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北見市都市再生整備事業
北見市都市再生整備事業 複合交通・地域交流拠点の整備について 平成27年1月 都市再生基本構想の考え方 策定の経緯と整備方針 <経緯> 平成22年6月、魅力的で居心地の良い中心市街地のにぎわいと活気を取り戻すことを目指して、「北見市都市再生基本 構想」を策定 <整備方針> 「高度医療拠点」(北見赤十字病院整備、小公園整備等)、「複合交通・地域交流拠点」(市庁舎整備、まちきた大 通ビル整備、駅前広場整備等)、「中央大通・骨格軸」(賃貸住宅、市街地再開発等)の2拠点1軸を都市再生の 先導的な役割を担う地区として都市機能や商業機能の集積・強化 (都市再生基本構想における基本方針) ① コンパクトなまちづくり ② 高齢社会に対応した移動の利便性と 安全性の確保 計画区域 高度医療拠点 ③ 北見らしい暮らしの実現 ④ シンボルとなる景観軸の形成 ⑤ 環境への対応 ⑥ 災害に強いまちづくり 中央大通・骨格軸 複合交通・地域交流拠点 1 複合交通・地域交流拠点の方向性 ■平成26年1月 市長が提案した基本的な考え方 2 複合交通・地域交流拠点の整備について 【市庁舎ゾーン】 【商業・地域交流ゾーン】 【複合交通ゾーン】 「つどい・にぎわい・つながる」 市民のための庁舎 人とまちがつながる にぎわいの空間づくり ひと・まち つなぎ つどう ■整備方針に基づく概念図 90台 西銀 デパート ホテル ルートイン 北見信金 本店 150台 65台 計203台 53台 3 全体計画イメージ (注) この計画案は北見市による検討イメージ案であり、詳細については今後の協議調整により変わることがあります。 7F 6F 水 5F 水 断面図 4F 水 3F 水 2F 水 1F 機械室 り り り り 0 執務室 議会 り 大通西2丁目 N 大通西3丁目 執務室 執務室 10 20 30 40 50m 市長室・災害対策本部機能・執務室 執務室 吹抜 スカイウォーク 吹抜 カバード ウォーク 車寄せ まちきた大通ビル公開空地 EV EV 2F平面図 吹抜 ROOF 吹抜 EV 市庁舎 執務室 EV 中 央 大 通 公開空地 国道39号 上部吹抜 上部吹抜 駐輪 スペース OUT IN 市庁舎 総合窓口 駐車場 150 台 ( 79 台 ) バス乗降場 大通一号道路 大通二号道路 EV 入口 交番 MEIN ENT 風除 SUB ENT 風除 ( 41 台) 出口 EV ( 30 台 ) 一般車 駐車場 (21 台) OUT 風除 EV EV 荷捌場 まちきた大通ビル 環 境 広 場 タクシープール 一般車 乗降場 タクシー乗降場 OUT 風除 バス待合室 IN SUB ENT 出入口 出入口 SUB ENT IN 出入口 ホ テ ル ル I ト イ ン カバード ウォーク ROOF まちきた大通ビル駐車場(65 台) 環境広場 カバードウォーク JR北見駅 福祉車両 乗降場 駐輪場 自由通路 泉通地下歩道 4 事業スケジュール 複合交通・地域交流拠点の整備は、平成27年度から合併特例債の活用期限 である平成32年度までの6か年計画とします。 合併特例債期限 H26 駅前広場の整備 H27 都市計画審議会 H28 H29 H30 実施設計 H32 工事 既存立体駐車場の解体 実施設計 新庁舎の整備 H31 基本設計 実施設計 解体工事 工事 発注準備 まちきた大通ビル駐車場の整備 実施設計 工事 まちきた大通ビルの耐震改修 工事 実施設計 概算事業費と財源計画 (百万円) 財源内訳 事業 新庁舎建設事業 事業費 交付金等 (国の支 援) 地方債 (市の借 金) 一般財源 (市の独 自財源) 交付金等 (国の支援) 459 一般財源 庁舎基金 (市の独自財源) (積立金) 1,247 11,780 - 10,676 1,032 72 まちきた大通ビル耐震 等改修事業 159 20 104 35 - 駅前広場等再整備 事業 958 439 339 180 - 12,897 459 11,119 1,247 72 合計 庁舎基金 (積立金) 72 総事業費 12,897 (百万円) <地方債の償還財源> 一般財源 765 減債基金 (積立金) 4,326 地方交付税 (国の支援) 6,768 地方債 11,859 (百万円) 地方債 (市の借金) 11,119 ※利息を約0.5~1.0%と仮定 市税等で賄う額 1,247+765 =20.1億円 5 新庁舎建設基本計画(案) 6 市庁舎の現状と問題点① 市庁舎の現状 現在、本庁舎機能は、市内11か所の分庁舎、仮庁舎に分散配置されています。 ■各建物の竣工年、構造、階数、面積 窓口機能や議会については、ま ちきた大通ビルにおいて商業施設 と併設された形で運用しており, 主な窓口部署は4階に、議会事務 局は5階に、議会は6階に配置し ています。 4階窓口廻り 6階市議会議場 7 市庁舎の現状と問題点② 市庁舎の問題点 <市民サービス上の問題> 一般来庁者がどの庁舎のどこへ行けば良いのかわかりづらい(間違い来庁の発生) 庁舎間の「行ったり来たり」 窓口がまちきた大通ビル4階あるため利便性に課題 ユニバーサルデザインへの対応が不十分 使いづらい立体駐車場 <防災上の問題> 建設年次が古く、災害対策拠点としての耐震性能が確保されていない可能性が高い 災害対策拠点としての機能維持に必要なエネルギー等の確保が不十分 災害対策本部への参集に時間を要する 情報共有の遅滞 <施設運営上の問題> 施設の老朽化による修繕費やエネルギー費用(ランニングコスト)が増大 <業務効率上の問題> 業務上の移動にかかる時間やエネルギーの無駄 各部署間の連携やコミュニケーション不足の発生 新庁舎の建設により多くの問題を解消 8 新庁舎の基本理念と基本方針 基本理念 「つどい・にぎわい・つながる」市民のための庁舎(市民庁舎) 基本方針 1.人にやさしく親しみのある庁舎 2.まちの交流やにぎわいに寄与する庁舎 3.環境や景観に配慮した北見らしい庁舎 4.安全・安心な暮らしを支える庁舎 5.情報化に柔軟に対応する庁舎 6.ライフサイクルコストに配慮した 経済的で可変性を持った庁舎 9 基本的な考え方① ICT(情報通信技術) 導入計画 ユニバーサル デザイン計画 サイン計画 地場産材の活用 新庁舎の 基本的な考え方 構造計画 環境配慮施設計画 LCC(ライフサイクル コスト)縮減計画 設備計画 10 基本的な考え方② ①ICT(情報通信技術)導入計画 ICTを活用することにより、オンライン化やネットワーク化を通した窓口業務の迅速化、効 率化を図り、利便性の高い行政サービスを提供します。 ②ユニバーサルデザイン計画 年齢や障がいにかかわらず、誰も がわかりやすく使いやすい安全な庁 舎とするためバリアフリーとユニバー サルデザインを徹底した計画とします。 バリアフリーとユニバーサルデザイン ③サイン計画 すべての人にわかりやすいサイン計画とするととも に、拠点全体で統一的なサイン計画を行い、内装との 調和や北見らしいデザインを考慮していきます。 分かりやすいサイン計画の例(会津NPOセンター) 11 基本的な考え方③ ④構造計画 ■構造形式の例 機能性・安全性・経済性・耐久性を十分に考 慮した構造計画とします。耐震安全性としては 耐震構造、制震構造、免震構造の検討を行い、 災害対策応急活動に必要な構造耐力を確保し た計画とします。 ⑤設備計画 安全性、快適性、エネルギーコストの低減、災害時の庁舎機能維持を基本とし、信頼性 が高く、保守性の良い設備計画を実現します。また、操作しやすく、維持管理が容易なシ ステムとします。 ⑥LCC(ライフサイクルコスト)縮減計画 建設時のイニシャルコストのみならず、使用中の運 営費、維持管理費等を含め、解体廃棄までのトータ ルな費用として捉えたライフサイクルコストを縮減す ることが重要であることから、経年的に変化するラン ニングコストを低減可能な建設計画とします。 ライフサイクルコストの試算例 12 基本的な考え方④ ⑦環境配慮施設計画 自然エネルギーの活用や省エネ、省資源化を図り、 ランニングコストの縮減に配慮した効率的なグリーン 庁舎を目指すと同時に、快適な生活環境を守り育て る「創エネルギー都市」の実現をアピールする市庁舎 とします。 グリーン庁舎のイメージ ⑧地場産材の活用 「北見市地域材利用推進方針」に基づき、林業によ る地場産木材を内装材や家具として活用していく他、 森林バイオマスの利用を今後の基本設計・実施設計 の中で検討していきます。 地場産材による内装例(真庭市) 13 新庁舎の機能① 新庁舎の機能 14 新庁舎の機能② ①案内機能 市民が迷わず来庁目的に応じた適切な場所を訪問出来るよう、エントランスでは総合案 内が来庁者を迎え入れる計画とします。 ②窓口機能 市民の移動を最小限にすることを基本に、市民の利用が多い各種届出申請や証明書発 行などの窓口機能を1階に集約配置し、来庁目的別のワンストップサービスを提供します。 ■1階における窓口機能の提供イメージ (北見市ワンストップサービス推進計画) 15 新庁舎の機能③ ③相談機能 市民のプライバシーを守り、安心して相談できる環境を実現するため、隣接するカウン ター間に間仕切りを設置するほか、相談室を確保するなどプライバシー保護に充分配慮し ます。 臨席とのプライバシーに配慮したカウンター:富士市 共用相談室:立川市 ④情報発信機能 市民へ行政・産業・市民活動などの情報を積極的に提供するため、情報発信機能を持つ スペースづくりを行い、季節感のあるインテリアや観光・イベントについても発信するなど北 見市のイメージアップにつながる空間を演出します。 情報発信コーナー:甲府市 情報公開スペース:太田市 16 新庁舎の機能④ ⑤執務機能 執務空間は組織構成や人員配置の変動、業務内容の変化等に柔軟に対応できるよう、 オープンな空間やOAフロアとするとともに、スペースの有効利用と業務の効率化について も検討します。 ⑥災害対策機能 災害時の行政機能を確保し、迅速かつ集中的な災害対策・組織編制に対応するため、市 長室と災害時の対策本部機能は連携を図ることが出来るよう同じフロアに近接して配置し、 防災情報機器の整備を行います。 また、災害時においても災害対策本部として一定期間維持するための機能を確保します。 ⑦議会機能 執行機関に対するチェック機関としての役割を担う市議 会が、円滑にその活動を行うことができ、議決機関として の独自性を確保できる施設とします。 同時に、議会が広く市民にとって身近に感じることが出 来るよう、誰もが本会議や委員会等を容易に傍聴できる 施設づくりを行います。 議場の例:長岡市 17 新庁舎の機能⑤ ⑧市民交流機能 歩行者動線を考慮した利用しやすい位置に市民に開かれた市民交流のためのスペース を検討します。 NPOやボランティア団体の交流、情報交換の場については、商業・地域交流ゾーンとして 位置づけられた、連接するまちきた大通ビルで主に担うこととします。 市民ギャラリー:岩倉市 市民交流スペース:青梅市 18 新庁舎の機能⑥ ⑨会議・打合せ機能 部署間・職員間の連携や業務効率向上を図るため、日常的に使用できる打合せスペース を執務空間内に効果的に配置します。 ⑩収納機能 ICT(情報通信技術)を活用した文書管理システムを引き続き活用することで文書保管量 のスリム化を図り、収納・保存スペースの縮減を図ります。 ⑪セキュリティ機能 主に来庁者が利用するゾーン、職員や関係者が入出可能なゾーン、限定された職員や関 係者が入出可能なゾーンなどゾーニングによるセキュリティ対策を導入するとともに、行政 情報や個人情報の漏えい等に対するセキュリティ機能の強化、職員の階層による情報へ のアクセス制限、アクセス履歴管理、重要管理ゾーンの設定と入室制限管理等を徹底し、 カードキーなどによる個人認証と入退室システムの構築を検討します。 19 新庁舎の規模設定① 【配置職員数】 新庁舎の規模は、配置される職員数を基本に算定します。 新庁舎完成予定年度のH32年の想定職員数を規模算定の根拠とします。 推計から新庁舎へ配置される職員数は724人と設定 【必要庁舎面積】 必要庁舎面積は、配置職員数724人を基に、総務省が定める庁舎面積の算定基準(旧 起債対象事業費算定基準)により算定します。 さらに、算定基準に含まれていない災害対応のための諸室や市民利用のスペースを加算 します。 職員数724人に対応する必要面積は19,900㎡ 20 新庁舎の規模設定② 【経済的な庁舎規模の設定】 北見市の人口は新庁舎オープン以降も 減少していくことが予想され、それに伴い 職員数も減少していくことが想定されま す。 将来の人口減少と職員数の減少を考 慮し、建設年次の比較的新しい端野総合 支所庁舎約1,700㎡を有効活用し、現 在、当庁舎2階に配置されている教育委 員会を据え置くことにより、新庁舎のコン パクト化を図ります。 国立社会保障・人口問題研究所による北見市の人口推計 なお、教育委員会は将来的に職員数が減少した段階で新庁舎内に配置する計画とします。 新庁舎建設規模は18,000㎡を目標とする。 21 駐車場の規模設定 駐車場の規模算定にあたっては、現在のまちきた大通ビル駐車場と他の分庁舎駐車場の 利用実態から必要台数を設定することとし、通常日に必要な台数を確保します。 なお、年度末や年度初めなどの混雑日については、中心市街地駐車場を活用することを想 定します。 通常日 混雑日 駐輪場については、来庁者と職員用を分けて配置することを検討し、玄関への動線に配慮 した位置に一定の台数を確保します。 また、自転車用ラックの設置や屋根つきとするなど、利用者の利便性に配慮した計画としま す。 22 配置・敷地利用計画 ■施設配置・敷地利用イメージ 23 施設計画 市庁舎は、経済性を考慮した効 率的な計画を基本に、1階には窓 口部門を集中的に配置し、オープ ンな吹抜けを採用するなど、まち と市民に開かれた空間構成を検 討します。 ■主な平面イメージ 2階は、まちきた大通ビルと動線的に 連続させるとともに、市民に開かれたス ペースづくりを検討します。 3階から5階には主に執務室を配置し、 6階と7階には主に議会の配置を検討し ます。 また、市長室と災害時の対策本部機 能を集約的に配置します。 ■断面イメージ 24 まちきた大通ビル計画(案) 25 まちきた大通ビルの基本理念と基本方針 基本理念 人とまちがつながるにぎわいの空間づくり 基本方針 1.市庁舎ゾーンと複合交通ゾーンを連携し、つながりのある歩行者動線を 確保することにより、活発な人の動きを誘発します。 2.3つのゾーンのサイン計画を全体で計画することで、人の流れを円滑にし、 かつ、一体的な都市景観づくりを推進します。 3.市庁舎移転後のフロアに新たな交流機能を配置することにより、 商業機能と一体となってより一層のにぎわいを創出します。 4.使いやすい駐車場を整備し、交通施設利用者の利便性の向上を図ります。 5.耐震改修工事を行うことにより、市民など利用者の安全性を確保します。 26 歩行者動線計画 地下では、泉町地下通路と接続し、市 庁舎へ連絡する動線を維持します。 ■活発な人の動きを誘発する歩行者動線 カバードウォーク 地上部では国道沿いの歩道と現在のバ スターミナル乗降スペースを歩道化する ことで、新庁舎と駅前広場を2つの経路で つなぎます。 2階レベルでは、現在の公開空地を利 用する動線を継続確保するとともに、新 庁舎側公開空地にカバードウォークを設 置し、降雪時や雨天時でも快適に新庁舎 と行き来が出来るようにします。 将来的には、複合交通・地域交流拠点 全体でサイン計画の統一を図り、人の流 れをスムーズにするわかりやすいサイン 計画を検討していきます。 27 耐震改修計画① 【耐震補強方針】 RC補強壁や鉄骨ブレースの敷設により構 造体の耐震安全性を確保します。 RC補強壁のイメージ 鉄骨ブレースのイメージ 【耐震補強案】 ■1階耐震補強位置図 28 耐震改修計画② 【耐震補強案】 ■2階耐震補強位置図 ■3階耐震補強位置図 29 まちきた大通ビル利活用計画① まちきた大通ビルの現状 ■まちきた大通ビルの現状断面図 ・地下1階~3階・・・商業店舗 ・4階・・・市庁舎 ・5階・・・催事場、憩いの広場、市庁舎等 ・6階・・・飲食店街、市議会議場 ・7階・・・市庁舎 基本的考え方 新庁舎へ移転する4階から7階の市庁舎部分について、移転後の利活用を検討します。 商業機能との一体性や隣接する交通結節機能、新しい市庁舎とのつながりなど、まちきた 大通ビルの立地や特性を活かした施設を計画します。 まちきた大通ビルが中心市街地活性化の中心的役割を担うことが出来るような人々が集 い、にぎわう施設を計画します。 現在5階に配置されている催事場と6階に配置されている飲食店街は、現状どおりの利用 を想定します。 ・市庁舎機能の新庁舎への移転が平成32年頃になる予定であることから、現時点では 利活用の可能性やイメージを提示します。 ・実際の利活用については市庁舎機能移転までに具体化していきます。 30 まちきた大通ビル利活用計画② まちきた大通ビルは商業施設としての利用を基本としますが、商業施設以外の利用方法に ついては、大きな支障なく転用可能な利用形態として下記の用途が考えられます。 ①事務室、事務所 ②子どもや子育てに関する施設 ③文化・学習施設(1室が200㎡以下の場合を想定) ④ワークステーション (サテライトオフィスなどの貸しスペース) ⑤診療施設(MRIやCTなどの特殊な大型重量診療機器を 要しない診療科目を想定) ⑥健康増進施設 (フィットネススタジオ、エアロビクススタジオなど) ⑦市民交流スペース エアロビクススタジオ(明日都浜大津/大津市) 子ども料理教室(芳賀町生涯学習センター/芳賀町) コワークスペース(ドリノキ/札幌市) 木育広場(木のプラザ/北見市) 31 まちきた大通ビル利活用計画③ 【4階利用イメージ】 4階は市外郭団体事務スペースやコワークスペースとしての貸しオフィスをはじめ、各種文 化教室を開催する生涯学習施設や健康・医療関係の施設など、落ち着いた空間の中で市民 が利用できるフロアづくりを想定します。 まなびの広場(道立生涯学習センター/北海道) トレーニング教室(明日都浜大津/大津市) 生活就労支援相談(北見市) コワークスペース(ドリノキ/札幌市) 32 まちきた大通ビル利活用計画④ 【5階利用イメージ】 5階は現状の物品販売催事場をメインとし、にぎわいのある利用を想定します。 子どもが遊べるスペースや誰もが利用できる市民交流スペースを併設し、家族連れでの利 用が可能な楽しくにぎわいのあるフロアを想定します。 菓子まつり(パラボ/北見市) 木育ひろば(木のプラザ/北見市) KIDSはらっぱSORA(であえーる岩見沢/岩見沢市) 全国うまいもの会(パラボ/北見市) 33 まちきた大通ビル利活用計画⑤ 【6階・7階利用イメージ】 6階は、飲食店街は現状どおり継続 しての営業を想定します。 現在の市議会議場及び委員会室は、 物品販売の各種催し物会場など催事 ゾーンとしての可能性について検討し ていきます。 7階は、現在市役所の会議室となっ ていますが、現在の状態のままで、市 民のさまざまなミーティングの場となる 貸室としての利用を想定します。 屋上 屋上 34 駐車場計画 必要駐車場台数 必要駐車台数は、実態調査結果における商業施設の通常日の必要台数50台と4階から7 階の新たな機能の利用者分として15台を想定し、合計65台を確保します。 イベントや年末年始など繁忙期に必要な駐車台数は中心市街地駐車場の利用を想定します。 駐車場計画 使いやすい平面駐車場をまちきた 大通ビル南側のバスターミナル移転 跡地に整備します。 駐車場へのアクセスは市庁舎側(大 通1号道路側)からとし、駐車場管制 設備を設けるなど管理しやすく安全な 駐車場とします。 荷捌きスペースを既存当初の位置 に戻し、駐車場内に搬入車両が進入 しないようにします。 駐車場内は対面通行とし、端部に 切り返しスペースを設けます。 車椅子対応の駐車スペースをまち きた大通ビルの出入口付近に設けま す。 ■駐車場配置計画図 大 通 1 号 道 路 市 庁 舎 まちきた大通ビル 荷捌きスペース 35 駅前広場の再整備計画(案) 36 駅前広場周辺の現状と課題① 現在の駅前広場周辺は以下のような課題が顕在化しており、再整備の必要性が高まっています。 1.交通結節点としての一体性の向上 泉町連絡道路を大きく迂回する歩行動線のため、交通結節機能が十分な機能 を果たしていません。 2.移動等円滑化基準に適合していない施設の改善 障がい者専用駐車スペース、視覚障がい者誘導用ブロックの色彩、タクシー 乗降場等の段差など、移動等円滑化基準に適合しない施設があります。 3.公共交通利用者の減少に伴う施設規模の見直し 鉄道、バスともに利用者数は開業当時の1/3以下になっており、利用者数 に応じた施設規模の見直しが必要となっています。 4.車両動線の交錯の解消、緩和による交通安全性の向上 現在のバスターミナル周辺では、バスとタクシーや一般車両の動線が交錯して おり、交通安全上の課題があります。 舗装材の劣化状況 大きく迂回する歩行動線 37 駅前広場周辺の現状と課題② 泉町連絡道路 ・タクシーとバスの動線が交錯して おり、交通安全上の課題がある。 ・タクシー乗降場とバス乗降場が近接 しており、車両が輻輳している。 一般駐車場 ・障がい者専用駐車スペースが確保されていない。 ・まちきた大通ビルの利用者が多く、JR駅利用者 の送迎など短時間利用は少数にとどまっている。 交通広場 ・福祉車両停車スペースやタク シー乗降場の歩道との段差など、 バリアフリー化されていない。 まちきた大通ビルとの連続性 ・市道泉町連絡道路があることにより、 北見駅とまちきた大通ビルとを結ぶ 歩行動線は大きく迂回している。 駐輪スペース ・枠外の駐輪も多く、歩行動線を阻害 し、景観上も課題がある。 バスターミナル・待合所 ・混雑時にはバスが輻輳し、車 両の誘導が必要な状態となっ ている。 ・進入部分では、バスとJR業 務用車両や荷さばき車両と交 錯している。 ・待合室は時間帯により混雑し ている。 ・トイレはバリアフリー化され ていない。 泉通地下歩道 ・階段の車いすリフトは、故障 のため長期使用されていない。 ・まちきた大通ビル側の施設内 通路は、夜間閉鎖されている。 環境広場 ・交通安全啓発活動、献血、 冬季イルミネーションなど 年間15件程度の利用にと どまっている。 ・まちきた大通ビルと北見駅 の間の歩行者動線となって おり、主に通路としての利 用にとどまっている。 その他施設 ・舗装材、サイン、車止めなどの施設は、破損や劣化が散見され る。特に舗装材は目地の開きが大きく、車いす等の走行に支障 がある。 ・サインは情報の更新がされておらず、デザインが不統一である。 ・視覚障がい者誘導用ブロックは、色彩が基準を満たしていない。 ・情報提供施設の点字表示やユニバーサルデザインの考えに基づく 施設整備がされていない。 ・雨天、降雪、悪天候に対応できる屋外施設がない。 38 駅前広場の再整備 コンセプト・基本方針 コンセプト ひと・まち つなぎ つどう 人と人が行き交い、まちとまちがつながる空間。 人とまちの関わりのなかに北見市の魅力があふれ、 つどい・くつろぎが生まれる空間をめざします。 基本方針 1.オホーツク圏公共交通の拠点づくり 2.安全安心の空間づくり 3.つどいとくつろぎの空間づくり 4.やさしい空間づくり 5.わかりやすい空間づくり 39 駅前広場の再整備 基本方針① 基本方針1.オホーツク圏公共交通の拠点づくり ① 交通結節機能の強化 ・交通機能を集積し、鉄道とバス、タクシー、自家用車、自動車などの乗 り継ぎの利便性を高め、機能的な空間配置を行います。 ・一般車乗降場、タクシー乗降場、タクシープール、一般駐車場について は、公共交通利用者減少等の利用状況変化に即し、適正な交通施設規模 を設定し再整備を行います。 ② バス待合所・発券所の整備 ・バス利用者の利便性・快適性を考慮した場所に配置します。 バス乗降場の整備事例(JR旭川駅) タクシー乗降場の整備事例(JR白石駅) 40 駅前広場の再整備 基本方針② 基本方針2.安全安心の空間づくり ① 歩行動線の安全確保 ・車両動線との交差を最小限にとどめ、安全で安心して回遊できる歩行 空間を形成します。 ② 車両動線の安全確保 ・バス、タクシー、一般車両の交差を最小限にとどめ、車両通行の安全性 を確保します。 ③ 駅前広場利用者の安全確保 ・駅前広場全体が見通しよく、死角のない空間・施設を配置し、防犯上の 安全を確保します。 歩行動線の整備事例(JR札幌駅) 歩行動線の整備事例(JR函館駅) 41 駅前広場の再整備 基本方針③ 基本方針3.つどいとくつろぎの空間づくり ① 回遊機能の強化 ・駅前広場とまちきた大通ビル、市庁舎との一体性・連続性ある 「歩行空間軸」を形成し、回遊機能を高めます。 ② 環境広場の整備 ・「歩行空間軸」に隣接した空間配置により、つどいやくつろぎの 機能を確保します。 ・地域性のある植栽材料等の導入により、北見らしい景観を形成します。 広場の整備事例(JR新青森駅) 広場の整備事例(JR札幌駅) 42 駅前広場の再整備 基本方針④ 基本方針4.やさしい空間づくり ① 高齢者や障がい者等の利用に配慮した施設の整備 ・障がい者が利用する車両への対応、視覚障がい者の誘導と情報提供、 車いすやベビーカーが通行しやすい舗装材の導入など、各種施設のユニ バーサルデザイン化を行います。 ② 快適な歩行空間の形成 ・カバードウォークやロードヒーティング等の導入を検討し、冬や雨天な どでも一年を通じて快適に駅前広場を利用できる歩行空間を形成します。 福祉車両乗降場の整備事例(JR稚内駅) カバードウォークの整備事例(JR旭川駅) 43 駅前広場の再整備 基本方針⑤ 基本方針5.わかりやすい空間づくり ① 歩行者の誘導性の向上 ・一体性・連続性ある「歩行空間軸」の形成により歩行者の誘導性を高め、 わかりやすい空間を形成します。 ② サインの整備 ・駅前広場内や駅周辺主要施設の情報、駅前広場内主要施設の表示・誘導、 規制事項の表示など、統一性あるデザインでサインを整備することで、 わかりやすい空間づくりを行います。 デザインが統一されたサインの整備事例(JR稚内駅) 44 駅前広場周辺の整備イメージ (注)北見市による検討イメージ案であり、詳細については 今後の協議調整により変わることがあります。 45 市民の皆様からいただいたご意見を、 今後事業を進める中で検討してまいります。 都市再生事業へのご理解とご協力を よろしくお願いいたします。 ご清聴ありがとうございました。