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SL-5200 補足説明書

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SL-5200 補足説明書
補足説明書
R
無線LANカード
SL-5200
[IEEE802.11a(J52/W52)/b/g]規格対応
設定ユーティリティーについて
1
パソコン同士で無線通信する
2
ご参考に
3
本章では、[IEEE802.11a(J52/W52)]規格
に対応した無線LANカードについて説明してい
ます。
※[IEEE802.11a(J52/W52)]規格対応ファ
ームウェア更新については、弊社ホームペー
ジのサポート情報をご覧ください。
はじめに
本書は、5.2GHz帯[IEEE802.11a(J52/W52)]規格★
と2.4GHz帯[IEEE802.11b/g]規格に対応する無線
LANカードの補足説明書です。
ご使用の際は、この補足説明書をよくお読みいただき、
本機の性能を十分発揮していただくとともに、末長くご愛
用くださいますようお願い申し上げます。
無線LAN規格について
★本書では、[IEEE802.11a]の無線LAN規格を次のように表記しています。
◎[IEEE802.11a(J52)]
:従来の無線LAN規格
◎[IEEE802.11a(W52)] :新しい無線LAN規格(5.2GHz帯)
◎[IEEE802.11a(W53)] :新しい無線LAN規格(5.3GHz帯)
本製品の概要について
5.2GHz帯[IEEE802.11a(J52/W52)]規格、または2.4GHz帯[IEEE802.11g]規格
の無線LAN機器と最大54Mbpsの速度で通信できます。
また、2.4GHz帯[IEEE802.11b]規格でお使いの無線LAN環境がある場合には、最大
11Mbpsの速度で通信できます。
※[IEEE802.11a(J52)]規格で通信する無線アクセスポイントを検出したときは、その無線アクセスポ
イントに接続します。
また、検出できないときは、[IEEE802.11a(J52)]規格で電波を出さないように設定されます。
※[IEEE802.11a(J52/W52)]規格対応のファームウェアに更新すると、[IEEE802.11a(J52)]規格
での「アドホック」モード通信ができなくなります。
※本製品は、5.3GHz帯[IEEE802.11a(W53)]規格の無線LAN機器とは通信できません。
動作環境について
◎ 本製品の[IEEE802.11a(J52/W52)]規格対応ドライバーと設定ユーティリティー
は、ver5.15以降です。
◎ 本製品のドライバーと設定ユーティリティーは、次の日本語OSに対応します。
¡ Windows XP Professional
¡ Windows XP Home Edition
¡ Windows 2000 Professional
¡ Windows Millennium Edition
¡ Windows 98 Second Edition
※ 本書では、各対応OSに対する記載ついて下記のように表記しています。
Windows XP、Windows 2000、Windows Me、Windows 98 SE
2
もくじ
はじめに ───────────────────────── 2
もくじ ────────────────────────── 3
第1章
設定ユーティリティーについて ━━━━━━━━━ 4
1-1.[通信状況]タブ …………………………………………………… 4
1-2.[無線ネット表示]タブ …………………………………………… 6
1-3.[通信統計]タブ…………………………………………………… 11
1-4.[通信設定]タブ…………………………………………………… 13
1-5.[セキュリティ]タブ …………………………………………… 19
1-6.[プロファイル]タブ …………………………………………… 24
1-7.[オプション]タブ
……………………………………………… 25
1-8.[バージョン情報]タブ ………………………………………… 28
第2章
パソコン同士で無線通信する ━━━━━━━━━ 29
2-1.Windows 98 SE/Meの場合…………………………………… 29
■ IPアドレスを設定する ……………………………………… 29
■ 「コンピュータ名」と「ワークグループ」の設定 …………… 31
■ 「共有フォルダー」の設定 …………………………………… 32
2-2.Windows 2000の場合 ………………………………………… 33
■ IPアドレスを設定する ……………………………………… 33
■ 「コンピュータ名」と「ワークグループ」の設定 …………… 35
■ 「共有フォルダー」の設定 …………………………………… 37
■ 「ユーザー登録」の設定 ……………………………………… 39
第3章
ご参考に ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 40
3-1.共有設定したフォルダーを確認するには……………………… 40
■ Windows XPの場合 ………………………………………… 40
■ Windows 98 SE/Meの場合 ……………………………… 42
■ Windows 2000の場合 ……………………………………… 43
3
1
設定ユーティリティーについて
1-1.[通信状況]タブ
本製品の通信状況を確認するとき使用します。
〈OK(0)〉をクリックする
と、画面を閉じます。
■ステーション
¡ MACアドレス
本製品のMACアドレスを表示します。
無線アクセスポイント側でMACアドレスフィルタリングが設定されている場合は、
ここに表示されるMACアドレスをその無線アクセスポイントに登録することで接続
できます。
¡ IPアドレス
本製品を装着する無線LAN端末のIPアドレスを表示します。
DHCPサーバからこの無線LAN端末にIPアドレスが割り当てられてない場合は、
「0.0.0.0」を表示します。
■接続状況
現在の設定や通信状態を表示します。
「インフラストラクチャ」モードに設定された本製品で、通信エリア内に接続できる無線
アクセスポイントが見当たらない場合は、「スキャン中」と表示されます。
また、無線アクセスポイントが存在している場合でも、MACアドレスフィルタリング
や暗号化セキュリティーのために接続できないときは、「スキャン中」と表示されます。
4
設定ユーティリティーについて
1
1-1.[通信状況]タブ(つづき)
■アクセスポイント
「インフラストラクチャ」モードで本製品と通信している無線アクセスポイントの情報を
表示します。
※ 本製品を装着する無線LAN端末のIPアドレスを固定しているときは、[DHCPサーバ]
項目に「無効」と表示します。
■電波の品質(強度)
無線アクセスポイントから受信できる電波の強さを表示します。
※ 「アドホック」モードでは機能しませんが、常に最大強度を表示します。
通信相手との通信状況は、Pingコマンドでご確認ください。
■〈IPアドレス更新〉
クリックすると、DHCPサーバから本製品を装着する無線LAN端末のIPアドレスを再
取得します。
※ 「アドホック」モードでは機能しません。
1
5
1
設定ユーティリティーについて
1-2.[無線ネット表示]タブ
自分が使用する無線LAN端末の周辺で通信できる無線ネットワークを表示します。
※出荷時は、[SSID]、[チャンネル]、[ネットワークモード]、[暗号化]、[信号レベル]項目
を表示します。
表示のしかたを変更で
きます。(☞P10)
本製品と通信している無線ネッ
トワークを太字で表示します。
〈OK(0)〉をクリックする
と、画面を閉じます。
■ 表示について
(※各項目の詳細については、P7∼P9をご覧ください。)
◎無線伝送可能領域内で通信する無線アクセスポイント、「アドホック」モードで通信す
る無線LAN端末のネットワーク情報を表示します。
◎無線アクセスポイントと通信する端末は、表示されません。
◎本製品と通信する無線ネットワークを切り替えるには、無線ネットワークを選択して
ダブルクリックします。
なお、[SSID]が設定されている場合、切り替えをしても、次回起動時は、[通信設定]
タブ(☞P13)に設定された[SSID]の無線ネットワークと通信します。
※無線アクセスポイントに「ANY接続拒否」が設定されているときは、この画面に表示
されません。
◎Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続を本製品の設定に使用している場
合、設定ユーティリティーから別の無線ネットワーク機器への切り替えはできません。
◎[無線ネット表示]タブでモニター中は、通信速度が低下することがあります。
◎[無線ネット表示]タブに表示される無線ネットワークは、[通信設定]タブにある
[802.11モード(無線LAN規格)](☞P15)の設定に連動しています。
例えば、[通信設定]タブの[802.11モード]で、「802.11g 」だけ有効にした場合は、
[IEEE802.11a (J52/W52)]規格で通信する無線ネットワークは表示されません。
6
設定ユーティリティーについて
1
1-2.[無線ネット表示]タブ(つづき)
■ 各項目について
¡ BSSID
無線ネットワークをMAC層で識別するためのIDを表示します。
※「アドホック」モードでは、ランダムに生成されたIDを表示します。
¡ チャンネル
無線ネットワークが通信に使用しているチャンネルです。
¡ モード
無線ネットワークが通信に使用している無線LAN規格を表示します。
¡ ネットワークモード
無線ネットワークが通信に使用している通信モードを表示します。
インフラストラクチャ
「インフラストラクチャ」モードで通信する無線アクセスポイントです。
アドホック
「アドホック」モードで通信する無線LAN端末です。
1
7
1
設定ユーティリティーについて
1-2.[無線ネット表示]タブ
■ 各項目について(つづき)
¡ 機能
無線ネットワークが対応する拡張機能をアイコンで表示します。
Super AG/Gを使用する
Super AG、またはSuper G機能を使用して通信する無線アクセスポイントで
す。
Super AG/Gを使用する (圧縮あり)
Super AG、またはSuper G機能を使用して、「圧縮あり」で通信する無線アク
セスポイントです。
XR (Extended Range/拡張範囲)
XR機能が設定された無線アクセスポイントです。
WMM (Wi-Fi Multimedia)
WMM機能に対応した無線アクセスポイントです。
WEP (Wired Equivalent Privacy)
[WEP RC4]、または[OCB AES]暗号化方式を使用して通信する無線ネット
ワークです。
WPA (Wi-Fi Protected Access)
接続するとき、IEEE802.1X認証が必要な無線ネットワークです。
WPA-2 (Wi-Fi Protected Access 2)
接続するとき、IEEE802.1X認証が必要な無線ネットワークです。
※「WPA」、または「WPA-2」を選択するときは、接続する無線ネットワークの
設定にしたがってください。
8
設定ユーティリティーについて
1
1-2.[無線ネット表示]タブ
■ 各項目の表示について(つづき)
¡ SSID
無線ネットワークに設定された無線ネットワーク名を表示します。
¡ 暗号化
無線ネットワークに設定された暗号化方式を表示します。
ー
:暗号化されていません。
WEP
:[WEP RC4]、または[OCB AES]暗号化方式が設定され
WPA(TKIP)
:[WPA(TKIP)]暗号化方式が設定されています。
ています。
WPA(CCM AES128) :[WPA(AES)]暗号化方式が設定されています。
※「 W P A ( T K I P ) 」 、 ま た は 「 W P A ( C C M
AES128)」を使用している無線アクセスポ
イント(例:LG)に接続するとき、右図が表
示された場合は、[オプション]タブの[ゼロ
コンフィグを使用する]欄(☞P26)を「はい」
に設定してください。
設定の詳細については、取扱説明書(冊子)をご覧ください。
¡ 信号レベル
無線アクセスポイントの電波強度をアイコン(5段階)とパーセンテージで表示します。
1
※「アドホック」モードでは機能しませんが、常に最大強度を表示します。
※Windowsのタスクバー(☞右図)には、選択した無線ネッ
トワークと通信を開始したとき、電波強度を4段階で表
示します。
¡ レート
無線ネットワークが対応する送信速度です。
9
1
設定ユーティリティーについて
1-2.[無線ネット表示]タブ(つづき)
■ 表示のしかたを変更するには
項目名
項目名を右クリックす
ると、選択メニューを
表示します。
スクロールバーの上に
カーソルを移動してド
ラックすると、表示範
囲を移動できます。
¡ 表示項目選択
表示する項目が変更できます。
項目名を右クリックすると、選択メニューを表示します。
項目名の上にカーソルを移動してクリックすると、チェックマークが入り、その項目
が[無線ネット表示]タブに表示されます。
※項目を複数選択する場合は、「CTRL」キーを押しながらクリックします。
※出荷時は、[SSID]、[チャンネル]、[ネットワークモード]、[暗号化]、[信号レベル]項
目を表示します。
¡ 項目名の表示入れ替え
表示する項目の順番が変更できます。
項目名の上にカーソルを移動してドラックすると、項目を移動できます。
¡ ソート
各項目に表示される無線ネットワークの情報を並び替え(ソート)できます。
項目名の上にカーソルを移動してクリックすると、 を表示してリストをソートでき
ます。
もう一度クリックすると、 を表示して逆順でリストをソートできます。
¡ 項目の表示幅
表示する項目の表示幅が変更できます。
項目名の境界線(│)の上にカーソルを移動してドラックすると、幅を変更できます。
10
設定ユーティリティーについて
1
1-3.[通信統計]タブ
通信速度やエラーをデータ送信中にグラフで監視するとき使用します。
※説明のため、一部、実際とは表示が異なる場合があります。
診断結果表示エリアに表
示するグラフの診断項目
名を選択します。
ツールバー(☞P12)
診断結果表示エリア
〈OK(0)〉をクリックする
と、画面を閉じます。
■ 診断できる項目について
診断できる項目は、次の4つです。
1
※スキャン中の場合、診断する項目の数値は、すべて「--」を表示します。
¡ 送受信エラー率
データが1秒間に正しく送信できなかった割合と、1秒間に受信したパケットの中で
誤りのある割合をパーセンテージで表示します。
¡ 送受信速度
データ送信速度とデータ受信速度を、1秒ごとに表示します。
¡ 信号レベル
無線アクセスポイントから受信している電波の強さをパーセンテージで表示します。
¡ 送信レート
接続している無線アクセスポイントの送信レートを1秒ごとに表示します。
11
1
設定ユーティリティーについて
1-3.[通信統計]タブ(つづき)
■ ツールバーについて
(統計一時停止) …
診断結果のグラフ描画を一時停止するボタンです。
(統計再開) ………
診断結果のグラフ描画を再開するボタンです。
※診断を一時停止させたとき、表示します。
(統計リセット) …
描画中のグラフを消去するボタンです。
(標準表示) ………
診断結果のグラフを出荷時の表示範囲に戻すボタンで
す。
(全体表示) ………
診断結果のグラフ全体を表示するボタンです。
※診断結果の値が小さく、[標準表示(出荷時の表示範
囲)]で確認できない場合に有効です。
12
設定ユーティリティーについて
1
1-4.[通信設定]タブ
本製品の無線通信機能を設定するとき使用します。
〈OK(0)〉をクリックする
と、画面を閉じます。
変更した設定を有効にす
る と き は 、〈 適 用 ( A ) 〉、
または〈OK(0)〉をクリッ
クします。
■ ネットワーク設定
¡ ネットワークモード
(出荷時の設定:インフラストラクチャ)
本製品の通信形態を設定します。
1
「インフラストラクチャ」 :無線LAN端末が、無線アクセスポイントを介してネット
ワーク(無線/有線LAN)に接続する形態
「アドホック」
:無線LAN端末どうしが通信して、ネットワークを構成す
る形態
¡ SSID
(出荷時の設定:空白)
グループとして識別するための無線ネットワーク名を設定します。
優先的に接続したい無線LAN機器の[SSID]を、大文字/小文字の区別に注意して、任
意の半角英数字32文字以内で入力してください。
本製品と異なる[SSID]の無線アクセスポイントおよび「アドホック」モードで通信す
る無線LAN端末とは通信できません。
※[SSID]を出荷時の設定(空白)で使用したときは、「ANY」モード(アクセスポイント
自動検索接続機能)で動作して、通信環境の良い無線アクセスポイントへ自動的に
接続されます。
なお、無線LAN端末が「ANY」モードの場合でも、「ANY接続拒否」を設定している
無線アクセスポイントには、接続できません。
※[SSID]を「ANY」と入力しても、「ANY」モードにはなりません。
13
1
設定ユーティリティーについて
1-4.[通信設定]タブ(つづき)
■ ローミング
「ローミング」とは、本製品を装着する端末を移動させても、自動的に電波状況のよい無
線アクセスポイントに切り替えながら通信することです。
(下図参照)
※[SSID]や暗号化などセキュリティーは、すべて同じ設定にしてください。
(出荷時の設定: ✔ スマートローミングを使用する)
¡ スマートローミング
定期的にチャンネルをスキャンさせることにより、無線ネットワークへの切り替えが
遅れないようにする機能です。
※通信状況が悪くなったときにチャンネルのスキャンを開始して、電波状況の良い無
線アクセスポイント、または「アドホック」モードで通信する無線LAN端末に接続
します。
※下図は、「インフラストラクチャ」モードでの動作例です。
IEEE802.11a(W52) Wireless
Access Point(弊社製)
IEEE802.11b Wireless
Access Point(弊社製)
電波状況の良い
方に切り替わる
「CH36」
「CH11」
無線LAN端末
移動
電波状況の良い
方に切り替わる
移動
電波状況の良い
方に切り替わる
IEEE802.11g Wireless
Access Point(弊社製)
「CH40」
「CH6」
IEEE802.11a(W52) Wireless
Access Point(弊社製)
※[SSID]や暗号化は、すべて同じ設定にしてください。
14
設定ユーティリティーについて
1
1-4.[通信設定]タブ(つづき)
■ 802.11モード
本製品で使用する無線LAN規格を設定します。
¡「インフラストラクチャ」モードを選択しているとき
(出荷時の設定: ✔ 802.11a(5.2GHz, 54Mbps max),
✔ 802.11b(2.4GHz, 11Mbps max),
✔ 802.11g(2.4GHz, 54Mbps max))
[802.11a]、[802.11b]、[802.11g]を設定できます。
チェックボックスをクリックしてチェックマークを入れると有効になります。
※[802.11g]を有効にすると、[802.11b]と同時に有効になります。
※[802.11b]だけを有効にすると、Super AG機能およびSuper G機能、XR機能は
使用できません。
¡「アドホック」モードを選択しているとき
(出荷時の設定: ¡ 802.11a(5.2GHz, 54Mbps max))
[802.11a]、[802.11b]、[802.11g]から、どれか1つだけ設定できます。
ラジオボタンをクリックすると有効になります。
※「アドホック」モードでは、Super AG機能およびSuper G機能、XR機能は使用で
きません。
1
【無線LAN規格について】
◎[802.11a]は、5.2GHz/5.3GHz帯の通信周波数を利用して、最高54Mbpsの送
信速度で通信する規格です。
※電波法上、屋外での使用は禁止されています。
※本製品は、5.2GHz帯(J52/W52)の通信に対応しています。
※本製品は、5.3GHz帯(W53)の通信には対応していません。
◎[802.11g]は、2.4GHz帯の通信周波数を利用して、最高54Mbpsの送信速度で通
信する規格です。
◎[802.11b]は、2.4GHz帯の通信周波数を利用して、最高11Mbpsの送信速度で
通信する規格です。
15
1
設定ユーティリティーについて
1-4.[通信設定]タブ
■ 802.11モード(つづき)
¡ 送信速度
(出荷時の設定:自動)
環境の変化などで通信が不安定な場合は、「自動」を設定すると通信の続行できる速度
に自動で切り替わります。
「自動」以外を選択すると、送信速度を固定できます。
[802.11a] …………
送信速度を「6/9/12/18/24/36/48/54」Mbpsの中
から選択します。
[802.11b] …………
送信速度を「1/2/5.5/11」Mbpsの中から選択します。
[802.11g] …………
送信速度を「1/2/5.5/6/9/11/12/18/24/
36/48/54」Mbpsの中から選択します。
※「1/2/5.5/11」Mbpsを[802.11g]で設定したときは、[802.11b]の変調方式で
送信します。
■ 拡張機能
(出荷時の設定: ✔ 圧縮あり)
¡Super AG/G
Super AG機能およびSuper G機能は、米国Atheros Communications社が、開発
した独自の無線LAN高速化技術です。
チェックボックスをクリックして、チェックマークを入れると、「圧縮なし」、または
「圧縮あり」を使用できます。
「圧縮あり」を選択すると、通信速度がさらに向上します。
※すでに圧縮されているデータを取り扱う機会が多い場合、「圧縮あり」を使用すると、
圧縮されたデータを転送しているあいだは、速度が低下する原因となります。
このような場合は、「圧縮なし」に設定してご使用ください。
※無線アクセスポイント側が、この機能を設定していない、または対応していない場
合は、設定しても無効です。
Super AG機能……
[802.11a/g]規格対応の弊社製無線アクセスポイント
と本製品に、この機能を設定することで、有効になりま
す。
Super G機能 ……
[802.11g]規格対応の弊社製無線アクセスポイントと
本製品に、この機能を設定することで、有効になります。
16
設定ユーティリティーについて
1
1-4.[通信設定]タブ
■ 拡張機能(つづき)
¡ XR
(出荷時の設定:□ 自動)
米国Atheros Communications社が開発した、無線伝送可能領域を拡大する技術で
す。
チェックボックスをクリックして、チェックマークを入れると使用できます。
無線アクセスポイントからの電波強度が弱くなったとき、XR機能が有効な場合は、
[802.11モード](☞P16)で設定した速度から、[XR]で設定した速度に自動で切り替
わり通信を続行できます。
環境の変化などで通信が不安定な場合は、「自動」を設定すると通信の続行できる速度
に自動で切り替わります。
「自動」以外を選択すると、送信速度を固定できます。
送信速度を「250kbps/500kbps/1Mbps/2Mbps/3Mbps」の中から選択します。
※無線アクセスポイント側が、この機能を設定していない、または対応していない場
合は、設定しても無効です。
■ 通信設定
¡ チャンネル
「インフラストラクチャ」モードを選択しているとき
無線アクセスポイントに設定されたチャンネルで通信しますので、本機ではチャンネ
ル設定できません。
1
※[IEEE802.11a(J52)]規格で通信する無線アクセスポイントを検出したときは、
その無線アクセスポイントに接続します。
また、検出できないときは、[IEEE802.11a(J52)]規格で電波を出さないように
設定されます。
「アドホック」モードを選択しているとき
相手からの接続要求に対して、本機で設定したチャンネルで通信を開始します。
また、自分から接続要求をするときは、相手のチャンネルに自動設定されます。
[802.11a]は、「CH36/CH40/CH44/CH48」の中から選択します。
(出荷時の設定:CH36(5180MHz))
[802.11g]、[802.11b]は、「CH01∼CH13」の中から選択します。
(出荷時の設定:CH11(2462MHz))
※[ I E E E 8 0 2 . 1 1 a ( J 5 2 / W 5 2 ) ] 規 格 対 応 の フ ァ ー ム ウ ェ ア に 更 新 す る と 、
[IEEE802.11a(J52)]規格での「アドホック」モード通信ができなくなります。
17
1
設定ユーティリティーについて
1-4.[通信設定]タブ
■ 通信設定(つづき)
¡ Rts/Ctsスレッシュホールド
(出荷時の設定:なし)
互いの通信状態を打診・交渉(ネゴシエーション)するために送るパケットのデータサ
イズを、「500バイト」、または「1000バイト」から選択します。
Rts/Cts(Request to send/Clear to send)スレッシュホールドを設定すると、
「隠れ端末」の影響による通信速度の低下を防止できます。
【隠れ端末とは】
下図のように、それぞれが無線LAN端末[B]と通信できても、互いが直接通信できな
い無線LAN端末[A]-[C]同士([A]に対して[C]、[C]に対して[A])のことを隠れ端末と呼
びます。
衝突
B
A
無線伝送可能領域
C
無線伝送可能領域
通信の衝突を防止するには、無線LAN端末[A]から送信要求(Rts)信号を受信した無線
LAN端末[B]が、無線伝送可能領域内にある無線LAN端末[A]および[C]に送信可能
(Cts)信号を送り返すことで、Rts信号を送信していない無線LAN端末[C]に無線LAN
端末[B]が隠れ端末と通信中であることを認識させます。
これにより、Rts信号を送信していない無線LAN端末[C]は、無線LAN端末[B]から受
信完了通知(ACK)を受信するまで無線LAN端末[B]へのアクセスを自制して、通信の
衝突を防止できます。
¡ パワーレベル
(出荷時の設定:高)
「インフラストラクチャ」モードと「アドホック」モードで利用できます。
本製品の送信出力を3段階(高/中/低)に調整できる機能です。
本製品の最大伝送距離は、パワーレベルが「高」(出荷時の設定)の場合です。
パワーレベルを低くすると、それに比例して伝送距離も短くなります。
【パワーレベルを低くする目的について】
◎本製品から送信される電波が部屋の外に漏れるのを防止したいとき
◎通信エリアを制限してセキュリティーを高めたいとき
◎比較的狭いエリアに複数台の無線アクセスポイントが設置された環境で、近くの無
線クライアントや無線アクセスポイントとの電波干渉を無くして、通信速度の低下
などを防止したいとき
18
設定ユーティリティーについて
1
1-5.[セキュリティ]タブ
暗号化を設定して通信するとき使用します。
※説明のため、一部、実際とは表示が異なる場合があります。
変更した設定を有効にす
る と き は 、〈 適 用 ( A ) 〉、
〈OK(0)〉をクリックする
または〈OK(0)〉をクリッ
と、画面を閉じます。
クします。
■ 暗号化有効
(出荷時の設定:
暗号化有効)
[暗号化有効]のチェックボックスにチェックを入れると、送信データの暗号化が有効に
1
なります。
¡ 暗号化方式
(出荷時の設定:WEP RC4 128ビット)
[WEP RC4]と[OCB AES]の2とおりがあり、その方式と鍵(キー)のビット数を選択
します。
暗号化方式とビット数が通信相手と異なる場合は通信できません。
[WEP RC4]は、64/128/152ビットの中から選択できます。
[OCB AES]は、128ビットで使用できます。
※ WPA暗号化認証の設定には対応していません。
(2005年11月現在)
ご使用になる場合は、Windows XP(Service Pack2)の端末が必要です。
WPA暗号化方式[TKIP、CCM AES](☞P9)は、設定ユーティリティーから設定で
きる暗号化方式の[WEP RC4、OCB AES]とは互換性がありません。
また、WPA暗号化方式を使用する場合は、[オプション]タブの[ゼロコンフィグを
使用する]欄(☞P26)を「はい」に設定してください。
19
1
設定ユーティリティーについて
1-5.[セキュリティ]タブ
■ 暗号化有効
¡ 暗号化方式(つづき)
WEP RC4: 一般に無線LANで使用されているWEPセキュリティーと呼ばれる暗号
化方式で、RC4(Rivest’s Cipher 4)アルゴリズムをベースに構成され
ています。
暗号化するデータのブロック長が8ビットで、暗号鍵(キー)の長さ
(64/128/152ビット)を選択できますが、上位24ビットは鍵をラン
ダムに発生させています。
任意に設定できる暗号鍵(キー)の長さは、40/104/128ビットのい
ずれかになります。
OCB AES: [WEP RC4]より強力な暗号化方式です。
暗号化するデータのブロック長と暗号鍵(キー)の長さは、128ビット
です。
¡ キージェネレータ
暗号化および復号に使う鍵(キー)を生成するための文字列を入力します。
大文字/小文字の区別に注意して、任意の英数字/記号を半角32文字以内で入力しま
す。
※[キージェネレータ]から生成される鍵(キー)は、本製品と異なる弊社製無線LAN機
器の[キージェネレータ]から生成される鍵(キー)とだけ互換性があります。
※[キージェネレータ]から生成されたキーは、[WEPキー]の[値]テキストボックスに
表示されます。
※「ASCII文字入力」が設定されているときは、入力できません。
※通信の対象となる相手間で同じ文字列が設定されていると通信できます。
¡ キーインデックス
(出荷時の設定:01)
暗号化に使用するキー番号(01∼04)を選択します。
選択したキー番号のテキストボックスに入力された値が暗号鍵(キー)として使用され
ます。
¡ WEPキー
[キージェネレータ]に入力した文字列から生成された鍵(キー)を表示します。
また、このテキストボックスに鍵(キー)を直接入力できます。
※直接入力の場合、入力前に「16進数」、または「ASCII文字」を設定してください。
※通信の対象となる相手間で同じ鍵(キー)が設定されていると通信できます。
20
設定ユーティリティーについて
1
1-5.[セキュリティ]タブ
■ 暗号化有効(つづき)
¡ 16進数入力/ASCII文字入力
(出荷時の設定:16進数入力)
暗号鍵(キー)の入力モードを選択します。
入力内容を〈適用(A)〉で登録したあとは、「16進数入力」と「ASCII文字入力」を切り替
えると、選択した入力モードに対応する鍵(キー)に変換されることを確認できます。
なお、下記の[ASCII文字→16進数変換表]に対応しない文字を含む場合は、表示され
ないことがあります。
ASCII文字→16進数変換表
ご使用になる無線LANカードや無線LAN対応のパソコンが両方の入力モードに対応し
ていない場合は、下記の変換表を参考にしてパソコンに設定するキーを相手に指示して
ください。
[例]16進数入力で「4153434949」(10桁)を設定している場合、ASCII文字では、
「ASCII」(5文字)になります。
!
ASCII文字
16進数
ASCII文字
16進数
ASCII文字
16進数
ASCII文字
16進数
ASCII文字
16進数
ASCII文字
16進数
”
#
$
%
&
’
(
)
*
+
,
-
.
/
20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 2a 2b 2c 2d 2e 2f
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
:
;
<
=
>
?
30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 3a 3b 3c 3d 3e 3f
@
A
B
C
D
E
F
G
H
I
J
K
L
M N
O
40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 4a 4b 4c 4d 4e 4f
P
Q
R
S
T
U
V
W
X
Y
Z
[
¥
]
^
1
_
50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 5a 5b 5c 5d 5e 5f
`
a
b
c
d
e
f
g
h
i
j
k
l
m
n
o
60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 6a 6b 6c 6d 6e 6f
p
q
r
s
t
u
v
w
x
y
z
{
│
}
~
70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 7a 7b 7c 7d 7e
暗号化方式対応表
対応:○ 非対応:×
※Windows XP搭載のWPA暗号化方式(TKIP、AES)に対応しています。
WPA暗号化方式は、設定ユーティリティーから設定できません。
21
1
設定ユーティリティーについて
1-5.[セキュリティ]タブ
■ 暗号化有効(つづき)
鍵(キー)値の設定例
「RC4 128(104)」ビットの暗号化方式を例に、暗号鍵(キー)を16進数(26桁)で直接
入力する場合を説明します。
[例] キーインデックス「2」と「3」に、「48-6f-74-73-70-6f-74-41-63-63-65-7373」と「57-41-56-45-4d-41-53-54-45-52-4c-41-4e」を下記のように入力し
ます。
◎キーインデックス「2」のキーが同じなので通信できます。
SL-5200側
弊社製無線アクセスポイント
◎キーインデックス「2」と「3」のキーが同じなので通信できます。
SL-5200側
弊社製無線アクセスポイント
◎キーインデックス「2」と「3」のキーが異なるので通信できません。
SL-5200側
22
弊社製無線アクセスポイント
設定ユーティリティーについて
1
1-5.[セキュリティ]タブ(つづき)
■ ネットワーク認証
暗号化を使用する無線LANからのアクセスに対する認証形式を設定します。
※通信相手と認証方式が異なると通信できません。
¡認証モード
(出荷時の設定:オープンシステム)
「オープンシステム」
:無線LANのアクセスに対して認証をしません。
「共有キー」
:無線LANのアクセスに対して通信相手と同じ暗号鍵
(キー)かどうかを認証します。
「オープンシステム・共有キー」 :無線LANのアクセスに対して、「オープンシステム」
と「共有キー」を自動認識しますので、通信相手間で
暗号鍵(キー)が同じであれば通信できます。
1
23
1
設定ユーティリティーについて
1-6. [プロファイル]タブ
[通信設定]タブ(☞1-4章)と[セキュリティ]タブ(☞1-5章)で設定した内容を、無線ネッ
トワーク名(SSID)ごとに保存でき、そのリストを表示します。
※説明のため、一部、実際とは表示が異なる場合があります。
※Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続のように自動接続の順位を登録す
るものではありません。
ツールバー
表示のしかたを変更でき
ます。(☞P10)
各項目の詳細については、
1-4章∼1-5章をご覧くだ
さい。
〈OK(0)〉をクリックする
と、画面を閉じます。
■ ツールバーについて
(読込) …………
リストに表示されたプロファイルを選択して、このボタ
ンをクリックすると、そのプロファイルに設定された内
容を、[通信設定]タブと[セキュリティ]タブに読み込ん
で適用します。
(保存) …………
[通信設定]タブと[セキュリティ]タブに設定されている
内容をプロファイルとして保存します。
※プロファイルとして保存されている[SSID]と同じ無線
ネットワーク名の場合は、そのプロファイルの内容に
上書きされます。
(削除) …………
リストに表示されたプロファイルを選択して、このボタ
ンをクリックすると、そのプロファイルを削除します。
24
設定ユーティリティーについて
1
1-7.[オプション]タブ
設定ユーティリティーについての設定です。
項目の右欄をクリックす
ると、選択項目を表示し
ます。
変更した設定を有効にす
るときは、〈適用(A)〉ま
〈OK(0)〉をクリックする
たは〈OK(0)〉をクリック
と、画面を閉じます。
します。
■ オプション
¡一般設定
起動時にバナー画面を表示
(出荷時の設定:はい)
1
バナー画面を表示するかしないかを設定します。
バナー画面は、設定ユーティリティー起動時に表示します。
設定されている値をデフォルトにする
(出荷時の設定:はい)
通常は、出荷時の設定を使用します。
設定を一時的に変更したい場合などに、「いいえ(無効)」に設定しておくと、パソコン
を再起動したときに設定ユーティリティーで変更する前の設定値に戻ります。
アイコンアニメーション
タスクバーのアイコンに
(出荷時の設定:はい)
?
が表示されたとき、その部分を動画で表示します。
25
1
設定ユーティリティーについて
1-7.[オプション]タブ
■ オプション
¡ 一般設定(つづき)
バルーンボックスでステータスを表示する
(出荷時の設定:はい)
通信相手を切り替えたときなど、通信状態が変化すると、
相手との接続および切断の状態、チャンネルや送信レート
を右図のように表示します。
OS起動時に自動的に起動する
(出荷時の設定:いいえ)
Windowsの起動と同時に設定ユーティリテ
ィーを起動するとき設定します。
※設定ユーティリティーの新規インストール
画面(☞右図)で、「スタートアップメニュ
ーにショートカットを追加」のチェックボ
ックスを選択している場合は、インストー
ルしたときから「OS起動時に自動的に起動
する」は、「はい(有効)」に設定されていま
す。
ゼロコンフィグを使用する
(出荷時の設定:はい)
Windows XPで使用するとき表示される項目です。
「いいえ(無効)」に設定すると、設定ユーティリティーを使用して本製品を設定できま
す。
このとき、Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続を使用できません。
26
設定ユーティリティーについて
1
1-7.[オプション]タブ
■ オプション(つづき)
¡ セキュリティ
パスワードを有効にする
(出荷時の設定:いいえ)
設定ユーティリティーの設定画面表示をパスワードで保護します。
設定を有効にすると、設定画面を表示する直前にパスワードの入力を求める画面を表
示します。
パスワードは、大文字/小文字の区別に注意して、任意の半角英数字28文字以内で入
力します。
設定値をマスクする
(出荷時の設定:いいえ)
[キージェネレータ]と[WEPキー]のテキストボックスに入力する内容をマスク(「*(ア
スタリスク)」で表示)します。
保存時にキーを暗号化する
(出荷時の設定:いいえ)
設定ユーティリティーの設定情報がパソコンに保存されているため、設定ユーティリ
ティーで設定した[WEPキー]の[値]が知られるのを防止するために、保存される[値]
を暗号化します。
※このオプションを有効にすると、無線LANカードをパソコンに装着しなおしたと
きから[WEPキー]の[値]を「00-00-00-00-00」と表示しますが、設定されている
値は有効です。
1
27
1
設定ユーティリティーについて
1-8.[バージョン情報]タブ
本製品の設定ユーティリティーやドライバーのバージョンを表示します。
弊社ホームページへのリ
〈OK(0)〉をクリックする
ンクです。
と、画面を閉じます。
■ ユーティリティ
設定ユーティリティーのバージョン情報を表示します。
■ドライバ
本製品のドライバーのバージョン情報を表示します。
■ハードウェア
本製品ハードウェアのバージョン情報を表示します。
※[IEEE802.11a(W52)]規格に対応している製品は、バージョン表記のあとに
「(W52)」を表示しています。
28
パソコン同士で無線通信する
2
2-1.Windows 98 SE/Meの場合
■ IPアドレスを設定する
「アドホック」モードでパソコン同士が無線通信をするには、固定IPアドレスを割り当て
る必要があります。
【設定の手順】
q マウスを〈スタート〉→[設定(S)]→[コントロールパネル(C)]→[ネットワーク]アイ
コンの順に操作します。
w 下記の画面で「TCP/IP->Icom 802.11a/b/g Wireless LAN SL-5200
(CardBus)」→〈プロパティ(R)〉の順にクリックします。
1. クリック
2. クリック
1
★
2
★ファイルとプリンターの共有設定について
ネットワーク上に存在するほかの
パソコンとファイルやプリンター
を共有する場合は、上記画面の
〈ファイルとプリンタの共有(F)〉
をクリックして、右の画面の項目
にチェックマークを入れておいて
ください。
29
2
パソコン同士で無線通信する
2-1.Windows 98 SE/Meの場合(■ IPアドレスを設定する)つづき
e [IPアドレスを指定(S)]のラジオボタンをクリックします。
[IPアドレス(I)]と[サブネットマスク(U)]を入力して、〈OK〉をクリックします。
1. クリック
2. 入力する
3. クリック
r 再起動をうながす画面が表示されたら、〈はい(Y)〉をクリックします。
再起動後、設定された内容が有効になります。
【IPアドレスの指定について】
¡同一ネットワークグループ内におけるすべてのパソコンのIPアドレスは、重複しな
いように設定してください。
¡同一ネットワークグループ内におけるすべてのパソコンのサブネットマスクは、同
じ値を設定してください。
¡小規模なネットワーク(254台まで)でご使用になる場合は、プライベートアドレス
として192.168.0.0∼192.168.255.255を使用します。なお、
192.168.×××.0(ネットワークアドレス)と192.168.×××.255(ブロードキ
ャストアドレス)は、特別なアドレスとして扱われますので、パソコンには、割り当
てないでください。(×××:0∼255)
3台のパソコンで無線LANを構成するときは、以下のようになります。
パソコンA:192.168.0.10(サブネットマスク:255.255.255.0)
パソコンB:192.168.0.11(サブネットマスク:255.255.255.0)
パソコンC:192.168.0.12(サブネットマスク:255.255.255.0)
30
パソコン同士で無線通信する
2
2-1.Windows 98 SE/Meの場合(つづき)
■ 「コンピュータ名」と「ワークグループ」の設定
【設定の手順】
q マウスを〈スタート〉→[設定(S)]→[コントロールパネル(C)]→[ネットワーク]アイ
コンの順に操作します。
w [識別情報]タブをクリックして、[コンピュータ名:]、[ワークグループ:]のテキス
トボックスに情報を入力してから、
〈OK〉をクリックします。
入力は、半角15文字以内(任意の英数字)になるようにします。
1. クリック
2. 入力する
2
3. クリック
e 再起動をうながす画面が表示されたら、〈はい(Y)〉をクリックします。
再起動をうながすメッセージにしたがって、パソコンを再起動します。
【コンピュータ名:】ネットワーク上で、パソコンごとに識別用の名前を入力します。
なお、同じネットワークグループのパソコンと重複しないように設定してください。
【ワークグループ:】同じ名前を設定したパソコンが、ネットワーク上で同じネット
ワークグループとして認識されます。
同じグループ名を通信の対象となるすべてのパソコンに設定してください。
【コンピュータの説明(D):】必要があれば、任意に入力します。
31
2
パソコン同士で無線通信する
2-1.Windows 98 SE/Meの場合(つづき)
■ 「共有フォルダー」の設定
パソコンのドライブまたはフォルダーを相手先に公開するには共有フォルダーの設定が
必要です。
【設定の手順】
q デスクトップにある[マイコンピュータ]アイコンなどから、共有したいフォルダーの
あるウィンドウを開きます。
w 共有したいフォルダー上にカーソルを移動して右クリックします。
表示されたショートカットメニューから[共有(H)]をクリックします。
e [共有する(S)]のラジオボタンをクリックして、[共有名(N):]、[コメント(C):]、[アク
セスの種類:]、[パスワード:]などを確認または変更して、
〈OK〉をクリックします。
1. クリック
2. 設定する
3. クリック
r 設定したフォルダーのアイコンが、画面のように変化したことを確認します。
確認する
32
パソコン同士で無線通信する
2
2-2.Windows 2000の場合
■ IPアドレスを設定する
「アドホック」モードでパソコン同士が無線通信をするには、固定IPアドレスを割り当て
る必要があります。
【設定の手順】
q 設定に使用するパソコンを起動します。
¡「ログオン」画面を表示します。
w 管理者権限でログオンします。
e パソコンが起動したら、マウスを〈スタート〉→[設定(S)]→[ネットワークとダイヤ
ルアップ接続(N)]→本製品の[ローカルエリア接続]アイコンを順に操作します。
ダブルクリック
2
r〈プロパティ(P)〉をクリックします。
クリック
33
2
パソコン同士で無線通信する
2-2.Windows 2000の場合(■ IPアドレスを設定する)つづき
t 「インターネットプロトコル (TCP/IP)」→〈プロパティ(R)〉の順にクリックします。
1. クリック
2. クリック
y [次のIPアドレスを使う(S)]のラジオボタンをクリックします。
[IPアドレス(I)]と[サブネットマスク(U)]を入力してから、〈OK〉をクリックします。
1. クリック
2. 入力する
3. クリック
34
パソコン同士で無線通信する
2
2-2.Windows 2000の場合(つづき)
■ 「コンピュータ名」と「ワークグループ」の設定
【設定の手順】
q デスクトップ上の[マイコンピュータ]アイコンを右クリックして、表示されるメニュ
ーから[プロパティ]を選択します。
w [ネットワークID]タブ→〈プロパティ(R)〉の順番にクリックします。
1. クリック
2. クリック
2
35
2
パソコン同士で無線通信する
2-2.Windows 2000の場合
■ 「コンピュータ名」と「ワークグループ」の設定(つづき)
e [コンピュータ名(C):]、[ワークグループ(W):]のテキストボックスに情報を入力して
から、〈OK〉をクリックします。
1. クリック
2. クリック
3. クリック
r 再起動をうながす画面が表示されたら、〈はい(Y)〉をクリックします。
36
パソコン同士で無線通信する
2
2-2.Windows 2000の場合(つづき)
■ 「共有フォルダー」の設定
パソコンのドライブまたはフォルダーを相手先に公開するには共有フォルダーの設定が
必要です。
【設定の手順】
q デスクトップにある[マイコンピュータ]アイコンなどから、共有したいフォルダーの
あるウィンドウを開きます。
w 共有したいフォルダー上にカーソルを移動して右クリックします。
表示されたメニューから[共有(H)]をクリックします。
1. 右クリック
2. クリック
e [このフォルダを共有する(S)]のラジオボタンをクリックして、[共有名(H):]、[コメ
ント(C):]などを確認または変更して、〈OK〉をクリックします。
2
1. クリック
2. 設定する
3. クリック
37
2
パソコン同士で無線通信する
2-2.Windows 2000の場合(■ 「共有フォルダー」の設定)つづき
r 設定したフォルダーのアイコンが、画面のように変化したことを確認します。
確認する
38
パソコン同士で無線通信する
2
2-2.Windows 2000の場合(つづき)
■ 「ユーザー登録」の設定
共有ファイルへのアクセスを許可するためには、ログオンするための「ユーザー名」と
「パスワード」を設定しておく必要がありますので、その手順について説明します。
【設定の手順】
q マウスを〈スタート〉→[設定(S)]→[コントロールパネル(C)]の順番に操作します。
w 「コントロールパネル」画面の[ユーザーとパスワード]アイコンをダブルクリックしま
す。
e〈追加(D)〉をクリックします。
クリック
2
r 「新しいユーザーの追加」画面で[ユーザー名(U)]を設定して、〈次へ(N)〉をクリック
します。
t [パスワード(P)]と[パスワードの確認入力(C)]を設定して、〈次へ(N)〉をクリックし
ます。
y ユーザーに許可するアクセス権を指定して、〈完了〉をクリックすると、登録が完了
です。
39
3
ご参考に
3-1.共有設定したフォルダーを確認するには
無線ネットワーク上で同じ無線ネットワーク名(SSID)に所属するほかのパソコンのアイ
コンが表示されることを確認する手順を説明します。
※本機と異なる[SSID]に設定された無線LAN端末は、表示されません。
■ Windows XPの場合
【確認の手順】
q パソコンを起動します。
w マウスを〈スタート〉→[コントロールパネル(C)]の順に操作します。
e コントロールパネルから、[ネットワークとインターネット接続]をクリックします。
r [ネットワーク接続]アイコンをクリックします。
クリック
t [その他]の項目から、[マイネットワーク]をクリックします。
クリック
40
ご参考に
3
3-1.共有設定したフォルダーを確認するには
■ Windows XPの場合【確認の手順】(つづき)
y [ネットワーク タスク]の項目から、[ワークグループのコンピュータを表示する]をク
リックします。
同じ[SSID]に所属するパソコ
クリック
ンのアイコン、さらに自分自
身のパソコンのアイコン(例:
Mystation)が表示されます。
u 上記画面で表示されているパソコンのアイコンをダブルクリックすると、そのパソコ
ンに共有設定されたフォルダーが表示されます。
3
41
3
ご参考に
3-1.共有設定したフォルダーを確認するには(つづき)
■ Windows 98 SE/Meの場合
【確認の手順】
q デスクトップ上の[ネットワークコンピュータ](Windows Meの場合:マイネットワ
ーク)アイコンをダブルクリックします。
w 同じ無線ネットワーク名(SSID)に所属するパソコンのアイコン、さらに自分自身の
パソコンのアイコン(例:My station)が「ネットワークコンピュータ」画面に表示さ
れていることを確認します。
表示されていれば、ネットワークへの接続は正常です。
e 表示されている[コンピュータ]アイコンをダブルクリックすると、そのパソコンに共
有設定されたフォルダーが表示されます。
42
ご参考に
3
3-1.共有設定したフォルダーを確認するには(つづき)
■ Windows 2000の場合
【確認の手順】
q デスクトップ上の[マイネットワーク]アイコンをダブルクリックします。
w 同じ無線ネットワーク名(SSID)に所属するパソコンのアイコン、さらに自分自身の
パソコンのアイコン(例:My station)が「ネットワークコンピュータ」画面に表示さ
れていることを確認します。
表示されていれば、ネットワークへの接続は正常です。
e 表示されている[コンピュータ]アイコンをダブルクリックすると、そのパソコンに共
有設定されたフォルダーが表示されます。
3
43
A-6343I-2J-e
© 2003–2005 Icom Inc.
本 社 547ー0003
北海道営業所 003ー0806
仙 台 営 業 所 983ー0857
東 京 営 業 所 103ー0007
名古屋営業所 468ー0066
大 阪 営 業 所 547ー0004
広 島 営 業 所 733ー0842
四 国 営 業 所 760ー0071
九 州 営 業 所 815ー0032
大阪市平野区加美南1ー1ー32
札幌市白石区菊水6条2ー2ー7
仙台市宮城野区東十番丁54ー1
東京都中央区日本橋浜町3ー42ー3
名古屋市天白区元八事3ー249 大阪市平野区加美鞍作1ー6ー19 広島市西区井口3ー1ー1 高松市藤塚町3ー19ー43 福岡市南区塩原 4ー5ー48 TEL 011ー820ー3888
TEL 022ー298ー6211
TEL 03ー5847ー0722
TEL 052ー832ー2525
TEL 06ー6793ー0331
TEL 082ー501ー4321
TEL 087ー835ー3723
TEL 092ー541ー0211
¡サービスについてのお問い合わせは各営業所サービス係宛にお願いします。
ゼロコンフィグでの設定変更について
ゼロコンフィグでの設定変更について
Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続(ゼ
ロコンフィグ)において、暗号化設定を変更すると、通
信を開始するまで、時間がかかることがあります。
Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続(ゼ
ロコンフィグ)において、暗号化設定を変更すると、通
信を開始するまで、時間がかかることがあります。
■ 上記のようなときは、下記の操作をしてください。
◎パソコンを再起動する
◎無線LANカード(本製品)を装着しなおす
◎OSのデバイスマネージャで、無線LANカードを
「無効」に設定後、「有効」に戻す
■ 上記のようなときは、下記の操作をしてください。
◎パソコンを再起動する
◎無線LANカード(本製品)を装着しなおす
◎OSのデバイスマネージャで、無線LANカードを
「無効」に設定後、「有効」に戻す
A-6343I-4J
A-6343I-4J
消費電流について
消費電流について
LANケーブルをSB-5100/SB-5100PA本体側に
延長して、総延長距離(☞P17)を100mで使用した場
合、消費電流は、220mA(最大)になります。
LANケーブルをSB-5100/SB-5100PA本体側に
延長して、総延長距離(☞P17)を100mで使用した場
合、消費電流は、220mA(最大)になります。
本製品の取扱説明書「■ 一般仕様(SB-5100/SB-5100PA)」
本製品の取扱説明書「■ 一般仕様(SB-5100/SB-5100PA)」
(☞P115) に記載の消費電流200mA(最大)は、SB-5100/SB-
(☞P115) に記載の消費電流200mA(最大)は、SB-5100/SB-
5100PA本体側のLANケーブル(20m)を延長しないで使用する
5100PA本体側のLANケーブル(20m)を延長しないで使用する
場合の数値です。
※SA-3と既存のネットワークを接続するLANケーブルの長さに
は影響しません。
場合の数値です。
※SA-3と既存のネットワークを接続するLANケーブルの長さに
は影響しません。
A-6410I-3J
A-6410I-3J
消費電流について
消費電流について
LANケーブルをSB-5100/SB-5100PA本体側に
延長して、総延長距離(☞P17)を100mで使用した場
合、消費電流は、220mA(最大)になります。
LANケーブルをSB-5100/SB-5100PA本体側に
延長して、総延長距離(☞P17)を100mで使用した場
合、消費電流は、220mA(最大)になります。
本製品の取扱説明書「■ 一般仕様(SB-5100/SB-5100PA)」
本製品の取扱説明書「■ 一般仕様(SB-5100/SB-5100PA)」
(☞P115) に記載の消費電流200mA(最大)は、SB-5100/SB-
(☞P115) に記載の消費電流200mA(最大)は、SB-5100/SB-
5100PA本体側のLANケーブル(20m)を延長しないで使用する
5100PA本体側のLANケーブル(20m)を延長しないで使用する
場合の数値です。
※SA-3と既存のネットワークを接続するLANケーブルの長さに
は影響しません。
場合の数値です。
※SA-3と既存のネットワークを接続するLANケーブルの長さに
は影響しません。
A-6410I-3J
A-6410I-3J
消費電流について
消費電流について
LANケーブルをSB-5100/SB-5100PA本体側に
延長して、総延長距離(☞P17)を100mで使用した場
合、消費電流は、220mA(最大)になります。
LANケーブルをSB-5100/SB-5100PA本体側に
延長して、総延長距離(☞P17)を100mで使用した場
合、消費電流は、220mA(最大)になります。
本製品の取扱説明書「■ 一般仕様(SB-5100/SB-5100PA)」
本製品の取扱説明書「■ 一般仕様(SB-5100/SB-5100PA)」
(☞P115) に記載の消費電流200mA(最大)は、SB-5100/SB-
(☞P115) に記載の消費電流200mA(最大)は、SB-5100/SB-
5100PA本体側のLANケーブル(20m)を延長しないで使用する
5100PA本体側のLANケーブル(20m)を延長しないで使用する
場合の数値です。
※SA-3と既存のネットワークを接続するLANケーブルの長さに
は影響しません。
場合の数値です。
※SA-3と既存のネットワークを接続するLANケーブルの長さに
は影響しません。
A-6410I-3J
A-6410I-3J
Fly UP