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“つな研ナビ”は 新鮮な情報 厳選してます タイムリーな話題。 スピーディな情報。 毎月2回(5日/20日)配信。 特徴! わかりやすく見やすい 日本全国から探す・選ぶ。 新しい事業。独自の取組み。 ユニークなもの。優れた事例。 ポイントをコンパクトにまとめ。 大きな字。項目別で。使いやすい。 詳しく調査(「深掘りリサーチ」も) ※毎回:20~30件 の先進事例を厳選し 1 事 例 一目でわかる見出し さまざまな分野の達人を、市が “マイスター”として認定 ~「弘前マイスター認定制度」~ ※毎回:数件程度 要 (目的) 地域がもつ技能や技術の継承や・・・ (内容) 優れた技能や技術をもつ者を・・・ (認定の対象) <分類> 商工・観光・農林水産 <ポイント> 目の付け所(対象が広範囲) 事例を10の分野 に分類整理。 特色や着眼点 など。 編集の段階で気になった 「取り組み」を、その都度 簡単にまとめてご紹介します。 概 ちょっと気 になる‥ 市区町村 箇条書きで 大きな字 施策の目的や、内容、手法、 注目ポイントなどについて、 簡潔に説明しています。 「選挙パスポート」の作成と配布 現場や利用者の視点で編集・執筆。 地域の課題に答え、地元で使える。 (議会質問、政策づくり、要望活動など) 新聞情報だけでなく独自に調査を 行い、事業の詳細(予算など)、 類似の取組み等を紹介します。 基本的に市区町村 の施策や課題を 取り上げます。 ご紹介します。 № すぐに役立つ 青森県 弘前市 執筆者による 取組みの評価 や課題を記述 しています。 深掘りリサーチ (予算など) ・平成24年度新規事業。 ・予算額:36万7千円。 (その他) ・弘前市では他に・・・。 【コメント】 ・他の自治体では、ものづくり分野 での取り組み(認定証の交付等) が多いが、本事業は・・・。 (岐阜県:関市) 市で実施する全ての選挙を対象に、投票が記録(選挙名・年月日・投票率等)できる手帳を作成し・・・。 【コメント】 市民からも好評だったと聞いている。若者が政治や選挙へ感心を持ち、投票率の向上を・・・. ご活用ください ! 議会での質問 政策づくり 先進地視察の 参考 執行部等への 提言 地元活動など “つな研ナビ”地 域 先 進 事 例 集 № 1 事 例 市区町村 深掘りリサーチ (目的) 地域がもつ技能や技術の継承や発展、人材育成。地域産業の活性化。 (内容) 優れた技能や技術をもつ者を、市が認定する。 (認定の対象) 板金・プレス、溶接、電子機械部品組立て・修理、自動車整備。 大工・左官、理容師、家具製造、調理師など手仕事。 特徴としては、刺しゅう、つる細工、漆器など、弘前地域の伝統工芸。 米・野菜・果樹などの農業者、水産養殖業や、酪農業などの農林漁業系 も対象としている。 (認定の資格) 市内に5年以上在住・在勤の現役の技能・技術者で、対象の職業に20 年以上の従事経験を有し、後進の指導や育成に熱意があることなど。 (認定後の活動内容) 小中高校での出前授業。各種研修会の講師。 (その他) 今後、毎年5名ずつ認定する予定。 青森県 弘前市 (予算など) ・平成24年度新規事業。 ・予算額:36万7千円。 ・来年度以降も継続予定。 ・認定後のマイスターの活動経費(報 償費、旅費等は別途予算計上) 。 (その他) ・弘前市では他に「防災マイスター」 (防災に対する高い知識を持ち地域 防災の推進者となる人材)の育成 講座を実施している。 (目的) 再生可能エネルギーを活用したまちづくり。農業利用による農家のコ スト軽減。水力発電と水質浄化を組み合わせた新しいモデルの提示。 ~「電力の地産地消をめざす市」~ (内容) 用水路(幅約 1.5m)を仕切り、出力300ワット時の発電機を設置。 実験は昨年10月から3月まで行う予定。冬場の流量は少ないが、農繁 期なら100ワット時超の発電を見込んでいる。 (電力の活用) 農家のビニールハウスの温度管理用電力として活用予定。将来的には 太陽光などの他の発電も併用し、地域で使う電力を賄うことをめざす。 (経緯など) 行方市は、霞ヶ浦や北浦に流れる小河川が多い。当初、一般河川への <分類> 設置が検討されたが、流量の確保や水利権調整等の点から用水路での実 ごみ・環境・エネルギー 験が決定された。実験地(同市西蓮寺の新田川上流)は非常に落差の小 さい場所。 <ポイント> (今後の動き) 各地で始まる動き 有識者や住民を交えた委員会で、再生可能エネルギーを活用したまち づくりを探っていく予定。 茨城県 行方市 さまざまな分野の達人を、市が “マイスター”として認定 ~「弘前マイスター認定制度」~ <分類> 商工・観光・農林水産 <ポイント> 目の付け所(対象が広範囲) 2 これは、資料の抜すい(サンプル)です。※禁複製 概 要 農業用水路で行う、小水力発電の 実証実験 -1- 【コメント】 ・他の自治体では、ものづくり分野 での取り組み(認定証の交付等) が多いが、本事業は認定の対象が 広範囲であることが特徴的。 (発電の詳細) ・市内は平地が多く、実験地の有効 落差はわずか1 m 40 cm。 ・発電機2機の設置と発電量計測に 要する費用は、2005万5千円。 (他の類似事例) ・山形県米沢工高がマイクロ水力発 電装置を約60万円で自作して、 農業用水路に設置。発電量は最大 で1キロワット時。 ・長野県大町市でも、個人で農業用 水に発電設備を自作し、自家消費。 【コメント】 ・農業用水路の活用については、目 的外使用と水利権、建設コストの 回収などについて、今後クリアす べき課題も多い。 これは、資料の抜すい(サンプル)です。※禁複製 “つな研ナビ” № 3 4 事 例 概 要 高齢者への特製ラジオ配布と、高 齢者向けラジオ番組の制作 (目的) 高齢者の孤独感の解消と、災害時の情報伝達を強化するため。 (ラジオ配布の内容) ~「安全安心で楽しい生活の支援」~ AM、FM(災害発生時に緊急情報がスムーズに得られるように地元局 のみ受信が可能)対応。懐中電灯の替わりとなる LED ライトや、緊急時 に居場所を知らせるための、大音量サイレンが装備されている。 65歳以上の独居高齢者約4千8百世帯(市長や職員が自ら配布)と、 75歳以上の高齢者がいる約1万5千世帯に無料で配布する。 一般市民にも、2月から1台500円で販売(計1万台)を開始した。 防災のために、市庁舎などに備蓄することとしている。 <分類> (ラジオ番組の制作) 高齢者 市と地元局の「エフエム太郎」が共同で制作。内容は、高齢者向けの 歌(昔の歌など)や、趣味などにスポットを当てるほか、各地域で活躍 <ポイント> する高齢者にも直接番組に登場してもらうなど、サロン的な存在にして きめ細やか(市の姿勢) いきたいとのこと。 予定としては、毎朝放送、時間は20分程度、放送開始は4月以降。 市区町村 深掘りリサーチ 群馬県 太田市 (予算など) ・平成24年度9月補正。 ・予算額:3千万円(消耗品費) 。 (その他) ・ラジオは黄緑色で手のひらサイズ。 名称は「おおたんラジオ」 (同市の他の注目取り組み) ・全職員が、それぞれ地域を割り振 って独居高齢者世帯を直接訪問す る「おとしより見守り隊」事業を 昨年11月から実施している。 【コメント】 ・高齢者に、安心や楽しみを届ける ために、市が自ら汗をかき、趣向 を凝らした施策を行っている。 全生徒が株主&社員、市立高校が (目的) 鹿児島県 (新商品の詳細) 株式会社を設立 若い発想によって地域を活性化し、全国に情報発信する。一般社会で 指宿市 ・ソラマメ入浴剤「美(bean)の湯」 の実践を通じて、地域や企業でリーダーとなる人材を育成する。 は1年生の女子生徒2名が考案。 ~「生徒による特産品の開発等」~ (内容) (部活動でも) いぶ 名称は「指商」 。在校生590人が1人千円づつ出資し、昨年4月に会 ・部活の「簿記部」約20人で、会 社を登記した、全国初の高校企業。全生徒が株主で社員。利益が出た場 社の出入金など財務を行っている。 (販売イベントの効果) 合は配当金を支払う予定。定款作りなど登記手続きから、株主総会、企 画提案、商品開発も生徒が行う。 ・仕入れから値段設定までの利益の (これまでの活動) 出し方の体験、あいさつや値引き 県内外の企業40社が参加し、新事業の企画提案会を7月に開催。 交渉等を通じた接客の学習、地域 (地元食材を使ったパンやスイーツ、観光事業などの案が発表された) 住民との交流などに効果があった。 販売イベント「指商デパート」を11月に開催。 (1日で4100人を集客し、約370万円を売り上げる) 【コメント】 <分類> (これまでに商品化されたもの) ・商業科の授業の実学という面から 子ども・子育て 「めっ茶うま芋んモナカ」 「芋 de パイ」 「イッシーのえさ」 「びわ姫」 だけでなく、生徒が会社経営の活 「そらま MEN ストラップ」 「おいもどん携帯クリーナー」など。 動を通じて、経営の厳しさや喜び、 <ポイント> (その他) 地域住民との連携の必要性などを 全国初 同市が生産量日本一のソラマメを練り込んだ入浴剤の開発は、 「指宿は 学ぶことができる、先進的で模範 温泉地なのに、風呂の土産がなかった。 」と業者も感心した。 的な取り組みと言える。 -2- これは、資料の抜すい(サンプル)です。※禁複製 “つな研ナビ” № 5 事 例 概 要 市区町村 深掘りリサーチ 高齢化が進む地域を活性化するた (目的) 神奈川県 (開発許可の詳細) めの“住宅特区”制度の試み 人口減が顕著な地域に、就農希望者や子育て世代の流入・定住を図る。 秦野市 ・3㌶の中に10戸以上の建築物が (内容) あり、幅員4㍍以上の道路に、2. ~「さと地共生住宅開発許可制度」~ 新たに住宅を建てることができない「市街化調整区域」の規制緩和を 5㍍以上接すること。 (市街化調整区域の特例的な規制緩和) 行い、住宅の新築の道を開いた。対象は高齢化が進む市内上地区。建設 ・建物の用途は専用住宅に限るなど。 (同地区での他の注目取り組み) が可能となるのは、敷地面積300平方㍍以上、高さ10㍍以下の住宅。 急傾斜地や優良農地は認めていないため、市の試算では、候補用地は ・路線バスの廃止に伴い、住民が主 約9.4㌶で、約100戸の住宅を建てることができるという。 体的に乗合自動車の実証運行を働 (背景) きかけた。平日37便を運行中。 若者の流出が進み、高齢化率は31.7%と、市全体を大きく上回り、 (経費削減の目的で停留所の修理等 荒廃農地の増加や、伝統行事存続の危惧、小学校や幼稚園の統廃合が予 は住民が行った) <分類> 測される中、危機感を抱いた地元住民が「活性化対策委員会」を結成し、 地域おこし 行政と協働で検討を重ね、市に提言(内容:定住促進や農業振興、観光 【コメント】 客の誘致など)を行ったことを受け、市が規制緩和に乗り出した。 ・人口減少が予測される地域の活性 <ポイント> (手法など) 化を中長期的に支えるための施策 住民主導で打ち出しも工夫 細かいルールを定めた「市街化調整区域の開発規制に関する条例」を であり、地元住民の主体的な取組 昨年12月の議会定例会に提出し、可決した。 みも含め今後の経過を注視したい。 ちょっと気 になる‥ 木造のまま小中学校の校舎を耐震化 (京都府:綾部市) 市内の小中学校、全16校のうち6校が木造校舎。綾部市は約8割が山林が占めている。木造校舎の耐震工事は、手間とコストがかかる 面もあるが、住民が長く親しんできた木造校舎を保存し、子どもたちに木を大切にする気持ちを持たせるために取り組みを行っている。 【コメント】 木造の学校施設は、戦前に建てられたものもあり、地域の象徴となっているものも多い。施設の有効利用や、CO2 排出抑制、景観保全、 地域文化の継承などの観点からも意義が深い。 「選挙パスポート」の作成と配布 (岐阜県:関市) 市で実施する全ての選挙を対象に、投票が記録(選挙名・年月日・投票率等)できる手帳を作成し、新成人約1100人に配布した。 手帳の名称は「選挙パスポート」で、渡航用のパスポートと同じサイズ。選挙の基礎知識の紹介や、20~80歳で投票機会のある選挙の 回数を計100回と試算して、100回分のスタンプ欄を設けている。今後、毎年、新成人に配布する予定。予算は約70万円。 【コメント】 市民からも好評だったと聞いている。若者が政治や選挙へ関心を持ち、投票率の向上を図るためには、とてもユニークな試みと言える。 ネット選挙解禁の動きもある中で、今後は、効果の検証や公表が望まれる。また、手帳のスタンプ押印実績に対するインセンティブ(市内 業者と連携した買い物ポイント付与や、市の公共施設での利用など)によって、さらなる浸透と効果の向上も考えられる。 -3-