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目 次 最優秀賞 2 団体部門 特定医療法人 群馬会 群馬病院
目 次 最優秀賞 2 団体部門 特定医療法人 群馬会 群馬病院(高崎市) 個人部門 岩崎 明(榛東村) 優秀賞 団体部門 6 サンデンファシリティ株式会社ECOS事業部(前橋市) プラス株式会社(前橋市) 個人部門 佐藤 和幸(中之条町) 奨励賞 団体部門 7 榛東バラ愛好会(榛東村) 伊参3区(中之条町) 個人部門 松本 春子(太田市) 結果概要 9 審査講評 10 実施要領 11 審査要領 13 - 1 - 団 体 部 門 最優秀賞 特定医療法人 群馬会 群馬病院(高崎市) 優しいカラーコンビネーションで創る ボーダーガーデンとウッドランド 院内に咲く季節の花で創作される アレンジメント 四季の花々に渡り鳥も憩う ウォーターガーデン 窓からの景観にも潤いを与える シークレットガーデン - 2 - 9つのテーマで創る癒やしのイングリッシュガーデン 概 要 花と緑でのセラピーを目的として、9つのテーマで構成するイングリッシュガーデンを展開し ています。散策しながら四季折々の草花と木々を見て、触れ、香りを楽しむ、五感で感じるセラ ピーのガーデンです。季節の空に緑が映える中庭は、スポーツやゲームでの利用の他、コンサー トやガーデンパーティも開催され、託児所の子供たちの遊び場ともなります。 花と緑の状況 病院の立替えを機に植物によるセラピーが提案され、建設予定地に5,000㎡のガーデ ンを計画しました。 正面には左右対称の40mの「ボーダーガーデン」、アロマセラピーの「ハーブガーデン」 は数十種類のハーブを誇ります。「ウッドランドガーデン」は、約250本の樹木と森の草 花で、身近に森林浴を楽しめます。水面に写る草花の姿にも配慮した「ウォーターガーデン」 は、渡り鳥の憩いの場で、水辺に沿った渡り廊下には、季節の花の咲く「コンテナガーデン」 を置きました。病棟の日陰も「シェードガーデン」としてカラーリーフを配しています。家 庭の庭のイメージは、「コテージガーデン」です。また、窓から望む2箇所の「シークレッ トガーデン」、セラピーに使う花材は、「カッティングガーデン」で種から育てています。 院内は、ガーデンに咲く草花を利用して、週替わりで季節感のあるアレンジメントを飾り ます。入院患者さんとデイケアの方々を対象としたアレンジメント教室は、週1回の開催で す。花材には、生花の他、押し花、ドライフラワー、木の実、枝、種と、植物のあらゆるツ ールを用い、植物の力を借ります。教室への参加者は、月平均250~300人となります。 波及効果 ガーデンは患者さんの他にスタッフも関心を持ち、天候の良い日に散策する姿が多くみられま す。草花を介しての会話も弾み、植物の計り知れないヒーリング力を感じます。 アレンジメント教室は、患者さんが心穏やかに過ごせる時間であるとスタッフは述べます。外 出の叶わぬ患者さんには、種まき等を手伝ってもらいます。自らまいた種が生長する過程は、患 者さんと医師との心を繋げています。退院時、自宅のガーデニングに挑戦したいとのことで種や 苗を持ち帰る方も多くいます。 それぞれの方々の生きる目的のひとつになればと願いこめたイングリッシュガーデンです。 これからの課題と展望 現在、庭の管理には女性2人で従事しています。庭の充実に伴って多くの労力が必要になって きました。活動に賛同されるスタッフの増員を検討中です。また、地域の方々との交流をより深 めるとともに他団体さんとの交流も構築し、オープンガーデンを更に広げたいと願っています。 - 3 - 個 人 部 門 最優秀賞 岩崎 明(榛東村) 自作の木材アーチに咲き誇る バラは青空がキャンバス バラのトンネルのその先は・・・ バラの香りに包まれた バイオリンのミニコンサート さらに広がる憩いの場 枕木を活用したローズガーデン創作中 - 4 - 青空のキャンバスに描くローズガーデン 概要 自宅に隣接する200坪と150坪のふたつのローズガーデンは、色彩や植栽を考慮し、多様 な品種で構成しています。青空も素材の一部として捉えた形式にとらわれない自由な発想での創 造と、周辺環境との調和も心掛けています。また、盛花期にはオープンガーデンを開催しており、 多くの来客者で賑わいます。今年は、取り組みを初めて10年の節目となりました。 花と緑の状況 庭先に咲くバラに興味を持ち、自宅に数本のバラを植えて楽しんでいたとろ、来客者からお褒 めの言葉をいただいたことがきっかけとなり、バラ栽培を始めました。 年間を通じて愛情を持って栽培に従事することで、バラ栽培の基本を身につけるように努めて います。来客者がまた見に来たいと思われるような心が癒やされるローズガーデンとなるよう努 めています。 ひとつ目の庭は、自作の木材アーチを活用したバラと芝との組合せが来客者を迎えます。自宅 方向から望む木材アーチのバラは、周辺景観との調和にも配慮しています。庭の中心には、アー チを利用して、ツルバラ仕立てにした8本のバラでトンネルを作りました。その他、130種類 の品種を育成し、訪れた人々を楽しませるよう心掛けています。 今年完成したふたつ目の庭は、正面入り口に枕木を活用しました。庭の中心にはシンボルとな るバラを植えました。房咲きで真っ赤な花を咲き誇ります。 波及効果 所属する「榛東バラ愛好会」で開催するオープンガーデンへの参加者数は、昨年度は6軒、今 年度は12軒と倍増し、来年度は20軒での開催を予定しています。県内から多くの方々に訪れ ていただき、地域の活性化にも繋がっています。来客者は、バラ愛好家はもとより、幼稚園、学 校関係、老人クラブの方々と多岐に渡り、多くの方々に楽しんでいただいています。 これらの活動を通じて、村内だけでなく他の地域の方々との花仲間ができました。お互いに切 磋琢磨しながらの交流は、年齢、性別を問わず心の通じ合える場となりました。 これからの展開と課題 所属する「榛東バラ愛好会」のオープンガーデンは、見学マップの作成や駐車場の確保といっ た訪れる方に優しい取り組みを展開していく予定です。 また、榛東村に移住してこられたバイオリニストの方ともバラが縁で親交が結べました。お招 きしてのミニコンサートは大盛況でした。恵まれた自然の中で、バラの香りに包まれ、バイオリ ンの音色に身も心も委ねる時間を多くの方にの提供できたことに大きな喜びを感じました。 将来は、日本一面積の小さいこの榛東村を「バラ香る音楽の村」へと夢は広がります。 - 5 - 事例紹介 団体部門 優秀賞 サンデンファシリティ株式会社ECOS事業部(前橋市) 《 内 容 》 生き物にとっての棲みやすさに重点を置いた緑地・森林管理を展開し、その活動を地域住民や社員 家族を対象としたイベントの中に取り入れてる。 《受賞の理由》 自生植物の保護、間伐材の活用といった自然に配慮した花と緑で潤うの空間は、働く人々や訪れた 人の心を癒やす。また。自然の大切さを学ぶ体験学習を地域住民に展開している。 《アドバイス》 より多くの方々が活動に参加できるようなイベント等の開催に期待する。 事例紹介 団体部門 優秀賞 プラス株式会社(前橋市) 《 内 容 》 「自然との共生」と「地域社会への貢献」をコンセプトにありのままの地形や自然の景観を損なう ことなく、工場の緑化に取り組む。 《受賞の理由》 自然と人間がバランスよく共生のする産業複合施設を創出している。敷地内を流れる神沢川の清掃 活動を市役所や近隣自治会へ呼びかける「神沢川クリーン作戦」を22年間に渡り実施している。 《アドバイス》 広大な敷地の管理・維持の継続に向けて、整備計画案等の策定に努めてもらいたい。 - 6 - 事例紹介 個人部門 優秀賞 佐藤和幸(中之条町) 《 内 容 》 松や桜等の庭木、サツキやツツジの生け垣、庭に続く山斜面のワラビやフキ、土手のアジサイ、水 路のミズバショウ等の多種多様の植物が、周辺環境に溶け込み四季折々の庭に彩る。 《受賞の理由》 自然が多く残る地域で、周辺環境に配慮された庭造りが実践されている。そこから繋がる地域の人 々との交流を心から楽しむ姿勢が、心地よい空間を創り出している。 《アドバイス》 夫婦共同の庭造りをより多くの方々知ってもらえるよう情報発信に努めてもらいたい。 事例紹介 団体部門 奨励賞 榛東バラ愛好会(榛東村) 《 内 容 》 村で開催された「バラの育て方教室」をきっかけに発足された会は10年目を迎え、個性に富むそ れぞれの庭は、訪れる人々の目を楽しませている。 《受賞の理由》 県内一円からの来場者で賑わう12軒13箇所で開催されるオープンガーデンは、地域の活性化に 繋がっている。また、来場する高齢者の方等への配慮がなされている。 《アドバイス》 バラ愛好会案内マップの充実やより多くのイベントの開催を地域の活性化に繋げてもらいたい。 - 7 - 事例紹介 団体部門 奨励賞 伊参3区 (中之条町) 《 内 容 》 町内主要道路沿線の3カ所の花壇は、区民全員の協力により管理される。活動は今年で30年目を 迎え、咲き誇るサルビアの朱色は、町の景観となっている。 《受賞の理由》 地域住民の要望から始まった取り組みが長期にわたり継続されている。また、地域の連携・交流、 環境美化の充実等のコミュニティの発展にも繋げている。 《アドバイス》 今後も活動を継続し、子供たちの「ふるさとづくり」に繋げてほしい。 事例紹介 個人部門 奨励賞 松本 《 春子(太田市) 内 容 》 四季の草花に加え、珍しいトロピカルフルーツや多様なクリスマスローズによる植栽は、ハロウィ ンやクリスマス等の年間を通じて開催しているオープンガーデンの来訪者を楽しませている。 《受賞の理由》 限られた空間を、統一した植栽・装飾で演出している。また、人との繋がりを大切にしてオープン ガーデンを開催している。 《アドバイス》 所属する団体の発展と他地域の団体等との交流の輪が拡がる取り組みに期待する。 - 8 - 平成27年度花と緑の活用事例コンテスト結果概要 1 2 審査結果 部 門 応募数 団 体 個 合 最優秀賞 優秀賞 奨励賞 入賞計 9 1 2 2 5 人 5 1 1 1 3 計 14 2 3 3 8 受賞者 ○団体の部 賞 団 体 住 群馬病院 所 最優秀賞 特定医療法人 優 秀 賞 サンデンファシリティ株式会社ECOS事業部 前 橋 市 プラス株式会社 前 橋 市 榛東村バラ愛好会 榛 東 村 伊参3区 中之条町 奨 励 賞 群馬会 名 高 崎 市 ○個人の部 賞 3 氏 住 所 最優秀賞 岩崎 明 榛 東 村 優 秀 賞 佐藤 和幸 中之条町 奨 励 賞 松本 春子 太 田 市 審査経過 期日・期間 6月25日~7月31日 9月30日 10月13,14日 4 名 内 容 募集 1次審査(書類審査) 2次審査(現地調査、最終審査) 審査委員 氏 名 所 属 福田 具可 (公財)日本花の会 花のまちづくりアドバイザー 天田 玉江 花のまちづくり実践者 福島 尚嗣 群馬県 農政部 技術支援課 茂木 祐一 群馬県 県土整備部 都市計画課 - 9 - 備 考 委員長 平成27年度花と緑の活用事例コンテスト審査講評 審査委員長 福田 具可 花と緑の活用により、美しく潤いのある生活環境の創出を行っている団体及び個人の顕彰を目 的とした本コンテストには、団体部門9点、個人部門5点、合計14点の応募をいただきました。 応募者の活動は、オープンガーデンの実施、長期に及ぶ活動の継続、それらを介しての地域との 連携と、それぞれ熱心に取り組んでいました。 審査にあたっては、新規性や創造性に優れた花と緑の活用、その活動を通じた周囲との連携や 波及効果の2点を特に注目しました。以下に各部門の審査状況を報告します。 【団体部門】 団体部門は、各団体が明確な目的を持って、花と緑の活用に取り組んでいました。そのコンセ プトは多岐に渡り、いずれも素晴らしい活動でした。 最優秀賞の高崎市の特定医療法人群馬病院は、9つのテーマで構成するイングリッシュガーデ ンを展開しています。敷地内の散策や採取した草花を用いたアレンジメント教室の開催といった 園芸療法は、医療分野での理想的な花と緑の活用事例といえます。また、地域の景観に配慮した 管理、地域住民からの種や苗の提供、訪れた方々への自家採取した種の配布といった地域との積 極的な交流により、活動の幅を広げる姿勢を高く評価しました。 優秀賞には、生き物にとっての棲みやすさに重点を置いた緑地・森林の管理を展開するサンデ ンファシリティ株式会社ECOS事業部と、ありのままの地形や自然の景観を損なうことなく工場の 緑化に取り組むプラス株式会社の2団体が入賞しました。両団体ともその取り組みを地域の住民 の方々にも還元してる点が、企業での花と緑の活用の模範となり得ることを高く評価しました。 奨励賞には、地域の活性化に繋げるオープンガーデンを展開する榛東バラ愛好会と、活動の継 続30年を誇る伊参3区の2団体が入賞しました。今後の活動のさらなる発展に期待します。 【個人部門】 個人部門は、バラエティに富んだ花と緑の活用がみられました。また、それぞれに活動を通じ て、幅広く地域との交流を育んでいました。 最優秀賞の岩崎明氏は、自由な発想で周辺環境に配慮したローズガーデンを創っています。空 間を利用して見事に配置されたバラの品種は、130種類にも及びます。また、奨励賞に入賞し た榛東バラ愛好会の発起人であり、バラを介して人と人との繋がりを育むことを目標にした会で のリーダとしての活躍も高く評価しました。 優秀賞には大自然に囲まれた環境で、多種多様の植物を活用して創造する庭が周辺環境と見事 に調和している佐藤和幸氏が、奨励賞には限られた空間を趣向を凝らして演出している松本春子 氏の2名がそろぞれ入賞しました。お二人ともオープンガーデンの開催を通じて地域との交流を 心より楽しんでいる姿勢とその波及効果を評価しました。。 本コンテストを通じて、景観づくりや環境保全・美化はもとより、地域の活性化や子どもたち への情操教育、さらには地域交流といった、花と緑が人々の生活にもたらす幅広い役割を再認識 することが出来ました 今後も、より多くの企業や幅広い世代が同様の活動に取り組み、それらが美しく潤いのある生 活環境の創造と、人との交流の輪の広がりに繋がることに期待します。 - 10 - 平成27年度花と緑の活用事例コンテスト実施要領 1 趣旨と目的 花と緑の活用により、美しく潤いのある生活環境の創出を行っている団体および個人を募集・顕 彰し、花と緑の活用の創出に対する県民の意識を高め、花の需要拡大を促進する取り組みです。 2 応募対象と部門 花と緑を活用した生活環境の創出に努めている群馬県内の団体および個人を対象とし、次の2部 門を設けます。 (1)団体部門 ア 介護施設、病院、企業、教育施設などの団体での花と緑の活用事例 イ アの団体による住宅地区、公園・広場、校庭やその周辺などへの花と緑の活用事例 (2)個人部門 ア 個人が家庭で取り組んでいる花と緑の活用事例 イ 個人が取り組んでいる周辺地域への花と緑の活用事例 3 応募方法・受付期間 (1)応募方法 所定の用紙(団体用または個人用)に必要事項を記入の上、花と緑の活用の過去2年以内の写 真を貼付し提出 (2)受付期間 平成27年6月25日~7月31日まで 4 審査方法 (1)審査委員 花づくり・花かざりに熟知した専門家を選定し、事務局が委嘱 (2)審査時期及び審査結果発表 書類審査による第一次審査と現地調査による二次審査を経て各賞を決定 (3)審査のポイント 新規性や創造性に優れた花と緑の活用を着眼点に、下記項目を基準に審査を行う(部門により 審査項目は若干異なる)。 ア 快適な生活環境づくり 周辺の花と緑を大切に育みながら、潤いと豊かさが感じられる快適な生活環境・風景づくりが されているか。 ・花と緑を育む考え方や計画 ・環境美化の取り組み ・美しい環境づくり イ エコロジー 環境にできるだけ負荷をかけないよう身近の自然を大切にした取り組みが行われているか。 ・環境保全への取り組み ・身近な自然を大切にした取り組み ウ 花と緑による表現 花や緑やの活用に新規性、独創性が表現されているか。 ・地域の気候風土をいかした花の表現 - 11 - ・地域の資産をいかした花の表現 エ 花と緑の周辺環境との調和とデザイン 花や緑が周辺の風景や街並み、建物と調和し、花や緑の配置や色使い、季節の演出などがセン スよくデザインされているか。 ・花と緑の周辺景観との調和 ・花壇や植木の色具合や草花・樹木の配置 ・季節感豊かな花と緑の演出 オ 栽培状況 花殻などの土づくりへのリサイクルなど環境に配慮した取り組みがされているか。また、花や 緑の生育特性を考慮した栽植により花や緑が健全に生育しているか。 ・環境にやさしい栽培 ・花と緑の生育特性を生かした栽培 カ 活動状況 花と緑の活用において、住民(企業を含む)と行政のパートナーシップ、住民同士の連携など が図られ、公共性の高い場所や地域に向けた場所での活動、オープンガーデンなどが実施され、 それらが長続きし発展するような取り組みであるか。 ・地域社会との連携と役割分担 ・主体的な取組やその姿勢 ・子供の参加 ・活動の継続性や向上性 ・リーダーシップの発揮 ・公共性や地域に向けた場所での活動 キ 地域の活性化 活動によって地域の振興や活性化などにつながる波及効果が見られるか。 ・産業(経済効果)や文化の振興 ・人的交流(域内外の交流) 5 表 彰 (1)最優秀賞 特に優れたもの2点以内を選出 (2)優秀賞 優れているものを応募数の概ね20%以内を選出 (3)奨励賞 上記の賞以外に該当するものがある場合に選出 - 12 - 平成27年度花と緑の活用事例コンテスト審査要領 1 審査の方法 審査は、審査委員による審査委員会を構成し、第一次審査(書類審査)及び第二次審査(現地調査) を経て、最終選考を行う。 審査委員会には審査委員長を置く。なお、審査委員が都合により審査に参加できない場合は、その代 理のものの参加を認めることとする。 (1)第一次審査 県内の応募者からの過去2年以内の写真を添えた応募書類に基づき、審査委員会において書類審 査を行い、各部門別に優秀と認められた数カ所を選出する。 (2)第二次審査 ア 現地調査 各部門ごとに第一次審査で選出された数カ所を、審査委員等により現地調査する。なお、調査期間 が開花期にあたらない場合は、過去2年以内の写真も参考にする。 イ 最終選考 現地調査によって得られた資料、聞き取り内容、写真等を参考にして、審査委員会による最終選考 を行い、最優秀賞ほか各部門別の賞を決定する。 2.審査の基準 ①快適な生活環境・風景づくり 取り組みの目的が明確化され、それらが潤いや豊かさなどが感じられる快適な生活環境づくりに繋 げられているか。 ◯活動目標の明確 ◯美しい生活環境・風景づくり ②エコロジー 環境に負荷をかけない取り組みや自然を大切にした取り組みが行われているか。 ◯環境保全への配慮・留意 ◯身近な自然の活用 ③表現 花や緑の生育特性や地域の特徴などが表現されているか。また、それらに創意工夫や独自性などが あるか。 ◯花や緑の生育特性や地域の特徴の理解 ◯表現の創意工夫や独自性 ④デザイン 花や緑が建物、風景、街並みなどと調和しているか。また、花と緑の配置、色の使い方、季節の演 出などが留意されているか。 ◯周辺景観との調和 ◯花と緑および色の配置 ◯季節の演出 - 13 - ⑤栽培状況 花や緑のの生育特性を考慮した植栽などにより、花や緑が健全に生育しているか。 ◯適切な栽培管理 ◯健全な育成 ⑥活動状況 住民同士の連携、公共性の高い場所での活動、オープンガーデンなどの実施などにより、地域社会 への波及効果があるか。また、それらの活動が長続きし、発展するような取り組みがされているか。 ◯地域社会への波及効果 ◯活動の発展や持続 3.授賞 審査委員会は、審査結果に基づき、次の賞を決定する。 (1)最優秀賞 特に優れているもの2点以内(原則、団体部門1点、個人部門1点とする) 。 (2)優秀賞 優れているもの応募数の概ね20%以内。 (3)奨励賞 上記の賞に該当しないものの中から、審査委員会において奨励賞を授与することができる。 4.審査報告 審査委員長は、審査終了後、審査概要及び審査結果を群馬県花き振興地域協議会に報告する。 5.その他 その他審査に関し、必要な事項は審査委員長の指示によるものとする。 - 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