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平成 26 年度中期標準化戦略 ジャンル名 情報通信 担当専門委員会

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平成 26 年度中期標準化戦略 ジャンル名 情報通信 担当専門委員会
平成 26 年度中期標準化戦略
ジャンル名
活 動 名
重点的取組活動と達成目標
情報通信
担当専門委員会
番号計画
SWG 名
WG1900
電気通信番号計画に関すること
①平成 26 年度は、平成 25 年度にとりまとめた、日本国内で諸外国の緊急番号へ発信した場合における各通信事業者の対応につい
て、公開ドキュメント化の判断を行う。
②また、番号関連で国内標準化をすすめるべきものの確認を継続して行う。
③現在検討が進められている、日本の IP 時代における番号ポータビリティ方式に関して、検討状況に応じて、まとめの作成から TTC
標準の作成を検討する。
他標準化団体の動向
・ITU-T SG2 WP1 では、H.25 年度も引き続き、番号ポータビリティのデータベースの在り方、移動体の識別子(E.164 番号、IMSI)の M2M への適用、NGN を
含んだ将来的なナンバリング/ネーミング/アドレッシングを扱う FoN(Future of Numbering)の検討などが行われている。
また、番号誤用、TDR(Telecom Disaster Relief:災害救援通信)、国際番号 888 なども継続議論されている。特に災害救援通信については、KDDI から具体
的なサービス案を提案する勧告草案が提出され、今後議論が行われる。また、このほか KDDI とガーナから、発番号の伝達ルールに関わる問題提起がなさ
れ、次会合よりコレポングループを立ち上げ、議論が行われる。
・ETSI においては、E2NA(ENHANCING ETSI NETWORK ACTIVITIES)の技術委員会の一つ NTEC(Network TECnology)にて、番号関係の検討が行われてい
る。NTEC では、NTT を中心に ENUM/ENUM like の技術を利用した番号ポータビリティのユースケースを例示する技術レポートの議論が行われている。
・IETF では、発番号偽装への対策方法を検討する Stir(Secure Telephone Identity Revisited) WG が立ち上げられ、技術的な対策をまとめるドラフトを中心に
議論がなされている。また、米 Neustar 社からインターネットから電気通信番号を用いたサービスへとアクセスする場合における要求条件をまとめるドラフト
「A Framework and Information Model for Queries about Telephone-Related Queries(TeRQ)」が提案され、継続議論されている。
このほか ITU-T SG2 でも課題とされている SPID(Service Provider IDentifier)、番号検索、データベースの高度化などの検討が提案されている。
・ECC(Electronic Communications Committee)では欧州各国の、移動体の加入者識別番号 IMSI(International Mobile Subscriber Identifier。E212 番号の通
称。)の新たな利用方法に関する検討や、番号の領域外利用(地理的識別エリア外での利用)に関する議論が行われている。
・欧州郵便電気通信主管庁会議(CEPT)の配下 ECO(European Communications Office)のワーキンググループ、NaN (Numbering and Networks)にて
Numbering Naming and Addressing の長期的展開に関して継続議論されている。この議論のまとめとなるレポート草案は、現時点作成中のものが ITU-T
SG2 にも寄書として情報共有されている。
・2013 年 11 月 1 日より、携帯電話用の番号(080,090)の逼迫対策として、070-C 番号帯(C=5,6 は除く)の携帯電話への割当が開始された。また、PHS と携
帯電話の間での番号ポータビリティを許容する省令改正の決議がなされ、2014 年 10 月 1 日より開始される予定。
日本における状況
(技術動向、市場動向、
標準化の必要性)
・市場としてはスマートグリッドなど、人を介さない装置間での通信(M2M 通信)の需要が高まっている。現在、M2M 通信は携帯電話サービス用の番号帯を利
用しているが、同番号帯の逼迫と、M2M 通信を利用したサービスの需要の増加を考慮し、今後 M2M 通信に用いる番号の検討が進められる。
・NTT が発表した概括的展望にて電話網のマイグレーションについて述べられ、通信事業者間で今後の IP 時代における番号ポータビリティ方式の検討が継
続されている。
・平成 26 年度は、平成 25 年度にとりまとめた、日本国内で諸外国の緊急番号へとした場合における各通信事業者の対応について、公開ドキュメント化の判
断を行う。
TTC の標準化方針
・また、番号関連で国内標準化をすすめるべきものの確認を継続して行う。
・現在検討が進められている、日本の IP 時代における番号ポータビリティ方式に関して、検討状況に応じて、まとめの作成から TTC 標準の作成を検討する。
これに伴って、ITU-T SG2 における番号ポータビリティ議論への積極的なアップストリーム活動を行う。
活 動 計 画
H26
H27
H28 以降
ドキュメント
区分
● 標準化活動
記事
・国内動向に関連する ITU-T SG2 等の動向を見極
※適時実施
※ 適宜、必要に応じ
・国内の番号関連の課題に関する ITU-T
て標準化を実施
め、これらをベースに TTC にて対応する分野での
J
SG2 等の動向の見極め
番号関連標準の作成判断を行っていくこととする。
・上記の中から適宜必要に応じて TTC 標準化ドキュ
・(随時)標準化対象の決定と着手。
メントの作成への着手を行う。
● アップストリーム
・番号ポータビリティの実現方法を例示した ITU-T
■
■
勧告 E.164 Supplement2 について、ネットワークの
・ITU-T SG2 E.164 Supplement 2 の更なる
IP 化を考慮した記述内容となるよう ITU-T SG2 へ提
見直し
案していく。
・番号伝達ルールに関する課題、TDR(災害救援通
■
■
信)について、日本における状況を加味した内容と
・番号伝達ルール
する提案をしていく。
・TDR(災害救援通信)
・左記の課題に関して適宜 ITU-T SG2 への寄書の
・国番号+888(国際災害救助用)
提出を行う。
・E.212 MNC の新たな使用法
・将来番号
・セルブロードキャスト(緊急警報受信)
● 調査・研究
・ 標準化・技術動向調査
SR
ITU-T SG2 会合(2013-2016 会期)
第3回
■
・ITU-T SG2 全体会合、各課題のメーリングリストに
おける動向把握を行う。
第4回
・H25 年度作成の国内における海外緊急通報番号
■
への発信時の各通信事業者での扱いに関する調
査結果について、今後標準ドキュメント化に関する
海外緊急通報関連
(要判断)▼
判断を行う。
・必要に応じて、その他標準化組織における動向把
握を行う。
凡例:■ITU-T SG2 全体会合
▼ドキュメント制定(標準:J、仕様書:TS、技術レポート:TR、調査報告書:SR)
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