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Q1 市県民税の寄附金控除の対象になる寄附金はどんなものですか
Q1 市県民税の寄附金控除の対象になる寄附金はどんなものですか? A1 市県民税の寄附金控除の対象となる寄附金は以下の寄附です。 地方公共団体(都道府県・地区町村) 愛知県・安城市が条例で指定している団体(NPO法人など) 住所地の日本赤十字社支部および中央共同募金会 ※地方公共団体への寄附はいわゆる「ふるさと納税」と呼ばれるものです。 Q2 寄附金控除を受けるためにはどのような手続きが必要ですか? A2 寄附金控除を受けるためには「所得税の確定申告」または「市県民税の申告」が 必要です。所得税の確定申告で寄附金控除を申告している方について、所定の 記載事項を満たしており、寄附先が市県民税でも控除対象である場合は市県民 税でも寄附金控除が受けられます。ただし、愛知県・安城市がそれぞれ認定し ているNPO法人に対する寄附金については、確定申告の他に別途市役所での 申請が必要になります。確定申告はしないが、市県民税の寄附金控除を受けた い場合には市県民税の申告書を提出していただく必要があります。 申告をする際は、 「寄附先から交付された寄附金受領証明(領収証)」の添付ま たは提示が必要です。 ふるさと納税の「ワンストップ特例制度」を使う場合は、 「所得税の確定申告」 「市県民税の申告」ではなく、別の方法での申請となります。 Q3 ふるさと納税の「ワンストップ特例制度」とはどのようなものですか? A3 平成27年4月1日以降ふるさと納税により寄附をしたものより、所定の条件 を満たすと、確定申告または市県民税の申告なしで寄附金控除申請を行えるよ うになります。 この制度を利用すると、控除される税金が、今までは【所得税からの控除、市 県民税からの控除】だったのが、すべて【市県民税からの控除】となり、翌年 度に市県民税から控除されます。 1 Q4 「ワンストップ特例制度」を使うためには、どのような条件がありますか? A4 「ワンストップ特例制度」を使うためには、以下の条件を満たす必要がありま す。 1:もともと確定申告をする必要のない給与所得者等であること ※年収2000万円を超える所得者や、医療費控除等のために確定申告または市県民税の 申告が必要な場合は、その確定申告または市県民税の申告で寄附金控除を申告してくださ い 2:1年間の寄附先が5自治体以下であること ※1つの自治体に複数寄附をしても、 「1自治体」との扱いとなります。 Q5 「ワンストップ特例制度」を使うためには、どのような手続きが必要ですか? A5 寄附金税額控除に係る申告特例申請書を寄附した自治体へ提出する必要があり ます。寄附時に一緒に申請書の送付を申し込むか、ご自身でワンストップ特例 制度用紙をプリントアウトして寄附した自治体へ送付する必要があります。詳 しくは寄附先の自治体へお問い合わせください。 ※同一自治体へ複数回寄附した場合、その都度申請書の提出が必要となります。 Q6 夫婦で寄附しましたが、妻の名義での寄附についても私の分の寄附金にして 申告することはできますか? A6 寄附金控除は寄附した名義人本人のみが控除を受けることができます。 したがって、妻名義でした寄附金について自分の分に含めて控除を受けること はできません。 2 Q7 寄附金控除の控除額はどのように計算するのですか? A7 市県民税の控除額の計算は以下をご参照ください。市県民税の寄附金控除は「税額 控除」としてその年の市県民税所得割額から差し引きます。市県民税均等割か ら差し引くことはできません。 寄附金控除額=【基本控除額】+【特例控除額】※1+【申告特例控除額】※2 ※1【特例控除額】は寄附先が地方公共団体(都道府県・市区町村)の場合のみ ※2【申告特例控除額】はふるさと納税の「ワンストップ特例制度」を使用した場合のみ 【基本控除額】の計算方法 控除対象額 支払った寄附金額が 総所得金額等の30%未満 税額控除額 支払寄附金額 - 2千円 控除対象額 × 10% 支払った寄附金額が 総所得金額等の30%以上 総所得金額等の30% - 2千円 愛知県が条例指定している団体への寄附金は4% 安城市が条例指定している団体への寄附金は6% (愛知県・安城市両方が条例指定している団体への寄附金は10%) 【特例控除額】の計算方法 ※市県民税所得割の20%が上限(平成26年12月31日以 前に寄附したものについては市県民税所得割の10%が上限) 控除対象額 税額控除額 地方公共団体に対する寄附金額 - 2千円 控除対象額 × (90% - 所得税率 ×1.021) 【申告特例控除額】の計算方法 ※「ワンストップ特例制度」を適用した際の市県民税の申 告特例控除額の部分 税額控除額 【特例控除額】×所得税率×1.021÷(90%-所得税率×1.021) 3 <参考> 所得税の寄附金控除計算 所得税の寄附金控除は寄附先によって「所得控除」と「税額控除」が選択できます。 税額控除については寄附先によって計算方法が異なるため、ここでは基本的な所得控除の場合の 寄附金控除の計算方法を記載します。 【所得控除】 所得控除額 支払った寄附金額が 総所得金額等の40%未満 支払寄附金額 - 2千円 支払った寄附金額が 総所得金額等の40%以上 総所得金額等の40% - 2千円 寄附金控除シミュレーション ※以下、計算上発生した端数を切り捨てた金額を記載しています。 (1)地方公共団体への寄附(ふるさと納税)で、確定申告をした場合 【例】 給与収入 所得税率 700万円 20% 市県民税所得割額 35万円 A県B市への寄附 5万円 (ふるさと納税金) 【復興特別所得税分】 ①×2.1%(復興特別所得税率) = 200円 寄附金額 5万円 【市県民税での控除額】 適用 下限額 ①【所得税での控除額】 (5万円-2千円)×20%〈所得税率〉 2千円 =9,600円 ③【基本控除額】 ② 復興特別 所得税分 200円 (5万円-2千円)×10% =4,800円 ④【特例控除額】 (5万円-2千円) × (90%-20%〈所得税率〉× 1.021) =33,400円 所得税と市県民税の軽減額合計 48,000円 (①+②+③+④) 4 (2)地方公共団体への寄附(ふるさと納税)で、 「ワンストップ特例制度」を利用した場合 【例】 給与収入 700万円 所得税率 20% 市県民税所得割額 35万円 A県B市への寄附 5万円 (ふるさと納税金) 寄附金額 5万円 【市県民税での控除額】 適用 下限額 ①【基本控除額】 ②【特例控除額】 ③【申告特例控除額】 33,400円〈②の額〉 × 20%〈所得税率〉×1.021 ÷ (5万円-2千円) × (5万円-2千円)×10% (90%-20%〈所得税率〉×1.021) 2千円 =4,800円 =33,400円 (90%-20%〈所得税率〉×1.021) =9,800円 市県民税の軽減額合計 48,000円 (①+②+③) (3)住所地の日本赤十字社への寄附で、確定申告をした場合 【例】 給与収入 700万円 所得税率 20% 市県民税所得割額 35万円 日本赤十字社愛知県支部への寄附 5万円 寄附金額 5万円 適用 下限額 【市県民税での控除額】 ①【所得税での控除額】 ② 所得税分 2千円 ③【基本控除額】 (5万円 - 2千円)×20%〈所得税率〉 復興特別 = 9,600円 200円 ④【特例適用額】 ※所得割の10%が上限 (5万円-2千円) 適用なし (5万円-2千円)×10% × (90%-20%〈所得税率〉×1.021) = 4,800円 = 33,400円 所得税と市県民税の軽減合計額 14,600円 (①+②+③) 5 (4)安城市が条例指定している NPO 法人への寄附で、申告をした場合 【例】 給与収入 700万円 所得税率 20% 市県民税所得割額 35万円 安城市が条例指定しているNPO法人への寄附 5万円 (所得税法や愛知県条例の指定はない) 寄附金額 5万円 適用 下限額 【市県民税での控除額】 ①【所得税での控除額】 ② 適用なし 復興特別 (5万円 - 2千円)×20%〈所得税率〉 所得税分 2千円 = 9,600円 200円 ③【基本控除額】 ④【特例適用額】 ※所得割の10%が上限 (5万円-2千円) 適用なし (5万円-2千円)×6% × (90%-20%〈所得税率〉×1.021) = 2,880円 = 33,400円 市県民税の軽減合計額 2,880円 (③) 問い合わせ先:安城市役所 市民税課 市民税係 電話0566(71)2214 6