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監視指導課

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監視指導課
監視指導課
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監視指導課業務の概要
当課の業務区域は、他の特定保健所とは異なり、管内の3市だけである。
監視指導課の主たる業務は、食品衛生、環境衛生及び薬事安全である。監視対象施設は、各営業許可
施設のうち、食品については製造業、大規模小売店舗、事業所給食施設等、環境については旅館、ホテ
ル、特定建築物、公衆浴場、遊泳用プール等、薬事については薬局、医薬品販売店、医療機器販売店、
毒物劇物販売店等である。
1 食品衛生
(1)食品製造業、大規模小売店舗、事業所給食施設等については、製品原材料・製造方法・表示・食
品の温度管理・施設の衛生状態・従事者の健康状態等の監視指導を行い、食品に起因する健康被害
の発生防止に努めた。
(2)夏期及び年末期にあっては、食品需要が旺盛で流通量が増大することから、一斉取り締まりと食
品の収去検査を実施した。
(3)各種食品の流通拠点になっている「日立市公設卸売市場」については、早朝監視及び通常監視を
行い、不良食品・違反食品の流通防止に努めた。
(4)管内で生産されている特産品については、原料原産地表示(JAS法関係)を含めた適正表示に
ついて製造業者を重点監視指導した。
(5)「平成21年度 茨城県食品衛生監視指導計画」に基づいて、輸入加工食品・野菜類、県外農産
物、畜水産物、卵及び卵加工品その他を収去検査し、残留農薬・動物薬品、食中毒原因菌、保存料、
その他食品の企画基準等について、その適否を判定した。
(6)管内で開催された各種イベントに臨場し、衛生指導を実施した。
(7)国の「総合衛生管理製造過程承認制度」及び茨城県の「いばらきハサップ認証制度」普及啓発を
行った。また、承認・認証を希望する施設に対しては、助言指導等を実施した。
(8)消費者、製造者、食品営業団体及び行政機関等が一堂に会し、「食の安全に関する意見交換会」
を開催した。食の安全・安心に関するリスクコミュニケーションで、参加者の意識向上と相互理解
を深めることができた。
2 環境衛生
(1)旅館、ホテル、特定建築物、公衆浴場、クリーニング所(取次店を除く)、遊泳用プール等に立
入検査を行い、施設の衛生状態及び使用している用具等の衛生状態を確認指導した。また、施設環
境及び残留塩素濃度等の測定を行い、利用者の安全・安心・快適を確保した。
(2)夏期期間中は、海浜地区の旅館・ホテルにおいて海水浴客等が増加するので、事前に各地区の旅
館組合と共催で一斉監視指導を実施し、宿泊客に快適な宿泊環境を提供した。
(3)「特定建築物」の届出があった施設については、空気環境(湿度・二酸化炭素濃度等)及び水道
水中の残留塩素の濃度を測定し、室内環境の維持、改善に努めた。
(4)旅館・公衆浴場・温泉等の浴槽水のうち、循環式のものについては施設側に水質検査結果の報告
を求め、レジオネラ属菌が陽性であった場合には徹底した消毒を指導した。また、ジャグジー・気
泡風呂・打たせ湯を設置している施設にはレジオネラ症の危険性について啓発した。
(5)遊泳用プール施設は、循環水吸い込み口の点検及び採水による水質検査を実施し、事故及び感染
症の予防に努めた。
3 薬事安全
(1)薬局及び薬局製剤製造販売・
(製造)業に対しては、調剤事故防止についての対策、医薬品の管
理及び消費者に対する適正な情報提供状況について監視指導した。
(2)医薬品販売業等に対しては、管理者の勤務状況、医薬品の管理及び取扱状況等が適正であるか、
監視指導した。
(3)流通している医薬品を収去検査し、不良医薬品の排除及び医薬品の信頼性を確保した。
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(4)麻薬小売業許可施設に対しては、関係帳簿の閲覧と在庫数量の確認を行い、不正な流通が行われ
ないよう監視指導した。また、麻薬廃棄の立ち会い業務も実施した。
(5)毒物劇物製造業及び販売業施設への立ち入り調査では、保管管理状況の確認、施錠施設の有無、
区分・表示の有無及び関係帳簿の閲覧等を実施し、不備な事項については速やかに改善するよう指
導した。
(6)改正薬事法が平成21年6月1日施行になったことから、新制度の説明と資料の配付を行い、関
係者の啓発に努めた。
43
1 食品衛生
食品衛生法関係施設監視件数
業種名
施設数 監視件数
飲食店営業
355
456
(一般、レストラン)
28
112
(仕出し・弁当)
120
65
(旅館)
174
66
(その他)
33
213
菓子(パンを含む)製造業
169
134
魚介類販売業
31
139
(店舗)
31
118
(包装魚介類)
0
21
魚介類せり売業
5
6
魚肉ねり製品製造業
5
6
食品の冷凍又は冷蔵業
12
28
缶詰又は瓶詰食品製造業
2
2
喫茶店営業
51
89
(自動販売機)
46
73
(その他)
5
16
あん類製造業
4
10
アイスクリーム類製造業
43
19
乳類販売業
45
132
(自動販売機)
14
30
(その他)
31
102
食肉処理業
1
0
食肉販売業
30
107
(店舗)
29
79
(包装食品)
1
28
食肉製品製造業
2
6
食用油脂製造業
1
2
マーガリン又はショートニング製造業
1
2
みそ製造業
15
17
醤油製造業
2
2
ソース類製造業
1
1
酒類製造業
10
9
豆腐製造業
21
21
納豆製造業
5
5
めん類製造業
23
25
そうざい製造業
27
44
添加物製造業
6
7
清涼飲料水製造業
4
4
氷雪製造業
4
4
氷雪販売業
8
5
合計
8831,282
日立市公設地方卸売市場の監視件数
業種名
施設数 監視件数
飲食店営業
3
15
乳類販売業
3
15
喫茶店営業
5
25
食肉販売業
4
20
魚介類販売業
3
15
そうざい製造業
1
5
食品の冷凍又は冷蔵業
1
5
そうざい・弁当類販売業
6
30
そうざい半製品等製造業
1
5
合計
27
135
条例関係施設等監視件数
業種名
そうざい・弁当類販売業
漬け物製造業
魚介類加工業
そうざい半製品等製造業
合計
施設数 監視件数
31
147
32
28
64
45
3
8
130
228
事業所給食施設等監視件数
業種名
事業所
施設数 監視件数
63
73
44
2 環境衛生
環境衛生関係施設監視件数
業種名
旅館
興行場
公衆浴場
クリーニング所
特定建築物
遊泳用プール
合計
施設数 監視件数
209
244
13
7
49
63
86
86
36
17
15
15
408
432
環境衛生関係施設検査件数
業種名
公衆浴場
遊泳用プール
旅館
合計
施設数 水質検査
11
11
14
30
3
3
28
44
3 薬事
薬事関係施設監視件数
業種名
*施設数 監視件数
薬局
122
157
薬局製剤製造業
38
51
薬局製剤製造販売業
38
51
店舗販売業**
−
17
一般販売業
19
20
卸売一般販売業
8
13
薬種商販売業
25
23
特例販売業
13
1
業務上取扱施設(医薬品)
−
12
医薬部外品販売業
−
233
業務上取扱施設(部外品)
−
12
化粧品販売業
−
170
業務上取扱施設(化粧品)
−
0
高度管理医療機器販売業
98
81
管理医療機器販売業
528
161
高度管理医療機器賃貸業
16
12
管理医療機器賃貸業
16
0
業務上取扱施設(医療機器)
−
12
合計
9211,026
*平成21年度当初
**平成21年6月以降
毒物劇物取締法関係施設監視件数
業種名
*施設数 監視件数
毒物劇物製造業
10
3
毒物劇物輸入業
2
0
毒物劇物販売業
145
125
特定毒物研究者
2
2
業務上取扱者(要届出)
18
0
業務上取扱者(届出不要)
−
9
合計
177
140
*平成21年度当初
流通医薬品試験検査件数
検査項目
重量偏差試験(薬局製剤)
不溶性異物(注射剤)
採取容量(注射剤)
不溶性微粒子(点眼剤)
精油含量(生薬)
溶出試験(後発品)
45
検体数
適合数
2
2
3
3
3
3
3
3
1
1
5
5
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