...

中古車両、機械及び装置の国際移動(PDF:357KB)

by user

on
Category: Documents
15

views

Report

Comments

Transcript

中古車両、機械及び装置の国際移動(PDF:357KB)
資料4-2
植物検疫措置に関する
国際基準(ISPM)案
中古車両、機械及び装置の
国際移動
農林水産省
1
これまでの経緯

2006年 4月
IPPC総会(CPM 1)がISPMの策定を決定

2009年 5月
基準委員会(SC)が仕様書を承認

2014年 5月
基準委員会(SC)がISPM案を加盟国協
議へ提出することを承認

2014年 7月
加盟国協議
2
基準案の構成
範囲、背景、要件
 1 有害動植物のリスク
 2 措置

(1)処理及び汚染コントロール
(2)必要とされ得る施設及び廃棄物処分
(3)証明手続

3 不適合及び緊急行動
付録1 中古の軍用車両、機械及び装置の国際移動に関する
ガイドライン
付録2 中古車両、機械及び装置の移動に伴う有害動植物の例
付録3 中古車両、機械及び装置の有害動植物リスク順及び
可能な植物検疫措置

3
範囲
中古車両、機械及び装置

中古の軍用車両、機械及び装置

*国境を自らの動力で移動する車両又はその他の輸送機
器は対象外
4
背景
中古車両、機械及び装置、中古の軍用車両、機械
及び装置は国の間を移動。

付着した土壌、有害動植物、植物の破片、種子、
を伝搬し、輸入国での用途により、農業地域、森林
地域へ侵入させる可能性。

中古車両、機械及び装置の移動に伴うリスクと植
物検疫措置についてNPPOのための具体的な指針
が必要。

5
要件1 有害動植物のリスク
土壌、有害動植物、植物の破片、種子による汚染

リスク分類の要素

タイプ(機器の複雑さ)
前の用途(農場・森林で使用、有機物運搬に使用)
保管(屋外、植生のそばで保管)
用途(農場・森林で使用)
起点(輸出前の使用地域)
6
要件2 措置
(1)処理及び汚染コントロール

清掃
吹付加工、貯水タンク・残渣除去、圧・蒸気洗浄、掃き出し、
掃除機かけ等。

清掃に加え使用され得る処理
化学的処理(くん蒸)、低温処理、熱処理。

汚染コントロール
有害動植物から離れた場所、植生・土壌・たまり水・汚染さ
れた積荷のない場所、舗装面、雑草防除された港湾地域、
有害動植物が誘引されるのを防ぐ措置。
7
要件2 措置
(2)必要とされ得る施設及び廃棄物処分

施設
土壌トラップ・排水管理システムを有する舗装面、確認
及び清掃、熱処理施設、くん蒸施設)。

廃棄物処分(輸入国)
袋がけ、焼却、深部埋設、処理。
8
要件2 措置
(3)証明手続
積荷が清掃されたことを証明するための文書(輸入者の
申告、清掃申告、処理証明書、証拠写真又は植物検疫証明
書)の要件は輸入国NPPOが決定。

NPPOは輸入検査を実施することができる(分解、サンプリ
ング採取を含む)。

輸出国NPPOは、処理施設を認可できる。認可システムが
使われている場合、輸入国NPPOは頻度を減らした輸入検査
が可能。

中古の軍用車両、機械及び装置の清掃は軍事当局に
よって証明され得る。

9
要件3 不適合及び緊急行動
不適合

国際基準No.13「不適合及び緊急行動の通報のための指
針」及びNo.20「植物防疫輸入規制制度のための指針」に
従った輸出国通報などの植物検疫行動が可能。
緊急行動

汚染された中古車両、機械及び装置の係留、処理又は積
み戻しに制限すべき。
10
付録1 中古の軍用車両、機械及び
装置の国際移動に関するガイドライン
参照用であり、ISPMの規定の一部ではない。
背景

商業用及び私的な荷送人に対するアプローチを適用でき
ないため、軍事当局者がガイドラインを使用し実施するこ
との約束を提案。
目的

移動前にNPPOが規定する土壌及び有害動植物がない
こと。
要件

NPPOの要件にしたがって清掃されたことを確保。
消毒方法は圧洗浄、蒸気洗浄、タンク・残渣除去、化学
的処理など。
11
軍事当局者による証明。
付録2 中古車両、機械及び装置の
移動に伴う有害動植物の例
参照用であり、ISPMの規定の一部ではない。
有害動物

マイマイガ、ヒメシロモンドクガ、クサギカメムシ、アフリカ
マイマイ、センチュウ( Globodera spp. )
有害植物

テンサイそう根病、ジャガイモ輪腐病、
sudden oak death (Phytophthora ramorum)、 Karnal
bunt ( Tilletia indica )
雑草

オオバノボタン、ヒマワリヒヨドリ
12
付録3 中古車両、機械及び装置の
リスクの高い順と植物検疫措置の例
参照用であり、ISPMの規定の一部ではない。

農業、林業及び園芸用中古車両等
吹きつけ加工、化学・低温・熱処理、貯水タンク・残渣除去、圧・蒸気洗浄、
掃き出し・掃除機かけ

土工用、廃棄物管理用中古車両等
吹きつけ加工、化学処理、貯水タンク・残渣除去、圧・蒸気洗浄、掃き出
し・掃除機かけ

深部掘削用、屋外で使用された工業用中古車両等
吹きつけ加工、貯水タンク・残渣除去、圧・蒸気洗浄

中古車
吹きつけ加工、化学・熱処理、貯水タンク・残渣除去、圧・蒸気洗浄、掃
き出し・吸引・掃除機かけ

リムレスタイヤ
化学処理(くん蒸、消毒)、圧洗浄、蒸気洗浄
可能な確認手続きとして、清掃宣言、処理証明、証拠写真、輸入者の宣
言、輸入検査、認証及び監査
13
Fly UP