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画像処理ソフト GIMP Portable を使う
「北摂 SITA 勉強会」資料 110619 GIMP 使用法 2011-6-19 MS_takatsuki 画像処理ソフト GIMP Portable を使う GIMP(ギンプ またはジンプ)とは? Photoshop に匹敵する機能をもつ高性能画像処理用フリーソフト(電脳はさみはすぐれもの) 今回は、電脳はさみとレイヤー機能を習得をする ただし、操作性は良くない(最近多くの参考書が出ている) 、自動修正機能がない ポータブル版(USB メモリーから起動)がある(ここではこれを使う) Ⅰ 準備 ① 講師が準備する CD-R または USB メモリーから GIMPfiles フォルダ(中にサンプル画像フォル ダと GIMP Portable フォルダが入っている)をディスクトップにコピーする。 ② 自分の USB メモリーに GIMP Portable フォルダをコピーする(USB メモリーはそのまま装着し ておく) * 本格的に使いたいなら、 http://www.geocities.co.jp/gimproject/gimp2.0.html 正規版 GIMP をダウンロード、インストールすればよい。 Ⅱ GIMP の起動と画面の説明 GIMP Portable の起動:USB メモリー内の GIMP Portable フォルダ内 (GIMP Portable)ア イコンをダブルクリック → GIMP Portable が立ち上がり下の画面が出る(少し時間がかかる) 画像編集画面 ここへ画像を置く ツールボックス ツールオプション 選択されているツール の機能詳細設定 1 レイヤーダイアログ 出ていない場合もある 「北摂 SITA 勉強会」資料 110619 GIMP 使用法 2011-6-19 MS_takatsuki 主なツール 楕円選択 電脳はさみ 長方形選択 移動 ズーム 切り抜き 回転 塗りつぶし 拡大・縮小 テキスト(文字) スタンプ Ⅲ 電脳はさみを使って花の色を変える ① 画像を読み込む:ファイル(メニュー)→ 開く → GIMP サンプル画像フォルダ内 → 基本的な レタッチ → 一部だけ色を変える→ 029-元画像.jpg → チューリップの花が開く ② 電脳はさみ(ツールボックス)を選択 → 境界をぼかす(ツールオプション)にチェック → 半径 は 10 → 境界をクリックしてゆく(少しずれても後で修整出来る)→ 最後に最初の点をクリック → 修整したいところがあれば、はずれたところの線をドラッグ ここをドラッグして修整 → 良ければ選択範囲内をクリック → 選択範囲が点線で示される 選択範囲 2 「北摂 SITA 勉強会」資料 ③ 110619 GIMP 使用法 2011-6-19 MS_takatsuki 花弁の色を変える: (選択状態で)色(メニュー)→ 着色(ドロップダウンメニュー) → 着色ダイアログが表れる → コントロールバーを調節して目的の色を付ける 例 ピンク 色相:300 彩度:80 輝度:35 → よければ OK ④ 選択の解除:選択(メニュー) → 選択の解除 ⑤ 別の花弁を選択着色する: 例 黄色 色相:50 彩度:80 輝度:30 ⑥ 名前を付けて保存:ファイル(メニュー)→ 名前をつけて保存 → 拡張子(jpg)、保存先フォルダ、 ファイルタイプの選択に注意 し → 保存 * GIMP の 標 準 フ ァ イ ル 形 式 は *.xcf これで保存すると GIMP で再編集可能。 ただし、大きな容量になる。 ここでは jpg 形式で保存する * 操作を元へ戻すには: 編集(メニュー)→ ****を元に戻す(ドロップダウンメニュー)をクリ ックする 3 「北摂 SITA 勉強会」資料 Ⅳ 110619 GIMP 使用法 2011-6-19 MS_takatsuki 電脳はさみとレイヤー機能を使って 2 つの画像を合成する ★ レイヤーとは、透明なシートのようなもので、何枚も重ね合わせて、1つの写真として見せるこ とができます。各レイヤーは、それぞれ独立しているため、1つのレイヤーの画像を加工したり、 図形や文字を描き加えたりしても、ほかのレイヤーの画像は影響を受けないという特徴がありま す。レイヤー機能は、ここで制作する合成写真や写真に文字やイラストを描き加えるといった、 複雑な写真加工をする際になくてはならない機能です。 ★ 画像の合成 人物写真を背景に愛犬を配置する ★ 合成の手順 貼り付け用写真(犬)を開く → 電脳はさみで犬を範囲選択しコピーする → 背景写真(人物)を開 く → 背景写真に犬を貼り付ける → 犬を適当な大さに縮小し → 適当な位置に置いて出来上り → 名前を付けて jpg 形式で保存 ★ 操作法 ① レイヤーダイアログを表示する:Windows(メニュー) → ドッキング可能なダイアログ → レイヤー 4 「北摂 SITA 勉強会」資料 110619 GIMP 使用法 2011-6-19 ② 犬の写真を開く:ファイル(メニュー)→ 開く → GIMP サンプル画像フォルダ内 → より凝ったレタッチ → 052-画像の合成 → 052-元画像 B.jpg → 犬の画像が表れる ③ 犬の輪郭を選択しコピーする:Ⅲ-② の要領に従って電脳 はさみで犬を範囲選択する → 範囲選択状態になる → 編集(メニュー)→ コピー(犬の画像がクリップボードに 取り込まれる) → 犬の写真を閉じる ④ 背景写真を開く:ファイル(メニュー)→ 開く → GIMP サンプル画像フォルダ内 → より凝ったレタッチ → 052画像の合成 → 052-元画像 A.jpg → 女性の写真が表れる ⑤ 背景写真に犬を貼り付ける: 編集(メニュー) → 貼り付け → レイヤーダイ アログにフローティングレイ ヤーが追加される ⑥ 犬の画像を縮小する: 拡大・縮小(ツール)を選択 → 縦横比を維持(ツールオプシ ョン)をチェック → 左上隅をドラッグして適当な 大きさに縮小する → 表れ た拡大・縮小ダイアログの 拡大縮小 ボタンをクリック → 縮小された犬が張り付く ⑦ 適当な位置に移動: 移動(ツール)を選択 → ドラッグで移動する → よければ選択範囲外をクリッ ク → 選択範囲の点線が消え、 レイヤーダイアログのフロー ティングレイヤーが消える → 出来上り ⑧ 名前を付けて保存 5 MS_takatsuki