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設立10周年記念事業

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設立10周年記念事業
◆ 設立10周年記念事業 ◆
<9/15 上海:豫園(龍壁)にて>
日
程
平成24年9月14日(金)~19日(月)
設立10周年
記念事業
「中国・上海」海外研修
新潟から定期便が就航されている中国・上海市は中国文化と世界各国の文化が混在した経済都市とし
て発展してきました。東洋のパリとも称されたエキゾチックで活気ある町並みや美しい夜景、古今東西
の美味しいものが集まる、観て良し!食べて良し!見どころ満載の街として海外旅行ランキングでも上
位にランクインするほど人気がある都市です。燕市国際交流協会では本年で会設立から10年を迎え、
節目の年となることから海外研修を企画。日中国交正常化40周年で話題の「中国・上海」の空気を肌
で感じ、歴史ある中国の文化に触れ、食を堪能してきました。
…… Plan ……
1日目
燕商工会議所
貸切バス / 約1時間
新潟空港
11:00 発
浦東空港(中国)
航空機 / 約2時間
14:00発
16:00着
日本 ⇒ 中国
夕食/上海料理
リニアモーターカーで上海市内へ
(乗換)
専用車で移動
時速430㎞
ホテルテックイン
専用車
上海雑技鑑賞
上海賓館
21:00 着
昼食/点心料理
(ホテル)上海賓館 専用車で上海市内へ
9:00
上海市内
観光①
上海市内
観光②
専用車
◆上海市内観光①
・豫園商城・豫園
・外灘
2日目
専用車で上海マートへ
アジアキャラバン事業
上海ショールーム視察
JETRO主催
専用車
◆上海市内観光②
・新天地
・南京路
夕食/北京料理
約 1 時間
黄浦江ナイトクルーズ
専用車
(ホテル)上海賓館
外灘と浦東の夜景を観賞
(ホテル)上海賓館
8:00
3日目
蘇州市内
観光
専用車で蘇州へ
上海市内から約 1 時間30分
専用車
◆蘇州観光
・寒山寺
・留園
昼食/点心料理
蘇州刺繍研究所
専用車
東洋のベニスを遊覧
蘇州運河遊覧
約 1 時間
夕食/四川料理
(乗換)
専用車
専用車
虎丘斜塔
田子坊
専用車
(ホテル)上海賓館
蘇州 ⇒ 上海市内
4日目
ホテルチェックアウト
上海賓館
専用車
7:00 発
貸切バス / 約1時間
燕商工会議所
15:00着
浦東空港
9:25 発
航空機 / 約2時間
新潟空港
日本 ⇒ 中国
13:00 着
…… 参加者 ……
役 職
団
№
氏
名
性別
フリガナ
所
属
長
1 齋藤 和夫
男
サイトウカズオ
燕市教育委員長
副団長
2 笠原 庄司
男
カサハラショウジ
燕商工会議所
3 村山 暢奉
男
ムラヤマミツヒロ
㈱久保田伸銅所
4 村山 祐子
女
ムラヤマユウコ
㈱久保田伸銅所
5 笠原 栄子
女
カサハラエイコ
笠原木工㈱
6 坂口 栄子
女
サカグチエイコ
㈱坂口厨房
7 川崎 勝美
男
カワサキカツミ
川崎モータース
8 山崎 眞人
男
ヤマザキマサト
アクサ生命保険㈱
9 山崎 由加里
女
ヤマザキユカリ
10 山村 美明
男
ヤマムラヨシアキ
(社)燕西蒲法人会
11 長瀬 令子
女
ナガセレイコ
(社)燕西蒲法人会
12 竹野 千枝子
女
タケノチエコ
燕商工会議所
13 渡辺 照子
女
ワタナベテルコ
14 芳賀 美佳
女
ハガミカ
日本金属ハウスウェア(工)
15 治田 緑
女
ハッタミドリ
燕商工会議所
16 小杉 弘子
女
コスギヒロコ
燕市商店連合会
事 務 局 17 佐藤 豊美
女
サトウトヨミ
燕市国際交流協会事務局
添 乗 員 18 若杉 正峰
男
ワカスギマサミネ
JTB関東法人営業三条支店
◆ 取扱旅行会社
JTB関東法人営業三条支店 tel0256-35-7222 fax0256-35-3915
◆ 現地旅行会社
南光上海国際旅行有限公司 tel021-5851-7791
…… 中国・上海について ……
尖閣諸島をめぐる日中の領土問題を火種
中国の総人口は13億 5 千万人。そのうち上海
市の人口は、約2300万人で中国の中でも人
口の一番多い都市。首都の北京よりも多い。経
発前日に在上海日本国総領事館のホームペ
に、中国での反日運動が注目される中、出
ージに「反日デモに関する注意喚起」が追
記された。一部観光客への被害状況の報告
済の中心地として発展し、ビジネスの街。繁華
と目立った刺激的な行為を慎み、言動や態
街も賑やかで夜はネオンが輝き、眠らない街「不
度に対しての注意を促す内容であった。
夜城」とも言われている。また、車両ナンバー
は車とは別売りで上海ナンバーは特に人気が高い。
〇時 差
〇通 貨
〇気 温
-1 時間
一元 = 13.15円 (現地ガイト両替レート)
平均最高気温28℃/平均最低気温22℃
いざ「中国・上海」へ
1日目
異国の地「上海」の風を感じる
会議所を出発し、新潟空港までの車内で 4 日間を共にするメンバー
の自己紹介をした。空港では連日の中国の反日デモの影響からマス
コミのカメラが待ち構え、渡航客にインタビューをしていた。時間
通りフライトし、浦東空港に到着。気温は新潟よりも少し低く、半
袖では少し肌寒い。現地ガイドが空港で出迎えてくれ、中国・上海
での旅が始まった。
●
新潟
上海
新潟空港で…
1Fロービーで目にしたのは磨きやシン
ジケートの「ピカピカの車」こと「R1」
だった。新潟の「わざ」展~磨く~という
イベントを開催中で、カップ類を中心とし
た燕製品が展示されていた。
上海リニアモーターカー 正式名を「上海磁浮列車」
という。上海浦東国際空港
と龍陽路駅の間約30キロ
を約7分間で走るリニアモ
ーターカー! 最高速度は
なんと430km/h!車
窓から見える風景には建物
は少ない。
広大な国
土だから
か、それと
も発展途
中だから
なのか…
2日目
中国上海雑技団
「上海雑技」 は 中国エンタメの中
でも悠久の歴史を誇り、時を越え技
を磨き、現代でも一級のアトラクシ
ョンとして上海の夜のエンタテイン
メントの1つとなっている。「白玉蘭劇場」は市内3か
所ある上海雑技の劇場のうちの一つで、毎晩 1 時間 30
分のステージが行われている。雑技ならではの究極の柔
軟&バランス技のパフォーマンスが次々と披露され、中
でも、球体の中をバイクで駆け回るエンディングのモー
ターバイクショーは圧巻。会場は日本人の他、ヨーロッ
パ人の観客も多かった。
目いっぱい上海を満喫
上海の「昔」と「今」を体感する
専用バスで1日上海市内を観光した。豫園商城・豫園で江南様式の大庭園を鑑賞し、外灘を
散策。古き租界時代の歴史的建築物と近代的高層ビルとが黄浦江を挟んで向かい合う光景は、
まるで時の経つ速さが違う時空にいるような錯覚さえ感じるものだった。若者や観光客に人
気のスポット、新天地や南京路も少し散策し、街の雰囲気を味わった。また、JETROが
6月から常設している上海マートのアジアキャラバン事業上海ショールームを見学し、日本
製品の現地での反応や事業の様子を伺った。夕食後はナイトクルーズで船上から夜景を堪能。
昼間とは一味違う上海の街を体感した。
豫 園
豫園商城
名園・豫園周辺に広がる一大シ
ョッピング&グルメスポット。
明清時代の建物風格を模した雄
大な商業ビルが立ち並ぶレトロ
な通りで、とんがり屋根が特徴
的。狭い道を挟んで大小のショ
ップがひしめきあい、骨董品や
お土産、料理店などが多い。景
観だけでなく、ショッピングも
楽しめるのでこの日もたくさん
の観光客と現地の中国人で賑わ
っていた。
明の時代に四川省の役人、潘允瑞が故郷を
懐かしむ両親を慰めるために建設されたという庭園。
1559 年~1577 年まで、実に 18 年間
もの歳月をかけて造られ、約 2 万㎡
もの面積の中に 40 ヵ所余りの見どこ
ろがある。広々とした園内には果樹
が巧みに配置され、多彩
な技巧を凝らした建物や
中国各地から集められた
という奇岩の数々が目を
惹く。江南の庭園は昔か
ら天下一と讃えられ、
1982 年には国の重要文化
財に指定された。
外 灘(Bund)
1843 年 11 月 17 日、アヘン戦争終結時に結ばれた南京条約により上海港が
外国に向けて開港されると、1845 年のイギリス租界を皮切りにフランスや
アメリカなど列強各国の租界地 (=中国の主権が及ばない外国人居住区)
が設けられるようになった。黄浦江沿いに立ち並ぶ外灘 (ワイタン/Bund)
建築物はその租界時代、特に 1920 年代から 30 年代にかけて各国商人や金
融機関がこぞって建てたもの。外国に開放された上海は、その後東アジア
の貿易・金融の中心として栄え、「魔都」と呼ばれるほどの隆盛を極めた。
租界は 1945 年の第二次世界大戦終戦以降なくなったが当時の建築は今も
なお荘厳な風格と共に外灘の歴史を伝えている。近代以降の 150 年間、常
に上海を代表してきた場所として、現在はホテルやレストラン、カフェや
商業施設などにリノベーションされている。
対岸には対照的に近代的な高層ビ
ルが立ち並ぶ。上海市街地から黄浦
江を挟んだ東側、地理的関係から「浦東」と呼ばれる。1990 年に経済特区
として開放されて以来、今日では史上類を見ない速度で発展を続ける中国
経済を象徴する場所として世界的に知られるようになった。現在 160 万も
の人が生活しており、現代上海を象徴する東方明珠テレビ塔や世界でも 2
番目に高い「上海ワールドフィナンシャルセンター」をはじめ、世界の名
だたる外資系ホテルや高層ビルが所狭しと建ち並ぶ。21 世紀の世界都市上
海を象徴する現代建築群とオールド上海を象徴する建築群の両方を対比で
きる外灘には遊歩道が整備され、上海観光の重要スポットとして、また市
民の憩いのエリアとして連日多くの人々で賑わっている。
新天地
1920~30 年代に建てられた
モダンな雰囲気の 「石庫門
住宅」 を修復し、旧フラン
ス租界の街並を再現した
「新天地」。ほんの15分程
度でまわれるエリアだが、過
去と現在が融合した解放感あふれる華やかな空間は、お
しゃれなカフェやショップが立ち並び、外国人観光客も
多い。ただし、店の入れ替わり
も激しいのも特徴で、人気店が
突然閉店してしまったり、いつ
の間にか新しいお店ができてい
たりと常に変化しながら発展し
ている。通り沿いの広場には土
産物ワゴンも出店している。
南京路
「南京西路」は世界的にも有名な高級ブランド店や大
きなデパートが建ち並ぶ、上海きってのファッション
ストリート。老舗や歴史的建造物が多い南京東路と違
い、近代的なビルが立ち並ぶ。周りには外資系会社の
オフィスが多く、外国人の姿もよく見かける。地下鉄
2号線「南京西路」駅から
「静安寺」駅までブランド
ショップやデパートが軒を
連ね、日系百貨店「伊勢丹」
も出店。テナントや商品は
日本国内とほぼ同 じ品揃え
に感じた。
アジアキャラバン事業上海ショールーム
休館日であった
上海ショールー
ムを特別に訪問
させてもらい、ジ
ェトロ上海代表
処 服部治副所長
からアジアキャ
ラバン事業の取
り組みについて
説明を受けた。ジ
ェトロが主催するアジアキャラバン事業は日本の中小
企業の日用品や生活雑貨などの対中輸出を支援する為
2012年6月から実施している事業。上海には上海マート内に常設ショールームを設置し、商談会や自治体、業
界団体への広報展示活動などを行っている。会場内には約90社の商品を展示しており、燕からも富士カトラリー、
和平フレイズの製品が並んでいた。9月13日からは燕製品の特設展示コーナーを入口付近に設け、燕商工会議所
のステンレスエコカップ、ビアゴブレット、KEN OKUYAMAとのコラボ製品のワインカップや洋食器をショ
ーケース内に展示していたが展示製品は少なめだった。それは
今回の特設展示向けに日本から送った製品が、反日運動の影響
を受けて税関で足止めをくってしまっていた為で、今回の訪問
の際に別に製品を持ち込んで担当者に手渡した。燕製品は好評
でバイヤーの反応も良いとのこと。8月末現在で2000人の
来場者があったという。商品説明には服部副所長のほか、新潟
で和雑貨を扱う和趣企画の野口氏など4名よりご対応いただ
き、約一時間ショールーム内を見学した。
黄浦江ナイトクルーズ
クルーズ船に乗って、黄浦江を遊覧。ライトアップされ
たロマンチックな異国情緒漂う建物を船上から鑑賞し
た。昼間の地上からとは違った上海の夜景は 100 万ドル
の夜景に匹敵するほど美しく、VIPルームで約1時間、
幻想的な情景を堪能した。行き交う他のクルーズ船も電
飾され情景にとてもマッチしていた。
一足のばして蘇州へ
3日目
世界遺産と運河の古都を巡る
蘇州は上海市内から片道1時間20分。かつて、マルコ・ポーロが運河と街並みの美しさに
「東洋のベニス」と称して絶賛したという。明代に造られた庭園が今も残っており、世界遺
産に認定されているものも多い。そうした名園を巡り、歴史散策するとともに運河をクルー
ズし、昔ながらの町並みや景観を眺め、豊富な水資源から発展した街の運河で生活してきた
人々の暮らしを垣間見た。
寒山寺
唐代の詩人だった張継が『楓橋夜泊』
という一遍の詩を詠んだことで有名
となった。南朝梁武帝の天監年間
(502~519) に創建されたと言われ
る歴史ある寺院だが、その創建当初
は 「寒山寺」 という名前ではなく、
“ 妙利普明塔院 ”、また寺院のすぐ
西にある楓橋にちなんでか “楓橋
寺”とも呼ばれていたそう。現在で
は寒山寺の“ 除夜の鐘 ” を聞くと
10 歳若返るといわれており、大晦日
には多くの観光客が訪れるのだそ
う。境内の「鐘楼」では 50 元で 3 回
まで鐘突きが体験できる。
留
園
“中国四大庭園の 1 つ” として、また “世界文化遺産”として
有名で、清代個人庭園の代表傑作とも言われ、その敷地面積は約
23,300 平方 m。庭園の随所に見られる太湖石
という無数の穴が開いた庭石は蘇州の西に
位置する太湖周辺から切り出される石灰岩
で有名な庭園ではよく見られる大変貴重な
石とのこと。園内でもっとも有名な太湖石は
ニョキッと立ちはだかる 「冠雲峰」 で高さ
6.5m もある。また、左右対称の室内の空間構
成や細かい石を綺麗に敷
き詰めて模様を施した石
畳にもこだわりを感じる。
蘇州(Suzhou)
蘇州刺繍研究所
蘇州の刺繍製品は伝統
工芸で、2000 年の歴史
を持つ。布の両面に同
じ絵柄を刺繍する両面
刺繍の制作は高い技術
を要する。その制作工
房を見学し、刺繍の歴史や伝説の分説明
を受けた。ベテランの職人が一針一針刺
すその作業はとても細かいのもで、その
道数十年のベテランが何年もかけて制作
するものもあるという。仕上がった作品
はまるで絵を描いたように華やかで繊
細、かつ力強く、息を呑む様な美しさに
価格の高さも納得!させられた。
蘇州運河遊覧
現地ガイドさんのオプショナルにメンバ
ー全員で参加したもの。蘇州はかつてマル
コポーロが「東方見聞録」の中で「東洋の
ベニス」と称えた水郷の街。現在も昔なが
らの街並みが残っており、洗濯風景や台所
など水郷に隣接して生活する様子が垣間
見れた。運河を小さな船が行き交う遊覧は
観光スポットになっている。ただ、水は濁
っていて少し臭いが気になった。
虎
丘
田子坊
2400 年前の春秋時代、越王との戦いに敗れた呉王の闔
閭 (こうりょ) がこの地に埋葬されてから 3 日後、
その墓に白い虎が現れたことから 「虎丘」 となった
という伝説が残る。虎丘の代表的存在の「雲岩寺塔」
は地盤沈下のため約 15 度傾き、
“ 東洋のピサの斜塔 ”
とも呼ばれている。雲岩寺塔をバックに記念撮影をする
人も多い。
古き良き上海に
想いを馳せる
ここには、今上海で注目されているアーティストのブ
ティックやファッショナブルなカフェなどが、集合住
宅の合間の路地にぎっしりとつまっている。南は泰康
路、北は建国西路、この 2 本の大通りに挟まれた路地
裏エリアを「田子坊」と呼ぶ。最先端なモノからスー
パーローカルなモノまで、いろいろなシーンが織り交
ざる、まさに上海の縮図のようなエリアとなっている。
この日は休日だったこともあり、大勢のお客で賑わっ
ていた。その賑わいと迷路のような所狭しと軒を連ね
る店の様子はワクワク感をそそられた。散策時間が少
ないのが残念だった。
和平飯店「OLD JAZZ BER」
外灘にあるゴシック建築で有名な中国・上海の5
つ星ホテル「和平飯店」の1階バーにある有名な
オールドジャズバンド。和平飯店のオールドジャ
ズバンドと言えば、あまりにも有名。平均年齢7
5歳というオールドジャズマンたちが深みのある
ジャズを聴かせてくれる。日本の歌謡曲やポール
モーリアなどのポップスも披露している。この日
はモダンジャスの他、帰り際に「上を向いて歩こ
う」を演奏してくれた。これにはメンバーも大喜
び!とても盛り上がり、最後にはジャズマンと握
手をしてのお別れでした。
青島ビールのアルコール度→
は 3。4%。かなり薄め
で、酒の弱い人でも飲
みやすい。
←上海マート裏の道は、
領事館の側の為、通
行止めに。数十人の
公安が待機していた
上海滞在中の宿泊→
先の上海賓館。日本
人の観光客やビジネス
マンの利用が多い。側
の公園では毎朝、太
極拳をしている。
4日目
4 日間の海外体験を終えて
上海の印象は…“三重マル!”
四日間の日程も無事終了し帰路へ。日本では連日の反日
デモの様子が報道されていたようだが、中国のTVでは
そんなに取り上げていなかった。デモ行進に遭うことも
見かけることもなく、危険に身をさらされることもなく、
楽しく過ごすことができたが、安全面を考慮して自由行
動が制限された。現地ガイドは観光先で一般の中国人が
陰口を言う場面を数回経験していたようで、かなり気に
しながら引率してくれていた。また、15日には蘇州で
16日には上海でデモ行進や暴動があったらしく、2 日目
と 3 日目の日程が入れ替わっていたら、観光できなかっ
たことを考えると、偶然でもとてもラッキーだった。常
に集団での行動だったことであまり自由時間が取れなか
ったのが残念だったが、ほとんどの上海の観光スポット
を廻りきるという大変凝縮された海外研修となった。ホ
テルから空港に向かうバスの中では、すでに慰労会の要
望もでるほどで、参加者の皆さんは充実した 4 日間を過
ごされたようだった。ただ、正直、そろそろ中国料理に
も飽きてきて日本食が恋しくなってきた頃でもあった。
浦東空港からは時間通りにフライトし新潟空港に降り立
ったが、35℃の気温の高さにはビックリ!!日本中で新
潟が一番暑かったらしい。そして、また到着ロビーには
TV局のカメラマンが待ち構えていて、今回の
視察団の団長の斎藤さんがインタビューを受けることになった。もちろ
ん、夕方のニュース番組でバッチリと放映されたことは言うまでもない。
今回の海外研修は日中関係の影響から不安を抱えながらの渡航だった。
また、参加者は、海外旅行初体験という方も多かったが、終えてみれば
上海の印象は上々。次回の海外研修を望む声も聞かれた。天候に恵まれ、
現地ガイドさんにも気持ちよく接していただき、何より楽しむことが上
手な方々ばかりで、記念事業を“二重マル”いや“三重マル”で終える
ことができたことに安堵と感謝の想いでいっぱいである。
徐 琳(じょ
りん)さん
ガイド歴 9 年の 29 歳。日本語
が堪能で案内や説明がしっか
りしていて、とても気配りのき
く女性でした。
その人柄の良
さに「燕に招
待したい~」
との声も。
Fly UP