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認知心理学 - 関西大学
関西大学総合情報学部 授業計画 2015 〈M〉 〈C〉 認知心理学 (春学期、秋学期 2単位) 加藤 隆 Cognitive Psychology ■授業概要 ■授業時間外学習 人間の行う認知情報処理の特性について、心理学 教科書、ノートを読み返し、自己テストも導入し 的実験研究の成果を中心に基礎的知見の検証を行う て、授業内容の理解に努めること。 とともに、個人・家庭・学校・職場・社会における さまざまな課題への適用について考察する。講義に ■成績評価の方法 あたっては、日常生活に密接な関連のあるテーマを 定期試験(筆記試験)の成績で評価する。 選択することで受講生自身が身近な問題として捉え 定期試験(100%) ることができるよう配慮する。具体的には、プラン の遂行を支える展望的記憶、偽りの記憶、顔の認識 ■成績評価の基準 と表情認知、マルチモーダル処理、認知と感情の相 認知心理学の基礎的知見を理解しているかどうか、 互作用、推論・意思決定におけるヒューリスティッ 及び、それらを日常生活における身近な諸課題の理 クとバイアス、安全・安心にかかわる人間情報処理 解に適用できるかどうかを評価する。 の課題、メタ認知の働き、技能の獲得と創造性の発 ■教科書 現などである。 教科書は特に指定しない。 ■到達目標 認知心理学の基礎的知見を獲得し、それらを日常 生活における身近な諸課題の理解に適用できる。 ■参考書 『IT Text 認知インタフェース』 (オーム社)加藤 隆 ■授業計画 ■備考 1 プランの遂行を支える展望的記憶 2 展望的記憶の強化と支援 3 偽りの記憶─ DRM パラダイムを例に─ 4 偽りの記憶と目撃証言の信頼性 5 顔の認識 6 表情の認知 7 マルチモーダル情報処理 8 認知と感情(1) 9 認知と感情(2) 10 推論・意思決定におけるヒューリスティック 11 推論・意思決定における認知的バイアス 10 ヒューマンエラーの心理的・技術的・社会的 様相(1) 11 ヒューマンエラーの心理的・技術的・社会的 様相(2) 12 メタ認知の働きと学習方略(1) 13 メタ認知の働きと学習方略(2) 14 技能の獲得における熟達化の過程 15 創造の認知過程 ─ 118 ─ 関西大学総合情報学部 授業計画 2015 (デジタルパンフレット版)