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2013 年度決算 - 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社
News Release 2014 年 5 月 13 日 〒103-8247 東京都中央区日本橋 1-4-1 日本橋一丁目ビルディング 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 2013 年度決算 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(社長:松浦康夫)の 2013 年度 (2013 年 4 月~2014 年 3 月)の決算内容を下記の通りお知らせ致します。 【経済環境】 当期の世界経済は、欧州の債務危機や中国経済のハードランディング懸念が後 退する一方で米国経済は民間需要を中心とした堅調振りを示し、インド・イン ドネシア・タイ等の新興国が政治的混乱や金融・財政上の構造問題を抱えて成 長鈍化しながらも、全体としては底堅く推移しました。また日本経済は、自動 車・家電等の消費税増税前の駆け込み需要や、インフレ目標を設定する金融緩 和政策の継続による円安傾向が輸出を後押しし、回復基調を維持しました。 鉄鋼業界においては、世界の粗鋼生産量(2013 年暦年ベース)が前年比 3.1%増の 16 億 690 万トン(WSA/世界鉄鋼協会)と 4 年連続で過去最高を更新する一方、日 本の粗鋼生産量(2013 年暦年ベース)も建設・自動車等の内需回復や輸出が底堅 く推移した結果、前年比 3.1%増の 1 億 1,060 万トン(日本鉄鋼連盟)となりまし た。 【当期の業績】 当期の連結業績は、円安の影響や海外事業の堅調継続に加えて Sooner Inc.社買 収による増収効果が寄与、国内事業も建設関連を中心に大きく改善した結果、 売上高 1 兆 9,409 億円、売上総利益 1,145 億円、営業利益 384 億円、親会社の 所有者に帰属する当期利益 266 億円と、何れも前年同期比で増収増益となりま した。又、親会社の所有者に帰属する当期包括利益に就いても、416 億円と前年 同期比で改善しました。 【連結業績】(国際会計基準) 当期の連結業績は下記の通りです。 (単位:億円) 区 分 売 上 高 13 年度実績 12 年度実績 前年同期比 増減 19,409 16,356 3,054 1,145 969 176 営業利益 384 320 64 税引前利益 400 327 73 親会社の所有者に 帰属する当期利益 266 221 45 親会社の所有者に 帰属する包括利益 416 372 44 売上総利益 (参考) 【単体業績】(日本基準) (単位:億円) 区 分 売 上 高 13 年度実績 12 年度実績 前年同期比 増減 10,652 9,851 802 売上総利益 333 301 32 経常利益 209 172 37 税引前利益 183 178 5 当期純利益 136 132 4 〈本件に関する問合せ先〉 伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社 経営企画部広報チーム 03-5204-3342 2014年5月13日 伊 藤 忠 丸 紅 鉄 鋼 株 式 会 社 2013年度(2013/4/1~2014/3/31)連結決算概況 (非監査、国際会計基準) (単位:百万円) 損 益 の 状 況 売上高 (※ 1) 2013年度 実績 1,940,946 2012年度 実績 1,635,582 資産、負債及び資本の状況 増減 305,364 114,535 (5.9%) △75,810 △330 96,941 (5.9%) △64,702 △288 38,395 31,951 6,444 △2,800 919 98 △216 635 2,929 △2,838 769 119 304 364 2,023 38 150 △21 △520 271 906 税引前利益 39,960 32,692 7,268 法人所得税 当期利益 △12,031 27,929 △9,397 23,295 △2,634 4,634 26,605 22,071 4,534 1,324 1,224 100 売上総利益 (売上総利益率) 販売費及び一般管理費 貸倒費用 営業利益 (※ 1) 金利収支 受取配当金 有価証券損益 固定資産損益 その他の損益 持分法による投資損益 親会社の所有者に帰属する当期利益 非支配持分に帰属する当期利益 17,594 (△0.0%) △11,108 △42 収益 906,415 723,513 182,902 ※1 「売上高」は、取引形態の如何にかかわりなく当社及び連結子会社の関与するすべての取引を 含んでおります。「売上高」及び「営業利益」は、利害関係者の便宜を考慮し日本の会計慣行に 従った自主的な表示であり、 IFRSで求められている表示ではありません。尚、日本基準の 経常利益は405億円と試算しております。 §損益関連経営指標 実態利益 (※ 2) 39,773 32,193 ※2 実態利益 =営業利益(除:貸倒費用)+金利収支+受取配当金+持分法による投資損益 包 括 利 益 の 状 況 2013年度 実績 2012年度 実績 (単位:百万円) 7,580 流動資産 現金及び預金 売上債権 棚卸資産 その他 固定資産 有形固定資産 無形固定資産 投資及びその他の資産 資産合計 流動負債 仕入債務 短期有利子負債 その他 固定負債 長期有利子負債 その他 負債合計 親会社の所有者に帰属する持分 資本金・資本剰余金 利益剰余金 その他の包括利益累計額 非支配持分 資本合計 負債及び資本合計 2013年度末 実績 779,796 42,679 468,858 234,656 33,603 212,149 73,018 15,801 123,330 991,945 585,268 254,317 269,073 61,878 152,246 132,906 19,340 737,514 241,757 51,241 157,738 32,778 12,674 254,431 991,945 2012年度末 実績 658,530 32,956 395,235 191,573 38,766 177,877 63,141 5,114 109,622 836,407 506,136 221,124 226,543 58,469 107,682 87,895 19,787 613,818 210,701 51,248 140,212 19,241 11,888 222,589 836,407 §資産、負債及び資本関連経営指標 自己資本比率 (※ 3) 24.4% 25.2% ネット負債比率(DER)(※ 4) 1.5倍 1.3倍 ※3 自己資本比率=親会社の所有者に帰属する持分/総資産 ※4 ネット負債比率(DER)= ネット有利子負債/親会社の所有者に帰属する持分 増減 121,266 9,723 73,623 43,083 △5,163 34,272 9,877 10,687 13,708 155,538 79,132 33,193 42,530 3,409 44,564 45,011 △447 123,696 31,056 △7 17,526 13,537 786 31,842 155,538 △ 0.8% 0.2倍 <連結決算概況> 当連結会計年度における世界経済は、欧州の債務危機や中国経済のハードランディング懸念が後退 する一方で米国経済は民間需要を中心とした堅調振りを示し、インド・インドネシア・タイ等の新 興国が政治的混乱や金融・財政上の構造問題を抱えて成長鈍化しながらも、全体としては底堅く推 移しました。また日本経済は、自動車・家電などの消費税増税前の駆け込み需要や、インフレ目標 を設定する金融緩和政策の継続による円安傾向が輸出を後押しし、回復基調を維持しました。この ような環境下、当社の当連結会計年度の連結業績は、円安の影響や海外事業の堅調継続に加えて Sooner Inc.買収による増収効果が寄与、国内事業も建設関連を中心に大きく改善した結果、売上 高1兆9,409億円、売上総利益1,145億円、営業利益384億円、親会社の所有者に帰属する当期利益 266億円と、何れも前年同期比で増収増益となりました。又、親会社の所有者に帰属する当期包括 利益に就いても、416億円と前年同期比で改善しました。 <主要項目の状況> 1. 売上高・売上総利益 売上高は、円安の影響を主因として海外を中心に売上が伸長し、Sooner Inc.買収による増収効 果もあり、前年同期比 3,054億円の増収の19,409億円となりました。売上総利益は、増収効果に より前年同期比 176億円の増益の1,145億円となりました。 2. 営業利益 販売費及び一般管理費は、円安の影響による海外子会社の販売費及び一般管理費の増加、 Sooner Inc.買収関連費用等により、前年同期比 111億円増加の758億円となったものの、売上総 利益の改善によって、営業利益は前年同期比 64億円の増益の384億円となりました。 3. 親会社の所有者に帰属する当期利益 金利収支、受取配当金、有価証券損益はほぼ前年並みとなりました。固定資産損益は、前年度 に売却益があった一方で当年度は減損損失があり、前年同期比5億円の悪化となりました。その他 の損益は、デリバティブ評価損益の改善等により前年同期比3億円の改善となりました。持分法に よる投資損益は、持分法適用会社の業績改善に加え、新規持分法適用に伴う負ののれん償却益が あり、前年同期比9億円の増益となりました。その結果、税引前利益は、前年同期比73億円の増益 となり、法人所得税及び非支配持分に帰属する当期利益を控除して、親会社の所有者に帰属する 当期利益は前年比45億円増益の266億円となりました。 4. 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 当期利益の改善に加え、円安及び株高によるその他の包括利益の改善により、親会社の所有者 に帰属する当期包括利益は前年同期比 44億円の改善の416億円となりました。 5. 親会社の所有者に帰属する持分 増減 当期利益 その他有価証券評価差額金 為替換算調整勘定 その他 当期包括利益 27,929 2,335 10,932 2,001 43,197 23,295 1,582 13,299 896 39,072 4,634 753 △2,367 1,105 4,125 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 非支配持分に帰属する当期包括利益 41,622 1,575 37,185 1,887 4,437 △312 当期末の親会社の所有者に帰属する持分は、配当金等の支払いはあったものの、親会社の所有 者に帰属する当期利益の積上げ及び円安・株高の影響等によるその他の包括利益累計額の好転に より、前年度末比311億円増加の2,418億円となりました。一方、Sooner Inc.買収に伴う総資産及 び有利子負債の増加に伴い、自己資本比率は0.8%悪化し、24.4%となりました。 6. 有利子負債 Sooner Inc.買収に伴う有利子負債の増加に伴い、グロス有利子負債は前年度末比 875億円増加 の4,020億円、ネット有利子負債は前年度末比 778億円増加の3,593億円となりました。この結 果、ネット負債比率(DER)は1.5倍となりました。 <事業会社の状況> 会社数 黒字会社 赤字会社 黒字比率 国内事業会社 21 △ 1 20 1 95.2% 海外現法・事業 55 3 42 13 76.4% 子会社 計 国内事業会社 76 2 62 14 81.6% 14 0 14 0 100.0% 海外事業会社 73.1% 前年度末比増減 26 4 19 7 持分法会社 計 40 4 33 7 82.5% 事業会社 合計 116 6 95 21 81.9%