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ディスクミラーリングコントローラユーザーズガイド

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ディスクミラーリングコントローラユーザーズガイド
2
N8103−74
ディスクミラーリングコントローラ
ユーザーズガイド
856-840089-001- B
商標について
Windows Server 2003,Windows XP,Windows 2000,Windows NT は米国 Microsoft Corporation の米国および
その他の国における登録商標です。
FastTrak100LP,FastBuild,FastCheck は米国 Promise Technology,Inc.の登録商標です。
1.はじめに
この度は「N8103−74 ディスクミラーリングコントローラ」をお買い上げ頂きまことにありがとうご
ざいます。
ディスクミラーリングコントローラを正しくお使い頂くために、
「1-1.安全にかかわる表示」
「1-2.安全上の
ご注意」にある説明を読んだ後「1-3.使用上のご注意」を必ずお読みください。取り扱いの誤り、本書の記
載に添わない使用によって生じた故障は弊社の保証の対象外となりますのでご了承ください。
1-1.安全にかかわる表示
本書では危険の程度を表す言葉として、「警告」と「注意」という用語を使用しています。それぞれの
用語は次のような意味を持つものとして定義されています。
警告
指示を守らないと、人が死亡する、または重傷を負うおそれがあることを示します。
注意
指示を守らないと、火傷やけがなどを負うおそれや物的損害を負うおそれがあることを示
します。
表示は次の3種類の記号を使って表します。それぞれの記号は次のような意味を持つものとして定
義されています。
注意の喚起
この記号は指示を守らないと、危険が発生するおそれがあることを表します。記
号の中の絵表示は危険の内容を図案化したものです。
行為の禁止
この記号は行為の禁止を表します。記号の中の絵表示は、してはならない行為の
内容を図案化したものです。
行為の強制
この記号は行為の強制を表します。記号の中の絵表示は、しなければならない行
為の内容を図案化したものです。
注意の喚起
特定しない一般的な注意・警告を示しま
す。
高温による傷害を負うおそれがあるこ
とを示します。
感電のおそれがあることを示します。
火災のおそれがあることを示します。
行為の禁止
特定しない一般的な禁止を示します。
分解・改造の禁止を示します。
特定しない一般的な使用者の行為を指示
します。
電源プラグをコンセントから抜く行為
を指示します。
行為の強制
- 1 -
1-2.安全上のご注意
ディスクミラーリングコントローラを安全にお使いいただくために、ここで説明する注意事項をよ
く読んでご理解し、安全にご活用ください、記号の説明については「1-1.安全にかかわる表示」の説
明をご参照ください。
警告
人命に関わる業務や高度な信頼性を必要とする業務には使用しない
ディスクミラーリングコントローラは、医療機器、原子力設備や機器、航空宇宙機器、輸送設備
や機器など人命にかかわる設備や機器及び高度な信頼性を必要とする設備や機器などへの組み
込みや制御等の使用は意図されておりません。これら設備や機器、制御システムなどにディスク
ミラーリングコントローラを使用した結果、人身事故、財産損傷などが生じても弊社はいかなる
責任も負いかねます。
ご自分で分解、修理、改造はしない
本書に記載されている場合を除き、絶対に分解したり、修理・改造を行ったりしないでください。
故障の際はお買い求めの販売店または保守サービス会社にご連絡ください。
電源プラグを抜かずに取り扱わない
Express5800 シリーズに取り付ける際は、本体装置に添付の説明書をよくお読みになり、電源プ
ラグをコンセントから抜いて作業してください。また、ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしな
いでください。故障の原因となるばかりか感電するおそれがあります。
電源コードはプラグ部をもって引き抜いてください。コード部分を持って引き抜くと、コードの
被覆が破損し、漏電や感電のおそれがあります。
煙や異臭・異音がしたまま使用しない
万一、煙、異臭、異音などが生じた場合は、ただちに本体装置の電源を OFF にして電源プラグを
コンセントから抜いてください。そのまま使用すると火災の原因となります。
注意
高温に注意する
本体装置の電源を OFF にした直後は、装置内の部品が高温になっています。十分に冷めたことを
確認してから取り付け/取り外しを行ってください。
確実に接続する
本体装置に取り付ける際は確実に接続してください。中途半端に取り付けると接触不良を起こ
し、発煙や発火の原因となるおそれがあります。
携帯電話などを近くで使用しない
携帯電話やPHS、ポケットベルなどを近くで使用しないでください。電波による誤動作の原因
となります。
- 2 -
1-3.使用上のご注意
ディスクミラーリングコントローラを正しく動作させるために、次に示す注意事項をお守りくださ
い。これらの注意を無視した取り扱いをすると誤動作や故障の原因となります。
„
弊社が指定する Express5800 シリーズの本体装置、ハードディスクドライブ以外は接続しない
でください。接続可能な Express5800 シリーズの本体装置、ハードディスクドライブについて
は、ディスクミラーリングコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にお問い
合わせください。
„
ディスクミラーリングコントローラは大変静電気に弱い電子部品です。本体装置の金属フレー
ム部分などに触れて身体の静電気を逃がしてから取り扱ってください。また、ディスクミラー
リングコントローラの端子部分や部品を素手で触ったり、直接机の上に置いたりしないでくだ
さい。
„
ディスクミラーリングコントローラを落としたり物にぶつけたりしないでください、誤動作や
故障するおそれがあります。
„
本書及び「ソフトウェアユーザーズマニュアル」に記載されている説明をよくお読みになり、正
しく取り扱ってください。
„
ハードディスクドライブとの接続には添付のインタフェースケーブルを使用してください。
„
本体装置に接続する際は、本体装置に添付の説明書をよくお読みになり、PCI スロットに確実
に差し込んでください。
„
本体装置の PCI スロットにうまくディスクミラーリングコントローラを取り付けられないとき
は、いったんディスクミラーリングコントローラを取り外してから取り付けなおしてください。
過度の力を加えると破損するおそれがありますので注意してください。
1-4.仕様
項目
IDE コネクタ数
接続可能ハードディスク台数
外形寸法
重量
動作電圧
消費電力
動作時
動作環境
保管時
PCI バス
IDE バス形式
RAID レベル
仕様
2コネクタ
2台(各コネクタ1台ずつ)
122mm(幅)×122mm(奥行)×22mm(高さ)
0.062kg
5V
0.5VA
温度 5 ∼ 40℃
湿度 20 ∼ 80%
温度 0 ∼ 50℃
湿度 5 ∼ 90%
PCI Rev. 2.1 準拠
Ultra ATA/100
RAID 0,RAID 1
- 3 -
備考
結露しないこと
32bit(33MHz)
2.本書について
本書は、「N8103−74 ディスクミラーリングコントローラ」を正しくセットアップし、使用できるよう
にするための手引きです。製品を使用される前に本書をよくお読みになり、いつでも取り出せる場所に大切
に保管してください。製品の移設の際は必ず本書も一緒に移設してください。
2-1.本文中の記号
本文中では次の 3 つの記号を使用しています。それぞれの意味を示します。(「1-1.安全にかかわる
表示」については 1 ページをご参照ください)
重要
ディスクミラーリングコントローラを
取り扱う上で守らなければならない事
柄や特に注意すべき点を示します。
ヒント
知っておくと役に立つ情報や、便利な
ことなどを示します。
- 4 -
チェック
ディスクミラーリングコントローラを
取り扱う上で確認しておく必要がある
点を示します。
2-2.目次
1.はじめに .......................................................................... 1
1-1.安全にかかわる表示........................................................... 1
1-2.安全上のご注意 .............................................................. 2
1-3.使用上のご注意 .............................................................. 3
1-4.仕様 ........................................................................ 3
2.本書について ...................................................................... 4
2-1.本文中の記号 ................................................................ 4
2-2.目次 ........................................................................ 5
3.まえがき .......................................................................... 6
3-1.ディスクミラーリングコントローラの概要 ....................................... 6
3-2.RAID 0(ストライピング)について ............................................. 6
3-3.RAID 1(ミラーリング)について ............................................... 6
4.構成品 ............................................................................ 7
5.各部の名称と機能 .................................................................. 8
6.セットアップの概要 ................................................................ 9
7.ボードの取り付け ................................................................. 10
7-1.ボードの取り付け ........................................................... 11
7-2.ボードの取り外し ........................................................... 14
8.アレイの設定 ..................................................................... 15
8-1.FastBuild Utility .......................................................... 15
8-1-1.Main Menu........................................................... 15
8-1-2.Auto Setup.......................................................... 17
8-1-3.View Drive Assignments .............................................. 17
8-1-4.Define Array........................................................ 18
8-1-5.Delete Array........................................................ 19
8-1-6.Rebuild Array....................................................... 20
8-1-7.Controller Configuration ............................................ 21
8-2.アレイ構成のコンフィグレーション ............................................ 22
8-2-1.RAID 0 (ストライピング)構成の設定方法 ............................... 23
8-2-2.RAID 1 (ミラーリング)構成の設定方法 ................................. 27
9.運用・保守 ....................................................................... 32
9-1.運用上の注意 ............................................................... 32
9-1-1.大容量ハードディスクドライブ接続における注意事項 .................... 32
9-1-2.無停電電源装置(UPS)をご使用されている場合の注意事項 ................. 33
9-1-3.RAID 0 (ストライピング)構成の注意事項 ............................... 33
9-1-4.RAID 1 (ミラーリング)構成の注意事項 ................................. 33
9-1-5.RAID 1 (ミラーリング)構成でのシンクロナイズ機能 ..................... 34
9-1-6.ハードディスクドライブを流用する際の注意事項 ........................ 36
9-2.保守における注意 ........................................................... 38
9-2-1.ハードディスクドライブ交換時の取り扱い注意事項 ...................... 38
9-3.障害発生時の対応 ........................................................... 38
9-3-1.運用における障害発生時の対応 ........................................ 38
9-3-2.リビルド実行時における障害発生時の対応 .............................. 39
9-3-3.シンクロナイズ実行時における障害発生時の対応 ........................ 41
9-3-4.その他の障害発生時の対応 ............................................ 41
9-4.ハードディスクドライブの交換 ................................................ 42
9-4-1.RAID 0 (ストライピング)構成でのハードディスクドライブの交換 ......... 42
9-4-2.RAID 1 (ミラーリング)構成でのハードディスクドライブの交換 ........... 45
9-5.困ったときの処理 ........................................................... 48
10.保証 ............................................................................ 57
11.交換・修理 ...................................................................... 57
12.第三者への譲渡 .................................................................. 57
13.廃棄 ............................................................................ 57
- 5 -
3.まえがき
3-1.ディスクミラーリングコントローラの概要
「N8103−74 ディスクミラーリングコントローラ」は、ディスクアクセス性能/データ信頼性
を向上させるために用意されたオプションの PCI ボードです。
ディスクミラーリングコントローラを本体装置内の HDD ベイに取り付けているハードディスクド
ライブと接続することにより、RAID0(ストライピング)または RAID1(ミラーリング)の機能を使用す
ることができます。
重要
z
z
z
z
アレイ構成を設定するには2台の IDE ハードディスクドライブが必要です。
ハードディスクドライブは2台とも、同容量/同回転数(同一Nコード)の製品を使用してく
ださい。
接続可能なハードディスクドライブについては、ディスクミラーリングコントローラを購入
された販売店または保守サービス会社にお問い合わせください。
システムをアレイ構成に変更する場合や、RAID レベルを変更する場合は、ハードディスクド
ライブ内のデータのバックアップを取ってからボードの取り付けやアレイ構成の設定を行
ってください。
3-2.RAID 0(ストライピング)について
複数のハードディスクドライブに対してデータを分割して記録する方法です。この方法を「ストライ
ピング」と呼びます。各ハードディスクドライブに一括してアクセスできるため、ハードディスクド
ライブを単体で使用しているときと比較してディスクアクセスの性能を向上させることができます。
z
ヒント
z
この機能の特徴はデータを分割して複数のハードディスクドライブに記録することにより、
複数のハードディスクドライブを並行アクセスするため、単体ディスクと比べてディスクア
クセス性能が向上します。ただし、データに冗長性はありません。このため、アレイを構成
しているハードディスクドライブが1台でも故障するとデータの復旧ができません。
アレイの論理容量は、接続されたハードディスクドライブのうち容量が小さい方の整数倍と
なります。例えば、20GByte と 20GByte のハードディスクドライブで RAID0 を構成した場合
の論理容量は 40GByte となりますが、18GByte と 20GByte のハードディスクドライブで RAID0
を構成した場合の論理容量は 18GByte の2倍の 36GByte となります。
3-3.RAID 1(ミラーリング)について
2台のハードディスクドライブに対して同じデータを記録する方法です。この方法を「ミラーリン
グ」と呼びます。1台のハードディスクドライブにデータを記録するときに同時にもう一方のハード
ディスクドライブに同じデータが記録されます。使用中に1台のハードディスクドライブが故障し
ても同じ内容が記録されているもう一方のハードディスクドライブを代わりとして使用することが
できるため、システムをダウンすることなく運用できます。
z
ヒント
z
この機能の特徴は、複数のハードディスクドライブに対して同一のデータを記録することに
より、データを二重化し、冗長性を持たせます。ただし、複数のハードディスクドライブに
対してデータのリード/ライトを行うため、単体ディスクに比べてディスクアクセス性能は
劣ります
アレイの論理容量は、接続されたハードディスクドライブのうち容量が小さい方と同等とな
ります。例えば、20GByte と 20GByte のハードディスクドライブで RAID1 を構成した場合の
論理容量は 20GByte となりますが、18GByte と 20GByte のハードディスクドライブで RAID1
を構成した場合の論理容量は 18GByte と同等の 18GByte となります。
- 6 -
4.構成品
梱包箱には次のものが入っています、ご確認ください。
万一、不足や破損しているものがありましたら、購入された販売店にご連絡ください。
z
ヒント
製品に添付されているインタフェースケーブルの形状は、イラストと異なる場合があり
ますが、機能・性能に影響はありません。
項番
品名
数量
備考
1
ディスクミラーリングコントローラ
1
2
ロープロファイル PCI ブラケット
1
3
インタフェースケーブル
2
4
ソフトウェア添付品
1
ドライバ/ユーティリティを収録したメディアと
ソフトウェアユーザーズマニュアルのセット
5
ユーザーズガイド
1
本書
6
保証書
1
- 7 -
5.各部の名称と機能
ディスクミラーリングコントローラの各部の名称を次に示します。
① IDE コネクタ1
添付のインタフェースケーブル経由でハードディスクドライブを接続する為のコネクタ。後
述の BIOS ユーティリティ「FastBuild Utility」のメニュー内で表示される項目の 「Channel
1」 に対応。
② IDE コネクタ2
添付のインタフェースケーブル経由でハードディスクドライブを接続する為のコネクタ。後
述の BIOS ユーティリティ「FastBuild Utility」のメニュー内で表示される項目の 「Channel
2」 に対応。
③ ブラケット
本体装置の増設スロットへ固定するためのブラケット。
④ PCI バス接続部
本体装置のPCIスロットに接続する端子。
⑤ LED ピン
本体装置のディスクアクセスランプコネクタを接続する端子。
- 8 -
6.セットアップの概要
ディスクミラーリングコントローラのセットアップの流れを次に示します。
z
重要
ディスクミラーリングコントローラを接続する Express5800 シリーズの本体装置が、ワーク
ステーションモデルかサーバモデルかによって、また、Express5800 シリーズの本体装置に
添付の CD-ROM「EXPRESSBUILDER」のバージョンによって、セットアップ手順が異なりますので
添付の「ソフトウェアユーザーズマニュアル」に記載のセットアップ方法を参照してくださ
い。
「ユーザーズガイド」
での説明範囲
セットアップ開始
ボードの取り付け
z
アレイの設定
(→ 11ページ)
本体装置にディスクミラーリングコントローラとハード
ディスクドライブを増設して、両者を添付のインタフェー
スケーブルで接続します。
(→ 15ページ)
z
ディスクミラーリングコントローラに接続したハードデ
ィスクドライブに対し、アレイ構成(RAID0 または RAID1)
を設定します。
「ソフトウェア
ユーザーズマニュアル」
での説明範囲
ソフトウェアのセットアップ
z
添付の「ソフトウェアユーザーズマニュアル」に従いドラ
イバ/OS/ユーティリティをインストールします。
セットアップ終了
- 9 -
7.ボードの取り付け
z
重要
z
内蔵オプションの取り付け/取り外しはユーザー個人でも行えますが、専門的な知識をもっ
た保守サービス会社の保守員に取り付け/取り外しを行わせるようお勧めします。
内蔵オプションの取り付け/取り外し方法は、本体装置により異なりますので必ず本体装置
に添付の説明書をお読みください。
警告
電源プラグを抜かずに取り扱わない
本体装置に取り付ける際は、本体装置に添付の説明書をよくお読みになり、電源プラグをコンセ
ントから抜いて作業してください。また、ぬれた手で電源プラグの抜き差しをしないでください。
故障の原因となるばかりか感電するおそれがあります。
電源コードはプラグ部をもって引き抜いてください。コード部分を持って引き抜くと、コードの
被覆が破損し、漏電や感電のおそれがあります。
注意
高温に注意する
本体装置の電源を OFF にした直後は、装置内の部品が高温になっています。十分に冷めたことを
確認してから取り付け/取り外しを行ってください。
確実に接続する
本体装置に取り付ける際は確実に接続してください。中途半端に取り付けると接触不良を起こ
し、発煙や発火の原因となるおそれがあります。
- 10 -
7-1.ボードの取り付け
次に示す手順で、ディスクミラーリングコントローラとハードディスクドライブを本体装置に取り
付けてください。
1.
本体装置の電源が OFF(POWER ランプ消灯)になっていることを確認し、電源コードをコンセン
トから引き抜きます。
z
重要
本体装置の電源が ON(POWER ランプ点灯)になっている場合は、OS の電源 OFF の処理を
行った後、電源コードをコンセントから引き抜いてください。
2.
本体装置のカバーを取り外します。
3.
本体装置にハードディスクドライブを2台取り付けます。
z
重要
z
z
チェック
4.
ハードディスクドライブの取り付け/取り外し方法は、本体装置により異なりますので
必ず本体装置に添付の説明書をお読みください。
ディスクミラーリングコントローラとの接続には添付のインタフェースケーブルを使
用します。ハードディスクドライブに接続していたインタフェースケーブルは取り外
して、大切に保管しておいてください。
ハードディスクドライブの動作モードは2台とも「MASTER」、または「SINGLE」に設定し
てください。すでに取り付けているハードディスクドライブについては、いったん取
り外して設定を確認してください。
ディスクミラーリングコントローラを取り付ける PCI スロットに応じてブラケットを交換しま
す。
z
チェック
ご購入時は標準サイズの PCI ブラケットが装着されていますので、必要に応じて添付
されているロープロファイル PCI ブラケットと交換してください。
<ブラケットの取り外し>
- 11 -
<ブラケットの取り付け>
5.
本体装置の PCI スロットへディスクミラーリングコントローラを取り付けます。
z
PCI ボードの取り付け/取り外し方
法、ディスクミラーリングコントロ
ーラを取り付けることができる PCI
スロットの位置は本体装置により異
なりますので必ず本体装置に添付の
説明書をお読みください。
z
本体装置の PCI スロットにうまくデ
ィスクミラーリングコントローラを
取り付けられないときは、いったん
ディスクミラーリングコントローラ
を取り外してから取り付けなおして
ください。過度の力を加えると破損
するおそれがありますので注意して
ください。
重要
6.
本体装置のマザーボードから「HDD LED」と印刷されたケーブルコネクタ(ディスクアクセスラン
プコネクタ)を取り外し、ディスクミラーリングコントローラの LED ピンに接続します。
z
ディスクアクセスランプコネクタの有無、取り付け/取り外し方法は、本体装置により
異なりますので必ず本体装置に添付の説明書をお読みください。
z
ディスクミラーリングコントローラ上には4つの LED ピンがありますが、ディスクア
クセスランプコネクタのピン数により接続方法が異なります。
重要
チェック
<コネクタが2ピンタイプの場合>
<コネクタが3ピンタイプの場合>
- 12 -
7.
添付のインタフェースケーブルを使用してディスクミラーリングコントローラとハードディ
スクドライブを接続します。
z
ディスクミラーリングコントローラ
上には2つの IDE コネクタがありま
すが、必ず1つのコネクタに対して
1台ずつハードディスクドライブを
接続してください。
どちらの IDE コネクタにどのハード
ディスクドライブを接続するか本体
装置に添付の説明書に記載がある場
合は指示に従ってください。
重要
z
z
添付のインタフェースケーブルのタグに「SYSTEM」と印刷されている青色のコネクタを
ディスクミラーリングコントローラに接続し、タグに「MASTER」と印刷されている黒色
のコネクタをハードディスクドライブに接続してください。
チェック
z
ヒント
8.
製品に添付されているインタフェースケーブルの形状は、イラストと異なる場合が
ありますが、機能・性能に影響はありません。
本体装置を組み立てます。
z
重要
内蔵オプションの取り付け/取り外し後は、マザーボードの BIOS セットアップが必要
な場合がありますので、本体装置に添付の説明書をお読みください。
- 13 -
7-2.ボードの取り外し
次に示す手順で、ディスクミラーリングコントローラとハードディスクドライブを本体装置から取
り外してください。
1.
本体装置の電源が OFF(POWER ランプ消灯)になっていることを確認し、電源コードをコンセン
トから引き抜きます。
z
重要
本体装置の電源が ON(POWER ランプ点灯)になっている場合は、OS の電源 OFF の処理を
行った後、電源コードをコンセントから引き抜いてください。
2.
本体装置のカバーを取り外します。
3.
ディスクミラーリングコントローラとハードディスクドライブを接続しているインタフェー
スケーブルを取り外します。
z
重要
インタフェースケーブルを取り外す際は、必ずコネクタについているプルリングをつ
かんで抜いてください。ケーブル自体を引っ張ると断線の原因となります。
4.
ディスクミラーリングコントローラを取り外します。
5.
ハードディスクドライブを取り外し、動作モードを設定します。
6.
ハードディスクドライブを取り付け、標準で装備されていたハードディスクドライブ用のイン
タフェースケーブルをハードディスクドライブに接続します。
z
重要
7.
ハードディスクドライブの取り付け/取り外し方法は、本体装置により異なりますので
必ず本体装置に添付の説明書をお読みください。
本体装置を組み立てます。
z
重要
内蔵オプションの取り付け/取り外し後は、マザーボードの BIOS セットアップが必要
な場合がありますので、本体装置に添付の説明書をお読みください。
- 14 -
8.アレイの設定
8-1.FastBuild Utility
「FastBuild Utility」は、ディスクミラーリングコントローラ上に搭載されている BIOS から起動す
ることができるユーティリティでアレイに対する各種の設定を行うことができます。
8-1-1.Main Menu
「FastBuild Utility」を起動すると最初に表示されるメニューです。ここから各種の設定を行うため
のメニューを表示することができます。
„
[Main Menu]の画面表示
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Main Menu ]
Auto Setup..............................................................[ 1 ]
View Drive Assignments .........................................[ 2 ]
Define Array............................................................[ 3 ]
Delete Array............................................................[ 4 ]
Rebuild Array ..........................................................[ 5 ]
Controller Configuration..........................................[ 6 ]
[ Keys Available ]
Press 1..6 to Select Option
[ESC] Exit
[Auto Setup]
このメニューは使用しません。
[View Drive Assignments]
ハードディスクドライブの状態を確認することができます。
[Define Array]
アレイ構成を設定することができます。
[Delete Array]
アレイ構成を削除することができます。
[Rebuild Array]
アレイ構成をリビルドすることができます。
[Controller Configuration]
エラー検出時の動作設定と、システムリソースを確認することができます。
- 15 -
„
[Main Menu]の起動方法
1.
本体装置の電源を ON にするとディスプレイ装置に POST 画面または「NEC」ロゴが表示され
ます。
2.
しばらくすると、ディスクミラーリングコントローラの BIOS 画面が表示されます。
FastTrak LP BIOS Version 2.00.0070.xx
(c) 1995-2001 Promise Technology, Inc. All Rights Reserved.
No array defined . . .
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
Press <ESC> key to continue booting the system…
3.
<Ctrl>キーを押しながら<F>キーを押すと「FastBuild Utility」が起動して、[Main Menu]
が表示されます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Main Menu ]
Auto Setup..............................................................[ 1 ]
View Drive Assignments .........................................[ 2 ]
Define Array............................................................[ 3 ]
Delete Array............................................................[ 4 ]
Rebuild Array ..........................................................[ 5 ]
Controller Configuration..........................................[ 6 ]
[ Keys Available ]
Press 1..6 to Select Option
4.
„
[ESC] Exit
数字キーの<1>∼<6>キーを押して各機能のメニューを表示させます。(テンキーの数字キ
ーは使用できません。)
[Main Menu]の終了方法
1.
[Main Menu]が表示されているときに<ESC>キーを押すと「FastBuild Utility」の終了を確
認する下記のメッセージが表示されます。
System is going to REBOOT!
Are You Sure?
Y - Reboot / Any Key – Back
2.
<Y>キーを押すと「FastBuild Utility」は終了し、システムが再起動されます。
- 16 -
8-1-2.Auto Setup
このメニューは使用しません。
重要
z
z
このメニューを選択した場合は<ESC>キーを押して[Main Menu]に戻ってください。
誤ってこのメニューからアレイの設定を行った場合は、設定したアレイ構成を[Delete
Array]で削除した後、[Define Array]で再度アレイの設定を行ってください。
8-1-3.View Drive Assignments
ハードディスクドライブの状態を確認することができます。
„
[View Drive Assignmnets]の画面表示
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ View Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
Free
Free
[ Keys Available ]
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
Mode (P = PIO,
D = DMA,
U = UDMA)
Channel
ボード上の2つの IDE コネクタ1/2に対応しています。
ID
ハードディスクドライブの動作モードを示しています。
Drive Model
ハードディスクドライブのモデル名を示しています。
Capacity
ハードディスクドライブの論理容量を示しています。
Assignment
アレイの構成状態を示しています。
Free
Array1
:
:
アレイ構成が設定されていないことを示しています。
アレイ構成が設定されていることを示しています。
Mode
-
ハードディスクドライブの転送モードを示しています。
- 17 -
Mode
U5
U5
8-1-4.Define Array
アレイ構成を設定することができます。また、アレイ構成が設定されている場合にはアレイの構成
状態を確認することもできます。
„
[Define Array]の画面表示
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Delete Array Menu ]
*
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Mirror
----------
Total Drv
2
----------
Capacity(MB)
20000
----------
Status
Functional
----------
[ Keys Available ]
Note: * -- Bootable Array
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
[Enter] Select
[Space] Change Boot Drive
Array No
構成されているアレイセットを示しています。
RAID Mode
アレイの構成内容を示しています。
Stripe
:
Mirror
:
RAID0(ストライピング)構成にてアレイが設定されていること
を示しています。
RAID1(ミラーリング)構成にてアレイが設定されていることを
示しています。
Total Drv
ハードディスクドライブの数量を示しています。
Capacity
アレイ構成での論理容量を示しています。
Status
アレイの構成状態を示しています。
„
Functional
Critical
:
:
Offline
:
アレイ構成が正常に機能していることを示しています。
アレイを構成しているハードディスクドライブの1台に何ら
かの異常が発生していることを示しています。
アレイ構成が正常に機能していないことを示しています。
[Define Array]の操作方法
操作方法の手順は後述の「8-2.アレイ構成のコンフィグレーション」にて詳しく説明します。
- 18 -
8-1-5.Delete Array
アレイ構成の設定を削除することができます。
„
[Delete Array]の画面表示
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Delete Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Mirror
----------
Total Drv
2
----------
Capacity(MB)
20000
----------
Status
Functional
----------
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
重要
z
„
[↓] Down
[ESC] Exit
[Del] Delete
アレイの削除を行うと、アレイの設定情報とともにデータもクリアされます。ハード
ディスクドライブ内に大切なデータがある場合は、必ずバックアップを行ってくださ
い。
ディスクミラーリングコントローラはアレイ構成の管理情報をハードディスクドライ
ブ上に保存しています。このため、アレイ構成の管理情報が残っているハードディス
クドライブを接続した場合、アレイの設定や OS のインストールが正しく行えない場合
がありますので、アレイの削除は必ず実施してください。
[Delete Array]の操作方法
1.
[Delete Array Menu] 枠内の「Array 1」項目を<↑>または<↓>キーを押してハイライトで示
します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Delete Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Mirror
----------
Total Drv
2
----------
Capacity(MB)
20000
----------
Status
Functional
----------
[ Keys Available ]
[↑] Up
2.
[↓] Down
[ESC] Exit
[Del] Delete
<Del>キーを押すと、次の確認メッセージが表示されます。
Are you sure you want to delete this array?
Press Ctrl-Y to Delete, or others to abort..
3.
<Ctrl>キーを押しながら<Y>キーを押すと、アレイ構成が削除されます。
4.
以上でアレイの削除は終了です。<ESC>キーを押すと、[Main Menu]へ戻ります。
- 19 -
8-1-6.Rebuild Array
アレイ構成をリビルド(再構築)することができます。アレイ構成を RAID1(ミラーリング)構成で構
築した場合に1台のハードディスクドライブに故障が発生してハードディスクドライブを交換した
際、アレイ構成のリビルド(再構築)を行うことができます。
„
[Rebuild Array]の画面表示
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Rebuild Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Mirror
----------
Total Drv
2
----------
Capacity(MB)
20000
----------
Status
Critical
----------
[ Keys Available ]
[↑] Up
„
[↓] Down
[ESC] Exit
[Enter] Select
[Rebuild Array]の操作方法
操作方法の手順は後述の「9-4-2.RAID1(ミラーリング)構成でのハードディスクドライブの交
換」にて詳しく説明します。
- 20 -
8-1-7.Controller Configuration
エラー検出時の動作設定と、システムリソースの確認をすることができます。
„
[Controller Configuration]の画面表示
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
Halt On Error
:
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Adapter Configuration – Options ]
Disable
[ System Resources Configuration ]
Channel…1
Channel…2
Interrupt
Interrupt
:
:
5
5
I/O Port
I/O Port
:
:
ECC8
ECD0
[ Keys Available ]
[ ←, →, Space ] Change Option
[ESC] Exit
Halt On Error
-
エラーを検出した時にその後どうするか設定することができます。
Enable
:
Disable
:
システムブート中にディスクミラーリングコントローラの
BIOS が何らかのエラーを検出した場合に、BIOS 画面上でエラ
ーを表示してブート処理を停止します。ブート処理を続行させ
るには、<ESC>キーを押す必要があります。
システムブート中にディスクミラーリングコントローラの
BIOS が何らかのエラーを検出した場合に、BIOS 画面上でエラ
ーを表示後、ブート処理を続行します。
<エラー検出時の表示例>
ID
MODE
SIZE
TRACK-MAPPING
STATUS
=======================================================
1
2+0 Stripe
40833M
4964/255/63
Off Line
Problem is detected with Array :
1
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
Press <ESC> to continue booting…
System Resources Configuration
ディスクミラーリングコントローラが使用する、PCI スロットの割り込み番
号と I/O ポートアドレスを確認することができます。
„
[Controller Configuration]の操作方法
1.
[Halt On Error]項目の値を<←>、<→>または<Space>キーを押して「Enable」または
「Disable」に設定します。
2.
以上でエラー検出時の動作設定は終了です。<ESC>キーを押すと、[Main Menu]へ戻ります。
- 21 -
8-2.アレイ構成のコンフィグレーション
アレイ構成のコンフィグレーションの流れを次に示します。それぞれの作業の操作方法についは後
述の各章にて詳しく説明します。
アレイ構成の設定開始
「FastBuild Utility」の起動
アレイ構成の変更?
NO
YES
[Delete Array]によるアレイ構成の削除
z
既存のアレイ構成を削除する。
[View Drive Assignments]によるハードディスクドライブの状態確認
z
接続したハードディスクドライブが 「Channel 1/2」にそれぞれ接続されており、
「Assignment」項目の値が2台とも 「Free」であることを確認する。
[Define Array]によるアレイ構成の設定
z
RAID レベルを設定する。
- RAID0 (ストライピング) または RAID1 (ミラーリング)
[Controller Configuration]によるエラー検出時の設定
z
エラー検出時に BIOS 画面でブート処理を停止させる場合は、「Halt On Error」項目の値
を「Enable」に設定する。
「FastBuil Utility」の終了
アレイ構成の設定終了
- 22 -
8-2-1.RAID 0 (ストライピング)構成の設定方法
1.
「FastBuild Utility」を起動します。
z 本体装置の電源を ON にするとディスプレイに POST 画面または「NEC」ロゴが表示されます。
z
しばらくすると、ディスクミラーリングコントローラの BIOS 画面が表示されます。
FastTrak LP BIOS Version 2.00.0070.xx
(c) 1995-2001 Promise Technology, Inc. All Rights Reserved.
No array defined . . .
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
Press <ESC> key to continue booting the system…
z
<Ctrl>キーを押しながら<F>キーを押して「FastBuild Utility」を起動します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Main Menu ]
Auto Setup..............................................................[ 1 ]
View Drive Assignments .........................................[ 2 ]
Define Array............................................................[ 3 ]
Delete Array............................................................[ 4 ]
Rebuild Array ..........................................................[ 5 ]
Controller Configuration..........................................[ 6 ]
[ Keys Available ]
Press 1..6 to Select Option
2.
[ESC] Exit
[View Drive Assignments]にてハードディスクドライブの接続状態を確認します。
z [Main Menu]から<2>キーを押して[View Drive Assignments]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ View Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
Free
Free
Mode
U5
U5
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
重要
[↓] Down
[ESC] Exit
Mode (P = PIO,
D = DMA,
U = UDMA)
ディスクミラーリングコントローラはアレイ構成の管理情報をハードディスクドライ
ブ上に保存しています。このため、N8503−51/N8503−58/N8103
−58 ディスクミラーリングコントローラで使用していたハードディスクドライブ
や、N8103−74 ディスクミラーリングコントローラで使用していたハードディ
スクドライブをアレイ構成の削除を行わずに流用すると正常に動作しない場合があり
ます。アレイ構成を設定する前に[View Drive Assignments]にて「Capacity」項目の
値が正しく表示されていなかったり、「Assignment」項目の値が「Free」以外に表示さ
れた場合は「9-1.運用上の注意」に示す手順(9-1-6.)で管理情報を削除してから、アレ
イ構成の設定を行ってください。
- 23 -
3.
z
各 Channel に接続したハードディスクドライブが表示されていることを確認します。
z
<ESC>キーを押して[Main Menu]に戻ります。
[Define Array]にて RAID0 (ストライピング)によるアレイを構築します。
z [Main Menu]から<3>キーを押して[Define Array]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
-------------
Total Drv
-------------
Capacity(MB)
-------------
Status
-------------
[ Keys Available ]
Note: * -- Bootable Array
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
z
[Space] Change Boot Drive
[Define Array Menu]枠内の「Array 1」項目を<↑>または<↓>キーを押してハイライトで示し、
<Enter>キーを押します。
z
重要
z
[Enter] Select
「Array」の設定項目は「Array 1∼4」までありますが、「Array 1」以外は選択しないでく
ださい。
「RAID Mode」項目の値を<Space>キーを押して「Stripe」に設定します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
No
1
Stripe Block :
RAID Mode
Stripe
Total Drv
0
Status
Functional
64 KB
Gigabyte Boundary :
OFF
[ Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
N
N
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
[↓] Down
[ESC] Exit
[Space] Change Option
[Ctrl-Y] Save
「Stripe Block」項目の値は変更可能ですが、「64 KB」以外には設定しないでください。
重要
- 24 -
z
<↓>キーを押して[View Drives Assignments]枠内に移動し、使用するハードディスクドラ
イブの「Assignment」項目の値を<Space>キーを押して「Y」に設定します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
No
1
Stripe Block :
RAID Mode
Stripe
Total Drv
2
Status
Functional
64 KB
Gigabyte Boundary :
OFF
[ Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
Y
Y
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
[↓] Down
[ESC] Exit
[Space] Change Option
[Ctrl-Y] Save
<Ctrl>キーを押しながら<Y>キーを押して、[Define Array]メニューへ戻ります。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
*
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Stripe
----------
Total Drv
2
----------
Capacity(MB)
40833
----------
Status
Functional
----------
[ Keys Available ]
Note: * -- Bootable Array
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
z
4.
[Enter] Select
[Space] Change Boot Drive
<ESC>キーを押して[Main Menu]に戻ります。
BIOS 画面にてアレイが正常に構成されていることを確認します。
z [Main Menu]で<ESC>キーを押すと「FastBuild Utility」の終了を確認するメッセージが表
示されます。
System is going to REBOOT!
Are You Sure?
Y - Reboot / Any Key – Back
- 25 -
z
<Y>キーを押してシステムを再起動させて、BIOS 画面でアレイが正常に構成されているこ
とを確認します。
ID
MODE
SIZE
TRACK-MAPPING
STATUS
========================================================
1*
2+0 Stripe
40833M
4964/255/63
Functional
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
z
チェック
5.
RAID0 (ストライピング)構成が正常に設定されている場合にはディスクミラーリン
グコントローラの BIOS 画面の「MODE」項目の値が「Stripe」、「STATUS」項目の値が
「Functional」と表示されます。
[Controller Configuration]にてエラー検出時の動作を設定します。
z [Main Menu]から<6>キーを押して[Controller Configuration]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Adapter Configuration – Options ]
Halt On Error
:
Disable
[ System Resources Configuration ]
Channel…1
Channel…2
Interrupt
Interrupt
:
:
5
5
I/O Port
I/O Port
:
:
ECC8
ECD0
[ Keys Available ]
[ ←, →, Space ] Change Option
[ESC] Exit
z
「Halt On Error」項目の値を必要に応じて設定します。
z
<ESC>キーを押して[Main Menu]に戻ります。
z
以上で RAID0 (ストライピング)構成の設定は終了です。この後、添付の「ソフトウェアユ
ーザーズマニュアル」を参照して OS のインストールを行います。
- 26 -
8-2-2.RAID 1 (ミラーリング)構成の設定方法
1.
「FastBuild Utility」を起動します。
z 本体装置の電源を ON にするとディスプレイ装置に POST 画面または「NEC」ロゴが表示され
ます。
z
しばらくすると、ディスクミラーリングコントローラの BIOS 画面が表示されます。
FastTrak LP BIOS Version 2.00.0070.xx
(c) 1995-2001 Promise Technology, Inc. All Rights Reserved.
No array defined . . .
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
Press <ESC> key to continue booting the system…
z
<Ctrl>キーを押しながら<F>キーを押して「FastBuild Utility」を起動します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Main Menu ]
Auto Setup..............................................................[ 1 ]
View Drive Assignments .........................................[ 2 ]
Define Array............................................................[ 3 ]
Delete Array............................................................[ 4 ]
Rebuild Array ..........................................................[ 5 ]
Controller Configuration..........................................[ 6 ]
[ Keys Available ]
Press 1..6 to Select Option
2.
[ESC] Exit
[View Drive Assignments]にてハードディスクドライブの接続状況を確認します。
z [Main Menu]から<2>キーを押して[View Drive Assignments]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ View Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
Free
Free
Mode
U5
U5
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
重要
[↓] Down
[ESC] Exit
Mode (P = PIO,
D = DMA,
U = UDMA)
ディスクミラーリングコントローラはアレイ構成の管理情報をハードディスクドライ
ブ上に保存しています。このため、N8503−51/N8503−58/N8103
−58 ディスクミラーリングコントローラで使用していたハードディスクドライブ
や、N8103−74 ディスクミラーリングコントローラで使用していたハードディ
スクドライブをアレイ構成の削除を行わずに流用すると正常に動作しない場合があり
ます。アレイ構成を設定する前に[View Drive Assignments]にて「Capacity」項目の
値が正しく表示されていなかったり、「Assignment」項目の値が「Free」以外に表示さ
れた場合は「9-1.運用上の注意」に示す手順(9-1-6.)で管理情報を削除してから、アレ
イ構成の設定を行ってください。
- 27 -
3.
z
各 Channel に接続したハードディスクドライブが表示されていることを確認します。
z
<ESC>キーを押して[Main Menu]に戻ります。
[Define Array]にて RAID1 (ミラーリング)によるアレイを構築します。
z [Main Menu]から<3>キーを押して[Define Array]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
-------------
Total Drv
-------------
Capacity(MB)
-------------
Status
-------------
[ Keys Available ]
Note: * -- Bootable Array
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
z
[Space] Change Boot Drive
[Define Array Menu] 枠内の 「Array 1」 項目を<↑>または<↓>キーを押してハイライトで
示し、<Enter>キーを押します。
z
重要
z
[Enter] Select
「Array」の設定項目は 「Array 1∼4」 までありますが、「Array 1」以外は選択しないで
ください。
「RAID Mode」項目の値を<Space>キーを押して「Mirror」に設定します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
No
1
Stripe Block :
RAID Mode
Mirror
Total Drv
0
Status
Functional
Not Available
Gigabyte Boundary :
ON
[ Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
N
N
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
重要
[↓] Down
[ESC] Exit
[Space] Change Option
[Ctrl-Y] Save
「Gigabyte Boundary」項目の値は変更可能ですが、「ON」以外には設定しないでくださ
い。
- 28 -
z
<↓>キーを押して[View Drives Assignments]枠内に移動し、使用するハードディスクドラ
イブの「Assignment」項目の値を<Space>キーを押して「Y」に設定します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
No
1
Stripe Block :
RAID Mode
Mirror
Total Drv
2
Status
Functional
Not Available
Gigabyte Boundary :
ON
[ Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
Y
Y
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
[↓] Down
[ESC] Exit
[Space] Change Option
[Ctrl-Y] Save
<Ctrl>キーを押しながら<Y>キーを押すと、次の確認メッセージが表示されます。
Do you want the disk image to be
duplicated to another? (Yes/No)
Y - Create and Duplicate
N - Create Only
z
この設定は必ず<Y>を選択してください。
重要
z
<Y>キーを押すと、次のメニューが表示されます。<↓>キーを押して「Source Disk」(コピー
元)とするハードディスクドライブをハイライトで示します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Source Disk ]
Channel :
ID
---------
Drive Model
---------
Capacity (MB)
---------
[ Target Disk ]
Channel :
ID
---------
Drive Model
---------
Capacity (MB)
---------
[ Please Select A Source Disk ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
重要
z
[↓] Down
[ESC] Exit
[Enter] Select
「Source Disk」(コピー元)とするハードディスクドライブは、2台とも新規に購入した
ハードディスクドライブを使用する場合はどちらを選択しても問題ありませんが、故
障などによりハードディスクドライブを交換した場合は、正常なハードディスクドラ
イブ(交換していない側)を「Source Disk」(コピー元)として選択してください。
選択を誤ると、正常なハードディスクドライブ内のデータが消失してしまいますので
十分注意してください。
- 29 -
z
<Enter>キーを押すと、次の確認メッセージが表示されます。
Start to duplicate the image…
Do you want to continue? (Yes/No)
Y – Continue, N – Abort
z
<Y>キーを押すと、次のメッセージが表示され、ディスクイメージのコピーが始まります。
Please Wait While Duplicating The Image
10% Completed
z
インジケータの進行速度は、ハードディスクドライブの容量によって異なります。
ヒント
z
完了すると次のメッセージが表示されます。
Disk duplication Completed…
Any Key to Reboot the System!
4.
BIOS 画面にてアレイが正常に構成されていることを確認します。
z 何れかキーを押すと「FastBuild Utility」は終了し、システムが再起動されます。
z
BIOS 画面でアレイが正常に構成されていることを確認します。
ID
MODE
SIZE
TRACK-MAPPING
STATUS
========================================================
1*
1x2 Mirror
20000M
2431/255/63
Functional
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
z
チェック
RAID1 (ミラーリング)構成が正常に設定されている場合にはディスクミラーリング
コントローラの BIOS 画面の「MODE」項目の値が「Mirror」、「STATUS」項目の値が
「Functional」と表示されます。
- 30 -
5.
[Controller Configuration]にてエラー検出時の動作を設定します。
z [Main Menu]から<6>キーを押して[Controller Configuration]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Adapter Configuration – Options ]
Halt On Error
:
Disable
[ System Resources Configuration ]
Channel…1
Channel…2
Interrupt
Interrupt
:
:
5
5
I/O Port
I/O Port
:
:
ECC8
ECD0
[ Keys Available ]
[ ←, →, Space ] Change Option
[ESC] Exit
z
「Halt On Error」項目の値を必要に応じて設定します。
z
<ESC>キーを押して[Main Menu]に戻ります。
z
以上で RAID1 (ミラーリング)構成の設定は終了です。この後、添付の「ソフトウェアユー
ザーズマニュアル」を参照して OS のインストールを行います。
- 31 -
9.運用・保守
ディスクミラーリングコントローラを常にベストな状態でお使いになるために、ここで説明する確認や保守
を定期的に行ってください。万一、異常が見られた場合は、無理な操作をせずに保守サービス会社に保守を
依頼してください。
9-1.運用上の注意
ディスクミラーリングコントローラを使用してシステムを運用する際の注意事項を次に示します。
9-1-1.大容量ハードディスクドライブ接続における注意事項
„
ディスクミラーリングコントローラでは、RAID1(ミラーリング)のアレイを構築する際、各
ハードディスクドライブに対する初期化作業を行います。
このため、大容量のハードディスクドライブにてアレイを構築した場合、この初期化処理が
完了するまでに長い時間を必要とします。
下記に示す方法で OS インストールを実施した場合、それぞれの箇所において長い時間待つ
ことになりますが、故障ではありませんのでご注意願います。
尚、このアレイ構築に要する時間につきましては、ご使用されている本体装置などに依存す
るため一概には言えませんが、例えば 120G バイトのハードディスクドライブでは、概ね2∼
3時間程度必要となりますので、ご容赦くださいますようお願い致します。
1.シームレスセットアップにおいて OS インストールを実施する場合
シームレスセットアップ内の アレイディスクの設定 メニューで、「RAID の作成」= 新
規に作成する ,
「パックを構成する RAID」= Raid1 と設定した場合、以下の画面表示の
箇所で、初期化処理を実施していますので、処理が完了するまでお待ちください。
尚、シームレスセットアップの詳細については、本体装置添付のマニュアルを参照してく
ださい。
LPSETUP v X.XX (Build XXXX)
_
2.マニュアル設定においてアレイ構築を実施する場合
8-2-2.RAID1(ミラーリング)構成の設定方法によりアレイを構築する際、8-2-2.RAID1(ミラ
ーリング)構成の設定方法のページ 29 にて Y- Create and Duplicate を選択した後、以下の
画面表示の箇所で、初期化処理を実施していますので、処理が完了するまでお待ちください。
Please Wait While Duplicating The Image
10% Completed
- 32 -
9-1-2.無停電電源装置(UPS)をご使用されている場合の注意事
„
本製品はドライバと「FastCheck」ユーティリティによりアレイの制御/管理を実現しています。
UPS をご使用しシャットダウン時など電源制御を行っている場合、設定時間を短く設定してい
ると、シャットダウン処理が完了しないうちに本体装置の電源が OFF になってしまうため、本
製品が使用しているアレイ構成の管理情報、または OS の情報が壊れ、次に本体装置の電源を
ON したときに OS が起動しない事象が発生することがあります。UPS で電源制御を行っている
場合は、この設定時間を十分に取ってください。
シャットダウン時間はシステムの環境により変わるため、システム環境に合った値を設定し
てください。
(概ね5分程度に設定されることを推奨致します)
9-1-3.RAID 0 (ストライピング)構成の注意事項
„
RAID0 (ストライピング)構成では、データに冗長性がないためハードディスクドライブが1台
でも故障した場合にデータの復旧ができません。このため、定期的なデータのバックアップを
お勧めします。
„
本体装置に最適なバックアップ用ストレージデバイスやバックアップツールについてはお買
い求めの販売店にお問い合わせください。
„
本製品はドライバと「FastCheck」ユーティリティによりアレイの制御/管理を実現しています。
このため、「FastCheck」ユーティリティは必ずインストールしてください。
9-1-4.RAID 1 (ミラーリング)構成の注意事項
„
RAID1 (ミラーリング)構成では、データに冗長性があるためハードディスクドライブが1台故
障した場合でもデータは保持されますが、正常なハードディスクドライブが1台の状態ではデ
ータに冗長性がなくなります。また、万が一ハードディスクドライブが2台同時に故障した場
合にはデータの復旧ができません。このため、RAID1 (ミラーリング)構成でご使用される場合
でも定期的なデータのバックアップをお勧めします。
„
Express5800 シリーズの本体装置に最適なバックアップ用ストレージデバイスやバックアップ
ツールについてはお買い求めの販売店にお問い合わせください。
„
本製品はドライバと「FastCheck」ユーティリティによりアレイの制御/管理を実現しています。
このため、「FastCheck」ユーティリティは必ずインストールしてください。
„
運用においてハードディスクドライブが故障した際、故障の状態によっては本製品からの命令
に対して不安定な挙動をする場合があります。
本製品はドライバと「FastCheck」ユーティリティによりアレイの制御/管理を実現しています。
このため本体装置の電源 ON 後、OS のロードが開始されドライバ/「FastCheck」ユーティリティ
がロードされるまでの間は、RAID1(ミラーリング)としての機能は著しく低くなっています。
従って、ドライバ/ユーティリティのロードが完了する前に、このようなハードディスクが
不安定な挙動をした場合には、他系のハードディスクに切り替えて動作できない場合がありま
す。
このような事象が発生した場合の対処方法を9-5. 困ったときの処理 eにまとめましたので、
この手順を参考にして作業を行ってください。
- 33 -
„
RAID1 (ミラーリング)構成にて「Critical」状態が発生した場合は、ハードディスクドライブの
交換後にリビルドを実行する必要があります。リビルド中はアレイにデータ冗長性がありませ
んので、下記に示す方法1でリビルドを実行後にシステムを起動することを推奨しますが、方
法1が実施できない場合は、下記に示す方法2でシステム運用中にリビルドを実行する必要が
あります。
…
方法1 : 「FastBuild Utility」の[Rebuild Array]にてリビルドを実行します。操作手順
は後述の「9-4-2.RAID1 (ミラーリング)構成でのハードディスクドライブの交
換」を参照してください。
この方法では、リビルドのソース側のハードディスクドライブでリードエラ
ーなどの何らかの異常を検出した時は、下記のメッセージを表示し、リビルド
動作は強制的に停止します。
WARNING:
Operation aborted because FastBuild encountered an error. The device which caused
the failure is connected as Channel X ID X on the FastTrak. The array is in CRITICAL
state. Please retry using FastCheck utility to recover all data. Reboot the system
by pressing the ENTER KEY.
…
方法2 : ハードディスクドライブ交換後に OS を起動し、「FastCheck」ユーティリティか
らリビルドを実行します。リビルド中もアレイのアクセスは継続できますが、
アクセス性能が多少低下して処理時間が長くなる場合があります。リビルドの
動作状況は Windows NT4.0/2000/XP/Server2003 で動作するユーティリティ
「FastCheck」のアレイウィンドウ画面のハードディスクドライブアイコンをク
リックし、状態表示が「リビルド」と表示されていることで確認できます。
この方法では、マスタ側のハードディスクドライブでリードエラーなどの異
常を検出した時は、リビルド動作は「FastCheck」ユーティリティの設定値に従い
動作します。(デフォルト設定では、エラー箇所をスキップして継続動作しま
す。) 詳細は「FastCheck ユーザーズガイド」を参照してください。
9-1-5.RAID 1 (ミラーリング)構成でのシンクロナイズ機能
„
RAID1(ミラーリング)で運用される場合、「FastCheck」ユーティリティから定期的にシンクロ
ナイズを実施してください。本機能を定期的に実施することでお客様のデータの異常部分を早
期に発見し対処することが出来るため、システムの安定した運用を保つ効果があります。本機
能は週に 1 回、少なくとも月に 1 回は実施していただくことを強く推奨します。
この機能の設定に関する詳細は、添付の CD-ROM に収録されている「FastCheck ユーザーズガ
イド」を参照してください。
z
シンクロナイズ機能とは
シンクロナイズとは、RAID1(ミラーリング)構成において、各ハードディスクドライブ内
に格納されているデータの整合性をチェックする機能です。各ハードディスクドライブ内の
データを順次比較していき、片系のハードディスクドライブにてデータの破損を検出した際
には、もう片系のハードディスクドライブから正常なデータを読み込み、データの上書きを
することでデータの復旧を試みます。
システム運用をされる際、一時的な振動、熱、落雷などの外的要因による影響で、片系の
ハードディスクドライブへのデータ書き込みが正常にできないことがあります。この場合、
そのデータは冗長性が失われた状態となっておりますが、本機能を実施することにより、デ
ータの冗長性を復旧することができます。
本機能を定期的に実施することにより、次のような効果があります。
- 34 -
①
データ復旧時の障害を未然に防ぐ
例えば、下図のように Channel 1 のハードディスクドライブ内のデータA及び Channel 2
のハードディスクドライブ内のデータCが何らかの原因により冗長性が失われてしまっ
た場合、そのままの状態で運用すると、Channel 1 のハードディスクドライブが故障して
しまった時には、データCは失われてしまいます。また、Channel 2 のハードディスクド
ライブが故障した時には、同じくデータAが失われます。
シンクロナイズを実施しない場合
データA
破損
データA
データB
データB
データC
データC
データD
データD
Channel 1 ハードディスク
Channel 2 ハードディスク
破損
ここで、シンクロナイズ機能を定期的に行うことで、各ハードディスクドライブ内にある
破損データを定期的に復旧することになり、ハードディスクドライブが1台故障状態とな
った際に、データの消失を予防することができます。
シンクロナイズを実施した場合
データA
データA
復旧
データB
データB
データC
データC
データD
データD
Channel 1 ハードディスク
Channel 2 ハードディスク
②
データの書き込まれていない領域をチェックする
シンクロナイズ機能は、RAID1(ミラーリング)を構成するハードディスクドライブの全
領域に対して行われます。すなわち、データの格納されていない領域に対しても、その領
域が正常であるかどうかをチェックします。これにより、ハードディスクドライブの異常
を早期に発見することができます。
③
HDD の機械的なコンディションを整える
②に関連する話ですが、ハードディスクドライブの全領域のチェックをおこなうことによ
り、ハードディスクドライブの磁気ヘッドを適度に動かすことにつながります。これは、
機械的な部分が大部分を占めるハードディスクドライブにとって、内部の機械を定期的に
動かすことは非常に大切なことです。
- 35 -
„
シンクロナイズ運用時の注意
「FastCheck」ユーティリティによるシンクロナイズを実施する場合の注意事項について以下に
記載します。
z
シンクロナイズ実施中は、アクセス性能が多少低下いたします。そのため、システム負荷の低い
時間帯(例えば深夜等)に シンクロナイズを行うことを推奨します。
シンクロナイズのスケジュール実行をする場合、スケジュール設定した時間に必ず「FastCheck」ユ
ーティリティを起動してください。
z
9-1-6.ハードディスクドライブを流用する際の注意事項
„
ディスクミラーリングコントローラはアレイ構成の管理情報をハードディスクドライブ上に
保存しています、このため、アレイ構成の管理情報が残っているハードディスクドライブを接
続した場合、アレイの設定や OS のインストールが正しく行えない場合がありますので、アレ
イ構成を変更する場合や、ハードディスクドライブを流用する場合にはアレイの削除を必ず実
施してください。
„
ディスクミラーリングコントローラはアレイ構成の管理情報をハードディスクドライブ上に
保存しています。このため、N8503−51/N8503−58/N8103−58 ディス
クミラーリングコントローラで使用していたハードディスクドライブや、N8103−74
ディスクミラーリングコントローラで使用していたハードディスクドライブをアレイ構成の
削除を行わずに流用すると正常に動作しない場合があります。アレイ構成を設定する前に
[View Drive Assignments]にて「Capacity」項目の値が正しく表示されていなかったり、
「Assignment」項目の値が「Free」以外に表示された場合は次に示す手順で管理情報を削除し
てから、アレイ構成の設定を行ってください。(この場合以外には使用しないでください。)
1.
「FastBuild Utility」を起動します。
2.
[Main Menu]から<2>キーを押して[View Drives Assignments]メニューを表示させます。
3.
<↑>または<↓>キーを押して管理情報を削除するドライブをハイライトで示します。
4.
<Alt>キーを押しながら<F1>キーを押すと、ハイライトで表示されたドライブが、画面上
で点滅します。
5.
<Ctrl>キーを押しながら<Tab>キーを押すと、次の確認メッセージが表示されます。
The Reserved Sector is going to
be wiped on the Blinking Disk.
ARE YOU SURE?
Y – Continue, Others -Cancel
6.
<Y>キーを押して管理情報の削除を行うと、次のメッセージが表示されます。
The Reserved Sector was wiped!
System will REBOOT when you exit
this menu…
Press Any Key to Continue…
7.
何かキーを押すと[View Drives Assignments]メニューに戻ります。
- 36 -
„
8.
<ESC>キーを押すと「FastBuild Utility」は終了し、システムが再起動されます。
9.
以上でアレイ構成の管理情報の削除は終了です。
カスタムインストールモデル/プレインストールモデル等に標準実装されている OS がインスト
ール済みのハードディスクドライブや、他のシステムで使用済みのハードディスクドライブを
流用してディスクミラーリングコントローラで使用した場合に OS インストール中に”Missing
Operating System”のメッセージが表示される場合があります。この様な場合は次に示す手順で
パーティションの削除を行った後、OS のインストールを行ってください。
1.
「FastBuild Utility」を起動します。
2.
アレイ構成の設定を行ってください。
3.
ア レ イ 構 成 の 設 定 後 、 Express サ ー バ / ワ ー ク ス テ ー シ ョ ン に 添 付 の CD-ROM
「EXPRESSBUILDER」を CD-ROM ドライブに挿入してシステムを起動し、以下の手順でメニ
ューを選択してください。
「ツール」→「保守用パーティションの設定」→「FDISK の起動」
4.
FDISK メニュー(ハードディスクドライブの構成/状態により変わります)が表示されます
ので、「3.領域または論理 MS-DOS ドライブの削除」を選択してください。
z
チェック
メニューに「3.領域または論理 MS-DOS ドライブの削除」の項目が存在しない場合は、
既存のドライブが存在しません。FDISK を終了し、通常の手順で OS のインストール
を行ってください。
5.
サブメニューが表示されますので、メニューに従ってすべての領域を削除してください。
6.
OS のインストール作業を行ってください。
- 37 -
9-2.保守における注意
9-2-1.ハードディスクドライブ交換時の取り扱い注意事項
„
本製品に接続しているハードディスクドライブは本製品以外(例えば、本体装置の IDE コネク
タなど)に接続しブートすることは絶対にしないでください。本製品が使用しているアレイの
管理情報が壊れ、本製品に再度接続しても正しくアレイディスクとして認識できない可能性が
あります。
„
RAID1(ミラーリング)構成でご使用される環境において、ハードディスクドライブ故障などに
よりディスクを交換される場合、故障となったハードディスクドライブを再度本製品には接続
しないでください。ハードディスクドライブの故障状態によっては、正常なアレイディスクに
対し影響を与える可能性があります。
9-3.障害発生時の対応
9-3-1.運用における障害発生時の対応
本製品によるシステム運用にて障害が発生した場合の、対応方法について以下に記載します。
この手順に従って対応してください。
開始
・本体装置の電源が ON にならない
・POST 画面にエラーメッセージが表示される
z
9-5. 困ったときの処理
aを参照
・ディスクミラーリングコントローラの BIOS 画面が表示されない
z
9-5. 困ったときの処理
bを参照
・BIOS 画面のメッセージが途中で停止する
z
9-5. 困ったときの処理
cを参照
・BIOS の画面メッセージで「No array defined」と表示される
z
9-5. 困ったときの処理
dを参照
・ディスクミラーリングコントローラの BIOS の[Define Array]メニューで「STATUS」項目が
「Functional」となっているが、OS が起動しない。または OS の起動が非常に遅い
z
9-5. 困ったときの処理
eを参照
・RAID0(ストライピング)構成時に BIOS 画面のメッセージで「STATUS」項目の値が「Off Line」と
表示される
z
9-5. 困ったときの処理
- 38 -
fを参照
・RAID1(ミラーリング)構成時に BIOS 画面のメッセージで「STATUS」項目の値が「Off Line」と表示
される
z
9-5. 困ったときの処理
gを参照
・RAID1(ミラーリング)構成時に BIOS 画面のメッセージで「STATUS」項目の値が「Critical」と表示
される
z
9-5. 困ったときの処理
hを参照
終了
9-3-2.リビルド実行時における障害発生時の対応
本製品によるリビルド実行時にて障害が発生した場合の、対応方法について以下に記載します。
この手順に従って対応してください。
‹
<方法1:「FastBuild Utility」の[Rebuild Array]にてリビルドを実行する場合>
FastBuild Utility によるリビルドは本マニュアルの「9-4-2.RAID1 (ミラーリング)構成でのハ
ードディスクドライブの交換」を参照してください。
開始
・縮退したハードディスクドライブの交換(「9-4.ハードディスクドライブの交換」参照)
・交換したハードディスクドライブが認識できない
z
9-5. 困ったときの処理
iを参照
・「FastBuild Utility」の[Rebuild Array]メニューからリビルド開始
・リビルドが途中で停止する
z
9-5. 困ったときの処理
終了
- 39 -
jを参照
‹
<方法2:「FastCheck」からリビルドを実行する場合>
「FastCheck」ユーティリティによるリビルドは、添付の CD-ROM に収録されている「FastCheck
ユーザーズガイド」を参照して、マニュアルリビルドを実施してください。
リビルド中に何らかのエラーを検出した場合、全てイベントログに登録されますので、リビ
ルド終了後必ずイベントログを確認しエラーのログが無いことを確認してください。
開始
・縮退したハードディスクドライブの交換(「9-4.ハードディスクドライブの交換」参照)
・交換したハードディスクドライブが認識できない
z
9-5. 困ったときの処理
iを参照
・「FastCheck」からリビルド開始
・リビルドが途中で停止する
z
9-5. 困ったときの処理
kを参照
・リビルド終了後、イベントログ内に異常を示すログが登録されている
z
9-5. 困ったときの処理
終了
- 40 -
kを参照
9-3-3.シンクロナイズ実行時における障害発生時の対応
開始
・「FastCheck」からシンクロナイズ開始
・シンクロナイズが実行されない
z
9-5. 困ったときの処理
lを参照
・シンクロナイズが途中で停止する
z
9-5. 困ったときの処理
mを参照
・シンクロナイズ終了後、イベントログ内に異常を示すログが登録されている
z
9-5. 困ったときの処理
mを参照
終了
9-3-4.その他の障害発生時の対応
本製品で検出した異常は「FastCheck」ユーティリティにより、イベントログに格納されます。
その他の障害情報について、9-5. 困ったときの処理 nにまとめましたので、手順に従って対応して
ください。
- 41 -
9-4.ハードディスクドライブの交換
アレイ構成で使用していたハードディスクドライブが故障した場合、以降の説明に従ってハードデ
ィスクドライブの交換、アレイ構成の再構築、データの復旧を行ってください。
9-4-1.RAID 0 (ストライピング)構成でのハードディスクドライブの交換
1.
[Define Array]にて故障したハードディスクドライブを特定します。
z 「FastBuild Utility」を起動します。
z
[Main Menu]から<3>キーを押して[Define Array]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Stripe
----------
Total Drv
2
----------
Capacity(MB)
40833
----------
Status
Off Line
----------
[ Keys Available ]
Note: * -- Bootable Array
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
z
[Enter] Select
[Space] Change Boot Drive
[Define Array Menu] 枠内の 「Array 1」 項目を<↑>または<↓>キーを押してハイライトで
示し、<Enter>キーを押します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
No
1
Stripe Block :
RAID Mode
Stripe
Total Drv
2
Capacity (MB)
40833
64 KB
Status
Off Linel
Gigabyte Boundary :
OFF
[ Drives Assignments ]
Channel :
1:
? :
ID
Mas
?
Drive Model
Maxtor 32049H2
failed or disconnected…
Capacity (MB)
20416
Any Key to Continue…….
z
チェック
上記の例では、「Channel 2」に接続したハードディスクドライブで障害が発生したこと
を示しています。
z
何れかキーを押すと[Define Array Menu]メニューに戻ります。
z
「FastBuild Utility」を終了して、本体装置の電源を OFF にします。
- 42 -
2.
故障したハードディスクドライブを交換します。
z
重要
3.
ハードディスクドライブの取り付け/取り外し方法は、本体装置により異なりますので
必ず本体装置に添付の説明書をお読みください。
交換したハードディスクドライブが接続されていることを確認します。
z 「FastBuild Utility」を起動します。
z
[Main Menu]から<2>キーを押して[View Drive Assignments]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ View Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
Array 1
Free
Mode
U5
U5
[ Keys Available ]
[↑] Up
4.
[↓] Down
[ESC] Exit
Mode (P = PIO,
D = DMA,
U = UDMA)
z
交換したハードディスクドライブの状態が正しく表示されることを確認します。
z
<ESC>キーを押して[Main Menu]に戻ります。
アレイ構成を削除します。
z [Main Menu]から<4>キーを押して[Delete Array]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Delete Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Stripe
----------
Total Drv
2
----------
Capacity(MB)
40833
----------
Status
Off Line
----------
[ Keys Available ]
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
[Del] Delete
z
[Delete Array Menu] 枠内の「Array 1」項目を<↑>または<↓>キーを押してハイライトで示
します。
z
<Del>キーを押すと、次の確認メッセージが表示されます。
Are you sure you want to delete this array?
Press Ctrl-Y to Delete, or others to abort..
- 43 -
z
<Ctrl>キーを押しながら<Y>キーを押すと、アレイ構成が削除されます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Delete Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
-------------
Total Drv
-------------
Capacity(MB)
-------------
Status
-------------
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
[↓] Down
[ESC] Exit
[Del] Delete
<ESC>キーを押して[Main Menu]に戻ります。
5.
アレイ構成を構築します。
z 「8-2.アレイ構成のコンフィグレーション」を参照し、アレイ構成を再度設定します。
6.
以上で RAID0 (ストライピング)構成での故障したハードディスクドライブの交換は終了です。
z データをバックアップしていた場合は、OS の再インストール後、データの復旧を行ってく
ださい。
- 44 -
9-4-2.RAID 1 (ミラーリング)構成でのハードディスクドライブの交換
1.
[Define Array]にて故障したハードディスクドライブを特定します。
z 「FastBuild Utility」を起動します。
z
[Main Menu]から<3>キーを押して[Define Array]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Delete Array Menu ]
*
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Mirror
----------
Total Drv
2
----------
Capacity(MB)
20000
----------
Status
Critical
----------
[ Keys Available ]
Note: * -- Bootable Array
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
z
[Enter] Select
[Space] Change Boot Drive
[Define Array Menu] 枠内の 「Array 1」 項目を<↑>または<↓>キーを押してハイライトで
示し、<Enter>キーを押します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Define Array Menu ]
Array
Array
No
1
Stripe Block :
RAID Mode
Mirror
Total Drv
2
Capacity (MB)
20000
64 KB
Status
Critical
Gigabyte Boundary :
ON
[ Drives Assignments ]
Channel :
1:
? :
ID
Mas
?
Drive Model
Maxtor 32049H2
failed or disconnected…
Capacity (MB)
20416
Any Key to Continue…….
z
チェック
上記の例では、「Channel 2」に接続したハードディスクドライブで障害が発生したこと
を示しています。
z
何れかキーを押すと[Define Array Menu]メニューに戻ります。
z
「FastBuild Utility」を終了して、本体装置の電源を OFF にします。
- 45 -
2.
故障したハードディスクドライブを交換します。
z
重要
3.
ハードディスクドライブの取り付け/取り外し方法は、本体装置により異なりますので
必ず本体装置に添付の説明書をお読みください。
交換したハードディスクドライブが接続されていることを確認します。
z 「FastBuild Utility」を起動します。
z
[Main Menu]から<2>キーを押して[View Drive Assignments]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ View Drives Assignments ]
Channel :
1:
2:
ID
Mas
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
20416
Assignment
Array 1
Free
Mode
U5
U5
[ Keys Available ]
[↑] Up
4.
[↓] Down
[ESC] Exit
Mode (P = PIO,
D = DMA,
U = UDMA)
z
交換したハードディスクドライブの状態が正しく表示されることを確認します。
z
<ESC>キーを押して[Main Menu]へ戻ります。
アレイ構成をリビルドします。
z
重要
z
リビルドの実行方法は「9-1-4.RAID1(ミラーリング)構成の注意事項」に記載していま
すように、2通りの方法があります。方法2にてリビルドを行う場合は、ここで
「FastBuild Utility」を終了します。システムの再起動後、「Halt On Error」項目の設
定値によっては BIOS 画面でブート処理が停止しますが、<ESC>キーを押すことでブー
ト処理は継続されます。
OS の 起 動 後 、 Windows NT4.0/2000/XP/Server 2003 で 動 作 す る ユ ー テ ィ リ テ ィ
「FastCheck」からリビルドを実行してください。リビルドの動作状況は「FastCheck」の
アレイウィンドウ画面のハードディスクドライブアイコンをクリックし、状態表示が
「再構築中」と表示されていることで確認できます。
z
「FastBuild Utility」を起動します
z
[Main Menu]から<5>キーを押して[Rebuild Array]メニューを表示させます。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Rebuild Array Menu ]
Array
Array
Array
Array
Array
No
1
2
3
4
RAID Mode
Mirror
----------
Total Drv
2
---------[ Keys Available ]
[↑] Up
[↓] Down
[ESC] Exit
[Enter] Select
- 46 -
Capacity(MB)
20000
----------
Status
Critical
----------
z
[Rebuild Array Menu] 枠内の項目「Array 1」を<↑>または<↓>キーを押してハイライトで示
し、<Enter>キーを押します。
FastBuild
(tm)
Utility 1.xx
(c)
1996-2001
Promise
Technology,
Inc.
[ Rebuild Array – Assign Spare Drive ]
Array
Array
No
1
Stripe Block :
RAID Mode
Mirror
Total Drv
2
Status
Critical
Not Available
[ Select Drive for Rebuild ]
Channel :
2:
ID
Mas
Drive Model
Maxtor 32049H2
Capacity (MB)
20416
[ Keys Available ]
[↑] Up
z
[↓] Down
[ESC] Exit
[Space] Select
<Enter>キーを押すと、次のメッセージが表示され、ディスクイメージのコピーが始まり
ます。
Please Wait While Duplicating The Image
10% Completed
z
インジケータの進行速度は、ハードディスクドライブの容量によって異なります。
ヒント
z
完了すると、次のメッセージが表示されます。
Array was recovered….
<Press Any Key to REBOOT>
z
5.
何れかキーを押すと「FastBuild Utility」は終了し、システムが再起動されます。
以上で RAID1 (ミラーリング)構成での故障したハードディスクドライブの交換は終了です。
z 再起動後は、通常どおりシステムを運用することができます。
- 47 -
9-5.困ったときの処理
「故障かな?」と思ったときは、ここで説明する内容について確認してください。該当する項目があ
る場合は、説明に従って正しく対処してください。
a. 本体装置の電源が ON にならない
POST 画面にエラーメッセージが表示される。
…
…
…
本体装置の BIOS 設定が正しく行われていますか?
接続可能な PCI スロットに接続していますか?
PCI ボードはスロットに正しく接続されていますか?
z
重要
z
内蔵オプションの取り付け/取り外し後は、マザーボードの BIOS セットアップが必要
な場合がありますので、本体装置に添付の説明書をお読みください。
PCI ボードの取り付け/取り外し方法、ディスクミラーリングコントローラを取り付け
ることができる PCI スロットの位置は本体装置により異なりますので必ず本体装置に
添付の説明書をお読みください。
b. ディスクミラーリングコントローラの BIOS 画面が表示されない。
(以下のメッセージが表示され
ない)
FastTrak LP BIOS Version 2.00.0070.xx
(c) 1995-2001 Promise Technology, Inc. All Rights Reserved.
…
…
…
…
…
…
本体装置の BIOS 設定で「PCI option ROM」を disable としていませんか?(PCI ボードのオ
プション ROM のロードを無効にしていませんか?)
PCI スロットとの接続部分は汚れていませんか?
PCI スロットに正しく接続されていますか?
各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっていますか?
ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
z
重要
確認を行っても、状況が改善しない場合はディスクミラーリングコントローラの故障
が考えられます。ディスクミラーリングコントローラを購入された販売店または保守
サービス会社にご連絡ください。
c. BIOS 画面のメッセージが途中で停止する。(以下のメッセージのまま停止する)
FastTrak LP BIOS Version 2.00.0070.xx
(c) 1995-2001 Promise Technology, Inc. All Rights Reserved.
…
…
…
…
…
…
PCI スロットとの接続部分は汚れていませんか?
PCI スロットに正しく接続されていますか?
各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
インタフェースケーブルは正しく接続されていますか?
ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっていますか?
ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
z
重要
確認を行っても、状況が改善しない場合はインタフェースケーブルの断線/ディスクミ
ラーリングコントローラの故障が考えられます。ディスクミラーリングコントローラ
を購入された販売店または保守サービス会社にご連絡ください。
- 48 -
d. BIOS 画面のメッセージで「No array defined」と表示される。
FastTrak LP BIOS Version 2.00.0070.xx
(c) 1995-2001 Promise Technology, Inc. All Rights Reserved.
No array defined . . .
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
press <ESC> key to continue booting the system…
…
…
…
…
…
…
アレイ構成の設定は正しく行いましたか?
ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっていますか?
無停電電源装置(UPS)を使用しており、シャットダウン時の電源制御の設定時間が短くな
っていませんか?
各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
インタフェースケーブルは正しく接続されていますか?
ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
z
重要
z
確認を行っても、状況が改善しない場合はインタフェースケーブルの断線/ディスクミ
ラーリングコントローラの故障/ハードディスクドライブの故障が考えられます。ディ
スクミラーリングコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡
ください。
このエラーメッセージが表示された場合は、[Controller Configuration]メニューの
「Halt On Error」項目の値が 「Enable」であってもブート処理は継続されますが、OS が
見つからないため、起動画面で停止します。( 表示例:Operating System not found )
e. ディスクミラーリングコントローラ BIOS の[Define Array]メニューで「STATUS」項目が「Function」と
なっているが、OS が起動しない。または OS 起動が非常に遅い
…
…
…
…
…
…
ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっていますか?
無停電電源装置(UPS)を使用しており、シャットダウン時の電源制御の設定時間が短くな
っていませんか?
各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
インタフェースケーブルは正しく接続されていますか?
ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
運用においてハードディスクドライブが故障した際、故障の状態によっては本製品からの
命令に対して不安定な挙動をする場合があります。
本製品はドライバと「FastCheck」ユーティリティによりアレイの制御/管理を実現してい
ます。このため OS のロードが開始されドライバ/「FastCheck」ユーティリティがロードさ
れるまでの間は、RAID1 としての機能は著しく低くなっています。
従って、ハードディスクドライブが動作不安定となる故障となった場合には、このような
事象が発生することがあります。 上記の5項目の確認で異常がなかった場合には、これ
が原因であることが考えられますので、以下の手順に従い作業してください。
Channel2に接続されているハードディスクドライブを取り外す
Yes: Channel1のハードディスクドライブのみで起動確認
本体電源 ON、OS は起動する?
No
- 49 -
Channel1に接続されているハードディスクを取り外し、Channel2に接続され
ていたハードディスクドライブを再度接続する
Yes: Channel2のハードディスクドライブのみで起動確認
本体電源 ON、OS は起動する?
No
終了
*この作業を行った後、取り外したハードディスクドライブ(Channel1/2)を2台同時にデ
ィスクミラーリングコントローラに接続しないでください。
z
重要
z
いずれかのハードディスクドライブの取り外しで OS 起動が出来た場合、取り外した方
のハードディスクドライブは動作が不安定な故障となっています。その後は
「9-4-2.RAID1(ミラーリング)構成でのハードディスクドライブの交換」の手順に従っ
て、ハードディスクドライブの交換を行ってください。
いずれのハードディスクドライブの取り外しでも OS 起動が出来ない場合は、インタフ
ェースケーブルの断線/ディスクミラーリングコントローラの故障/ハードディスクド
ライブの故障が考えられます。ディスクミラーリングコントローラを購入された販売
店または保守サービス会社にご連絡ください。
f. RAID0(ストライピング)構成時に BIOS 画面のメッセージにて、「STATUS」の項目が「Off Line」と
表示される。
ID
MODE
SIZE
TRACK-MAPPING
STATUS
=======================================================
1
2+0 Stripe
40833M
4964/255/63
Off Line
Problem is detected with Array :
1
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
Press <ESC> to continue booting…
…
ハードディスクドライブに何らかの障害が発生したことを示しています、「9-4-1.RAID0
におけるハードディスクドライブの交換」の手順に従って、ハードディスクドライブの交
換を行ってください。
z
重要
z
このエラーメッセージが表示された場合は、[Controller Configuration]メニューの
「Halt On Error」項目の値が 「Enable」の場合は BIOS 画面を表示してブート処理は停止
します。「Disable」の場合はブート処理は継続されますが、OS が見つからないため、起
動画面で停止します。( 表示例:Operating System not found )
RAID0(ストライピング)構成で、ディスクミラーリングコントローラに接続したハード
ディスクドライブが1台でも故障した場合は、ハードディスクドライブ内のデータは
全て消失します。
- 50 -
g. RAID1 (ミラーリング) 構成時に BIOS 画面のメッセージで「STATUS」項目の値が「Off Line」と
表示される。
ID
MODE
SIZE
TRACK-MAPPING
STATUS
=======================================================
1
1x2 Mirror
20000M
2431/255/63
Off Line
Problem is detected with Array :
1
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
Press <ESC> to continue booting…
…
2台のハードディスクドライブに何らかの障害が発生したことを示しています。ハードデ
ィスクドライブを2台とも交換して、「8-2.アレイ構成のコンフィグレーション」を行って
ください。
z
重要
RAID1 (ミラーリング)構成で、ディスクミラーリングコントローラに接続したハード
ディスクドライブが2台とも故障した場合は、ハードディスクドライブ内のデータは
全て消失します。
h. RAID1 (ミラーリング) 構成時に BIOS 画面のメッセージで「STATUS」項目の値が「Critical」と
表示される。
ID
MODE
SIZE
TRACK-MAPPING
STATUS
=======================================================
1*
1x2 Mirror
20000M
2431/255/63
Critical
Problem is detected with Array :
1
Critical Status :
~~~~~~~~~
詳細省略
~~~~~~~~~
Press <Ctrl-F> to enter FastBuild (tm) Utility or
Press <ESC> to continue booting…
…
1 台 の ハ ー ド デ ィ ス ク ド ラ イ ブ に 何 ら か の 障 害 が 発 生 し た こ と を 示 し て い ま す、
「9-4-2.RAID1 (ミラーリング)構成でのハードディスクドライブの交換」の手順に従って、
ハードディスクドライブの交換を行ってください。
z
重要
z
このエラーメッセージが表示された場合は、[Controller Configuration]メニューの
「Halt On Error」項目の値が 「Enable」の場合は BIOS 画面を表示してブート処理は停止
します。「Disable」の場合はブート処理は継続され OS が正常なハードディスクドライ
ブ か ら 起 動 さ れ ま す 。 ( 設 定 が 「 Disable 」 の 場 合 は 、 定 期 的 に Windows
NT4.0/2000/XP/Server 2003 で動作する「FastCheck」ユーティリティと OS のイベント
ログをチェックして異常が無いことを確認してください。)
RAID1 (ミラーリング)構成で、ディスクミラーリングコントローラに接続したハード
ディスクドライブが1台故障した場合は、故障したハードディスクドライブを交換し
てアレイのリビルド(再構築)を実行すれば、正常状態に復旧可能です。
- 51 -
i. 交換したハードディスクドライブが認識できない
…
…
…
…
ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっていますか?
各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
インタフェースケーブルは正しく接続されていますか?
ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
z
重要
確認を行っても、状況が改善しない場合はインタフェースケーブルの断線/ディスクミ
ラーリングコントローラの故障/ハードディスクドライブの故障が考えられます。ディ
スクミラーリングコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡
ください。
j. 「FastBuild Utility」の[Rebuild Array]にてリビルドを実行した際、以下のメッセージが表示
されリビルドが停止する
WARNING:
Operation aborted because FastBuild encountered an error. The device which caused
the failure is connected as Channel X ID X on the FastTrak. The array is in CRITICAL
state. Please retry using FastCheck utility to recover all data. Reboot the system
by pressing the ENTER KEY.
…
マスタ側のハードディスクドライブで何らかの異常を検出したため、リビルドは強制的に
停止したことを示します。マスタ側で異常を検出したため。FastBuild Utility ではこれ
以上リビルドをすることは出来ません。ハードディスクドライブを2台とも交換して、
「8-2.アレイ構成のコンフィグレーション」を行ってください。
z
重要
z
このような場合、ディスクミラーリングコントローラに接続したハードディスクドラ
イブが2台とも故障しているため、データは全て消失します。
確認を行っても、状況が改善しない場合はインタフェースケーブルの断線/ディスクミ
ラーリングコントローラの故障/ハードディスクドライブの故障が考えられます。ディ
スクミラーリングコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡
ください。
k. 「FastCheck」ユーティリティでのリビルド実行中にエラーが発生し、イベントログ内に下記の
ようなエラーが登録された。
イベント ID 4151 FastCheckMon
「リビルド中にタイムアウト発生、ECC セクタを形成、アレイ 1, ディスク X
LBA 0xXXXXXXXX セクターカウント 64.」
イベント ID4117 FastCheckMon
「ユーザ設定によりアクション=ECC エラー セクタ LBA 0xXXXXXXXXX
コピー が行われました 」
…
にて
はディスク X
へ
<ディスク X>でエラーが発生しました。エラーが発生したアドレス< LBA 0xXXXXXXXXX>のデ
ータは失われており、復旧することは出来ません。システムデータのフルバックアップを
採取後、ハードディスクドライブを2台とも交換して、「8-2.アレイ構成のコンフィグレ
ーション」を行ってください。
z
重要
z
このような場合、ディスクミラーリングコントローラに接続したハードディスクドラ
イブが2台とも故障しているため、データは全て消失します。
確認を行っても、状況が改善しない場合はインタフェースケーブルの断線/ディスクミ
ラーリングコントローラの故障/ハードディスクドライブの故障が考えられます。ディ
スクミラーリングコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡
ください。
- 52 -
イベント ID4122 FastCheckMon
「保留セクタ エラーLBA 0xXXXXXXXX: ディスク X 」
…
<ディスク X>にて示されたハードディスクドライブにおいて、アレイ構成の管理情報が壊
れたことを示します。リビルド完了後、速やかにこの<ディスク X>で示されるハードディ
スクドライブを交換し、再度リビルドを実施してください。
z
重要
z
このような場合、ディスクミラーリングコントローラのアレイ構成管理情報が壊れて
いるため、今後 RAID1 として正常に動作することが保証できません。このため、速や
かにディスクを交換してください。
確認を行っても、状況が改善しない場合はインタフェースケーブルの断線/ディスクミ
ラーリングコントローラの故障/ハードディスクドライブの故障が考えられます。ディ
スクミラーリングコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡
ください。
イベントID 4150 FastCheckMon
ディスクのタイムアウト
リビルドの停止
ディスクでタイムアウト ディスクx, リビルド停止
データのバックアップを行って下さい。
…
アレイ1 ,
リビルド中にリビルド先のディスクでタイムアウトが発生し、リビルドを中断しました。
以下の項目を確認して下さい。
z ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっています
か?
z 各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
z インタフェースケーブルは正しく接続されていますか?
z ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
z
重要
z
本事象が多発する場合はハードディスクドライブの故障が考えられますので、エラー
の発生したハードディスクドライブを交換してください。
状況が改善しない場合は、インタフェースケーブルの断線/ディスクミラーリングコン
トローラの故障が考えられます。ディスクミラーリングコントローラを購入された販
売店または保守サービス会社にご連絡ください。
l. シンクロナイズが実行されない
…
…
…
「FastCheck」ユーティリティはインストールしていますか?
「FastCheck」ユーティリティは起動していますか?
Array 状態が Critical となっていませんか?
z
重要
z
「FastCheck」ユーティリティがリビルド実行中など他の処理を実施している時には、シ
ンクロナイズは実行されません。リビルドが正常に終了した後で改めてシンクロナイ
ズを実施してください。
確認を行っても、状況が改善しない場合はインタフェースケーブルの断線/ディスクミ
ラーリングコントローラの故障/ハードディスクドライブの故障が考えられます。ディ
スクミラーリングコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡
ください。
- 53 -
m. シンクロナイズが途中で停止し、イベントログ内に下記のようなエラーが登録された。
または、シンクロナイズ終了後、イベントログ内に下記のようなエラーが登録された。
イベント ID4119 FastCheckMon
「ECC エラー :ディスク X の LBA 0xXXXXXXX
」
イベント ID4118 FastCheckMon
「ユーザーによりアクション= 修復が行われました」
…
シンクロナイズ中、表示された<ディスク X>のアドレス<LBA 0xXXXXXXX>にて ECC エラーを
検出しました。ディスクミラーリングコントローラはこのデータの修復を行い、正常に完
了しました。データの冗長性は保たれているため、このまま運用されて問題有りません。
イベント ID4119 FastCheckMon
「ECC エラー :ディスク X の LBA 0xXXXXXXX
」
イベント ID4137 FastCheckMon
「ECC エラーの修復に失敗しました」
…
シンクロナイズ中、表示された<ディスク X>のアドレス<LBA 0xXXXXXXX>にて ECC エラーを
検出しました。ディスクミラーリングコントローラはこのデータの修復を行いましたが、
他系のハードディスクドライブの同一アドレスのデータも破損されており、このデータを
修復することはできませんでした。このままの状態ではデータの冗長性を保てません。シ
ステムデータのフルバックアップを採取後、「8-2.アレイ構成のコンフィグレーション」を
行い、OS を再インストールしてください。
z
重要
状況が改善しない場合は、インタフェースケーブルの断線/ディスクミラーリングコン
トローラの故障/ハードディスクドライブの故障が考えられます。ディスクミラーリン
グコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡ください。
イベント ID4122 FastCheckMon
「保留セクタ エラーLBA 0xXXXXXXXX: ディスク X 」
…
<ディスク X>にて示されたハードディスクドライブにおいて、アレイ構成の管理情報が壊
れたことを示します。シンクロナイズ終了後、速やかにこのディスク<Disk ID>で示され
るハードディスクドライブを交換し、リビルドを実施してください。
z
重要
OS の再インストール後も同一のアドレス<LBA 0xXXXXXXX>で上記のエラーが発生する場
合は、インタフェースケーブルの断線/ディスクミラーリングコントローラの故障/ハ
ードディスクドライブの故障が考えられます。ディスクミラーリングコントローラを
購入された販売店または保守サービス会社にご連絡ください。
- 54 -
イベント ID 4134 FastCheckMon
「アレイ 1 の LBA 0xXXXXXXX でシンクロナイズ比較エラーが発生しました」
…
ハードディスクドライブのアドレス<LBA 0xXXXXXXX>のデータを比較したところ、データが
一致しなかったことを示します。 本エラーは通常運用において発生することは有りませ
ん。主に以下の要因が考えられます。
z 「8-2.アレイ構成のコンフィグレーション」によるアレイの構築を行う際に、<YCreate and Duplicate>を選択しなかった場合
z
重要
状況が改善しない場合は、インタフェースケーブルの断線/ディスクミラーリングコン
トローラの故障/ハードディスクドライブの故障が考えられます。ディスクミラーリン
グコントローラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡ください。
イベントID 4148 FastCheckMon
タイムアウト : ディスク X, LBA 0xXXXXXXXを X スキップしました
…
シンクロナイズ中に<ディスク x>に示されたハードディスクドライブにおいて、タイムア
ウトが発生し、アドレス LBA 0xXXXXXXX に対してスキップ処理を行いました。以下の項目
を確認して下さい。
z ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっています
か?
z 各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
z インタフェースケーブルは正しく接続されていますか?
z ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
z
重要
z
本事象が多発する場合はハードディスクドライブの故障が考えられますので、エラー
の発生したハードディスクドライブを交換してください。
状況が改善しない場合は、インタフェースケーブルの断線/ディスクミラーリングコン
トローラの故障が考えられます。ディスクミラーリングコントローラを購入された販
売店または保守サービス会社にご連絡ください。
イベントID 4149 FastCheckMon
アレイ1, ディスクx, オーバリミット 50 のブロックをスキップしました,
中断します. 詳細はファイルLBASKIP.LOGをチェックして下さい
…
シンクロナイズ中に<ディスク X>にて示されたハードディスクドライブにおいて、タイム
アウトの発生が 50 回を超えたため、シンクロナイズを中断しました。以下の項目を確認
して下さい。
z ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっています
か?
z 各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
z インタフェースケーブルは正しく接続されていますか?
z ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
z
重要
z
本事象が多発する場合はハードディスクドライブの故障が考えられますので、エラー
の発生したハードディスクドライブを交換してください。
状況が改善しない場合は、インタフェースケーブルの断線/ディスクミラーリングコン
トローラの故障が考えられます。ディスクミラーリングコントローラを購入された販
売店または保守サービス会社にご連絡ください。
- 55 -
n. イベントログ内に下記のようなエラーが登録された。
イベントID 4120 FastCheckMon
ディスク セット ダウン : ディスク X
イベントID 4123 FastCheckMon
ディスク オフライン : ディスク X
…
運用中に<ディスク x>に示されたハードディスクが故障しました。「9-4.ハードディスクド
ライブの交換」を参照しディスクの交換をお願いします。
z
重要
確認を行っても、状況が改善しない場合はインタフェースケーブルの断線/ディスクミ
ラーリングコントローラの故障が考えられます。ディスクミラーリングコントローラ
を購入された販売店または保守サービス会社にご連絡ください。
イベントID 4146 FastCheckMon
ディスク X タイムアウト
…
<ディスク X>にて示されたハードディスクドライブから一定時間応答のないことを示しま
す。以下の項目に該当しないか確認してください。
z ハードディスクドライブのジャンパ設定は「MASTER」または「SINGLE」となっています
か?
z 各コネクタのピンが汚れていたり、曲がっていませんか?
z インタフェースケーブルは正しく接続されていますか?
z ハードディスクドライブの電源コネクタは正しく接続されていますか?
z
重要
z
本事象が多発する場合はハードディスクドライブの故障が考えられますので、エラー
の発生したハードディスクドライブを交換してください。
状況が改善しない場合は、インタフェースケーブルの断線/ディスクミラーリングコン
トローラの故障が考えられます。ディスクミラーリングコントローラを購入された販
売店または保守サービス会社にご連絡ください。
イベントID 4135 FastCheckMon
ディスク のS.M.A.R.T. エラー
…
ハードディスクドライブの自己診断機能(S.M.A.R.T)において、ハードディスクドライブ
内部で確認しているパラメータのしきい値を超えたことを示します。
本エラーは本体装置に対する外的要因(熱、振動など)により、一時的に報告されること
はありますが、もし定期的にイベントログに格納されている場合には、ハードディスクド
ライブが動作不安定な状態となっていますので、このハードディスクを交換してください。
- 56 -
10.保証
ディスクミラーリングコントローラには「保証書」が添付されています。「保証書」は販売店で所定事項を記入
してお渡ししますので、記載内容を確認のうえ、大切に保管してください。保障期間中に故障が発生した場
合は、「保証書」の記載内容にもとづき無償修理いたします。
11.交換・修理
ディスクミラーリングコントローラの故障により修理・交換を受ける際は、ディスクミラーリングコントロ
ーラを購入された販売店または保守サービス会社にご連絡ください。尚、ディスクミラーリングコントロー
ラの補修用部品の最低保有期間は、製造打ち切り後5年です。
12.第三者への譲渡
ディスクミラーリングコントローラを譲渡する際は、必ず本書を含むすべての添付品を併せて譲渡してくだ
さい。
13.廃棄
ディスクミラーリングコントローラを廃棄する際は、各自治体の廃棄ルールに従ってください。詳しくは、
各自治体へお問い合わせください。
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N8103−74 ディスクミラーリングコントローラ
ユーザーズガイド
856-840089-001- B
2001 年 12 月 初版
2004 年 1 月 第2版
日本電気株式会社
東京都港区芝五丁目 7 番 1 号
TEL (03) 3454-1111 (大代表)
C
NEC Corporation 2001
日本電気株式会社の許可なく複製・改変などをおこなうことはできません。
このマニュアルは再生紙を使用しています。
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