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H26年度アンケート結果

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H26年度アンケート結果
平成 26 年度拠点実習
アンケート調査の結果
山口
創
農牧場実習の学習効果や改善点を探ることを目的に,利用学生を対象にアンケート調査を実施した(有
効回答 176 部)。
回答者の特徴
回答者の属性(表 1)をみると,性別では女性が 6 割,男性が 4 割程度となっており,やや女性の参
加割合が高かった。また学年では 2 年生が 4 割近く,3 年生が 5 割を占め,この 2 学年による参加が 9
割を占めていた。
参加学生に,農業関係の経験(図 1)を尋ねた結果,
「農業関係の活動の参加経験」では 8 割近くが「な
い」と回答しているものの,「田畑の土に触れた経験」では 9 割以上,「農業体験や農場実習の経験」で
は 8 割程度が「ある」と回答しており,多少なりとも農業経験のある学生がほとんどであった。
表1 参加学生の属性
性別
学年
属性
男性
女性
1年
2年
3年
4年
大学院生
計
度数
%
72
104
12
66
86
10
1
176
家の近くに田畑はあったか
田畑の土に触れた経験
40.9
59.1
6.9
37.7
49.1
5.7
0.6
100.0
129
40
160
10
家畜に触れた経験
82
88
農業体験や農場実習の経験
119
51
農業関係の活動(サークル、市民活動)の参加経験
36
134
0%
ない
20%
ある
図 1 農業関係の経験
40%
60%
80%
100%
実習の参加動機
実習の参加動機を複数回答で尋ねた(図 2)
。結果,
「農作業を経験したい」,
「農業の技術や知恵を学び
たい」や「食の安全や安心について学びたい」との回答が多く,農業や食に興味を持ち参加している学
生が多い傾向がみられた。また,
「教室で学べないことを経験したい」との回答も多く,漠然とした興味
を持って参加している学生が多いと考えられた。
農作業を経験したい
107
農業の技術や知恵を学びたい
75
食の安全や安心について学びたい
85
植物について学びたい
38
家畜について学びたい
52
自然を満喫したい
76
農業をめぐるお金の流れ
25
教室で学んだことを確かめたい
10
教室で学べないことを経験したい
107
仲間との交流
33
特にない
※数字は
回答者数
(176 人中)
1
0
20
40
60
80
100
120
140
160
図 2 実習に参加しようと思った動機(複数回答)
実習に参加して学んだこと
〇考えの変化
実習参加による農業や食等に対する考えの変化を 5 段階評価で尋ねた。設問のうち,
「農業についての
興味が増した」,「食べ物を大切にしようと思った」,「動物や植物に対する興味が増した」については 9
割程度が「やや当てはまる」
「非常に当てはまる」と回答しており,参加学生の多くは農業や食について
興味が増していた。
農業についての興味が増した 1
食べ物を大切にしようと思うようになった
21
47
13
42
109
動物や植物に対する興味が増した 2 16
60
農業の問題を解決する仕事に就きたいと思いが増した 3 11
69
自身の専門を生かした仕事に就きたいとの思いが増した 2 4
専門分野への興味が増した 23
0%
全く当てはまらない
あまり当てはまらない
94
86
57
49
59
44
49
67
20%
どちらでもない
24
40%
48
60%
やや当てはまる
図 3 実習参加による考えの変化
80%
非常に当てはまる
100%
〇学習効果
実習参加による学習効果をそれぞれ 5 段階評価で尋ねた。結果,「農業をめぐるお金の流れを学んだ」
以外のすべての項目において,8 割以上の学生が「やや当てはまる」「非常に当てはまる」と回答してお
り,高い学習効果を示していた。また「自身の専門分野の理解に役立った」においても,7 割以上の学生
が,「やや当てはまる」「非常に当てはまる」と回答しており,多くの学生にとって専門性を深める上で
も効果があったと考えられた。
さらに,H25 年度のアンケート結果と比較した(共通で調査をおこなった「農業の原理」
「農業の技術
や技能」
「食の安全や安心」の 3 項目のみ)
(図 5)。その結果,H26 はH25 と比較して,3 項目ともに「学
んだ」に該当する割合は増加しており,実習による学習効果は高まったと考えられる。特に「食の安全・
安心」については,H25 年度は 3 割程度が「学んだ」と回答するに留まっていたが,H26 では 7 割程度
まで増加しており,特に効果が高まったと言える。
農業の原理や仕組みについて学んだ 2 14
農業の技術や技能について学んだ 1 11
植物の生態について学んだ
53
87
20
4
62
89
食の安全や安心について学んだ 12
5
自然と農業の関係について学んだ
4
15
農業をめぐるお金の流れを学んだ
5
14
50
81
30
食べ物の大切さにつて学んだ
87
55
17
68
76
52
71
33
0%
29
57
58
自身の専門分野の理解に役立った 2 6
あまり当てはまらない
53
99
動物の生態について学んだ 11 11
全く当てはまらない
47
101
20%
40%
どちらでもない
60%
やや当てはまる
80%
100%
非常に当てはまる
図 4 学習効果(5 段階評価)
農業の原理や仕組みについて学んだ
農業の技術や技能について学んだ
食の安全や安心について学んだ
0%
10%
20%
30%
H26
40%
50%
60%
H25
図 5 学習効果の比較(「学習した」に該当する回答割合)
70%
80%
90% 100%
実習満足度(H25 年度との比較)
実習の満足度を「実習内容」
「休憩・宿泊施設」
「総合満足度」の 3 項目で尋ねた。H26 を見ると,
「実
習内容」
「総合満足度」ともに,ほぼ全ての学生が「やや満足」
「非常に満足」と回答していた。また「宿
泊施設」に関しては,約 3 割が「やや満足」
「非常に満足」と回答しており概ね満足されていたと考えら
れるが,H25 と比較すると,やや満足度は低下している結果となった。
H26 0 6
47
H25
02
実習内容
28
H26 0 4
H25
03
宿泊施設
H26 02
H25
05
総合満足度
0%
111
104
34
71
14
44
48
67
28
104
30
98
20%
非常に不満
40%
やや不満
60%
どちらでもない
図 6 実習満足度
80%
やや満足
非常に満足
100%
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