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平成 28 年度 エリザベスカレッジ訪問研修レポート

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平成 28 年度 エリザベスカレッジ訪問研修レポート
平成 28 年度 エリザベスカレッジ訪問研修レポート
7月
広島⇒(新幹線)⇒新大阪⇒(特急)⇒関西国際空港
28 日
木
29 日
金
30 日
土
それぞれのホストファミリー宅で過ごす
31 日
日
それぞれのホストファミリー宅で過ごす
1日
月
2日
火
関西国際空港⇒シンガポール空港⇒メルボルンへ(機内泊)
メルボルン空港⇒ホバート空港(寒い!)⇒エリザベスカレッジへ
ウェルカムランチ、スクールツアー
日本語の授業に参加
タスマニア州庁訪問・ズードゥー動物園
ニュータウン高校訪問
ラッセル・フォール
英語の授業に参加
3日
水
シティでショッピング
日本語の授業に参加
スーパーマーケットでショッピング
4日
木
エリザベスカレッジの通常授業に参加
サウス・ホバート小学校訪問
ロス・ビレッジ・ベーカリー
(映画「魔女の宅急便」のモデルとなった店)
8月
5日
金
キャンベルタウンのお菓子屋さんでショッピング
フレンドリー・ビーチ
コールズベイのコテージで宿泊
6日
土
ワイングラス・ベイでブッシュウォーク
7日
日
それぞれのホストファミリーと最後の休日
クッキングの授業に参加
8日
月
サウス・ホバートでオリエンテーリング
英語の授業(歌の発表会)に参加
9日
火
ポート・アーサー
お別れパーティー(号泣)
10 日
水
エリザベスカレッジ⇒ホバート空港⇒
メルボルン空港⇒シンガポール空港⇒日本へ(機内泊)
11 日
木
関西国際空港⇒(特急)⇒新大阪⇒(新幹線)⇒広島着(暑い!)
Report 1
石原和晃
私たちは 7 月 28 日から 8 月 11 日までの 15 日間でオー
ストラリアのタスマニア州にある井口高校の姉妹校、エリ
ザベスカレッジに行ってきました。
初めて海外に行くメンバーが多く、関西国際空港の時点
ではみんな緊張した表情でした。いきなり飛行機の中では
英語で飲み物や食事について聞かれ、戸惑う事もありまし
たが、これから英語を使えるようになろうという目標を持
ってオーストラリアへ出発しました。
エリザベスカレッジに到着したら、自分たちのホストファミリーが迎えに来ていて、そこからは、み
んな各家庭の一員として約 2 週間の生活が始まりました。
休日を除いては朝から学校に集まり、エリザベスカレッジのヒース・ワッツ先生が計画してくれた、と
ても充実したスケジュールを過ごしました。
オーストラリアの二週間では日本では感じることが出来ないとても多くの経験をすることが出来まし
た。日本で当たり前だと思っていたことが当たり前でなかった事も多く、失敗したり少し不安になった
りすることもありましたが、その度に自分に声をかけ、助けてくれたホストファミリーやエリザベスカ
レッジのみんなには感謝しかないです。
エリザベスカレッジの生徒さんたちの温かいおもてなしに
もとても感動しました。オーストラリアを出発する日には井
口生もエリザベスカレッジの生徒さんも多くが泣いていまし
た。今回できた友達とはこれからも連絡を取っていくつもり
です。ホストファミリーと過ごした二週間、オーストラリア
で過ごした思い出は一生の思い出になりました。
今回の研修を通して私たちは英語能力向上だけではく、自
分とは違う文化の中で生きている人たちの文化を認めること、
固定観念を持たず広い視野で周りを見ることなど、生きていくうえでとても大切なことを学ぶことが出
来ました。また、今の自分の考え方の未熟さや、まだまだ自分が知らない世界が多くあることも分かり
ました。
今回の研修で関わった全ての人に感謝しないといけないなと強く思いました。
とても空気が綺麗で、良い人が多い素晴らしいタスマニア島に近い将来必ず帰ろうと思うことが出来
る 15 日間でした。
Elizabeth College
勝本菜月
エリザベスカレッジではいろいろな授業に参加したり、生徒と英語で話したり、勉強になることや楽
しいことばかりでした。
英語の授業では、6つのグループに分かれて英語の歌を歌い創作ダンスをする発表の活動をしました。
歌の練習やダンスを一緒に考えたりしているとカレッジの生徒とも自然に英語で話せるようになり、全
体発表をする時までにはすっかり仲良くなっていました。
日本語の授業では、カレッジの生徒は日本語で、
私たちは英語で自己紹介をし、お互いに勉強し合う
活動ができました。
クッキングの授業ではアップルケーキを作りま
した。作り方が英語で書いてあったので、私たちに
も分かる部分は読み取り、わからない部分はカレッ
ジの生徒に教えてもらいながら、一緒に作りました。
私に作り方を教えてくれた人はとても面白くて、少
し戸惑いながら作りましたが、最終的には美味しい
アップルケーキができたのでよかったです。
休み時間や昼ご飯を食べるときは生徒と過ごす機会が多く、仲良くなる最大のチャンスでした。最初
はなかなか積極的に話しかけられず、うまく話せませんでしたが、カレッジの生徒の人たちはフレンド
リーに話しかけてくれ、次第に私たちの方からも気軽に話せるようになりました。相手の英語が理解で
きた時や、自分の英語が伝わった時はとてもうれしかったです。
最後のお別れのパーティーの時は、特にみんなコミ
ュニケーションをとったり、お礼を言ったりすること
ができ、みんなで別れを惜しみました。
エリザベスカレッジで過ごした時間は英語力の向上
につながっただけでなく、積極的に行動することを学
び、何よりもかけがえのない友達がたくさんできたの
でよかったです。
Homestay
平野葉月
私がこの語学研修に参加した一番の理由はホームステイが出来るからです。異文化を身近に感じたい
と思ったのです。
ホストファミリーへのお土産には、日本手ぬぐいや駄菓子などを準備し、これが効果抜群でした。彼
らは見たことのないお菓子を興味深く食べてくれたり、逆にオーストラリアの不思議なお菓子を食べさ
せてくれたりして、私たちの距離が一気に縮まりました。
休日には土曜のみ開催されるマーケットに連れて行ってくれたり、私がテニス部だと知るとコートを
借りて家族でテニスをしてくれたり、ショッピングがしたいと言えば様々なお店に案内してくれました。
なにげなくつぶやいた私の要望を聞き逃さずかなえてくれたことは本当に嬉しく、感謝でいっぱいです。
彼らは私の「食」にも気を使ってくれました。日本食が
恋しくなったころには、お味噌汁を出してくれたり、寿司
を食べにも行きました。一番面白かったのは、私がカレー
を作ってあげたら、彼らはそれを箸で食べたことです。彼
らは「日本食だからハシで食べるのよ。
」と言いながら食べ
ていました。私は、日本でもカレーはスプーンを食べるこ
とを伝えなかったのですが、うまく伝わらず、結局私も生
まれて初めて箸でカレーを食べる羽目になってしまいまし
た。
そんな楽しい交流のおかげで、不安でいっぱいだったホームステイも日が経つにつれ不安の不の字も
無くなり、お別れを想像するだけで悲しくなって仕方ありませんでした。お別れの朝、部屋を整え、最
後にもう一度ベットに横たわりたくさんの思い出にふけりました。そして、家族一人一人に出紙を書き
思い出のお菓子を添えて部屋を去りました。
別れ際、私はまたすぐに会いたいという気持ちを込めて、ホストシスターに「See you later !」 と伝
えました。
彼らと過ごした時間は、一生忘れることのない素晴らしい思い出になりました。
North Hobart
兒玉謙太郎
私たちは、エリザベスカレッジのあるノースホバートの町で買い物や散策をしました。
郵便局では、日本の郵便局とは違い、郵便物を受け取るだけでなく、子供のゲームや CD、本といった
日用雑貨も販売していて、郵便局というよりもふつうのお店屋さんという感じでした。
道路では、黄色のバスが多く走り、なかには二両が連結している長
いバスも走っていました。信号機は日本の信号機とは違い、緑から赤
に点滅して変わるのが早く、渡るのに苦労しました。また、オースト
ラリアの道路の法定速度は日本より速く、高速道路では時速 100 ㎞以
上で走る事ができました。
日本人の経営する『寿司屋』や日本にもある『サブウェイ』や『猫
カフェ』もあり、日本と同じような風景のところもあれば、羊のラム
肉をつかった店やパン屋がたくさんあり、看板だけでなく、お店の壁にも犬などの絵が描かれていて、
日本にはないオシャレ感が漂っていてかっこよかったです。また、ハンバーガーショップが多く、オー
ストラリアの人々はハンバーガーが好きなことがよくわかりました。
歩いて 20 分ぐらいのところに港があり、黄色や青などのカラフル
な船が多く停泊していました。この港周辺には、新しい建物だけでな
く、歴史ある古い建物もあり、そうした建造物を見るために多く中国
人や韓国人観光客がたくさんいました。
ノースホバートはとても美しい街並みでした。
Monday 1/8
Government House & Zoo Doo Wildlife Park
王星懿
この日はエリザベスカレッジの日本語授業に参加したあと「ガバメ
ントハウス」と動物園に行きました。
「ガバメントハウス」は州知事の公邸であり、私たちは自分の名前
が書かれた正式な招待状を受け取ることにより入ることができました。
ここでは州知事や職員の方々と英語で交流することができ、豪華な建
物中で、軽めのスイーツを食べながら優雅な時間を過ごすことができ
ました。また州知事はとても気さくな方で、私たちは「ポケモン GO」
などの話もしながら、笑いの絶えない時間を過ごすことができました。
「ズー・ドゥー・ワイルドライフ・パーク」は日本よりも開放的な動物園で、動物たちと沢山触れ合
うことができました。その中でも、動物園の中の草原でカンガルーの一種のワラビーを追いかけたり、
餌をやったりしたことがよい思い出です。ワラビーを見るだけ
でなく、触ったり、餌をあげたりすることまでできると思って
いなかったので、とても貴重な経験となりました。
異国の生活を体験したり、たくさんの国・人種の人々とコミ
ュニケーションをとったりと、この旅行は本当に人生で初めて
の体験が多く、日々たくさんのことを感じ、考えました。また
今まで味わったことのない感動や興奮をたくさん体験した有
意義な 2 週間でした。
Tuesday 2/8
Russell Falls
中本景大
8 月 2 日の午後にエリザベスカレッジの生徒たちとラッセルフォールという滝を見に行きました。
森の中を歩いていると、種類豊富な生物が生息していて、雰囲気はまるで映画「ジュラシックパーク」、
「プレデター」のセットのようでした。
滝につくとその水量は圧巻!
近づいて写真を撮ろうとするとレンズに水滴が付き、自然に服が濡れ
てしまいました。しかし、木々の間から漏れる光が滝の神々しさを増し、神秘的な光景が視界に広がり、
息を吸うと空気の新鮮さに驚かされ、水の音に滝の力強さを感じました。
五感全てでラッセルフォールを十分に楽しんだ後は、駐車場
近くの公園まで戻ってバーベキュータイムでした。そこで衝撃
的な体験をしました。私達はラッセルフォールへ行く前日に動
物園に行き、そこでワラビーというカンガルーの仲間と触れ合
い、ワラビーととっても仲良くなったのですが、その翌日のバ
ーベキューでまさかワラビーのソーセージを食べることにな
るなんて予想もしていませんでした。
様々なことを見て感じることができ、本当に充実した一日で
した。
Tuesday 2/8 and Thursday 4/8
New Town High School
South Hobart Primary School
辰本有
私たちは、8 月 2 日に New Town High School に行きました。New Town High School は男子校で、
校舎が全体的に新しく、とても綺麗でした。私たちが参加したクラスの生徒さんは、13歳から18歳
くらいまででしたが、とても大人っぽい見た目で、自分より年下の人がいると分かったとき、とてもび
っくりしました。教室の入り口には、昨年この語学
研修に行った先輩の習字が飾られていました。
私たちはまず始めに、「ひろしまのエノキ」とい
う紙芝居を読みました。そのあと、4 人から 5 人の
グループに分かれ、お互いに自己紹介をしました。
New Town の生徒さんは、上手な日本語で自己紹介
をしてくれました。
次に、折り鶴の折り方と、習字を一緒にしながら
教えました。私たちがぎこちない単語のみでの英語で説明してしまう時も、彼らは一生懸命理解をしよ
うとしてくれて、とても教えやすかったです。彼らは飲み込みも早く、少し教えるたびに、
「Thank you!」
と言ってくれて、教えることが楽しかったです。
8 月 4 日には South Hobart Primary School という小学校に行きました。そこではサダコさんについ
ての紙芝居を読みました。ここで初めて私も英語で読む担当になったので、緊張していましたが、間違
えたり詰まったりすることなく読むことが出来ました。
そのあとは、子供たちと一緒に折り鶴を作りました。それまで私たちが出会った Host Family や高校
生と違って小さな子供たちはゆっくり話したり、私たちが学校の授業で習うような分かりやすい単語で
話すことはしてくれません。なので、会話を続けるのは難しかったですが、小さな子供達でも完璧では
ない私たちの英語を理解してくれました。そして、子供たちの言っていることを必死に理解しようとす
ることで、私たちの英語力もこの日で少し上がったと思います。
折り鶴を作り終わった後は、ある女の子と一緒に
絵を描きました。
「私のマネをして描いて。」と言わ
れたので、一緒にその通り描いて色を塗り終わると、
その子が「私が描いた絵をあげるから、お姉ちゃん
が描いた絵をちょうだい。
」と言ってお互いの絵を
交換しました。そして最後に子供たちと一緒に楽し
く歌を歌いながら踊りました。教室でお別れをして、
私たちがバスを待っていると、絵を交換した女の子
を乗せた車が通りました。彼女が車越しに、窓をト
ントンと叩きながら必死に手を振ってくれたことが、本当に嬉しかったです。
2 つの学校訪問を終では、日本や広島のことについて聞かれることが多くありましたが、私は自分が住
んでいる日本や広島についてうまく説明することができませんでした。ですので、これからは私自身が
小さい子供たちにもわかりやすく伝えることができるように、もっと日本や広島のことについても勉強
しようと思いました。
また、大人や同い年の人たちだけでなく、小さい子供たちとでも話せるぐらい英語を頑張っていきた
いと思います。
Friday 5/8 to Saturday 6/8
Travel to Coles Bay
加川七海
8月5日の午前中は Coles bay に向けたバスでの移動でした。途中で色んなところに寄りました。最初
に Ross という町に行きました。ここには、ジブリ映画「魔女の宅急便」のモデルになったパン屋さんで
ある「Ross Bakery」がありました。店内にはキキの絵
が飾ってあったり、別棟にホテルには映画の中とまさに
同じ作りのキキの部屋があったりして、とてもかわいか
ったです。ジブリファンとしてはテンションの上がる場
所でした。
次に Campbell Town にあるタスマニア島で一番のロリ
ショップに行きました。ロリショップとは日本で言う駄
菓子屋のようなものなのですが、そこのロリショップの
雰囲気や売っているお菓子がとてもかわいくて何を買
おうかとても悩みましたが、逆に悩みすぎてしまって結局あまり買えませんでした。
夕方前に Coles Bay に着きました。ここでは男性陣が晩ごはんを作ってくれるのが毎年のルールらし
く、仕事のない私たち女性陣は海に行きました。ちょうど夕焼けがきれいだったので、みんなで空の写
真やテレビ番組「Another sky」みたいな雰囲気のある写真も撮りました。すごくきれいに撮れたので日
本に帰ってから SNS のアイコンにしたら、周りからも好評でした。海から帰ってからは、男性陣の作っ
てくれたカレーを食べつつ、スイスからの留学生とエリザベスカレッジの生徒のみんなと一緒に、フラ
ンス語、英語、日本語を教えたり教えてもらったりしました。そのあとは日本人女性陣で翌日の登山用
におにぎりを作りました。私たちがおにぎりをにぎっているとスイス人の子たちがやってきて、
「何やっ
ているの?私もやりたい!」と言ったので一緒に作りました。おにぎり作りでこんなにも盛り上がれる
とは思ってなかったほど盛り上がりました。彼女たちと仲良くなることもできて、うれしかったし、す
ごく楽しかったです。
6日は登山をしました。登りがかなりきつかったけど展
望台から見た景色、特に Wine Glass Bay はすごくきれいで
した。しかし、それよりもきれいだったのが山を下ってか
ら近くで見た Wine Glass Bay の青い海と白い砂浜です。苦
労して山を登った甲斐があったなーって思うと同時に、タ
スマニアの自然の美しさを改めて感じました。
帰りのバスに乗る直前、駐車場に野生のワラビーが座っ
ていました。私たちのことを怖がる様子は全くなく、私た
ちが近づいても逃げるどころか近づいてきました。念願の
野生のワラビーを見ることができてうれしかったです。かわいかったです。
ホバートに帰る途中にワッツ先生おすすめのパン屋さんでお昼ごはんを食べました。そこのパン屋さ
んで改めて日本のパン屋さんと全然品ぞろえが違うと思いました。ミートパイなどのパイ系とサンドウ
ィッチとケーキが主で、日本に多い惣菜パンがないのが新鮮でした。私は Pastie というパイとバニラケ
ーキを食べましたがどちらもおいしかったです。
私はこの一泊二日の小旅行で、日本でできないような経験がたくさんできました。Ross Bakery、みん
なでおにぎりづくり、Wine glass bay の景色、野生のワラビー、二週間の研修の中でも、全員にとって
とても濃い二日間であったと思います。本当に楽しい二日間でした。
Tuesday 9/8
Port Arthur
三輪まりる
8月9日にポートアーサー史跡地区へ行きました。ポート
アーサーはオーストラリア最大の刑務所の跡地で、ユネスコ
の世界遺産にも登録されています。ここでは、日本人観光客
も意外とたくさんいて驚きました。
ポートアーサーに行くまでバスの中では、エリザベスカレ
ッジの生徒とスイスの留学生とで話をして、盛り上がりなが
ら楽しく行きました。また行く道中、タスマニアだから見ら
れるたくさんの動物や自然豊かな景色をも味わえました。
しかし、ポートアーサーに着き、刑務所に関する説明を聞
くと、悲しい気持ちや怖い気持ちになりました。刑務所の中で最も暗くて狭い独房にも入りました。五
人で入り、小さな光がほんの少しあるだけの何も見えない恐怖感を感じました。私たちはほんの数秒間
入るだけでも恐怖でしたが、囚人たちは、何も見えない暗闇の中に一人で一か月以上も入っていたそう
です。また、明かりのある普通の独房に入れられていた囚人たちでも、運動をする時も、教会の中でお
祈りをする時も、何をするにしても他の人と関わることが禁止されていたそうです。私は聞いたことす
べてにとても驚きました。
刑務所跡近くにある港から、施設に隣接する海を見て回る遊覧船に乗りました。その日はとても寒く
海風ももの凄く冷たかったため、自分は船の中で温まっていました。でも先輩たちは寒いにもかかわら
ず外で、笑顔で写真を撮っていて「さすが先輩たちだな。」と思いました。
ポートアーサー内の広場でランチを食べました。サンドイッチなどを食べながら、エリザベスカレッ
ジの生徒とガールズトークなどで盛り上がりました。この頃になると、私たちも約 2 週間の滞在でかな
りリスニングもできるようになりました。それでも
私たちが英語をうまく聞き取れない時は、彼らがゆ
っくり喋ってくれるので、何とか会話をすることが
できました。
次の日が日本に帰る日だったので、すでに悲しい
気持ちでの小旅行となりましたが、最後に楽しい思
い出がまたできたので良かったです。たくさんの人
の優しさを感じ、日本ではできない経験ができてと
ても充実していました。
Report 2
戸谷 美咲
今回のオーストラリア語学研修は、私自身を成長させてくれた貴重な経験と、とても大切な思い出に
なりました。
タスマニアに到着した直後は、ホストファミリーとも少ししか話すことができず、電子辞書が手放せ
ませんでした。表情やジェスチャーなどで気持ちを伝えるのが精一杯だったのです。しかし、オースト
ラリアの人たちはみんな私たちを温かく迎え入れてくださり、きちんと私の話を聞こうとしてくれまし
た。おかげで少しずつ電子辞書から離れ、ホストファミリーとも楽しく会話ができるようになりました。
平日はエリザベスカレッジの生徒と一緒に授業を受けたり、タスマニアの街を探検したり、様々な国
の留学生たちとも交流をしました。スイスからきた留学生とも仲良くなり、お互いの母国語を教え合い
ました。英語以外の言語を学べるとは思っていなかったので、とても貴重な体験ができました。
ホームステイで一番印象に残っているのは、ホストファミリーと過ごした休日です。サラマンカとい
う市場や、大きなショッピングモール、いろんなお店や観光名所に連れていってもらったり、一緒に夕
食やケーキを作ったりしました。私が日本食を作って振る舞うと、喜んでくれたことが嬉しかったです。
また、家族でお箸に挑戦したり、コマや折り紙で遊んだり、彼らが日本の文化に触れようとしてくれて
いることが伝わってきました。
初めての海外ということもあり、最初は不安や緊張でいっぱいでしたが、ホストファミリーと別れる
ときは泣きながらハグをするくらい仲良くなれました。今までの私は消極的で、去年は語学研修と聞い
てもピンと来ず、受け流していました。しかし、研修に行った友達から色々話を聞くうちに、オースト
ラリアへの興味が沸いてきて、オーストラリアに行くこと
を決めました。実際に二週間生活をしてみて、決断して本
当によかったと思います。それほど、向こうでの生活は毎
日充実していて、とても刺激的でした。
もちろんハプニングもたくさんありましたが、それらも
今ではいい思い出です。今でもホストファミリーや向こう
でできた友達とは連絡を取り合っていて、
「またいつか会お
う!」と約束もしています。今回の経験を今後の英語など
に活かし、これからの生活でも、今までできなかった様々
な事へ挑戦していこうと思います。
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