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UCR-JIU Pharmacy Intership Program 2011
UCR-JIU Pharmacy Intership Program 2011 昨年に引き続き、本学姉妹校であるカリフォルニア大学リバーサイド校エクステンション(UCR Extension)で薬学生海外研修を実施した。 期間:23年2月20日から3月5日の2週間 <研修内容> 日付 2 月 20 日(日) 実施内容 成田17:05発NH006便 LA(ロサンゼルス)9:45 Riversideに移動(13:00到着)、ホストファミリーと対面し、ホームステイ レポート Vol.1 (2 月 20 日) 日付 2月21日(月) 実施内容 Host Family と自由行動 President's Day 2 月 22 日(火) UCR(カリフォルニア大学リバーサイド校) プログラム登録 レクチャー1 (Overview of Site Visits by Amanda, 13:00-15:00) レポート Vol.2 (2 月 21 日~2 月 22 日) 日付 2月23日(水) 実施内容 Site Visit 1 (Arrowhead Hospital 9:30-11:00) Site Visit 2 (CVS Pharmacy 12:30-16:00) 2月24日(木) レクチャー 2 (Pharmaceutical English by Jay, 9:00-11:00) 2月25日(金) Site Visit 3 (UCR Pharmacy in Health Center, 9:00-11:00) 外部講師レクチャー (Kimberly Lopez氏, 14:00-16:00) Site Visit 4 (Loma Linda University, School of Pharmacy 13:00-17:00) レポート Vol.3 (2 月 23 日~2 月 25 日) 日付 実施内容 2月26日(土) Group Trip 1 (Los Angels Tour 9:00-21:00) 2 月 27 日(日) Group Trip 2 (Newport Beach and Fashion Island 10:00-19:00) レポート Vol.4 (2 月 26 日~2 月 27 日) 日付 2 月 28 日(月) 実施内容 レクチャー 3 (Pharmaceutical English by Jay, 9:00-11:00) Group Trip 3 (Cabazon Outlets 13:00-20:00) 3 月 1 日(火) Site Visit 5 (Watson Pharmaceutical 8:00-12:00) 3 月 2 日(水) レクチャー 4 (Pharmaceutical English by Jay, 9:00-11:00) Site Visit 6 (Adam Nutrition 14:00-16:00) 外部講師レクチャー (Randy Sakaguchi 氏, 14:00-16:00) 3 月 3 日(木) Site Visit 7 (Western University, 12:00-16:00) 3 月 4 日(金) レクチャー (Pharmaceutical English, 9:00-11:00) Program Evaluation (14:00-14:30) Certificate Ceremony (15:00-16:00) レポート Vol.5 (2 月 28 日~3 月 4 日) 日付 実施内容 3 月 5 日(土) ロサンゼルス 11:35 発 NH005 便 3 月 6 日(日) 成田 16:25 着 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011 アメリカ薬学研修に向けて出発 昨年からはじまった UCR-JIU Pharmacy Internship Program は、今年 3・4 年生を中心に 17 名に増え、一層 バラエティー豊かなメンバーとなりました。研修前の個 別面談では、昨年参加した先輩から話を聞いて、 「私も英 語を活用し異文化体験をしてみたいと思った」など多く のメンバーが話してくれました。今年はどのような薬学 海外研修になるか? 期待と少しの不安をも詰め込んで、 2 月 20 日(日) 17:05 に成田空港を出発しました。 The University of California, Riverside Extension およそ 10 時間のフライトは、メンバーにとっても少し 落ち着かない空の旅となった様子です。その後メンバーは、 アメリカロサンジェルス国際空港で入国審査を自身で受 け答えして通過し、バスで1時間半かけてカルフォルニア 大学リバーサイド校(UCR-Extension)に無事到着しまし た。 ホストファミリーとの出会い・研修開始 UCR-Extension スタッフからホストファミリーとのコ ミュニケーションのコツを教えていただきました。そして、 しばらくすると次から次へとホストファミリーがメンバ ーを迎えに来てくださりました。 “Nice to meet you!”と 話しながら握手を求める手もかなり力が入り、いるメンバ ーを見て、 「大丈夫、思いっきりいってこい」と心でエー ルをかけていました。 車社会、多国籍社会であるアメリカでの薬学研修を通じ て、メンバーそれぞれがこれから卒業後の自分の生き方姿 などを考察する機会に恵まれることを願ってレポートを 続けます。どうぞお楽しみに。 田嶋公人 vol. 1 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011 vol.2 JIU 薬学部国際教育の一環として、昨年に引き続 き米国カルフォルニア大学リバーサイド校エクス テ ン シ ョ ン (UCR-Extension) を 拠 点 と し て 、 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011(2 月 20 日-3 月 6 日:15 日間)を行っています。この薬 学生海外研修の特徴は 2 つあります。1 つは、アメ リカにおける薬学事情を自分の目で確かめること。 もう 1 つは、海外でホストファミリーとの生活によ る異文化体験です。本日はその様子をメンバーの日 記からお伝えします。 ホストファミリーとの 2 日間 初めての海外ですごく興奮しました。見るものす べてが日本と違い驚きの連続でした。ホストファミ リーの Yadira & Julio は優しく、色々と話しかけて くれたり、教えてくれたりと、とてもうれしかった のですが、私のリスニング力のなさで半分ぐらいし か分かりませんでした。そのため、初日はかなり凹 んでしまい、ベッドの中で英会話の本を読んで勉強 しました。まだまだ、自分から話しかけようとする と緊張してしまい、上手く話せない自分がもどかし いです。 (A.F.)。 Our professors and friends saw us off at the Narita airport. I was very happy. I arrived at Los Angeles in the morning on February 20th. I felt it was as warm as Japan. Next day, I had a good time with host family. It was a nice day. So, I walked around the house with host family’s daughter (K.K.). 海外研修 2 日目は、President’s Day というアメ リカの祝日でした。この日は、大統領ワシントン とリンカーンが 2 月生まれのことから、その功績 を称える日として定められたそうです。私達は、 ホストファミリーの子供達と野球をしました。み んなフレンドリーでいつの間にか打ち解けていま した。その後、ホストファミリーが、私達の先輩 が昨年ホームステイしたことを思い出し、楽しそ うに話してくださり、先輩方が送られた手紙も見 せてくれました。私達も先輩達のようになれたら いいな (T.S.)。 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011 vol.2 ホームステイの 2 日間は英語でのコミュニケーションの難しさを痛感し、これから 2 週間やっていけ るのかと不安になりました。しかし、ホストファミリーは気持ちが大らかな方で、私の片言の英語でも しっかり最後まで聞いて、答えてくれたことがうれしかったです。ホストファミリーの方ともっとたく さん話せるように、この 2 週間 1 日 1 つ目標を決めて英会話を磨き、一歩ずつ自分の夢に歩んでいきた いと思います (Y.M.)。 UCR 学生証が交付される 今日からメンバー17 名は正式な UCR 短期学生と なり、オリエンテーションに臨みました。教室には 80 席以上もある広いところでしたが、私たち日本か ら来た 17 名は少数派で、中国からの 4 ヶ月集中英 会話講義を受ける同年代の学生に囲まれ圧倒され ました。UCR-Extension スタッフに伺ったところ、 近年、韓国および中国からの英語研修を希望する学 生が増加しているとのことでした。グローバル社会、 そして、新興国の隆盛を肌で感じ、これから 10 年、 20 年先の日本はどうなるのか? でした。 YELL FOR MATES 圧倒される一日 田嶋公人 大学の仲間が、チャレンジするみんなを応援しています! リスニング力やスピーキング力のなさでへこむのはみんな一緒。ジェスチャーや表情、気持ちなど、 自分の持ってる物をフルに使えば必ず伝わるょ(^-^) Do your best! (Y.S.) 2 週間は本当にあっという間です。異国ならではの体験がたくさん出来ると思います。言葉の壁をあ まり意識し過ぎないで、色んな事にチャレンジして、たくさんのものを吸収してきてください。この 仲間で一緒の時を過ごすこの一瞬を大事にして、仲間との絆を深め、いっぱい思い出を作ってきて下 さい。 (S.K.) 今回の海外研修の 17 人参加すると聞いて、一期生としてとても嬉しいです。私も自分のリスニング 力に悔しい想いをしました。でも、恥は「一時の恥」です。文法や発音を気にして話さないより積極 的に自分から英語を話し、質問すること。私たちのテーマは「Away を Home に!」でした(笑) 二 週間はとても短いのでスポンジのように吸収して来て下さい。(Y.T.) 「お疲れさまです。一年前、英語が全く話せなくて困惑していた自分を思い出します。英語が上手く 喋れなくても、伝えようとする気持ちがあれば相手にも何かきっと伝わるはずです。ホストファミリ ーとの交流や施設見学など、日本では経験できない貴重な事ばかりだと思うので、積極的に行動して、 実りの多い研修にしてきてください!日本から応援しています。」 (N.I.) UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011 米国カルフォルニア州医療施設への訪問がはじまる JIU 薬学部の国際教育の一環として、米国 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011(2 月 20 日-3 月 6 日: 15 日間)を行っています。この研修の特徴である米国医 療施設への訪問が、いよいよ始まりました。本日は、メ ンバーの興奮した様子も添えてお伝えします。 (1) Arrowhead Regional Medical Center (Colton) Arrowhead Regional Medical Center は、郡(County)が 財政支援している総合病院です。メンバーはその薬剤科 を訪問し、およそ 10 年前に導入された計数調剤マシーン が休みなく働いている様子を見学しました。「薬剤師は、 調剤自動化により得られた時間をどう活用すべきか?」 を考察する機会を頂きました。 (2) CVS/Pharmacy (Ontario) 次に、大手ドラッグストアーCVS/Pharmacy 内にある 薬局を訪問しました。全米で 7000 店を有し、電子薬歴で 患者情報共有を行い、どの支店においても過去の薬歴に 基づく処方医薬品を提供できる仕組みが構築されていま した。また、驚いたことに、低用量アスピリン(抗血小 板薬)やオメプラゾール(胃酸分泌抑制薬)が OTC 薬と して陳列されていました。これらは日本ではまだスイッ チ OTC 化されていない医薬品であります。 米国では OTC 薬販売においても、薬剤師が患者の薬物治療を積極的に サポートする様子が伺われました。 (3) UCR Campus Pharmacy (Riverside) 全 米 で も 珍 し い 大 学 内 に あ る 薬 局 UCR Campus Health Center/Pharmacy へ訪問しました。私たちもカル フォルニア州に来てから車がないと何もできない不便さ を感じていました。 「大学内になぜ薬局があるのか?」薬 剤師である Dr. Clarence が話された、 「車を持たない UCR 学生の健康も守りたいからここで働いている」という説 明に、私たちは彼の社会的責任感の強さに心を打たれま した。 vol.3 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011 vol.3 (4) Loma Linda University, School of Pharmacy (Loma Linda) カルフォルニア州には薬学部が 8 校あるそうです。そ の中で、Loma Linda University, School of Pharmacy を訪 問しました。そこで、日系 3 世の薬剤師 Dr. Hamada か ら米国薬剤師の社会的責任の拡大と地位向上について話 しをいただきました。患者とのコミュニケーションを大 切にしてきたことが、今日の米国社会で薬剤師が最も信 頼される職種の 1 つにつながったのではないかと話され ました。日本の現状を紹介すると米国の 1970 年代の状 況とよく似ているそうです。私たちは、これからどのよ うな道を歩むのか?将来に向けてのヒントを頂いたよう な思いでした。しかし、米国でもいくつかの問題を抱え ていました。その 1 つに、ここまで築いてきた薬剤師の 社会的信頼を今の薬学生にどう伝えるか。知識の習得だ けでなく、人として患者の立場にたって考えられる人材 が少なくなってきていることに危機感を感じているとの ことです。Dr. Hamada が表情を変えて話されたことが印 象に残りました。 (田嶋公人) 参加メンバーの日記から ・ 質問することの大切さを実感している今日この頃!!わからないことはとにかく質問の精神でいろ いろなことに挑戦して楽しんでいきます (A.H.) ・ Arrowhead Hospital では機械化により調剤スピードと人員が削除されていた。アメリカでは、調剤 においては人間よりも機械の方が信頼されている印象をうけた (T.T.)。 ・ CVS/Pharmacy で日本では考えられないような色の錠剤を発見した。今日も日本との大きな違いを 発見し、アメリカという国に少し興味がわいた (K. F.)。 ・ アメリカに来て 4 日、毎日が新鮮である。初めての施設訪問で初めて質問することができた。しか し、もっと成長できるように残りの研修に臨みたい (A. Y.)。 YELL FOR MATES ・ 百聞は一見に如かず! みなさんはみなさんにしかできない非常に貴重な経験をしています。 一分一秒を大切に。GOOD LUCK(笑)! From T.S. ・ 皆さん、ホストファミリーと楽しい休日が送れたみたいですね☆ この調子でアメリカをエンジョイし ちゃってください☆☆ 勇気をもって、ホストファミリーといっぱい話をして、英会話を身につけて帰 ってきてくださいね☆ それではまたの報告を楽しみにしています。 From N.K. ・ CVS Pharmacy が電子薬歴で患者情報を管理していることなど、みんなのチャレンジ精神のおかげで知 ることができました! 帰国したら学んだことを私たちにも教えてくださいネ (^ω^) From Y.T. ・ 日に日に聞き取れる英語も増えてきているのではないでしょうか?「相手の話しが理解できるのに自分 が上手く話せない、表現できない」と悔しい思いをしていた去年の自分を思い出します。施設見学では、 日本では見ることのできないものも多くあり新しい発見が沢山あると思います。日本に帰ってきた時に は様々な話しを聞かせて下さい。皆の話しが聞けるのを楽しみにしています。 From H.W. UCR-JIU-Pharmacy Internship Program 2011 海外研修のもう一つの楽しみ JIU 薬学部国際教育の一環として、米国 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011 (2 月 20 日∼3 月 6 日) を行っていま す。本日まで 2 日間のオフ。メンバー全員で LA 市内観光と南 カルフォルニア・バルボア島のニューポートビーチに出かけま した。17 人が打ち解けて、さらに結束が固くなりました。 (1) グリフィス天文台からの眺め 2 月 26 日(土)午前 8 時過ぎ、私たちを乗せたバスは LA 市内 に向けて走り出しました。天気予報では午後から雨とのこと。 日頃の行いが悪いのか?それぞれ胸に自問ながらも、思う存分 楽しみたいという気持ちで車中はあふれていました。 まず、訪れたのはグリフィス天文台です。この丘から眺める LA 市内は、私たちはこれからどこを見てまわるのか。大きな 地図を手にしたような光景を前に、多くの車が行き交う様子を 見ることができました。 (2) アカデミー賞授賞式前のコダックシアター コダックシアター付近では、アカデミー賞授賞式 (2 月 27 日)を翌日に控え、報道陣や設営準備に関わる人、そして観光 客で賑わっていました。 「いつかこのレッドカーペットを歩け たらな」そんなことを思いながら、私たちはこの町の熱気をあ とにしました。幸い、予報されていた雨は降らず、思う存分楽 しめました。 (3) ニューポートビーチ 翌日、私たちは再びバスで1時間弱離れたところにある南カ ルフォルニアの高級住宅地ニューポートビーチに向かいまし た。ここは、昨年参加したメンバーからも「きれいなビーチが あるよ」と勧められていた場所です。どんなところか?勧めら れていた通り、海も空もどこまでも青く、心が解放されました。 ランチで食べた、メキシコ料理ブリトーやフローズンバナナの 味は、忘れられません。 vol. 4 UCR-JIU-Pharmacy Internship Program 2011 vol. 4 キャンパスを離れ、ショッピングやランチを購入するときも英語で自分の思いをどう伝えようか少し 緊張しているメンバーもいました。しかし、自分の思いが相手に伝わったことが分かると達成感は大き かったようです。この日の自信が、研修最終日に行われるプログラム修了書授与式での全員英語でスピ ーチへとつながることを期待して‥‥。 次号は、施設訪問(続編)と修了書授与式の様子をお伝えします。 (田嶋公人) 参加メンバーの日記から ・ ハリウッド、ニューポートビーチ、そして、UCLA などの観光を楽しみました。LA は朝夕がとても 寒いけど、自然が多くて空がすごくきれいでとってもいいところです。いつか住んでみたいです。 残り少ないカルフォルニア生活を楽しみます (A. S.)。 ・ ホームステイ生活も1週間経ち、少しずつアメリカの生活に慣れてきました。Loma Linda Medical Center や UCR Health Center 内の薬局などを見学しました。初めて知ることばかりで、とても貴重 な体験ができました (N. O.)。 ・ 戸惑いばかりだったホームステイ生活も 2 週目に入り、かなり慣れてきました。しかし、こちらの 食事に慣れるには、おそらくあと 2 ヶ月くらいかかりそうです。毎日が新しいことばかりで楽しい のは確かです (M. I.)。 UCR-JIU-Pharmacy Internship Program 2011 vol. 5 米国製薬メーカーや薬学生との交流を通じて JIU 薬学部国際教育の一環として、米国 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011 (2 月 20 日∼3 月 6 日) を行いました。本日は、研修プログラム 2 週目の様子をメンバーの感想を交えて報告します。 (1) Watson Pharmaceuticals と Adam Nutrition 訪問 後発医薬品メーカーの Watson Pharmaceuticals Inc. と栄養サプリメントメーカーAdam Nutrition inc.では、 扱う原材料の人体への影響が異なるためか、作業員の服 装もかなり異なっていました。あるセクションで見学し た宇宙服と思うような防護服を着て原材料を計量・加工 している様子は印象に残りました。 ・ 今日は、Watson Pharmaceuticals と Adam Nutrition に訪問しました。薬を作る工程では、授業で習った 混合機なども実際見ることができて感動しました (T. N.)。 ・ 海外研修 10 日目。この日は、直接薬剤師と話す機 会はなかったが、今までと違い製薬メーカーで錠剤 やカプセルなどが、原材料からどのように作られる か知ることができ良い経験になった (M.O.)。 (2) Jay 先生による英語での OTC 薬服薬指導演習 「国際空港内にある薬局で勤めるあなたは、OTC 薬 を求めて来られた外国人に英語でどう対応するか?」 実際、アメリカで売られている OTC 薬のパッケージを 用いて、患者との相談指導の仕方を丁寧にご指導してい ただきました。最後は 2 人 1 組になり、英語で服薬指 導のロールプレイができるまでになりました。 ・ Jay 先生からは英語での患者対応について教えてい ただきました。3 年後期に行った医療薬学系実習Ⅱ において模擬患者を相手に患者対応を学んだため、 大丈夫だと思っていました。しかし、英語になった とたんに難しく感じました。まだまだ練習が必要み たいです (Y.M.)。 UCR-JIU-Pharmacy Internship Program 2011 (3) Randy Sakaguchi, PharmD.の講演 Sakaguchi 先生は、小売店薬剤師としてのやりがいや 人生観を私たちに話してくださいました。また、薬剤師 として Pharmacy technician とのコミュニケーションも 大切にして、患者さんやお店の経営維持のために何をす べきか常に考えて行動してきたことも教えていただきま した(右下の写真は、Pharmacy technician である Kimberly Lopez 先生と講演後の集合写真) 。 ・ CVS Pharmacy (UCR 海外研修 Vol. 3 で紹介)から Dr. Randy Sakaguchi をお迎えして、仕事、家族、子供 の成長、そして、退職後の人生などたくさんのお話 をして下さいました。その中で、私は、 「自分に自信 を持つこと!仕事を楽しむこと!」これが一番だと 話されたことが印象に残りました。Sakaguchi 先生 は、自分の仕事に誇りを待ち、楽しんでいる様子が 伝わってきて、とても素敵だなと思いました。私も そんな仕事に就いて、自信を持てたらいいなと思い ました (Y. M.)。 (4) Western University of Health School Western University の薬学部内を案内していただいた 2 人の薬学生とメンバーが歩きながら会話している光景 がありました。 「アメリカの薬剤師は、なぜ社会的信頼 が高いの? なぜ、薬剤師になろうと思ったの? 大学の 勉強は大変?」そんなことを会話していたのかな。 ・ カルフォルニア州での Pharm D.コースでは、1,500 時間の実務研修を行う必要があり、そのうち 900 時 間は自分で研修先を見つけて行くそうです。日本で は 5 年生になって初めて実務研修に行き、薬剤師の 仕事を経験しますが、それがアメリカ・カルフォル ニア州では 1 年生から行えるので、早い段階から自 分の将来の進路を考える上でとてもすばらしいと思 いました (S. N.)。 vol. 5 UCR-JIU-Pharmacy Internship Program 2011 (5) 参加メンバーの日記から ・ 授業の後、ホストマザーがスーパーへ連れて行ってく れた。色々なところへ行き、アメリカの様子が分かっ てきた。ホストファミリーが何を言っているのかもす ぐ理解できるようになってきたが、研修終了まであと 1日となった。寂しい気もするが、やっぱり日本食が 食べたい (M.N.)。 ・ 3月1日(水) 晴:午前の施設訪問後、昼食をワイン畑そ ばの公園で、みんなで食べました。大自然の中で食べ るランチは格別でした。ここには小さなワインショッ プもありワインテイストもできました。午後からは、 サプリメントなど健康食品を製造しているAdam Nutritionに訪問しました。ガウンを着て工場内を見学 させてもらいました。また、質問もたくさんできて非 常に有意義な時間を過ごせました (S.K.)。 (6) Certificate Ceremony 修了書授与式を明日に控え、 2 週間の研修プログラムで 学んだことや、これからの抱負を英語で表現してみよう と呼びかけました。直前まで英文原稿を確認するメンバ ーもいました。しかし、いざ演台に立つと堂々と自分の 思いを話し、耳を傾けていた人たちからは笑いやうなず きの声が上がっていました。 「伝わっているよ!」ビデオ を撮影しながらうれしく思いました。 米国 UCR-JIU Pharmacy Internship Program 2011 は、 メンバーにどのようなことを気づかせたのでしょうか? 異国文化に身を置くことで、日本のことをもっと知りた いと思う気持ちや異国の薬剤師を自分の目で見ることで、 日本の薬剤師や将来の薬剤師像について考える機会を得 ました。これからの学生生活において、自信や新たな目 標が生まれたことを願いレポートを終わります。 最後になりましたが、本研修プログラムは、日米両国 で多く方のサポートにより無事終了することができまし た。心より感謝申し上げます。 (田嶋公人) vol. 5