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フォーラム調査報告書(第19版)サマリー版

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フォーラム調査報告書(第19版)サマリー版
フォーラム調査報告書 第19版
- サマリー版 -
2013年3月
一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)
般社団法人情報通信技術委員会(TTC)
技術調査アドバイザリグループ
© Copyright 2013 TTC
技術調査アドバイザリグループ(TAG)の紹介
TTC技術調査アドバイザリグループは、情報通信分野の国内外の標準化活動動向を調査/分析
し、その結果を公開するとともに、今後の標準化の方向性を探るため、活動しています。
構成員
リーダー: 斉藤 (OKI)
サブリーダー:
ブ
ダ
鶴 (東芝)
鶴田
東芝
メンバー: 今中 (NTT)、受川 (リコー)
金井 (ソニー)、神保 (NEC)、
高橋 (三菱電機)、灰塚
( 菱電機)
塚 (富士通)、
(富士通)
事務局:田村 (TTC)
活動の内容
情報通信分野の最新の動向を把握し、調査対象とすべきフォーラムを絞り込む
選定したフォーラムをwebにて情報収集。会費、分野、メンバ数、メンバ企業の国別分類
等を調査し、フォーラム個別表にまとめる。
得られたデータをさまざまな角度から分析し、傾向性を探り、考察を加える。
報告書をとりまとめ、TTCホームページに掲載
歴史
1994年に報告書初版作成。2012年度は第19版として完成予定。
© Copyright 2013 TTC
2
2012年度調査対象フォーラム:47フォーラム
・新たに4フォーラムを調査対象に追加(Green
Touch, JSSEC, Open Alliance SIG, USNAP)
2フォ ラムを調査対象から削除(CP-TA,
・2フォーラムを調査対象から削除(CP-TA
UbiqNet)
項番
21
22
23
24
25
項番
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
ATIS IIF
略称
フォーラム名
ATIS IPTV Interoperability Forum
BBF
Broadband Forum
Continua Health
Alliance
DLNA
Continua Health Alliance
Digital Living Network Alliance
DMTF
Distributed Management Task Force
DSL Testing
Consortium
ECHONET
DSL Testing Consortium
26
27
28
29
30
31
32
Ethernet Alliance
ECHONET Consortium
エコーネットコンソーシアム
Ethernet Alliance
FCIA
Fibre Channel Industry Association
FSAN
Full Service Access Network
GICTF
37
Green Touch
Global Inter-Cloud Technology Forum
グ
グローバルクラウド基盤連携技術フォーラム
ルクラウド基盤連携技術フォ ラム
GreenTouch Consortium
HomeGrid Forum
HomeGrid Forum
39
HomePNA
Home Phoneline Networking Alliance
40
HPA
HomePlugg Powerline Alliance
41
IIC
Internet ITS Consortium
インターネットITS協議会
IMS/NGN Forum
42
International Multimedia Telecommunications
Consortium
IPTV Forum Japan
IPTVフォーラム
The Intelligent Transportation Society of America
44
IMS/NGN Forum
IMTC
IPTVFJ
ITS America
33
34
35
36
38
43
45
46
47
© Copyright 2013 TTC
略称
ITS Forum
Kantara
フォーラム名
ITS Info-communications Forum
ITS情報通信システム推進会議
Japan Smart Community Alliance
スマートコミュニティ・アライアンス
J
Japan
S
Smartphone
t h
Security
S
it Association
A
i ti
日本スマートフォンセキュリティ協会
Kantara Initiative
LONMARK
LonMark International
MEF
Metro Ethernet Forum
MoCA
Multimedia over Coax Alliance
MSF
MultiService forum
OASIS
OGF
Organization for the Advancement of Structured
Information Standards
Open Grid Forum
OIF
Optical Internetworking Forum
OMA
Open Mobile Alliance
OMG
Object Management Group
ONF
Open Networking Foundation
OPEN Alliance SIG
OPEN Alliance special Interest Group
Open IPTV Forum
Open IPTV Forum e.V
OSGi
OSGi Alliance
SA Forum
Service Availability Forum
SGIP
Smart Grid Interoperability Forum
SIP Forum
SIP Forum
TMForum
TeleManagement Forum
TOG
The Open Group
UPnP
Universal Plug and Play Forum
USNAP
Utility Smart Network Access Port Alliance
W3C
World Wide Web Consortium
WAC
Wholesale Applications Community
ZigBee
ZigBee Alliance
JSCA
JSSCE
3
フォーラム調査内容と分析手法
フォーラム個別調査(前年と同様)
活動分野、活動目的、メンバ数、会費、設立時期、組織、活動状況 etc.
参加
参加メンバの国籍調査
バ 国籍調査
各フォーラムに参加している企業の国籍を調査して集計
TTC活動領域との関連性調査
TTCの専門委員会やAGと技術領域に共通性があるか等で判断
フォーラムの分類(前年と同様)
対象分野 よる分類
対象分野による分類
活動目的による分類
参加メンバ数による分類
フォ ラムの傾向分析(若干変更)
フォーラムの傾向分析(若干変更)
参加メンバ数の地域別による集計
世界を5つの地域に分けて参加メンバ数を集計
技術分野毎の地域別参加傾向分析
5つの地域毎に特徴的な傾向などを分析・考察
地域毎の参加傾向分析
技術領域ごとの参加傾向を分析
フォーラムの技術MAP
参加メンバ数の推移
注 す き
注目すべきフォーラム
Smart Grid, ITS, e-Health, ホームネットワークに関連するフォーラムを抽出
© Copyright 2013 TTC
4
分類(1)
-対象分野による分類-
赤字は本年度追加フォーラム
・新規追加フォーラム(赤字)はそれぞれインフラ関連、加入者関連、LAN関連に分類した。
対象分野
情報
通信
対象フォーラム
インフラ関連(ネットワーク)
MEF, MSF, OIF, SGIP, SIP Forum, Green Touch
6
加 者系関連
加入者系関連
Broadband Forum, DSL testing Consortium, FSAN,
MoCA, JSSEC, USNAP
6
小計
情報
技術
12
ソフトウ ア関連
ソフトウェア関連
DMTF, GICTF,
DMTF
GICTF OGF,
OGF OMG,
OMG ONF,
ONF OSGi,
OSGi SA Forum,
F
TMForum, TOG, WAC
10
LAN関連
Ethernet Alliance, FCIA, HomeGrid Forum, HPA,
LONMARK, Open Alliance SIG, UPnP, ZigBee
8
小計
サービス
フォーラム数
18
インターネット関連
ATIS IIF, Kantara, W3C
3
マルチメディア関連
IMS/NGN Forum
Forum, IMTC
IMTC, IPTVFJ
IPTVFJ, Open IPTV Forum
Forum,
OMA
5
EC関連
OASIS
1
S関連
ITS関連
IIC,, ITS America,, ITS Forum
3
宅内情報
家電関連
Continua Health Alliance, DLNA, ECHONET,
HomePNA
4
グリッ 関連
スマートグリッド関連
JSCA
1
小計
合計
© Copyright 2013 TTC
17
47
5
分類(2)
-活動目的による分類-
赤字は本年度追加フォーラム
・実装仕様・相互接続性検証を目的とするフォーラムが多く、相互接続の要求が高い
デファクト標準化を目的とするフォ ラムは比較的大規模なものが多い。
・デファクト標準化を目的とするフォーラムは比較的大規模なものが多い。
活動目的
該当フォーラム(2012年11月現在)
2012
デファクト標準化
DMTF, ECHONET, GICTF, HomePNA, HPA, IIC, OASIS , OIF,
ONF, Open Alliance SIG, OSGi, SGIP
12
プリ標準化
FCIA, FSAN
FCIA
FSAN, ITS A
America,
i
ITS F
Forum, JSCA
JSCA, JSSEC,
JSSEC OMG,
OMG
TMForum, ZigBee
9
実装仕様・
相互接続性検証
ATIS IIF, BBF, Continua Health Alliance, DLNA, DSL Testing
Consortium, Ethernet Alliance, Green Touch, HomeGrid Forum,
IMS/NGN Forum, IMTC, IPTVFJ, Kantara, LONMARK, MEF,
MoCA, MSF, OGF, OMA, Open IPTV Forum, SA Forum, SIP
Forum, TOG, W3C, UPnP, USNAP, WAC
26
合計
47
活動目的
定 義
デファクト標準化
市場創成・拡大を主目的に複数の企業が標準を策定すること(いわゆるコンソーシアム標準化、フォーラム標準化を含む)
プリ標準化
デジュール標準への寄与を目的とすること
(デジュール標準=ITU,ISO,IEC,ETSI,IEEE,TTC等の公的、準公的機関が策定する標準)
実装仕様化・相互接続性検証
デジュール標準またはデファクト標準を補完し、実装仕様の作成および相互接続性の確保を目的とすること
© Copyright 2013 TTC
6
分類(3)
-参加メンバ数による分類-
・DLNA, Home Grid Forum, UPnP, OSGiはここ数年単調に増加しており、ホームネットワークへ
の関心が高いことが伺える。特にECHONETは急増した。
クラウド関連のDMTF, GICTFは3年連続で会員メンバ
GICTFは3年連続で会員メンバーを増やしている
を増やしている。
・クラウド関連のDMTF
・OMA, FCIA, BBFは3年連続で会員メンバーを減らしている。
分類
20%以上
減少
10~20%
減少
501以上
10%増加~10%減少
増加
減少
10~20%
増加
UPnP(4%)
TMF(16%)
SGIP(11%)
TOG(8%), OASIS(1%),
OMG(-8%), ZigBee(-4%)
W3C(19%)
20%以上
増加
401~500
301~400
JSCA(-43%)
MEF(7%), DLNA(6%),
MEF(7%)
DLNA(6%)
Continua Health Alliance(1%)
201~300
201
300
101~200
OMA(-20%)
OSGi(6%), DMTF(4%),
LONMARK(3%) OIF(
LONMARK(3%),
OIF(-1%),
1%)
BBF(-6%),
Kantara(-8%), Open IPTV
Forum(-3%), IPTVFJ(-2%),
FSAN(1%), ITS Forum(0%),
HPA(-5%), IIC(10%), MoCA(6%)
51~100
50以下
© Copyright 2013 TTC
GICTF(11%)
Ethernet Alliance(-29%)
Alliance( 29%),
WAC(-27%),
HomePNA(-20%)
FCIA( 16%)
FCIA(-16%)
MSF(-14%)
IMTC(3%), OGF(0%),
IMTC(3%)
OGF(0%) SA
Forum(0%), DSL Testing
Consortium(-5%), SIP
Forum(-9%)
ECHONET(82%)
ATIS IIF(103%),
ONF(69%)
HomeGrid
Forum(11%)
7
フォーラムの傾向分析(1)
-参加メンバの地域別集計-
・各フォーラムに参加するメンバ(企業)の
各
ム 参加するメ バ 企業
国籍を調査し、5地域に分類して集計
・国籍調査はwebにメンバリストが掲載さ
れている47フォ ラムについて調査
れている47フォーラムについて調査
・各地域ごとの傾向性、技術領域毎の傾
向性を見る元データとして活用
© Copyright 2013 TTC
A地域
北中南米(35カ国)
B地域
西欧(33カ国)
(
)
C地域
東欧及びCIS(21カ国)
D地域
アフリカ(53カ国)
E地域
アジア・太平洋・オセアニア
(51カ国・地域)
8
フォーラムの傾向分析(2)
-技術分野ごとの傾向-
・フォーラム参加者の半数が北米系の企業が参加している。
・アプリ領域には世界的に幅広く参加しているが、ネットワーク/インフラ領域では北米が中心である。
アプリケーション
アプリ~ミドルウェア
全体
ミドルウェア~ネットワーク
© Copyright 2013 TTC
ネットワーク
9
フォーラムの傾向分析(3)
-地域毎の傾向分析-
・欧州はアプリケーションミドルに、アジアはミドル~ネットワークに重点を置いている。
韓国はアプリケ ション領域に、中国、台湾はミドル、ネットワ ク領域に偏っている。
・韓国はアプリケーション領域に、中国、台湾はミドル、ネットワーク領域に偏っている。
・中国、台湾は増加が大きい。韓国は微増、日本は増加に転じた。インド、オーストラリアも増加。
( )内は昨年度の数値
)
B地域主要国の分野別メンバ比率
英国
アプリ
ドイツ
フランス
スイス
イタリア
スウェーデン
スペイン
オランダ
8(9)%
5(6)%
4(5)%
7(8)%
8(8)%
5(4)%
9(8)%
5(5)%
アプリ+ミドル
プ
22(23)%
27(28)%
23(25)%
20(24)%
26(26)%
14(16)%
45(45)%
28(22)%
ミドル
44(42)%
44(42)%
42(39)%
30(31)%
36(37)%
47(48)%
29(28)%
49(48)%
ミドル+NW
12(11)%
12(11)%
13(12)%
23(20)%
10(6)%
15(15)%
11(11)%
6(9)%
ネットワーク
12(13)%
12(13)%
18(19)%
20(17)%
20(23)%
19(17)%
6(8)%
12(16)%
参加者数
363(343)
364(329)
212(196)
107(106)
86(83)
98(92)
110(96)
95(86)
E地域主要国の分野別メンバ比率
日本
アプリ
台湾
中国
韓国
オーストラリア
インド
9(10)%
3(3)%
6(9)%
12(16)%
0(0)%
6(8)%
アプリ+ミドル
18(17)%
3(4)%
18(13)%
17(19)%
21(17)%
19(20)%
ミドル
44(44)%
60(61)%
43(44)%
36(34)%
39(37)%
49(49)%
10(9)%
11(11)%
9(10)%
10(7)%
11(12)%
13(9)%
ネットワーク
19(20)%
23(20)%
24(24)%
25(24)%
29(34)%
13(14)%
参加者数
418(398)
244(220)
239(192)
164(159)
101(86)
106(90)
ミドル+ネットワーク
© Copyright 2013 TTC
10
フォーラムの傾向分析(4)
-技術MAPその1 活動目的-
・固定系のフォーラムはNW領域
固定系の
ラムは 領域
が多く、モバイル系はミドルか
らアプリ寄りの領域で活動して
いるものが多い
・メンバ数の多いフォーラムが
MAPの中心部分、すなわち固
定/モバイルにまたがった
フォーラムにメンバが集まる傾
向にある。
デファクト標準化を目的とする
・デファクト標準化を目的とする
フォーラムはミドルウェア~
ネットワーク領域に多い
固定系のNW領域では規模の
・固定系のNW領域では規模の
小さいフォーラムが多く存在し
ている
円のサイズはメンバー数の大小を表す
© Copyright 2013 TTC
11
フォーラムの傾向分析(5)
-技術MAPその2 設立時期-
・設立時期は1990年代が多く、
設立時期は
年代が多く、
1980年代はほとんどない
・大規模なフォーラムは1990年
代に設立されている
・2000年~2004年はモバイル系
と新サービス系のフォーラムが
多く設立されている
円のサイズはメンバー数の大小を表す
© Copyright 2013 TTC
12
フォーラムの傾向分析(6)
-技術MAPその3 TTCとの関連性-
・デファクト標準化、プリ標準化
を目的 する ォ ラ
を目的とするフォーラムで円の
円
大きいフォーラム(OSGI, ONF,
ECHONET, GICTF等)は継続し
て注視する必要がある。
・ホームNW専門委員会、スマー
トコミュニティAGなどは多くの
フォーラムと関連性があると思
われる。
円のサイズはTTCとの関連性の大小を表す
© Copyright 2013 TTC
13
(参考)TTCとの関連性一覧
© Copyright 2013 TTC
14
注目すべきフォーラムの最新動向(1)
フォーラム名
JSCA
(Japan Smart
Communication
Alliance)
-スマートグリッド関連-
活動状況
2010年に日本で設立された団体。スマ トグリッド及びサ ビスまでを含めた社会システム(ス
2010年に日本で設立された団体。スマートグリッド及びサービスまでを含めた社会システム(ス
マートコミュニティ)の国際展開、国内普及に貢献するため、官民一体となってスマートコミュニ
ティを推進することを目的としている。2012年から会費が有料になったこともあり、大幅に会員数
が減少している。
OASIS
OASISは1993年に設立された団体であり、グローバルな情報社会のオープン標準を開発、統
合および採用を推進する非営利国際コンソーシアムである。2011年にETSIとOASISが戦略的
パートナシップを締結し、スマートグリッドのためのエネルギー市場情報、危機管理、およびその
他の地域での標準化での協力を進めている。
SGIP
(Smart Grid
p
y
Interoperability
Panel)
スマートグリッドの標準開発の調整においてNISTを支援する団体として2009年に設立された。
スマートグリッドに関する、無線通信、通信モデル、メータ仕様など18項目を検討している。2012
年2月には、スマートグリッドのFramework 2.0という文書を発行した。この文書には、老朽化し
た電力設備を双方向の電力フローを実現できる相互運用可能なスマートグリッドに移行計画が
含まれている。
ECHONET
ECHONETは、省エネルギーやヘルスケアの高度化等のために活用できるホームネットワーク
の技術開発と標準的な通信仕様の開発を行い これを公開していく事を目的として 1997年に
の技術開発と標準的な通信仕様の開発を行い、これを公開していく事を目的として、1997年に
設立された日本の団体である。電力会社や家電メーカ等の61社が参加している。
2011年12月に、経済産業省が主管するJSCA(Japan Smart Communication Alliance)から、
ECHONET Lite規格がHEMSの標準インタフェースに推奨された。
TMForum
TMFは、1988年に設立されたネットワーク運用に関する団体である。Smart Gridに関し、Smart
Grid CommunityをDigital Services Initiativeの中に設置している。2011年には、Convergence
of IT systems used for Telecom, Energy and Utilities Industriesという白書を作成している。
2012年には、Smart Grid: Commonalities,
Commonalities convergence and building new competenciesと
いう報告書を作成している。
© Copyright 2013 TTC
15
注目すべきフォーラムの最新動向(2)
-ITS関連-
フォーラム名
活動状況
ITS Forum
(ITS情報通信システム
推進会議)
インターネットITS協議
会(略称 IIC)
1999年に日本で設立された団体で、ITSの実現に向け、情報通信分野における研究開発や標
準化を推進することを目的に設立された。2011年11月に「狭域通信(DSRC)基本アプリケーショ
ンインタフェース仕様ガイドライン 1.2版」、2012年4月に「運転支援通信システムに関するセ
キュリティガイドライン 1.1版」、2012年6月に「700MHz帯高度道路交通システム陸上移動局の
相互接続性確認試験ガイドライン」を発行している
2002年に日本で設立された団体で、インターネットITSの社会基盤としての展開シナリオ作成、
インターネットITS技術の開発、実用化をめざして活動している。IICの活動内容はホームページ
上に明記されていないが 会員数の増減がないこと 2012年6月に第12回総会と成果発表会が
上に明記されていないが、会員数の増減がないこと、2012年6月に第12回総会と成果発表会が
開催されていることから、活動は継続していると考えられる。
-e-Health関連-
フォーラム名
活動状況
Continua Health
Alliance
2006年に設立された団体であり、テクノロジー、医療機器、ヘルスケア産業のリーダーから構成され
る。個人のテレヘルス(Telehealth)実現に向け、相互運用可能な製品やサービスの設計ガイドライン、
相互接続性の認証プログラムの開発などを目的としている。
2012年6月頃からスマートフォンと連携するContinua対応サービスが各社から出されて始めた。
また、2012年12月には、Bluetooth Smart対応の設計ガイドラインが発行されている。
OMG
(Object
Management
GrouP))
1989年に設立されたオープンな非営利コンソーシアムで、multi-platform Model Driven Architecture
(MDA)を中心として相互運用できる企業コンピュータのインダストリスペックを作成、維持することを目
的として活動している。OMGのHealthcare DTF(Domain Task Force)で、ヘルスケア関連機器の相
互接続技術やインタフェースを検討している。現在、Healthcare Services Specification
p
Program
g
(HSSP)で、HL7と協調して相互接続のための要求条件をまとめている。
© Copyright 2013 TTC
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注目すべきフォーラムの最新動向(3) -ホームネットワーク関連-
フォーラム名
活動状況
BBF
(Broadband Forum)
1994年に発足したADSL Forumが2008年にBBFという名称に変更になった団体。。BBFでは、
年から
ビ
お る機器 遠隔管 技術を検討
る
は
代表
2010年からM2Mサービスにおける機器の遠隔管理技術を検討している。BBFは、TR69に代表
されるように固定アクセス網における遠隔管理技術を仕様化しており、M2Mサービスを提供す
るための管理側面からの課題検討を進めており、これを解決する技術課題を今後検討するとし
ている。
Home Grid Forum
2008年に米国で設立された団体であり、家庭内の同軸ケーブル、電話線、電力線を使った家庭
内ネットワークを開発・維持すること、相互接続性確保のためのコンプライアンスプログラムを作
り、維持することを目的に活動している。2011年には、BBFと共同で、ITU-TのG.hnに準拠した
機器の相互接続試験を実施した 2012年7月には 台湾でビジネスベ スのG hnの認証プログ
機器の相互接続試験を実施した。2012年7月には、台湾でビジネスベースのG.hnの認証プログ
ラムを立ち上げた。
HPA
(Homeplug
Powerline
Alliance)
電力線を使った電力線搬送通信の規格を策定すること、そして製品の普及を促進することが目
的である。2012年7月に、Wifi-Alliance、ZigBeeなどと協調して設立したSmart
的である。2012年7月に、Wifi
Alliance、ZigBeeなどと協調して設立したSmart Energy Profile
Interoperability(CSEP)というコンソーシアムが、最初の相互接続性検証イベントを完了したと
いう報告があった。しかし、PLCをe-Health関連で利用する場合、 医療上の問題、 近隣との問
題、 短波ラジオ、アマチュア無線との 問題などの各種問題がある。
OSGi
(Open Service
Gateway Initiative)
S/Wを遠隔管理可能かつ高い相互運用性を備えた部品としてアプリケーションやサービスに適
を遠隔管
能
高 相 運 性を備 た部
プ
ビ
適
用できるようにする技術を開発・育成することを目的としている。2012年6月に、OSGi Core、
OSGi Enterprise、OSGi Service Platform Residential、OSGi Service Platform
Compendiumの4つの仕様を作成した。このうち、Residentialの仕様にスマートホーム環境の
管理プロトコルが含まれている。
USNAP
(Utility Smart
Network Access
Port Alliance)
ホームネットワークのインタフェース規格に依存しないプロトコルを策定し、ハードウエアを追加
することなく、多様なベンダのスマートメータを宅内へのゲートウエイとして利用可能にすること
が目的である 2011年3月以降プレスリリ スが出ていないため 現在の活動内容については
が目的である。2011年3月以降プレスリリースが出ていないため、現在の活動内容については
不明。
© Copyright 2013 TTC
17
まとめと提言
2012年度調査結果まとめ
マクロ分析より
DLNA, ECHONET, Homegrid Forum, UPnP, OSGiなどホームネットワーク系のフォーラムはここ数年
など
系
数年
会員企業が継続して増加傾向にある。
ECHONETは前年比82%も会員が増えた。ONFも前年比62%増やしている。
傾向分析より
スマートグリッドがテーマのフォーラム(SGIP、HomeGrid Forum)では、北米系の企業が圧倒的に多い。
NWインフラ系のフォーラムは相変わらず北米が活動の中心となっている
台湾、中国はフォ ラムへの参加企業が急激に増加している。韓国は横ばい。日本からの参加者は昨
台湾、中国はフォーラムへの参加企業が急激に増加している。韓国は横ばい。日本からの参加者は昨
年までの減少傾向から一転、増加している。
TTCへの提言
関連するフォ ラムの動向注視
関連するフォーラムの動向注視
HomeGrid Forum、HPA、IMTC, OMA、UPnP, ONF, W3C, WACはTTCの複数の専門委員会、AGと
関連があると思われ、動向を注視するのが望ましい。
ホームネットワーク系フォーラムは世界的に関心が高まっており、TTCとしても注目に値する。
来年度の計画
調査対象フォーラムの見直し
活動目的などを精査し、調査対象に追加すべきフォーラム、調査対象からはずしてよいフォーラムを検討
分析手法の見直し
分類項目、マッピング方法などを再度検討し、より実態が把握できる手法を検討
トピックステーマの検討
特定のテーマに沿って各フォーラムの動向を調査し、注目すべきフォーラムとしてより最近の活動状況を
より詳細に調査する。
© Copyright 2013 TTC
18
Fly UP