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微生物生理学

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微生物生理学
My KONAN - KONAN University -
Page 1 of 1
2013/10/02(水)15:37
授業コード
22017
授業科目名
微生物生理学 (前)
担当者名
武田鋼二郎(タケダ コウジロウ)
単位数
2
開講期別
2013年度 前期
曜日・時限
水曜2限
特記事項
オフィスアワー
水曜日午後1時~2時
講義の内容
古くは発酵食品の利用や病原体との戦いから、二十世紀にはじまるバイオテクノロジーの勃興や微生物を利
用したバイオエタノール生産など、微生物と人類社会の関わりは拡大し続けている。したがって微生物学の学
習は一部の技術者や研究者の為のみならず一般的な社会的重要性を有している。さらに実学としての有用
性を超えて、微生物学は「生命・生物とは何か、生命の起源は何か?」という生物学の根源的かつ普遍的命
題に答える上で、歴史的にも現在においても重要な役割を演じており、また演じ続けるであろう。歴史的には
ルイ・パスツールによる自然発生説への反論、現在・未来では地球外生命体や極限環境微生物の探索、モ
デル生物としての微生物利用など、が好例である。本講義では、微生物学の「実学」と「基礎科学」の二つの
重要性を踏まえて、歴史的背景、微生物分類・生理をはじめとする基礎知識を習得し、さらに基礎研究での微
生物利用、産業応用の事例を学習することを目標とする。
到達目標
(1) 微生物とは何か、生物界における位置付けや存在様式、人間社会との関わりについて理解する。
(2) 原核生物の細胞構造、機能、増殖等、基礎的知識を理解する。
講義方法
口頭、プリント、パワーポイントによる説明。理解度をはかるために講義中に小テストを行う事もある。
準備学習
(1) 高校の「生物I, II」の内容を理解していること。高校で生物を選択しなかった人は、その内容を自習しておく
ことが必要。(生物選択でなかった人は相談しに来てください)
(2) 「基礎生物学I」および「基礎生物学II」の内容を理解している事が望ましい。
(3) 適宜、講義内容を復習すること。
成績評価
講義への出席、期末試験の成績を総合的に評価する。
欠席基準
期末試験の受験
講義構成
教科書
第1-2回:微生物学序論(歴史、社会との関わり)
第3-4回:微生物の分類と基礎的特徴
第5-9回:微生物の生理と代謝
第10-12回:微生物の研究方法
第13-14回:基礎科学としての微生物学の歴史と未来
第15回:微生物と現代社会
特に指定しない。
参考資料を適宜配布する。
「微生物学」第2版
J. ブラック 著 林英生, 岩本愛吉, 神谷茂, 高橋秀実 監訳
丸善株式会社 ISBN 978-4-621-07808
参考書・資料
「細胞の分子生物学」第5版
B・アルバーツ、A・ジョンソン他著、中村桂子,松原謙一 監訳
(ニュートンプレス 2010年) ISBN 978-4-315-51867-2
講義関連事項
担当者から一言
2013年4月から理工学部生物学科に着任する武田鋼二郎です。
微生物は身近なところ、意外なところで人類と深く関わっており、将来、バイオテクノロジーなど関連分野へ進
む方はもちろんの事、そうでない方も学習しておくと有益です。ぜひ、一緒に微生物学をまなんでいきましょ
う。
その他
ホームページタイトル
URL
https://spoon.adm.konan-u.ac.jp/up/faces/up/xu/pXuk1604B.jsp?sanshoTblFlg=1&ne...
2013/10/02
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