...

アンドレー ブルトンとジャン・デュビュッフェ

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アンドレー ブルトンとジャン・デュビュッフェ
ア ン ドレ
ア
ル
ー
プル ト ン と ジ ャ ン
。
ブリ
。
ュ ッ
デュ ビ ュ
。
ッ フ ェ
ト の 定義 をめ ぐ る 見 解 の 相違
長 谷 川 晶子
ア ン ドレ
家で あ る
けだ し
ュ
ト
ッ
精神病患者
生み 出さ れた作品
よ
n
1 8 9 6 1 9 6 6)
ド
狂 人の 芸術
「
独学者な ど
、
ラ
・
プ レイ ヤ
・
美 術評 論
が
この
、
「
ー
ド』 誌 ( 1 9 4 8 秋
狂人 の 芸術
野 の 鍵+
、
「ア
、
は 1 9 45 年画 家ジャ ン
-
19 4 9
-
こ ともあ るが
.
ル
・
ア
ー
ブリ エ
ル
ブ
・
ブル トン は
。
冬)
はこれ まで
デュ ビ ュ
・
ポ
ー
いわ
ラ ン の 刊 行 す る 『カ イ エ
に発 表 し たの で ある
裏を返せ ば
。
、
ン が 目 指 す 理 想 的 な 美術 批 評 の あ り か た が そ こ に 提示 さ れ て い る と 言 っ て も い い
美術批 評 に お け る 根本的 な 問題 を含 ん で
、
・
。
研 究者 か ら顧 み られ る こ と が 少 な か っ た
、
に
ッ フ ェ
こ の 芸術 を 宣伝 し擁 護 す る た め に
、
盟友ジャ ン
、
・
こ の 運動 は発足 当時,
、
批評 文 に は 美術 批 評 家 た ち に 対す る 強 い 批判 が 随所 に 見 られ る
こ の 論文 はブル トン の
ー
正 規 の 芸 術教育 を う けて い な い 作 り 手 に よ っ て
、
野 の 鍵+ ( 19 4 9 ) を 執筆 し
,
世 に埋 もれた芸術 作品 を見 つ
、
そ れ は 彼 の /てイ オ ニ ア 的 精 神 を 証 明 す る 好 例 で あ る
ゆ る 美 術 批 評 家 に は ほ と ん ど無視 さ れ て い た
論文
ル レ ア リ ス ム を 代 表 す る 美 術批 評
ブル ト ンは 第 二 次 大戦直後
。
今 で は 画 集 が 日 本 の 書店 に 並 ぶ
。
ュ
て 美 術 批評 家 の 果 た す べ き 役 割 と は
囚人
、
はシ
-
,
お よ び そ の 創作活 動 の 総 称
、
て 命名さ れ た
っ
っ
の 活 動を支持 したが、
1
リ
ブル トン に と
。
to
re
そ れ に 正 当 な評 価 を く だ す こ と だ っ た
,
ト+
ツ
ブ ル ト ン ( An d r 6 B
・
。
。
だ
ブル ト
したが っ て
い る重要なテ ク ス トであ る
、
こ
。
‥ で は 先 に 発 表 し た 拙 評 に よ っ て 明 ら か に な っ た 狂 人 の 芸 術 に 関 す る ブル ト ン 独 特 の 考 え を
,
ア
ル
ー
ブリ ュ
・
ト の 文脈 の な か で 捉 え な お す こ と で
ッ
確 に す る こ と を 目 標と
ブル ト ン と デ ュ ビ ュ
ル
ー
フ
ブリ
・
ュ
ッ
して い る
ッ フ
の
ェ
術史家 リ ュ
共 同 作業 は
、
シエ ンヌ
ペ
・
リ
ー
が 主 張 す る よ う に3
見 す る と 非常 に よ く 似 て い る た め
ア
ル
・
ブリ
ュ
、
ブル ト ン が ア
。
ュ
ッ
ッ
ト と の 関係 を 明
フ
ー
ェ
ル
・
。
決別
の理 由は
、
ブリ
ュ
ッ
、
ア
ッ
美
トを シ ュ ル レ ア
の 感 情的 な 反 発
ッ
、
デュ ビュ
そ れはた と えば
。
確 か に ブル ト ン と デ ュ ビ ュ
、
とい うやや
フ ェ の 考 え方 は
、
両者 の 争 い の 原 因 を 感情的 な と こ ろ に 起 因 す る と考 え て
、
ッ
``
と訳され る こ と もある
。
”
、
2
ュ
こ れ らが
、
再考 の 余地が ある
、
ト は 日 本語 で 「 生の 芸 術+ あ る い は 「 生 の ま ま の 芸 術+
英 語 圏特 に ア メ リカ で は
O u 七s i d e r a r t と も 呼 ばれ る
ー
ブリ
・
ト研 究 者 の 側か ら様 々 に 取 り ざ た さ れ て い る と は い え
安 易 な 図式 で 説 明 さ れ う る も の な の だ ろ う か
1
ル
わ ずか 三 年で 終わ り を 告げた
リ ス ム の 範暗 に 引 き寄 せ よ う と し た こ と に 対 す る デ ュ ビ
一
ー
。
の 側 の 事 情 に 比 重 を 置 い て い る こ と を鑑 み る と
ェ
彼と ア
、
。
拙論 「 ア ン ド レ ブル ト ン の 『狂 人 の 芸 術 野 の 鍵』+ ( 千 葉大 学 大 学 院紀 要 『社 会文 化 科学 研 究』
第 8 号 2 0 0 4 p p 1 3 3 1 4 1) の な か で こ の テ ク ス ト の 綿密 な 読解 を試 み て い る
・
,
、
3
L
i
u c e n n e
、
・
,
、
.
P ei ry L A
,
r
t BT
U
t, P
a ri s
,
Fl
。
am
m
a
ri
o n
,
1 99 7, p
・
97
.
、
し まう の は 無 理 も な い
の
し か し 以 下 の 論 を通 し て
。
よ り 本源 的 な 説 明 を 提示 す る こ と に な ろ う
、
1
ア
.
ア
ー
ル
ー
ル
プリ
・
ブリ
・
意 味で 「 ア
ル
ー
ッ
ュ
ト研 究 の 第
ブリ
・
ト協会 の 成立
ュ ッ
ル
ェ
トの 創始者+ で あ る
ッ
ュ
シ
ッ
の
原因に つ
い て我 利ま
別
,
。
プル ト ン と デ ュ ビ
:
人者 ミ
一
彼 ら二 人 の 争 い
、
テ
・
に よれ ば
ヴォ
まずは
.
、
ッ フ ェ の 関係
ュ
デュ
,
ビ
は
ッ フ ェ
ュ
二 つ の
「 こ の 概念 を 作 り 出 し た と い う 意 味 で
の 創 始者 そ れ か ら こ の よ う に 指 し 示 さ れ る 作品 の 大 部分 を発 見 し た と い う 意 味 で の 創始 者4 +
本 論 で 我 々 が取 り あ げ る の は 概念
の 発 案者 と し て の デ ュ ビ
、
ある
ク の アル
この
、
コ
フ ォ ンソ
・
レク シ
の
もと に 戻 され
かに二
つ
に分 けられ る
ら 5 2 年ま で
た時期
っ
の 活 動。
活 動が 再 開さ れ る
,
は
つ
一
。
そ して
ェ
の
エ
ッ
ト+
もう
、
こ の テ ク ス トは ガ リ マ
。
「ア
ー
ル
ブリ
・
ュ
ブル ト ンの 「 狂 人の 芸術
,
れた
,
年まで
1 95 2
、
の 活動 で
こ こ で は 「 覚 え 書+
ー
ブリ
・
を 中心 に
そ の 経 過 を 追う
、
ル
。
.
そ して
ン の 理解 と を 比 べ る こ と に よ
デュ
ビ
ュ
ッ
フ
ェ
っ
て
ブリ
・
ポ
・
再びフ ランス
、
エ
ッ
ラ ンが 関わ
ー
っ
た
、
48 年か
ひ とりが取 り仕切
この
胎 動 期 に 善か れ た デ ュ ビ ュ
、
「 ア
ー
ル
ュ
ッ
ト+
デュ
、
い ずれ も
。
ド
ラ
・
が ど の よう にア
ビ
フ
ッ
プ レ イヤ
ー
ル
・
ブリ
ュ
の テ ク ス ト を 考 察 す る に 先立
っ
て
次に
ア
,
ー
ル
ブリ
・
ュ
ッ
、
こ の 「 覚え 書+
.
ド』 誌 に 発 表 さ
ー
「文
.
ト を 定義 して ゆ
ッ
に よ る 定義 を見 定 め た 後 で
ェ
両 者 の 共 通 点 お よ び 差 異 を 明確 に し た い
、
。
ッ
ブリ
こ の 芸術 を定 義づ け る 努 力 が 見 られ る
、
ッ フ ェ
ュ
・
と す る)
・
年 の 展 覧会 カ タ ロ グ の た め に 書 か れ た
49
、
・
大ま
,
ビュ
ッ フ ェ
ー
ビュ
ュ
デュ
、
ト に 関す る 覚 え 書+ ( 以後 「 覚 え 書+
と 共 に 『カ イ エ
ヨ
ー
のデ
ト協 会 の 活 動 は
、
デュ ビュ
,
ル
ー
年か ら始 ま る
そ れ か ら最 後 に
。
ア
、
ニ ュ
、
ル 社か ら の 出版 を期待 さ れ 4 7 年 1 0 月 に 執筆 さ れ た
ー
ッ
そ し て 十 年後
。
ト協会 が 解散す る 年 で あ
は こ の 芸 術 に つ い て 初め て 善 か れ た
つ
一
。
ッ
とい う 口実の もと
る5 +
時期の 活 動で あ るが
野 の 鍵+
、
重 要 な テ ク ス トで あ る
化 芸 術 よ り好 ま れ る ア
くのか
一
ブリ ュ
・
ブル トン や ジャ ン
・
つ は 62
一
本論 で 取 り あ げる の は 第
o
年 10 月 の
は
ア ン ドレ
、
まり
つ
。
ル
ー
観衆 に 見 せ
も と に 預 け られ る
の
代 表的な テ ク ス トは 三 つ あ る
フ
48
研究 を司る 最初 の ア
・
ン は 「 ア メ リカ の
ョ
オ ッ ソ リ オ6
ェ
フ
管理
レクショ ンの
コ
、
その 後
。
ッ
ッ フ ェ の
ュ
。
52 年は
る
0
,
。
そ れ と ブル ト
、
。
ト成 立 の 歴 史及 び 周 辺
`
事情に つ い て の 必要 な説 明 をし て おく
を 主 に 参照 す る が
4
M i c h el T h 6 v
5
51
'
e
6
、
そ
o
こ の 書はデ ュ ビ ュ ッ フ
の た めに
ェ
ペリ
,
ー
の 『ア
ー
ル
の 解 説 に 終始 し が ち で あ り
・
,
ブリ
ッ
ュ
ト』 ( 1 9 9 7)
ブル トン に対 する理
L 触 B m t G e n b v e S ki r a 1 9 9 5 p l l
日 付 ジ ャ ン デ ュ ビ ュ ッ フ ェ か ら ブ ル ト ン へ の 手紙 ( D u b u f e 七 j h o s p e c t u s e t t o y s
i s G a m m a rd 196 7 p 4 94 )
cz T t s s u l T l a n 晦 t o m e I P a r
ア ル フ ォ ン ソ オ ッ ソ リ オ Al f o n s o O 8 $ O ri o は マ ル セ ル デ ュ シ ャ ン や ジ ャ ク ソ ン ポ ロ ッ ク の コ
o 2: ,
,
年9 月 2 3
,
,
,
,
.
・
。
,
'
,
,
レク タ
と し て 有名 な芸 術 家
,
.
.
・
・
ー
,
。
・
解 を若 干 欠 い
ている
従っ
。
て我々 は
時期の デ
この
,
ビ
ュ
ッ フ ェ の
ュ
ア
概念 の 形成
に果た し たブル トン の 役割を
ビ
が こ れ ら の テ ク ス ト を 書 い た背 景 を 提示 す る こ と に し た い
ッ フ ェ
ュ
画家 の ジ
ャ ン
デ
・
ビュ
ュ
を 収集 し は じ め た の は
その 際
、
訪れて
い る.
ドル
フ
この
ヴエ
・
る に至 り
調 査 旅行 の あ い だ に
ル フリ
47
。
年 まで
画 商ル ネ
、
ア ロイ
,
ドル
・
フ
ア
、
ンで あれば
ビ
ュ
ッ
、
「ア
,
また
そ して
ー
ル
は
、
に なり
、
ブリ
・
フ
ェ
レク シ ョ ン は
ト館 F
ッ
。
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コ
レク シ
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ジャ ン
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ポ
・
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ru
コ
ルビ
・
ッ
ブリ
・
ュ
ュ
に 紹介 し て も い る
ア
、
-
ガス ト ン
創刊号 ( 「 パ ル
ビエ
配本されなか
た
っ
。
、
ミ
・
ル
・
ッ フ ェ
ブリ
は
主 に スイ ス を
て い る こ と は注
っ
ョ
ン を置 い て も い い と
。
こ の 画商の おか げ
> と い う画廊を開き
自分
、
の 輝 か し い 将 来 を 準備 し た
ス イ ス 旅行 に 同 行 し
。
ュ
ビ
ュ
ュ
ッ
トの 代表 的 画 家ガ ス ト ン
デュ ビ ュ
、
ガリ マ
・
ラ
ュ
だが
,
ビュ
に 思 い つ か せ た の もポ
ッ フ ェ
・
シ
ェ
ー
サ
ー
、
ラ
ラ ンで
ッ
クを
o
ま さ に こ の 調 査 旅行 の 時 期 に
。
デュ
た作品
ジ ェ と 共 に 精 神 病患者 の 作 品 の 収 集 を 手 伝 っ た の も ポ
ト+ と い う名 をデ
ッ
デュ
、
ラ ン が こ こ で 果 た し た 役 割 は大
ー
画 家と して
、
つ
保 管場 所 の 問 題 を生 じ さ せ
、
トの 歴 史 を 開く の に も 大 い に 貢 献 し た
ュ
こ の 特異な 小 説 家は
、
ュ
。
の 作 品 と 彼が 出会
ブリ
ト の 概念 に つ い て 考 え
ツ
ル
ー
ト とい う
ッ
ト を後 に 代 表 す る こ と に な る 面 々 ( ア
ッ
ア トリ エ に 連れ て き て
・
ク ス ト を執筆 し て い る
ユ
膨大 な コ
ある
う理 由7 か ら
ッ フ ェ の
ュ
ル
ー
ュ
こ とで
いたとい
自分 の 画廊の 地 下に この
,
ュ
い る 人々 の 作 っ
収 集 を 断念 せ ざ る を えな い 状 況 に まで な っ て い た
、
ス イ ス 生 ま れ の 建 築家ル
ェ
ア ン8 が
-
は< ア
ェ
画 商 をデ ュ ビ
o
年の
ゼ ル の 四 人 な ど)
ン を 公 開す る 機 会 に恵 まれ た の だ
ョ
の み ならず
フ
ー
レク シ
あ る9
19 4 5
ブリ
・
ッ
o
デュ
バ
、
ル
ー
デュ ビュ
の コ
きい
ズ
-
ア
、
に 増え つ づ けた彼の
申 し 出て く れ な けれ ば
、
第 二 次世 界 大 戦 が 終 結 し た
,
ブリ
・
0
精 神 病 患者 や 社会 的 に 疎 外 さ れ て
、
ル
手 続 を は じ め と す る 資料 か ら 明 らか に し つ
、
両 大 戦 間 に 狂 人 の 芸 術 の 展 覧会 が頻繁 に 行 わ れ て
目 に催す る
で
が
ッ フ ェ
ー
ー
ー
の
準備 を
こ こで 重要な の はむし ろ
、
ー
ル
ブリ
・
ュ
ッ
ト+
とい うテ
ル か ら雑誌 の 出版 の 約 束 を と り つ けた デ ュ ビ ュ
特集 の 予 定)
+
は 「ア
ッ フ ェ
したが
こ の 約 束 は結局
、
デュ ビュ
、
ッ
フ
そ れ を文章化 す る 機会 を 与え られ た こ と で あ る
ェ
。
がア
ル
ー
ただ し
、
ッ
反古
、
・
ブリ
この テ
7
服 部 正 氏 の 指摘 によれ ば デ ュ ビ ュ ッ フ ェ が ス イス を選 ん だの は ロ ザ ン ヌ に 住 む 友 人 が ス イス の 精
神 医 学 者とコ ネクシ ョ ン を持 っ て い たか らだとい う ( 服部 正『アウトサ イダ
ア ト: 現 代 美術 が 忘れ た「 芸
術+ 』 光文 社 新 書1 1 4 2 0 0 3 年 p 4 7)
8
ル ネ ドル
ア ン R e n 6 D r o u i n は 特 に 戦後 に名 を あ げた画 廊主 で あ る 四 十 年代 に 当 時あ ま
り知られ て い なか っ たジ ョ ル ジ ュ ル オ やカ ンディ ンス キ
ジ ャ ン デ ュ ビ ュ ッ フ ェ ア ンリ
ミ ショ
な ど を 評価 し 展 覧会 を 企 画 し た
9
ペリ
の 調査に よれ ば
この 「ア
ル
ブ リ ュ ッ ト+ と い う表 現 が初 め て 使わ れ た の 臥 スイ ス
の
ベ
へ
人 画家ル ネ オ
ル ジ ョ ワ の 手依 ( 1 9 4 5 年 8 月 2 8 日 付) の なか で あ っ た と い う
ー
、
、
、
ー
ー
・
。
、
、
・
、
.
-
、
.
、
ー
・
ー
・
・
,
、
ー
。
,
ー
-
・
,
・
-
o
「ア
ク ス ト で 提示 さ れ て い る
うのも
い
10
い
画家 は
この
ま た こ れ と 同時 期 に
ト協会 C
とりだ
o m
a
p
デュ
、
ビ
'
g n ie d
l A rt B
e
m
は
ア
、
ー
片腕 は
ビ
ュ
リュ
ッ
ト館 の 活 動 は コ レ ク シ
ッ フ ェ の
画家 の ミ ッ シ ェ ル
、
男 で 商売 に は 向 い て い な か
り したデ ュ ビ ュ
ッ フ ェ
年 5 月 に すで
請 して
に
そ して
い る。
が 協 会 を 設 立 した
は
た ため
っ
趣 味 を育 て
ビュ
ッ
フ
ェ
ミ
シ
ェ
ル
る 別館
ヘ
と 移さ れ た
10
D
u
b 11 鮎 t
ジャ ン
ブリ
・
ポ
・
.
ル
ー
・
デュ
、
しか し
。
ゼフ
ク レバ ン
・
当時 の
。
この 頃 の ア
、
ッ フ ェ
ル
ー
・
ブ
タ ピエ は会 計の で きな い
,
っ
た とい う
それ にう んざ
o
ト協会設立
プリ
ュ
ビ
ッ フ ェ
ュ
ッ
の
へ
。
協力 を要
を中心 と した六 人 の 男
協 会 の 目的が 以下 の よ
、
m
,
e
シャルル
、
.
,
49 0
自由
、
と い う 特別
、
12
・
コ
、
つ
o
観衆 の
、
o
ラ ッ ト ン13
レク シ
ョ
,
,
ア ン ドレ
ア ンリ
ー
・
ブル トン
ピエ
ン はガ ス ト ン
収 集作品 は 売 り物 の 対 象で は な く
、
とな っ て い る
I p
自発 的
、
か の よ う な 創作活動 に 対 す る 観衆 の 注意 を 引 き
。
これ を機に
o
個 人 的な 発 想
、
ト 協会 の 創 設 者 の 名 は
ッ
こ こで は
。
d t to
.
ュ
ラン
ー
夕ピエで ある
op
,
ョ
金 銭 の 関 わ ら な い 活 動 を 考 え る よ う に な っ て ゆく
,
し き た りや 習慣 に 対 し
、
研究 さ れ る 対 象
、
た
っ
ュ
。
ル
ー
ブリ
・
ブ ル トン もその ひ
・
独学 の 画 家ジ
,
警視 庁 に提出 され た書類 に は
,
こ れ ら の 作 品 を 奨 励す る
、
タ ピ エ1 1 だ
・
は ブル トン に ア
ッ フ ェ
4 8 年 1 0 月 11 日
。
そ こ に記された ア
賞の 対 象
ア ンドレ
。
金 銭 面 の ト ラ ブル が 絶 えな か
、
も っ と違う活動
、
な 性質 を 呈 す る 芸術作 品 の 調 査
・
て いる
っ
ル
ー
同 じ よ う な 美術 の 噂 好 を持 つ デ ュ ビ ュ
そ れ か ら 半 年 も経 た な い う ち に
埋 もれ た人 々 に よ る
ッ
理 解 も で きな
、
ト館 で 未 来 の < ア
ッ
ュ
ン の 売 買 が 主 だ っ た の に か か わ らず
ョ
デュ ビュ
、
,
う に説 明さ れて い る
,
とがで きな い
出会 う と 同 時 に 意 気投 合 し た の は 当 然 の な り ゆ き だ っ た と 考 え られ る
、
デュ
48
ブリ
・
年 未の こ とで
47
の 絵 を即 座 に 購入 し た こ と は よ く 知 られ て い る 。
とブル ト ンが
ル
の 協 力者 と 出会
t>
ブ ル ト ン が こ の 画 廊 を訪 れ た の は
。
名もつ けるこ
,
と
。
ッ フ ェ
ュ
の 定 義 は 正 直 な と こ ろ 非 常 に 暖味 で あ る 。
ト+
ッ
定 義で き な い
「
も の と 説 明 す る だ け だか ら だ
+
ッ
ブリュ
・
芸術 を
こ の
,
ル
ー
・
、
ー
ル
ロ シ
・
ガリマ
ジャ ン
、
-
ェ
14
、
デュ
・
それ に
ル の魔の 奥 に あ
美術 館 に お け る よ う に 鑑
ま り場 所 を変 え た の み な ら ず
ア
,
ー
ル
・
ブリ
ュ
ッ
.
夕 ピ エ M i c h e l T a p i 6 は 画 家 彫 刻家 劇 作 家 美 術批 評 家 と し て も活 躍 した ア
ル
ブリ エ ッ ト の 初期の 情 動 に お い て デ ュ ビ ュ ッ フ ェ の 片腕 的存 在 理 論 家 と し て は ア ン フ ォ ル
メ ル を 準 備 し た と も い わ れ る 重 要 な 人物
11
ミシ
ェ
ル
ー
・
、
、
、
、
.
・
。
、
。
12
13
D
u
b u fEe t
シ ャ ルル
lt p 4 9 0
ラ ッ トン C h
op
,
・
c
.
,
.
1
.
l
a r e s
R a tt o
n
ア リ ス トた ち と も 交 流 の あ っ た 画廊 主
1 4
ア ン リ⊥ ピ エ
ルソ
ー
ー
ル
や ブ ラ ンク
・
ー
ロシ
シ
、
H
ェ
ロ
ー
e n
ri P i
.
は
、
早 く か ら 部 族 芸術 の 収 集 を は じ め
,
戦前か ら シ ェ ル レ
。
h 6 はブル ト ン よ り 世 代 上 の ナ ン ト 生 ま れ の 作 家
ド ゥ ラ ンな ど と も親 し く し て い た 有 名 な ア モ リ シ ョ
er re
ランサ ン
R
一
o c
。
-
、
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8
ー
ト館 は
収 集 し 保 管 す る 画 廊兼研 究施 設 へ と 変貌 を遂 げた と い う
、
い る ため こ の 詳 し い 経緯
しあ っ て
ブル ト ン が こ の ア
て もい い
メ ゾンヌ
ル
ー
ブリ
・
ュ
ヴ の 貝 殻で で き た 奇妙な 仮面
ー
また
同 時期 に パ リ の
、
マ
-
ト年 鑑 A l m
d
a D a
de l 独 t B
・
しや る よう に
に あ な た に 帰せ られ ま す
こ の こ とす
デュ ビュ
に誘
は
てもい る
o
り あ げて み よ う
。
っ
私は
ッ フ ェ
た
っ
バ ヤ の 存 在 をデ ュ ビ
。
『ア
また ブルト ン は
。
、
はア ン ド レ
ェ
ル
ー
ル
ー
と いう のも
。
い
・
ブリ
ュ
た17+
とい う
ト 協会 に し て く だ さ
ッ
あなた の 考 え
、
あ な た の 気性
、
ブル トン に宛て
,
デュ
ビ
ュ
フ
ッ
この 事概 は
ェ
。
友情 に 満 た さ れ て い た の
で
、
年期 に お け る 友 情 と の 初 め て
ブリ
・
っ
た こ とは
正当
、
あ な た の 刺激 が
、
[ ]
。
頻繁 に食事
例 を取
一
。
私はそ の とき
。
、
18
-
本 当 に幸せ を 感 じて お り ま し た
他 の 考 え が 意識か ら な く な っ た は どで す
の
ッ
。
が ブル ト ン の 人柄 に 惹き つ け ら れ て い る こ と を 示 す
、
ュ
.
こ の よ う に 熱烈 な 内 容 の 手 紙 を 書く と 同 時 に 、
の そ ばで
ッ フ
ブル ト ン に 宛 て
ブル ト ン 夫 妻 を 自宅 に 招 い た 直後 に 書か れ て い る
、
ュ
ブル ト ン の 存 在 が 協会 の 中
・
は 以 下 の よ う に 感 謝 の 意 を 表 明 して い る
あ な た が た 二 人 [ ブル ト ン と そ の 妻]
、
フ
ッ
ハ
、
ン を惜 し まず見 せ て
ョ
て に 対 す る 私た ち の 精神 の 方向付 け に 大 い に 寄 与 し た の で すか ら
べ
ッ フ ェ
デュ ビ ュ
。
リ ア の 素 人 女性画 家 バ ヤ の 展 覧会 が 開 催
ェ
ほ ぼ間違 い な い
、
あな たが こ の ア
,
が 知 ら な い 作 り 手 を紹介 し た
ウイ ル ソ ン の 愛ら しい デ ッ サ ン
・
ー
ま た そ れ を特権 の よ う に 感 じ て
、
非 常 に大 き い と 考
ト と い う 芸 術 の 枠 を広 げた と 言 っ
ッ
ッ フ ェ
ュ
して
た ちかお 金 を 出
ー
t 6 』 と い う 会 誌 の た め に テ ク ス ト を 執筆 して も い る
m
た最初の 芋版 の なかで デ ュ ビ ュ
っ
ビ
ティ
ツ
グ画 廊 に て ア ル ジ
この 頃 の 「
、
心 に い る こ とを誇り に思 い
お
デュ
、
スコ
、
ブリ ュ
・
そ の カタ ロ グの 序文 を書 い たの はブル トンだ
、
の 説明 によれ ば
ー
ル
ー
資料 が 不 足
。
ブル ト ン は 自 分 の 膨大 な コ レ ク シ
、
に教えた の が ブル トンで ある こ と は
ペリ
ア
,
日 の 肥 え た 収 集 家 だ っ た ブル ト ン は
。
た ようで あ る
、
金 銭 面 で の 援助 15 の み な らず
。
され て い たが
ェ
上 に 挙 げた創 設 者 や 他 の メ ン バ
ト協 会 の 設 立 の た め に果 た し た役 割 は
ッ
イ チ の 素人 画 家 イ ポ リ ッ ト の 絵 な ど
い る。
、
こ の 芸 術 を保 護 す る 決 ま り に な っ て い
、
えられ る
内実 は 不 明 だ が
、
こ とに な るo
、
。
幼
出会 い が 与 え て く れ る よ う な 悦 惚状 態 を見 出 し て い ま し た
ウ を 企 画 す る に あ た っ て ジ ョ ン クイ ン を 補佐 し デ ュ シ ャ ン の 作 品 を 高 く 評価 し た
実 際 に 自分 で 資 金提 供 し た だ けで な く 資 金提 供 者 たち を募 っ た た と え ば リ ズ
ム 等 に 協 力 を 要請 す る 手祇 を 書 い て い る ( M a r k P oli z o t ti A n h e B T e t O n P a ri s G a l 止m
・
。
、
1 5
-
.
、
、
ドゥ アル
・
'
.
p
.
,
結 局 こ の 雑誌 は出版 さ れ な か っ た ブル ト ンがそ
鍵+ 「 ク レ バ ン+ ) は 結 局 他 蘇で 発 表 さ れ た
。
ar
d 199 5
,
p ei ry
48
,
年
op
elf , p
94
5 月 2 8 日 付 の ブル
.
.
.
の
ため に書 い たテ ク ス ト ( 「 狂 人 の 芸術
p
a
。
、
18
,
,
.
16
1 7
,
63 4)
.
ト ン宛 の 手紙 P
u
b u fE e t
'
,
o
.
t
.
,
to
m
e
II , p
.
26 5)
.
。
、
野の
らは
こ の 事 ,% か
合っ
べ
て
ュ
っ
デュ ビ ュ
、
ッ フ ェ
フ
ッ
くる と
は
ェ
それ ゆえ
o
デュ ビュ
が
ッ フ ェ
定期 的 に 会
、
ブル ト ン の デ ュ ビ
、
自分
、
ク
ッ
の ア
ー
ル
ュ
ッ
ペリ
らだ
僕は彼
に友情
て いる し
フ
ェ
に対す る影響 が あまり に も大きくな っ て
ュ
ッ
トがブル トン に影 響され
、
興 味を大 い に
、
ブル トンの 考
、
、
年9 月
48
「ア
年後 く ら い か ら
一
ー
ル
ブリ
・
そ こで はア
プレイ ヤ
ュ
ッ
フ
ェ
ガリ マ
、
ー
・
ッ
ュ
ア
,
は 非 常 に 喜び
用 し よう
デュ
い るo
ッ
フ
は ブル トン か ら
ェ
公 の 場 に 発表 さ れ た
、
ル
・
ブリ
ュ
ッ
マ ニ フ
トの
こ の 9 月 付 の 「 覚 え 書+
、
ビ
ュ
フ
ッ
の親 しい 友 人
を改 良 し
ジャ
、
ド
・
ラ
・
・
プレイ ヤ
にあう もの は何 もな い
トに つ い て
ー
ド』 誌 6 号 は
僕は ジ ャ
.
ブ ツ [ 原 稿]
の
こ れ は私的な 友人
20
2
1
48
ン
・
ポ
ッ
.
,
22
『カイ エ
,
ク
ベルヌ
・
デ ュ ビュ
,
へ
の手紙 の
僕 の 趣味 に あ わ な い
、
を載 せ る の を 止 め な か
た
っ
へ
の 書簡 で
でも
。
ド ラ
・
・
、
デュ
ッ
一
フ
ェ
。
、
・
ど
だ
は態度 を
部 を以下 に 引
日付 の ブル ト ン 宛 の 手 祇 ( 1 b ) d
。
c
.
,
.
.
,
p
.
27 3)
.
.
e
.
,
,
・
。
]
ア
、
っ
ー
。
て
ル
この なか で 僕の趣味
ア
、
・
プリ
ル
・
ュ
ッ
トが い ん
ッ フ ェ
がこの雑
ー
ブリ
ュ
ッ
22
・
.
だが
、
デュ ビュ
こ の 心 変わ り を 単な る 芸 術家 の 気 ま ぐれ と し て
。
'
7
・
あ る た め 扱い に は 注 意 を 要 す る
lt p 9 5
p
y op
D u b u fF e t L e tt T e S a L B P a ir s H e r m a n n 1 9 9 1 p 4 2
ベ ル ヌ 宛 の 手 概 ( 1 bl d p
4 9 年 4 月 2 9 日付 ジ ャ ッ ク
,
が書い た
ェ
初 め て の 宣 言 書で あ り
、
ラ ン を喜 ばせ よ う と 思
ー
不 愉快 な 思 い を し た こ と は 確か だ
、
年7 月
ei r
フ
。
よ り 分か り や す い も の に し た
、
ち き 芸術 の 博士 た ち の あ い だ に い る の を 見 た く は な い [
19
ッ
、
。
『カ イ エ
誌を見て
ュ
ス ト を載 せ よ う と 提案 し た と き
野 の 鍵+ と 共 に 諒上 に 載 る や 否 や
、
ェ
ェ
ビ
ランが
-
.
ー
デュ
、
結局
。
定 の 距 離 を置 き は じ め る
一
ト の 定義づ け の 努 力 が 行 わ れ て い る ポ
がそれが ブル ト ンの 「 狂 人 の 芸術
豹変 さ せ て
ュ
ル の 家 の 別宅 に コ レク シ ョ ンが 移 っ た とき に
ー
ル ブリ
ド』 誌 に
ー
ビ
ト協会 に 関 す る 覚 え書+ は
ッ
ュ
デュ
、
デ
、
彼 [ ブ ル ト ン] と は た く さ
「
。
え に 取 り 込 ま れ る こ と を 心 配 す る よ う に な っ た と し て も そ れ は ごく 自 然 な 反 応 で あ る
出会 い の
は述
ー
っ
ブリ
・
・
ベ ル ヌ に 宛 て た 手紙 の な か で
・
の よう に 説明 して い るか
ては いるが
っ
シ エ ンヌ
ュ
との 芸術 に対 す る感 性 の 違 い に 気が付 い て い
親し い 友 人 ジ ャ
、
とリ
ブ ル ト ン と知 り
.
。
自分 と ブ ル ト ン
、
は自分 の 気 持 ちを以下
21
い る +
,
ゴ に 出 会 っ た よ う だ2 0 +
エ
。
ー
というの も
。
ん の 点で ( 考 え 方が) 違
感 じて
はアル タ
ッ フ ェ
たわ けで は な い
ビュ
。
上 の 引用 を見 れ ば そ の 指摘は 嶺 け る
、
とはい え
19
-
ブル ト ンも
羊対 す る 単 な る 社交 辞令以 上 の も の が 読 み 取 れ る
、
「デュ ビュ
、
て いるが
なか
[ ]
の こ と を 考 え て い ま し た)
(そ
,
,
.
.
・
。
.
10
,
.
47)
.
考えるの では
手抜か り にな る
,
読んで デ ュ ビュ
が 気 分 を害 す る の は
ッ フ ェ
も ブ ル ト ン の 記事 臥
デュ
てい たとはいえ
ばか り
ニ つ
、
とい うの も
。
ビ
ッ フ ェ の
ュ
デ
、
ま ずブ ル ト ン の テ ク ス ト に は
ア
、
ビ
ュ
ル
ー
ブリ
・
ブリ
・
よ り 前 に そ れ ら を称 賛 し た 人 た ち23 が い た と の 指摘 が あ る
ェ
の 鍵+
で あ る こ とか ら
効果 が あ っ た
が
ェ
読者 に ア
、
ル
ー
その 後に善 かれた
ブリ
・
ブリ
・
ブル ト ン の 文 章 を読 ん で
この
、
狂 人の 芸術 をア
.
ル
ー
ュ
ッ
ッ
トの
「
部に過 ぎない
一
ツアラ
,
ア ン ドレ
マル ロ
・
が 支持 に回っ て い る
化 させ た
デ ュ ビュ
。
例 を挙 げれ ば
だが
。
、
。
デュ ビュ
明 して い る
。
「 こ の テ クス
ッ フ
ェ
ル
ー
ッ
フ
ェ
はベル ヌ
こ の 非難 は
ュ
、
の
立場
つ
、
ク
マ
24
野 の 鍵+
、
ュ
ッ
ト+
は
ミシ
・
ド
ー
ョ
一
o
編集者 た ち
、
トリ ス タ ン
ー
、
レ ヴイ
・
,
ス トロ
ー
ー
・
ス等
とい うの も
。
この 序文の 狙 い を この よ うに説
,
「[ こ の
後に ブル トン は
も ち ろ ん ( 前も
,
、
展 覧会は 内部 分裂 を悪
っ
て)
序文 は デ ュ
議論 さ れ も
、
的確 な 発 言 で あ る
デュ
ビ
ュ
ッ フ
また
。
、
ッ フ
し な か っ た2 6+
ブ ル ト ン 自 身の 芸術
、
た と えば
,
あ る2 7
ので
ュ
に基づく とい うよ
は こ のテクス トで
ェ
ビ
ア
、
ー
ル
・
ブ
部族芸術や 子 供
0
前 半部分 で は マ ル セ ル レ ジ ヤ ハ ン ス プリ ン ツ ホ ル ン ジ ャ ッ
ェ ル デイ エ
ル な ど 精神 病 患者 の 作 品 を 評価 し た 精 神科 医 に対 し て オ
・
・
・
、
、
、
ー
、
ー
ブリ
・
裏切 られ た こ と に 対 す る 個 人 的 恨 み
、
の
ラカ ン ガ ス ト ン フ
ジ ュ が 捧げられ て い る
ル
ま り 私 の 立 場 を 定義づ け る こ と を欲 し た の だ
民衆芸術と も 異な っ たも の と し て 定義づ け て い る
「 狂 人の 芸術
・
タロ
、
ト を 「 職業芸 術+ の み な らず他 の 伝 統 にそ っ た 「 文化 芸術+
ッ
の 芸術
23
ア ンリ
、
宛 て た 手祇 の な か で
へ
の 企 図 を見 抜い た う え で の
観か ら し て 当 然 の 反 応 で あ っ た
リ
いない。
特 に会員 の あ い だで論 争の
] 自 身の 個 人 的 な 見 方 し か 表 現 し て い な い
デュ ビュ
ュ
ネル
ー
ッ フ
ュ
独 断で 書 か れ た こ の カ タ ロ グ序 文 は
ェ
、
視さ せ る よ う な
一
この
o
り
ー
野
、
こ の よ う な社会 的 成 功 に も 関 わ らず
トが 強 く我 々
、
狂 人 の 芸術
多く の 著名 な 芸 術家 や 学 者
、
ブロ
・
私 の 立 場 を 明確 に 暴 力 的 に 位 置 付 け る こ と を2 5 +
と攻撃す る こと に なる が
と を同
ッ フ
こ の 展 覧会 は 大 成 功 に 終 わ っ た
。
ポ ンジ
・
「
と考 え て い た デ ュ ビ
,
ッ フ ェ の
的になっ た
ヴィ ク ト
ー
、
フ ラ ンシ ス
,
い る か らで ある 。
ま りデ ュ ビ ュ
つ
,
題 名が
、
「 文 化 芸 術 よ り 好 まれ る ア
般的な 記 者 た ち に 大 きく 扱 わ れ な か っ た2 4 と は い え
。
。
狂 人 の 芸 術+
4 9 年 に大 々 的 に 行 わ れ た展 覧 会 の カ タ ロ グ の 序 文 で あ る
の 注意 を 引 い た の だ
また
こと
見 解 の 相 違 を意 識 し た こ と は 間違
,
宣 言 の よ う な 体裁 の
、
トを
ュ
というの
。
ト に 対 す る 賛辞 で 大 部分 が構成 さ れ
ッ
トには 先人 がい た
ッ
ュ
ュ
気に入 らない 事柄が書か れ て
ッ フ ェ の
ュ
ル
ー
あ る 観点 か らす る と 当 然 だ っ た か ら だ
、
ア
自 分 の テ ク ス ト に つ づ く ブ ル ト ン の テ ク ス トを
、
、
。
年 1 1 月 6 日付 デ ュ ビ ュ ッ フ ェ か らジ ャ ッ ク ベ ル ヌ 宛 の 手祇 の 手祇 に は 「 ジ ャ ナリ ス トた
ち は[ 展 覧会 に つ い て] ほ と ん ど触 れ な か っ た 彼 ら は【展 覧 会 が] 相 当 ばか げた も の だ と 思 っ て い た+
と い う 風 に 書 い て い る ( D u b 11 触 t L e tt T e S a J B p 5 6 )
49
・
ー
。
o
26
2
6
H
49
年9 月 2 1
このデ
ュ
ビ
o sp e ct u s e
日付 デ
ュ
t to
,
ュ
ッ
フ
27
,
.
.
.
か ら ベ ル ヌ 宛 て の 手紙 。
51
,
'
'
e cT l t s s u l 招 n
w s
ェ
に対 す る 非 難 が 書 か れ た 手 掛 ま
ッ フ ェ
'
ビュ
t S, t
o m e
I, p
.
( 1 b] d
'
年
9
,
p
.
54) L
月 20
.
日付で あ る
。
( D u b u 鮎t
,
49 3)
.
我 々 の 意 見 で は ア ル ブリ エ ッ トを 他 の 芸術 と 同列 に位 置 付 ける か 差 異 を強 調 す る か は
ブル ト ン と デ ュ ビ ュ ッ フ ェ の 芸 術 観 の 重 大 な違 い で あ る こ の 点 に つ い て は 本 論策 三 節 を 参 照 の
ー
・
、
,
。
11
、
、
。
年か ら 5 2 年 に か け て
50
デュ ビュ
、
ッ フ ェ
協会 の 人間 とも 関わ り を持 たな く な っ て い た
決別 し て い る
また
。
ブル ト ン と も 同 じ 年 の
、
ブ ル ト ン と は 4 9 年 の 展 覧会 以 来
、
は 自分の
この 画家 は ボ
。
レク シ
ブ ル ト ン は こ の よう な解決法 に 断 固 と して 反 対 し
は
ジャ ン
、
我々
っ
デュ ビュ
・
こ とは決 して な い
実際の
。
「 亡 霊+
デュ
、
ッ
と ころ
ビ
ュ
ビュ
ト
、
ッ フ ェ
ッ フ ェ の
で あ りつ づ けて い たな らば
いか
我々
、
の
こ れ以 上独 裁的なや り 方 で
。
ュ
、
無責
。
に ごく た ま に 自分 の 決 断 を 認 め る よ う 求 め つ づ け る だ け で
る こ と を拒絶 し た か の どち ら か な の で あ る
ブリ
・
突然デ ュ
。
が 私た ち の 仕事 な し に 進 め て し ま っ た せ
ッ フ ェ
ル
ー
ン を ア メ リ カ に 送 る こ と を伝 え る と
ョ
たの である
年 に 作 ら れ た 協会 が あ る 程度 まで は
1 9 48
、
た
自 ら 幹部 を辞任 し
、
任 に 対 す る 批 判 を書 い た 手 続 を幹部 の 人 た ち に 送
もし
ア
,
ラ ンとは早くも 5 1 年の 5 月 に
-
こ とが ほ とん どなか っ
コ
、
し
9 月 に 喧嘩別 れ に 終 わ っ て い る
う まく ゆく
が 協会 の 解散 を 会 の 創 設 者 た ち に 言 い 渡 し
創作 活 動 に 没 頭
,
それ
、
そ れとも彼が
、
仕 事 を考慮 に い れ
企 て が行 わ れ た
、
こ の こ と は 確実 に 1 9 4 9 年 1 0 月 の 展 覧会 の と き に 明 ら か と な っ た の だ
。
28
ブル ト ン か ら以 上
に 返 事 を書 き
の
よ う な 非難 の 手 紙 を受 け 取 る や 否 や
ア
、
ー
ル
・
だが
。
ブリ
ュ
ッ
メ リ カ 行 き と共 に 幕 を 閉 じ る
こ こまで
ア
、
ー
ル
・
ブリ
ュ
の
二
人 の 関 係 の そ れ と軌 を
する が
ビュ
、
ッ
予 め述
ッ フ ェ
るの である
ブリ
ュ
ッ
フェ の ア
べ
ー
ル
トの 最初の運 動 は
,
は個 人 的 に ブル ト ン
個 性 の 強い
、
二
人 の 決別 と
、
コ
た
っ
レク シ
この よ
。
ョ
ンの ア
。
ッ
ブリ
・
ッ フ ェ
ュ
自 分 に 対 す る 友情 を 持 ち つ づ け
、
ト協会 第
一
期 の 成立 と 終結 の 歴 史 を
、
こ の 作業 に よ っ て
。
、
ア
ュ
ー
ッ
ル
ブル ト ン とデュ ビ ュ
協会 の 始 ま り と終 わ り が
に し て い る こ と を確 認 で き た こ と は
一
て お けば
,
、
ち
ッ フ
ょ うど
意 義が あ る だ ろ う 以 下 で は
.
,
ト観 が テ ク ス ト に お い て 具体化 し て ゆ く 過 程 を 追 う こ と に
・
ブリ
が
、
ブル ト ン と の 摩擦 を経 る
。
つ
まり
,
ビ
彼 ら の あ い だ の 友 情 は も は や 修復 の し よ う が な か
、
関 係 に 焦点 を 当 て て 追 っ て き た
ェ
デュ ビュ
デュ
自 分 に 向 け ら れ た 非難 に た い し て 言 い 訳 を し
、
て く れ る よ う懇 願 し た
う に して
,
ュ
ッ
トを 「 定義で き な い +
こ とによ っ て
、
も の と最初定義 したデュ
大 まか な枠 組 を 呈 示 す る
こ と に 成功 す
彼 ら の 離別 は感 情的な 問題 の 次元 に の み 起 因 す る の で は な く
,
ア
ー
ル
・
ト を巡 る 芸 術観 に 問 題 が あ っ た と 考 え る こ と が で き る 彼 ら の 静 い の 本質 的 な 原 因 が
。
彼 ら の テ ク ス ト に 反 映さ れ て
す る ため に も
、
デュ ビュ
ッ
フ
い る 考 え方 の
ェ
の
相違 にあ る の だ とすれ ば
、
テ ク ス ト の 読解
こ と。
12
、
,
両 者 の 芸 術観 を 明 ら か に
ブ ル ト ン の テ ク ス ト と の 比 較 検討 が よ り
-
。
層 必要 とな る
2
o
デュ ビュ
・
フ
こ こで は
ェ
『カイ エ
、
の読解を試み る
ブリ
ュ
ト+
ッ
の r 覚え
ラ
・
も 参照 す る
プ レイ ヤ
・
必要 に応 じて
。
く理解す る ため にも
ステム によ
ド
・
と プル ト ンの r 狂 人 の 芸術
軌
「 ア
、
29
ア
、
ル
も述べ たよ う に
わっ て
い
ない
。
デ
、
・
、
ブリ
ュ
ビュ
ュ
ッ
ガリ マ
。
デュ
、
ー
ル
ブリ
・
ア
,
ル
ー
ュ
この
ブリ
・
ー
ル
・
トの 概念を よりよ
ッ
、
の テ ク ス ト を 分 析す る 際
,
ュ
功 利 主 義的 な シ
トの
ッ
ニつ の本
ブル ト ン の テ ク ス ト も 参
ー
の 考察 か
ル 邸 の 別 館 へ の 移転後 の ア
ュ
ビュ
フ
ッ
ェ
また
、
ブリ
・
そ の作 品が
、
ッ
「 絵を 売 る な ん て
。
ッ
ッ
らはじめよう
ト 協会 は
,
。
先に
商業活 動 に 携
病院や 医者 か ら無料 で 贈呈
、
大 半 の 作 り 手 は 自 分 の 作 品 で お 金 を 稼 ぐこ と を
,
画家と して デ ュ ビ ュ
。
ル
ー
は送 っ て く れ た 作 品 の お 礼 に
ラ ン に宛て た手斌の なか で デ ュ ビ ュ
したよう に
摘
ト+ と 「 文化 芸 術 よ り 好 まれ る ア
ッ
ト協 会 の 反 商業主 義的 な 立 場 に つ い て
し て み な す こ と に 反 感を 覚 え て い た
ー
ェ
売貿 をし なくて もや っ て い ける の は
いなか っ た
覚 え 書+
ブル ト ン の テ クス ト にお い て も 同じ問題 が提起され
。
フ
ッ
ッ フ ェ の 「
ュ
o
小 銭 を 手 続 に 添 え た だ けで あ る
ポ
エ
問題 の テ ク ス トに善 か れ たア
。
さ れ て い た と い う 事 情が あ っ た た めで
考えて
ブリ
て 隅 に 追 い や ら れ た 作 品群 の 再 評 価 と い う
っ
を 考 慮す る と
ー
・
ド』 誌 に 発 表 さ れ た デ ュ ビ
芸術作品の 商業 流通 シ ス テ ム に対す る反発 と
、
照 しなくて は なる まい
まず
ル
ー
質的な側 面を扱 う こ と に な る だろ う
たこt
ー
野 の 鍵+
,
、
フ
ちょ
、
はもとも と
ェ
と し た プ レゼ ン トや
っ
、
絵画を単なる商品 と
私 は 敢え て し た い
フ ェ は書い て い る
同 じ く ブル ト ン も
。
芸 術作品 の 商品価 値 に 対 す る 嫌悪 を 表 し て い た
と は 思 わ な い 3 0+
。
「 狂 人 の 芸術
、
拙 論3 1 で 指
野 の 鍵+
、
と
の なか
■
にも美術批評家の 金儲け主義 へ の
批判 が み られ る
( 1 9 4 9)
芸術作品 が
の
なかで も ブル トン は
、
、
し
こ れ と ほ ぼ 同 時 期 に 書 か れ た 『現 行犯』
、
売り 手 と 買 い 手 の あ い だ を 行 き 来す る
単 な る 商 品32+ と し て 扱わ れ る こ と に 反 対 を表 明 し て
は
ェ
、
デュ
28
29
D
ビ
ュ
ッ フ ェ の
「
覚え 書+ は
、
31
、
ブル ト ン と デ ュ ビ
。
b u fEe t P T O S P e C t u S e t t o y s e c rl t s s u l 帽 n t S t o m e I p 4 9 3
長 谷 川 晶子 「 ア ン ド レ ブル ト ン の 『狂 人 の 芸 術 野 の 鍵』+
'
'
u
,
,
,
.
.
前掲 論文 を 参 照
年 4 月 の 手 紙 ( D u b u ff e t P T O S P e C t LtS e t t o g s e c n t s s u ) 岡 n t S t o m e I V p 9 0 )
長 谷 川 晶子 「 ア ン ド レ ブル ト ンの 『狂 人 の 芸 術 野 の 鍵』+
前掲 論文 p p 1 3 7
・
,
'
'
44
。
、
'
,
,
,
.
.
・
、
32
まり
こ の 組 織が 反 商業 主 義で あ る と い う 立 場 を表 明 す る
、
80
つ
o
B
ュ
ッ
芸 術 を 単な る 商 品 と し て 売 買す る こ と に 対 し て 等 し く 嫌悪 感 を抱む1 て い た こ と に な る
よ う な 文章 で 始 ま っ て い る
の
いる
「 純粋 で
r et o n
,
m
u v Tle S C O m
、
P li t e s , t o
m
e
III p 7 9 3
,
.
.
13
、
、
.
・
13 8
.
,
フ
c
以下
< ア
ル
ー
ブリ
・
ッ
ュ
ト協 会 > と い う 名 の も と
。
ト 「ア
こ れ より少し前 に 善かれ たテ ク ス
トで は
ブリ
こ の 団体の
,
所有物 の 販 売 あ る い は 譲 渡 と い
,
ア
ル
ブリ
・
デュ ビュ
、
デュ
。
ー
ビ
ュ
ュ
フ
ッ
は
ッ フ ェ
と い う名 を 与 え た
っ
ェ
の 考 え で は、
の ア
ル
ー
・
ブリ
ー
当然規 約 に よ
、
ル
・
。
て 禁止 さ れて
っ
る
以上
。
の ことか ら
ュ
ッ
トに 関す る 考 えの
に 対 す る 疑 い を投げか けて い た
ー
目 の 核 に話 を移
「ア
る ため に
年の
48
。
年 以 降反
。
二 つ
、
48
,
「
ル
ー
・
ブリ
ュ
ッ
こ の 画家は 造
、
覚 え 書+
で は以下
。
「 美術 批 評 家+
と 「 職業 的 芸 循家+
とい
た絵 の 売 人 達 で 構成 さ れ る 団
っ
画 家たち の 作 品と偉い 博士 たち の 外 観 の 空虚さ
、
こう い
、
っ
た作
品 が 引 き 起 こ す 商業活 動 が も た ら す 支障
本 当 の 芸 術 の 役割 が
ん の 僅か し か 関 わ っ て い な い と い う こ と
以 上 の こ と に 公 衆 が 気付く 時 は ま だ 到 来し て
い な い に して も
,
か なり近 づ い て い る
ら の も の か ら 顔を そ む け
「 文化的芸術+
柿+ は
、
。
,
'
'
ばか ら し い3 6+ も の
'
t o y s e cz 7 t s s a l TIB n t S , t o m e
,
'
,
.
,
.
.
.
.
'
,
,
目立 たず
bl d
'
,
)
怯えて
,
い る,
.
,
p
.
1 76
.
14
I p 4 89
,
.
.
デュ ビュ
の 仮面 を 被 せ
ッ
フ
ェ
しか し
35
が他の と こ ろ に ある と い う こと に気付く だ ろう
の 社会 の な か で は 「
D u b u ff e t H u s p e c t u s e t
a )d p 169
1 bl d p 4 8 9
D u b llff e t くく L A r t B ru t ))
.
ま しく
の シ ス テ ム に 対 す る 激 し い 非難 の 声が 聞 こ え る o
「 文化 芸術+
公衆は断 固 と して そ れ
、
つ つ
ような環 境の 中で ほ
この
そ の よ う な 時 が 来れ ば
本当 の 芸 術
、
よりずっ と価値の ある
36
この 後 の テク ス
、
また 6 2 年に ア
、
価値 を 世 の 中 に 広 く 認 め さ せ
、
35
そ して
。
非営 利団体で
、
同じよう な文句が 団体 の 規 約の なか に 見 られる
、
たあり とあ らゆ る取 引は
こ の 芸術の
体 の 大掛か り な べ テ ン
34
協会 が
この
、
資 本主 義社会 の 片 隅 で 創造 さ れ た作 品群 に
、
。
よ う な 文章 が 見 ら れ る
我々
33
では
ト協 会 の 核 に な っ た と 考 え る こ と が で き る
ッ
形 芸術 にお ける ヒ エ ラル キ
の
ト+
年 の 文章で は よ り 厳 密 に 商 売 の 禁 止 が 表 明 さ れ て い
それ で は
ト+
ッ
o
商業 主 義は
そう
ュ
34
いる
こ の 62
ブリ
・
非営 利 的性 質 に 関 す る 記 述 が 登 場 す る よ う に な り
ト の 活動 が再 開され たと きに も
ッ
ュ
ル
ー
「 覚 え 書+ で 初 め て 定 式 化 さ れ た と い え る
、
商業 を目 的 と しない
,
33
性 質の 協会が 設立 さ れた
あ る と の 表明 はな い の で
パ リ にお い て 無 償の
,
。
は 「 本当 め 芸
,
ら れ て い る の だ と主
張 して い る
それ がた 釧 こ
。
とを勧め る の だ
また
。
芸術の 匿名性 に つ
られて い る
常に
,
。
か らだ けで は な く
,
と い う 問題 は
一
デュ ビュ
方で デ ュ ビュ
こそ
は
ッ フ ェ
な の だ! そ れで 我々
芸 術 は 匿名 で あ る
習慣 に よ っ
すば らし い も の にな り
、
デュ ビュ
ッ フ
なぜな ら
ア
、
現 で あ るか らだ
我々 は
1 bl d
ェ
。
二
。
は
誰 もそ れ に つ いて 考 えず
、
こ と を嫌
と に 大 い に 夢中 に な る 人 物で
,
これ こそ は
,
ト+
ッ
の
なか で 大
彼 によ
こ の よう に隠
、
読者 に 呼 び か けて
、
いる
.
そ の よ う に 見 え な い の が 本物
、
39
。
とデ ュ ビ ュ
フ
ッ
ェ
は 勧め る
訴 え る 対 象が 公 衆 で は な く
、
ブリ
・
ュ
トは
ッ
、
普通
デッサ
ン
彫像
、
、
L A rt B
ru
t p r 6f & 6
({
Ij A r t B
ru
t
a u x
ts
ar
ul t u
'
1
協会 の 目 的 の 部分 を 引用
,
re
ls
'
b1 d
.
,
p
.
1 76
い
芸 術 と い わ れ る 作 品群 と は ま っ たく 異な っ た 表
,
.
”,
美
。
して み たい
小 立 像な ど の 芸 術作 品 を探 し て い る が
c
。
ブル ト ン が 狂 人 の 芸術 に つ い て 述 べ た 際 に 強
人 の 共 通 点 は 明 らか で あ る
'
,
ュ
。
偏 見 を 棄て な く て は い け な い
,
<{
'
プリ
。
こ の こ と に触れ ら れ て い る
、
・
また見 る もの は
、
偽者 の < 芸 術> 殿 で
、
ル
い る か ら と 考 え られ る 。
.
38
D ub u u et
39
1 bLl d
4 0
D u b u ffe t
。
伝統的な 美術 の 見 方 に応じ て 作 品 を 価値づ け る の をや め る よ う 訴え て
、
ル
ー
絵画
、
は
ー
て 盲 目 に な っ た ま ま で い な い よ う に し よ う40 +
く 主 張 し た点 だ っ た
7
こ
白身の 考 えを強く反 映 して
い るの
、
3
「 本 物 の+
,
単 に 患 者 や病 院 側 の 要 望 が あ っ た
、
偽 の 芸 術 の 仮面 を剥 ぐよ う
、
術 批 評 家 だ っ た と い う点 を 除 け ば
。
なかで も
「 そ れ を 見 つ め た ほ う が い い だ ろ う お そ らく 他 の 人 た ち と 同じ よ
、
作品 を目の 前 にし たとき には
る
の
目 は だ まさ れ て い る の だ ! 多く の 人 が 騒 さ れ て い る l
の
外見 に騒 さ れな い ために は
、
ト+
ッ
名 を 呼 ん で 挨拶 さ れ る
、
「 文化芸術よ り好まれ る ア
、
ッ フ ェ
よ り 本物 ら し い 顔を し て
うに
ュ
と こ ろ に存在 す る
さ れ た 状 態 に あ る 芸術 を自 ら 発見 す る こ と を 要 求 さ れ る
その
ブリ
展 覧会 で 作 品 が 匿 名 で 展 示 さ れ た の は
作品 は 無名 で 製作 さ れ て
、
・
を見つ める こ
38
き く 扱わ れ て い る
れば
ル
ー
さ な 作 品3 7+
。
こ の 「 匿 名性+
,
軽蔑す る よ う な 小
姿を認め られ
,
。
ある
実際
芸術 は
。
す ぐ に 逃 げ出 し て し ま う も の だ
。
、
。
我々 が 期 待 し な い
,
そ の 名を発 しな い ような所 に
う
が 普通
「 文 化 芸 術 よ り好 ま れ る ア
,
い て述べ
本 当の 芸術 は
「 我々
彼は
、
.
15
bl d
・
u
・
,
p
・
20 1
,
、
.
そ れ らは美術
館 やサ
ン や 画 廊 な ど で 見 る こ と が で き る よ う な作 品 の 模倣 に 何 も 負 わ な い ( あ る い は
ロ
で き る 限 り 負わ な い)
作 品で ある
こ れ らは 反対 に
。
と も 自発的 で 個 人 的 な発 見 に 対 し て 訴 え る
確か に 現在 と は違 っ て
ア
、
ル
ー
ブリ
・
画 廊や 美 術 館 に 展 示 さ れ て は い な か
ュ
41
だ か ら そ れ らが
。
い。
、
に も か か わ らず
デュ
,
ビ
ュ
ッ フ ェ
リエ
きは
ッ
ト を 美術館 な ど で 見 る こ と が で き る 「 慣習的芸 術+
「 模倣+
、
と 「 表 現+
で あれ 「 普通 学 ぶ 方 法+
先 の 器 用 さ+
と こ ろで
る
が対立 さ せ られて
デュ
,
ビ
ュ
フ
ッ
は 「 作 家の
ェ
奥 か ら 引 き 出 され
ッ
フ
は
ェ
は
、
ア
べ
ー
ル
一
ブ
・
こ こで 注意す べ
い る。
て 邪 魔とな る の だ
る も の 43 +
人
一
、
「
,
手
。
に つ い て 説 明 を加えて い
。
しか しなが ら
そ れ ら [ 我 々 が普 通 軽蔑す る 作 品〕 は
、
も っ と 直 接 的 に表 現 し
より熱く
、
の 秘密を 打 ち 明 け る の だ
このデュ ビュ ッ フ
シ
、
かの
有名 な シ
ュ
記述
ュ
( 男 性 名 詞)
とは
あ る い は ま っ た く 別 の 方法 で あれ
,
以 下 に 『シ
。
ル レ ア リ ス ム の 定 義 を 引用 し
ル レ ア リス ム >
、
、
、
両 者 を比
デュ ビュ
フ
ッ
41
D u b u f et
42
1 bld
43
D u b u ff e t
44
1 bld
,
'
o
ti c e
))
,
1
ア
、
べ
この
。
ル
ー
ブリ ュ
・
ッ トは 、
.
p
,
.
99
'
L A rt B
く
く
ru
t
b Jd
'
)) , 1
.
,
p
.
17 9
.
.
B
r et o n
,
軌
T q le S C O m
P li t e
s,
t
o m
e
I p
,
.
328
.
下 線 部 は 引 用者
16
トマ テ
ー
トマ テ
ー
の
ィ
な
。
ィ スム で
トマ テ
ある
。
ィ スム によ
、
思 考 の 書 き取 り
口述
、
て
、
っ
45
。
洗練 さ れ た表 現 に 覆 い 隠さ れ て
.
'
-
理性 に よっ て いか な る制御も施 され る こ
.
,
て みた い
純粋 な 心 の オ
'
bl d
の メカニ スム
ル レ ア リ ス ム 宣 言』 ( 1 9 2 4)
審美的あ る い は道徳的な 関 心 が な い 状態 で の
によれば
ェ
N
((
、
ュ
純粋 な 心 の オ
思 考 の 現実的な 機能 を表 現 し よう と し て い る
とも な く
思 考 ( 思 考 だ け で は な い)
,
ル レ ア リ ス ト た ち が 二 十年代 に 行 っ た オ
ェ
い 出 す こ と は多 い に あ り う る
< シ
精神 の 動 き を
、
44
実験 を思
、
そ の こ とに より
、
o
の 文章 を 読ん で
ェ
より生 の
、
スム の
46
ュ
の
こ の よ う な 探求 の も と で は
慣 習 的 な方 法 は す
、
ビ
と対立 させ て
い る こ と で ある 。
で あれ
デュ
.
とは違 う
それ らの 作 品が 「 不
が こ れ ら を高 く 評 価 す る
人 の 作 者 が 個 別 で 独 自 の 表 現 方法 を確 立 し て い る か ら で あ る
当 時の
、
い わ ゆ る 西 洋 的 な 「 美+
、
力 を 内 に 秘 め る 不 気 味 な 作 品 群 と して 受 け止 め ら れ た こ と は 間違 い な
器 用 に 制作さ れ た4 2+
もっ
、
。
ト と し て 紹介さ れ た 作 品 に 相 当 す る も の は
ッ
た
っ
原初 の 人 間 の 本性 に対 して
、
o
い ない
,
あ
り の ままの
「
まり は
つ
、
人 間 の 思考 の 働 き を
生 の+
ブ ル ト ン が 提唱 し た シ ュ ル レ ア リ ス ム の オ
る 虚飾を剥 ぎ取 っ た
「
熱 く+
同時 に
ブル ト ンが い う
測 す る こ と は 難く な い
して み た い
以上 の
。
点から
二
デュ ビュ
。
ない
表 現 の 「 自 由+
い
シ
、
状態 で ア
をもっ とも重要視 して
ッ
フ
作り 手 は
自 分 の 喜び の た め に
手たち は
というニ
、
ュ
い
「 より
ッ フ ェ の
ア ンス を持つ と
ュ
と も 比較 し う る
。
フ
ッ
は ブ ル ト ン か ら影 響 を 受 け た と推
ェ
。
そ の 活 動 が ごく 身近 に 居 る も の に し か 知 ら れ て
、
47
。
、
し て い る4 8 点 で 大 き く 異な
創造 者 の 社会 的 地位
、
、
置 か れ て い る 境遇 を 問題 に し て
、
,
、
そ れ を参照 し よ う
職業と
、
、
また オ
デュ ビュ
ー
フ
ェ
は創造 者
それ に対 し
い る。
っ
ッ
、
ブル
て い る こ と に注 目した
トマ テ
ィスム
物 理 的条件 に は 頓着 せ ず
、
を実践 し
そ の 精神状 態
、
も っ と 明確 な 定義が 「 ア
ー
ル
プリ
・
ュ
ッ
ト+
の
。
して おらず
偶然それ
、
作品 を 作り 上 げる 人 た ち の
作品の 堂 々 た る宛先 を当て
,
プリ オ リ に 存 在 し て
またデ ュ ビ ュ
。
独自 の 表 現方 法 を 発明 す る た め に
、
ほ とん どの 場合
、
・
い る。
な か で 述 べ られ て い る の で
46
作り 事 は
が構想す る 作 り 手 に つ い て
ェ
ビ
ル レ ア リ ス ム の 定義 に 見 ら れ る と お り
て い る こ と で も 分か る と お り
デュ ビュ
想定 され る 限 り の あ らゆ
感 覚的 な 次 元 に お い て 表 現 で き る と 考
、
の 文章か ら 引用 し よう
ェ
社会 的 な 状 況
ュ
肉体 的
、
デュ
、
創造 者 の 精神 状 態 を 問題 に
、
ブル ト ンは
.
フ
ッ
を 獲得 す る た め
「 非 常 に 孤 立 し た+
トン の ほう は
方で
さ ら に 創造 者 の 精 神的孤 立 に つ い て の 両 者 の 考 え を 比
、
非常 に孤 立 した 人々 で あ る
、
一
。
。
に興味を抱か せ る 作 品の
我々
の
いない
内部 か ら 取 り 出 さ れ た ば か り の
、
以 上 で 両 者 の 類似 は 明 らか で あ る が
い
造 型さ れて
、
本来理性 に属す る筈の 思考 を
,
、
「 理 性 に よ っ て い か な る 制 御も 施 さ れ る こ と も な く+
え る 点 で も 共 通 して い る
較検 討
トマ テ ィ ス ム もや は り
ー
を 再 現 し う る と い う理 想 を 唱 え る 点 で 酷似 し て い る
ま り両者 は
つ
双方 の 考 え方 は
。
よ り 生 の+ と い う 言 葉 は
、
教え て く れ る も の だ
原始的 で ありそれだ けに理想 的で もあ る思考 の 誕生 の 瞬 間を書 き とめよ
,
う と す る も の 46 で あ る
る 「 思 考+
「 直 接的 に+
に 夢中 に な り
ことが分か る だろう
にす る で も な く
、
,
自分 の た め
そう い
。
精神で 行 わ れ て
,
た作り
っ
い る 祭 り を外在
場合 は 意 図を超 えて 出 てきたもの に 対し「 修 正+ 作 業 が行 わ れ て い た ことは
ン
ジ
ウ ャ ド ロ ン に よっ て 指摘され て い る ( (( J e u d e l i n ci p i t e t t r a v ai l d e l a
c o r r e c ti o n d a n s l 6 c rit t u e a u t o m a ti q u e ))
U n e p ell e a u ァe 8 t d a m s l e s s a b l e s d u m Tne s o u s 1 a
d i r e c ti o n d e M i c h e l M u r a t e t M a ri e P a ul e B e r r a n g e r L F O n P r e s s e u n i v e r s it a i r e d e L F O n 19 9 2
ただ し シ ュ ル
ジ ャ クリ ヌ シ ェ
,
-
・
レ アリス ム の
ニ
、
'
ー
o
'
^
,
,
-
,
pp
47
125 144
・
.
D
u
b tM
et
,
)
.
h
o GP e Ct U S e
t to
'
w s e c Tl
'
,
■
ⅠP
'
L s s u ) 帽 n tS , t O m e
17
,
.
100
,
.
下 線部 は 引 用者
o
,
、
化す る と い う唯
確 か に原則として
デュ ビュ
ア
,
ル
ー
に よれば
ッ フ ェ
50
そ の 無邪気さで ある
とい う の がデュ ビ ュ
「
の 欲 求に 駆り立 て られて い る 人たちな の
一
+
ト の 作り 手 た ち は
ッ
フ
ある
の 論法 で
ェ
実際
。
デュ ビュ
ブリ
ュ
フ
ッ
マ ックス
、
それ がた めに
。
コ マ ニ
に よれ ば
ェ
しか りで ある
ー
トの
ラ
ジュ やフ
ー
他 の 人々 よりも
,
ッフ
が
ェ
こ とは
る 無 関 心 を強 調 し て い た こ と は 重 要 で あ る
規則 に対す
狂 人 の 芸 術 が 病 気 と い う 仮 面 を つ け ら れ て 美術 界
明した
デュ ビュ
。
フ
ッ
ェ
は ブル ト ン と同 じよ う に
を 無 視 さ れ つ づ け た こ の 芸 術 を 再 評価 す る よ う
ま
,
い種類 の も の だ
て い る画家の
デュ ビュ
フ
ッ
は
ェ
る よう に思 われ る
48
49
長 谷 川 晶子
D
u
b u ff e t
,
o
。
そ れゆ え
51
,
。
p lt t o
c
.
.
,
m
,
・
とい う のも
。
、
自 分 たち の
、
い ずれ にせ よデ
o
られ て い た 状況 は 前 に 説
美術 批 評家たち に よっ て 存在
、
。
我 々 が 取 り あ げる 必 要 の な
、
を作 る こ と な し に 眺 め る つ も り で あ る
に とっ て は
、
野 の 鍵』+
、
前掲 論 文
、
52
。
か なり分かり に く い もの で あ
? あ な た方 の い う 正 常 な 人 間 と は ど こ に い る の か ?
ブル ト ン の 『狂 人 の 芸 術
e I p
1 76
下 線 部 は 引用 乱
,
ル
ー
。
の 外側 に追 い や
ー
・
.
ア
、
共 同体 か ら の 隔絶 と 作 り 手 の 芸術 の
、
呼 びか けて い る
間の 区別 は 我々
誰が 正 常 な の か
「 ア ンドレ
、
・
-
健 康 と み な さ れ て い る 画 家 の 作 品 で あ ろ う と 病気 と 言 わ れ
、
「 正 常 と異常 の
ある
か らで ある
+
長 い あい だ
、
作品 で あ ろ う と 特別 な カ テ ゴリ
、
オス カ
、
そ れ ゆえ
い。
こ と に 当然 で
人 の 人 間が 社会 生 活 に不 適 応 で あ る と 判 断さ れ る 理 由 は
一
ジュ
-
芸術活動 とい う手段 に よ っ て
,
表 現 の 自由 に と っ て 必 要 な 条件 と し て
、
タ
ロ ッ
ー
マ ッ ソ ンや ミ ロ
、
た め に 祝祭 をす る 傾向 が あ る ( ま た 囚 人 た ち も そ う で あ る)
ビュ
ル レ ア リ ス トた ち は オ
,
.
精神病 患者 で あ っ た
,
彼 ら は 「 関 心 事 や 喜 び を奪 わ れ
ュ
ュ
、
状 態 で+ 作 品 を 作 る の は
自動 記述 の み な らず
。
コ
シ
、
c
隔離 さ れ る 必 要 が あ る
の外に
作 者 は 「 孤 立 し た+ 状 態 で な けれ ば な らな
、
ト の 芸 術家 の 多 く が
ッ
エ ル ンス
・
社会
,
「 審美的 な 関 心 な し の
,
て は難 し い こ と で あ る
が 試 み た 自動的デ ッ サ ン
職業的+ 芸 術家 で は な い
、
ト マ テ ィ ス ム の 状 態で 創作す る こ とを勧め たの だ っ た
ド ミ ン ゲス の デ カ ル
い わ ゆる 「
,
そ の 「 無 邪 気 さ+ を 守 る た め に は
職業 的+ 芸 術家 に と っ
49
。
「 我々 が < う ま く > や ろ う とす る 時 作 品 を損 ね て し まう と こ ろ は
、
。
ッ
ブリュ
・
だ
pp 1 35 13 6
53
+
と
、
-
、
.
.
.
60
l ai d
51
1 bl d
.
.
,
p
.
49 0
.
こ こで 注 目 しなく ては なら ない の は
す で に 示 唆さ れ て い る こ と で あ る つ ま り
に 限 らな い こ と を こ こ で 提 示 して い る
。
,
デュ
こ の 「 覚 え 書+
、
ビュ
ッ フ ェ
はア
ー
ル
にお い て
・
ブ+
t
ユ
ツ
「
囚人+ の 存 在 が
トが 「 狂 人 の 芸 術+
、
。
52
D
u
b u ff e t << N o ti c e '' d a t6 e d e
ル ト ン の 「 狂 人 の 芸術 野 の 鍵+
D
u
,
、
53
2 02
b u f et
'
,
(<
L A rt B
ru
t p r 6 錨r 6
pt e m b re 1 948 , b s C a L leT
の な か で 引用 さ れて い る 。
'
'
se
a u x
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re
ls
.
18
)) ,
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S
d e l a P l e] a d
o s p e c t z] s e
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'
'
e
,
p
'
.
1 00
.
こ の 文章 は ブ
'
y s e c2 T t s s u ) v B n
tS, to
m e
I p
,
・
「
文化 芸術より好 まれる ア
とか 「
人 の 芸術+
と い うの も
ブリ
・
ュ
ト+
ッ
と か い っ た よ う な範鳴 を 決 め る の は
ビ
は 「 芸術行為 は
ッ フ ェ
ュ
うが
、
そ れ は果 た して 正 常で あ りう る の か ?
ある
。
デュ ビュ
にとっ て
ッ フ ェ
つ の 精神状態 で もあ っ
一
。
「 ヒス テリ
彼は
、
は
極端 なまで
、
54
ッ フ
ェ
プル ト ン と デ ュ ビ ュ
.
これ まで ジ ャ ン
・
狂 気 に 対 す る 偏見 の な さ
い う考 え
え
、
フ
ッ
の なかで 述 べ られて い る こ と と
だには
に
一
一
、
の テク ス
デュ
芸 術的 創 作 の
,
視 して い るよう に み え る
っ
て も い い だろ う
ビュ
明確 な 区 別
、
とは い え
。
たとえば
。
視は
一
けで はなく
定式 化 が な さ れ て
、
ア
、
い なか
お そ らく 意 識的 に
ブル トン は
、
、
0
、
ー
ー
っ
デュ
、
ル
ブリ
・
ュ
野 の 鍵+
、
ト の 定義づ け の あ い
ッ
ー
ル
ブI+
・
ユ
ツ
トは狂人 の芸術 で
ブル ト ン の ほ う は こ の
ニ つ の 芸 術を 同
ル
コ レク シ ョ ン の 多
ブリ
・
ュ
ト協会 の
ッ
デュ ビュ
、
ッ
フ
ェ
ュ
ッフ
ェ
が 文 化 芸術 と ア
ー
一
の 「 覚 え書+
た こ と に も 起 因 す る と考 え られ る
ビ
、
こ の 二 人の 考 えに は 小 さ い と は い
、
ア
、
こ の 画 家 と ブル ト ン と は
、
ブル ト ンの 「 狂 人 の 芸術
。
く が 狂 人 の 芸 術 で 占め られ て い た と い う事実 が あ る だ けで なく
の なかで
こ と が で き る 56 +
創 作 者 の 精神状 態 が 狂 気 に 近 い と
、
に よ るア
ッ フ ェ
い る の に対 し
ブル ト ン の 同
。
精
、
と い う 立 場 を表 明 す
極 点55 +
,
トを 考 察 し て き た が
は思われな い
が強く訴 えて
ッ フ ェ
高度 の 熱を伴
、
本当 の + 芸 術家が 製作 中 に 達 す る あ る
致して い る こ とを示 した
隔 た り が あ る こ と も ま た事実な の で あ る
は ない とデ ュ ビ ュ
。
相違点
ェ
大 き な違 い が あ る よ う に
,
「
-
の 三 点で 考 えが
以上
、
ば か げた こ と に 思 わ れ た
、
の 緊張 を 引き起 こ し
芸 術 の 商業的 活 動 に対 す る 反 発
、
、
[ ] あ らゆる 点で 表現 の 最高 の 方 法 と考 え る
ッ フ ェ の
デュ ビュ
こ の 画家に と っ て 「 狂
が 狂 気 を 「 あ らゆ る 高度 な 精神 の 創 造 行 為 の
と 宣 言 す る ブル ト ン と 熱狂 を分 か ち あ っ て い る と言
3
c
と い う 問 い を 自 ら に も 投 げか けて い た か ら で
+
の 状態 とは、
そ して 特に第
、
ー
狂 気+
「
、
デュ ビ ュ
た
神に 関する あらゆ る事柄 の
る とき
なか で 問い か けて い る
の
素朴 芸 術+
デュ
、
ル
ー
ル
・
。
それだ
ブリ
エ
ッ
ト の あ い だ に 築 こ う と し た 境界を 理 解 し な か っ た の か あ る い は 敢 えて 無視 し た 可 能性 が あ る
、
それ がため に
ブル ト ン は
、
記 事 が 「[ デ ュ ビ
それ ゆえ
ッフ
1bM
1 bu d
B r et o
ル
・
ブリ
を 非難す る 際
ッ ト+
ュ
し て い な い 67 +
と 言う の で は な い か
根本原 因 と し て 両 者 の 考 え方 の 違
、
この
、
。
いを扱う
。
人 の 思 考方法 の 違 い は
二
ー
] 自身の 個 人 的 な観点 し か 表現
ェ
こ の 二 人 の 関係 を 決裂 さ せ た で あ ろ う
,
必要があ る
54
ュ
「 文化芸 術 よ り好 ま れ る ア
。
一
目 瞭然で あ る
まず
。
デ ュ ビュ
、
ッ フ
は 二 項 対 立で 物 事 を 考 え る
ェ
.
55
'
.
56
,
((
Le
'
'
'
'
o
d e l h y st 6 r i e )) L a R e F t21 u tl o n s t m e a l) s t e n ュl 1 5 m a r s 1 9 2 8
67
こ の 非難 文 は ブル ト ン が ア ル
ブ リ ュ ッ ト協会 の 幹部 に宛 て た 5 1 年 9 月 2 0 日 付 の 手紙 か ら
の 引用 で あ る ( D u b u fF e t h o s p e c t u s e t t o y s e cTl t s s u l TIB D t S t o m e I p 4 9 3 )
n
in q
c
u a n
te
ai
n
r e
,
ー
,
,
・
、
'
。
,
'
,
19
,
.
.
.
傾向があ る
も
。
と も 目立 つ 例 を 挙げれ ば 「 本 当 / 痩+
っ
当 ら し い 仮面 の 下 に 嘘 の 芸 術 かあ り
「
文化 芸 術 よ り 好 ま れ る ア
「 正 常/
異常な+ と い
「 正 常 な+)
な+
ル
ー
が権 力 をも ち
ト+
ッ
り 立 つ 世 界観 を も っ て い な い
デュ
、
ビ
い る もの
現 実+
を対 比 さ せ る
ブリ
ュ
ッ
る 芸術の
デュ ビュ
。
ッ
相反す る もの たちが あ る高次
、
ル
ー
ブリ
・
「 文化 芸 術 よ り 好 ま れ る ア
、
と 「 ア
ル
ー
ー
ル
ブリ
・
ュ
ブリ
・
ュ
がで きたの で あ る
.
つ
まり ′ ア
ル フ リや ア ロ イ
ジ ャ ン ル 分 けや 分類 に よ
い 限 り 生 じな い
ル
プリ
・
ズな どは
-
バ
、
エ
ッ
現実 の 俊面 を
て
隠さ
,
・
ルで
ェ
、
超
「 至高
今度 は
,
ア
、
ー
ル
・
デュ ビュ
。
ッ
と い う対立 に よっ て
に 対 抗す る ア
、
フ
ェ
新たな
、
は長 い あ い だ
ト+ の な か で や っ と定 式 化 す る こ と
ッ
そ
ー
ル
・
ブリ
ア
、
ュ
ッ
ル
ー
・
ブリ
トの 範暗 に
「
ュ
狂
の 呪 わ れ た 呼び 名 を抹消す る こ と
た と え ば 精神病
,
ゼ ル の 囚 人 な ど と 区別 さ れ る こ と は も は や な い
ー
ー
の 問題 は
ル レ ア リ ス ム の 研究者ル ネ
ュ
っ
現 実+ に「 非
「
の レヴ
トの範暗に含まれ て し まえ ば
て 生じ る ヒ エ ラル キ
っ
もち ろ ん シ
.
ー
,
この
。
ゼ の みで 成
ー
世 の 中に 認め させ る ため に
、
ュ
ト+
ッ
「 文化 芸 術+
.
「知的
o
トで あ る
ッ
の 格印 を押 さ れ た 作 り 手 た ち を含 め る こ と で
患者 の ヴ エ
ゼ と ア ンチ テ
。
、
本物+ だ と 彼 は
しか し ブル ト ン に と
。
特に
。
つ の 矛 盾す る 現 実 を結 合 さ せ る 地 点 と し て 「
狂 人の 芸術を救い 出し
、
ト の 基礎が で き た と 言 っ て も い い
人 の 芸術+
-
本
,
こ の 思 考 方法 の 違 い が ど の よ う に 巌響 し て い る の か を
,
そ れが ア
。
こ の 「 文化 芸 術+
。
テ
と ブル ト ン の 考 え方 は 異 な っ て い る の だ が
ェ
は
ッ フ ェ
領域 を作 り 出 し た
苦労 したの ち に
がで きた
ッ フ
ト の 位置 付 け を す る に あ た り
見 て みよう
た58
べ
59
特殊 な弁 証 法 が 常 に 存在 し て い る
、
デュ ビュ
、
ブル トン は 二
ブ ル トン の 思考 に は
。
で 結 合す る よ う な
この よう に
、
、
の で はなく 、
た
異常 な+ ) が 反 勢 力 で あ る
こ そ実 は 重 要 で あ り 「
ような
前で 述
は
ェ
「 知 的 な / 愚 か な+
、
,
,
フ
ッ
ブ ル ト ンが現実 の 真 正 性 に疑い か ける と き に は
。
、
現 実+ を考 え だ し た
点+
の+
は 本物で も 善 で も な い し 現実 の 仮 面 が 偽で あ る と も い え な い
、
ュ
初 め に 善 か れ た 項 ( 「 文 化 的+
、
「 愚 か な+ 「
ッ フ ェ の
ュ
剥 ぎ取 り つ づ け る こ と を奨 励 し て い る こ と は
れて
そ して
。
ビ
い る と述 べ て い
、
周 辺 的な も の ( 後 者)
、
デュ
。
な か で は 「 文化 的 / 生
の
後 ろ の 項 ( 「 生 の+
、
これ に 対 し ブル トン は
。
ュ
た 二 項 対 立 が頻 出 す る
っ
よ う に 二 項 対 立 を 定め た の ち に
主溝 す る
嘘 の 佼 面 の 下 に 本 物が 隠 さ れ て
、
ブリ
・
対立 があ る
の
、
・
ア
ー
ル
・
ブリ
パ ス ロ ンの
ュ
ッ
。
ト の 城砦 を 出 な
指摘 ど お り
、
「 ゲッ ト
-
長 谷川 晶子 「 ア ン ド レ ブル ト ン の 『狂 人 の 芸 術 野 の 鍵』 : 題 名 の 重 要 性+ ( 『社会 文 化 科 学研
究』 第 7 号 2 0 0 3 年 p 3 3 )
69
ブ ル ト ン の 用 い る 「 弁 証 法+ は ヘ ゲ ル 的 な弁 証 法 と は異 な っ た特 異 な 用 法 で あ る た め 注 意 を
要 す る ブル ト ン に お い て テ ゼ に 対 置 さ れ る と こ ろ の ア ン チ テ ∵ ゼ が 多く の 場 合 明 ら か で は
な い こ の 間題 杜 本論 の 主 旨か ら はず れ る た め こ こ で 詳 し く 述 べ る こ と が で きな い が M C h a p r y
A n d T e B v e t o n e t l a d 7 a l e c b q u e P a ri s P U F 1 9 6 9
フ エ ル ディ ナ ン
ア ル キ エ の 『シ ュ ル レ ア リ
の
l
1
s
L
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z:T
e
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l
1
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(
士
田
河
出
書 房 新 社 1 9 7 6) や A d a m
ス ム 哲 学 L a p L o op
』 巌谷 闘
内 洋訳
B i r o e t R e n 6 P a 8 S e r O n D T c b o n n a i tle g e n e m l d u s u z: m a h s m e e t d e s e e e D t i t o D S の 「 弁 証 法+ の 項
( p ar i s P U F 1 9 8 2 p p 1 2 9 1 3 0) の なか 等 で 辞 し く 論 じ ら れ て い る
58
・
、
,
,
.
ー
、
ー
。
、
,
.
、
、
'
'
'
・
,
'
'
.
,
'
.
、
,
'
・
,
,
'
'
'
'
'
'
,
.
-
,
.
.
.
,
,
.
20
.
,
60
を 築 き上 げて し ま う危険 は あ っ た
+
きで あ る の に
べ
い と した ら
す
,
もし
、
「
位置 付 け る
こ と で ある
によ
彼は
て+
っ
い るの
は
,
画 家と 同 じ レ ヴ ェ ル に
野 の 鍵+
,
によ
っ
て
監禁 や
、
渇望 して
狂人 の 芸術そ の も の
、
っ
て
デュ ビ ュ
を示そ うと努めた
監禁+
「
、
こ と に なる の
,
の に も か か わ ら ず,
証す る必 要があ る
は
「 霊 媒芸術+
ッ
の 対象で
フ
ェ
ビュ
したが
ー
一
.
,
,
、
狂 人+
の
こ の よ う な ブル ト ン 独 自 の 「 弁
。
芸術 は 「 高 次の
澄 んだ< 知性>
、
る ため には
今後 は
、
ニ
、
批評 家 に 裾 を売 る
,
た
。
、
.
の
最終的 に 差異
こ の 二 人 の 批 評 家が 共
、
単に
、
こ の 画家の み
人 は 異な る 考 え を 抱 い てい る か 否 か を検
「 職 業 的+
彼はア
ー
ル
芸 術家で も な け れ ば
ブリ ュ
・
ッ
,
トが 含 む も う
ro n
,
ク レバ ン は ス ピ リ チ
。
ュ
a
D I c tl o D
16 d e
c
s c
つ の支
一
ア リ ズム の 画 家 と し て デ
n a
i
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'
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'
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'
u
s Lt r r e
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'
1 s m
e
e
t de
se e
血
e n
.
・
精神病棟
ア カデ ミ ッ ク な画 法 を学 ん だ経験 の な い 独学者 ク レバ ン
。
自分 が如 何 な る 流 派 に 所属 す る と 目 さ れ よ う が 全 く 頓 着 し な か っ た の
、
'
,
が 腐心 し た 問 題 と は さ ほ ど 関 わ りが
の 芸 術家で あ る ク レバ ン論 を 分 析 の 対 象 と し
の 代表的人 物だ っ
A d a m Biro et R e nd P a ss e
P U F 1982 p 1 33
61
B r e t o n く( L A r t d e 8 fo u s L
.
「
点を よ り 発 展 さ せ
ク レバ ン は
。
60
.
ェ
こ の 芸 術 を文化 社会 の 外 に 位
と ブル ト ン の 考 え方 の 類似点 を 明 ら か に し た 上 で
こ の 最後 の
。
あっ た
美術界の 周辺 で作品を作りつ づけて い た
,
フ
ッ
て 称 賛 さ れ る は ずで あ る
に 閉 じ込 め られ た 「 狂 人+ の 画 家 で も な か っ た
流
他 の ど の 場所 に
、
こ の よ う な 真 正 性 を我 々 は 日 々
,
の 価値 を 高め る こ と は ,
芸 術全 般 に 対 す る 概念 そ の も の に 関 して
、
そ して
。
こ こで は
それ
、
だふ
通 して テ ク ス ト を残 し た 唯
な らず
き弁証 法 の 効果
切 の 利 益 の 放棄 が
一
、
証 法 的+ 思 考 に よ
本論で は
と
社会 の 外側 で 作 られ た狂 人 の 芸 術の う ち 優 れ た 作 品 は 社会 内側 で 作 られ た 伝
統 的 な 芸 術作 品 と 同 様 の 資格 を も っ
道 を 開 く+
切 の 虚 栄 同様
一
中 に 位置 付 け る の か と い う デ ュ ビ ュ
「 文化+
「 驚く べ
へ
61
い る。
ブル トン に とっ て
。
の 最後 におい て 、
,
も み られ な い 全 く の 真正 性 を保 証 し て い る
ない
やタ ンギ
まり美術界で 高い レヴ ェ ル
つ
、
ー
こ の 努 力を して い る 。
ら は 個 別 的 に は悲壮 な 様子 を し て い る
、
。
た と え ばカ ン デ ィ ン ス キ
狂 人の芸術 を
、
こ の 「狂 人の 芸術
。
驚 く べ き弁 証 法 の 効 果
置 付 ける の か
美 術 界 の 外部 で し か 生 じ な
,
て の 人 に開か れて い る と は言 えなくな っ て し まうか らだ
べ
な ど 現 役 で 活 躍 し て い る 「 職 業+
-
芸術 はす べ て の 者 に 開か れた領域 で あ る
、
本 物 の 芸術+ が 共 同体 と も 切 り 離 さ れ た
方 ブ ル ト ン が 行お う と し て
一
とい うの も
。
h
a m
,) ,
m
21
u vT eS C O m
P li t e s , t
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II I p
,
.
88 7
・
で
s
死後
、
,
P
a
ri
s
,
ア
ル
ー
ブリ
。
ュ
ト の 画 家 と し て 紹介さ れ る こ と も あ れ ば
ッ
る こ と もあ っ た
「 霊 媒 性+ は
。
問題だ っ たため に
。
によ
て
っ
ブリ
・
トと シ
ッ
ュ
ル レ ア リス ム に と っ て 本 質 に関わ る
ュ
ク レ バ ン を 中心 に 据 え て ブ ル ト ン と デ
、
人 の 芸術 観 の 違 い が明 らか に なる だ ろ う
二
、
ル
ー
ル レ ア リ ス ム の 画 家 と 呼 ばれ
ュ
ク レバ ンをめ ぐっ て 両者の あ い だ に い く つ か の 論 争が巻き起 こ っ た
,
それゆえ
えあ る
ア
,
シ
、
ビュ
ュ
こ とさ
評 論 を分 析 す る
ッ フ ェ の
こと
。
参考 文 献
ア ン ドレ
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プル ト ン の 作 品
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