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国内燃料油事業に対する出光の取り組み(P15~20)(PDF:1800 KB)
出光グループとは 出光グループのマネジメント 出光グループの事業概要 出光グループの ESG 企業データ、ほか 国内燃料油事業に対する出光の取り組み 原油調達 中東産油国と戦略的パートナーシップ構築に向けて 原油調達における強み 原油調達における社会的課題 ① いち早く中東産油国との直接取引に取り組んだ結果、 ① 原油のほとんどを輸入に頼るわが国にとって、産油国 長期的な信頼関係を築いており、事業投資、技術協 力、人的交流を通じて産油国とのパイプを強固にして いる。 ② 産油国との関係は、原油取引の枠を越えた戦略的パー トナーシップに発展している。 との長期的な関係構築は極めて重要である。 ② 産油国の政情不安やテロへの懸念など地政学的リスク の高まり、拡大するアジア市場での競争激化、米国 シェールオイルによる供給過剰懸念、他エネルギーへの 燃料転換など、取り巻くリスクがますます多様化しつつ ③ 積極的な海外展開によりアジア、環太平洋のマーケッ あり、石油業界の経営基盤強化が強く求められている。 ト動向を見据えた、フレキシブルで機動的な原料調達 ③ 中長期的に見ると、石油需要はアジアを中心に堅調な や石油製品の輸出入による、北米、アジア、中東を一 伸びが想定されるものの、2011 年以降高止まりして 体とみなした最適供給体制を構築しつつある。 いた原油価格が 2014 年に急落、その後も下降傾向が 続くなど、当面は先行き不安定な値動きによる業績変 動が懸念される。 1957 年に徳山製油所が竣工するまでは、当社が販売する石 油製品は、主に国内石油精製会社から供給を受けていました。 そのほか、米国を中心に供給と品質が安定した海外の供給先 から自社タンカーによる大型輸送を実現して、高品位で安価 な石油製品を消費者に提供してきました。そして 1953 年、石 油メジャーの支配に挑戦し、財政的に窮地に陥っていたイラ アブダビ国営石油会社 との石油直接取引 40 周年記念式典 ンから石油製品を輸入した 「日章丸事件 」 に象徴されるように、 当社はいち早く中東産油国との直接取引の道を開き、世界的 にも注目されました。1963 年の千葉製油所操業後は消費地精 イプの最前線として機能しています。2015 年度は、イラン国 製方式が主流となるに伴って、1973 年、ベイルート、テヘラ 営石油会社との直接取引 40 周年、アブダビ国営石油会社との ンを皮切りに中東地域に事務所を開設し、中東原油の支配権 原油直接取引 40 周年を祝う式典が行われました。 が石油メジャーから産油国へ移る機会を捉えて産油国との直 当社と中東産油国とを取り巻く環境は、原油価格の高騰 接的な関係強化を図り、原油・石油製品の確保に努めました。 や新興国での原油需要の増大、そして日本の石油需要の減少 ) 、オマーン 現在も、カタール、アラブ首長国連邦(以下「UAE」 などにより、この十数年で大きく変化してきました。当社は、 の3ヵ国に事務所を設置し、現地国営石油会社などと日々 単なる原油取引の枠を越え、人材支援を基本に事業投資、技 フェイス to フェイスでのコンタクトを行っています。出光の 術協力、人的交流により中東産油国との戦略的なパートナー 中東地域の事務所ネットワークは、現在も産油国との太いパ シップ関係を構築しています。 事業投資 2006 年、当社はカタール国のラファン・リファイナリー (株)に 10% 出資し、同社の第 1 製油所が 2009 年に生産を開 始しました。操業当初から当社の製油所運営の知識・技術を 提供するとともに、2012 年より第 1製油所に操業アドバイザー (正式役職名:ヘッドオブオペレーション) を派遣し、安定操業 に貢献しています。さらにラファン・リファイナリー 2(株) への出資に合意し、2013 年に合弁契約に調印。2014 年に は軽油深度脱硫装置が先行稼働するとともに、2016 年後半 の稼働開始を目指して第 2 製油所の建設が進んでいます。こ こにも当社の技術者を派遣し、建設推進に貢献する体制を とっています。 15 ラファン第 1 製油所 Qatargas is the source/copyright owner 出光レポート 2016 技術協力 当社はアラブ首長国連邦のアブダビ国営石油精製会社であ すべく活動して るタクリール社と(一財) JCCP 国際石油・ガス協力機関(以 います。 下「JCCP」 )との共同事業である「タクリールリサーチセン ま た、当 社 は タープロジェクト 」に当初から参画し、実務遂行の支援を行っ 1980 年 代 か ら ています。このプロジェクトでは、2012 年度から、当社の技 産油国製油所の 術者がヘッドオブアドバイザーとして現地に常駐し、2015 年 運転員を対象に までにパイロットプラント等の機器の活用方法に対する指 技術研修を行っ 導、触媒評価、製油所の課題検討などを支援してきました。 て い ま す。研 修 2016 年以降は、出光の支援により、 「現場密着型の技術セン 受講者からは製 タクリール社向け運転直長研修 技術研修センター(山口県周南市) ター」としての基盤が完成したタクリールリサーチセンター 造現場のリーダーとして活躍する人材を輩出しており、産油 とともに、タクリール社のさまざまな製油所課題に対し、当社 国のニーズに応える研修となっています。2015 年度までに が製油所運営で培った石油精製の技術・経験・ノウハウを活 447 名の海外研修生を受け入れ、製造技術部技術研修セン 用して、解決案を積極的に提案し、タクリール社の経営に貢献 ターや各製油所、研究所で研修を実施しました。 人的交流 中東では、経営層に若く優秀な人材が登用されるようになっ ペトロベトナム ています。若い世代が経営幹部として活躍した際、日本や当社 および ペトロリ に対する理解と人的交流が築かれていることは、戦略的パート メックスの社員 ナーシップを構築・発展させていく上で極めて重要です。 が 販 売、物 流 研 当社は、2005 年より産油国との多層的な人的交流を目的に、 修を通して当社 中東産油国国営石油会社(アブダビ国営石油会社等) の若手幹 と交流しました。 部候補を対象とした研修を開始し、2015 年度まで約 78 名が受 ま た、11 月 に は 講しました。日本の石油産業と当社の製造、物流、調達、販売業 UAE の メイサ・ 務などを理解する座学や、製油所、油槽所の施設見学を行うほ アル・シャムシ国 か、日本文化に触れる機会を織り込んだプログラムを実施し、 務大臣、アブダビ国営石油会社ならびにクウェート海外石油探 派遣元の国営石油会社の経営陣から高い評価を得ています。 鉱会社の幹部が月岡社長を訪問し、交流を深めました。 UAE・メイサ国務大臣の来訪 2015 年度は、JCCP の協力を受け、アブダビ国営石油会社 (ADNOC) の若手幹部が幹部候補生研修を、またベトナムの 16 出光グループとは 出光グループのマネジメント 出光グループの事業概要 出光グループの ESG 企業データ、ほか 国内燃料油事業に対する出光の取り組み 石油精製 構造改革の推進と製油所・石油化学工場の競争力強化 石油精製における強み 石油精製における社会的課題 ① エネルギーセキュリティを担うため、安定供給を第一 ① 東日本大震災を契機に、電力や都市ガスという系統 としながらも、石油精製能力削減という業界課題にい エネルギーが寸断された際にその代替となる、分散型 ち早く対応してきた。 エネルギーとしての石油の有効性や重要性が改めて ② ショートポジション戦略による、稼働率が高く、コスト 競争力の高い 3 製油所体制を構築。 認識された。 ② 震災後、国内需給ギャップが一時的に縮小したが、国内 ③ いずれの製油所も、操業当初より、地域の景観や環境 に配慮した「緑豊かな公園工場づくり 」に取り組む。 需要の減少は避けられず、過剰精製能力の削減やコス ト競争力の強化が喫緊の課題である。 タイムリーな設備能力の調整と石油精製と石油化学工業の連携 当社は、1957 年山口県徳山市(現・周南市) に出光初の徳山 理を停止しました。さらに今後の国内需要動向を鑑み、2015 製油所を竣工し、以来、国内の旺盛な石油製品需要に応えるべ 年 4 月に業界に先んじて千葉製油所の原油処理能力を 20 千 く 1970 年代半ばまでに、千葉製油所、兵庫製油所、北海道製 バレル/日削減した結果、現在は 3 製油所体制、53.5 万バレ 油所、愛知製油所を順次建設しました。また、沖縄石油精製 ル/日となっています。最適な需給バランスを維持すること (株)をグループに加えて 6 製油所体制とし、原油処理能力は により、コスト削減と安定供給の両立を図っています。 1995 年に 91 万バレル/日に達しました。 1999 年に国内の石油製品需要がピークを迎えると、過剰な が極めて重要になっています。当社では、自社内の燃料油と 石油精製能力の削減が業界を挙げての課題となりました。こ 基礎化学品との連携を強化するとともに、石油化学工場では、 れに対して当社は「ショートポジション戦略 」をとり、自らの 競争力のある誘導品の拡大、同業メーカーとの連携により 販売規模に合わせて精製設備を縮小しました。2003 年に兵 オレフィンなどを中心としたコンビナート競争力強化にも 庫製油所と沖縄製油所、2014 年 3 月には徳山製油所の原油処 取り組んでいます。 ※ 製油所の競争力強化には、石油精製と石油化学の一体連携 全員参加の製油所・石油化学工場経営が出光の競争力の源 当社グループには、創業以来「独立自治 」の主義方針を大切 務を遂行すべきであり、全体方針の下に一致結束し総力を発 にする歴史があります。一人ひとりが、それぞれの持ち場に 揮するとの考え方に基づいています。現・ (公財)日本プラン おいて独立し、自己の仕事の範囲で全責任を負い、完全に職 ト メ ン テ ナ ン ス 協 会 に よ る「全 員 参 加 の 生 産 保 全(Total Productive Maintenance)( 」以下 TPM 活動) が提唱される 出光における製油所経営の基本 と、1984 年に千葉製油所が導入、その後他の製油所・石油化学 人間尊重、 大家族主義 消費者本位 ・自主独立 ・安定供給 (一人ひとりが経営者) ・生産コストの低減 ・信頼一致 出光における 地域と共に 製油所経営の ・地域社会との融和と発展 ・無事故・無災害、無公害 17 基本 高度生産体制の 追求 ・生産技術の向上 ・合理的・経済的生産 工場の製造部門やエンジニアリング部門にも活動の輪が広が りました。製油所・石油化学工場と関連事業所では、TPM 活 動を単なる設備管理にとどめることなく全マネジメントに拡 大し、意識改革の手段として取り組んできました。これらの 活動は、日本プラントメンテナンス協会から表彰されるなど 外部からも高い評価を得ました。こうした取り組みは、少数 精鋭による効率的な製油所経営となって競争力強化に寄与し ています。今後も、運転管理、設備管理、品質管理、安全管理、 環境管理などあらゆる分野で高い信頼性を築くとともに、収 益改善に結びつけていきます。 出光レポート 2016 石油精製における蓄積技術を海外展開、新事業創出に活用 石油精製のさまざまなノウハウや各種技術開発力、石油化学 油化学コンプレックスプロジェクトにも生かされ、当社から多く のプロセス開発力、さらには TPM 活動を基盤に培ってきた運転 の技術者が派遣されています。今後加速させていく海外展開、さ 技術や保全技術は、現在進めているベトナムのニソン製油所・石 らには新規事業の創出における強力な武器となっていきます。 災害時の安定供給体制の構築 国内の石油元売り会社には、過剰な石油精製能力を削減す 強化に努めています。3 製油所体制に移行するにあたり、装 る一方で、日本の備蓄対策の 2 本柱の一つである民間備蓄の 置を安全に停止する機能に加え、石油製品をドラム缶で出荷 義務が石油備蓄法で定められています。つまり、いつ起こる するための充填設備の設置や、桟橋やローリー積場などの製 か分からない大災害の発生時でもエネルギーを安定的に供 品出荷設備の耐震補強および非常用発電機の設置を実施し 給する強靭な体制を構築することが求められています。当社 ています。また、石油精製機能を停止した旧・徳山製油所(現・ では、大災害による危機対応力を高めるため供給インフラの 徳山事業所)では油槽所の機能を強化しました。 製油所・石油化学工場における環境問題への対応 装置の運転効率化や、原材料や燃料の削減など経営に直結 このほか経済産業省が日本 CCS 調査(株) に委託して北海道 する対策や環境負荷低減の取り組みとともに、当社の製油 苫小牧市で実施している「CCS 実証試験事業 」に協力してい 所・石油化学工場では工場緑化を積極的に推進しています。 ます。CCS とは、発電所などから出る排ガスに含まれる二酸 海岸の埋め立て地に建設された製油所・石油化学工場におい 化炭素(CO2)を大気に放出する前に回収し、地中深くに圧入 ては、設計段階から緑地を配置し操業と同時に緑地の維持・ して封じ込める技術です。この実証試験事業で使用する CO2 活用に取り組んできました。その結果、多様な生物が生息す を含むガスを北海道製油所から供給するなど協力しています。 る 優 良 な 緑 地 と し て 社 会・環 境 貢 献 緑 地 評 価 シ ス テ ム (SEGES)の社会・環境貢献緑地として認定されています。 燃料油供給における「ショートポジション戦略 」とは 競争力の強化を図っています。 当社は、精製設備の過剰が問題となる中、2003 年から 2004 年 その一方で、石油元売り会社は、商用備蓄とは別に、日本の備蓄 にかけて兵庫製油所、沖縄製油所を閉鎖して以来、自社の販売量 対策の 2 本柱の一つである民間備蓄の義務が石油備蓄法で定めら よりも精製できる量を少なくし(ショートポジション)、不足分は れています。1993 年以降の民間備蓄の義務量は 70 日分です。こ 輸入や国内他社からの購入で賄う戦略をとっています。需要変動 れまで国家備蓄から原油を放出した例はなく、民間備蓄が国内の に機動的に対応するとともに、精製設備の稼働率を高め、コスト エネルギー供給を支えています。 18 出光グループとは 出光グループのマネジメント 出光グループの事業概要 出光グループの ESG 企業データ、ほか 国内燃料油事業に対する出光の取り組み 石油販売 販売店を中心とした強固なブランドネットワーク 石油販売における強み 石油販売における社会的課題 ① 創業時からの経営方針である「大地域小売業 」を実践 ① 消費者と直接つながる強みを生かし、環境変化に素早 すべく、地域に密着した経営を行う販売店と連携・協力 く対応し、地域のニーズに的確に応えるサービスス して事業を展開することで、アポロマークで知られる、 テーション(SS)経営を確立していくことが求められ 強固なブランドネットワークを構築している。 ている。 ② 業界に先駆けて導入した POS システムや各種カード ② 国内需要が構造的に減少する中、SS には、災害時に システムなどのネットワークインフラを活用し、ガソ エネルギー供給の「最後の砦 」となることが期待され リン需要が減退する中、地域に支持されるブランドを ている。こうした社会的要請の一つに、市町村内に 目指している。 3 ヵ 所 以 下 の「SS 過 疎 地 」問 題 へ の 対 応 が 挙 げ ら れる。 消費者と直結し消費者利益を最優先する「大地域小売業 」 創業時、当社は、石油製品販売の特約店として事業をス なわない軽油に切り替えて大幅に燃料コストを低減させる タートしました。当時は地域に 1 店、特約店を置くのが普通 提案を行い、双方に大きな成果をもたらしました。 で、当初、当社が扱える商品は需要家向け潤滑油に限られま また、当時の流通構造は石油会社から 2 ∼ 3 の特約店を経 した。そこで、特定の特約店が定まっていなかった海上で、 て消費者に燃料油が販売されていましたが、当社は中間搾取 漁船に直接、燃料油を販売する事業に活路を見いだしました。 をなくして大地域に大組織で小売業を行う流通形態を構築 当時の漁船の燃料に使われていた灯油を、エンジン性能を損 していきました。 販売店と一体になったネットワークの構築 当社グループでは、 「大家族主義 」の方針の下、当社と販売 SS においては、これからも地域を支える大切な「エネルギー 店が一体となって出光ブランドネットワークを形成し、 「大地 拠点 」であるとともに、お客さまに任せたいと思っていただけ 域小売業 」のビジネスモデルを実現しています。大地域小売 る 「愛車の町医者 」 として、皆さまから支持され、信頼される 「地 業は、生産者と消費者を直結するという合理的、能率的な業 域に密着した活動 」を推進していきます。出光にとって販売店 態であるといえます。戦後、石油業に復帰し、販売店網を構築 との強固な関係がグループ競争力の中核であり、こうした競争 「大地域小売業 」の実現には多くの困難が した出光にとって、 力強化が最終的に消費者利益につながると確信しています。 立ちはだかりました。それを可能にしたのが、当社の大家族 の一員として、 「お互いに 」という人間尊重の信念を共有する 販売店の存在です。戦後、自動車用燃料需要が伸びる中で、当 社の理念に共感した販売店が「大地域小売業 」を実践する同 志として参画し、ともに SS 網を拡大してきました。 販売店経営者の交流の場として 1950 年から順次、地区ごと に「出光会 」が発足し、これらが集まって「全国出光会 」を形成 しています。毎年開催している「販売店合同ミーティング・出 光会全国大会 」には、全国の販売店と出光関係者を合わせて約 1,100 名が参加して出光グループの方針・活動内容を確認す るとともに一丸となって進むことを誓い合っています。このほ か出光会は、地域プロモーション活動などを主催し、地域に密 着したユニークな社会貢献活動などを行うことで、販売店 SS 網の信頼強化とブランド価値向上に尽力しています。 19 販売店合同ミーティング 展示コーナー SS でのカーケア情報を販売店と共有 出光レポート 2016 札幌 盛岡 沖縄出光(株) 新潟 仙台 金沢 福岡 鹿児島 広島 岡山 高松 神戸 松本 京都 大阪 名古屋 さいたま 東京 24 販売支店 7 営業支店 関係会社 アポロリテイリング(株) 出光リテール販売(株) 出光スーパーバイジング(株) エスアイエナジー(株) 出光アヴィエーション(株) 出光ブランドネットワークを強固にする現代版「大地域小売業 」 今、クルマの省燃費化や少子高齢化などの影響による石油 3 月末現在で 170 店舗と 需要の減退、消防法の規制強化を受けた危険物漏洩措置の義 なるなど、お客さまの利 務化による給油所地下タンク改修に伴う多額の費用負担など、 便性を図るため、さらな 当社と販売店を取り巻く環境は激変しています。当社と販売店 るネットワークの拡充を には、この厳しい環境変化に打ち勝っていく SS 経営が求めら 進めています。 れています。当社は、これまで築き上げてきた「大地域小売業 」 また 2014 年 10 月より に基づく強みをさらに発展させるため、専門性の高いグループ 楽天(株)が開始した共通 会社とともに、販売店の経営を力強くサポートしています。 ポイントサービス「楽天 セルフサービス SS の運営ノウハウを担う出光スーパーバ ポイントカード 」に参画企業として加盟しました。加盟当初 イジング(株) 、クレジットカードやプリペイドカードの発行 は、SS で現金でお支払いただいたお客さまに楽天カードの およびリース、保証ファクタリングなどのファイナンス全般 ポイントを付与するサービスを、2015 年 6 月にはキャッシュ を担う出光クレジット(株) 、販売店社員の整備士資格取得や プリカでの決済にもポイント付与を、9 月には購入時のポイ マネジメント技術の向上などを目的とした教育研修や SS 向 ント利用サービスを開始しました。2015 年 7 月 1 日には、 けにタイヤ、バッテリーなどのカーケア商品を提供するアポロ SS 業界としては初めて KDDI(株)が提供するプリペイド型 の決済サービス「auWALLET カード 」のポイントアップ店と して加盟し、2016 年 8 月には、ソフトバンク・ペイメント・ システムを活用 リテイリング(株) 、POS(販売時点情報管理) した決算処理および給与計算業務を代行する i ビジネスパー 50 周年を迎えた中央訓練所で研修を行う アポロリテイリング(株) トナーズ(株) などにより、販売店を支援する体制を整えてい サービス(株)が提供する「ソフトバンクカード 」の取り扱い ます。アポロリテイリング(株)が整備士などの教育研修を を開始し、これらカードでの支払が可能となりました。ネット 行っている中央訓練所は 2016 年 4 月に開設 50 周年を迎えま ワークの強みを活かして支払方法の多様化を図るなど顧客 した。受講生は、累計 2 万 3,479 人に上ります。 利便性の向上に努めることで、お客さまが出光の SS にご来店 (株) イエローハットと資本・業務提携し 2012 年 4 月には、 いただく機会をさらに増やしていきます。また、今年は、エン SS 店頭で同社商品を提供するほか、2013 年 4 月からスター トしたコラボレーションブランド「アポロハット 」が 2016 年 ジンオイル「ゼプロ ™ 」販売開始後、20 周年の節目として、 最新のエコカーの省燃費性能を最大限に発揮できる業界最高 の新商品「ゼプロエコメダリスト™ 規格(API 規格 SN 0W-16) SN 0W-16」の販売を開始します。 SS 数減少に伴い、いわゆる「SS 過疎地 」が生じています 出光 R ポイントカード カード が、さまざまな地域において関係者と連携し、SS 過疎地対策 を今後も講じていきます。 20