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第 373号 平成 25年 1月

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第 373号 平成 25年 1月
3903
平成25年1月
国立大学法人兵庫教育大学
学
報
第373号 平成25年1月
平成24年度日本教職大学院協会シンポジウムの開催(関連記事6ページ)
ラーニングコモンズ開設記念授業研究会の開催(関連記事4ページ)
目
◇学 事 ………………………………………………2
・寄附金
◇人 事 ………………………………………………2
・人事異動
◇諸 報 ………………………………………………3
・国立大学法人兵庫教育大学役員会
・国立大学法人兵庫教育大学教育研究評議会
・兵庫教育大学大学院学校教育研究科・学校教
育学部教授会
・連合学校教育学研究科代議委員会
・平成24年度兵庫教育大学と学校教育学部同窓
会役員との協議会の開催
・附属中学校福祉講演会の開催
・ラーニングコモンズ開設記念授業研究会の開催
・附属幼稚園5歳児が脱穀を体験
・附属小学校第33回マラソン大会の実施
・平成24年度日本教職大学院協会「実践研究成
果公開フォーラム」の開催
・留学生実地見学研修旅行の実施
・平成24年度日本教職大学協会シンポジウムの
開催
・全学教職員会議の開催
次
・交通安全講習会の開催
・第58回義士奉賛加東市中学校駅伝競走大会に
附属中学校が参加
・全国市区町村教育長セミナーの開催
・小野市との連携による地域連携推進事業「ヤ
ング・ジェネレーション・フォーラム」の実施
・附属幼稚園クリスマス会の開催
・附属中学校に国立教育政策研究所教育課程研
究センター調査官が来校
・附属中学校教育講演会の開催
・附属小学校給食の時間にサンタクロースとト
ナカイからプレゼント
・加東市との連携講座「小型小惑星探査機『は
やぶさ』・暗黒エネルギー・原子力と放射線-
最近の宇宙にまつわる話題をやさしくお話し
します-」の実施
・附属中学校武道館横の坂道を整備
・事務職員海外研修及びホスピタリティ研修報
告会の開催
・速報 国立の教員養成大学・学部(教員養成
課程)の教員就職率全国第1位
◇主要日誌 …………………………………………12
- 1 -
3904
国立大学法人兵庫教育大学学報
-
学
事
平成25年1月
-
○寄附金
寄附申込者
研究担当者
寄附の目的
金額(円)
兵庫教育大学附属小学校
兵庫教育大学附属小学校の教育
育友会
研究の振興・充実等のため
会長
竹内伸悟
人間発達教育専攻
人間発達教育専攻
小林小夜子教授の研究に対する
教授
教授
助成
小林小夜子
小林小夜子
-
人
事
2,700,000
300,000
-
○人事異動
1.大学教員
(1)採用
平成25年1月1日付
職
名
等
准教授(文化表現系教育コース)
氏
羽
名
田
備
考
潤
2.事務職員
(1)配置換
異
平成25年1月1日付
動
後
施設管理課施設管理チーム事務調整役
氏
岩
瀬
名
生
異
男
動
前
研究支援課山国地区事務室事務調整役
(2)退職
平成24年12月31日付
元
職
教育支援課教務チーム事務補佐員
氏
米
田
名
幸
- 2 -
備
枝
考
3905
国立大学法人兵庫教育大学学報
-
諸
報
○国立大学法人兵庫教育大学役員会
第18回
平成24年12月12日(水)
平成24年度予算事業仕分けの評価結果及び
5
平成25年度授業科目の新設改廃等について
6
平成25年度開設授業科目等について
7
平成25年度授業科目担当教員の変更等につ
いて
予算への反映について
2
「神戸サテライト」の名称変更について
3
台湾の協定大学とのダブルディグリー検討
8
外国人研究生の選考について
○連合学校教育学研究科代議委員会
WGの設置について
第7回
第19回
1
2
いて
論文提出による博士の学位論文の受理及
び学位論文審査委員会の設置について
平成24年度における国の補正予算により学
3
内予算残額が発生する場合の予算措置事項に
研究科教員資格審査に係る各連合講座の
判定基準等の改正について
ついて
3
論文提出による博士の学位論文審査委員
会の設置について
平成24年度予算実施計画第2次補正案につ
2
平成24年12月5日(水)
(議題)
平成24年12月19日(水)
(議題)
1
-
について
(議題)
1
平成25年1月
4
業務達成基準適用事業実施計画の変更につ
連合学校教育学研究科教員資格審査に関
する細則及び連合学校教育学研究科教員資
いて
格審査関係書類作成要領の改正について
第20回
平成24年12月26日(水)
5
研究科教員資格審査関係書類について
(議題)
1
退職手当について
○平成24年度兵庫教育大学と学校教育学部同窓会役
○国立大学法人兵庫教育大学教育研究評議会
第8回
員との協議会の開催
平成24年12月12日(水)
12月1日(土 ),神戸サテライトにおいて,加治
(議題)
1
教員の選考について
佐哲也学長をはじめとする大学関係者と学校教育学
2
教員の選考開始等について
部同窓会役員が一堂に会し,平成24年度兵庫教育大
学と学校教育学部同窓会役員との協議会を開催し
○兵庫教育大学大学院学校教育研究科・学校教育学
た。
部教授会
当日は,大石学同窓会長をはじめ各期の役員(幹
第9回
平成24年12月12日(水)
事長)の参加があり,学部卒業生に対する支援の在
(議題)
1
り方,連携の具体のあり方について,提言や要望を
平成25年度大学院学校教育研究科3月選抜
交えた飾らない意見をお互いに出し合いながら,和
の学生募集に係る学生確保策について
2
気あいあいに会議が進められた。
教員候補者についての意見の取りまとめに
同窓会役員から「大学教員の研究内容や附属学校
ついて
3
園の研究会開催など,大学からの情報発信が不十分
平成24年度兵庫教育大学免許法認定公開講
ではないか」との指摘があったり,大学からは「キ
座の単位認定について
4
ャリアセンターが行う教員採用情報の提供や相談,
平成24年度論文審査委員会委員候補予定者
教員養成スタンダードに基づく現職研修の機会(研
- 3 -
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国立大学法人兵庫教育大学学報
研修講座)の提供など,卒業生には大いに利用して
平成25年1月
○ラーニングコモンズ開設記念授業研究会の開催
欲しいサービスがある」ことの紹介が行われた。
この協議会は,大学が平成23年度から,重点的に
12月6日(木),ラーニングコモンズ(学習者が
取り組む事項の「卒業生・修了生との連携強化-特
集う共有のスペース)の開設を記念して ,「教員養
に学部同窓会-」の一つとして開催しているもので
成の高度化を見据えた新たな学びの展開」をテーマ
ある。
に授業研究会を開催した。
閉会前には学長から ,「都道府県連携推進本部は
昨年8月には中央教育審議会答申「教職生活全体
同窓会活動を支援する拠点でもあり,尋ね事や相談
を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策につい
事があったら,とりあえず<連携推進本部>に連絡
て」が出された。本答申では,教員養成の修士レベ
してください。」と誘いの言葉があった。
ル化が打ち出されており,このたびの授業研究会は,
学部・大学院の授業公開を通して,今後の教員養成
の高度化を踏まえた授業の在り方について議論を深
めるために実施したもの。学校,教育委員会,大学
関係者及び本学教職員・学生約100人の参加があっ
た。
当日は,加治佐哲也学長の挨拶,来賓の茂里毅文
部科学省初等中等教育局教職員課教員免許企画室
長,水田時男兵庫県立教育研修所長,藤本謙造加東
市教育長による挨拶の後,教育実践高度化専攻の淺
野良一教授による「専門性と実践的指導力を高める
教職大学院の授業」と題した基調講演を行った。
○附属中学校福祉講演会の開催
その後,総合研究棟,附属図書館,大学会館の各
ラーニングコモンズに分かれて,新井肇教授の学部
12月4日(火 ),附属中学校1年生の総合学習と
『生徒指導の心理学』,森秀樹准教授の修士課程『現
して,視覚障害をもつ加東市在住の大原昭正氏を講
代社会の思想(演習)』,森山潤教授及び永田智子准
師に招き,福祉講演会を開催した。
教授の教職大学院『教員のための情報処理演習(応
視力を失っても,自分自身の心の修養で養う「心
用)』,關浩和教授の『教科の内容・指導法研究Ⅲ(社
の目」と,周りの人々のちょっとした気づきや行動
会科)』の授業公開を行った。『生徒指導の心理学』
が支えてくれる「社会の目」という2つの目がある
では,実際に起きたいじめを題材にした事例研究を
こと,障害のある人を見かけたら少し手を貸してほ
行い,『教員のための情報処理演習(応用)』では,
しいことなど,講師の語りかけに生徒は真剣な表情
電子黒板やデジタル教科書を用いた授業などを行っ
で聞き入っていた。
た。また,授業公開終了後,各会場では参加者を交
えた研究会や,ラーニングコモンズ見学会が行われ
た。その中で,参加者から授業担当者等へ活発に質
問を行う姿が見受けられ,本授業研究会は盛会のう
ちに終了した。
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国立大学法人兵庫教育大学学報
平成25年1月
スを走り切った。
今年度は,3年生以上に贈られるゴールデンラン
ナー賞(歴代記録の1位)を5年生女子廣瀬綺星さ
んが受賞した。また,シルバーランナー賞(歴代記
録の20位以内)には8人が入賞することができた。
○附属幼稚園5歳児が脱穀を体験
12月7日(金),「おやじの会」やPTA役員の協
力のもと,附属幼稚園5歳児が脱穀を体験した。
種から育ててきた餅米の稲を足踏み式の脱穀機を
使って脱穀し,お米が飛び散る様子に園児は驚いて
いた。また,脱穀後は積み木や瓶を使って米を潰す
○平成24年度日本教職大学院協会「実践研究成果公
など,自分たちで考えた精米方法を試していた。
開フォーラム」の開催
餅米は1月11日(金)の新春餅つきに使用する予
12月8日(土 ),日本教職大学院協会(会長:加
定である。
治佐哲也本学学長)は ,「実践研究成果公開フォー
ラム」を学術総合センター(東京都千代田区)にお
いて開催した。
本フォーラムは,教職大学院の「実践研究の成果
の公開」,「プロジェクト研究の公表」,「授業におけ
る実践的な教育の紹介」を行い,教職大学院の実践
的な教育・研究の成果を公表することを目的に今年
度から開催し,文部科学省,教職大学院関係者,教
育委員会関係者,学校関係者など112人が参加した。
当日は,帝京大学,宮城教育大学,兵庫教育大学
及び岡山大学の教職大学院からそれぞれ実践研究成
果の発表が行われ,多くの参観者のもと発表者との
間で活発な質疑などが行われた。
○附属小学校第33回マラソン大会の実施
今年度は試行的に実施したが,来年度からは公募
により発表大学を決定することとし,各教職大学院
12月7日(金 ),附属小学校において,第33回マ
が取り組んでいる実践研究の成果を広く公表し,今
ラソン大会を実施した。
後の教員養成の高度化に向けた教職大学院の教育・
この大会は11月上旬から実施した耐寒訓練のまと
研究の充実を促進するものである。
めに位置づけられている。どの児童も ,「耐寒訓練
のタイムより早く走る」「○位以内に入る」「歩かず
に走りきる」など様々な目標をもってマラソンコー
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国立大学法人兵庫教育大学学報
○留学生実地見学研修旅行の実施
平成25年1月
○平成24年度日本教職大学院協会シンポジウムを開
催
12月8日(土),9日(日),留学生実地見学研修旅
行-日本人学生との交流を通して日本文化を知る-
12月9日(日 ),日本教職大学院協会(会長:加
を実施した。
治佐哲也本学学長)は ,「新しい教職大学院の在り
これは,国際交流事業として,日本人学生との交
方を考える-教職大学院の拡充・発展に向けて-」
流を通して,日本文化を学ぶとともに異文化に対し
をテーマに平成24年度シンポジウムを学術総合セン
て相互理解を図ることを目的として実施したもので
ター(東京都千代田区)において開催した。
ある。
今年度のシンポジウムは,昨年8月28日に出され
研修は,日本三大盆踊りの一つである徳島県の阿
た中教審答申や文部科学省の協力者会議の動向を踏
波踊り体験や日本の伝統芸能である人形劇「阿波人
まえ,教員養成の修士レベル化の中核となることが
形浄瑠璃」の鑑賞,香川県の金刀比羅宮の参拝,う
期待されている教職大学院の拡充方策について検討
どん手打ち体験等を行った。金刀比羅宮では雪の舞
を行うことを目的に開催し,文部科学省,教職大学
う中,参加した学生たちは登り口から奧社までの石
院関係者,教育委員会関係者,学校関係者など約
段1368段を,お互いに声をかけ協力しながら登るこ
280人が参加した。
とができ,大変満足した様子だった。
当日は,加治佐哲也会長の挨拶及び村松泰子日本
また,人形劇「阿波人形浄瑠璃」を鑑賞するのは
教育大学協会長,高野敬三東京都教育庁理事(比留
初めてという学生が多く,国指定重要無形文化財を
間全国都道府県教育長協議会会長代理)による来賓
見ることができ,日本人学生にとっても外国人留学
挨拶の後,文部科学省板東久美子高等教育局長によ
生にとっても貴重な体験となった。
る基調講演「新しい教職大学院の在り方を考える」
今回の研修旅行を通して,文化の違う学生たちが
が行われた。
交流を行いながら,楽しく日本の文化や歴史を学ぶ
午後からは,藤原章夫氏(文部科学省初等中等教
ことができ,今後の国際交流事業の促進に繋がるこ
育局教職員課長 ),高橋香代氏(岡山大学大学院教
とが期待できる。
育学研究科教授・岡山県教育委員会教育委員長 ),
長島啓記氏(早稲田大学教育・総合科学学術院教
授 ),熊木崇氏(東京都教職員研修センター指導主
事)の4氏をパネリストに迎え ,「新しい教職大学
院の在り方を考える」をテーマにパネルディスカッ
ションが行われた。
さらに,平成24年度文部科学省大学間連携共同教
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国立大学法人兵庫教育大学学報
育推進事業に採択された愛知教育大学と兵庫教育大
平成25年1月
○交通安全講習会の開催
学から大学間連携の取組についてプレゼンテーショ
12月12日(水 ),講堂において,社警察署より山
ンが行われ,教員養成における先進的な大学間連携
下和彦警部補,あいおいニッセイ同和損害保険株式
の紹介が行われた。
会社より高橋淳子氏にお越しいただき,交通安全講
また,特別会議室において,教職大学院院生や修
習会が行われた。
了生による「教職大学院における学修の成果」に関
するポスターセッションが行われ,多くの参観者の
今回の講習会は,交通事故防止に対する意識改革
もと発表者との間で活発な質疑を行う様子が見られ
を目的に,学生全員を対象として行われ,250人を
た。
越える学生が参加した。
シンポジウム終了後には,会場を同センターの食
竹村厚司学生委員会委員長の挨拶の後,山下警部
堂に移して情報交換会を開催し,高等教育局大学振
補から平成18年から平成22年までのデータに基づい
興課教員養成企画室栢森専門官ほか文部科学省関係
た兵庫県内の事故の状況等の説明や,なぜ事故が起
者が参加される中,終始和やかかつ活発な交流が行
こるのか,どうしたら事故が防げるかなどについて
われ,今後の協会活動の発展に期待を寄せつつ閉会
講演が行われた。
引き続き,高橋氏から2つの例をあげて自賠責保
した。
険の必要性と有効期限の確認,任意保険加入の重要
性,親の保険が学生自身に適応されない可能性があ
るため,適応条件を確認することなどについて講演
が行われた。また,自動車保険の加入は自動車を運
転する者にとって必要最低限の義務であると述べら
れた。
今回の講習会で学生は交通安全や自動車保険に対
する認識を強めたようで真剣に聴き入っていた。
○全学教職員会議の開催
12月12日(水),共通講義棟106教室において,全
学教職員会議を開催した。会議では,企画運営会議
における当面の重点事項等の進捗状況,給与の見直
し,退職手当,重点事項に係る提案型事業(23年度
未実施分及び24年度新規事業)の選定結果,平成25
年度大学院学校教育研究科3月選抜の学生募集に係
る学生確保策について,説明及び質疑応答が行われ
○第58回義士奉賛加東市中学校駅伝競走大会に附属
た。
中学校が参加
12月14日(金),加東市家原周回コースにおいて,
加東市中学校駅伝競走大会が開催され,附属中学校
も参加した。これは選抜選手による駅伝大会で,選
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国立大学法人兵庫教育大学学報
手はこの大会に向けて寒風の吹く中で練習を積んで
平成25年1月
第2日目午前には,鈴木寛元文部科学副大臣に
きた。
よる「日本の教育課題と展望」の講話,清原慶子
結果は,男子Aチームが2位入賞,女子Aチーム
東京都三鷹市長による「首長から見た教育行政」
が3位入賞と健闘し,特に男子Aチームは,優勝し
の講話があり,その後昼食を兼ねた情報交換が行
た社中学校Aチームと抜きつ抜かれつの接戦を繰り
われた。午後には,ゼミ形式による講義・演習が
広げた。
行われた。①教育実践高度化専攻の淺野良一教授
による「学校組織マネジメントの考え方と進め方
~校内での教職員育成を支援するために~ 」,②毎
野正樹株式会社リクルートマネジメントソリュー
ションズシニアコンサルタントによる「理念浸透
の考え方とその方法について 」,③教育実践高度化
専攻の堀内孜教授による「教育委員会の課題と再
生の方向」の3テーマから受講者が1つ選択する
ゼミ形式で行われ,講師,受講者ともに熱の入っ
た講義・演習となった。
最終日には,中野敏明新潟県上越市教育長と小
林洋文長野県富士見町教育長がパネリストとして
登壇し,教育実践高度化専攻の日渡円教授(前宮
崎県五ヶ瀬町教育長)がコーディネーターを務め,
○全国市区町村教育長セミナーの開催
全受講者による全体協議「これからの教育と教育
長としての役割」を行った。活発な意見交流とと
12月14日(金)から16日(日)までの3日間,東
もに議論を深めた。閉講式では受講者を代表して
京大学において ,「全国市区町村教育長セミナー」
原瀬久美子福島県本宮市教育長から「教育長のあ
を開催した。昨年に引き続いて第2回の開催とな
り方を考えるよい機会であり,他の教育長と情報
った。同セミナーは,地方分権化の進む教育行政
交流ができたことは非常に有意義であった 。」と感
において重要な役割を担う市(区)町村教育長に求
想が述べられた後,加治佐学長からセミナーに参
められる能力を育成するとともに,情報交換の場
加した教育長に修了証が授与された。また,閉講
を提供することを目的として開催したもので,北
式の挨拶の中で,来年度以降も本セミナーを開催
は北海道から南は沖縄県まで全国各市(区)町村の
する予定であり,更に多くの参加を期待したいと
教育長33人が参加した。
要望を述べ閉幕となった。
第1日目は,開講式において加治佐哲也学長の
挨拶,布村幸彦文部科学省初等中等教育局長及び
高野敬三東京都教育庁理事(全国都道府県教育長
協議会会長代理)による来賓挨拶が行われた後,
オリエンテーションに引き続き,有信睦弘東京大
学監事による「経営のイノベーションとリーダー
シップ 」,小川正人放送大学教授による「近年の教
育政策と課題」の講話が行われ,セミナー受講者
や当日参加した文部科学省関係者等が,熱心に耳
を傾けるとともに活発な質疑が行われた。また,
同日,情報交換会が開催され,時間いっぱいまで
積極的な情報交換が行われた。
- 8 -
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国立大学法人兵庫教育大学学報
平成25年1月
○小野市との連携による地域連携推進事業「ヤング
・ジェネレーション・フォーラム」の実施
12月15日(土 ),小野市うるおい交流館エクラの
ハートフルサロンにおいて,小野市との地域連携推
進事業「ヤング・ジェネレーション・フォーラム」
を開催した。
このフォーラムは,蓬莱務小野市長と小野市在住
・在学の高校生・大学生などが市政について語り合
い,市の施策について正しい知識や情報を得ること
で政治・行政に関心を持ってもらうこと,また若い
人たちが日頃思っていること,考えていることを市
政に反映することを目的として,平成20年から実施
○附属中学校に国立教育政策研究所教育課程研究セ
され,今年で5回目となる。
ンター調査官が来校
当日は,本学大学院生が司会進行を,また,教育
内容・方法開発専攻の庭瀬敬右教授がコーディネー
ターを務め,参加者から忌憚のない質問に対して,
12月18日(火 ),附属中学校に国立教育政策研究
市長が熱弁を奮うなど,予定の時間を越えて活発な
所教育課程研究センター調査官の大熊信彦氏が来校
意見交換が行われ,盛況のうちに閉会した。
した。
平成24年度に附属中学校が指定を受けている教育
課程研究指定校事業(音楽)に係る視察及び指導助
言のために来校したもので,箏を使った音楽の授業
を見学したあと,現在進めている日本の伝統音楽の
鑑賞及び創作活動における思考力等の育成に関する
研究への指導助言を受けた。
○附属幼稚園クリスマス会の開催
12月18日(火 ),附属幼稚園において,クリスマ
ス会を開催した。
クリスマスの曲に合わせて踊ったり,マジックシ
ョーを見たりして楽しんだ。そのあと,今年度も加
東ライオンズクラブメンバーが扮するサンタクロー
スが登場した。サンタクロースの突然の登場に園児
は大喜びでいろんな質問をし,帽子やお菓子のプレ
ゼントをもらって楽しいひとときを過ごした。
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国立大学法人兵庫教育大学学報
○附属中学校教育講演会の開催
平成25年1月
○加東市との連携講座「小型小惑星探査機『はやぶ
さ 』・暗黒エネルギー・原子力と放射線-最近の宇
12月19日(水 ),附属中学校において,兵庫県情
報セキュリティサポーターの篠原嘉一氏を講師に招
宙にまつわる話題をやさしくお話しします-」の実
施
き ,「ポータブルゲーム機やスマートフォンに潜む
危険」と題して教育講演会を開催した。
12月22(土 ),加東市社福祉センターにおいて,
ネット上に残る過去のコメントが将来就職する際
加東市との連携講座「小型小惑星探査機『はやぶさ』
などに持ち出される例があることや,IDとパスワ
・暗黒エネルギー・原子力と放射線-最近の宇宙に
ードが漏れると位置情報までもが知られてしまうこ
まつわる話題をやさしくお話しします-」を開催し,
となど,最新機種に潜む危険について説明された。
加東市を中心に45人の参加があった。
講師は,教育内容・方法開発専攻の庭瀬敬右教授
が務め,はじめに小型惑星探査機「はやぶさ」の目
的や性能,小惑星「イトカワ」と地球を往復する仕
組み,また ,「はやぶさ」がもたらした成果などに
ついての解説を行った。
引き続いて,宇宙の成り立ち,宇宙に存在する様
々な物質とエネルギーとの関連と,原子力発電に使
用されるエネルギーの仕組みについて,解説を行っ
た。
専門的な分野であるが,活発な質疑があるなど,
非常にわかりやすい解説に,受講者は興味深く,熱
○附属小学校給食の時間にサンタクロースとトナカ
心に聞き入っていた。
イからプレゼント
12月20日(木 ),附属小学校の給食の時間にサン
タクロースとトナカイが登場した。この日は,附属
学校今年最後の給食実施日で,臼井千明調理師がサ
ンタクロースに,安積貴美栄養教諭がトナカイに扮
して1・2年生の教室を訪問し,給食の献立のクリ
スマスケーキを配って回った。学校給食でもクリス
マス気分を味わってもらおうと行っている企画で,
今年度は新たに全学年にクリスマスカードもプレゼ
ントされた。子どもたちは,サンタクロースとトナ
カイが教室に現れると大歓声を上げ喜んだ。
- 10 -
3913
国立大学法人兵庫教育大学学報
○附属中学校武道館横の坂道を整備
平成25年1月
への関心の高さが窺えた。
当日は,大野正彰総務課長の挨拶の後,海外研修
12月23日(日 ),附属学校園おやじの会の協力を
者3人及び福本謹一理事・副学長からの報告,ホス
得て,附属中学校武道場横から農園に降りる坂道に
ピタリティ研修者8人から各班の研修テーマに基づ
コンクリートを敷き整備した。
く報告が行われ,質疑応答を行った後,加治佐哲也
寒風の吹く中での作業となったが,道具やセメン
学長が総評した。
ト,バラス,土などの準備から作業までおやじの会
海外研修の報告では日本の大学との違いや本学に
メンバーが大活躍し,リヤカーや一輪車などを農園
取り入れていきたいこと等について,ホスピタリテ
まで楽に運ぶことができる安全な坂道が完成した。
ィ研修の報告では人材育成には何が重要かについて
の報告があり,参加者は熱心に聞き入っていた。
○事務職員海外研修及びホスピタリティ研修報告会
の開催
速報
12月26日(水 ),総合研究棟において,平成24年
国立の教員養成大学・学部(教員養成
課程)の教員就職率全国第1位
9月7日から14日にかけて実施した海外研修及び10
月12日に実施したホスピタリティ研修の報告会を開
1月9日に文部科学省が発表した「国立の教
員養成大学・学部(教員養成課程)の教員就職率
催した。
海外研修は,事務職員を,交流協定大学である米
ランキング」で,兵庫教育大学の平成24年3月
国のウィスコンシン大学オークレア校等に派遣し,
学部卒業者の教員就職率は 92.2%で,全国第1
自らの課題意識を踏まえ,派遣大学の運営方法や教
位になりました。
育研究体制を直接見聞させることにより,大学運営
大
の知見を深めるとともに,幅広い視野を身につけさ
学
名
教員就職率
せ,本学の業務運営に資することを目的としたもの
第1位
兵庫教育大学
92.2 %
である。
第2位
鳴門教育大学
90.7 %
第3位
滋賀大学
84.1 %
また,ホスピタリティ研修は,東京ディズニーリ
ゾートのビジネスを支え続ける「ホスピタリティ=
卒業生数から大学院への進学者と保育士への就職者
おもてなしの心」や「人材育成術」を学ぶことで,
を除いた場合の教員就職率
今後の業務に生かし職員の資質向上を図ることを目
的としたものである。
本報告会には,事務職員等51人が参加し,各研修
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国立大学法人兵庫教育大学学報
- 12 月 主 要 日 誌
月
日
事
平成25年1月
事務職員海外研修及びホスピタリテ
-
ィ研修報告会の開催
項
12月1日(土)平成24年度兵庫教育大学と学校教育
学部同窓会役員との協議会の開催
3日(月)学部入学試験委員会(第4回)
附属学校運営委員会(第3回)
4日(火)特別支援体制検討委員会
附属中学校福祉講演会
5日(水)連合学校教育学研究科代議委員会
(第
7回)
学生委員会(第6回)
社会連携委員会(第3回)
6日(木)三附属連絡推進協議会
7日(金)附属小学校第33回マラソン大会
8日(土)日本教職大学院協会「実践研究成果
公開フォーラム」
留学生実地見学研修旅行(~9日)
9日(日)日本教職大学院協会シンポジウム
11日(火)人事・労務委員会(第2回)
12日(水)役員会(第18回)
教育研究評議会(第8回)
研究科・学部教授会(第9回)
全学教職員会議(第6回)
交通安全講習会
14日(金)全国市区町村教育長セミナー(~16
日)
15日(土)連合大学院学生研究発表会(~16日)
小野市との地域連携推進事業「ヤン
グ・ジェネレーション・フォーラム」
17日(月)現職教員研修支援プログラム開発プ
ロジェクト研修プログラムチーム会
議(第2回)
18日(火)国際交流委員会留学生専門部会
19日(水)役員会(第19回)
附属中学校教育講演会
20日(木)学部入学試験委員会(第5回)
22日(土)加東市との連携講座「小型小惑星探
査機『はやぶさ』・暗黒エネルギー・
原子力と放射線-最近の宇宙にまつ
わる話題をやさしくお話しします-」
25日(火)ファカルティ・ディベロップメント
推進委員会(第4回)
編集発行
26日(水)役員会(第20回)
兵庫教育大学総務部企画課
〒673-1494 兵庫県加東市下久米942-1
大学院学校教育研究科教務委員会
(第
9回)
電 話 (0795)44-2334
http://www.hyogo-u.ac.jp/
学校教育学部教務委員会(第9回)
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