Comments
Description
Transcript
株式会社i.JTB(アイドットジェイティービー)様 事例
株式会社 i.JTB 様 Case Study ( アイドットジェイティービー ) ミッションクリティカルなネット販売システムを 最小限の時間で新センターへ増強移転。 さらなる安定稼働とコスト削減を実現 移行ソリューション ソリューション概要 ES7000 を中心とする基幹システムを 増強移転 ネット販売システムのスピーディかつ スムーズな移転を的確にサポートし、 販売機会の損失を最小限に 企業の紹介 株式会社 i.JTB( アイドットジェイティービー ) 設立 2006 年(平成 18 年)4 月 1 日 本社所在地 東京都品川区東品川二丁目 3 番 11 号 事業内容 JTB グループにおけるインターネット販売事業の戦略企業として、ホームページやコンビニ エンスストア各社が運営する情報端末などにおいて、旅行商品の販売やサイトの運営を推進 ホームページ http://www.jtbcorp.jp/jp/jtb_group/ijtb/ ソリューションの概要 システム ES7000 を中心とする基幹システム ソリューション概要 ネット販売システムのスピーディかつスムーズな移転を的確にサポートし、販売機会の損失を 最小限に 移行の背景 重要なネット販売システムを 新データセンターへ集中化 選定理由と 移行の経緯 信頼性の高いシステムを、 さらに利用しやすい環境に 日本の旅行業の草分け的存在として、創立から100年以上の歴史を誇る i.JTBでは、以前から日本ユニシスのエンタープライズサーバ、ES7000を JTBグループ。1996年に一部のコンビニエンスストアで情報端末を利用 中心にシステムを構築している。 その経緯を矢嶋氏に聞いてみた。 「かつて した旅行商品の販売を開始し、98年にはインターネット販売をスタートす はミッションクリティカルな分野にWindows®のシステムを導入する事例 るなど、早くからネット業態にも対応してきた。2006年には、 グループのイ は少なかったですよね。 しかしマイクロソフトさんがこの分野に本腰を入 ンターネット販売事業における戦略企業として株式会社i.JTB(アイドット れ、JTBのオンライン販売部門で使ってみないかという提案をいただきま ジェイティービー)を設立。同社がサービスを提供する 「るるぶトラベル」 した。 その際、 ハードウェアの選定に頭を悩ませていたところ、 たまたま出 「JTBホームページ」 やコンビニエンスストアの情報端末などを合わせた 売上は、今やJTBグループ全体の2割をめざす規模に達している。 会った米国ユニシスの方に紹介されたのがES7000でした」 導入当初は障害発生時のリカバリーに要する時間の長さが問題視された 「JTBグループが掲げる成長目標を実現するためにもネット販売のシェア こともある。 しかし、 その後は製品のパフォーマンス向上と、復旧時間の短 をさらに高めたい」 と語るのは、現在JTBのIT企画担当部長を務める矢嶋 縮を実現したサポートチームによって、ES7000は社内のシステム部門で 氏。 ますます重要性が高まるネット販売を支えるシステムは、24時間365 確かな信頼を獲得していく。今回の新センターへのシステム移行は、 セン 日の安定稼働が求められる。2013年9月、 日本ユニシスのサポートによっ ターの集中化によるコスト効果と将来を見越した増強を目的としたものだ て、旧データセンターに置かれていたシステムは、基盤を一新して新デー が、 データベースサーバとしてはES7000以外を検討する機会さえなかっ タセンターへ移行されることになった。 たという。 インターネット JTB支店 Webサーバ群 基幹システム 開発系 Webサーバ群 APサーバ群 開発機 メールサーバ DBサーバ群 本番系 rE5000/RS220 2台 SANARINA® MV110 1式 パイロット機 rE5000/RS220 2台 SANARINA® MV110 1式 バックアップサーバ rE5000/RS220 1台 ES7000 2Nodeクラスタ*3セット ・Windows Server 2012 ・Microsoft® SQL Server 2012 SANARENA7800 1式 株式会社i.JTB(アイドットジェイティービー) 経営企画本部 システム企画部 課長 矢嶋 健一 氏 移行時の課題と 取り組み きめ細かいコミュニケーションで 不安を解消 JTB情報システムのメンバーとしてES7000の保守運用に携わる常山氏 は、 当初、移行に不安を感じていた。 「前回移行をしたときは2系統のシス テムのうち片方が計画通り実行できず、販売面でも迷惑をかけてしまっ た。 同じようなことが起きないか心配でした」。 そんな不安を払拭したのが、 日本ユニシスのサポートチームとの密接なコミュニケーションだった。 「毎 週の打ち合わせでプロジェクトマネージャーが、 こちらがやるべきことを逐 一指摘してくれます。 おかげで最後まで予定通りに進められました」 と常山 氏は振り返る。入念なテストが繰り返され、準備期間の最終段階ではすべ てが計画通りに進むことを確信できたという。 「今回のプロジェクトマネー ジャーも細かいところまでよくフォローし、 さまざまな気配りをしてくださ る方でした。 そういうマインドは日本ユニシスさんの企業風土でしょうね」 (矢嶋氏) 株式会社i.JTB(アイドットジェイティービー) そして、 当日。午前1時にオンライン販売のサービスを一時停止してシステ 経営企画本部 システム企画部長 ム移行を開始。予定された13時の再開に向けて、 すべての工程を想定通 田村 直樹 氏 りに進めていく。バックアップデータは旧センターから新センターへタク シーで搬送してリストア。入念な最終チェックを経てサービスを再開した のは予定より30分以上早い12時23分頃。 アクセスが集中する昼休みの 選定理由と 導入の効果と 移行の経緯 今後の展望 販売機会を捉えることに成功した。 「本来ならメンテナンス中で得られない はずの売上が得られたわけですから、 これほどありがたい話はありません」 と矢嶋氏は語る。 グループのシステム統合に向けて 「移行後はほとんどの処理でレスポンスが速くなりました。 目立った障害の 報告もなく、 その後も安定稼働が続いています」 と常山氏。株式会社i.JTB のシステム企画部を統括する田村氏も 「日本ユニシスさんは、技術部門と 営業部門がしっかりタッグを組んでサポートしてくれる」 と今回のプロジェ クトを高く評価した。 今後、JTBグループでは全体のシステムを機能的に統合していくという。 「将来はオンライン販売のシステムを店頭でも使います。 インターネット事 業がグループの中で旅行事業の中心になっていくわけです。 こうしたビ ジョンを見据えて、 日本ユニシスさんにはJTBグループの成長とともに発 展していただけることを願っています」(田村氏) 「おそらく次の移行期には所有型から利用型にシフトしていくことになるで しょう。 日本ユニシスさんには、 これまでと同じように仕組みやコスト効果、 付加価値をご提案いただき、 自分たちがそれをうまく活用してお客さまに より満足していただくという、 いい関係を継続できればと思います」(矢嶋 氏) 一昨年には創業100周年を迎え、 アジアのリーディングカンパニーをめざ 株式会社JTB情報システム ビジネスソリューション本部 ECソリューション部 すJTBグループ。2020年の東京五輪も決定し、 さらなる成長に向けて重 常山 悌 氏 要性が増すシステム部門のフィールドは、 これからもますます広がってい きそうだ。 ソリューションのポイント 信頼性の高い ES7000 を中心とした基幹システムを新センターに増強移転し、さらなる安定稼働を実現した。 きめ細かなコミュニケーションや入念なテストを繰り返し、移行に伴う不安を払拭した。 予定していた移行時間を大幅に短縮し、販売機会の損失を当初の想定より少なく抑えられた。 技術部門と営業部門の密接な連携によって高いサポート力を発揮した。 *SANARENAは、 日本ユニシス株式会社の登録商標です。 *MicrosoftおよびWindowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。 *Windowsの正式名称は、Microsoft Windows Operating Systemです。 *Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。 *その他記載の会社名、製品名およびシステム名は、各社の商標もしくは登録商標です。 日本ユニシス株式会社 本社 東京都江東区豊洲 1-1-1 〒135-8560 電話 03-5546-4111(大代表) http://www.unisys.co.jp/es/products/es7000/