和歌山県内の行政相談委員（岩出市担当 島本忠生 委員）

平成２８年度 行政相談委員総務大臣表彰について
総務省では、行政相談委員として永年その職にあり、行政相談委員としての業績が特に顕
著で他の模範とするに足りると認めた方に対して、総務大臣が表彰を行っています。
平成 28 年度は、和歌山県内では≪島本 忠生 委員≫１名が受賞します。
総務大臣表彰
しまもと
ただお
島本 忠生 委員（岩出市担当
委 嘱 期 間 ：平成 18 年６月
主 な 功 績 ：①
～
74 歳）
現在（10 年４か月）
市民の利便性を考慮して、毎月場所を変更しな
がら定例行政相談所を開設し、年間 81 件（平成
25 年度から 27 年度までの平均件数。県内の行政
相談委員の中ではトップクラス）もの相談を受け
付け、対応している。
②
多くの相談を受け付けながらも、より一層住民に行政相談を利用しても
らえるよう、所属する団体のバスツアーの際に、車中で、総務省が作成し
た行政相談（委員）制度広報用ＤＶＤを上映して、ツアー参加者から困り
ごとを受け付けたり、地元の小学校を訪問し、児童に対し、行政相談（委
員）制度を紹介する（その際、通学路の安全に関する相談を受け付け、解
決のために校区内を確認に回った。）など、行政相談（委員）制度の広報
活動に尽力している。
③
平成 21 年度から、県内の行政相談委員で構成する和歌山行政相談委員
協議会の理事を務め、自主的に研修会を企画・実行し、委員間で意見交換
を行う機会を設けるなど、後進の育成にも積極的に取り組んでいる。
表
彰
式
日
時：平成 28 年 10 月７日（金） 10：10 ～
会
場：京王プラザホテル「コンコードボールルーム（Ａ）
」（本館５階）
（東京都新宿区西新宿２－２－１）
（注） 委員の年齢及び委嘱期間は、総務大臣表彰時点（平成 28 年 10 月７日）のものです。
参
考
１
行政相談とは？
「総務省設置法」（平成 11 年法律第 91 号）に基づき、国の行政全
般についての苦情や意見・要望を受付、公正・中立な立場から関係
行政機関に必要なあっせんを行い、その解決や実現の促進を図ると
ともに、それを通じて行政の制度及び運営の改善を図るものです。
行政相談シンボルマーク
２
行政相談委員とは？
「行政相談委員法」（昭和 41 年法律第 99 号）に基づき総務大臣から委嘱された民間
の有識者（ボランティア）で、全国に約 5,000 名、和歌山県下には 61 名（各市町村に
１名以上）が配置されています（平成 28 年９月 30 日時点）。
３
和歌山県内の行政相談件数（平成 27 年度実績）
平成 27 年度における県内での相談件数は 2,143 件（①＋②）でした。
① 行政相談委員が受け付けた件数：1,170 件（54.6％）
② 総務省和歌山行政評価事務所が受け付けた件数：973 件（45.4％）
相談内容
衆議院議員総選挙と、同時に実
施される最高裁判所裁判官国民
審査の期日前投票の開始日が異
なっています（注）。
改善状況等
総務省行政評価局は、公職選挙法を所
管している総務省自治行政局に対し、衆
先の衆議院議員総選挙の際にも、まず衆
議院議員総選挙と国民審査の期
日前投票の開始日を統一するよ
うあっせんしました。
議院議員総選挙の期日前投票のみを行い、
その結果、総務省自治行政局から、法
後日改めて国民審査の期日前投票を行っ
案のとりまとめを含め早期に対応してい
た方がいたと聞き、国民に大きな負担を強
きたいとの回答を受領しています。
いていると感じました。
国民に負担を強いている現状に鑑み、衆
議院議員総選挙と国民審査の期日前投票
日を統一できないものでしょうか。
（注）公職選挙法（昭和 25 年法律第 100 号）第 48 条の２において、衆
議院議員総選挙は公示のあった日の翌日から、最高裁判所裁判官国
民審査法（昭和 22 年法律第 136 号）第 26 条において、最高裁判所
裁判官国民審査は投票日の７日前から期日前投票できると規定され
ています。