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ヒーティングブロック

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ヒーティングブロック
ヒーティングブロック
HF100/200 型
第1版
●この度は、ヤマト科学のヒーティングブロック HF シリー
ズをお買い上げいただきまして、誠にありがとうございま
す。
●本器を正しく使っていただくために、お使いの前にこの
「取扱説明書」と「保証書」をよくお読みください。お読みに
なった後は「保証書」とともにいつでも使用できるように、
大切に保管してください。
警告:取扱説明書本文に出てくる重要警告事項の部分
は製品を使用する前に注意深く読み、よく理解
してください。
目
次
1.安全上の注意 ........................................................................ 1
絵表示の説明 ........................................................................ 1
シンボルマーク一覧 .................................................................. 2
警告・注意 .......................................................................... 3
2.ご使用前に .......................................................................... 4
据え付けにあたっての注意事項......................................................... 4
3.各部の名称と働き .................................................................... 7
本体 ................................................................................ 7
操作パネル .......................................................................... 8
温度調節器に表示されるキャラクタの説明............................................... 9
4.運転のしかた ....................................................................... 10
運転準備 ........................................................................... 10
運転モードと機能一覧 ............................................................... 11
定値運転(連続運転モード).......................................................... 12
クイックオートストップ運転.......................................................... 14
オートストップ運転 ................................................................. 17
オートスタート運転 ................................................................. 21
その他の機能 ....................................................................... 25
5.取扱い上の注意 ..................................................................... 30
6.お手入れのしかた ................................................................... 31
日常の点検/お手入れ ................................................................ 31
7.長期間使用しないとき、廃棄するとき.................................................. 32
長期間使用しないとき、あるいは廃棄するとき .......................................... 32
廃棄するときのお願い ............................................................... 32
8.困った時には ....................................................................... 33
エラー表示について ................................................................. 33
故障かな?と思ったら ............................................................... 33
9.アフターサービスと保証 ............................................................. 34
修理を依頼されるとき ............................................................... 34
10.仕様 .............................................................................. 35
11.配線図 ............................................................................ 36
12.交換部品表 ........................................................................ 37
13.危険物一覧 ........................................................................ 38
14.標準据付マニュアル ................................................................ 39
1.安全上の注意
絵表示の説明
絵表示について
この取扱説明書および商品には、安全にお使いいただくためのいろ
いろな絵表示をしています。その内容を理解することなく誤った取
り扱いをすることによって生じる内容を、次のように区分しており
ます。
内容をよく理解してから本文をお読みください。
警告
注意
人が死亡または重傷(注 1)を負う恐れがある内容を示しています。
人が軽傷(注 2)を負う恐れおよび物的損害(注 3)を受ける恐れがある
内容を示しています。
(注 1)重傷とは、けが、感電、骨折、中毒などの後遺症が残るものおよび
治療に入院や長期通院を要するものをいう。
(注 2)軽傷とは治療に入院や長期通院を要さないけがや感電などをいう。
(注 3)物的損害とは設備・機器や建物等の財産にかかわる損害をいう。
絵表示の意味
この絵表示は、「警告」(「注意」を含む)を促す事項を示しています。
この絵表示の近くに、具体的な警告内容を表記しています。
この絵表示は禁止事項を示しています。
この絵表示の近くに、具体的な禁止内容を表記しています。
この絵表示は、必ず実行してほしい事柄を示しています。
この絵表示の近くに、具体的な指示内容を表記しています。
1
1.安全上の注意
シンボルマーク一覧
警 告
警告一般
高電圧注意
高温注意
駆動部注意
爆発注意
注意一般
感電注意
やけど注意
空焚き注意
水漏れ注意
水専用
劇毒物注意
火気禁止
分解禁止
接触禁止
アース線接続
水平設置
電源プラグを抜く
注 意
禁 止
禁止一般
強 制
強制一般
2
定期点検
1.安全上の注意
警告・注意
警告
引火性、爆発性のあるガス雰囲気中での使用禁止
引火性、爆発性のある雰囲気中では絶対に使用しないでください。
本器は防爆構造ではありませんので、爆発・火災の原因となります。
P.38「13.危険物一覧」を参照してください。
アース線を必ず接続してください。
必ずアース線を正しく設置してください。漏電による感電、火災の原因となります。
異常時の使用禁止
万が一、煙が出ている、変な臭いがする等の場合はすぐに電源を切り、配電盤や電源コンセント
から外してください。火災、感電の原因となります。
電源コードを束ねて使用しないでください。
電源コードを束ねて使用すると、過熱し、火災の原因となります。
電源コードを傷めないでください。
電源コードを無理に曲げたり、引っ張ったり、ねじったりして傷めないでください。火災、感電
の原因となります。
爆発性、可燃性物質は使用しないでください。
爆発性、可燃性物質およびそれらを含んだ物質は絶対に使用しないでください。爆発、火災の原
因となります。
本器は分解、改造しないでください。
本器は絶対に分解、改造しないでください。火災、感電等の事故の原因となります。
注意
雷が鳴り始めたら。
雷が鳴り始めたら、すぐに電源を切ってください。火災、感電の原因となります。
3
2.ご使用前に
据え付けにあたっての注意事項
据え付けに当っては、この取扱説明書「14.標準据付マニュアル」に従って作業を行ってください。
警告
1.アース線を必ず接続してください。
・ 漏電による感電事故をさけるために必ずアース線(電源コードの緑の芯線)を接地線ま
たは接地端子部に接続してください。
・ アース線はガス管や水道管には絶対に接続しないで下さい。火災の原因となります。
・ アース線は電話線のアースや避雷針には絶対に接続しないで下さい。火災や感電の原因
となります。
・ 分岐コンセントは発熱などの原因となり危険ですので、使用しないでください。
接地型コンセントのご使用をお勧めします
2極タイプコンセントをご使用の場合
接地型コンセント
電源プラグ
2極タイプ
コンセント
アース線
●標準外付属品の接地アダプタを電源プラ
アース端子がない場合
●この場合は第 3 種接地工事が必要となりま
グに差込み、コンセント側の極性を確認の
すのでお買い上げの販売店または当社営業
上、接続してください。また、接地アダプ
所にご相談ください。
タのアース線(緑色)は、電源設備側のア
ース端子に接続してください。
2.設置場所にご注意ください。
特に次のような場所への設置は、しないでください。
・ 人通りの多い場所等を避け、常に安全を確保できる場所に設置してください
・ 凸凹した床面、汚れた床面
・ 可燃性ガス・腐食危険性ガスの発生しているところ
・ 周囲温度が 35℃以上になるところ
・ 温度差がはげしいところ
・ 粉塵、湿気の多いところ
・ 直射日光の当たるところ
・ 振動の多いところ
各製品の周囲は下図の範囲以上でスペースを空けてください。
20 ㎝ 以 上
本 体
20㎝ 以 上
20㎝ 以 上
20 ㎝ 以 上
4
2.ご使用前に
据え付けにあたっての注意事項
警告
3.引火性、爆発性のあるガス雰囲気中での使用禁止。
引火性、爆発性のあるガスの雰囲気中では、絶対に使用しないでください。本器は防爆構造
ではありませんので、POWER スイッチの「ON」
・
「OFF」の時および動作中にアークの発生を伴
い、火災・爆発の原因となります。
引火性、爆発性のあるガスについては P.38「13.危険物一覧」を参照してください。
爆発性ガス
4.改造はしないでください。
5.水平な場所に設置してください。
故障の原因になりますのでお客様による
本器はできるだけ水平な場所に設定して
改造は絶対にしないでください。
ください。均一な床面に接していません
と振動、騒音の発生原因になります。ま
た、思わぬトラブルや故障を引き起こし
かねません。
改造
5
2.ご使用前に
据え付けにあたっての注意事項
注意
6.電源は専用のコンセントに。
電源容量に適合したコンセントをご使用ください。
電源容量
:
HF100
AC100V
3.8A±10%
HF200
AC100V
6.1A±10%
※パワースイッチを ON しても装置が起動しない場合は、主電源の電圧が低かったり、他の機
器と同一電源ラインでご使用になっていないか調査し、他の機器と別ラインから受電する
等の措置を取ってください。
7.電源コードの取扱いについて。
電源コードは束ねて使用しないでください。束ねて使用すると過熱し、火災の原因となりま
す。
電源コードを加工したり、無理に曲げたり、ねじったり、引っ張ったりしないでください。
火災・感電の原因となります。
電源コードを机や椅子の下に敷いたり、ものにはさんだりして傷をつけないでください。
火災・感電の原因となります。
電源コードをストーブなどの熱器具に近づけないでください。コードの被覆が焦げて、火
災・感電の原因となります。
電源コードが傷んだら(芯線の露出、断線など)すぐに本体の POWER スイッチを切り、元電源
を切って販売店に電源コードの交換を依頼してください。そのままにしておきますと火災、
感電の原因となります。
電源コードを適正なコンセントに接続してください。
8.据え付けは。
不意の地震や衝撃等により、本器が倒れたり、動いたりしてけがをする恐れがあります。人
通りの多い場所を避けるなどの安全防止策と講じることをお勧めします。また、運転中に本
体に触れますとやけどの恐れがあり大変危険です。
「運転中」の表示をするなどの適当な処置
をお勧めします。
9.据え付けあとは。
不意の地震や衝撃等により、本器が倒れてやけどやけがをする恐れがあります。安全のため、
適切な転倒防止策を実施してください。
6
3.各部の名称と働き
本体
アルミブロック着脱ハンドル
アルミブロック装着部
(アルミブロックは別売です)
操作パネル
電源コード
製造番号銘板
脚
パワースイッチ
温度調節器
(サーキットプレーカ)
Heating Block
HF100
7
3.各部の名称と働き
操作パネル
①
⑪
⑩
⑨
POWER
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
⑫
⑧
⑦
②
Heater
Alarm
Set Temp.
③
⑥
④
⑤
番号
①
名称
測定温度表示部
働き
槽測定温度・設定モードキャラクタ・アラーム情報を表示
します
②
設定温度表示部
設定温度、タイマー設定時間、タイマー作動の残時間、サ
ブメニュー設定時のキャラクタなどを表示します
③
スタート/ストップキー
運転をスタートしたり、ストップする時に使用します
1 秒間押してください
④
▲キー
設定数値をアップする時に使用します
⑤
▼キー
設定数値をダウンする時に使用します
⑥
タイマーキー
タイマー設定、サブメニュー設定に使用します
サブメニュー選択キー
4 秒間の長押しでキーロック、キャリブレーションオフセ
ット温度設定、停電補償選択の各機能を設定できます
⑦
アラームランプ
警報発生状態の時に、点滅します
⑧
ヒータランプ
ヒータ出力が ON 状態の時に、点灯します
⑨
定値運転ランプ
定値運転中に、点灯します
⑩
オートスタート運転ランプ
タイマーキーでオートスタート運転中に、点灯します
⑪
オートストップ運転ランプ
タイマーキーでオートストップ運転中に、点灯します
⑫
パワースイッチ
ON で装置の電源が入り、OFF で装置の電源が切れます。
過電流によって電源 OFF するサーキットブレーカです
8
3.各部の名称と働き
温度調節器に表示されるキャラクタの説明
本器には 7 セグメントの LED を使用した表示器を使用しています。各運転機能を表示するキャラク
タ(機能を表す文字表示)が「Measured Temp.」画面に表示されます。
以下に各々のキャラクタ表示とその意味を説明します。
タイマーキーの選択によってオートストップ運転またはオートスタート運転ができる。
キャラクタ
識別子
AStP
End
AStr
名称
用途
タイマーメニューモード
オートストップ運転が選択されてい
タイマー設定モード表示
ることを意味します。
オートストップ運転が終了したとき
タイムアップ
に表示します。
タイマーメニューモード
オートスタート運転が選択されてい
タイマー設定モード表示
ることを意味します。
サブメニューによって以下の機能設定ができます。
タイマーキーを 4 秒間押し続けるとサブメニューモードに切り替わります。
元画面に戻るには、タイマーキーを長押ししてください。
LocK
cAL
サブメニューモード
設定した内容を変更できないようロ
設定値ロック
ックする機能です。
サブメニューモード
アルミブロックの温度とコントロー
キャリブレーション
ル温度を一致させるための温度補正
オフセット 機能です。(P.27参照)
Pon
停電復帰時の運転を自動復帰させる
サブメニューモード
か、手動復帰させるかを選択する機
停電補償選択
能です。(P.29参照)
設定した内容を変更できないようロ
サブメニューモード
on
ック ON する場合、停電復帰時の運転
設定ロック
停電補償選択自動復帰
にします。
設定した内容を自由に変更できるよ
サブメニューモード
off
を自動復帰させる場合、▲キーで on
設定値ロック解除
停電補償選択手動復帰
うロック機能を解除した状態にする
場合、停電復帰時の運転を手動復帰
させる場合、▼キーで off にします。
操作できないことを表す 2 つのキャラクター。
運転中には操作できないモードを選
nG
択しようとした場合、設定温度表示
操作不可
部に nG を表示し、変更を受付けませ
ん。
LocK 機能が ON されている場合、モ
Loc
サブメニューモード
ードを変更しようとすると、設定温
設定内容ロック中
度表示部に Loc が表示され、変更を
受け付けません。
9
4.運転のしかた
運転準備
アルミブロックの設置から運転開始まで
1.アルミブロックを設置する 別売の専用アルミブロックをご使用ください。
アルミブロックの設置は、付属の専用着脱ハンドルを使用すると便利
です。
注意:・やけどの危険があります。着脱ハンドルの使用はアルミブロ
ックが十分冷えた状態で使用してください。
アルミブロック
・着脱ハンドルを取り付けたまま温度を上げないでください。
着脱ハンドル
※必要に応じて、アルミブロックに棒状温度計を温度計穴(アルミブ
ロック着脱ハンドル取付穴兼用)に設置できます。
(MAX200℃以上の温度計を使用してください。棒状温度計は付属して
いません。別途お買い求めください。)
棒状温度計
2.電源コードを接続する
電源コードは、適正なコンセントに確実に接続してください。
容量が 100V 15A のコンセントに確実に接続してください。
3.試料を設置する
温度精度を維持するため、試料容器はアルミブロックの試料設置穴に
適合した容器をご使用ください。
4.電源を入れる
本体の POWER スイッチを ON にし、操作パネルの▲▼キーによって希
望の温度に設定してください。
5.運転する
操作パネル START/STOP キーを 1 秒間押すと運転を始めます。
別売のアルミブロックについて
HF100/HF200 用アルミブロックは下記の種類を用意しています。必ず専用のアルミブロックを使用
してください。
商品コード№を指定して、お買い求めください。
商品コード№
品名/サイズ
セット可能本数
213173
0.5m マイクロチューブ用
48
HF21/41/61 に共通使用
213174
1.5m マイクロチューブ用
36
できます。
213181
12 ㎜試験管用
36
213182
15 ㎜試験管用
25
213183
16.5 ㎜試験管用
25
213184
18 ㎜試験管用
20
213175
21 ㎜試験管用
12
213176
24 ㎜試験管用
12
213185
25 ㎜試験管用
12
213177
30 ㎜試験管用
8
10
4.運転のしかた
運転モードと機能一覧
本器の運転機能は次の通りです。
№
1
名
称
定値運転
説
明
連続運転モードです。
頁
P.12
温度設定後、START/STOP キーを 1 秒間押すと連続運転を開始
し、もう一度 START/STOP キーを 1 秒間押すと運転を停止しま
す。
2
クイック
定値運転途中からタイマーを働かせ、設定時間後に運転を自動
オートストップ運転
P.14
停止させます。「時間がきたら自動停止したい」、「運転途中
で、あと数時間後に自動停止したい」時などに使用します。
3
オートストップ運転
あらかじめ運転前に、
「時間がきたら自動停止したい」場合に
P.17
使用します。オートストップ運転では設定温度に到達したら、
タイマーカウントを開始します。
4
オートスタート運転
何時間後かに自動で運転を始めたい時に使用します。「時間が
P.21
きたら自動で運転をスタートしたい」時に使用します。
※
運転中に温度変更、タイマーの時間変更を行うことができます。
※
オートストップ運転時の注意
・槽温度が設定温度に達するまでタイマーカウントを開始しません。
・設定温度が槽温度より低く設定されている場合、槽温度が設定温度以下になるまでタイ
マーカウントを開始しません。
本器のサブメニュー運転機能は次の通りです。
タイマーキーを 4 秒間押し続けてください。サブメニューモードに切り替わります。
1
キャリブレーション
キャリブレーションオフセット機能とは、目的とする槽温度と
オフセット機能
コントローラの制御温度(センサ温度)に差が生じた場合、こ
P.27
の差を補正する機能です。
装置の全温度帯域にプラス側あるいはマイナス側のどちらか
2
停電補償選択機能
の補正を行うことができます。
停電から復帰した時の運転状態を自動復帰させるか、手動復帰
させるかを選択する機能です。
P.29
を「on」にすると自動復帰し、「off」にすると手動復
帰になります。
本器の運転機能は次の通りです。
№
1
名
過昇防止機能
称
説
明
自動過昇防止機能を内蔵しています。
装置の設定温度に連動し、槽内温度が異常上昇した場合、+12℃
で自動的に作動(手動復帰)するように設定されています。
過昇防止機能が作動すると運転を停止し、Alarm ランプが点滅
します。解除するにはパワースイッチをいったん入れ直してく
ださい。(手動復帰)
11
頁
P.25
4.運転のしかた
定値運転(連続運転モード)
定値運転を行う
運転開始(START/STOP キーを 1 秒間押す)でスタートし、電源切(START/STOP キーを 1 秒間押す)
まで設定温度で運転し続けるモードです。
SV
t
▲
運転開始
▲
電源切
SV:温度設定値
t:時間
1.POWER スイッチを ON にし、電源を入れる
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
POWER
℃
Heater
Alarm
初期画面が 4 秒間表示されます。
OFF
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
画面に 4 秒間上記のような初期画面が表示された後、
温度設定画面になります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
現在の槽温度が表示されます。
℃
Heater
Alarm
現在の設定温度が表示されます。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
2.温度を設定する
▼▲キーで希望の温度に設定します。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
▲キーで設定温度は大きくなり、▼キーで設定温度は
℃
Heater
Alarm
小さくなります。
Set Temp.
TIMER
温度設定は室温+5.0℃∼200.0℃の範囲で行っ
てください。
START
STOP
SUB MENU 4sec.
12
4.運転のしかた
定値運転(連続運転)モード
3.運転をスタートする
START/STOP キーを長押ししてください。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
Fixed Temp.ランプ、Heater ランプが点灯し、運転を
℃
Heater
Alarm
始めます。
槽温度が設定温度になると Heater ランプが点滅し、槽
Set Temp.
温度はコントロール状態に入ります。
START
STOP
TIMER
Fixed ランプ、Heater ランプが点灯し、槽温度が上昇
SUB MENU 4sec.
し始め、運転を開始します。
4.運転を停止する
START/STOP キーを長押ししてください。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
Fixed Temp.ランプ、Heater ランプが消え、運転を止
℃
Heater
Alarm
めます。
Set Temp.
Fixed ランプ、Heater ランプが消灯し、運転を停止し
TIMER
START
STOP
ます。
SUB MENU 4sec.
温度設定は 0.0℃から 200.0℃まで設定できます。
ただし、使用温度範囲は室温+5.0℃∼200.0℃までです。
: ON で装置に電源が入り、OFF で電源を切るこ
定値運転に使用する操作 POWER スイッチ
とが出来ます。このスイッチはサーキットブ
パネル表示
レーカです。
▼▲キー
: 設定温度を変更するキーです。
Measured Temp.画面
: 槽の現在温度を表示します。
Set Temp.画面
: 設定した温度を表示します。
Fixed Temp.ランプ
: 定値運転状態にあることを表示します。
Heater ランプ
: ヒータ通電中は点灯、コントロール状態にな
ると点滅します。
: 運転開始、運転停止キーです。長押ししてく
START/STOP キー
ださい。
13
4.運転のしかた
クイックオートストップ運転
クイックオートストップ運転を行う
図のように定値運転途中からタイマー設定により自動停止する運転モードです。
タイマーセット
▼
SV
t
タイマースタート
運転停止(自動)
定値運転開始
SV:温度設定値
t:時間
クイックオートストップ運転の操作は定値運転中の状態で操作します。
1.運転をスタートする
定値運転中に TIMER キーを軽く押すと Set Temp.画面
が時間表示に切り替わって点滅し、Auto Stop ランプ
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
が点滅状態になります。
℃
Heater
Alarm
直前に設定した時間が表示されます。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
2.希望の時間を設定する
▼▲キーで希望の時間をセットします。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
℃
Heater
Alarm
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
タイマー設定は 0.01(1 分)から 999.5(999 時間 50 分)まで設定できます。
タイマーは 0.01 から 99.59 までは分単位、100.0 から 999.5 までは 10 分単位で表示します。
14
4.運転のしかた
クイックオートストップ運転
3.オートストップ時間をスタートする
START/STOP キーを押してください。
Auto Stop ランプが点滅から点灯に切り替わり、オー
トストップ運転が始まります。タイマーカウントは槽
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
温度が設定温度に達してから開始します。
℃
Heater
Alarm
設定時間から残時間表示に切り替わります。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
4.タイムアップ
設定時間になると残時間表示は End
示に切り替わり、オートストップ運転の終了を表示し
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
の点滅表
ます。
℃
Heater
Alarm
End
Set Temp.
表示に切り替わります。
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
5.クイックオートストップ運転の終了
クイックオートストップ運転を解除するには、
START/STOP キーを長押ししてください。運転を終了
し、温度設定画面に戻ります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
現在の槽温度が表示されます。
℃
Heater
Alarm
現在の設定温度が表示されます。
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
クイックオートストップ運転におけるタイマーカウントの開始について
クイックオートストップ運転において設定した温度が槽の温度よりも低い場合、槽温度が設
定温度に達するまでタイマーカウントは開始しません。
15
4.運転のしかた
クイックオートストップ運転
: ON で装置に電源が入り、OFF で電源を切るこ
クイックオートストップ POWER スイッチ
運転に使用する操作パネ
とが出来ます。このスイッチはサーキットブ
ル表示
レーカです。
: 設定温度やタイマー時間を変更するキーで
▼▲キー
す。
Measured Temp.画面
: 槽の現在温度を表示します。
Set Temp.画面
: 設定した温度を表示します。タイマー時間の
設定、残時間を表示します。
Fixed Temp.ランプ
: 定値運転状態にあることを表示します。
Auto Stop ランプ
: オートストップ運転中は点灯し、タイマー時
間設定中は点滅します。
: ヒータ通電中は点灯、コントロール状態にな
Heater ランプ
ると点滅します。
: 運転開始、運転停止キーです。長押ししてく
START/STOP キー
ださい。
定値運転中はクイックオートストップタイマ
ー動作を、追加運転するためのタイマースタ
ートキーでもあります。
: オートストップタイマー設定時にタイマー時
TIMER キー
間を設定するためのキーです。定値運転中に
TIMER キーを軽く押して、タイマー設定時間
を表示させます。
16
4.運転のしかた
オートストップ運転
オートストップ運転を行う
図のようにタイマー設定により自動停止する運転モードです。
タイマーセット タイマースタート
▼
▼
SV
t
タイマー運転開始(自動)
運転停止(自動)
SV:温度設定値
t:時間
クイックオートストップ運転は定値運転の途中でオートストップ運転を設定する機能ですが、ここで
説明するオートストップ運転のしかたは、最初の設定時点でオートストップタイマーをセットする運
転のしかたについて説明しています。
1.POWER スイッチを ON にし、電源を入れる
Z Fixed Temp.
Measured Temp.
POWER
初期画面が 4 秒間表示されます。
Auto Stop
Auto Start
℃
Heater
Alarm
OFF
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
画面に 4 秒間上記のような初期画面が表示された後、
温度設定画面になります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
現在の槽温度が表示されます。
℃
Heater
Alarm
現在の設定温度が表示されます。
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
17
4.運転のしかた
オートストップ運転
2.温度を設定する
▼▲キーで希望の温度に設定します。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
▲キーで設定温度は大きくなり、▼キーで設定温度は
℃
Heater
Alarm
小さくなります。
温度は運転途中でも変更できます。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
3.オートストップモードを選択する
TIMER キーを軽く押し、オートストップ運転モードを
表す AStP
を表示させます。Set Temp.画面に
は時間が表示されます。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
オートストップ運転モードを表す AStP
℃
Heater
Alarm
が表示され
ます。
直前に設定した時間が表示されます。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
4.タイマー時間を設定する
▼▲キーで時間を設定します。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
時間表示画面が点滅に変わり、時間設定画面となりま
℃
Heater
Alarm
す。
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
タイマー設定は 0.01(1 分)から 999.5(999 時間 50 分)まで設定できます。
タイマーは 0.01 から 99.59 までは分単位、100.0 から 999.5 までは 10 分単位で表示します。
18
4.運転のしかた
オートストップ運転
5.オートストップ運転をスタートする
START/STOP キーを長押ししてください。
オートストップ運転が始まります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
℃
Heater
Alarm
設定温度に達したらタイマースタートします。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
・オートストップ運転におけるタイマーカウントの開始について
オートストップ運転において設定した温度が槽の温度よりも低い場合、槽温度が設定温度
に達するまでタイマーカウントは開始しません。
・運転中でも設定温度およびタイマー時間を変更できます。
設定温度の変更は、そのまま▼▲キーで変更してください。残時間表示から温度設定画面
に自動的に切り替わり温度変更できます。画面は自動的に残時間表示に変わります。変更
後、START/STOP キーを押す必要はありません。
タイマー時間の変更は、TIMER キーを軽く押してください。設定時間が点滅表示されます。
▼▲キーで希望の時間に変更してください。画面は自動的に残時間表示に変わります。変
更後、START/STOP キーを押す必要はありません。
6.タイムアップ
設定時間になると残時間表示は End
示に切り替わり、オートストップ運転の終了を表示し
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
ます。
℃
Heater
Alarm
End
Set Temp.
TIMER
の点滅表
表示に切り替わります。
START
STOP
SUB MENU 4sec.
19
4.運転のしかた
オートストップ運転
7.オートストップ運転の終了
オートストップ運転を解除するには、START/STOP キー
を長押ししてください。運転を終了し、温度設定画面
に戻ります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
現在の槽温度が表示されます。
℃
Heater
Alarm
現在の設定温度が表示されます。
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
: ON で装置に電源が入り、OFF で電源を切るこ
オートストップ運転に使 POWER スイッチ
とが出来ます。このスイッチはサーキットブ
用する操作パネル表示
レーカです。
: 設定温度やタイマー時間を変更するキーで
▼▲キー
す。
Measured Temp.画面
: 槽の現在温度を表示します。
Set Temp.画面
: 設定した温度を表示します。タイマー時間の
設定、残時間を表示します。
Auto Stop ランプ
: オートストップ運転中、点灯します。
Heater ランプ
: ヒータ通電中は点灯、コントロール状態にな
ると点滅します。
: 運転開始、運転停止キーです。長押ししてく
START/STOP キー
ださい。
: オートストップタイマー設定時にタイマー時
TIMER キー
間を設定するためのキーです。定値運転中に
TIMER キーを軽く押して、タイマー設定時間
を表示させます。
20
4.運転のしかた
オートスタート運転
オートスタート運転を行う
図のように何時間後かに自動で運転を始めたいときは、このモードを使用します。
ただし、自動停止はしませんので手動で停止する必要があります。
SV
タイマーセット
▼
t
タイマー起動
運転開始(自動)
コントローラ起動(手動)
SV:温度設定値
t:時間
1.POWER スイッチを ON にし、電源を入れる
Z Fixed Temp.
Measured Temp.
POWER
初期画面が 4 秒間表示されます。
Auto Stop
Auto Start
℃
Heater
Alarm
OFF
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
画面に 4 秒間上記のような初期画面が表示された後、
温度設定画面になります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
現在の槽温度が表示されます。
℃
Heater
Alarm
現在の設定温度が表示されます。
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
21
4.運転のしかた
オートスタート運転
2.温度を設定する
▼▲キーで希望の温度に設定します。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
▲キーで設定温度は大きくなり、▼キーで設定温度は
℃
Heater
Alarm
小さくなります。
温度は運転途中でも変更できます。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
3.オートスタートモードを選択する
TIMER キーを軽く押し、オートストップ運転モードを
表す AStr
を表示させます。Set Temp.画面に
は時間が表示されます。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
オートストップ運転モードを表す AStr
℃
Heater
Alarm
が表示され
ます。
直前に設定した時間が表示されます。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
4.タイマー時間を設定する
▼▲キーで時間を設定します。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
時間表示画面が点滅に変わり、時間設定画面となりま
℃
Heater
Alarm
す。
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
タイマー設定は 0.01(1 分)から 999.5(999 時間 50 分)まで設定できます。
タイマーは 0.01 から 99.59 までは分単位、100.0 から 999.5 までは 10 分単位で表示します。
22
4.運転のしかた
オートスタート運転
5.オートスタート運転をスタートする
START/STOP キーを長押ししてください。
オートスタート運転が始まります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
℃
Heater
Alarm
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
6.タイムアップ
設定時間になると Set Temp.画面には設定温度が表示さ
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
れます。
℃
Heater
Alarm
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
7.オートストップ運転の終了
オートストップ運転を解除するには、START/STOP キー
を長押ししてください。運転を終了し、温度設定画面
に戻ります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
現在の槽温度が表示されます。
℃
Heater
Alarm
現在の設定温度が表示されます。
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
23
4.運転のしかた
オートスタート運転
: ON で装置に電源が入り、OFF で電源を切るこ
オートスタート運転に使 POWER スイッチ
とが出来ます。このスイッチはサーキットブ
用する操作パネル表示
レーカです。
: 設定温度やタイマー時間を変更するキーで
▼▲キー
す。
Measured Temp.画面
: 槽の現在温度を表示します。
Set Temp.画面
: 設定した温度を表示します。タイマー時間の
設定、残時間を表示します。
Auto Start ランプ
: オートスタート運転中、点灯します。
Heater ランプ
: ヒータ通電中は点灯、コントロール状態にな
ると点滅します。
: 運転開始、運転停止キーです。長押ししてく
START/STOP キー
ださい。
: オートストップタイマー設定時にタイマー時
TIMER キー
間を設定するためのキーです。定値運転中に
TIMER キーを軽く押して、タイマー設定時間
を表示させます。
24
4.運転のしかた
その他の機能
過昇防止機能
本器は 2 種類の過昇防止機能を内蔵しています。
1.自動過昇防止器
装置の設定温度に連動し、槽温度が異常上昇した場合、設定温度
+12℃で自動的に作動するように出荷時設定されています。
過昇防止機能が作動すると運転を停止し、Alarm ランプが点滅し
ます。解除するには槽温度が下がるのを待って Power スイッチを
入れ直してください。(手動復帰)
症状が改善しない場合は、温度調節器他回路の不具合が考えられ
ます。お買い上げの販売店または弊社営業所までご連絡くださ
い。
2.独立過昇防止器
自動過昇防止機能の故障などで装置の異常過熱が続き槽温度が
230℃まで上昇すると内蔵のバイメタル式過昇防止器が働き、ヒ
ータへの電源が遮断されます。
この過昇防止器が作動した場合、温度調節器他回路の不具合が考
えられます。お買い上げの販売店または弊社営業所までご連絡く
ださい。
設定値ロック機能
設定値ロック機能とは、設定した内容を変更できないようロックする機能です。
1.サブメニュー機能から LocK 機能を選択する
TIMER キーを 4 秒間長押しして、サブメニューモード
を選択します。設定値ロック機能を表す
LocK
を表示させます。Set Temp.画面に、未
設定の場合は off
on
が、設定されている場合は
が表示されます。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
設定値ロックモードを表す LocK
が表示されます。
℃
Heater
Alarm
TIMER
または on
off
Set Temp.
START
STOP
SUB MENU 4sec.
4秒
25
が表示されます。
4.運転のしかた
その他の機能
2.LocK する
▲キーで「on」を選択すれば設定値がロックされます。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
℃
Heater
Alarm
on
Set Temp.
を表示させます。
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
3.LocK 機能を解除する
TIMER キーを 4 秒間長押しして、サブメニューモード
を選択します。設定値ロック機能を表す
LocK
off
を表示させます。Set Temp.画面に、
を表示させます。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
設定値ロックモードを表す Lock
℃
Heater
Alarm
TIMER
を表示させます。
off
Set Temp.
START
STOP
SUB MENU 4sec.
4秒
26
が表示されます。
4.運転のしかた
その他の機能
キャリブレーションオフセット機能
キャリブレーションオフセット機能とは、基準温度計や温度記録計などによって実際に測定した槽内
温度と、コントローラで設定した温度(コントラーラの表示温度)とに差が生じた場合、この温度差
を補正し、槽内温度と設定温度を一致させる機能です。
槽内温度が設定温度より高くなってしまう場合は、キャリブレーションオフセットの設定をプラス
側に、槽内温度が設定温度より低くなってしまう場合は、キャリブレーションオフセットの設定を
マイナス側に差分の温度を入力します。
マイナス側
補正後の温度
現在温度
プラス側
補正後の温度
1.槽の温度を測定する
槽温度が安定するのを待って、槽温度と本器の測定温度表示器の表示温度の差を確認してください。
槽温度の測定は、アルミブロックに少量のシリコーンオイルを入れ、校正済みの温度記録計を使用す
ると正確に測定できます。
温度記録計センサー
少量(約 2ml)のシリコーンオイル
(16.5 ㎜試験管用アルミブロックの場合)
アルミブロック
27
4.運転のしかた
その他の機能
2.サブメニュー機能からキャリブレーションオフセット機能を選択する
TIMER キーを 4 秒間長押しして、サブメニューモード
を選択します。まず設定値ロック機能が表示されます。
もう一度 TIMER キーを押すとキャリブレーションオフ
セト機能を表す cAL
が表示されます。
Set Temp.画面には補正温度が表示されます。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
キャリブレーションオフセットモードを表す cAL
℃
Heater
Alarm
が表示されます。
直前に設定したオフセット温度が表示されます。
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
4秒
3.オフセット温度を入力する
槽温度が温度調節器の表示温度より低い場合は、マイナス側に温度差分の温度を入力します。
槽温度が温度調節器の表示温度より高い場合は、プラス側に温度差分の温度を入力します。
槽温度と温度調節器の表示温度が一致するまで、何度か繰り返してください。はじめは両者の温度
差より少なめの補正温度を入力し、徐々に目的の温度に近づけていくと早く設定できます。
Set Temp.画面に温度差を入力します。
設定が終わったら TIMER キーを長押ししてください。温
度設定画面に戻ります。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
℃
Heater
Alarm
温度差を入力します。
Set Temp.
TIMER
START
STOP
SUB MENU 4sec.
28
4.運転のしかた
その他の機能
停電補償機能選択
停電補償機能とは、運転中に停電し再び通電が開始された時、装置をそのまま運転状態にするか、
装置を停止状態で保持するかを選択する機能です。
工場出荷時は、装置をそのまま運転停止状態にする停電補償機能選択「off」の状態で出荷されてい
ます。
1.サブメニュー機能から停電補償機能を選択する
TIMER キーを 4 秒間長押しして、サブメニューモード
を選択します。TIMER キーを押して停電補償機能を表
を表示します。
す Pon
Set Temp.画面に停電補償機能が設定されている場合
は on
off
が、設定されていない場合は
が表示されます。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
停電補償機能モードを表す Pon
が表示されます。
℃
Heater
Alarm
を表示させます。
on
Set Temp.
START
STOP
TIMER
SUB MENU 4sec.
4秒
2.停電補償機能を解除する
▼キーを押して設定を「off」にすれば停電補償機能が
解除されます。
停電の時、装置を停止状態で保持する場合は、停電補
償機能選択を「off」にしてください。
Measured Temp.
Fixed Temp.
Auto Stop
Auto Start
停電補償機能モードを表す Pon
℃
Heater
Alarm
off
Set Temp.
TIMER
を表示させます。
START
STOP
SUB MENU 4sec.
29
が表示されます。
5.取扱い上の注意
警告
1.使用不可能な物質について。
本器では、爆発性物質、可燃性物質、さらにそれらを含有する物質は、絶対に使用しないでく
ださい。爆発・火災の原因となります。
P.38「13.危険物一覧」を参照してください。
2.異常時の使用禁止/処置について。
万一、何らかの原因で煙が出てくる、変な臭いがする等の場合は、すぐに本体の電源を切り、
元電源を切って、お買い上げの販売店または弊社営業所に点検を依頼してください。そのまま
にしておきますと、火災・感電の原因となります。お客様による修理は危険ですから絶対にし
ないでください。
注意
1.上に乗らないでください。
本器の上に乗らないでください。倒れたり、こわれたりしてけがや故障の原因となります。
2.ものを置かないでください。
本器の上にものを置かないでください。落下して、けがの原因となります。
3.雷が鳴り始めたら。
雷が鳴り始めたら、すぐに本体の電源を切り、元電源を切ってください。そのままにしてお
きますと落雷による故障や火災の原因となります。
4.高温部分にさわらないでください。
運転中および運転直後、本器は高温になっている部分があります。やけどに注意してくださ
い。
5.停電復帰について。
運転中に停電等で停止状態になって、再び給電された場合、本器は停電になる直前の状態に
自動復帰して運転を再開します。
ただし、停電復帰後、無人で運転状態になること危険ですので、停電の時は一旦 POWER スイ
ッチを切るか、停電補償機能を解除することをお勧めします。
(切り替え方法は P.29を参照してください。)
30
6.お手入れのしかた
日常の点検/お手入れ
警告
点検やお手入れをする場合には、必要な時以外は必ず電源コードを元電源から外してください。
機器が常温に戻ってから行ってください。
機器は、絶対に分解しないでください。
注意
汚れは、よく絞った柔らかい布で、拭き取ってください。ベンジン、シンナー、クレンザーなど
で拭いたり、たわしでこすったりしないでください。変形、変質、変色等の原因になります。
◆ご不明な点がありましたら、すぐにお買い上げの販売店または弊社営業所までご連絡ください。
31
7.長期間使用しないとき、廃棄するとき
長期間使用しないとき、あるいは廃棄するとき
注意
警告
長期間使用しないとき
廃棄するとき
本体の POWER スイッチを OFF にし、元電源か
ら電源コードをはずしてください。
子供が遊ぶような所に放置しないでくださ
い。
廃棄するときは、扉がロックしないように取
手をはずして廃棄してください。
通常は、粗大ゴミ扱いで処分してください。
廃棄するときのお願い
地球環境の保全にご配慮ください。
・ 廃棄するときは、環境保全の観点から可能な限り解体され、分別廃棄またはリサイクルされること
をお願いします。本装置の主要構成部品および使用材料は下記の通りです。
主要部品名
材
質
本体部の主要構成部品
外装
鉄鋼板メラミン樹脂焼付塗装、アルミニュウム、ステンレススチール
内槽
ステンレススチール、アルミニュウム
アルミブロック
アルミニュウム
断熱材
セラミックフェルトン
電気系の主要構成部品
スイッチ、リレー類
樹脂、銅その他の複合品
基板類
ガラス繊維その他の複合品
ヒータ
マイカヒータ
電源コード
合成ゴム被覆、銅、ニッケル等の複合品
配線材
ガラス繊維、難熱性ビニール、銅、ニッケル等の複合品
シール類
樹脂系材料
ゴム脚
樹脂系材料
32
8.困った時には
エラー表示について
コントローラに表示されるエラー表示は以下の通りです。
エラーが発生しますとヒータ出力を停止、Alarm ランプが点滅し、異常を知らせます。
エラーコードを記録した上、電源を遮断し、サービスコールを行ってください。
エラーコード
異常内容
温度センサーの断線や外れ、温度入力回
Er01
温度入力回路異常
路の異常
温度センサー異常
センサー、温度調節器のチェック、必要
測定温度表示範囲外異常
により交換が必要です。
電源リセットにより解除します。
温度調節器内記憶設定値異常
メモリ異常
Er15
Alarm ラ ン プ の
非表示
点滅のみ
非表示
−
基板の交換が必要です。
温度異常上昇、自動過昇防止器作動
過昇防止異常
電源リセットにより解除します。
温度異常上昇、独立過昇防止器作動
過昇防止異常
サービスコールを行ってください
各過昇防止器の詳細は、P.25を参照ください。
故障かな?と思ったら
こんな時には
症
状
ご確認ください
POWER スイッチ、START/STOP キー ・元電源は入っていますか。
を入れても起動しない
・停電になっていませんか。
◆以上のいずれにも該当しない場合は、ただちに POWER スイッチを切り、電源プラグを抜いた後、
お買い上げの販売店または弊社営業所までご連絡ください。
33
9.アフターサービスと保証
修理を依頼されるとき
修理を依頼されるときは
万一異常が発生しましたら、ただちに運転を中止して POWER スイッチを切り、電源プラグ(コード)
を抜いて、お買い上げの販売店または、弊社営業所までご連絡ください。
ご連絡いただきたい内容
● 製品の形式名
● 製造番号
保証書または本器に貼付された銘板(P.7参照)をご覧ください。
● お買い上げ年月日
● 故障の内容(できるだけ詳細に)
サービスマンがお伺いした折には、保証書を必ずご提示ください。
保証書(別に添付してあります)
● 保証書はお買い上げの販売店あるいは、ヤマト科学営業所からお渡ししますので、
「販売店名、お
買い上げ日」等の記入をお確かめの後、大切に保管してください。
● 保証期間は、お買い上げいただいた日から 1 ヵ年です。保証書の記載内容により、無料修理いたし
ます。
● 保証期間経過後の修理については、お買い上げの販売店あるいは、当社営業所にご相談ください。
修理によって機能が維持できる場合は、お客様のご要望により有料で修理いたします。
補修用部品の最低保有期間
本器の補修用部品の最低保有期間は、製造打ち切り後 7 年です。
なお、補修用部品とは、その製品の性能を維持するために必要な部品です。
34
10.仕様
本体仕様
型
式
アルミブロック設置数
HF100
HF200
1個
2個
使用温度範囲
室温+5.0℃∼200.0℃
温度調節精度
温度上昇時間
±0.2℃
±0.2℃
(16.5φブロック使用時)
(16.5φブロック使用時)
約 30 分(室温 23℃)
約 35 分(室温 23℃)
温度調節器
マイコン
PID 制御
温度設定方式
▲▼キー
最小温度設定
0.1℃
温度表示方式
7 セグメント LED、設定温度および槽温度を表示
加温ヒータ
370W
600W
センサ
Pt100Ω
POWER スイッチ兼サーキットブレーカ
安全器
自動過昇防止機能(設定温度+12℃でメインリレー遮断、手動復帰)
独立過昇防止器(手動復帰型バイメタル
作動温度約 230℃)
定値運転、クイックオートストップ運転、オートストップ運転、
機
能
オートスタート運転、自己診断機能、自動過昇防止機能、
設定値ロック機能、キャリブレーションオフセット機能、停電補償機能
外形寸法
約 230W×310D×139H
約 340W×310D×139H
内槽寸法
約 112W×112D×70H
約 222W×112D×70H
約5㎏
約 6.5 ㎏
重
量
電
源
AC100V
付属品
3.8A±10%
AC100V
6.1A±10%
ヒーティングブロック着脱金具、取扱説明書、保証書
※温度調節精度は当社の規定する試験方法によります。
室温 23℃にて 16.5 ㎜試験管用アルミブロックを使用し、測定した値です。
標準外付属品
アルミブロック寸法
110W×110D×70H(各ブロック共通)
アルミブロックの種類
№
商品コード
型式
アルミブロック仕様
1
213173
OBH80
0.5m マイクロチューブ用
48
2
213174
OBH82
1.5m マイクロチューブ用
36
3
213181
OBH84
12 ㎜試験管用(HF21/41/61 用に共通)
36
4
213182
OBH86
15 ㎜試験管用(HF21/41/61 用に共通)
25
5
213183
OBH88
16.5 ㎜試験管用(HF21/41/61 用に共通)
25
6
213184
OBH90
18 ㎜試験管用(HF21/41/61 用に共通)
20
7
213175
OBH92
21 ㎜試験管用
12
8
213176
OBH94
24 ㎜試験管用
12
9
213185
OBH96
25 ㎜試験管用(HF21/41/61 用に共通)
12
10
213177
OBH98
30 ㎜試験管用
8
35
架数
11.配線図
記号
部品名
記号
部品名
H
マイカヒータ
X1
メインリレー
TIC
制御基板
SSR
無接点リレー
PIO
表示基板
Pt100Ω
温度センサ
CP
POWER スイッチ
(サーキットブレーカ)
36
OH
バイメタル式
過昇防止器
12.交換部品表
交換部品
部品名
コード№
規格
メーカ
HF100 用マイカヒータ
LT00005067
30-4563 AC100V 370W±5%
ヤマト科学
HF200 用マイカヒータ
LT00005068
30-4564 AC100V 600W±5%
ヤマト科学
制御基板
LT00005238
TTM00B-YHF 制御基板
ヤマト科学
表示基板
LT00005239
TTM00B-YHF 表示基板
ヤマト科学
POWER スイッチ
(サーキットブレーカ)
2-06-000-0019
メインリレー
LT00005070
無接点リレー
2-16-000-0035
温度センサ
バイメタル式
過昇防止器
CP-101-7.5A AC250V 7.5A
テンパール工業
G2R-1-T-AC100V AC250V 10A
オムロン
TRS5225 AC240V 25A
東邦電子
LT00005071
4T-S2875 Pt100Ω 3 線式
LT00005072
15CNA230 230℃±6℃
37
ヤマト科学
松尾電器産業
13.危険物一覧
本器では爆発性物質、可燃性物質、さらにそれらを含有する物質は絶対に使用しないで
ください。
爆発性の物
爆発性物質
①ニトログリコ−ル、ニトログリセリン、ニトロセルロ−ズ、その他の爆発性の硝酸エ
ステル類
②トリニトロベンゼン、トリニトロトルエン、ピクリン酸、その他の爆発性のニトロ化
合物
③過酢酸、メチルエチルケトン過酸化物、過酸化ベンゾイル、その他の有機過酸化物
発火性の物
金属「リチウム」
、金属「カリウム」
、金属「ナトリウム」
、黄りん、硫化りん、赤りん、
セルロイド類、炭化カルシウム(別名カ−バイド)、りん化石灰、マグネシウム粉、ア
ルミニウム粉、マグネシウム粉及びアルミニウム粉以外の金属粉、亜ニチオン酸ナトリ
ウム(別名ハイドロサルファイト)
①塩素酸カリウム、塩素酸ナトリウム、塩素酸アンモニウム、その他の塩素酸塩類
塩類
③過酸化カリウム、過酸化ナトリウム、過酸化バリウム、その他の無機過酸化物
④硝酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸アンモニウム、その他の硝酸塩類
⑤亜塩素酸ナトリウム、その他の亜塩素酸塩類
⑥次亜塩素酸カルシウム、その他の次亜塩素酸塩類
①エチルエ−テル、ガソリン、アセトアルデヒド、塩化プロピレン、二硫化炭素、その
引 火 性 の 物
可 燃 性 物 質
酸 化 性 の 物
②過塩素酸カリウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸アンモニウム、その他の過塩素酸
他の引火点が零下 30 度未満の物
②ノルマルヘキサン、酸化エチレン、アセトン、ベンゼン、メチルエチルケトン、その
他の引火点が零下 30 度以上 0 度未満の物
③メタノ−ル、エタノ−ル、キシレン、酢酸ペンチル(別名酢酸アミル)、その他の引
火点が 0 度以上 30 度未満の物
④灯油、軽油、テレピン油、イソペンチルアルコ−ル(別名イソアミルアルコ−ル)、
酢酸、その他の引火点が 30 度以上 65 度未満の物
可燃性のガス
水素、アセチレン、エチレン、メタン、エタン、プロパン、ブタン、その他の
温度 15 度、1 気圧において気体である可燃性の物をいう
(労働安全衛生施行令第 6 条別表第一より)
38
14.標準据付マニュアル
※下記項目に従い据付を実施願います。(オプション・特別仕様の場合は別途確認願います)
型式
№
製造番号
項目
仕
様
1
付属品
2
設置
日付
据付担当者(会社名)
実施方法
目次№
付属品欄に基づき員数チェック
・周囲状況目視確認
注意:周囲環境に注意
・スペースの確保
据付担当者
取扱説明書参照欄
10.仕様欄
2.ご使用前に
・設置場所に・・・
2.ご使用前に
・設置場所に・・・
動作関係
1
2
3
4
・テスターにて顧客側電圧
(コンセント等)を測定
・可動時の電圧測定
(規格内であること)
電源電圧
注意:プラグ・ブレーカに取り付
ける場合は、規格にあった
ものを使用してください
・定値運転を開始する
運転開始
アルミブロックを設置し、100℃に
(定値運転)
設定し安定状態を確認する
・クイックオートストップ運転を開
始する
運転開始
2 分入力し、動作確認する
(クイックオートストップ)
注意:設定温度に達してからタイ
マーがスタートします
運転開始
・オートスタート運転を開始する
2 分入力し、動作確認する
(オートスタート)
5
運転停止
説
明
1
操作説明
2
エラーコード
3
保守点検
4
据付完了
記載事項
2.ご使用前に
・アース線を必ず・・・
・電源は専用コンセント
10.仕様
・規格−電源
4.運転のしかた
・定値運転
5.取扱い上の注意
4.運転のしかた
・クイックオートストップ運転
4.運転のしかた
・オートスタート運転
アルミブロック温度が十分下がった 5.取扱い上の注意
事を確認し据付完了してください
4.運転のしかた
・操作方法
1.安全上の注意∼13.危険物一覧
取扱説明書に従い顧客へエラーコー 8.困ったときには
ド説明・解除方法
∼9.アフターサービスと保証
取扱説明書に従い顧客へ各部の操作 6.お手入れのしかた
説明
・日常の点検/お手入れ
・本体銘板に据付日・担当者を記 載 9.アフターサービスと保証
する
・保証書に必要事項を記載し、顧客
に手渡しする
・アフターサービスルート説明
取扱説明書に従い顧客へ各部の操作
説明
39
判定
判定
責任範囲
この取扱説明書に記載された取扱方法を必ず厳守して本器をご使用ください。
万一、取扱説明書に記載されている以外の内容でご使用され、事故又は故障が
発生した場合、ヤマト科学株式会社は一切の責任を負いません。
この取扱説明書で禁止している事項は、実施しないでください。
思わぬ事故や故障を起こす原因となることがあります。
お知らせ
●この取扱説明書の内容は、将来予告なく変更することがあります。
●落丁、乱丁本はお取替えいたします。
取扱説明書
ヒーティングブロック
HF100/200
第1版
2004 年 2 月 4 日
改
2004 年 3 月 11 日
定
ヤマト科学株式会社
〒103-8432
東京都中央区日本橋本町二丁目 1 番 6 号
カスタマーサポートセンター
(フリーダイヤル)0120-405525
http://www.yamato-net.co.jp
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