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Command View EVA 8.0.2リリースノート

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Command View EVA 8.0.2リリースノート
HP StorageWorks Command View EVA
8.0.2リリース ノート
製品番号: T5494-96038
初版: 2008年10月
ご注意
© Copyright 2008 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
バージョン:
8.0.2
本書について
本書では、HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2の強化された機能、修正点、制限事項、既知の問
題への対処法、インストール手順、削除手順について説明します。
HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2ソフトウェア スイートは、次のコンポーネントで構成されます。
• HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2
• HP StorageWorks Command View EVAPerf 8.0.2
• HP StorageWorks Storage System Scripting Utility 8.0.2
• Storage Management Initiative Specification for Enterprise Virtual Array(SMI-S EVA)8.0.2
HP Command View EVA 8.0のすべてのマニュアルおよびオンライン ヘルプは、「バージョン8.0.2」と明
記されていなくても、HP Command View EVA 8.0.2に適用されます。 本書の情報は、HP Command View
EVAの最新情報です。
アップデートの推奨:
推奨
前提
HP Command View EVA 8.0.2は、すでにHP Command View EVA 8.0またはHP Command View EVA 8.0.1が
インストールされている管理サーバにのみインストールできます。
HP Command View EVA
修正点
HP Command View EVA 8.0.2は、次のように修正されています。
• 追加のホスト ポートを正常にホストに追加できるようになりました。
• EVA4400のホスト ポート プロパティを表示する場合、内蔵スイッチが存在するときは、ホスト ポート
のポート速度とWWN(World Wide Name)が表示されるようになりました。
• マスタ コントローラ パスをリストアする際、EVAの名前が、<WWN>-Slave Onlyから元の名前に
戻されるようになりました。
• mpx100/100bは、Microsoft Windows 2008ホストとしてHP EVAストレージ システムに接続され
るようになりました。
• サーバの再起動から24.86日後にクライアント アプリケーションでシングル サインオン接続障害が
発生する問題が解決されました。
• ファームウェア バージョンVCS 3.110、VCS 4.100、およびXCS 5.1xxにわたり、DRグループを非
同期モードで作成できるようになりました。
既知の問題への対処法
HP Command View EVA 8.0.2では、問題が発生した場合に次のような対処が可能です。
WOCPまたはOCPによって設定されたEVAパスワードの設定
問題の内容: WOCP(web-based operator control panel)を使用してEVA4400ストレージ システムのパス
ワードが設定されている場合、またはオペレータ コントロール パネル(OCP)を使用してサポートされる他の
すべてのEVAストレージ システムのパスワードが設定されている場合、EVAストレージ システムが初めて
HP Command View EVAに接続されるときに、HP Command View EVAはEVAがパスワードで保護されてい
ることをユーザーに通知しません。 この場合は、次のメッセージが表示されます。
Storage System Not Responding
HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2リリース ノート
3
解決策:
アレイをHP Command View EVAに初めて接続する前に、管理サーバ パスワードを消去します。 管理サー
バ パスワードを消去するには、以下の手順に従ってください(EVA4400でWOCPを使用する場合)。
1. [Administrator Login Options]画面で、[Password]フィールドと[Confirm password]フィールドを空白の
ままにします。
2. [Set Password]をクリックします。
OCPを使用してアレイ パスワードを消去する手順については、『HP StorageWorks 4x00/6x00/8x00
Enterprise Virtual Arrayユーザー ガイド』を参照してください。 このユーザー ガイドは、次に示すHP
Business Support CenterのWebサイトにある[Manuals]ページで入手できます。
http://www.hp.com/support/manuals(英語)
[Storage]セクションで、[Disk Storage Systems]をクリックして、[EVA Disk Arrays]の[HP StorageWorks
4000/6000/8000 Enterprise Virtual Arrays]を選択してください。
ログイン障害
問題の内容: HP Command View EVA 8.x/7.0.1のインストール後に、サーバ名を変更するかまたはサーバ
の設定をローカル/ワークグループ システムからドメイン メンバ/ドメイン コントローラ システムに(あるい
はその逆に)変更すると、権限が不十分となりログインに失敗する。
解決策: HP Command View EVA 8.x/7.0.1を再インストールします。その際、ローカル/ドメイン設定を適
宜変更します。
IPv4アドレス方式の無効化
MPX100サーバの管理ポートでIPv4アドレス方式を無効にするには、静的IPv4アドレスを0.0.0.0に設
定します。
C:\ドライブ以外のドライブにインストールされたHP Command View EVA 8.0の削除
C:\ドライブ以外のドライブにインストールされたHP Command View EVAソフトウェア スイートを削除するに
は、管理サーバにJava Runtime Environment(JRE)バージョン1.5以上をインストールしてください。
Java Runtime Environmentをインストールするには、以下の手順に従ってください。
1.
2.
3.
4.
5.
http://java.sun.com/javase/downloads/index.jspにアクセスします。
Java Runtime Environment(JRE)6 Update 6をダウンロードします。
プラットフォームとして[Windows]を選択します。
ライセンス契約を受け入れ、[Continue]をクリックします。
[Windows Offline Installation(jre-6u6-windows-i586-p.exe)]を選択して、JREのインストー
ル ファイルをダウンロードします。
追加情報
この項では、重要な追加情報を示します。
IPv6について
• IPv6を使用する場合、一般に、IPv6でのIPアドレスの書式がIPv4でのものと異なることに注意してく
ださい。 IPv6アドレスは、通常、コロンで区切られる4桁の16進数から成る8つのグループで構成さ
れます(例:2001:0db8:85a3:08d3:1319:8a2e:0370:7334)。 一方、IPv4アドレスは、通
常、ドット(ピリオド)で区切られた10進表記です(例:192.0.2.235)。
また、IPv6では、IPアドレスにポート番号が付く場合、IPアドレスを角かっこで
囲んで、ポート番号と混同されないようにする必要があります(例: https://
[2001:0db8:85a3:08d3:1319:8a2e:0370:7344]:2372/)。 IPv4では、角かっこは用
いられません。
4
• IPv6アドレスを使用してHP Command View EVAにアクセスするには、Internet Explorer 7.0ま
たはFireFoxブラウザが必要です。
• 1つのシステムにIPv4とIPv6がインストールされている場合、HP Command View EVAは、デフォルト
ではIPv4アドレスで起動します。 HP Command View EVAを指定したアドレスで起動したい場合、
cveva.cfg設定ファイルのwebserverセクションにaddressエントリを追加する必要があります。
たとえば、HP Command View EVAをIPv6のアドレスで起動する場合、cveva.cfg設定ファイル
のwebserverセクションにaddress 0::0と入力してください。
• 管理サーバを実行するためにIPv6リンク ローカル アドレスを使用すると、接続の問題が発
生する可能性があります。
• 管理サーバでIPv4が無効でIPv6が有効になっている場合、その管理サーバに対して設定されるす
べてのIPv6アドレスでHP Command View EVAにアクセスできます。
• IPv6とIPv4が同じシステムに共存する場合は、IPv6が無効になっていても、IPv4アドレスに接続す
る前にIPv6がポーリングされます。
• 管理サーバをIPv4アドレスとIPv6アドレスで同時に利用することはできません。
注記:
IPv6に関するHP Command View EVAPerfの動作は、HP Command View EVAの動作と同じです。 指
定したIPv6アドレスでHP Command View EVAPerfを起動するには、evaperf.confファイルに
evapdcs.addressエントリを追加して、アドレスを指定する必要があります。
制限事項
HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2には、次の制限事項があります。
• IPv6アドレスを使用するシステムで起動されたHP Command View EVA 8.0.2が管理するアレイを、
HP Command View EVA 8.0を使用して表示すると、管理サーバのIPアドレスが「0.0.0.0」と表示
されます。 ただし、HP Command View EVA 8.0.2を実行する別の管理サーバからそのアレイを
表示すると、管理サーバのIPアドレスは正しく表示されます。
• HP Command View EVA 8.0.2で作成したホストをバージョン8.0以前のHP Command View EVAから
表示すると、ホストのIPアドレス プロパティ フィールドの書式が正しく表示されません。
• IPv6が有効になっている管理ポート コントローラ(iSCSIコントローラ)では、自動検出オプション
はサポートされません。 IPv6構成のサポートを有効にするには、iSCSIデバイスの追加オプ
ションを使用してください。
• DRグループでリモート アレイを使用できない場合、HP Command View EVAでDRグループ メン
バの優先パスを変更することはできません。
• EVAがゾーンにより分離されるかまたはEVAのモデルがアップグレードされた場合でも、HP
Command View EVAでは、切り離されたDRグループ リモート ノードが引き続き表示されます。
HP Command View EVAPerf
修正点
HP Command View EVAPerf 8.0.2は、次のように修正されています。
• EVAPerfのfnコマンドが、大規模構成でも正常に機能するようになりました。
• 仮想ディスクの完全なフレンドリ ネーム(名前に含まれるすべてのスペースを含む)を表示す
るようになりました。
既知の問題
HP Command View EVAPerf 8.0.2では、問題が発生した場合に次のような対処が可能です。
HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2リリース ノート
5
x64プラットフォームでのWindowsパフォーマンス モニタの使用
問題の内容: x64(64ビット)プラットフォームでは、Windowsパフォーマンス モニタは、HP Command View
EVAPerfのデータを直接提供しません。
解決策: 次のいずれかのモードを使用してWindowsパフォーマンス モニタを起動します。
• mmc /32 perfmon.msc
• perfmon /32
この操作により、HP Command View EVAPerfのデータを対話形式で表示できますが、このモードでパ
フォーマンス トレース ファイルを収集することはできません。
hpsコマンドが測定値を返さない
問題の内容: HP Command View EVAPerf 8.0クライアントがHP Command View EVAPerf 8.0.2サーバにクエ
リする場合(その逆も含む)、hpsコマンドは測定値を返しません。
解決策: HP Command View EVAPerf 8.0.2サーバとHP Command View EVAPerf 8.0.2クライアントの間
でクエリを実行してください。
注記:
x64オペレーティング システムでは、HP Command View EVAPerfは既存のevadata.mdbファイルの
バックアップを作成し、新しいevadata.mdbファイルを作成します。 このため、以前のデータを表示す
る場合は、以前のデータベース ファイルに手動でアクセスする必要があります。 一方、x86オペレー
ティング システムでは、evadata.mdbファイルがアップグレードされるので、新しいフィールドや
テーブルが表示され、既存のデータはそのまま維持されます。
制限事項
HP Command View EVAPerf 8.0.2には、次の制限事項があります。
• drtコマンドは、XCS 0900xxxxのfree command resourcesおよびfree write resources
の正確な値を表示しません。
HP StorageWorks Storage System Scripting Utility
この項では、HP StorageWorks Storage System Scripting Utility(「ユーティリティ」と呼びます)8.0.2の修正
点、制限事項などについて説明します。
重要:
HP Storage System Scripting Utility 8.0.2は、Microsoft Windowsのサポートされているバージョンで
のみ使用できます。
修正点
HP Storage System Scripting Utility 8.0.2は、次のように修正されています。
• DRグループを非同期モードで作成できるようになりました。
• CAPTURE CONFIGURATIONコマンドが、XCS 6.200より古いバージョンのコントローラ ソフトウェアを
実行するアレイに対して、またDRグループを含む構成に対して、正常に機能するようになりました。
• LS VDISK FULLコマンドが、一部の仮想ディスク オブジェクトにエラーがある場合でも仮想ディス
クのプロパティを継続して取得するようになりました。
• CAPTURE CONFIGURATIONコマンドが、iSCSIコントローラが構成に含まれる場合に正常に機
能するようになりました。
6
制限事項
• IPv6アドレスを使用するシステム上で起動されたHP Command View EVA 8.0.2が管理するアレイ
を、HP Storage System Scripting Utility 8.0を使用して表示すると、管理サーバのIPアドレスが
「0.0.0.0」と表示されます。 ただし、HP Storage System Scripting Utility 8.0.2を実行する別の管
理サーバからそのアレイを表示すると、管理サーバのIPアドレスは正しく表示されます。
• HP Command View EVA 8.0.2で作成したホストをバージョン8.0以前のHP Command View EVAを
実行する管理サーバから表示すると、ホストのIPアドレス プロパティ フィールドの書式が正し
く表示されません。
• SET MULTIMIRRORコマンドを使用して次の操作を実行すると、不適切で一貫性のないエラー
メッセージが表示されます。
• すでに同期停止状態であるミラークローンの同期停止
• すでに再同期化されているミラークローンの再同期化
• すでに切り離されているミラークローンの切断
• CODELOAD DISKコマンドを使用して複数のディスク ドライブのファームウェアをアップグレードす
ると、Vraid 0で構成されたディスクについてはエラーが表示されません。
• OpenVMS IA64ホストでは、ディスク グループ、仮想グループなどのオブジェクト用のコメント フィー
ルドで「/」または「\」文字を使用すると、CAPTURE CONFIGURATIONコマンドが失敗します。
HP SMI-S EVA
SMI-Sは、SNIA(Storage Networking Industry Association)が策定した業界標準規格です。 SNIAのWebサ
イトはhttp://www.snia.orgでアクセスできます。
CIM対応の管理ソフトウェアは、SMI-Sを利用して、HP StorageWorks EVAアレイを管理できます。
SMI-S EVA 8.0.2は、SMI-S 1.2に準拠しています。 SMI-S 1.2は、CIM(Common Information Model)
2.13.1仕様に基づいています。
機能強化
HP SMI-S EVA 8.0.2の機能は、次のように強化されています。
• CIMクラスのHPEVA_StorageConfigurationServiceにFindVolumeByWWNと
RefreshObjectFromArrayという2つの新しいAPIが導入されました。 これらのAPIにより、アレ
イのオブジェクトを選択的に更新できます。
注記:
RefreshObjectFromArrayは、HPEVA_StorageSystem、HPEVA_StorageVolume、およ
びHPEVA_StoragePoolインスタンスのみを更新できます。
• HPEVA_StorageConfigurationServiceクラスにCreateOrModifyStoragePoolWithSettingsというメソッドが導入されました。 このメソッドを使用すると、ディスク タイプ、保護レベ
ル、および占有アラームしきい値を指定することにより、ストレージ プールを作成できます。
• HPEVA_DiskPortSCSIProtocolControllerと HPEVA_DiskDriveの間
に新 しいア ソシエーシ ョン ( HPEVA_DiskDriveProtocolController :
CIM_ProtocolControllerAccessesUnit)が追加されました。 このアソシエーションを使用
すると、各ディスク ドライブに関連付けられたコントローラを取得できます。
• Block Server Performanceサブ プロファイルのサブセットが実装されました。 このサ
ブセットは、HP Command View EVAPerfインターフェースを利用して、次のコンポーネントのパ
フォーマンス統計情報を提供します。
• ストレージ システム
• ストレージ ボリューム
• ホストおよびディスク ポート
• コントローラおよび物理ディスク
HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2リリース ノート
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• HPEVA_StoragePoolとHPEVA_DiskGroupExtentの間に新しいアソシエーション
(HPEVA_StoragePoolDiskGroupComponent : CIM_ConcreteComponent)が追加
されました。 このアソシエーションを使用すると、ストレージ プールとそのディスク エクステ
ントを関連付けることができます。
• SMI-S EVAプロバイダのキャッシュ情報を、CLIRefreshTool.batファイルを使用して更新できるよう
になりました。 詳細については、「CLIRefreshTool」を参照してください。
• デバッグに必要なログ ファイルと設定ファイルを、CollectLogsツールを使用してアーカイブできるよ
うになりました。 詳細については、「CollectLogsツール」を参照してください。
• ログ レベルを、動的ログ レベル設定ツールを使用して設定できるようになりました。 詳細につ
いては、「動的ログ レベル設定ツール」を参照してください。
• SMI-S EVAプロバイダのキャッシュ更新ステータスを、GetArrayRefreshStatusツールを使用して取
得できるようになりました。詳細については、「GetArrayRefreshStatusツール」を参照してください。
修正点
HP StorageWorks SMI-S EVA 8.0.2は、次のように修正されています。
• ボリューム削除操作(ReturnToStoragePool)が、非同期呼び出しに変更されました。 操作のス
テータスは、戻されるJOBハンドルによって取得できます。
• CIMクラスのHPEVA_StorageSystemのManagementStationプロパティが、EVAストレージ アレイ
を管理するHP Command View EVAサーバのIPアドレスを保持するようになりました。
• GetSupportedSizeRange関数が、無効なパラメータが入力としてわたされたときにエラー コード1
(CIM_ERR_FAILED)を返すようになりました。
• HPEVA_ElementConformsToProfileアソシエーションが、パッシブに管理されるアレイも含むよ
うに変更されました。
• HPEVA_StoragePoolクラスのRemainingManagedSpaceプロパティの値が正確になりました。
• ボリューム作成の失敗を示すベンダ固有のリターン コード4098(指定されたボリューム名がすでに存在
するため、ボリュームの作成に失敗しました)がCreateOrModifyElementFromStoragePool
メソッドに追加されました。
• 次のベンダ固有のリターン コードが、HPEVA_StorageConfigurationServiceクラスの
DeleteStoragePoolメソッドに追加されました。
• 4097(プールがボリュームを含むため、プールの削除に失敗しました)
• 4098(基本プールの削除に失敗しました)
関連情報
この項では、重要な追加情報を示します。
CLIRefreshTool
このツールは、キャッシュ データを更新するCLIインターフェースを提供します。
注記:
• 2つのストレージ システムの間に接続されたどのオブジェクトに変更が加えられた場合でも(DRグ
ループに変更が加えられた場合など)、ストレージ システムをそれぞれ更新する必要があります。
• キャッシュの更新に要する時間は、アレイのサイズによって異なります。
キャッシュ情報を更新するには、以下の手順に従ってください。
1.
2.
8
コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
パスを指定されたディレクトリ(<インストールしたパス>\Hewlett-packard\SMIS\CXWSCimom\bin)に設定します。
3.
4.
以下のコマンドを実行します。 CLIRefreshTool.bat
プロンプトが表示されたら、ホストIP、ユーザー名、およびパスワードを入力して、更新されたデー
タが必要なアレイを選択します。
注記:
ここで入力されるパスワードは、隠されません。
例:
C:\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\CXWSCimom\bin> CLIRefreshTool.bat
Enter the internet address of the host in the format- http://HOSTNAME: http://localhost
Enter the username: SMI-S UserName
Enter the pasword: SMI-S Password
NameSpace: /root/eva/
出力の例
SELECT A STORAGE SYSTEM
(1)---> NEO
(0)---> EXIT
Enter your choice: 1
Choice entered: 1
Refreshing: NEO
Refresh of the Storage System: NEO started
Refresh of the Storage System: NEO is complete
動的ログ レベル設定ツール
このツールにより、SMI-Sサービスを再起動することなく、CIMOMとSMI-Sプロバイダの両方のログ レベ
ルを簡単に変更できます。
注記:
• 次のログ レベルがあります。ALL/DEBUG/ERROR/INFO/WARN/OFF
• ログ レベルでは、大文字と小文字が区別されます。 必ず、必要なログ レベルはすべて大文字
で入力してください。
• ログ レベルを変更した後、変更が有効になるまで数分かかる場合があります。
ログ レベルを変更するには、以下の手順に従ってください。
1.
2.
3.
コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
パスを指定されたディレクトリ(<インストールしたパス>\Hewlett-packard\SMIS\CXWSCimom\bin)に設定します。
以下のコマンドを実行します。 cscript Set_LogLevel.vbs <Log Level>
ス ク リ プ トを 実 行す る と 、CIMOMと SMI-Sプロ バ イ ダ の ロ グ レ ベ ル が 、 指
定したログ レベルに変更されます。 次のメッセージが表示されます。
Log Level Set to: <Log Level>
例:
C:\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\CXWSCimom\bin>cscript
Set_LogLevel.vbs ALL
出力:
Log Level Set to :
ALL
HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2リリース ノート
9
CollectLogsツール
このツールにより、デバッグに必要なすべてのログ ファイルおよび設定ファイルを、指定する一時フォルダ
に簡単にアーカイブできます。
ファイルをアーカイブするには以下の手順に従ってください。
1.
2.
3.
コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
パスを指定されたディレクトリ(<インストールしたパス>\Hewlett-packard\SMIS\CXWSCimom\bin)に設定します。
以下のコマンドを実行します。 cscript CollectLogs.vbs
スクリプトを実行すると、次のメッセージが表示されます。
Information collected sucessfully
Location: C:\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\<Zip Folder Name>
例:
C:\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\CXWSCimom\bin>cscript
CollectLogs.vbs
出力:
Information collected successfully
Location: C:\Program Files\Hewlett-Packard\SMI
-S\support_d200896_t105335.zip
GetArrayRefreshStatusツール
このツールは、次の各項目についての値を取得するために使用されます。
• キャッシュの初期化状態
• 更新ステータス
• キャッシュの更新完了
注記:
HPEVA_ArrayRefreshStatusクラスは、更新率の計算において、正常な状態のEVAだけを考
慮に入れます。
値を取得するには、以下の手順に従ってください。
1.
2.
3.
コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
パスを指定されたディレクトリ(<インストールしたパス>\Hewlett-packard\SMIS\CXWSCimom\bin)に設定します。
以下のコマンドを実行します。 GetArrayRefreshStatus.bat <SMI-S Username>
<SMI-S Password>.
例:
C:\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\CXWSCimom\bin> GetArrayRefreshStatus.bat <SMI-S Username> <SMI-S Password>
出力:
// enumerating "\\root\\eva:HPEVA_ArrayRefreshStatus"
// 4059 bytes
instance of HPEVA_ArrayRefreshStatus as $hpeva_arrayrefreshstatus0
{Provider = "ArrayRefreshStatus Provider";
SystemWWN = { "50001FE15007ED20", "50001FE15002E1A0", "50001FE15002E1C0" };
RefreshStatus = { 3, 4, 5 };
CacheRefreshProgressPercent = 100;
isCacheInitialised = true;
};
10
Refresh statusの各値
表1は、更新ステータスの値割り当ての詳細を示しています。
表1 Refresh statusの各値
値
値の意味
0
初期更新が進行中
1
初期更新が完了し、キャッシュのアップグレードが進行中
2
初期更新完了
3
SALのキャッシュの状態はアイドル。進行中の更新はありません。
4
EVAの状態は管理されていません。
5
EVAの状態は良好ではありません。
既知の問題
HP SMI-S EVA 8.0.2では、問題が発生した場合に次のような対処が可能です。
システムでIPv6が有効な場合
問題の内容: WindowsシステムでIPv6が有効でIPv4が無効な場合、SMI-Sプロバイダがエラーを表
示します。
解決策: 次のいずれかの手順を実行します。
• 方法1
1. C:\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\CXWSCimom\config\cxws.propertiesファイルにjava.net.preferIPv6Addresses=true行を追加します。
2. SMI-S CIMOMサービスを再起動します。
• 方法2
1. C:\Program Files\Hewlett-Packard\SMI-S\CXWSCimom\config\CxwsCimomService.cfgフ ァ イ ル の JAVA_OPTIONSプ ロ パ テ ィ
で、—Djava.net.preferIPv6Addresses=trueフラグを追加します。
2. SMI-S EVAサービスを再起動します。
制限事項
HP StorageWorks SMI-S EVA 8.0.2には、次の制限事項があります。
• GetSupportedSizeRangeメソッドは、保護レベル「none」に基づいて最小および最大プール サ
イズを計算します。 これらのサイズ範囲を使用して保護レベル「single」または「double」のプー
ルを作成すると、作成されたプールのサイズが、プール作成時に指定したサイズと正確に一
致しない場合があります。
• FindStorageVolumeByWWNメソッドは、Containerのボリューム タイプでは使用しないで
ください。
• ボリュームがdeletion_in_ progress状態の場合、HPEVA_StorageVolumeクラスに対す
るgetInstance/EnumerateInstancesクエリは、その特定のボリュームのプロパティについ
てヌル/不明値またはゼロ(数字の場合)になることがあります。
• IPv6では、SMI-S EVAは、自らをSLP(Service Location Protocol)で登録しません。ただし、IPv4アド
レスが利用できる場合、IPv4で登録を行います。
• HP Command View EVAをインストールした後にIPv6を有効にする場合、HP StorageWorks CIM
Object Managerサービスを再起動して、CIMOMがIPv6で機能するようにする必要があります。
• キャッシュ構築のためにシステムやSMI-S EVAサービスが再起動している間は、SMI-S EVA
を使用するアプリケーションはデータにアクセスできません。 完全なデータを利用できな
HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2リリース ノート
11
い時間は、検出対象のアレイおよびオブジェクトの数によって異なります。 キャッシュ構築
のステータスは、GetArrayRefreshStatusツールを使用して取得できます。詳細については、
「GetArrayRefreshStatusツール」を参照してください。
ストレージ プールの作成
• ニア オンライン ドライブからストレージ プールを作成するリクエストが実施され、プールを作成する
ために十分な数のドライブを利用できない場合は、リクエストが失敗します。
• アレイにオンライン ディスクしかなく、CreateOrModifyStoragePoolUsingTubDriveメソッド
を使用してプールを作成する場合は、オンライン ディスクによってプールが作成されます。
HP Command View EVA 8.0.2のインストール
重要:
リモート デスクトップ接続やネットワーク ドライブを使用したHP Command View EVA 8.0.2のインストール
は避けてください。 インストール先のローカル システムに実行可能ファイルをダウンロードしてください。
注記:
HP Command View EVA 8.0.2は、すでにHP Command View EVA 8.0またはHP Command View EVA
8.0.1がインストールされているシステムにのみインストールできます。
cxws.propertiesファイルは、SSL(Secure Socket Layer)用の一部のプロパティについて更新
されます。これは、SMI-S EVA 8.0.2にも該当します。SMI-S EVA 8.0.2をインストールすると、SMI-S
EVA 8.0で提供された既存のプロパティ ファイルが上書きされます。 このファイルのプロパティを変
更している場合、このファイルのバックアップを作成してからバージョン8.0.2のインストールを開
始することをお勧めします。
HP Command View EVA 8.0.2をインストールするには、以下の手順に従ってください。
1.
2.
3.
HP Command View EVA 8.0.2のインストール パッケージをダウンロードして展開します。
HP CommandView Software Suite Installer.exeをダブルクリックします。
[InstallAnywhere Splash Screen]ウィンドウが表示されます。
[OK]をクリックします。
HP Command View EVAソフトウェア スイートの設定には数分かかる場合があります。
重要:
インストールが始まったら、インストールの中止を試みたり[キャンセル(Cancel)]をクリックした
りしないでください。
4.
5.
画面上の指示に従い、インストールを続行します。
インストールが完了すると、インストール サマリー ウィンドウが表示されます。
[完了(Done)]をクリックします。
以上で、HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2がインストールされました。
WindowsホストへのHP StorageWorks Storage System Scripting
Utility 8.0.2のインストール
WindowsホストにHP StorageWorks Storage System Scripting Utility 8.0.2をインストールする場合、HP
Command View EVA 8.0.2をWindowsホストにダウンロードするか、8.0.2インストール パッケージをCDに保存
し、そのCDをWindowsホストに挿入する必要があります。 HP Command View EVA 8.0.2のインストールのス
12
テップ2および3に従ってください。 [インストール セットを選択(Choose Install Set)]ウィンドウが表示された
ら、HP Storage System Scripting Utilityだけを選んで、画面の指示に従いインストールを完了します。
HP Command View EVA 8.0.2の削除
重要:
SMI-S EVAを削除する前に、SMI-S EVAサービスに対するすべてのクライアント接続、開いているス
レッド、およびインジケーション サブスクリプションを終了してください。
HP Command View EVAの削除は、このマニュアルで説明する手順に従って行うことをお勧めします。
<OSのインストール ディレクトリ>:\Program Files\Hewlett-Packard\_uninstallers
ディレクトリのファイルを使用してHP Command View EVAまたはそのコンポーネントを削除しないで
ください。
注記:
• 最初にHP SMI-S EVAとHP SMI-S CIMOMを削除しないと、HP Command View EVAやHP Command
View EVAPerfを削除することはできません。
• HP Command View EVAソフトウェア スイート8.0.2のインストール後に、HP Command View EVA 8.0
またはHP Command View 8.0.1に戻すことはできません。 HP Command View EVA 8.0.2を削除する
と、HP Command View EVA 8.0またはHP Command View EVA 8.0.1も削除されます。 再インストー
ルを行うには、まずHP Command View EVA 8.0またはHP Command View EVA 8.0.1をインストール
してから、HP Command View EVA 8.0.2をインストールします。
• C:\ドライブ以外のドライブにHP Command View EVA 8.0をインストールしている場合、ソフトウェア
スイートの削除は失敗します。 詳細については、「C:\ドライブ以外のドライブにインストールされたHP Command View EVA 8.0の削除」
を参照してください。
HP Command View EVAまたはそのコンポーネントを削除するには、以下の手順に従ってください。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
[スタート]メニューから、[コントロール パネル]、[プログラムの追加と削除]の順に選択します。
[HP StorageWorks Command View EVA Software Suite]を選択します。
[変更と削除(Change/Remove)]をクリックします。
開始ウィンドウが表示されます。
[次へ(Next)]をクリックします。
[アンインストールのオプション(Uninstall Options)]ウィンドウが表示されます。
次のオプションのいずれかを選択します。
• HP Command View EVA 8.0.2のすべてのコンポーネントを削除する場合は、[完全アンインス
トール(Complete Uninstall)]、[次へ(Next)]の順にクリックします。
• HP Command View EVA 8.0.2の特定のコンポーネントを削除する場合は、[特定の機能のアン
インストール(Specific Uninstall)]、[次へ(Next)]の順にクリックします。
ステップ5が完了したら、進行状況ダイアログ ボックスが表示され、次に[概要情報(Summary
Dialog)]が表示されます。
[完了(Done)]をクリックします。
マニュアル
今回のリリースに関するすべてのマニュアルは、Webのみでのご提供になります。 これらのマニュアルは、
次に示すHP Business Support CenterのWebサイトにある[Manuals]ページで入手できます。
http://www.hp.com/support/manuals(英語)
[Storage]セクションで[Storage Software]をクリックし、[Storage Device Management Software]の下の[HP
StorageWorks Command View EVA Software]を選択してください。日本語版があるものについては以下か
らご覧いただけます。http://www.hp.com/jp/manual
HP StorageWorks Command View EVA 8.0.2リリース ノート
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