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Intego Personal Backup ユーザーズガイド

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Intego Personal Backup ユーザーズガイド
Intego Personal Backup ユーザーズガイド
Intego Personal Backup ユーザーズガイド
本書はデータのバックアップや同期、さらに Mac OS X 起動ディスクの起動可能なバックアップも作成できるバックアップ用ソフ
トウェア、Intego Personal Backup のユーザーズガイドです。下記の目次からはマニュアルの各セクションに移動できます。各
ページ上部の「目次へ移動」リンクをクリックすると、いつでもこの目次に移動できます。
Personal Backup のインストール方法、および NetUpdate を使ったプログラムやフィルタの更新方法について詳しくは Intego
クイックスタートガイドを参照してください。
目次
1. Personal Backup へようこそ
2. ファイルをバックアップする準備
3. ファイルのバックアップと復元
4. Personal Backup 環境設定
© 2010 Intego.All Rights Reserved謝辞
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/personal-backup-106-user-manual.html[3/22/12 11:46:59 AM]
Intego Personal Backup へようこそ
Intego Personal Backup へようこそ
Intego Personal Backup について
Personal Backup のインストール
バックアップについて
はじめてのバックアップ
目次へ移動
Intego Personal Backup について
Personal Backup は、外部メディアにドキュメント、アプリケーション、さらにシステムファイルのコピーを作成してデータの損
失を防ぐ、Mac OS X 用の総合バックアップ・ソリューションです。
Intego Personal Backup では、以下のようにほとんどのメディアにファイルのバックアップが行えます:
ハードディスク上のパーティション
外付けハードディスク
リムーバブルメディア(USB キードライブなど)
光学メディア(書き込み可能 CD や DVD など)
ネットワークボリューム
AirMac ディスク(アップルの AirMac Extreme ベースステーションに接続したハードディスク)
iDisk(アップルの MobileMe サービスで利用可能)
iPod(ディスクモードに対応している場合)
ディスクイメージ
Intego Personal Backup では、2 台のコンピュータ間(Mac のデスクトップと MacBook や MacBook Pro など)でデータを同
期したり、Mac OS X ボリューム全体の起動可能なバックアップも作成できます。また、バックアップと同じくらい簡単にファイ
ルをコンピュータに復元できます。
Personal Backup を使ったファイルのバックアップの中でも一番シンプルなやり方では、フォルダを 2 〜 3 回ドラッグアンドド
ロップして「バックアップ」ボタンをクリックするだけで、バックアップできます。もっと複雑な作業をしたい場合で
も、Personal Backup の各種オプションを使えば、複数のアクションを実行するバックアップのスクリプトを作成でき、所定のス
ケジュールで実行させることができます。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/1-Welcome-to-Personal-Backup.html[3/22/12 11:47:31 AM]
Intego Personal Backup へようこそ
インストール
必要なシステム環境
PowerPCまたはIntelプロセッサを搭載し、公式にサポートされたMac OS X互換コンピュータ
Mac OS X 10.5 以降。Personal Backup は Mac OS X 10.6 Snow Leopard と Mac OS X 10.5 Leopard に完全に対応し
ています。Personal Backup は Mac OS X Server での使用には対応していません。
20 MB の空きハードディスクスペース
Intego Personal Backup のインストール
Personal Backup のインストール方法、およびシリアル番号の登録のしかたについて詳しくはIntego クイックスタートガイドを
参照してください。
バックアップについて
Personal Backup で以下の操作が可能です:
バックアップ: 特定のファイルやフォルダ、またはボリュームやハードディスク全体の内容を、ある場所から別の場所へコピーし
ます。このプロセスの最初の段階でファイルが置かれている場所はソースと呼ばれ、コピーされたファイルを受け取る側の場所
はコピー先と呼ばれます。バックアップファイルを安全に保つには、コピー先のファイルを絶対に変更されないよう保管すること
が大切であり、ソースとは別の記憶装置に保存されるべきです。例えば、MacBook のバックアップファイルを外付けハードディ
スクに作成して自宅に保管します。こうしておけば、MacBook が万一盗難にあっても、ファイルのコピーは自宅の外付けハード
ディスクの中にあります。
フルバックアップには、作成したドキュメントだけではなく、すべてのアプリケーションとシステムファイルといったハードディ
スク上のすべてのものが含まれます。フルバックアップだと大量の空き容量を必要としますが、こうすることで、コンピュータが
クラッシュしたときにアプリケーションを再インストールしたりする手間が省けますし、新たなソフトウェアや Mac OS X の新し
いバージョンをインストールする際にも、いつでも元の状態に戻せるという保険としての役割を果たしてくれます。
一般的なバックアップ方策の 1 つに、最初に Personal Backup を実行したときに、すべてのファイルの完全なコピーを作成する
ことが挙げられます。それ以降は、Personal Backup を起動するたびに、最後のバックアップから変更のあったファイルのみをコ
ピーするようにします。これを「増分」バックアップと呼びます。(ご心配なく - Personal Backup なら簡単に増分バックアッ
プを実行できます。)
復元: バックアップの反対で、通常、ソースファイルが見当たらなくなったり破損してしまった場合、または誤ってファイルを削
除してしまったりした場合に実行します。コピー先ディスクからソースにファイルをコピーして戻します。(前述の例では、ファ
イルは外付けハードディスクから MacBook に戻されます。)もちろん、復元されるファイルは前回バックアップを実行した時点
のものです。その時点を起点として、それ以降にファイルを変更した場合は、その作業内容は失われます。ですから、定期的な
バックアップが必要なのです。
同期: ソースの内容を複製し、ソースとコピー先の両方がまったく同じものになります。最初に同期を実行すると、Personal
Backup によってソースとコピー先との両方が同じ内容になるよう多くのファイルが双方向にコピーされます。しかしそれ以降
は、一方で変更されたファイルのみがもう一方へコピーされ、デフォルトでは一方から削除された項目はもう一方でも削除されま
す。例えばデスクトップ型の Mac とノートブック型の Mac の両方で同期しているファイルがあり、デスクトップ型の方でその
ファイルを更新しても、同期によって両方の Mac の該当ファイルが最新の状態に保たれます。デスクトップ型の Mac のファイ
ルA を変更し、さらにノートブック型の Mac でファイルB を変更したとすると、これら 2 台の Mac を同期することで、ファイ
ルA がノートブック型の Mac にコピーされ、ファイルB がデスクトップ型の Mac にコピーされます。結果として、ソースと同期
先は常にまったく同じ内容になるよう維持されます。
起動ディスクバックアップ: Mac OS X が存在するボリュームを別のハードディスクにコピーし、そのハードディスクを起動ディ
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/1-Welcome-to-Personal-Backup.html[3/22/12 11:47:31 AM]
Intego Personal Backup へようこそ
スクとして使用できるようにします。起動ディスクバックアップのプロセスでは、ソースの完全な複製が作成されます。つまり、
コピー先はソースとまったく同じように機能します。ご使用の Mac にシステムトラブルが発生した場合は、バックアップした
ディスクを接続し、Option キーを押したままにして Mac を再起動し、バックアップディスクを起動ディスクとして選択して
Mac を起動させることができます。さらに Mac 上のユーザファイルすべてを安全な場所にコピーして、次に逆方向に起動ディス
クバックアップを実行して Mac に起動ディスクのバックアップから「復元」を実行します。これで Mac OS X やシステムのソフ
トウェアアップデート、利用していたアプリケーションの再インストールをすることなく、すべて以前の状態に戻ります。
バックアップでの決定事項
バックアップ計画を実行に移す前に、以下の 4 つの点を決めておきます:
ソース:どのファイルをバックアップするのか。
コピー先:バックアップしたファイルをどこに保存するか。
スケジュール:どれくらいの頻度でバックアップを実行するのか。
アーカイブ:どれくらいの期間、バックアップしたファイルを保管するか。
すぐに決断できなくても心配はいりません。平行して複数のパターンのバックアップを実行できます。例えば、仕事用の重要な
ファイルを DVD に毎日バックアップし、週に 一度オフィスから離れた場所(貸し金庫など)にその DVD を預けるとします。一
方、オフィスを改装したときの写真やビデオはおそらくそれに比べてあまり重要ではないと考えられますので、月に一度だけオ
フィスのサーバにバックアップします。
どのソースファイルをバックアップするかを決める基準として、ファイルの重要性、そしてバックアップに利用できるディスク容
量、この 2 点を考慮します。例えば、MacBook のハードディスクが 250 GB で、バックアップに利用できる外付けハードディス
クの容量が 1 TB であれば、答えは簡単です。利用できる容量が潤沢にあり、何 MB を節約するという必要はまったくないので、
何もかもバックアップできます。
利用できる容量が少ない場合は、より複雑な判断をする必要があります。損失した場合に最も不便を被るのはどのファイルか。ま
た代替が不能なのはどのファイルか。ほとんどの人の場合、個人的なものでは家族の写真やビデオ、ダウンロードで購入した楽曲
のファイルなど、また仕事上では納税の記録や会計ソフトウェアで作成したファイル、電子データの形態で管理している領収書や
電子メールのデータなどが思い浮かびます。もう少し容量に余裕があれば、アプリケーションのファイルやシステムファイルが次
に重要です。Mac OS X では、個人的な書類の大部分は「ホーム」フォルダの「書類」フォルダに保存されています。さらに余裕
があれば、「ピクチャ」フォルダ、「ムービー」フォルダ、「ミュージック」フォルダをお忘れなく。これらのフォルダは、「書
類」フォルダと同じ階層、「ホーム」フォルダに内包されています。
バックアップのコピー先をソースと同じデバイス上に作成することは可能です。ですが、安全面から言っても、気楽に考えられる
もの以外、すべてのバックアップには外部デバイスをお使いになることをお勧めしています。ソースとコピー先が同じデバイス上
に存在することに起因する問題は、そのデバイスに何らかの障害が起こったときに、オリジナルとバックアップの両方が破損して
しまい、何も残らなくなってしまう可能性があるということです。
このため、バックアップは CD、DVD、または外付けハードディスクなど、別のデバイスに行うことをお勧めします。(大容量の
外付けハードディスクは比較的安価です。)MobileMe 会員の方なら、Personal Backup を使って選択したフォルダを iDisk に
バックアップすることもできます。空き容量やネットワークを経由したコピーにかかる時間を節約するために、Personal Backup
では増分バックアップが可能です。増分バックアップでは、最後のバックアップ以降に変更または作成されたファイルのみが置き
換えられます。
コピー先に指定するディスクのサイズは、ファイルの変更履歴を複数保管したい場合は、ソースファイルの合計サイズと比較し
て、少なくとも 2 倍の空き容量があることを目安にするようお勧めします。前回のバックアップと比較して多数のファイルが変更
されていても、これで空き容量は十分でしょう。しかし、単に内蔵ハードディスクのクローンを作成したいような場合は、バック
アップに使用する外付けハードディスクの容量もソースである内蔵ハードディスクの容量と同じでかまいません。
CD や DVD などのリムーバブルメディアを使用する場合、Personal Backup ではバックアップを複数のディスクに分割して作成
できます。ディスクがいっぱいになるたびに、Personal Backup の要求に応じて新しいディスクを挿入するだけです。ですので、
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/1-Welcome-to-Personal-Backup.html[3/22/12 11:47:31 AM]
Intego Personal Backup へようこそ
十分なディスクの枚数があれば、理論上は無限大のコピー先ができます。ただし、このようなリムーバブルメディアは、Mac 全体
というような非常に大きなサイズのバックアップでは不便になることがあります。バックアップの実行中、常に傍にいてディスク
を交換するという世話を数分ごとにしなければならないからです。
バックアップのスケジュールは、オリジナルのファイルの変更頻度によって判断が異なります。ファイルを損失してしまった場
合、そのファイルに加えていた変更を取り戻すためにどれくらいの時間が必要になるかを考えてみます。例えば、午前 9 時から集
中的にあるファイルに対して作業を開始したとします。正午、クラッシュや停電などのためその作業分を失ったとすると、その
ファイルの最終的な状態を復元するには、集中力を持続できるとしても、おそらく 3 時間はかかるでしょう。
このようなデータの損失を未然に防ぐには、定期的にファイルのバックアップを行う必要があります。重要なデータに関しては、
作業中のファイルを 2 〜 3 時間ごとに外部メディア(またはネットワーク上)にバックアップする方が賢明です。仕事上頻繁に
更新する書類に関しては、1 時間ごとのバックアップでも念の入れすぎではありません。さらに、そのファイルで作業したかどう
かにかかわらず、すべてのファイルを毎日または毎週バックアップしておけば、バックアップ漏れを防げて安全性が向上します。
また、スケジュールの決定も、コピー先デバイスで利用可能な空き容量によって異なります。ソースファイルと比べて十分な空き
容量があり、都合よくバックアップが実行できるのであれば、毎日バックアップするべきです。ここでバックアップのアーカイ
ブをどの程度の期間保管するかを考えます。金融サービス業の場合、法律により過去数年間分のコンピュータデータを保持する必
要がある場合があります。そのような企業の場合、会計監査人の巡回に際して、該当するファイルの最終的なコピーが常に別途保
管されていることが求められるでしょう。ただし、こういった古いファイルに頻繁にアクセスする必要はおそらくないでしょう。
まったく必要ないかもしれません。ですので、必要かつ利用頻度が低いであろうと思われるファイルは、容量を節約するために圧
縮形式で、遠隔地に保管するようにします。
一方、ホームユーザの場合は、古いデータはあまり構わず、ファイルの最新版のみを確実に復元できるようにバックアップをした
いと考えられます。このようなケースでの最適なソリューションは、バックアップの時点で古くなった版を自動的に破棄しなが
ら、Mac を外付けドライブにバックアップする方法です。
いずれにせよ、大きなディスク障害やその他の理由で Mac を起動できなくなるという万が一の場合に備え、お使いの Mac OS X
起動ボリュームを起動ディスクバックアップとして外付けハードディスクにバックアップするのが賢明です。そうすれば、問題が
発生しても、バックアップしたディスクから Mac を起動させ、すぐに作業に取りかかることができます。
とにかく、自分の作業のしかたに合ったアックアップの方法を編み出して、定期的にバックアップを実行する必要があります。
スクリプトを使用したバックアップの自動化
バックアップ、同期、起動ディスクバックアップ、いずれの設定を作成する場合でも、一連の処理に含まれる個々の詳細設定は
「スクリプト」と呼ばれます。(ファイルの復元には、スクリプトは必要ありません。)
スクリプトを使用するのには次の 3 つの利点があります。第一に、スクリプトにより、毎回同じファイルを同じ方法でバックアッ
プできます。第二に、スクリプトはほかのプログラムや Mac OS X からそのアクションを切り替えることができます。第三
に、Personal Backup を使用すれば、ユーザが意識しなくとも定期的にスクリプトを実行するようにスケジュールを設定すること
ができます。
例えば、以下のようなスクリプトを毎日午後 5 時に実行することができます:
1. ファイルサイズが 20 MB より小さいスプレッドシート書類をすべて選択する
2. Intego VirusBarrier X6 を使って選択した書類をスキャンする
3. 最新の 2 版だけを残しながら、書類をバックアップする
4. 完了したら Mac をシステム終了する
スクリプトについて詳しくは、「ファイルのバックアップと復元」で説明します。
はじめてのバックアップ
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/1-Welcome-to-Personal-Backup.html[3/22/12 11:47:31 AM]
Intego Personal Backup へようこそ
はじめてのバックアップはシンプルに実行できます。まず、Intego Personal Backup を以下の 3 通りの方法のいずれかで起動し
ます:
Finder から「アプリケーション」フォルダを開き、Personal Backup アイコンをダブルクリックします。
または、「Intego」メニューから「Personal Backup」>「Personal Backup を開く…」と選択します。
または、Dock の Personal Backup アイコンをクリックします。
Personal Backup の以前のバージョンで作成したスクリプトがない場合、はじめてプログラムを起動すると、バックアップ、起動
ディスクバックアップ、同期というデフォルトの 3 つのスクリプトがウインドウに表示されます。これらスクリプトには、いずれ
もソース、コピー先、オプションは設定されていません。
最初のバックアップを作成するには、「名称未設定バックアップスクリプト」をクリックして選択します。次に、ソースを追加し
ます。ソース、つまりバックアップしたいファイルを内包するフォルダを追加するには、Finder からそのフォルダを「ソースをク
リックして選択」と表示されているエリアにドラッグします。(このエリアをクリックして、Mac OS X 標準のファイル選択ウイ
ンドウを開き、ソースフォルダの場所を指定することもできます。)
バックアップの作成先も同じ手順で指定します。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/1-Welcome-to-Personal-Backup.html[3/22/12 11:47:31 AM]
Intego Personal Backup へようこそ
この時点で、ウインドウには、どのフォルダをバックアップするのか、またどこにバックアップされるのかが表示されます。
次に、「実行」ボタンをクリックします。このボタンは右向きの三角形で、バックアップを実行しようとしているため「バック
アップ」というラベルがついています。
Personal Backup が、ユーザがコピーする権限を持たない項目を除き、ソースフォルダからコピーの作成先フォルダやボリューム
にすべてのファイルをバックアップします。
これで完了です。ソースに内包されたすべてのファイルの複製が作成され、オリジナルのファイルが消失してしまった場合の備え
ができました。
Personal Backup では、ここで説明した単純なバックアップ以上のことが実行できます。次章では、Mac を 1 台所有するホーム
ユーザから、数千台のコンピュータを所有する企業のシステム管理者まで、あらゆるユーザのバックアップニーズにお答えする多
様なオプションについて詳しく解説します。
ファイルをバックアップする準備 >>
© 2010 Intego.All Rights Reserved
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/1-Welcome-to-Personal-Backup.html[3/22/12 11:47:31 AM]
ファイルをバックアップする準備
ファイルをバックアップする準備
Personal Backup スクリプトの管理
ソースと作成先
スクリプトのロック、書き出し、読み込み
Personal Backup のスクリプトオプション
「実行」をクリックしたときの動作
目次へ移動
Personal Backup スクリプトの管理
Personal Backup を使用する目的が、バックアップであろうと同期であろうと、起動ディスクのバックアップであろうと、いずれ
の場合でも、スクリプトを作成することで実行する操作をプログラムに命令します。スクリプトは次の 2 つのパーツで構成されて
います:
コピーするソースファイルとそのコピー先の指定。
バックアップを実行する時間、バックアップ実行の前後に行う処理、重複ファイルの処理のしかた、などをコントロールす
るオプション。
Personal Backup の以前のバージョンで作成したスクリプトがない場合、はじめてプログラムを起動すると、バックアップ、起動
ディスクバックアップ、同期というデフォルトの 3 つのスクリプトがウインドウに表示されます。これらスクリプトには、いずれ
もソース、コピー先、オプションは設定されていません。
これらデフォルトのスクリプトを利用してもいいですし、またそのスクリプトを削除して独自のスクリプトを作成することもでき
ます。新たにスクリプトを作成するには、「ファイル」 > 「新規スクリプト」と選択するか、Command-N キーを押します。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
または、「+(プラス)」ボタンをクリックします。
「バックアップ」、「起動ディスクバックアップ」、「同期」の選択肢が表示されます。その中から作成するスクリプトの種類を
選択します。(各スクリプトの種類ついては、本ユーザーズガイドの「バックアップについて」のセクションを参照してくださ
い。)
ここでは例として「バックアップ」を選びます。すると「名称未設定バックアップスクリプト」という名前のスクリプトが追加さ
れます。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
もう一度同じ操作を繰り返すと、最初に作成したスクリプトの下に、次に作成したスクリプトが「名称未設定バックアップスクリ
プト 2」という名前で追加されます。
お使いの Mac のスクリーン設定によっては、スクリプトの名前が表示しきれない場合があります。これは必要に応じて修正でき
ます。まず、スクリプトのリストと設定エリアを分割している縦のライン上にカーソルを合わせるか、スクリプトリストのタイト
ル「スクリプト」という表示の隣にある三本の短い縦ラインにカーソルを移動します。カーソルが左右に向いた小さな矢印のつい
た太い縦ラインに変化しますので、マウスが正しい操作位置にあることがわかります。カーソルがこの状態のときに、スクリプト
名がすべて表示される位置まで区切りのラインを右方向へドラックします。
次に、例えば二番目に作成したスクリプトを削除するとします。スクリプトを削除するには、リストからスクリプトをクリックし
て選択し、「-(マイナス)」ボタンをクリックします。または、Command キーを押しながらスクリプトをクリックし、表示さ
れるメニューから「削除」を選択します。(このような「コンテキストメニュー」が Personal Backup の随所で利用できま
す。)
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
いずれの場合も、その操作を実行してよいかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。
この時点で、「名称未設定バックアップスクリプト」と呼ばれるスクリプトは 1 つだけになります。スクリプトの名前を変更する
には、ウインドウ上部に表示されているスクリプト名の部分をハイライト表示させ、新しい名前を入力します。
または、左側のリストでスクリプト名をダブルクリックして、新しい名前を入力します。入力したら、tab、enter、return キーの
いずれかを押せば、新しい名前が 2 つの表示場所に反映されます。
メインウインドウの上部に表示されるアイコンをクリックし、表示される一覧から新しいアイコンを選択すれば、そのスクリプト
を示すアイコンを変更できます。
同期や起動ディスクバックアップのスクリプトも、バックアップスクリプトとまったく同じ方法で設定できます。デフォルトのア
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
イコンは一目でスクリプトの種類が識別できるように、それぞれのアイコンが設定されているだけです。
スクリプトを 1 つ作成したら、それにほんの少しの変更を加えて、似たようなスクリプトをもう 1 つ作成したい場合がありま
す。このような場合、Command キーを押しながらコピーしたいスクリプトをクリックし、表示されるメニューから「複製」を選
択します。
新たなスクリプトは、複製されたスクリプトの名前の後ろに「コピー」という語がついた名前で作成されます。このスクリプト名
も、上述の手順で希望する名前に変更できます。
ソースとコピー先
これまでの操作で、スクリプトが 1 つ以上作成されました。次のステップは、どのファイルをコピーするか、そしてどこにそのコ
ピーを作成するかを設定することです。このプロセスは、バックアップ、起動ディスクバックアップ、そして同期でも似通ってい
ますが、それぞれ確実な違いがありますので、1 つ 1 つ個別に説明します。
前述の通り、「ソース」とは、バックアップされるファイル、起動可能なバックアップ元となるファイル、または同期される対象
のファイルの場所を指します。ソースの呼び名は、バックアップ、起動ディスクバックアップ、同期によって、それぞれ「バック
アップ」、「クローン」、「同期」と変化します。「コピー先」とはファイルのコピーの保存先です。コピー先の呼び名は、バッ
クアップ、起動ディスクバックアップ、同期によって、それぞれ「作成先」、「作成先」、「対象」と変化します。
ソースとコピー先の設定という点から言うと、最も自由度が高いのがバックアップです。複数のバックアップソースを指定するこ
とができ、例えば複数のフォルダの中身、また複数のネットワークボリュームの中身でさえも、1 つのコピー先に複製できます。
バックアップするソースは、Mac OS X を実行しているコンピュータ上にある必要はありません。実際のところ、オペレーティン
グシステムが実行されていなくても構いません。これは、コンピュータのドライブに加え、外部ディスク、ネットワークボリュー
ム、メモリスティック、iPod、またその他 Mac OS X が読み取り可能な媒体からバックアップできるという意味です。同様
に、Mac OS X で書き込み可能なあらゆる媒体にバックアップができます。
いずれのフォルダやボリュームから、いずれのフォルダやボリュームにも同期できます。ただし、バックアップとは違い、個別の
ファイルを同期したり、複数のソースから同期したりすることはできません。
起動ディスクバックアップは、最も特殊なタイプのアクションです。ソースは Mac OS X がインストールされたディスクまたはボ
リューム全体でなければならず、そのコピーの作成先も起動可能な媒体でなければなりません。(Personal Backup では、DVD
に起動可能なバックアップを作成しません。)
ソースとコピー作成先の指定
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
バックアップ、起動ディスクバックアップ、同期のいずれを作成するかに関係なく、Personal Backup ウインドウの上部セクショ
ンでソースおよび作成先を定義します。ソースおよびコピーの作成先の呼び名は、バックアップ、起動ディスクバックアップ、同
期によって、それぞれ「バックアップ」と「作成先」、「クローン」と「作成先」、「同期」と「対象」と変化します。
ソースおよびコピー先を指定するには以下の 5 通りの方法があります:
1. ドラッグアンドドロップ: 項目を Finder から Personal Backup ウインドウのソースおよびコピー先にドラッグアンドド
ロップします。
2. クリック: ウインドウのソースまたは作成先エリアをクリックして、ファイル選択ウインドウで項目を指定し、「選択」ボ
タンをクリックします。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
3. メニューオプション: 「スクリプト」メニューから「ソースを選択…」または「コピー先を選択…」を選択します。
4. ショートカットキー:Option-Command-S キーを押してソースを選択します。Option-Command-D キーを押してコ
ピー先を選択します。(上記のメニューコマンドと同じです。)
5. ポップアップメニュー: Personal Backup メインウインドウのソースおよびコピー先エリアにそれぞれ表示されるポップ
アップメニューから場所を選択します。このメニューは起動ディスクバックアップの作成時のみ表示されます。
ソースやコピー先として、フォルダやボリュームが指定できるだけでなく、Personal Backup ではそのほかのオプションも用意さ
れています。「ソース」エリアまたは「コピー先」エリアをクリックすると、項目を選択できるウインドウが開きます。デフォル
トでは、「種類」メニューで「ローカルのファイルまたはフォルダ」が選択されています。このメニューをクリックすると、利用
できるそのほかのオプションが表示されます。利用できるソースは下図の通りです:
また、利用できるコピー先は下図の通りです:
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
ネットワークドライブ
ソースおよびコピー先としてネットワークドライブを使用できます。ネットワークドライブを選択するには、「種類」メニューか
ら「ネットワークドライブ」を選択します。ネットワークドライブの情報を入力するダイアログが表示されます。
まずアドレスを入力します。これには、マウントしたい Mac のシステム環境設定の「共有」ペインで表示されるローカルアドレ
ス(iMac.local など)、Windows 共有(smb://servername など)、またはアドレスで識別される FTP や SFTP サーバ
(ftp://example.com や sftp://example.com など)、さらに IP アドレスで識別されるリモートコンピュータ上のネットワーク
ボリュームがあります。上記のケースいずれの場合も、ボリュームやフォルダ名を含むフルアドレスを入力する必要がありま
す。Finder にマウンドできるすべての種類のネットワークボリュームが追加できます。実際、Finder でネットワークボリューム
をマウントし、そのアイコンを上図の「アドレス」フィールドにドラッグするのが、アドレスを指定する一番簡単な方法です。
「次のユーザとして自動的に接続」チェックボックスをチェックし、名前とパスワードを入力すると、スクリプトの実行時にユー
ザ情報を入力するよう求められません。また、「必要に応じてコンピュータのスリープを解除する」チェックボックスをチェック
すれば、Personal Backup がネットワークボリュームが存在するコンピュータのスリープを解除しようと試みます。(注意:これ
によりすべてのコンピュータのスリープが解除できるわけではありません。)
「設定をテスト」ボタンをクリックすると、設定が正しいかどうかを確認できます。
Spotlight 検索
Mac OS X の検索テクノロジ、Spotlight の検索をスクリプトのソースとして利用できます。Spotlight 検索を利用するには、「種
類」メニューから「Spotlight 検索」を選択します。Spotlight 検索を設定するシートが表示されます。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
検索条件を設定するには、まずメニューの「検索場所」から場所を選択します。選択肢は、「コンピュータ」(お使いの Mac)、
「ホームフォルダ」(現在ログインしているユーザのホームフォルダ)、または「その他」です。「その他」を選択すると、検索
対象のフォルダまたはボリュームを任意に選択できます。
次に、検索の条件を設定します。例えば、最初のメニューで「更新日」を選択し、二番目のメニューで「次より後の項目」を選択
して、テキストフィールドに日付を入力します。または、特定のタイプのファイルを指定することもできます。例えば、 「種類」
> 「次を含む項目」 > 「Word」と選択すれば、Microsoft Word 書類が検索できます。Spotlight 検索についての詳細は、Mac
OS X ヘルプを参照してください。
Spotlight 検索条件を保存した形態であるスマートフォルダを Finder から Personal Backup ウインドウの「ソース」エリアにド
ラッグすれば、その検索条件をソースに追加することもできます。スマートフォルダが Finder のサイドバーに追加してある場合
は、任意の Finder ウインドウでそのフォルダをクリックして開き、そのスマートフォルダのアイコン(ウインドウのタイトル
バーに表示されるアイコン)を Personal Backup ウインドウの「ソース」エリアにドラッグします。
iDisk
Apple MobileMe アカウントをお持ちの方は、Personal Backup のソースまたはコピー先として iDisk を利用できます。ソース
として使用する場合はその中身をローカルの Mac にバックアップできますし、コピー先として使用すれば、ローカルのファイル
を iDisk にコピーしれ簡単にオフサイトのバックアップを実行できます。iDisk の保存スペースには制限がありますので、アップ
ルから追加のスペースを購入しないとすべてのファイルをバックアップすることができない場合がありますのでご注意ください。
「種類」メニューから iDisk を選択すると、Finder にマウントされていない場合は Personal Backup が自動的に iDisk をマウン
トし、ソースまたはコピー先として選択できるサブフォルダが表示されます。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
フォルダをバックアップする場合、またはフォルダをコピー先として使用する場合は、「選択」をクリックします。iDisk 全体を
ソースに指定するには、Command キーを押しながら選択されているフォルダをクリックしてその選択を解除し、次に「選択」を
クリックします。
光ディスク
光ディスク(CD や DVD)をソースまたはコピー先として使用できます。光ディスクをソースとして使用するには、そのディスク
をお使いの Mac のドライブに挿入し、マウントされるのを待ちます。次に「ソースを選択」ダイアログでそのディスクを選択し
ます。または、そのディスクを Personal Backup ウインドウの「ソース」エリアにドラッグします。ディスクをコピー先として
使用するには、「コピー先を選択」ダイアログの「種類」メニューから「光ディスク」を選択します。下図のようになります:
お使いの Mac に複数の光学式ドライブが存在する場合は、「使用するドライブ」メニューからドライブを選択します。Personal
Backup でバックアップスクリプトを実行した後に、ディスクを検証するには、「バックアップ後にディスクを検証する」オプ
ションをチェックします。検証は実行したほうが良いでしょう。というのは、検証にかかる時間は数分ですが、ディスクが正常に
読み取れるかどうかを確認できるからです。このオプションのチェックを外すと、時間は節約できますが、ディスクが読み取れな
いのに気づかず、いざというときにバックアップが使えない可能性もあります。
光ディスクをコピー先として選択すると、ほかのコピー先を選択したのとは異なるバックアップオプションが表示されます。(オ
プションについて詳しくは、Personal Backup のスクリプトオプションのセクションを参照してください。)「バックアップ・オ
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
プション」の「モード」メニューには 2 つの選択肢があります:
変更したファイルのみコピーするか、すべてのファイルをコピーするかのいずれかのみ選択できます。バックアップを実行するた
びにすべてをコピーする場合、各バックアップディスク(またはディスクのセット)にはすべてのファイルがコピーされます。何
らかのファイルを復元する必要が生じた場合、いずれのバックアップディスク(またはディスクのセット)からでも復元できま
す。
変更したファイルのみをコピーするよう選択した場合、増分バックアップを作成することができます。この場合、新たなディスク
には前回のバックアップから変更されたファイルのみが書き込まれます。このため、Personal Backup で新しいディスクにコピー
を開始する前に、前回のバックアップで作成した最後のディスクを挿入するよう求められます。(例えば、前回 3 枚の DVD に渡
るバックアップを実行した場合、3 枚目のディスクを Mac に挿入する必要があります。)これにより、Personal Backup がすで
にバックアップされているファイルについての情報を読み、どのファイルをコピーする必要があるか判断できるようになります。
注意:Personal Backup では、マルチセッションのバックアップを CD に作成することは可能ですが、DVD には作成できませ
ん。これは Mac OS X の光ディスクへの書き込み用フレームワークが DVD へのマルチセッションの書き込みに対応していないた
めです。ですので CD 上の空きスペースを増分バックアップに使用することが可能です。CD にバックアップするとき、容量全体
の半分しか使われなかった場合は、残りの空きスペースを次回のバックアップに使用できます。
ディスクイメージ
ディスクイメージをソースまたはコピー先にすることができます。ディスクイメージをソースとして使用するには、Finder にマウ
ントして「ソースを選択」ダイアログでそのディスクイメージを選択しするか、マウントしたディスクイメージ(.dmg ではあり
ません)を Personal Backup ウインドウの「ソース」エリアにドラッグします。ディスクイメージをコピー先として使用するに
は、「コピー先を選択」ダイアログの「種類」メニューから「ディスクイメージ」を選択します。下図のようになります:
このダイアログで、ディスクイメージの名前を指定し、「変更」をクリックしてディスクイメージを保存する場所を指定します。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
または「場所…」フィールド上にフォルダやボリュームをドラッグしても場所を指定できます。ディスクイメージを圧縮するに
は、「圧縮」ポップアップメニューから圧縮形式を選択します。また、バックアップを暗号化するには、「暗号化」ポップアップ
メニューから暗号化を 2 つのレベルから選択します。
作成したスクリプトをはじめて実行するとき、Personal Backup によってディスクイメージが作成されます。それ以降は、そのと
き作成された既存のディスクイメージが毎回 Personal Backup によってマウントされます。指定したディスクイメージを移動す
ると、Personal Backup により指定されている場所に同じ名前のディスクイメージが新たに作成されます。このため、指定した
.dmg ファイルは移動しないようにします。
Personal Backup では、ディスクイメージのサイズの変更は求められません。Personal Backup が適切なサイズを自動的に決定
します。バックアップを実行するたびに、Personal Backup が必要に応じてディスクイメージのサイズを増減します。ですので、
ディスクイメージのサイズを心配する必要はありません。
ソースとコピー先の変更
ソースやコピー先をいったん決定しても、それぞれのエリアをクリックして表示されるポップアップメニューから別のオプション
を選び直せば、ソースやコピー先を変更できます。選択できるオプションは、バックアップ、起動ディスクバックアップ、同期の
いずれのスクリプトを編集するかによって異なります。
バックアップのソースにはほとんどどんな項目でも指定可能です。単一のファイルやフォルダ、ボリューム、またはディスク全
体、さらに複数のデバイスにまたがるそれら項目の組み合わせのバックアップを実行するスクリプトを作成できます。
スクリプトの種類
オプション
バックアップのソース
鉛筆アイコンをクリックして新たに選択し直すことで、ソースを編集し
ます。
「-(マイナス)」アイコンをクリックして、現在の選択を取り除きま
す。
「ソースを追加…」をクリックしてほかのソースを選択して、ソースを
追加します。
バックアップの作成先
バックアップのソースでのオプションと同じですが、「ソースを追
加…」が「作成先を変更…」になります。これは鉛筆アイコンをクリッ
クするのと同等です。(バックアップの作成先は 1 つしか選択できま
せん。)
Mac OS X で書き込み可能な単一の場所(フォルダ、
ボリューム、ドライブ)です。
同期のソース
バックアップのソースでのオプションと同じですが、「ソースを追
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
加…」が「ソースを変更…」になります。これは鉛筆アイコンをクリッ
クするのと同等です。(同期のソースは 1 つしか選択できません。)
Mac OS X で書き込み可能な媒体の単一の場所(フォ
ルダ、ボリューム、ドライブ)です。
同期の対象
同期のソースでのオプションと同じですが、「ソースを変更…」が「作
成先を変更…」になります。
Mac OS X で書き込み可能な媒体の単一の場所(フォ
ルダ、ボリューム、ドライブ)です。
起動ディスクバックアップのソース
Mac OS X を起動可能なボリュームがすべて表示されます。
起動ディスクバックアップの作成先
現在マウントされているすべてのボリュームの中で Mac OS X がイン
ストール可能なボリューム、および起動ディスクバックアップのソース
の内容すべてを含む単一ファイルを作成するオプション「ASR ディス
クイメージ」が表示されます。ASR ディスクイメージファイルは持ち
運びに便利で、ソースディスクから複数のコピーを作成できるため、例
えばネットワーク上のすべての Mac の内容を標準化する目的などに使
用できます。
起動ディスクバックアップの作成先はソースと同じではあり得ません。
作成先をソースと同じにしようとすると、Personal Backup は両者が
重複しないよう、先に選択してあったほうの場所を別の場所に変更しま
す。
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ファイルをバックアップする準備
スクリプトのロック、書き出し、読み込み
これまで、バックアップスクリプトを共有したり保護する必要がない単独の Mac ユーザの観点から Personal Backup について説
明してきました。けれども、コンピュータを共有する場合、ほかのユーザから作成したスクリプトを保護する必要も出てきます。
また、知り合いに Personal Backup を所有しているユーザがいるなら、自分のスクリプトの内容を見てもらうためそのユーザと
自分のスクリプトを共有したいと思うかもしれません。
Personal Backup には、スクリプトが偶発的に変更されるのを防ぐためのごく簡単なロック機能が搭載されています。スクリプト
それ自体は重要な情報ではないため、この「ロック」はセキュリティ対策というよりは、むしろ抑止効果を望むものです。例え
ば、スクリプトのロックを解除するのにパスワードは必要ありません。ですがスクリプトを誤って削除したり変更してしまうのを
防ぐには十分な効果が望めます。
スクリプトをロックするには、以下のいずれかを実行します:
Control キーを押しながらスクリプト一覧でスクリプトをクリックし、表示されるコンテキストメニューから「設定をロッ
ク」を選択します。
「スクリプト」 > 「設定をロック」と選択します。
Command-L を押します。
スクリプトのロックを解除するには、コンテキストメニューから「設定のロックを解除」を選択するか、「スクリプト」 > 「設定
のロックを解除」と選択するか、もう一度 Command-L を押します。
スクリプトを書き出すには、スクリプト一覧でスクリプトをクリックし、「ファイル」 > 「スクリプトを書き出し…」を選択する
か、Command-Shift-S を押します。書き出されたスクリプトを読み込むには、書き出した Personal Backup が自分のプログラ
ムかほかの人のものかに関わらず、「ファイル」 > 「スクリプトを読み込む…」を選択するか、Command-O を押すか、または
Finder のスクリプトファイルのアイコンをダブルクリックします。
書き出されたスクリプトは、ソースやコピー先の場所の情報を含むすべてのオプションが記述された標準テキスト形式の XML
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ファイルをバックアップする準備
ファイルです。同一の場所にソースやコピー先が存在しない Mac にそのスクリプトを移動した場合は、そのスクリプトは開けま
すが作動しません。
Personal Backup のスクリプトオプション
ここまで、バックアップや起動ディスクバックアップ、同期を実行する Personal Backup スクリプトの作成方法、バックアップ
されるファイルの表示のしかた、作成したスクリプトの保護のしかた、さらに Personal Backup がインストールされた Mac 間で
スクリプトをやり取りする方法について説明しました。作成したいずれのスクリプトも、左側のスクリプト一覧からそのスクリプ
トをクリックして、右下にある「実行」ボタン(右向きの三角形)を押せば、いつでも実行できます。
ですが Personal Backup では、いままで紹介してきた操作よりも一層多彩な処理をスクリプトオプションを使って実現できま
す。
スクリプトを実行する時刻、スクリプトを実行する前後の処理、重複するファイルが見つかった場合の動作など、Personal
Backup のカスタムオプションは、実質上すべてスクリプトオプションで設定します。スクリプトオプションは Personal Backup
ウインドウの下部に 5 つのグループに分けて表示されます。次の通りです:
スケジュール:スクリプトを定期的に実行できます。お使いの Mac がスリープ状態であればこれを解除したり、ログイン
していない状態でもスクリプトを実行したりできます。スケジュールは複数のパーツで構成でき、例えば毎週月曜日と水曜
日の午後 5 時にバックアップを実行し、毎月 1 日に再度バックアップを実行するというような指示を Personal Backup に
出すことができます。
準備:スクリプトの実行前にほかのプログラムを実行するよう Personal Backup を設定することができます。最も一般的に
実行されるプログラムは VirusBarrier X6 です。このプログラムは、マルウェアなどの危険なファイルを検出し、コピーに
よってほかのファイルやコンピュータに感染が拡大してしまうのを未然に防ぎます。またカスタムの AppleScript など、他
の任意のプログラムを実行するよう Personal Backup に指示することも可能です。このとき複数のプログラムを順次実行
することができます。
例外条件:Personal Backup では、条件を詳細に絞り込んで、どのファイルをコピーするかを自由に制御できます。ファイ
ルの可視性、名前、種類、パス、サイズ、作成日、更新日、ラベル、あるいはこれらを組み合わせて、ファイルをバック
アップする(あるいはしない)かどうかを指定できます。
オプション:バックアップ、起動ディスクバックアップ、同期の 3 種類のスクリプトに、それぞれ固有の選択肢がありま
す。保存するバックアップの数、エイリアスとそのオリジナルのファイルをコピーするか、ファイルがソースのディスクあ
るいはコピー先のディスクの両方で変更された場合はどうするかなどです。
仕上げ:「準備」オプションと同様に、スクリプトの実行後に、仕上げとしてプログラム(または AppleScript)を実行する
よう Personal Backup に指示します。コピー先ディスクのマウントを解除したり、プログラムを終了したり、他の
Personal Backup スクリプトを続けて実行したり、Mac OS X をスリープ状態にしたり、さらにシステム終了したりするこ
ともできます。
これら 5 つのオプションのグループは、それぞれのオプションのボタンをクリック、メニューから選択、割り当てられたショート
カットキーの押下という 3 つの操作法で表示できます。各オプションのセットは、Personal Backup のメインウインドウにある
「オプション」の部分に、それぞれのグループに分けて表示されます。これらのオプションは必ずしも指定する必要はありませ
ん。指定しない場合、Personal Backup のデフォルトのオプション設定でスクリプトが実行されます。
メインウインドウの「オプション」部分に表示されるカスタムオプションを取り除き、デフォルトのオプションに戻すには、次の
3 通りの方法があります:
「オプション」ウインドウのグループ右上にある小さな「x」ボタンをクリックします。
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ファイルをバックアップする準備
それぞれのオプションのグループを表示するのと同じショートカットキーの組み合わせを押します。
それぞれのオプションのグループを表示するのと同じメニュー項目を選択します。
いずれの場合も、その操作を実行してよいかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。
スケジュール
Personal Backup スクリプトは、メインウインドウの右下にある「実行」ボタン(右向きの三角形)を押せば、いつでも実行でき
ます。ですがバックアップや同期でもっとも便利な処理は、ユーザが操作する必要なく、つまりユーザが気に掛けること なく定期
的に実行できることです。例えば、外付けのハードディスクを差し込むたびに自動的にバックアップスクリプトを実行したり、あ
るいは 2 台のコンピュ ータが同じネットワーク上にあるときは常に同期化を行うなど、「スケジュール」オプションで便利な処
理を自動的に実現することができます。
Personal Backup の「スケジュール」オプションを開くには、以下の操作のいずれかを行います:
「スクリプト」 > 「オプション」 > 「スケジュール」と選択します。
Command-1 を押します。
Personal Backup メインウインドウの下部にある「スケジュール」ボタンをクリックします。
「スケジュール」オプションが表示されます。
「スクリプトを実行」セクションで、選択したスクリプトを Personal Backup で定期的に実行させることができます。まず「ス
クリプトを実行」チェックボックスをチェックします。次にポップアップメニューから期間を選んで、スクリプトを実行する頻度
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
を設定します。頻度には以下のオプションがあります:
毎日:時刻を選択します。
毎週:曜日と時刻を選択します。
毎月:日付と時刻を選択します。
毎___:期間の長さと単位(分・時・日・週・月)を選択します。例えば、これで 20 分や 3 ヵ月ごとにスクリプトを実行さ
せることがで きます。
「+(プラス)」ボタンをクリックしてセクションに行を追加することで、複雑な予約を設定することが可能です。例えば、ここ
では毎週月曜日と金曜日の午後 11 時にスクリプトを実行し、さらに毎月 1 日の午前 1 時にも実行するよう設定しました。
条件を削除するには、条件の右側の「-(マイナス)」ボタンを押します。設定しているスクリプトのスケジュールをすべて(削
除せずに)無効にするには、「スクリプトを実行」チェ ックボックスのチェックを外します。
このグループには、他にも以下のような 3 つのコントロールがあります:
「必要に応じてコンピュータのスリープを解除する」をチェックすると、Mac が省電力状態の 「スリープ」モードに移行
しても、Personal Backup が予約されたスクリプトを実行します。スクリプトが完了した時点でもコンピュータは通常モー
ドのままになります。「仕上げ」オプションで、スクリプトが終了したときにコンピュー タをスリープ状態にする設定をオ
ンにすれば、スリープ状態に戻せます。(この設定方法については、後述の「仕上げ:ファイルの後処理」を参照してくだ
さい。)コンピュータが単にスリープ状態ではなく、完全に電源がオフの状態にある場合、このオプションでもコンピュー
タの電源が入るわけではないことに注意してください。
「自分がログインしていないときでもスクリプトを実行する」をチェックすると、スクリプトの実行時に誰もログインして
いない場合や、他の人がログインしている場合でも、スクリプトを実行させることができます。
「ボリューム ____ の準備ができているときにスクリプトを実行する」をチェックすると、お使いの Mac から指定ボリュー
ムが見えると、自動的にスクリプトが開始されます。これは、例えばネットワークに接続したとき、あるいは外付けハード
ディ スクを起動あるいは接続した場合などです。Mac の起動ディスクを除き、 このスクリプトのソースあるいはコピー先
として与えられたボリュームは、すべてポップアップメニューから利用できます。ソースとコピー先が両方とも Mac の起
動ディスク上にある場合、このオプションは利用できません。
準備: ファイルの前処理
Personal Backup の「準備」オプションを開くには、以下の操作のいずれかを行います:
「スクリプト」 > 「オプション」 > 「準備」と選択します。
Command-2 を押します。
Personal Backup メインウインドウの下部にある「準備」ボタンをクリックします。
このオプションで、Personal Backup がコピーを作成する前に任意のプログラムを実行できます。バックアップや同期を行う前に
Mac ユーザが最も実行し たいのがウィルスのチェックであるため、最初のチェックボックスは Intego VirusBarrier 専用です。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
二番目のチェックボックスで、スクリプトで最初に任意のアプリケーションを実行できます。前処理として実行するアプリケー
ションには、GUI を搭載する Mac アプリケーショ ン、AppleScript、シェルスクリプト、Automator のワークフロー、あるいは
スクリプトが始まるのを知らせるサウンドファイルなどが考えられます。チェックボックスをオンにすると、ダイアログボックス
が表示され、実行するプログラムを選択します。後からプログラムを変更するには「選択…」ボタンをクリックします。
例外条件
Personal Backup の「例外条件」オプションを開くには、以下の操作のいずれかを行います:
「スクリプト」 > 「オプション」 > 「例外条件」と選択します。
Command-3 を押します。
Personal Backup メインウインドウの下部にある「例外条件」ボタンをクリックします。
最初の 2 つのポップアップメニューでは、設定した条件の「いずれか」または「すべて」を満たす項目をコピーする(またはコ
ピーしない)ように指定します。例えば、この選択肢を変更することで、名前に「cache」が含まれるファイルのみをコピーする
かコピーから除外するか、あるいは他の条件を満たすファイルと一緒にコピーするかなど、まったく逆の処理になります。
次のセクションでは、フィルタに検出してほしい情報の種類を指定します。条件は、 可視性、名前、種類、パス、サイズ、作成日
(ファイルを実際に作成した日付)、 最終更新日、ラベルから選べます。このうちのいずれかを選択すると、フィルタの詳細を指
定できるようになります。
「スケジュール」オプションと同様に、ウインドウ右の「+(プラス)」ボタンをクリックして条件を追加し、「-(マイナ
ス)」ボタンをクリックして条件を除去します。フィルタの条件は、ポップアップメニューのオプションを変更するか、データ
フィールドに新しいデータを入力することで変更できます。
以下の例では、以下のいずれかの条件を満たすファイルのみがコピーされます。
Microsoft Office のファイルである(Word 書類など)。または
「バックアップファイル」という名前のフォルダにある。または
「プロダクトシート」という名前である。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
オプションの概要
実行するのがバックアップ、起動ディスクバックアップ、あるいは同期のいずれであろうと、スクリプトのオプションは同じ方法
で使用します。(ここで選択できるものは、左の列にあるスクリプト一覧で選択しているスクリプトの種類により変わります。)
スクリプトの種類
スクリプトのオプションを利用する方法
バックアップ
「スクリプト」 > 「オプション」 > 「バックアップ・オプション」と選択します。
Command-4 を押します。
Personal Backup メインウインドウの下部にある「バックアップ・オプション」ボタンをクリック
します。
起動ディスクバックアップ
「スクリプト」 > 「オプション」 > 「起動ディスクバックアップ・オプション」と選択します。
Command-5 を押します。
Personal Backup メインウインドウの下部にある「起動ディスクバックアップ・オプション」ボタ
ンをクリックします。
同期
「スクリプト」 > 「オプション」 > 「同期オプション」と選択します。
Command-6 を押します。
Personal Backup メインウインドウの下部にある「同期オプション」ボタンをクリックします。
これらのオプションを個別に説明します。
バックアップ・オプション
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
モード:このセクションでは、コピーするファイルの版をいくつ保持するかを定義します。(版の数を決めるには、「バックアップ
での決定事項」セク ションを参考にしてください。)デフォルトでは、Personal Backup はバックアップに指定したディスクが
いっぱいになるまで、ファイルの古い版をすべて保存しますが、古い版を特定の数だけ保存しておくことも可能です。
「モード」ポップアップメニューのオプションには、他に「各ファイルの最新版のみ保持」があります。これを選択すると、さら
に 3 つのオプショ ンが表示されます。
「ソースから削除されているファイルは削除する」をチェックすると、ソースで削除されたファイルのコピーはバックアッ
プに含まれません。この場合、ソースの現在の内容がバックアップに正確に反映されます。
「ソースにある方が古くても、ソースのファイルでコピー先を上書きする」をチェックすると、バックアップが完全に一方
向になります。ソースの中身がどんなものであれ、必ず保持しなければならないファイルがソースであることを前提として
います。これは例えば、バックアップのコピー先にあるファイルは試験的に作成されるものであり、ソースにあるファイル
こそが「実際に」使用されるファイルであるといった場合に便利です。
「ソースが 1 つだけ指定されている場合はコピー先のルートにバックアップする」をチェックすると、ソースの「ミラー」
が作成されます。これは他のバックアップの方法より単純です。
「アクセス権」セクションで、ユーザが読み込みの権限を持つファイルのみを Personal Backup がコピーするか、あるいは管理
者権限を使用してすべてのファイルをコピーするかを決定します。後者を選択する場合は、スクリプトの実行直前に管理者のパス
ワードを入力するか(「スクリプトを実行する前に認証を求める」)、前もって入力しておくか(「認証を求めない」)を選びま
す。
すべてのファイルをコピーするには、管理者レベルのアクセス権を持つユーザのユーザ名とパスワードを入力する必要がありま
す。管理者権限を持つユーザを確認するには、アップルメニュー > 「システム環境設定…」 > 「アカウント」と選択します。管
理者レベルのアクセス権を持つユーザには、名前の下に「管理者」と表示されます。
「詳細」オプションには、「エイリアスを解決する」というチェックボックスが 1 つだけあります。このチェックボックスをオフ
のままにすると、エイリアスファイルはそのままコピー先に単純にコピーされます。チェックボックスをオンにすると、各エイリ
アスのオリジナルのファイルが代わりにコピーされます。
起動ディスクバックアップ・オプション
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
起動ディスクバックアップには 4 つのオプションがあります。
「管理者パスワードの入力を求めない」をチェックすると、スクリプトを定義する際に Personal Backup が管理者パス
ワードを入力するよう求めます。これで後にパスワードを入力する必要がなくなります。チェックせずにおくと、スクリプ
トの実行する前にパスワードを入力する必要があります。
「コピー先で何も削除しない」:チェックせずにおくと、Personal Backup はバックアップの処理の過程でコピー先からす
べてを消去し、ソ ースボリュームの完全なクローンを作成します。チェックすると、コピー先ボリュームにすでに存在する
内容に加えて、ソースの完全なクローンがコピー先ボリューム上に作成さ れます。このチェックボックスをオンにすると、
起動ディスクバックアップに問題が起こる可能性があるので注意してください。単にフォルダが削除されないよ うにしたい
場合は、そのようなフォルダを例外条件に追加してください。
「アクセス権を修復する」をチェックすると、システムファイルのアクセス権を検証します。Personal Backup は、エラー
を検出した場合、その修正を試みます。
「修復する」をチェックすると、起動ディスクバックアップを実行した後にコピー先ボリュームが正常な状態かを確認する
ために、このボリュームを検証します。Personal Backup は、ディレクトリエラーなどのエラーを検出した場合、その修正
を試みます。
注意:起動ディスクバックアップを実行する場合、起動ボリュームと同一サイズのハー ドディスクにバックアップする必要はあり
ません。例えば、250 GB のハードディスクが搭載されている Mac で、80 GB しか使用されていないとします。この場合、起動
ディスクバ ックアップはハードディスクのサイズが120 GB あれば作成でき、それでもまだ余裕があ ります。しかし、コピー先に
は空き容量が数 GB は必要です。ある程度の余裕がないと、 Mac に問題が起こった場合に、起動ディスクとしてバックアップが
使用できない可能性があります。(この数 GB の容量を Mac は仮想メモリファイルとして利用します。)
同期オプション
同期は、2 ヶ所にあるフォルダやボリュームに含まれるファイルを統合し、その 2 ヶ所にあるすべてのファイルを同一の版にしま
す。このとき、ソースとコピー先の両方のボリュ ームで同一のファイルが変更されている場合に、どちらのファイルをコピーする
かが問題となります。「同期」オプションの最初のポップアップで、その動作を指定することができます。
最初のオプション、「確認」を選択すると、双方の場所で変更されたファイルが検出されると、その場でウインドウが表示されま
す。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
左側にはソースにある書類の詳細が表示され、右側にはコピー先の同一書類の詳細が表示されます。ソースとコピー先それぞれの
エリアの右下には、小さな虫めがねのアイコンが表示されます。虫めがねアイコンをクリックすると、クイックルックでファイル
の内容が表示されます。Option キーを押しながら虫めがねのアイコンをクリックすれば、Finder でファイルを表示できます。
双方で変更があったファイルに対して、2 つの選択肢があります。ソースに存在する版をコピー対象の「正式な」版にするか、あ
るいはより最近に変更されたほうをコピー対象にするかです。どちらをコピーするかを選択したら「続ける」 ボタンをクリックし
ます。このとき、「その他の不一致を」チェックボックスをチェックして、次にポップアップメニューから希望する動作を 1 つ選
択することで、 同様の不一致をすべて無視することも可能です。不一致はまとめて後で解決したい場合は、「すべて後で解消」ボ
タンをクリックします。60 秒以内に何の選択も行わないと、Personal Backup は「すべて後で解消」ボタンを押したものとして
動作します。
「最後の同期から双方の側に変更がある場合」オプションでも、このような同期の不一致が起こった場合に Personal Backup が
一貫してどのように動作するかを選択できます。「確認」以外に、「ソースからコピー」、「コピー先からコピー」、 「最新をコ
ピー」、「最古をコピー」の 4 つのオプションがあります。
いずれのオプションを選択しても、Personal Backup は以前の版を削除し、ソースとコピー先のボリュームにファイルが 1 つだ
け残るようにします。しかし、「コピー先で何も削除しない」チェックボックスをチェックすると、この動作を無効にすることも
可能です。
「アクセス権」セクションで、ユーザが読み込みの権限を持つファイルのみを Personal Backup がコピーするか、あるいは管理
者権限を使用してすべてのファイルをコピーするかを決定します。後者を選択する場合は、スクリプトの実行直前に管理者のパス
ワードを入力するか(「スクリプトを実行する前に認証を求める」)、前もって入力しておくか(「認証を求めない」)を選びま
す。
すべてのファイルをコピーするには、管理者レベルのアクセス権を持つユーザのユーザ名とパスワードを入力する必要がありま
す。管理者権限を持つユーザを確認するには、アップルメニュー > 「システム環境設定…」 > 「アカウント」と選択します。管
理者レベルのアクセス権を持つユーザには、名前の下に「管理者」と表示されます。
仕上げ: ファイルの後処理
Personal Backup の「仕上げ」オプションを開くには、以下の操作のいずれかを行います:
「スクリプト」 > 「オプション」 > 「仕上げ」と選択します。
Command-7 を押します。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
Personal Backup メインウインドウの下部にある「仕上げ」ボタンをクリックします。
「仕上げ」オプショングループの先頭の「実行」チェックボックスは、「準備」 オプションのものと同様に、 スクリプトが終了
するときに他のプログラムを実行するよう指定できます。実行するプログラムはどんなアプリケーションでもよく、
AppleScript、シェルスクリプト、Automator のワークフロー、あるいはスクリプトが完了したのを知らせるサウンドファイルな
どが考えられます。チェックボックスをオンにすると、ダイアログボックスが表示され、実行するプログラムを選択します。後か
らプログラムを変更するには「選択…」ボタンをクリックします。
次の「コピー先を取り出す」オプションはデフォルトで有効になっています。これでスクリプトが完了したときに、Personal
Backup がコピー先ボリュームのマウントを解除します。ポップアップメニューの 2 つのオプション、Personal Backup でマウン
トされたボリューム(ネットワークボリューム等)のみを取り出すか、 または常に取り出すかのいずれかを選択します。
最後のオプションで、Personal Backup を終了するか、Mac をスリープ状態にす るか、あるいは他のスクリプトを実行するかを
設定できます。「スクリプトを実行」を選択すると、追加のポップアップメニューが表示され、利用できるスクリプトがすべて表
示されます。Personal Backup に順次にスクリプトを実行させ、最終的にシステム終了させることもできます。
「実行」をクリックしたときの動作
ここまでの説明で、すべてのオプションが設定されていることになります。コピーするファイルが選択され、Personal Backup が
これらのファイルをどうするか、例外はどう処理するか、スクリプトが完了する前後に何を行うかなど、すべて設定されました。
それでは、これらを実際に実行してみましょう。
スクリプトを実行するには、左の列からスクリプトをクリックし、次に右下にある右向きの三角形(「実行」ボタン、DVD プレー
ヤーの再生ボタンに相当します)をクリックします。このボタンのラベルは、バックアップ、起動ディスクバックアップ、同期の
いずれを行うかによって異なります。
ほとんどの場合、 Personal Backup がスクリプトを実行中にユーザの邪魔をすることはありません。スクリプトの予約時間に
なったら、あるいは「実行」ボタンが押されたら、毎回ユーザが指示した通りにプログラムが動作します。しかしながら、1 つだ
け明らかにそうでない場合があります。それは DVD などの取り外し可能なメディアにバックアップを行う場合です。この場合は
処理の経過を見て、必要に応じて新しいメディ アを挿入する必要がある場合があります。
Personal Backup には、実行前、実行中、および実行後にバックアップや同期を検査する方法があります。「プレビュー」ボタン
は、どのファイルがコピーされるかを正確 に表示します。「概要」ボタン、「チャート」ボタン、および「詳細」ボタンをクリッ
クすると、処理が実行される様子を 3 通りの方法で見ることができます。「ログ」 は、正常に実行されたスクリプトと失敗した
スクリプトの両方の記録を保持します。
バックアップは、消失したファイルを復元する方法がなければ役に立ちません。Personal Backup の復元機能で、どのファイルを
元の場所に戻すかだけでなく、どの時点のファイルを復元するかも選択することができます。(復元について詳しくは「ファイル
のバックアップと復元」を参照してください。)もちろん、ファイルは元のファイル形式のままで保存されているため、Mac OS
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
X 上で単にフォルダからフォルダにドラッグすることも可能です。
プレビュー
これでバックアップスクリプトあるいは同期スクリプトが設定されました。しかし、具体的には何が起こるのでしょうか。正確に
いくつのファイルがコピーされるのでしょうか。どちらの方向にコピーされるのでしょうか。一時的に例外を作成したい場合はど
うすればよいのでしょうか。Personal Backup のプレビュー機能にすべてお任せください。
スクリプト一覧からスクリプトをクリックし、Personal Backup メインウインドウの右下にある「プレビュー」ボタンをクリック
します。
あるいは、「スクリプト」 > 「プレビュー」を選択するか、Command-Option- Return キーを押しても、プレビューモードに
移行できます。
ウインドウの下部に以下のようなリストが表示されます。
左の列にはコピーするファイルやフォルダの名前が表示され、中央の列には予定されている処理、右の列にはコピー先での最終的
なコピー場所が表示されます。不可視状態のファイルもこのリストには表示されます。ですので Finder では表示されない項目
(上記の例では「.localized」など)も表示されます。
さらに詳しい情報を見たい場合はどうすればいいでしょうか。ウインドウの左下にある歯車のアイコンをクリックすると、リスト
の各項目に対する情報がさらに 2 列表示されます。具体的には更新日と作成日です。さらに、「完全パス」を選択すると、コピー
対象ファイルの名前だけでなく、そのファイルがソースボリュームのどこにあるかも表示されます。表示している情報にはチェッ
クマークがその横に表示されます。任意の情報を隠すには、歯車メニューからもう一度項目を選択 します。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
以下は、すべての情報を表示した状態の上図と同じウインドウです。
選択しているオプションによっては、Mac の画面にすべて表示しきれない場合があります。列の幅は変更できるので、最も重要な
ものだけ見やすいように調節することができます。幅を調節するには、カーソルを列ヘッダの右側の線上に置いて「両方向矢印」
カーソルを表示させ、希望する幅に広げたり縮めます。下図は「ソース」列の幅を広げる前の様子です。
列の幅を広げて、各ファイルのパスが完全に見えるようになった状態が下図です。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルをバックアップする準備
ファイルパスをダブルクリックすると、Finder 上でファイルを表示します。
コピーしたくない項目を見つけた場合はどうすればいいでしょうか。もちろん 「例外条件」でルールを作成することもできますが
(「Personal Backup のスクリプトオプション」の「例外条件」の説明を参照)、 Personal Backup にはさらに素早く個別の例
外を設定する方法があります。「処理を変更」列で対象項目に対するアクションをクリックします。ポップアップメニューが表示
されますので、この項目のコピーを無効にすることができます。
バックアップスクリプトや同期スクリプトが希望通りであることを確認したら、 「実行」ボタンを押せば即座にこれを実行できま
す。また、ウインドウの右下にある「編集モード」ボタンをクリックすれば、メインウインドウに戻ることもできます。
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http://www.intego.com/manuals/jp/pb/2-Preparing-to-Back-Up.html[3/22/12 11:48:37 AM]
ファイルのバックアップと復元 ››
ファイルのバックアップと復元
ファイルのバックアップと復元
バックアップ、起動ディスクバックアップ、同期の実行
復元:消失したファイルの復元
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バックアップ、起動ディスクバックアップ、同期の実行
バックアップスクリプトや同期スクリプトは以下の場合に開始します:
予約時間になる。
ユーザが「実行」ボタンをクリックする。
ユーザが「スクリプト」 > 「実行」を選択する。
ユーザが Command-Return キーを押す。
いずれの場合においても、Personal Backup がファイルを実際コピーする必要があるのかどうかを分析する間、ファイルを「コ
ピーする準備を整えている」様子が確認できる場合があります。(スクリプトに関与するファイルのサイズが小さい場合は、プロ
グラムは非常に素早くチェックを行うために、おそらく何も気がつかないでしょう。)
スクリプトの名前の横に、小さなアイコンが表示されます。
準備が完了すると、すぐにこのアイコンが変化して、スクリプトがファイルをコピー中であることがわかります。
Personal Backup ウインドウのメインエリアも、以下のように変化します:
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/3-Backing-Up-and-Restoring.html[3/22/12 11:49:13 AM]
ファイルのバックアップと復元
上図は「概要」ビューです。一番上にあるのは進行状況バーで、コピーされた容量、コピーされる総容量、スクリプト完了までの
推定所要時間を表示します。中央のセクションには、使用中の 2 台のハードディスクが動いている画像が表示されます。
「チャート」ボタンをクリックすると、それまでのファイルのコピー速度を時間軸で表すチャートビューに変わります。下図の場
合、最大コピー速度は 23 MB/s(1 秒間あたり 23 メガバイト)です。チャート下のスライダを動かすと、時間軸の間隔を延ばし
たり、あるいは短くすることができます。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/3-Backing-Up-and-Restoring.html[3/22/12 11:49:13 AM]
ファイルのバックアップと復元
「詳細」ビューでは、現時点でコピー中のファイルについての詳細が確認できます。さらに、スクリプトの平均実行速度などの便
利な情報も表示されます。上部の 「現在の処理」という情報のところにファイル名が表示されたときに「スキップ」ボタンを押せ
ば、特定のファイルをスキップできます。一般的に容量の小さなファイルはこのボタンをクリックする前にコピーが完了してしま
うため、実際にスキップできるのは容量が大きなファイルだけです。
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ファイルのバックアップと復元
右下にある「停止」ボタンを押せば、いつでもスクリプトを停止できま す。ですが、確認ダイアログボックスで「スクリプトを停
止」をクリックするまでスクリプトは続行されます。(これ以降、「停止」ボタンを押したときに即座にスクリプトを停止させた
い場合は、「当スクリプトで今後このメッセージを表示し ない」チェックボックスをチェックします。)
しばらくすると、メインウインドウにスクリプトの停止に成功したことを告げるメッセージが表示されます。
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ファイルのバックアップと復元
スクリプトを一時的に停止するには、「一時停止」ボタンを押します。一時停止すると、ボタンのラベルが「再開」に変わりま
す。「再開」ボタンをクリックすると、スクリプトを一時停止した所から再開することができます。
スクリプトが最後まで実行されると、メインウインドウにその旨のメッセージが表示されます。
Personal Backup が何らかの問題に遭遇した場合、例えば何らかの理由でファイルがコピーできない場合などは、それに関する情
報もこのメッセージに表示されます。スクリプト名の横のアイコンも、警告マークに変わります。これは次にスクリプトの実行が
成功するまで表示されます。
ウインドウ下部の「実行」ボタンと「一時停止」ボタンに代わって、別のボタン が 2 つ加わります。1 つ目は「ログを表示」ボ
タンで、たった今完了したスクリプトの結果、および過去のスクリプトの成功または失敗を確認できます。2 つ目は「コピー先を
表示」ボタ ンで、新たにコピーされたファイルを Finder で簡単に確認することができます。
「編集モード」ボタンをクリックすれば、Personal Backup スクリプトの編集作業を続けることができます。
ログ: 動作の確認
過去に実行したバックアップや同期の結果を確認するには、4 通りの方法があります。
メインウインドウの右下にある「ログ」ボタンをクリックします。(ページの上に置かれた虫めがねのアイコンです。)
「ウインドウ」 > 「ログ」と選択します。
Command–Option-L キーを押します。
スクリプト名の横に小さなアラートアイコンがあれば、それをクリックします。
実行済みのスクリプトをすべて一覧にしたウインドウが表示されます。
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ファイルのバックアップと復元
最初の列にはスクリプトの開始時刻、2 番目の列には実行されたスクリプト、3 番目の列にはその結果を表示します。デフォルト
では、このリストは直前に実行されたスクリプトを一番上にして並べられています。これを逆順に並べ替えるには、 「日付と時
刻」列のヘッダ(上図では、青に強調表示されています)をクリック します。またスクリプトの名前や状態の列のヘッダをクリッ
クして、リストを並び替えることも可能です。
ログの行をクリックすると、そのスクリプトの詳細が表示されます。
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ファイルのバックアップと復元
この情報をファイルに保存するには、以下のように操作します:
保存したいログのエントリを選択します。隣接するエントリを複数選択するには、先頭のエントリをクリックし、Shift キーを押
しながら末尾のエントリをクリッ クします。隣接しないエントリを複数選択するには、Command キーを押しながら保存したい
エントリを 1 つずつクリックします。ウインドウ内を一度クリックして、次に「編集」 > 「すべてを選択」を選択する
か、Command-A キーを押せば、すべてのエントリを選択できます。
「書き出し…」ボタンをクリックします。
詳細を保存するフォーマットを選択します。選択できるフォーマットは、 テキスト(TextEdit などのテキストエディタやワープ
ロで使用するため)、 HTML(ウェブブラウザで見るため)、Personal Backup アーカイブ(ログウインドウにログのエントリが
追加されるので、職場の同じチームに Personal Backup を実行している同僚がいる場合などに便利)です。
ログウインドウからエントリを削除するには、まず削除したいエントリを選択し、次に「-(マイナス)」ボタンをクリックする
か、Delete キーを押します。いずれの場合も、その操作を実行してよいかどうかを確認するダイアログボックスが表示されます。
復元:消失したファイルの復元
仮に、最悪の事態が起こったとします。愛用の Mac でファイルやフォルダを探したけれど見つかりません。でも大丈夫です。こ
つこつとバックアップを行っていれば、コピーがあるはずです。(以降では同期からファイルを復元する方法を説明します。)
バックアップスクリプトには、紛失した項目を置き換える方法がいくつかあります。最も明快な方法は、単純に Finder で項目を
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ファイルのバックアップと復元
コピーすることです。多くのバックアッププログラムと違い、Personal Backup は Mac OS X の元々のファイルフォーマットで
ファイルを保存します。しかしこの方法は、どのファイルが紛失しているか、あるいは古くて使えないか、なおかつどこに存在す
るかが分かっている場合にしか利用できません。ファイルが 1 つなくなると、実は複数のファイルが紛失していることがよくあり
ます。また Finder のいろいろな場所からファイルを 1 つずつコピーしていると、重要なファイルでもコピーし忘れてしまう可能
性があります。
より速く徹底した方法は、Personal Backup の復元機能を利用することです。まず復元したいファイルを作成したスクリプトをク
リックして選択します。次に「スクリプト」 > 「復元」を選択するか、Personal Backup メインウインドウの右下にある「復
元」ボタンをクリックします。
ウインドウが開き、左の列には過去のスクリプトの一覧が、メインセクションには選択したスクリプトで処理されたファイルが表
示されます。最後に実行されたスクリプトが一覧の一番上にあり、デフォルトでこれが選択されています。別のスクリプトをク
リックすることで、過去に実行されたスクリプトはどれでも選択できます。メインセクションには、選択したスクリプトを実行し
たことで影響を受けたファイルを表示します。
最初にスクリプトのトップレベルのみが表示されています。図の例では、「私のバックアップスクリプト」という名前のフォルダ
です。左隣の三角形をクリックすると、スクリプトで指定されていたソースがすべて展開表示されます。その下レベルの三角形を
クリックすると、内容が表示されます。
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ファイルのバックアップと復元
特定のファイルを探している場合、この方法でブラウズを続けることができます。あるいは、ウインドウ下部にある「ファイルを
検索」ボックスにファイル名の一部を入力することもできます。ここで入力した文字が名前に含まれているファイルのみが、リス
トに残ります。元の完全なリストを表示するには、「ファイルを検索」ボックスの「X」ボタンをクリックします。
前回のバックアップから項目を復元するには、希望する項目をクリックし、ウインドウの右下にある「復元先…」ボタンをクリッ
クするか、Control キーを押しながらフォルダをクリックして表示されるメニューから「復元先…」を選択します。(コンテキス
トメニューのその他のオプション、「Finder で表示」を選択すると、スクリプトでのコピー先ボリューム、つまりバックアップコ
ピーを取り込むボリューム上にあるその項目を表示します。)下図の例では、バックアップしたすべての内容を復元しています。
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ファイルのバックアップと復元
Personal Backup に復元ファイルの保存先を指定すると、この処理の所要時間を示す進行状況バーが表示されます。
トップレベルのフォルダ(スクリプト名のついたフォルダ)を選択すると、復元先として指定した場所に、バックアップを実行し
た日時(「年/月/日 時-分-秒」の書式)を名前にしたフォルダが作成され、ファイルはそのフォルダに保存されます。例えば
「09/10/29 12-41-50」は Personal Backup が、2009 年 10 月 29 日 12 時 41 分 50 秒に実行したバ ックアップからファ
イルを復元したことを意味します。
光ディスクに作成したバックアップから復元を実行するには、そのバックアップで使用したディスクが必要になります。バック
アップを実行するたびにすべてをコピーするよう定義してあった場合、「スクリプトのソースとコピー先」の「光ディスク」セク
ションでの通り、各バックアップディスク(またはディスクのセット)にはすべてのファイルがコピーされています。一方、変更
したファイルのみをコピーするよう選択してあった場合、ファイルを復元するにはすべてのバックアップディスクが必要です。復
元を実行すると、まず最後のディクスを挿入するよう求められます。これは Personal Backup が最後のディスクに書き込まれて
いる情報、つまりどのファイルがどこにバックアップされているかという情報を確認するためです。そして復元を行うのに必要な
ディスクまたは複数のディスクを挿入するように求められます。
注意:スクリプトを削除してしまっていても、そのスクリプトで作成されたバックアップフォルダから項目を復元することが可能
です。復元するには「ファイル」 > 「バックアップから復元」と選択し、復元したいバックアップが入ったトップレベルのフォル
ダを選択します。Personal Backup がこの場所にバックアップ情報を不可視ファイルとして書き込んでいるため、復帰に必要な情
報を前述したリストのように目に見える形で表示します。ですので、前述した手順で復元が行えるようになります。
復元モードを終えるには、Personal Backup メインウインドウの右下にある「編集モード」ボタンをクリッ クします。
復元機能は同期スクリプトには利用できません。ソースで削除されかつコピー先には存在するファイルを復元する必要がある場合
は、コピー先からソースに該当するファイルをコピーするという手動の操作で、自分で復元を行ってください。
起動ディスクバックアップスクリプトにも復元機能はありません。このスクリプトの目的が、コンピュータボリュームの正確なコ
ピー、「クローン」を作成することだからです。起動ディスクバックアップを復元するには、逆方向に起動ディスクバックアップ
を新たに実行します。つまりソースにはコピー先を選択し、コピー先にはソースを選択します。
‹‹ ファイルをバックアップする準備
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Personal Backup 環境設定 ››
ファイルのバックアップと復元
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Personal Backup 環境設定
Personal Backup 環境設定
Personal Backup 環境設定
Personal Backup ウィジェット
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Personal Backup 環境設定
ログ環境設定
Personal Backup では、ログの表示方法やスクリプトの予約方法をカスタマイズするためのオプションを環境設定で設定できま
す。環境設定を開くには、「Personal Backup」 > 「環境設定…」と選択するか、Command-,(コンマ)キーを押します。「環
境設定」ウインドウが開きます。
「ログ」環境設定の「記録」セクションでは、ログに記録する情報の種類を増やしたり減らしたりできます。最初のオプション
「例外条件を記録する」をチェックすると、スクリプトを設定したときに「例外条件」オプションで作成した選択条件が記録され
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/4-Personal-Backup-Prefs.html[3/22/12 11:50:40 AM]
Personal Backup 環境設定
ます。(「スクリプトオプション」の「例外条件」セク ションを参照してください。)2 番目のオプション「成功した削除処理を
記録する」は、スクリプトによりソースあるいはコピー先から削除されたファイルが記録されます。3 番目のオプション「成功し
たすべての処理を記録する」は、2 番目のオプションをさらに拡張するもので、削除だけでなくファイルのコピーやフォルダの作
成など、スクリプトが操作したことすべてが記録されます。
以上最初の 3 つのチェックボックスのいずれかをチェックすると、「ログ」ウインドウに新たに「詳細を表示」ボタンが追加され
ます。「詳細を表示」ボタンをクリックすると、環境設定で記録するよう指定した詳細の記録が表示されます。もう一度クリック
すると、この詳細が隠されます。
「各スクリプトについてログを ___ 回分のみ保持する」オプションをチェックすると、利用価値のない古い情報を破棄できます。
これにより「ログ」ウインドウをより管理しやすい状態に保つことができます。(デフォルトでは、Personal Backup は各スク
リプトについて最新からさかのぼり 5 つログだけを保持します。)
また、スクリプト完了後に指定した受信者に電子メールでログのコピーを送信させることも可能です。まず、「電子メールでログ
を送信する」チェ ックボックスをチェックして、「設定…」ボタンをクリックします。表示されたウインドウにメッセージの送信
元と宛先の詳細を記入し、さらにメールサーバがメッセージ送信に必要とする詳細を記入します。(詳細は、電子メールの管理者
に問い合わせください。)「設定をテスト」ボタンをクリックすれば、設定した電子メールの構成を使用して、メールが実際に送
信されるかどうかをテストすることができます。結果が出るまで 1 分ほど待たなければならない場合があります。結果はダイアロ
グボックスに表示されます。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/4-Personal-Backup-Prefs.html[3/22/12 11:50:40 AM]
Personal Backup 環境設定
受信者を追加するには、「受信者」ボックスの下にある「+(プラス)」ボタンをクリックします。受信者はいくつでも追加する
ことができます。受信者を除去するには、「-(マイナス)」ボタンをクリックします。
スケジュール環境設定
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/4-Personal-Backup-Prefs.html[3/22/12 11:50:40 AM]
Personal Backup 環境設定
環境設定ウインドウの上部にある「スケジュール」ボタンをクリックすると、4 つのカテゴリに分けられたオプションが表示され
ます。
アクティベーション:「予約済みスクリプトを無効にする…」ボタンですべての予約が停止します。「予約済みスクリプトを
有効にする」という名前に変わったこのボタンを再度クリックするまで、すべての予約が停止します。バックアップや同期
を行う唯一の方法は、Personal Backup を開き、スクリプトを選択して「実行」ボタンをクリックするか、あるいは
Intego メニューからスクリプトを選択することです。実行に失敗する予約、予期せず実行される予約はセキュリティ問題
を引き起こす恐れがあります。よって、この設定を変更するためには、パスワードを入力する必要があります。どの場合に
おいても、予約はすべて Mac を再起動すると再び有効になります。
スクリプトの編集:「スクリプトが編集中のときは常に実行をスキップする」チェックボックスをチェックすると、スクリ
プトが編集モードで選択されている間は、そのスクリプトが突然実行されないようにします。このチェックボックスを
チェックした場合は、スクリプトを編集していない時には、常に Personal Backup を終了しておくのが賢明です。そうし
ないと、予約されているスクリプトを気付かずに選択したままにしてしまい、必要なスクリプトが予定通りに実行されない
結果になる可能性があります。
表示:最初のオプション「次の期間バックアップが作成されなかったら警告を表示:」で、指定した日数の間バックアップを
しないと、警告ダイアログボックスを表示するよう設定できます。次のオプション「予約したスクリプトを表示:」には選
択肢が 2 つがあります: 「Personal Backup」と「タスクマネージャ」。「Personal Backup」を選択すると、予定したス
クリプトが実行されたときに Personal Backup が開き、Personal Backup のウインドウでスクリプトの進行状態を確認す
ることができます。「タスクマネージャ」を選択すると、小さな「タスクマネージャ」ウインドウが表示されます。
Intego カレンダー:最初のオプション「すべてのスクリプトを同期する」で、 カレンダーが作成されます。「iCal で照
会」ボタンをクリックすると、Mac OS X の iCal が開き、予定されているスクリプトの日付と時刻をすべて表示した
Intego カ レンダーが作成されます。このカレンダー使って、どのスクリプトが予定されているか確認し、バックアップを
管理することができます。
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/4-Personal-Backup-Prefs.html[3/22/12 11:50:40 AM]
Personal Backup 環境設定
Personal Backup ウィジェット
Personal Backup では、スクリプトの情報を表示するいくつかの Dashboard ウィジェ ットがインストールされます。ユーザは
Dashboard からこれらのウィジェットをコントロールできます。(これらのウィジェットは、Intego ウィジェットや
NetUpdate ウ ィジェットとは別にインストールされる Personal Backup 専用のウィジェットです。Intego ウィジェットや
NetUpdate ウ ィジェットについては、Intego クイックスタートガイドを参照してください。)Personal Backup ウィジェット
は下図のようなものです:
このウィジェットには、Personal Backup で設定した全スクリプトと、(スクリプトを実行したことがある場合は)最後の実行、
および予定されているスクリプトの次の実行予定が表示されます。
Personal Backup ウィジェットの一覧で、スクリプト上にをカーソルを移動して「実行」ボタンを表示し、そのボタンをクリック
すれば、Personal Backup ウィジェットからそのスクリプトを起動することができます。
スクリプトが起動し、ウィジェットにはその進行状況が表示されます。
必要であれば、該当するボタンをクリックして、スクリプトを一時停止あるいは停止することができます。スクリプトが終了する
と、ウィジェットがスクリプトが終了した旨と、エラーの有無をお知らせします。
Personal Backup ウィジェットは、いずれかのスクリプトにエラーが起こったかどうかも表示します。エラーが起こった場合、ス
クリプトの名前の右側に赤い点が表示されます。Personal Backup を開き、スクリプトのログをチェックしてそのエラーが何であ
http://www.intego.com/manuals/jp/pb/4-Personal-Backup-Prefs.html[3/22/12 11:50:40 AM]
Personal Backup 環境設定
るかを探す必要があります。
最後に、ウィジェットの上部にあるポップアップメニューで、何を表示するかを選ぶことができます。ポップアップメニューに
は、前のスクリプト(最後に実行したもの)、次の予約済みスクリプト、スクリプトのリストがあります。
‹‹ ファイルのバックアップと復元
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