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事業団だより35号 2016年5月

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事業団だより35号 2016年5月
http://www.scswa.jp/
堺市社会福祉事業団だより
特集「 堺市立健康福祉プラザ開所5年目を迎えて」・・・・・・・・・・1∼3
児童発達支援センターの取組み・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
Vol.35
平成28年(2016年)5月
児童発達支援センター利用者評価アンケート・・・・・・・・・・・・・5
発 行:社会福祉法人
堺市社会福祉事業団
TEL:072-294-7945
FAX:072-298-0216
イベント&事業団NEWS 理事会・評議員会を開催ほか・・・・・・・・6,7
イベント&インフォメーション 平成27年度の卒園・修了式・・・・・・8
特集「堺市立健康福祉プラザ開所5年目を迎えて」
堺市立健康福祉プラザは、障害のある方々の社会
として受託し、当事業団は、施設全体の維持管理と
参加、地域生活を支援すると共に、障害者と市民の
市民交流センターおよび生活リハビリテーションセン
方々が交流を通じて相互理解を図ることを目的とし
ターの事業の運営に携わってきました。
た、広域的で総合的な拠点施設で、平成24年度に開
また、今年度実施される次期指定管理者公募に向
所し今年度で5年目を迎えました。
けて、職員一丸となり、引き続き指定管理者の取得を
その間、当事業団と堺障害者団体連合会、フイット
めざします。
ネス21事業団と共同事業体で、堺市から指定管理者
第4回 春のプラザ祭りを開催
平成28年4月16日(土)に開催され、800名以上の
方々にご来館いただきました。
「第 6 回 堺 市 授 産 製 品コンクール 表 彰式 」では、
竹山修身堺市長から受賞された事業所の利用者の皆
様に表彰状を授与していただき、皆様とても喜ばれて
いました。
音楽イベントではフォークシンガー役所タケシさん
が「健康福祉プ
ラザ」をテーマ
にし た 即 興 の
歌 を 披 露 して
そのほか「春の体力測定」「お遊びコーナー」「脳
いただき、温か
年齢測定」「デイジー図書の紹介」、バリアフリー映
い雰囲気で会
画上映、さをり織り、アクセサリーづくり、おはなし
場 と一 体 と な
絵本会、点字や手話などの体験、第6回堺市授産製
った ラ イブ を
品コンクール受賞製品販売など、多くのイベントで盛
行いました。
り上がり、春のプラザを満喫していただきました。
たくさんの いいね!
お待ちしています♪
フェイスブックで情報発信!
⽇々の給⾷や保育の様⼦、各種研修会や
事業の案内などもお知らせします。
もず診療所
第1・2つぼみ園
第1・2もず園
えのきはいむ
通所教室
つぼみ診療所
通園施設
診 療 所
相談・申込窓口のご案内
◆親と子の療育支援センターおおぞらでは、発達や
療育の相談と右記の施設の利用について相談を
受け付けています。
QR コードはこちら→
めだか親子教室
◎親と子の療育支援センター おおぞら TEL.072-294-7943 FAX.072-298-0216
1
特集「堺市立健康福祉プラザ開所5年目を迎えて」
◆市民交流センターの主な取組み
文化芸術事業
文化芸術事業として障害のある方が社会参加する
ことを目的として、障害のある方ない方問わず楽しん
でもらえる「レクリエーション教室」
(パソコン・料理・
編み物・ステンドグラスなど)や障害のある方の文化芸
術活動を活性化する「文化芸術教室」
(アート書道・
絵画・陶芸など)と区分けし、年間延べ100回以上の多
様な教室を開催しています。参加者数は平均して年間
900人∼1,000人以上の方々にご参加いただき、障害
のある方々に教室の認知が年々深まってきました。
教室参加者数
1,400
1,200
1,000
800
この4年間で教室を通して、多くの方が出会い、参
加者同士が交流を深め、
「プラザに来れば友だちや
600
400
200
知り合いに会える」ということが日常的になるよう仲
間作りにも貢献しています。一人でも多くの笑顔を増
やし、自己肯定感や充実感を伸ばしていける教室を
今後も多数開催しますので、ぜひご参加ください。
0
参加人数
障害のある方
障害のない方
H24年度
892
542
350
H25年度
853
597
256
H26年度
1,153
942
211
H27年度
921
737
184
ボランティア養成・育成事業
今後も、より多くの市民
の 皆 様に、障 害 福 祉ボラ
ンティア活動の魅 力をお
伝えできるよう、また障害
のある方のボランティア
活動を通じた社会参加に
貢 献できるよう取 組んで
まいりますのでご支援、ご
協力お願いいたします。
ボランティア養成・育成事業は、共同事業体で運営
する各センターにおいてボランティア活動の活性化を
目的としています。
プラザ開所の平成24年度よりボランティア登録を
開始し、平成28年3月末では191名の方が登録され活
躍されています。登録者の中には、障害のある方や今
まで障害のある方と関わりのなかった方もおられ、プ
ラザでのボランティア活動を通して障害理解や交流
を深める機会となっています。
ボランティア登録者数
188
191
126
82
H24年度 H25年度 H26年度 H27年度
授産活動支援センター
るセンターとして活動してきました。結果、企業等と
授産活動支援センターは、市内の障害者就労施設
が取組む仕事やものづくり(授産活動)を支援するた
めに、市民や企業等団体への広報啓発や営業活動、施
設職員を対象としたセミナー等を行ってきました。
発足当時は認知度が低かった施設にも、積極的な
訪問と情報発信により、徐々に企業等と施設のマッチ
ングコーディネート等の機能が理解され、現在では
気軽に相談や情報交換ができる関係となっています。
また、営業活動を通して、企業や行政機関、堺商工
会議所等と協力関係を構築しました。
施設のマッチング実績は着実に増加しています。今後
も、培った人脈やノウハウを生かして、効果的な授産
活動支援を展開してまいります。
マッチング実績
(万円)
800
他にもホームページ開設や堺東商店街での授産製
600
60
400
40
200
20
0
品コンクール開催、商談会出展など、積極的に外に出
2
件数
合計金額 (件)
80
H24年度
H25年度
H26年度
H27年度
0
◆生活リハビリテーションセンターの主な取組み
生活リハビリテーションセンターは、指定障害福祉
サービス事業の自立訓練(機能訓練・生活訓練)事業
所として、さらに堺市高次脳機能障害*支援拠点機関
として開設された施設です。
主に脳の病気や事故後の医療のリハビリテーショ
ンを終えられた後に、身体機能や認知機能の障害が
残った方々の地域生活での困り事を軽減するめの福
祉のリハビリテーション(自立訓練)を行うことと高
次脳機能障害に対する専門相談や支援普及を行う専
門機関としてサービスを提供しています。
*高次脳機能障害とは、交通事故や脳の病気などによ
り、脳が損傷を受けその後遺症として記憶や注意力
などの認知機能の低下と感情や行動を調節できなく
なるなどの症状による、社会生活における困り事を
「高次脳機能障害」といいます。
リハビリテーション(自立訓練事業)について
センターでは、個別や集団の訓練プログラムを提供
していますが、なかでもプラザ内のスポーツ施設や創
作活動のできる施設を活用したプログラムが特徴で
す。また、公共交通機関を利用して地域生活での行動
範囲を広げるための訪問訓練なども行っています。
また、開設以来、地域の医療機関・相談支援機関と
の連携を図りながら、順調に訓練提供数を増やして
きました(図2)。
自立訓練事業では、主に脳血管疾患や頭部外傷に
よって後遺症が残された方々に対して、理学療法士
(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、臨床
心理士(CP)、看護師(Ns)といった専門職がチーム
で訓練サービスを提供しています。ご利用者の多くは
脳卒中や頭部外傷後の方々で、機能回復を図り再び
就労など地域社会でその人らしい生活を送ることを
目標にされています(図1)。
図1:利用者の原因疾患
頸髄・脊髄損傷 6%
脳炎 1%
脳腫瘍 5%
低酸素脳症
26%
(件)
7,000
(期間H24年5月∼H28年3月)
その他 3%
対象:180人
図2:訓練サービス提供数の推移
6,000
生活訓練
5,000
機能訓練
4,000
脳血管疾患
56%
3,000
2,000
頭部外傷
26%
1,000
0
図3 相談者の内訳
支援普及事業について
支援普及事業においては、社会福祉士(SW)、精
神保健福祉士(PSW)の資格を有する専任の高次脳
機能障害支援コーディネーターが専門相談支援や高
次脳機能障害支援普及のための研修会開催などの企
画運営を行っています。
開設からの4年間で延べ5,698回の相談支援(図
3)や支援普及のための研修や勉強会に延べ1,668名
の参加をいただきました。
H24年度
H25年度
H26年度
H27年度
H27年度
H26年度
H25年度
H24年度
0
本人
家族
行政関係
医療関係
福祉関係
その他
10
20
H24年度
267
312
180
170
235
65
30
40
H25年度
132
239
177
196
187
25
50
60
70
H26年度
218
394
276
323
306
47
80
90
100
H27年度
317
480
329
448
322
53
これからの取組み
現在、高次脳機能障害の全国的な支援課題には、
就学期の支援、自動車運転再開への支援などがあり
ます。これらの課題に対して事業団のノウハウを生か
した取組みを行っていきます。
また、昨年開院した堺市立総合医療センターとの
連携をさらに強化していくことで、市民の方々の不安
や困り事が少しでも軽減できるよう、救急医療からの
切れめのない支援体制の構築をめざしていきます。
3
児童発達支援センターの取組み
お子さんの発達課題を考慮した課題別グループ保育
えのきはいむでは、それぞれの発達課題を考慮して
こんなふうに、事業団の実践では、一人ひとりの発
編成した課題別グループ保育を実施しています。
達課題を追究するうえで、大人への信頼を基盤に、集
クラスとは、また違ったお友だちや雰囲気を感じな
団活動を通し仲間とつながり、共感しながら育ってい
がらも前半期に培った遊びへの期待や友だちとの関わ
くことを大切にしています。
りの楽しさを基盤に、グループ保育の遊びを楽しんで
います。
このグループでは、自身のもつ伝達スキルを用いて
やりとりをすることや、友だちの遊ぶ様子を真似てみ
たり、工夫したりと、友だちとの関わりも促していくこ
とを課題として遊びを工夫しています。
お財布からコインを出して好きなフルーツを買い、
みんなで大きなデコレーションケーキを作ります。たく
さんフルーツを飾りたくて、何度もお買い物に出かけ、
順番を待つことも期待に変わります。
地域の保育所(園)や幼稚園、小学校に通うお子さんへの
訪問支援を実施しています
第1つぼみ園、第1もず園、えのきはいむでは、地域
保護者、保育所
の保育所等(保育所(園)、幼稚園、こども園、小学
等それぞれの思
校、支援学校を含む)を訪問し、障害のあるお子さん
いを尊重しなが
への支援を行う「保育所等訪問支援事業」を実施して
ら専門的支援を
います。
行うことで 、お
ことばの遅れがある、友だちとうまく遊べない、説明
子さんが安心し
や指示を理解するのが難しい・
・
・など、お子さんの様々
て楽しく集団生活を送れるようにサポートします。
な課題に対して、専門の支援員が保育所等を訪問し、
保育所等訪問支援は、児童福祉法に基づく障害児通
先生方や保護者の方と一緒にお子さんへの支援を検
所支援です。ご利用いただくには、障害児通所受給者
討させていただいています。
証が必要です。
訪問支援員は、児童指導員(心理士・社会福祉士)、
保育所等訪問支援についてのご質問や申し込みな
保育士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士など児
どについては、各児童発達支援センターに直接お問い
童発達支援センターの専門スタッフです。お子さんや
合わせください。
土曜日クラブ
発達に遅れや不安のある未就学のお子さんと保護者を対象に開催しています。
すでに当事業団で療育中の方は対象外です。
◎あそびの広場
5月
7月
10月
11月
1月
2月
南こどもリハビリテーションセンター
28日(土) 23日(土) 22日(土) 19日(土) 28日(土) 25日(土)
北こどもリハビリテーションセンター
21日(土)
内 容
◎まなびの広場
戸外あそび
6月
9日(土) 15日(土) 26日(土) 21日(土) 18日(土)
砂・色水
室内遊具
※健康相談
※食事相談
8月
戸外あそび
9月
室内遊具
12月
南こどもリハビリテーションセンター
18日(土)
27日(土)
24日(土)
17日(土)
北こどもリハビリテーションセンター
25日(土)
27日(土)
17日(土)
10日(土)
テーマ
子どもの発達と
ことば
幼児期の
運動あそび
4
子どもの発達と
ことば
室内遊具
幼児期の
運動あそび
詳細はホーム
ページをご覧
ください。
児童発達支援センター利用者評価アンケート
児童発達支援センター利用者評価アンケート
平成27年度児童発達支援センター利用者評価アンケート
の集計結果です。ご協力ありがとうござました。
206名の保護者から回答をいただきました。昨年度の216名に比べて10名減少し、回収率では今年度75%で、昨年
比11ポイント下がりました。週1日利用など登園日数の少ない並行通園児童もアンケートの対象としたため、母数が増
えたものの回収機会が少なく、提出期日に間に合わない等により回収率が大きく低下したと考えています。次年度は
今回の結果を踏まえて回収期間を延ばすとともに積極的にアンケートに協力していただくように依頼していきたいと
考えます。回答は、5段階で、
(A)よくあてはまる、
(B)あてはまるを足して90%を超えた項目が11項目で1項目増、そ
のうち95%を超えた項目が昨年度と同様6項目となりました。また、
(A)+(B)が80%を超えた項目は昨年度と同
様、計22項目となりました。
とくに高い評価 (A)+(B)は、
1 お子さんの発達に合わせた豊かな心を育む活動・遊びが行われている。95%
2 運動発達の促進や健康の維持・促進が十分に行われている。95%
7 職員は、お子さんにていねい
(乱暴なことばを使ったり、呼び捨てにしない)に接している。97%
9 お子さんは、園に行くことを楽しみにしている。96%
19 療育計画は、保護者の意見を取りいれて適切に作成されている。98%
21 発達に合わせて、療育計画に基づいた支援が行われている。95%
全体を通して、(A)
+
(B)の割合が今年度も90%近い高い評価をいただきました。
「療育計画は、保護者の意見を取りいれて適切に作成されている。」96%は、平成25年度は96%、平成26年度は
95%、
「療育計画について、職員の説明はわかりやすい」98%は、平成25年度、平成26年度ともに97%、
「発達に合わ
せて、療育計画に基づいた支援が行われている」95%は平成25年度、26年度ともに94%と高い評価をいただいてお
り、利用者の立場に立ち、それぞれの職種が一体となって療育に取り組んできた結果だと思います。
「園庭開放、めだか・つばさ教室など(堺市障害児等療育支援事業)や実習生の受け入れを通じて地域に開かれた
施設作りをはかっている。」については70%で昨年度より1%上がったものの依然低い評価となっています。引き続き
事業団の取り組みや様々な事業について、ホームページやフェイスブックをはじめとして、関係機関との連携を図りな
がら、今まで以上に分かりやすい情報を発信していきたいと思います。このような評価を踏まえ、保護者の信頼に一層
応えられるよう職員一同力を合わせていきます。
平成27年度 アンケートの集計結果
※グラフの薄い色は高い評価を濃い色は低い評価を示しています。
Aよくあて
はまる
0%
Bややあて
はまる
25%
Cあまりあて Dまったくあて Eわからない F:無回答
はまらない はまらない
50%
75%
100%
昨年度
1.お子さんの発達に合わせた豊かな心を育む活動・遊びが行われている。・・・・・・・
A+B 95%
99%
2.運動発達の促進や健康の維持・促進が十分に行われている。・・・・・・・・・・・・
95%
88%
83%
86%
83%
97%
88%
94%
90%
89%
92%
93%
88%
86%
86%
81%
86%
96%
98%
95%
90%
95%
3.お子さんにあった給食(給食内容、食べやすい工夫、介助方法)になっている。・・・
4.運動会や遠足、その他の行事は、子どもが楽しく参加できるよう工夫されている。・・
5.他の人に知られたくないことの秘密を守るなど、プライバシーが守られている。・・・
6.緊急時(災害・病気・ケガ)への対応は迅速で、適切である。・・・・・・・・・・・
7.職員は、お子さんにていねい(乱暴な言葉を使ったり、呼び捨てにしない)に接している。・
8.クラス担任や他の職員の療育姿勢や対応はばらつきが少なく、同じようにお子さんに接している。
9.お子さんは、園に行くことを楽しみしにしている。・・・・・・・・・・・・・・・・
10.環境整備などお子さんの安全に配慮した療育が行われている。・・・・・・・・・・・
11.お子さんの発達や意欲を促すような教材・遊具等が用意されている。・・・・・・・・
12.お子さんに関する気がかりな点や悩みなどについて、職員に気軽に相談できる。・・・
13.園からのたよりや連絡票などで、お子さんの様子や療育内容をよく知ることができる。
14.入園時に園生活や療育内容など知りたいことについて、わかりやすい説明があった。・
15.進路を考えるときに、職員は適切な情報を提供し、また親身になって相談にのってくれる。
16.家族の精神面を支えるようなサポートがある。(相談・共感・情報提供等)・・・・・
17.保護者同士の交流の機会が十分ある。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
18.保護者が保育見学や行事に参加しやすいよう配慮されている。・・・・・・・・・・・
19.療育計画は、保護者の意見を取り入れて適切に作成されている。・・・・・・・・・・
20.療育計画について、職員の説明はわかりやすい。・・・・・・・・・・・・・・・・・
21.発達に合わせて、療育計画に基づいた支援が行われている。・・・・・・・・・・・・
22.職員は保護者の不満や要望にきちんと対応している。・・・・・・・・・・・・・・・
23.園庭開放、めだか・つばさ教室など(堺市障害児等療育支援事業)や実習生の受け入れ
を通じて地域に開かれた施設作りをはかっている。
5
70%
※A+Bの合計%を表示しています。
86%
82%
90%
83%
97%
87%
96%
87%
93%
93%
94%
89%
86%
88%
81%
87%
96%
97%
94%
87%
69%
イベント&事業団NEWS
理事会・評議員会を開催しました。
2月24日(水)午前10時30分から評議員会が、
午後2時00分から理事会が開催されました。
それぞれにおきまして、出資団体監査及び公の
施設の指定管理者監査についての報告、平成27年
度補正予算、児童発達支援センター等の指定管理
業務・健康福祉プラザ指定管理業務の各契約の締
結、平成28年度事業計画及び予算案、役員の選
任、規則・規程等の改正等について審議がありま
ターはどのような役割を担えるのかについて考え
した。
ていく必要がある。また健康福祉プラザにおける
評議員会での討議の中では、児童福祉法が改正
ボランティア育成について、障害者差別解消法が
され、障害児通園施設が児童発達支援センターと
施行される中で、障害者を差別することなく支え
なって4年が経つ中で、センターという拠点として
ていく人、また地域での啓発を担っていく人とし
の機能や役割として、具体的に何をすれば地域支
て、今後より重要な機能になっていく、との意見が
援につながるのかについて考えていかねばならな
出されました。
い。事業団単体の話ではないが、これからは様々
これらの討議の結果、理事及び評議員より全議
な事業所が増えている中で、市全体としてそれら
案が承認されました。
がどう連携し、就学前から成人まですべての世代
次回は平成27年度の事業報告や決算の議題を
への支援をどう作っていくのか、その時に各セン
中心に平成28年5月頃に開催の予定です。
近肢連療育研究大会で演題発表を行いました。
2月6日(土)神戸市産業振興センターで400名を
超える参加者の下「第25回 近肢連療育研究大
会」が開催されました。
当事業団から、施設部長、つぼみ診療所所長はじ
め20名を超える職員が参加しました。
午前中は、開会式に続いて、 姫路市総合福祉通
園センター所長の宮田広善先生から「『児童福祉法
改正の背景』∼keywordは「地域」
「育児支援」
「継続性」∼」をテーマに基調講演がありました。
午後は、各地から実践報告がありました。事業団
大会終了後も質問や共感の声、感想をたくさん
からは南北リハセンからそれぞれ1題ずつ発表しま
寄せていただき、発表に対する関心の高さがうか
した。北リハセンは、
「低年齢クラスの食事場面で
がえました。発表者の皆さんご苦労様でした。
の取りくみ」南リハセンは、
「生活の中で持っている
今後も日ごろの療育を客観的に振り返る機会と
力を発揮できることを願って」をテーマに発表しま
して、このような発表に積極的に取組んでいきたい
した。
と思います。
衛生委員会主催の研修会を開催しました。
1月28日(木)栂
のストレス』をテーマ
文化会館で、ここ
に職 員 啓 発 研 修 会を
ろの健康センター
開催しました。
主査の岩田光弘さ
事業団職員120名
んを講師に招い
が参加して、グループワークをしながら「もえつき
て、
『 対人援助職
を予防する職場作り」などを学びました。
6
イベント&事業団NEWS
プレハブ園舎の設置工事が完了しました。
もず園のプレハブ園舎が完成し、園庭には新し
くブランコなどの遊具も設置されました。
3月30日には、もず園の引っ越し作業を全職員
で行い、4月からは第2もず園は現第1もず園の1
階で、第1もず園は2階で療育を行っています。
保育室や運動場などの環境整備は保育が始まっ
た今も毎日行っています。
新年度準備も滞ることなく行い、4月6日(水)
入園式を行うことができました。
平成28年度はもず園、つぼみ園、えのきはいむ
に、いっぱいの期待とちょっぴりの不安を抱きな
めだか教室に通う子どもたちを加えると、これ
がら、165名の子どもたちが新たに通うことになり
からもたくさんの子どもたちが新しい生活を始め
ました。
ます。
平成28年度 入園式
ピカピカの子どもたちの
通 園、通 所を事 業 団 職 員
全 員心 からお 祝 い申し上
げます。
「就学について」説明会を行いました
4月18日(月)つぼみ園に教育委員会 支援教育
で就学についての説明会を行っています。わから
課から来ていただき「就学について」説明会を行い
ないことがありましたら、園の職員にも遠慮なくご
ました。
相談ください。
就学相談の申し込み、面談日時の決定、学校見学
等々の流れを詳しく説明していただきました。各園
7
イベント&インフォメーション
産まれてきてくれてありがとう ∼平成27年度の卒園・修了式∼
3月23日(水)平成27年度の卒園、修了式を全園で
行いました。
卒園を迎えて
第1つぼみ園
保護者代表
私は、2 010 年 の 4月、障 害児の 母として娘の 華 暖と
一 緒につぼみ園に通い始めました。どの施 設 でもそう
だったのですが、保護者の中で一番若かった私は、気を使
うことも多く、つぼみ園に通うことも気を重く感じていま
した。
でも、通っていくうちに同じような障害を持つママたち
といろいろな話をする機会が増え、気付けばそのことが
私にとって、とても支えになっていました。
でも、その時に見せてくれた『私たち頑張ったよ』とい
う表情・
・
・それは今でも忘れられません。
いつものピンクのノートではなく、1日の様子をとても
詳しく書いてくれていた大きなプリントは家に帰ってから
何度も何度も読み直しました。
本当に嬉しかったです。
毎日の親子 通園は決して楽なものではなかったけれ
ど、他のママたちと年齢関係なく仲良くなることができま
した。そして、他のクラスのママたちより、いろいろな園生
活の思い出があることは胸を張って言うことができます。
4年近く通ったつぼみ園。華暖と私はひよこ組で1年、く
ま組で3年間過ごしました。
周囲が毎年進級・クラス替えをする中、3年間同じくま
組で過ごす華暖を見て「また、くま組か」「やっぱり、くま
組か」と思ってしまう部分がありました。そして、身体的
な成長もどんどん抜かれていく、その状況に日々ショック
を受けていました。でも、同じくま組でも、華暖はいろい
ろな成長を見せてくれ、私も自然とその成長を一緒に喜ぶ
ことができるようになりました。そして、今では「くま組で
本当によかった」と思えるようになっています。
最初は辛いことばかり考えて、泣くばかりの毎日でし
た。でも、いろいろな人と出会う機会を作ってくれ、たく
さん一緒に笑って、楽しい時間を私にくれる華暖に「産ま
れてきてくれてありがとう」と伝えたいです。
この卒園の日を一緒に迎えた保護者の皆様も改めてそ
う感じているのではないでしょうか。
つぼみ園での生活、とっても楽しかったです。親子共々
お世話になりました。毎日顔を合わせてきた先生方と4月
から会えなくなることに華暖だけでなく私もとても寂し
い気持ちでいっぱいです。進学しても日々の成長を大切
に感じながら、楽しく過ごしていきたいと思っています。
つぼみ園の先生方、たくさんの成長を一緒に見守ってい
ただき本当にありがとうございました。
そんな華暖と過ごしてきたつぼみ園最後の1年間。
一番の思い出はやっぱり
『わくわく保育』です。
初めて、夜まで先生と一緒に過ごす華暖。私自身も当日
は、すごくドキドキしていました。
夜になり、私たちが迎えに行くと、華暖だけでなく子ど
もたちみんなが少し疲れた様子でした。
編/集/後/記
今回は健康福祉プラザについて特集しました。開所して5年を経て、多くの市民のみなさんに知っていただき、利用してい
ただけるようになってきたと感じています。今年度は健康福祉プラザの次期指定管理者が選定される年です。これまで以上に
充実したプラザ事業を展開していこうと全職員、高い意識を持って臨みます。
最終ページの卒園文集から抜粋した「産まれてきてくれてありがとう」をお読みいただきましたか。園生活を通してお子さ
んの成長や保護者の率直な思いがあふれた文章に私たち職員も改めて身が引き締まる思いです。一方こうした文集が経費節
減の対象として取り上げられることに心が痛みます。 (髙橋施設部長)
社会福祉法人 堺市社会福祉事業団
堺市立南こどもリハビリテーションセンター
堺市立北こどもリハビリテーションセンター
堺市立健康福祉プラザ
第1・第2つぼみ園 TEL072-299-2031
つぼみ診療所 TEL072-294-7941
相談支援室 つぼみ TEL072-294-7944
親と子の療育支援センターおおぞら(南相談室)
TEL072-294-7943
事業団事務局(南リハ内)TEL072-294-7942
FAX072-298-2032
第1・第2もず園 TEL072-279-0500
もず診療所 TEL072-279-3768
相談支援室 もず TEL072-279-3668
親と子の療育支援センターおおぞら(北相談室)
市民交流センター TEL072-275-5017
授産活動支援センター TEL072-275-5018
生活リハビリテーションセンター TEL072-275-5019
堺市立えのきはいむ TEL072-244-4133
相談支援室 えのき TEL072-247-8639
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堺市立健康福祉プラザは『社会福祉法人堺市社会福祉
事 業団』『特定非営利活動法人堺障害者団体連合 会』
『公益財団法人フィットネス21事業団』の共同事業体
が、指定管理者となって管理・運営を行っています。
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