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Lascom News No.28 - 一般財団法人 自治体衛星通信機構

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Lascom News No.28 - 一般財団法人 自治体衛星通信機構
2006-2
28
No.
地域衛星通信ネットワーク
機構からのメッセージ
2
−役に立つ情報提供、ネットワーク運営を目指します−
第二世代整備中の自治体より
3
―神奈川県災害消防課―
衛星通信担当者連絡会議
6
映像情報の発信事例
7
地域からのお便り(新潟県)
8
公的個人認証サービスセンター
シリーズ「電子認証と公的鍵基盤(PKI)」No.3
電子署名と認証
本誌は、財団法人日本宝くじ協会の助成を受けて作成されたものです。
9
Lascom News 2006-2, No.28
機構からのメッセージ
役に立つ情報提供、ネットワーク運営を目指します!!
=第二世代システム整備=
のためのガイドライン
=映像の充実=
生中継を増やします!
国主催の会議について、従来は主に録画による
4月にお知らせします!
放映を行ってきましたが、今後は迅速な情報伝達
効率的な地域情報ネットワークの整備に関する
を目指してライブ中継を増やしていきます。その
調査研究会での議論を踏まえ、各自治体で地域衛
際には、事前に会議次第を機構 HP や、ライブ中
星通信ネットワークの第二世代化を進める衛星通
継前に掲示します。今年に入り、1月19日から25
信担当部局の方々が関係方面に説明する際や整備
日にかけて総務省で開催された全国総務部長会議
の効率化を検討する際の手引きとなる事項を体系
など四つの会議の模様をライブ中継しました。
立ててまとめたものです。
当機構としての取組みや先行自治体の効率化の
事例も多く取り入れておりますので、第二世代化
「施策の紹介」を増やします!
総務省をはじめとする各省庁の施策の紹介を、
を進める際の一助としていただければ幸いです。
より一層、アップツーデイトなものにしていくた
め、月1回のテーマを月2回に増やします。今年
=地球局免許人へ=
2月から実施(毎月第二、第四火曜日11時から)
しておりますので、是非ご活用ください。
4月から移行します
また、今後は地方公共団体の先駆的、模範的な
ネットワーク機能の強化、各都道府県における
取組の紹介等も行いたいと考えていますので、適
当ネットワークに係る免許事務の一元化を図るた
当と思われるものがございましたら、当機構情報
め、地球局の免許取得に向け準備を進めています。
企画課までご連絡ください。
実施時期は平成18年4月1日を予定しています。
したがって、来年度からはこれまで宇宙通信(株)
と行われていた免許関係事務(地球局の開設、廃
=小型可搬局の開発=
止、変更及び定期検査関係の事務)は当機構との
技術提案を受け仕様検討開始
間で行われます。
災害現場と市町村役場、都道府県或いは消防本
また、各都道府県で負担されていた電波法関係
部等との連絡に使用する小型の可搬局について、
手数料は当機
国内外のメーカーから技術提案をもらいました。
構で負担する
様々な提案から、有用な技術を抽出し、利用者
こととしま
の使用形態に合わせた最適なシステムを構築する
す。円滑な事
ための機器仕様の検討を4月から開始します。
務の執行にご
協力をお願い
いたします。
当機構第1号の包括免許電子申請
−2−
第二世代整備中の自治体より
−神奈川県災害消防課−
今回は、平成20年度に地域衛星通信ネットワー
ク運用開始予定の神奈川県を訪れ、衛星系ネット
ワークの概要について神奈川県安全防災局災害消
防課の峯村さんにお話を伺いました。
副主幹 峯村 知勇 氏
1 ネットワークの概要
●導入に向けた整備計画について
●現在の防災行政通信網について
・構想立案 平成13年度∼平成14年度
災害発生時における情報受伝達手段として、防
・基本設計 平成15年度
災行政無線設備を整備しており、防災関連の国の
・実施設計 平成16年度
機関や県内の全市町村、県出先機関などとの間で
・施工 平成17年度∼平成20年度
災害発生時の通信の確保や一斉指令など、迅速で
・運用開始 県庁局:平成20年度
確実な情報受伝達が可能になっています。なお、
市町村等(VSAT)
:平成21年度
使用中の60MHz の周波数帯が平成19年11月末に
使用できなくなることなどから、有線回線と衛星
●地球局の数などのネットワークの概要と機能に
通信を組み合わせた新たな防災行政通信網の整備
に取り組んでいます。
ついて
・県庁局 1局 主な機能(県庁局)
:県内各局への音声・FAX
●整備方針および目的について
一斉指令、電話、FAX の
災害発生時の通信手段確保のため、通信ルート
送受信、映像の送受信
を地上系と衛星系とで二重化を図り、また、災害
・県出先機関局 51局 現場の映像を共有及び広域応援に係る連絡手段と
・市町村局 34局
して整備します。
・消防本部局 2局
・その他局 9局
主な機能(県庁局以外)
:電話、FAX の送受信、
映像の受信
−3−
Lascom News 2006-2, No.28
神奈川県整備概念図
−4−
2 システム機能について
●市町村及び消防本部などではどのように業務フ
●マイクロ無線網を廃止し、光ファイバー網の地
ロー(システム面や実際の運用)が変わるので
上系ネットワークと衛星系ネットワークで防災
すか。
行政情報システムを構築される計画のようです
現行防災行政無線でも、電話・FAX の送受信
が、マイクロ無線網を廃止される理由をお尋ね
や音声・FAX 一斉指令を利用しており、業務フ
します。
ローに変更はありません。
次の二点がその理由です。
新たに、映像の送受信機能が加わるため、ヘリ
マイクロ回線の整備に多額の費用を要すること
テレ映像等を県庁局から発信することにより、各
に加え、高層建築物による回線遮断対応の費用等
(市町村等)局で受信して災害応急対策を講じる
に多額の維持経費を要すること。
際に活用が期待できます。
地上系については、回線容量が大きくかつ対災
害性が向上している有線系で構成可能であるこ
●非常用電源について
と。
防災行政通信網の通信設備を設置する箇所につ
いては、今回のネットワーク整備に併せて全ての
3 地域衛星通信ネットワークの利用
について
箇所で通信設備用の非常用電源(発動発電機、無
●地域衛星通信ネットワークは、どのように利用
用発電機を配備する予定です。
停電装置)を確保します。庁舎発電機若しくは専
しようとしていますか
・IP 型データ伝送:防災情報ネットワークシス
以上、神奈川県の現状の防災行政通信網と第二
テムへの利用
世代整備後の構想についてお聞きしました。
災害発生時の被害情報などを正確かつ迅速に収
集・提供するシステムとして、市町村などの端末
機と県のホストコンピュータを結んだシステムを
整備しています。現在はアナログの専用線を使用
していますが、今後は光ファイバ−で IP 網を構
築し、そのバックアップ回線として衛星系の IP
型データ伝送を利用することも考えられます。
・ディジタル映像伝送
県内の災害発生時の映像情報としては、
県警察、
横浜市消防局及び川崎市消防局のヘリテレ、横浜
機器を説明される様子
市、川崎市の高所監視カメラの映像があり、平成
10年度に県と両市の間で映像情報を相互に提供す
るシステムを整備しています。本整備後は県庁局
からも映像送信を行えるため、初動体制を速やか
に確立できると考えます。
−5−
Lascom News 2006-2, No.28
衛星通信担当者連絡会議
平成17年11月18日(金)に都道府県衛星通信担
機構が提供するリース整備は、18年度に7団体
当者会議が開催されました。以下に主要項目につ
の送受信設備・3都道府県の受信装置の整備が計
いてご説明いたします。
画されていますが、送受信装置の整備は19年度に
集中しており、今後、機器の調達・工事体制等を
考慮し、平準化した実施計画を策定する予定です。
1.地域映像作品の放映について
なお、リース整備に係わる通知は、工事時期の
当ネットワークにおける映像コンテンツの充
調整とリース料金の見直しを行い、準備が整え次
実・強化を図るため、地方公共団体の保有する映
第に提出します。
像作品を募集しました。その結果276件に及ぶ応
募があり、機構において内容等確認の上、平成17
3. 効率的な地域情報ネットワークの整備に
年6月より順次放映しています。放映にはネット
関する調査研究会について
ワーク利用料金の負担はありません。作品の募集
は随時行っていますので、この機会を地域映像の
本調査研究会では、都道府県での第二世代シス
発信の場としてご利用ください。
テムへの移行が財政的な理由などで進展していな
い状況を踏まえ、低廉で、効率的な整備方策につ
いて、検討を行っています。第二世代システム整
2.映像ディジタル化整備について
備のあり方、地上系ネットワークとの連携などを
本年度は、
(財)全国市町村振興協会の助成に
調査・検討し、都道府県が第二世代システムを整
より、以下の団体及び市町村局の整備を行ってい
備する際の一助となるガイドラインを作成するこ
ます。
とを目標にしています。
内容としては、
送受信設備の整備:9団体
−地域衛星通信ネットワークとは
秋田市消防本部、堺市高石市消防組合、宮崎
・地域衛星通信ネットワークの成り立ちと特徴
市消防局、岡山市消防局
−通信技術の進展と第二世代化
熊本市消防局、佐賀広域消防局、大分市消防
・通信のこの10年の変化とこれからの10年
局、長野市消防局、鹿児島市消防局
・第二世代化のメリットと新たな展開
−第二世代化の効率的な整備に向けて
受信装置の整備 :370台程度
・第二世代化に必要な経費
秋田県、福井県、山形県、島根県、鳥取県、
・効率的な整備方策について
愛媛県、宮城県、岐阜県、徳島県、大分県
であり、平成18年4月に各自治体に提示する予
定です。
18年度は、7団体の映像送受信設備・12都道府
県(980台程度)の受信装置を助成により整備す
る予定です。
−6−
映像情報の発信事例
全国知事会議 ライブ中継
平成17年度地域づくり総務大臣表彰式
平成17年
平成18年1
12月19日に都
月18日にグラ
道府県会館で
ンドアーク半
開催された全
蔵門で行われ
国知事会議の
た表彰式の模
模様を生中継
様を録画で放
で放映しまし
映しました。
た。
全国都道府県総務部長会議
平成18年東京消防出初式
全国都道府県財政課長・市町村担当課長合同
新春恒例の
会議
東京消防出初
全国都道府県企画担当課長会議
式が平成18年
全国消防防災主管課長会議
1月6日に東
京ビックサイ
平成18年1月
トで行われま
19日から25日に
した。
かけて総務省で
起震車による地震体験、ハイパーレスキュー隊
行われた会議の
の紹介、はしご隊演技並びに一斉放水演技などの
模様を生中継で
模様を車載局より生中継で放映しました。
放映しました。
今後も可能な限り国主催会議等のライブ中継を
増やしていく予定です。
衛星通信機器の操作ガイド放映
災害時における通信手段の確保をテーマに、
衛星電話のかけ方から非常用電源の重要性な
どを紹介し、消防庁からのメッセージもお伝
自治体衛星通信機構人事異動
えします。災害への備えとして、当ビデオが
技術部ネットワーク推進課
自治体職員の一助となれば幸いです。当ネッ
併任解除 高橋 信一
トワークでの放映日は、番組表などでお知ら
併任 田村 知子
せいたしますので、是非ご覧ください。
−7−
Lascom News 2006-2, No.28
1 新潟県情報通信ネットワークの概要
新潟県の防災行政無線網である「新潟県情報通信ネットワーク」は、県庁と市町村・消防本部等を結ぶ衛星
系(地域衛星通信ネットワーク利用)及び県庁と県総合庁舎等を結ぶ地上系(多重マイクロ回線利用)で構築
されており、衛星系については平成7年度から運用を開始しました。
地 球 局
設置機関
県庁
県地域機関
市町村
消防本部
国の機関
可搬型地球局
局数
1
24
111
31
4
3
個別
回線
○
○
○
○
○
○
一斉
回線
○
○
○
○
平成18年1月1日現在
映像(◎:送受信可、○:受信可)
アナログ
ディジタル
準動画
◎
◎
○
○
○
◎
2 衛星設備の紹介
⑴ 個別回線
県庁局には24回線、市町村等の VSAT 局には1回線整備され
ており、電話、FAX 及び震度計のデータ伝送に使用しています。
⑵ 一斉回線
一斉音声及び一斉 FAX を使用できますが、一斉音声は災害時
等の緊急を要する通報に利用し、通常は一斉 FAX により防災・
気象情報や行政文書を送信しています。中越地震の際は、災害対
策本部が発表する被害状況や支援物資等の情報を数多く FAX 送
信しました。
なお、気象台から電子メールで送信されてくる気象情報につい
ては、自動で FAX に変換し、市町村等に一斉送信することが可
能です。
新潟県県庁局
⑶ 映像設備
県庁局は、市町村等が視聴可能な映像を送信できる県唯一の局であり、地域映像情報や災害映像情報を発信
しています。
また、県庁局は県の災害対応の要であるため、受信した映像については、災害対策本部の大型プロジェクタ
に表示するとともに、共聴設備により庁内各課に配信しています。
また、現地災害情報の収集や通信途絶の際のバックアップを考慮して、ディジタル準動画の送受信が可能な
可搬型地球局を3局保有しています。平成16年度に発生した水害及び地震の際には、現地からヘリテレ映像を
県庁や消防庁へ送信しました。なお、職員の機器操作習熟のため、毎年実施される防災訓練に参加し、可搬型
地球局同士による映像交換訓練を行っています。
(4) 保守管理等
数多くの VSAT 局に対して、年1回の保守点検の他、年間を通じて障害や緊急時の即応体制を整えるため、
業者と保守管理委託契約を結んでいます。
その他、毎日県庁と VSAT 局を含む数局の間で、取扱訓練を兼ねた通信試験を行っています。
3 今後の展開
⑴ 災害情報収集サポートカーの配備
平成16年度の災害を通じて、県では情報収集における映像情報の重
要性を再認識しました。
しかし、可搬型地球局には次のような問題点があり、迅速で柔軟な
運用ができないことがありました。
・機器が大きくかつ重いこと
・組立に時間を要すること
・屋内装置を設置するため、風雨を避けられる場所を確保する必要が
あること
そこで、これらの問題点を解決するため、機器を搭載した専用車両
の整備を本年度実施します。
可搬型地球局
⑵ 映像設備のディジタル化
県庁局及び県地域機関局については、平成19年度にディジタル化整備を実施する予定です。
なお、市町村及び消防本部局については、平成16年度に財団法人全国市町村振興協会の助成により整備を完
了しています。
−8−
シリーズ 「電子認証と公的鍵基盤(PKI)」No.3
電子署名と認証
(2)電子署名の方式
1 電子署名のしくみ
(1)電子署名のしくみ
送信者は、通信文(デジタル文書)を本人の秘
電子認証サービスでは、ネットワーク上の不特
密鍵で暗号化し(電子署名)、送信者は通信文と
定多数の人と通信を行う場合、通信の安全性を確
暗号文を併せて受信者に送信します。受信者は、
保するため暗号技術が使われています。現在使わ
送られてきた電子署名を送信者の公開鍵で復号し
れている「公開鍵暗号方式」は、
本人が秘密鍵(公
たうえで、通信文と照合し一致すれば次のように
開鍵暗号方式のうち一方で、一般に公開されない
なります。
鍵)を第三者に知られないように厳重に管理する
・送信データの作成、送信した事実を否認でき
ことで、暗号化されたデータは本人しか作成でき
ない
ません。
・データ作成、送信してきたのは送信者自身で
これは、秘密鍵と一対になっている公開鍵を
あることが確認できる
使って復号
(暗号文を普通の情報に復元すること)
そのため、電子署名を公開鍵で検証した場合、
できれば、当該本人が作成したことが検証できる
その公開鍵に対応する秘密鍵で署名(暗号化)さ
というメリットがあります。この公開鍵暗号方式
れたことが保証される安全・確実なアルゴリズム
を活用してデジタル文書の作成者の確認等を行う
(計算手順)、鍵を使用した暗号方式であることが
ことを電子署名と言います。
必要になります。
現在は、公的個人認証法第2条第1項及び
鍵ペア(公開鍵・秘密鍵)のイメージ
総務省令等により公開鍵暗号方式が採用さ
メッセージ
メッセージ
一方向
ハッシュ関数
一方向
ハッシュ関数
ハッシュ値
ハッシュ値
れています。
また、以下の理由から RSA 暗号方式が
採用されています。
・通信相手を認証する方式として確立さ
れており、国内でも導入、採用されて
プライベート
鍵
暗号化
いる
・海外でも同じ方式が一般的であり、国
受信した
著名
計算した
著名
際的な整合性を図る意味からも問題が
公開鍵
少ない
復号化
RSA 方式は、素因数分解問題の困難性
ハッシュ値
に着目した公開鍵暗号方式で、暗号、電子
署名、鍵配送の用途に使われており、セキュ
比較した等しければ
認証成功
リティ強度に優れています。
「暗号技術入門」(結城浩氏)より
−9−
Lascom News 2006-2, No.28
(3)電子署名の利用
(2)電子認証局
電子署名を利用するためには、本人だけが厳格
電子証明書には、発行者である都道府県知事の
に管理し、暗号化する際必要になる秘密鍵と、通
電子署名が付されます。これによって、この電子
信相手が受信し、秘密鍵で暗号化された電子署名
証明書の内容をその都道府県知事の秘密鍵で暗号
を復号するために必要な公開鍵を生成しなければ
化し、電子証明書の内容の信頼を担保しています。
なりません。
電子証明書を発行する機関を電子認証局と呼び
実際に、市区町村の窓口に設置された鍵ペア生
ます。その役割は、
成装置(秘密鍵・公開鍵の鍵ペアを作成し、
IC カー
①利用者に電子証明書を発行する
ドに格納するための装置)を使って住民基本台帳
②登録局(市町村窓口)からの電子証明書の失
IC カード内に鍵ペアを生成します。ここに秘密
効を行う
鍵が書き込まれ、本人が設定するパスワードで封
③電子証明書の失効情報を提供する 印されるため、実際に本人が電子署名を行ったと
で、利用者の本人確認業務を市町村長が行い、電
十分に信頼できるものです。
子証明書発行等を都道府県知事が行うことから、
この両者を「都道府県単位認証局」と呼んでいま
す。
2 電子証明書と認証局
(1)電子証明書
さらに、電子証明書を受け取った行政機関等が、
電子署名を復号するための公開鍵が、確かに本
その電子証明書の検証を行う場合、また、利用者
人自身のものであるのかを検証する必要がありま
が受け取った行政機関の官職証明書(行政機関が
す。このため電子証明書が使われています。電子
発行する電子署名を検証するために必要な電子証
証明書は、その証明書内に記録される公開鍵が、
明書)を検証する場合、認証パス(基点となる証
この利用者本人のものであることを証明します。
明書から検証対象の証明書までの認証ルート)が
市町村の受付窓口では、
住民基本台帳データ(基
つながるように他の認証基盤(政府・地方公共団
本4情報)による利用者の本人確認後、この利用
体)と相互に認証しています。
者が生成した公開鍵について、電子証明書が発行
もし、各都道府県の単位認証局がそれぞれに相
され、その場で、IC カードに格納されます。
互認証すれば、膨大な労力と時間を要するため、
個人認証ブリッジ認証局を設け、これを中継ポイ
ントにして他の認証基盤と相互に接続していま
す。
(3)公的個人認証サービスとの関係 こうした仕組みによって、発信者が特定でき、
通信内容が確実に担保されるようになります。そ
のため実名でのやりとりやその結果に法的効果の
住基カード見本(写真)
あることを含んでいます。
オンラインで申請・届出を送信した利用者が、
本当に住民基本台帳に記録されている本人かどう
か受信者である行政機関等が確認するとともに、
利用者も、このサービスにより自らの本人性を証
明できるようになります。
電子証明書イメージ(写真)
−10−
統 計 情 報
◆ 個別通信の利用状況
(各年度4月∼1月)
都道府県名
北 海 道
青 森 県
岩 手 県
宮 城 県
秋 田 県
山 形 県
福 島 県
茨 城 県
栃 木 県
群 馬 県
埼 玉 県
千 葉 県
東 京 都
神奈川県
新 潟 県
富 山 県
石 川 県
福 井 県
山 梨 県
長 野 県
岐 阜 県
静 岡 県
愛 知 県
三 重 県
平成16年度
発呼数
通信時間
(件) (時間:分)
8355:26
225,558
89,930
2760:56
1606:35
38,604
15,714
348:26
6,252
147:10
11,650
313:44
7594:35
163,705
3759:29
101,475
2238:40
65,663
23:08
1,385
16,558
515:23
10,539
254:37
951
28:32
3:05
154
66,806
1113:21
2400:58
53,431
6,689
137:11
27,845
747:09
48:12
2,224
11,493
294:16
6,421
149:06
24,489
755:13
3,265
98:53
4,852
105:29
平成17年度
都道府県名
発呼数
通信時間
(件) (時間:分)
滋 賀 県
108,585
6471:53
京 都 府
97,274
2454:24
大 阪 府
22,245
757:24
兵 庫 県
14,041
331:37
奈 良 県
4,851
104:18
鳥 取 県
10,809
277:09
島 根 県
109,041
4366:35
岡 山 県
84,171
3982:43
広 島 県
59,766
1888:58
山 口 県
1,133
19:08
徳 島 県
12,446
353:21
香 川 県
9,735
194:24
愛 媛 県
1,140
23:07
高 知 県
199
3:02
福 岡 県
61,627
1060:55
佐 賀 県
38,788
1843:24
長 崎 県
5,772
113:53
熊 本 県
22,359
764:12
大 分 県
2,505
77:19
宮 崎 県
10,237
337:53
鹿児島県
9,498
300:52
沖 縄 県
21,635
581:54
そ の 他
1,699
42:07
合
計
14,179
350:43
平成16年度
平成17年度
発呼数
通信時間
発呼数
通信時間
(件) (時間:分) (件) (時間:分)
6,347
129:05
6,213
124:49
63
1:25
269
3:34
2,270
81:08
2,095
81:55
36,181
1059:36
20,090
527:41
121,710
4145:28
101,449
3053:53
1
0:01
3,824
138:07
8,166
233:14
10,868
382:58
75,309
987:27
64,600
813:43
17,649
427:06
12,351
332:59
34,427
1169:52
27,522
928:30
37,002
1031:27
19,280
542:25
3,138
81:23
2,367
60:11
42,370
1319:01
38,280
1157:52
15,168
479:08
14,806
448:16
3,455
66:58
3,459
51:53
13,038
245:18
12,073
199:25
99,378
3115:50
70,423
2157:23
543,510
22554:18
518,957 12902:46
73,506
3876:27
55,036
3543:58
18,826
448:09
12,420
294:38
81,251
2499:17
67,317
1551:35
23,209
5519:12
18,722
5108:29
2,551
57:36
2,849
36:00
2,213,998
83328:24 1,881,005 61144:39
◆ アナログ・ディジタル映像の送信状況
(各年度4月から1月)
発 信 者
内 容
地
域
情
イ ベ ン ト ・ 会 議
自 治 体
災 害 ・ 防 災 関
(都道府県、市)
運
用
訓
自
治
体
会 議 ・ 講 演 会
国
会
中
機 構
施
策
紹
(国等、関連団体) 災 害 ・ 防 災 関
事
業
紹
介
機
構
合
計
報
等
係
練
計
等
継
介
係
等
計
平成16年度
件数
送信時間
(件)
(時:分)
34
21:45
6
18:30
70
101:39
122
56:30
232
198:24
39
83:00
142
258:05
21
12:30
42
45:50
84
133:05
328
532:30
560
730:54
平成17年度
件数
送信時間
(件)
(時:分)
25
14:45
9
8:00
37
89:15
245
231:15
316
343:15
133
198:20
90
308:40
20
13:45
9
9:15
63
82:55
315
612:55
631
956:10
編集・発行
財団法人 自治体衛星通信機構
LOCAL AUTHORITIES SATELLITE COMMUNICATIONS
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-12-1 虎ノ門ワイコービル7F
NTT:TEL 03(3434)7348 FAX 03(3434)7349
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URL:http://www.lascom.or.jp
−11−
地域衛星通信ネットワーク
映像番組のお知らせ
災害情報
2006−2
今では、全国多数の市町村にネットワークが行き届き、地域情報、
行政情報、災害情報などの映像をお送りしています。
ここでは、過去の実績をご案内するとともに、今後の番組をご紹介し
ます。見逃してしまった番組、もう一度見たい番組などなど…、
行政情報
地域情報
ご希望がありましたら、お知らせください。
皆様のご意見、ご要望をお待ちしています。
これからの主な番組から
①「かながわの古墳時代」
②「相模国府を求めて」
③「武家の古都・鎌倉∼世界遺産への登録に向けて∼」
①「鎌倉ミュージアム オブ モダンアート」
②「まちはアートフィールド∼藤野アート・スフィア∼」
③「生まれかわる近代美術館」
3/1(水)12:20∼13:20、神奈川県
3/8(水)12:20∼13:20、神奈川県
1999年発見された長柄・桜山古墳の紹介とともに、神奈川の弥生時
代から古墳時代の様子を横浜市の大塚・歳勝土遺跡や川崎市の城山
古墳、展示館として整備されている秦野市」の桜土手古墳を取り上げな
がら紹介します。
近代美術館が50周年を迎えました時代の要請に応じて変わっていく、こ
れからの美術館の役割や活動について考えます。また、多くの人々に美
術館で本物の作品に接することで生まれてくる楽しみや作品の背後にあ
る歴史、社会への関心を深めてもらおうと努力している様子を紹介します。
①「鎌倉五山浄智寺∼今に残る禅を求めて∼」
②「北条実時とその時代」
③「中世の木版印刷 鎌倉の仏教教典から」
①「かながわの砂浜海岸」
②「里山に親しむ」
③「山小屋に生きる∼丹沢・鍋割山荘の親父∼」
3/3(金)12:20∼13:20、神奈川県
3/10(金)12:20∼13:20、神奈川県
鎌倉五山第四位である浄智寺をレポーターが訪れ、浄智寺の歴史など
について住職から話を伺うとともに、地蔵菩薩坐像などの寺宝を紹介し
ます。
三浦半島から相模湾に面して、きれいな海岸線が延びている神奈川県。
海と陸の接点である砂浜と人々との関わりについて考え、豊かな海の恵み
を受ける美しい浜辺での楽しみ方を地引き網や漂流物を通して紹介します。
「沖縄の巨大な赤いイカ:ソデイカ」
3/27(月)12:20∼12:50、沖縄県
沖縄県の水産業の漁獲量第2位を占めるイカ類の生産・栄養・料理に
ついて紹介を行います。
映像送信実績(05年10月∼06年1月) 再送信のご希望がある場合にはご連絡ください。 注)放映日の後に*があるものは生中継
地域情報
放映日
05.10.4
10.5
10.6
10.6
10.7
10.12
10.13
10.14
10.18
10.20
10.21
タイトル
霧島アートの森 作家紹介
チェ・ジョンファ
さわこのHyogo大好き ビデオ広報ごじょうめ②
さっぽろ路面電車物語
1300年の時をこえて いにしえの奈良
平城京の姿が見える
ロシア沿海地方における
第3回ウラジオストク・ビエンナーレ
ビデオ広報ごじょうめ③
奈良公園の四季
巻町の50年をふりかえる
悠遊学舎in屋久島
ススキの原 曽爾高原
時間
団体名
0:30 鹿児島県
0:30
1:00
0:30
0:30
兵庫県
秋田県
札幌市
奈良県
放映日
05.10.26
10.28
11.2
11.4
11.8
11.9
0:30 島根県
0:30
0:30
0:30
0:30
0:30
秋田県
奈良県
新潟県
鹿児島県
奈良県
11.11
11.16
11.18
11.21
タイトル
石見の里の宮神楽 超能力犬・ヤマト
晴れの国岡山の旅路
ぶらり晴れの国おかやまの旅
霧島アートの森 作家紹介
ダン・グレアム
仁尾八朔人形まつり
さぬきの国の伝承文化
特別名勝 栗林公園−悠久の刻を紡ぐ−
土砂災害に関する小学生の発表
関所の里 浪漫街道
2007年ユニバーサル技能五輪国際大会
ふじのくにしずおか −感動浪漫紀行−
時間
0:30
0:30
0:30
0:30
0:30
団体名
島根県
奈良県
岡山県
岡山県
鹿児島県
0:30 香川県
1:30
0:30
0:30
0:30
香川県
愛媛県
熊本県
静岡県
本誌は、財団法人日本宝くじ協会の助成を受けて作成されたものです。
映像送信実績(05年10月∼06年1月) 再送信のご希望がある場合にはご連絡ください。 注)放映日の後に*があるものは生中継
地域情報
放映日
タイトル
05.11.24 ①完成!希代の名橋・錦帯橋 ②道路快適県 山口発見!
11.25 自然が奏でる子守歌の里
−五木今昔物語−
11.25 芸術創造館+いいむろなおき
12.6 鳥取県(正月)
12.7 鳥取県(春)
12.8 鳥取県(夏と盆)
12.9 鳥取県(秋)
12.14 いにしえの街、一新ス
12.16 オロロンライン観光の魅力
12.21 田んぼdeミュージカル
12.22 ①「日本画の巨匠に触れる」東山魁夷
せとうち美術館完成 ②ボランティア
時間
団体名
放映日
1:00 山口県
06.1.11
0:30 熊本県
1.18
0:30
1:00
1:00
1:00
1:30
0:45
1:00
1:00
0:30
1.18
1.18
大阪市
鳥取県
鳥取県
鳥取県
鳥取県
北海道
北海道
北海道
香川県
1.25
1.26
1.26
1.27
1.31
タイトル
小谷村観光連盟 総合編/各スキー
場編
①子育てサークル全員集合 ②夢!
トラ
イアル−見えない目が教えてくれた−
美しい海から水を
続け!次世代への架け橋
−江波漕伝馬保存会−
international works
ダンスアーティストのインタビュー
お好み大好き!
鳥取県(民俗芸能)
鳥取県(職人と漁)
①いのちの泉しずおか
②富士山の恵み
時間
団体名
0:30 長野県
1:00 山口県
0:30 沖縄県
0:30 広島市
0:30 大阪市
0:30
2:15
2:30
0:30
広島市
鳥取県
鳥取県
静岡県
災害情報
放映日
タイトル
時間
05.11.19* 新城市林野火災
0:15
団体名
愛知県
会 議
放映日
タイトル
05.11.10 *
11.15
11.15
11.22
全国知事会議
第17回全国女性消防操法大会
全国市長会市長フォーラム
第5回都道府県議会 議員研究交流大会
−真の地方自治を目指して−
11.24 衛星通信担当者連絡会議
12.6
全国知事リレー講座 宮崎県知事
12.8
全国知事リレー講座 富山県知事
12.14 全国知事リレー講座 岩手県知事
12.19 * 全国知事会議
06. 1.10 全国知事リレー講座 北海道知事
時間
4:15
2:15
2:15
2:45
3:00
1:30
1:30
1:30
4:15
1:30
団体名
放映日
06.1.11
全国知事会
1.12
日本消防協会
1.12
全国市長会
1.16
全国都道府県議会議長会
1.19
1.20
機構
全国知事会
1.23
全国知事会
1.24
全国知事会
1.25
全国知事会
1.26
全国知事会
*
*
*
*
タイトル
時間
団体名
全国知事リレー講座 群馬県知事
全国知事リレー講座 愛知県知事
地方自治情報化推進フェア2005シンポジウム
全国知事リレー講座 大分県知事
全国都道府県総務部長会議
全国都道府県財政課長・市町村担当
課長合同会議
全国都道府県企画担当課長会議
平成17年度JAFRAアワード表彰式
全国消防防災主管課長会議
平成17年度地域づくり総務大臣表彰
1:30
1:30
3:00
1:30
3:30
7:00
全国知事会
全国知事会
関連団体
地方自治情報センター
総・消庁
総・消庁
3:30
1:00
4:15
3:30
総・消庁
地域創造
総・消庁
総務省
タイトル
時間
施 策
放映日
タイトル
時間
団体名
05.10.11 市町村合併について
0:20 総務省
11.8 地方公共団体が支える消費者の安心と安全 0:30 経済産業省
放映日
05.12.13 地産地消の推進について
06. 1.10 地方環境事務所の設置について
団体名
0:30 農林水産省
0:25 環境省
防災訓練
放映日
タイトル
05.10.6 * 鳥取県総合防災訓練
10.20* 平成17年度 航空機事故消火救難
総合訓練(成田国際空港)
10.20* 平成17年度中国・四国ブロック緊急消防
援助隊合同訓練
10.30* 緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練
時間
団体名
2:30 鳥取県
2:30 千葉県
3:00 香川県
放映日
タイトル
05.11.10 *
11.25*
11.27*
06. 1.6 *
1.16*
平成17年度原子力総合防災訓練
平成17年度四国地方非常通信訓練
平成17年度 国民保護実働訓練
東京消防庁出初め式
大阪府地震災害対策訓練
時間
放映日
タイトル
時間
参議院 災害対策特別委員会
参議院 総務委員会
参議院 郵政民営化に関する特別委員会
参議院 倫理選挙特別委員会
2:15
12:10
11:15
1:25
団体名
4:00 富山県
1:30 高知県
10:00 福井県
3:30 東京都
1:30 大阪府
4:00 茨城県
国 会
放映日
タイトル
時間
衆議院 総務委員会
衆議院 郵政民営化に関する特別委員会
衆議院 災害対策特別委員会
衆議院 倫理選挙特別委員会
14:45
11:20
4:15
2:05
団体名
機 構
機 構
機 構
機 構
団体名
機 構
機 構
機 構
機 構
財団法人 自治体衛星通信機構
〒105-0001 東京都港区虎ノ門5-12-1 虎ノ門ワイコービル7F
TEL NTT 03-3434-7348
FAX NTT 03-3434-7349
衛星 048-300-100
衛星 048-300-101
URL http://www.lascom.or.jp
e-mail:[email protected]
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