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「(一)静岡焼津線 災害関連事業」について 静岡県
平成26年発生 災害復旧事業の紹介 「(一)静岡焼津線 災害関連事業」について 静岡県 災害採択概要 (一)静岡焼津線 災害採択概要① 〔復旧工事概要〕 延長:965m 採択事業費:28.8億円 うち災害費:14.8億円 改良費:13.5億円 他費 : 0.5億円 事業期間:平成26年度~平成28年度 事業内容:トンネル工:881m 照明灯設備工:1式 非常用設備工:1式 用地:1式 測試:1式 被災年月日及び異常気象名:平成25年10月15日~平成26年5月9日の地すべり 災害査定日:平成26年7月14、15日 (一)静岡焼津線 災害採択概要② 平成25年10月15日~16日に、静岡県に接近・通過した台風26号に伴う豪雨によって、幅60m規 模にわたり一般県道静岡焼津線の路面に亀裂・道路沈下が発生し、調査の結果、地すべりと確認 された。 このため、道路災害関連事業により、被災箇所と周辺の崩壊のおそれのある脆弱な斜面を迂回 するトンネルを新設する改良復旧を行うものである。 被災延長 L=62m (一)静岡焼津線 災害採択概要③ 災害費 改良費 崩壊危険斜面 今回被災箇所 海岸浸食 再度災害防止 災害関連事業区間 L=965m 地すべり面 トンネル L=811m 至静岡市→ 目 次 1.災害箇所 2.生活への影響 3.地質概要 4.現地調査 5.災害箇所の既設対策工 6.地すべり解析 7.地すべり対策工法検討(災害費:親災) 8.改良復旧工法検討(改良費:災害関連) 1.災害箇所 災害箇所① 位置図 焼津市 被災箇所 静岡県 焼津市 災害箇所② 被災箇所は、駿河湾の西側の大崩海岸の南端部に位置する。 大崩海岸は、安倍川と瀬戸川に挟まれた高草山を有する山地の海岸部に位置する。被災箇所の位置する大崩海岸の南端部は、 海岸から約200m山側に海岸とほぼ平行な北東-南西方向に標高150~200mの尾根線を有し、南東方向に傾斜を持つ急崖斜面 であり、斜面を分断するような大きな沢が発達しない。特に海岸沿いには、ほぼ垂直な断崖が形成されおり、崖の途中に海岸線と平 行するように一般県道静岡焼津線が建設されている。 静岡市 安倍川 高草山 東海道本線 東海道新幹線 国道150号線 東名高速道路 焼津市 元小浜地区 焼津市 被災箇所 ホテル 2施設 瀬戸川 N 災害箇所③ 安倍川 当目トンネル ホテル 2施設 被災箇所 脆弱斜面の範囲 レーザープロファイラーによる 赤色立体図 被災箇所 被災箇所 崩壊危険斜面が連続する。 被災箇所 水深が浅いため、船が斜面に近づくことが困難なため護岸が設置されていない。 護岸がないため、斜面末端は浸食をうける。 末端浸食が拡大すると、道路まで影響を及ぼす崩壊が発生する可能性がある。 災害箇所斜面上からの写真 2.生活への影響 生活への影響 一般県道静岡焼津線は、平成25年10月15日~16日の台風26号に伴 う豪雨によって、当目トンネルから約150m起点側で、道路を横断する段 差亀裂が発生した。 この日のうちに、L=1.2kmを全面通行止めにした。 静岡市 藤枝市 焼津市 3.地質概要 地質概要 新第三紀 前期中新世の後期 高草山層群 大崩累層 被災箇所 大崩累層は、アルカリ玄武岩と粗面安山岩 の溶岩を主体とし、粗面岩・アルカリドレライト。 アルカリ斑れい岩・ミュジアライト・ハワイアイト などの貫入岩を伴っている。また、本累層の 最上部には、凝灰角礫岩、及び凝灰質砂岩と 泥岩の互層が発達しており、下位のアルカリ 玄武岩溶岩を整合に覆っている。大崩累層の 厚さは1,300m以上あると推定される。 4.現地調査 地すべり調査範囲・計器観測について ボーリング調査 N=5本:11月上旬から実施 地盤伸縮計 N=5箇所:10月22日設置 パイプ歪計 N=1箇所:11月25日設置 孔内傾斜計 N=2箇所: 11月25日設置 岩盤変位計 N=1箇所: 12月25日設置 地下水位計 N=1箇所: 10月15日設置 警報機 N=1箇所: 10月25日構築 ウエブカメラ N=1箇所: 11月1日設置 地すべり計器観測について 監視体制 ①地盤伸縮計が、時間4mmの移動を 確認した場合、緊急メールを登録 者へ自動的に送る→職員出勤 ②ウエブカメラを設置し、現場状況を インターネットで確認 現場作業時の監視 ①回転灯、スピーカー設置 その他計器 地すべり頭部 地すべり頭部は、法枠の継ぎ目の開口亀裂が連続する。 地すべり側面 道路上斜面(焼津側側部) 法枠継ぎ目に開口亀裂が認められた。 道路上斜面(静岡側側部) 法枠とモルタル吹付との境界通り、道路付近 の亀裂につながる。 道路の変状 道路は、高さ1.5mの段差が形成され、幅約60mで沈下した。 道路部(焼津側側部) 道路部(静岡側側部) 地すべり末端 地すべり末端は、崩壊、法枠背後の空洞化が認められた。 ロッククライミング調査 被災ブロックは、45°以上の急斜 面を呈し、通常の現地踏査では、立 ち入ることが困難な場所が多く存在 する。 ロッククライミングの技術を用い、 安全を確保しながら、立ち入り困難 な場所の現地調査を行った。ロック クライミング調査により確認した場所 を、左に示した。 5.災害箇所の既設対策工 既設対策工 区 分 上部法面 アンカー工 下部法面 アンカー工 項 目 目 的 設計アンカー力 許容引張力Tas 施工年度 段 数 間 隔 長 さ 受圧板 目 的 設計アンカー力 許容引張力Tas 施工年度 段 数 間 隔 長 さ 受圧板 採 用 地すべり抑止 20.0 tf/本 27.43 tf H9 6段 4m 12.3m 吹付法枠F500 地すべり抑止 22.7 tf/本 27.43 tf H9 8段 4m 8~16.5m 吹付法枠F500 備 考 (Pr=39.9tf/m) 異形PC鋼棒 φ 23 断面図参照 (Pr=41.9tf/m) 異形PC鋼棒 φ 23 上段アンカー 断面図参照 下段アンカー 現況道路 6.地すべり解析 ボーリング調査結果:BV-1 実施したBV-1の コア状況 砂礫 崩積土砂 強風化凝灰角礫岩 風化玄武岩 強風化凝灰角礫岩 風化玄武岩 玄武岩 風化凝灰角礫岩 強風化玄武岩 風化凝灰角礫岩 凝灰角礫岩 地すべり範囲 背後斜面に連続する亀裂は存在しない。 ①頭部(S-5) 引張変動 連続亀裂 ③側部(S-2) 引張変動 段差亀裂 ④末端部 亀裂は側部から連続 空洞内に移動塊と不動岩盤境界確認 ②側部(S-1) 引張変動 段差亀裂 伸縮計変動グラフ図 S-5 地盤伸縮計 VS-4 地中伸縮計 S-3 地盤伸縮計 S-4’ 地盤伸縮計 S-4 地盤伸縮計 S-2 地盤伸縮計 S-1 地盤伸縮計 VS-1 地中伸縮計 地盤伸縮計変動図 S-2 降雨後、変動が活発化 S-1 S-5 S-3 S-4’ 地中観測計器変動グラフ BV-5 地下水位計 BV-4 孔内傾斜計 BV-1 孔内傾斜計 BV-3 パイプ式歪計 BH-2 岩盤変位計 地すべり層 被災前後のLP差分図(H23-H25) 地すべり規模(調査結果) 項 目 地すべり規模 ブロック範囲 地すべり背後 斜面状況 その他周辺斜面 幅 W(m) 60 位 置 すべり頭部 側部(静岡市) 側部(焼津市) すべり末端部 長さ L(m) 70 層厚 D(m) 25 土塊量 V(m3) 備 考 V=W×L×D×1/3 35,000 主な現象 計器変動の有無 その他 上部法面内の段差開口亀裂 伸縮計S-5 路面上の段差亀裂~縦亀裂 伸縮計S-1 路面上の段差亀裂~縦亀裂 伸縮計S-2 海岸部のせり出し(アンカー飛び出し)、崩壊 H23-25差分図 やせ尾根地形より大規模な地すべり・崩壊跡地形が形成されている。ただし、今回被災後の現地踏査 では災害ブロックに連続するような新しい変状はなく、現状で不安定化の兆候は確認されない。 焼津市側の海岸部で岩盤崩壊が発生している。 また、路線沿いの海岸部では波浪浸食による法面工下部の空洞化が確認される。 7.地すべり対策工法検討 (災害費:親災) 対策工法選定:第1案 橋梁案、第2案 トンネル案 被災箇所は、海に面しており、地すべり背後は急峻な地形であることから、幅60mの規模である地すべりに対して、原 形復旧の対策工をするには、仮設等の付随する工事が大規模なものとなる。 災害申請においては、現道復旧が困難な場合は、橋梁やトンネルで迂回する案を申請できることから、対策工法選定 で、橋梁で地すべりを迂回する案、トンネルで地すべりを迂回する案、地すべり対策工を実施し現道復旧する案を選定 し、比較検討を行った。 急峻な地形等で道路敷きを含めて大規模に崩壊し、原形復旧が困難な場合は、次のような申請をすることができる。 ○盛土、切土による原形復旧が技術的困難、かつ効果になる場合は、橋梁、さん道による復旧を申請することがで きる(ケースa)。 ○在来の道路位置に復旧することが技術的に困難であるためトンネルによる復旧を申請することができる(ケース b)。 なお、これらの場合は、必要最小限の工事としなければならない。 「災害申請工法のポイント (社)全国建設技術協会 H11.3 p148~149」 対策工法選定:第3案 現道復旧案(応急対策) 地すべり対策工は、対策工の持つ機能の違いから、抑制工と抑止工のふたつに大別される。 抑制工・・・地すべり地の地形、地下水の状態などの自然条件を変化させることによって、滑動力、抵抗力のバランスを改善し、 地すべり運動を停止または緩和させる工法 抑止工・・・構造物のもつ抵抗力を不可することにより、地すべり運動の一部または全部を停止させる工法 これまで一般的に用いられてきた地すべり防止工を分類すると下記のとおりである。 地すべり防止工の分類 対象地すべりは、滑動中であるため、応急対策工で地すべりを沈静化させた後に、地すべり地内に立ち入って対策工を実施する必要がある。 以下に、応急対策工と恒久対策工とをわけて、地すべり対策工の適用可否についてまとめる。 対象地すべりの応急対策工としての評価 工種 地表水排除工 (浸透防止工・水路工) 横ボーリング工 抑 制 工 抑 止 工 地下水排除工 集水井工 排水 トンネル工 明暗渠工 排土工 押え盛土工 河川(海岸)構造物 杭工(鋼管杭工) アンカー工 深礎杭工 ・ ・ 概要 応急対策工として地すべり周辺に水路工を配置することが考えられるが、対策工の効果は低いと 判断される。 豪雨時に変動が活発化していることから、地すべり地内に流入する地下水を速やかに排除するこ とは適する。地すべり地外からの対策なら可能 斜面勾配が急であり、当地区での配置は困難 横ボーリング配置可能であるため、経済性を考慮し採用しない。 ・ 工費に見合った効果が期待できない。 × ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 地下水位が低いこと、地すべり土塊の透水性が高いことから、当地区には適さない。 地すべり地内に入らずに施工でき、応急対策としても実施可能である。 滑動地すべり直下での作業となるため不可 活動地すべり直下で野作業となるため不可 滑動地すべりであるため不可 滑動地すべりであるため不可 滑動地すべりであるため不可 × ○ × × × × × ・ ・ 評価 × ○ × 対策工法選定:第3案 現道復旧案(恒久対策) 対象地すべりの恒久対策工としての評価 工種 概要 地表水排除工 (浸透防止工・水路工) 評価 ・ 豪雨時に変動が活発化していることから、地すべり地内に流入する地下水を削減でき る。法枠+モルタル吹付、道路排水路など、全ての対策工検討案で採用。 ○ ・ 豪雨時に変動が活発化していることから、地すべり地内に流入する地下水を速やかに 排除することは適する。全ての対策工検討案で採用 ○ 集水井工 ・ ・ 斜面勾配が急であり、当地区での配置は困難 横ボーリング配置可能であるため、経済性を考慮し採用しない。 × 制 排水 トンネル工 ・ 工費に見合った効果が期待できない。 × 工 明暗渠工 ・ ・ ・ 地下水位が低いこと、地すべり土塊の透水性が高いことから、当地区には適さない。 地すべり地内に入らずに施工でき、応急対策としても実施可能である。 頭部排土による地すべり沈静化後は施工可能である。 × ◎ ◎ ・ 斜面末端部の欠損部の埋め戻し、脚部固定として有効である。全ての対策工検討案で 採用 ○ 杭工(鋼管杭工) アンカー工 ・ ・ 道路付近にくさび領域があり、配置可能。 既存施設もアンカーが施工されており、配置可能 ◎ ◎ 深礎杭工 ・ 地すべり規模は杭工で十分であるため適さない。 × 横ボーリング工 抑 地下水排除工 排土工 押え盛土工 河川(海岸)構造物 抑 止 工 ◎:工法比較検討の工種 ○:全ての対策工検討案で採用 応急対策工は、地すべり地外からの作業が必須であるため、横ボーリング工と頭部排土工が採用される。 恒久対策工は、地すべりが応急対策工により沈静化したら、ほぼすべての工法が可能であるが、経済性、施工効果を考慮すると、 大規模な工事となる集水井工、排水トンネル工、深礎杭工は適さない。また、明暗渠工は、地下水位が低く、地山の透水性がよいと 判断されることから、効果は低いと判断される。 対策工法選定 第1案:迂回路案(橋梁工)案 地すべり活動時の影響範囲 L=70m 橋長 L=480m、H=44.5m 約2,000百万円 対策工法選定 第2案:迂回路案(トンネル工)案 地すべりとトンネルの離隔 トンネル長 L=415m 約1,710百万円 対策工法選定 第3案:現道復旧案 採用案 約1,520百万円 対策工法選定 第3案:現道復旧案 計画安全率 計画安全率 (災害手帳 H26 P393) 応急対策工法選定 第3案:現道復旧案 横ボーリング工 応急対策工法選定 第3案:現道復旧案 横ボーリング工 平面図 標準断面図 横ボーリング工 地すべり面 応急対策工法選定 第3案:現道復旧案 頭部排土工 応急対策工法選定 第3案:現道復旧案 頭部排土工 平面図 標準断面図 応急頭部排土工 地すべり面 応急対策工法選定 第3案:現道復旧案 切土法面勾配の比較 施工方法の比較 無人化施工併用+1:0.5(鉄筋挿入工) (地すべり地内での施工) 人力・機械施工+1:0.5(鉄筋挿入工) (地すべり地外での施工) 採用 ① ③ 172百万円 無人化施工併用+1:1.2 (地すべり地内での施工) 159百万円 人力・機械施工+1:1.2 (地すべり地外での施工) ➃ ② 333百万円 371百万円 応急対策工法選定 第3案:現道復旧案 重機・土砂の運搬比較 頭部排土の重機搬入と土砂搬出方法検討 仮橋案 ② なお、活動中の地すべりであるため、地すべり 土塊内に土砂を落とさない工法で比較 クレーン案 採用案 ① 250百万円 索道案 160百万円 240百万円 ③ 恒久対策工法選定 第3案:現道復旧案 恒久対策工法選定 第3案:現道復旧案 排土工高さの比較 排土工の比較は、排土工と不足する地すべり 対策工を組み合わせの案で、経済性比較 道路面までの頭部排土+アンカー工 ② 応急対策頭部排土+アンカー工 採用案 ① 1,330百万円 安全率1.15排土+橋梁 ③ 890百万円 1,770百万円 恒久対策工法選定 第3案:現道復旧案 抑止工・押え盛土の比較 排土工の比較により、応急対策頭部排土+アン カー工が経済性に優れると判断された。 この上で、“アンカー工”部の比較検討を行う。 応急対策頭部排土+鋼管杭工 鋼管杭工(37本)、アンカー(40本)、 擁壁工、仮設消波ブロック ② 応急対策頭部排土+アンカー工 採用案 アンカー工(209本)、擁壁工、 仮設消波ブロック 1,010百万円 応急対策頭部排土+押え盛土工 盛土(426m3)、アンカー(131本)、 消波ブロック ③ ① 890百万円 1,060百万円 恒久対策工法選定 第3案:現道復旧案 末端部の浸食防止 地すべり全体の安全率低下をも たらす末端部の浸食を防止するこ とを目的とする。 恒久対策工法選定 第3案:現道復旧案 末端部の浸食防止 資機材運搬の仮設道路比較 仮設構台・仮橋 採用案 ② ① 280百万円 工事用道路案 浚渫案 350百万円 ③ 490百万円 恒久対策工法選定 第3案:現道復旧案 末端部の浸食防止 海岸部のもたれ擁壁工事中の仮締切比較 土のう+消波ブロックによる仮締切 採用案 ① 90百万円 鋼矢板による仮締切案 ② 120百万円 恒久対策工法選定 第3案:現道復旧案 末端部の浸食防止 脚部固定工の比較 擁壁 採用案 ① 360百万円 消波ブロック案 ② 370百万円 採用案:第3案 8.改良復旧工法検討 (改良費:災害関連) 迂回トンネル案 災害関連事業は、災害箇所の原型復旧のみではその効果が限定される場合、また、これに接続する一連の施 設を含めた場合の効用が限定される場合において、災害復旧事業費に同程度の関連(改良費)を加えて、この 災害箇所を、あるいは、一連の効用を発揮するため未災箇所等を含めて改良復旧することにより、再度災害を 防止する事業である。 「平成26年度 災害手帳 p237」 採択基準 総工事費のうち災害関連工事費の占める割合が原則として5割以下のものであり、かつ、1箇所の災害関連工 事費が都道府県工事、指定都市工事にあっては2,400万円以上、市町村(指定都市を除く。)工事にあっては 1,800万円以上のもの 「平成26年度 災害手帳 p238」 災害箇所周辺の点検位置図 当該箇所は、崩壊の危険性が高いことから、平成2年度より斜面に番号を付けて毎年点検を行っている。 災害箇所周辺の点検状況(全体図) 脆弱区間 脆弱区間 点検結果(Tー29概要) 点検結果(T-31概要) 点検結果(T-32概要) 点検結果(T-33概要) 点検結果(T-34概要) 点検結果(まとめ) 迂回トンネルルート案 第4案 第1案 第2案 第3案 査定申請箇所 迂回ルートおよび坑口位置比較(焼津側(終点側)) 採用案 ① 3,360百万円 ② 2,920百万円 ③ 2,860百万円 ➃ 3,040百万円 迂回ルートおよび坑口位置(静岡側(起点側)) 採用案 ① 採用迂回ルートおよび坑口位置概要 採用迂回ルート地質縦断図 ■過年度の地すべり範囲における地質調査で弾性波速度(km/s)を検測していることから、 その時点の資料を基にトンネル区間の弾性波速度(km/s)を推定し地質縦断図を作成している。 ■当該地域は玄武岩から成り、一軸圧縮強度はqu=25~50N/mm2と推測する。 採用迂回ルート離隔について トンネル標準断面図 監査路 750 2750 2750 監査路 750 維持管理費等の比較 過去の対策状況 今後の維持管理費等