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2011 ANNUAL - 株式会社ホギメディカル
2011 ANNUAL REPORT アニュアルレポート 2010.4.1- 2011.3.31 企 業 理 念 当社は、 「社業を通じて医療進歩の一翼を担い、人々の健やかな生命と幸福に尽くし、 もって社会の繁栄に寄与する」を社是とし 、 「院内感染防止」をテーマに掲げ、患者・ 医療従事者等の安全と医療機関等の経営の合理化・省力化に貢献できる商品およ びシステムをご提供しております。 安 全 対 策 ホギメディカルが見つめているのは 、一歩先の安全性 。医療事故防止は一刻の猶予 も許されません 。製造販売 、生産から流通に至るまで、当社では厚生労働省から発 令された関連通達を完全実施 。多くの安全対策と環境整備 、流通製品の規格設定 を行ってきました 。お客様に安心をお届けするため 、2005 年 4 月1日から施行さ れた改正薬事法を遵守し 、お客様に製品を届けるだけでなく、使用される製品の製 造履歴まで厳密に管理しています。 目 次 1 プロフィール 2 10 年間の財務ハイライト ( 連結 ) 4 株主 、投資家の皆様へ 10 コーポレート・ガバナンスと内部統制 12 オペラマスター戦略 、手術管理システム 、サーレム戦略 14 主要製品群のご紹介 16 5 年間の要約財務データ ( 連結 ) 17 ファイナンシャル・レビュー ( 連結 ) 18 財務指標 ( 連結 ) 20 連結財務諸表 40 沿革 41 株式の状況 42 会社情報 43 ネットワーク 創立 50 周年を迎え 、 より一層企業価値の向上を図ります ホギメディカルは2011年 4月3日、創立50周年迎えました。現取締役・ファ ウンダーである保木将夫により、1961年に設立された保木記録紙販売株式 会社からスタートして以来 、半世紀の長きに亘り、革新的な製品によって業界 をリードし 、医療機関の経営合理化と患者及び医療スタッフの安全に寄与する 製品の開発・供給によって成長してまいりました 。特に 、院内感染防止の第一 歩として1964 年に開発・発売したメッキンバッグは 、滅菌用包装袋の代名詞 になるまでに普及 、これに続いて開発した大型製品である医療用不織布製品 ( デュポン TM ソンタラ ®) は 、院内感染防止に大きく貢献し 、医療の現場に革命 を起こしました 。現在では 、日本のディスポーザブル医療機器市場において、 リーディング・カンパニーの地位を確立しております。 当社グループは 、医療機関に直接提案営業を行い 、医療現場の声にきめ細 かく対応しております。顧客ニーズを反映し急速に拡大している製品が 、各科 手術・検査など目的に応じた医療材料を必要な数量だけセットした医療用キッ ト製品です。キット製品は発売以来 、業務負担の軽減や材料の集め漏れ等の 防止・院内感染の防止など、リスク管理の観点等から医療機関の注目を集め ております。当社グループは 、万全の安全対策を実現した筑波工場の操業を 機に 、医療の安全と医療機関の経営改善に貢献する「オペラマスター」を軸に 置く戦略を、今後も中長期的に推進してまいります。 ANNUAL REPORT 2011 10 年間の財務ハイライト ( 連結 ) 2002年3月 2003年3月 2004年3月 2005年3月 損益計算書データ(百万円) 22,891 23,886 24,844 24,961 営業利益 6,406 6,265 5,842 5,730 経常利益 6,300 6,143 5,604 5,897 税金等調整前当期純利益 5,978 6,010 5,477 5,813 当期純利益 3,502 3,506 3,225 3,494 資本金 7,123 7,123 7,123 7,123 資本剰余金 8,336 8,336 8,336 8,336 純資産 37,393 39,274 41,047 43,935 総資産 56,250 57,337 58,508 60,841 有形固定資産 23,189 27,749 27,671 28,951 営業活動によるキャッシュ・フロー 3,207 6,683 5,280 5,775 投資活動によるキャッシュ・フロー △5,502 △5,819 △2,857 △4,312 財務活動によるキャッシュ・フロー 7,644 △2,250 △1,279 △382 現金及び現金同等物の期末残高 15,221 13,717 14,570 15,745 218.87 217.20 202.04 220.21 − 199.47 185.37 201.95 2,345.35 2,486.89 2,632.80 2,818.62 売上高 貸借対照表データ(百万円) キャッシュ・フローデータ(百万円) 1株当たりデータ(円) 1株当たり当期純利益 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 1株当たり純資産額 注:端数は切り捨てて表示しております。 (参考)50年の業績の推移 売上高・経常利益の推移 2011(平成23)年3月31日現 在 売上高 (単位:百万円/連結) 経常利益 32,000 30,000 28,000 26,000 24,000 22,000 20,000 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ANNUAL REPORT 2011 ︶ ︶ 昭( 和 86 昭( 和 85 昭( 和 84 昭( 和 83 昭( 和 82 昭( 和 81 昭( 和 80 昭( 和 79 昭( 和 78 昭( 和 77 昭( 和 76 昭( 和 75 昭( 和 74 昭( 和 73 昭( 和 72 昭( 和 71 昭( 和 70 昭( 和 69 昭( 和 68 昭( 和 67 昭( 和 66 昭( 和 65 昭( 和 64 昭( 和 63 昭( 和 1962 2006年3月 2007年3月 2008年3月 2009年3月 2010年3月 2011年3月 26,434 27,293 29,010 31,009 31,339 31,311 6,200 6,058 7,232 7,501 7,974 8,601 6,438 6,139 7,285 7,627 8,020 8,561 6,446 6,102 6,825 5,996 8,103 7,475 3,909 3,621 4,054 3,584 4,921 4,453 7,123 7,123 7,123 7,123 7,123 7,123 8,336 8,336 8,336 8,336 8,336 8,336 47,383 48,031 49,631 51,505 58,506 60,698 55,939 59,231 61,514 61,941 68,259 69,834 32,116 30,460 29,547 29,073 30,121 31,518 5,738 5,355 8,407 6,023 8,173 7,250 △4,998 △4,642 △3,201 △2,270 △3,713 △3,888 △10,670 1,035 △2,205 △2,344 750 △2,545 6,055 7,825 10,838 12,182 17,405 18,139 246.82 234.69 269.73 238.47 315.74 283.10 227.41 − − − − − 3,037.59 3,194.04 3,300.59 3,425.71 3,718.27 3,857.83 将来の見通しに関する注意事項 : 本資料中に記載されている計画 、戦略および業績見通しは 、将来の予測であって 、リスクや不確定な要因を含んでおります。 実際の業績等は 、さまざまな要因により 、見通し等と異なる可能性があることをご承知おき下さい 。 32,000 30,000 28,000 26,000 24,000 22,000 20,000 18,000 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 11 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 平( 成 10 平( 成 09 平( 成 08 平( 成 07 平( 成 06 平( 成 05 平( 成 04 平( 成 03 平( 成 02 平( 成 01 平( 成 2000 平( 成 99 平( 成 98 平( 成 97 平( 成 96 平( 成 95 平( 成 94 平( 成 93 平( 成 92 平( 成 91 平( 成 ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ ︶ 90 平( 成 63 89 平( 成 元 ︶ 62 昭( 和 88 昭( 和 87 注)1996(平成 8)年以降は連結決算の数値となっております。 ANNUAL REPORT 2011 株主 、投資家の皆様へ 東日本大震災後、可及的速やかに 安定的な製品の製造供給体制を目指す 続き厳しい経営環境が続いており 、各企業はより一層 の経営の効率化・合理化が求められる状況となってお ります。このような環境の下 、当社グループは 、患者・ 医療従事者等の安全と医療機関等の経営の合理化・ 省力化に貢献できる製商品として、製品・物流・情報 管理からなる「オペラマスター」及び、安価・高機能・ 高品質を基本コンセプトとする「サーレム戦略」の促 進をしてまいりました 。 売 上 高 は 手 術 用 品 類 の 医 療 用 キ ット 製 品 が 14,379百万円(前期比 4.1%増)となりました。うち、 「オペラマスター」につきましては 、8,078 百万円 ( 同 10.2% 増 ) となり 、20 件の医療機関と契約を締結す る一方 、11件の解約がございました 。また 、手 術用 品類の医療用不織布製品は 、 「サーレム戦略」を強化 したことにより販売数量が増加しましたが東日本大震 災の影響もあり 、前年度並みの売上高 10,860 百万 まず初めに 、本年 3 月の東日本大 震 災により被 災 円 ( 同 0.3% 減 ) となりました 。前年度に新 型インフ された皆様に 、心よりお見舞い申し上げます。 ルエンザによる特需がありましたマスク等の製品売 当連結会計年度におけるわが国経済は 、不安定な 上高減少要因は年度後半で、連結子会社の一部事業 世界情勢や円高に起因する景気の不透明感が見られ を譲渡したことによる子会社のその他売上高減少要 るものの、一部に改善の兆しが見え始めておりました。 因は年度前半で、それぞれ影響が終了しております。 しかしながら 、年度末に発生いたしました東日本大震 また 、東日本大 震 災の当社に対する影 響は 、東北 災の国内経済に与える影響は計り知れず、先行きの情 地方所在の営業所及び茨城県所在の工場の一部にお 勢を見極めることが困難な状況となっております。 いて、建物の損傷等の被害が発生いたしました 。地震 当医療機器業界におきましては 、2000 年以来10 発生 以 来復旧に全 力を注いでまいりましたが 、上記 年ぶりに診療報酬がプラス改定になったものの 、引き に加え交 通 規制・交 通 渋滞 、ガソリンの供給不足等 「50 周年を迎えて」 ANNUAL REPORT 2011 〜ファウンダーから皆様へ おかげさまで、弊社は創立 50 周年を迎えました 。こ に寄与する医療用キット製品 、そして製品・物流・情報 れもひとえに 、皆様のご指導 、ご支援の賜物であり 、心 管理の総合システム「オペラマスター」へと発展してまい より厚く御礼申し上げます。オーソドックスな経営に徹 りました 。この度 、草創期からご支援をいただきました した 50 年でしたが 、この 50 年間 、医療の安全と医療 医療機関をはじめとする関係 者の皆様から 、温かいお 機関の経営改善に貢献する製品の開発と生産に注力し 言葉を賜りましたこと 、心から感謝致しております。 てまいりました 。弊社の主力製品は 、医療用記録紙 、医 現在 、日本の医療は大きな変革期に直面しており 、少 療機器の完全滅菌を実現したメッキンバッグ、院内感染 子・高齢化の急速な進展を背景とする財政悪化への医 防止に貢献する医療用不織布製品 、病院の経営効率化 療費抑制政策 、将来に向けた医療提供体制の見直しな も加わり 、数日間製品の製造・出荷に大きく影響いた 菌センターを増設し 、5月に稼動を開始いたしました 。 しました 。本年 2 月までは修正計画を上回る売上高 これに伴い 、製造原価の償却費が増加し原価高の要因 で推移しておりましたが 、東日本大震災発生の影響に となります。また 、余震が多発していることから 、従 より3 月単体の売上高は前年同月比 96.1% となりま 業員の安全を考え作業を一時的に停止し 、作業に支障 した 。以上の結果 、当連結会計年度の連結売上高は をきたす恐れがあります。その他、原材料価格の高騰、 31,311百万円 ( 同 0.1% 減 ) となりました 。 インフラ費用の上昇も考慮しております。今後は総量 売上原価は 、地震発生により工場が停止いたしまし 規制・節 電 対応として電 力を多く消費する滅 菌セン たが 、全体としては製 造量増加による生 産性の改善 ターの稼働時間を変更することを検討しております。 等により原価低減が図れました 。販売費及び一般 管 理費は効率的な経費使用に注 力し 、その結果 、連結 営業利益は 8,601百万円( 同 7.9% 増 )となりました 。 営業外損益の主なものは為替差損の152 百万円であ り 、連結経常利益は 8,561百万円 ( 同 6.7% 増 ) とな りました 。特別損益の主なものは地震発生による棚 卸資産評価減及び工場復旧費用で1,054 百万円が特 別損失として発生し 、当期純利益は 4,453百万円( 同 9.5% 減 ) となりました 。 今後の需要動向といたしましては 、被災地域での手 筑波工場敷地内に 、新滅菌センターを増設 術件数が大幅に減少することを想定しております。ま た 、関東圏においても一部医療機関が震災の影響を このような状況を踏まえ当社は 、安定的な製品の製 受けており 、当社製商品に対する需要が減少すること 造供給体制を可及的速やかに構築することが第一と考 が懸念されます。 えております。また 、他社との差別化 、より一層の企 営業活動においては 、東日本では引き続き医療機 業価値向上を図るために 、 「医療現場に貢献する製品」 関が震災の対応を行うことが想定され 、当社の営業 をコンセプトとした製品開発 、 「オペラマスター戦略」 、 活動の抑制が考えられます。一方 、西日本においては 及び「サーレム戦略」を果断に推進してまいります。 通常体制に戻り 、営業活動の活性化を行ってまいりま す。その他 、現時点で東日本大 震災の影響及びそれ に付随する環境の変化等を想定できる範囲で考慮い たしました 。 代表取締役社長 最高経営責任者 (CEO) 保木 潤一 売上原価といたしましては 、筑波工場敷地内に新滅 ど 、医療機関における課題は山積しております。このよ うな変革期において、医療機関の皆様に寄り添い 、今ま で以 上に医療現場において役 立つ製品を開発・供給し ていくことはホギメディカルの使命であります。 次の 50 年に向け、皆様と共に歩み続けるメーカーと して、社員一同決意を新たに 、引き続き製品の安全と安 定供給に取り組んでまいります。今後共 、より一層のご 指導 、ご鞭撻の程 、何卒よろしくお願い申し上げます。 ( 取締役 ファウンダー 保木 将夫 ) ANNUAL REPORT 2011 株主 、投資家の皆様へ 主な製品の売上高伸び額 当連結会計年度における売上高を主な製品別に見 手術用品類の医療用不織布製品の売上高は10,860 ますと 、手術用品類のキット製品の売上高が14,379 百万円 ( 同 0.3% 減 ) と前期並みの水準を確保いたし 百万円 ( 同 4.1% 増 ) と伸長いたしました 。特に 、 「オ ました 。反面 、前期に新型インフルエンザの特需があ ペラマスター」によるキット製 品の売 上高は 8,078 りましたマスク等その他不織布製品の売上高は減少 百万円(同10.2% 増)と高い伸びを続けました。また、 しました 。 第 50 期 (2011 年 3 月期 ) 主な製品の売上高伸び額 (百万円、端数切捨て) 800 571 キット合計 40 プリオペラ 50期伸び額 -27百万円 600 400 750 オペラマスター 200 その他 その他不織布 0 -219 不織布 -32 113 メッキンバック -11 -200 通常キット 子会社 313 その他売上 -203 -464 -400 東日本大震災による影響と 、生産体制の再構築 当社グループにおきましても 、東日本大震災によっ このため 、海外子会社等より追加で人員を投入し 、 て営業所・工場の一部において建物及び設備の損傷 早期改善に向けて増産を行い 6 月に遅延が解消いた 等の被害が発生いたしました 。美浦第一工場 ( メッキ しました 。なお 、同じ地域でも工場によって被害の状 ンバッグ製造 ) 、筑波 OPC 、江戸崎配送センター、筑 況が異なったことは大きな問題であり 、これを踏まえ 波滅菌センターは 、設備に大きな被害がなく、地震後 て今後の生産体制の再構築に活かしてまいります。 3 ~ 5 日で製造 、出荷 、稼働を開始いたしました 。 東日本大震災の今後の業績に対する影響につきま しかし 、美浦第二工場 (ドレープ・通常キット製造 ) しては 、被災地域での手術件数が大幅に減少すること は 、キット製造を行っている 2 階で天井が崩落し 、生 を想定しております。また 、関東圏では一部医療機関 産停止を余儀なくされました 。これに対処し 、美浦第 が震災の影響を受けていることに加え 、被災地域へ 二工場で生産していたキットラインを筑波工場に移動 人 員を派遣している医療機関もあり 、手術件数が減 し 、4 月 4 日から生産を開始いたしましたが 、生産が 少することが考えられ 、当社グループの商製品に対す 停止していた間の受注残と材料の供給不足及び震災 る需要が減少することが懸念されます。 に起因する一時的な需要の増加等の影響もあり遅延 が生じました 。 6 ANNUAL REPORT 2011 各設備の被害状況と現在の状況 復旧時期 被害状況 美浦第一工場 (メッキンバッグ製造) 設備に大きな被害はなし 3月14日稼動 メッキンバッグ、ドレープの製造設備には大きな被害はなし 美浦第二工場 (ドレープ・通常キット製造) キット製造を行っている2階では天井が崩落し生産停止 筑波工場 (通常キット・オペラキット 製造) 3月14日稼動 5月 2日稼動 3月14日一部稼動 3月20日全稼動 材料棚が崩れ設備の損傷 美浦第二工場で生産していたキットラインを筑波工場に移動 4月 4日稼動 筑波配送センター 荷崩れ及び一部設備の損傷 段階的に復旧 3月18日一部稼動 3月24日全稼動 筑波OPC 設備に大きな被害はなし 3月14日稼動 江戸崎配送センター 設備に大きな被害はなし 3月14日稼動 筑波滅菌センター 設備に大きな被害はなし 3月16日稼動 病院経営への影響を可視化し 、 「オペラマスター戦略」を一層強化 医療機関の経営改革が強く求められているなかで、 当社グループは「オペラマスター」による病院経営の 効率化に与える効果を可視化する方法を確立し 、病院 への提案を強化いたします。 「オペラマスター」は 、医 師・術式ごとに1手術・1キットで対応できるフルキッ トを中核とした製品・物流・情報管理のシステムで、 医療機関の業務効率化・在 庫削減・原価管理に寄与 するソリューション・サービスです。 「オペラマスター」を導入する医療機関は継続的に増 加しており 、当連結会計年度は 20 件の医療機関と契 オペラマスターショールーム 約を結びましたが 、11件の解約があり、差引き 9 件純 に関しましては 、これまでにさまざまな学会において 増し 、2011年 3 月末の累計契約件数は131件となっ 導入病院の具体的な事例を発表いただいております。 ております。 「オペラマスター」の病院経営への効果 こうした学会での発表事例の効果により 、 「オペラマ スター」は着実に医療機関に浸透しつつあ オペラマスター契約病院規模割合 (%) 2,000未満 ります。 契約病院につきましては 、手術 5,000∼2,000 5,000以上 100 件数の多い大型病院が顕著に増えており ます。大型病院は交渉窓口が多岐にわた 80 ることなどから中小病院に比べて立上げ が遅 れる傾向にありますので、この点を 60 重視し、営業を一段と強化してまいります。 40 20 0 05年3月期 06年3月期 07年3月期 08年3月期 09年3月期 10年3月期 11年3月期 (44期) (45期) (46期) (47期) (48期) (49期) (50期) 契約病院 合計 ANNUAL REPORT 2011 7 株主 、投資家の皆様へ 研究開発の状況 当社グループは 、 「優れた製品でも成長は長く続か 内容を拡充するため 、新規部 材の導入を継続しなが ない」と考え 、製品のライフサイクルをとりわけ重視し ら 、当社オリジナル品の開発 、新規キット形態の検討 ております。 「主力製品の売上高が伸びている間に次 をすすめました 。当連結会計年度の研究開発費の総 の成長製品を軌道に乗せる」ことにより 、中長期の成 額は 、生産技術関連も含めて417 百万円となっており 長を目指しております。そのために 、新製品開発に経 ます。今後も 、病院のニーズ 、手術関連学会の調査 、 営資源を重点配分しております。特に 、医療の現場に 薬事行政の動向等を、より適確に把握し、コストメリッ 貢献する製品の開発に注力しております。 ト及び効率性を追求した高度で専門的 、且つ使い易 研究開発部門においては 、新製品開発 、新規キット い製品の開発にあたる計画であります。 設計、部材導入 、新技術の調査研究等の研究開発活 なお 、研究開発をさらに強化するため 、2011年 4 動を行っており 、市場動向及び市場要望を調査・把握 月に研究開発本部を設置いたしました 。研究開発本 して製品開発をすすめております。また 、幅広い情報 部は基礎研究部門 、開発部門 、企画開発部門の三本 や技術を入手し、分析、統合して開発をすすめるため、 柱で構成されます。研究開発の領域としましては 、 「医 外部各機関との共同研究及び共同開発を実施してお 療安全」 「再生医療」 「低侵襲」 「既存製品開発」に注 ります。当連結会計年度は 、医療用キット製品の構成 力してまいります。 インドネシアに新会社設立 、不織布製品の販売を強化 不織布製品につきましては 、安価・高機能・高品質 ました。この調査結果に基づき、2011年7月にP.T.ホ を基 本コンセプトとする「サーレム戦略」を引き続き ギインドネシアの子会社としてインドネシアに販売会 推進し 、医療機関のニーズにより一層的確に対応して 社を新設いたしました 。ホギメディカルより営業担当 シェアの拡大を図ってまいります。 「サーレム戦略」に 者を派遣し 、現地で採用したメンバーと共に 、当初は よる不織布製品の増産に備えるため 、主にガウン等の 不織布製品を中心に販売展開していく予定です。イン 不織布製品を生産している P.T. ホギインドネシアの工 ドネシアは人口が多く経済成長が著しいことから 、将 場の増設を 2010 年 3 月期に終えております。 来的には医療機器の市場として大きな可能性がある 当社グループは 、東 南アジアにおける医療機器の と考えております。 販売についてこれまで慎重に市場調査を行ってまいり CSR 活動 ◆ホタルの里プロジェクト 〜 環境保全・CSR 活動 2009 年より 、当社筑波工場に隣接する土地 (1.7 ヘクタール ) を市から借り受け、NPO 法人や牛久市役 所と協力して無農薬で米を栽培・収穫し 、耕作放棄地 を水田として復活・再生する「ホタルの里プロジェクト」 を開始 、水路の引き方や米の栽培方法などは NPO 法 人が指導し 、作業には当社の従業員やその家族が参 加しております。これは生態系の再生・保全を目指す ANNUAL REPORT 2011 とともに 、田植え・稲刈りといった農業体験を通じて 修事業で、東南アジアを中心とする発展途上国の医 地域住民の皆様との交流も図るものです。 師を日本に招いて先進医療の研修を行い 、その成果 を派遣元の国々の医療水準向上に役立てるという国 ◆ JCMT に協賛 際貢献と 、研修を通じて日本と派遣元の国々との友好 また 、当社では JCMT(Japanese Council for 関係を促 進するという国際親善の両方を目的として Medical Training) の考えに賛同し 、協賛を行ってお います。 ります。JCMTとは 、民間協賛による途上国の医師研 今期配当は各四半期 20 円 、通期 80 円 東日本大 震 災における当社グループ 業績に与える 利益処分に関する基本方針は 、会社設立以来培っ 影響に関しましては 、状況が刻々と変化していくこと てまいりました社訓「顧客 、株主 、社員 、企業の共存 が予想されます。2012 年 3 月期の連 結 業 績につき 共栄を図る」を常に念頭に配当政策を重視 、株主の皆 ましては 、現時点での想定しうる事象を考慮し 、売上 様に利益の還元を行うことであります。 高 30,700 百万円 ( 前会計年度比 2.0% 減 ) 、営業利 また 、経営成績をいち早く還元するため 、2007 年 益 6,900 百 万 円 ( 同 19.8% 減 ) 、経 常 利 益 6,970 3 月期から四半期配当を行っております。2012 年 3 百万円 ( 同18.6% 減 ) 、当期純利益 4,200 百万円 ( 同 月期の配当金は各四半期とも 20 円 、通期 80 円を予 5.7% 減 ) を計画しております。 定しております。 より一層の企業価値向上を目指して 当社は 、 「社会貢献・安全なもの作り」 、 「安定生産」 、 「お客様との共存共栄」 、 「社員満足度の向上」 、 「安定 成長」 「 、利益改善」 をキーワードとして掲げております。 以上のことを踏まえ 、以下の点を重要課題として捉 え 、これらを具体的施策に落とし込んだ上 、積極果断 に遂行し 、企業価値の向上を図ってまいります。 東日本 大 震 災では 、発生後に一時的に生 産・出荷 が停止いたしました 。当社では茨城県に製 造設備が ●安全な製品の安定的供給 集中しておりますが 、各施 設の地 震による被害は異 ●有事に備えた生産体制の構築 ●新製品の開発 なっており 、地 震 発 生後早 期稼 動できた設備と 、被 ●外部環境への対応 ●人材育成・社内体制の強化 害が大きく復旧までに時間を要した設備がございま ●「オペラマスター戦略」及び「サーレム戦略」の一層 した 。これらの要因分析と対 策を早 期に検 討・実 施 の強化 ●全社的な生産性向上 し 、現状設備の強化を図り今後不測の事態が発生し ●経営目標達成 、安定供給のための設備投資計画 た場合でも数日で生 産・供給を再開できる体制作り ●内部統制システム・コンプライアンスの一層の強化 を目指してまいります。 ANNUAL REPORT 2011 コーポレート・ガバナンスと内部統制 基本的な考え方 当社は 、 「顧客重視」 「株主重視」を会社基本方針 る子会社におきましては 、当初より現地化政策を打ち として標榜しており 、経営目標を確実に達成し 、企業 出しており 、取締役は 4 名で日本人 2 名 、現地人 2 名 価値を継続的に高めていくことが重要な株主還元で で経営されております。財務データ等必要な資 料は あると認識しております。これらを達成するためには、 親会社である当社にすべて報告され 、随時チェックで 迅速な意思決定および適切な業務執行を行うととも きる体制が確立しております。これらにより 、当社と に 、経営の透明性を高める経営監視機能の強化が極 して十分なコーポレート・ガバナンスが機能するもの めて重要と認識し 、コーポレート・ガバナンスの強化 と認識しております。 に取り組んでおります。また 、インドネシアに所在す 現状のコーポレート・ガバナンス体制の概要 10 ANNUAL REPORT 2011 当社は業務執行における意思決 定の迅速化 、コー 監査役会は 、監査役 3 名 ( うち社外監査役 2 名 ) で ポレート・ガバナンスの 確 保を目的として 、金 融 審 構成され 、取締役の職 務執行について監査を実施し 議 会スタディグル ープモデル の「社 外取 締役の 選 任 ています。各監査役は重要な会議への出席 、取締役 と監 査役 会 等との 連 携 」体 制 を採 用しております。 等からの報告 、重要な決裁書類の閲覧 、子会社等の 取締役会 、監査役会のそれぞれの主な役割は次の通 調査を実施しています。監査役全員で構成される監査 りとなります。 役会は 、監査の方針等を決 定し 、各監査役の監査状 取締役会は取締役 6 名 (うち社外取締役1名 ) で構 況などの報告を受けるほか 、会計監査 人からは随時 成しており 、迅速に経営判断できるよう少人数で経営 監査に関する報告等を受け、必要に応じ随時情報の しております。また 、1999 年 6 月より執行役員制度 交換を行うなど相互の連携を高めております。 を導入しており 、取締役会の本来機能である経営意思 尚 、経営会議は 、取締役 6 名・執行役員 7 名 、およ 決定及び業務執行監督機能と 、執行役員等の業務執 び任命された部長で構成され 、原則として取締役会 行機能の分離を明確にすることにより 、経営環境の変 の翌営業日に開催しており 、さまざまな重要案件につ 化に迅速に対応できる体制になっております。 いて具体的対策等が決定されております。 内部統制システムに関する基本的な考え方 、およびその整備状況 職 務権限と責任を明確化するとともに 、相互牽制 構築し 、当該体制の調査及び改善等を実施する組織 。 機能を業務プロセスに取り込み適切な業務分掌を実 以下同じ 。) を設 置しております。 「内部統 制等 委員 施することにより 、適切な業務執行を確保するための 会」の委員長は代表取締役社長が務めるものとし、 「内 体制を確保しておりますが 、絶 えず見直しを行い改 部統制等委員会」の下に「内部統制委員会」 ・ 「コンプ 善・強化に努める必要があるものと認 識しておりま ライアンス委員会」を設置しそれぞれ毎月1回定例会 す。取締役会は 、取締役の職 務の執行が法令及び定 議を開催しており 、活動内容は全て取締役会に報告 款に適合することを確保するための体制を運 用する されております。また 、監査役はこの体制の整備運用 ため 、 「内部統制等委員会」( 当社の内部統制 、コン 状況も監査しております。 プライアンス及びリスクマネジメントに係わる体制を 株主総会 選任・解任 選 任・解 任 監査 取締役会 取締役5名 / 社外取締役1名 指示・監督 報告 報告 監査 監査役 会 常 勤 監査役1名 / 社外監査役2名 指示・監 督 報告 選 任・解 任 監査 会計監査人 報告 報告 会計監査 経営会議 取 締 役、執 行 役 員 内 部統制等委員会 内部統制 内部監査室 監査 指示・監督 各 事 業 部 、グル ープ会 社 ANNUAL REPORT 2011 オペラマスター戦略 、手術管理システム 、サーレム戦略 オペラマスター戦略のコンセプト 「オペラマスター」は 、病院の医師・術式別に1手術・ 能なため 、手 術前の準備が大幅に短縮できる他 、医 1キット製品で対応できるフルキットを中核とし 、製 療材料の在庫・仕入れ状況等のコスト管理面が容易 品・物流・情報管理の 3 つを機軸とした総合システム になるなど 、経営改善を急務とする医療機関にとって で、医療機関の業務効率化・在庫削減・原価管理を全 は 、大きな導入メリットがあります。 「オペラマスター 面的にサポートするトータル・ソリューション・サービ 戦略」の推進は 、当社の最も重要な経営戦略として位 スです。あらかじめ手術に必要な材料がすべて収めら 置付けております。 れており 、開封してすぐに手術に取りかかることが可 オペラマスター 「 製 品・物 流・情 報 管 理 」の 3 つを機 軸とした ト ータル・ソリューション・サービ ス 。 医 療 機 関の 収 益 向 上と業 務 の 効 率化に貢 献します 。 キットによるメリット ● 間接業務の削減 ● 材料管理 フ ル キ ット シ ● 適正人員配置 ● 在庫負担減 ● 原価管理システム テム ス シ テ ス ● 手術予定管理(スケジューリング) ● 徹底した安全対策 病 院 情報管理 情報管理によるメリット ● 電子線滅菌 物 ム 流 物流によるメリット ● 最低単位(1キット)からの受注可能 ● 最低製造期間4日 ● 在庫負担減 ● 万全な物流体制 ANNUAL REPORT 2011 手術管理システム オペラマスターの新サービス「手 術管 理システム」 は 、様々な情報収集ツールによって得られるデータか ら 、継続的に医療現場の業務負担やコストを把握し 、 より手術室運用の効率化につながるご提案をいたし ます。ツールの中の一つである 、デジタルピッキング システムは 、ピッキングリストを使用し予定手術の術 式に必要な材料を認識させ 、手術に必要な材料が納 められている場所のランプを点灯させることで、より 正確にかつ短時間で準備をおこなうことができます。 また 、このピッキングリストは継続的に整備すること で、余分な材料の消費を抑制し在庫の最適化を図るこ とも可能と考えます。また 、手術の進捗状況や人の稼 動状況を IC タグで取得・数値化することで、時間や曜 日 、季節による業務負担の偏りを確認し 、改善ポイン トを見つけ出す手段の一つとしています。 PLAN 蓄積したデータから黒字化へのプランを作成 手術管理システムで数値化された情報を蓄積し 、システム上で 手術室稼動の黒字化プランを作成することが可能です。 DO 目標設定・計画立案 個々の実績データを検討し、 ベストな業務計画を立案 各施設の設備状況に合わせた 計画作成 処置・改善 ACTION 今後の提案 ツールによる業務効率改善 現場改善ツール / 計画の提供 実施・実行 点検・評価 CHECK データの集積・分析 専門知識を持つスタッフの 自動集積されたデータを 現状分析を提出 リアルタイムで比較・分析 一歩先の手術室運営をご提案 「オペラマスター」では 、業務の改善計画をお手伝いする「PLAN」→キット製品 、ピッキングリストによる実働作業 の効率化をはかる「DO」→業務情報を集積・管理する「CHECK」→得られた情報をもとに 、新たな改善処置を提案 する「ACTION」 の4つのサイクルを繰り返し、病院の経営の改善を常にサポートし続けるシステムを構築しました。 安価・高機能・高品質を基本コンセプトとする「サーレム戦略」 不 織 布 製 品と簡易なキット製 品については 、安 価・ 高 機 能・高品 質 を基 本コンセプトとする「サーレム戦 安価 略」を推進し 、医療機関のニーズにより的確に対応して おります。不織布製品に関しては 、2007 年に「K ガウ ン」と「BRドレープ」を発売し 、多くの病院から高い評 高品質 価をいただきました 。2009 年には 、ドレープの新製 品「ティガリア」を市場に投 入し 、また簡易なキット製 品に関しては 、 「サーレム戦略」の基本コンセプトを眼 科・放射線科用のキット製品に展開しております。 高機能 医療機関のニーズに的確に対応 ANNUAL REPORT 2011 主要製品群のご紹介 キット製品 すべての医療材料をセット化し 、個別のニーズに対応 当社はご使用いただく皆様の立場を自らの視点とし 期待することはできません 。各科手術 、検査など 、個 て、キット製品のご提案をしております。最新医療現 別の医療ニーズ・目的に応じた医療用材料を必要な数 場のニーズに応えるため 、また 、 病院経営の効率化を 量だけセットしたキット製品は 、販売開始以来 、業務 サポートするために 、手術用品類の安定供給を目指し 負担の軽減や、人為ミス 、院内感染防止など 、リスク ております。医療のさまざまなプロセスに対応して、 管理の観点からも大きな注目を浴びてきました 。パッ 手術や処置に必要な用品を目的に応じてセット化した ケージを開封すればすぐに診療行為が開始でき、準備 キット製品は 、医療の現場に多大な貢献を果たす可 の手間や時間が大幅に短縮され 、手術や検査を増加 能性を持っております。しかしそれも 、それぞれの医 させることも可能となります。医療機関の収益改善に 療現場の特殊性やスタッフ事情 、個別の医療ニーズを も寄与できる製品のため 、特に手術が多い高機能病 理解し 、的確に反映したものでなければ充分な機能を 院で導入が進んでいます。 処置キット 開腹キット 主な製品の売上高 (2007 年~ 2011 年の 5ヵ年 ) (百万円、端数切捨て) 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 2008年 2007年 その他 ANNUAL REPORT 2011 キット 不織布 2009年 メッキンバック 2010年 2011年 3月期 不織布製品 ニーズを先取りし 、進化し続ける多種多様な商品群 ホギメディカルでは 、ガウン、ドレープなどの手術用 これらは高いバリア性・強 度を誇り 、院内の 感 染防 不織布製品を他社に先駆けて発売しました 。院内感染 止に役立つ製品となっており 、シーツ、パッド 、アイソ 防止と業務の軽減を目的とした手術用ガウン・ドレー レーションガウン、シューズカバーなど 、現在は多種 プ・キャップなどの不織布製品は 、医療現場に求めら 多様な商品群に成長し 、ニーズを先取りしたシリーズ れる性能を極め、より高度な医療に対応したものです。 へと進化し続けています。 ディスポーザブルガウン & ディスポーザブルドレープ ディスポーザブルガウン メッキンバッグ 、その他 院内感染防止策の原点 、メッキンバッグ 滅菌用包装材には 、高圧の蒸気や滅菌用ガスの容 いきました 。メッキンバッグの歴史こそが 、ホギメディ 易な透 過性とともに無菌保存のためのバリア性とい カルの発展の歴史を意味しています。 う 、相反する性質が求められます。当社では 、この条 医療機関向けの「N95マスク」は 、評価条件がサー 件に最 適な素材として、独特な微 細構造を持つ滅菌 ジカルマスクよりも厳しく、ろ過効率についても性能 紙を開発いたしました 。院内感染防止の第一歩として が高い製品で、結核 、SARS 、インフルエンザなど重 1964 年「メッキンバッグ」を発売して以来 、滅菌に対 要な感染症対策用として推奨いたします。 する高度な性能と利便性により急速に需要を拡大し 、 ポリウレタンを素材とした鏡視下手 術用スポンジ 現在では 、滅菌用包装材の代名詞となるまでに普及し 「セクレア ™」は 、鏡視下手術での圧排 、吸液 、洗浄 、 ています。メッキンバッグこそ、院内感染防止を目指 圧迫止血を目的とした製品で、臓器を傷付ける可能性 したホギメディカルの取り組みのスタートであり 、そ がある圧排子、腹腔内へのガーゼの出し入れが不要と の後のソンタラ ® やキット製品の実現へとつながって なり 、鏡視下手術の効率化と安全性を高めます。 N95-PR マスク 鏡視下手術用スポンジ「セクレアTM」 メッキンバッグ ANNUAL REPORT 2011 15 5 年間の要約財務データ (連結) 2007 2008 2009 2010 損益計算書データ(百万円) 売上高 営業利益 経常利益 税金等調整前当期純利益 当期純利益 包括利益 27,293 6,058 6,139 6,102 3,621 − 29,010 7,232 7,285 6,825 4,054 − 31,009 7,501 7,627 5,996 3,584 − 31,339 7,974 8,020 8,103 4,921 − 31,311 8,601 8,561 7,475 4,453 3,737 貸借対照表データ(百万円) 資本金 資本剰余金 純資産 総資産 有形固定資産 7,123 8,336 48,031 59,231 30,460 7,123 8,336 49,631 61,514 29,547 7,123 8,336 51,505 61,941 29,073 7,123 8,336 58,506 68,259 30,121 7,123 8,336 60,698 69,834 31,518 キャッシュ・フローデータ(百万円) 営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 5,355 △ 4,642 8,407 △ 3,201 6,023 △ 2,270 8,173 △ 3,713 7,250 △ 3,888 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物の期末残高 1,035 7,825 △ 2,205 10,838 △ 2,344 12,182 750 17,405 △ 2,545 18,139 234.69 − 3,194.04 269.73 − 3,300.59 238.47 − 3,425.71 1 株当たりデータ(円) 1 株当たり当期純利益 潜在株式調整後 1 株当たり当期純利益 売上高 1 株当たり純資産額 81.07 7.59 23.48 1,152 2,914 270 16,341 1,424 0 315.74 283.10 − − 営業利益3,857.83 3,718.27 (単位:億円) (単位:億円) その他のデータ 400 自己資本比率(%) 自己資本利益率(%) 300 株価収益率(倍) 設備投資額(百万円) 200 減価償却費(百万円) 研究開発費(百万円) 100 発行済株式数(千株) 従業員数(人)※1 2011 年 3 月 80.66 8.31 19.02 1,570 2,728 259 16,341 1,485 (260) 2007 2008 2009 2010 2011年 3月 83.13 7.09 22.56 2,689 2,936 269 16,341 1,485 (472) 100 85.69 8.95 13.65 3,471 2,557 443 16,341 1,465 80 60 40 20 (783) 0 (653) 86.90 7.47 12.58 3,990 2,277 417 16,341 1,453 (421) 2007 2008 2009 2010 2011年 3月 注:端数は切り捨てて表示しております。 ※ 1:従業員数は就業人員であります。また、連結子会社の有期契約社員数は年間の平均人員を( )外数で記載しております。 売上高 位:億円) (単位:億円) 00 400 00 300 00 200 00 100 0 営業利益 売上高 0 (単位:億円) 営業利益 (単位:億円) 100 100 80 80 60 60 40 40 20 20 0 800 600 0 200 0 2009 2010 2011年 2007 2008 2009 2010 2011年 2011年 2010 2008 2007 2008 2009 2007 3月 3月 3月 総資産 ANNUAL REPORT 2011 (単位:億円) 400 2007 2008 2009 2010 2011年 2007 2008 2009 2010 2011年 3月 3月 16 総資産 (単位:億円) 800 総資産 (単位:億円) 800 ファイナンシャル・レビュー(連結) 経営成績 百万円増加いたしました。その主な要因は筑波滅菌セ 売上高 百万円の増加となります。また、無形固定資産は 888 売上高は 31,311 百万円(前期比 0.1%減)となりました。 百万円となり 291 百万円増加し、投資その他の資産は 手術用品類の医療用キット製品の売上高が 14,379 百万円 3,913 百万円となり 262 百万円減少いたしました。 ンター建物増築、製造設備増設の設備投資による 2,732 (同 4.1%増)となり、また、医療機関の経営の合理化・ 当連結会計年度末の負債合計は 9,135 百万円となり、 効率化に寄与し、製品・物流・情報管理からなる「オペ 前連結会計年度末に比べ 616 百万円減少いたしました。 ラマスター」は、累計契約件数 131 件(前連結会計年度 流動負債は 8,322 百万円となり 315 百万円増加いたしま 末:122 件)、売上高 8,078 百万円と概ね計画通りに推移 した。主な要因は災害損失引当金の 691 百万円の増加と いたしました。 手術用品類の医療用不織布製品は、「安 未払法人税等の 414 百万円の減少となります。固定負債 価」 ・ 「高機能」 ・ 「高品質」を基本コンセプトとする「サー は 813 百万円となり 932 百万円減少いたしました。なお、 レム戦略」を強化したことにより販売数量が増加しまし 有 利 子 負 債 残 高 は 前 期 末 よ り 1,000 百 万 円 減 少 し 925 たが東日本大震災の影響もあり、前年度並みの売上高と 百万円となりました。 なりました。全体といたしましては、医療用キット製品 当連結会計年度末の純資産は 60,698 百万円となり、 の売上高は伸長いたしましたが、東日本大震災発生の影 前連結会計年度末に比べ 2,191 百万円増加いたしまし 響、前年度にありました新型インフルエンザによるマス た。主な要因は当期純利益 4,453 百万円の計上による増 ク等の特需の反動や、連結子会社の一部事業を譲渡した 加、剰余金の配当による 1,541 百万円の減少となってお ことによる売上高減少等要因もあり、売上高は前年度並 ります。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の みとなりました。 85.7%から 86.9%となりました。 営業利益 キャッシュ・フロー 売上原価は 14,829 百万円(同 2.1%減)となりました。 製造量増加による生産効率の向上を含め継続的な原価低 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、 減に努めました。販売費及び一般管理費は 7,880 百万円 営業活動によるキャッシュ・フロー: 7,250 百万円 (同 4.1%減)となりました。費用全般で効率的な経費使 ( 前 連 結 会 計 年 度 比 922 百 万 円 の 減 ) 用に注力しました。以上の結果、営業利益は 8,601 百万 投資活動によるキャッシュ・フロー: △ 3,888 百万円 円(同 7.9%増)となりました。 ( 同 175 百 万 円 の 支 出 の 増 ) 財務活動によるキャッシュ・フロー: △ 2,545 百万円 経常利益 (同 3,295 百万円の支出の増) 営業外損益におきましては、受取配当金が発生いたし となり、現金及び現金同等物は 18,139 百万円となり 733 ました。一方、金融機関からの借入金に対する支払利息 や保有する外貨建て資産に対する為替差損等が発生いた 百万円増加いたしました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) しました。以上の結果、経常利益は 8,561 百万円(同 6.7% 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前 増)となりました。 当期純利益 7,475 百万円、減価償却費 2,277 百万円、た な卸資産の減少 270 百万円、災害による損失 1,019 百万 当期純利益 円を計上する一方、法人税等の支払 3,576 百万円、売上 特別損益におきましては、地震発生による棚卸資産評 債権の増加 27 百万円等がありました。この結果、キャッ 価減及び工場復旧費用で 1,054 百万円が特別損失として シュ・フローは 7,250 百万円の収入となり、前連結会計 発生し、当期純利益は 4,453 百万円(同 9.5%減)となり ました。 財政状態 当連結会計年度末の総資産は 69,834 百万円となり、前 連結会計年度末に比べ 1,574 百万円増加いたしました。 年度に比べ 922 百万円収入が減少いたしました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、主に筑波滅菌 センター建物増築、製造設備増設の有形固定資産取得等 により 3,888 百万円の支出となり、前連結会計年度に比 べ 175 百万円支出が増加いたしました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 流動資産は 33,513 百万円となり 150 百万円増加いたしま 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の した。主な要因は、営業活動に伴う現金預金の 739 百万 返済や配当金の支払等がありました。この結果、2,545 円の増加、棚卸資産の 700 百万円の減少となります。固 百万円の支出となりました。(前年同期は 750 百万円の 定資産は 36,320 百万円となり 1,424 百万円増加いたし 収入) ました。うち有形固定資産は 31,518 百万円となり 1,396 ANNUAL REPORT 2011 17 財務指標(連結) 収益性 安定性 自己資本利益率 (ROE) 自己資本利益率 (ROE) 自己資本利益率 (ROE) 自己資本利益率 (ROE) 自己資本比率 自己資本比率 (%) (%) (%) (%) 10.0 10.0 (%) (%) 90 90 (%) (%) 10.0 10.0 90 90 7.5 7.5 (%)(%) 80 80 (%)(%) 7.5 7.5 10.0 10.0 5.0 5.0 80 80 90 90 70 70 7.5 5.0 7.55.0 2.5 2.5 70 70 80 80 60 60 2.5 2.5 5.05.0 60 60 70 70 50 50 自己資本利益率 (ROE) 自己資本利益率 (ROE) 0 0 2007 2011年 20092010 20072008 2011年 20082009 2010 50 50 60 60 3月 3月 20092010 20072008 2011年 20082009 2010 2007 2011年 3月 3月 50 50 20072008 20092010 20082009 20102011年 2011年 2007 3月 3月 20092010 20072008 2011年 20082009 20102011年 2007 3月 3月 (%) (%) 総資産利益率 (ROA) 総資産利益率 (ROA) 10.0 10.0 (%) (%) 10.0 10.0 総資産利益率 (ROA) 総資産利益率 (ROA) 7.5 7.5 (%)(%) 流動比率 流動比率 (%) (%) 500500 (%) (%) 500500 400400 流動比率 流動比率 流動比率 流動比率 (%)(%) 400400 300 300 500 500 7.5 7.5 10.0 10.0 5.0 5.0 300300 200 200 400 400 5.0 5.0 7.57.5 2.5 2.5 200200 100 100 300 300 2.5 2.5 5.05.0 0 0 100100 0 0 200 200 2007 2011年 20072008 20092010 20082009 20102011年 0 0 2.5 2.5 3月 3月 2011年 20072008 20092010 20082009 20102011年 2007 3月 3月 0 0 2007 20092010 2011年 2010 20082009 2011年 0 020072008 3月 3月 100 100 20092010 2010 20072008 20082009 2007 2011年 2011年 3月 3月 0 0 2011年 20072008 20092010 20082009 20102011年 2007 3月 3月 20092010 20102011年 20072008 20082009 2011年 2007 3月 3月 当期純利益 当期純利益 (億円) (億円) 50 50 (億円) (億円) 50 50 40 40 当期純利益 当期純利益 当期純利益 当期純利益 (億円) (億円) 40 40 30 50 30 50 30 30 20 40 20 40 ANNUAL REPORT 2011 自己資本比率 自己資本比率 2007 2011年 20072008 20092010 20082009 2010 2011年 0 0 2.5 2.5 3月 3月 20072008 20092010 20082009 2010 2007 2011年 2011年 3月 3月 0 0 総資産利益率 (ROA) 総資産利益率 (ROA) 18 自己資本比率 自己資本比率 固定比率 固定比率 (%) (%) 100100 (%) (%) 100100 固定比率 固定比率 固定比率 固定比率 75 75 (%)(%) 75 75100 100 50 50 50 75 75 50 20 20 10 10 30 30 25 25 10 10 0 20 0 20 25 25 50 50 0 0 2007 2011年 2010 20072008 20092010 2011年 20082009 0 0 3月 3月 10 10 2010 20072008 20092010 2011年 20082009 2007 2011年 3月 3月 0 0 2008 2011年 2007 20082009 2010 2011年 20092010 02007 0 25 25 3月 3月 20102011年 20072008 20092010 2011年 20082009 2007 3月 3月 20082009 20102011年 2011年 20072008 20092010 2007 3月 3月 20082009 2010 2011年 2011年 20072008 20092010 2007 3月 3月 0 0 設備投資関連 設備投資額 設備投資額 (億円) (億円) 40 40 (億円) (億円) 40 40 設備投資額 設備投資額 設備投資額 設備投資額 1 株当たり関連 1株当たり当期純利益(EPS) (EPS) 1株当たり当期純利益 1株当たり当期純利益(EPS) (EPS) 1株当たり当期純利益 (円) (円) 400 400 (円) (円) 1株当たり当期純利益 1株当たり当期純利益(EPS) (EPS) 400 400 30 30 (億円) (億円) 300 300 (円) (円) 30 30 40 40 20 20 300 300 400 400 200 200 20 20 30 30 10 10 200 200 300 300 100 100 10 10 20 20 00 100 100 200 200 00 2007 2008 2008 0 2007 0 10 10 2009 2009 2007 2008 2008 2007 2009 2009 00 2011年 2010 2011年 2010 3月 3月 2011年 2010 2011年 2010 3月 3月 2007 2011年 2009 2010 2010 2011年 2007 2008 2008 2009 3月 3月 2007 2007 00 100 100 2009 2008 2009 2008 2007 2007 2009 2008 2009 2008 00 2007 2009 2010 2008 2009 2007 2008 2010 2011年 2011年 3月 3月 1株当たり配当 1株当たり配当 減価償却費 減価償却費 (億円) (億円) 30 30 (億円) (億円) 30 30 減価償却費 減価償却費 減価償却費 減価償却費 (円) (円) 100 100 (円) (円) 100 100 80 80 1株当たり配当 1株当たり配当 1株当たり配当 1株当たり配当 (円) (円) 80 80 60 60 100 100 (億円) (億円) 20 20 30 30 20 20 60 60 40 40 80 80 10 10 20 20 10 10 00 10 10 2007 2007 00 2010 2011年 2011年 2010 3月 3月 2010 2011年 2011年 2010 3月 3月 40 40 20 20 60 60 20 20 00 40 40 2009 2010 2008 2009 2010 2011年 2011年 2008 3月 3月 2009 2010 2008 2009 2010 2011年 2011年 2008 3月 3月 2009 2010 2011年 2008 2009 2007 2008 2010 2011年 2007 00 3月 3月 20 20 2009 2010 2011年 2008 2009 2007 2008 2010 2011年 2007 3月 3月 00 2007 2007 2008 2009 2010 2008 2009 2010 2011年 2011年 3月 3月 2007 2009 2010 2011年 2008 2009 2007 2008 2010 2011年 3月 3月 2007 2007 00 キャ ッシュ ・ フロー キャ ッシュ ・ フロー (億円) (億円) 100 100 (億円) (億円) 100 100 80 80 (億円) (億円) 80 80 60 60 100 100 (営業活動) (営業活動) キャ ッシュ ・ フロー キャ ッシュ ・ フロー (営業活動) (営業活動) キャ ッシュ ・・ フロー キャ ッシュ フロー (営業活動) (営業活動) 配当性向 配当性向 (%) (%) 40 40 (%) (%) 40 40 配当性向 配当性向 配当性向 配当性向 30 30 (%) (%) 30 30 40 40 20 20 60 60 40 40 80 80 20 20 30 30 10 10 40 40 20 20 60 60 10 10 20 20 00 20 20 00 40 40 2009 2010 2009 2011年 2010 2011年 3月 3月 2009 2010 2011年 2010 2011年 2009 3月 3月 2008 2009 2011年 2009 2010 2010 2011年 2007 2008 2007 0 0 10 10 3月 3月 2008 2009 2011年 2009 2010 2010 2011年 2007 2008 2007 3月 3月 00 2007 2009 2010 2008 2009 2011年 2007 2008 2010 2011年 3月 3月 2008 2009 2007 2011年 2009 2010 2010 2011年 2007 2008 3月 3月 2008 2007 2008 2007 00 20 20 2008 2007 2008 2007 00 ANNUAL REPORT 2011 19 連結財務諸表 連結財務諸表及びその他の事項の金額については、百万円未満の金額を切り捨てて表示しております。 該当項目に数字がない場合は“−”、百万円未満の場合は“0”と表示しております。 (単位:百万円) 連結貸借対照表 前連結会計年度 当連結会計年度 (2010 年 3 月 31 日) (2011 年 3 月 31 日) 金 額 金 額 資産の部 流動資産 現金及び預金 受取手形及び売掛金 商品及び製品 仕掛品 原材料及び貯蔵品 繰延税金資産 その他 貸倒引当金 17,766 9,124 3,075 308 2,259 386 446 △2 18,505 9,091 2,570 288 2,083 621 356 △4 流動資産合計 33,363 33,513 24,788 △ 12,414 26,335 △ 13,032 12,374 13,302 19,903 △ 15,007 20,251 △ 16,031 4,896 4,219 9,410 3,137 2,489 △ 2,187 9,375 4,283 2,541 △ 2,203 302 337 30,121 31,518 276 306 13 0 231 642 13 0 597 888 2,698 547 67 148 767 △ 51 2,257 512 205 167 791 △ 20 区 分 固定資産 有形固定資産 建物及び構築物 減価償却累計額 建物及び構築物(純額) 機械装置及び運搬具 減価償却累計額 機械装置及び運搬具(純額) 土地 建設仮勘定 その他 減価償却累計額 その他(純額) 有形固定資産合計 無形固定資産 ソフトウェア ソフトウェア仮勘定 電話加入権 その他 無形固定資産合計 投資その他の資産 投資有価証券 差入保証金 繰延税金資産 前払年金費用 その他 貸倒引当金 投資その他の資産合計 固定資産合計 資産合計 20 ANNUAL REPORT 2011 4,176 3,913 34,895 36,320 68,259 69,834 (単位:百万円) 前連結会計年度 当連結会計年度 (2010 年 3 月 31 日) (2011 年 3 月 31 日) 金 額 金 額 支払手形及び買掛金 3,452 3,338 1 年内返済予定の長期借入金 1,000 925 未払法人税等 1,991 1,576 455 407 区 分 負債の部 流動負債 賞与引当金 役員賞与引当金 90 90 災害損失引当金 − 691 設備関係支払手形 182 380 その他 ※1 834 914 流動負債合計 8,006 8,322 925 − 固定負債 長期借入金 繰延税金負債 29 8 退職給付引当金 34 44 長期未払金 394 394 その他 362 366 固定負債合計 1,746 813 9,752 9,135 資本金 7,123 7,123 資本剰余金 8,336 8,336 負債合計 純資産の部 株主資本 利益剰余金 46,598 49,510 △ 3,313 △ 3,316 58,744 61,653 345 78 80 9 為替換算調整勘定 △ 678 △ 1,055 その他の包括利益累計額合計 △ 252 △ 968 自己株式 株主資本合計 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 14 13 純資産合計 少数株主持分 58,506 60,698 負債純資産合計 68,259 69,834 ANNUAL REPORT 2011 21 (単位:百万円) 連結損益計算書 区 分 売上高 売上原価 ※5 売上総利益 販売費及び一般管理費 ※1, 5 営業利益 営業外収益 受取利息 受取配当金 負ののれん償却額 受取賃貸料 助成金収入 その他 営業外収益合計 営業外費用 支払利息 為替差損 賃貸収入原価 その他 営業外費用合計 経常利益 特別利益 貸倒引当金戻入額 固定資産売却益 ※ 2 投資有価証券売却益 負ののれん一括償却額 保険差益 特別利益合計 特別損失 固定資産売却損 ※3 固定資産廃棄損 ※4 資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額 ゴルフ会員権評価損 50 周年記念事業費 災害による損失 ※ 6 特別損失合計 税金等調整前当期純利益 法人税、住民税及び事業税 法人税等調整額 法人税等合計 少数株主損益調整前当期純利益 少数株主利益 当期純利益 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 金 額 金 額 31,339 15,143 16,195 8,220 7,974 31,311 14,829 16,482 7,880 8,601 7 44 13 5 31 54 157 3 51 − 1 27 49 134 35 62 3 10 111 8,020 20 152 1 0 174 8,561 − 5 − 83 8 97 15 0 101 − − 117 3 10 − − − − 13 8,103 3,247 △ 67 3,180 0 15 32 10 90 1,054 1,203 7,475 3,192 △ 171 3,020 − 2 4,921 4,454 1 4,453 前連結会計年度 当連結会計年度 ( ) 至 2010 年 3 月 31 日 自 2009 年 4 月 1 日 ( ) 至 2011 年 3 月 31 日 金 額 金 額 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 (単位:百万円) 連結包括利益計算書 区 分 少数株主損益調整前当期純利益 その他の包括利益 その他有価証券評価差額金 繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定 その他の包括利益合計 ※ 2 包括利益 ※ 1 (内訳) 親会社株主に係る包括利益 少数株主に係る包括利益 22 ANNUAL REPORT 2011 自 2010 年 4 月 1 日 − 4,454 − − − − − △ 267 △ 71 △ 379 △ 717 3,737 − − 3,737 △0 (単位:百万円) 連結株主資本等変動計算書 区 分 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 金 額 金 額 7,123 7,123 − − 7,123 7,123 8,336 8,336 − − 8,336 8,336 43,725 46,598 △ 1,431 △ 1,541 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 株主資本 資本金 前期末残高 当期変動額 当期変動額合計 当期末残高 資本剰余金 前期末残高 当期変動額 当期変動額合計 当期末残高 利益余剰金 前期末残高 当期変動額 剰余金の配当 当期純利益 4,921 4,453 自己株式の処分 △ 617 △0 当期変動額合計 2,872 2,911 46,598 49,510 △ 7,110 △ 3,313 自己株式の取得 △2 △3 自己株式の処分 3,800 0 当期変動額合計 3,797 △3 △ 3,313 △ 3,316 52,074 58,744 △ 1,431 △ 1,541 4,921 4,453 自己株式の取得 △2 △3 自己株式の処分 3,183 0 当期変動額合計 6,670 2,908 58,744 61,653 当期末残高 自己株式 前期末残高 当期変動額 当期末残高 株主資本合計 前期末残高 当期変動額 剰余金の配当 当期純利益 当期末残高 ANNUAL REPORT 2011 23 (単位:百万円) 連結株主資本等変動計算書 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 金 額 金 額 △ 16 345 362 △ 267 当期変動額合計 362 △ 267 当期末残高 345 78 区 分 その他の包括利益累計額 その他有価証券評価差額金 前期末残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 繰延ヘッジ損益 前期末残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 227 80 △ 146 △ 71 当期変動額合計 △ 146 △ 71 80 9 △ 790 △ 678 112 △ 377 当期末残高 為替換算調整勘定 前期末残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 その他の包括利益累計額合計 前期末残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 少数株主持分 前期末残高 当期変動額 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計 112 △ 377 △ 678 △ 1,055 △ 580 △ 252 327 △ 716 327 △ 716 △ 252 △ 968 11 14 2 △0 2 △0 当期末残高 14 13 純資産合計 前期末残高 51,505 58,506 △ 1,431 4,921 △2 3,183 330 △ 1,541 4,453 △3 0 △ 716 7,000 2,191 58,506 60,698 当期変動額 剰余金の配当 当期純利益 自己株式の取得 自己株式の処分 株主資本以外の項目の当期変動額(純額) 当期変動額合計 当期末残高 24 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ANNUAL REPORT 2011 (単位:百万円) 連結キャッシュ・フロー計算書 区 分 営業活動によるキャッシュ・フロー: 税金等調整前当期純利益 減価償却費 負ののれん償却額 ゴルフ会員権評価損 資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額 退職給付引当金の増減額(△は減少) 貸倒引当金の増減額(△は減少) 受取利息及び受取配当金 支払利息 投資有価証券売却損益(△は益) 為替差損益(△は益) 災害による損失 有形固定資産売却損益(△は益) 有形固定資産処分損益(△は益) 売上債権の増減額(△は増加) たな卸資産の増減額(△は増加) 仕入債務の増減額(△は減少) 未払消費税等の増減額(△は減少) その他の流動資産の増減額(△は増加) その他の流動負債の増減額(△は減少) 投資その他の資産の増減額(△は増加) その他の固定負債の増減額(△は減少) その他 小計 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 法人税等の支払額 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 金 額 金 額 8,103 2,557 △ 97 − − △ 36 9 △ 51 35 − 74 − △1 10 △ 22 121 △ 248 △ 39 △ 25 △2 △ 19 40 14 7,475 2,277 − 10 32 △4 △ 12 △ 55 20 △ 101 157 1,019 0 15 △ 27 270 △ 85 △ 61 △ 22 △ 34 △ 89 3 7 10,422 10,793 53 △ 36 △ 2,266 55 △ 21 △ 3,576 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 8,173 7,250 投資活動によるキャッシュ・フロー: 定期預金の預入による支出 定期預金の払戻による収入 投資有価証券の取得による支出 投資有価証券の売却による収入 有形固定資産の取得による支出 有形固定資産の売却による収入 無形固定資産の取得による支出 貸付けによる支出 貸付金の回収による収入 投資その他の資産の増減額(△は増加) △ 44 3 − − △ 3,491 25 △ 189 △8 8 △ 17 △ 58 54 △ 75 175 △ 3,501 2 △ 489 △ 10 19 △4 投資活動によるキャッシュ・フロー △ 3,713 △ 3,888 財務活動によるキャッシュ・フロー: 長期借入金の返済による支出 自己株式の売却による収入 自己株式の取得による支出 配当金の支払額 その他 △ 1,000 3,183 △2 △ 1,430 0 △ 1,000 0 △3 △ 1,541 − 750 △ 2,545 12 △ 83 営業活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 5,223 733 現金及び現金同等物の期首残高 12,182 17,405 現金及び現金同等物の期末残高 ※ 17,405 18,139 現金及び現金同等物の増減額(△は減少) ANNUAL REPORT 2011 25 連結財務諸表注記 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) 1.連結の範囲に関する事項 連結子会社数……1社 連結子会社は P. T. ホギインドネシアであります。 なお、前連結会計年度において子会社であった P. T. ホギは、 当連結会計年度において P. T. ホギインドネシアに吸収合併され ております。 非連結子会社数 該当する会社はありません。 2.持分法の適用に関する事項 該当する会社はありません。 3.連結子会社の事業年度等に関する事項 連結子会社の P. T. ホギインドネシアの決算日は、2009 年 12 月 31 日であります。連結財務諸表の作成に当たりましては、同決算日 現在の財務諸表を使用しております。ただし、2010 年 1 月 1 日か ら連結決算日の 2010 年 3 月 31 日までの期間に発生した重要な取 引については、連結上必要な調整を行っております。 4.会計処理基準に関する事項 (1)有価証券の評価基準及び評価方法 その他有価証券 時価のあるもの ……連結決算日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全 部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法に より算定) 時価のないもの ……移動平均法による原価法 (2)デリバティブの評価基準及び評価方法……時価法 (3)棚卸資産の評価基準及び評価方法 商品……移動平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低 下に基づく簿価切下げの方法により算定) 製品・半製品・仕掛品・原材料 ……総平均法による原価法(貸借対照表価額は収益性の低下 に基づく簿価切下げの方法により算定) 貯蔵品……最終仕入原価法 (4)固定資産の減価償却方法 有形固定資産(リース資産を除く) ……提出会社では定率法、他の連結子会社では定額法 ただし、提出会社については、1998 年 4 月 1 日以降に 取得した建物(建物附属設備を除く)については、定額 法を採用しております。 なお、主な資産の耐用年数は次のとおりであります。 建物及び構築物 3〜 50 年 機械装置及び運搬具 4〜 12 年 無形固定資産(リース資産を除く) ……自社利用のソフトウェアについては、社内における見込 利用可能期間(5 年)に基づく定額法、それ以外の無形 固定資産については定額法 長期前払費用 ……定額法 (5)引当金の計上方法は次のとおりであります。 貸倒引当金 ……売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、一般債権 については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債 権については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込 額を計上しております。 賞与引当金 ……提出会社は、従業員賞与の支出に充てるため、支給見込 額基準により計上しております。 役員賞与引当金 ……提出会社は、役員賞与の支出に備えて、当連結会計年度 における支給見込額に基づき計上しております。 26 ANNUAL REPORT 2011 ( ) 1.連結の範囲に関する事項 連結子会社数……1社 連結子会社は P. T. ホギインドネシアであります。 非連結子会社数 同左 2.持分法の適用に関する事項 同左 3.連結子会社の事業年度等に関する事項 連結子会社の P. T. ホギインドネシアの決算日は、2010 年 12 月 31 日であります。連結財務諸表の作成に当たりましては、同決算日 現在の財務諸表を使用しております。ただし、2011 年 1 月 1 日か ら連結決算日の 2011 年 3 月 31 日までの期間に発生した重要な取 引については、連結上必要な調整を行っております。 4.会計処理基準に関する事項 (1)有価証券の評価基準及び評価方法 その他有価証券 時価のあるもの ……同左 時価のないもの ……同左 (2)デリバティブの評価基準及び評価方法……同左 (3)棚卸資産の評価基準及び評価方法 商品……同左 製品・半製品・仕掛品・原材料 ……同左 貯蔵品……同左 (4)固定資産の減価償却方法 有形固定資産(リース資産を除く) ……同左 無形固定資産(リース資産を除く) ……同左 長期前払費用 ……同左 (5)引当金の計上方法は次のとおりであります。 貸倒引当金 ……同左 賞与引当金 ……同左 役員賞与引当金 ……同左 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 退職給付引当金 ……従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末にお ける退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上し ております。 なお、会計基準変更時差異については、主に 10 年によ る按分額を配分処理しております。 数理計算上の差異は、主に各連結会計年度の発生時に おける従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10 年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌 連結会計年度から費用処理することとしております。 (6)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算基準 外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨 に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、在外 子会社等の資産及び負債、収益及び費用は在外子会社等の決算日 の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は純資産の部にお ける為替換算調整勘定及び少数株主持分に含めております。 (7)重要なヘッジ会計の方法 a ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理によっており、為替予約及び通貨スワップに ついて振当処理を適用しております。 s ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段……為替予約、通貨スワップ ヘッジ対象……外貨建輸入予定取引 d ヘッジ方針 為替リスクの低減のため、ヘッジ対象の範囲内でヘッジを行 っております。 f ヘッジ有効性評価の方法 ヘッジ手段である為替予約及び通貨スワップとヘッジ対象と なる外貨建輸入予定取引に関する重要な条件が同一であるた め、ヘッジに高い有効性があるものと判断しております。 (8)その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 a 消費税等の処理方法 税抜き方式によっております。 5.連結子会社の資産及び負債の評価に関する事項 連結子会社の資産及び負債の評価については、全面時価評価法 によっております。 6.のれん及び負ののれんの償却に関する事項 のれん及び負ののれんの償却については、5年間の均等償却に よっております。 7.連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、 かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から 3 ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 災害損失引当金 ……東日本大震災により被災した資産の復旧等に要する支出 に備えるため、当連結会計年度末における見積額を計上 しております。 退職給付引当金 ……従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末にお ける退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき計上し ております。 なお、数理計算上の差異は、主に各連結会計年度の発 生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年 数(10 年)による定額法により按分した額をそれぞれ発 生の翌連結会計年度から費用処理することとしておりま す。 (6)重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算基準 同左 (7)重要なヘッジ会計の方法 a ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理によっており、為替予約、通貨スワップ及び 通貨オプションについて、振当処理の要件を満たしている場合 には振当処理を適用しております。 s ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段……為替予約、通貨スワップ、通貨オプション ヘッジ対象……同左 d ヘッジ方針 同左 f ヘッジ有効性評価の方法 ヘッジ手段である為替予約、通貨スワップ及び通貨オプショ ンとヘッジ対象となる外貨建輸入予定取引に関する重要な条件 が同一であるため、ヘッジに高い有効性があるものと判断して おります。 (8)連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲 手許現金、随時引き出し可能な預金及び容易に換金可能であり、 かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない取得日から 3 ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。 (9)その他連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 a 消費税等の処理方法 同左 ANNUAL REPORT 2011 27 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項の変更 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) (「退職給付に係る会計基準」の一部改正(その3)) 当連結会計年度より「退職給付に係る会計基準」の一部改正(その 3)(企業会計基準第 19 号 2008 年7月 31 日)を適用しております。 これにより、退職給付債務及び数理計算上の差異の未処理残高が 239 百万円増加しております。ただし、数理計算上の差異は翌連結会計年 度から費用処理しているため、当連結会計年度の損益に与える影響は ありません。 ( ) (資産除去債務に関する会計基準の適用) 当連結会計年度より、「資産除去債務に関する会計基準」(企業会計 基準第 18 号 2008 年3月 31 日)及び「資産除去債務に関する会計基 準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 21 号 2008 年3月 31 日) を適用しております。 これにより、当連結会計年度の営業利益、経常利益がそれぞれ 2百万円減少し、税金等調整前当期純利益が 35 百万円減少しておりま す。 表示方法の変更 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) ( ) (連結損益計算書) 当連結会計年度より、「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計 基準第 22 号 2008 年 12 月 26 日)に基づき、「財務諸表等の用語、様 式及び作成方法に関する規則等の一部を改正する内閣府令」(2009 年 3月 24 日 内閣府令第5号)を適用し、「少数株主損益調整前当期純 利益」の科目で表示しております。 追加情報 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 当連結会計年度より、「包括利益の表示に関する会計基準」(企業会 計基準第 25 号 2010 年6月 30 日)を適用しております。ただし、 「そ の他の包括利益累計額」及び「その他の包括利益累計額合計」の前連 結会計年度の金額は、「評価・換算差額等」及び「評価・換算差額等合 計」の金額を記載しております。 28 ANNUAL REPORT 2011 注記事項 (連結貸借対照表関係) 前連結会計年度 当連結会計年度 (2010 年 3 月 31 日) (2011 年 3 月 31 日) ※1 消費税等の会計処理 未払消費税等は、流動負債の「その他」に含めて記載してお ります。 ※1 消費税等の会計処理 同左 (連結損益計算書関係) 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) ※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目および金額は次のとお りであります。 ※1 販売費及び一般管理費のうち主要な費目および金額は次のとお りであります。 荷造運搬費 814 百万円 荷造運搬費 818 百万円 見本費 284 見本費 316 貸倒引当金繰入額 11 貸倒引当金繰入額 13 従業員給与・賞与 2,356 従業員給与・賞与 2,229 賞与引当金繰入額 293 賞与引当金繰入額 260 役員賞与引当金繰入額 90 役員賞与引当金繰入額 90 退職給付費用 144 退職給付費用 162 不動産賃借料 476 不動産賃借料 475 試験研究費 386 試験研究費 361 減価償却費 715 減価償却費 642 旅費交通費 383 旅費交通費 450 ※2 固定資産売却益の内訳は次のとおりであります。 ※2 固定資産売却益の内訳は次のとおりであります。 機械装置及び運搬具 機械装置及び運搬具 5 百万円 0 百万円 ※3 固定資産売却損の内訳は次のとおりであります。 ※3 固定資産売却損の内訳は次のとおりであります。 機械装置及び運搬具 機械装置及び運搬具 3 百万円 0 百万円 その他 0 ※4 固定資産廃棄損の内訳は次のとおりであります。 ※4 固定資産廃棄損の内訳は次のとおりであります。 建物及び構築物 2 百万円 建物及び構築物 0 百万円 機械装置及び運搬具 4 機械装置及び運搬具 10 その他 3 その他 3 ※5 販売費及び一般管理費と売上原価に含まれる研究開発費 ※5 販売費及び一般管理費と売上原価に含まれる研究開発費 443 百万円 417 百万円 ※ 6 災害による損失は、2011 年3月に発生した東日本大震災による 損失を計上しており、その内訳は次のとおりであります。 棚卸資産評価損 308 百万円 固定資産除却損 14 撤去費用・修繕費 4 従業員に対する見舞金 33 災害損失引当金繰入額 691 その他 3 (連結包括利益計算書関係) 当連結会計年度 (自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) ※1 当連結会計年度の直前連結会計年度における包括利益 親会社株主に係る包括利益 5,249 百万円 少数株主に係る包括利益 2 計 5,251 ※2 当連結会計年度の直前連結会計年度におけるその他の包括利益 その他有価証券評価差額金 362 百万円 繰延ヘッジ損益 △ 146 為替換算調整勘定 112 計 328 ANNUAL REPORT 2011 29 (連結株主資本等変動計算書関係) 前連結会計年度 (自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日) 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 (単位:千株) 前連結会計年度末株式数 発行済株式 当連結会計年度増加株式数 当連結会計年度減少株式数 当連結会計年度末株式数 普通株式 16,341 − − 16,341 合計 16.341 − − 16,341 普通株式(注)1, 2 1,309 0 700 610 合計 1,309 0 700 610 自己株式 (注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加 0 千株は、単元未満株式の買取り 0 千株による増加であります。 2.普通株式の自己株式の株式数の減少 700 千株は、自己株式の処分及び売出し 700 千株及び単元未満株式の買増し請求の売渡 0 千株 による減少であります。 2.配当に関する事項 (1)配当金支払額 株式の種類 (決議) 基準日 効力発生日 2009 年 4 月 13 日 取締役会 普通株式 配当金の総額(百万円)1 株当たり配当額(円) 345 23 2009 年 3 月 31 日 2009 年 5 月 29 日 2009 年 7 月 10 日 取締役会 普通株式 361 23 2009 年 6 月 30 日 2009 年 8 月 31 日 2009 年 10 月 13 日 取締役会 普通株式 361 23 2009 年 9 月 30 日 2009 年 11 月 30 日 2010 年 1 月 15 日 取締役会 普通株式 361 23 2009 年12 月 31 日 2010 年 2 月 26 日 (2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの (決議) 株式の種類 配当金の総額(百万円) 配当の原資 1 株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日 普通株式 361 利益剰余金 23 2010 年 3 月 31 日 2010 年 5 月 31 日 2010 年 4 月 12 日 取締役会 当連結会計年度 (自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項 (単位:千株) 前連結会計年度末株式数 当連結会計年度増加株式数 当連結会計年度減少株式数 当連結会計年度末株式数 発行済株式 普通株式 16,341 − − 16,341 合計 16.341 − − 16,341 普通株式(注)1, 2 610 0 0 610 合計 610 0 0 610 自己株式 (注)1.普通株式の自己株式の株式数の増加 0 千株は、単元未満株式の買取り 0 千株による増加であります。 2.普通株式の自己株式の株式数の減少 0 千株は、単元未満株式の買増し請求の売渡 0 千株による減少であります。 2.配当に関する事項 (1)配当金支払額 株式の種類 (決議) 配当金の総額(百万円)1 株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日 2010 年 4 月 12 日 取締役会 普通株式 361 23 2010 年 3 月 31 日 2010 年 5 月 31 日 2010 年 7 月 12 日 取締役会 普通株式 393 25 2010 年 6 月 30 日 2010 年 8 月 31 日 2010 年 10 月 13 日 取締役会 普通株式 393 25 2010 年 9 月 30 日 2010 年 11 月 30 日 2011 年 1 月 17 日 取締役会 普通株式 393 25 2010 年12 月 31 日 2011 年 2 月 28 日 (2)基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの (決議) 2011 年 4 月 19 日 取締役会 30 ANNUAL REPORT 2011 株式の種類 配当金の総額(百万円) 配当の原資 1 株当たり配当額(円) 基準日 効力発生日 普通株式 393 利益剰余金 25 2011 年 3 月 31 日 2011 年 5 月 31 日 (連結キャッシュ・フロー計算書関係) 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) ※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されて いる科目の金額との関係 ※ 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されて いる科目の金額との関係 (2010 年 3 月 31 日現在) (単位:百万円) (2011 年 3 月 31 日現在) (単位:百万円) 現金及び預金 17,766 現金及び預金 18,505 現金及び預金のうち預入期間が 3 ヶ月を超えるもの △ 360 現金及び預金のうち預入期間が 3 ヶ月を超えるもの △ 365 現金及び現金同等物期末残高 17,405 現金及び現金同等物期末残高 18,139 (リース取引関係) 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) 1.リース取引に関する会計基準適用初年度開始前の所有権移転外 ファイナンス・リース取引(貸主側) (1)リース物件の取得価額、減価償却累計額及び期末残高 1.リース取引に関する会計基準適用初年度開始前の所有権移転外 ファイナンス・リース取引(貸主側) (1)リース物件の取得価額、減価償却累計額及び期末残高 (単位:百万円) 取得価額 (有形固定資産) その他 合計 減価償却 累計額 期末残高 9 6 3 9 6 3 (2)未経過リース料期末残高相当額 1 年内 2 百万円 1 年超 1 百万円 (単位:百万円) 取得価額 (有形固定資産) その他 合計 減価償却 累計額 期末残高 9 8 1 9 8 1 (2)未経過リース料期末残高相当額 1 年内 1 百万円 合計 1 百万円 合計 3 百万円 (注)未経過リース料期末残高相当額は、未経過リース料期末残 高及び見積残存価額の残高の合計額が、営業債権の期末残 高等に占める割合が低いため、受取利子込み法により算定 しております。 (3)受取リース料及び減価償却費 受取リース料 2 百万円 減価償却費 1 百万円 (減損損失について) リース資産に配分された減損損失はありません。 (注)未経過リース料期末残高相当額は、未経過リース料期末残 高及び見積残存価額の残高の合計額が、営業債権の期末残 高等に占める割合が低いため、受取利子込み法により算定 しております。 (3)受取リース料及び減価償却費 受取リース料 2 百万円 減価償却費 1 百万円 (減損損失について) リース資産に配分された減損損失はありません。 ANNUAL REPORT 2011 31 (金融商品関係) 前連結会計年度 (自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日) 1.金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針 当社グループは、設備投資計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。一時的な余資は主に短期的預金等で運用 し、また、短期的な運転資金を自己資金により調達しております。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機 的な取引は行わない方針であります。 (2)金融商品の内容及びそのリスク 営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。 投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。 営業債務である支払手形及び買掛金は、そのほとんどが4ヶ月以内の支払期日であります。一部外貨建てのものについては、為替の変動 リスクに晒されておりますが、為替予約及び通貨スワップを利用してヘッジしております。 デリバティブ取引は、外貨建ての営業債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジを目的とした先物為替予約取引及び通貨スワップ取引 であります。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法等については、前述の連結財務 諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計処理基準に関する事項 (7) 重要なヘッジ会計の方法」をご参照下さい。 (3)金融商品に係るリスク管理体制 a 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理 当社は、内部債権管理規程に従い、営業債権について、営業部及び管理部が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手 ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。 デリバティブ取引については、取引相手先を高格付を有する金融機関に限定しているため信用リスクはほとんどないと認識しております。 s 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理 当社は、外貨建ての営業債務について、通貨別月別に把握された為替の変動リスクに対して、原則として先物為替予約及び通貨スワッ プを利用してヘッジしております。 投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継 続的に見直しております。 デリバティブ取引の執行・管理については、代表取締役の承認を受け、管理部が行っております。 d 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理 当社は、各部署からの報告に基づき担当部署が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リス クを管理しております。 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の 算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。また、注 記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リ スクを示すものではありません。 2.金融商品の時価等に関する事項 2010 年3月 31 日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。 連結貸借対照表計上額 (1)現金及び預金 時価 (単位:百万円) 差額 17,766 17,766 − (2)受取手形及び売掛金 9,124 9,124 − (3)投資有価証券 2,698 2,698 − 29,589 29,589 − 3,452 3,452 − 3,452 3,452 − 133 133 − 資産計 (1)支払手形及び買掛金 負債計 デリバティブ取引(*1) (*1)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で示しております。 (注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項 資 産 (1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金 これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。 (3)投資有価証券 これらの時価について、株式等は取引所の価格によっております。また、保有目的ごとの有価証券に関する事項については、 注記事項「有価証券関係」をご参照下さい。 負 債 (1)支払手形及び買掛金 これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。 デリバティブ取引 注記事項「デリバティブ取引関係」をご参照下さい。 2.金銭債権の連結決算日後の償還予定額 現金及び預金 受取手形及び売掛金 合計 (単位:百万円) 1年以内 1年超5年以内 5年超 10 年以内 10 年超 17,757 − − − 9,124 − − − 26,881 − − − (追加情報) 当連結会計年度より、「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第 10 号 2008 年3月 10 日)及び「金融商品の時価等の開示に関する適 用指針」(企業会計基準適用指針第 19 号 2008 年3月 10 日)を適用しております。 32 ANNUAL REPORT 2011 (金融商品関係) 当連結会計年度 (自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 1.金融商品の状況に関する事項 (1)金融商品に対する取組方針 当社グループは、設備投資計画に照らして、必要な資金(主に銀行借入)を調達しております。一時的な余資は主に短期的預金等で運用 し、また、短期的な運転資金を自己資金により調達しております。デリバティブは、後述するリスクを回避するために利用しており、投機 的な取引は行わない方針であります。 (2)金融商品の内容及びそのリスク 営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されております。 投資有価証券は、主に業務上の関係を有する企業の株式であり、市場価格の変動リスクに晒されております。 営業債務である支払手形及び買掛金は、そのほとんどが4ヶ月以内の支払期日であります。一部外貨建てのものについては、為替の変動 リスクに晒されておりますが、為替予約、通貨スワップ及び通貨オプションを利用してヘッジしております。 デリバティブ取引は、外貨建ての営業債務に係る為替の変動リスクに対するヘッジを目的とした先物為替予約取引、通貨スワップ取引及 び通貨オプション取引であります。なお、ヘッジ会計に関するヘッジ手段とヘッジ対象、ヘッジ方針、ヘッジの有効性の評価方法等につい ては、前述の連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計処理基準に関する事項 (7) 重要なヘッジ会計の方法」をご参照下さい。 (3)金融商品に係るリスク管理体制 a 信用リスク(取引先の契約不履行等に係るリスク)の管理 当社は、内部債権管理規程に従い、営業債権について、営業部及び管理部が主要な取引先の状況を定期的にモニタリングし、取引相手 ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況等の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。 デリバティブ取引については、取引相手先を高格付を有する金融機関に限定しているため信用リスクはほとんどないと認識しております。 s 市場リスク(為替や金利等の変動リスク)の管理 当社は、外貨建ての営業債務について、通貨別月別に把握された為替の変動リスクに対して、原則として先物為替予約、通貨スワップ 及び通貨オプションを利用してヘッジしております。 投資有価証券については、定期的に時価や発行体(取引先企業)の財務状況等を把握し、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継 続的に見直しております。 デリバティブ取引の執行・管理については、代表取締役の承認を受け、管理部が行っております。 d 資金調達に係る流動性リスク(支払期日に支払いを実行できなくなるリスク)の管理 当社は、各部署からの報告に基づき担当部署が適時に資金繰計画を作成・更新するとともに、手許流動性の維持などにより流動性リス クを管理しております。 (4)金融商品の時価等に関する事項についての補足説明 金融商品の時価には、市場価格に基づく価額のほか、市場価格がない場合には合理的に算定された価額が含まれております。当該価額の 算定においては変動要因を織り込んでいるため、異なる前提条件等を採用することにより、当該価額が変動することがあります。また、注 記事項「デリバティブ取引関係」におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リ スクを示すものではありません。 2.金融商品の時価等に関する事項 2011 年3月 31 日における連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。なお、時価を把握すること が極めて困難と認められるものは含まれておりません((注)2.参照)。 (単位:百万円) 連結貸借対照表計上額 (1)現金及び預金 差額 時価 18,505 18,505 − (2)受取手形及び売掛金 9,091 9,091 − (3)投資有価証券 2,182 2,182 − 29,779 29,779 − 3,338 3,338 − 3,338 3,338 − 14 14 − 資産計 (1)支払手形及び買掛金 負債計 デリバティブ取引(*1) (*1)デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については( )で示しております。 (注)1.金融商品の時価の算定方法並びに有価証券及びデリバティブ取引に関する事項 資 産 (1)現金及び預金、(2)受取手形及び売掛金 これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。 (3)投資有価証券 これらの時価について、株式等は取引所の価格によっております。また、保有目的ごとの有価証券に関する事項については、 注記事項「有価証券関係」をご参照下さい。 負 債 (1)支払手形及び買掛金 これらは短期間で決済されるものであるため、時価は帳簿価額と近似していることから、当該帳簿価額によっております。 デリバティブ取引 注記事項「デリバティブ取引関係」をご参照下さい。 2.時価を把握することが極めて困難と認められる金融商品 区分 連結貸借対照表計上額(百万円) 非上場株式 75 これらについては、市場価格がなく、時価を把握することが極めて困難と認められることから、「(3)投資有価証券」には含めて おりません。 ANNUAL REPORT 2011 33 3.金銭債権の連結決算日後の償還予定額 (単位:百万円) 1年以内 現金及び預金 5年超 10 年以内 10 年超 18,493 − − − 9,091 − − − 27,585 − − − 受取手形及び売掛金 合計 1年超5年以内 (有価証券関係) 前連結会計年度 (2010 年 3 月 31 日) 1.その他有価証券 (単位:百万円) 種類 連結貸借対照表計上額 (1)株式 連結貸借対照表計上額が取得原価を 超えるもの (2)債券 a 国債・地方債等 s 社債 d その他 (3)その他 小計 (1)株式 連結貸借対照表計上額が取得原価を 超えないもの (2)債券 a 国債・地方債等 s 社債 d その他 (3)その他 小計 合計 取得原価 差額 2,196 1,605 591 − − − − − − − − − 100 100 0 2,296 1,705 591 401 419 △ 17 − − − − − − − − − − − − 401 419 △ 17 2,698 2,124 573 当連結会計年度 (2011 年 3 月 31 日) 1.その他有価証券 (単位:百万円) 種類 連結貸借対照表計上額 (1)株式 連結貸借対照表計上額が取得原価を 超えるもの (2)債券 a 国債・地方債等 s 社債 d その他 (3)その他 小計 (1)株式 連結貸借対照表計上額が取得原価を 超えないもの (2)債券 a 国債・地方債等 s 社債 d その他 (3)その他 小計 合計 取得原価 1,020 515 504 − − − − − − − − − − − − 1,020 515 504 1,061 1,437 △ 375 − − − − − − − − − 100 100 − 1,161 1,537 △ 375 2,182 2,052 129 2.当連結会計年度中に売却したその他有価証券(自 2010 年4月1日 至 2011 年3月 31 日) 種類 (1)株式 (2)債券 a 国債・地方債等 s 社債 d その他 (3)その他 合計 34 ANNUAL REPORT 2011 売却額 差額 (単位:百万円) 売却益の合計額 売却損の合計額 175 101 − − − − − − − − − − − − − 175 101 − (デリバティブ取引関係) 前連結会計年度 (自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日) 1.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引 (1)通貨関連 ヘッジ会計の方法 取引の種類 ( 単位:百万円 ) 主なヘッジ対象 契約額等 契約額等のうち1年超 時価 為替予約取引 原則的処理方法 買建 米ドル 買掛金 1,148 174 53 買掛金 1,403 432 79 買掛金 94 − (注)2 買掛金 94 − (注)2 通貨スワップ取引 買建 米ドル 為替予約取引 振当処理 買建 米ドル 通貨スワップ取引 買建 米ドル (注)1.時価の算定方法 取引先金融機関等から提示された時価等に基づき算定しております。 2.振当処理を適用しているものは、ヘッジ対象とされている買掛金と一体として処理されているため、その時価は当該買掛金の時価 に含めて記載しております。 当連結会計年度 (自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 1.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引 (1)通貨関連 ヘッジ会計の方法 取引の種類 ( 単位:百万円 ) 主なヘッジ対象 契約額等 契約額等のうち1年超 時価 為替予約取引 買建 米ドル 買掛金 65 − △3 買掛金 2,831 1,934 △3 買掛金 2,761 1,943 21 買掛金 109 − (注)2 買掛金 111 − (注)2 買掛金 1 − (注)2 通貨スワップ取引 原則的処理方法 買建 米ドル 通貨オプション取引 買建コール・売建プット 米ドル 為替予約取引 買建 米ドル 通貨スワップ取引 振当処理 買建 米ドル 通貨オプション取引 買建コール・売建プット 米ドル (注)1.時価の算定方法 取引先金融機関等から提示された時価等に基づき算定しております。 2.振当処理を適用しているものは、ヘッジ対象とされている買掛金と一体として処理されているため、その時価は当該買掛金の時価 に含めて記載しております。 3.通貨オプション取引はゼロコストオプションであり、コールオプション及びプットオプションが一体の契約のため、一括して記載 しております。 (退職給付関係) 1.採用している退職給付制度の概要 当社の退職給付制度は、勤続期間が1年以上の社員が退職する場合、社内規程に基づき退職時までの勤続年数や給与等によって算定され た退職金を支払うこととなっております。2009 年9月1日より確定給付企業年金制度を採用したことにより、外部拠出をした当制度から 各々退職金(一時金又は年金)を支払っております。また、在外連結子会社1社で、現地国の法令に基づく退職一時制度を採用しております。 2.退職給付債務及びその内訳 (1)退職給付債務 (単位:百万円) 前連結会計年度 当連結会計年度 (2010 年 3 月 31 日現在) (2011 年 3 月 31 日現在) △ 2,511 △ 2,654 (2)年金資産 2,062 2,152 (3)未積立退職給付債務(1)+(2) △ 448 △ 501 (4)未認識数理計算上の差異 562 624 (5)連結貸借対照表計上額純額(3)+(4) 113 122 (6)前払年金費用 148 167 △ 34 △ 44 (7)退職給付引当金(5)−(6) ANNUAL REPORT 2011 35 3.退職給付費用の内訳 (単位:百万円) 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 ( ) 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) 至 2010 年 3 月 31 日 自 2010 年 4 月 1 日 退職給付費用 225 256 (1)勤務費用 141 165 (2)利息費用 56 45 (3)期待運用収益(減算) △ 39 △ 51 (4)会計基準変更時差異の費用処理額(減算) △ 28 − 94 97 (5)数理計算上の差異の費用処理額 4.退職給付債務等の計算の基礎に関する事項 (1)割引率(%) 前連結会計年度 当連結会計年度 (2010 年 3 月 31 日現在) (2011 年 3 月 31 日現在) 主に 1.6 (2)期待運用収益率(%) 主に 1.6 2.5 2.5 主に期間定額基準 主に期間定額基準 (4)数理計算上の差異の処理年数(年) 主に 10 主に 10 (5)会計基準変更時差異の処理年数(年) 主に 10 − (3)退職給付見込額の期間配分方法 (ストック・オプション等関係) 1.ストック・オプションの内容、規模及びその変動状況 (1)ストック・オプションの内容 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) 2005 年定時株主総会決議 ストック・オプション 2005 年定時株主総会決議 ストック・オプション 付与対象者の区分及び人数 当社取締役 5 名及び従業員 315 名 当社取締役 5 名及び従業員 315 名 株式の種類別のストック・オプション数(注) 普通株式 181,100 株 普通株式 181,100 株 付与日 2005 年 10 月 7 日 2005 年 10 月 7 日 権利確定条件 付与日(2005 年 10 月 7 日)以降、 権利確定日(2007 年 6 月 30 日) まで継続して勤務していること 付与日(2005 年 10 月 7 日)以降、 権利確定日(2007 年 6 月 30 日) まで継続して勤務していること 対象勤務期間 対象勤務期間の定めはありません 対象勤務期間の定めはありません 自 2007 年 7 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 自 2007 年 7 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 権利行使期間 (注) 株式数に換算して記載しております。 (2)ストック・オプションの規模及びその変動状況 a ストック・オプションの数 当連結会計年度において存在したストック・オプションを対象とし、ストック・オプションの数については、株式数に換算して記載し ております。 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) 2005 年定時株主総会決議 ストック・オプション 2005 年定時株主総会決議 ストック・オプション 権利確定前 (株) 前連結会計年度末 − − 付与 − − 失効 − − 権利確定 − − 未確定残 − − 権利確定後 (株) 前連結会計年度末 181,100 181,100 権利確定 − − 権利行使 − − 失効 − 181,100 181,100 − 未行使残 36 ANNUAL REPORT 2011 ②単価情報 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) 2005 年定時株主総会決議 ストック・オプション 2005 年定時株主総会決議 ストック・オプション 5,967 5,967 行使時平均株価 (円) − − 公正な評価単価 (付与日) (円) − − 前連結会計年度 当連結会計年度 (2010 年 3 月 31 日現在) (2011 年 3 月 31 日現在) 権利行使価格 (円) (税効果会計関係) 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳 繰延税金資産(流動) 未払事業税 賞与引当金 棚卸資産未実現利益 未払賞与に係る社会保険料 繰延ヘッジ損益 災害損失引当金 その他 計 (単位:百万円) 146 181 58 26 − − 9 117 161 30 24 2 274 8 422 621 繰延税金負債(流動) 繰延ヘッジ損益 △ 36 − 計 △ 36 − 繰延税金資産(流動)の純額 386 621 繰延税金資産(固定) 退職給付引当金 役員退職慰労引当金(長期未払金) 有価証券評価損 資産除去債務(差入保証金) ゴルフ会員権評価損 その他 計 8 157 183 − 23 5 11 157 142 14 13 4 379 343 繰延税金負債(固定) 退職給付引当金(前払年金費用) 繰延ヘッジ損益 固定資産課税対象簿価圧縮額 その他有価証券評価差額金 58 △ △ 16 △ 38 △ 228 △ 66 △8 △ 19 △ 51 計 △ 341 △ 145 37 197 繰延税金資産(固定)の純額 (企業結合等関係) 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 共通支配下の取引等 1.結合当事企業の名称及びその事業の内容、企業結合の法的形式、 結合後企業の名称並びに取引の目的を含む取引の概要 (1)結合当事企業の名称及びその事業の内容 a 結合当事企業 当社の連結子会社である P. T. ホギ s 事業の内容 医療用消耗品の製造 (2)企業結合の法的形式 当社の連結子会社である P. T. ホギインドネシアを存続会社と する吸収合併方式 (3)結合後企業の名称 P. T. ホギインドネシア (4)取引の目的を含む取引の概要 業務の効率的な運営を図ることを目的とし、2009 年7月3日を 合併期日として、当社の連結子会社である P. T. ホギを吸収合併 することといたしました。 2.実施した会計処理の概要 「企業結合に係る会計基準」 (企業会計審議会 2003 年 10 月 31日) 及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用 指針」(企業会計基準適用指針第 10 号 2007 年 11 月 15 日公表分) に基づき、共通支配下の取引として処理しております。 ANNUAL REPORT 2011 37 (資産除去債務関係) 当連結会計年度末 (2011 年 3 月 31 日) 重要性が乏しいため、記載を省略しております。 (セグメント情報等) 事業の種類別セグメント情報 前連結会計年度 (自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日) 当社グループは医療用消耗品等の製造・販売並びにこれらの付随業務の単一事業であります。従いまして、開示対象となるセグメントはあり ませんので記載は省略しております。 所在地別セグメント情報 (単位:百万円) 前連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 ( ) 日本 インドネシア 計 消去又は全社 連結 Ⅰ 売上高及び営業損益 売上高 (1)外部顧客に対する売上高 31,046 292 31,339 − 4,051 4,051 (4,051) − 計 31,046 4,343 35,390 (4,051) 31,339 営業費用 23,667 3,709 27,376 (4,012) 23,364 営業利益 7,379 634 8,013 (38) 7,974 66,009 5,175 71,184 (2,925) 68,259 (2)セグメント間の内部売上高 Ⅱ 資産 − 31,339 海外売上高 前連結会計年度(自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日) 海外売上高は、連結売上高の 10%未満であるため、海外売上高の記載を省略しております。 セグメント情報 当連結会計年度(自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 当社グループは医療用消耗品等の製造・販売並びにこれらの付随業務の単一事業であるため、記載を省略しております。 (追加情報) 当連結会計年度より、「セグメント情報等の開示に関する会計基準」(企業会計基準第 17 号 2009 年3月 27 日)及び「セグメント情報等の 開示に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第 20 号 2008 年3月 21 日)を適用しております。 関連情報 当連結会計年度(自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 1.製品及びサービスごとの情報 (単位:百万円) 滅菌用品類 外部顧客への売上高 3,790 手術用品類 26,550 治療用品類 233 その他 737 合計 31,311 2.地域ごとの情報 (1)売上高 本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の 90%を超えるため、記載を省略しております。 (2)有形固定資産 本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の 90%を超えるため、記載を省略しております。 3.主要な顧客ごとの情報 連結売上高の 10%を超える顧客が無いため、記載を省略しております。 38 ANNUAL REPORT 2011 報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報 当連結会計年度(自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 該当事項はありません。 報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報 当連結会計年度(自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 該当事項はありません。 報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報 当連結会計年度(自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 該当事項はありません。 (関連当事者情報) 前連結会計年度(自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日) 役員及び個人主要株主等 種類 会社等の 名称又は 氏名 所在地 資本金 又は 出資金 (百万円) 役員及びその近 (有)ホキ 親者が議決権の ビジネス 過半数を所有し ている会社 東京都 港区 98 事業の内容 議決権等の所有 又は職業 (被所有)割合 (%) 損害保険 代理業 ( 被所有 ) 直接 4.9 関連当事者 との関係 取引の 内容 取引 金額 (百万円) 科目 期末 残高 (百万円) 保険料の支払 役員の兼任 保険料の 支払 41 流動資産 のその他 1 (注)1.上記金額のうち、取引金額には消費税等は含まれておりません。 2.取引条件及び取引条件の決定方針等 上記の保険料については、一般的な取引条件と同様に決定しております。 3.(有)ホキビジネスの議決権については、当社代表取締役社長 保木潤一が 21.5%、当社取締役 保木将夫が 13.1%、その近親者が 65.4%を直接所有しております。 当連結会計年度(自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 該当事項はありません。 (1 株当たり情報) 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 1 株当たり純資産額 3,718 円 27 銭 1 株当たり純資産額 3,857 円 83 銭 1 株当たり当期純利益 315 円 74 銭 1 株当たり当期純利益 283 円 10 銭 なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有して なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有して いる潜在株式が存在しないため記載しておりません。 いる潜在株式が存在しないため記載しておりません。 (注)1 株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 前連結会計年度 当連結会計年度 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日 ( ) ( ) 1株当たり当期純利益 当期純利益(百万円) 4,921 普通株式に係る当期純利益(百万円) 4,921 4,453 15,585,531 15,730,617 期中平均株式数(株) 希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後 新株予約権1種類(新株予約権の数合計 1,811 個)。 1 株当たり当期純利益の算定に含めなかった なお、新株予約権の詳細は、 「第4 提出会社の状況1. 潜在株式の概要 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況」に記載のとお 4,453 新株予約権1種類(新株予約権の数合計 1,811 個)。 りであります。 (重要な後発事象) 前連結会計年度(自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日) 該当事項はありません。 当連結会計年度(自 2010 年 4 月 1 日 至 2011 年 3 月 31 日) 該当事項はありません。 ANNUAL REPORT 2011 39 沿革 1955 東京都文京区に保木将夫(現当社取締役ファウンダー)の個人商店として保木明正堂を創業し、 紙・文具小売と医療用記録紙の販売開始 1961 東京都文京区に資本金100万円で保木記録紙販売株式会社を設立 1963 HOGY印心電計記録紙の販売開始 1964 東京都練馬区に野方工場を設置し、メッキンバッグ(滅菌包装袋)の製造開始 メッキンバッグの販売開始 1967 千葉県柏市に柏工場を建設し、野方工場を閉鎖 1970 商号を株式会社ホギに変更 1971 千葉県流山市に第一配送センターを設置 1972 医療用不織布製品の製造及び販売開始 1977 東京都知事より毒物劇物一般販売業の登録、医薬品販売業の許可を受ける。医療用具販売業を届出 1978 茨城県稲敷郡美浦村に美浦工場(現美浦工場第一)を建設し、メッキンバッグ及び不織布製品の製造開始、 柏工場の業務吸収 1979 旧柏工場を改築し、第二配送センターを設置 1982 E・I・デュポン社製「不織布ソンタラ®」を使用した医療用不織布製品の製造販売を開始 1983 美浦第二工場完成し、不織布製品専用工場とする。隣接地に第三配送センターを設置 1984 ORパック(手術用覆布パック)新製品の販売開始 1985 独自の全面採用システムによる不織布製品の販売戦略を開始 1987 商号を株式会社ホギメディカルに変更 1988 業務の統一管理及び省力化のため新コンピュータシステムを導入 1989 江戸崎配送センター(全自動倉庫)設置 1991 東京証券取引所市場第2部に上場 1992 江戸崎滅菌センター(電子線滅菌)稼働 1993 美浦第三工場(1994年4月に美浦第二工場に統合)完成 筑波工場用地(南奥原工業団地)取得 1994 江戸崎配送センター増築完成、第一配送センター統合 キット製品の販売開始 P.T.ホギインドネシア (現・連結子会社)設立 東京営業所ビル完成 1995 筑波滅菌センター(全自動電子線滅菌)完成 1997 筑波配送センター(全自動倉庫)完成 1999 鋼製器具の販売開始 2000 東京証券取引所市場第1部に指定替え 2002 本社ビル完成 本社を現在地(東京都港区) に移転 2003 筑波キット工場が完成し、キット製品専用工場とする 2004 オペラマスターの販売開始 2005 筑波工場オペラマスター専用生産ライン稼働開始 ( 全自動倉庫)稼働開始 2006 筑波新配送センター(筑波OPC) 2007 P.T. ニットウマテックスインドネシア(現連結子会社、2008年2月に P.T. ホギに商号変更)孫会社化 2009 P.T. ホギインドネシアがP.T. ホギを吸収合併 「手術管理システム」 を市場投入 P. T. ホギインドネシアのパック・キット製品製造工場(パック・キット製造工場)完成 2011 創立50周年 P.T. ホギメディカルセールスインドネシア設立 0 ANNUAL REPORT 2011 株式の状況 ▲ ▲ ▲ 6,000 5,000 4,000 (百万株 出来高) 3 3,000 2 1 2007 最高 (円) 最低 (円) 2008 2010 2009 2011年3月期 0 2007 2008 2009 2010 2011年3月 7,030 4,320 6,230 4,160 6,260 4,350 5,510 4,290 4,770 3,035 ︿陰線﹀ 始値 (下ヒゲ) 安値 ▲ ▲ ▲ 7,000 高値 (上ヒゲ) 終値 ▲ ▲ ▲ ︿陽線﹀ (円) 8,000 ▲ ▲ ▲ 株価チャート・株価の推移 ローソク足株価チャートは日本独特の もので、株価の月足と月間出来高を示 しています。一つ一つのローソク型が その月の株価の月初始値、月末終値、 月間最高値、月間最低値を表しており、 株価の動きが一目でわかるようになっ ています。 ローソク型の四角部分が白抜きになっ ている場合は月末終値が月初始値より 上がったことを示し、四角部分が青く なっている場合は逆に下がったことを 示します。ローソク型は様々な形をと ります。始値がその月の最低値と同じ であり、終値が最高値と同じであれば、 「ヒゲ」と呼ばれる影 の 部 分はありま せ ん 。これらは、この 秀 逸なローソク 足チャートが持っている様々な機能の ほんの一例です。 チャート中にある数字は当該期間中の 株価の最高値と最低値とを示していま す。下方の棒グラフは月間の出来高を 百万株単位で示しています。 大株主の状況 ■保木 将夫 ■日本トラスティ ・サービス信託銀行株式会社(信託口) ■有限会社ホキビジネス ■ノーザン トラストカンパニー(エイブイエフシー) サブ アカウント アメリカン クライアント 常任代理人 香港上海銀行東京支店 ■日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) ■ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン エス エル オムニバス アカウント 常任代理人 株式会社みずほコーポレート銀行決済営業部 ■アールービーシー デクシア インベスター サービシーズ トラスト, ロンドン レンディング アカウント 常任代理人 スタンダード チャータード銀行 ■メロン バンク エヌエー アズ エージェント フォー イッツ クライアント メロン オムニバス ユーエス ペンション 常任代理人 株式会社みずほコーポレート銀行決済営業部 ■資産管理サービス信託銀行株式会社(年金信託口) ■株式会社メディパルホールディングス 所有株式数 持株比率 2,726,473株 833,200株 767,724株 16.68% 5.09% 4.69% 672,500株 4.11% 444,900株 2.72% 392,200株 2.40% 370,700株 2.26% 359,800株 2.20% 321,200株 292,000株 1.96% 1.78% (注)当社は自己株式 610,955株を保有しております。 ※2011年3月31日現在 所有者別状況 株主数 個 人 金融機関 金融商品取引業者 外国法人等 その他(法人、 自己株式) 合 計 7,694 42 42 143 110 8,031 所有株式数(千株) 5,832.1 3,496.8 295.2 4,695.2 2,021.8 16,341.1 所有割合(%) 35.69 21.40 1.81 28.73 12.37 100.00 ANNUAL REPORT 2011 会社情報 役員及び執行役員(2011年6月23日現在) 保 木 潤 一 保 木 将 夫 髙橋 一 夫 藤岡 斉 代表取締役社長 最高経営責任者(CEO) 保 木 潤 一 取締役 ファウンダー 保 木 将 夫 取締役 営業本部長 山 本 幸 雄 取締役 管理本部長 髙 橋 一 夫 取締役 研究開発本部長 藤 岡 社外取締役 内 田 勝 巳 常勤監査役 三 嶋 元 和 社外監査役 安 田 社外監査役 簗 瀬 捨 治 山 本 幸 雄 斉 茂 内 田 勝 巳 執 行 役 員 安 田 茂 三 嶋 元 和 簗 瀬 捨 治 第一営業部 部長 佐々木 勝 雄 第二営業部 部長 松 本 直 樹 第三営業部 部長 小 林 琢 也 第五営業部 部長 布 施 郁 夫 調達部 部長 山 岡 賢 一 研究部 部長 徐 吉夫 インドネシア事業部 部長 前 田 知 会社概要(2011年3月31日現在) 商 号 42 株式会社ホギメディカル (英 文 名) HOGY MEDICAL CO., LTD. 本 社 所 在 地 東京都港区赤坂2丁目7番7号 〒107-8615 TEL : 03(6229)1300(代) http://www.hogy.co.jp 設 立 1961年4月3日 資 本 金 7,123,263,500円 従 業 員 数 1,453名(連結) 営 業 所 24ヶ所 上 場 取 引 所 東京証券取引所第1部 コ ー ド 番 号 3593 ANNUAL REPORT 2011 株 主 数 8,031名 発行済株式総数 16,341,155株 決 算 期 3月31日 定時株主総会 6月 株主名簿管理人 三菱UFJ信託銀行株式会社 東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 〒100 -8212 TEL : 03-3212-1211 会 計 監 査 人 新日本有限責任監査法人 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号 日比谷国際ビル ネットワーク 2011年 7月1日現在 営業所 研究開発 札幌営業所 北海道札幌市東区北26条東19-1-1 〒065-0026 TEL: 011(783)2401 FAX: 011(783)2460 神戸営業所 兵庫県神戸市兵庫区駅前通2-2-15 〒652-0898 TEL: 078(579)8611 FAX: 078(579)8612 盛岡営業所 岩手県盛岡市みたけ4-14-50 〒020-0122 TEL: 019(641)1221 FAX: 019(641)1383 岡山営業所 岡山県岡山市北区奥田西町6-28 〒700-0931 TEL: 086(803)2007 FAX: 086(803)2005 仙台営業所 宮城県仙台市宮城野区岡田西町3-1 〒983-0004 TEL: 022(287)5333 FAX: 022(287)5335 広島営業所 広島県広島市安佐南区中筋2-17-23 〒731-0122 TEL: 082(879)3901 FAX: 082(879)3903 宇都宮営業所 栃木県宇都宮市双葉1-13-46 〒321-0164 TEL: 028(684)1715 FAX: 028(658)6164 松山営業所 愛媛県松山市来住町1188-1 〒791-1102 TEL: 089(976)2021 FAX: 089(976)1822 大宮営業所 埼玉県さいたま市見沼区東大宮6-8-9 〒337-0051 TEL: 048(684)8591 FAX: 048(684)8590 福岡営業所 福岡県福岡市博多区東光2-22-22 〒812-0008 TEL: 092(475)1861 FAX: 092(475)1864 千葉営業所 千葉県千葉市若葉区都賀2-12-12 〒264-0025 TEL: 043(232)1411 FAX: 043(232)1285 熊本営業所 熊本県上益城郡益城町古閑107-12 〒861-2234 TEL: 096(286)1331 FAX: 096(286)1425 東京営業所 東京都文京区本郷3-20-9 〒113-0033 TEL: 03(3813)8141 FAX: 03(3813)8140 鹿児島営業所 鹿児島県鹿児島市祇園之州町3-1 〒892-0803 TEL: 099(248)5040 FAX: 099(247)2330 多摩営業所 東京都国分寺市戸倉4-49-16 〒185-0003 TEL: 042(320)5511 FAX: 042(320)5513 横浜営業所 神奈川県横浜市港北区鳥山町482-1 〒222-0035 TEL: 045(471)7701 FAX: 045(471)7704 新潟営業所 新潟県新潟市中央区弁天橋通3-9-3 〒950-0925 TEL: 025(287)7110 FAX: 025(287)7116 金沢営業所 石川県金沢市駅西新町1-16-22 〒920-0027 TEL: 076(223)2351 FAX: 076(223)5505 静岡営業所 静岡県静岡市駿河区見瀬241 〒422-8057 TEL: 054(284)6688 FAX: 054(284)6855 松本営業所 長野県松本市村井町南2-10-7 〒399-0036 TEL: 0263(85)3280 FAX: 0263(86)7847 名古屋営業所 愛知県名古屋市名東区文教台1-508 〒465-0012 TEL: 052(778)2711 FAX: 052(778)2720 京都営業所 京都府京都市南区上鳥羽藁田20-2 〒601-8133 TEL: 075(672)1441 FAX: 075(671)9330 研究開発本部 茨城県牛久市奥原町1650-30 〒300-1283 TEL: 029(830)9720 FAX: 029(830)9721 工場 筑波工場 茨城県牛久市奥原町1650-30 〒300-1283 キット工場 TEL: 029(830)9700 FAX: 029(830)9710 滅菌センター TEL: 029(830)9725 FAX: 029(830)9726 配送センター TEL: 029(830)9100 FAX: 029(830)9101 筑波OPC TEL: 029(830)9735 FAX: 029(830)9736 美浦第一工場 茨城県稲敷郡美浦村布佐1873-1 〒300-0427 TEL: 029(885)2981 FAX: 029(885)6800 美浦第二工場 茨城県稲敷郡美浦村布佐1776-1 〒300-0427 TEL: 029(885)6611 FAX: 029(885)6800 江戸崎配送センター 茨城県稲敷市佐倉たての台2726-1〒300-0508 TEL: 029(892)2381 FAX: 029(892)0891 江戸崎滅菌センター 茨城県稲敷市佐倉たての台2726-1〒300-0508 TEL: 029(892)5300 FAX: 029(892)5221 海外子会社 P.T. ホギインドネシア MM2100 Industrial Town, EPZ., Block M-3-1, Cikarang Barat, Bekasi 17520, West Java, Indonesia (孫会社) P.T. ホギメディカルセールスインドネシア Wisma Keiai Prince 19th fl, Jl.. Jend. Sudirman Kav. 3, Jakarta 10220-Indonesia 大阪営業所 大阪府大阪市東淀川区西淡路1-14-17 〒533-0031 TEL: 06(6320)7211 FAX: 06(6320)7216 奈良営業所 奈良県奈良市法華寺町70-1 〒630-8001 TEL: 0742(32)2811 FAX: 0742(32)2812 ANNUAL REPORT 2011 43