本体が浸水したり、 雪に埋もれないように対策を施してください。 ④給排気しやすい場所。 ・ 周囲の状況を考え、 給排気が十分に行える場所に据え付けてください。 ・ 出入り口に近い場所、 また、 隣家付近など、 排ガスが室内に入りやすい場所には 取り付けないでください。 ⑤油タンクを安全に設置できる場所。 ・ 油タンクは安全を確保するため、 本体とは 2m 以上離してください。 または、 防火上 有効な遮へいを設けてください。 ⑥床面、 壁面に固定できる場所。 ⑦融雪の配管が機器下面から機器内部に引き込める場所。 ⑧融雪用不凍液が給水しやすい場所。 ⑨設置後の保守 ・ 管理が行える場所。 ②据付け方法 ①本体設置の前に ・ 融雪用の配管を行い、 往き ・ 戻りがわかるように印を付け、 配管を立ち上げておいて ください。 ②設置 ・ 不燃材 (コンクリートなど) でできた基礎の上に水平に設置してください。 ・ 本体をアンカーボルトで固定してください。 アンカーボルト寸法及び配管図 アンカーボルトの穴ピッチ及び配管は前頁の本体外形寸法図をご参照ください。 固定する基礎にアンカーボルト用の穴 (φ12.5mm) をあけ、 附属のアンカーボルトを打ち 込んでください。 また、 市販のアンカー使用時は 12cm 以上基礎にに埋め込んでください。 1. 3 禁止 指示 ③地中センサー (別売 : UGC-2) を取り付ける場合 ①地中センサーは右図のように温水パイプと 温水パイプの中間に正しく設置してください。 ②地中センサーコードは、 アスファルト舗装時の熱 (一般に 110℃以上) による劣化や 作業中の事故による断線など、 故障の原因となるおそれがありますので、 必ず CD 管 などで保護してから設置工事を行ってください。 ③この場合、 右図のようにテープなどで地中 センサー検出部と CD 管を固定して、 センサー 検出部が CD 管の中に入ってしまうことのない ようにしてください。 ④油タンクの据付け ●油タンクは不燃材の安定した床の上に置き、 簡単に動いたり倒れてたりすることのない ように据え付けてください。 ・ 直接雨水がかかったり、 高温及び直射日光にさらされる場所は避けてください。 ・ 油タンクを高い位置に設置する場合や大容量の油タンクを使用する場合は、 機器と 油タンクの関係高さは、 油面落差を 2.6m 以内にしてください。 ・ 本体とタンクの油面落差を 1m 以上にしてください。 ・ 油タンクと機器の間に防火上有効な壁などがない場合、 2m 以上離してください。 ・ その他油タンクの設置に関しては火災予防条例及び油タンクの取扱説明書に従って ください。 防火壁がない場合 2m 以上 指示 防火壁 1m 以上 2.6m 以下 油タンク GL 4 ⑤油配管 ●油配管は融雪フルユニットの前面扉を開け、 図のように接続してください。 油配管は必ず銅配管としてください。 また、 接続部から漏れがないか確認して この部分についている袋ナット、 ください。 リングの順に締め付ける。 ⑥降雪センサー部の取付け 1. センサー部の取付場所 ●上方に屋根 ・ 電線 ・ 立木など雪を遮断する障害物がないこと。 ●吹きだまりのできる風下でないこと。 センサー部の検出面は、 風上を向けてください。 ●排気熱など外気以外の熱を受けない場所であること。 ●センサー部は、 つららや落雷などの生じる場所、 積雪によって埋もれたり、 浸水などが 生じる場所には、 絶対に取り付けないでください。 2. 取付一般事項 ①検出面に雪が着雪する場所を想定し、 調節ねじでステーの長さを調節し取り付けてください。 ②検出面の傾きが、 地面に対して水平になるようにステーを取り付けてください。 ③コンクリート外壁などに取り付ける場合は、 あらかじめφ3.3 ~ 3.4mm ・ 深さ 35mm の下穴 を開け、 附属の取付ねじで固定してください。 ④センサーコードがぶらぶらしないようにしっかり固定してください。 5 3. センサー部を本体に取り付ける場合 ①センサー部の調節ねじをゆるめて、 取付ステーを分割してください。 このとき一度センサーコードを切断してフランジ側ステーから引き抜いてください。 切断は取付ステー内部に入らない位置で切断してください。 ②分割した部分に取付アダプター及び L 字ステーを 追加してセンサー部を取り付けてください。 センサーコードは取付アダプター及び L 字ステー、 取付ステーを通してください。 ③天板のカバーを外し、 そこにセンサーケーブルを 通してください。 ④外したカバーの部分を利用して、 センサー部を固定 してください。 ⑤切断したセンサーコードを接続してください。 圧着端子またはハンダ付けをで接続し、 絶縁防水処理も確実に行ってください。 ⑥L ステーとフランジ側取付ステーの接続部にアルミ テープを巻き付けて防水処理を行ってください。 4. センサー部に延長部材を使用する 上記③を参考に L ステーの代わりに延長用の直管を使用してください。 5. センサーコードを延長する場合 キャプタイヤコード VCTF5 芯 0.5m㎡以上を使用し、 センサー部 5m+延長部 25m=30 以内 としてください。 中継部は圧着端子もしくはハンダ付けで接続し、 絶縁防水処理も確実に行って ください。 別売り延長ケーブル SC-5C-5T (5m 5 芯 ×0.5m㎡ ) SC-5C-10T (10m 5 芯 ×0.5m㎡ ) 6 4. 配線 ■ 電源周波数の確認 ・ 電源周波数の異なった地域で使用する場合は、 電磁ポンプのコネクタを差替えてください。 ・ 内蔵ボイラの前扉を開き、 制御基板に差し込む電磁ポンプのコネクタを差替えてください。 ・ 出荷時は 「50」 のスタンプが捺印されているコネクタが制御基板に差しています。 50Hz 地域でご使用される際は、 「50」 のスタンプが捺印されているコネクタが差さっている か確認してください。 ・ 60Hz 地域でご使用される際は、 「60」 のスタンプが捺印されているコネクタを差し込んで ください。 ■降雪センサー制御部の取付け ①融雪フルユニットの前面扉、 内蔵ボイラの前扉を開きます。 ②機器内左下部に制御基板があります。 配置は下図の通りです。 ③センサーコードを端子台に接続します。 ④次に全てのコード、 信号線を接続した場合 を右図に示します。 7 5. 温水配管 ●システム部品は当社純正部品を使用してください。 ●配管には熱損失防止のため、 保温工事を行ってください。 ●配管は必ず指定の架橋ポリエチレン配管または銅管を使用してください。 1. 配管の洗浄 機器本体と接続する前に、 必ず事前にシステム内を洗浄し、 配管途中のごみ ・ スケールなど を除去してください。 2. 配管施工上の注意 接続が終わりましたら必ず漏れ試験を行い、 漏れのないことを確認してください。 3. 注水及び空気抜き、 ボイラ本体から空気抜き (別売ドレンアダプター KMB-DA が必要です。) (必ずサンポット純正融雪用不凍液を原液のまま使用してください。) Ⅰ. 本体前面扉を外します。 Ⅱ. コンビバルブにドレンアダプターを取付け、 給水ポンプをセットします。 ドレンアダプターの取付方法 ①キャップネジを外す ②バルブを閉じる ③注意:ドレンアダプターの六角が1cm 見える 程度までリングを回す。 ④バルブに差し込む ⑤スパナで軽く締める。 ⑥ホースニップルを取付ける。 ⑦加圧ポンプと接続する。 アダプターリングの操作方法 ①ドレンアダプターリングを反対方向に 回すと 「開」。 ②ドレンアダプターリングを時計方向に 回すと 「閉」。 8 Ⅲ. 給水、 空気抜き、 加圧を行います。 ■放熱器側の給水、 漏れ試験、 排水方法 必ずリターンバルブ (青)、 サプライバルブ (赤) のつまみを閉にする。 ①リターンプラグ (青) 側から (両バルブの度連アダプターのリングを開く) 給水し、 サプライバルブ (赤) から排水する。 ②サプライバルブ (赤) のドレンアダプターを (ドレンアダプターのリングを回し) 閉めて加圧する。 ■ボイラ側の給水 放熱器を給水した後、 次の動作を行う。 (リターンバルブ (青)、 サプライバルブ (赤) のつまみ閉の状態からの操作) ①ボイラの安全弁を手動で開く (出てくる液を受ける容器を置く) ②リターンバルブ (青) 側から (ドレンアダプターのリングを開く) 給水しながら次の 操作を行う ③サプライバルブ (赤) のつまみを 5 秒程度開いた後閉じる。 (往き~安全弁の経路空気抜き) ④リターンプラグ (青) のつまみを開きボイラの空気抜きを行い、 安全弁を閉じる。 ■加圧 リターンバルブ (青)、 サプライバルブ (赤) のつまみ開の状態でリターンバルブ (青) 側から (ドレンアダプターのリングを開く) 給水し、 空気抜き弁から空気を抜いた後、 加圧する。 サプライバルブ (赤) のドレンアダプターは外しておくか、 時計方向に 回しておく。 9 6. 試運転 試運転は、 販売店または工事店と立会いで行ってください。 運転手順、 異常時の処置方法について販売店または工事店より説明を受けてください。 ■運転準備 1. 油タンクに給油し、 送油経路の空気抜きをする。 (空気抜きの方法は別冊の 「油だき温水ボイラ 取扱説明書 使用前の準備」 をご参照ください。) 2. 電源を 「入」 にする。 3. ボイラに循環水 (不凍液を給水し、 空気抜きをする。) ■確認 ・ ボイラや送油経路、 油タンクから油漏れがないか。 ・ ボイラや温水配管から循環水 (不凍液) 漏れがないか。 ・ 温水配管の往き、 戻りのバルブが開いているか。 ■運転 (手動運転で行ってください。) リモコンの運転スイッチを 「入」 にする。 ・ 運転ランプが点灯します。 ・ 約 15 秒後燃焼ランプが点灯し燃焼を開始します。 ・ 設定湯温になると燃焼が停止し燃焼ランプは消灯します。 ※湯温によって自動的に燃焼、 停止を繰り返し、 それに合わせて燃焼ランプも点灯、 消灯を 繰り返します。 (注意) ・ 初期運転時および燃料切れ後の点火の際に、 送油経路に残った空気により着火ミスをする ことがありますが故障ではありません。 ・ 初めての燃焼では、 消音材、 断熱材、 パッキンの急速乾燥により、 臭いや白い煙がキャビネット 開口部から 20 分間程度でますが、 機器の異常ではありません。 ■停止 リモコンの運転スイッチを 「切」 にする。 ・ 運転ランプが消灯し運転を停止します。 10 7. 使用方法 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 8. 循環ポンプ機具外特性 SBH-505FUR の循環ポンプ機具外特性は下図グラフのようになります。 SBH-505FUR は、 ヘッダー内蔵しておりません。 機具外特性から、 ヘッダー回路数等選定してください。 25 MEMO 26 MEMO 27