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コンクリート構造物亀裂幅計測ソフトの使い方 コンクリート構造物亀裂幅
コンクリート構造物亀裂幅計測ソフトの使い方 コンクリート構造物亀裂幅計測ソフトは秋月電子通商(http://akizukidenshi.com/)で販売しているUS Bデジタルマイクロスコープ DS200U(http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-04049/)および DS130U (http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-04050/)に対応しています。 1.はじめに USBデジタルマイクロスコープの説明書に従い、付属の CD-ROM からソフトフェアをインストー ル後にUSBデジタルマイクロスコープを接続します。 2.計測ソフトウェアのインストール 添付ファイルを解凍し setup.exe を実行します。 3.Windows XP の場合 USBデジタルマイクロスコープを接 続し「エクスプローラ」を開くと「USB Video Device」ができていますので選択 します。 「USB Video Device」を選択するとカ メラの画像が映し出されます。 この「エクスプローラ」上の「USB Video Device」が画像取得ターゲットに なるので測定中は常に開いておきます。 先にインストールした「コンクリート 柱亀裂計測」ソフトを起動し、『「USB Video Device」の検索』をクリックし 「USB Video Device」を指定ます。 USB ポートを変更しない限りこの操作は 1 回のみです。 4.Windows 7 の場合 付 属 の 「 DigiScope II v2 」 ま た は 「DigiScope」を起動します。 「Config」をクリックし解像度を最大に 設定します。 この「DigiScope」の画像取得ターゲッ トになるので測定中は常に開いておきま す。 ファイルマネージャを開き「Alt」キー を押してメニューバーを表示させます。 ツールのフォルダーオプションを選択 し、「表示」にある「ファイルとフォルダ ーの表示」から「隠しファイル、隠しフォ ルダー、および隠しドライブを表示する」 を選択し「OK」をクリックします。 先にインストールした「コンクリート 柱亀裂計測」ソフトを起動し、『「USB Video Device」の検索』をクリックしま す。 ログインユーザの下にある AppData ― Roaming ― Chonos ― MicroScope ― capture−pictures を選択し「OK」をク リックします。 この操作は 1 回のみです。次の起動時 にはデフォルト値として入力されます。 5.使い方 「USB Video Device」が選択されると 0.5 秒に一回画像ファイルができているかを検索しに行きます。 USBデジタルマイクロスコープの倍率を 50 にセットすると直付けでピンとがあいます。この状態で 亀裂がほぼ中心に来るようにカメラを合わせ、ケーブル途中にあるボタンを押すと静止画が自動的に保 存されます。 (倍率を 50 以外に設定すると測定誤差が発生します。) そのファイルを検出すると画面が5秒間自動的に大きくなります。(「自動縮小」のチェックをつけて いる場合) データ保存用の番号を指 定します。 「A1」のように指定すると 数値だけが増加します。 画像取り込み後 5 秒で画面が自 動縮小します。 画面サイズ を拡大・縮 小します。 画面を拡大して 分析範囲を指定 します。 分析データ値を 修正する場合に 使用します。 一定時間以上たったファイル を上書きしようとした場合に メッセージを出します。 大きな幅は亀裂として認識 しないように設定します。 画像を取り込んだ時に画面が自動的 に最前面に表示させる機能の設定。 表示画像サイズは横が 640 ピクセルになるように圧縮され、スキャン方向の中心と両サイドにそれぞ れ2本 100 ピクセルの間隔を取って、閾値の明るさ(白を 100%、黒を 0%)以下で平均色が最も黒いライ ンまたは連続した最も長いラインの距離を計測し、有効な計測ラインが 4 本以上の場合は最大・最小値を 除いた平均値が、それ以下の場合は全平均値を亀裂幅として計測します。(解析は元画像サイズで行いま す。) 閾値の「自動」にチェックをつけると各ラインの最大の明るさと最小の明るさの中間に閾値がセット されます。 操作をしやすくするために先に開いた「エクスプローラ」または「DigiScope」の画面が見える位置に 「コンクリート柱亀裂計測」ソフトを置き、このソフトにフォーカスが合ったあった状態にします。 計測結果は右上のグリッドに蓄積され、 「縦コピー」を押すと Excel シートに縦方向で値を貼り付けで き、「横コピー」を押すと横方向に値を貼り付けできます。 計測結果のコピー後右上グリッドの値は自動的に消去されます。消去されなくするにはメニューの編 集にある「コピー後消去」のチェックを外します。 グリッドに保存されたデータは「1 クリア」で最後に登録した 1 件を消去「全クリア」で全てを消去 することができます。 「DT・画像を自動保存」のチェックをつけるとプログラムが置いてあるフォルダーに年月日ディレクト リーができ、その下に調査柱 No ディレクトリーができます。その中に調査柱 No に画像の一連 No が付 いた JPG ファイルと、右上グリッドの値が CSV ファイルで自動保存されます。この CSV ファイルは 調査柱 No が変更されるつど保存され、保存後グリッドは消去されます。また、終了時にグリッドに値 が残っている場合も CSV ファイルを保存して終了します。 メニューのファイルで 画像データの保存や開く ことができます。開いた画 像は「分析」ボタンで再計 測できます。 メニューの分析では「分析方法」 「スキャン方向」等を設定変更することができます。 微小な亀裂を測定するときは亀裂のはっきりした部分を拡大して分析しなおすことができます。 画面右にある「分析範囲」で倍率を指定すると緑色の拡大範囲枠が表示されます。 この枠内でマウス をドラッグすると枠 を移動させることが できます。 位置を合わせたら 「分析」ボタンをク リックすると拡大画 像が表示されます。 その他に、画像上 でマウスを左ドラッ グするとその直線上 の範囲で分析するこ とができます。 この時のスキャン 角度もドラッグライ ンに沿って任意に設 定できます。 画像を見て測定結果を変更したい場合は「修正欄」の値を変更します。拡大時のスケールは 0.01mm 単位になっています。 小型モバイルPCに対応した画面モードも用意しました。 サイズメニューの「小型画面」にチェックを付けると上部の設定部分が無くなり全体サイズが小さく なります。さらに画面サイズを 560*420 に設定すると画像サイズも小さくなります。 また、小型ディ スプレーで画面 右側の計測値が 隠れた場合でも メニューの「測定 値」を選択すると 同一内容が表示 されます。 隠れた操作項 目はメニューか ら操作可能です。 計測時の操作性を良くするために簡単なグリップを作り、操作スイッチを取り付けてみました。