Comments
Description
Transcript
手術室増設等設計及び改修工事(大阪市立総合医療センター外1棟
手術室増設等設計及び改修工事(大阪市立総合医療センター外1棟) 設計・施工要綱書 地方独立行政法人 大阪市民病院機構 大阪市立総合医療センター 1)本案件の目的 大阪市立総合医療センター(以下「病院」という。)は、関西地区で最も手術件数が多く、高度医療・政 策医療・救急医療を提供する高度急性期病院としての役割を担ってきた。しかし開院後 20 年以上を経過 し、手術室・重症病床(特定集中治療室管理料 1)・医師の居室・会議室・教育施設の不足が顕著になり、 一方では社会の変化に対応するための PFM の設置、大災害に備えたトリアージスペースの整備が求めら れている。 また、隣接する大阪市都島センタービル(以下「センタービル」という。)の 1 階及び 4 階を取得し、既に 保有しているセンタービルの 5~8 階と合わせて、これらの整備を行うための改修計画(以下「ローリングプ ラン」という。)を円滑に行うことを計画している。 更に、2025 年モデル(厚生労働省が 2025 年(平成 37 年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活 の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることが できるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進するモデル) や同省の地域医療構想に迅速に対応するため、施設整備を短期間に完了することが必須であることから、 今回のローリングプランでは、センタービルの改修工事を行いつつ病院改修部分の設計を並行して行うこ とを可能にする施工手順とした。 2)本案件の特徴 1. 本案件の要求条件 1 本案件では、設計及び工期の短縮と、工事費低減が要求される。 2. 病院における大規模なローリングプランである 1 本ローリングプランは、わが国で類を見ない大規模な改修計画であり、設計・施工者は、病院建築 とりわけ改修に係る知識が要求される。 3. 稼働中の病院であるが故の、工事可能な日程及び時間帯の制限 1 主たる工事範囲が稼働中の病院内であるため、工事可能な日程及び時間帯が制限される場合 や、工事を施工する階の上下階への影響に配慮する必要があるが、手術室・集中治療室の設置 エリアではその制限が軽微であろうと考えている。 4. 工事・工期等に係る問題点と対策 1 当院では何度かの改修が行われていることに加え、工事範囲の天井裏等の配管などが複雑な部 分があり、改修の障害になる問題が着工後に明らかになり、設計・工法・工期・工費の変更が必要 になる場合が想定されるため、施主との協議を行う体制を準備している。 2 対象建築物は築 20 年を過ぎており、各種配管などの老朽化が進んでいることが想定され、着工 後に工事方法や工事範囲を変更せざるを得ない事態が発生する可能性があり、上記 1 と同様に 設計・工法・工期・工費の変更が必要になる場合が想定されるため、施主との協議を行う体制を準 備している。 3)本案件の推進体制 1. 設計・施工業者が選考時に提案した平面図の位置づけ 1 設計・施工業者が選考時に提案した平面図を基に、当院と協議し基本設計等を行う。 2. ローリングプラン推進会議 1 本案件をできる限りスムーズに遂行するため、院内に速やかに意思決定する組織を設置する。 2 病院実務者(医療者等)のヒアリングはローリングプラン推進会議のもとに行い、ローリングプラン 推進会議事務局・施設課・コンサルタント(以下「PwC」という。)が同席し、施主として判断が必要 な重要事項は、ローリングプラン推進会議が判断する。 1 / 22 3 工事に係る重要な事項の院内の調整・周知はローリングプラン推進会議事務局・施設課が行う。 それ以外の軽微な事項は、請負者が行うこと。 3. 各種問題に対応するための設計・施工業者との協議体制 1 センタービル・病院の建築・設備等に係る情報提供は、主として施設課が行う。 2 2)4 に挙げた設計・工法・工期・工費に係る諸問題については、ローリングプラン推進会議事務 局・施設課・PwC が協議に応じ、高度な判断が必要な場合にはローリングプラン推進会議で判断 する。 4)貸与図面等 1. 2. 3. 4. 5. 6. 建築図(病院・センタービル) 設備図(病院・センタービル) リニア搬送機の気送管への改修参考図 情報システム機能別現状端末配置表 既存設備メーカー等一覧 別途計画中の改修計画図 1 B1 階中央滅菌材料室図 2 3 階手術室増設計画図 (以上の図面等は、情報保護を行うため、設計・施工要綱書に添付せず、別途配布する。) 7. 施主が想定する病院部分改修図 1 1 階 ホールの PFM 面談ブース設置 2 1 階 入退院センターの PFM への転用 3 1 階 AU-1 改修 4 1 階 レストラン跡地の外来及び処置室への転用 5 3 階 ICU 跡地の手術室への転用 6 4 階 診療部長室等・事務部・管理職・カルテ庫跡地の重症病床(ICU)への転用 7 12 階 すみれ 12 病棟の外来化学療法・短期入院手術病棟への転用 8. 施主が想定するセンタービル部分改修図 1 1 階 操車場跡地のレストラン・倉庫・トリアージスペースへの転用 2 4 階 改修平面図 3 4 階 医務監室のパーティション設置図 4 5 階 改修平面図 5 6 階 改修平面図 6 6 階 診療部長室・副部長室のパーティション設置図 7 8 階 改修平面図 5)想定工事手順及び工事内容概略 A 工事 PFM の面談ブース及び AU-1 の受付・看護外来・診察室の増設 B 工事 1 センタービルの改修 病院の事務部門・診療部長室などの移転 B 工事 2 病院の事務部門・診療部長室などの移転後、集中治療室の移転 B 工事 3 集中治療室の移転後、手術室の新設工事 C 工事 1 トリアージスペース等新設工事 C 工事 2 診察室の新設工事 上記工事を可及的速やかに行うため、設計・施工者による工事工程手順の提案を行うこと。 1. 病院部分先行工事 1 病院 1 階ホールへの PFM 面談ブース設置工事 間仕切り等の設置 面談ブース・照明コンセント・LAN 等 2 / 22 2 AU-1 の改修工事 間仕切り等の設置 受付の移転・看護外来の設置・照明コンセント・LAN リニア搬送機ステーション撤去 2. センタービルの改修工事 1 東側エレベーターの換装工事 2 4 階乗降口の設置(昇降路救出口を撤去し、乗降口を新設する。防火設備設置を含む) 3 4 階改修工事 A) パーティション・軽鉄間仕切り等の撤去等 B) 和室及び床の「かさ上げ」部分の撤去による洋室化等 C) 東側エレベーターホールに面した廊下に管理扉設置(IC カード管理の電気錠の設置)(指定 メーカーあり) D) 東側エレベーターホールに面した医務監室入り口に管理扉設置(IC カード管理の電気錠の 設置)(指定メーカーあり) E) 医務監室のパーティションの新設 F) 電源・電話設置工事 G) LAN 敷設工事・PHS アクセスポイント設置工事 H) 東側エレベーターの 4 階乗降口設置工事 4 5 階改修工事 A) 電源・電話設置工事 B) LAN 敷設工事・PHS アクセスポイント設置工事 5 6 階改修工事 A) 東側エレベーターホールに管理扉設置(IC カード管理の電気錠の設置)(指定メーカーあり) B) 診療部長・副部長室パーティションの新設 C) 電源・電話設置工事(電源は天井からの供給を想定) D) LAN 敷設工事(情報システム機能別現状端末配置表参照) 6 1 階 操車場跡地のレストラン・倉庫・トリアージスペースへの転用工事 A) 間仕切り・天井設置工事 B) 上下水・トイレ・汚物流し工事 C) 火災報知器・スプリンクラー設置工事 D) 空調工事 E) 電源・電話設置工事 F) PHS アクセスポイント設置工事 G) LAN 敷設工事(情報システム機能別現状端末配置表参照) 7 8 階改修工事 A) 研修室(和室)の洋室化 B) PHS アクセスポイントの設置 8 センタービル東側非常階段扉に IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠の設置(4~6 階) 9 センタービル西側非常階段扉に IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠の設置(4~6階)及 びテンキー式電気錠の設置(7、8 階) 3. 病院部分工事 1 4 階の診療部長室等・事務部・管理職・カルテ庫のセンタービルへの移転後、診療部長室等・事 務部・管理職・カルテ庫跡地の重症病床(ICU)への転用工事 A) 事務室・診療部長室等のフロアー部の「かさ上げ」 B) ハロン消火の撤去と火災報知器・スプリンクラー工事 C) 空調工事 D) 諸室間仕切り E) 照明・電源・LAN・PHS アクセスポイント工事 3 / 22 2 3 4 5 6 F) メディカルコンソール(含む医ガス)の設置 G) 水回り工事 4 階院長室などの重症病床付属室への改修 A) 間仕切りの撤去及び新設 B) 空調工事 C) 照明・電源工事 3 階 ICU の 4 階への移転後、ICU 跡地の手術室への転用工事 A) 間仕切り工事 B) 空調工事 C) 医ガス工事(酸素、吸引、空気、窒素) D) 照明・電源・LAN・PHS アクセスポイント・手術室専用インターフォン(フット式)工事 E) 麻酔管理システム(日本光電)LAN 敷設(要現状確認) F) 各手術室全体を観察範囲とする監視カメラ設置(要現状確認) G) ポータブルレントゲン置場の CR 読み取り機に PACS の LAN 敷設(要現状確認) H) 水回り工事(手術用手洗い・汚物流し) I) 手術室内装工事(無影灯・麻酔用コラム型シーリングペンダント・収納棚など) 1 階入退院センターの PFM 転用工事 A) 間仕切りの撤去 B) モバイルウォールと家具による受付及びオープン面談ブース設置 C) 電源・照明・LAN(病院情報)工事 1 階レストランの移転後の外来及び処置室への転用工事 A) 既存レストラン・カフェの内装撤去 B) レストラン・カフェと外来化学療法の間仕切り撤去 C) 外来化学療法室診察室・検査室・トイレ・機材庫の撤去 D) モバイルウォールによる診察室の設置 E) 診察室用流しの設置 F) 多目的トイレの設置 G) 電源・空調・LAN(病院情報・患者呼び出しシステム)・PHS アクセスポイント工事 すみれ 12 病棟を 4 階に新設した重症室への移転後のすみれ 12 病棟の外来化学療法・短期入 院手術病棟への転用工事 A) 外来化学療法室の安全キャビネットの移設と排気設備工事(最も工事が行いやすい安全キャ ビネットの設置場所を提案すること) 6)工事範囲 1. 間取りの改修について 1 壁・間仕切り A) センタービル改修部分は、既設の壁の撤去・新設は必要最小限度とするが、施主が指定する パーティションは撤去する B) 病院部分では防火壁・114 条区画の移動は、原則として行わない C) AU-1・1 階ホールの PFM 面談ブースの改修・設置は、日常診療が行われているエリアであり、 工事が短時間で終了すること D) 重症病床患者ブースの間仕切りは、視認性確保のためブラインド内蔵サッシュを利用すること E) 1 階入退院センターのオープンの面談ブース・受付カウンター・カウンター奥の事務スペース との間仕切りは、入退院センターバックヤードの機能を落とさないため工期短縮が必須で、新 規設置の壁面にはモバイルウォール・面談ブース及びカウンターには家具を利用すること 2 床 A) 病院 4 階事務部の一部は浅い OA フロアーとなっているため、重症病床への改修時に、「か さ上げ」が必要になるため、安価で軽量な工法を提案すること 4 / 22 B) センタービル 1 階操車場の床は、洗車した水を流すため傾斜があり、排水溝を 2 本備えてい るため、改修にあたってはトイレ及びレストランのキッチンの排水も考慮した工法を提案するこ と C) センタービル 4 階、5 階、8 階の和室の床は撤去し、仕上げは長尺塩ビシート貼り、ビニール 巾木とする。その際、床材の巻き上げは不要で、通常のオフィス仕様とする 3 天井 A) 病院の 1~4 階の廊下、1 階のホール受付・入退院センター執務室・AU-1 受付の天井は、シ ステム天井となっている。システム天井をそのまま利用できるものについては、これを利用する こと B) 手術室を除く改修部分の天井は LGS+石膏ボード+岩綿吸音板を用いること 4 扉 A) AU-1 診察室の扉は、ハンガーレールドアとする B) 病院 1 階ホールに設置する PFM 面談ブースの扉は、ドメスティックバイオレンスを回避する ため透明ガラスまたはアクリルを用い、プライバシー保護のため腰高~目線の高さに半透明 スクリーンを貼付し、病院情報システムのセキュリティー管理のため施錠可能とする(PFM スタ ッフがカギ管理) C) 病院 3 階手術室及び 4 階重症病棟の出入り口は自動扉を採用する。扉はステンレス製とし、 扉の開閉はフットスイッチとする D) 指定した非常階段出入り口などのセキュリティー管理の必要な扉は、IC カード認証に変更し、 病院情報システムと接続すること 5 壁 A) モバイルウォールの使用を指定した部分は、工場出荷ペイント仕上げとする B) センタービル及び病院の改修部分の壁は、LGS+石膏ボード+ビニールクロス仕上げとする 6 サイン A) 施主が指定した場所における室名などのサイン表示を行うこと。その際、既存部分と同様の デザインを採用すること B) 改修に伴い、改修部分以外の表示(サイン)を変更する必要が生じる可能性があるが、変更 が必要となった場合、施工者の役務とするかは施主が判断し、施工者の役務とする場合は、 変更箇所、デザイン、価格等について別途協議する 2. 設備について 1 上水・下水 A) センタービルにおいては、1 階操車場跡地の新設トイレ・汚物流し・レストラン厨房・コーヒーシ ョップ厨房以外は、水回りの改修は行わない B) 重症病床・手術室の改修にあたっては、改修エリア直下の諸室の利用を可能な限り妨げない よう注意すると同時に、ダクトスペースへの配管距離が可能な限り短縮するよう留意すること C) 病院 4 階事務室及び診療部長室跡地の重症病床には、配管の難易度を考慮し各 3 室程度 にポータブル透析機に対する、既存に準じた給排水を設置すること D) 病院 1 階レストラン跡地に設置する診察室には、スタッフ通路側に 2 室に 1 台シンクを設置 すること。シンクは自動水栓を採用する。シンクが設置される壁面には、水跳ね対策のステン レスまたはメラミンボードを設置すること E) 重症病床(ICU 等)では、スタッフステーションの出入り口に、給排水を考慮した位置に 2 か 所以上、手指の清潔維持のため手洗いを設置し、水洗自動水栓を採用する。シンクが設置さ れる壁面には、水跳ね対策のステンレスまたはメラミンボードを設置すること F) 重症病床・手術室の汚物室には、シンクと汚物流しを設置し、シンクの水洗自動水栓を採用 する。シンクが設置される壁面には、水跳ね対策のステンレスまたはメラミンボードを設置する こと G) 重症病床の薬剤準備コーナーにはシンクを設置し、水洗は自動水栓を採用する。シンクが設 置される壁面には、水跳ね対策のステンレスまたはメラミンボードを設置すること H) 手術室の術者用手洗いは上下水配管の状態を勘案し、1 台 3~4 名が手を洗えるものを 2 5 / 22 2 3 4 5 6 7 台設置すること 電源 A) センタービル、病院ともに今回の改修に伴い、エネルギーセンターからの電力供給能力に不 足はないと認識している(変圧器容量の不足はないと思われる。検証が必要) B) 個々の改修部署への必要な電源供給量を調査すること C) センタービル 4・5 階の電源供給のための、電気室主幹 MCB 盤の増設、電気室~分電盤 (4・5 階)の幹線設備、分電盤設備などを設置する D) 病院の改修部分に必要な電源供給のための、低圧配電設備、幹線設備、動力開閉設備、分 電盤設備、無停電電源用幹線設備、分電盤設備などを設置する E) 重症病床・手術室の設置により非常発電機の負荷増に対する設備の提案をすること F) 新規に設置する診察室には、コンピュータ用コンセントを診察机側に 2 口、診察台側にコン セント 2 口を設置する 照明 A) 現在センタービル 1 階操車場跡地の照明は水銀灯になっているため、これを LED 照明に変 更すること B) 災害時、センタービル 1 階操車場跡地の一部をトリアージスペースとして活用する予定である が、電力供給が途絶した状況でも、現在の開口部を活用して採光ができないか検討すること C) 重症病床では天井に処置灯・無影灯は設置しない D) 重症病床では天井に設置する照明は調光対応とすること E) 新規に照明を設置するエリアでは原則として LED 照明を採用すること F) センタービル改修範囲の照明を LED 化すること 空調 A) 重症病床及び手術室の空調機は同一フロアーに設置することを想定している B) 熱源は中央熱源方式(冷温水)を想定している 医ガス A) 医ガスに関しては、病院 5 階を病棟とした場合を前提に設計されており、新設する重症病床 数は現在分散している病床を 4 階に移設する計画であるため、酸素・バキュームの余力は十 分あると認識しているが、算定式が変更となっているため配管サイズなどの検証が必要である B) 4 階に配管できるよう医ガス本管に増設用分岐バルブが設置されている C) AU-1 の診察室には医ガス配管は行わない D) 病院レストラン跡地に設置する診察室には医ガス配管は行わない E) 手術室には酸素・バキューム・空気・窒素配管を行う 消防設備 A) センタービル 1 階操車場跡地は泡消火設備となっているため、通常のスプリンクラーに変更 する B) 病院 4 階のカルテ庫はハロン消火となっているため、通常のスプリンクラーに変更する。その 際、サーバールームのハロン消火は現状のままとする カルテ庫のハロン消火撤去に伴い、現状設備の改造等が必要な場合は本工事に含む LAN A) LAN 工事を工事範囲とする(指定メーカーなし) B) 各工事ブロックの検収時に LAN の作動検査も行う C) 当院の情報システムは医学情報・病院情報・病院事業に分かれており、管理職の医師居室 及び事務部門では、情報システム機能別現状端末配置表に示すような端末が配置されてい る D) LAN には 3 系統あり、医学情報・病院情報・病院事業に分かれた別の配線となっているが、 いずれもセンタービル 5 階「書庫」まで光ファイバーの配線がなされている E) センタービル改修部分については、各情報システムの現状の配置場所を参考に、設計・施工 すること F) フロアースイッチは、現在使用している Cisco Catalyst 2960-S またはその後継機種を採用す 6 / 22 ること 固定電話 A) 病院 4 階事務室の一角にある電話交換機の移設は行わない B) 将来の電話交換機の換装に備えて、4 階院長室エリアに予備の交換室を確保する C) 電話交換機室~予備電話交換室間に交換台移転用の予備配管を行うこと D) PHS アクセスポイント等の追加により電話交換機の機器ラックが追加され現状の機器室に収 まらない場合は、予備の電話交換室に交換台等の移転を行い、機器設置スペースを確保す る E) センタービル 6 階の診療部長・副診療部長、4 階の医務監室には固定電話を設置しない F) センタービル 4 階の院長・副院長室などには固定電話を設置する G) センタービル 5 階の事務室には現状と同様の固定電話の配線を行う 9 PHS A) センタービル 4・5・6・8 階は、病院の現状のアクセスポイント数を参考に、間仕切りを勘案して 安定した通信が可能なように設計すること B) 上記各階の最大人数は、4 階:100 名、5 階:80 名、6 階:60 名、8 階:40 名である C) 病院 4 階の重症病床及び 3 階手術室は、病院の現状のアクセスポイント数を参考に、間仕 切りを勘案して安定した通信が可能なように設計すること D) センタービル~病院間の通路・駐車場にも安定した通信が可能なよう、アクセスポイントを設 置すること 10 セキュリティー A) センタービル東側(4 階~6 階)及び西側(4 階~6 階)非常階段扉を IC カード管理(指定メ ーカーあり)の電気錠(パニックオープン)に変更すること B) センタービル西側(7、8階)非常階段扉をテンキー式電気錠(パニックオープン)に変更する こと C) センタービル 4 階医務監室東側入口扉及び東側乗用エレベーターホールから居室へ向かう 廊下に扉を設置し、IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠(パニックオープン)管理する こと D) センタービル 4 階西側乗用エレベーターホール前に、IC カード管理(指定メーカーあり)の電 気錠(パニックオープン)管理扉を設置すること E) センタービル 6 階東側乗用エレベーターホールから居室へ入る扉を設置し、IC カード管理 (指定メーカーあり)の電気錠(パニックオープン)管理すること F) センタービル 4・5・6 階の東側エレベーターホールに、出退勤管理用 IC カードリーダーを設 置する(指定メーカーあり) 11 既存配管等との競合その他 A) 病院 4 階カルテ庫の窓際の天井裏に MRI のチラー配管が通っているが、今後発生するであ ろう MRI の換装時には、チラー配管はカルテ庫に隣接する機械室経由で 5 階庭園部分に配 管する予定である B) 重症病床(ICU)・手術室の空調機は隣接するエリアに設置(図面参照)することを想定してい る C) 5 階屋上庭園を縮小し、排気脱臭装置を設置する(4 階重症病床に外気取入が必要である が脱臭装置を設置しないと厨房の調理臭が重症病床に供給されるため) D) 脱臭装置の空いた部分に MRI 換装時にチラー設備を将来移設する(将来配管ルートを考慮) E) 上記による、5 階庭園の縮小、ハト小屋改修を行う 12 その他 A) 現在の病院は床に清掃用クリーナーの陰圧配管がされているが、病院の改修部分ではこの 改修は行わず、乾式清掃に一部湿式清掃で清掃するものとする(必要部分は移設対応、但 し現況設備がない部分は設備しない) B) 病院 1 階レストラン跡地診察室、3 階手術室、4 階重症病床には汚物流しと清掃用具収納場 所を設置する 7 / 22 8 3. リニア搬送機の φ150 の大型気送管への換装を工事範囲に含める 1 工事について A) リニア搬送機はさくら・すみれ両病棟に設置されており、縦シャフトを通って 4 階で低層階へ 振り分けられているため、病院 4 階の重症病床設置工事の期間に気送管の主たる工事を行 うことが好ましいと認識している B) リニア搬送機の運用停止は病院にとって甚大な負担となるため、停止期間を可能な限り短縮 すること。気送管の停止期間は、搬送物は 24 時間人力搬送とする C) 現在、病棟のリニア搬送機ステーションはスタッフステーション内にあることから、工事が短時 間かつ工事範囲が限定的であることが好ましい(当院作成の改修プラン図あり) D) 気送管用ブロア室は 4 階事務室跡地付近に設置することを考えているが、別の提案も許可 する E) 既存のリニア搬送機のステーションは全て撤去し天井・壁・床を在来に習い復旧する F) 搬送機レールは本工事に支障する部分を撤去する G) 搬送機レールの支持金具は気送管の支持として再利用しても良い H) MB 階の搬送機レール・制御盤等は、電源設備設置に支障をきたすので全て撤去する I) 搬送機用防火扉部分は、鋼板等を用い閉鎖する J) 気送管の電源は、全て地下電気室より供給するものとし、停電時の搬送物の搬送(取出等)を 考慮し、通常は一般電源、停電時は発電機電源に手動切替が可能とする 2 気送管ステーションについて A) 気送管のステーションは各病棟・各重症病床スタッフステーション・検体検査室・薬局(内服 薬・注射薬)・救急外来・手術室・4 階機械室に設置する B) 行方不明となった気送子の最終到着場所は 4 階機械室とし、防災センターで監視する C) 医材及び病棟外来の中材既滅菌物については出先在庫の積み増しで対応する予定である ため、SPD にステーションは設置しない D) タイムスタンプによるカルテの原本保証を行い、中央保管ファイルの運用が不要になるため、 各 AU 受付及び医療情報にステーションを設置しない 3 気送管系統の設計 A) 気送管は各病棟及び重症病床の間で相互に搬送できる必要はない B) 気送管の故障などを考慮し、手術室と病理検査間の病理検体搬送は、人力搬送とする C) 気送管の系統を単純化し、搬送速度が向上し、故障を削減する提案をすること 4. センタービルの東側エレベーターの換装及び 4 階での乗降を可能にする工事を工事範囲に含める 1 9 階より上層階には看護師宿舎、8 階には患者家族宿泊施設があることから、2 台あるエレベータ ーを同時に停止させない提案をすること 2 当該エレベーターは 4 階に停止しないように乗降口は封鎖されているが、これを開放し 4 階でも エレベーターの利用が可能にすること 7)その他注意点等 本項では、ローリングプラン全般に係る、施主の認識を記載する 1. 間取りの変更に伴う既存遡及 1 今回の計画では構造強度にかかわる既存遡及はないと認識している 2 もし施工者が工事に係る課題があると認識した場合は、提案書に課題として記載し、対策を述べ ること 2. 4 階カルテ庫跡地の重症病床への転用に係る「採光」について 1 同エリアの設計にあたり、患者居室への採光が建築基準法から見て十分であるか懸念している 2 もし採光が不適切であるならば、当該エリアに隣接する光庭の活用を含めた提案をすること 3. 異なる機能の集中治療室の区画について 1 現在、事務室跡地に救命救急センター集中治療室(EICU)及び小児集中治療室(PICU)、診療 8 / 22 部長室跡地に CCU・SCU・ICU の設置を考えているが、近畿厚生局の管内では機能が異なる集 中治療室の間に隔壁を設置することが求められるという情報もある 2 隔壁の設置が求められた場合の設計上の工夫、建築基準法等の避難路について提案すること 4. 工事範囲直下への配慮 1 センタービル 3 階には「こころの健康センター」が入居しており、工事に伴う騒音に配慮すること 2 病棟 4 階重症室工事にあたっては、カルテ庫跡地直下の 3 階に手術室、事務室直下に血管造 影室が存在することを認識し、騒音・振動に配慮すること 3 また、病院内での各種配管工事にあたっては、直下の階の機能を妨げないように留意すること 5. 工事事務所・資材置き場 工事事務所・資材置き場について検討し、施主と協議すること 8)病院 1 階ホールへの PFM 面談ブース設置工事 1. PFM 面談ブースの設置は、日常診療が行われているエリアでもあり、モバイルウォールを活用し、工 事が短時間で終了すること 2. 当該ブースは、ホールに面しているため、デザイン性に優れていること 3. ブースの収容人員数は 6 名を想定している 4. PFM 面談ブースには天井を設置しない(受付エリアに設置するブースでは、可能な限り既存の照明を 生かす方法を提案すること) 5. PFM 面談ブースの扉は、ドメスティックバイオレンスを回避するため、ブース外からブース内の様子を ある程度うかがい知ることができるように透明ガラスまたはアクリルを用い、プライバシー保護のため腰 高~目線の高さに半透明スクリーンを貼付し、病院情報システムのセキュリティー管理のため施錠可 能とする(PFM スタッフがカギ管理) 6. ブース壁面には照明を設置し、ブース入り口で点滅が可能とすること 7. ブース内にはデスクトップ型コンピュータ 1 台・プリンタ 1 台を設置するため、電源と LAN(病院情報) 配線を行うこと 9)病院 AU-1 の改修工事 1. 工期について 1 1 階ホールに面した AU-1 の改修は、日常診療が行われているエリアであり、新旧受付カウンタ ーの切り替え及び看護外来・診察室の設置は原則土日で終了すること 2. AU-1 受付 1 受付カウンターは家具として設置し、壁面はモバイルウォールを利用すること 2 受付カウンターにはデスクトップコンピュータ(5 台)用の電源と LAN(病院情報)を配線する 3 受付内に複合機(ネットワークプリンタ)を設置し、紙情報をスキャナでタイムスタンプ付きで取り込 むため、医療情報 LAN 配線と接続する 4 AU-1 には気送管のステーションを設置しない 5 カウンター正面の壁面には掲示板を設置する 6 既存の天吊り案内板は可能な限り移動させて利用すること 7 その他設備は現況通りとする 3. AU-1 看護外来 1 AU-1 受付の改修と同時に、看護外来 2 室を設置するため、極めて短期間で工事を終了する必 要があるため、モバイルウォールを利用する 2 扉はハンガーレールドアとし、鍵管理とする 3 看護外来にはデスクトップ型コンピュータ各 2 台・プリンタ各 1 台を設置するため、電源と医療情 報 LAN 配線を用意する 4 看護外来には手洗いは設置せず、アルコール消毒対応とする 5 看護外来には照明・空調を設置する(看護外来 1 室については、既存の空調が利用できると思わ れるが、他の 1 室の空調工事がモバイルウォールの設置と同時でなくても良い) 9 / 22 4. 診察室の増設 1 診察室 1 室の増設工事は原則として土日で終了すること(設備工事等は事前に準備工事を行う) 2 極めて短期間で工事を終了する必要があり、モバイルウォールを利用する 3 扉はハンガーレールドアを採用すること 4 医ガス配管は行わない 5 デスクトップ型コンピュータ 2 台とプリンタ 1 台を設置するため、電源と医療情報 LAN 配線を用意 する 6 手洗いは設置しない 7 AU-1 受付と増設する診察室の間の通路のホール側に管理扉を設置し、鍵管理とする 8 診察室には照明・空調を設置する 10)センタービル 1 階のレストラン・倉庫・トリアージスペースへの転用工事 1. 共通事項 1 床について A) 1 階操車場跡地の床は、洗車した水を流すため傾斜したコンクリートであり、排水溝を 2 本備 えているため、改修にあたってはトイレ及びレストランのキッチンの排水も考慮した床を水平に する改修工法を考案すること 2 消防設備について A) 操車場跡地は泡消火設備となっているため、通常のスプリンクラーに変更する B) その他消防設備について行政指導を受けること 3 照明について A) 操車場跡地の照明は現在水銀灯になっているため、廊下・トイレ・倉庫・トリアージ部分につ いてはこれを LED 照明に変更すること 4 給排水について A) 操車場跡地の直下の階(B1)は駐車場となっており、給排水に適した場所を検討すること 2. レストランについて 1 病院側工事範囲 A) 廊下・トイレの新設(内装) B) 壁のスケルトンまでの施工 C) 給排水・消防設備のレストランと廊下の境界線までの施工 D) 水道メーター 2 レストラン業者側工事範囲 A) レストランの内装(含む天井下地)・扉などの工事 B) レストラン部分の給排水・消防設備・空調 C) 電源は電力会社から受電するものとする 3 給排水について A) 操車場跡地の直下の階(B1)は駐車場となっており、給排水に適した場所を検討すること 3. トイレ等について 1 操車場跡地の直下の階(B1)は駐車場となっており、給排水に適した場所を検討し、トイレを設置 すること 2 トイレは通常はレストラン利用者が利用することを前提とするが、倉庫での作業者や、災害時にトリ アージスペースに患者を収容した場合には、倉庫・トリアージスペース側から利用できるよう配慮 すること 3 トリアージの際に汚物が発生することが想定されるため、トイレに隣接したトリアージスペース側に 汚物流し(SK)を設置する。この際、汚物流しは壁で囲わず、トリアージスペースに面して設置する 4. 倉庫・トリアージスペース 1 スペースの利用方法について 10 / 22 2 3 4 5 6 7 A) 当該スペースは、中央保管ファイルなどの保管エリアと、トリアージスペースを壁で区画するこ となく、一体として利用することを想定している B) 医ガスの配管は想定しておらず、ポータブル酸素ボンベと吸引器で対応する予定 C) センタービルの非常用発電機の能力は、一般のオフィス対応であり、トリアージスペースを機 能させるのには不十分で、可動式発電機(備品対応)で対応することを想定している D) 平常時のセンタービルの当該ゾーンへの電力供給能力に余裕があるようであれば、トリアー ジスペースの壁面に電源を用意する 病院側出入り口について A) 災害時に救急車をトリアージスペースに乗り入れさせることは想定していない B) 日常のセキュリティー管理のため、当該ゾーンへの出入り口は鍵管理とする C) 南西側の非常口と病院側出入り口を合わせて、2 方向避難を確保する 天井について A) 当該エリアは階高 2 層分の高さを有する巨大な空間であるが、天井を張ることを想定してい ないが、操車場時代に付着した排気ガスによる汚れの洗浄は必要である 採光について A) 災害時、センタービル 1 階操車場跡地の一部をトリアージスペースとして活用する予定であ るが、電力供給が途絶した状況でも、現在の開口部を活用して採光ができないか検討するこ と 空調について A) 外調機・室外機は、南側のガラリに面した部分にテラスを作り、ここに設置することを想定 B) 巨大空間であるため、適切な温度管理は不可能と考えている C) 備品の発電機は屋外で運転し、室内に延長コードで電気を引き込む方針である D) 温度管理については若干の努力をする程度とし、その機能については協議事項とする(電気 容量・発電容量との相談が必要) 倉庫部分の棚設置について A) 病院 4 階中央保管ファイルを移設することとする B) 棚の数は竣工までに中央保管ファイルが増加することを見込み、現状よりも 20%程度多めに 見積もること C) 電動式可動棚は設置しない D) 当該エリアの床の耐荷重は 1 トン/㎡のため、スチール棚を分散して配置することを想定して いる E) スチール棚が地震で転倒しないよう、床に固定するなど地震対策について提案すること F) 電源・医療情報 LAN を設置する(医療情報端末 3 台、プリンタ 1 台を想定しているが、設置 場所については設計時に協議すること) 危険物倉庫について A) ポータブル型発電機用のガソリンを備蓄できるか検討すること 11)センタービル 4 階改修工事 1. 和室の洋室化 1 和室の床及び「かさ上げ」した床は撤去し、長尺塩ビシート貼り、ビニール巾木とする 2 壁面はビニールクロス等の仕上げとする 2. パーティション及び軽鉄間仕切りの撤去・新設等 1 軽鉄間仕切りは指定した個所を除き原則として残し、居室内に設置されたパーティションを撤去 する 2 東側常用エレベーターホールに面した喫煙コーナーのパーティションを撤去し、秘書室に転用。 ホール側に受付カウンターと出入り用扉をパーティションで設置し、カウンターは業務終了時ガラ リで閉鎖できるようにすること(鍵管理) 3 北西の係員室の仮眠用に設置されたパーティションを撤去する 11 / 22 4 医務監室にパーティションを設置する(現状と同等とする) 3. 水回りについて 1 水回りの改修は行わないが、指定する部分については洗面台の更新を行う(4 階平面図(改修 前・後)) 4. 壁面の補修 1 壁面の汚損が激しい部分や、パーティションの撤去に伴い補修が必要な部分はビニールクロス仕 上げ等とする(4 階 改修平面図) 5. 情報通信 1 医務監室 A) 各ブースに医学情報システムの LAN 配線を行う B) 医務監室内に病院情報・病院事業(事務)端末 2 台を配置する 2 院長・副院長室 各室に医学情報・病院情報・病院事業(事務)の LAN 配線を行う 3 副理事長室 病院事業(事務)の LAN 配線を行う 4 看護部・医療安全・感染対策・健康管理・卒後研修・診療支援 医学情報・病院情報・病院事業(事務)の LAN 配線を行う 5 会議室 病院情報・病院事業(事務)の LAN 配線を行う 6 4 階全体で PHS の通信可能なアクセスポイントを設置する。特に会議室については収容人数に 配慮すること 7 下記居室へ固定電話を設置する 秘書室・看護部・医療安全・感染対策・健康管理・卒後研修・診療支援 6. 電源 1 医務監室の各ブースに電源を供給するが、パーティションの配置を勘案して床面にある電源を可 能な限り活用すること なお、非常電源対応は不要とする 7. セキュリティー 1 東側及び西側非常階段扉を IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠(パニックオープン)に変 更すること 2 医務監室東側入口扉及び東側乗用エレベーターホールから居室へ向かう廊下に扉を設置し、IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠(パニックオープン)管理すること 3 西側乗用エレベーターホール前に、IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠(パニックオープ ン)管理扉を設置すること 8. その他 1 南側の事務室に隣接する倉庫に設置された可動棚は撤去せず、可動棚以外の部分を長尺塩ビ シート貼り、ビニール巾木とする 2 会議室に改修する部分には、すでに電動スクリーンが設置されている部屋を除き、プロジェクター 投射用スクリーン(電動である必要はない)を設置し、窓には遮光カーテンを設置すること 12)センタービル 5 階の事務室化 1. 間仕切りについて 1 原則として間仕切りは撤去しない 2 事務エリアにパーティションで個室を設置するか協議する 2. 水回りについて 1 水回りの改修は行わない 3. 情報通信 1 事務総長室 12 / 22 病院情報・病院事業(事務)の LAN 配線を行う 事務部門 医学情報システム・医療情報・庁内情報の LAN を指定する場所に行う 3 固定電話配線を指定する場所に行う 4 PHS の通信可能なアクセスポイントを設置する 4. 電源 1 施主が指定する場所に電源を供給する(非常電源の対応は不要) 5. セキュリティー 1 東側及び西側非常階段扉を IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠(パニックオープン)に変 更すること 2 東側乗用エレベーターホールから廊下へ入る扉を、IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠 (パニックオープン)管理にすること 2 13)センタービル 6 階の診療部長室・診療副部長室への転用 1. 間仕切りについて 1 間仕切りは撤去しない 2 診療部長室・診療副部長室にパーティションを設置する(現状と同等とする) 2. 水回りについて 1 水回りの改修は行わない 3. 情報通信 1 各診療部長・副部長の各ブースに医学情報システムの LAN 配線を行う 2 病院情報・病院事業(事務)端末 2 台を設置するので、LAN 配線を行う(設置場所は今後検討) 3 6 階全体で PHS の通信可能なアクセスポイントを設置する 4 固定電話は設置しない 4. 電源 1 診療部長・副部長の各ブースに電源を供給する 2 電源は天井から供給する(非常発電機の対応は不要) 5. セキュリティー 1 西側非常階段扉を IC カード管理(指定メーカーあり)の電気錠(パニックオープン)に変更するこ と 2 東側乗用エレベーターホールから居室へ入る扉を設置し、IC カード管理(指定メーカーあり)の電 気錠(パニックオープン)管理すること 14)センタービル 8 階研修室(和室)の洋室化工事 1. 2. 3. 4. 北東側の「研修室」は風呂・トイレを備えた和室となっているが、これらを撤去し会議室に変更する 上下水は切り取り、切り口は化粧プラグでとめることを想定 床材は長尺塩ビシート貼り、ビニール巾木とする ユニットバス撤去後の天井は LGS+石膏ボード貼り、壁面はビニールクロス貼りとする 15)病院 4 階重症病床(ICU)への転用工事全般について 1. 清浄度・空調 1 集中治療室の施設基準に合致する、一般的な清浄度とする 2 特に指定しない患者用ブースは陽圧とする 3 完全一足制とするため、家族更衣室、下駄箱などは設置しない 4 空調機の設置は指定されたエリアで十分か検討すること 2. 患者用ブース 広さ・隔壁・個室扉等 1 特定集中治療室管理料 1 が算定できる、1 室あたり 20 ㎡以上を確保する 2 原則として隔壁は途中までとし、カーテンを併用する(各地方の行政指導を確認のこと) 13 / 22 3 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 隔壁はスチールパーティションとし、看護師の視認性を確保しつつ患者のプライバシーを確保す るため、ブラインド内蔵サッシュを設置する 4 電源 A) ME 等への電源供給のため隔壁の両側に、電源を設置する(非発対応については検討する) B) 無停電電源及びアイソレーショントランスを設置すること 5 患者ブース 3 室(大きめのブース含む)は扉付きの完全個室とし、当該個室のスタッフステーショ ン側の扉はブラインド内蔵サッシュとする 6 扉の開閉時に、手指の消毒が可能な工夫をすること 7 各室の天井に、カーテンを閉じた状態で、スタッフステーションから確認できる部屋番号を表示し たボードを設置する 患者用ブース 窓 1 患者に直接日光が当たらず、院内感染を防止するため、既存窓の内側にブラインド内蔵サッシュ を用いる 2 排煙について当該区域は機械排煙である 患者用ブース 照明 1 グレアに配慮すること 2 照明は LED 照明とし、調光可能にし、患者ブース個別に照明の ON/OFF が可能にすること 3 処置灯・無影灯は設置しない 患者用ブース メディカルコンソール 1 メディカルコンソールの設置に伴う居室面積の減少を最小限にとどめる方法を提案すること 2 医ガス・電源(非発対応含む)数等については検討し指定する 3 シーリングペンダントは設置しない 4 意識清明な患者を考慮し、LED 読書灯を設置する 5 患者用ブース内に生体監視モニタースクリーンを設置する(工事範囲外) 6 アイソレーショントランスを設置する 患者用ブース 水回り 1 患者用ブース周辺に手洗いは設置せず、手指消毒剤を設置し院内感染対策とする 2 各重症病床ブロックの個室を含む 3 室に透析配管を設置する 3 部屋のレイアウトは、透析用配管を行いやすい場所を勘案して変更する用意がある 4 透析配管設備は現況設備と同等とする 患者用ブース その他 1 患者ベッドを U 字型に取り囲む点滴用レールを設置する 2 意識清明な患者に考慮しナースコールを設置する(PHS 呼び出しを含む) 情報通信 1 当該集中治療室は無線 LAN 環境とする 2 フィリップス社製集中治療システムと接続する LAN の空配管を行う(フィリップス社と打ち合わせる こと) 3 スタッフステーション内に有線 LAN(病院情報・医学情報)を設置する 4 各患者用ブース 2 室に 1 台、ノート型コンピュータを配置するので、電源を供給する仕組みを提 案すること 5 フィリップス社製の生体監視モニターを既存集中治療室から移設し、サーバーをスタッフステーシ ョンに設置するので電源を設置すること 6 院内 PHS 対応とする(アクセスポイントは医療スタッフ 30 名を前提とする) 7 集中治療室患者家族待合室及び当該集中治療室入り口とスタッフステーションの間をカメラ付き インターフォンで接続する 8 スタッフステーションにレガシー固定電話(親子電話)2 台を設置する リネン棚 1 未使用リネン棚を設置。棚は腰上とし、リネンの種別に収納し、棚には耐震ラッチ付きの扉を設置 2 棚の区画幅・段数については、調査の上指定する 14 / 22 3 棚の下をストレッチャー・車いす置き場とする 10. ごみ保管・使用済みリネン室 1 外開きの扉を設ける 2 使用済みリネンはワゴンに収納する 3 ごみは分別収集とし、各々コンテナーに収納する 11. SK(汚物室) 1 汚物流しと、流しを設置する 2 汚物流しの高さは看護師の作業性を考えて、調査の上指定する 3 ベッドパンウォッシャーは設置しない 4 差し込み便器、尿瓶などを収納するスチール棚を設置し、地震に伴う転倒予防のためスチール棚 を固定できるよう、壁面を補強すること 5 消臭に配慮した設計を行うこと 12. ME 1 直ちに使用する ME 機器(シリンジポンプ、人工呼吸器など)の一時的なストックスペースとする。 上記とは別に、IABP・PCPS・人工呼吸器・シリンジポンプなどの収納を前提としている 2 上記 ME 機器はスチール棚に収納するが、地震に伴う転倒予防のためスチール棚を固定できる よう、壁面を補強すること 3 ME の充電用の電源(非発対応である必要はない)を用意する 4 電源の口数は、調査の上指定する 5 ME 機器メンテナンスに必要な医ガス配管を一組設置すること 13. スタッフステーション 1 給排水 A) スタッフステーションの出入り口は給排水の検討と合わせて決定する B) スタッフステーション出入り口には手洗い及び手指消毒剤置場を設置する C) 給排水工事の難易度を考慮して、スタッフステーションに注射薬準備コーナーを設置する 2 スタッフステーションカウンター A) スタッフステーションは周囲をカウンターで構成する B) カウンターには LAN 配線、電源、電話を設置する C) カウンターの下に懸架式のデスクトップコンピュータを設置するので、端末展開がたやすい方 式を提案する D) カウンターには PHS の充電器用電源を設置する E) デスクトップコンピュータ・生体監視モニター用電源を用意すること F) スタッフステーション天井から懸架式で、生体監視モニタースクリーンを設置する(モニタース クリーン設置は工事範囲外、天井支持架台は工事範囲内) 3 点滴準備コーナー A) スタッフステーション内に点滴準備コーナーの設置を前提としているが、「薬剤」に設置可能 であり、上下水の配管工事に合理性が認められれば、設置の必要はない B) スタッフステーション内に点滴準備コーナーを設置する合理性が認められた場合、スタッフス テーションからの視認性の確保を勘案すること 4 搬送機 A) スタッフステーションに気送管のステーションを設置すること B) その際、スタッフステーションからの患者用ブースの視認性を障害しない位置を提案すること 14. 薬剤 1 「薬剤」は薬剤(含む麻薬・劇薬)のストック場所として想定しているが、点滴準備コーナーの併設 も可能であれば許可する 2 「薬剤」の位置は、上下水の配管の工事に伴う合理性が認められれば、変更を許可する 3 「薬剤」には薬剤収納用のスチール棚の設置を前提としており、地震に伴う転倒予防のためスチ ール棚を固定できるよう、壁面を補強すること 4 点滴などの準備に、オーダーの参照が必要となるため、無線 LAN 環境を確保し、端末の設置も 15 / 22 視野に入れ電源を確保すること 15. 医材 1 「医材」は集中治療室用の医材の集積場所と考えており、地震に伴う転倒予防のためスチール棚 を固定できるよう、壁面を補強すること 16. その他の諸室 1 家族待合室 A) 重症病床入室中の患者家族待合室を 4 階がん登録室に設置する B) 家族待合室と各重症病床室との間にインターフォンを設置する 2 面談室 A) 面談室にはデスクトップ型コンピュータを設置するため、LAN と電源を用意すること B) 面談室は仮眠ができるようソファーベッドを設置できることが好ましい 3 CR(カンファレンスルーム) A) 各重症病床室に CR を設置する B) 可能であれば、洗面を設置する C) カンファレンスを行うためのデスクトップ型コンピュータ用の電源と LAN を配線する 4 スタッフ休憩室 A) 可能であれば、洗面を設置する B) 冷蔵庫・電子レンジを設置するので電源を配置する 5 医師当直室 A) 各重症病床室ブロックに各 2 室、当直室を設置する B) 可能であれば、洗面を設置する 16)病院 4 階診療部長室等跡地の重症病床(ICU)への転用 1. 床について 1 診療部長室等は浅い OA フロアーとなっているため、重症病床への改修時に、「かさ上げ」が必 要になるため、安価で軽量な工法を検討すること 2. その他 15)と同じ 17)病院 4 階事務部跡地の重症病床(ICU)への転用 1. 事務部は浅い OA フロアーとなっているため、重症病床への改修時に、「かさ上げ」が必要になるため、 安価で軽量な工法を検討すること 18)病院 4 階カルテ庫跡地の重症病床(ICU)への転用 1. 採光について 1 同エリアの設計にあたり、患者居室への採光が建築基準法から見て十分であるか懸念している 2 もし採光が不適切であるならば、当該エリアに隣接する光庭の活用を含めた提案を求める 2. 消火設備について 1 カルテ庫は現在、ハロン消火となっているため、通常のスプリンクラーに変更する 3. MRI チラーの配管について 1 カルテ庫の窓際の天井裏に MRI のチラー配管が通っているが、今後発生するであろう MRI の換 装時には、チラー配管はカルテ庫に隣接する機械室経由で 5 階庭園部分に接続する予定である 2 5 階屋上庭園を縮小し、排気脱臭装置を設置する(4 階重症病床に外気が必要であるが脱臭装 置を設置しないと厨房の調理臭が重症病床に供給されるため) 4. 脱臭装置の空いた部分に将来 MRI を換装した場合のチラー設備を移設 5. その他 15)と同じ 16 / 22 19)4 階院長室等の重症病床付室への転用工事 1. AC(空調機械室) 1 内壁に防音を施す 2 防振対策を行うこと 2. ME(医療機器保管エリア 2 室) 1 各ブロックの ME 機器を収納するエリアとし、入り口は開放し機器の出し入れの利便性を図る 2 壁面に充電用電源を十分数配置する 3. 面談室(2 室) 1 医療情報システム端末 1 台、プリンタ 1 台を設置するので、電源・医療情報システム LAN を配線 する 2 空調・照明を設置する 3 深夜は男子看護師の仮眠室として利用するため、ソファーベッドの配置スペースを考慮する 4. 当直室 1 可能であれば、洗面を設置する 2 空調・照明を設置する 5. 休憩室(①・②) 1 各重症病床ブロックの看護師休憩室とする 2 水回りは食器流しを設ける 3 冷蔵庫・電子レンジ・食器棚を設置するので、設置スペースを確保し、電源を用意すること 4 看護師用私物ロッカーは通路に設置する 6. CR(①・②) 1 CR には投射用スクリーンを設置する 2 窓には遮光カーテンを設置する 3 病院情報、医療情報システム端末各 1 台を設置するので、電源・LAN を配線する 7. その他 1 当該エリアは PHS が通信可能な状態とする 8. 電話交換予備室 1 今回の工事では、部屋を確保するのみとし、電話配線工事は行わないが交換台設置用空配管を 行う 2 投射用スクリーンを設置する 3 窓には遮光カーテンを設置する 4 各室に医学情報・病院情報端末 1 台を設置するので、電源・LAN を配線する 5 電話交換機室の機器増設(本工事の PHS アクセスポイント増設等による)のため、電話交換室として 使用する場合は 1~3 は行わない 20)病院 3 階 ICU 跡地の手術室への転用工事 1. 完全一足制について 1 新設する手術室ゾーンは完全一足制とする 2 夜間の緊急手術の場合、新設の出入り口を用いる 3 当該手術室への患者出入り口は、既存の手術室出入り口とする 4 手術室出入り口付近に術箱、術者用スリッパ入れ、マスク・キャップ置場を設置する 2. 手洗いについて 1 手術室の術者用手洗いは上下水配管の状態を勘案し、1 台 3~4 名が手を洗えるものを 2 台 設置することが好ましい 2 手術用手洗いは水の跳ね返りの少ないものを採用すること 3 手術台には手指洗浄用消毒剤・手拭タオルを設置するスペースを確保すること 4 手拭タオルのごみ箱の設置位置について検討すること 3. リネン棚 17 / 22 4. 5. 6. 7. 8. 1 清潔リネンを保管するリネン棚を設置すること 2 リネン棚は手術室出入り口付近に設置することが好ましい 気送管について 1 手術室内に気送管のステーションを設置する 2 手術室で発生する病理検体は、気送管の故障などを考慮して人力搬送とする 機材ゾーン 1 手術室東側のさくらホールに隣接したエリアに、機材庫または麻酔科居室を設置するか今後検討 する 2 手術室東側のさくらホールに隣接したエリアに機材庫が確保できなかった場合は、下記の物品を 手術室入り口付近の「機材庫」に収納する A) ポータブル X 線撮影装置・C-アーム B) CR 読み取り機を設置する(PACS の LAN を設置すること。要電源) C) 可動式 X 線防護衝立を保管 D) 手術台アクセサリー E) その他、手術用機器 F) 手術用機器機材ゾーンには各種医療機器の充電が可能なように、電源を用意する G) 医材・手術用器械はワゴンにて供給することとし、大きな医材庫は設置しない 3 手術室東側のさくらホールに隣接したエリアに機材庫が確保できた場合は、手術室側の軽鉄間 仕切りを撤去し、ここに下記の物品を収納する A) ポータブル X 線撮影装置・C-アーム B) CR 読み取り機を設置する C) 可動式X線防護衝立を保管 D) 手術台アクセサリー E) その他、手術用機器 4 手術室東側のさくらホールに隣接したエリアに機材庫が確保できた場合は、手術室入り口付近の 「機材庫」に下記の物品を収納する A) 医材 B) 薬剤 ※手術用機器機材ゾーンには各種医療機器の充電が可能なように、電源を用意する 手術室内一斉放送 1 院内一斉放送を手術室ゾーンで聞くことが可能とする 2 手術室内一斉放送を当該手術室エリアで聞くことが可能とする PHS 1 当該手術ゾーンは個々の手術室内を含めて PHS 通信可能とする 個々の手術室は、東海大学の Convertible な手術室をひな形として設計すること 1 空調について A) 個々の手術室の空気清浄度はクラス 10,000 とする B) 手術室の空調機は同一フロアーに設置 C) 中央熱源方式を原則とする D) 手術室の気温を個別に調節できること E) 但し、心臓手術などに求められる極度に低い室温設定は不要である 2 手術室の扉について A) 手術室内の気流を乱さない位置に扉を設置すること B) 扉には手術室内の様子を観察できる小窓を設置する C) 手術室の入り口の上には「手術中」の表示ランプを設置すること 3 電源については、下記の手術を行えるよう電源を供給すること A) 個々の手術室では、顕微鏡手術、C-アームを用いた手術、超音波メスを用いた手術 B) レーザーを用いた手術 C) 内寸 8×8mの手術室は Da Vinci Si を用いるので、適切な電源供給を行うこと 18 / 22 D) コンセントの配置については実施設計段階で協議する E) 電源は基本的に無停電電源とする 4 情報通信 A) 個々の手術室とナースステーションの間に、インターフォンを設置すること B) 手術室用フット操作式インターフォンを設置すること C) 個々の手術室には、麻酔科用と外回り看護師用の病院情報端末を設置するため、LAN 配線 をすること D) 個々の手術室に麻酔管理システム(日本光電)LAN 配線を行う E) 各手術室全体を観察範囲とする監視カメラ設置(要現状確認) F) 個々の手術室内も PHS の通信が可能にすること G) 個々の手術室の対向する壁面に、大型液晶モニターを計 2 台設置する(工事範囲外) H) 液晶モニターには、病院情報システム(PACS)・生体監視モニター・鏡視下手術画像・顕微鏡 手術画像を表示可能にすること 5 照明 A) LED 無影灯を 2 台設置し、両者とも主灯とする B) 無影灯は、HEPA フィルターからの気流を乱しにくい製品を採用する(山田照明 SKYLED R9BR01 を想定) C) 無影灯の吊元は、HEPA フィルターを避けて設置する D) 室内照明は調光可能な LED 照明とすること E) 室内照明のスイッチは当該エリアの手術室で、同一の位置に設置すること 6 医ガス A) 麻酔科用医ガスは主としてシーリングペンダントから供給する B) 2 つの壁面に医ガス配管(酸素・バキューム・窒素)を行う(窒素配管の要否については施主と 協議すること) C) 上記壁面から麻酔科用以外に圧搾空気の供給も行う 7 シーリングペンダント A) 麻酔科用コラム型シーリングペンダントから、電源・医ガス・LAN を供給するが、麻酔器は搭 載しない B) 施工上、麻酔科用シーリングペンダントの設置が困難な場合は、別の提案をすること C) 鏡視下手術用などのシーリングペンダントは設置しない 8 壁面収納等 A) アイソレーショントランス(各室 2 台)を設置する B) 保冷庫・保温庫を設置する C) その他の収納棚については、設計開始後に協議する 9 床 A) 床は長尺シートの巻き上げとする B) 床材は耐摩耗性、耐薬品性に優れた材質のものを用いること C) HEPA フィルターから清浄度の高い空気が供給されるエリアを、色違いの床材で仕上げること 10 その他 A) 時計を設置する B) 手術経過時間を表示する時計を設置する 9. 汚物室 1 手術室のさくらホール側に汚物室を設置する 2 汚物流し・シンクを設置する 3 ごみ及び使用済みリネンの一時ストック場所として利用する 4 防臭に配慮した設計とすること 5 乾式・湿式の掃除用具を収納する 19 / 22 21)病院 1 階の入退院センターの PFM 転用工事 1. 間仕切り 1 入退院センターのオープンの面談ブース・受付カウンター・カウンター奥の事務スペースとの間仕 切りは、入退院センターバックヤードの機能を落とさず工事期間を短縮することが求められるため、 家具の利用や工法の工夫を求める 2 既存の面談室及び給湯室、EV-21 に隣接する個室の間仕切りは撤去する 3 総合予約センターと患者支援担当の間のパーティションを撤去する 4 給湯室内のリニア搬送機のステーションは撤去する 2. 受付カウンター 1 事務職 3 名で対応することを前提とする 2 コンピュータ 3 台を設置(病院情報 LAN) 3 複合機 1 台(ネットワークプリンター)(病院情報と接続) 4 説明用資料収納棚をカウンターに配置 5 レガシー電話 1 台を設置 6 バックヤードへの出入り口及び受付の外への出入り口を設ける 3. オープン面談ブース 1 看護師 1 名と患者・家族の計 3 名がテーブルを挟んで面談できるスペースを確保する 2 面談ブース通路側壁面はガラスまたはアクリル板を使用する 3 各面談ブースには、デスクトップ型コンピュータ 1 台を設置するので電源及び病院情報 LAN を設 置すること 4 各面談ブースに扉を設置する 5 プライバシー保護に配慮し、面談ブース通路側の壁面のガラスまたはアクリル板には目隠しのスク リーンを貼付する 6 車いす使用者の面談には、1 階ホールの PFM 面談ブースを使用するので、当該面談ブースは 車いす使用者の利用は念頭に置かなくても良い 4. バックヤード 1 複合機 1 台を設置しネットワークプリンターとして利用する 2 医療情報・医学情報システムの LAN 配線を行う 22)病院 1 階のレストラン跡地の外来及び処置室への転用工事 1. 工期の分離 1 レストラン移転後に、診察室エリアの着工を先行させることを許可する 2 上記エリアの工事は診療日に工事可能と考えるが、騒音に注意すること 2. 工事に係る注意事項 1 工事エリアは耳鼻科・眼科外来に隣接しているため、騒音に注意すること 2 外来化学療法に付属する諸室の撤去及び改修にあたっては特に騒音に注意すること 3 診察室・処置室の設置は工期が短いことが望ましく、AU-1 で行うように、モバイルウォールを用い 短期間で工事が完了すること 4 レストランと外来化学療法室の間に若干の段差がある模様で、対策を提案すること 3. 既存諸室などの撤去 1 外来化学療法エリアの身障者用トイレ・診察室・検査室は撤去する 2 外来化学療法室の医ガス配管は撤去しない 3 外来化学療法室のミキシングコーナーの安全キャビネットは、すみれ 12 のスタッフステーションに 移設する 4. 診察室 1 工期短縮と工事に伴う騒音の抑制の観点から、モバイルウォールの利用が好ましい 2 スタッフ通路側に 2 室に 1 台の割合でシンクを設置する 3 病院レストラン跡地に設置する診察室には医ガス配管は行わない 20 / 22 4 5 5. 6. 7. 8. 扉は、ハンガーレールドアとする 各診察室にデスクトップ型コンピュータを 2 台、プリンタ 1 台設置するため、電源と医療情報 LAN 配線を用意する 6 診察台側の壁面に電源コンセント 2 口を設置する 待合室 1 待合室には患者呼び込み用液晶モニターを設置するための補強、電源、LAN 配線(医療情報) を行う 2 患者呼び込み表示スクリーンは、病院の患者呼び込みシステムと接続する(工事範囲について病 院と協議) 患者呼び込みシステムとの接続費用、診察室数が増加したための患者呼び込みシステム改造費 を調査する 3 待合に配置可能な椅子数を提案すること 汚物流し 1 汚物流しは現在のものを利用し、診察室 9 番に汚物室を設置する 処置室 1 既存の外来化学療法室の一部を流用するため、固定電話・PHS・LAN・照明・医ガス・電源・上下 水等の工事は不要と考えている 多目的トイレ 1 待合ゾーンに多目的トイレを設置する 2 便器は脱臭機能付きウォシュレットとする 3 身障者用手すり、おむつ交換台、ベビーラックを装備する 4 オストメイトは設置しない 5 手洗いには温水は供給せず、水栓は人感センサー付きとし、貯水機能なし、オーバーフローなし とする 6 トイレの照明は人感センサー付きとする 7 トイレの扉は自動開閉式の引き戸とし、非常時に外部からたやすく扉を開いて患者の救助がしや すいものとする 8 非常コールを設置し、非常通報は隣接する処置室スタッフステーションで受けることとする 9 トイレの一角にトイレ清掃用具保管棚を設置し、地震による転倒防止のため壁面に固定する 23)すみれ 12 病棟の外来化学療法・短期入院手術病棟への転用工事 1. 病室部分の改修について 1 HCU・CCU 移転後の病室はそのまま外来化学療法・短期入院手術病棟に転用する 2 病棟入口の扉は撤去しない 3 病棟内の CCU との区画扉は撤去しない 2. スタッフステーション 1 リニア搬送機は撤去し気送管に換装する 2 複合機を設置する 3 既存のナースコールについて、老朽化の程度を調査し、必要であれば換装する 3. 病床の改修 1 部屋番号 1252~1254、1266~1270 の側の病室を外来化学療法病床とする 2 部屋番号 1251・1260~1265 の側の病室を日帰り・短期入院病棟とする 3 現在 1 人床の病室は 2 人床とする。この際、医ガスは改修しない 4 部屋番号 1251 は 4 人床とする。この際、医ガスは改修しない 4. スタッフステーション付属諸室 1 抗がん剤ミキシングルーム A) 1 階外来化学療法室ミキシングコーナーの安全キャビネットを移設し、排気設備工事を行う B) 設置場所は「HCU 医師当直室」、部屋番号 1268 と 1269 の間の「NS」、S-2 横の「注射ミキシ 21 / 22 2 3 4 ング室」を候補に考えており、排気条件など考慮の上適切な設置場所を提案すること CCU 医師当直室(CCU 当直室は現在、患者食堂として運用)を診察室に転用する A) 水回りは設置しない B) 医療情報システム端末用電源及び LAN を設置する C) 診察室の扉はハンガーレールドアとする 患者食堂 A) 既存のカンファレンスルームを患者食堂に転用する。患者食堂利用者数は 18 名を想定し、1 患者あたり 0.5 ㎡を確保する 処置室は現状の部屋を利用する 22 / 22 ネットワーク敷設場所 ネットワークの種類 1 医学情報 2 病院事業 ※ 病院長 副院長 事務総長 副理事長 等の個室 ◎ 総務部長 医療監 医事企画部長 診療科部長 事業調整部長 診療科副部長 等の個室 人事課 総務課 財務課 医事課 医事課 (委託) 看護部 医療安全 管理部 × × × ◎ × × × × × 事務 ◎ × ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ 人給・財会 × × × ○+数人机上 ○ ○ × × × × ◎ × × × ○+数人机上 × 数人机上 数人机上 ○ 数人机上 3 病院情報 数人机上 ◎+○ ◎ ※ 病院事業ネットワークは、VLANで事務、人給・財会の2系統あり ・ すべての起点は、都島センタービル5Fにあり ・ 病院長等の個室には、それぞれにプリンタあり(ネットワークプリンタかUSB直結プリンタ) ・ その他は、共有スペースにネットワークプリンタ、複合機を数台ずつ設置 凡例 ◎ : 1人/1台 ○ : 共有スペースに数台 × : なし ★ 出退勤カードリーダ 病院情報でVLAN切っているので設置するのであれば必要 ★ 入退室管理 管理端末あり。病院情報の通常のLAN その他のネットワーク 用途 所管 場所 銀行送金用 財務課 入札室 入札 財務課 財務課柱前 防災 総務課 今もあるかどうか知りません