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市営住宅及び高齢者向け住宅等をとりまく現状

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市営住宅及び高齢者向け住宅等をとりまく現状
【資料5】
第1回横浜市住宅政策審議会
市営住宅及び高齢者向け住宅等をとりまく現状
1.人口・世帯及び住宅ストックの概況
2.住宅確保要配慮者とは
3.高齢者の状況
4.高齢者以外の住宅確保要配慮者の状況
5.市営住宅の状況
6.高齢者向け住宅等の状況
1.人口・世帯及び住宅ストックの概況
人口のピークアウトが近づいている
1
◇ 横浜市の人口は、2020年(H32年)まで増加し、ピークはおよそ373万5千人。
◇ 年齢別では、年少人口(0~14歳)と生産年齢人口(15~64歳)が減少。老年人口(65歳~)が増加。
◇ 高齢化率は上昇し、人口ピーク時(2020年(H32年))の高齢化率は25.2%、2035年(H47年)では30%超に
なる。
図 将来人口推計値(横浜市)
図 将来人口推計による年齢3区分の割合(横浜市)
人口ピーク
373.5万人
出典:横浜市将来人口推計/2010年(H22年)基準時点
世帯数は将来も増加する
2
◇ 横浜市の世帯数は、 1,574千世帯(2010年)⇒1,673千世帯(2030年)と6%増加。
◇ 増加世帯は、 単身世帯
532千世帯(2010年)⇒595千世帯(2035年)
夫婦のみ世帯
322千世帯(2010年)⇒401千世帯(2035年)
◇ 減少世帯は、 子どものいる世帯 628千世帯(2010年)⇒583千世帯(2035年)
図 家族類型別世帯数の推計値(横浜市)
図 家族類型別世帯数の推計値【割合】(横浜市)
1,673
1,574
出典:横浜市将来人口推計/2010年(H22年)基準時点
住宅総数は増加
3
◇ 2008年(H20年)の住宅ストック数(約166万戸)に対して、空き家は約1割あり、量的には充足。
◇ 持家率は上昇し、54.0%(1998年(H10年))⇒ 57.6%(2008年(H20年))。
公的借家、給与住宅の割合は減少。民営借家の割合は減少するもストック数は微増している。
図 住宅数及び空き家数等の推移(横浜市)
0
(戸)
1,800,000
(
1,660,900
1,537,380
)内は総住宅数に対する空き家数の割合
1,600,000
1,373,070
1,400,000
1,230,700
1,200,000
1,096,660
963,520
1,000,000
800,000
764,000
1978
(昭和53年)
47.4%
160,380
136,680148,830 (9.7%)
68,100 74,400 103,510 (10.0%) (9.7%)
22,610 41,400 56,000
(7.1%) (6.8%) (8.4%)
(4.0%) (5.4%) (6.5%)
0
1968年 1973年 1978年 1983年 1988年 1993年 1998年 2003年 2008年
(S43年) (S48年) (S53年) (S58年) (S63年) (H5年) (H10年) (H15年) (H20年)
総住宅数
空き家数
707,700戸
36.1%
8.5%
50.4%
798,100戸
32.9%
8.4%
1983
(昭和58年)
8.1%
53.8
881,040戸
30.4%
8.4%
7.2%
53.9
1,001,800戸
30.8%
8.0%
6.0%
51.4%
7.9%
54.0%
5.2%
56.1%
公的借家
4.2%
6.2%
57.6%
持家
1,374,990戸
30.3%
6.8%
2008
(平成20年)
1,222,220戸
32.5%
6.4%
2003
(平成15年)
1,111,640戸
32.3%
7.1%
1998
(平成10年)
(万戸)
150
100
8.0%
1993
(平成5年)
600,000
200,000
1973
(昭和48年)
50
1988
(昭和63年)
866,600
565,170
400,000
図 居住世帯のある住宅数の推移(横浜市)
3.3%
28.0%
民営借家
1,490,300戸
給与住宅
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
住宅の建て方は共同住宅が6割
4
◇ 住宅の建て方について61.1%が共同住宅。1998年(H10年)から2008年(H20年)の10年間で2.4ポイント割合が
増加。
◇ 共同住宅について、全国の41.7%に対し、横浜市は61.1%と約20%多い。
◇ 反対に、一戸建てでは、全国の55.3%に対し、横浜市は36.4%に留まる。
図 建て方別住宅数の割合の比較(横浜市)
図 建て方別住宅数の推移(横浜市)
1,222,220
(戸)
1,500,000
6,530
(0.5%)
1,000,000
718,000
(58.7%)
29,150
(2.4%)
1,374,990
4,390
(0.3%)
832,320
(60.5%)
31,040
(2.3%)
1,490,350
909,980
(61.1%)
34,190
(2.3%)
500,000
468,540
(38.3%)
507,240
(36.9%)
542,510
(36.4%)
平成10年
平成15年
平成20年
共同住宅
一戸建て
3,670
(0.2%)
80%
80%
60%
その他
共同住宅
長屋建
一戸建
55.3%
61.1%
56.1%
60%
36.4%
40%
20%
20%
0%
0%
全国
神奈川県
横浜市
41.7%
39.7%
全国
神奈川県
40%
横浜市
0
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
築30年以上の住宅が1/4を占める
5
◇ 住宅ストック数(居住世帯のある住宅数 約149万戸)の約25%(約37.5万戸)が、築後30年以上(1980年(S55
年)以前建築)となっている。
図 建築の時期別住宅数の推移(横浜市)
※)棒グラフ内の数値は構成比(%)を表す。
1.5
1988年
(昭和63年)
23.7
9.7
28.6
36.5
(1,001,800戸)
1.8
1993年
(平成5年)
6.0
1998年
4.1
(平成10年)
2003年
(平成15年)
2008年
(平成20年)
17.6
9.1
36.1
29.4
(1,111,600戸)
2.3
12.4
24.7
42.9
(1,222,200戸)
13.7
2.9
9.3
6.9
2.2
0
S35年
まで
19.0
27.8
15.9
22.8
20.2
築後30年以上
40
S36~
45年
23.6
S46~
55年
13.4
14.6
80
S56~
H2年
H3~
10年
4.0 (1,375,000戸)
11.2
120
H11~
15年
H16~
20年9月
6.1
(1,490,300戸)
160 (万戸)
不祥
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
2.住宅確保要配慮者とは
住宅セーフティネットの推進
6
◇ 2007年(H19年)「住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給促進に関する法律(住宅セーフティネット法)」が制定。
◇ 「公的賃貸住宅の供給促進」、「民間賃貸住宅への円滑な入居の促進」等により、高齢者、障害者、子育て世
帯等の住宅の確保に特に配慮を要する者に対する賃貸住宅の供給を総合的に推進。
資料:国土交通省
住宅確保要配慮者の範囲
7
(1)高齢者、障害者等の居住に適したバリアフリー化された賃貸住宅又は子育てに適し
たゆとりある面積を有する賃貸住宅等の住宅確保要配慮者の属性に応じた適切な規
模、構造等を有する賃貸住宅が民間賃貸住宅市場において十分に供給されていない
こと、民間賃貸住宅市場において家賃の滞納や紛争発生への不安等から住宅確保
要配慮者の入居が制限される場合があること、家賃を負担するために必要な収入が
十分にないこと等の民間賃貸住宅市場において適切な規模、構造等の賃貸住宅を確
保することを困難にする特別な事情を有する者
(2)災害によって自らが居住する住宅を失った等の特別な事情により適切な規模、構造
等の賃貸住宅を確保することについて高い緊急性を有する者
具体的には、低額所得者、被災者、高齢者、身体障害者(身体障害者補助犬使用者
を含む。)、知的障害者、精神障害者、母子家庭等の子どもを育成する家庭のほか、
外国人、中国残留邦人、海外からの引揚者、ホームレス、被生活保護者、失業者、新
婚世帯、原子爆弾被爆者、戦傷病者、ハンセン病療養所入所者等、犯罪被害者、DV
(ドメスティック・バイオレンス)被害者等多様な属性の者が含まれ得るが、それぞれの
属性の住宅確保要配慮者に対する支援措置の必要性については、各地域における
上記住宅確保要配慮者の賃貸住宅の確保に係る困難性及び緊急性の程度や賃貸
住宅市場の状況等によるものと考えられる。
資料:住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する基本方針 第1第1項/国土交通省告示第1165号
3.高齢者の状況
人口のピークアウト後も高齢者人口は増え続ける
8
◇ 2020年(H32年)の人口のピークアウト以降も高齢者人口は増加し続け、総人口に占める割合は2035年(H47
年)には30%超になる。
◇ 高齢者人口のうち、75歳以上の後期高齢者は2010年(H22年)の約45%から、2030年(H42年)には約60%に
増加する。
図 将来人口推計値及び年齢3区分の割合(横浜市)
(万人)
400
350
80%
369
373
374
372
368
363
74
88
94
97
102
110
238
62.7%
62.9%
235
233
250
61.5%
227
214
80
約45%
40%
23.5%
26.1%
25.2%
27.8%
74
50%
60
30.4%
30%
97
94
88
60%
59.0%
200
150
102
70%
100
63.8%
246
(万人)
120
110
66.6%
300
図 将来人口推計値 65歳以上人口の内訳(横浜市)
8
(10.9%)
25
(33.3%)
20
(20.4%)
16
(16.7%)
12
(13.2%)
24
(23.5%)
約60%
29
(33.6%)
34
(36.1%)
47
(53.2%)
44
(47.2%)
2015年
(平成27年)
2020年
(平成32年)
39
(40.0%)
37
(36.2%)
39
(39.7%)
41
(40.2%)
2025年
(平成37年)
2030年
(平成42年)
29
(26.1%)
33
(29.5%)
40
20.1%
100
50
20%
13.3%
12.6%
11.9%
11.1%
49
47
44
41
10.6%
20
10.6%
10%
39
0%
2015年
(平成27年)
2020年
(平成32年)
2025年
(平成37年)
2030年
(平成42年)
49
(44.3%)
38
0
2010年
(平成22年)
41
(55.8%)
2035年
(平成47年)
0~14歳
15~64歳
65歳以上
0~14歳:
人口に占める割合
15~64歳:
人口に占める割合
65歳以上:
人口に占める割合
0
2010年
(平成22年)
65~74歳
75~85歳
85歳以上
2035年
(平成47年)
後期高齢者
出典:横浜市将来人口推計/2010年(H22年)基準時点
高齢者のみ世帯の著しい増加
9
◇ 高齢者のいる世帯は、1990年(H2年)から2010年(H22年)で2.4倍に増加。
◇ なかでも高齢者単独世帯は4.2倍、高齢者夫婦のみ世帯は3.3倍と急速に増加。
◇ 高齢単身世帯は2030年(H42年)に約20万世帯で2005年(H17年)の約2倍。単身世帯のうち高齢単身のみ
増加。
図 高齢者のいる世帯の家族類型と推移(横浜市)
(世帯)
※1990年(H2年)に対する倍率
600,000
全体で2.4倍
500,000
400,000
204,614 1.6倍
図 単身世帯の年齢別世帯数の推計(横浜市)
(世帯)
600,000
500,000
400,000
9,577
21,867
31,072
40,435
50,485
14,476
88,044
111,034
132,403
143,412
147,871
149,761
338,715
330,729
322,132
323,260
326,184
320,349
300,000
300,000
166,563
151,036 3.3倍
200,000
128,922
100,000
0
96,440
45,941
31,262
73,990
1990年
(平成2年)
2000年
(平成12年)
132,016 4.2倍
200,000
100,000
0
2010年
(平成22年)
上記以外で高齢者親族のいる世帯
高齢者夫婦のみ世帯
高齢者単独世帯
資料:国勢調査/1990・2000・2010年(H2・12・22年)/総務省
2005年
2010年
2015年
2020年
2025年
2030年
(平成17年) (平成22年) (平成27年) (平成32年) (平成37年) (平成42年)
85歳以上
65歳~84歳
0~64歳
出典:横浜市将来人口推計/2010年(H22年)基準時点
要支援・要介護の高齢者の増加
10
◇ 横浜市内の要介護認定者は11.9万人、市高齢者人口の16.0%。(2011年(H23年)10月時点)
◇ 将来の要介護認定者数について、2017年(H29年)には16.5万人、高齢者の5人に1人が介護を要する状態
になると予測。
図 要支援・要介護者の推計(横浜市)
図 横浜市の高齢者の現状
介護認定を受けていない方 62.0万人<84.0%>
元気な高齢者
虚弱な高齢者 20万人
<認定を受けていない方の33%>
うち把握した
生活機能の
維持・改善が
必要な方
平成23年10月現在
要介護認定者 11.9万人<16.0%>
※急性期医療等で医療機関へ入院中の方を含む
要支援者
2.9万人
(要支援1,2)
21.5
(193.2)
(万人)
横浜市の高齢者 73.9万人
軽度要介護者
4.4万人
(要介護1、2)
16.5
(148.2)
中重度要介護者
4.6万人
(要介護3~5)
認知症あり
要介護5
20
15
要介護4
14.3
13.7
13.0 (122.9) (128.9)
12.2 (116.6)
11.6
11.1
(109.9)
(104.2)
(100.0)
要介護3
要介護2
10
<認定者の55.1%(6.7万人)
+ 認定を受けていない
認知症の方>
一人暮らし
高齢世帯
要介護1
13.2万人(H22)
5
要支援2
要支援1
0
65歳以上夫婦
高齢世帯
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年
(平成 (平成 (平成 (平成 (平成 (平成
21年) 22年) 23年) 24年) 25年) 26年)
15.1万世帯(H22)
要支援1
「特別な医療」あり
<認定者の12% (1.4万人)+医療機関入院中の方>
要支援2
要介護1
要介護2
~
2017年
(平成
29年)
要介護3
~
2025年
(平成
37年)
要介護4
要介護5
*括弧内の数値は、H21年を100とした指数
*「特別な医療」とは、経管栄養、酸素療法など
出典:第5期横浜市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画
/2012年(H24年)3月/横浜市
高齢者世帯の8割は持ち家の居住
11
◇ 世帯主年齢が上がるにつれて持家率が増加し、借家率が低下する。
◇ 世帯主が高齢者(65歳以上)の場合には、約8割が持家に居住している。
図 世帯主の年齢別所有関係別世帯の割合(横浜市)
0%
5.9%
30歳未満
2.8%
30~39歳
40~49歳
50~59歳
20%
40%
80%
60%
23.3%
100%
55.4%
10.1%
2.4%
16.2%
23.1%
30.0%
5.2%
14.2%
34.6%
34.0%
40.4%
60~64歳
9.4%
31.8%
49.3%
65歳以上
4.9%
6.1%
27.9%
59.7%
6.8%
17.6%
8.5%
6.7%
18.9%
4.0%
10.7%
7.9%
10.3%
7.5%
2.5%
0.7%
6.5% 4.4% 0.3%
持家78.6%
持家一戸建
・長屋建
持家
共同住宅
公的
借家
民営借家
木造
民営借家
非木造
給与
住宅
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
全国と比較し、借家に住む高齢者のみ世帯の割合が高い
12
◇ 高齢者のいる世帯のうち、高齢単身・夫婦世帯の割合が66.1%。(全国では49.2%)
◇ 借家に住む高齢単身・夫婦のみ世帯は60,300世帯。高齢者のいる世帯の16.8%。(全国では11.2%)
図 高齢者のいる世帯の住宅の所有関係(横浜市)
【横浜市】
【全国】
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
借家に住む高齢者世帯は収入が低い
13
◇ 高齢者世帯の年収は市平均より低い。
◇ 借家に住む高齢者世帯では、高齢単者身世帯の40.9%、高齢者夫婦のみ世帯の65.6%が年収300万未満。
◇ 家賃は、高齢者単身・夫婦のみ世帯ともに約35%の世帯が4万円未満。
図 持家・借家別高齢者世帯の年収の状況(横浜市)
0%
40%
20%
単身
80%
60%
42.1%
23.2%
100%
12.1%
15.3%
5.6%
1.7%
持
家
夫婦のみ
27.7%
単身
借
家
44.8%
40.9%
16.0%
7.3%
15.1%
31.5%
4.4%
6.9%
4.3%
1.3%
夫婦のみ
65.6%
26.5%
0.5%
5.1%
2.3%
市全体
21.3%
300万円未満
24.0%
300~500万円
18.5%
500~700万円
18.1%
11.9%
700~1000万円
6.2%
1000万円以上
不詳
図 借家に住む高齢者世帯の1か月当たり家賃(横浜市)
0%
20%
単身
(平均:51,545円)
12.4%
40%
60%
28.6%
18.6%
80%
22.2%
100%
7.2%
6.7%
1.0%
3.4%
3.3%
夫婦のみ
(平均:60,914円)
11.2%
20.5%
17.2%
19.5%
10.2%
15.3%
2.8%
4.6%
市全体
(平均:72,384円)
8.9%
18.0%
28.8%
16.5%
19.5%
1.3%
2.3%
1万円未満
1~2万円
2~4万円
4~6万円
6~8万円
8~10万円
10万円以上
不詳
*「市全体」には高齢者
世帯以外の一般世帯
を含む
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
根強い在宅生活の継続意向
14
◇ 高齢者一般(65歳以上)では、「介護サービスを利用しながら自宅で暮らしたい」が53.1%。
◇ 上記と「介護サービスを利用せずに自宅で暮らしたい」を合わせ、在宅生活を望む高齢者が6割超。
◇ 一方で介護付きの高齢者向け住宅、特養などの介護施設への入居希望も一定数の回答あり。
図 介護サービスと住まいに対する考え方の状況(横浜市)
将来介護を受けられる
介護サービスを利用しながら
老人ホームなどに入所したい
自宅で暮らしたい
介護サービスを利用せず
高齢者向け住宅で在宅介護サービスを
自宅で暮らしたい
受け暮らしたい
介護が必要になったら
特養など介護施設に入りたい
わからない 無回答
その他
2.2
2004年
(平成16年)
9.9
48.9
4.4
16.7
9.0
8.4
0.6
2.5
2007年
(平成19年)
9.9
51.2
3.5
20.0
9.8
2.2
0.8
2010年
(平成22年)
10.7
50.6
4.5
18.6
2.9
0%
20%
40%
2014年
(平成26年)
9.6
80%
3.3 2.0
53.1
20%
100%
特養のなど介護施設に入りたい*2
18.2
40%
60%
5.8 4.4 *1:2014年調査から新たに追加された項目
*2:2014年調査から表現が変更された項目
0.9
2.8
0%
5.3
0.4
60%
サービス付き高齢者住宅に
入居したい*1
在宅生活希望が62.7%
7.0
80%
100%
有料老人ホームなど介護付き施設に
入りたい*2
出典:横浜市高齢者実態調査/横浜市健康福祉局
4.高齢者以外の住宅確保要配慮者の状況
増加する生活保護世帯
15
◇ 生活保護受給世帯は、H25年度で約5.1万世帯。10年間で約1.8万世帯増加。
◇ 生活保護世帯のうち最も多いのは高齢単身世帯であり、生活保護受給世帯の40%超。
◇ 母子世帯、傷病・障害者世帯などの住宅確保要配慮者の生活保護世帯も軒並み増加。
図 生活保護受給世帯の内訳・推移(横浜市)
0
平成16年度
平成17年度
平成18年度
10,000
20,000
30,000
13,697(38.4%)
12,506(35.1%)
1,513(4.2%) 3,047(8.6%)
4,874(13.7%)
12,196(33.3%)
15,598(41.6%)
平成22年度
36,618
12,116(32.3%)
16,625(42.3%)
4,986(13.3%)
12,300(31.3%)
17,864(40.6%)
1,849(4.2%) 3,502(7.9%)
13,289(30.2%)
18,763(39.5%)
37,478
5,463(13.9%)
1,701(4.3%) 3,204(8.2%)
平成21年度
35,637
4,974(13.6%)
1,652(4.4%) 3,126(8.3%)
平成20年度
39,293
7,550(17.1%)
14,060(29.6%)
44,054
47,513
8,976(18.9%)
1,969(4.1%) 3,745(7.9%)
平成23年度
19,681(39.7%)
14,441(29.1%)
49,563
9,531(19.2%)
2,095(4.2%) 3,815(7.7%)
平成24年度
平成25年度
20,931(40.9%)
21,838(42.1%)
高齢者(単身世帯)
60,000
4,544(13.2%)
1,600(4.4%) 3,138(8.6%)
平成19年度
50,000
34,304
12,923(37.7%)
12,498(36.4%)
1,510(4.4%) 2,829(8.2%)
14,710(40.2%)
(世帯)
40,000
2,195(4.3%) 3,849(7.5%)
14,471(28.3%)
2,237(4.3%)) 4,033(7.8%)
高齢者(2人以上の世帯)
14,079(27.1%)
母子
9,758(19.1%)
9,696(18.7%)
傷病・障害
51,204
51,883
その他
出典:横浜市健康福祉局
年収が低くなるほど借家世帯、単身世帯が増加
16
◇ 世帯収入別の住宅の所有関係をみると、年収500万円未満の約4割が民営借家、
年収300万円未満では公営借家の割合が高まる。
◇ 世帯収入別の家族構成をみると、年収500万円未満の約4割、年収300万円未満の約6割が単身世帯。
図 世帯収入別住宅の所有関係の割合(横浜市)
0%
20%
40%
60%
80%
図 世帯収入別家族構成の割合(横浜市)
100%
2.9%
全体
(n=1,497,400)
57.3%
0.5%
27.8%
3.3%
300万円未満
(n=318,500)
44.5%
9.3%
40.2%
0.3%
1.5%
51.8%
0.6%
37.5%
3.9%
1.0%
500~700万円未満
(n=277,300)
61.3%
3.5%
4.7%
74.3%
17.1%
2.8%
0.6%
4.9%
0.1%
84.6%
0.5%
3.7%
6.7% 0.4%
90.7%
0.7% 1.3%
持家
公営の
借家
都市再生機構
・公社の借家
民営
借家
給与
住宅
300~500万円未満
(n=359,900)
60%
32.2%
6.9%6.3%
9.4% 10.4%
31.7%
56.0%
0.7%
24.5%
27.5%
100%
0.7%
3.8%
19.7%
80%
5.2%
34.5%
7.0%
1.1%
500~700万円未満
(n=277,300)
22.7%
40.0%
6.6%6.2%
23.6%
0.8%
20.2%
51.0%
8.8%
5.6%
1000~1500万円未満
(n=131,500)
19.2%
57.8%
同居世帯・
住宅以外の建物に
居住する世帯
1500万円以上
(n=46,100)
不詳
(n=92,500)
夫婦のみ
の世帯
20.0%
10.9% 7.3%
56.0%
12.9%
0.3%
5.2%
14.1%
3.9%
2.2%
14.6%
13.7%
0.7%
4.5%
9.6%
1.7%
1500万円以上
(n=46,100)
300万円未満
(n=318,500)
700~1000万円未満
(n=271,700)
0.3%
1000~1500万円未満
(n=131,500)
21.9%
40%
0.5%
28.7%
3.9%
700~1000万円未満
(n=271,700)
全体
(n=1,497,400)
20%
3.3%
4.1%
2.6%
300~500万円未満
(n=359,900)
0%
0.2%
61.6%
3.8% 0.4%
夫婦と
子供から
なる世帯
男親又は
女親と子供
からなる世帯
その他の
親族世帯
非親族
世帯
単独
世帯
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
年収300万以下での住居費負担率の違いが大きい
17
◇ 住居負担率30%以上の世帯数は、民営借家とUR・公社等の借家で約30%。公営借家は13%。
◇ とくに年収300万円以下では、住居負担率30%以上の世帯数が、民営借家とUR・公社等の借家で約80%。
それに対し、公営借家は18%とその違いは大きい。
図 住居費負担率30%以上の世帯の割合(横浜市)
300万円以下
18%
300万超
30%未満
82%
500万以上
500万未満 1%
99%
500万以上 0%
100%
合計 13%
民営借家
UR・公社
公営借家
30%以上
民営借家
404,850世帯
UR・公社
48,350世帯
公営借家
42,780世帯
87%
30%以上
300万円以下
300万超
500万以上
500万未満
77%
23%
500万以上 3%
合計
*家賃不詳世帯数:UR・公社210、民営借家5,360世帯
*住居費負担率:世帯収入に対する家賃の割合
29%
30%以上
30%未満
23%
77%
96%
70%
300万円以下
80%
300万超
500万以上
500万未満 16%
500万以上 2%
合計
30%未満
31%
19%
83%
96%
67%
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
民営借家に住まう高齢者と若年層は低収入
18
◇ 34歳以下の世帯主は、年収300万未満で民営借家の割合が高い。
◇ 世帯主年齢が上がるにつれ持家の割合が高まる。65歳以上の世帯主では、借家の割合は相対的に低くな
るが、公的借家の割合は最も高く、年収300万未満の民営借家の割合も高い。
図 世帯主年齢×住宅の所有関係×年収
(横浜市)
民借
資料:住宅・土地統計調査
/ 2008年(H20年)/総務省
増加する住宅確保要配慮者(障害者)
19
◇ H10年度とH24年度を比較すると、身体障害者が約1.2倍、知的障害者が約2.1倍、精神障害者が約6.2倍に
増加。
図 身体障害者手帳交付状況
図 知的障害者「愛の手帳」
(療育手帳)交付状況
図 精神保健福祉手帳交付状況
(人)
(人)
(人)
120,000
5.0%
25,000
5.0%
30,000
5.0%
23,005
100,000
84,513
80,000
60,000
89,607 91,605
94,291 96,114
20,807
4.0%
20,000
21,864
4.0%
18,674
4.0%
22,785
20,912
77,227
2.3%
24,538
25,000
20,000
2.4%
2.5%
2.5%
2.6%
2.6%
3.0%
15,000
10,000
2.0%
2.0%
9,066
10,000
40,000
1.0%
20,000
5,000
0.3%
0
0.0%
平成
平成
平成
平成
平成
平成
10年度 15年度 20年度 22年度 23年度 24年度
3.0%
15,000
10,669
2.0%
17,304
3.0%
13,894
0.4%
0.5%
0.6%
0.6%
0.6%
1.0%
3,938
0.1%
0
0.0%
平成
平成
平成
平成
平成
平成
10年度 15年度 20年度 22年度 23年度 24年度
手帳所持者数
5,000
0.3%
0.5%
0.6%
0.6%
0.7%
0
1.0%
0.0%
平成
平成
平成
平成
平成
平成
10年度 15年度 20年度 22年度 23年度 24年度
人口に占める割合
出典:横浜市統計書
増加する住宅確保要配慮者(母子世帯・外国人)
20
◇ 母子世帯数は、H12年と比較し約1.4倍に増加。
◇ 外国人登録者数は、H24年度に7.4万人、H10年度の約1.5倍。
ただし、H20年度をピークに緩やかな減少傾向にある。
図 母子世帯数の推移(横浜市)
図 外国人登録者数の推移(横浜市)
0
(人)
20,000
2.0%
20,000
40,000
18,401
50,357
平成10年度
18,000
80,000 (人)
60,000
16,391
16,000
1.5%
14,000
1.1%
12,000
10,000
66,780
平成15年度
13,210
1.2%
78,757
平成20年度
1.0%
1.0%
8,000
平成22年度
77,419
平成23年度
77,253
6,000
0.5%
4,000
2,000
74,713
平成24年度
0
0.0%
2000年
(平成12年)
母子世帯数
2005年
(平成17年)
2010年
(平成22年)
一般世帯に占める割合
横浜市
全体
(H10年度)
韓国・
朝鮮
中国
フィリピン
ブラジル
米国
ベトナム
タイ
ペルー
その他
出典:横浜市統計書
生活保護受給世帯、高齢者等の住宅確保の難しさ
21
◇ 民間賃貸住宅では、住宅確保要配慮者の入居に条件を付し、入居を拒む場合がある。
◇ 横浜市では、上記の問題に対応するために、H16年度より「民間住宅あんしん入居事業」を開始。協力不動
産店による住宅の斡旋と協力保証会社による家賃債務保証及び市の既存施策による居住支援を実施。
◇ 過去10年の利用は2,012件。とくに生活保護受給世帯、高齢者の利用が多く、住宅確保の難しさが窺える。
民間住宅あんしん入居事業の概要
項目
対象者
保証内容
図 民間住宅あんしん入居事業 対象者別の利用件数
概要
高齢者、障害者、外国人、特定疾患患者、ひとり親家庭、
配偶者等からの暴力被害者、生活保護受給者、
児童福祉施設等退所者、ホームレス自立支援施設退所者、
子育て世帯(※諸条件あり)
・賃料等の滞納に対して、24箇月の期間、賃料等の24箇月
分を限度額として、保証会社が賃貸人に代理弁済。
・賃借人の死亡等による退去時の残置家財等の撤去実費相
当分を賃貸人に支払い。
・死亡等による退去時の原状回復費は、賃料の3か月分か
30万円のいずれか低い額を上限とし、保証会社の承認を
得た額を賃貸人に支払い。
・家賃滞納による明渡し訴訟等の法的手続きに要する費用
について、実費相当分を支払い。
保証料
月額賃料等の30%、更新時は20%
協力会社
・保証会社2社
・不動産店635店 (H25年度末)
実績
問合せ件数5,322/利用件数2,012件/助成申請件数1,140
(H16~25年度の累計)
(件)
0
500
40
1
152
一人親家族
児童擁護施設退所者
5
生活保護受給者世帯
DV被害者
ホームレス自立支援
子育て
2000
96
障害者
特定疾患
1500
618
高齢者
外国人
1000
1,707
9
32
1
利用件数2012件(平成16年度~平成25年度)
複数の対象者に該当する場合にはダブルカウントしている。
出典:横浜市建築局
5.市営住宅の状況
公営住宅制度の変遷
22
◇ 公営住宅制度は、S40年代前半に全国の住宅の供給量が総世帯数を上回って以降、徐々に経済困窮者を
救うセーフティネットとして役割に比重が移っていく。
量の確保から質の向上へ
住宅難の解消
戸数と世帯
の変遷
(S63)
(H10)
(H15)
3,545
4,201
5,025
5,389
3,284
3,781
4,436
4,716
(S33)
(S43)(S48) (S53)
1,793万戸
2,559 3,106
1,865世帯
2,532 2,965
戦災・引揚者等による
約420万戸の住宅不足
全国で住宅総数が
世帯総数を上回る
市場・ストック重視へ
全都道府県で住宅総数
が世帯総数を上回る
全国の世帯の約半分が
誘導居住水準(*2)を達成
最低居住水準未満世帯
(*1)が1割を下回る
セーフティネット機能の拡大
法制定(S26)
法改正(S55)
・入居者資格の拡大
(高齢者、身体障害者、生活保護被
保護者等の単身入居が可能に)
・低額所得者層を対象とした公営住宅
の供給を恒久的な施策として確立
*1
*2
*3
*5
法改正(H8)
・地方公共団体による民間の買取り・借上げ方式を追加
・きめ細やかな応能応益家賃制度の導入
・公営住宅のグループホーム等としての使用を可能に
(S26)
(S36)
(S43)
(S48)
1種*3
82%
1種
60%
1種
40%
1種
33%
(裁量)
(40%)
2種*4
26%
2種
28%
2種
17%
2種
16%
本来
25%
(H8)
(H23~)
*5
<現制度>
地方が
条例で
設定
最低居住水準:健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な水準として国が定めたもの。住戸規模は世帯人数によって違うが、4人世帯で50㎡
誘導居住水準:同じく国が定める基準で最低居住水準より若干ゆるやか。一般型4人世帯で125㎡、都市居住型4人世帯で95㎡
第1種公営住宅:比較的収入の多い層を対象 *4 第2種公営住宅:収入の少ない層を対象
資料:国土交通省資料をベースに作成
(裁量):裁量階層とは高齢者・障害者世帯等に適用される収入基準(収入分位40%を上限として事業主体が定める)
公的賃貸住宅の概要
23
低所得
中堅所得者向け
住宅 種別
概要
公営住宅
地方公共団体が、建設、買取り又は借上げを行い、これを住宅に困窮する低額所得
者に低廉な家賃で賃貸し、又は転貸するための住宅
改良住宅
住宅地区改良事業の施行に伴い、住宅を失う従前居住者用として施行者が建設す
る住宅及びその附帯施設
特定
優良賃貸住宅
中堅所得者等の居住の用に供する居住環境が良好な賃貸住宅を供給するため、
国及び地方公共団体が建設費及び家賃の一部を補助する賃貸住宅
地域
優良賃貸住宅
高齢者世帯、障害者世帯、子育て世帯等、各地域における居住の安定に特に配慮
が必要な世帯の居住の用に供する居住環境が良好な賃貸住宅の供給を促進する
ため、地方公共団体が整備費及び家賃減額に対する助成を行っている賃貸住宅
高齢者向け
優良賃貸住宅
高齢者が安全・安心に生活できる居住を確保するため、地方公共団体が建設費及
び家賃の一部を補助することにより、バリアーフリー設計が図られ、低廉な家賃で入
居できる、優良な高齢者向けの賃貸住宅
公社賃貸住宅
住宅の不足の著しい地域において住宅を必要とする勤労者に対して、生活の安定と
社会福祉の増進に寄与することを目的に、地方住宅供給公社が供給する良好な居
住環境の住宅
都市再生機構
賃貸住宅
都市再生機構が管理する、良好な居住性能及び居住環境を有する賃貸住宅
横浜市内の公的賃貸住宅ストックは約11.1万戸
24
◇ 横浜市内の公的賃貸住宅は110,908戸。
◇ うち横浜市の公的賃貸住宅は41,044戸(37%)、そのうち市営住宅(改良住宅を含む)が31,462戸(77%)。
◇ その他に多い住宅は、都市再生機構賃貸住宅45,121戸、県営住宅17,599戸。
(単位:戸)
住宅種別
公営住宅
横浜市の公的賃貸住宅
30,034 県営住宅
市営住宅
1,428
改良住宅等
特定
優良賃貸住宅
ヨコハマ・りぶいん
(中堅所得者向け)
地域
優良賃貸住宅
子育てりぶいん
(低所得者向け)
都市再生機構
賃貸住宅
計
7,592 かながわ
パートナー・ハウジング
80
377 県住宅供給
公社
市住宅供給
公社
-
-
41,044
その他
計
17,599
-
47,633
93
-
1,521
1,478
-
9,070
80
-
1,533
高齢者向け
優良賃貸住宅
公社賃貸住宅
神奈川県の公的賃貸住宅
14
1,547
5,559
5,936
45,121
45,121
24,743 45,121 110,908
出典:横浜市建築局/ 2013年(H25年)3月末時点
総世帯当たりの公的賃貸ストック量は、他の政令市と比して多くない
25
◇ 横浜市の公的賃貸住宅のストック量(戸数)は、名古屋市、神戸市、さいたま市などと同水準。
◇ 総世帯数に占める公的賃貸住宅戸数の割合は7%であり、他の政令市の水準と比較し多いとは言えない。
図 大都市における公的賃貸住宅戸数の比較
(戸)
350,000 347,868
(戸/世帯)
35.0%
300,000
30.0%
250,000
25.0%
20.1%
200,000
19.4%
20.0%
165,446
150,000
14.9%
13.1%
118,593
110,828
12.3%
99,625
94,372
100,000
8.3%
15.0%
13.5%
71,290
7.4%
64,844
55,892
46,307 45,796
5.7%
5.1%
5.1%
4.7%
5.1%
39,738 35,423
5.0%
3.4% 2.8% 2.8%
25,582 22,817 21,835
14,237 13,918 10,030 8,291
8,049
岡山市
新潟市
浜松市
静岡市
相模原市
熊本市
仙台市
広島市
川崎市
札幌市
千葉市
その他公的賃貸住宅
7.0%
京都市
北九州市
堺市
福岡市
さいたま市
神戸市
横浜市
名古屋市
大阪市
特別区
公営住宅
10.0%
7.9%
50,000
0
12.3%
10.6%
5.0%
0.0%
総世帯に占める公的賃貸住宅の戸数割合(戸数/総世帯数)
公的賃貸住宅戸数 出典:横浜市建築局/ 2013年(H25年)3月末時点
総世帯数
資料:住宅・土地統計調査/ 2008年(H20年)/総務省
市営住宅は「直接建設」が8割、「借上」が1割
26
◇ 市営住宅には、横浜市による「直接建設」、民間からの「借上」、「改良住宅」の供給方式がある。
◇ 「直接建設」が26,043戸(82.8%)を占める。
◇ 「借上」は3,991戸(12.7%)であり、主に高齢者のみ世帯用の「シニア・りぶいん」として供給。
供給種別
直接建設
概要(目的)
入居対象
26,043戸 所得の低い市民の居住の安定を図る 一般用
(82.8%) ための良質な賃貸住宅の供給
高齢者用 (SHP)
(SHP以外)
3,991戸 民間が建設・所有する住宅を市営住
(12.7%) 宅として期限を定め借あげた住宅。
※1997年(H9年)開始 横浜市では、主に「シニア・りぶいん」
借上
として高齢単身・2人世帯に供給
改良住宅
1,428戸 住宅地区改良事業の実施に伴い、住
(4.5%) 宅を失う従前居住者用の住宅
計31,462戸
戸数
24,796
928
212
身障者(車イス)用
107
一般用
741
高齢者用
(シニア・りぶいん)
-
3,250
1,428
出典:横浜市建築局/ 2013年(H25年)3月末時点
*SHP(シルバーハウジングプロジェクト):
住宅施策と福祉施策の連携により、高齢者等の生活特性に配慮したバリアフリー化された公営住宅等と生活援助員(ライフサ
ポートアドバイザー)による日常生活支援サービスの提供を併せて行う、高齢者世帯向けの公的賃貸住宅の供給事業
借上型市営住宅整備事業について
◇
◇
◇
◇
27
平成8年公営住宅法改正により、直接建設の供給が難しい都心部を中心に供給。
整備基準に適合する民間土地所有者等の新築又は既存の共同住宅を市営住宅として借上。
民間事業者に対して、建設費の一部を国及び市が助成。
借上市営住宅を有する政令市は20市中12市。本市(3,991戸)は最も管理戸数が多い。
事業の仕組み
・民間のオーナー(土地所有者等)が、一定の基準を満たす住宅を建設後、横浜市へ20年間賃貸。
図 他都市の借上型市営住宅の管理戸数
1,000
0
・横浜市は、完成した住宅を市営住宅として転貸し、市営住宅条例に基づき住宅や入居者の管理を行う
ほか、オーナーに対しては毎月の賃料を支払い、住宅の建設に要する費用の一部を助成する。
2,000
1,178
札幌市
439
川崎市
301
福岡市
199
さいたま市
122
千葉市
5,000
(戸)
3,508
神戸市
相模原市
4,000
3,991
横浜市
・借上期間終了時には、入居者は別の市営住宅に転居のうえ、現状有姿にてオーナーに住宅を返還する。
(一部市が修繕を行う。)
3,000
91
出典:横浜市建築局
/ 2013年( H25年)3月末時点
出典:横浜市HP
「直接建設」は郊外住宅地、「借上」は都心部に供給
28
◇ 区別にみると、港南区、旭区、緑区、瀬谷区が3,000戸以上。
◇ 「直接建設」は、大規模団地を中心に市西部の郊外住宅に立地。
◇ 「借上」は、「直接建設」が少ない都心部を中心に供給。
図 区別及び供給種別の市営住宅戸数(横浜市)
5,000
図 区別の直接建設・借上別の市営住宅戸数(横浜市)
(戸/世帯)
10.0%
(戸)
4,500
4,244
164
4,317
4,393
9.0%
4,000
27
青葉区
1,654
65
8.0%
都筑区
3,543
3,500
7.0%
3,055
6.1%
6.0%
3,000
335
342
港北区
4,076
76
緑区
6.0%
427
2,500
5.0%
3.9%
2,000
887
1.2%
1.2%
857
2.3%
2.0%
0.7%
0.9%
0.6%
3.0%
2.2% 1,128
0.5%
191
0.2%
1.0%
旭区
80
2.0%
1,444
3,334
泉区
瀬谷区
泉区
栄区
戸塚区
都筑区
青葉区
緑区
港北区
金沢区
磯子区
旭区
保土ケ谷区
港南区
南区
中区
西区
神奈川区
改良住宅
区の世帯に占める市営住宅戸数割合(戸数/世帯数)
市営住宅戸数 出典:横浜市建築局/ 2013年(H25年)3月末時点
世帯数
出典:横浜市統計ポータルサイト/横浜市の世帯数と人口
/ 2014年(H26年)4月1日現在推計
345
中区
1,345
港南区
戸塚区
287
209
139
借上住宅
磯子区
直接建設
654
15
1,517
57
借上
159
南区
栄区
直接建設
167
617
106
1,644
989
0.0%
37
西区
保土ケ谷区
151
1.0%
1.4%
519
神奈川区
332
瀬谷区
3.0%
689
327
鶴見区
0
831
4.0%
1,795
1,719
2.4%
864
500
168
1,632
1,385
1,500
1,000
1,810
866
2,112
4.1%
395
鶴見区
2,975
金沢区
全市的に直
接建設が少
ない地域
出典:横浜市住宅局/2013年(H25年)3月/横浜市
データは2011年(H23年)時点
「借上」は高齢者用が中心
29
◇ 高齢者用の市営住宅は4,390戸、全体の約14%。
◇ 「借上」の約80%は高齢者用であり、「直接建設」が少なく、高齢化率の高い都心部を中心に供給。
図 供給種別の高齢者用市営住宅戸数の割合(横浜市)
図 区別及び供給種別高齢者用市営住宅戸数(横浜市)
0
0%
20%
40%
60%
80%
100%
212(0.7%)
全体
(n=31,462)
27,072(86.0%)
200
400
467
180
西区
388
中区
601
南区
直接建設
(n=26,043)
24,903(95.6%)
928
(3.6%)
212(0.8%)
204
港南区
318
保土ケ谷区
261
旭区
借上
(n=3,991)
741(18.6%)
287
磯子区
3,250(81.4%)
74
金沢区
214
港北区
改良住宅
(n=1,428)
青葉区
一般用等
高齢者用(SHP以外)
384
緑区
1,428(100.0%)
高齢者用(SHP)
12
53
都筑区
319
戸塚区
栄区
泉区
瀬谷区
(戸)
800
389
鶴見区
神奈川区
4,178
(13.3%)
600
0
99
140
直接建設
借上
出典:横浜市建築局/ 2013年(H25年)3月末時点
一斉に更新時期を迎える「直接建設」ストック
30
◇ S40年代は年間平均900戸程度を「直接建設」。
◇ 築40年以上となるS40年代のストックが30%以上を占めており、耐用年限70年を迎える30年後(2045年(H57
年)以降)から一斉に更新時期を迎える。
図 市営住宅(直接建設・改良住宅)の竣工年度別の戸数(横浜市)
(戸)
2500
2000
1500
1000
500
S39以前
S40
S41
S42
S43
S44
S45
S46
S47
S48
S49
S50
S51
S52
S53
S54
S55
S56
S57
S58
S59
S60
S61
S62
S63
H1
H2
H3
H4
H5
H6
H7
H8
H9
H10
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
0
S39以前 S50
築40年以上
S51
S52 S54 S60
築30~39年
H4
H5 H6
築20~29年
H7
H14 H15 H16
築10~19年
H21
築10年未満
出典:横浜市建築局/ 2014年(H26年)3月末時点
H31年度より年400戸単位で契約満了となる「借上」ストック
31
◇ 「借上」は、H26年度から順次契約期間の満了を迎え、H31~38年度において毎年400戸程度が期間満了を
迎える。
図 市営住宅(借上)の契約期間満了の戸数推移(横浜市)
(戸)
500
480
473
450
420
400
479
434
393
382
350
350
300
250
200
150
87
100
50
90
93
109
114
49
24
0
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年 2026年 2027年 2028年 2029年
(H26年) (H27年) (H28年) (H29年) (H30年) (H31年) (H32年) (H33年) (H34年) (H35年) (H36年) (H37年) (H38年) (H39年) (H40年) (H41年)
一般用
高齢者用
出典:横浜市建築局/ 2014年(H26年)3月末時点
施設等整備費は減少傾向
32
◇ 横浜市のH26年度当初の一般会計予算額は1兆4,182億円。
◇ 扶助費の増加を要因に、歳出総額は増加傾向。
◇ 一方でインフラ整備や修繕等にかかる費用である施設等整備費は減少傾向にあり、過去10年(H17~26年
度)で、2,411億円から1,835億円(約0.76倍)に減少。
図 歳出の推移(横浜市)
(億円)
16,000
14,000
12,000
10,000
8,000
6,000
4,000
12,843
1,921
2,411
2,129
13,002
1,912
2,339
2,227
13,714
13,604
13,899
14,097
13,986
14,182
13,310
13,599
1,898
1,929
1,836
1,852
1,914
1,908
1,903
操出金
1,857
2,214
2,031
1,670
1,667
1,856
1,736
1,835
施設等整備費
2,450
2,586
2,475
2,372
行政運営費
1,859
1,824
1,796
1,875
公債費
2,288
2,437
2,685
2,955
2,617
1,873
1,862
1,825
1,878
1,904
1,881
2,514
2,588
2,641
2,695
3,439
3,915
3,832
4,002
4,159
扶助費
2,302
2,218
2,185
2,262
2,257
2,222
2,169
2,157
2,085
2,069
2,038
人件費
2,000
0
平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
人件費
扶助費
公債費
行政運営費
施設等整備費
操出金
出典:横浜市公共建築物マネジメント白書/2013年(平成25年)3月/横浜市
耐震改修は概ね完了、EV設置率は低い
33
<耐震改修(市営住宅耐震改修事業)>
◇ H19年度までに「新耐震設計基準」以前に建設された市営住宅の耐震診断を実施。
◇ 診断の結果、補強が必要とされた住宅について耐震改修を実施。H25年度末までに98.4%改修完了。(未対
応の1棟はH28~30年度に事業予定)
<エレベーター設置率>
◇ 直接建設の市営住宅について、棟ベースで33.2%、戸数ベースで49.1%の設置率に留まる。(住生活基本計
画のH32年度までの目標値57%)
図 市営住宅耐震改修事業の実施状況
図 市営住宅エレベーター設置状況
団地数
棟数
戸数
棟数
戸数
事業対象
21
125
4,986
EV設置対象
811
27,420
改修済み
20
123
4,906
EV設置済
269
13,471
耐震化率
―
98.4%
98.4%
EV設置率
33.2%
49.1%
出典:横浜市建築局/H26年(2014年)3月末時点
参考:市営住宅の収入基準
収入区分*1
-
313,001円以上
8区分
259,001円~313,000円
7区分
214,001~259,000円
6区分
186,001~214,000円
5区分
158,001~186,000円
4区分
139,001~158,000円
3区分
123,001~139,000円
2区分
104,001~123,000円
1区分
0~104,000円
公営住宅
一般世帯
高齢者世帯等
34
高齢者向け
優良賃貸住宅
ヨコハマ・
りぶいん
高額所得者
収入超過者
補助対象
裁量階層*2
補助対象
入居資格
*1 収入区分:公営住宅法施行令第2条第2項で定める収入の区分。収入とは「世帯の月収額」であり、具体的には入居者全
員の年間総所得額の合計から世帯構成に応じた所得の額を控除した後、月額に換算した額となる。
*2 裁量階層:公営住宅法施行令において、入居収入基準の緩和が認められた世帯のことであり、一定の障害者、高齢者、
中学校卒業までの子のいる世帯等のことである。
単身用・高齢者用市営住宅の高倍率化
35
◇ 市営住宅全体の応募倍率はH24年度で20.1倍。応募者数の増加、募集戸数の減少により、年々高倍率化。
◇ 単身用は、H22年度以降の募集戸数の減少(10戸台)に伴い、倍率90倍超。
◇ 高齢者用は、募集戸数を年々増加させているが、応募者数も増加しており、20~35倍の高倍率化。
図 住宅区分別の市営住宅の応募者数・募集戸数・倍率(横浜市)
区分
H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
応募者数 25,101人 24,338人 22,861人 22,363人
全
募集戸数 1,536戸 1,436戸 1,280戸 1,114戸
体
倍率
16.3倍
16.9倍
17.9倍
20.1倍
区分
応募者数
単
身 募集戸数
用
倍率
区分
高 応募者数
齢
募集戸数
者
用
倍率
H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
1,929人
1,007人
1,362人
図 住宅区分別の市営住宅の応募倍率(横浜市)
(倍率)
120
104.8倍
100
94.4倍
91.5倍
80
1,321人
60
67戸
11戸
13戸
14戸
28.8倍
91.5倍
104.8倍
94.4倍
40
6,679人
6,726人
6,948人
167戸
211戸
194戸
257戸
37.2倍
21.0倍
34.7倍
27.0倍
*単身用は、60歳以上、又は障害者、生活保護受給者、
DV被害者などで、単身で日常生活を送れる方が対象
34.7倍
27.0倍
H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
6,213人
37.2倍
28.8倍
21.0倍
16.3倍
16.9倍
17.9倍
H21年度
H22年度
H23年度
20
20.1倍
0
全体
単身用
H24年度
高齢者用
出典:横浜市建築局/ 2014年(H25年)3月末時点
辞退率は低下傾向
36
◇ 応募倍率の上昇とともに辞退率も上昇。H20・21年度は辞退率30%超。H22年度以降は低下傾向
◇ 平成22年4月の募集方法の制度改正により優遇方法及び募集単位・募集区分(*)が変更され辞退率が改善。
*「地域」単位から「行政区」単位に変更。「住宅」単位で募集を実施。
図 市営住宅の応募倍率と辞退率の推移(横浜市)
(応募倍率)
(辞退率)
35
31.9%
35%
32.7%
30
30%
25
18.5%
20
18.7%
18.2%
15.2%
15
10
24.5% 24.0%
23.4%
13.8倍 14.4倍
16.3倍
19.0倍
21.8倍
17.6%
20.4倍
16.5倍 16.9倍
17.95倍
22.0%
20.1倍
25%
20%
15%
10%
11.2倍 11.7倍
5
5%
0
0%
H13
年度
H14
年度
H15
年度
H16
年度
H17
年度
H18
年度
応募倍率
H19
年度
H20
年度
H21
年度
H22
年度
H23
年度
H24
年度
辞退率
出典:横浜市建築局
市営住宅の入居者の高齢化
37
◇ 市営住宅の入居者は58,880人(29,729世帯)。なお、空屋戸数は1,732戸。
◇ 65歳以上の高齢者は24,213人、入居者の41.1%、横浜市の高齢者の3.0%。
◇ 65歳以上を含む世帯が入居世帯の63.2%、高齢単身は9,540世帯、入居世帯の32.1%。
図 市営住宅入居者の年齢構成(横浜市)
0
5,000
70歳以上
19,225(32.7%)
60~69歳
8,996(15.3%)
40~59歳
12,941(22.0%)
20~39歳
8,701(14.8%)
0~19歳
9,017(15.3%)
10,000
図 市営住宅入居者の家族構成(横浜市)
15,000
(人)
65歳以上単身
9,540(32.1%)
20,000
65歳未満のみ
の世帯
10,937
(36.8%)
65歳以上同居
4,898(16.5%)
65歳以上を
含む世帯
18,792
(63.2%)
65歳以上3人
40(0.1%)
65歳以上2人
4,314(14.5%)
出典:横浜市建築局/H26年(2014年)3月末時点
横浜市統計ポータルサイト/人口動態と年齢別人口
/H26年(2014年)1月1日現在
6.高齢者向け住宅等の状況
高齢者向け賃貸住宅の概要・整備状況
38
◇横浜市住生活基本計画に掲げる供給目標5%(※)に対して現状は3%。
(※高齢者人口に対する高齢者向け住宅(シルバーハウジング、シニア・りぶいん、高齢者向け優良賃貸住宅、サービス付き高齢者向け住宅、有料老人ホーム、
ケアハウス、軽費老人ホーム、養護老人ホーム))
◇高齢者向け賃貸住宅は「市営住宅」「公的賃貸住宅」「民間賃貸住宅」に分かれる。
種類
市営住宅
概要
直接建設型
(住宅に困窮する低
額所得者向け)
高齢者向け賃貸住宅
うちシルバーハ
ウジング
借上型
「シニア・りぶいん」
団地数*
戸数*
・住宅に困窮する高齢者世帯向けの住宅
・段差解消、手すり設置等のバリアフリー設計
・所得等の要件あり
32団地
1,140戸
・シルバーハウジング・プロジェクト(SHP)を適用した高齢者世帯
向けの住宅
⇒緊急通報システムの設置、生活相談室の整備あり
⇒生活援助員の派遣、生活相談や安否確認等の支援あり
22団地
928戸
145団地
3,250戸
54団地
1,710戸
*上記と別に
都市再生
機構管理
16団地
*上記と別に
都市再生
機構管理
1,355戸
61団地
2,348戸
・高齢者向けに配慮された民間賃貸住宅を借上げ
(既存は原則一棟全体を借上げ/新築は事業者管理住宅等との併
設可)
・全住戸にシルバーハウジング・プロジェクト(SHP)を適用
・所得等の要件あり
公的賃貸住宅
民間賃貸住宅
(高齢者向けの生活
支援サービス付き)
高齢者向け優良賃
貸住宅
・高齢者向けに配慮された民間賃貸住宅を借上げ
(管理は市が定める管理業務者が実施)
・緊急時対応サービス、安否確認サービス等を備える
・交流スペース、生活相談室等の高齢者生活支援室が設置され
ている場合あり(生活支援サービスの提供は任意)
・所得に応じた家賃補助あり
サービス付き高齢
者向け住宅
・住宅としての居室の広さ(原則25㎡以上)や設備を備えたバリア
フリー設計住宅
・ケアの専門家による安否確認や生活相談サービスを提供
出典:横浜市/ 2013年(H25年)3月末時点
高齢者向け施設の概要・整備状況
39
◇ 高齢者の身体状況、生活能力等に応じて様々な形態の施設が提供されている。
介護保険施設
地域密
着型サ
ービス
高齢者向け
住宅
高齢者向け施設等
種類
概要
施設*
床数*
介護老人福祉施設
141施設
14,125床
(特別養護老人ホーム)
・在宅で介護を受けることが難しい高齢者対象・日常生活の世話、機能訓
練、健康管理及び療養上の世話を実施
介護老人保健施設
・在宅生活の復帰を目指した日常動作のリハビリ等を実施
82施設
9,565床
介護療養型医療施設
・病状が落ち着いたものの専門的な治療が長期必要な高齢者を対象とし
た療養病床と、認知症高齢者を対象として療養上の管理・看護機能訓練
等の医療サービスを提供する認知症疾患療養病棟がある
12施設
593床
認知症高齢者グループホー
ム
・認知症高齢者が5~9人で共同生活を送ることで症状の進行緩和を目
指す入所施設
287施設
4,840床
有料老人ホーム
・入浴、排泄又は食事の介護、食事の提供、洗濯、掃除等の家事又は健
康管理のいずれかのサービスを提供する施設
208施設
13,865床
・介護保険の指定を受けた有料老人ホーム
・食事、入浴、排泄等にかかわる介護やリハビリを実施
うち
142施設
うち
10,919床
(老人保健施設)
介護付き有料老人ホーム
(特定施設入居者生活介護事業所)
老人福祉施設
ケアハウス
・独立しての生活が不安で、家族の援助が受けられない60歳以上の高齢
者対象(どちらかが60歳以上の夫婦を含む)
6施設
396床
軽費老人ホーム
・身寄りがない、又は家庭の事情等によって家族との同居が困難な高齢
者対象 (所得制限あり)
5施設
250床
養護老人ホーム
・環境上の理由及び経済的事情によって家庭での生活が困難、又は適当
でない65歳以上の高齢者対象 (所得制限あり)
6施設
628床
出典:横浜市/ 2013年(H25年)3月末時点
高齢者向け住宅・施設と要介護度・費用負担の関係
<自立>
<要支援>
40
<要介護>
自立
介護
有料老人ホーム(住宅型)
有料老人ホーム(健康型)
高
(市内該当施設無し)
サービス付き高齢者向け住宅系
有料老人ホーム
(介護付)
高齢者向け優良賃貸住宅等
費用
ケアハウス(元気住宅型)
軽費老人ホームA型
ケアハウス(介護付)
認知症高齢者グループホーム
シルバーハウジング
(市内は公営住宅のみ)
介護療養型医療施設
特別養護老人ホーム
低
介護老人保険施設
養護老人ホーム
平成24年2月現在
*1:この図は費用や身体状況の視点で、どの住宅や施設が条件に合うかを大まかに区別できるようにしたものであるため、必ずしもこの図にあてはまるとは限らない。
*2:色の区別は右のとおり。
住宅系
福祉系
医療系
*3:住宅系と福祉系、医療系はそれぞれ独立した分類の施設であるが、費用や身体状況の視点で表示するため、重ねて表示する。
出典:第5期横浜市高齢者保健福祉計画 ・介護保険事業計画/2012年(H24年)3月/横浜市
サービス付き高齢者向け住宅の現状
41
◇ 横浜市は家賃平均10万円超、必須サービス費平均3万円弱、四大都市圏域と比して最も負担が大きい。
◇ 住戸面積は平均30.7㎡であり、四大都市圏域平均の約1.4倍。
図 居住者負担等に係る平均値(四大都市圏域との比較)
圏域
戸数
住戸面積
家賃
必須
生活支援
サービス費 サービス費
家賃単価
共益費
総額1
総額2
横浜市
39
30.7
112,982
3,684
29,095
76,486
21,498
163,575
210,966
首都圏
37
24.0
83,824
3,505
26,331
87,337
21,052
131,206
192,212
中部圏
34
22.9
65,911
2,947
22,799
97,672
22,471
111,181
186,054
関西圏
40
21.1
64,001
3,043
17,398
80,608
18,744
100,143
163,353
九州圏
41
22.5
49,070
2,240
13,214
81,283
16,545
78,829
146,897
四大都市圏
38
22.7
71,369
3,154
21,435
85,341
19,904
112,708
176,613
250,000
(円)
210,966
200,000
192,212
186,054
163,575
150,000
163,353
131,206
111,181
100,000
176,613
146,897
112,708
100,143
*総額1:家賃+共益費+必須サービス費
78,829
*総額2:家賃+共益費+生活支援サービス費
(必須サービス費+食費等)
50,000
0
横浜市
首都圏
中部圏
総額1
関西圏
九州圏
総額2
四大都市圏
資料:サービス付き高齢者向け住宅情報
提供システム/2014年(H26年)6月
※4大都市圏域は2013年(H25年)4月現在
入所申込者が概ね1年以内に入所できる特養の確保
42
◇ 横浜市では、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画により、年間300床の特養の整備を進め、入所の必
要性・緊急性が高い入所申込者が概ね1年以内に入所できる整備水準を確保。
◇ その結果、入所申込者に対して定員数は大幅に増加。(H22年度の入所定員はH12年度から約170.5%増加)
図 特養入所申込者数及び入所定員数の推移
0
平成12年度
2,000
4,000
6,000
平成21年度
12,000
14,000
(人)
4,882
6,221
6,366
4,158
9,617
4,641
12,207
5,042
平成22年度
平成23年度
10,000
3,166
平成15年度
平成18年度
8,000
13,207
4,160
13,597
特養入所申込者
特養入所定員数
出典:第5期横浜市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画/2012年(H24年)3月/横浜市
*1:特養入所申込者数は市内在住の申込者で、特養、介護老人保健施設、介護療養型医療施設入所者を除く。
*2:特養入所申込者数は、各年10月時点の数(平成18年度は12月時点、23年度は11月時点の数)、特養入所定員は各年度末の竣工数
子育て世帯や高齢者世帯での住宅規模のミスマッチ
43
◇ 借家住まいの子育て世帯の約75%は70㎡以下の住宅に居住。
◇ 子育て世帯に対し、持家の高齢単身世帯の約35%、高齢夫婦世帯の約47%は100㎡以上の住宅に居住して
おり、世帯人員と住宅規模のミスマッチが起きている。
図 住宅の延べ面積別子育て世帯数(借家)、高齢者世帯数(持ち家)
0
20,000
40,000
60,000
75.3%
子育て世帯
(借家)
29,100
(33.2%)
80,000
2,800(3.2%)
18,300
87,700
(20.9%)
36,900
(42.1%)
600
(0.7%)
35.1%
高齢単身世帯
(持家)
14,400
(21.8%)
21,400
(32.3%)
7,100(10.7%)
100,000
(世帯)
120,000
18,000
(27.2%)
66,200
5,200(7.9%)
46.8%
高齢夫婦世帯
(持家)
17,600
(15.9%)
4,300(3.9%)
~49㎡
36,800
(33.3%)
50~69㎡
40,100
(36.3%)
70~99㎡
100~149㎡
11,600
110,500
(10.5%)
150㎡以上
資料:住宅・土地統計調査/2008年(H20年)/総務省
*:子育て世帯とは、2人世帯で18歳未満の子どものいる世帯及び3人以上世帯で夫婦と18歳未満の子どものいる世帯
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