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ポリカーボネイト暫間用クラウン
PI-DE-0066-2 *2015 年 6 月 1 日 改訂(第 2 版) 2013 年 6 月 1 日 作成(新様式第 1 版) 医療機器認証番号:15100BZY00992000 歯科材料 2 歯冠材科 管理医療機器 歯科用暫間被覆冠成形品 JMDN コード:34976000 ポリカーボネイト暫間用クラウン 5. 頬側および舌側の修正 1) ディスクで本材クラウンの近心および遠心を切端に達する まで切れ込みを入れます。 2) 注意して、ブンゼンバーナーの上で切端部を加熱して、頬 側および舌側から押しつけます。 3) 常温重合レジンでライニングします。近心および遠心部は 常温重合レジンで封鎖されて、完全なクラウンの形態を得 ることができます。 【禁忌・禁止】 クラウンは再使用しないこと。 【形状・構造及び原理等】 1. 本材は暫間被覆冠成形品で前歯および小臼歯全 60 形態であ る。 構成品 組成 クラウン ポリカーボネイト、グラスファイバー モールドガイド ポリカーボネイト、グラスファイバー 備考)モールドガイドは、歯冠形状のものが複数個連なった射出 成形品で、サイズ確認に使用する付属品。 2. 原理 本材はポリカーボネイト製で、支台歯等に被せる成形冠とし て用いられる。 【使用目的、効能又は効果】 治療中の自然歯を、歯科用セメントと本材を用い被覆し、一時的 に保護する。 【品目仕様等】 メルトフローレート:9.45 - 12.10g/10min 【操作方法又は使用方法等】 1. 形成歯または近遠心幅を計測して適切なサイズの本材クラウ ンを選びます。サイズ確認のため、必要に応じて本材のセット に入っているモールドガイドを使用できます。 2. 歯頸部をはさみで切りとり形を整えます。バーまたはダイヤモ ンドポイントでも削合できます。 3. セメントによる仮着の前に常温重合レジンを本材とともに用 いることをお勧めします。 1) 練和した常温重合レジンを本材クラウンに入れて、あらか じめ分離材を塗布した形成歯の上に試適します。なお、本 材クラウンは半透明なので、色調は中に入れた常温重合レ ジンで調整できます。 2) 常温重合レジンがゴム状になったときに、本材クラウンを 歯牙から除去して、はみ出したレジンを切除します。 3) 切除時に生じた歪みを修正するために、再び本材クラウン を形成歯に試適します。 4) 再び本材クラウンを除去して、常温重合レジンを重合しま す。 5) 常温重合レジンの重合が完了すれば、本材クラウンを形成 したフィニッシュラインまで削除します。適当なセメント で仮着します。 4. セメント仮着 亜鉛華ユージノールセメントまたはテンポラリーセメントで 本材クラウンを仮着します。歯牙のシェードはセメントの シェードでも変えられます。 必要によりクラウンの内面にバーで、2~3 本の溝か、刻み目を 形成する(リテンションを付与する)ことにより保持が強まり ます。 《使用方法に関連する使用上の注意》 常温重合レジンおよび亜鉛華ユージノールセメントは本材と 化学的に結合します。他のセメントは化学的には結合せず、物 理的結合により保持します。 【使用上の注意】 1. 重要な基本的注意 1) クラウンは再使用しないこと。 2. その他の注意 1) 本材を使用目的以外の用途に使用しないこと。 2) 本材の使用にあたっては、本材が患者の症例に適合するか どうかを、歯科医師が判断すること。 3) 本材は歯科医療有資格者以外は使用しないこと。 4) 廃棄する場合は、地方自治体の条例または規則に従うこと。 【貯蔵・保管方法及び使用期間等】 貯蔵・保管方法 1. 歯科の従事者以外が触れないように適切に保管・管理するこ と。 2. 高温多湿を避けて保管すること。 3. 本材を直射日光にさらさないこと。 【包装】 品名 C-180 クラウン 内容 数量 プラスチックケース入りのセット: 全 60 形態のクラウンで各 2 歯入り 120 歯 モールドガイド(60 形態) 10 本 各サイズ紙箱入り 5歯 上記の他、各構成品の数量を変更した組み合せ及び補充用の単品 の形態があります。 *【製造販売業者及び製造業者の氏名又は名称等】 * 製造販売業者 名称:スリーエム ジャパン株式会社 http://www.mmm.co.jp/hc/dental/ TEL:0120-332-329(3M ESPE コールセンター) 外国製造所の国名及び製造業者の名称 米国、3M 社(3M Company) 保証:品質不良が明らかにされた場合は、同数量の新しい製品と お取り替えいたします。それ以外の責はご容赦ください。 1/1 JV-1390-4531-2