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○交通信号機設置の指針の制定について (平成22年3月29日島交規甲第3号県警察本部長通達) 道路交通法(昭和35年法律第105号)第4条第1項の規定に基づき島根県公安委員会が 交通信号機を設置する場合の一般的事項については、別添の交通信号機設置の指針による こととしたので、誤りのないようにされたい。 別添 交通信号機設置の指針 第1 通則 1 趣旨 この指針は、道路交通法(昭和35年法律第105号)第4条第1項の規定に基づき、 交通信号機を設置する場合の一般的事項を定めるものとする。 2 用語の定義 この指針における用語の意義は、次のとおりとする。 (1) 自動車等 自動車及び原動機付自転車をいう。 (2) 人身事故 人の死亡又は負傷を伴う交通事故をいう。 (3) 物損事故 人身事故以外の交通事故をいう。 (4) 遅れ時間 混雑又は信号待ちにより発生する遅延時間をいう。 第2 1 設置方針 交通信号機は、交差点又は横断歩道において交通流を時間的に分割し、交通流の交 錯による交通事故の発生を防止するとともに、一定以上の交通が存在する場合に交 差点の処理能力を改善し、遅れ時間を減少させる効果がある。しかし、交通信号機 の設置が適切でない場合は、自動車等を不要に停止させ、遅れ時間を増加させるほ か、信号無視を誘発するなどの弊害を生ずるおそれがある。したがって、交通信号 機は、次に掲げる事項のいずれかに合致する場合に設置を検討するものとする。 (1) 交通信号機の設置により防止できると認められる交通事故が現に発生し、又は発 生するおそれがある場合 (2) 交通信号機の設置により自動車等の遅れ時間又は歩行者の横断待ち時間を減少さ せることができる場合 2 設置の適否を判断するに当たっては、事前に交通量、交通事故発生状況、交差点形 状等を調査・分析するとともに、交通規制等他の対策により代替が可能か否かについ て検討するものとする。 第3 1 設置の考え方 交通信号機 交通信号機を設置する場合は、原則として、次の(1)から(3)までのいずれかに該当 し、かつ、(4)及び(5)に該当する必要がある。 (1) 事故防止のために交通信号機を設置する場合 ア 当該地点又はその付近において、交通信号機の設置により抑止することができ たと考えられる人身事故が過去1年間に2件以上発生している場合 ろう イ 小学校(盲学校、聾(ろう )聾学校又は養護学校の小中学部を含む。)、幼稚園、保 育所、児童公園、病院、養護老人ホーム等の付近において、生徒、児童、幼児、 身体障がい者、高齢者等の交通の安全を特に確保する必要がある場合 ウ ア及びイに該当する場合のほか、人身事故の態様、物損事故の件数、交差点の 形状等から、交通信号機の設置が必要と認められる場合 (2) 自動車等の遅れ時間減少又は歩行者の横断待ち時間減少のために交通信号機を設 置する場合 ア 主として自動車等の遅れ時間減少のために交通信号機を設置する場合 主道路の自動車等往復交通量が多く、従道路の自動車等が容易に直進又は右左 折することができない場合であって、かつ、従道路における自動車等流入交通量 も相当数に上る場合 イ 主として歩行者の横断待ち時間減少のために交通信号機を設置する場合 主道路の自動車等往復交通量が多く、歩行者が容易に主道路を横断することが できない場合であって、かつ、横断歩行者数が相当数に上るとともに、直近に交 通信号機又は立体横断施設がない場合 (3) 道路の新設等の場合 (1)又は(2)のいずれかに該当するものと見込まれる場合 (4) 一方通行の場合を除き、赤信号で停止している自動車等の側方を、他の自動車等 が安全にすれ違うために必要な車道幅員が確保できる場合 (5) 歩行者が安全に横断待ちをするために必要な滞留場所が確保できる場合 2 一灯点滅式信号機 1にかかわらず、一灯点滅式信号機を設置する場合は、原則として、次の(1)又は(2) のいずれかに該当し、かつ、(3)に該当する必要がある。 (1) 当該地点又はその付近において、一灯点滅式交通信号機の設置により抑止する ことができたと考えられる人身事故が過去1年間に2件以上発生し、かつ、通常 の交通信号機を設置することが物理的に困難な場合 (2) (1)に該当する場合のほか、人身事故の態様、物損事故の件数、交差点形状等か ら、一灯点滅式信号機の設置が必要と認められる場合 (3) 3 主道路及び従道路がいずれも2車線以下である場合 交通信号灯器 (1) 歩行者用交通信号灯器 交通信号機により交通整理が行われている交差点において、横断歩道がある場合 は、原則として歩行者用交通信号灯器を設置するものとする (2) 車両用交通信号灯器 必要に応じて、1流入路につき、2灯以上の車両用交通信号灯器を設置するもの とする。 第4 留意事項 (1) 交通信号機の設置に当たっては、設置効果、緊急性、住民の要望等を勘案し、よ り必要性の高いものから設置するものとする。 (2) 交通信号機の運用が不適切な場合は、交通事故の発生、遅れ時間の増加、信号無 視の誘発等の弊害を生ずるおそれがあるため、交通信号機設置後においても島根県 警察における交通信号機等の管理要領の制定について(平成22年3月29日島交規甲 第1 号本部長例規通達)の別添の第2の2に基づき定期点検を実施し、交通 状況に応じた適切な運用に努めるものとする。 (3) 周辺交通環境等の変化により、本指針の定めるところに合致しなくなったと認め られる交通信号機については、移設又は撤去を検討するものとする。この場合にお いては、地域住民及び道路利用者の意見を十分配意するものとする。