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平成23年度研究実施結果に係る課題評価結果一覧(中間評価) 別紙2
平成23年度研究実施結果に係る課題評価結果一覧(中間評価) 外部評価委員会 No. 研究課題 研究期間 区分 評価項目・評価の視点 研究概要 進捗 状況 1 3 CO2由来新規ポリウレタン 材料の開発 ①CO2由来新規ポリウレタ ンによる塗料に関する研究 ②CO2由来新規ポリウレタ ンを相溶化剤としてブレンド 技術 バイオ医薬品・治療研究の ための新規の完全合成培 養液の開発 H23-24 (中間) H23-24 (中間) 戦略プロ CO2とエポキシドの反応から得ら れる5員環カーボネートはアミンと 容易に反応しウレタン結合を生成 する。本研究ではCO2由来の多 官能性環状カーボネートとポリア ミンからポリウレタンを合成し、塗 料、接着剤、複合材料等への用 途展開を図る。対象となるポリウ レタンは側鎖に水酸基を含むユ ニークな構造を有す新規材料で あり、同水酸基による特性を把握 すると共に、その特性にあった用 途開発を行う。 当研究所がこれまで確立してきた 遺伝子導入からタンパク質生産 に関わる技術と共同研究企業が 保有する細胞増殖に関わる技術 ニーズ対応 を用いて、遺伝子導入、タンパク 質生産、細胞増殖を可能にする 培養液組成を確立し、バイオ医薬 品・治療研究のための新規の完 全合成培養液を開発する。 設定 以上 設定 どおり 評価 0 4 成果の 見通し 大いに 期待される 期待される 評価 今後の 取扱い 1 計画通り 継続 4 若干の見直 しが必要 評点 (9点 評価 満点) 6.8 【A】100%の達成度は得られていないが、その原因は原料製造の遅れであることが分かってい るので、今後の進捗の加速が期待できる。従来のポリウレタンに優る特性の発見、開発が求 められるが、相溶化剤としての利用において有望な結果が得られており、今後の発展が望め る。 【B】基本的には水酸基の特徴を活かす方向性でユーザーの興味が得られれば、実用化への 道は開ける可能性がある。そのためには、魅力的なデータを出す必要があり、エポキシドモノ マーの選定が実は重要ではないか。 【C】CO2削減は社会的ニーズであり、既存の塗料とは異なる特性に対する興味から、代替材 料になることが事業化である。研究と同時に企業とコスト計算も実施していただきたい。 【D】新規なポリヒドロキシウレタンの持つ本質的な特性を引き出せるような研究を進めてほし い。用途ヒアリングは幅広い分野の企業に対して行ってほしい。ウレタンはやり尽くされた感が あるので、 売り を作ることを意識して研究を進めてほしい。 【E】基本的にしっかりと計画を立て進めている。ただし、企業と再度目標設定をし、進めてくだ さい。 8.4 【A】計画通り進んでいる。せっかく開発した技術なので、「より広い出口」を目指されてはいか がでしょうか。完全合成培地の完成を期待する。 【B】完全合成培地でほとんど実用に迫る性能を出しており、しかもニーズに沿った個別の培地 を開発でき、また、最適化のノウハウも確立してきているので非常に期待できる。 【C】研究成果を期待する。 【D】このテーマは終わりがないくらいのニーズがあり、継続的発展が見込まれる。培地開発だ けでベンチャー起業できないか。 【E】出口(製品)を見据えてしっかりした計画を立て、意欲を持って進めている。 4 1 やや 低い 1 あまり期待 できない 0 大幅な見直 しが必要 0 極めて 低い 0 全く期待 できない 0 計画を中止 すべき 0 設定 以上 3 大いに 期待される 4 計画通り 継続 5 設定 どおり 2 期待される 1 若干の見直 しが必要 0 やや 低い 0 あまり期待 できない 0 大幅な見直 しが必要 0 極めて 低い 0 全く期待 できない 0 計画を中止 すべき 0 別紙2 センター取扱い コメント 予定通り実施 ・本技術の特徴である水酸基を持つポリウ レタンの強みを明確に発揮できるデータを 収集し、企業を巻き込んだ共同研究へ展開 する。 ・企業現場の意見を聞いて、材料・技術の改 善を行っていくとともに、塗料・相溶化剤とし ての実用化を目指す。 予定通り実施 ・培地組成決定にあたり、より効率的な実験 手法を検討する。 ・ユーザーのニーズに対応して、オーダーメ イドな完全合成培地の実用化を目指す。