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ICEP 国際セミナー2012「ウガンダ」

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ICEP 国際セミナー2012「ウガンダ」
産油国開発支援協力人材交流事業
ICEP 国際セミナー2012 ウガンダ
平成 24 年 11 月 14 日(水)
場所 ANA インターコンチネンタル東京
講演記録集
一般財団法人 石油開発情報センター
はじめに
本書は、国の補助金の交付を受けて(財)石油開発情報センターが行う平成 24 年度
産油国開発支援協力事業の一環として、平成 24 年 11 月 14 日(水)に開催した「ICEP
国際セミナー2012 ウガンダ」の講演記録です。
ウガンダ共和国は初めてアフリカ大地溝帯で石油を発見し、生産開始に向け開発作
業に取り組んでいるところです。当センターは平成 23 年 11 月に、同国に関心を有する
石油開発会社等総勢 12 名から成るミッションを同国に派遣、政府要人多数と意見交換
するとともに、情報収集しました。そして、この度、エネルギー・鉱物開発省次官ほか計 5
名によるセミナー講演が実現したものです。
本セミナーには(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)、ICEP 会員会社
など石油開発関係者 62 名のご参加をいただき、活発な質疑応答を交えた盛況なセミナ
ーとなりました。開催にあたり、経済産業省と JOGMEC に多大なご協力をいただきました。
厚く御礼申し上げます。
なお、当センターでは、引き続き各国の石油開発関連情報を皆様に提供して行く所
存でございますので、一層のご協力をお願い申し上げます。
平成 24 年 12 月
一般財団法人 石油開発情報センター
目次
ページ
1. セミナープログラム··························································································································· 1
2. 講師略歴·············································································································································· 2
3. 講演記録·············································································································································· 6
(1) 開会の挨拶 (財)石油開発情報センター会長 寒河井 正············································ 7
(2) 来賓挨拶 駐日ウガンダ特命全権大使 H.E. Mr. Wasswa Biriggwa ·································· 8
(3) 講演及び質疑応答
講演1 『ウガンダの石油・天然ガス政策と展望』 ································································ 9
Mr. F. A. Kabagambe-Kaliisa エネルギー・鉱物開発省次官
講演2 『石油・天然ガス上流部門の法制及びモデル契約』 ······································· 16
Mr. F. A. Kabagambe-Kaliisa エネルギー・鉱物開発省次官
講演3 『地質と探鉱機会の概要』 ··························································································· 23
Mr. Honey Malinga エネルギー・鉱物開発省地球物理担当アシスタント
コミッショナー
講演4 『製油所と関連施設への投資機会』 ······································································· 35
Mr. Robert Kasande エネルギー・鉱物開発省地質担当アシスタント
コミッショナー兼製油所事業マネージャー
講演5 『石油・天然ガス中流部門の法制』·········································································· 42
Ms. Irene Batebe エネルギー・鉱物開発省製油所担当石油オフィサー
(4) 閉会の挨拶 (財)石油開発情報センター理事長 鈴木 孔·········································· 49
4.
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
(7)
資料集
講演1資料 『ウガンダの石油・天然ガス政策と展望』··························································· 51
講演2資料 『石油・天然ガス上流部門の法制及びモデル契約』 ··································· 59
講演3資料 『地質と探鉱機会の概要』························································································ 72
講演4資料 『製油所と関連施設への投資機会』···································································· 84
講演5資料 『石油・天然ガス中流部門の法制』 ······································································ 93
ウガンダ共和国一覧表···················································································································· 100
石油開発概観······································································································································ 101
5. 会場写真 ··············································································································································· 103
6. 参加者リスト ··································································································································· 106
1.セミナープログラム
ウガンダセミナープログラム(実績)
日時
平成 24 年 11 月 14 日(水)14:00~21:00
ANA インターコンチネンタル東京(港区赤坂 1-12-33)
場所
〔セ ミ ナ ー〕
地下 1 階
〔意見交換会〕
同上
「ギャラクシー」
逐次通訳 2 名
14:07~14:13
開会の挨拶
(財)石油開発情報センター会長
寒河井正
14:13~14:20
来賓挨拶 H.E. Mr. Wasswa Biriggwa 駐日ウガンダ特命全権大使
講演 1:『ウガンダの石油・天然ガス政策と展望』
14:20~15:08
Mr. F. A. Kabagambe-Kaliisa(エネルギー・鉱物開発省次官)
講演 2:『石油・天然ガス上流部門の法制及びモデル契約』
15:12~16:02
Mr. F. A. Kabagambe-Kaliisa(エネルギー・鉱物開発省次官)
16:05~16:50
セミナー
講演 3:『地質と探鉱機会の概要』
Mr. Honey Malinga(同省地球物理担当副コミッショナー)
16:50~17:06
質疑応答
17:06~17:28
コーヒーブレイク
講演 4:『製油所と関連施設への投資機会』
17:28~18:08
Mr. Robert Kasande (同省地質担当副コミッショナー兼製油所事業
マネージャー)
講演 5:『石油・天然ガス中流部門の法制』
18:08~18:33
Ms. Irene Batebe(同省製油所担当石油オフィサー)
意見交換会
18:33~18:48
質疑応答
18:48~18:56
閉会の挨拶
19:00~21:00
懇談
(財)石油開発情報センター理事長 鈴木孔
-1-
2.講師略歴
フレドリック・A・カバガンベカリイサ
Mr. Fredrick A. KABAGAMBE-KALIISA
ウガンダ共和国エネルギー・鉱物開発省次官
Permanent Secretary of the Ministry of Energy and Mineral Development
1.生年月日:1954年1月15日
2.主要学歴
1976年 ウガンダ・マケレレ大学卒業(地質学・化学)
1987年 英国・アバディーン大学修士(石油地質学)
3.職歴
1976~1983年
エネルギー・鉱物開発省地質調査・鉱山部
1983~1990年
同省石油探鉱・事業促進コーディネーター
1991~1993年
同省石油探鉱生産部コミッショナー
1994~1996年
同省ダイレクター
1997~現在
現職
4.その他
● 石油探鉱責任者として今日の石油発見を導いた。
● 過去の石油開発政策・電力含む法整備に関与し、現在審議中の石油法案を起草した。
● 地方電化委員会議長等政府要職兼務
● 2012年5月 石油開発の功績によりナイル勲章授与
以上
-2-
ハニー・マリンガ
Mr. Honey MALINGA
ウガンダ共和国エネルギー・鉱物開発省石油探鉱生産局アシスタント・コミッショナー
Assistant Commissioner Petroleum Exploration and Production Department
1.生年月日:1965年1月1日
2.主要学歴
1989年 ウガンダ・マケレレ大学理学部卒業(物理学)
1994年 英国・ロンドン大学理学修士(物理探鉱学)、同 Imperial
College ディプロマ
3.職歴
1992~1997年
天然資源省(当時)石油探鉱生産局ジオフィジシスト
1997~2004年
同上、物理探査部ヘッド
2004年~現在
現職
4.その他
● 石油発見の功労により特別表彰(2006年)
以上
-3-
ロバート・カサンデ
Mr. Robert KASANDE
ウガンダ共和国エネルギー・鉱物開発省石油探鉱生産局アシスタント・コミッショナー
Assistant Commissioner Petroleum Exploration and Production Department
1.生年月日:1962年7月27日
2.主要学歴
1987年 ウガンダ・マケレレ大学理学部卒業(地質学・化学・数学)
1995年 ノルウェー・トロンハイム大学理学修士(石油地球物理学)
3.職歴
1988~1991年
エネルギー・鉱物開発省地質調査・鉱山局
1992~1993年
米国・テキサス A&M 大学留学(電気工学部)
1994~1995年
米国・テキサス A&M 大学留学(地球科学部)
1996~現在
現職
4.その他
● 既婚、子ども3人
以上
-4-
アイリーン・ポーリン・バテベ
Ms. Irene Pauline BATEBE
ウガンダ共和国エネルギー・鉱物開発省石油オフィサー(製油所担当)
Petroleum Officer/Refinery – Mid-Stream Petroleum Unit, Ministry of
Energy and Mineral Development
1.生年月日:1981年8月8日
2.主要学歴
2005年 タンザニア・ダルエスサラーム大学卒業(化学工学)
2010年 スウェーデン・王立技術大学修士(機械工学)
2011年 英国・マンチェスター大学修士(高度処理設計学)
3.職歴
2007~2009年
エネルギー・鉱物開発省核エネルギー担当化学エンジニ
ア
2009年~現在
現職
4.その他
● IAEA 関連政策、原子力法・石油精製法策定、製油所設計に参加
以上
-5-
3.講演記録
3.講演記録
<司会:長谷川業務部担当部長>
皆様こんにちは。長らくお待たせ致しました。まだお集まりになっていらっし
ゃらない方もおられるようですが、定刻になりましたので、これより本日の
ICEP「ウガンダ・セミナー」を開始させて頂きます。
本日はお忙しい中、多数お集まり頂きまして有難うございます。ここには企業
の皆様方の他、日頃私どもがご指導頂いております、経済産業省、外務省、
JOGMEC からもお越し頂いております。本日のセミナー、レセプションには、
また在京ウガンダ大使館のビリグア大使閣下にご臨席頂いております。また在
京のアフリカ諸国の大使館から多数の皆様にご参加頂くことになっております。
ご臨席の大使閣下のお名前だけご紹介させて頂きます。まず、モロッコ王国の
アルール大使閣下、モーリタニア・イスラム共和国ウガム大使閣下、ガーナ共
和国ブランフル大使閣下、ルワンダ共和国ムリガンデ大使閣下、ベナン共和国
ゾマホン大使閣下、ご参加頂き有難うございます。私は石油開発情報センター
の長谷川でございます。本日司会を務めさせて頂きますので、どうぞよろしく
お願い致します。
さて、本日はウガンダからムローニ・エネルギー・鉱物開発大臣はじめ、5名
の方々をお招きしてセミナーを開催する予定でしたが、大臣が公務のため来日
できなくなりました。このためプログラムを一部変更させて頂きます。ご了承
下さい。ご来場の皆様、ウガンダは現在、発見された石油の生産開発も間近で、
かつ探鉱余地も大きく残されています。また製油所建設に向けて意欲的に取り
組んでおります。本日のセミナーではこうした現況と日本企業の上流及び中流
部門への参入の機会について講演して頂くことになっております。どうぞご期
待下さい。
それではお手元の資料をご確認いただきまして、プログラムに沿って進めて参
ります。なお、講演後のそれぞれのプレゼンテーション後のご意見ご質問は、
前半後半それぞれまとめてお受け致したいと存じます。どうぞご了承願います。
それでは最初に、私ども石油開発情報センターICEP の会長、寒河井から開会の
ご挨拶を申し上げます。会長、よろしくお願い致します。
-6-
(1)開会の挨拶
石油開発情報センター会長
寒河井
正
ご紹介頂きました寒河井でございます。本日は ICEP 主催のウガンダ・セミナー
にご参加頂きましてどうも有難うございます。
最初に、本日ご講演の為にウガンダから来日して頂きましたエネルギー・鉱物
開発省次官フレドリック・カバガンベカリイサ様、同省石油探鉱生産局ハニー・
マリンガ様、同省石油探鉱生産局ロバート・カサンデ様、同省製油所担当アイ
リーン・バテベ様にお礼申し上げると共に、元イギリス首相のチャーチルが褒
め称えましたアフリカの真珠の国から東洋の真珠の国へ来られた皆さんを、心
から歓迎致します。
また、本セミナーの為にご助力頂きましたワスワ・ビリグア
使閣下をはじめとして大使館の皆様に感謝申し上げます。
ウガンダ駐日大
更に、当センターが推進しています産油国石油開発協力事業について平素より
ご支援を賜っております、経済産業、外務省、JOGMEC、ならびに関係機関の皆
様、当センター会員の皆様にこの場をお借りしまして厚くお礼を申し上げます。
さて、ウガンダには昨年 11 月、当センターが主催しましてミッションを派遣し
ました。ウガンダの石油探鉱は 21 世紀に入ってから盛んになり、すでに幾つか
の油田が発見され開発されつつあります。
日本の石油開発業界にとっては少々遠いせいか、それまで情報が少ない状態で
したが、ミッションにより、ある程度の事情を知る事ができました。本日はミ
ッションに参加されなかった方々が、エネルギー・鉱物開発省の方々から直接
色々お聞きできる、またとないチャンスでございます。
この機会を契機にウガンダと日本が、石油開発についても繋がりを持ち、互い
にウィン・ウィンの形ができる事を期待して、ご挨拶と致します。
<司会>
それでは、ビリグア駐日ウガンダ大使閣下をご紹介致します。本日のセミナー
にご臨席頂き、誠に有難うございます。ご挨拶を頂戴致します。
-7-
(2)挨拶
ワスワ・ビリグア駐日ウガンダ特命全権大使
大使閣下の皆様、寒河井会長、そしてご参加の皆様、本日の ICEP ウガンダ・セ
ミナー2012 年に、ようこそお越し頂きました。
最初にエネルギー・鉱物開発省大臣が本セミナー欠席になった事に対して、お
詫び申し上げたいと思います。
大臣は今現在、石油法案が議会で審議されているのですが、その審議の為にウ
ガンダに残るという事になりました。この法案は、2012 年 9 月に議会に提出さ
れました。そして、今最終段階に入っております。
この審議自体は、実は先週終了する予定だったのですが、予想がつかない状態
が発生致しまして今週も引き続き行われております。
そして、今週予定されているこの法案審議ですが、明日で終了する予定です。
大臣が欠席という事ではありますが、次官が率いているチームが、皆様に必要
な情報をこのセミナーにおいて、確実に提供できると思っております。
大臣は、ICEP、そして本日ご参加の皆様に是非お伝えしたい事として、ウガン
ダ政府はウガンダにおける石油開発事業に日本の民間セクターから是非参加し
て頂きたいと言っております。
日本の企業の皆様が参加できる事業機会はいくつかあります。それは鉱区入札、
探鉱、生産、製油所、そしてパイプラインの開発事業です。
更には、鉱業、電気セクター、サブセクターへの参加機会というものもありま
す。
そして、2013 年中頃には次の段階の石油開発鉱区の発表があると予定されてお
ります。
日本政府及びウガンダ政府のパートナーシップのもと、能力開発、インフラ整
備、そしてフィージビリティ・スタディを実施する事によって、民間セクター
のウガンダにおける事業への参加というものが更に促されると言われておりま
-8-
す。
最後になりますが、ICEP 様、私の同僚の皆様、そして政府の方々に対して、こ
のセミナーの実現にご尽力頂いた事に対してお礼申し上げます。
ご参加の皆様、本セミナーが実り多きものになることを願って私のスピーチを
終えたいと思います。ご静聴有難うございました。
<司会>
ビリグア大使、どうも有難うございました。それではプログラムに沿ってプレ
ゼンテーションを進めます。はじめにカリイサ エネルギー・鉱物開発省次官
による「ウガンダの石油・天然ガス政策と展望」についてのご講演を賜りたい
と思います。次官、どうぞよろしくお願い致します。
(3)講演及び質疑応答
[講演-1]
フレドリック・カバガンベ-カリイサ
エネルギー・鉱物開発省次官
今日ご参加の大使の皆様、ICEP 寒河井会長、ご参加の皆様、またウガンダから
参加をしております私共の同僚にお礼申し上げます。最初に今日のセミナーを
手配して頂いた事について ICEP の皆様方に感謝をしたいと思います。私、今回
のセミナーは、ICEP と他の国との間で行われたセミナーの第 22 回目であり、ま
た同時に ICEP とアフリカ諸国との間で行われたセミナーの第 11 回目であると
いうふうに理解をしています。今日この栄えあるセミナーに参加できましたこ
とを非常に嬉しく思っていますし、これこそ私どもと皆様方、日本とウガンダ
の間の重大なパートナーシップの表れであると理解をしています。
今日の私どもの話でありますが、まず、2008 年に出来ましたウガンダにおける
石油とガスの政策についてお話をするという事で、具体的にはまず導入部の話
をしまして、それから政策の枠組みについて、また色々な組織横断的な課題と
なっているものは、どういった事なのかという事をお話した上で、課題につい
てまとめていきたいと思っています。
ウガンダの場所については皆様よくご存知であると思いますが、私どもの話の
スタート・ポイントとして、ウガンダの地理的な状況からお話をしたいと思い
-9-
ます。地図に示したようにウガンダは東アフリカに位置していまして、周辺は
ルワンダ、タンザニア、ケニア、スーダン、エチオピアに四方を囲まれていて、
だいたい赤道の近くに位置しております。
私どもの国の面積ですが、ここに書いてありますように 241,550 平方 km で、日
本の面積は 379,000 平方 km という事ですので、ウガンダは日本の 63%程の大き
さです。
人口は 3,400 万人で、GDP ですが現在 168 億米ドルという状況です。それから
GDP の伸び率は 3.4%で、奇しくも人口の増加率と同じパーセンテージになって
いる、という事を申し上げておかなくてはなりません。
もう一つ申し上げたい事は、ウガンダは東アフリカ共同体のハブ的な存在にな
っております。東アフリカ共同体は 5 カ国からなっておりまして、ウガンダの
他にはケニア、タンザニア、ブルンジ、ルワンダという国が加盟をしています。
人口全部を合わせますと、およそ 1 億 3,300 万人になります。実際に全部の国
の面積を合わせますと約 180 万平方 km になります。実際我々は共同市場を作っ
て、それから関税同盟をも設立しておりまして、予定としては来年単一通貨に
移行をするという計画を持っております。私どもウガンダのビジネスは、今申
し上げました枠組みの中で行なわれているという状況です。
ここでウガンダの国としての石油とガスの政策についてお話をしていきたいと
思います。この National Oil and Gas Policy、NOGP と呼んでおりますが、ま
ず私どもの国の石油とガスの指針的なガイダンスとなる文章になっています。
このポリシーを策定するに当たりまして様々な石油とガスにまつわる課題を検
討して、それに反映させています。具体的には探鉱、開発、生産、それから資
源の利用です。2006 年の商業的埋蔵量の発見以来、検討してここに盛り込んで
きたわけです。
今回の国としてのオイルとガスのポリシーが出来る前に存在をしていた政策で
すが、Energy Policy と言われるものでした。これは 2002 年に出来たものです
が、この中でうたわれていた問題というのは三つの点しかなかったわけです。
具体的には、石油・ガス分野における能力開発を行なっていくということ、そ
れと制度の開発。それともう一つは地質学的、あるいは地球物理学的、地球科
学的なデータを取得する事によって、投資を促進して、投資をする石油会社を
呼び込もうという事が第二点。そして第三点目は実際に合意された作業プログ
- 10 -
ラム、あるいはその予算、また環境という点について、きちんとコンプライア
ンスが取れているかをモニターしていくという、三つの点が、以前のエネルギ
ーポリシーではうたわれていました。ところが実際に石油が発見されて以来、
新しい問題が色々と出てきました。政府としてはそういった新しい点を考えた
場合に、やはり従前とは違った新しい政策が必要なのではないかという結論に
達して、今回お話をしております新しい政策が策定されたという経過を辿って
まいりました。
ではこの政策の枠組みについて、指針となるような考え方、原理原則がどうい
ったものがあるのか、政府としては次のような原則に基づいて政策を考えてお
ります。まず、最初の原則ですが、やはり石油ガス資源は無限のものではない、
永続的に続くものではない。ところが社会に対して大きな影響を与えるもので
あるという事をまず考えるという事です。もう一つは有限な資源であるが故に、
効率的にそれを使わなければならないということで、効率的な資源管理が第二
点です。それと三番目は透明性と説明責任、例えばステークホルダー(権益保
有者)の関係確認情報をきちんとした形で皆さんに提供するという事を含めた
透明性と説明責任が三つ目の指針です。
更に他の指針として私どもがうたっておりますのが、競争と生産性という事で
す。やはり今回の石油・ガス開発企業の方に来ていただいての石油ガス開発、
競争原理に基づくものであると。これは例えば、生産等に必要な資材と役務の
購入に関しても、生産性を考えて競争を確保した上で行っていくというのが、
一つの指針になっています。もう一つキーとなる重要な点ですが、環境の保護
です。私どもの石油が発見された場所のほとんどが国立公園の域内にあり、環
境を保護しなければいけない。また、生物の多様性を保存していかなければな
らないという地域にあるので、環境保護と生物多様性は非常に重要な要素にな
っています。それともう一つ重要なのは、協力の精神です。全てのステークホ
ルダー、利害関係者、また、国境を接している他の国との関係もあります。ル
ワンダ、DRC コンゴといったところがその例ですが、そういった国々とも協力を
しなくてはならない、協力の精神が重要な要素です。もう一つは、特に政府の
人間、また民間の人達を含めた能力開発、それから制度開発が政策をまとめる
上での原則として考えている要素です。
今申し上げました原則に基づいて政策を考えました。その政策要素の集合体と
して、国としての政策目標が打ち立てられました。実際にどのようにして私ど
もの国の石油資源を使っていけばいいのか、という事をハイレベルでまとめた
- 11 -
ものが、この政策のゴールとなっています。具体的に言うと、この国の石油と
ガスの資源を使って、早い段階で貧困の撲滅をはかり、社会に対して永続的な
価値を創造することに貢献する、というのが目標になっています。かいつまん
で申し上げますと、私どもの石油資源の使い方としては、まず一時的な目的は、
国民の生活水準を向上させて、貧困から脱却するという事と同時に、永続的な
便益、利益を国民に与えるという事です。具体的に言えばインフラです。知識
も含めて、あるいはエネルギー資源等の制度、インフラを作って将来何世代に
もわたる国民の皆さんに享受して頂く事です。ある歴史の一時点で私どもの国
で石油が発見され、それを使って様々な利益が実現され、それが何世代もの先
の国民にも使って頂く、享受して頂くことがひとえに私どもの政策のゴールに
なるのです。
このゴールですが、私どもの国に投資をして下さるであろう投資家の皆様にと
っても非常に重要なものです。実際に皆様が私どもの国で投資をして頂くおか
げで、私ども国民の生活が向上して貧困から脱却ができて、様々な便益が国民
に与えられる事になる、という事を理解して頂くことが重要です。政策のゴー
ルは、10 の具体的な目標からなっておりますが、今一番下に書いてありますウ
ェブサイトにアクセスして頂きますと、政策が載っておりますので是非ご参照
していただきたいと思います。いくつか私のほうでプリントアウト致しまして
ICEPの皆様にお渡ししていますが、それが手に入らない方は是非サイトにアク
セスして頂いて、参考にして頂きたいと思っています。
具体的に私どもの政策目的がどういったものであるかを総合的に言いますと、
私どもの国民に永続的な便益、利益を与えるという事が根本的精神になってい
ます。具体的に、最初の対象ですが、鉱区のライセンシングをする、ライセン
ス付与について、効率性を確実に担保していくという事です。何故こういう事
を言っているかと申しますと、過去私どもの国でライセンスを発行する際には、
競争原理に基づいた形ではなかったわけです。まだまだ私どもも現実的にわか
らない事がありましたので、早い者勝ちと言う事で競争原理が無かった。です
から効率的な活動がなかなかできなかったという事です。現在ではそれを競争
的な環境で行っていくという事で、出来るだけ効率的にライセンシングをやっ
ていこうというのが一つの考え方です。
実際に 2 番と 3 番は、探鉱と生産に関しての事です。まず私どもの国の資源を
探鉱して生産をして頂くという事ですが、やはり出来るだけ私どもの埋蔵量を
効率的に管理して、可能性を出来るだけ把握して、それを使っていく、効率的
- 12 -
に生産していく、最大限にそれを利用していくといった観点です。しかもでき
るだけコストを下げてやっていく、というのが一つのポイントになっています。
もう一つ重要なのが、実際、石油とガスのリソースを価値のある形で使ってい
く事をより促進させていく事です。もう一つは輸送です。パイプラインを含め
て、適切な輸送手段で行っていくという事です。つまり石油とガスの価値のあ
る利用、適切な輸送手段ということになります。
もう一つ重要なのは、正しい形で収入、歳入、回収をしていくという事です。
私どもでそれを元にしてファンド(基金)を作って、その基金を使う事によっ
て色々なインフラの整備、また、知識を使った様々なプロジェクトの実行に当
てていくという、正しい収入の使い方を確実に行っていくというのが、もう一
つの大切な目的です。
この目的の他の部分ですが、まずは国の参加を促すという事です。実際に操業
が行われている所でのウガンダ人のスキルを高めていく、という要素が折り込
まれています。これは何かと言いますと、開発企業の方々がウガンダに来て探
鉱、あるいは生産をする際にはウガンダ人達にも利益の享受があるような運営
をしていくという事です。これは何かと言いますと、様々な訓練等を実施し、
知識や技術の移行がウガンダに対し確実に行われるという事です。
最後の部分になりますが、更には環境保護というものも目的としています。全
ての活動は環境及び生物多様性の保全を念頭に、確実に行われるという事です。
なぜなら、先ほども申しましたように、この石油開発エリアというのが非常に
影響を受けやすい生態系になっているからです。ですから全ての活動の前には、
環境アセスメントを十分に行うという事、そして更には実際の操業が開始して
からの廃棄物処理の管理というものも、きちんとした計画を立てて行うという
事が求められるわけです。そして最後の部分になりますが、全てのステークホ
ルダー、これは国内・国外そして近隣諸国のステークホルダー、全員が利益を
享受出来るようにしていく、という事が盛り込まれています。
先ほども申し上げましたが、政策に関しましては私どものウェブサイト上に掲
載をしていますので、是非ご参照いただきたいのですが、この政策導入には戦
略というものも伴っています。そちらのほうもご覧頂ければと思っています。
次ですが、これらの石油とガスの事業開発というのは、他のセクターにも非常
- 13 -
に重大な影響を与える事柄です。それはプラスの影響もあれば、マイナスの影
響もあります。例えば、国内の状況を見ていきますと、今その土地の取得、あ
るいは土地の利用という部分の課題というものもあります。石油を発見した事
によって、土地の取得を求める人々の流入が非常に多くなっています。石油の
発見というのは国の経済においてはプラスの影響になるわけですが、その過程
というものをきちんと計画立てて実施していかなければ、マイナスの影響も出
てきます。その土地に住んでいた人々の住居をどうするのか、きちんとしなけ
れば住民にとってはマイナスの影響になります。
しかしながら、石油の開発というものは、多くのキャッシュをもたらすという
事で、国の財政あるいは金融セクターにおいてはプラスになりますし、国際収
支上においても今はマイナスだけれど、それが改善されるという事になり、こ
れはプラスの影響をもたらすといえるでしょう。そしてまた石油の開発という
のは他の産業にも影響を与えていきます。この他の産業の発展に寄与すると見
ておりますので、国全体の経済が底上げされるという事で、これはプラスの影
響です。しかしながら、その一方で例えば国民全員が石油事業に従事してしま
う、という事になりますと、農業を行う者がいなくなってしまう、これはマイ
ナスの影響になりますので、回避しなければいけませんし、また漁業において
も、漁業に携わっていた者が全て石油のセクターに行ってしまうと漁業が絶え
てしまう、という事でマイナスになるので、それも回避しなければいけないと
いう事があげられます。
まとめますと、他のセクター、そして国全体の経済に影響を与えるからこそ、
それぞれのプラスとマイナスの影響のバランスを取っていく事が必要になって
くるということです。
更にこういった開発というのはエネルギー・鉱物開発省としては、社会的な影
響も与えると見ています。まずは人口の分布にも影響を与えます。石油・ガス
の開発が行われる所に人々の流入が集中していくのでは、人口分布にも変化が
生じるのではないか、そしてそれによってエネルギーがきちんと国全体的に提
供がされるように担保していかなければいけない、という事があげられていま
す。またこういった石油・ガスの開発事業が促進されればされるほど、雇用機
会の喪失というものも増えてくるわけですが、きちんと雇用がウガンダ国民に
とっても利益が享受されるものなのか、という事を確実にしていかなければい
けません。そして更には先ほども申し上げましたが、環境を保全・保護をして
いかなければいけない。そして人々の健康に関しても、例えば HIV エイズのよ
- 14 -
うな病が急激に広がらないように、何故なら人々の流出入が激しくなることに
よって、エイズだけではなく他の感染症が広がり、エピデミックになっていく
ような事がないように、きちんと公衆衛生の確立をしていかなければいけない、
という事があげられています。
最後の部分になりますが、石油・ガスのセクターに関して政府、そしてパート
ナーが様々な課題に直面しています。一つ目としてあげるのが、まず全てのス
テークホルダーがこういった開発の特徴を、きちんと理解していく必要がある
という事です。それは何かと言いますと、こういったセクターは非常に長期的
なものであり、資本集約的な事業であり、そして非常に高度な技術を要すると
いう事です。ですから今日探鉱をして明日石油を発見して、すぐに生産に移る
ことが出来るというセクターではない、というものです。
ウガンダにおいては、ここ 3 年から 5 年の間にこういった石油・ガスの開発事
業において、15 億米ドル程を支出してきていますが、それは今日、そして明日
すぐに結果が出るというものではないという事を示しているかと思います。そ
して、ここの部分をきちんと理解をしてもらう、すぐに利益を得られる、すぐ
に運営が出来るという期待に反するような事柄が起きたとしても、それは長期
的に見て起こり得る事だという事も理解をして参入して頂きたいという事です。
ですから、これは政府に対しても、民間セクターに対しても教育が必要になっ
てくるという事です。
そして次に申し上げるのが、政府そして民間セクターにおける能力開発という
ものが更に必要になっていくという事です。そして三つ目にあげられるのが、
NGO 関連において課題があるという事です。NGO の活動の中には、政府が提案す
る様々なプログラムに抵抗したほうが良い、というふうに促しているものもあ
るからです。例えば石油・ガスの開発事業においても、それには抵抗するよう
に促す活動もあります。石油やガスというのは開発されれば人々の暮らしに利
益をもたらすのですが、そういった抵抗によって開発が進まなければ、生産が
出来なければ、利益ももたらせられないのだという事を伝えていく必要も出て
きます。そして最後の点というのが、やはり様々な関係する法律をきちんと制
定していくという事です。今現在もまさに議会でこの関連法案が審議されてい
るわけですが、この事業、そして石油・ガスのセクターが更に前に進んでいく
為には関連する法律の制定が必要になってきます。そして近々我が国におきま
しても、こういった必要とされる法律がきちんと制定されることになります。
- 15 -
最後、結論の部分になりますが、この National Oil and Gas Policy というの
は、石油そしてガスといった資源の開発指針となる、そして指導していく重要
な政策です。そして石油・ガス産業のガバナンスにとっても非常に重要なベン
チマーク的な存在になるものです。そして投資家にとっても政府がどういった
考えを持って、何を行ってほしいのかという事を伝えるものにもなります。先
ほども言いましたように、これは審議中であり、政府は近々この制定をし、施
行していくという事になっています。そして全てのステークホルダーに対して
も石油・ガス開発はウガンダのみならず、ウガンダ国外の人々にとっても利益
をもたらすものである、という事を再度お伝えしまして、私の発表とさせて頂
きます。ご静聴有難うございました。
<司会>
カリイサ次官、大変有難うございました。お国の石油・天然ガスの政策、ある
いはその展望という事で、原理原則、目標、そしてその影響、更には今現在行
われております法改正でございますが、その課題といった事についても言及し
て頂きました。大変分かりやすくご説明頂きまして有難うございました。
ところで、カリイサ次官には大変厳しいお願いがございます。テーマの 2 番目
になりますが、
「石油天然ガス上流部門の法制及びモデル契約」を引き続きご講
演頂きたいと思います。最初のプレゼンテーションに敷衍しまして、現在まさ
に国会に上程され議論されています法律や現行のモデル契約についてご講演を
賜りたいと思います。
[講演-2]
フレドリック・カバガンベ-カリイサ
エネルギー・鉱物開発省次官
有難うございます。引き続き準備は出来ていますので、もう一つの話をしてい
きたいと思います。先ほどお話をしました政策に基づいて、法的な枠組みはど
うなっているのかということを、既存の法律、それから現在議会に上程されて
審議中であります新しい法案についてお話をしていきたいと思っています。そ
れからモデル契約についてお話をして、結論といった構成でお話をしていきた
いと思っています。
皆様方がウガンダに来て頂いて、石油とガスの分野で仕事をして頂くという場
合には、次に述べます五つの法令や規制等に注目して頂かなければならないと
- 16 -
いう事になっています。まず五つの内の最初のものですが、これはウガンダ共
和国の憲法でありまして、1995 年に発布されて以来、いくつか改定を経てきた
憲法です。もう一つが、石油法(Petroleum Act)、これは 1985 年のものです。
もう一つ、ウガンダにおける法律にもなっているわけですが、これは 2000 年に
改定されたものです。
それと、今回実際に探鉱・操業を規制する石油関連の規制ということで、これ
は 1993 年のものなのですが、この石油操業規則が日々の探鉱活動等を規制する
ものになっています。それと 4 番目が PSA(Production Sharing Arrangement)。
その四つに加えまして、様々な他の法令、またはガイドラインにも遵守して頂
く必要があります。具体的には環境、それから水の関係、野生生物、それから
所得税、土地等です。こういったものが実際に投資家の人達に遵守して頂かな
ければならない石油・ガス関連の法律、規制という事です。
ここで一つ重要な事は、所有権はどこにあるのか、私どもの石油資源は誰の所
有になるのかという事なのですが、これは、結論は国の所有であるということ
です。実際にウガンダの憲法が規定している内容ですが、石油とガスの資源は
ウガンダ共和国代表としての政府に与えられているという規定になっています。
つまり、この資源に関しては政府がコントロールするという性質のものであり、
まさにこの点について、昨日今日にかけて議会で様々な論争が行われているも
のです。国民の代表としての国が所有権を持つという事、それに関して様々な
議論が国会で行われてきているわけですが、あくまでも憲法の規定上、政府は
国の資源のカストディアン、守護者であるという位置づけになっています。実
際に国民の集合体としての政府ということです。これを条項にするというのは
非常に難しい点があると思います。そういった意味でこれを変える事は非常に
難しいわけですが、現在のところは政府、国に付与されているという状況です。
次の内容ですが、更に憲法の規定によれば、石油及び鉱物資源の両方に関して
ですが、探鉱とその利用とを規制するための法律を作る権限が議会に与えられ
ている、という規定になっています。先ほど申しましたように憲法の規定とし
て、政府はウガンダ共和国の代表として、資源の所有権が与えられているとい
う憲法の規定なのですが、実際にそれに関して探鉱活動、生産活動、それから
開発活動がその精神に則る形で行われているかどうかを規制する為の法律を作
る、そういった機能が議会に与えられている。これが憲法のもう一つの規定に
なっています。
- 17 -
今度は、そういった法の精神に基づいた制度的な枠組みはどうなっているか、
ということなのですが、規定によりますとエネルギー・鉱物開発省の傘下にあ
ります石油探鉱生産局 PEPD と呼んでおりますが、そこがこのセクターの促進、
それからライセンシング、規制、それから監督全般の役割を担う、という法律
になっています。今後はこの仕組み、制度的なものは変わっていくという事に
なります。
この石油法の条項ですが、特にここで規定されている事で、実際に投資家と政
府は契約を結ぶことができるという規定になっています。ここでは、石油開発
のプロジェクト、これは長い目で見たものになるという事ですので、当然長い
間の契約が付与されなければならないと、そういった考え方に基づいたもので
あります。つまり、この法律条項の規定に基づいて、政府は投資家と契約をし
て、合意に基づいて、実際にどのような形でライセンスが適用、付与されるの
か、どういった条件で操業、探鉱開発が行われるべきなのか、そういったこと
がこの条文の中で規定されているという事です。つまり、この法律の条文に従
って、まず政府としては契約を結ぶことができるという考え方です。
先ほどと同じ法律ですが、1985 年の石油探鉱生産法ですが、具体的に会社に対
してどのような形でライセンスが発行されるのかという事が規定されています。
現在のところ、ライセンスを付与するのはエネルギー・鉱物開発大臣になって
います。条件をきちんと満たした申請に基づいて大臣がライセンスを発行する
という事になっています。ここの条文によりますと、更に大臣としてはライセ
ンスを付与する際に、技術的な点に関しては石油探鉱生産局からの支援を得て
決定をするという事になっています。
そのライセンスですが、二つのタイプのライセンスがありまして、まず 8 年の
探鉱ライセンス。この 8 年間は最初の 4 年、更に更新して 2 年・2 年という事で
す。そして探鉱が終わりまして、石油が発見されたという事であれば、今度は
その商業的な発見に基づいての生産ライセンスが発行されます。
特に探鉱ライセンスに関しては、ワークプログラムが規定されていまして、そ
れにライセンスシーがコミットするという形になっています。更に技術的なこ
とに加えまして、財務的な規定が法律では定められています。まずライセンス
に関しては、少額ではありますが年間フィーを払うという事が規定されていま
すし、実際に石油が発見されて生産に移った段階で、ロイヤリティの支払いが
発生するという事です。更にコンプライアンス、実際に同意された条件通りに
- 18 -
作業をするかどうか、それを担保する為に、例えば保証金の規定もあります。
そういった支払が遅れた場合にはこういったペナルティの支払が発生する、と
いう事も盛り込まれています。更にサイン・ボーナスという支払も法律の中で
規定されています。
それから今度は、その投資家、ライセンシーに対して、優遇策が法律の規定と
して明記されています。まず、占有権(exclusive right)についてのインセン
ティブということですが、実際に探鉱ライセンスが下りて、探鉱活動を行い、
そこで実際に石油が発見されるということになると、そのライセンス自体は剥
奪されることはありません。つまり、実際にその探鉱ライセンスを持って、そ
こで石油が発見された段階では、自動的にそのライセンス所有者として、占有
的に生産ライセンスを申請することができます。そういった権利が与えられま
すので、他の誰かによって、そのライセンスが剥奪されることはその時点でお
こりません。自動的に生産ライセンスを申請する権利が与えられるというのが、
法律で規定されたインセンティブになっています。
もう一つのインセンティブですが、これはライセンシー、ライセンスが付与さ
れる可能性のある会社が政府と柔軟性を持った形で交渉ができるということで
す。つまり条件についての交渉余地があるということです。例えば、ロイヤリ
ティの支払についても、これは先ほど申しましたように、法律に規定があるに
も関わらず、まず政府とどのレベルのロイヤリティにするのか交渉できること
になっています。また、石油が見つかった場合、石油の配分をどうするのか、
どのようにシェアするのかということも交渉できます。国内あるいは国際的な
仲裁についても、どのような形になるのかという交渉ができるということ。ま
た法律が変わった場合に条件はどうなるのかなど、そういった様々なことにつ
いて、まずライセンシーあるいはライセンシーになれる可能性がある人と政府
が交渉をフレキシブルに出来るということになっています。これは一つのイン
センティブであります。
今申し上げましたこの法律の内容ですが、これはあくまでも既存の今の現行の
法律の内容ということでお話を致しました。それに基づいて様々な課題が出て
来ています。それを盛り込んだ形で、現在新しい法案を議会で審議中だという
お話を致しましたが、具体的には二つの法案が現在議会に上程されており、今
審議中の状況になっています。その内の一つが上流についての法案です。具体
的には、これは探鉱・生産についての法案です。もう一つが中流についての法
案です。具体的には、精製、ガス転換、輸送についてのもの法案です。しかし
- 19 -
ながら,実はもう一つ法案があり、実際に歳入の管理をどうするのかという法
案ですが、この 3 番目の法案はまだ議会には提出されていない状況です。現在
議会で審議中の法案はこの上流と中流の二つの法案です。
先ほど言いましたように、現行の法律に基づいた状況では、まず大臣が免許を
付与する権利を持っているわけであり、実際の規制、様々なプロモーション等
に関しては、石油の探鉱生産局が行っている状況でした。新しい法案の中では、
そういった制度の殆んどが、そのまま移行するわけですが、ただ新しい制度的
な枠組みとして、権限の割り振りを再構築しようということで新しい法案が現
在考えられています。つまり、その Directorate of Petroleum(石油局)とい
うものを大臣官房の下に作りまして、そこがまずライセンスを付与して、様々
なプロモーションを行っていくということです。更に、実際にライセンスが与
えられたライセンシーの方で、どういった作業をするのか規制をしていく、モ
ニターをしていくために、Petroleum Authority of Uganda、ウガンダ石油庁と
いうものを設立致します。
今 後 は 国 と し て も 石 油 の 生 産 活 動 に 参 加 す る と い う こ と に 鑑 み て 、 The
National Oil Company、国営の石油会社ですが、これを設立して商業的な局面
に対応していくということです。つまり、大臣が実際に権限でライセンスを発
行するということで、当然行っていく訳ですが、あくまでもそれは Directorate
of Petroleum が実務を行います。そして、監視に関しては Public Authority が
行い、商業的側面に関しては国営石油会社が行なう。そういった役割分担とい
うのが、新しい法案の要点になっています。
一つ、この新しい制度で重要なことは、大臣がライセンスを与える決定をする
時にも、その当該大臣一人の判断で行うのではなくて、内閣の承認を得た上で
ライセンスを与えることになっています。つまり、閣議で承認を得られなけれ
ば、エネルギー・鉱物開発大臣としてもライセンスの発行は出来ません。つま
り、内閣全員の了解を得た上でライセンスが付与されます。
その点が現在議会で争点となり、議論が行われているわけであります。議会と
しては実際にライセンスを付与する過程にも議会として参画したいということ
を主張しています。それに対して政府の方は、いやあくまでもライセンスを発
行するのは行政府の仕事であって、議会は法律を作るのが仕事であるというこ
とで、論議が行われています。私としては、この問題は前向きの方法で解決す
ると思っています。つまり、あくまでも行政府としてライセンスを発行して、
- 20 -
議会はそれを規制するための法律を作るという形で決着するであろうと考えて
います。
新しい法案ではライセンシングに関して変更点があり、実際に探鉱するところ
だけではなくて、Reconnaissance、調査だけをしようという場合ですが、そう
いった人達のために偵察許可証というものが発行されるということになりまし
た。これが昔のものとは若干違ったところです。もう一つの変更点はライセン
ス期間の長さです。前は現行 8 年間であったのが 6 年に短縮されるということ
で、まず最初の 2 年、それから 2 年・2 年ということで更新される。これは一つ
には、今までの経験に基づいてリスクを下げるということで 6 年に短縮されて
います。
今度は生産ライセンスですが、新しい法案の下では 20 年を超えないということ
が一つの変更です。これもリスクを下げるという観点から、地質的な事も考え
て 20 年にしたということです。更に 5 年間の更新が可能になっています。もう
一つの変更点ですが、以前の制度に基づけば、実際にライセンスを受ける側と
しても、先に来た人からライセンスを出すという早いもの勝ちでしたが、この
新しい法案の考え方に基づいて、オープンで競争的なことでライセンスを発行
します。そして全く申請がなかった場合には最後の手段として、直接申請とい
うものが、実際例外的な環境においては認められます。こういった事が新しい
法案においての変更点です。
残りのスライドを早く説明して行きたいと思います。今までの話では、他の要
素として挙げられることは、ライセンシーに対してワークプログラムにコミッ
トをするということが挙げられています。これは何かと言いますと、こういっ
た石油・ガスの事業に参画する企業というのはワークプログラムを作成し、そ
れを遂行するための予算を付けていかなければいけないと義務付けられていま
す。また、石油の価格付けに関しては、以前は交渉に基づいて価格が付けられ
ていたわけですが、今度の法律改正においては統一的な基準を設けて、価格を
決めるということになっています。従って、個人ベース、個々ベースの交渉余
地はなくなります。更には国の参画に関してですが、これは法律の下、常に国
は参画するということが定められていますので、このことに関しても、交渉の
余地はないということになります。そして更には、国の全ての資源開発という
ことですが、事業を遂行するライセンシー、コントラクター、サブコントラク
ター全てにおいて、ウガンダ国内にある物品や製品の使用を優先的に行わなけ
ればいけないということです。これはもちろん、それら国内のものが最低基準
- 21 -
に見合ったものであるものということになります。
人材採用、訓練に関してもウガンダ人の採用や、どのような訓練・トレーニン
グを提供するべきなのかということが定められています。更には健康、安全性、
環境に関しても定めることになり、ここで強調しているのは、このライセンシ
ー、コントラクター、サブコントラクターそれぞれが高いレベルの安全基準を
設けて操業しなければいけないということに加えて、その環境保全・保護にも
注目していかなければいけないということが定められています。そして、最後
に、廃坑ですが、これはきちんとした廃坑計画というものをライセンシーが当
局に提出しなければいけません。また廃坑のための基金を設けなければいけな
いということも定められています。
次にモデル契約の話に進めたいと思います。基本的にこのモデル契約というの
は 3 つの要素を含んでいます。まず第 1 には、前にも述べたかと思いますが、
このモデル契約と言うものは交渉の下に作られるということです。要は、こち
ら側がどういった意図を持っていて、何をしようとしているのかを伝えて、お
互いに把握するということにも使われます。また、このモデル契約というのは、
例えばワークプログラムと、それに対する支出の交渉にも使われます。その担
当するエリアにおいて、どういったプログラムを作っていくかということです
から、その内容がどういったもので、何年かけるかということが含まれます。
体系立てて示すもので、ガイダンスになるものです。
このモデル契約の主要な要素ですが、まずライセンシーの代表者から成る諮問
委員会というものを設立します。この委員会は定期的に集まり、ワークプログ
ラムの進捗状況、予算の使われ方がどのように推移しているのか、どういった
ものが既に完了しているか等の確認をとり合います。そして次に、このロイヤ
リティの要素がありますが、この表でも示されているように、生産レベルが低
い時には政府に支払われるロイヤリティも少ないということです。逆に、この
生産量が高まれば、ロイヤリティも高くなって来るということです。
ですから、例えば 1 日当り 2,500 バレル以下であればロイヤリティは 5%、しか
しながら、7,500 バレルに上がればロイヤリティも 12.5%になるという構図に
なっています。ですから強調したいのは、生産量が低ければロイヤリティも低
い、高まればロイヤリティも高くなるということです。この原則はコストの面
でも同じことが言えます。
- 22 -
PSA のコスト配分に関してですが、こちらも生産量が少なければ政府が支払うコ
ストはライセンシーよりも少なくなります。逆に生産量が高まってくれば、政
府側のコストの負担というものも高まってくるということです。この背景にあ
るのは生産量が少ない時には、まだコストが割高であるということが言えるか
らです。しかし、一旦生産量が高まり、その全ての当事者が満足するような状
態になれば、このコストの支払の差というものも縮まって来て、政府側も公平
なコストの支払をするということになります。
最後になりますが、この The National Oil and Gas Policy というものはウガ
ンダの石油・ガスセクターにおいて、指針となるようなものです。そして現行
法の枠組みが、先ほどからお話しているように、現在審議され、構造の改定等
が行われるわけですが、基本的な制度の姿勢というものは、従前のものとは変
わらないということをお伝えしたいと思います。ですから、この従前の制度の
下に投資を行なってきた投資家の皆様に対しても、この新しい改定が行われて
も、全体的な姿勢というのは変わりません。以上で私の発表と致します。ご清
聴有難うございました。
<司会>
大変有難うございました。本日の三つ目のテーマです。上流部門の最後のプレ
ゼンテーションになります。マリンガ副コミッショナーに「ウガンダの地質と
探鉱機会」についてご講演を頂きたいと思います。よろしくお願い致します。
[講演-3]
ハニー・マリンガ
ミッショナー
エネルギー・鉱物開発省地球物理担当アシスタントコ
大使の皆様、政府の高官の皆様、またご参加の皆様、企業からご参加の皆様有
難うございます。今日の私のプレゼンテーションということで、特にウガンダ
における上流の探鉱機会、またウガンダの地質学的な特徴について概略をお話
したいと思います。
始めます前に、今回このセミナーを企画手配して頂いた日本側の皆様、特に日
本政府の方や会社の方に、私達が今回日本に来てウガンダのことをお話するチ
ャンスを与えて頂いたことについて感謝致します。
私のプレゼンの概要ですが、まず始めに導入部ということでお話をして、それ
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からウガンダの地質についてお話を致します。それから若干、今までの経緯と
ライセンシングの状況がどうなっているのかということをお話します。これは
探鉱についてです。特に今集中して私達が作業している Albertine Graben(ア
ルバート・グラーベン)の堆積盆についての炭化水素の状況についてお話をす
るということ。それから資源のポテンシャルが、どのような状態であるのかと
いうことと、現在どのようなデータがあるのかということ、それから投資の機
会について、という順番でお話していきたいと思います。
我々は今何処にいるのかということで、こういった地質学的プロセスで区分さ
れているわけです。大陸のリフト、地溝帯が出来ている状況です。
こういったプロセスの中で、アフリカ大陸に対しての、いわゆる岩石圏の領域
を私ども同定してきました。こういった岩石圏ですが、例えば磁力、重力とい
った地球物理学のデータを扱うことによって特定して来ました。
アフリカ大陸では、始生代のクラトン(craton)と変動帯が混在しています。
また、原生代の歪みも存在しています。
この構造変形ですが、東アフリカに現在存在する歪みであります。
更に、歪んでいない(undeformed)連続した堆積盆が褶曲帯のネットワークの
間にそれぞれ連続して存在しています。
西アフリカの台地(Plateau)にそういったものが存在しています。今示したと
ころにもそれが存在するという状況です。
今示しました表にありますように、地溝帯リフトのシステムで様々なイベント
として起こっていたということが、表にまとめてあります。
これは東アフリカの地形を示していますが、まず北の Afar Dome という極隆部、
それから、East African Dome というものが存在しています。このドームは、リ
フト(rift)によって分けられています。
それぞれのドームの中に、例えば East African Dome の中には Kenya Dome です
とか、Kivu Dome というものが存在しています。
- 24 -
実際にこのエリアで、火山活動および堆積作用といったものは、それぞれのド
ームの位置によって変わってくる、コントロールされるという状況です。
この East African Dome ですが、Eastern Branch と Western Branch に分かれて
います。それぞれ今示したようなリフトによって分けられています。
東部の Eastern Branch の中には非常に広範囲に広がる火山帯があります。また、
リフトになる前のプレリフトの火山と非常に浅い湖が存在しています。
Western Branch には、東に比べて火山の数がかなり少ない状況になっています。
それから深部には、層状に複数の湖が存在していました。また根源岩も見られ
ます。
今お見せしていますのが、そういったことを基にしたウガンダの地質学的なマ
ップです。
ウガンダの Geology ですが、基本的に Basement Rock(基盤岩)が存在していま
す。片麻岩、花崗岩、珪岩です。
それから、リフト盆地があります。
それから緑色で示してあるところですが、いわゆる Volcanics(火山岩)です。
それが若干存在しています。
以上ウガンダの地質についてお話をしましたが、ここで私達が興味を持ちます
のが堆積盆です。ウガンダには 6 つの堆積盆が存在致します。
今示しましたところが最初の堆積盆でアルバート・グラーベンです。すぐ近く
にあるホイマ(Hoima) 堆積盆です。
それから Lake Wamala Basin があります。エルボン山とモロト山との間にある
今示した所が Kadam-Moroto Basin です。ビクトリア湖を中心として、その周辺
を含んだ所が Lake Victoria Basin です。
この 6 つの堆積盆の中で一番生産性が高いところで生産可能性があるのがアル
バート・グラーベンです。
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まずアルバート・グラーベンに関して、先ほど申しましたように、これは東ア
フリカ・リフト・システムの西側に延びているところの一番北に位置していま
す。
これは第三紀リフトの盆地であり、長さが 500km、幅が平均して 45km です。
このアルバート・グラーベンには graben と half graben が存在して、それぞれ
が accommodation zones によって分けられています。
最初のスライドで言いましたが、大陸が動いて大陸の伸張が起きているという
ことで、まず大陸の伸張が北西、それから南東の方向ということで、そういっ
た伸張が起きています。それに加えて、横ずれの方向でもあるということです。
アルバート・グラーベンは三つの領域に分割されています。今示しましたとこ
ろが、北のトレンドで、北北東-南南西の方向です。
今示しましたところが、中央部のトレンドで、北東-南西の方向です。
南のトレンドですが、方向性としては北のトレンドと同じ方向性になっていま
す。
それから、中央部の領域ですが、それは直角方向に拡大しています。それに対
して、北と南のエリアですが、斜め方向の拡大になっています。
では手短かに、これまでの探鉱経緯、歴史と現在のライセンシングの状況につ
いてお話します。
まず、私達が初期の探鉱努力が行われた時期と呼んでいる時期。1927 年~1945
年の間ですが、ここで油徴が報告されています。最初の井戸がここで 1937 年に
掘削されました。それと同時に他のエリアにおいての浅い井戸も掘削されまし
た。
1945 年~1980 年は停滞している時期で、まったく何も状況が動きませんでした。
第 2 次世界大戦後に政治的に不確実な情勢がありましたので、全く停滞した時
期でした。
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1980 年から現在にかけて、実際に近代的な探鉱が行われた状況です。
80 年以降、現在までのところ集中的にいろいろな努力がなされて、探鉱活動が
あった時期ですが、まず 83 年から 84 年にかけて、実際に空中磁力データが 1
万 5 千 km 取得されました。これはアルバート・グラーベンなのですが、その結
果 3 つのデポセンター(堆積中心部)が発見されたわけです。
1985 年に石油探鉱生産法が制定されました。1991 年に石油探鉱生産局が設立さ
れました。
1993 年に石油の探鉱生産をつかさどる規制が制定されました。
実際に、最初のライセンシングは 1997 年に付与されまして、98 年に震探、2D
のデータが取られました。2002 年から 2004 年にかけて、Turaco 坑井において
掘削が行われたという経緯であります。
そういった努力が実を結びまして、2006 年に遂に最初の発見がなされました。
今示しているのは、1983 年から 84 年にかけて、アルバート・グラーベンでとっ
た空中磁力データです。
92 年に湖と地上でもデータが取得され、今お見せしていますのが地上の磁力デ
ータです。
実際にこういったデータを使って私達の国に投資をして頂きたいということで、
お話をしているわけです。
アルバート・グラーベンの現在のライセンス状況がどうなっているかというこ
とですが、アルバート・グラーベン自体が現在 17 の探鉱鉱区に分けられていま
す。その内の五つに現在ライセンスが付与されている状況であります。ライセ
ンスを付与されているオペレーターの数は現在四つあります。TULLOW、TOTAL、
CNOOC、DOMINION の 4 社が現在ライセンスを受けています。これは、先ほどもお
話があったと思いますが、新しい法律が実際に制定されるまでは、新しいライ
センスの発行は現在止められている状況です。
- 27 -
それから今後ですが、新しい法律が制定された後、我々の方で是非プロモート
して行きたいと思っていますところは、先ほど白で示したところです。色付き
のところは現在ライセンスが与えられているところです。白抜きのところが今
後ライセンシングの可能性があるところで、我々の方でプロモートして行きた
いと思っています。
では、アルバート・グラーベンにおける炭化水素の状況はどうなっているかと
いうことですが、まず白亜紀後期ですが、これは Koki Cycle と呼んでいますが、
この白亜紀後期の Koki Cycle がおそらく古第三紀に隆起したのではないかと思
っています。その場所ですが、アルバート湖近くで北東から南西方向の地域的
な軸に沿って、隆起したと考えられています。
先ほどのスライドで申しましたように、幾つかの盆地がありまして、同じ軸が
おそらく第三紀の中ほどの時期に活発化したのでないか、というように考えて
います。
ほとんどのリフトは第三紀の後期の後に起こったと考えられています。
そういった一連のプロセスの中で、アルバート・グラーベン自体が多くの盆地、
あるいはサブ盆地に分割されたということです。
この左に示されているものですが、私ども自身の磁力・重力のデータを使って
作ったものです。震探を行う前に我々が得たデータを基にして作ったものです。
左のものはあくまでも我々が考えたもの、解釈に過ぎなかったものですが、実
際に震探を行った結果、実際に傾斜の逆転ですとか、断層ブロックですとか、
そういったものが見つかったというもので、右が実際の震探で分ったというこ
とです。
実際の新生代の頁岩・泥岩ですが、根源岩が出来たわけです。この根源岩は
Kasande 層というものです。
では Kasande 層とは何なのかというと、非常に質の高い、河川と湖に由来する、
熟成した根源岩であり、これはタイプ 1 とタイプ 3 のケロジェン(Kerogen)であ
ります。
- 28 -
この原油の性質ですが、API で 30~33.8 度ということで軽質です。
この写真ですが、Parra での油徴です。Kaiso-Tonya の頁岩です。
実際に、いままでの重力データを基にして、まずトラップの状況が分ってきま
した。グラーベンの堆積構造は基盤岩に関連したものであるということです。
そして、こちらのデータを再処理した結果、この重力異常によって幾つかの構
造が新たに現れました。それが赤の部分で、先ほど示した部分になります。
こちらに示したように、震探断面図でマッピングされています。
ここに示されているように、傾斜した断層ブロックがあります。
そして場所によっては、回転したブロックもありますし、構造に断層があり、
更に圧縮もされています。
ある場所では、フラワー(Flower)構造が見受けられます。これはポジティブの
ものです。
そして、層位トラップが存在しているということもこちらで分ります。
貯留岩とシールに関してですが、先ほど申し上げましたように、湖そして河川
由来の堆積物があります。砂岩もここにあります。
そして、このアルバート・グラーベンの場所によっては、粘土岩の広がりもあ
ることが確認されています。
場所によっては、ここの写真で示しているように、100~200 メートルの厚さが
あります。
非常に高い浸透性と高い孔隙率をもっています。一番左の表がこの浸透性を示
しています。
こちらが典型的な検層ログです。これは channel-fill(河川堆積物)が分かれ
ている事を示しています。
- 29 -
そこから採取したコアがこのようなものです。
Cross bedding(斜交層理)がここで見られます。油層として非常に良い特徴で
す。
地球科学的は観点から見て、様々な解析が行われています。それらの解析で分
ったことは、これが湖由来の根源岩であるということ。藻類のタイプ 1 にプラ
ス植物が混入されているということです。
更には低~中程度に熟成した根源岩であるということ。様々な部分で、同定を
行うことができましたので、複数の根源岩があることがわかりました。
では次に資源の可能性についてですが、油田の評価は既にされています。
最初の発見は Mputa 試掘井で 2006 年になされました。
Nzizi-2 の試験では、メタンガスが産出しています。Mputa-3 も試験済みで、原
油ガ産出しています。Waraga-1 も試験済みで、その流量です。Mputa-1 も試験
済みで、流量が 1 日当り 1,035 バレルでした。
これら全てで非常に商業量に見合った石油とガスが存在しているということの
確認が取れました。
この原油の比重ですが、30~34 度 API です。
この原油はスウィートであり、ワックス分が含まれ、流動点が 40 度となってい
ます。
そしてこのアルバート・グラーベンですが、非常に広大なエリアなので、まだ
その 4 割しか探鉱がされていませんが、20 の発見がされています。
この 20 の発見により、35 億バレル相当の埋蔵量(原始)があるということが確
認されています。発見がなされた部分が、黄緑色で示されています。
更には、50 以上のプロスペクトが同定されています。複数のリードがあります。
- 30 -
そして、法律改正がされ施行されれば、このリードに対するライセンスという
ものも付与される予定です。
そして、今までお話してきたデータ全てがデータルームにおいて保存されてい
ます。
その内容ですが、2 万平方 km 以上の地質学的な地表調査のマッピングが含まれ
ています。
16,560km に及ぶ空中磁気および空中重力の調査結果も含まれます。10,500km の
地上と湖の重力・磁気データも含まれています。
また、2 次元と 3 次元の地震探鉱データも含まれています。
また、坑井データも含まれています。現在 81 の坑井があり、32 の試掘井、49
の評価井からなります。
次に投資機会に関してですが、今後新たな鉱区、既に権利が放棄された鉱区に
参画することが可能になっています。発見された油田の開発に参画することが
できます。
そして、オペレーター間で既存のライセンスにおけるジョイント・ベンチャー
あるいはファームインを行うことも可能です。
更には、上流のサブセクターにおきましては、コンサルタント・サービスある
いはラボの解析サービスというものを提供して頂ける機会もあります。
また、私どもの石油は、品質が高いわけですが、更にこの産業を前に進めるた
めには、高度な技術が必要とされていますので、そういった技術を提供して頂
ける機会もあります。
結論の前ですが、1997 年以来参画頂いている企業では、合計で 15 億米ドル以上
の投資を既に行なっています。この投資というのはデータの収集、取得に使わ
れ、地震探鉱および掘削にも費やされました。
- 31 -
この投資額なのですが、今示したグラフで分るように、右肩上がりになってい
ます。皆様にもこちらにご参画頂いて、この表が更に右肩上がりになることを
願っています。
そして結論です。まずウガンダにおきましては、商業量の石油埋蔵量が確認さ
れています。
20 の発見が既になされ、そして評価プログラムが現在進行中です。そして近々、
実際の生産に移行する予定です。
1998 年以来、15 億米ドル以上の投資がされてきており、開発段階においてはこ
れより多い金額の投資が予想されています。
それに加えて、もちろんこのサブセクターにおいても、数多くの投資機会が存
在しています。
ご清聴有難うございました。
<司会>
マリンガ副コミッショナー、プレゼンテーションを有難うございました。アル
バート・グラーベンを中心にしまして、地質データの分析、現在までに発見さ
れた油井、および今後のポテンシャルについても言及頂いたと思います。また、
日本の企業に対しまして、投資の機会ということについて言及頂きました。ど
うも有難うございました。
以上で石油、天然ガス上流部門への参入の機会ということで 3 本のプレゼンテ
ーションをお願い致しました。それではここで、ご列席の皆様方のご意見、ご
質問をお受け致したいと思います。尚、ご質問等を頂く場合には、所属先と名
前をお聞かせください。では、3 本のプレゼンテーション、プレゼンテーターに
対するご質問、ご意見をお受け致したいと思います。よろしく、どうぞお願い
致します。
質疑応答
<奥井氏>
私は奥井と申します。出光と申します民間の石油会社の石油技術者をしており
- 32 -
ます。マリンガさんに 2 つほど質問があります。
最初の質問は、優秀な根源岩層の厚さと熟成深度を教えてください。二つ目の
質問は貯留岩が結構浅いと思いますが、地震探査記録上に炭化水素を示すよう
なシグナルは見えるのでしょうか。
<マリンガ氏>
まずソースロックの深さと厚さですが、私のプレゼンの中でグラーベンの断面
をお見せしたと思います。実際、それは西側と東側では異なっているわけです。
また、セグメントのインターフィルですが、それも断面に沿った形になってい
ます。ある場合には、厚さが 200m 以上であります。また幾つかのケースでは、
根源岩の深さは 2km から 5km の深さです。非常に深いと考えられています場所
は湖の中央部ですので、そこのデータはありません。
貯留岩の浅い所ですが、そこで炭化水素の兆候があったかどうかということで
すが、兆候はあり、試験しました。震探データでそれがありましたので、それ
を使いました。
<奥井氏>
それは、フラット・スポットとか AVO とかいうものですか。
<カサンデ氏>
実際の根源岩の厚さですが、私どもが掘削した時には、根源岩があるところま
で掘削をすることをターゲットにしたわけではないので、根源岩の厚さがどの
くらいあるかというデータは持ち合わせていません。プレゼンテーションで言
いました厚さが 200m というのは貯留岩のことです。実際に震探をして、そこで
炭化水素の兆候があったかどうかということですが、全ての盆地が全て浅かっ
たというわけではありません。但し、震探の結果、兆候データがあったという
ことで掘削することにしたわけです。ブライト・スポットと呼ばれるときもあ
ります。
<司会>
有難うございました。他にご質問、ご意見をお受けしたいと思います。
<ICEP 鈴木理事長>
ICEP の鈴木でございます。次官に一点お聞きしたいのですが、二つのプレゼン
- 33 -
の中で、The National Oil Company の記述がありましたが、これはどういうフ
ァンクション、規模といいますか、どういうイメージをお持ちか教えて下さい。
<カリイサ次官>
鈴木さん、ご質問有難うございます。まず、この The National Oil Company の
機能ですが、プレゼンテーションの中でも述べたように、個々のどのライセン
ス契約においても、政府が参加する権利はあります。しかしながら、実際、政
府の権利というものが、今きちんとした状態で管理されていません。ですから、
例えばこの PSA などにおいて、政府の既得となっている権利を適切に今後管理
していくというのが、その機能になります。
今述べた機能というのは、ある意味では短期的な機能ですが、もう一つ短期的
な機能として申し上げられるのが、専門家の更なる育成です。この分野におけ
る知識を高めていくことであり、それを行なうことにより、この The National
Oil Company というのが、政府を代表して石油・ガスの商業分野における、例え
ば生産量増加の加速に貢献出来るようになっていくと考えられています。
そして中期的な機能としては、専門家あるいは専門知識を高めて行き、そして
国際的な多国籍企業などとのジョイト・ベンチャーを行なうという機能も果た
していく予定です。更には製油所の開発等にも携わっていき、機動力になって、
先頭に立っていくという役割を果たすことが見込まれています。規模ですが、
もちろん需要が高まっていくと共に、大きくなっていくというイメージを持っ
ています。ですから最初から凄く巨大な規模で始まるというわけではなく、小
規模から始まり徐々に大きくなっていくというイメージを持っています。
<司会>
よろしいでしょうか。他にご意見、コメント、ご質問はございますか。
それではここで一旦コーヒー・ブレイクとさせていただきます。
・・・・コーヒー・ブレイク・・・・
<司会>
ご列席の皆様、大変きついスケジュールを強いておりまして恐縮でございます。
それでは後半のセッションに入りたいと思います。
それではウガンダが取り組みを始めました「製油所建設に係る投資機会」に関
- 34 -
する講演をスタートさせたいと思います。カサンデ副コミッショナーよりご講
演頂きます。カサンデさん、どうぞよろしくお願い致します。
[講演-4]
ロバート・カサンデ エネルギー・鉱物開発省地質担当アシスタントコミ
ッショナー兼製油所事業マネージャー
ご列席の大使閣下の方々、ICEP 会長、ICEP の皆さん、ご参加の皆さん、これま
でのプレゼンテーションで、ウガンダにおける石油の可能性、資源があるとい
うお話、それから実際の法的な、制度的な状況について話が既にあったわけで
す。
そのプレゼンを受けまして、今回私の方ではそういったウガンダの石油資源を
どのようにして使って行けば良いのか、そういったことについての政府の計
画・戦略についてお話をしたいと思っています。
私のプレゼンは、最初に手短かに今回の背景をご紹介して、それから製油所の
開発計画がどういったものなのかという話をします。それから製油所以外の他
の重要なインフラ整備、特にパイプラインについて計画を話したいと思ってい
ます。それから実際、投資の機会、特に中流にどういった投資機会があるのか
ということをお話した上で結論、という順番で話をしていきたいと思います。
先ほどの話にもありましたように、ウガンダにおいて最初の商業レベルでの原
油が発見されたのが 2006 年だったわけです。それを受けまして、政府の方で国
家の石油・ガス政策、これを 2008 年に策定しまして、それを実現するための目
標の実行がなされているという状況です。
もう一回おさらいになりますが、そういった鍵となる目的の一つが実際の私ど
もの炭化水素の資源価値を実現する、有効活用するということです。
その目的に叶う形でウガンダ政府が 2010 年から 2011 年にかけて、ウガンダ国
内に製油所を作ることのフィージビリティ・スタディを行ったわけです。
製油所を作るという以外に他の手段も検討しました。実際に石油資源を回収し
て、それを市場に提供するということで、特にパイプラインを使って原油を輸
- 35 -
出する、そういった考えと比較をして、製油所プランの検討が行われた、評価
がされたわけです。
これはまた私のプレゼンの後半で詳細にご説明することになるわけですが、そ
ういったパイプラインを使って海岸まで石油を運ぶということと比べて、実際
この調査を行った結果、製油所を建設するということが、政府、国にとっても
より利益に叶うことである、という結論になったわけです。これに関しては、
この後お話をしたいと思います。
実際こういった新しいプロジェクト、産業をつくっていくため、様々な問題が
あるわけです。例えば環境もその中に入っていますが、先ほど次官から説明が
ありましたように、現在二つの法案が議会で審議中であるということです。そ
のうちの一つが実際に製油所と輸送、貯蔵をどういうふうにして行くか、それ
を定めた法案であります。それに関しては、私の同僚がまた後でご説明するこ
とになっています。
その法案の中身ですが、その中で製油所に関する所だけお話を致しますと、先
ほども話がありましたように、ウガンダは東アフリカ共同体の 5 カ国の加盟国
のうちの一つであるという事です。実際に 2008 年にこの五つの加盟国が、この
地域内で製油所建設をどうするのか、という戦略を立てたわけです。それに基
づきまして、実際、私どもの資源を域内でどのように有効活用するのか、とい
うことが話し合われたわけで、その戦略に基づいて今回の製油所の建設計画が
ある、ということです。
今、お示している地図で、緑の点がありますが、アフリカにおける製油所の位
置を示しています。お分かりのように、北アフリカのマグレブ地方に非常にた
くさん製油所が集中しているということです。ナイジェリアにもいくつか製油
所があり、原油の生産が無いにも関わらず南アフリカにも製油所があるという
状況です。サハラ以南の中央部を見てみますと、東アフリカには現在ケニアの
モンバサに一つ製油所があるのみ、という状況になっています。このモンバサ
製油所ですが、現在 50%の効率で運用されていまして、そもそもの生産能力は
一日に7万バレルということになっていますが、現在は 50%の割合でしか操業
されていないというのが実情です。
東アフリカ共同体の域内に製油所を作ろうという考え方、その根拠になってい
るもう一つの要因が、この地域において、石油精製製品の需要が非常に伸びて
- 36 -
いるということです。現在の需要の数字ですが、大体一日に 20 万バレルという
状況になっています。これが年間7%で消費が伸びているという状況です。
では、製油所建設について我々がどういった計画を持っているのか、という話
に移って行きたいと思います。2010 年から 2011 年にかけて詳細なフィージビリ
ティ・スタディが行われました。その時に以下のことが評価されました。まず
原油の生産ポテンシャルです。それから製油所のサイズと構成(configuration)
をどのようにするのか、場所はどこにするのか、またファイナンスのオプショ
ンをどのようにするのか、そういったことがフィージビリティ・スタディの対
象となりました。
一つ申し上げたいことですが、このフィージビリティ・スタディの詳細をお知
りになりたいという方が皆様の中にいらっしゃいましたら、今示しましたサイ
トにアクセスして頂きたいと思います。
現在私どもが考えている製油所の構成ですが、どういったものを根拠に考える
かということですが、私の同僚の一人が先ほどご説明したと思います。ウガン
ダで生産される原油は、いわゆるスウィート原油というものです。つまり硫黄
分がないということで、硫黄分が無いということは、これは石油精製にとって
は非常に条件の良いものである。つまり、それから出て来る精製製品が硫黄分
を含まない、つまり、それだけ環境に優しいということになるわけです。
ウガンダ原油の性質ですが、比重がミディアムからライトということ。それか
ら非常にワックス分が多いということであります。
なぜその事が製油所の設計にとって重要であるかと言いますと、左下のグラフ
をみて頂ければ分かると思います。これは製油所における最初のステージの残
留分を示しています。まずウガンダの原油、これは非常に高い残渣割合になっ
ていまして、70%くらいになっています。その一方で他の、例えばメキシコの
マヤですとか、ブレント、ボニーライト、アラブライトを見てみますと、非常
にパーセンテージが低くなっている。50%以下、25%、35%になっている。そ
こまで数字が違うという状況です。
先ほど、硫黄分が非常に少ないということを申しあげました。今、お示しした
右側のグラフがその硫黄レベルを比較したものですが、一番左端ですがウガン
ダ原油の平均値が大体 0.1%、非常に低い値になっています。かたやマヤ原油は
- 37 -
非常に高い値です。またボニーライト、あるいはアラブライトは 4%くらいにな
っているということ。そういった硫黄分の高いものというのは、製油所には向
いていないという、そういった事を先ほど申し上げました。
もう一つ私どもの製油所構成にとって重要な要素になっていますのが市場の需
要でして、非常にディーゼルの需要が大きいということで、ディーゼルとガソ
リンが 2 対1の割合になっている事実です。
今示しているグラフ、これも先ほど話したので、この域内における製品需要が
非常に伸びているということ。2012 年の段階では、1 日 20 万バレルとなってい
まして、平均年率 7%で伸びているわけです。このまま続きますと、2030 年まで
には 1 日 45 万バレル位にまで需要が増えるのではないかと思われています。
実際に今日ご参加頂いている東アフリカ各国の大使の皆様、ルワンダの大使も
お見えですが、ここに示しているように実際にブルンジ、ルワンダ、それから
コンゴ民主共和国東部、そこに行く製品は全部ウガンダを通って行くというこ
とを考えれば、実際にそういった国も、私どもの国から出て行く製品のマーケ
ットになる、ということが言えるわけです。
この表ですが、これもディーゼルの需要が非常に伸びている、大きいというこ
とで、ガソリンに比べてディーゼルの需要が高い、ということを示しているの
ですが、それに加えまして、重油、HFO の需要も、電力に使うということで増え
ているということも示されています。
ではそういったことを基にしまして、実際私どもの方で良いと思っている製油
所のサイズと構成ですが、実際これまでアルバート・グラーベンで見つかって
いる原油の量を考えれば、まずベースとしての精製能力は、1 日 6 万バレルから
始めるのが良いのではないかと、考えたわけです。
更に今後原油発見が増えていくということを考えますと、その増加に伴って将
来的には 1 日 12 万バレル、更には 18 万バレルというように能力を伸ばして行
くという考えであります。
更に最初の 6 万バレルですが、これもその 6 万バレルを分割して、段階的に行
うと考えていまして、まず最初は 1 日 2 万バレルから始めるという考えです。
- 38 -
右のグラフですが、実際にその製油所で通常の形で精製すればどうなるのかと
いうこと。それを実際、マーケットの需要と比べてどうなのか、ということを
考えた場合に、やはりディーゼルを増やし、その左の方にもありますように、
灯油・ガソリンを作って行くためには、HCK コーカーの設計が、オプションとし
て考えられるのではないかと考えた次第です。
そして、次にこのフィージビリティ・スタディ結果をもって検討した事という
のが、この製油所の立地をどこにするかということです。それを決める上で6
つの異なったロケーションの評価を行いました。それぞれの立地メリット・デ
メリットというものを検討しました。私どもが目的としたのが、できるだけ油
田に近い立地で、製油所を建設したいということでありました。なぜなら私ど
もの原油特性で、ワックス分が多いということですので、暖めたパイプライン
を設けなければ、この原油を長距離に運ぶ事が困難であるということです。従
いまして、そういった様々な事柄を検討した結果、Hoima という所に製油所を建
設しようという事になりました。ここは油田にも近いですし、パイプラインの
長さも短く済むからです。
その建設にあたり、ある程度の規模の用地が必要になるということで、現在政
府が 29 平方 km の土地の獲得をしている最中です。現在その進捗状況ですが、
50%という所まで来ております。なぜなら住民の移転計画というものも同時に行
わなければいけないので、そういった状態で、近々全てこの移転も完了する予
定です。
この住民移転計画に関してお話しますと、ウガンダにおきましては誰も所有し
ていない土地というのは存在しません。必ず誰かが所有しています。従いまし
て政府が用地を獲得する上では、候補となる土地の価値を調査し、鑑定しなけ
ればならず、それに基づいて土地所有者と交渉し、適切な保証金を支払うとい
うことを行っています。
もう少し製油所のフィージビリティ・スタディ結果についてお話しますが、ま
ず現在の正味価値ですが、これは大体ベース・ケースとして1日当たり 6 万バ
レル、これが 32 億米ドル相当であり、また投資回収、ROR ですが、これは驚く
べき 33%になります。
比較検討した同じ規模のパイプラインへの投資に対する ROR が 10%であり、これ
が1バレル当り 13.35 米ドルという通油料(タリフ)になります。
- 39 -
この製油所の建設コストは、1 日6万バレルで 16 億米ドルになります。
次に製油所の所有形態がどうなるかということですが、現在この PPP(Public
Private Partnership)、官民パートナーシップの提案がなされています。その
際、政府が 40%、そして民間が 60%の所有比率となることが検討されています。
先ほどもお話しましたように、この製油所建設に当たりましては東アフリカ共
同体の各国も関連しているということです。ウガンダ政府は、東アフリカ共同
体に加盟している国に対して書簡を送り、この製油所事業への参加意思がある
か否かの確認をしています。
この PPP ですが、最終的には特別目的会社を設立します。この会社が、要はこ
の製油所になりますが、設立されたら、そこが実際に更なる事業開発と操業を
担うことになります。
こちらのスライドですが、今全体の開発スケジュールでどこまで進捗している
のか、という事を示しています。そして政府が担うべき役割がどういったもの
なのか、ということを示しています。これは最終的にこの特別目的会社が設立
するまでの政府の役割です。そして、一旦特別目的会社、製油所を運営する会
社が設立されれば、そこが全ての投資関係の事柄を担って行くということにな
ります。
時系列を追って行きますと、まず 2010 年~2011 年に政府側のフィージビリテ
ィ・スタディが行われ、2012 年~2013 年にかけては用地取得と、このプロジェ
クト自体のプロモーションが行われます。
そしてフィージビリティ・スタディにおいて提言されているのは、更に環境の
ベースライン調査を、この製油所建設予定地において行うということです。そ
して製油所の立地ですが、海岸から 1,400km 程内陸部に建設されるということ
ですので、港のある沿岸部から内陸部分までの物流の調査、ロジスティックス
のスタディを行うことになっています。ですから、環境とロジスティックス、
二つの調査が更に行われます。
今年の終わりから来年にかけてですが、プレ・フロント・エンド・エンジニア
リング・デザイン(Pre Front End Engineering Design)の検討、およびデベ
- 40 -
ロッパーがどこになるのか、ということが決められます。
一旦このデベロッパーが決まりますと、今度は投資家の皆さんが入ってきます
が、その中でもリード・インベスターとなる人たちが、まずはこの環境負荷ア
セスメントを行います。そしてフロント・エンド・エンジニアリング・デザイ
ンを行います。その後に EPC(Engineering, Procurement and Construction)
が 2014 年にありまして、2015 年、2016 年頃には最初の 1 日当たり 2 万バレル
の生産が立ちあがるという予定になっており、先ほどお話しましたベース・ケ
ースとなる、1 日 6 万バレルの立ち上げは 2017 年を見込んでいます。
その他の主要なインフラに関する事柄の説明をしたいと思います。まず私ども
はこの油田から製油所へ原油を輸送する手段を調査しました。ここの地図で示
しているように多くの油田というのが、このアルバート湖周辺に存在していま
す。アルバート湖盆地がここに示しているような南の方にありまして、更には
その北にも油田があります。従いまして、このアルバート湖の北から、どのよ
うに原油を輸送するのかという事を調査しています。また、南からの原油の輸
送パイプラインをどのように建設して行けば良いか、という検討も今なされて
います。そして現段階におけるコストの見積がここに書かれていますが、北か
らの距離というのが 96km、南から製油所までの距離が 46km になっています。
更にはきちんと精製された製品が然るべき所に輸送されるための、フィージビ
リティ・スタディもしました。それは流通、そして貯蔵施設まで、更には必要
とされているマーケットの中心位置まで、全て調査を致しました。そして、パ
イプラインを建設し、精製した石油製品が需要のある市場の中央、とくにカン
パラに届けられるようにするよう計画を立てています。
では、本日こちらに、特に日本企業の投資を検討されている皆様が出席されて
いるという事で、実際にどのような投資機会が中流部門にあるかという事が、
このスライドに書かれています。勿論ここに書かれているものに限られていま
せんが、まず製油所への原油パイプラインの建設、そして製油所そのものの建
設、そして精製された製品を市場へ輸送するためのパイプラインの建設、そし
てまた、原油の貯蔵施設、石油製品の貯蔵施設、製油所ユティリティーのシス
テム構築、そして更には、この製油所からの廃棄物を処理する施設が必要にな
ります。そして、環境サービスというものも必要になります。生態系を保全し
て行くということですし、また様々なサービスや契約がエンジニアリング分野、
調達分野、建設、そして環境に関するコンサル等々の分野に機会があります。
- 41 -
結論となりますが、勿論政府の政策というのは、製油所建設に対して価値を付
加するわけですが、このフィージビリティ・スタディの結果によると、製油所
は非常に実現可能であり、そして収益性もあるという事が示されております。
更には、この製油所が建設される地域のマーケット需要が、今後高まって行く
ということが言えます。
政府としても、この製油所の開発計画に進捗を示しておりますし、アルバート・
グラーベンにおける更なる発見や開発に対して、インフラ開発整備に人材資源
を提供するということを優先事項として捉えています。
ご出席の皆様、是非ウガンダに投資をして頂きたいと思います。ご清聴有難う
ございました。
<司会>
カサンデ副コミッショナー、どうも有難うございました。中流部門、とりわけ
製油所の建設計画につきまして、FS に基づきまして詳細に概要を説明して頂き
ました。どうも有難うございました。
それではプレゼンテーションの最後になりますが、バテベ石油担当オフィサー
から「石油・天然ガス中流部門の法制」についてお話を頂きます。どうぞよろ
しくお願い致します。
[講演-5]
アイリーン・バテベ
エネルギー・鉱物開発省製油所担当石油オフィサー
ご参加の皆様、大使閣下、ICEP 会長、理事長、それからご参加の皆様、私の方
からはごく手短かに、特に中流域の開発についての法律、また規制の枠組みに
ついて申し上げたいと思います。前のプレゼンテーションで、この関連が詳細
に説明されましたので、私のプレゼンテーションは、非常に容易になったと思
っています。
では、今お示ししていますのが、私のプレゼンの概要です。まず、この件につ
いての背景をお話した上で、現在執行されている既存の石油とガスの法律がど
うなっているのか、についてお話します。それから今審議中の法案について、
特に石油の精製、ガスのコンバージョン、輸送、それから貯蔵についての法案
- 42 -
について、その目的をお話したいと思っています。それから当該法案の主な点
についてお話をして、最後に他の関連の法律についてもお話をして行きたいと
思っています。
まず背景ですが、これは私の同僚が、先ほどのプレゼンで触れた内容なのです
が、私の方からもう一度ここからお話をして行きたいと思います。重要な事が
この政策には 2 点あります。最初の重要な点は、私どもの国で生産される石油
とガスの資源を価値のある方法で、利用して行くというのが一つの目的です。
もう一つは、そういった資源を輸送するために非常に適切な輸送手段を考える、
それを促進して行く、これが 2 点目になっています。
既存の法律ですが、実際に私どもの国で商業的な石油埋蔵が発見されたという
ことを受け、今度は中流域についてのそういった法律も必要なのではないか、
という議論になりました。今お示しておりますように、これは先ほど次官から
もお話があった事ですが、まず二つの法律が現在あるということで、そのうち
の一つが左の方に書いてあります、石油探鉱生産法ということで、これは主に
アップストリームを対象とした法律です。もう一つの現在の法律ですが、右の
方に書いてありますように、石油供給法ということで、これは特に石油製品、
ホワイト・プロダクトと我々は呼んでいますが、このマーケティングと流通に
ついて規制する法律です。この二つだけではカバーできない点があるというこ
とで、新しい法案として、いわゆる精製、それから輸送、貯蔵についての法律
も必要なのではないかといった議論になりました。
輸送という単語を使っておりますが、ここでお断りしておきたいのは、ここで
言う輸送とは、原油およびホワイト・プロダクトの大量輸送、バルクの輸送で
す。
そういった目的で、新しい法案ができまして、今申し上げました内容を網羅す
る法案が現在ウガンダ議会で審議中である、という状況です。
そういった新しい法案ですが、法案の目的をここで説明しています。一つの目
的が中流の施設・設備の開発を促進して行く。もう一つは中流インフラへの投
資を更に促進する、容易にする。三番目が実際の中流設備開発、設置、操業、
保守、メンテナンスを規制する、コンプライアンスの点から規制をする、とい
う事になります。それと実際に中流の設備に対して、セキュリティを付保する、
という事があります。つまり、中流施設は、我々にとって戦略的な施設との位
- 43 -
置づけになっていますので、こういった目的を持っているわけです。
特にこういった一連の中流施設、これは私どもウガンダにとって非常に重要な
設備である、という観点から、こういった設備に対しては特にパイプラインに
関しては、公平なアクセス、利用が促進されるべきである、という考えも持っ
ています。
また、安全衛生、それから環境保護の点ですね、それと政府としての参加に関
しては、これはもう次官の方からお話があった通りです。中流についての法案
に関しても、先ほど次官の説明と同じような目的を持っている、それを達成し
ようとしている、という事です。
今度は制度的な枠組みですが、これも他のプレゼンテーターがお話をされた内
容ですが、特に私からは商業面に焦点を当てたお話をしたいと思います。これ
は特に先ほど質問にもありました National Oil Company(国営石油会社)の事
についてですが、ここにも書いてありますように、National Oil Company が実
際その中流の政府持ち分を管理する、ということです。つまり、中流施設の殆
どが、PPP( Public Private Partnership)に基づいてつくられるということ
ですので、政府もそこに持ち分を持つということで、その持ち分を管理するこ
とが National Oil Company に与えられた役目である、ということです。
それから政策の立案・実行・規制に関しては、それぞれの役割は上流の規制法
案と非常に似た内容になっています。
今度はライセンシングですが、中流に関してもまずは大臣が行う。これは規則、
法案の中でも明記されていますように、まず申請に関しては大臣に対して申請
がなされるべきであるということになっています。
ライセンスの手順、申請に関しても詳細な手続き等は法案の中に網羅されてい
るという状況です。
そしてライセンス期間そのものですが、施設の建設、および操業のライセンス、
これは中流の部分ですが、それは 30 年間有効となります。
そして 30 年たった後、このライセンスは 5 年ごとの更新となります。
- 44 -
他の産業セクターと同様に、操業開始に当たりましては、きちんと様々な基準
に施設が見合っているという確認のためにも、許可の付与が発生します。
大臣がこのライセンス付与においての、様々な条件を明記して行くわけですが、
特に石油・ガス製品の販売においては、国内市場における供給が適切であると
いう事、そして適切な競争が市場に生じるための規定があります。
もう一つの重要な法案要素としては、価格設定というものが上げられます。上
流に関しては先ほどプレゼンテーションが行われました。ここでは製品の価格
設定の話をします。石油に関しては、上流と同じ形になりますが、ホワイト・
プロダクトというものに関しましては、製油所を出た段階における価格設定と
なり、国際輸入並行価格の原則に則して価格設定され、更には置かれている市
場の現状に合わせて行くという形になります。
安全・健康そして環境に関する要素の部分ですが、製油所の建設予定立地です
が、ここはもちろん油田に近い所とです。しかし、この立地の周辺、ホイマ地
区におきましては非常に野生生物が豊かな地域でもありますし、漁業も行われ
ています。従いまして、ある一定の環境基準というものを設定し、それを守っ
て行くということが重要になってきます。
建設されるいかなる施設におきましても、通常の条件以外のガス・フレアリン
グや廃棄は行わないようにしなければなりません。
そして、通常以外のフレアリングに関しては、大臣の承認が必要になります。
この大臣承認に当たりましては、勿論、当局との相談が行われます。
そしてライセンシーは、緊急事態においては、今迄述べました条件以上のフレ
アリングを行うことはできますが、それを行った際にはその後報告書を提出す
る必要があります。
そして、上流の時と同じように、この中流部門におきましても、廃炉計画が必
要になります。それを提出し、更には廃炉のためのファンド、基金を引き当て
ていくということが必要になります。
ここでは国の参画というものを述べていますが、これは是非とも強調したい部
分です。しかしながら、先ほどの発表の中で話されましたので割愛します。
- 45 -
そして中流領域の施設に関してですが、製油所は他の産業の工場と同じように
見られますので、新たに制定される、母体となる法律に追加して、様々な現行
法が適用されることになります。その一部の例ですが、まずは所得税法、そし
て国家環境法、更には労働安全衛生法、そしてウガンダ国家標準法、これは産
業に密接する関係法律です。更には用地取得というものが必要になりますので、
土地法というものが適用されますし、また、殆どの活動というものがこれから
設立されます、National Oil Company によって行われるということで、会社法
というものも適用されます。そして仲裁・調停法というものも関連視されます。
なぜなら、結婚がある所には必ずや問題が発生するからであります(笑)。
結論となりますが、まず政府はウガンダにおける中流の操業・監視・規制に必
要な法律を今制定中です。そして法律および規制の枠組みは投資家、日本から
の投資家の皆様にとっても、投資しやすい環境をつくる事を目的としています。
新しい法案は、近々法律として制定される予定です。そして、中流操業を適切
に規制するために、追加の現行法も存在しています。以上です。ご清聴有難う
ございました。
<司会>
バテベ製油所担当オフィサーから中流部門の法制について概説頂きました。ど
うも有難うございました。
これで本日の五つのプレゼンテーションをお受けしたわけですが、後半の部分、
および前半に遡ってでも結構ですが、皆様からのコメント、あるいはご質問を
お受けしたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。ご所属を先にお願
い致します。
<鈴木氏>
東京ウガンダ・ギャラクシー・カンパニーの鈴木ユキオと申します。今日は大
変素晴らしいセミナーに参加できました事を、本当に心より感謝致します。非
常に興味がありますのは、製油所の件とパイプラインの件です。初歩的な質問
ですが、今、色々な国でパイプラインが、いわゆる不穏分子で破壊されたり、
色々な問題があると思います。ウガンダは非常に豊かな国であり、平和な国で
ありますが、パイプラインを破壊されるような可能性があるかないか、それが
一つ。そして、安全性、こういったパイプラインあるいは製油所に投資した場
合に、いわゆる環境とか、そういった社会情勢の中で不穏分子によって破壊行
- 46 -
為がされる可能性があるかないか非常に心配しています。いかがでしょうか。
<司会>
どなたかお答え頂けますでしょうか。
<ビリグア駐日大使>
私の方から外交的なお答えをしたいと思います。やはり日本に地震があるかな
いかと同じように、当然まったくの保証というものはできないわけです。まじ
めにお話を戻しますが、ウガンダはずっと長い間平和な国であり続けています。
とは申しましても、やはり事故というものはあります。ですから、私ども政府
としても、これは真剣に考えています。まずそういった設備を作るときには、
セキュリティをきちんと導入して、色々な人や物がそういった施設の中に入っ
てこないように緩衝地帯を設けて、万全なセキュリティをとるというのが、私
どもの考えです。当然、設計段階においても、安全性というものを担保できる
ような設計にする。これは真剣に考えていることでありまして、今日ご列席の
皆様の中にもそういった関係の会社の方もいらっしゃると思うのですが、まず
私どもの施設を設計して頂く際には、安全性ということを考えて頂くようにと
いうお願いでもあります。政府としては、この問題に関しては真剣に考えて、
セキュリティを導入して、安全を確保しよう、プロテクションを施そうという
考えです。とは申しましても、やはり事故というのは起こるかもしれない、そ
れはまったく将来予測できないことです。
<カサンデ氏>
今までもそういったご質問の中でお話のありました施設に対する妨害行為とか、
そういった事が実際に起こった国や地域からの経験から申し上げる事ができる
のは、やはりこういった施設をつくる場合に近隣住民、コミュニティに対して
十分に説明をする必要があるのではないか。つまりこういった投資をして、こ
ういったプロジェクトを行うのだが、それはひとえに皆様方の利益のためなの
だと、こういったプロジェクトをする事によって、皆さんの利益が多くなるの
だ、ということをきちんと説明する必要がるのではないかと思います。その説
明をうまくできれば、妨害行為が起こるかもしれないリスクが軽減されるので
はないかと考えます。
<司会>
ご質問を頂いた方、よろしいですか。それでは他にご質問、コメントを頂きた
いと思います。
- 47 -
<ICEP 鈴木理事長>
簡単な質問です。今、議会で審議されているという二つの法案の内の中流に関
するものですが、プレゼンの資料を見ますと常に法案の名前の後にガス・コン
バージョンというのがついているのですが、これはプレゼンの中では具体的に
は一切触れられていません。これはどういう意味合いでガス・コンバージョン
というのが入っていて、何をお考えなのでしょうか。
<バテベ氏>
鈴木様のご質問有難うございます。この法案の名前の中に含まれているガス・
コンバージョン、ガス転換という言葉ですが、正に物理的にガスから液体に、
液体からガスへのコンバージョンの話です。ですから GTL への転換であったり、
CNG への転換の事を指しているわけです。ただ、現在ウガンダにおいては、商業
量に相当するガスの埋蔵量というのは未だ発見されていません。ですから、ガ
スのコンバージョンの部分に関しても、中流施設の事を示しているわけですが、
まだそういった商業量の埋蔵量が発見されていないということで、細かい特定
の規制というのは、つくられていません。しかも、現在、ガスは私どもが焦点
を置いている分野ではないということもあげられます。ただ、一旦ガスの需要
というものも高まり、そしてガスの産業地帯が拡大して行く段階になりました
ら、この法案の内容そのものも後には改正されるでしょうし、また実際に操業
となりましたら、それに適用される具体的な細かな法律というものが制定され
ると考えています。
<鈴木理事長>
どうも有難うございました。一点、宣伝させて頂きますと、ガス・コンバージ
ョンの中には Gas To Liquid といいまして、ガスを液体燃料に変える技術があ
って、南アフリカ等々で既に行われています。操業されています。同様の技術
を日本も官民合同で開発をしました。実は ICEP の寒河井会長も、私もその開発
に関与してきました。要は天然ガスからディーゼルを作り出すという技術では
ありますので、将来ウガンダでガスが発見された場合には、是非オプションの
一つとしてご検討頂ければ有難いという宣伝です。有難うございました。
<司会>
他にご質問、コメントありますでしょうか。よろしいでしょうか。それではカ
リイサ次官はじめ、4 人のプレゼンテーターの方に盛大な拍手を送らせて頂きた
いと思います。
- 48 -
・ ・・・会場拍手・・・・
<司会>
それでは、最後になりますが、私ども石油開発情報センターの理事長鈴木から
閉会のご挨拶をさせて頂きます。
(4)閉会の挨拶
石油開発情報センター理事長
鈴木
孔
再三質問をしておりますが、改めまして、ICEP 理事長の鈴木でございます。ま
ず、カリイサ次官をはじめとする 4 人のプレゼンターの方、遠路はるばる来日
頂きまして、大変情報量に溢れるプレゼンテーションをして頂きまして、誠に
有難うございます。
あわせまして本日は公務ご多忙の中、在日ウガンダ大使・ビリグア閣下、並び
に今日はルワンダ大使・ムリサンデ閣下にもご出席頂きました。本当に有難う
ございます。あわせまして本日は皆様お忙しいところを長時間、約 5 時間に渡
りましてプレゼンがありましたが、ご出席頂きまして有難うございました。
特に、ウガンダから来て頂いた方々、月曜日の夜にお着きになったのですが、
約 24 時間かかったとお聞きしています。今日は 3 日目ですが、依然として時差
の影響が残っているのではないかと思いますが、その中で 5 時間に渡るプレゼ
ンテーションをして頂き、本当に有難いと思っています。
今日の 5 件のプレゼンテーションの内容を私がラップアップする必要もないく
らいに、非常にまとまってコンパクトに要点を手際よく説明して頂いたと思い
ます。ご出席の方々もウガンダの状況につきまして、非常に大きな情報を得ら
れたのではないかと思っています。
私の挨拶の最後になりますが、今日の 5 件のプレゼンテーションに関して、印
象だけをお話させて頂きます。まずは、羨ましいと思った事があります。とい
うのは、ウガンダではこれから油田が開発されて、原油を使って色々な国づく
りをして行こうという意気込みが感じられました。
世界各国の石油法制等々、ビジネスのやり方等、色々と研究されたと思います。
- 49 -
そのようなスタディの結果を元に、真っ白なキャンバスにまったく新しい絵を
描くような意気込みで、色々な法案等々を作成されたのではないかと思ってい
ます。
という観点から、非常に羨ましいと思った次第です。ですから、ICEP は微力で
はありますが、ウガンダと日本の石油開発関係の方々との架け橋になれたのか
なと思っています。皆様がキャンバスに描いた絵が実際に日の目をみる、実現
される事をお祈りしまして、私の閉会の挨拶とさせていただきます。どうも有
難うございました。
・・・・会場拍手・・・・
<司会>
理事長どうも有難うございました。それでは長時間ご清聴有難うございました。
隣に飲み物と食事の用意ができております。どうぞ引き続きご歓談頂けたらと
思います。そして最後ですが、ウガンダから来られましたデレゲーションから、
いくつか出版物を預かっております。一つは現行の石油・ガス政策に関する概
要で、もう一つはウガンダの石油部門の投資機会という小冊子です。三つ目は
今回は触れませんでしたが、ウガンダにおける鉱物資源のポテンシャルについ
ての小冊子です。全て部数に限りがあり、皆様に配布できませんので、受付の
所に 10 冊程度ずつ置いてあります。必要な方、ご入用の方はどうぞお持ち帰り
頂きたいと思います。それでは散会させて頂きたいと思います。どうぞ引き続
きレセプションの方にご参加頂けるようお願い致します。本日はどうも有難う
ございました。
- 50 -
4.資料集
資料 4-(1)
THE REPUBLIC OF U GANDA
THE NATIONAL OIL AND GAS POLICY
FOR UGANDA
By:
Eng. Irene. N. Muloni,
Minister of Energy and Mineral Development.
at
ICEP – Uganda Seminar, Tokyo , JAPAN
11th – 17th November 2012
1
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
PRESENTATION OUTLINE
1. Introduction
2. The National Oil and Gas Policy
3. Policy Framework
4. Cross-cutting Issues
5. Challenges Conclusion
2
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
-51-
1. INTRODUCTION
Uganda’s key statistics
¾ Land size - 241,550.7 sq.km
¾ Uganda’s population – 34 million (2012)
¾ GDP growth – 3.4 % (2012)
¾ Sector growth rates (%)
Sector
2011/2012
Agriculture
0.9
Industry
7.5
Construction
7.7
Telecommunication
8.0
¾ Petroleum products consumption – 1.5 billion USD
¾ Electricity Consumption – 74 kWh/capita
¾ Country experiences a typically tropical climate (warm and humid)
3
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
Introduction (2)
East Africa Community region statistics
¾Uganda
is part of EAC region with 4 other states
Kenya
Tanzania
Burundi
Rwanda
•
•
•
•
¾EAC
was re-established in 2000
¾Total
land size – 1.82 Million sq. km*
¾EAC
total population -133.1 million ( 2010)*
¾GDP
(current market prices) - $79.2 billion (2010)
¾Established
¾Single
a common market and a customs union
regional currency planned by next year
* Source: EAC Facts & Figures Report (2011)
4
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
-52-
2. NATIONAL OIL AND GAS POLICY
¾
The National Oil and Gas Policy (NOGP) is the key
document providing guidance to the Oil and gas
sector in Uganda.
¾
It was developed to comprehensively address
issues of exploration, development, production and
utilisation of the country’s oil resources following
the discovery of commercial oil reserves in 2006.
¾
NOGP was approved by cabinet in January 2008
after a thorough consultative process.
5
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
THE NATIONAL OIL AND GAS POLICY (2)
¾
Key Policy objectives for the oil and gas sector before the
National Oil and Gas Policy for Uganda were covered in the
Energy Policy of 2002 and these were;
i.
Capacity building and institutional development,
ii.
Investment promotion through acquisition of field geological,
geophysical and geochemical data and attraction of oil companies to
invest; and
iii.
Monitoring compliance of agreed work programs, budgets and
environment protection.
¾
The discovery and confirmation of commercial reserves of petroleum in
the country brought about new issues that necessitated putting in place
a NATIONAL OIL AND GAS POLICY for the country.
6
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
-53-
3. POLICY FRAMEWORK
3.1
Guiding Principles
The Policy is based on the following principles:
i.Using
finite resources to create lasting benefits to society;
ii.Efficient
Resource Management;
iii.Transparency
and Accountability;
iv.Competitiveness
v.Protection
vi.Spirit
and Productivity;
of the Environment and conservation of Biodiversity ;
of Cooperation and
vii.Capacity
and Institutional building.
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
Policy Framework (2)
3.2 Policy Goal
“To use the country’s oil and gas resources to
contribute to early achievement of poverty eradication
and create lasting value to society.”
¾
Policy has ten objectives, each with strategies and actions.
¾
Policy available in print and website;www.petroleum.go.ug
8
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
-54-
Policy Framework (3)
THE REPUBLIC OF U GANDA
3.3
Policy Objectives
1)To ensure efficiency in licensing areas with the potential for oil and gas production
in the country
2)To establish and efficiently manage the country’s oil and gas resource potential
3)To efficiently produce the country’s oil and gas resources.
4)To promote valuable utilisation of the country’s oil and gas resources.
5)To promote the development of suitable transport solutions which give good value
to the country’s oil and gas resources.
6)To ensure collection of the right revenues and use them to create lasting value for
the entire nation.
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
Policy Framework (4)
THE REPUBLIC OF U GANDA
7)
To ensure optimum national participation in oil and gas activities.
8)
To support the development and maintenance of national skills and
expertise.
9)
To ensure that oil and gas activities are undertaken in a manner that
conserves the environment and biodiversity.
10) To ensure mutually beneficial relationships between all stakeholders in
the development of a desirable oil and gas sub sector for the country
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
-55-
Policy Framework (5)
THE REPUBLIC OF U GANDA
¾
Each of the 10 objectives has strategies and actions to meet the policy
goal.
¾
Implementation of the policy objectives is ongoing
¾
Policy available in print and website;www.petroleum.go.ug
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
4. CROSS-CUTTING ISSUES
THE REPUBLIC OF U GANDA
¾
The policy recognises issues in other sectors which will be impacted upon by oil and gas
activities.
¾
It promotes positive impacts on the other sectors and mitigate against any negative
impacts.
¾
Some of the cross-cutting issues that will be impacted on include:
1. The National Economy
Ё Land ownership and use
Ё Physical planning
Ё Fiscal and monetary Policy
Ё The Balance of Payments
Ё National Industry
Ё Agriculture and Rural activities
Ё Fisheries
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
-56-
Cross-cutting Issues (2)
THE REPUBLIC OF U GANDA
2.
The Social Impact
- Population distribution
- Energy availability
- Employment opportunities and patterns
- Environment
- Health
3.
Impact on education and research plans
4.
Impact on relations with neighbouring countries
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
5. CHALLENGES
1. The need for stake holders to appreciate the characteristics of the oil
and gas industry i.e Long term, Capital intensive, High Technology and
International in nature.
2. The need to build capacity across board in Government and Private
sector in order to understand the business.
3. External factors such as Infiltration of NGOs and other external entities
with divergent agenda. These inflict the communities with negative
perceptions and propaganda
4. The need to finalize the various legislation before parliament and put in
place the required institutions, to stimulate other activities like licensing
of acreages, increase of capacity in the sector among others
14
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
-57-
6. CONCLUSION
1.
The National Oil and Gas Policy is the key policy document guiding the
developments in the sector and it is a crucial benchmark for Governance
of the oil and gas industry.
2.
Implementation of the objectives of the policy is ongoing to ensure
achievement of the Policy Goal.
3.
Government is committed to working with all stakeholders including the
international community to ensure effective and efficient development of
the sector to benefit all Ugandans.
15
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
Thank You
Further Information;
MINISTRY OF ENERGY AND MINERAL DEVELOPMENT
[email protected]
www.energyandminerals.go.ug/ www.petroleum.go.ug
16
㻹㼕㼚㼕㼟㼠㼞㼥㻌㼛㼒㻌㻱㼚㼑㼞㼓㼥㻌㼍㼚㼐㻌㻹㼕㼚㼑㼞㼍㼘㻌㻰㼑㼢㼑㼘㼛㼜㼙㼑㼚㼠㻌㻔㻹㻱㻹㻰㻕㻌
-58-
資料 4-(2)
The Legal Framework and Model Contract
da
for Oil and Gas Upstream Business in Uganda
THE REPUBLIC OF U GANDA
F.A. Kabagambe-Kaliisa
Permanent Secretary
Ministry of Energy and Mineral Development
ICEP - UGANDA SEMINAR IN TOKYO
NOVEMBER 11th – 17th 2012
TOKYO, JAPAN
PRESENTATION OUTLINE
THE REPUBLIC OF U GANDA
1. Introduction
2. Existing Legal and Regulatory Framework
3. New Bills before Parliament
4. Model Contracts
5. Conclusion
2
-59-
THE REPUBLIC OF U GANDA
1.0 EXISTING LEGAL AND REGULATORY
FRAMEWORK
Uganda’s oil and gas sub- sector is Governed by:
¾ The Constitution of the Republic of Uganda;
¾ The Petroleum (Exploration and Production) Act 1985, Cap 150, Laws
of Uganda (revised in 2000)
¾ Petroleum (Exploration and Production) (Conduct of Exploration
Operations) Regulations, 1993
¾ Model Production Sharing Agreements (PSAs)
¾ Statutes and Guidelines to regulate the Environment, Wildlife, Water ,
Income Tax and Land
3
THE REPUBLIC OF U GANDA
Existing Legal and Regulatory
Framework … Cont’d
Ownership of Petroleum resource
•The Constitution of Uganda (1995) vests oil and gas
resources in the Government on behalf of the Republic of
Uganda
•The Constitution provides for the Parliament of Uganda to
make laws regulating the exploration and exploitation of
minerals and petroleum
-60-
4
THE REPUBLIC OF U GANDA
Existing Legal and Regulatory
framework..cont’d
Institutional framework
¾The Petroleum Exploration and Production Department under the
Ministry of Energy and Mineral Development (MEMD) currently executes
the roles of promotion, licensing, regulation, and general oversight of the
sub-sector
¾MEMD executes its roles in liaison with other sectoral Ministries and
Agencies such as;
• Environment Pillar
o Ministry of Water and Environment (MWE), National Environment Management
Authority (NEMA), Uganda Wildlife Authority (UWA), etc.
• Revenue Pillar – Ministry of Finance, Planning and Economic Development
(MoFPED), Uganda Revenue Authority (URA), etc.
• Other Institutions recognized in the Policy.
THE REPUBLIC OF U GANDA
5
Existing Legal and Regulatory
Framework … Cont’d
Key aspects of the Petroleum Exploration and Production Act
(1985)
(i) Government’s Authority to enter into agreements
The Act provides for agreements with the Government on the
following matters:
–
Grant of a license
–
Conditions for granting or renewing the license
–
The conduct by a contractor of exploration or development operations
–
And any other related matters
-61-
6
THE REPUBLIC OF U GANDA
KEY ASPECTS OF PETROLUEM EXPLORATION
AND PRODUCTION ACT (1985)
(ii) Licensing
– The Minister grants the license upon receiving a satisfactory
application
– The Minister is currently supported by the technical arm of the
Ministry in the Petroleum Exploration and Production Department
Types of licenses
– Exploration license for a period of 8 years sub-divided into
durations of 4, 2, 2 years.
– Production license not exceeding 25 years
7
HE REPUBLIC OF U GANDA
Key aspects of the Petroluem Exploration
and Production Act (1985) ..cont’d
(iii) Financial provisions in the law
•An annual charge with respect to a license
•Royalty on petroleum
•Security for compliance
•Guarantees and bonds
•Penalties for late payments
•Bonuses
-62-
8
Key aspects of the Petroluem Exploration
and Production Act (1985) ..cont’d
HE REPUBLIC OF U GANDA
(iv) Incentives
•Acquisition of exclusive rights
– The holder of an exploration license is given an incentive to apply
for a petroleum production license
•Creates flexibility for parties to negotiate certain terms and
conditions under the fiscal, legal and taxation regimes
9
3.0 NEW BILLS BEFORE PARLIAMENT
THE REPUBLIC OF U GANDA
Two Bills to regulate the oil and gas sector were tabled to the
Parliament of Uganda for consideration, these include;
(i)The Petroleum (Exploration, Development and Production) Bill, 2012
(ii)The Petroleum Bill for Refining, gas conversion, transportation and
storage
(iii)The Public Finance Bill (2012) to cater for revenue management
-63-
10
KEY ASPECTS IN THE UPSTREAM BILL
THE REPUBLIC OF U GANDA
(i). Institutional framework
• Petroleum Authority of Uganda to regulate the oil and gas subsector
• The National Oil Company to take forward commercial aspects of
the sub-sector
• Creation of a Directorate of Petroleum under the office of the
Minister to handle matters of policy.
¾ The Minister will be responsible for negotiating, licensing, and revocation of
licenses.
• Other institutions that play a key role in the oil and gas sub-sector,
such as NEMA , URA , etc. are being restructured to handle the
increasing activities.
11
Key aspects of the Upstream Bill..Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
(ii) Licensing
•The Minister is mandated to open up new areas for petroleum
activities
•Reconnaissance permit : A person intending to carry out
reconnaissance surveys shall apply to the Minister for a
reconnaisance permit
– The permit shall remain in force for 18 months from the date of issue
•Exploration license: The Minister shall with the approval of Cabinet
announce areas for bidding for exploration
– The duration for the exploration license is initially two years
renewable twice for a period of 2 years each (2,2,2)
-64-
12
LICENSING ..cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
Production license
-The holder of a petroleum exploration license who has made a
discovery has the exclusive right to apply for a production license
-The production license will be for a period not exceeding 20 years
-The license shall be renewed for five years
Mode of entry
– All licensing shall be done in a fair, open and competitive manner
– Direct applications are provided in exceptional circumstances such
as where there are no applications received.
13
Licensing …Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
Obligations of a licensee during exploration:
i.Commit to a minimum work programme in both the primary
exploration term and any subsequent extension;
ii.Explore the licensed area, using geological, geophysical and
any other acceptable methods of exploration for the purpose of
identifying prospects;
iii.Commence seismic surveying which shall continue until the
licence area has been fully surveyed; and
iv.Drill exploration wells as the basis for the data acquired
-65-
14
Key aspects of the Upstream Bill..Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
(iii) Pricing of petroleum
•The pricing of petroleum shall be in accordance with a pricing
mechanism prescribed by regulations
•The pricing mechanism shall take into account the prevailing
international price of petroleum
(iv) State participation
The Government may participate in petroleum activities through:
– a specified participating interest of a licence, or contract granted under
this Act and
– in a joint venture established by a joint operating agreement
15
Key aspects of the Upstream Bill..Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
(v) Development of national content
•The licensee, its contractors and subcontractors shall give
preference to goods which are produced or available in Uganda
and services which are rendered by Ugandan citizens and
companies
•The services and good should meet the minimum set standards.
•The licensee will be required to recruit and train Ugandans in all
phases of petroleum activities
•The licensee is required to submit a detailed programme for
recruitment and training of Ugandans.
-66-
16
Key aspects of the Upstream Bill..Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
(vi) Health, Safety and Environment
• The licensee, his contractors, and sub-contractors
– ensure the safety of any person employed or otherwise present at or in the
vicinity of any installation; and
– protect the environment and natural resources, including taking precautions to
prevent pollution;
• A licensee is prohibited from flaring or venting petroleum in excess of
the quantities needed for normal operational safety without the
approval of the Minister on the advice of the Authority.
• In the case of an emergency, the licensee may gas vent or flare
without the consent of the Authority
17
Key aspects of the Upstream Bill..Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
(vii) Decommissioning
•A licensee shall submit a decommissioning plan to the Authority;
(a) before a petroleum production licence or a specific licence to
install and operate facilities expires or is surrendered; or
(a) (b) before the use of a facility is terminated permanently
•A decommissioning fund shall be established for purposes of
implementing activities approved in the decommissioning plan
-67-
18
4. THE MODEL CONTRACTS
Key Elements of the Model Contract
(i) Minimum Work Programme with a Minimum Exploration Expenditure .
Exploration work programme
Exploration Period
Work Commitment
Initial Exploration
period of 4 years
- Acquire, process and interprete at US $ 1 million within the first
least 500-line km of seismic data
12months
within 12 months
- Drill at least one Exploration well
within 24months
Financial Commitment
US $ 3 million within 24months.
Second Exploration
- Seismic data not less than 500
Period (not exceeding 2 line km
years)
- At least one firm well
“
- Seismic data not less than 500
Third Explortation
Period (not exceeding 2 line km
years)
- At least one firm well
“
19
Key elements of the models contract… Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
(ii) An Advisory Committee consisting of representatives from
Government and the Licensee.
(iii) Payment of an initial royalty based on progressive incremental
production and an additional Royalty as a percentage of the value of
the recovered reserves.
9 Royalty based on a sliding scale – to capture the size of the field
Gross Total Daily Production (BOPD)
Royalty
i.
< 2,500
5%
ii.
2,500 - 5000
7.5%
iii.
5,000 -7,500
10%
iv.
> 7,500
12.5%
20
-68-
Key elements of the models contract… Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
(iv) State Participation by Government or its Nominee has been provided for at
Production
(v) Cost Recovery limits for Oil and Gas Production have been set at different
levels.
– Exploration, Development and, Production expenditure (OPEX and CAPEX)
– Ring fence around each Contract Area.
– Annual recovery limits 50 - 60% of gross oil production and 70% for gas.
– Unrecovered costs carried forward to subsequent years until full recovery is
completed.
(vi) A Signature Bonus paid upon signing of the PSA to Government.
– A lumpsum payment in the range of US$ 100,0000 - 300000 payable upon
signature of an Agreement
21
Key elements of the models contract… Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
• Production Sharing based on incremental production after deduction of
Royalty and the Cost Recovery
• Based on a sliding scale – to capture the size of the field
• After royalty and cost recovery, the following Government/Licensee split
applies on the remaining total daily production (Profit Oil).
Production BOPD
Govt
Licensee
(i) 0- 5,000
40%
60%
(ii) 5000 - 10,000
45%
55%
(iii)10,000 - 20,000
50%
50%
(iv) 20,000 - 30,000
55%
45%
(v) 30,000 - 40,000
60%
40%
VI. > 40,000
65%
35%
VII.After establishing potentiality, the recent PSAs have a 40,000 – 100,000
tranche and a >100,000
-69-
22
Key elements of the models contract… Cont’d
THE REPUBLIC OF U GANDA
• A discovery bonus upon making a discovery.
• All taxes will be paid in accordance with the Laws of Uganda. The
rate of income Tax presently stands at 30%.
• A requirement to train and employ suitably qualified Ugandan citizens
has been provided for in addition to payment of annual training fees
to Government.
• Payment of annual surface rentals computed differently for
exploration and production phases per square kilometer.
• Revised Stabilisation Clause
23
5.0 CONCLUSION
THE REPUBLIC OF U GANDA
1.
The National Oil and Gas Policy is a guiding document for the
development of the Oil and gas sector in Uganda.
2.
The Petroleum Exploration and Production Act of 1985 is expected
to be repealed by the Petroleum Exploration Development and
Production Bill, 2012 once passed into an Act. .
3.
The New Model Contract and regulations for the sector will be
developed upon enactment of the new law.
4.
The existing legal and regulatory creates a conducive atmosphere
for investments in the oil and gas sub-sector of Uganda
24
-70-
THE REPUBLIC OF U GANDA
Thank You
For Further Information;
MINISTRY OF ENERGY AND MINERALS DEVELOPMENT
[email protected]
www.energyminerals.go.ug,
www.petroleum.go.ug
25
-71-
資料 4-(3)
AN OVERVIEW OF GEOLOGICAL
FEATURES AND UPSTREAM
EXPLORATION OPPORTUNITIES IN IN
UGANDA
Presented at
Information Centre for Petroleum Exploration and Production (ICEP) –
Uganda Seminar, Tokyo
Honey Malinga
Assistant Commissioner
Ministry of Energy and Mineral Development, Uganda
November, 2012
PRESENTATION OUTLINE
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
Introduction
Geology of Uganda
Exploration History and Licensing Status
Hydrocarbon Plays in the Albertine Graben
Resource Potential
Data Available
Investment Opportunities
Conclusion
2
-72-
INTRODUCTION
Africa’s Tectono-thermal Domains
Lithospheric Domains have been
identified using African regional tectonics
and geochronology with geophysical data
(Magnetic, Gravity and Seismic).
Africa is largely composed of:•A mosaic of Archaean Cratons and
mobile belts.
•Phanerozoic deformation.
•Undeformed basin successions between a
network of folds belts.
Event/System
East African Rift System (EARS)
Gondwanide Terrains
Main Phase
Initial Phase
Karoo Event
Post-Pan-African Basins
Pan-African Orogeny
Post-Rodinia Basins
Kibaran
Internal Zone
External Zone
Ubendian/ Usagaran
Late Phase
Early Phase
Cratons (granite-greenstone terrains) and Mobile Belts
Pan-African
Era
Neogene - Present
Cretaceous - Palaeogene
Late Carboniferous – Early
Jurassic
Cambrian – Late Carboniferous
Neoproterozoic- Cambrian
Neoproterozoic
Mesoproterozoic
Palaeo- to Mesoprterozoic
Palaeoproterozoic
Archaean
3
INTRODUCTION(2)
Topographic Domes in Eastern African
Domes: Afar and East African Dome
o East African Dome
.HQ\D'RPHDQG.LYX
'RPH
Afar Dome
'RPHVFRQWUROORFDWLRQRI YROFDQLVPDQG
VHGLPHQWGHSRVLWLRQ
‰Eastern Branch
• Wide spread volcanism
•
Pre-rift volcanism
•
Very shallow lakes
East African Dome
‰Western Branch
•
Far less Volcanism
•
Deep stratified lakes
•
Source rock deposition
4
-73-
THE GEOLOGY OF UGANDA
ƒ Basement Rocks
9 Gneisses
9 Granites
9 Quartzite
ƒ Rift Sediments
ƒ
Few Volcanics
5
THE GEOLOGY OF UGANDA(2)
Sedimentary Basins of Uganda
SUDAN
Kadam--Moroto
Basin
DRC
Lake Kyoga
Hoima
Basin
UGANDA
L. Wamala
Basin
Lake
Edward
KENYA
Lake Victoria
7KH$OEHUWLQH*UDEHQ
+RLPD%DVLQ
/DNH.\RJD%DVLQ
/DNH:DPDOD%DVLQ
.DGDP0RURWR%DVLQ
/DNH9LFWRULD%DVLQ
TANZANIA
RWANDA
The Albertine Graben is the most prospective.
-74-
6
THE GEOLOGY OF UGANDA(3)
Structural Framework of the Albertine Graben
• Northern most part of the Western arm of
the East African Rift System
• Tertiary rift basin, 500 km long, averaging
45 km wide and 23,000 km2 in Uganda
•
•
Grabens and half grabens separated by
accommodation zones
Graben strongly shaped by;
¾
¾
•
&RQWLQHQWDO([WHQVLRQ²1:6(
6WULNHVOLS
Three structural domains:
¾
¾
¾
1RUWKHUQWUHQGVLQD11(66:
&HQWUDOWUHQGVLQD1(6:
6RXWKHUQWUHQGVLQD11(66:
•
Central Domain: 2UWKRJRQDOH[WHQVLRQ
•
Tectonic map of the Albertine Graben
Northern & Southern Domains: 2EOLTXH
([WHQVLRQ
7
EXPLORATION HISTORY AND THE
CURRENT LICENCING STATUS
1927-1945: Early Exploration Effort
•
•
Reporting of Oil Seepages;
Drilling of Waki B1 well in 1937-Anglo European Investments Company of
Africa. Some shallow wells drilled in the Kibiro and Kibuku areas.
South
1945-1980: Stagnation
•
World War II & political uncertainties
1980 to Date: Modern exploration and concerted efforts
•
1983/4: Acquisition of 15,000 line Kilometres of Aeromagnetic Data over the Graben.
•
Three (3) Depocentres conducive for petroleum generation along the length of the Graben
identified.
•
1985: Enactment of the Petroleum Exploration and Production Act.
•
1991: Formation of Petroleum Exploration and production Department.
•
1993: Petroleum Exploration and Production (Conduct of Exploration operations) Regulations.
•
1997: Licensing of Heritage oil and gas Limited in EA3, acquisition of 2D seismic data in 1998
and drilling of Turaco wells in 2002 – 2004.
•
2001: Licensing of Hardman Petroleum and Energy Africa (Tullow) in EA2
•
2006: First oil discovery in Uganda made by Hardman Resources, the Mputa discovery
•
2008: Formulation of the National Oil and Gas Policy
8
-75-
EXPLORATION HISTORY AND THE
CURRENT LICENCING STATUS(2)
•
•
In 1992, 800 line km of marine gravity was carried out on L. Albert.
Land gravity data and lake confirmed the broad basins identified on the aero-magnetic data
and also identified new basins.
9
EXPLORATION HISTORY AND THE
CURRENT LICENCING STATUS(3)
Status of Licensing in the Albertine Graben
ƒ
Albertine Graben is currently sub-divided
into 17 Exploration Areas (EAs)
ƒ
Five (5) EAs are currently under licence
ƒ
Currently 4 Licensed Operators in the
country
ƒ
Recent entry of new oil companies
(TOTAL and CNOOC) into the sector
SUDAN
River Kafu
DEMOCRATIC REPUBLIC
OF CONGO
UGANDA
ƒ
New licensing will be done following
enactment of new legislation.
River Katon
ga
TANZANIA
RWANDA
-76-
1
0
HYDROCARBON PLAYS IN THE
ALBERTINE GRABEN
Structures
ƒ The Late Cretaceous (Koki cycle) was probably uplifted during the Paleogene
as a broad swell along the a regional NE-SW axis close the Lake Albert;
ƒ Same axis was reactivated in middle Tertiary;
ƒ Most rifting occurred after Late Tertiary time;
ƒ Albertine Graben is broken into a number of basin and sub-basins
• Dip reversals and Rollovers; Fault blocks; Inversion structures
0
W
0
10 km
BW-1
E
Water
Recent
Depth (km)
2
Tertiary
Possible Karoo
(Carboniferous—Permian) rifting
4
BASEMENT
(DVW:HVW6WUXFWXUDO&URVVVHFWLRQDFURVVWKH$OEHUWLQH*UDEHQ
VKRZLQJJHQWOHWLOWRIWKHEDVLQDIWHU$EHLQRPXJLVKD
6HLVPLF6HFWLRQVKRZLQJWKHVWUXFWXULQJRIWKH3DNZDFKEDVLQ
11
HYDROCARBON PLAYS IN THE
ALBERTINE GRABEN(2)
Source Rocks:
•
Cenozoic Shales and Mudstones to be of
the Kasande Formation(?);
•
High quality Fluvio-Lacustrine (Tertiary
sediments) mature source rocks of TypeI and Type-III Kerogen
•
㼻.
Crude type light 30-33.8㼻
䗜
Parra Oil Seep
Kaiso-Tonya shale
䗜
0DWXUHVRXUFHURFN7HUWLDU\RUJDQLFULFKVKDOHVPXGVWRQH
Turaco-2 Lithology log. Good source rocks were reported in the well
-77-
12
HYDROCARBON PLAYS IN THE
ALBERTINE GRABEN(3)
Traps
ƒ Tilted and Rotated Fault blocks
ƒ Faulted and compressed
anticlines
ƒ Listric ad Reserve faults;
ƒ High angle normal faults;
ƒ Flower structures (Positive) ;
ƒ Stratigraphic traps.
13
HYDROCARBON PLAYS IN THE
ALBERTINE GRABEN(4)
Traps Cont’:
z
z
z
Sedimentary structures in the
Graben are basement related
Residual gravity anomalies
reveal several structures
Structures have been confirmed
by seismic data and tested by
exploration drilling.
Residual Gravity Anomaly map showing distribution of
Gravity highs, oil seepages and well locations
14
-78-
HYDROCARBON PLAYS IN THE
ALBERTINE GRABEN(5)
Reservoir Rocks and Seals:
Meandering River belts,
channels and lateral
accretion surfaces
Kisegi Formation depicting channelized systems of a meander belt
• Cenozoic Fluvio-lacustrine deposits;
• Sandstones and Fluvio-deltaic Sandstones
• Claystones and Mudstones interbedded with
Siltstone units for seals;
• Wide spread clays, some quite thick, have been
mapped across the Albertine Graben
• Some areas 100-200m thick with Good porosities
of the order of 30% as well as permeability;
• Multiple pay zones confirmed by drilling.
• Alternating shales and sandstones observed in
Waki-B1.
Sebugoro Formation
Hohwa oil Sandstone
The Karuma Formation with yellowish to reddish
brown , good quality reservoir sandstone
15
HYDROCARBON PLAYS IN THE
ALBERTINE GRABEN(6)
Reservoir Rocks and Seals Cont’:
16
-79-
HYDROCARBON PLAYS IN THE
ALBERTINE GRABEN(7)
Geochemistry:
ƒ Geochemical studies show
that Albertine Graben’s
Oils are:
• From Lacustrine source
rocks.
• Having mixed Algal type 1
and Plant input.
• From Low – Moderate
mature source rocks.
• Post Early Cretaceous to
Jurassic
ƒ Different geochemical
characteristics indicating:
• Multiple sourcing.
• Alteration processes.
17
RESOURCE POTENTIAL
Field Appraisal
Ò
1st discovery (Mputa-1) in 2006
Ò
Confirmation of commercially
exploitable quantities of oil and gas.
Nzizi-2: Tested 14mm scf/d of
Methane
Mputa-3: Flowed tested at 1,986
BOPD. Three zones combined
~4,000 BOPD
Waraga-1 flowed 12,050 bopd
Ò Type of crude is 30-340 API,
Sweet, Waxy, Pour-point of 40ºC.
Mputa-1: flowed at 1,035 bopd.
18
-80-
RESOURCE POTENTIAL(2)
Discoveries and Resources
‡ 40% of
the Albertine
Graben has been explored
with 20 discoveries.
‡ Over 3.5 billion barrels of
Oil equivalent in place
‡ More than 50 prospects
identified.
‡ Numerous leads to be
followed up with seismic
acquisition and drilling.
19
DATA AVAILABLE - G&G AND WELL
Geological Surface Mapping:
!NP Aeromag and Aerograv:
aOLQHNP
Ground/Lake Gravity and
Magnetic:
aOLQHNP
2-D seismic:
~OLQHNP
3-D seismic:
NP Well Data:
81 Wellbores (32-Exploration
& 49- Appraisal)
0RUH,QIRUPDWLRQLQWKH%URFKXUH
20
-81-
INVESTMENT OPPORTUNITIES
Investments Made
INVESTMENT TREND IN THE OIL AND GAS SECTOR
Cummulative Investment
Cuumulative No. of Wells
70
1,400.0
60
Investment (US$milion)
1,200.0
49
60
50
1,000.0
40
800.0
36
30
600.0
27
20
400.0
14
200.0
0.0
10
9
0
0
0
0
1
2
3
4
0
1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011
YEAR
Investment trend in the oil and gas sector (Source : PEPD)
1st Major Discovery
No. of Wells drilled
1,600.0
ƒ Over US$1.5 billion has
been invested in the
acquisition
and
processing of seismic
data and drilling of
wells since 1998 by oil
companies licensed in
the country.
ƒ The investment levels in
the sector are expected
to grow as the country
enters the development
and subsequently the
production and refining
phases of the petroleum
value chain.
21
INVESTMENT OPPORTUNITIES(2)
ƒ Participation in licenses for the new and
relinquished acreages.
ƒ Participate in Field
discovered resources.
Development
of
the
ƒ Joint Ventures and Farm-in arrangements in the
existing licences.
ƒ Consultancy and Laboratory analyses Services in
the upstream sub-sector.
22
-82-
CONCLUSION
1. Commercially exploitable reserves of oil have
now been confirmed in Uganda.
2. Twenty (20) discoveries made and Appraisal
programmes are being undertaken.
3. Over US$1.5bn invested in the sector since
1998 and bigger investments expected during
development stage.
4. Numerous investment opportunities
the sub-sector.
exist in
23
For further Information, Please Contact
The Commissioner
Petroleum Exploration and Production Department
Plot 21-29 End of Johnstone Road
P.O. Box 9 Entebbe, UGANDA
Tel: +256-414-320714/321354/321888
Fax: +256-414-320437
E-mail: [email protected]
THANK YOU!!
-83-
資料 4-(4)
INVESTMENT OPPORTUNITIES IN THE
REFINERY AND OTHER ASSOCIATED
INFRASTRUCTURE IN UGANDA
By:
Robert Kasande
Manager - Refinery Project
Ministry of Energy and Mineral Development, Uganda
Presentation at ICEP – Uganda Seminar
Tokyo, Japan.
14th November 2012
Presentation Outline
1. Introduction
2. Planning for refinery development
3. Other key infrastructure
4. Investment opportunities
5. Conclusion
2
-84-
1. INTRODUCTION
¾ Following the confirmation of commercial crude oil reserves in the
Country, Government conducted a Feasibility study for the
development of an oil refinery in 2010/2011.
¾ The study evaluated the development of an oil refinery versus a
crude export pipeline to the Indian Ocean coast, among others
¾ Government is in the process of planning for development of an
in - country refinery.
¾ A Bill for Petroleum Refining, gas conversion, transportation and
storage was tabled in Parliament and will soon be enacted into law.
3
2. PLANNING FOR REFINERY DEVELOPMENT
Regional Refinery Development Plan
¾ A Regional Refineries Development Strategy
(RRDS) was developed and approved in 2008
by East Africa Community member states
¾ The strategy aims at:
ƒ
Harmonized planning and development of
refineries in the East African Community
ƒ
Sustainable utilisation of crude oil resources in
the region.
¾ EAC has only one refinery of 70,000 bbl/day at
Mombasa operating at 50%.
¾ The region product consumption is estimated
at 200,000 bbl/day with a growth rate of 7%.
-85-
Refinery distribution in Africa
4
Planning for Refinery Development (2)
Feasibility of refinery development
¾ Detailed feasibility study for refinery development was conducted in
2010/11 and it assessed;
ƒ
ƒ
ƒ
ƒ
Crude production potential
Size and configuration of the refinery
Location
Financing options
¾ Study confirmed that refinery development is more economically
feasible and beneficial than export of crude oil.
¾ To access the study please write to: [email protected];
5
Feasibility of refinery development (2)
Key drivers for optimum refinery configuration
Uganda’s crude oil quality that is medium - light and sweet.
¾
ƒ Sulphur content 0.1 – 0.2% and API gravity 20 – 330
Market demand (diesel to gasoline ratio)
¾
ƒ Overall market demand is diesel driven with a ratio of 2:1 (diesel : gasoline)
Region boasts of growing product market
¾
100%
90%
80%
70%
60%
50%
40%
30%
20%
10%
0%
6
Light Naphtha
Heavy Naphtha
Kerosene
5
4
Diesel
3
VGO
2
Vac Residue
1
0
Ugandan
"Average"
Source: Feasibility study for refining report, MEMD
-86-
Maya
Brent
Bonny Light Arab light
Sulphur levels comparison
6
Feasibility of refinery development (3)
Projected total regional product demand
¾
Regional petroleum product
market growing at an average of
7% p.a
¾
Product demand forecast to
circa 450,000 BOPD by 2030
¾
Uganda’s product consumption
was 30,000 bbl/day in 2011.
Source: Feasibility study for refining, MEMD
7
Feasibility of refinery development (4)
Projected regional petroleum product demand
Source : Feasibility study report for refining, MEMD
¾
¾
Growth in demand highest for gas oil (diesel) highest compared to gasoline
HFO demand increases due to growing need for electricity
-87-
8
Feasibility study for refining (5)
Refinery size and configuration
¾ Base case refinery of 60,000 bpsd
was recommended
Comparison of Raw Crude Yields Vs Demand Split
100.00
90.00
¾ Phased development to be
considered starting with 20,000
bbl/day
80.00
70.00
LPG
60.00
Gasoline
50.00
Kerosene
¾ Capacity to be expanded in future
to 60,000 bpd and to 120,000 bpd
or 180,000 bpd
40.00
Diesel
30.00
Fuel Oil
20.00
10.00
0.00
Ugandan "Average"
¾ HCK/ Coker design options are
being considered
Demand Slate 2020
Source: Feasibility study for Refining, MEMD
9
Feasibility study for refining (6)
Refinery location
Location of refinery site
¾ Six different locations were assessed;
close to market and oil fields
¾ A location close to the oil fields in
Hoima district was recommended
¾ Location choice based on the waxy
crude type that is difficult to transport
though long distances
¾ Government is in the process of
acquiring 29 sq.km of land in the
proposed location
¾ A Resettlement Action Plan (RAP)
study is nearing completion
-88-
10
Feasibility study for refining (7)
Estimated costs for refinery options
Case
(BPSD)
60,000
HCK / Coker
60,000
120,000
120,000
MHCK /
MHCK /
HCK / Coker
FCC / Coker
FCC / Coker
20,000
Thermal
Cracking Unit
Upstream
$2,057m
$2,057m
$3,461m
$3,461m
$531.40m
Refinery
$1,598m
$2,045m
$2,534m
$3,208m
$469.04m
Product
Pipeline
Total
$174m
$174m
$229m
$229m
$173.00m
$3,829m
$4,276m
$6,224m
$6,898m
$1173.44m
• NPV for base case 60,000 BPSD – US $ 3.2 billion, ROR of 33%
• Crude export pipeline tariff (60,000 BPSD) at ROR of 10% is US$
13.35/bbl .
11
Planning for refinery development (3)
Refinery Ownership
¾ The Refinery will be developed on a Private – Public Partnership
basis through a joint venture company with a proposed 40:60
sharing between public and private entities, respectively
¾ Higher participation share (60%) provides confidence to investors for
funding and also operation of the industry.
¾ Consultation with Partner states has commenced to establish
whether they would like to be shareholders.
¾ A special purpose vehicle (Refinery company) will be formed to take
forward the development and operation
-89-
12
Refinery Development Schedule
Government’s roles
Feasibility
study
• Land acquisition
• Project promotion
2010/2011
2012/2013
• Environmental
baseline survey
• Logistics study
2012/2013
Pre- Front
End Eng.
Design
Identify
developer
2012/2013
2013
Investor’s roles
• EIA
• Front End
Eng. Design
2014/2015
Engineering
Procurement
Construction
2014/2015
Commission
20,000 bbl/d
2015/2016
Commission
60,000 bbl/d
2017
Commission
120,000 bbl/d
2020
13
3. OTHER KEY INFRASTRUCTURE
Crude transportation to refinery and storage facilities
¾ A study to evaluate development of
pipelines and storage facilities for crude oil
and gas in Uganda has been concluded.
¾ Two routes; Northern and Southern to a
central hub/refinery.
¾ Estimated costs;
ƒ Northern (96 km, 16 inch)– US$ 132 M
ƒ Southern (46 km, 12.75 inch) – US$ 53.4 M
Source: Feasibility study for refining,
MEMD
14
-90-
Other Key infrastructure (2)
Refined product transportation
¾ A feasibility study on distribution and storage
facilities for petroleum products from the refinery to
the respective demand centers is being conducted.
¾ This study is being undertaken by Canadian
Pacific Consulting Services Transcom Limited
(CPSC).
¾ The study commenced on March 2012 and is
expected to be concluded by end of the year.
¾ Following completion of the study, the Ministry will
embark on sourcing funding /investors to develop
required pipeline
15
4. Investment opportunities in the Midstream
¾ Heated crude pipelines to refinery
¾ Construction of the refinery
¾ Pipelines to transport refined products to the market.
¾ Storage facilities for crude oil and petroleum products
¾ Utility systems for the refinery
¾ Waste management facilities to handle refinery waste
¾ Environmental services are key given that most activities are located in
ecologically sensitive areas.
¾ Service provision and contracts in the fields of Engineering, Procurement,
Construction, Environmental consultancy, etc.
16
-91-
5. Conclusion
i. Government’s policy is to add value to the crude oil resource
discovered in the country.
ii. The feasibility study for refining demonstrated that the refinery was
more viable compared to a crude export pipeline
iii. The growing national and regional petroleum products market provides
a significant opportunity for the development of a refinery in Uganda.
iv. Government has progressed significantly in the refinery development
plans
v. Government is prioritising the development of infrastructure required to
develop the oil and gas resources discovered in the Albertine Graben.
You are welcome to invest in Uganda - The Pearl of Africa
Further Information;
COMMISSIONER
PETROLEUM EXPLORATION
ATION AND PRODUCTION DEPARTMENT
[email protected]
[email protected]
www.petroleum.go.ug
-92-
17
資料 4-(5)
Ministry of Energy and Mineral Development
Uganda
LEGAL AND REGULATORY FRAMEWORK
FOR THE MIDSTREAM DEVELOPMENT
Irene Batebe
Petroleum Officer, Refinery development
ICEP – Uganda Seminar
Tokyo, Japan
14th November 2012
Presentation outline
1. Background
2. Existing oil and gas legislation
3. Objectives of the Bill for Petroleum refining, gas
conversion, transportation and storage
4. Key aspects of the Bill
–
–
–
–
Institutional arrangement
Licensing
Petroleum acquisition and pricing
Health, Safety and Environment
5. Additional applicable legislation
-93-
2
1. BACKGROUND
• The National Oil and Gas Policy (2008) provides key
objectives to support the development of the oil refinery
and its associated infrastructure;
– One of the policy objectives is to promote the valuable
utilisation of the country’s oil and gas resources
– Promotion of suitable transport solutions which give good value
to the country’s oil and gas resources
• Government has formulated a commercialisation plan for
the discovered oil and gas resources.
• The plan is to satisfy the national and regional petroleum
products requirements.
Legal and Regulatory Framework for Midstream
3
2.EXISTING OIL AND GAS LEGISLATION
• The Petroleum Exploration and Production Act Cap 50
– Regulates upstream operations
• The Petroleum Supply Act (2003)
– Regulates marketing and distribution of petroleum
products
• The two Acts do not address aspects of petroleum refining
• A Bill for Petroleum Refining, gas conversion, transportation
and storage was formulated
• The Bill is currently under discussion in the Parliament of
Uganda.
Legal and Regulatory Framework for Midstream
• It is expected to be enacted -94into law by end of this year
4
3. OBJECTIVES OF THE BILL
9 To promote the development 9 To promote equitable access
to Midstream facilities
of midstream petroleum
especially pipelines
facilities
9 To facilitate investment in
Midstream infrastructure
9 To ensure public safety and
health, and protection of
the environment
9 To regulate the development,
9 To support the development
installation, operation and
maintenance of Midstream
of state participation and
facilities
national content in the
petroleum industry of
9 To provide for the security of
Uganda.
Midstream facilities
5
Legal and Regulatory Framework for Midstream
4. KEY ASPECTS OF THE BILL
A. Institutional arrangement
– Policy; The Bill provides for the Minister to perform the
role of policy setting and implementation .
• This involves issuing, renewing and revoking licenses with approval of Cabinet
– Regulatory; Petroleum Authority of Uganda (PAU) shall
handle regulatory aspects of the Midstream.
• Ensure optimal utilisation of existing and planned facilities
• Review and approve transportation and storage tariffs
– Commercial; National Oil Company (NOC) shall handle
commercial interests of Government in the Midstream
sub-sector
• This will include managing the Publics shares in refinery company to be
formed
6
Legal and Regulatory Framework for Midstream
-95-
Key aspects of Bill..cont’d
B. Licensing of Midstream Facilities
-
An application for a license shall be made to the Minister as prescribed in
regulations
-
The Minister may require a licensee to make arrangements for the
execution of a bond or other form of security
-
An applicant is granted the opportunity to appeal against the objection by
the Minister for a license
-
A person aggrieved by the Minister’s decision may appeal to the high court
within thirty days
Legal and Regulatory Framework for Midstream
7
Licensing…cont’d
• The license to construct and operate a facility shall be
valid for thirty years
• After the 30 years, the license will be renewed for a
period of five years at a time
• On completion of construction, the Authority may grant
the licensee an operation permit not exceeding the
period of the license
• The Minister will stipulate conditions to be fulfilled by
the licensee and these include;
– Access to available capacity in a facility by third parties
– Sale of oil and gas products in order to provide adequate
supplies and competition to the Ugandan market
Legal and Regulatory Framework for Midstream
8
-96-
Key aspects of the Bill..cont’d
C: PETROLEUM ACQUISITION AND PRICING
- The refinery or conversion plant in Uganda shall
give priority to petroleum commodities produced
in Uganda
- Pricing of crude oil or raw gas shall take into
account world market pricing based on arm’s
length principles
- A licensee shall determine the gate price of
petroleum products in a manner to be prescribed
in regulations
- Petroleum product pricing will be subject to the
international import parity pricing principle
Legal and Regulatory Framework for Midstream
9
Key aspects of the bill ..cont’d
D: HEALTH, SAFETY AND ENVIRONMENT
• Aspects of environment shall be regulated by the
National Environment Management Authority
• Flaring or venting in excess of quantities needed for
normal operational safety is prohibited
• All facilities shall be designed and constructed so as to
avoid any gas flaring or venting under normal
operating conditions
• Excessive flaring has to be with the approval of the
Minister in consultation with the Authority
• Licensee is allowed to flare during emergencies above
the normal operation levels.
• A licensee is required to submit a decommissioning
plan to the Authority
Legal and Regulatory Framework for Midstream
10
-97-
Key aspects of the Bill..cont’d
E: State participation and national content
• Government prioritizes development of
capacity of Ugandans to offer services
and goods
• The licensee and his/her contractors are
required to give priority to purchase of
local products and services
• Licensee is required to submit a detailed
programme for recruitment and training
of Ugandans
• Licensee is required to show
commitment to technology and skills
transfer to Ugandans
Legal and Regulatory Framework for Midstream
11
5. ADDITIONAL APPLICABLE LEGISLATION
Other existing legislation that will govern the
Midstream operations include:
–
–
–
–
–
–
–
Income Tax Act, Cap 340
National Environmental Act, CAP. 153
Occupational Safety and Health Act, 2006
Uganda National Bureau of Standards Act, Cap 327
The Land Act, Cap 110
Companies Act, Cap 110
Arbitration and Conciliation Act, Cap 4
Legal and Regulatory Framework for Midstream
12
-98-
6. CONCLUSION
i. Government is formulating the necessary legislation
to monitor and regulate Midstream Operations
ii. The legal and regulatory framework is aimed at
creating a conducive investment environment for
investors
iii. The Bill to regulate Midstream operations will soon
be enacted into law
iv. There is additional existing legislation to ensure that
Midstream operations are well regulated.
Legal and Regulatory Framework for Midstream
13
THANK YOU!!
Further Information;
COMMISSIONER
PETROLEUM EXPLORATION AND PRODUCTION DEPARTMENT
[email protected]
[email protected]
www.petroleum.go.ug
-99-
資料 4-(6)
-100-
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資料 4-(7)
ウガンダの石油開発概観
2012.11
ICEP 業務部
鉱区
アフリカ地溝帯(グレートリフトバレー)で初めて石油が発見されたアルバート
湖沿いの鉱区1~3は一部放棄され、エドワード湖にかけて細分化され、現在計 17 鉱区に
設定されている。
鉱区 1~3の残存鉱区を英 Tullow、仏 Total、中 CNOOC が各 1/3 ずつ権益保有。
各社がオペレーターを分担して探鉱継続。Kingfisher 油田は同 3 社の生産鉱区。
鉱区 4B(エドワード湖)英 Dominion100%
鉱区 5(最北部)英 Tower(子会社 Neptune)が 3 坑試掘後撤退(2012 年)
地質
油層は新第三系中新統上部~鮮新統下部にあり、油比重は 30 度 API 前後、ガス油
比は低く、硫黄分 0.2%以下、流動点 40 度 C、ワックス質である。
最近の探鉱
2012 年 9 月
Total は年内試掘予定
2012 年 8 月
Total が鉱区 EA-1 で空中重力調査 5,800km 終了
2012 年 7 月
中 CNOOC が Kingfisher 油田南方鉱区で試掘失敗
2012 年 2 月
英 Tower が北部鉱区 EA5 から撤退表明
2011 年 8 月
Tullow が発見 7 油田の3D 震探実施
2006 年に英 Hardman が最初の発見。これまでに 20 油田が確認されている。
埋蔵量
政府は確認原始埋蔵量を 25 億バレルから 35 億バレルに修正(2012 年 9 月報道)
生産
Tullow は 20 万 b/d ポテンシャル見込む。
製油所稼動前に少量生産開始し発電用に国内販売か?政府は将来の 12~18 万 b/d
生産も視野に製油所を計画。国内需要 27 千 b/d(ケニアから石油製品輸入)
。
- 101 -
その他
Hardman はウガンダでの発見後に Tullow に買収され、パートナーの英 Heritage
もウガンダ権益を Tullow に売却した。政府と Heritage の間で譲渡課税問題が発生したが、
2012 年 2 月に結着し、Tullow から Total/CNOOC への割譲も認められた。
現在審議中の石油法で石油省、国家石油庁、国営石油を設立予定。新規鉱区公開
は中断。
製油所計画
アルバート湖油田地帯に製油所(当初 2 万 b/d、6 万 b/d に増強予定)を建設し、
2017 年に稼動させる計画。FS を 2010 年米 Foster が実施。政府は製油所権益 40%参加を
希望。近隣諸国への製品供給に意欲あり。
パイプライン計画
発見当初 Tullow はケニア経由のパイプライン新設で原油輸出を希望したが大統領
が製油所を主張し、昨年再選された。6 万 b/d 以上の余剰原油を輸出するか検討中。
DRコンゴとの関係
Heritage 探鉱時代にアルバート湖領有を巡り DR コンゴ(キンシャサ)と軍事衝
突したが、2010 年 10 月に石油データ交換に合意、同年 12 月にアルバート湖の共同探鉱開
発・原油販売に合意した。
以上
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5.会場写真
セミナー会場
カバガンベ-カリイサ エネルギー・鉱物開発省次官
- 103 -
マリンガ エネルギー・鉱物開発省アシスタントコミッショナー
カサンデ エネルギー・鉱物開発省アシスタントコミッショナー
- 104 -
バテベ エネルギー・鉱物開発省石油オフィサー
意見交換会
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6.参加者リスト
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