...

Oracle9i Developer Suite

by user

on
Category: Documents
20

views

Report

Comments

Transcript

Oracle9i Developer Suite
Oracle9i
Developer
Suite
本カタログの情報は、2003年3月現在のものです。実際の製品とは内容が異なる場合があります。
*Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。本文中の社名、商品名は各社の商標または登録商標です。©2003 Oracle Corporation Japan
代理店名
〒1 0 2 -0 0 9 4 東 京 都 千 代田区 紀尾井町4- 1
オラク ル 製 品
お問合わせ窓口
TEL
URL
0120-155-096
http://www.oracle.co.jp/contact/
J07574-01
2003-04-01 SE03
Release 2
Oracle
DEVELOPER SUITE
Oracle9i とは?
Complete & Integrated
Oracle9i は優れたアーキテクチャで圧倒的なスケーラビリティを提供
Oracle9i Database はOracle7/8/8iで培った安定性、信頼性を基盤
するデータベース管理システムOracle9i Databaseを基盤に、Oracle9i
に400を超える機能追加を行ない、高い処理性能や汎用機レベルの可用
Databaseのパワーを最大限に引き出すWebアプリケーション・サーバー
性、拡張性、保守性を備えます。小規模環境用から大規模環境用、そして
Oracle9i Application Server、既存のビジネスロジックを生かすビ
クラスタ・システムの Oracle9i Real Application Clustersまで共通
ジュアルな統合開発環境 Oracle9i Developer Suite から構成される
のアーキテクチャで設計されているため、ビジネスのニーズにあわせた高
E-Businessプラットフォームです。
いスケーラビリティを提供します。
Oracle9i Application Server はEIP(企業情報ポータル)や、モバイ
ルアクセス機能、各種コンテンツ管理機能、Webサービス、ビジネスイン
テリジェンス機能など今後のビジネスに必要とされるすべての機能を
Oracle9i Application Server
J2EEやXMLなどのオープンな標準技術に沿って実装したWebアプリケー
ションサーバーです。Oracle9i Database専用に設計されているため
Oracle9i Developer Suite
Webアプリケーションシステムで問題となるデータベースとの組み合せ
てのパフォーマンスや可用性設計の問題を包括的に解決します。
Oracle9i Developer Suiteはこれまで数十を超える別製品として提
Oracle9i Database
供していた開発ツールを統合したビジュアルな統合開発環境です。既存
のビジネスロジックを生かしつつ最新のテクノロジでWebアプリケーショ
ンに高い開発生産性とメンテナンス性を提供します。
21世紀を支える情報システムは、顧客や経営層が求めるさまざまな要望
可用性
EIP(企業情報ポータル)
スケーラビリティ
ワイヤレス/モバイル
セキュリティ
コンテンツ・サービス
開発プラットフォーム
Webサービス
運用性
Java/J2EE/XML
パフォーマンス
ビジネス・インテリジェンス
を素早く低コストで実装しなければなりません。また、ビジネス環境に
応じ簡単にシステムを強化できる拡張性や急ピッチで増加する大規模
データを手軽に扱える保守性も要求されます。
プラットフォームから開発ツールまで強固に統合されたOracle9 i は、
E-Businessを短期間かつ低コストで導入できるだけでなく、将来まで
をも見越したサービスレベルの維持や管理者によるメンテナンス作業、
Oracle9i Value
システム環境の変化への対応を極限まで省力化します。
E-Businessに求められるすべての要素を統合し、システムのパフォー
マンスだけでなく、ビジネスのパフォーマンスを引き出す唯一のプラット
フォーム、それがOracle9iなのです。
Oracle9i Database のソリューション・エリア
システムのパフォーマンスだけでなく、
ビジネスのパフォーマンスでIT全体を評価す るというI T 投資の判断基準「I Tベンチマーク」。
そのITベンチマークを最大限引き出すプラットフォームが今、求められています。
1 Oracle9i Real Application Clusters
4 Architecture
7 Business Intelligence
2 High Availability
5 System Management
8 XML Technology
3 E-Business Integration
6 Security
9 Content Management
可用性とスケーラビリティを両立
幅広いアプリケーションに対応した新世代の
クラスタ・システム
ミッション・クリティカルなビジネスを支える
優れたアーキテクチャ
ビジネスインテリジェンスに最適化された
プラットフォーム
ト ータルコスト、そしてトータルバリューを考えたら、Oracle9i。
ぜひITベンチマークという視点に立って、Oracle9i の価値について考えてみてください。
連続的なサービス環境を実現
自動管理による管理の簡素化と工数削減
XMLの最新テクノロジをリードする機能と
コンポーネント
ビジネスを成功 へと導くプラットフォーム、それが Oracle9i です。
E-Businessシステム統合に必要な
すべての機能を提供
情報資産を守るエンド・ツー・エンドの
セキュリティ機能
Oracle9i が実現するE-Businessのための
コンテンツ管理機能
1
i
Oracle
DEVELOPER SUITE
Oracle9i とは?
Complete & Integrated
Oracle9i は優れたアーキテクチャで圧倒的なスケーラビリティを提供
Oracle9i Database はOracle7/8/8iで培った安定性、信頼性を基盤
するデータベース管理システムOracle9i Databaseを基盤に、Oracle9i
に400を超える機能追加を行ない、高い処理性能や汎用機レベルの可用
Databaseのパワーを最大限に引き出すWebアプリケーション・サーバー
性、拡張性、保守性を備えます。小規模環境用から大規模環境用、そして
Oracle9i Application Server、既存のビジネスロジックを生かすビ
クラスタ・システムの Oracle9i Real Application Clustersまで共通
ジュアルな統合開発環境 Oracle9i Developer Suite から構成される
のアーキテクチャで設計されているため、ビジネスのニーズにあわせた高
E-Businessプラットフォームです。
いスケーラビリティを提供します。
Oracle9i Application Server はEIP(企業情報ポータル)や、モバイ
ルアクセス機能、各種コンテンツ管理機能、Webサービス、ビジネスイン
テリジェンス機能など今後のビジネスに必要とされるすべての機能を
Oracle9i Application Server
J2EEやXMLなどのオープンな標準技術に沿って実装したWebアプリケー
ションサーバーです。Oracle9i Database専用に設計されているため
Oracle9i Developer Suite
Webアプリケーションシステムで問題となるデータベースとの組み合せ
てのパフォーマンスや可用性設計の問題を包括的に解決します。
Oracle9i Developer Suiteはこれまで数十を超える別製品として提
Oracle9i Database
供していた開発ツールを統合したビジュアルな統合開発環境です。既存
のビジネスロジックを生かしつつ最新のテクノロジでWebアプリケーショ
ンに高い開発生産性とメンテナンス性を提供します。
21世紀を支える情報システムは、顧客や経営層が求めるさまざまな要望
可用性
EIP(企業情報ポータル)
スケーラビリティ
ワイヤレス/モバイル
セキュリティ
コンテンツ・サービス
開発プラットフォーム
Webサービス
運用性
Java/J2EE/XML
パフォーマンス
ビジネス・インテリジェンス
を素早く低コストで実装しなければなりません。また、ビジネス環境に
応じ簡単にシステムを強化できる拡張性や急ピッチで増加する大規模
データを手軽に扱える保守性も要求されます。
プラットフォームから開発ツールまで強固に統合されたOracle9 i は、
E-Businessを短期間かつ低コストで導入できるだけでなく、将来まで
をも見越したサービスレベルの維持や管理者によるメンテナンス作業、
Oracle9i Value
システム環境の変化への対応を極限まで省力化します。
E-Businessに求められるすべての要素を統合し、システムのパフォー
マンスだけでなく、ビジネスのパフォーマンスを引き出す唯一のプラット
フォーム、それがOracle9iなのです。
Oracle9i Database のソリューション・エリア
システムのパフォーマンスだけでなく、
ビジネスのパフォーマンスでIT全体を評価す るというI T 投資の判断基準「I Tベンチマーク」。
そのITベンチマークを最大限引き出すプラットフォームが今、求められています。
1 Oracle9i Real Application Clusters
4 Architecture
7 Business Intelligence
2 High Availability
5 System Management
8 XML Technology
3 E-Business Integration
6 Security
9 Content Management
可用性とスケーラビリティを両立
幅広いアプリケーションに対応した新世代の
クラスタ・システム
ミッション・クリティカルなビジネスを支える
優れたアーキテクチャ
ビジネスインテリジェンスに最適化された
プラットフォーム
ト ータルコスト、そしてトータルバリューを考えたら、Oracle9i。
ぜひITベンチマークという視点に立って、Oracle9i の価値について考えてみてください。
連続的なサービス環境を実現
自動管理による管理の簡素化と工数削減
XMLの最新テクノロジをリードする機能と
コンポーネント
ビジネスを成功 へと導くプラットフォーム、それが Oracle9i です。
E-Businessシステム統合に必要な
すべての機能を提供
情報資産を守るエンド・ツー・エンドの
セキュリティ機能
Oracle9i が実現するE-Businessのための
コンテンツ管理機能
1
i
Tool Set for Oracle9i
DEVELOPER SUITE
Oracle9i Developer Suiteとは?
Oracle9i Developer Suite(Oracle9i DS)は、あらゆるシステム
Oracle9iDSは、Oracle9i Database、Oracle9i Application
範囲をカバーする統合された開発環境で、E-Businessを実現する最強
ServerのOracle9 i サーバー群の利点をフルに活用する、3つ目の
のインフラであるOracle9i Platformにおいて、アプリケーション開
Oracle9i Platform製品です。
発、およびビジネス・インテリジェンス・ツールを最新の業界標準に基
Oracle9i Developer Suite
J2EE/Internet Application
Business Intelligence
き単一のツールセットとして提供するものです。様々な開発言語、開発
JDeveloper
スタイルおよびオペレーティング・システムをサポートしており、開発
Reports Developer
者は、あらゆるスキルと知識を活用することが可能です。さらに開発ラ
Forms Developer
イフ・サイクルのサポートとバージョン・コントロール機能を備え、開
発プロジェクトの大小を問わない包括的なチーム開発が出来ます。
Warehouse Builder
Designer
Software Configuration
Manager
基幹系
戦略決定
Discoverer
■ Oracle9i Developer Suiteのコンポーネント構成
Oracle9i DSの構成を、アプリケーション開発環境、ビジネス・インテリジェンスにわけてご案内します。
データベース
情報系
アプリケーション・サーバー
分析
レポーティング
Oracle9i Developer Suiteによる
E-Businessシステム構築
最新の業界標準をサポートする、
効率的なアプリケーション開発環境
蓄積されたデータをビジネスに活用する、
Business Intelligence
Oracle9i Developer Suiteは、J2EE、XML、Webサービスをは
Oracle9i Developer Suiteではより洗練されたビジネス・インテリ
じめ数々のインターネット標準技術をサポートする開発環境を提供し、
ジェンスを実現するために新しいコンポーネントが追加され、また機能
今日のシステム開発で中心となっている多階層アプリケーションを高い
のインターネット環境への最適化が行われています。O r a c l e 9 i
生産性で構築することが出来ます。より効率的に開発が行えるようビジ
Developer Suiteによって、データベースに蓄えられるデータを情報と
ュアル・エディタと多数のウィザードを備え、短時間で高機能なアプリ
して活用するビジネス・インテリジェンス・システムを、Oracle9 i
ケーションが作成できます。DBシステム開発のための様々なフレーム
Database、Oracle9i Application Serverのパワーをフル活用して
ワーク、テクノロジーによってアプリケーション開発に迅速さと開発工
構築できます。
数の削減をもたらします。
最強のE-Businessシステム構築
エンタープライズ・レポーティング
(Oracle9i Reports Developer)
スピード
デバッグ、プロファイル作成にいたるまでの完全な開発ライフ・サイク
Java/XML/SQL開発を行う、他に例を見ない高い生産性を備えた統合
美しく洗練された高品質のWeb配信用レポート、および印刷用レポート
E-Businessの世界では、アプリケーション配布のスピードが大きく
ル・サポートと、依存性管理や影響分析を備えた強力なバージョン・コ
開発環境で、JSP、ServletおよびEJBによるJ2EE準拠アプリケー
が作成できます。すべてのインターネット・ユーザに動的なレポート配
アップしました。サービスの利用者にとってスピードが大きな要素に
ントロール機能を持っているので、大人数のプロジェクトでも包括的な
ションやWebサービスを迅速に作成できます。
布を実現します。
なったのと同じように、サービスの提供者にとっても、市場ニーズに適
チーム開発作業が出来ます。
また、開発ライフサイクルをトータルでカバーし、フレームワークと統
したものをより早く開発し提供すること、めまぐるしく変化するユーザ
E-Businessシステムを開発、展開する上でのあらゆるシステム形態と
合された開発スタイルも提供します。
の要求により早く対応することが求められるようになってきました。
システム規模を、シンプルかつ統合されたシステム開発ソリューション
Oracle9i DSは、このようなE-Business環境のシステムの要求に応
としてサポートするのがOracle9i DSなのです。
えるため、高い生産性を持つ優れたツール群を提供しています。これら
ツール群による高速なアプリケーション開発と、高機能なビジネス・イ
ンテリジェンス・システムの実現により、非常に短期間でのサービス展
開を可能にしています。
インターネット環境で実行される、トランザクション・アプリケーション
計、開発、管理を行うために拡張されたフレームワークを提供します。
のRAD開発環境です。データベース情報の追加や変更、表示を行うJava
Oracle9i DSは数々の業界標準をサポートする先進的な開発環境なので
UIのアプリケーションを非常に少ないコーディングで作成できます。
よびOracle9i Application Serverと共に使用すると最大限のパワー
Oracle9iプラットフォームを活用して、エンタープライズ・データ・
ウェアハウス、データ・マートおよびビジネス・アプリケーションの設
Oracle9i Platformとしてのパワー
ありとあらゆる場面で活用できますが、中でもOracel9i Databaseお
データウェアハウス構築(Oracle9i Warehouse Builder)
ビジネス・アプリケーション(Oracle9i Forms Developer)
データ分析(Oracle9i Discoverer)
非定型検索、分析、レポーティングのためのBIツールで、企業内のユーザ
モデリング(Oracle9i Designer)
に対して、各種のデータウェアハウス、データマート、業務システム等
データベース・アプリケーションの要件や設計のモデリング、生成およ
のあらゆる環境での迅速な情報活用手段を提供します。
カバレッジ
を引き出せます。Oracel9i Databaseのスケールメリット、パフォー
Oracle9 i DSは非常に広範囲のシステム形態をサポートしています。
マンス、信頼性を果たして十分に生かしきれているでしょうか?
ポータル、Webサービスやワイヤレスなど多数のチャンネルに向けての
Oracle9i Application Serverの多様なサービス群を効率的に利用で
アプリケーション配置、アドホック・クエリー、詳細分析、解析、Web
きているでしょうか?Oracle9i DSはあらかじめOracle9i Platform
レポートを含むビジネス・インテリジェンス機能、そして高品質なトラ
のメリットを最大限に活用するためにデザインされており、Oracle9 i
アプリケーションの開発およびリリースを管理するための構成管理、依
ンザクション型アプリケーションの構築等々、全てがOracle9 i DSに
Platformならではの価値を持ったシステムを実現します。
存性管理、バージョン管理および影響分析といった機能を備えた共通の
よって開発、展開できます。さらに、モデリング、デプロイメントから
2
J2EE & Web Services(Oracle9i JDeveloper)
びキャプチャを可能にする統合ビジュアル・モデリングが可能です。
ソースコード管理
(Oracle9i Software Configuration Manager)
リポジトリが提供されます。
3
Tool Set for Oracle9i
DEVELOPER SUITE
Oracle9i Developer Suiteとは?
Oracle9i Developer Suite(Oracle9i DS)は、あらゆるシステム
Oracle9iDSは、Oracle9i Database、Oracle9i Application
範囲をカバーする統合された開発環境で、E-Businessを実現する最強
ServerのOracle9 i サーバー群の利点をフルに活用する、3つ目の
のインフラであるOracle9i Platformにおいて、アプリケーション開
Oracle9i Platform製品です。
発、およびビジネス・インテリジェンス・ツールを最新の業界標準に基
Oracle9i Developer Suite
J2EE/Internet Application
Business Intelligence
き単一のツールセットとして提供するものです。様々な開発言語、開発
JDeveloper
スタイルおよびオペレーティング・システムをサポートしており、開発
Reports Developer
者は、あらゆるスキルと知識を活用することが可能です。さらに開発ラ
Forms Developer
イフ・サイクルのサポートとバージョン・コントロール機能を備え、開
発プロジェクトの大小を問わない包括的なチーム開発が出来ます。
Warehouse Builder
Designer
Software Configuration
Manager
基幹系
戦略決定
Discoverer
■ Oracle9i Developer Suiteのコンポーネント構成
Oracle9i DSの構成を、アプリケーション開発環境、ビジネス・インテリジェンスにわけてご案内します。
データベース
情報系
アプリケーション・サーバー
分析
レポーティング
Oracle9i Developer Suiteによる
E-Businessシステム構築
最新の業界標準をサポートする、
効率的なアプリケーション開発環境
蓄積されたデータをビジネスに活用する、
Business Intelligence
Oracle9i Developer Suiteは、J2EE、XML、Webサービスをは
Oracle9i Developer Suiteではより洗練されたビジネス・インテリ
じめ数々のインターネット標準技術をサポートする開発環境を提供し、
ジェンスを実現するために新しいコンポーネントが追加され、また機能
今日のシステム開発で中心となっている多階層アプリケーションを高い
のインターネット環境への最適化が行われています。O r a c l e 9 i
生産性で構築することが出来ます。より効率的に開発が行えるようビジ
Developer Suiteによって、データベースに蓄えられるデータを情報と
ュアル・エディタと多数のウィザードを備え、短時間で高機能なアプリ
して活用するビジネス・インテリジェンス・システムを、Oracle9 i
ケーションが作成できます。DBシステム開発のための様々なフレーム
Database、Oracle9i Application Serverのパワーをフル活用して
ワーク、テクノロジーによってアプリケーション開発に迅速さと開発工
構築できます。
数の削減をもたらします。
最強のE-Businessシステム構築
エンタープライズ・レポーティング
(Oracle9i Reports Developer)
スピード
デバッグ、プロファイル作成にいたるまでの完全な開発ライフ・サイク
Java/XML/SQL開発を行う、他に例を見ない高い生産性を備えた統合
美しく洗練された高品質のWeb配信用レポート、および印刷用レポート
E-Businessの世界では、アプリケーション配布のスピードが大きく
ル・サポートと、依存性管理や影響分析を備えた強力なバージョン・コ
開発環境で、JSP、ServletおよびEJBによるJ2EE準拠アプリケー
が作成できます。すべてのインターネット・ユーザに動的なレポート配
アップしました。サービスの利用者にとってスピードが大きな要素に
ントロール機能を持っているので、大人数のプロジェクトでも包括的な
ションやWebサービスを迅速に作成できます。
布を実現します。
なったのと同じように、サービスの提供者にとっても、市場ニーズに適
チーム開発作業が出来ます。
また、開発ライフサイクルをトータルでカバーし、フレームワークと統
したものをより早く開発し提供すること、めまぐるしく変化するユーザ
E-Businessシステムを開発、展開する上でのあらゆるシステム形態と
合された開発スタイルも提供します。
の要求により早く対応することが求められるようになってきました。
システム規模を、シンプルかつ統合されたシステム開発ソリューション
Oracle9i DSは、このようなE-Business環境のシステムの要求に応
としてサポートするのがOracle9i DSなのです。
えるため、高い生産性を持つ優れたツール群を提供しています。これら
ツール群による高速なアプリケーション開発と、高機能なビジネス・イ
ンテリジェンス・システムの実現により、非常に短期間でのサービス展
開を可能にしています。
インターネット環境で実行される、トランザクション・アプリケーション
計、開発、管理を行うために拡張されたフレームワークを提供します。
のRAD開発環境です。データベース情報の追加や変更、表示を行うJava
Oracle9i DSは数々の業界標準をサポートする先進的な開発環境なので
UIのアプリケーションを非常に少ないコーディングで作成できます。
よびOracle9i Application Serverと共に使用すると最大限のパワー
Oracle9iプラットフォームを活用して、エンタープライズ・データ・
ウェアハウス、データ・マートおよびビジネス・アプリケーションの設
Oracle9i Platformとしてのパワー
ありとあらゆる場面で活用できますが、中でもOracel9i Databaseお
データウェアハウス構築(Oracle9i Warehouse Builder)
ビジネス・アプリケーション(Oracle9i Forms Developer)
データ分析(Oracle9i Discoverer)
非定型検索、分析、レポーティングのためのBIツールで、企業内のユーザ
モデリング(Oracle9i Designer)
に対して、各種のデータウェアハウス、データマート、業務システム等
データベース・アプリケーションの要件や設計のモデリング、生成およ
のあらゆる環境での迅速な情報活用手段を提供します。
カバレッジ
を引き出せます。Oracel9i Databaseのスケールメリット、パフォー
Oracle9 i DSは非常に広範囲のシステム形態をサポートしています。
マンス、信頼性を果たして十分に生かしきれているでしょうか?
ポータル、Webサービスやワイヤレスなど多数のチャンネルに向けての
Oracle9i Application Serverの多様なサービス群を効率的に利用で
アプリケーション配置、アドホック・クエリー、詳細分析、解析、Web
きているでしょうか?Oracle9i DSはあらかじめOracle9i Platform
レポートを含むビジネス・インテリジェンス機能、そして高品質なトラ
のメリットを最大限に活用するためにデザインされており、Oracle9 i
アプリケーションの開発およびリリースを管理するための構成管理、依
ンザクション型アプリケーションの構築等々、全てがOracle9 i DSに
Platformならではの価値を持ったシステムを実現します。
存性管理、バージョン管理および影響分析といった機能を備えた共通の
よって開発、展開できます。さらに、モデリング、デプロイメントから
2
J2EE & Web Services(Oracle9i JDeveloper)
びキャプチャを可能にする統合ビジュアル・モデリングが可能です。
ソースコード管理
(Oracle9i Software Configuration Manager)
リポジトリが提供されます。
3
Oracle9i JDeveloper
DEVELOPER SUITE
初級者から上級者まで、真のJ2EE&Webサービス開発環境
製品の特徴
開発ライフサイクルを
完全にサポート
Oracle9i JDeveloperは、Java 2 Platform Enterprise Edition(J2EE)やWeb
サービスによってハイパフォーマンスでスケーラブルな企業システムを構築するために、
Java/XML/SQL開発における設計、開発、デバッグ、デプロイを完全にサポートし、最
大限の開発生産性を確保するために、次のような包括的な統合ツール群を提供します。
TM
シンプルに開発・テスト・デバッグのツールだけを利用
する。チームで開発するような大規模システムを開発
するために、しっかりとした設計や、ソースコードの一
元管理をする。パフォーマンス悪化に対応するため、
ボトルネックを特定しチューニングを施すための高機
能な分析ツールを利用する。
このようなさまざまなニーズに柔軟に対応できるよう
に、あらゆる開発スタイル、要件を満たすためのツール
を適宜選択できるよう設計されています。
UMLモデリングによるビジュアルな開発環境 − システム設計の標準的手法である
UMLを使用して、Webサービス、Enterprise JavaBeans(EJB)などのビジュアル
な開発を可能にします。
標準技術に基づく高品質なアプリケーションの開発を支援 − 統合されたウィザードや
コード作成支援ツールにより、JavaやJ2EEの標準に準拠し、さらに数多くのコーディン
グTipsを適用したアプリケーションの作成を可能にします。
オープンソース技術との連携によりあらゆる開発スタイルに適応−Apache Struts、
JUnit、Antといったオープンソース技術と緊密に連携した開発環境を提供します。
JDeveloperからこれらの技術を使用した開発をシームレスに行うことができます。
J2EE開発に
本当に必要なものとは
Oracle9 i JDeveloperは、J2EE(Java/
XML/SQL)に準拠したアプリケーションおよび
Webサービスを開発するのに有用な多彩なウィザー
ド、使いやすいエディタ、ビジュアルな設計支援ツー
ルを提供します。
J2EEに必要なものは何か?を追求し続ける開発
ツール、それがOracle9i JDeveloperです。
クラス図とJavaソースの双方向で完全に修正内容が
同期化されます。既存のJavaソースから設計図を生
成するようなリバース・エンジニアリングとしても使
用できます。また、データベース表に対応したオブ
ジェクトの生成と同期化は他に類を見ない非常に便
利な機能です。
チューニング
Javaアプリケーション実行時のメモリ使用状況、各
種イベント情報の取得、各メソッドの実行時間とい
ったさまざまな情報をビジュアル表示する分析ツー
ルを提供します。また、その分析結果を基に、Java
コードの問題点を指摘してくれるコード修正アドバ
イス機能はハイパフォーマンスでスケーラブルな企
業システムを構築する上で大いに役立つでしょう。
■ Oracle9i JDeveloper IDE画面
J2EEアプリケーションのビジネス・ロジック
- EJB
EJB1.1および2.0に対応したセッション/エンティティ
(CMP・BMP)
/Message-Drivenといったさまざまな
タイプのEJBをウィザードやUMLダイアグラムから生
成でき、コード・エディタとEJBモジュール・エディタを
使って開発を進められます。作成したEJBは簡単に配
布でき、テスト用のEJBクライアントの自動生成機能に
よってすぐに動作確認できます。
XMLによってさらに広がる可能性
JDeveloperにはOracle XML Developer's Kit
(XDK)が統合されており、XMLに埋め込まれた
SQLの結果をXML文書として生成するツールや、
XMLスキーマによって定義された書式に基づく要
素、属性の自動補完、構文チェックなどのXML編
集支援などさまざまな機能が提供されます。
すべてがJavaで作られた開発環境
JDeveloperはそれ自身が100%Pure Javaで作
られたアプリケーションです。つまり、Windows
(NT、2000およびXP)、Linux、Solarisと
いったマルチ・プラットフォーム環境で動作します。
この開発環境に対してアドインAPIが公開されており、
誰もが簡単に機能追加をおこなうことができます。
■ 開発ライフサイクルのサポート
開発
■ XML編集支援機能
■ UMLモデリングによるEJB開発
データアクセスに対するアドバンテージ
開発環境とデータベースを直結して、あらゆるデータ
ベース・オブジェクトを作成、参照するためのツール、
SQLのテスト実行の結果やチューニングのための実行
プランを取得したり、PL/SQLを編集/デバッグする機
能が提供されます。また、オラクルが持つノウハウを
集約したフレームワークによって、J2EEに最適化され
たデータアクセスをコーディングなしで実現できます。
アプリケーション統合の新しい形
- Webサービス
開発環境内に、Webサービス
(SOAP、UDDI、WSDL)
開発と標準的なJ2EE開発をシームレスに組み込みま
した。B2Bをはじめとしたアプリケーション統合を実現
するためのWebサービス開発を
「サービスを提供する
側」
としても
「サービスを利用する側」
としても効率的に
進めていくことができます。また送受信されるSOAPメ
ッセージをモニタリングするTCPパケット・モニターも
開発環境内に統合され、Webサービスの開発からテス
ト・デバッグまでを効率よく行うことができます。
■ UMLモデリング(クラス図とアクティビティ図)
管理
チーム開発を行う際に必須となるソースコードの
管理に関する機能を提供します。
●
チェックイン・チェックアウトによるバージョン管理
●
バージョン間の差分情報の取得
●
異なるバージョンのマージ
デプロイ
J2EE開発を中心としたウィザード、エディタなどによ
るコーディング支援はもとより、コード修正の依存性を
分析して一括変換するリファクタリングの機能など、保
守性までを考慮した環境を提供します。また、Apache
Antなどのオープンソース技術との連携により、さまざ
まな開発スタイルに柔軟に対応できます。
さらなる開発生産性の
向上のために
Webアプリケーション開発を強力に支援
- JSP / Servlet
Apache Strutsに基づいたWebアプリケーションを迅
速に構築するためのウィザードおよびツールが提供さ
れます。また、JSP用のコード・エディタでは、構文ハイ
ライトや構文の自動補完、登録されたJSPカスタム・タ
グをコンポーネント・パレットから簡単にJSPページに
挿入する機能が提供されるので、Webアプリケーション
構築のための煩雑なコーディング作業を大幅に簡素化
することができます。
設計 - UMLモデリング
作成したアプリケーションのテストにはJUnitフレー
ムワークを活用できます。一般的なJavaプログ
ラムやデータアクセス・プログラムのためのテスト
用コンポーネントをウィザードで生成できるため、
アプリケーションのテストにかかる時間が大幅に
削減できます。また、非常に高速かつ拡張された
デバッガによって、GUIアプリケーションだけでな
く、JSPやEJBなどサーバーサイドで動作する
Webアプリケーションをローカルでもリモートで
も環境を気にせずにデバッグできます。Webブラ
ウザは各々の環境で自由に選択・切り換えが可能
で、実行およびデバッグ時に自動的に起動される
ため、シームレスにテストを行うことができます。
用したアプリケーションを設計・作成することは大変
困難な作業です。
Webアプリケーション・フレームワーク
- User Interface XML
JDeveloperはこの問題を解決するためにBusiness
Components for Java
(BC4J)
と呼ばれるデータアク
セス・フレームワークを提供します。BC4Jは、J2EEデ
ザイン・パターンをあらかじめ実装しパフォーマンス、
再利用性ともに優れたデータアクセス・コンポーネント
を、ウィザードやUMLダイアグラムから生成します。ま
た、セッション管理、
トランザクション管理、コネクショ
ン・プーリングなどの諸機能はBC4Jランタイム・ライ
ブラリにより提供されるため、それらをコーディングす
る必要はなく、開発者に驚くべき開発生産性をもたら
します。
BC4JはJSP、サーブレットなどのJavaクライアントや、
StrutsなどのWebアプリケーション・フレームワークか
ら簡単に利用することができます。BC4Jのデータにア
クセスするためのJSPタグ・ライブラリや、Strutsアク
ションなどがJDeveloperによって提供・作成されます。
J2EEによる開発生産性を飛躍的に向上させるた
めに開発フレームワークを提供します。これらのフ
レームワークはJava/XMLによる標準かつオープ
ンな技術のみを用いた理想的な設計が行われてお
り、データアクセスやWebページでのセッション
情報の管理などパターン化できる部分をコンポー
ネントとして提供していますので、驚くほど速く、
J2EE Webアプリケーションを作成できます。
J2EEデータアクセス・フレームワーク
- Business Components for Java
不用意なデータアクセスのコードは、直接パフォーマ
ンスに影響します。このため、J2EEの先駆者の経験
からJ2EEデザイン・パターンと呼ばれるいくつもの
優れた設計が提唱されていますが、実際にこれらを適
Java GUI
クライアントから
■ チューニングのためのプロファイラ
J2EEに準拠した標準的なアプリケーションサーバー
に対してデプロイするためのアーカイブ・ファイルや
デプロイメント・ディスクリプタをウィザードでの生成
すると共にその詳細な設定をビジュアルに行うこと
も可能です。特に、Oracle9 i ASやWebLogic
Serverに対してのデプロイは非常に簡単です。
J2EEアプリケーションの全体的な設計はMVC
(Model-View-Controller)
アーキテクチャとして
標準化されています。この設計を適用することで、
アプリケーションの拡張性、メンテナンス性を高め
ることができます。
JDeveloperでは、このMVCアーキテクチャに準
拠した W e bアプリケーション・フレームワーク、
User Interface XML
(UIX)
を提供します。これを
利用すると、Webアプリケーション全体の設計を考
慮する必要がなくなり、単に用意されたコンポーネ
ントを組み合わせていくだけで、MVCアプリケー
ションとして構成できるようになります。UIXでは、
XMLタグにより表現されるページ・コンテンツ
(ボ
タンや入力値の検証機能を組み込んだフォームな
ど)
を配置することで、高度なWebアプリケーショ
ンを高い生産性で開発することができます。
UIXタグ・ファイル
・アクセス対象の表や列の指定
・動作制御のためのパラメータ
・配布構成(ローカル or EJB)
の情報を設定したXMLファイル
View
さらに、スケーラブルでハイ・パフォーマンスなJ2EEアプリケーションを簡単に開発で
きるように、JDBCコーディング不要のデータアクセス・コンポーネントを提供します。
これにより、理想的なトランザクション管理アプリケーションを実現することが可能です。
テスト・デバッグ
UIX
UIX
JDBC
EJBとして
■ Struts構成エディタとJSPの実行結果
4
■ データアクセスのためのツール
■ Webサービスの開発
UIXランタイム
UIXランタイム
BC4Jランタイム
BC4Jランタイム
さまざまな処理を自動管理
・JDBC接続、SQLのコール
・トランザクション管理
・セッション管理
・リソース管理
・ネットワークを考慮したデータ転送...
Business
Business Component
Component for
for Java
Java
■ Business Components for Java概念図
クライアント
Webサーバー
データソース
・テキスト・ファイル
・JDBC
・BC4J...
イベント処理
ロジック
Model
JSP/サーブレットから
・動的なイメージ作成
・適切なイベントの起動
・適切なデータソース
からのデータの取得
・ページのレンダリング
・エラー制御...
Controller
Javaオブジェクトに変換
■ User Interface XML概念図
5
Oracle9i JDeveloper
DEVELOPER SUITE
初級者から上級者まで、真のJ2EE&Webサービス開発環境
製品の特徴
開発ライフサイクルを
完全にサポート
Oracle9i JDeveloperは、Java 2 Platform Enterprise Edition(J2EE)やWeb
サービスによってハイパフォーマンスでスケーラブルな企業システムを構築するために、
Java/XML/SQL開発における設計、開発、デバッグ、デプロイを完全にサポートし、最
大限の開発生産性を確保するために、次のような包括的な統合ツール群を提供します。
TM
シンプルに開発・テスト・デバッグのツールだけを利用
する。チームで開発するような大規模システムを開発
するために、しっかりとした設計や、ソースコードの一
元管理をする。パフォーマンス悪化に対応するため、
ボトルネックを特定しチューニングを施すための高機
能な分析ツールを利用する。
このようなさまざまなニーズに柔軟に対応できるよう
に、あらゆる開発スタイル、要件を満たすためのツール
を適宜選択できるよう設計されています。
UMLモデリングによるビジュアルな開発環境 − システム設計の標準的手法である
UMLを使用して、Webサービス、Enterprise JavaBeans(EJB)などのビジュアル
な開発を可能にします。
標準技術に基づく高品質なアプリケーションの開発を支援 − 統合されたウィザードや
コード作成支援ツールにより、JavaやJ2EEの標準に準拠し、さらに数多くのコーディン
グTipsを適用したアプリケーションの作成を可能にします。
オープンソース技術との連携によりあらゆる開発スタイルに適応−Apache Struts、
JUnit、Antといったオープンソース技術と緊密に連携した開発環境を提供します。
JDeveloperからこれらの技術を使用した開発をシームレスに行うことができます。
J2EE開発に
本当に必要なものとは
Oracle9 i JDeveloperは、J2EE(Java/
XML/SQL)に準拠したアプリケーションおよび
Webサービスを開発するのに有用な多彩なウィザー
ド、使いやすいエディタ、ビジュアルな設計支援ツー
ルを提供します。
J2EEに必要なものは何か?を追求し続ける開発
ツール、それがOracle9i JDeveloperです。
クラス図とJavaソースの双方向で完全に修正内容が
同期化されます。既存のJavaソースから設計図を生
成するようなリバース・エンジニアリングとしても使
用できます。また、データベース表に対応したオブ
ジェクトの生成と同期化は他に類を見ない非常に便
利な機能です。
チューニング
Javaアプリケーション実行時のメモリ使用状況、各
種イベント情報の取得、各メソッドの実行時間とい
ったさまざまな情報をビジュアル表示する分析ツー
ルを提供します。また、その分析結果を基に、Java
コードの問題点を指摘してくれるコード修正アドバ
イス機能はハイパフォーマンスでスケーラブルな企
業システムを構築する上で大いに役立つでしょう。
■ Oracle9i JDeveloper IDE画面
J2EEアプリケーションのビジネス・ロジック
- EJB
EJB1.1および2.0に対応したセッション/エンティティ
(CMP・BMP)
/Message-Drivenといったさまざまな
タイプのEJBをウィザードやUMLダイアグラムから生
成でき、コード・エディタとEJBモジュール・エディタを
使って開発を進められます。作成したEJBは簡単に配
布でき、テスト用のEJBクライアントの自動生成機能に
よってすぐに動作確認できます。
XMLによってさらに広がる可能性
JDeveloperにはOracle XML Developer's Kit
(XDK)が統合されており、XMLに埋め込まれた
SQLの結果をXML文書として生成するツールや、
XMLスキーマによって定義された書式に基づく要
素、属性の自動補完、構文チェックなどのXML編
集支援などさまざまな機能が提供されます。
すべてがJavaで作られた開発環境
JDeveloperはそれ自身が100%Pure Javaで作
られたアプリケーションです。つまり、Windows
(NT、2000およびXP)、Linux、Solarisと
いったマルチ・プラットフォーム環境で動作します。
この開発環境に対してアドインAPIが公開されており、
誰もが簡単に機能追加をおこなうことができます。
■ 開発ライフサイクルのサポート
開発
■ XML編集支援機能
■ UMLモデリングによるEJB開発
データアクセスに対するアドバンテージ
開発環境とデータベースを直結して、あらゆるデータ
ベース・オブジェクトを作成、参照するためのツール、
SQLのテスト実行の結果やチューニングのための実行
プランを取得したり、PL/SQLを編集/デバッグする機
能が提供されます。また、オラクルが持つノウハウを
集約したフレームワークによって、J2EEに最適化され
たデータアクセスをコーディングなしで実現できます。
アプリケーション統合の新しい形
- Webサービス
開発環境内に、Webサービス
(SOAP、UDDI、WSDL)
開発と標準的なJ2EE開発をシームレスに組み込みま
した。B2Bをはじめとしたアプリケーション統合を実現
するためのWebサービス開発を
「サービスを提供する
側」
としても
「サービスを利用する側」
としても効率的に
進めていくことができます。また送受信されるSOAPメ
ッセージをモニタリングするTCPパケット・モニターも
開発環境内に統合され、Webサービスの開発からテス
ト・デバッグまでを効率よく行うことができます。
■ UMLモデリング(クラス図とアクティビティ図)
管理
チーム開発を行う際に必須となるソースコードの
管理に関する機能を提供します。
●
チェックイン・チェックアウトによるバージョン管理
●
バージョン間の差分情報の取得
●
異なるバージョンのマージ
デプロイ
J2EE開発を中心としたウィザード、エディタなどによ
るコーディング支援はもとより、コード修正の依存性を
分析して一括変換するリファクタリングの機能など、保
守性までを考慮した環境を提供します。また、Apache
Antなどのオープンソース技術との連携により、さまざ
まな開発スタイルに柔軟に対応できます。
さらなる開発生産性の
向上のために
Webアプリケーション開発を強力に支援
- JSP / Servlet
Apache Strutsに基づいたWebアプリケーションを迅
速に構築するためのウィザードおよびツールが提供さ
れます。また、JSP用のコード・エディタでは、構文ハイ
ライトや構文の自動補完、登録されたJSPカスタム・タ
グをコンポーネント・パレットから簡単にJSPページに
挿入する機能が提供されるので、Webアプリケーション
構築のための煩雑なコーディング作業を大幅に簡素化
することができます。
設計 - UMLモデリング
作成したアプリケーションのテストにはJUnitフレー
ムワークを活用できます。一般的なJavaプログ
ラムやデータアクセス・プログラムのためのテスト
用コンポーネントをウィザードで生成できるため、
アプリケーションのテストにかかる時間が大幅に
削減できます。また、非常に高速かつ拡張された
デバッガによって、GUIアプリケーションだけでな
く、JSPやEJBなどサーバーサイドで動作する
Webアプリケーションをローカルでもリモートで
も環境を気にせずにデバッグできます。Webブラ
ウザは各々の環境で自由に選択・切り換えが可能
で、実行およびデバッグ時に自動的に起動される
ため、シームレスにテストを行うことができます。
用したアプリケーションを設計・作成することは大変
困難な作業です。
Webアプリケーション・フレームワーク
- User Interface XML
JDeveloperはこの問題を解決するためにBusiness
Components for Java
(BC4J)
と呼ばれるデータアク
セス・フレームワークを提供します。BC4Jは、J2EEデ
ザイン・パターンをあらかじめ実装しパフォーマンス、
再利用性ともに優れたデータアクセス・コンポーネント
を、ウィザードやUMLダイアグラムから生成します。ま
た、セッション管理、
トランザクション管理、コネクショ
ン・プーリングなどの諸機能はBC4Jランタイム・ライ
ブラリにより提供されるため、それらをコーディングす
る必要はなく、開発者に驚くべき開発生産性をもたら
します。
BC4JはJSP、サーブレットなどのJavaクライアントや、
StrutsなどのWebアプリケーション・フレームワークか
ら簡単に利用することができます。BC4Jのデータにア
クセスするためのJSPタグ・ライブラリや、Strutsアク
ションなどがJDeveloperによって提供・作成されます。
J2EEによる開発生産性を飛躍的に向上させるた
めに開発フレームワークを提供します。これらのフ
レームワークはJava/XMLによる標準かつオープ
ンな技術のみを用いた理想的な設計が行われてお
り、データアクセスやWebページでのセッション
情報の管理などパターン化できる部分をコンポー
ネントとして提供していますので、驚くほど速く、
J2EE Webアプリケーションを作成できます。
J2EEデータアクセス・フレームワーク
- Business Components for Java
不用意なデータアクセスのコードは、直接パフォーマ
ンスに影響します。このため、J2EEの先駆者の経験
からJ2EEデザイン・パターンと呼ばれるいくつもの
優れた設計が提唱されていますが、実際にこれらを適
Java GUI
クライアントから
■ チューニングのためのプロファイラ
J2EEに準拠した標準的なアプリケーションサーバー
に対してデプロイするためのアーカイブ・ファイルや
デプロイメント・ディスクリプタをウィザードでの生成
すると共にその詳細な設定をビジュアルに行うこと
も可能です。特に、Oracle9 i ASやWebLogic
Serverに対してのデプロイは非常に簡単です。
J2EEアプリケーションの全体的な設計はMVC
(Model-View-Controller)
アーキテクチャとして
標準化されています。この設計を適用することで、
アプリケーションの拡張性、メンテナンス性を高め
ることができます。
JDeveloperでは、このMVCアーキテクチャに準
拠した W e bアプリケーション・フレームワーク、
User Interface XML
(UIX)
を提供します。これを
利用すると、Webアプリケーション全体の設計を考
慮する必要がなくなり、単に用意されたコンポーネ
ントを組み合わせていくだけで、MVCアプリケー
ションとして構成できるようになります。UIXでは、
XMLタグにより表現されるページ・コンテンツ
(ボ
タンや入力値の検証機能を組み込んだフォームな
ど)
を配置することで、高度なWebアプリケーショ
ンを高い生産性で開発することができます。
UIXタグ・ファイル
・アクセス対象の表や列の指定
・動作制御のためのパラメータ
・配布構成(ローカル or EJB)
の情報を設定したXMLファイル
View
さらに、スケーラブルでハイ・パフォーマンスなJ2EEアプリケーションを簡単に開発で
きるように、JDBCコーディング不要のデータアクセス・コンポーネントを提供します。
これにより、理想的なトランザクション管理アプリケーションを実現することが可能です。
テスト・デバッグ
UIX
UIX
JDBC
EJBとして
■ Struts構成エディタとJSPの実行結果
4
■ データアクセスのためのツール
■ Webサービスの開発
UIXランタイム
UIXランタイム
BC4Jランタイム
BC4Jランタイム
さまざまな処理を自動管理
・JDBC接続、SQLのコール
・トランザクション管理
・セッション管理
・リソース管理
・ネットワークを考慮したデータ転送...
Business
Business Component
Component for
for Java
Java
■ Business Components for Java概念図
クライアント
Webサーバー
データソース
・テキスト・ファイル
・JDBC
・BC4J...
イベント処理
ロジック
Model
JSP/サーブレットから
・動的なイメージ作成
・適切なイベントの起動
・適切なデータソース
からのデータの取得
・ページのレンダリング
・エラー制御...
Controller
Javaオブジェクトに変換
■ User Interface XML概念図
5
Business Application
DEVELOPER SUITE
OLTPアプリケーションのRAD開発
Oracle9i Forms Developerは、E-Businessのアプリケーション開発で求め
られる「スピード」を実現するアプリケーション・プラットフォームです。GUI操作
を基本とするビジュアル・エディタやオブジェクトに対するプロパティ設定、イベ
ント・ベースのプログラミング・モデル等、従来のクライアント/サーバー用開発ソ
フトウェアで高速なアプリケーション開発を実現していたR A D( R a p i d
Application Development)環境が、Oracle9i Forms Developerでは
Webアプリケーションの開発で、全く同様に利用できるのです。それだけでなく、
Oracle9i Platformへの最適化により、データベースまわりの処理の自動化が図
られ、非常に素早いアプリケーション・システムの開発と構築が可能です。
Oracle9i Forms Developerで実現されるスピーディなアプリケーション開発
は、システムの顧客ニーズへの迅速な対応と開発工数の削減による開発コストの低
減をもたらし、より幅広いビジネス・チャンスへの対応と効率的なシステム投資に
つながります。
データベース・アプリケーションへの
最適化
強力なデータアクセス
Oracle9i Forms Developerの開発言語および内
部エンジンは、O r a c l e 9 i D a t a b a s e と同じ
OLTPアプリケーションに最適の開発手法
Oracle9i Forms Developerは、バックエンドに
PL/SQLを使用します。文法やデータ型などが同じ
ため、データベースの開発スキルがあればそのまま
開発に応用できるのはもちろんのこと、データベー
スに格納されているロジックであるストアド・プロ
グラムのコールも、アプリケーション内にロジック
データベースを配置した、OLTPビジネス・アプリ
ケーションを作成する場合にもっとも適しています。
それは、データベースのスキーマをモデル化した
「データ・ブロック」を定義し、それを土台にしてア
プリケーションを作成する開発手法だからです。
データ・ブロックに対して処理を行えば、もとにな
るデータベースのスキーマとの間で、データの問合
せ、挿入、更新といった操作に加え複数ユーザー間
でのトランザクション管理など、ビジネス・アプリ
ケーションで頻繁に発生する様々な処理をOracle9i
Formsが自動的に行います。開発者は単純、煩雑な
コーディングを最小限に押さえる事ができ、より本
質的なアプリケーション・ロジックの記述に集中で
きます。
アプリケーションを
開発し、実装
Oracle9i Forms Developer
開発環境
LOB,BLOB...
Objects
があるかのように柔軟かつ透過的に行えます。その
他にもDML文(Insert/Update/Delete)を一括
して発行する配列型DMLや、ストアド・プロシー
ジャに基づいたデータ・ブロックによるネットワー
ク負荷の大幅な軽減など、Oracle9i Databaseの
パワーを余すことなくアプリケーション・システム
に活用できるのです。
配列DML
企業名
企業コード
所在地
データ・
ブロック
企業名
企業コード
所在地
ストアド・
プロシージャ
企業名
企業コード
所在地
Oracle9i Forms
ファイル
Javaアプレット
サーバー側ロジック
アプリケーション・パーティショニング
Oracle9iAS
Forms Service
Java仮想マシン
Webブラウザ
■ Oracle データベースへの強力なアクセス
Oracle9i Forms Developer
アプリケーションを実行
Oracle9i Formsアプリケーション
Webクライアント
Oracle9i Application Server
Oracle9i Database
Webクライアント配布
■ Oracle9i Formsアプリケーションの開発と配布
RADアプローチ
ビジュアル開発
Oracle9i Forms Developerはビジュアル・画面
エディタを中心にする開発環境です。GUIベースの開
発インターフェースは、直感的でわかりやすく、ま
た習得しやすく、効率的な開発作業を可能にしてい
ます。JavaアプレットとしてWebブラウザ上で実
行されるアプリケーション画面をそのままビジュア
ル・エディタで編集できるので、テキスト・フィー
ルドやボタンなどをはじめ、あらゆるオブジェクト
を画面上に配置するのに全くプログラミングは必要
有りません。表示されているものがそのまま実行さ
れます。インターネットで展開されるビジネス・ア
プリケーションでもこのようなビジュアル環境が使
えるのは、開発生産性の向上に大きく貢献します。
イベント・ベース・プログラミング
Oracle9i Forms Developerは、イベント・ベー
スのプログラミング・モデルを採用しています。
個々のオブジェクトに対して、値を入れた、マウス
を押した、ナビゲーションが移った、等々のイベン
ト・ハンドラとなるトリガーを設定してそこにプロ
グラムを記述するのです。例えばボタン・オブジェ
クトに対しては、ボタンを押した、というトリガー
を設定してプログラミングを行えば良く、個々のイ
ベントを検知するための面倒なコーディングは必要
ありません。イベントをベースにした開発はプログ
ラマの意向を直接アプリケーションに反映できるの
で、プログラミング量の削減と生産性の向上をもた
らします。
効率的なテストとトラブル・シューティング
中間層で動作しているアプリケーションに対してデ
バッグ・セッションをアタッチする、リモート・デ
バッグが新たに利用できるようになりました。開発
者がテストを行う際も、実アプリケーションをWeb
ブラウザ上で動かしながらデバッグ作業が行えます。
さらに、実ユーザーがアプリケーションを実行して
いるセッションに対してデバッガーをアタッチできる
ので、実環境特有のトラブル等が起きた場合も素早
いトラブル・シューティングが可能になります。
アプリケーションの表現力
Oracle9i Formsアプリケーションは、アプリケー
ション・ロジックはO r a c l e 9 i A p p l i c a t i o n
Server(Oracle9iAS)で、クライアントはWebブ
ラウザ上のJavaアプレットとして動作するWebア
プリケーションです。クライアント側Javaアプレッ
トは、GUIを表現とユーザーの操作を受け取って
Oracle9iASに伝えるプレゼンテーション層を受け
持ちます。クライアントにJavaアプレットを採用し
たことで、通常のHTMLアプリケーションでは不可
能なデスクトップ・アプリケーションと同じレベルの
ユーザ操作性とイベント処理を可能にしています。
6
柔軟なアプリケーション拡張能力
Oracle9i Formsは、Javaの標準コンポーネント
E-Business環境へのアプリケーション配布
Oracle9i Formsでは、E-Businessアプリケー
技術を用いて、自在に拡張できるようになっていま
す。WebクライアントではFormsアプリケーショ
ンの標準コントロールをエクステンドして独自の機
能拡張を加えることと、JavaBeansを組み込んで
アプリケーションに機能を追加することが可能です。
このようなクライアント拡張技術により、Formsア
プリケーションではWebアプリケーションの枠を越
えた表現力を提供します。また、中間層のアプリケー
ション・ロジック側でも外部J a v a ロジックを
PL/SQLからコールするJava Importer機能が搭
載されており、外部アプリケーション・サービスと
多彩な連係動作を実現できます。
ションとして、様々なネットワーク環境下で、帯域
に負担をかけずかつ快適に処理を実行できるような
チューニングがあらかじめ施されています。デル
タ・メッセージング(メッセージの差分通信)やユー
ザ・イベント・トリガの最適化と圧縮により、低速
なネットワークでもアプリケーションのパフォーマ
ンスが確保されます。また、単一のJavaアプレット
で汎用的にFormsアプリケーションのGUIが実行さ
れクライアントでもJARファイルのキャッシングが
行われますので、Javaアプレットに付き物のダウン
ロードも全てのアプリケーションを通じて初めの一
回だけで済みます。
スムーズなアプリケーション展開
Forms Listener Servlet機能により、Webクラ
イアントとの通信はOracle9iASのJ2EEエンジン、
Oracle9i Containers for J2EE(OC4J)および
Oracle HTTP Serverによって行われます。フロ
ントエンドの通信は全て、Oracle9iASから通信さ
れる標準プロトコルを使用するので、ファイアウォー
ルやプロキシ・サーバーを通過するネットワーク形
態でも問題なくアプリケーションを実行できますし、
SSLを使用する場合もOracle9iASのものを使用し
ます。さらに、高負担時のロード・バランシングな
どもOracle9iASにより達成されているため、より
多くのユーザに対応できます。
■ JavaアプレットによるリッチUI
■ ビジュアル開発環境
アプリケーション・ロジック
■ クライアントのJava拡張の例(クライアント・ファイルへのアクセス)
■ リモート・デバッグ画面
7
Business Application
DEVELOPER SUITE
OLTPアプリケーションのRAD開発
Oracle9i Forms Developerは、E-Businessのアプリケーション開発で求め
られる「スピード」を実現するアプリケーション・プラットフォームです。GUI操作
を基本とするビジュアル・エディタやオブジェクトに対するプロパティ設定、イベ
ント・ベースのプログラミング・モデル等、従来のクライアント/サーバー用開発ソ
フトウェアで高速なアプリケーション開発を実現していたR A D( R a p i d
Application Development)環境が、Oracle9i Forms Developerでは
Webアプリケーションの開発で、全く同様に利用できるのです。それだけでなく、
Oracle9i Platformへの最適化により、データベースまわりの処理の自動化が図
られ、非常に素早いアプリケーション・システムの開発と構築が可能です。
Oracle9i Forms Developerで実現されるスピーディなアプリケーション開発
は、システムの顧客ニーズへの迅速な対応と開発工数の削減による開発コストの低
減をもたらし、より幅広いビジネス・チャンスへの対応と効率的なシステム投資に
つながります。
データベース・アプリケーションへの
最適化
強力なデータアクセス
Oracle9i Forms Developerの開発言語および内
部エンジンは、O r a c l e 9 i D a t a b a s e と同じ
OLTPアプリケーションに最適の開発手法
Oracle9i Forms Developerは、バックエンドに
PL/SQLを使用します。文法やデータ型などが同じ
ため、データベースの開発スキルがあればそのまま
開発に応用できるのはもちろんのこと、データベー
スに格納されているロジックであるストアド・プロ
グラムのコールも、アプリケーション内にロジック
データベースを配置した、OLTPビジネス・アプリ
ケーションを作成する場合にもっとも適しています。
それは、データベースのスキーマをモデル化した
「データ・ブロック」を定義し、それを土台にしてア
プリケーションを作成する開発手法だからです。
データ・ブロックに対して処理を行えば、もとにな
るデータベースのスキーマとの間で、データの問合
せ、挿入、更新といった操作に加え複数ユーザー間
でのトランザクション管理など、ビジネス・アプリ
ケーションで頻繁に発生する様々な処理をOracle9i
Formsが自動的に行います。開発者は単純、煩雑な
コーディングを最小限に押さえる事ができ、より本
質的なアプリケーション・ロジックの記述に集中で
きます。
アプリケーションを
開発し、実装
Oracle9i Forms Developer
開発環境
LOB,BLOB...
Objects
があるかのように柔軟かつ透過的に行えます。その
他にもDML文(Insert/Update/Delete)を一括
して発行する配列型DMLや、ストアド・プロシー
ジャに基づいたデータ・ブロックによるネットワー
ク負荷の大幅な軽減など、Oracle9i Databaseの
パワーを余すことなくアプリケーション・システム
に活用できるのです。
配列DML
企業名
企業コード
所在地
データ・
ブロック
企業名
企業コード
所在地
ストアド・
プロシージャ
企業名
企業コード
所在地
Oracle9i Forms
ファイル
Javaアプレット
サーバー側ロジック
アプリケーション・パーティショニング
Oracle9iAS
Forms Service
Java仮想マシン
Webブラウザ
■ Oracle データベースへの強力なアクセス
Oracle9i Forms Developer
アプリケーションを実行
Oracle9i Formsアプリケーション
Webクライアント
Oracle9i Application Server
Oracle9i Database
Webクライアント配布
■ Oracle9i Formsアプリケーションの開発と配布
RADアプローチ
ビジュアル開発
Oracle9i Forms Developerはビジュアル・画面
エディタを中心にする開発環境です。GUIベースの開
発インターフェースは、直感的でわかりやすく、ま
た習得しやすく、効率的な開発作業を可能にしてい
ます。JavaアプレットとしてWebブラウザ上で実
行されるアプリケーション画面をそのままビジュア
ル・エディタで編集できるので、テキスト・フィー
ルドやボタンなどをはじめ、あらゆるオブジェクト
を画面上に配置するのに全くプログラミングは必要
有りません。表示されているものがそのまま実行さ
れます。インターネットで展開されるビジネス・ア
プリケーションでもこのようなビジュアル環境が使
えるのは、開発生産性の向上に大きく貢献します。
イベント・ベース・プログラミング
Oracle9i Forms Developerは、イベント・ベー
スのプログラミング・モデルを採用しています。
個々のオブジェクトに対して、値を入れた、マウス
を押した、ナビゲーションが移った、等々のイベン
ト・ハンドラとなるトリガーを設定してそこにプロ
グラムを記述するのです。例えばボタン・オブジェ
クトに対しては、ボタンを押した、というトリガー
を設定してプログラミングを行えば良く、個々のイ
ベントを検知するための面倒なコーディングは必要
ありません。イベントをベースにした開発はプログ
ラマの意向を直接アプリケーションに反映できるの
で、プログラミング量の削減と生産性の向上をもた
らします。
効率的なテストとトラブル・シューティング
中間層で動作しているアプリケーションに対してデ
バッグ・セッションをアタッチする、リモート・デ
バッグが新たに利用できるようになりました。開発
者がテストを行う際も、実アプリケーションをWeb
ブラウザ上で動かしながらデバッグ作業が行えます。
さらに、実ユーザーがアプリケーションを実行して
いるセッションに対してデバッガーをアタッチできる
ので、実環境特有のトラブル等が起きた場合も素早
いトラブル・シューティングが可能になります。
アプリケーションの表現力
Oracle9i Formsアプリケーションは、アプリケー
ション・ロジックはO r a c l e 9 i A p p l i c a t i o n
Server(Oracle9iAS)で、クライアントはWebブ
ラウザ上のJavaアプレットとして動作するWebア
プリケーションです。クライアント側Javaアプレッ
トは、GUIを表現とユーザーの操作を受け取って
Oracle9iASに伝えるプレゼンテーション層を受け
持ちます。クライアントにJavaアプレットを採用し
たことで、通常のHTMLアプリケーションでは不可
能なデスクトップ・アプリケーションと同じレベルの
ユーザ操作性とイベント処理を可能にしています。
6
柔軟なアプリケーション拡張能力
Oracle9i Formsは、Javaの標準コンポーネント
E-Business環境へのアプリケーション配布
Oracle9i Formsでは、E-Businessアプリケー
技術を用いて、自在に拡張できるようになっていま
す。WebクライアントではFormsアプリケーショ
ンの標準コントロールをエクステンドして独自の機
能拡張を加えることと、JavaBeansを組み込んで
アプリケーションに機能を追加することが可能です。
このようなクライアント拡張技術により、Formsア
プリケーションではWebアプリケーションの枠を越
えた表現力を提供します。また、中間層のアプリケー
ション・ロジック側でも外部J a v a ロジックを
PL/SQLからコールするJava Importer機能が搭
載されており、外部アプリケーション・サービスと
多彩な連係動作を実現できます。
ションとして、様々なネットワーク環境下で、帯域
に負担をかけずかつ快適に処理を実行できるような
チューニングがあらかじめ施されています。デル
タ・メッセージング(メッセージの差分通信)やユー
ザ・イベント・トリガの最適化と圧縮により、低速
なネットワークでもアプリケーションのパフォーマ
ンスが確保されます。また、単一のJavaアプレット
で汎用的にFormsアプリケーションのGUIが実行さ
れクライアントでもJARファイルのキャッシングが
行われますので、Javaアプレットに付き物のダウン
ロードも全てのアプリケーションを通じて初めの一
回だけで済みます。
スムーズなアプリケーション展開
Forms Listener Servlet機能により、Webクラ
イアントとの通信はOracle9iASのJ2EEエンジン、
Oracle9i Containers for J2EE(OC4J)および
Oracle HTTP Serverによって行われます。フロ
ントエンドの通信は全て、Oracle9iASから通信さ
れる標準プロトコルを使用するので、ファイアウォー
ルやプロキシ・サーバーを通過するネットワーク形
態でも問題なくアプリケーションを実行できますし、
SSLを使用する場合もOracle9iASのものを使用し
ます。さらに、高負担時のロード・バランシングな
どもOracle9iASにより達成されているため、より
多くのユーザに対応できます。
■ JavaアプレットによるリッチUI
■ ビジュアル開発環境
アプリケーション・ロジック
■ クライアントのJava拡張の例(クライアント・ファイルへのアクセス)
■ リモート・デバッグ画面
7
Modeling for Enterprise
DEVELOPER SUITE
システム開発はモデル設計から
「システム開発をより迅速に、より正確に構築できる」ことと同時に、
「時代の変革
に対応すべくシステム仕様を柔軟に変更できる」ことが望まれています。このよう
な要件を正確に満たすには、コーディング・ツールだけでは限界があります。これ
に対応すべく、Oracle9i Developer Suiteには、企業システム構築に大きな力
を発揮するモデリング・ツールとして、Oracle9i Designerが用意されています。
Oracle9i Designerは、Oracleをはじめとするデータベースをダイアグラムを
使ってグラフィカルに設計する機能と、Webおよびクライアント/サーバー・アプリ
ケーションをモデルから自動生成する機能を持っており、他のコーディング中心の
プロセス
開発ツールに比べて高い生産性とメンテナンス性を実現します。企業システムの開
発で必要となるすべて(DB設計、アプリケーション設計)をカバーするダイアグラ
マが提供され、これらは相互に連携して、お互いにモデル化されたデータを共有・
再利用する事ができます。
DB設計ツールとして、プロセス分析ツールとして、アプリケーション・モデリン
グ・ツールとして、またはそれらすべてを利用する統合モデリング環境として。
Oracle9i Designerは、プロジェクトに応じて自由に利用形態を選択することが
可能です。
データ
分 析
(論理設計)
豊富なモデリング・ツールによる開発支援
モデルを使ったデータ設計
Oracle9i Designerのデータ設計支援機能では、論理データ・モデルと物理デー
タ・モデルとを完全に分離して設計します。論理設計からスタートするか、物理設
計のみを利用するか。その選択はユーザの自由です。
論理設計段階では、実業務データ構造をそのままにモデル化し、どういったデータ
が存在しているか、データ間にどのような関連性があるかを、明確にできます。そ
の後、論理設計情報は物理設計情報へ変換されます。
物理設計段階では、データベース上での構造を意識した設計を行います。さらには、
物理的な実装の設計までも行うことができます。たとえば、どのデータベース・イ
ンスタンスの、どのユーザにどのオブジェクトを所有させるか、他ユーザへのアク
セス権をどう設定するかといったことまで、詳細に設計できます。
ER図による論理設計
Oracleに最適なDB設計
DBコードの自動作成/既存DB情報の取り込み
リレーショナル・データベースのデータ設計に標準
的に使われるER(エンティティ・リレーションシッ
プ)ダイアグラムによるデータ・モデリングを利用で
きます。
ダイアグラムによる設計とウィザード・ベースの開
発を融合した環境で、DB設計を進めていくことがで
きます。ER図の情報から変換された初期的DB設計
をより洗練させる、もしくは、物理設計用のダイア
グラム・ツールだけでDB設計を行う、という選択を
自由に行うことができます。
設計されたテーブル構造は、そのままDBへ作成でき
ます。面倒なSQL構文を覚える必要はありません。
設 計
(物理設計)
構 築
(コード生成)
■ システム設計全体図
モデル・ベース開発
システム開発は非常に複雑な作業です。プロジェクトを成功に収めるためには、す
べての開発メンバーがシステムの全体像を把握できることが必要です。スペシャリ
ストにしかわからないコードでの開発では、情報共有が難しく、開発者への依存度
の高い管理体制になってしまいます。
Oracle9i Designerモデリング・ツールには、企業システムを開発する上で必要
なデータ分析、プロセス分析、データ設計、モジュール設計を支援するダイアグラ
マが含まれます。これは複雑なシステムをシンプルに表現することを可能にするた
め、開発メンバー間でのシステム設計に対する認識の誤差をなくし、情報伝達をス
ムーズにします。
たとえば、システム・アナリストは、エンド・ユーザとシステム要件を議論したう
えで、その情報を図式化していくことができます。そこでシステムのフローやそこ
でやり取りされるデータに不足がないか、機能として重複する部分がないかなどを
調整し、そのような作業を図(モデリング)を用いて行うことで、エンド・ユーザも、
アナリストも、開発者も、意識統一され、以後の開発作業を円滑に進めていくため
の基盤とすることができます。システム開発の情報をモデルとして管理することに
より、後々のメンテナンス作業もわかりやすくなります。つまり、開発時のみでは
なく、保守作業を含めたトータルの作業効率を向上させます。
ラウンドトリップ・エンジニアリング
モデルによって設計された情報を元に、専用のコード・ジェネレータが、モデル設計
に対応したソース・コードを自動生成します。この機能によって、DBコードとDB
連携アプリケーション・コードが同時に作成されます。コーディングを人の手に頼ら
ないため、常に標準的なコードになります。モデルからのコード生成は任意のタイ
ミングで実行できます。したがって、迅速にコーディングなしでプロトタイプを作
成し、常にアプリケーションの実際の動きを確認をしながら開発を進めていくこと
が可能です。
また、逆に、コードからモデルへのリバースを行うための機能(キャプチャ機能)も
提供します。既存システムのデータベース情報をそのまま取り込んでモデル情報と
して提示し、その構造を明白にします。必要であれば、それをもとにデータベース
の再構築を行い、より洗練したシステムへと変えていくこともできるでしょう。ま
た、既存のOracle9i Forms/Reportsアプリケーションがある場合は、そのソー
ス・ファイルからモジュール・モデルを作成することができます。これにより、
コードではなくモデルでの開発を可能にします。
生成されたコードに手動で手が加えられた場合でも、このキャプチャ機能を使うこ
とで、その部分をモデル設計へ取り込むことができます。コード生成とリバースを
繰り返し行うラウンドトリップ・エンジニアリングが、モデル・ベース開発とコーディ
ングの両方の利点を生かした開発を実現します。
さまざまな開発アプローチをサポート
プロジェクトの状況や開発方針、各開発チームの役割
に応じて、柔軟に利用形態を選択できます。
統合モデリング
Oracle9i Designerで提供されるすべてのモデリ
ング・ツールを統合して利用します。このスタイル
では、アナリストがエンド・ユーザとともにシステ
ム要件の確定のために上流ツールを利用し、その情
報を落とした物理設計をさらに調整して目的のアプ
リケーションへと近づけていきます。エンド・ユー
ザとは、論理設計段階での意識あわせだけでなく、
物理設計に落としたあとでも、コード生成機能を利
用することで、随時プロトタイプを作成して意識の
ずれを修正することができます。
8
データ設計
RADアプローチ
データ設計にかかわるツールのみを利用します。論
理データ設計によるデータ分析から、物理設計への
変換、さらにはより高レベルのデータベース構造設
計へと進めていきます。物理設計への変換後に、論
理設計に変更が加わっても、その情報を適切に反映
させることができます。
データベース設計とアプリケーション設計の下流部
分だけを利用するアプローチです。コーディング・
ツールで提供されているような、ウィザード・ベー
スの開発スタイルでモデルを作成し、それをダイア
グラムを使って調整できるため、モデル・ベースで
のRADアプローチ開発が可能になります。
データベース設計
リバース・エンジニアリング
データの物理設計のみを利用する形態です。Oracle
データベースに最適なデータベース設計機能は、広
範のデータベース・オブジェクトをサポートするの
みならず、それらの非常に細かいプロパティまでも
設定することができます。いくつものデータベース・
インスタンスをひとつのツール内で統合設計すること
で、情報の再利用や共有を図ることができます。
既存のデータベース構造やアプリケーション・ファ
イルをキャプチャして、モデル情報に戻してから、
それをベースに開発を進めていくことができます。
Oracle9 i Designerが用意するきめ細かいモデ
ル・プロパティによって、既存システムの情報を非
常に高いレベルで取り込んでモデル情報を構築する
ことができます。
■ ERダイアグラム
ここでのデータ・モデリングでは、実データの関連性
をそのままにモデル化することが目的です。した
がって、外部キー列などの物理設計時にのみ必要な
列をこの段階で設定する必要はありません。ここで
分析され、モデル化されたデータ構造は、初期的な物
理設計(DB設計)へと変換することができ、その際に、
物理設計では必須の項目が自動的に補完されます。
■ 物理データ設計
表やビュー、索引などの基本的なデータベース・オ
ブジェクトだけでなく、オブジェクト型、パーティ
ション表といったOracleデータベースの機能をフル
に活用した設計、ユーザへの表やビューの実装・権
限付与といった管理情報の設計/開発など、Oracle
データベースのあらゆる設計をここで統合して行う
ことができます。
設計可能なオブジェクト
◆ 一般オブジェクト
・表
・索引
・ビュー
・シノニム
・制約(主キー/一意キー/外部キー/検査制約)
◆ Oracle固有オブジェクト
・順序
・クラスタ
・オブジェクト型
・コレクション型
・トリガー
・パーティション
・マテリアライズド・ビュー
・PL/SQLプログラム(プロシージャ/ファンクション)
・Javaストアド・プロシージャ
◆ 管理オブジェクト
・データベース
・表領域
・ユーザー
・ロール
・オブジェクト権限
・システム権限
・ロールバック・セグメント
また逆に、既存のDBの情報を読み込んで、そのデー
タ・モデルを再現することも可能です。データベース
情報から物理設計モデルへ、さらには論理設計モデ
ル(ERモデル)へ、というリバース・エンジニアリ
ングを実現します。
モデルを使ったモジュール設計
モデルを使ったモジュール設計は、モジュールの全体的な構成やモジュール間の連
携など、大域的なアプリケーション開発に向いています。コードの情報をできる限
り排除したモデルとして管理することで、保守性・再利用性の高い情報となります。
Oracle9i Designerのアプリケーション・コード生成機能は、一般のコード生成
ツールが提供するような、スケルトン・コードの生成ではありません。生成された
コードに一行の追加コーディングすることなく、そのままでDB連携アプリケーショ
ンとして動作可能な完成度の高いコードを生成します。
プロセス・モデリング
ダイアグラムを使ったアプリケーション開発
コード・ジェネレータによる自動コーディング
現行の業務プロセスを洗い出し、それをダイアグラ
ムに表現できます。プロセスや業務機能は、3つのダ
イアグラム・ツール(Process Modeler、Dataflow
Diagrammer、Function Hierarchy Diagrammer)
を使って、業務
フロー、データ
フロー、機能階
層という異なる
視点から分析で
きます。
これらの3つの
ツールによって ■ プロセス分析ツール
作成・編集され
るモデル情報は、お互いにその情報を共有・反映し
ます。つまり、業務フロー分析で作成したプロセス
を機能階層図の中で表示して機能の階層構造が適切
かどうかを確認し、さらにはその情報を取り込んで、
そのプロセス間のデータフローを定義していくこと
ができます。
プロセスとエンティティとの関連性をより大域的に定
義・確認するため、CRUD分析を行うこともできます。
システムに必要なモジュールの基本構造
(データ構造、
画面構成、モジュール間の呼び出しなど)を、ダイア
グラムを用いて設
計できます。
ここで作成された
モデル情報は、実
際の開発言語と切
り離されたアプリ
ケーションの定義
情報です。したが
って、最終的なア
プリケーションの
形態や言語に関わ
らず、一貫した
ウィザード・ベー
スでのアプリケー ■ モジュール設計
ション設計手法、
設計情報の再利用が可能です。
データ設計と同様に、開発者は、上流のプロセス・
モデリングから開始するか、下流のモジュール設計
だけを行うかを自由に選択できます。
モジュール・モデルをベースに、それぞれの開発言語
に対応したコード・ジェネレータが必要なアプリケー
ションを自動生成します。生成されたコードには、
データベース・アクセスのための機能はもちろん、そ
れに関与する様々なエラー制御コードが付加されて
おり、そのままの状態ですぐに実行可能です。以下
のタイプのアプリケーションのためのコード・ジェ
ネレータが用意されています。
◆ WebベースのリッチUIアプリケーション
→ Oracle9i Formsアプリケーションとして
◆ Webベースのレポーティング
→ Oracle9i Reportsアプリケーションとして
◆ DB連携HTMLページ
→ Oracle9i Application Serverによる動的HTML
アプリケーションとして
◆ DB連携のポートレット・アプリケーション
→ Oracle9iAS Portal用のポートレットとして
◆ クライアント/サーバー型システム
→ Microsoft Visual BasicによるDB連携アプリ
ケーションとして
ひとつのモジュール定義に対して、複数のコード・
ジェネレータを利用できます。つまり、最終的な開
発言語に関わらず、情報を共有・再利用できます。
9
Modeling for Enterprise
DEVELOPER SUITE
システム開発はモデル設計から
「システム開発をより迅速に、より正確に構築できる」ことと同時に、
「時代の変革
に対応すべくシステム仕様を柔軟に変更できる」ことが望まれています。このよう
な要件を正確に満たすには、コーディング・ツールだけでは限界があります。これ
に対応すべく、Oracle9i Developer Suiteには、企業システム構築に大きな力
を発揮するモデリング・ツールとして、Oracle9i Designerが用意されています。
Oracle9i Designerは、Oracleをはじめとするデータベースをダイアグラムを
使ってグラフィカルに設計する機能と、Webおよびクライアント/サーバー・アプリ
ケーションをモデルから自動生成する機能を持っており、他のコーディング中心の
プロセス
開発ツールに比べて高い生産性とメンテナンス性を実現します。企業システムの開
発で必要となるすべて(DB設計、アプリケーション設計)をカバーするダイアグラ
マが提供され、これらは相互に連携して、お互いにモデル化されたデータを共有・
再利用する事ができます。
DB設計ツールとして、プロセス分析ツールとして、アプリケーション・モデリン
グ・ツールとして、またはそれらすべてを利用する統合モデリング環境として。
Oracle9i Designerは、プロジェクトに応じて自由に利用形態を選択することが
可能です。
データ
分 析
(論理設計)
豊富なモデリング・ツールによる開発支援
モデルを使ったデータ設計
Oracle9i Designerのデータ設計支援機能では、論理データ・モデルと物理デー
タ・モデルとを完全に分離して設計します。論理設計からスタートするか、物理設
計のみを利用するか。その選択はユーザの自由です。
論理設計段階では、実業務データ構造をそのままにモデル化し、どういったデータ
が存在しているか、データ間にどのような関連性があるかを、明確にできます。そ
の後、論理設計情報は物理設計情報へ変換されます。
物理設計段階では、データベース上での構造を意識した設計を行います。さらには、
物理的な実装の設計までも行うことができます。たとえば、どのデータベース・イ
ンスタンスの、どのユーザにどのオブジェクトを所有させるか、他ユーザへのアク
セス権をどう設定するかといったことまで、詳細に設計できます。
ER図による論理設計
Oracleに最適なDB設計
DBコードの自動作成/既存DB情報の取り込み
リレーショナル・データベースのデータ設計に標準
的に使われるER(エンティティ・リレーションシッ
プ)ダイアグラムによるデータ・モデリングを利用で
きます。
ダイアグラムによる設計とウィザード・ベースの開
発を融合した環境で、DB設計を進めていくことがで
きます。ER図の情報から変換された初期的DB設計
をより洗練させる、もしくは、物理設計用のダイア
グラム・ツールだけでDB設計を行う、という選択を
自由に行うことができます。
設計されたテーブル構造は、そのままDBへ作成でき
ます。面倒なSQL構文を覚える必要はありません。
設 計
(物理設計)
構 築
(コード生成)
■ システム設計全体図
モデル・ベース開発
システム開発は非常に複雑な作業です。プロジェクトを成功に収めるためには、す
べての開発メンバーがシステムの全体像を把握できることが必要です。スペシャリ
ストにしかわからないコードでの開発では、情報共有が難しく、開発者への依存度
の高い管理体制になってしまいます。
Oracle9i Designerモデリング・ツールには、企業システムを開発する上で必要
なデータ分析、プロセス分析、データ設計、モジュール設計を支援するダイアグラ
マが含まれます。これは複雑なシステムをシンプルに表現することを可能にするた
め、開発メンバー間でのシステム設計に対する認識の誤差をなくし、情報伝達をス
ムーズにします。
たとえば、システム・アナリストは、エンド・ユーザとシステム要件を議論したう
えで、その情報を図式化していくことができます。そこでシステムのフローやそこ
でやり取りされるデータに不足がないか、機能として重複する部分がないかなどを
調整し、そのような作業を図(モデリング)を用いて行うことで、エンド・ユーザも、
アナリストも、開発者も、意識統一され、以後の開発作業を円滑に進めていくため
の基盤とすることができます。システム開発の情報をモデルとして管理することに
より、後々のメンテナンス作業もわかりやすくなります。つまり、開発時のみでは
なく、保守作業を含めたトータルの作業効率を向上させます。
ラウンドトリップ・エンジニアリング
モデルによって設計された情報を元に、専用のコード・ジェネレータが、モデル設計
に対応したソース・コードを自動生成します。この機能によって、DBコードとDB
連携アプリケーション・コードが同時に作成されます。コーディングを人の手に頼ら
ないため、常に標準的なコードになります。モデルからのコード生成は任意のタイ
ミングで実行できます。したがって、迅速にコーディングなしでプロトタイプを作
成し、常にアプリケーションの実際の動きを確認をしながら開発を進めていくこと
が可能です。
また、逆に、コードからモデルへのリバースを行うための機能(キャプチャ機能)も
提供します。既存システムのデータベース情報をそのまま取り込んでモデル情報と
して提示し、その構造を明白にします。必要であれば、それをもとにデータベース
の再構築を行い、より洗練したシステムへと変えていくこともできるでしょう。ま
た、既存のOracle9i Forms/Reportsアプリケーションがある場合は、そのソー
ス・ファイルからモジュール・モデルを作成することができます。これにより、
コードではなくモデルでの開発を可能にします。
生成されたコードに手動で手が加えられた場合でも、このキャプチャ機能を使うこ
とで、その部分をモデル設計へ取り込むことができます。コード生成とリバースを
繰り返し行うラウンドトリップ・エンジニアリングが、モデル・ベース開発とコーディ
ングの両方の利点を生かした開発を実現します。
さまざまな開発アプローチをサポート
プロジェクトの状況や開発方針、各開発チームの役割
に応じて、柔軟に利用形態を選択できます。
統合モデリング
Oracle9i Designerで提供されるすべてのモデリ
ング・ツールを統合して利用します。このスタイル
では、アナリストがエンド・ユーザとともにシステ
ム要件の確定のために上流ツールを利用し、その情
報を落とした物理設計をさらに調整して目的のアプ
リケーションへと近づけていきます。エンド・ユー
ザとは、論理設計段階での意識あわせだけでなく、
物理設計に落としたあとでも、コード生成機能を利
用することで、随時プロトタイプを作成して意識の
ずれを修正することができます。
8
データ設計
RADアプローチ
データ設計にかかわるツールのみを利用します。論
理データ設計によるデータ分析から、物理設計への
変換、さらにはより高レベルのデータベース構造設
計へと進めていきます。物理設計への変換後に、論
理設計に変更が加わっても、その情報を適切に反映
させることができます。
データベース設計とアプリケーション設計の下流部
分だけを利用するアプローチです。コーディング・
ツールで提供されているような、ウィザード・ベー
スの開発スタイルでモデルを作成し、それをダイア
グラムを使って調整できるため、モデル・ベースで
のRADアプローチ開発が可能になります。
データベース設計
リバース・エンジニアリング
データの物理設計のみを利用する形態です。Oracle
データベースに最適なデータベース設計機能は、広
範のデータベース・オブジェクトをサポートするの
みならず、それらの非常に細かいプロパティまでも
設定することができます。いくつものデータベース・
インスタンスをひとつのツール内で統合設計すること
で、情報の再利用や共有を図ることができます。
既存のデータベース構造やアプリケーション・ファ
イルをキャプチャして、モデル情報に戻してから、
それをベースに開発を進めていくことができます。
Oracle9 i Designerが用意するきめ細かいモデ
ル・プロパティによって、既存システムの情報を非
常に高いレベルで取り込んでモデル情報を構築する
ことができます。
■ ERダイアグラム
ここでのデータ・モデリングでは、実データの関連性
をそのままにモデル化することが目的です。した
がって、外部キー列などの物理設計時にのみ必要な
列をこの段階で設定する必要はありません。ここで
分析され、モデル化されたデータ構造は、初期的な物
理設計(DB設計)へと変換することができ、その際に、
物理設計では必須の項目が自動的に補完されます。
■ 物理データ設計
表やビュー、索引などの基本的なデータベース・オ
ブジェクトだけでなく、オブジェクト型、パーティ
ション表といったOracleデータベースの機能をフル
に活用した設計、ユーザへの表やビューの実装・権
限付与といった管理情報の設計/開発など、Oracle
データベースのあらゆる設計をここで統合して行う
ことができます。
設計可能なオブジェクト
◆ 一般オブジェクト
・表
・索引
・ビュー
・シノニム
・制約(主キー/一意キー/外部キー/検査制約)
◆ Oracle固有オブジェクト
・順序
・クラスタ
・オブジェクト型
・コレクション型
・トリガー
・パーティション
・マテリアライズド・ビュー
・PL/SQLプログラム(プロシージャ/ファンクション)
・Javaストアド・プロシージャ
◆ 管理オブジェクト
・データベース
・表領域
・ユーザー
・ロール
・オブジェクト権限
・システム権限
・ロールバック・セグメント
また逆に、既存のDBの情報を読み込んで、そのデー
タ・モデルを再現することも可能です。データベース
情報から物理設計モデルへ、さらには論理設計モデ
ル(ERモデル)へ、というリバース・エンジニアリ
ングを実現します。
モデルを使ったモジュール設計
モデルを使ったモジュール設計は、モジュールの全体的な構成やモジュール間の連
携など、大域的なアプリケーション開発に向いています。コードの情報をできる限
り排除したモデルとして管理することで、保守性・再利用性の高い情報となります。
Oracle9i Designerのアプリケーション・コード生成機能は、一般のコード生成
ツールが提供するような、スケルトン・コードの生成ではありません。生成された
コードに一行の追加コーディングすることなく、そのままでDB連携アプリケーショ
ンとして動作可能な完成度の高いコードを生成します。
プロセス・モデリング
ダイアグラムを使ったアプリケーション開発
コード・ジェネレータによる自動コーディング
現行の業務プロセスを洗い出し、それをダイアグラ
ムに表現できます。プロセスや業務機能は、3つのダ
イアグラム・ツール(Process Modeler、Dataflow
Diagrammer、Function Hierarchy Diagrammer)
を使って、業務
フロー、データ
フロー、機能階
層という異なる
視点から分析で
きます。
これらの3つの
ツールによって ■ プロセス分析ツール
作成・編集され
るモデル情報は、お互いにその情報を共有・反映し
ます。つまり、業務フロー分析で作成したプロセス
を機能階層図の中で表示して機能の階層構造が適切
かどうかを確認し、さらにはその情報を取り込んで、
そのプロセス間のデータフローを定義していくこと
ができます。
プロセスとエンティティとの関連性をより大域的に定
義・確認するため、CRUD分析を行うこともできます。
システムに必要なモジュールの基本構造
(データ構造、
画面構成、モジュール間の呼び出しなど)を、ダイア
グラムを用いて設
計できます。
ここで作成された
モデル情報は、実
際の開発言語と切
り離されたアプリ
ケーションの定義
情報です。したが
って、最終的なア
プリケーションの
形態や言語に関わ
らず、一貫した
ウィザード・ベー
スでのアプリケー ■ モジュール設計
ション設計手法、
設計情報の再利用が可能です。
データ設計と同様に、開発者は、上流のプロセス・
モデリングから開始するか、下流のモジュール設計
だけを行うかを自由に選択できます。
モジュール・モデルをベースに、それぞれの開発言語
に対応したコード・ジェネレータが必要なアプリケー
ションを自動生成します。生成されたコードには、
データベース・アクセスのための機能はもちろん、そ
れに関与する様々なエラー制御コードが付加されて
おり、そのままの状態ですぐに実行可能です。以下
のタイプのアプリケーションのためのコード・ジェ
ネレータが用意されています。
◆ WebベースのリッチUIアプリケーション
→ Oracle9i Formsアプリケーションとして
◆ Webベースのレポーティング
→ Oracle9i Reportsアプリケーションとして
◆ DB連携HTMLページ
→ Oracle9i Application Serverによる動的HTML
アプリケーションとして
◆ DB連携のポートレット・アプリケーション
→ Oracle9iAS Portal用のポートレットとして
◆ クライアント/サーバー型システム
→ Microsoft Visual BasicによるDB連携アプリ
ケーションとして
ひとつのモジュール定義に対して、複数のコード・
ジェネレータを利用できます。つまり、最終的な開
発言語に関わらず、情報を共有・再利用できます。
9
Source Control
DEVELOPER SUITE
厳密なソースコード管理とチーム開発支援
Oracle9i Software Configuration Managerは、あらゆる設計情報の統合
管理を実現する環境を提供します。Oracle9i Developer Suiteに含まれるさま
ざまなアプリケーション開発ツールと連携して、それらで作成・開発された設計情
報、ソース・ファイルを一元的に管理します。また、それ以外の開発ツール製品に
よって作成されたソース・ファイルも一元管理することが可能になります。
システムの仕様を決定するマネージャ、モデリング・ツールを利用する設計者、コー
ディングを担当する開発者など、さまざまな立場でシステム開発に携わるすべての
開発メンバーは、ネットワークを介してOracle9i Software Configuration
- J2EE&Webサービス開発
(Oracl9i JDeveloper)
Managerによって統合されます。さらには、一貫したバージョン管理、設計情報
間の依存性分析などの機能が提供されます。すべてのメンバーが、同じ方法で設計
情報を格納し、バージョン管理することによって、分析、設計、開発のすべての
フェーズの情報が一つのリポジトリに一元管理されるため、情報のアクセス制限や
リソースのバックアップなどの作業を集中させることができます。円滑なチーム開
発と保守コストの低減を可能にし、全体としてのプロジェクトの品質が高まり、成
功へとつながる要因となります。
- ドキュメント作成
Doc、Xls、HTML....
- DB設計
- アプリケーション
モデリング
(Oracle9i Designer)
リポジトリ
ツール経由
リポジトリ
ツール経由
- その他の開発ツール
(Visual Basic、C/C++
COBOL ...) - ビジネス・アプリケーション開発
(Oracle9i Forms/Reports) リポジトリ・サーバー
■ チーム開発の支援
バージョンの比較/結合
すべてのバージョン管理
多くの開発者は、新しい機能の追加開発を行ったり、
既存の機能に改良を加える際に、既存の情報のバッ
クアップをとっているはずです。新規開発や改良が
うまくいかない場合には、バックアップ情報を戻す、
という形は、初歩的な"バージョン管理"であるといえ
ます。ただし、その方法やバックアップのタイミン
グなどが開発者ごとに異なるため、不十分で一貫性
がなく、履歴がとられていないため、他の開発者に
は理解できない仕様変更が行われたり、うまく情報
共有ができなかったりします。
プロジェクトにおいて、開発された設計情報のバー
ジョンとその開発履歴を正確に管理することは、非
常に重要です。バージョン履歴は、開発者本人はも
ちろん、その情報を再利用するすべての開発者に
とって必要不可欠な情報であり、設計/開発情報を他
の開発者が利用して良いものかどうかの判断材料と
もなります。プロジェクトの進行に応じて複雑化し
ていく設計情報の進捗状況を、すべての開発メン
バーでスムーズに共有化できるように、Oracle9 i
Software Configuration Managerでは、一貫
したバージョン管理のしくみを提供します。確実な
バージョン管理の実現とともに、他の開発者の作成
した設計情報の有効な再利用を可能にします。
チェックイン/チェックアウトによる
バージョン管理
Oracle9i Software Configuration Manager
に格納されるすべての設計情報単位で、チェックイ
ン/チェックアウトによるバージョン管理が行われま
す。これにより、過去のバージョンを保護しながら、
新しいバージョンの開発が可能で、同時に、いつ、
誰がバージョンを更新したか、といったバージョン
履歴情報が自動的に取得されていきます。バージョ
ン履歴はツリー形式で確認できます。
10
チェックイン/チェックアウトによって作成された各
バージョン間の差分を取得したり、2つのバージョン
をマージさせて新しいバージョンを作成することが
可能です。Oracle9i Software Configuration
Managerの比較(Diff)と結合(Merge)のツール
は、以下のタイプの設計情報に対して提供されます。
●
テキスト形式のソース・ファイル
●
Java、XML、SQL
●
●
Oracle9i Designer設計情報
(モデリング・ツールによるすべての設計情報)
Oracle9i Forms fmbファイル
■ バージョン履歴の表示
各バージョンの更新のタイミング(チェックイン/ア
ウトのタイミング)で、任意に記述を付加することが
できます。修正内容の要約や注意点などを追記する
ことによって、変更履歴をさらに明白にすることが
できます。
分岐による並行開発
新しい開発ラインを設けて、ひとつのソース・ファ
イルをベースとして、複数の開発ラインに分岐する
ことができます。
いくつかの機能開発を行う場合、その影響度を把握
するために完全に独立したラインで開発することが
あります。また、稼働中のシステムに対してエン
ド・ユーザからの新しい機能要求が発生した場合、
現行の設計情報(コード)をベースとして複数の開発
ラインに分岐させるのが通常です。このように、メ
インのシステム開発とは別に、バグ修正の開発ライ
ン、システムの対象となるOSごとにカスタマイズす
る開発ラインなどを独立して用意し、それぞれの設
計情報を管理していくことが可能です。
■ 表定義のバージョン間のDiff
一般のDiffツールと同様、プレーン・テキストの
ファイルのD i f f / M e r g e が可能なだけでなく、
Oracle Designerモデリング・ツールで作成され
たモデル設計情報(エンティティ・モデル、データベ
ース設計モデル、モジュール・モデルなど)のバージ
ョン管理、バージョン間のDiff/Mergeが可能です。
また、Oracle9i Formsのソース・ファイル(fmb)
も、その内部構造を解析し、ファイルの
Diff/Mergeを可能にしました。
すべての設計情報管理
システム開発で発生する設計情報は、膨大かつ多種
におよびます。モデリング・ツールによるダイアグ
ラム設計情報、コーディング・ツールによるソー
ス・コードに加えて、さまざまなドキュメントが存
在し、それらは、プロジェクトに参画するすべての
開発者から、適切なセキュリティの上でアクセスで
きなくてはなりません。
Oracle9i Software Configuration Manager
では、オラクルをはじめ、他ベンダーが提供するす
べての開発ツールで作成されたシステム開発情報を
一元管理できます。すべての設計情報は、Oracle
データベース上に構築されたSCMリポジトリに、
データベースのデータとして格納され、管理されま
す。これにより、これまでバラバラに個別の開発マ
シンに散在していた情報が一個所に収められること
で、すべての開発メンバーでのリソースの共有や意
識統一を円滑にし、バックアップやシステム統合の
作業を集約できます。
格納先がファイル・システム・ベースからデータベー
スへと置き換わることにより、さまざまな利点が生
まれます。同時アクセスの制御、ユーザごとのアク
セス制限の管理といったOracleデータベースの優れ
た基本機能が、SCMリポジトリのバックエンドを支
えます。
Oracle9i Developer Suiteの各開発コンポーネ
ントによるものはもちろん、サードパーティの開発
ツールによるファイルも、同様に一元管理し、同様
にバージョン管理が可能になります。
すべての依存性分析
システムは一旦稼動した後でも、様々な要因から仕様
変更が必要となることがあります。スムーズな仕様変
更を可能にするためには、できる限り正確なシステ
ム情報を保持し、かつ、システムを構成する設計情報
それぞれがお互いにどう関わりあっているかを把握
できなくてはなりません。時代の流れ、周辺環境の
変化に対する迅速な対応が要求されるE-Business
システムでは、影響分析の機能は必須です。Oracle9i
Software Configuration Managerでは、一元管
理されたさまざまな設計情報間の依存性を、SCMリ
ポジトリ上の"リンク"として表現します。このリンク
をたどることによって、ひとつの設計情報の変更に
よる影響度を即座に把握できます。すべての設計情
報が一元管理されたSCMリポジトリ内で、リンクに
よって依存性を管理するシステムでは、依存関係を双
方向に検知できます。つまり、依存する側からの検
知と、依存される側からの検知が可能です。
リポジトリとファイルシステムのフォルダ
をマッピング
開発マシン上のフォルダとSCMリポジトリ上のフォ
ルダをマッピングすることによって、ファイルのア
ップロード/ダウンロード、ファイルの同期化を透過
的に行うことができます。マッピングされたローカ
ル・フォルダでは、SCMリ
ポジトリへのチェックイン/
アウトの操作に完全に同期し
て、ローカル・ファイルの
ファイル属性を自動的に変更
します。たとえば、チェック
インされたファイルは、不正
に編集されないよう、読取り
専用になります。
各開発者は、作業領域(ワークエリア)を利用するこ
とで、自分の作業に必要な設計情報の適切なバー
ジョンだけに透過的にアクセスすることができるよ
うになります。
ワークエリア
ORDERS
hello.java
受注システム
表定義
ORDERS
ITEMS
Source
ファイル
hello.java
hello.fmb
同時開発による競合の制御
各開発者個別のワークエリアから開発対象の情報を
チェックアウトすると、開発者が作業する際に暗黙
的にその開発者用のコピーが作成されます。開発者
はそのコピーに対して作業を行うことになるため、
他の開発者との同時開発による競合は発生しません。
他の開発者によって先にチェックインが行われた場
合、マージの機能を使うことで、それらの差分個所
を識別し、競合を解決することができます。
きめ細かなアクセス制御
作業領域管理
Oracle SCM
ワークエリアは、目的別、開発者別に作成できます。
メインの開発、テスト、カスタマイズ用のそれぞれ
のワークエリアを用意して独立した並行開発をおこ
なったり、開発者それぞれが担当する作業に関わる
情報だけを表示するワークエリアを作成して膨大な
設計情報による混乱を避けることができます。
SCMリポジトリ上で作業領域ごとに、フォルダごと
にアクセス権を制御できます。SCMリポジトリ上の
まったく同じオブジェクトでも、アクセス権の異な
る作業領域から見ることで表示されなくなったり、
可能な作業範囲が異なるようになります。参照/更新
/削除、オブジェクトのバージョンを更新する権限な
どを制御することで、さまざまなプロジェクトの要
件に柔軟かつ厳密に対応できます。
ITEMS
hello.fmb
ORDERS
ITEMS
hello.fmb
■ ワークエリア
これらのパーサーは、指定された設計情報のデータ
構造やコードの内容を解析して、依存する他の設計
情報を検出します。検出された依存性情報は、再度、
SCMリポジトリ内にインポートされます。これが、
SCMリポジトリ内で、設計情報間の"リンク"として
作成されます。
設計情報間の依存性を分析
モジュールがアクセスするデータベースの表や列、
利用しているライブラリやファンクション、外部
ファイルの参照、他モジュールの呼び出しといった
依存性がパーサーによって検出され、設計情報間の
リンクとして管理されます。
設計情報間のリンクとして依存性を表現しているた
め、依存している側からの検索だけでなく、依存さ
れている側からの検索も可能にします。
スコードを検出できます。パーサーによって検出さ
れた設計情報間の依存性は、依存性のタイプとして
選択/挿入/更新/削除といった分類がなされており、
より細かい影響分析を可能にします。
依存性機能の拡張性
標準で提供されるパーサー以外にも、ユーザ定義の
パーサーを自由に追加するといった拡張が可能です。
パーサーはネストして呼び出すことができますので、
ユーザ独自のパーサーで検出したSQLの部分だけを
標準提供のSQLパーサーに渡して実行させるといっ
たことが可能です。これは、ユーザ固有のパーサー
を、既存パーサーを再利用して拡張することで作成
できることを意味します。
また、パーサーでの検知が難しい依存性(ドキュメン
ト間の依存性など)は、手動で登録することもできま
す。SCMリポジトリ上で管理される任意の設計情報
間に依存性を示すリンクを登録可能で、より完全な
依存性管理を実現します。
設計情報の依存性を解析するパーサー
格納された設計情報を解析し、その依存性を識別す
るために、Oracle9i Software Configuration
Managerには、以下のタイプに対する解析機能
(パーサー)が提供されます。
●
Oracle9i Designer設計情報
(モデリング・ツールによるすべての設計情報)
●
Oracle9i Forms/Reports/Library
●
SQL、PL/SQL
●
Java、SQLJ
●
C、Pro*C
■ 依存性の分析
たとえば、あるデータベース表に変更を加える必要
が生じた場合、そのSCMリポジトリ上のデータベー
ス表定義を指定して、依存性情報を検出させること
で、それにアクセスしているモジュール定義やソー
■ 依存性の構築
11
Source Control
DEVELOPER SUITE
厳密なソースコード管理とチーム開発支援
Oracle9i Software Configuration Managerは、あらゆる設計情報の統合
管理を実現する環境を提供します。Oracle9i Developer Suiteに含まれるさま
ざまなアプリケーション開発ツールと連携して、それらで作成・開発された設計情
報、ソース・ファイルを一元的に管理します。また、それ以外の開発ツール製品に
よって作成されたソース・ファイルも一元管理することが可能になります。
システムの仕様を決定するマネージャ、モデリング・ツールを利用する設計者、コー
ディングを担当する開発者など、さまざまな立場でシステム開発に携わるすべての
開発メンバーは、ネットワークを介してOracle9i Software Configuration
- J2EE&Webサービス開発
(Oracl9i JDeveloper)
Managerによって統合されます。さらには、一貫したバージョン管理、設計情報
間の依存性分析などの機能が提供されます。すべてのメンバーが、同じ方法で設計
情報を格納し、バージョン管理することによって、分析、設計、開発のすべての
フェーズの情報が一つのリポジトリに一元管理されるため、情報のアクセス制限や
リソースのバックアップなどの作業を集中させることができます。円滑なチーム開
発と保守コストの低減を可能にし、全体としてのプロジェクトの品質が高まり、成
功へとつながる要因となります。
- ドキュメント作成
Doc、Xls、HTML....
- DB設計
- アプリケーション
モデリング
(Oracle9i Designer)
リポジトリ
ツール経由
リポジトリ
ツール経由
- その他の開発ツール
(Visual Basic、C/C++
COBOL ...) - ビジネス・アプリケーション開発
(Oracle9i Forms/Reports) リポジトリ・サーバー
■ チーム開発の支援
バージョンの比較/結合
すべてのバージョン管理
多くの開発者は、新しい機能の追加開発を行ったり、
既存の機能に改良を加える際に、既存の情報のバッ
クアップをとっているはずです。新規開発や改良が
うまくいかない場合には、バックアップ情報を戻す、
という形は、初歩的な"バージョン管理"であるといえ
ます。ただし、その方法やバックアップのタイミン
グなどが開発者ごとに異なるため、不十分で一貫性
がなく、履歴がとられていないため、他の開発者に
は理解できない仕様変更が行われたり、うまく情報
共有ができなかったりします。
プロジェクトにおいて、開発された設計情報のバー
ジョンとその開発履歴を正確に管理することは、非
常に重要です。バージョン履歴は、開発者本人はも
ちろん、その情報を再利用するすべての開発者に
とって必要不可欠な情報であり、設計/開発情報を他
の開発者が利用して良いものかどうかの判断材料と
もなります。プロジェクトの進行に応じて複雑化し
ていく設計情報の進捗状況を、すべての開発メン
バーでスムーズに共有化できるように、Oracle9 i
Software Configuration Managerでは、一貫
したバージョン管理のしくみを提供します。確実な
バージョン管理の実現とともに、他の開発者の作成
した設計情報の有効な再利用を可能にします。
チェックイン/チェックアウトによる
バージョン管理
Oracle9i Software Configuration Manager
に格納されるすべての設計情報単位で、チェックイ
ン/チェックアウトによるバージョン管理が行われま
す。これにより、過去のバージョンを保護しながら、
新しいバージョンの開発が可能で、同時に、いつ、
誰がバージョンを更新したか、といったバージョン
履歴情報が自動的に取得されていきます。バージョ
ン履歴はツリー形式で確認できます。
10
チェックイン/チェックアウトによって作成された各
バージョン間の差分を取得したり、2つのバージョン
をマージさせて新しいバージョンを作成することが
可能です。Oracle9i Software Configuration
Managerの比較(Diff)と結合(Merge)のツール
は、以下のタイプの設計情報に対して提供されます。
●
テキスト形式のソース・ファイル
●
Java、XML、SQL
●
●
Oracle9i Designer設計情報
(モデリング・ツールによるすべての設計情報)
Oracle9i Forms fmbファイル
■ バージョン履歴の表示
各バージョンの更新のタイミング(チェックイン/ア
ウトのタイミング)で、任意に記述を付加することが
できます。修正内容の要約や注意点などを追記する
ことによって、変更履歴をさらに明白にすることが
できます。
分岐による並行開発
新しい開発ラインを設けて、ひとつのソース・ファ
イルをベースとして、複数の開発ラインに分岐する
ことができます。
いくつかの機能開発を行う場合、その影響度を把握
するために完全に独立したラインで開発することが
あります。また、稼働中のシステムに対してエン
ド・ユーザからの新しい機能要求が発生した場合、
現行の設計情報(コード)をベースとして複数の開発
ラインに分岐させるのが通常です。このように、メ
インのシステム開発とは別に、バグ修正の開発ライ
ン、システムの対象となるOSごとにカスタマイズす
る開発ラインなどを独立して用意し、それぞれの設
計情報を管理していくことが可能です。
■ 表定義のバージョン間のDiff
一般のDiffツールと同様、プレーン・テキストの
ファイルのD i f f / M e r g e が可能なだけでなく、
Oracle Designerモデリング・ツールで作成され
たモデル設計情報(エンティティ・モデル、データベ
ース設計モデル、モジュール・モデルなど)のバージ
ョン管理、バージョン間のDiff/Mergeが可能です。
また、Oracle9i Formsのソース・ファイル(fmb)
も、その内部構造を解析し、ファイルの
Diff/Mergeを可能にしました。
すべての設計情報管理
システム開発で発生する設計情報は、膨大かつ多種
におよびます。モデリング・ツールによるダイアグ
ラム設計情報、コーディング・ツールによるソー
ス・コードに加えて、さまざまなドキュメントが存
在し、それらは、プロジェクトに参画するすべての
開発者から、適切なセキュリティの上でアクセスで
きなくてはなりません。
Oracle9i Software Configuration Manager
では、オラクルをはじめ、他ベンダーが提供するす
べての開発ツールで作成されたシステム開発情報を
一元管理できます。すべての設計情報は、Oracle
データベース上に構築されたSCMリポジトリに、
データベースのデータとして格納され、管理されま
す。これにより、これまでバラバラに個別の開発マ
シンに散在していた情報が一個所に収められること
で、すべての開発メンバーでのリソースの共有や意
識統一を円滑にし、バックアップやシステム統合の
作業を集約できます。
格納先がファイル・システム・ベースからデータベー
スへと置き換わることにより、さまざまな利点が生
まれます。同時アクセスの制御、ユーザごとのアク
セス制限の管理といったOracleデータベースの優れ
た基本機能が、SCMリポジトリのバックエンドを支
えます。
Oracle9i Developer Suiteの各開発コンポーネ
ントによるものはもちろん、サードパーティの開発
ツールによるファイルも、同様に一元管理し、同様
にバージョン管理が可能になります。
すべての依存性分析
システムは一旦稼動した後でも、様々な要因から仕様
変更が必要となることがあります。スムーズな仕様変
更を可能にするためには、できる限り正確なシステ
ム情報を保持し、かつ、システムを構成する設計情報
それぞれがお互いにどう関わりあっているかを把握
できなくてはなりません。時代の流れ、周辺環境の
変化に対する迅速な対応が要求されるE-Business
システムでは、影響分析の機能は必須です。Oracle9i
Software Configuration Managerでは、一元管
理されたさまざまな設計情報間の依存性を、SCMリ
ポジトリ上の"リンク"として表現します。このリンク
をたどることによって、ひとつの設計情報の変更に
よる影響度を即座に把握できます。すべての設計情
報が一元管理されたSCMリポジトリ内で、リンクに
よって依存性を管理するシステムでは、依存関係を双
方向に検知できます。つまり、依存する側からの検
知と、依存される側からの検知が可能です。
リポジトリとファイルシステムのフォルダ
をマッピング
開発マシン上のフォルダとSCMリポジトリ上のフォ
ルダをマッピングすることによって、ファイルのア
ップロード/ダウンロード、ファイルの同期化を透過
的に行うことができます。マッピングされたローカ
ル・フォルダでは、SCMリ
ポジトリへのチェックイン/
アウトの操作に完全に同期し
て、ローカル・ファイルの
ファイル属性を自動的に変更
します。たとえば、チェック
インされたファイルは、不正
に編集されないよう、読取り
専用になります。
各開発者は、作業領域(ワークエリア)を利用するこ
とで、自分の作業に必要な設計情報の適切なバー
ジョンだけに透過的にアクセスすることができるよ
うになります。
ワークエリア
ORDERS
hello.java
受注システム
表定義
ORDERS
ITEMS
Source
ファイル
hello.java
hello.fmb
同時開発による競合の制御
各開発者個別のワークエリアから開発対象の情報を
チェックアウトすると、開発者が作業する際に暗黙
的にその開発者用のコピーが作成されます。開発者
はそのコピーに対して作業を行うことになるため、
他の開発者との同時開発による競合は発生しません。
他の開発者によって先にチェックインが行われた場
合、マージの機能を使うことで、それらの差分個所
を識別し、競合を解決することができます。
きめ細かなアクセス制御
作業領域管理
Oracle SCM
ワークエリアは、目的別、開発者別に作成できます。
メインの開発、テスト、カスタマイズ用のそれぞれ
のワークエリアを用意して独立した並行開発をおこ
なったり、開発者それぞれが担当する作業に関わる
情報だけを表示するワークエリアを作成して膨大な
設計情報による混乱を避けることができます。
SCMリポジトリ上で作業領域ごとに、フォルダごと
にアクセス権を制御できます。SCMリポジトリ上の
まったく同じオブジェクトでも、アクセス権の異な
る作業領域から見ることで表示されなくなったり、
可能な作業範囲が異なるようになります。参照/更新
/削除、オブジェクトのバージョンを更新する権限な
どを制御することで、さまざまなプロジェクトの要
件に柔軟かつ厳密に対応できます。
ITEMS
hello.fmb
ORDERS
ITEMS
hello.fmb
■ ワークエリア
これらのパーサーは、指定された設計情報のデータ
構造やコードの内容を解析して、依存する他の設計
情報を検出します。検出された依存性情報は、再度、
SCMリポジトリ内にインポートされます。これが、
SCMリポジトリ内で、設計情報間の"リンク"として
作成されます。
設計情報間の依存性を分析
モジュールがアクセスするデータベースの表や列、
利用しているライブラリやファンクション、外部
ファイルの参照、他モジュールの呼び出しといった
依存性がパーサーによって検出され、設計情報間の
リンクとして管理されます。
設計情報間のリンクとして依存性を表現しているた
め、依存している側からの検索だけでなく、依存さ
れている側からの検索も可能にします。
スコードを検出できます。パーサーによって検出さ
れた設計情報間の依存性は、依存性のタイプとして
選択/挿入/更新/削除といった分類がなされており、
より細かい影響分析を可能にします。
依存性機能の拡張性
標準で提供されるパーサー以外にも、ユーザ定義の
パーサーを自由に追加するといった拡張が可能です。
パーサーはネストして呼び出すことができますので、
ユーザ独自のパーサーで検出したSQLの部分だけを
標準提供のSQLパーサーに渡して実行させるといっ
たことが可能です。これは、ユーザ固有のパーサー
を、既存パーサーを再利用して拡張することで作成
できることを意味します。
また、パーサーでの検知が難しい依存性(ドキュメン
ト間の依存性など)は、手動で登録することもできま
す。SCMリポジトリ上で管理される任意の設計情報
間に依存性を示すリンクを登録可能で、より完全な
依存性管理を実現します。
設計情報の依存性を解析するパーサー
格納された設計情報を解析し、その依存性を識別す
るために、Oracle9i Software Configuration
Managerには、以下のタイプに対する解析機能
(パーサー)が提供されます。
●
Oracle9i Designer設計情報
(モデリング・ツールによるすべての設計情報)
●
Oracle9i Forms/Reports/Library
●
SQL、PL/SQL
●
Java、SQLJ
●
C、Pro*C
■ 依存性の分析
たとえば、あるデータベース表に変更を加える必要
が生じた場合、そのSCMリポジトリ上のデータベー
ス表定義を指定して、依存性情報を検出させること
で、それにアクセスしているモジュール定義やソー
■ 依存性の構築
11
Enterprise Reporting
DEVELOPER SUITE
E-BusinessでのWebパブリッシングの実現
システムの稼働と共に蓄えられる様々なデータ。そこには明日のビジネスに活用で
きる様々な情報が眠っています。Oracle9 i Developer Suiteに含まれる
Oracle9i Reports Developerは、Oracle9i Databaseに蓄えられたデー
タを取りだし、様々なフォーマットにレイアウトし、E-Businessのあらゆる場所
に向けて配布することを可能にする、企業システムのレポーティング・ソリュー
ションです。
Oracle9i Reports Developerによるレポート作成は、強力なデータ定義機能
と柔軟かつ洗練されたレイアウト能力により、定型問合せ型のレポーティング・ア
プリケーションを短い時間で簡単に作成出来ます。O r a c l e 9 i R e p o r t s
D e v e l o p e r アプリケーションはWebアプリケーションとしてO r a c l e 9 i
Application Serverで実行されます。多数の出力オプションを持っているので、
インターネット環境でのあらゆる出力ニーズに応え、定型帳票の印刷業務から
HTTPを通した他アプリケーション・サービスとのデータ交換まで、データベー
ス・データのWebパブリッシングを実現します。
Oracle9i Database
HTML
PDF
XML
HTMLCSS
RTF
Oracle9i Application Server
CSV
TEXT ...
あらゆる場所へ
多様なフォーマット
XML
Text
多彩な出力のWeb配信
Anywhere
Oracle9 i ReportsはOracle9 i Application
Server(Oracle9iAS)上でWebアプリケーショ
ンとして実行されます。つまり、Webブラウザでア
クセスできさえすれば、Oracle9i Reportsで実現
可能なあらゆるレポートの出力リクエストが行える
のです。Webブラウザ以外でもHTTP接続ができれ
ばデータを取り出せるので、外部のアプリケーショ
ン・サービスとの連係が非常に透過的に実現でき、
新たなシステム展開を広範囲に行えます。
Reports JSPによる美しいHTML出力
Oracle9i Reports Developerは、Oracle9iAS
のJ2EEエンジン上で動作するReports JSP機能
が実装され、強力なHTMLフォーマット力を得てい
ます。好みのHTMLファイルの好みの位置に、デー
タベースから取り出したデータを柔軟に埋め込むこ
とが出来るので、大幅にHTMLレポートの表現力が
広がり、テーブル・レイアウトにデータを埋め込む
などの洗練された出力が可能になっています。
Reports JSPは、HTMLだけではなく様々なマー
クアップ・ランゲージ、例えばcHTMLやMML、
HDMLなどでも利用できます。Reports JSPの設
計はJ2EE開発環境であるOracle9i JDeveloper
も連係機能を持っており、JSP部分の作成、デバッ
グ等にOracle9i JDeveloperを利用できるメリッ
トもあります。
精密なPDF出力
レポートの帳票利用を考えた場合、設計時に指定さ
れたレイアウトの正確な再現が求められます。これ
はWebブラウザ経由の配信であっても変わることは
ありません。この要求をWebクライアントで実現す
るため、Oracle9i Reports Developerでは洗練
されたデザインと精密な印刷出力を可能にするPDF
JDBC
接続
様々なデータソース
■ Oracle9i ReportsによるWebパブリッシング
■ 柔軟な記述が可能なReports JSP
二つのレイアウト・モード
強力なレポート作成環境
素早いレポート作成
Oracle9i Reports DeveloperはGUIエディタを
備えた宣言型のレポート開発環境なので、非常に少
ない工数でかつ容易にR e p o r t s モジュール
(Oracle9 i Reportsで実行されるレポート定義
ファイル)を作成することができます。開発の際は、
まずデータの取り出し方法を指定すれば、それを視
覚的に表した「データ・モデル」をO r a c l e 9 i
Reportsが表示します。これによりレコード単位で
の値の加工、データ全体を通した値の計算などがわ
かりやすく簡単に指定できます。レイアウトを指定す
るときも実際のデータベースのデータを使用した出力
イメージを確認しながら作業が行えますので、素早く
デザイン設計が出来、優れた開発生産性を実現して
います。
■ Oracle9i Reports Developer開発画面
12
E-Business環境で求められる幅広い出力要求に応
えるため、Oracle9i Reports Developerのレイ
アウト・モードは二つにわけられています。従来バー
ジョンのレイアウト・モードと互換性を持つのが
「ペーパー・レイアウト」モード。精密なレイアウト
指定が目的で、開発画面で見えているレイアウトを
そのまま再現して出力が行われます。新しく追加さ
れた「Webレイアウト」モードでは、HTMLをはじ
めとする様々なマークアップ・ランゲージに、
Reportsモジュールで定義されているデータ・モデ
ルを自在に埋め込むことが出来ます。このWebレイ
アウトモードは、Webでの表現に特化した非常に柔
軟性の高いものです。
フォーマットでの出力をサポートしています。
Oracle9i ReportsのPDFはただ単にPDF出力を
サポートするだけにとどまらず、新しいPDFの拡張
機能をサポートしています。その一つがF o n t
Enbedding機能で、フォントをPDFファイル内に
埋め込むことによってリーダー側に存在しないフォ
ントの表示を可能にします。さらに、PDFファイル
のサイズをあらかじめ圧縮して出力し、Webクライ
アントとの通信量を低減するファイル圧縮機能等も
利用できるようになっており、レポートのWeb配信
の幅を広げています。
情報の二次利用
取り出されたデータを別の形で利用したい場合にも
Oracle9i Reportsは応えます。例えば普段使い慣
れたオフィスアプリケーションにデータを取り込み
たい場合、カンマ区切り(CSV)で出力し、Excel
等のスプレッドシート・アプリケーションで値の二
次加工や分析を行うことも選択肢の一つになります。
また、Word等を使用したい場合にはRTFを使用す
ればレイアウト情報を保ったままO r a c l e 9 i
Reportsの出力を開けます。
外部アプリケーション・サービスからの利用を考え
てみると、XMLフォーマットがその回答になります。
Oracle9i Reportsでは、設計時データ・モデル上
の個々のカラムに対してXMLタグを定義できるよう
になっているので、外部のアプリケーション・サー
ビスはHTTPによりXMLフォーマット済みのデータ
を簡単に定義、取り出すことが出来るようになって
います。その他、プリンタへの直接出力やPSフォー
マットなどのオプションでも出力可能です。
■ 印刷を前提にしたPDF出力
Javaによるアプリケーション拡張
外部のアプリケーション・ロジックとの高度な連係
を図るため、Oracle9i Reportsには、Java仮想
マシンを通しての他のJavaロジックをレポートの中
に組み込むことを可能にするJava Importer機能が
搭載されています。中間層のアプリケーション・サー
バーにおいて、外部Javaロジックとして動作してい
る様々なアプリケーション・サービスをPL/SQLか
らコールできるので、システム間の多彩な連係動作
を実現できます。Java Importerは、実際に利用可
能なJavaクラスを自動的に判別して一覧表示します。
開発者は利用するJavaクラスを指定するだけで、
Oracel9i Reportsがそれを分析し内部からコール
するのに必要なPL/SQLプログラムを自動生成する
ので特別なJava知識や作り込みがなくてもJava連携
が可能なのです。
容易なカスタム・データソース定義
あらゆるデータを配信可能に
多様なデータ形式に対応
E-Businessのシステム展開では、Webパブリッシ
ングを行いたいデータはデータベースに格納されて
いるもの以外にも広がるかもしれません。Oracle9i
Reportsはそのような要求にも応えるため、様々な
データソースが利用可能になっています。特に、利
用範囲がますます拡大しているXMLフォーマットや
Java環境での標準データアクセス手法であるJDBC
データソースが利用できるほか、それ以外のデータ
にも柔軟に対応できるAPIが提供されていますので
望みのデータを利用することが可能になります。
どんどんと進化して行く今日のE-Businessシステ
ム開発では、他社システムとの接続や自社の新シス
テムとの接続でさらにほかのデータソースを利用し
たくなるかもしれません。そんな要求にも応えるべ
く、Oracle9i Reportsでは開発者が自由にデータ
ソースを定義し利用できるJavaベースのA P I 、
Pluggable Data Source APIを提供しています。
このAPIを用いカスタムでデータソースを定義する
ことで、望みのデータを利用することが可能になり
ます。
充実のSQLアクセス
もちろん、Oracle9i Databaseへの接続には充実
したSQLアクセスが利用できます。ネイティブ接続
であるOracle Net Servicesを使用し、内部
ロジックもP L / S Q L で動作するO r a c l e 9 i
Reportsは、Oracle9i Databaseからのデータ
の取り出しにおいて最大の特徴を発揮します。
パフォーマンス上の利点はもちろんのこと、Oracle
標準の様々なSQLステートメントおよびPL/SQL機
能を余計な制限なしに利用出来るレポーティング・
システム開発は、Oracle9i Databaseのパワーを
最大限に引き出します。
容易なカスタム・データソース定義
■ グラフを含むHTML出力
XMLフォーマットのデータソースをデータ・モデル
として利用するための手順は非常に容易です。
Oracle9i Reports Developer開発環境に備わっ
ているXMLデータソース定義ダイアログで利用する
XMLのDTDを指定すれば、Oracle9 i Reports
Developerが自動的にローディングと解析を行い、
データ・モデルとして開発者に提示します。
同様に、JDBC経由のデータソースを利用する場合
も、あらかじめ提供されているJDBC問合せ定義ダ
イアログで接続情報を入力するだけでデータ・モデ
ルとして取り込まれます。データ・モデル上で利用
可能になれば、そのままレポート上で通常の
RDBMSデータと同じに扱え、ウィザードでも利用
出来ます。もちろん、これらのデータソースは同一レ
ポート内で他のデータソースと複数同時に扱えます。
■ XML、JDBCデータソース指定
13
Enterprise Reporting
DEVELOPER SUITE
E-BusinessでのWebパブリッシングの実現
システムの稼働と共に蓄えられる様々なデータ。そこには明日のビジネスに活用で
きる様々な情報が眠っています。Oracle9 i Developer Suiteに含まれる
Oracle9i Reports Developerは、Oracle9i Databaseに蓄えられたデー
タを取りだし、様々なフォーマットにレイアウトし、E-Businessのあらゆる場所
に向けて配布することを可能にする、企業システムのレポーティング・ソリュー
ションです。
Oracle9i Reports Developerによるレポート作成は、強力なデータ定義機能
と柔軟かつ洗練されたレイアウト能力により、定型問合せ型のレポーティング・ア
プリケーションを短い時間で簡単に作成出来ます。O r a c l e 9 i R e p o r t s
D e v e l o p e r アプリケーションはWebアプリケーションとしてO r a c l e 9 i
Application Serverで実行されます。多数の出力オプションを持っているので、
インターネット環境でのあらゆる出力ニーズに応え、定型帳票の印刷業務から
HTTPを通した他アプリケーション・サービスとのデータ交換まで、データベー
ス・データのWebパブリッシングを実現します。
Oracle9i Database
HTML
PDF
XML
HTMLCSS
RTF
Oracle9i Application Server
CSV
TEXT ...
あらゆる場所へ
多様なフォーマット
XML
Text
多彩な出力のWeb配信
Anywhere
Oracle9 i ReportsはOracle9 i Application
Server(Oracle9iAS)上でWebアプリケーショ
ンとして実行されます。つまり、Webブラウザでア
クセスできさえすれば、Oracle9i Reportsで実現
可能なあらゆるレポートの出力リクエストが行える
のです。Webブラウザ以外でもHTTP接続ができれ
ばデータを取り出せるので、外部のアプリケーショ
ン・サービスとの連係が非常に透過的に実現でき、
新たなシステム展開を広範囲に行えます。
Reports JSPによる美しいHTML出力
Oracle9i Reports Developerは、Oracle9iAS
のJ2EEエンジン上で動作するReports JSP機能
が実装され、強力なHTMLフォーマット力を得てい
ます。好みのHTMLファイルの好みの位置に、デー
タベースから取り出したデータを柔軟に埋め込むこ
とが出来るので、大幅にHTMLレポートの表現力が
広がり、テーブル・レイアウトにデータを埋め込む
などの洗練された出力が可能になっています。
Reports JSPは、HTMLだけではなく様々なマー
クアップ・ランゲージ、例えばcHTMLやMML、
HDMLなどでも利用できます。Reports JSPの設
計はJ2EE開発環境であるOracle9i JDeveloper
も連係機能を持っており、JSP部分の作成、デバッ
グ等にOracle9i JDeveloperを利用できるメリッ
トもあります。
精密なPDF出力
レポートの帳票利用を考えた場合、設計時に指定さ
れたレイアウトの正確な再現が求められます。これ
はWebブラウザ経由の配信であっても変わることは
ありません。この要求をWebクライアントで実現す
るため、Oracle9i Reports Developerでは洗練
されたデザインと精密な印刷出力を可能にするPDF
JDBC
接続
様々なデータソース
■ Oracle9i ReportsによるWebパブリッシング
■ 柔軟な記述が可能なReports JSP
二つのレイアウト・モード
強力なレポート作成環境
素早いレポート作成
Oracle9i Reports DeveloperはGUIエディタを
備えた宣言型のレポート開発環境なので、非常に少
ない工数でかつ容易にR e p o r t s モジュール
(Oracle9 i Reportsで実行されるレポート定義
ファイル)を作成することができます。開発の際は、
まずデータの取り出し方法を指定すれば、それを視
覚的に表した「データ・モデル」をO r a c l e 9 i
Reportsが表示します。これによりレコード単位で
の値の加工、データ全体を通した値の計算などがわ
かりやすく簡単に指定できます。レイアウトを指定す
るときも実際のデータベースのデータを使用した出力
イメージを確認しながら作業が行えますので、素早く
デザイン設計が出来、優れた開発生産性を実現して
います。
■ Oracle9i Reports Developer開発画面
12
E-Business環境で求められる幅広い出力要求に応
えるため、Oracle9i Reports Developerのレイ
アウト・モードは二つにわけられています。従来バー
ジョンのレイアウト・モードと互換性を持つのが
「ペーパー・レイアウト」モード。精密なレイアウト
指定が目的で、開発画面で見えているレイアウトを
そのまま再現して出力が行われます。新しく追加さ
れた「Webレイアウト」モードでは、HTMLをはじ
めとする様々なマークアップ・ランゲージに、
Reportsモジュールで定義されているデータ・モデ
ルを自在に埋め込むことが出来ます。このWebレイ
アウトモードは、Webでの表現に特化した非常に柔
軟性の高いものです。
フォーマットでの出力をサポートしています。
Oracle9i ReportsのPDFはただ単にPDF出力を
サポートするだけにとどまらず、新しいPDFの拡張
機能をサポートしています。その一つがF o n t
Enbedding機能で、フォントをPDFファイル内に
埋め込むことによってリーダー側に存在しないフォ
ントの表示を可能にします。さらに、PDFファイル
のサイズをあらかじめ圧縮して出力し、Webクライ
アントとの通信量を低減するファイル圧縮機能等も
利用できるようになっており、レポートのWeb配信
の幅を広げています。
情報の二次利用
取り出されたデータを別の形で利用したい場合にも
Oracle9i Reportsは応えます。例えば普段使い慣
れたオフィスアプリケーションにデータを取り込み
たい場合、カンマ区切り(CSV)で出力し、Excel
等のスプレッドシート・アプリケーションで値の二
次加工や分析を行うことも選択肢の一つになります。
また、Word等を使用したい場合にはRTFを使用す
ればレイアウト情報を保ったままO r a c l e 9 i
Reportsの出力を開けます。
外部アプリケーション・サービスからの利用を考え
てみると、XMLフォーマットがその回答になります。
Oracle9i Reportsでは、設計時データ・モデル上
の個々のカラムに対してXMLタグを定義できるよう
になっているので、外部のアプリケーション・サー
ビスはHTTPによりXMLフォーマット済みのデータ
を簡単に定義、取り出すことが出来るようになって
います。その他、プリンタへの直接出力やPSフォー
マットなどのオプションでも出力可能です。
■ 印刷を前提にしたPDF出力
Javaによるアプリケーション拡張
外部のアプリケーション・ロジックとの高度な連係
を図るため、Oracle9i Reportsには、Java仮想
マシンを通しての他のJavaロジックをレポートの中
に組み込むことを可能にするJava Importer機能が
搭載されています。中間層のアプリケーション・サー
バーにおいて、外部Javaロジックとして動作してい
る様々なアプリケーション・サービスをPL/SQLか
らコールできるので、システム間の多彩な連係動作
を実現できます。Java Importerは、実際に利用可
能なJavaクラスを自動的に判別して一覧表示します。
開発者は利用するJavaクラスを指定するだけで、
Oracel9i Reportsがそれを分析し内部からコール
するのに必要なPL/SQLプログラムを自動生成する
ので特別なJava知識や作り込みがなくてもJava連携
が可能なのです。
容易なカスタム・データソース定義
あらゆるデータを配信可能に
多様なデータ形式に対応
E-Businessのシステム展開では、Webパブリッシ
ングを行いたいデータはデータベースに格納されて
いるもの以外にも広がるかもしれません。Oracle9i
Reportsはそのような要求にも応えるため、様々な
データソースが利用可能になっています。特に、利
用範囲がますます拡大しているXMLフォーマットや
Java環境での標準データアクセス手法であるJDBC
データソースが利用できるほか、それ以外のデータ
にも柔軟に対応できるAPIが提供されていますので
望みのデータを利用することが可能になります。
どんどんと進化して行く今日のE-Businessシステ
ム開発では、他社システムとの接続や自社の新シス
テムとの接続でさらにほかのデータソースを利用し
たくなるかもしれません。そんな要求にも応えるべ
く、Oracle9i Reportsでは開発者が自由にデータ
ソースを定義し利用できるJavaベースのA P I 、
Pluggable Data Source APIを提供しています。
このAPIを用いカスタムでデータソースを定義する
ことで、望みのデータを利用することが可能になり
ます。
充実のSQLアクセス
もちろん、Oracle9i Databaseへの接続には充実
したSQLアクセスが利用できます。ネイティブ接続
であるOracle Net Servicesを使用し、内部
ロジックもP L / S Q L で動作するO r a c l e 9 i
Reportsは、Oracle9i Databaseからのデータ
の取り出しにおいて最大の特徴を発揮します。
パフォーマンス上の利点はもちろんのこと、Oracle
標準の様々なSQLステートメントおよびPL/SQL機
能を余計な制限なしに利用出来るレポーティング・
システム開発は、Oracle9i Databaseのパワーを
最大限に引き出します。
容易なカスタム・データソース定義
■ グラフを含むHTML出力
XMLフォーマットのデータソースをデータ・モデル
として利用するための手順は非常に容易です。
Oracle9i Reports Developer開発環境に備わっ
ているXMLデータソース定義ダイアログで利用する
XMLのDTDを指定すれば、Oracle9 i Reports
Developerが自動的にローディングと解析を行い、
データ・モデルとして開発者に提示します。
同様に、JDBC経由のデータソースを利用する場合
も、あらかじめ提供されているJDBC問合せ定義ダ
イアログで接続情報を入力するだけでデータ・モデ
ルとして取り込まれます。データ・モデル上で利用
可能になれば、そのままレポート上で通常の
RDBMSデータと同じに扱え、ウィザードでも利用
出来ます。もちろん、これらのデータソースは同一レ
ポート内で他のデータソースと複数同時に扱えます。
■ XML、JDBCデータソース指定
13
Business Intelligence
DEVELOPER SUITE
迅速な意思決定を支援するオンライン分析環境の実現
ビジネスインテリジェンスの実現にはオンライン分析環境が重要です。企業内のあ
らゆるユーザが、統合されたデータにアクセスし、それらを分析し、迅速に意思決
定しアクションを導き出す、ということが不可欠になってきます。
Oracle9i Developer Suite(Oracle9iDS)には、非定型検索、オンライン分
析、レポーティングを行うためのOracle9i Discovererがあります。このツール
は企業内のあらゆるユーザに対し、簡単な操作で、直感的にあらゆる分析を行う環
境を提供することが可能です。
これらは緊密にOracleデータベースとOracle9 i Application Server
(Oracle9i AS)と連携し統合された包括的なオンライン分析環境を提供します。
ユーザ
ユーザ
アドホック検索
分析レポートの参照
Discoverer Viewer(HTML)
アドホック検索、分析
分析レポートの作成
Discoverer Plus(Javaアプレット)
地方
製品
都道府県
ユーザ
メ
タ
レ
イ
ヤ
ー
売上
支店
管理者
アドホック検索、分析
分析レポートの作成
Discoverer Desktop
統合された管理
D i s c o v e r e r A d m i n i s t r a t o r は、すべての
Discovererコンポーネントを管理するための統合
管理ツールです。分析者がデータベースのスキーマ
構造を意識せずに、ビジネス上の分析に集中できる
ようにするためのエンド・ユーザ・レイヤー(EUL)
を構築し管理することができます。EULはOracle
データベースの中に格納され、ユーザが分析に使用
するビジネス用語とデータベース構造とのマッピン
グ、Oracleデータベースのユーザおよびロールを使
用したユーザ管理、マテリアライズド・ビューを使った
サマリー管理等を一元的に行います。Oracle9 iAS
Single Sign-Onに対応し強力なユーザ認証を提供
しています。
特に、サマリー管理機能は充実しており、アクセス
統計とディスク容量を考慮した最適なサマリーを自
動的に利用することができるため、従来のサマリー
管理コストを大幅に減少することが可能です。作成
したサマリーはOracleデータベースのマテリアライ
ズド・ビューとして作成されるため、ユーザが発行
した問い合わせを自動的にサマリーへと書き換える
(クエリー・リライト)機能が実現できます。
また、D i s c o v e r e r S e r v e r の管理はO r a c l e
Enterprise Manager WebSiteからも行うこと
ができます。
Discoverer Serverでは、以前に検索した結果を
キュービック・キャッシュに格納するため、ユーザ
の分析処理に応じて必要最小限のデータのみを自動
的に取得します。また、O r a c l e 9 i A S W e b
Cacheに対応することで、さらに迅速なレスポンス
を実現します。
スケーラビリティとパフォーマンス
Oracle9i Discovererは、EULを用いることで、
容易なカスタマイズ
Oracle9iAS Discoverer は、単独の分析アプリ
ケーションとして使用するだけでなく、容易にカスタ
マイズすることができます。Webサイトの画面に合
わせて画像やロゴ等を取り込むなどし、ユーザごとに
パーソナライズされた画面として、Oracle9iAS
Portal や他の W eb サイトから参照することができ
ます。また、作成したレポートをOracleデータベー
スに保存して他のユーザと共有することや、Excelに
エクスポートしたり、HTMLやPDF形式のファイル
として保存し、利用することができます。
多数のユーザが同時にアクセスできるスケーラビリ
ティが確保されています。Oracleデータベースの統
計情報をもとに問い合わせの時間予測を行うことが
できるため、時間のかかる問い合わせを事前に知る
ことが可能です。このような問い合わせを夜間等に
スケジュール実行すれば、運用を考慮に入れたシス
テム全体のパフォーマンス向上にも役立てることが
できます。
また、複数のDiscoverer Serverを要求に応じて
動的に割り当て、処理を分散することが可能です。
メタレイヤーの作成と管理
サマリ管理、セキュリティ管理
Discoverer Administrator
Webログ
Webログ
Web管理者
時間
データの抽出/変換/ロード
Warehouse Builder
Webログの分析
定義済レポートの参照、新規レポートの作成
Discoverer Viewer(HTML)
■ Discoverer Administratorによるサマリー管理
■ Oracle9iAS PortalとOracle9i Discovererの連携
■ Oracle9iDSとOracle9i DatabaseおよびOracle9iASによるビジネス・インテリジェンスプラットフォーム
オラクルの提案するリアルタイム・リコメンデーション
Oracle9i Discovererによるオンライン分析
Oracle9i Discovererは、非定型検索、分析、レポーティングのためのビジ
ネスインテリジェンス・ツールです。企業内のユーザーに対して、各種のデータ
ウェアハウス、データマート、業務システム等のあらゆる環境での迅速な情報活
用方法を提供します。
Oracle9 i Discovererは、Oracleデータベース、Oracle9 i AS、
Oracle9iDSと組み合わせることで、Oracleデータベースに最適化された統
合ビジネス・インテリジェンス環境を提供します。
Oracle9iASに含まれるWebベースのDiscoverer Plusと、Oracle9iDS
に含まれるクライアント・ツールであるDiscoverer Desktopは、クライア
ントから自在に分析レポートを作成したり、非定型な検索を行うためのツールで
す。またOracle9iASで提供されるDiscoverer Viewerは、Discoverer
PlusやDiscoverer Desktopで作成したレポートを、Webブラウザを使用し
て簡単に参照するための高速なビューアです。Oracle9 i DSに含まれる
D i s c o v e r e r A d m i n i s t r a t o r はそれらを一元管理するツールです。
Oracle9iASにはDiscoverer Serverと呼ばれるサーバー・コンポーネント
が含まれており、Discoverer PlusとDiscoverer Viewerに対してオンラ
イン分析と高速な情報の配布を可能にします。
簡単な操作
Oracle9i Discovererは、長期間に渡るユーザ・
優れた分析力
Oracle9 i Discovererは、
「売上の上位10製品
インタフェースの研究と評価をもとに開発され、
データベース構造の理解を必要とせずに、簡単な操
作で高度な分析ができるようになっています。よく
使われるデータの計算、条件、集計、ソート、エク
スポート等の処理はアイコンで行うことができ、そ
れらのオプションをまとめて配置したダイアログ上
から処理を組み合わせて、自然かつシームレスに分
析を行うことが可能です。
また、ユーザが分析したデータは、表と連動した20
種類以上のグラフで見ることができるため、非定型
な分析を行いながらグラフでデータの傾向を確認す
ることができます。
は?」
「売上の3ヶ月間の移動平均は?」
「製品ごとの
利益率の前年対比は?」というようなオンライン分
析を、Oracleデータベースの分析関数を用いて高速
に行うことができます。また、関数を用いて取得し
た分析データは、他のデータと同じようにソート、
ドリリングやスライシング&ダイシング、集計を行
うことができます。分析関数はデータベースの中で
最適化されているため、ツール側での余計な処理が
発生せず、高速に問い合わせ結果を返します。
Oracle9iAS Personalizationによる
リアルタイム・リコメンデーション
Oracle9i AS Personalization とは
Oracle9iAS Personalizationはリアルタイム・リコメ
ンデーション・エンジンです。Webサイトを訪れた顧
客に対し、その顧客の好みを分析し、興味のありそう
な情報を選択してリアルタイムにリコメンデーション
を行うことでパーソナライズを実現します。リコメン
デーションの際には、顧客が最も購入しそうな商品、
あるいは気に入りそうな商品を導き出したり、ある商
品を購入した顧客が、他のどのような商品を気に入る
と予測されるか、ということをデータマイニング技術
を用いて導き出します。さらにユーザ登録していない
サイト訪問者と登録顧客の双方に対して、個別のリコ
メンデーションを提供することが可能です。
データ・マイニングの利用
Oracle9iAS Personalizationは、Webサイトが蓄積
タマイズ、管理および配信ができます。また、この画
面からモデル作成、モデル配信、結果レポート作成と
するナビゲーション履歴、購入履歴、人口統計、レーテ
ィング・データをもとに、複数のデータ・マイニングア
いった主要な管理イベントを自動実行するようにスケ
ジューリングできます。リコメンデーションのモデル
作成に複数のチューニング項目の設定、例えば、最新
の履歴を重視するのか、意外性を重視するのか、とい
う異なる複数の方針のリコメンデーション・モデルを
作成し、配布するようにスケジューリングをすること
ルゴリズムを用いて、的確なリコメンデーションを作
成します。そのリコメンデーションは、Oracle9iASの
JavaのAPIを介してWebサイトに配信されます。同時
に、このAPIから顧客のWebサイトでの行動履歴を収
集し、マイニングのもととなる顧客データとして蓄積
します。それが、以降のリコメンデーションに反映さ
れ、さらに精度の高いリコメンデーションへとつなが
るというサイクルが作られます。Oracle9iASと
Oracle9i Databaseの機能を最大限に生かし、Web
サイトに蓄積された膨大なデータと、実際のユーザの
行動をもとに、多様なニーズにこたえていきます。
ができます。それによって、企業のキャンペーンに対
応したり、クリスマス時期といった特定のイベントに
対応したモデリングが可能になります。
Webによる管理の一元化
Oracle9iAS Personalizationは、Webの管理画面か
ら、複数のリコメンデーションエンジンの構築、カス
■ Oracle9iAS Personalization設定画面
Oracle9iAS Personalization
Oracle9iAS
Personalization Database
Java API
岩崎恵子さん、こんにちは!
この夏、
「地中海の旅」は
いかがですか?
■ Oracle9iAS Personalizationリコメンデーションイメージ
W
e
b
ア
プ
リ
ケ
ー
シ
ョ
ン
マイニングモデルの生成
生成・配布
リコメンデーション
リコメンデーション
エンジン
リコメンデーション
要求
データ収集
データの
同期
マイニング
データソース
データ収集
既存
既存システム
顧客情報
商品情報
販売情報
Admin UI
■ Oracle9iAS Personalizationアーキテクチャ
■ Discoverer PlusによるJavaアプレットでの分析
14
15
Business Intelligence
DEVELOPER SUITE
迅速な意思決定を支援するオンライン分析環境の実現
ビジネスインテリジェンスの実現にはオンライン分析環境が重要です。企業内のあ
らゆるユーザが、統合されたデータにアクセスし、それらを分析し、迅速に意思決
定しアクションを導き出す、ということが不可欠になってきます。
Oracle9i Developer Suite(Oracle9iDS)には、非定型検索、オンライン分
析、レポーティングを行うためのOracle9i Discovererがあります。このツール
は企業内のあらゆるユーザに対し、簡単な操作で、直感的にあらゆる分析を行う環
境を提供することが可能です。
これらは緊密にOracleデータベースとOracle9 i Application Server
(Oracle9i AS)と連携し統合された包括的なオンライン分析環境を提供します。
ユーザ
ユーザ
アドホック検索
分析レポートの参照
Discoverer Viewer(HTML)
アドホック検索、分析
分析レポートの作成
Discoverer Plus(Javaアプレット)
地方
製品
都道府県
ユーザ
メ
タ
レ
イ
ヤ
ー
売上
支店
管理者
アドホック検索、分析
分析レポートの作成
Discoverer Desktop
統合された管理
D i s c o v e r e r A d m i n i s t r a t o r は、すべての
Discovererコンポーネントを管理するための統合
管理ツールです。分析者がデータベースのスキーマ
構造を意識せずに、ビジネス上の分析に集中できる
ようにするためのエンド・ユーザ・レイヤー(EUL)
を構築し管理することができます。EULはOracle
データベースの中に格納され、ユーザが分析に使用
するビジネス用語とデータベース構造とのマッピン
グ、Oracleデータベースのユーザおよびロールを使
用したユーザ管理、マテリアライズド・ビューを使った
サマリー管理等を一元的に行います。Oracle9 iAS
Single Sign-Onに対応し強力なユーザ認証を提供
しています。
特に、サマリー管理機能は充実しており、アクセス
統計とディスク容量を考慮した最適なサマリーを自
動的に利用することができるため、従来のサマリー
管理コストを大幅に減少することが可能です。作成
したサマリーはOracleデータベースのマテリアライ
ズド・ビューとして作成されるため、ユーザが発行
した問い合わせを自動的にサマリーへと書き換える
(クエリー・リライト)機能が実現できます。
また、D i s c o v e r e r S e r v e r の管理はO r a c l e
Enterprise Manager WebSiteからも行うこと
ができます。
Discoverer Serverでは、以前に検索した結果を
キュービック・キャッシュに格納するため、ユーザ
の分析処理に応じて必要最小限のデータのみを自動
的に取得します。また、O r a c l e 9 i A S W e b
Cacheに対応することで、さらに迅速なレスポンス
を実現します。
スケーラビリティとパフォーマンス
Oracle9i Discovererは、EULを用いることで、
容易なカスタマイズ
Oracle9iAS Discoverer は、単独の分析アプリ
ケーションとして使用するだけでなく、容易にカスタ
マイズすることができます。Webサイトの画面に合
わせて画像やロゴ等を取り込むなどし、ユーザごとに
パーソナライズされた画面として、Oracle9iAS
Portal や他の W eb サイトから参照することができ
ます。また、作成したレポートをOracleデータベー
スに保存して他のユーザと共有することや、Excelに
エクスポートしたり、HTMLやPDF形式のファイル
として保存し、利用することができます。
多数のユーザが同時にアクセスできるスケーラビリ
ティが確保されています。Oracleデータベースの統
計情報をもとに問い合わせの時間予測を行うことが
できるため、時間のかかる問い合わせを事前に知る
ことが可能です。このような問い合わせを夜間等に
スケジュール実行すれば、運用を考慮に入れたシス
テム全体のパフォーマンス向上にも役立てることが
できます。
また、複数のDiscoverer Serverを要求に応じて
動的に割り当て、処理を分散することが可能です。
メタレイヤーの作成と管理
サマリ管理、セキュリティ管理
Discoverer Administrator
Webログ
Webログ
Web管理者
時間
データの抽出/変換/ロード
Warehouse Builder
Webログの分析
定義済レポートの参照、新規レポートの作成
Discoverer Viewer(HTML)
■ Discoverer Administratorによるサマリー管理
■ Oracle9iAS PortalとOracle9i Discovererの連携
■ Oracle9iDSとOracle9i DatabaseおよびOracle9iASによるビジネス・インテリジェンスプラットフォーム
オラクルの提案するリアルタイム・リコメンデーション
Oracle9i Discovererによるオンライン分析
Oracle9i Discovererは、非定型検索、分析、レポーティングのためのビジ
ネスインテリジェンス・ツールです。企業内のユーザーに対して、各種のデータ
ウェアハウス、データマート、業務システム等のあらゆる環境での迅速な情報活
用方法を提供します。
Oracle9 i Discovererは、Oracleデータベース、Oracle9 i AS、
Oracle9iDSと組み合わせることで、Oracleデータベースに最適化された統
合ビジネス・インテリジェンス環境を提供します。
Oracle9iASに含まれるWebベースのDiscoverer Plusと、Oracle9iDS
に含まれるクライアント・ツールであるDiscoverer Desktopは、クライア
ントから自在に分析レポートを作成したり、非定型な検索を行うためのツールで
す。またOracle9iASで提供されるDiscoverer Viewerは、Discoverer
PlusやDiscoverer Desktopで作成したレポートを、Webブラウザを使用し
て簡単に参照するための高速なビューアです。Oracle9 i DSに含まれる
D i s c o v e r e r A d m i n i s t r a t o r はそれらを一元管理するツールです。
Oracle9iASにはDiscoverer Serverと呼ばれるサーバー・コンポーネント
が含まれており、Discoverer PlusとDiscoverer Viewerに対してオンラ
イン分析と高速な情報の配布を可能にします。
簡単な操作
Oracle9i Discovererは、長期間に渡るユーザ・
優れた分析力
Oracle9 i Discovererは、
「売上の上位10製品
インタフェースの研究と評価をもとに開発され、
データベース構造の理解を必要とせずに、簡単な操
作で高度な分析ができるようになっています。よく
使われるデータの計算、条件、集計、ソート、エク
スポート等の処理はアイコンで行うことができ、そ
れらのオプションをまとめて配置したダイアログ上
から処理を組み合わせて、自然かつシームレスに分
析を行うことが可能です。
また、ユーザが分析したデータは、表と連動した20
種類以上のグラフで見ることができるため、非定型
な分析を行いながらグラフでデータの傾向を確認す
ることができます。
は?」
「売上の3ヶ月間の移動平均は?」
「製品ごとの
利益率の前年対比は?」というようなオンライン分
析を、Oracleデータベースの分析関数を用いて高速
に行うことができます。また、関数を用いて取得し
た分析データは、他のデータと同じようにソート、
ドリリングやスライシング&ダイシング、集計を行
うことができます。分析関数はデータベースの中で
最適化されているため、ツール側での余計な処理が
発生せず、高速に問い合わせ結果を返します。
Oracle9iAS Personalizationによる
リアルタイム・リコメンデーション
Oracle9i AS Personalization とは
Oracle9iAS Personalizationはリアルタイム・リコメ
ンデーション・エンジンです。Webサイトを訪れた顧
客に対し、その顧客の好みを分析し、興味のありそう
な情報を選択してリアルタイムにリコメンデーション
を行うことでパーソナライズを実現します。リコメン
デーションの際には、顧客が最も購入しそうな商品、
あるいは気に入りそうな商品を導き出したり、ある商
品を購入した顧客が、他のどのような商品を気に入る
と予測されるか、ということをデータマイニング技術
を用いて導き出します。さらにユーザ登録していない
サイト訪問者と登録顧客の双方に対して、個別のリコ
メンデーションを提供することが可能です。
データ・マイニングの利用
Oracle9iAS Personalizationは、Webサイトが蓄積
タマイズ、管理および配信ができます。また、この画
面からモデル作成、モデル配信、結果レポート作成と
するナビゲーション履歴、購入履歴、人口統計、レーテ
ィング・データをもとに、複数のデータ・マイニングア
いった主要な管理イベントを自動実行するようにスケ
ジューリングできます。リコメンデーションのモデル
作成に複数のチューニング項目の設定、例えば、最新
の履歴を重視するのか、意外性を重視するのか、とい
う異なる複数の方針のリコメンデーション・モデルを
作成し、配布するようにスケジューリングをすること
ルゴリズムを用いて、的確なリコメンデーションを作
成します。そのリコメンデーションは、Oracle9iASの
JavaのAPIを介してWebサイトに配信されます。同時
に、このAPIから顧客のWebサイトでの行動履歴を収
集し、マイニングのもととなる顧客データとして蓄積
します。それが、以降のリコメンデーションに反映さ
れ、さらに精度の高いリコメンデーションへとつなが
るというサイクルが作られます。Oracle9iASと
Oracle9i Databaseの機能を最大限に生かし、Web
サイトに蓄積された膨大なデータと、実際のユーザの
行動をもとに、多様なニーズにこたえていきます。
ができます。それによって、企業のキャンペーンに対
応したり、クリスマス時期といった特定のイベントに
対応したモデリングが可能になります。
Webによる管理の一元化
Oracle9iAS Personalizationは、Webの管理画面か
ら、複数のリコメンデーションエンジンの構築、カス
■ Oracle9iAS Personalization設定画面
Oracle9iAS Personalization
Oracle9iAS
Personalization Database
Java API
岩崎恵子さん、こんにちは!
この夏、
「地中海の旅」は
いかがですか?
■ Oracle9iAS Personalizationリコメンデーションイメージ
W
e
b
ア
プ
リ
ケ
ー
シ
ョ
ン
マイニングモデルの生成
生成・配布
リコメンデーション
リコメンデーション
エンジン
リコメンデーション
要求
データ収集
データの
同期
マイニング
データソース
データ収集
既存
既存システム
顧客情報
商品情報
販売情報
Admin UI
■ Oracle9iAS Personalizationアーキテクチャ
■ Discoverer PlusによるJavaアプレットでの分析
14
15
Data Consolidation
DEVELOPER SUITE
データウェアハウスの構築・ETL処理の実現
Oracle9i Warehouse Builderは、Oracle9i Databaseをエンジンとする、
データウェアハウス、データ・マート等の設計、開発、管理を行うE T L
( E x t r a c t i o n , T r a n s f o r m a t i o n , L o a d i n g )ツールです。O r a c l e 9 i
Developer Suiteのコンポーネントとして提供されます。
GUIやウィザードを多用したインタフェースにより、簡単にデータウェアハウスや
ETL処理を設計することができます。設計情報からOracle9i Databaseに最適
化され、エラー検出およびリカバリの機能も含んだコードを自動的に生成します。
これらのETL処理はPL/SQLプログラムとして実行されます。
Oracle9i Warehouse Builderは、高価なETL専用サーバーを新たに設置する
必要なく、Oracle9i Database 内部で効率的なETL処理を実現します。
管理クライアント
OWB Client
Oracle
オブジェクト生成
Oracleデータベースの有効活用
Oracleデータベースは、Oracleのビジネスインテ
リジェンスソリューションのエンジンとなります。
Oracle9i Warehouse BuilderはOracleデータ
ベースをETLエンジンとして使用しているため、デー
タベースの機能を十分に活用できます。データウェ
アハウス構築の際に最も負荷のかかるETL処理はす
べてOracleデータベースで行われるため、パフォー
マンスやスケーラビリティといったOracleデータ
ベースの恩恵を最大限に享受することができます。
スタースキーマ等のデータウェアハウス設計の際に
は、パーティションやインデックス、マテリアライ
ズドビューを生成することが可能です。
また、運用面においてETL専用のサーバーを用意す
る必要はありません。生成されたコードがターゲッ
トに配布されると、コード実行のスケジューリング
や実行ステータスの監視といった作業が日常業務に
なり、Oracleデータベース技術者の既存の知識をそ
のまま生かすことができます。
■ ETL処理の実現/生成されたコード
コード生成
OWB
Repository
フラット
ファイル
他のOracle製品との連携
Oracle9i Warehouse Builderは以下のように
OWB Runtime
Libraries
ソースデータ
●
様々なOracle製品と連携します。
ターゲット・データベース
■ Oracle9i Warehouse Builderの基本コンポーネント
●
Oracle9i Warehouse Builderの
特長
Oracle9iAS Discoverer
一般的なビジネスインテリジェンスシステムでは、
ウェアハウスの設計のみで完了せず、エンドユー
ザからの問い合わせについて検討する必要があり
ます。Oracle9 i Warehouse Builderでは、
ウェアハウス設計と同様のインタフェースを使用
して、Discoverer用のメタデータを編集・生成
することができます。
Oracle9i Designer
ウェアハウスの設計時、第3正規形やスタースキー
マ を サポートす る の み で な く 、 O r a c l e 9 i
Designerで設計したスキーマ情報を読みこむこと
ができます。
迅速なデータウェアハウス設計・ETL処理の
実装
グラフィカルユーザインタフェース(GUI)やウィ
ザードを多用したインタフェースにより、簡単かつ
迅速にデータウェアハウスやETL処理を設計するこ
とができます。
Oracle9i Warehouse Builderは単なるETLツー
ルではありません。ETL処理のみでなく、ターゲッ
トウェアハウスのスキーマの設計を行うことが可能
です。Oracle9i Warehouse Builderは、データ
マートやデータウェアハウスの設計用に構築されて
いるため、ウィザードにより、容易にスタースキー
マの設計を行うことができます。
ターゲットスキーマの設計および必要なデータソー
スの設定が完了すると、データを移動させるための
処理を作成できます。これらのETL処理をOracle9i
Warehouse Builderではマッピングと呼びます。
複雑な変換処理をマウス操作のみで実現可能なマッ
ピング・エディタと呼ばれるインタフェースが提供
されています。ETL処理の中でよく使用されるデー
タの結合や集計といった処理は、ツールボックスに
アイコンとして用意されています。また、定義済み
の変換ライブラリやPL/SQLで開発した独自のユー
ザ定義変換を使用することで、効率的に変換処理を
定義できます。
設計完了後、設計情報に従い、各種コードを生成し
ます。生成の際、妥当性のチェックが行われること
により、エラーのないコードが自動的に生成されます。
●
●
Oracle Enterprise Manager
Oracleデータベース環境でのスケジューリング
はOracle Enterprise Manager(OEM)を使
用します。Oracle9i Warehouse Builderで
は、OEMにメタデータを受け渡し、OEMジョ
ブ・リストのエントリを提供します。
Oracle Workflow
各ETL処理の依存性の管理を行うためにOracle
Workflowを使用します。Oracle9i Warehouse
Builderで生成した処理をWorkflowリポジトリに
配布し、フローの生成・実行・管理を行います。
また、Oracle Enterprise Managerで、Oracle
Workflowのプライマリジョブをスケジューリン
グすることが可能です。
Oracle9iAS Portal
メタデータ・レポート作成機能を使用して、
Oracle9i Warehouse Builderの設計情報を他
のユーザと共有することが可能です。また、系統
分析・影響分析といったレポートも提供されてい
ます。Oracle9i Warehouse Builderでは、す
べてのレポートはOracle Portal用に用意されて
おり、インターネット・ブラウザ上から容易に参
照することができます。
■ フラットファイル・インポートウィザード/ファクトエディタ
●
●
●
●
表やターゲット・スキーマ作成のためのS Q L
DDLスクリプト
ソースとターゲットとのマッピングやデータの変
換を行うPL/SQLプログラム
フラットファイルからデータを取り込む
SQL*Loaderの制御ファイル
Oracle Enterprise Managerから、ジョブを
スケジュールするTclスクリプト
生成されるコードは以下の機能も含め、Oracleデー
タベースに最適化されています。
●
●
●
●
●
16
●
セットベースおよび行ベース
PL/SQLバルク処理
外部キー制約操作
インライン・ビューを利用したリモート表からの
迅速なロード
ヒント文の指定
■ 影響分析レポート/Oracle Workflowとの連携
また、実行中のエラー検出およびリカバリの機能も
自動的に含まれています。
ライフサイクル・マネジメント
Oracle9i Warehouse Builderは、これら設計情
報やコード生成後の配布状況、実行情報等を、すべ
てOracleデータベースに配置されるリポジトリで一
元管理しています。また、Runtime Audit
Viewerというツールを提供しており、データベース
に格納されたエラー情報や実行ステータスの参照が
可能です。
データウェアハウスシステムはビジネスニーズによ
って、システムの変更に柔軟に対応していく必要が
あります。様々なニーズにこたえるため、Oracle9i
Warehouse Builderは、リポジトリ定義の変更に
柔軟に対応するための機能を提供します。メタデータ
を格納するリポジトリは、Common Warehouse
Metamodel( CWM)に準拠しているため、メタ
データを他の製品と容易に交換できます。
システムの変更として、新たなデータソースの追加、
既存ソースの変更やウェアハウスのビジネスニーズへ
の対応等が考えられます。Oracle9i Warehouse
Builderはソースシステムの変更を検出して、変更部
分をリポジトリに反映させる機能を持っています。
また、コード生成時のオプションによりアップグレー
ドスクリプトを生成することによって、カラムの追加
や削除といった論理モデルの変更部分のみのコード
を生成することが可能です。これらの機能により、
変化の多いデータウェアハウスシステムのニーズに
こたえます。
データソース
ターゲット
Oracle9i Database
OWBリポジトリ
再インポート
再インポート
ウェアハウス・
アップグレード
■ ライフサイクル・マネジメント
17
Data Consolidation
DEVELOPER SUITE
データウェアハウスの構築・ETL処理の実現
Oracle9i Warehouse Builderは、Oracle9i Databaseをエンジンとする、
データウェアハウス、データ・マート等の設計、開発、管理を行うE T L
( E x t r a c t i o n , T r a n s f o r m a t i o n , L o a d i n g )ツールです。O r a c l e 9 i
Developer Suiteのコンポーネントとして提供されます。
GUIやウィザードを多用したインタフェースにより、簡単にデータウェアハウスや
ETL処理を設計することができます。設計情報からOracle9i Databaseに最適
化され、エラー検出およびリカバリの機能も含んだコードを自動的に生成します。
これらのETL処理はPL/SQLプログラムとして実行されます。
Oracle9i Warehouse Builderは、高価なETL専用サーバーを新たに設置する
必要なく、Oracle9i Database 内部で効率的なETL処理を実現します。
管理クライアント
OWB Client
Oracle
オブジェクト生成
Oracleデータベースの有効活用
Oracleデータベースは、Oracleのビジネスインテ
リジェンスソリューションのエンジンとなります。
Oracle9i Warehouse BuilderはOracleデータ
ベースをETLエンジンとして使用しているため、デー
タベースの機能を十分に活用できます。データウェ
アハウス構築の際に最も負荷のかかるETL処理はす
べてOracleデータベースで行われるため、パフォー
マンスやスケーラビリティといったOracleデータ
ベースの恩恵を最大限に享受することができます。
スタースキーマ等のデータウェアハウス設計の際に
は、パーティションやインデックス、マテリアライ
ズドビューを生成することが可能です。
また、運用面においてETL専用のサーバーを用意す
る必要はありません。生成されたコードがターゲッ
トに配布されると、コード実行のスケジューリング
や実行ステータスの監視といった作業が日常業務に
なり、Oracleデータベース技術者の既存の知識をそ
のまま生かすことができます。
■ ETL処理の実現/生成されたコード
コード生成
OWB
Repository
フラット
ファイル
他のOracle製品との連携
Oracle9i Warehouse Builderは以下のように
OWB Runtime
Libraries
ソースデータ
●
様々なOracle製品と連携します。
ターゲット・データベース
■ Oracle9i Warehouse Builderの基本コンポーネント
●
Oracle9i Warehouse Builderの
特長
Oracle9iAS Discoverer
一般的なビジネスインテリジェンスシステムでは、
ウェアハウスの設計のみで完了せず、エンドユー
ザからの問い合わせについて検討する必要があり
ます。Oracle9 i Warehouse Builderでは、
ウェアハウス設計と同様のインタフェースを使用
して、Discoverer用のメタデータを編集・生成
することができます。
Oracle9i Designer
ウェアハウスの設計時、第3正規形やスタースキー
マ を サポートす る の み で な く 、 O r a c l e 9 i
Designerで設計したスキーマ情報を読みこむこと
ができます。
迅速なデータウェアハウス設計・ETL処理の
実装
グラフィカルユーザインタフェース(GUI)やウィ
ザードを多用したインタフェースにより、簡単かつ
迅速にデータウェアハウスやETL処理を設計するこ
とができます。
Oracle9i Warehouse Builderは単なるETLツー
ルではありません。ETL処理のみでなく、ターゲッ
トウェアハウスのスキーマの設計を行うことが可能
です。Oracle9i Warehouse Builderは、データ
マートやデータウェアハウスの設計用に構築されて
いるため、ウィザードにより、容易にスタースキー
マの設計を行うことができます。
ターゲットスキーマの設計および必要なデータソー
スの設定が完了すると、データを移動させるための
処理を作成できます。これらのETL処理をOracle9i
Warehouse Builderではマッピングと呼びます。
複雑な変換処理をマウス操作のみで実現可能なマッ
ピング・エディタと呼ばれるインタフェースが提供
されています。ETL処理の中でよく使用されるデー
タの結合や集計といった処理は、ツールボックスに
アイコンとして用意されています。また、定義済み
の変換ライブラリやPL/SQLで開発した独自のユー
ザ定義変換を使用することで、効率的に変換処理を
定義できます。
設計完了後、設計情報に従い、各種コードを生成し
ます。生成の際、妥当性のチェックが行われること
により、エラーのないコードが自動的に生成されます。
●
●
Oracle Enterprise Manager
Oracleデータベース環境でのスケジューリング
はOracle Enterprise Manager(OEM)を使
用します。Oracle9i Warehouse Builderで
は、OEMにメタデータを受け渡し、OEMジョ
ブ・リストのエントリを提供します。
Oracle Workflow
各ETL処理の依存性の管理を行うためにOracle
Workflowを使用します。Oracle9i Warehouse
Builderで生成した処理をWorkflowリポジトリに
配布し、フローの生成・実行・管理を行います。
また、Oracle Enterprise Managerで、Oracle
Workflowのプライマリジョブをスケジューリン
グすることが可能です。
Oracle9iAS Portal
メタデータ・レポート作成機能を使用して、
Oracle9i Warehouse Builderの設計情報を他
のユーザと共有することが可能です。また、系統
分析・影響分析といったレポートも提供されてい
ます。Oracle9i Warehouse Builderでは、す
べてのレポートはOracle Portal用に用意されて
おり、インターネット・ブラウザ上から容易に参
照することができます。
■ フラットファイル・インポートウィザード/ファクトエディタ
●
●
●
●
表やターゲット・スキーマ作成のためのS Q L
DDLスクリプト
ソースとターゲットとのマッピングやデータの変
換を行うPL/SQLプログラム
フラットファイルからデータを取り込む
SQL*Loaderの制御ファイル
Oracle Enterprise Managerから、ジョブを
スケジュールするTclスクリプト
生成されるコードは以下の機能も含め、Oracleデー
タベースに最適化されています。
●
●
●
●
●
16
●
セットベースおよび行ベース
PL/SQLバルク処理
外部キー制約操作
インライン・ビューを利用したリモート表からの
迅速なロード
ヒント文の指定
■ 影響分析レポート/Oracle Workflowとの連携
また、実行中のエラー検出およびリカバリの機能も
自動的に含まれています。
ライフサイクル・マネジメント
Oracle9i Warehouse Builderは、これら設計情
報やコード生成後の配布状況、実行情報等を、すべ
てOracleデータベースに配置されるリポジトリで一
元管理しています。また、Runtime Audit
Viewerというツールを提供しており、データベース
に格納されたエラー情報や実行ステータスの参照が
可能です。
データウェアハウスシステムはビジネスニーズによ
って、システムの変更に柔軟に対応していく必要が
あります。様々なニーズにこたえるため、Oracle9i
Warehouse Builderは、リポジトリ定義の変更に
柔軟に対応するための機能を提供します。メタデータ
を格納するリポジトリは、Common Warehouse
Metamodel( CWM)に準拠しているため、メタ
データを他の製品と容易に交換できます。
システムの変更として、新たなデータソースの追加、
既存ソースの変更やウェアハウスのビジネスニーズへ
の対応等が考えられます。Oracle9i Warehouse
Builderはソースシステムの変更を検出して、変更部
分をリポジトリに反映させる機能を持っています。
また、コード生成時のオプションによりアップグレー
ドスクリプトを生成することによって、カラムの追加
や削除といった論理モデルの変更部分のみのコード
を生成することが可能です。これらの機能により、
変化の多いデータウェアハウスシステムのニーズに
こたえます。
データソース
ターゲット
Oracle9i Database
OWBリポジトリ
再インポート
再インポート
ウェアハウス・
アップグレード
■ ライフサイクル・マネジメント
17
Oracle9i
Developer
Suite
本カタログの情報は、2003年3月現在のものです。実際の製品とは内容が異なる場合があります。
*Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。本文中の社名、商品名は各社の商標または登録商標です。©2003 Oracle Corporation Japan
代理店名
〒1 0 2 -0 0 9 4 東 京 都 千 代田区 紀尾井町4- 1
オラク ル 製 品
お問合わせ窓口
TEL
URL
0120-155-096
http://www.oracle.co.jp/contact/
J07574-01
2003-04-01 SE03
Release 2
Fly UP