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<レタッチテクニック>_デジタルメイク 1/14
Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) <レタッチテクニック>_デジタルメイク 講座的には、随所に「レタッチの技法」がでてきます、マスターしてくださいね! <1>忘れずに【レイヤーの複製】をしておこう 基本画像をレタッチする時、一番最初にすることが「レイヤーの複製」です。 変形や調整後に部分的な復帰をしたい事はよくありますので、別レイヤーに予 備の画像を保管してから作業に入りましょう。 1.ではまず、下記のURLから画像ファイルをダウンロードして、Photoshop で開いてください。 http://www.mailschool.jp/ps2/sozai/face19.jpg 2.元画像を複製して作業用のレイヤーを作成しましょう。 【レイヤー】メニューから【レイヤの複製】を実行です。 1/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) <2>「顔」の輪郭を変形しよう 今回アップロードした写真のモデルさんは、とても美人なのですが、少しエラ がはっているように思いますので、この部分から修正しましょう。 1.ツールボックスから【なげなわツール】を選び、切り取りたい部分を大ま かに選択します。この際、ツールオプションで「ぼかし:」設定を「1px」 としておきましょう。 注)【なげなわツール】はフリーハンドでの操作となりますので思う様な範囲 を作成できない場合があります。曲線を調整しながら描くのに便利なのが、 実は「パス」機能なのです。ダイジェストムービーでは、このパスを用い て選択範囲を作成していますので参考にして下さい。 2/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 2.次に、ツールボックスから【(コピー)スタンプツール】を選び、髪の毛の 部分にポインタを移動し、【Alt(option)】キーを押しながらクリックし ます。 この位置がコピー元となる部分です。 3.【コピースタンプツール】のまま切り取る肌の部分をドラッグします。 4.位置やブラシサイズをいろいろと変更しながら切り取る部分を髪の毛で被 せてしまいましょう。 【コピースタンプツール】は「不透明度:」を調整することもできますので、 重ね塗りなどをしながら調整してください。 3/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) <3>「口」の大きさを変形しよう 輪郭を修正すると口の大きさが不自然になってしまいますので、少し小さくし ておきましょう。 1.ツールボックスから【なげなわツール】を選び、鼻から口を大まかに選択 します。 2.次に、【選択範囲】メニューから【境界をぼかす】を選び、ダイアログに 「10 pixel」と入力してOKします。 4/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 3.続けて、【レイヤー】メニューの【新規】【選択範囲をコピーしたレイヤ ー】を選んで、選択範囲のみを別レイヤーにして下さい。 4.このレイヤーで、【編集】メニュー等から【変形】【拡大縮小】を選んで、 少し横幅を小さく調整します。 5.調整が完了したら、【レイヤー】メニューの【下のレイヤーと統合】をし ておきましょう。 6.後は、【コピースタンプツール】等で、不自然な部分を消しておいて下さ い。 <4>「眉」を濃く 基本的な形状部分の修正が済んだところで、メイクアップに移ります。 まず、眉を少し濃くします。 1.直接、色を加えると細部が消えてしまいますので、【焼きこみツール】を 用いて、コントラストを上げてみます。 5/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 2.ツールボックスから【焼きこみツール】を選択し、眉毛の上を「20 pixel」 程度のブラシ幅でなぞります。 レタッチ系ツールには、【焼きこみツール】の他にも【覆い焼き】や【ぼかし】 【スポンジ】【シャープ】【指先】などのツールがあります。 これらは、部分的な調整に適していますので、ブラシサイズや強さを工夫して 大いに利用してください。 <5>「口紅」は自然な雰囲気で 口紅は、ファンデーションと異なり質感を維持したまま色の変更をしましょう。 1.ツールボックスから【なげなわツール】を選び、唇を選択します。 2.次に、【選択範囲】メニューから【境界をぼかす】を選び、ダイアログに 「3 pixel」と入力してOKします。 6/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 3.続けて、【レイヤー】メニューの【新規】【選択範囲をコピーしたレイヤ ー】を選んで、選択範囲のみを別レイヤーにして下さい。 4.【イメージ】メニューの【色調補正】_【色調・彩度】を選び、ここで好 みの色に調整してください。 7/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) <6>明るめの「ファンデーション」を ファンデーションを付けると肌の質感がなくなりますよね。と言うことで、コ ントラストを下げながら、肌を明るくすると、化粧をした肌合いになります。 1.レイヤーパレットから「背景のコピー」レイヤーに戻します。 2. 【自動選択ツール】を選び、ツールオプションで「許容 値:」を「20 pixel」 としましょう。 3.肌色部分を5∼6回クリックすると大まかに顔を選択できます。 8/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 4.次に、【選択範囲】メニューから【境界をぼかす】を選び、ダイアログに 「10 pixel」と入力してOKします。 5.ここで色調整をするのですが、このレーヤーに直接実行すると後からの調 整ができないので、「調整レイヤー」機能を使ってみましょう。 【レイヤー】メニューの【新規調整レイヤー】_【レベル補正】を選んで ください。 6.表示されたダイアログでプレビューをONにして、調整します。 9/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 今回は「コントラストを下げながら、肌を明るく」しますので、「出力レ ベル:」スライダの▲印を右に移動し、OKしてください。 これで「化粧肌」になりましたよね! 普段の作業で「調整レイヤー」を使うことはあまりありませんが、不確定要素 の高い処理過程では後々便利です。尚、確定後にレベル補正を変更するには、 レイヤーパレットの「レベル補正」アイコンをWクリックしてください。 <7>「瞳」にトップライトを 全体が明るくなると、瞳が少し寂しくなりましたので、ライトの反射光を加え ておきましょう。 1.描画色を「白」にします。 10/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 2.【ブラシツール】を選び、ブラシタイプを「星形」ブラシなどにします。 ブラシサイズは「20 pixel」前後です。 3.目の瞳部分にポインタを移動して、クリックして下さい。 小さな点を加えただけで、顔全体が華やかになりますよね? 顔の中で目は重要ですので、修正の際には、最小限にとどめる様にしましょう。 <8>「髪」のカラー変更 最後の仕上げは「ヘアカラー」です。 これも<5>の「口紅」と同じ要領なのですが、髪の毛の選択に【抽出】機能 を使いました。バージョンelementsや5.5以前のバージョンの方は、【抽出】 機能がありませんので、【マグネット選択】ツールで大まかな選択をした後、 【レイヤー】メニューの【新規】【選択範囲をコピーしたレイヤー】を実行し てください。 11/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 1.ではまず、変形後の画像を複製して作業用のレイヤーを作成しましょう。 レイヤーパレットから「背景のコピー」レイヤーを選び、【レイヤー】メ ニューから【レイヤーの複製】を実行します。 2.続けて、【イメージ(又はフィルタ)】メニューの【抽出】を選択します。 3.表示されたダイアログの画面で髪の毛部分を選択して、OKしてください。 ( No.18<6> 参照) 12/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 4.「背景のコピー」レイヤーを非表示にして確認しましょう。 5.最後に髪の毛の色を変更します。 【イメージ】メニューの【色調補正】_【色調・彩度】を選び、まず、「色 彩の統一」チェックをONにしてから、ここで好みの色に調整してくださ い。 13/14 Phoshop7−19 変換と合成テクニック(デジタルメイク) 今回のデジタルメイクアップは、教材ですので少し大げさになったところがありま したが、実際のレタッチでは、変形や調整をしたことが分からない程度に微小な変 更にとどめるようにしてください。 また、切り抜いて継ぎはぎするような方法は失敗の元ですので、できるだけ直接的 な修正は避けるように心がけましょう。 14/14