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新潟県介護技術コンテスト2016 (ケアコン2016)

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新潟県介護技術コンテスト2016 (ケアコン2016)
新潟県介護技術コンテスト2016
(ケアコン2016)
新潟県ではじめて開催された「介護技術コンテスト」
介護職員が日頃業務で身につけた技術を発表し、その技術の高さや専門性
を競うことにより、介護技術の向上を図るとともに、「介護の魅力」を県民
に理解を深めてもらうことを目的として開催しました。
当日の様子をご紹介します。
☆ 目次 ☆
①「福祉・介護・健康フェア2016」
②開会式
③介護技術コンテスト(午前の部・午前の部)
④表彰式
⑤総評、閉会のあいさつ
①「福祉・介護・健康フェア2016」
平成28年11月13日(日)朱鷺メッセを会場にした毎年恒例イベント
「福祉・介護・健康フェア」内において
「新潟県介護技術コンテスト2016」
が初めて開催されました。
この「福祉・介護・健康フェア」は福
祉・介護・健康に関わるさまざまな情報
や取り組みを広く紹介して、見て知って
学んで体験するイベントとして、新潟日報
社・新潟県社会福祉協議会・新潟市社会福 フェアの開会によるテープカット
祉協議会が主催しており今年で5回目にな
ります。毎年盛況のイベントで今年は約16,000人が来場しました。
② 開会式
開会に先立ち、主催者である新潟県介護福祉士会の宮崎会長より参加者の
みなさんに選手控室にてあいさつがありました。
コンテスト参加者のみなさん
新潟県介護福祉士会 宮崎会長
午前10時に田辺実行委員長及び原参事より開会のあいさつをいただきま
した。田辺実行委員長からは、日頃培った技術を発揮し介護の魅力を来場者
に伝えてくださいと
のお話があり、原参
事からは、県民に介
護の素晴らしさを伝
えてもらうとともに
学んだことを施設に
持ち帰り、レベル
アップを図っていた
だきたいとのお話が
ありました。
田辺実行委員長
新潟県福祉保健部福祉保健課 原参事
審査員のみなさんか
らは激励の言葉と留
意事項の説明があり
ました。
コンテスト審査員のみなさん
コンテスト参加者のみなさん
参加7チーム
計21名の紹介が
あり、みなさん決意
新たにされていまし
した。
課題について
各部門ごとに課題が設定されており、
安全性への配慮、コミュニケーションの有無、プライバシー保護の配慮
個人の尊厳の尊重、残存機能の活用などを評価ポイントとして
6分間の決められた時間で実技を行いました。
【入浴ケア部門】
※浴室と脱衣室に段差あり!
<利用者さんの情報>
●脳梗塞の後遺症により
軽度の左上下肢まひ
●支えがあれば立位や歩行
が可能
●利用者はお風呂が大好き
●お風呂で温まってから身体を
洗う習慣があり湯船につかる
ことを楽しみにしている
<実技内容>
❶脱衣所に腰掛けている利用者
さんの上着を脱ぐ介助をすること
❷浴室に移動しシャワーチェア
に腰掛けさせ湯船に入る介助を
すること
【認知症ケア部門】
※利用者さんへの声掛けがうまくできるかどうか?
<利用者さんの情報>
●認知症でひとり暮らしが困難
●1か月前に施設に入所したばかり
●移動は車イスを使用し自分で操作
●時々、施設の物品や他の方の日用雑
貨等を膝掛けなどにいれて自室に持
ち帰ることもある
<実技内容>
❶昼食後、利用者さんが他の方の部屋
から出てきたところを見つけた。膝掛けの
上には他の方の名前の入ったタオルが、
膝掛けの下には、ティッシュボックスと
カップが入っているので自尊心を傷つけ
ないように預かること
❷気分転換のためお茶をすすめること
【食事ケア部門】
<利用者さんの情報>
●左上下肢まひがあり車イスで移動
●介助があれば立位可能
●周囲が気になり食事に集中できない
●食べ物を一度にたくさん口に入れて
むせることが度々ある
●食事中に左に傾く
<実技内容>
安全に食事ができるように椅子に座り変
えて食事を介助すること
※車イスから椅子への座り変えが安全に行えるか?
③ 介護技術コンテスト(午前の部)
1チーム目は社会福祉法人ジェロントピア新潟の特別養護老人ホームジェ
ロントピア新潟(新潟市西区)の「チームジェロント」です。
入浴ケアは丸山尚子さん
認知症ケアは小林和美さん
食事ケアは辺見隆典さん
が出場しました。
2チーム目は株式会社ひまわりのケアセンターきらら(阿賀野市)の
「チームケアセンターきらら」です。
入浴ケアは伊藤亜紀さん
認知症ケアは酒井賢一さん
食事ケアは高橋夏さん
が出場しました。
③ 介護技術コンテスト(午前の部)
3チーム目は社会福祉法人遊生会 特別養護老人ホーム「遊生の里・園・森」
(新潟市西蒲区)の「チームMORI☆SATO☆SONO」です。
入浴ケアは椎谷正和さん
認知症ケアは小林歩美さん
食事ケアは玉木豊美さん
が出場しました。
③ 介護技術コンテスト(午後の部)
4チーム目は株式会社悠善のあかりデイサービス(新潟市東区)の
「チームFamily」です。
入浴ケアは阿志賀実希さん
認知症ケアは三富理恵子さん
食事ケアは寉善英さん
が出場しました。
③ 介護技術コンテスト(午後の部)
5チーム目は社会福祉法人中東福祉会の特別養護老人ホーム菅名の里
(五泉市)の「チームSUGANA」です。
入浴ケアは高橋陽介さん
認知症ケアは松井良平さん
食事ケアは風間紀子さん
が出場しました。
6チーム目は社会福祉法人桜井の里福祉会の特別養護老人ホーム桜井の里・絆
(弥彦村)の「チーム桜井の里」です。
入浴ケアは笹川紫穂さん
認知症ケアは山﨑恵美さん
食事ケアは樋口和磨さん
が出場しました。
③ 介護技術コンテスト(午後の部)
7チーム目は社会福祉法人新井頸南福祉会の特別養護老人ホームみなかみの
里(妙高市)の「チームみなかみの里」です。
入浴ケアは上野竜一さん
認知症ケアは羽深雅史さん
食事ケアは上野皇さん
が出場しました。
当日は多くの方々がコンテストの見学に来られました。
様々な感想を聞くことができましたので、一部を紹介します。
【一般の方】
●一般市民の方に介護について理解していただける良い機会になった
●大変一生懸命で丁寧な印象が多く、何より笑顔が素敵だと思った
●また開催してほしい
【介護関係者の方】
●普段忘れがちなことを思い出した
●人の介護の様子を見ることは勉強になった
●言葉がけがとても勉強になった
④ 表彰式
団体部門
受賞名
個人部門
チーム名
最優秀賞
SUGANA
優秀賞
桜井の里、みなかみの里
敢闘賞
Family
ガッツ賞
ジェントロ
ほのぼの賞
ケアセンターきらら
あったか介護賞
MORI☆SATO☆SONO
ケア内容
氏名
チーム名
入浴ケア
椎谷 正和さん
MORI☆SAT
O☆SONO
認知症ケア
松井 良平さん
SUGANA
食事ケア
上野 皇さん
みなかみの里
最優秀賞
「チームSUGANA」の
みなさん(写真左)です。
優秀賞
「チーム桜井の里」(写真左下)
と「チームみなかみの里」(写真
右下)のみなさんです。
個人賞受賞者
・入浴ケア部門
椎谷正和さん(写真左)
(チームMORI☆SATO
☆SONO)
・認知症ケア部門
松井良平さん(写真中央)
(チームSUGANA)
・食事ケア部門
上野皇さん(写真右)
(チームみなかみの里)
⑤ 総評、閉会のあいさつ
審査員のみなさんから総評がありました。
●入浴ケア部門
・甲乙つけがたかった
・練習の成果がよく見られた
・これからも安全に配慮し尊厳
を尊重した介護に取り組んで
欲しい
●認知症ケア部門
・参加者の競技に胸が熱くなり
涙した
・コンテストをきっかけに日々の
業務も基本に立ち返ってほしい
●食事ケア
・工夫した声掛けが良かった
・楽しんで食事をするために楽し
い雰囲気でコミュニケーション
をしてほしい
最後に新潟県介護福祉士会の宮崎会長より閉会のあいさつがありました。
・素晴らしい競技であり介護の未来も
明るいと実感した
・「来年も出場したい」との要望に応えるため来
年も開催したい
・モチベーションを高められるようなコンテスト
にしていきたい
コンテストにしたい
皆さんの清々しい表
情が印象的でした
同僚のみなさんから
の応援もありました
来年度も開催する予
定ですので、みなさ
ん奮ってご応募くだ
さい
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