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雇用施策・勤労施策 事業分析報告書

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雇用施策・勤労施策 事業分析報告書
雇用施策・勤労施策 事業分析報告書
2006年12月
市民局
はじめに
・「雇用施策」とは、
経済・産業の活性化など本市施策を総合的に推進することにより、雇用の受け皿づくりをめざす「雇用の創
出」とともに、個人の能力に応じて就業へ結びつけるための支援を行う「雇用の安定」を図ることにより、市
内の雇用失業情勢の改善をめざすものである。
・「勤労施策」とは、
大阪労働局・大阪府と連携しながら、本市関係局との連絡調整、労働団体及び労働福祉団体との連絡調
整、勤労者の賃金・労働諸条件等労働法制度に係る普及・啓発や労働相談事業などの施策を実施するほ
か、労働関係情報の収集及び提供に努め、勤労市民の生活の安定と福祉の向上をめざして取り組むもの
である。
・大阪市では、「市民局雇用・勤労施策室」が「雇用施策」・「勤労施策」の全市的な調整を図りつつ事業を推
進しており、本事業分析は、主に市民局雇用・勤労施策室が実施する「雇用施策」・「勤労施策」の評価を
行うものである。
1
目 次
第1章 雇用・勤労施策の現状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
1 雇用施策・勤労施策を取り巻く状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3
2 事業概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12
3 収支 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 26
4 実施体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32
第2章 雇用・勤労施策の現状評価と課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34
1 現状評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35
2 今後の課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43
参考資料(各事業の実施状況) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46
2
第1章 雇用・勤労施策の現状
1 雇用施策・勤労施策を取り巻く状況
○大阪市の労働力率・就業率は低下傾向にある
労働力率・就業率の低下は、経済成長や税収に対するマイナスの影響を及ぼすとされているが、国勢調査によると、昭和50年
以降ほぼ横這いで推移してきた大阪市内の労働力率(労働力人口/15歳以上人口)・就業率(就業者/15歳以上人口)のいずれ
もが、2000年では前回と比べて労働力率が4.9ポイント、就業率が5.2ポイント低下している。
○失業率は改善傾向にあるが、全国平均を上回っている
雇用失業情勢の主要指標である大阪府内の完全失業率は2002年にピークを迎え、以後改善に向かっているが、2005年平均は
全国平均を上回っている。
○有効求人倍率は高いが、安定した雇用が減少し、ミスマッチが見られる
一方、大阪市における有効求人倍率は、2002年以降大幅に改善しており、全国平均や大阪府平均と比較しても高くなっている。
こうした背景として、パート労働者の増加などで全国的に非正規雇用が増加し、安定した雇用が相対的に減少していることや、IT
化等の影響による職業能力のミスマッチ等が考えられる。
○就職に向けた支援が必要な人の雇用状況は厳しい。
若年者、障害者、母子家庭の母など「就職に向けた支援が必要な人」の雇用状況は厳しいものとなっている。
①大阪府内の失業者数は2002年をピークに減少しつつあるものの、全失業者に対する若年者(15~34歳)の割合が約半数近
くを占める状況が続いている。
②また、若年者については、ニートと呼ばれる若年無業者やフリーターの増加が社会問題となっている。全国のフリーター数は
2003年の217万人をピークに2年連続で減少しているものの、全国の若年無業者数は2002年に過去最高数の64万人に達し
て以降同数で推移しており、いずれも高水準で推移している。
③大阪府内の民間企業における障害者実雇用率は1.51%と法定雇用率である1.8%に達していない。 (2005年6月1日現在)
④母子世帯のうち年収200万円未満の世帯が約5割を占める(2004年3月「大阪市ひとり親家庭等実態調査報告書」)
3
1975年以降、大阪市内の労働力率・就業率はほぼ横這いで推移してきたが、2000年データでは労働
力率・就業率とも低下している。
大阪市内の労働力状況
千人
2 500
70
2334
66 .0 2162
2 000
1 500
65.0 2102 64.4 2157
64 .5
64 .7
62.5
1540
1511
1406
1351
61.8
1355
1298
2209
60.9
60.8
1391
1311
2268
2245
6 4.5
1424
1345
%
65
64.6
59.5
59.7
60
15歳以上人口
1450
1336
54.3
55
労働力人口
1354
1231 50
1 000
45
就業者
労働力率
就業率
40
5 00
35
0
30
1970年
1975年
1980年
1985年
1990年
1995年
2000年
※労働力人口:15歳以上の就業者及び完全失業者、労働力率:労働力人口/15歳以上人口、就業率:就業者/15歳以上人口
国勢調査データによる
4
大阪府内の完全失業率は、2002年をピークに改善に向かいつつあるものの、全国平均及び近畿平
均と比べて常に高い状況にある。
完全失業率の推移
%
10
9
7.7
8
7
7 .6
7 .2
6 .7
6 .4
6 .2
6 .3
5 .5
6
4 .9
4
4 .0
3
5 .4
5 .2
5 .6
5 .3
5 .0
4 .7
6.0
6 .6
5 .9
5 .6
4 .7
5
6.7
4 .7
4 .7
全国
近畿
大阪府
4 .4
4 .1
3.4
2
1
9
19
7年
9
19
8年
9
19
9年
0
20
0年
0
20
1年
0
20
2年
0
20
3年
0
20
4年
0
20
5年
「大阪の就業状況」(大阪府)データによる
5
大阪市における有効求人倍率は、2002年以降大幅に改善しており、全国平均や大阪府平均と比
較しても高い。
有効求人倍率の推移
2.0
倍
1.8
1.68
1.6
1.42
1.4
1.2
1.02
1.01
1.0
0.84
0.87
0.8
0.72
0.59
0.6
0.55
0.53
0.58
0.4
0.75
0.71
0.83
0.64
0.54
0.60
0.48
0.50
0.48
0.39
0.59
0.59
0.95
0.74
全国
大阪府
大阪市
0.46
0.37
0.2
0.0
9
19
7年
9
19
8年
9
19
9年
0
20
0年
0
20
1年
0
20
2年
0
20
3年
0
20
4年
0
20
5年
全国数値は「安定業務統計」(厚生労働省)、府・市数値は「労働市場月報」(大阪労働局)データによる
6
全国における就業者数はほぼ横ばい状態で推移しているが、雇用者に占める非正規の職員・従業
員の割合は増加傾向にある。
全国の就業者数及び雇用者(正規・非正規)数及び雇用者に占める非正規の割合
万人
7 00 0
50
6 3 19
6 30 4
%
63 43
63 1 6
6 00 0
40
5 00 0
49 40
30 .4
2 9.4
31 .4
うち雇用者(役員を除く)
3 2 .6
30
4 00 0
3 48 9
34 4 4
34 10
33 7 4
3 00 0
雇用者に占める非正規の
割合
16 3 3
15 6 4
1 50 4
1 4 51
雇用者(役員除く)のうち
正規の職員・従業員
雇用者(役員除く)のうち
非正規の職員・従業員
20
2 00 0
就業者
5 0 07
49 7 5
4 94 8
10
1 00 0
0
0
2 0 02 年
2 00 3 年
2 00 4年
20 0 5年
「労働力調査」(総務省)データによる
7
「就職に向けた支援が必要な人」の雇用状況は厳しい。
①大阪府内の失業者数は2002年をピークに減少しつつあるものの、全失業者に対する若年者(15~34
歳)の割合が約半数近くを占める状況が続いている。
大阪府内の15~34歳の失業者数の推移及び全失業者数に占める割合
千人
100 %
400
351
350
90
342
325
307
80
289
300
286
267
262
70
250
60
50.0
50.2
48.5
50.5
49.3
49.7
150
府内全失業者数
50.3
45.3 50
200
131
145
149
164
173
170
40
144
121
30
府内15~34歳の失業者数
15~34歳の失業者が全実業者に
占める割合
100
20
50
10
0
0
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
「大阪の就業状況」(大阪府)データによる
※「就職に向けた支援が必要な人」とは、 ○障害者、母子家庭の母親、中高年齢者などの中で、また、社会的・歴史的要因によって、働く意欲がありながら就労にあたり様々な困難な 要因を抱えている人やそうした要因のために働く意欲を失いかけている人 ○若年者の中で就職を希望している人、また働く意義や意欲が十分に見出せないでいる人 ○野宿生活者を余儀なくされている人の中で、自立のための就労を希望している人、また、あいりん地域高齢日雇労働者などで野宿生活にな
ることが懸念される人
8
②全国のフリーター数は2003年の217万人をピークに2年連続で減少しているものの、全国の若年無業
者(ニート)数は2002年に過去最高数の64万人に達して以降同数で推移しており、いずれも高水準で推
移している。
全国のフリーター・若年無業者(ニート)数の推移
万人
250
217 214
2 08
201
200
151
150
全国のフリーター数
101
全国の若年無業者
( ニート) 数
100
64
64
45
42
40
50
46
42
40
48
64
64
49
44
年
05
年
20
20
04
年
20
03
年
20
02
年
01
年
20
20
00
年
19
99
年
19
98
年
97
年
19
19
96
年
19
95
年
19
94
年
93
19
19
92
年
0
※厚生労働省では、若年無業者を非労働力人口(=15歳以上人口のうち、家事従事者、通学者、高齢者など)のうち、15~34歳で通学も家
事もして いない者とし、ニートにほぼ該当するものとしている。
出典:「労働経済白書」(厚生労働省)
9
③2005年6月1日現在の大阪府内の民間企業における障害者実雇用率は1.51%と法定雇用率である
1.8%に達していない。
大阪府内の民間企業における障害者実雇用率の推移
%
1 .7 0
1 .6 0
1 .5 6
1 .4 9
1 .5 0
1 .4 4
1 .4 3
1 .4 0
1 .3 8
1 .4 5
1 .4 1
1 .3 5 1 .3 5
1 .4 9
1 .5 0
1 .5 0
1 .5 6
1 .5 2
1 .4 9 1 .4 9 1 .4 9
1 .4 9 1 .4 9 1 .4 9
1 .4 7 1 .4 7 1 .4 8
1 .4 7 1 .4 8
1 .5 1
1 .4 9
1 .4 6
1 .4 3
大阪府
全国
1 .3 6
1 .3 2
1 .3 0
1 .3 2
年
05
年
20
04
年
20
03
年
20
02
年
20
01
年
20
00
年
20
99
年
19
98
年
19
97
年
19
96
年
19
95
年
19
19
94
年
93
年
19
92
年
19
91
19
19
90
年
1 .2 0
大阪府資料等による
10
④母子世帯のうち年収200万円未満の世帯が5割を占めている。
大阪市内における母子世帯の年間世帯収入別構成比
%
25
2 1 .3
20
1 5 .9
15
母子世帯構成比
1 1 .7
10
8 .5
7 .2
6 .3
5
3 .6
2 .1
1 .5 1 .3 1 .9
0 .3
0 .6 0 .5
0 .4 0 .4
0 .2 0 .2 0 .1
1 .2
0
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
満
上
満
未
未
未
未
未
未
未
未
未
未
未
未
未
未
未
未
未
以
未
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
円
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
万
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
00
00
15
20
25
30
35
40
45
50
55
60
65
70
75
80
85
90
95
10
10
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
0~
~
0
5
0
5
0
5
0
5
0
5
0
5
0
5
0
5
0
0
1
1
2
2
3
3
4
4
5
5
6
6
7
7
8
8
9
95
0万
10
未
円
大阪市ひとり親家庭等実態調査報告書(2004年3月)
11
2 事業概要
【雇用施策】
(1)雇用施策の推進 (事業費17,692千円)
「大阪市雇用施策推進プラン」及び「『5万人の雇用創出』と『雇用の安定』に向けた取り組み」に基づき、各局において実施する
雇用関連事業が円滑に推進されるよう取りまとめ進捗管理等を行う。
(2)労働・職業情報等の収集・提供事業 (事業費18,377千円)
情報誌やホームページ・携帯端末による情報提供とともに、ホームページ上で求人・求職双方の情報を提供するシステムの運
営、リーフレット等の作成を行う。 (3)職業相談・無料職業紹介事業 (事業費155,307千円)
市内5か所でキャリアカウンセリングなどのきめ細かな職業相談を行うとともに、独自の求人情報やハローワーク求人情報を活
用した無料職業紹介事業を実施する。
(4)就業支援のための講座・セミナー事業 (事業費74,532千円) 就職を支援するための資格取得講座をはじめ、若年者本人やその保護者を対象とするセミナーや中高年齢者の再就職等を 支援するセミナー等を実施する。
(5)就職に向けた支援が必要な人への就業環境の整備・支援 (事業費142,045千円)
様々な就労阻害要因を抱えている「就職に向けた支援が必要な人」の雇用・就業を促進するため、地域就労支援事業やNPO
等からの企画提案による就業支援モデル委託事業等を実施する。
(6)コミュニティ・ビジネス支援事業 (事業費14,145千円)
地域の雇用を創出し、地域の課題を市民自らがビジネス的手法を用いて解決するコミュニティ・ビジネスの普及や優れた事業
プランの支援を行う。
【勤労施策】(事業費19,307円)
勤労市民の生活の安定と福祉の向上をめざし、労働諸団体との連絡調整をはじめ、労働相談や労働に関する法制度の普及 啓発等を行う。
12
雇用施策・勤労施策事業を本市が実施する根拠
【雇用施策】 雇用対策法
第1条第1項
この法律は、国が、雇用に関し、その政策全般にわたり、必要な施策を総合的に講ずることにより、労働力の
需給が質量両面にわたり均衡することを促進して、労働者がその有する能力を有効に発揮することができる
ようにし、これを通じて、労働者の職業の安定と経済的社会的地位の向上を図るとともに、国民経済の均衡あ
る発展と完全雇用の達成とに資することを目的とする。
2000年4月 雇用対策法の改正
第5条 (地方公共団体の施策)
地方公共団体は、国の施策と相まつて、当該地域の実情に応じ、雇用に関する必要な施策を講ずるように
努めなければならない。
第27条(国と地方公共団体との連携)
国及び地方公共団体は、国の行う職業指導及び職業紹介の事業等と地方公共団体の講ずる雇用に関する
施策が密接な関連の下に円滑かつ効果的に実施されるように相互に連絡し、及び協力するものとする。
【勤労施策】
広域的な課題の調整・解決・支援を行う労働行政の分野は、基本的には国・府の役割とされるが、市町村におけ
る勤労施策においては、円滑な労使関係の実現を図る「労政行政」並びに労働者の生活の安定と福祉の向上
を目的とする「労働福祉行政」の分野で、国・府と連携しながら、身近な労働相談や労働団体等との調整、勤労
者福祉の推進、関連情報の収集提供などの事業を住民サービスの観点から実施するものである。
13
国・府・市の役割分担 国・府・市の役割分担 (労働行政の主な機能分担) 事 業 主 体 (△は補完事業)
事業区分
1.労働基準行政
2.職業安定行政
うち職業安定所
うち雇用保険
内 容
労働条件の確保と改善、労働時間
管理の適正化推進、労働保護、職場
環境の快適化推進、労災補償の迅
速・適正な実施
新規雇用機会の創出への支援
高齢者の雇用就業対策
就職困難な方への雇用対策
ミスマッチの解消
若年者の雇用対策
(雇用保険制度の円滑な運営)
3.労政行政 (労働紛争の斡旋・調停・仲裁)、
労働教育、労働団体調整等
4.勤労福祉行政
福祉活動助成、労働金庫の監督、労
働相談
勤労者余暇対策(ゆとり事業)
国
6.雇用均等行政
○
( 『出典 2003年2月 大阪市「大都市制度研究会」 中間論点整理』より補正)
△
△
○
△
備 考
市民局・健康福祉局に
おいて実施
○
○
市民局において実施
○
※訓練大学校
(男女雇用均等の確保)、仕事と家
庭の両立支援、(パートタイム労働者
の雇用管理改善の促進、在宅ワー
ク対策の推進)
市
○
労働会館等設置
5.能力開発行政
府
○
○
○
○
健康福祉局において実施
市民局・健康福祉局にお
いて資格取得講座等を実
施
○
△
市民局において実施
一部経済局で実施
△
市民局において両立支援
施策等を実施
14
国・府・市の雇用施策・勤労施策の概要
雇
大阪府
大阪市
(1)雇用施
策の推進
厚生労働省において国の政策と
して労働行政全般の中に雇用施
策を位置付けて推進
商工労働部において、雇用施策
を総合的に推進
市民局において、雇用施策の推
進に関する進捗管理及び事業の
実施
(2)労働・
職業情報
等の収集・
提供事業
ホームページ・パンフレット等によ
る施策情報の提供
ホームページ・パンフレット等によ
る施策情報の提供
ホームページ・情報誌「しごと情報
ひろば」等により、施策情報を提供
リクルートなど民間企業
が就職情報誌・インター
ネット等で就職情報を提
供
(3)職業相
談・無料職
業紹介事
業
一般市民対象に市域5カ所のハロ
ーワークのほか、若年者・女性・
高齢者・外国人等対象者別の公
共職業安定所を配置し、直営によ
る職業相談・職業紹介事業を実
施
JOBカフェ事業を(財)大阪労
働協会が受託・実施するほか、同
協会が大阪府の中・高齢者対象
の職業相談プラザ事業等をエル
大阪において実施。
雇用対策法の改正により、地域の
実情に応じた施策として、アピオ大
阪など市内5か所において職業相
談及び無料職業相談事業を実施
。また、福祉施策の観点から各局
も職業相談・紹介事業を実施。
リクルート、東京リーガル
マインドなど民間企業に
よる有料職業紹介事業の
実施
(4)就業支
援のため
の講座・セ
ミナー事業
公共職業能力開発施設の設置
や、教育訓練給付制度をはじめ
とする職業能力開発に関する各
種制度の整備
府立高等職業技術専門校等を設
置し、職業能力開発に関する各種
訓練・講座・セミナーを実施
国の教育訓練給付金対象者以外
の方を対象に資格取得講座を実
施
民間教育訓練機関等に
おいて資格取得講座を実
施(教育訓練給付金制度
の活用可能)
(5)就職に
障害者の法定雇用率を設定する
などの法整備をはじめ、若年者、
高齢者等を就業に結びつける支
援方策を整備
府内全市町村において地域就労
支援事業を実施するほか、総合
評価一般競争入札を実施
地域就労支援事業を実施するほ
か、総合評価一般競争入札の実
施など本市事業を活用した就業
支援施策等の企画・実施。
また、福祉施策の観点から各局も
職業相談・紹介事業を実施。
経済産業省、厚生労働省におい
てモデル事業を実施。
商工労働施策において、地域サー
ビス産業構築のためCB支援事
業を実施
雇用の創出、地域コミュニティや
経済の活性化の観点から支援
事業を実施
厚生労働省により国の政策とし
て労働行政全般の施策を総合
的に推進。全国的規模の施策実
施と課題の調整を図る。
国の施策とあいまった労働施策、
特に労政、勤労福祉、能力開発
にかかわる分野の施策を推進。
労使関係の安定と勤労者の福
祉の向上のため、法制度の普及
や相談、情報提供等勤労者に身
近な施策を実施
用
施
策
向けた支援
が必要な人
への就業環
境の整備・
支援
(6)CB支援
事業
(特活)大阪NPOセンター等
の民間中間支援組織が
CB支援に取組む
勤労者の福
祉の向上
勤労施策
民間・地域団体等
雇用創出
国
15
大阪市の雇用施策・勤労施策の変遷
1972
1973
1982
1992
・アピオ大阪で労働相談事業実施
・総務局に勤労市民課設置
・市民局に移管(市民部勤労市民課)
・ 「大阪市ゆとり創造推進本部」を設置
2000
・4月 改正雇用対策法施行。地方公共団体に国の施策と相
まって、地域の実情に応じた必要な雇用施策を講じる努力義
務が課せられる。
2002
・2月 「大阪市雇用施策推進本部」を設置
・4月 「市民局雇用・勤労施策室」へ職制改正
・7月 アピオ大阪で労働・職業相談事業を開始
・12月 「大阪市雇用施策懇話会」を設置
2003
・7月 「大阪市雇用施策推進プラン(基本計画)」策定
2004
・2月 2007年度までを取組期間とした「『5万人の雇用創出』と
『雇用の安定』に向けた取り組み」を策定
・10月 アピオ大阪で無料職業紹介事業を開始
2005
・1月 クレオ大阪3館・天下茶屋で職業相談・無料職業紹介事
業を開始 ・3月 「大阪市雇用施策推進基金」を設置
2006
・3月 新「大阪市雇用施策推進プラン」策定
・10月 「大阪市ゆとり創造推進本部」を廃止し、「大阪市労働
時間等設定改善推進連絡会議」を設置 ・健康福祉局において勤労市民施設を設置・提供及び
労働教育を実施
・経済局において中小企業を対象とした勤労者福祉共
済制度を所管・実施
・健康福祉局において、障害者施策・母子父子施策・高
齢者施策等を所管・実施
・4月 健康福祉局にホームレス自立支援課を設置
16
大阪市が実施している事業の全体像 対象者
全 般
若年層
高齢者
障害者
女性
事業
(1)雇用施
策の推進
・若年者の職業
意識啓発ビデオ・
DVD、及び冊子
の作成
・高齢者生き
がい就労支
援センター事
業(健)
・大阪市障害者就業・
生活支援センター
(健)
・女性のチャ ・母子家庭等
レンジ支援 就業・自立支
事業(市)
援センター事
業(健)
・大阪市シル
バー人材セン
ター事業(健)
・ひとり親家庭
等就業自立支
援サポート体
制強化事業
(健)
・労働・職業相談事業及
び無料職業紹介事業(し
ごと情報ひろば無料職業
紹介所)
・地域就労支援事業
・就職支援セミナー
・資格取得講座
(4)就業支
援のため
の講座・セ
ミナー事業
生活保護
受給者
野宿生活者
・「大阪市雇用施策推進プラン」及び「『5万人の雇用創出』と『雇用の安定』に向けた取り組み」に基づき、各局において実施する雇用関連事業が円滑
に推進されるよう取りまとめ及び進捗管理に取り組む。
・雇用・勤労施策室では、「大阪市雇用施策推進本部」の運営、「大阪市雇用施策懇話会」の運営、雇用施策に係る実態調査などを行う。
・情報誌「しごと情報ひろ
ば」
(2)労働・
・ホームページ「しごと情
職業情報 報ひろば」
等の収集・ ・携帯端末による情報提
提供事業 供
・求人・求職情報システム
・リーフレットの作成
(3)職業相
談・無料
職業紹介
事業
母子家庭の母
等
・若年者就業支
援セミナー
・若年者職業観
醸成事業
・若年者向け「仕
事」に関するワー
クショップ
・親のための「子
どもの就職を考
えるシンポジウ
ム及びワーク
ショップ」
・若年者再学習・
職業観育成地
域事業(教)
・ずっと現役で
いたい人のセ
カンドキャリア
セミナー
・大阪市障害者就業・
生活支援センター(健)
・大阪市職業リハビリ
テーションセンター運
営助成(健)
・大阪市職業指導セン
ター
運営助成(健)
・重度障害者在宅就労
促進特別事業)バーチャ
ル工房支援事業)(健)
・知的障害者の情報処
理訓練事業(健)
・パソコン通信による情
報処理訓練事業(健)
・母子家庭等就
・男女共同
参画セミナー 業・自立支援セ
ンター事業(健)
(市)
・被保護者就職
支援事業(健)
・区における就
労支援強化事
業(健)
・キャリアカウン
セラー派遣事
業(健)
・被保護者就労
支援事業(健)
・区における就
労支援強化事
業(健)
・自立支援
センター整
備・運営事
業(健)
・大阪ホー
ムレス就業
支援センター
事業(健)
・自立支援セ
ンターにおけ
る就業自立
支援事業(健)
・クレオチャ
レンジオフィ
ス(市)
※下線は市民局雇用・勤労施策室が所管する事業。(市)は市民局の他課、(健)は健康福祉局、(教)は教育委員会事務局、(経)は経済局が所管する事業。 17
対象者
事業
(5)就職に向
けた支援が
必要な人へ
の就業環境
の整備・支援
(6)コミュニ
ティ・ビジネス
支援事業
若年層
全 般
・地域就労支援事業
・本市発注事業を活用
した就業支援(清掃委
託業務における総合評
価一般競争入札の実
施)
・企画提案(NPO等)に
よる就業支援等モデル
委託事業
・(社)おおさか人材雇
用開発人権センターへ
の事業助成
高齢者
障害者
・高齢者生き
がい就労支
援センター事
業(健)
・大阪市障
害者就業・
生活支援セ
ンター事業
(健)
女性
母子家庭の
母等
生活保護
受給者
・母子家庭等
就業・自立支
援センター事
業(健)
・被保護者就
職支援事業
(健)
・区における
就労支援強化
事業(健)
・キャリアカウ
ンセラー派遣
事業(健)
・被保護者就
労支援事業
(健)
・被保護者自
立意欲喚起事
業
野宿生活者
・自立支援セン
ターにおける就
業自立支援事
業(健)
市民自身による新たな起業領域であるコミュニティ・ビジネス(CB)への支援による雇用の創出を図る
・CB入門セミナー
・CBモデル事業((経)も実施)
・CB起業家養成講座(経)
内 部
・勤労市民対策の連絡調整
・労働関連施策の推進
労働時間等設定改善推進連絡会議 の運営
勤労施策
団 体
・労働団体との連絡調整
・労働関連施策の推進 法制度の周知・啓発
労働相談
労働福祉団体への助成
一 般
・労働関連施策の推進
法制度の周知・啓発
労働相談
・勤労市民施設の提供等(健)
・中小企業の福利厚生事業の支援(経)
・勤労市民施設の提供等(健)
※下線は市民局雇用・勤労施策室が所管する事業。(市)は市民局の他課、(健)は健康福祉局、(教)は教育委員会事務局、(経)は経済局が所管する事業。 18
市民局雇用・勤労施策室の各事業概要 雇用施策
(1)雇用施策の推進
目的
具体内容
実施主体
①「大阪市雇用施策推進プラン」
等の推進
・「雇用施策推進プラン」及び「 『5万人の雇用創出』
と『雇用の安定』に向けた取り組み」に基づき、雇用
施策を全庁的に推進する。
・「大阪市雇用施策推進プラン」及び「『5万人の雇用創出』と
『雇用の安定』に向けた取り組み」に基づく各局の雇用関連事
業の進捗管理 ・事業実施は各局・
区
・進捗管理は市民
局雇用・勤労施策
室
②「大阪市雇用施策推進本部」の
運営
本市における雇用に関する施策を総合的に推進す
るための全庁的な体制である「大阪市雇用施策推
進本部」を運営する。
・推進本部会議の開催(年2回程度) 市民局
雇用・勤労施策室
③「大阪市雇用施策懇話会」の運
営
本市雇用施策の効果的な推進に向け、施策推進に
関する諸課題について幅広く意見を求めるため、有
識者等による懇話会を運営する。
・懇話会の開催(年2回程度)
市民局
雇用・勤労施策室
④「大阪市雇用施策推進基金」の
管理
雇用施策を効果的・重点的に推進するため「大阪市
雇用施策推進基金」を活用した事業を実施する。
・各局・区で実施する基金充当事業の取りまとめ及び進捗管
理(18年度:6局・13区で54事業を実施)
市民局
雇用・勤労施策室
⑤若年者の雇用実態に関する調
査
大阪市の若年者(15歳~34歳)の就業状況や就業
経験、職業意識に関する実態把握を行い今後の若
年者の就業に関する施策を検討するための基礎資
料とする。
・市内在住の15歳~34歳までの若年者10000人に、学校経験、
学卒後の就労経験、現在の仕事の状況、生活に関する意識
等について調査、20名のインタビュー調査も実施する。
大阪府立大学
㈱グリーンエコ
⑥市内事業所における若年者就
業実態・意向調査
若年者に焦点を絞り、市内事業所の雇用実態や求
人ニーズの調査を実施し、若年者雇用状況の改善
に資する事業展開の参考とする。
5,000事業所に調査票を送付し、現在の若年者の雇用状況や
人材確保の方法(中途採用者の雇用等)などを調査し、20社
にインタビュー調査を実施する。
神戸国際大学 、
㈱地域創造研究
所
事業名
19
(2)労働・職業情報等の収集・提供事業
事業名
目的
具体内容
実施主体
①情報誌「しごと情報ひろば」
雇用の促進と勤労者の福祉向上を目的に、労働・
職業に関する情報を収集・整理して、市民に身近で
きめ細かな情報を提供する。
施策や制度等の紹介、事業案内、若年者のキャリア形成を支
援する情報等を掲載。年4回、季刊発行。年間120,000部(各
号30,000部)。本市関係施設や労働関係施設、大学・短大・高
校、映画館等の580ヵ所に配布。
市民局
雇用・勤労施策室
②ホームページ及び携帯端末に
よる情報提供
効率的な需給マッチングを促進する調整機能を強
化し、雇用のミスマッチを解消するため、労働・職業
に関する情報をタイムリーに提供する。
ホームページ及び携帯端末ホームページを開設し、労働・職
業相談窓口や各種事業の案内、就業支援に関する様々な情
報をタイムリーに提供する。
市民局
雇用・勤労施策室
③求人・求職情報システムの運営
雇用のマッチングの促進を図るため、本市ホームペー 本市ホームページに構築した求人・求職双方の情報を提供す
ジに構築した求人・求職双方の情報を提供するシス
るシステムの運営
テムを運営する。
市民局
雇用・勤労施策室
④リーフレットの作成
市民に分かりやすく施策を紹介するための冊子を作
成し、相談窓口等への誘導を促進するとともに施策
への関心を高める。
本市の雇用施策を紹介するリーフレット:5000部作成
市民局
雇用・勤労施策室
⑤若年者の職業意識啓発ビデオ・
DVD、及び冊子の作成
若年期の職業観醸成及び具体的な就労支援情報
紹介のビデオ・DVD及び冊子を作成し、活用・配布
する。
大阪市内の市・府・国の若年者就業支援機関に取材し作成。
ビデオ・DVD:各30分・30本。冊子:A5版、50ページ程度、
7,000部。
㈱日経広告
20
(3)職業相談・無料職業紹介事業
事業名
職業相談・無料職業紹介事業
目的
具体内容
実施主体
職業相談・紹介を実施し、市民の就業を支援し、雇
用のミスマッチの解消・雇用失業情勢の改善につな
げる。
①市内5ヵ所で職業相談・無料職業紹介所を開設・実施
②職業相談(キャリアカウンセリングや職業適性検査など)
③職業紹介(独自の求人情報やハローワーク求人情報を活
用)
④情報提供(パソコンによる求人情報検索など)
職業相談・紹介事
業:(財)大阪市勤
労福祉文化協会
キャリアカウンセ
リング・求人開拓
事業:(株)東京リー
ガルマインド
21
(4)就業支援のための講座・セミナー事業
事業名
目的
具体内容
実施主体
①就職支援セミナー
雇用機会の確保や円滑な再就職が可能となるよう、
面接の受け方や履歴書の書き方など、就職を支援
するためのセミナーを実施する。
月1回(第3木曜日)実施(偶数月は一般セミナー、奇数月
は中高年齢者セミナー(45歳以上))。フォローアップ講座
は年2回(各2日)実施。
(財)大阪市勤労福祉
文化協会
②資格取得講座
職業能力のミスマッチを解消し、雇用の安定を図る。
販売士、簿記、医療事務等の資格取得講座を8講座・13回
実施し、受講者に対しては、しごと情報ひろば(無料職業紹
介所)で職業相談や紹介等を行い、資格の取得だけでなく
トータルに求職者の就業を支援する。
(財)大阪市勤労福祉
文化協会
③若年者就業支援セミナー
若年者(15歳~34歳)の職業意識の高揚、職業観の
醸成、就業支援。
年4回実施。職業意識啓発セミナー(仕事をテーマにした著
名人による講演会)就職スキルアップセミナー〔就職活動
に役立つ実用セミナー)じっくり相談会(若年者及び保護者
対象、キャリアカウンセラーによる就職相談)
㈱東京リーガルマイ
ンド
④若年者向け「仕事」に関するワー
クショップ
若年者(15歳~34歳)の職業意識の高揚、職業観の
醸成、就業支援。
年2回実施。1回目 自分の好きなことをヒントに「職探しマッ
プ」を作成し、職業を導き出すワークショップ。2回目 フリー
ターからベンチャー企業社長になった男性、ウエディングプ
ランナーの女性に聞く、仕事の見つけ方、就き方、続け方。
㈱朝日広告社
⑤若年者職業観醸成事業
若年者を対象に、職場体験を通じて、職業観の醸成
を図り、就業に結びつけることを目的とする。
若年者を対象に、2週間(約10日)で 、本市各部局及び技
能職事業所やNPO法人等協力事業所において、職場体
験を行う。
市民局雇用・勤労施
策室及び(財)大阪市
勤労福祉文化協会
⑥親のための「子どもの就職を考
えるシンポジウム及びワークショッ
プ」
若年者の雇用や就職・就業についての現状を理解
し、必要な支援について考える。
シンポジウム1回、ワークショップ4コース実施。シンポジウ
ム:「若者と仕事」の実態と課題の理解、解決方策の検討。
ワークショップ:子どもの就職について親ができる支援の
方法の理解、支援団体の紹介、就職活動現状把握。
祭りや本舗㈱
⑦ハローわくわく。こどもチャレン
ジワーク
小学校5年~中学生に対して、職業意識の啓発と的
確な職業選択への支援等を行い、自らのキャリア形
成を考える機会を提供する。
①仕事との出会いフォーラム:仕事について考える講演等
②仕事見本市:夏休みに各業種の仕事体験、発表③しご
と広場:クレオ大阪「フェスタ」でお店体験
㈶大阪市女性協会
⑧ずっと現役でいたい人のセカン
ドキャリアセミナー
中高年(45歳~64歳)の再就職支援。
中高年(45歳~64歳)の再就職活動がスムーズに行なわ
れるよう、労働市場についての理解とこれまでのキャリア
の振り返り、自己PRやコミュニケーションの方法、働き続
けるためのこころとからだの健康についての留意点などを
学ぶ。
㈱朝日広告社
22
(5)就職に向けた支援が必要な人への就業環境の整備・支援
事業名
目的
具体内容
実施主体
①地域就労支援事業
働く意欲がありながら、様々な問題を抱えていること
から雇用・就労することができない就職に向けた支
援が必要な人を雇用・就労へとつなげる。
地域就労支援コーディネーターがクレオ大阪などで巡回相
談を行い、一人ひとりに応じた就労のための支援メニュー
を提供するなど、関係機関と連携し、福祉施策をはじめと
する様々な既存施策を活用しながら、雇用・就労につなげ
る。
(社)おおさか人材雇
用開発人権センター
②清掃業務委託における総合評
価一般競争入札
本市が発注する清掃業務に総合評価一般競争入
札を導入し、就職に向けた支援が必要な人の雇用・
就業の促進を図る。
落札者決定基準を定め、従来の「価格評価」に加えて、知
的障害者の雇用促進、就職に向けた支援が必要な人の雇
用・就業促進、環境への配慮など本市の施策を反映する
「公共性(施策反映)評価」及び「技術的評価」により落札
者を決定する。
市民局雇用・勤労施
策室及び清掃業務発
注局
③企画提案(NPO等)による就業
支援等モデル委託事業
大阪市が解決すべき就業支援に関わり、行政単独
では解決困難な課題を解決するための手法を検討
するとともに、NPO等と連携・協働しながら雇用施策
を推進する。
大阪市が解決すべき就業支援に関わる様々な課題につい
て、就業支援に取り組んでいるNPO等から、課題解決のた
めの企画提案を募集し、モデル委託事業として実施する。
選定委員会により選
定された、NPO等の5
団体
④(社)おおさか人材雇用開発人権
センタへの事業助成
就職に向けた支援が必要な人の安定的な雇用の確
保を図る。
本市施策を補完するものとして、就職に向けた支援が必要
な人に対する就業支援に理解のある企業・事業所を相当
数以上会員等とする当団体が、その会員等の協力のもと
安定的な雇用の確保を図るため実施する就業支援事業に
対して補助する。
(社)おおさか人材雇
用開発人権センター
23
(6)コミュニティ・ビジネス支援事業
事業名
目的
具体内容
実施主体
①コミュニティ・ビジネス入門セミナー 地域での雇用創出や、地域の課題を市民自らがビ
ジネス的手法を用いて解決するCBの創業を促進す
るため、CBの普及・啓発を行う
CBに関心を持つ市民を対象に、その考え方や先進事例の
紹介するセミナーを行い、CBを周知し、創業への関心を高
める。区民センターなど市内7ヵ所で開催。
(財)大阪生涯職業
教育振興協会に
委託
②コミュニティ・ビジネスモデル事
業
CBによる創業を促進するため、「地域づくり」など2分野で新
たな事業プランを公募し、優れた事業(10事業程度)の立ち
上げを助成金の交付などにより支援する。
公募・選考事務を
(特活)大阪NPOセ
ンターに委託。
地域での雇用創出や、地域の課題を市民自らがビ
ジネス的手法を用いて解決するCBの創業促進に向
け、優れた事業プランを支援する
24
勤労施策
事業名
目的
具体内容
実施主体
①勤労市民対策の連絡調整
勤労者福祉にかかる事業を実施する本市関係部局
等と連携して、勤労市民施策を推進する。
大阪市勤労者福祉対策事業連絡会議の運営。
市民局雇用・勤労
施策室
②労働諸団体との連絡調整
労働団体等からの本市施策に関する要望・陳情の
窓口として連絡調整を行い、市政に対する理解を深
めていただく。
①労働団体等からの要望・陳情等の受付及び協議等の設
定・開催、②労働団体等の大会・総会への対応、③その他
労働団体との連絡調整
市民局雇用・勤労
施策室
③労働関連施策の推進
国・府と連携し、労働に関する法制度の普及啓発や
労働相談等を実施するほか、労働者福祉事業団体
への支援等を通じて、安心して働ける環境づくりと福
祉の向上を進める
労働相談、労働者福祉事業団体への助成、労働に関する
法制度の普及啓発等
市民局雇用・勤労
施策室・ (財)大阪
市勤労福祉文化
協会
25
3 収支
雇用施策・勤労施策の予算・人員の推移
雇用施策・勤労施策の予算の推移
180,000
160,000
140,000
120,000
予算額 100,000
千円
80,000
60,000
40,000
20,000
0
2001年度
2002年度
2003年度
2004年度
2005年度
2006年度
推進
事業
事業
事業
事業
支援
策の
紹介
備・
支援
提供
ナー
ネス
用施
集・
セミ
職業
の整
・
ジ
雇
収
料
境
)
座
の
環
(1
・無
講
ィ ・ビ
報等
就業
相談
めの
ニテ
業情
への
のた
)職業
コミュ
職
人
3
)
・
援
(
6
な
(
働
業支
必要
(2) 労
(4) 就
援が
た支
け
向
職に
( 5)就
施策
勤労
雇用施策・勤労施策の人員の推移
人
20
15
雇用施策
10
勤労施策
5
0
2001年度 2002年度 2003年度 2004年度 2005年度 2006年度
26
雇用施策・勤労施策の事業収支 支 出
事業別内訳
(5)
(6)
基金充当
基金充当
人件費
事務費
直接執行
補助金
民間委託料
人件費
勤労施策
CB支援事業
監理団体委託料
(4)
就職に向けた支援が 必要な人への就業環 境の整備・
支援
(3)
就業支援のための 講座・
セミナー事業
職業相談・ 無料職業紹介事業
17,692
(2)
労働・職業情報等
の収集・
提供事業
雇用施策の推進
(1)
項目別内訳
18,377
133,904
441,405
155,307
250,689
74,532
599,941
37,951
14,145
(
単位 千:円)
142,045
19,307
12,892
158,536
252,476
4,182
158,536
158,536
注:2006年度予算
27
2006年度事業項目別予算額 単位:千円
(1)雇用施策の推進
(2)労働・職業情報等の収集・提供事業
(3)職業相談・無料職業紹介事業
(4)就業支援のための講座・セミナー事業
(5)就職に向けた支援が必要な人への就業環境
の整備・支援
(6)コミュニティ・ビジネスへの支援
勤労施策
17,692
うち雇用施策推進基金充当額
差 引 合 計
勤労施策事業
4%
18,377
155,307
74,532
雇用施策の推進
4%
コミュニティ・ビジネ
スへの支援
3%
労働・職業情報の収
集及び提供
4%
142,045
14,145
19,307
合 計
2006年度予算内訳
441,405
250,689
就職に向けた支援が
必要な人への就業環
境の整備・支援
32%
就業支援のための
講座・セミナー事業
17%
職業相談・無料職業
紹介事業
36%
190,716
28
2006年度事業項目別予算額
事業名
事業項目
(1)雇用施策の推進
経費
基金充当額
(5)就職に向けた支援が必要な人への就業環境の整備・支援
17,692
① 「大阪市雇用施策推進プラン」等の推進
① 地域就労支援事業
4,182
② 「大阪市雇用施策推進本部」の運営
③ 「大阪市雇用施策懇話会」の運営
④ 「大阪市雇用施策推進基金」の管理
⑤ 若年者の雇用実態に関する調査
市内事業所における若年者の就業実態・意
⑥
向調査
(2)労働・職業情報等の収集・提供事業
① 情報誌「しごと情報ひろば」
② ホームページ及び携帯端末による情報提供
③ 求人・求職情報システムの運営
⑤ リーフレットの作成
雇
若年者の職業意識啓発ビデオ・DVD、及び
⑥
用
冊子の作成
施
(3)職業相談・無料職業紹介事業
策
① 職業相談・無料職業紹介事業
(4)就業支援のための講座・セミナー事業
① 就職支援セミナー
② 資格取得講座
1,166
0
8,302
4,042
9,090
155,307
155,307
2,525
⑤ 若年者職業観醸成事業
3,168
大阪市学卒インターンシップ事業
親のための子どもの就職を考えるシンポジ
⑥
ウム及びワークショップ
⑦ ハローわくわく。こどもチャレンジワーク
⑧ ずっと現役でいたい人のセカンドキャリアセミナー
2,726
24,000
勤
労
施
策
2,726
9,132
0
(2)労働諸団体との連絡調整
0
(3)労働関連施策の推進
19,307
① 労働相談(労働・職業相談に含む)
② 労働者福祉事業等への助成
2006年度予算 合 計
人件費(職員1人あたりの平均単価により算出)
2,525
5,013
19,307
④ 企業内福祉実態調査
29,212
14,145
(1)勤労市民対策の連絡調整
③ 労働法制度の周知・啓発
6,043
6,205
155,307
74,532
29,212
25,856
勤労施策
9,090
91,936
(社)おおさか人材雇用開発人権センターへ
④
の事業助成
② CBモデル事業
750
142,045
253
2,097
基金充当額
企画提案(NPO等)による就業支援等モデ
③
ル委託事業
① CB入門セミナー
116
④ 若年者向け「仕事」に関するワークショップ
若年者職場体験講習事業
4,042
経費
清掃業務委託における総合評価一般競争
②
入札
(6)コミュニティビジネス支援事業
6,324
③ 若年者就業支援セミナー
8,302
雇
用
施
策
18,377
750
事業名
事業項目
総合計
0
5,951
11,356
11,356
2,000
441,405
250,689
158,536
599,941
単位:千円
442
7,279
7,279
18,343
18,343
1,757
1,757
29
経費見直しの経緯 (単位千円) 雇 用 施 策
(1)雇用施策の推進
2001年度
(2)労働職業情報の収集及
び提供
(3)職業相談・無料職
業紹介事業
労働・職業情報誌を発行 10,560
ホームページを開設 15,385
労働相談に加え職業相
談を整備、開始する
23,187
(4)就業支援のための講座・セミナー
事業
(5)就職に向けた支援が必要な
人への就業環境の整備・支援
(6)コミュニティ・ビ
ジネスへの支援
勤労施策
「雇用施策のあ り方」
調査 5,000
20,400千円
2002年度
235,931千円
2003年度
雇用施策懇話会を設
置、推進プランを策定
1,295
就職支援のためのセミナー、資格取得
講座を開催 28,438
求人情報のデータベース化事業
4,563
235,238千円
2004年度
地域就労支援事業を開始・
(社)おおさか人材雇用開
発人権センターへの補助事業
を移管 135,287
若年者職業観醸成事業(職場体験
講習事業)を実施 5,000
情報システムを運用
15,000
391,295千円
2005年度
市内5か所において職
業相談・無料職業紹介
事業を開始
85,606
若年者就業支援セミナーを実施 11,900
366,350千円
2006年度
441,405千円
情報提供のためのリーフレッ
ト、若年者の意識啓発ビデオ・
DVD、及び冊子の作成 9,840
2000年4月の雇用対策法の改正に伴い、
本市における雇用施策のあり方を、実
態調査結果や外部委員の意見をもとに
「推進プラン」をまとめ、全庁的に実施。
就職に向けた支援が必要
な人の就業支援に向け庁
舎清掃委託業務の一部に
総合評価一般競争入札を
導入
260
CBの市民啓発の
ための入門セミナー
を開始
6,594
就職に向けた支援が必要
な人への就業支援企画を
募集・選考・委託する、モデ
ル委託事業を開始
27,191
CB事業プランを公
募・選考し、事業の
立ち上げを支援す
るモデル事業を開
始
8,971
ハローわくわく。こどもチャレンジワー
クなど若年者就業支援事業を充実
28,147
労働時間等設定改善
法施行に伴う企業啓
発
11,356
中高齢者就業支援の「ずっと現役で
いたい人のセカンドキャリアセミナー」
事業を開催 1,757
雇用対策法の改正に伴い、厳しい雇用失業情勢の改善に向け、若年者
等の就職に向けた支援が必要な人を重点とした就業支援事業を、多様な
手法で、国や市独自の「基金」を活用しながら、取り組んでいる。
就職が困難な層への多
面的な支援により自立と
就業を促進する施策を勧
めている。
雇用を創出する新
たな起業領域であ
るCBへの支援を関
係局と連携し実施。
勤労市民の生活の
安定と福祉の向上
を基本に施策を実
施。
30
国・府・市の体制・予算比較
国
雇用施策
<厚生労働省>
●職業安定局/職業能力開発局/
労働政策審議会・労働保険審査会
都道府県労働局(公共職業安定所)
〇各世代に必要とされる職業能力の開
発・向上の促進 460.6
〇フリーター・ニート等若者の人間力の
強化の推進 317.9
〇雇用のミスマッチの縮小のための雇
用対策の推進 588
大阪府
<商工労働部>
人員 予算額
雇用推進室
・雇用対策課 23 雇用推進費
1,633,080
・能力開発課 30 能力開発推進費 529,797
高等職業専門 174 職業技術専門校費 1,607,082
校(7校)
小 計 227人 3,769,959千円
小 計 1,366.5億円
勤労施策
<厚生労働省>
●労働基準局/(雇用均等・児童家庭局)
中央最低賃金審査会、中央労働委員会
労働局(地方最賃審・紛争調整委員会・
地方労働審議会)
〇安全安心な職場づくりと公正かつ多様
な働き方の推進
・アスベスト対策の適切な実施 102
・安全に安心して働ける労働環境の整備
65
・公正かつ多様な働き方の推進 15
・仕事&生活のバランスのとれた働き
方の推進 16
小 計 198億円
合 計 1,564.5億円
(雇用関係予算 4,325億円)
<商工労働部>
雇用推進室
・労政課 31 労政推進費 287,058
・労働福祉課 24 労働福祉費 3,255,807
綜合労働事務所 46
労働委員会 委員会費
133,019
事務局 34 事務局費
370,389
小 計 135人
4,046,273千円
362人
7,816,232千円
うち国支出金
1,114,785千円
合 計
労働保険特別会計 39,992億円
厚生労働省:「平成18年度予算案の主要事業」より
大阪府:「商工労働施策の概要平成18年度」より
大阪市
<市民局>
雇用・勤労施策室
雇用施策 ≒16人
・雇用施策の推進 17,692
・労働・職業情報の収集・提供 18,377
・職業相談無料職業紹介事業 155,307
・講座・セミナー事業
74,532
・就職に向けた支援が必要な人
への就業環境の整備と支援 142,045
・CB支援事業
14,145
小 計 422,098千円
勤労施策 ≒3人
・企業内福祉実態調査 2,000 ・労働者福祉事業等への助成 7,951 ・労働時間等設定改善法の
企業等への啓発 11,356
小 計 19,307千円 合 計 19人 441,405千円
うち国支出金 0千円
うち雇用施策基金 250,689千円
(差引) 190,716千円
31
4 実施体制
雇用施策・勤労施策の実施体制 行政以外
実施施設
行政
市民局
委託(監理団体)①
113,934千円
雇用・施策勤労室
19人 4.4億円
委託(監理団体)②
18,343千円
雇用施策担当 ≒16人
勤労施策担当 ≒3人
他、人件費1.6億円(2006年度の職員1人
あたりの平均単価により算出) 大阪府(商工労働部)
362人 78.2億円
雇用施策 227人 37.7億円
労働施策 135人 40.5億円
※詳細不明
国(厚生労働省)
雇用労働関係予算 4,325億円
+労働保険特別会計 39,992億円
※人員等詳細不明
委託(監理団体)③
1,628千円
委託(民間等)
252,476千円
補助金
37,951千円
(財)大阪市勤労福祉文化協会
・労働職業相談、無料職業紹介事業 75,953千円
・就職支援セミナー 6,043千円
・資格取得講座
29,212千円
・若年者職場体験講習事業 2,726千円
人 員
相談員 12人
事務員 2人
アピオ大阪
クレオ大阪
民間事業所
(財)大阪市女性協会
・ハローわくわく。こどもチャレンジワーク 18,343千円
(財)大阪市都市工学情報センター
・情報システムの運用 1,512千円
・携帯端末による情報提供 116千円
(民間企業等への委託)
・若年者就業支援調査2事業 12,344千円
・労働・職業に関する情報誌 4,100千円
・啓発リーフ、ビデオ等作成 7,305千円
・無料職業紹介カウンセリング・求人開拓事業 74,238千円
・中高年齢者就業支援事業 1,757千円
・若年者就業支援関係事業 16,295千円
・地域就労支援事業 91,936千円
・コミュニティ・ビジネス入門セミナー 5,013千円
・CBモデル事業募集選定事務 1,132千円
・労働時間等設定改善法施行に伴う企業啓発 11,356千円
・企業内福祉実態調査 2,000千円
・企画提案(NPO等)による就業支援等モデル委託事業 25,000千円
アピオ大阪・クレ
オ大阪・区民セ
ンター本市施設
民間事業場
当該団体企業・
団体施設
(民間団体・NPO等への補助)
・CBモデル事業への助成 8,000千円 NPO等の10事業者
・就業支援事業への補助 24,000千円 (社)おおさか人材雇用開発人権センター
・労働者福祉関係事業等への補助 5,951千円 (社)大阪労働者福祉協議会ほか
32
事業の委託化
雇用施策・勤労施策にかかる事業経費の約9割が民間もしくは監理団体に対する委託経費である。直接執行経費の内訳を見ると、印刷製本費、事
業補助費、外部委員への謝礼でほとんどを占め、企画・事務費が全体の約1%程度である。
2006年度予算 (単位:千円)
大 別
(1)雇用施策の推
進
おもな業務内容
職員数 事業費
「大阪市雇用施策推進
プラン」の推進や本市
雇用施策の進捗管理
等に取組む
ホームページ・情報誌
(2)労働・職業情報
「しごと情報ひろば」等
等の収集・提供事
により、施策情報を提
業
供
(3)職業相談・無料
職業紹介事業
雇
用
施
策 (4)就業支援のた
めの講座・セミ
ナー事業
(5)就職に向けた
支援が必要な人
への就業環境の
整備・支援
雇用対策法の改正により、
地域の実情に応じた施策と
して、アピオ大阪など市内5
か所において職業相談及び
無料職業相談事業を実施。
若年者や中高年齢者
の就職支援のためにセ
ミナーや国の教育訓練
給付金対象者以外の
方を対象に資格取得講
座を実施
勤労施策
金額
監理団体委託
主な事業内容
金額
推進検討
8,302
・情報誌「しごと情報ひろ
ば」印刷製本
・若年者職業意識啓発ビ
18,377
デオ・DVD及び冊子作成
にかかる印刷製本
・リーフレット作成ほか
・無料職業紹介事業にお
ける事務経費
2,224 ・情報誌「しごと情報ひろ
ば」デザイン編集委託
1,785 ・若年者職業意識啓発ビ
デオ・DVD及び冊子作成
1,335 にかかる企画デザイン編
集委託
5,117 ・無料職業紹介事業に関
わるカウンセリング゙及び
求人開拓にかかる事業
4,100 ・携帯端末による情報提
7,305 供及び求人・求職情報シ
ステムにかかる運営
116
1,512
74,238 ・無料職業紹介事業にお
ける相談事業
75,952
・就職支援セミナー
・資格取得講座
・若年者職場体験講習事
7,279
業
1,757
・ハローわくわく。こども
286
チャレンジワーク
91,936
6,043
29,212 実施事業を委託済。
2,726 インターンシップにか
かる保険料のみ直接
18,343 執行。
74,532
・本市におけるインターン
シップ事業にかかる事務
費
・(社)大阪人材雇用開発
人権センターへの事業補助
・総合評価一般競争入札
142,045 委員会の運営
・企画提案(NPO等)によ
る就業支援等モデル委託
事業選考委員会の運営
・選考されたモデル事業
の立ち上げ助成
14,145
3人
民間委託
主な事業内容
1,166 ・若年者雇用実態調査
・市内事業所の若年者就
4,182 業実態・意向調査
16人
雇用の創出、地域コ
(6)コミュニティ・ビ ミュニティや経済の活
ジネス支援事業 性化の観点から支援
事業を実施
金額
・雇用施策懇話会の運営
・「雇用施策推進プラン」
17,692 の推進等に関する企画・
事務費
155,307
地域就労支援事業を
実施するほか、総合評
価一般競争入札の実
施など本市事業を活用
した就業支援施策等の
企画・実施。
労使関係の安定と勤労者の
福祉の向上のため、法制度
の普及や相談、情報提供等
勤労者に身近な施策を実施
直接執行
主な事業内容
・労働者福祉事業等への
助成
19,307
441,405
156 ・若年者就業支援セミナー
・若年者向け「仕事」に関する
ワークショ ップ
・親のための子どもの就職を考
えるシンポジウム及びワーク
ショ ップ ほか
24,000 ・地域就労支援事業の委
託
253 ・企画提案(NPO等)に
よる就業支援等モデル
856 委託事業の委託
6,205
2,525
5,013
5,951 ・企業内福祉実態調査の
実施
・労働法制度の関する起
業啓発
2,000
実施事業を委託済。
直接執行内訳は、事
業補助・外部委員謝
礼。
実施事業を委託済。
直接執行内訳は、事
業補助金。
1,132
実施事業を委託済。
直接執行内訳は、事
業補助金。
11,356
252,476
実施事業の委託済。
印刷製本費のみ直接
執行。
実施事業を委託済。
事務所賃貸料のみ直
接執行。
25.000
8,000 ・CB入門セミナー企画実
施
・CBモデル事業募集選
考事務
55,025
実施事業を委託済。
企画事務経費のみ直
接執行。
4.042
133,904
33
第2章 雇用・勤労施策の現状評価と課題
《施策の評価》
・総事業費の約9割が委託事業であり、外部委託が進んでいる。
・職業相談・無料職業紹介事業における2005年度の新規求職登録者数及び就職者数は、ハローワークの約2%であるが、新規
求職登録者に占める就職者数の割合は約3割とハローワークと同レベルの実績を上げており、効果的に機能している。
・職業相談・無料職業紹介事業の実績からは、求職者の多くが中高年齢者であること、また、求人は北区・中央区など市内中心
部が多い一方、居住区近辺など身近なところでの勤務を求める求職者ニーズが高いことが明らかとなっているが、そうしたニー
ズに対応した求人開拓が不十分である。
・地域就労支援事業は、就職に向けた支援が必要な人全般にきめ細かく対応する巡回による相談事業であり、2005年度には相
談者の約3割が就職に結びつき、成果を上げているが、相談機会や場所が限られ、また、十分な周知がなされていないため、相
談者数が伸び悩んでいる。
《今後の改善策》
・職業相談・無料職業紹介事業については、5か所での就職マッチング数を高めるため、求職者ニーズに応じ、市内中心部だけ
でなく市内周辺区など身近な地域での求人開拓を行うとともに、とりわけ求職者の多い中高年齢者に重点を置いた求人開拓を
行う。
・地域就労支援事業については、より多くの市民が利用しやすいよう、区レベルの身近な場所における巡回相談の実施について
検討するとともに、ホームページや広報紙などを活用し、事業の内容をわかりやすく周知する。
《今後の検討課題》
・雇用施策は、これまで雇用の創出・安定を図ることにより市内の雇用失業情勢の改善をめざして幅広く取り組んできたが、今後
は、国・府との役割分担も見きわめつつ、雇用施策全般についてあり方を見直す必要がある。例えば、職業相談・無料職業紹介
事業においては、ハローワークと異なる特色を出せるかどうか、また、5か所で実施する必要性があるかどうかといった検証を行
い、その結果を基に、今後の事業の方向性を見直す。
34
1 現状評価
※○印は施策対象
事 業 種 別
(1)雇用施策の推
進
(2)労働・職業情報
等の収集・提供事
業
雇
用
施
策
個別の事業・施策
市民・
企業
庁内
①「大阪市雇用施策推進プラン」等の推進
○
②「大阪市雇用施策推進本部」の運営
○
③「大阪市雇用施策懇話会」の運営
○
④「大阪市雇用施策推進基金」の管理
○
⑤若年者の雇用実態に関する調査
○
⑥市内事業所における若年者の就業実態・意向調査
○
①情報誌「しごと情報ひろば」
○
②ホームページ及び携帯端末による情報提供
○
③求人・求職情報システム
○
④リーフレットの作成
○
⑤若年者の職業意識啓発ビデオ・DVD及び冊子の作成
○
(3)職業相談・無料
職業紹介事業
①職業相談・無料職業紹介事業
○
関係
団体
現状評価
・雇用施策については、「大阪市雇用施策推進プラン」の策定及び
「『5万人の雇用創出』と『雇用の安定』に向けた取り組み」の取りまと
めを行っており、2004年度から「雇用の創出」、2006年度から「雇用の
安定」について目標値を設定して取り組みを進めている。目標値を設
定することにより、各局が実施する事業の客観的評価が容易になっ
た。
・情報誌のほかホームページや携帯端末による情報提供を行うなど、
様々な媒体を活用し、広く市民への情報提供を行っており、中でもホ
ームページ及び携帯端末ホームページでは、アクセス件数が年々増
加するなど、タイムリーに分かりやすく情報発信できている。
・2005年度の新規求職登録者数及び就職者数は、ハローワークの約
2%であるが、新規求職登録者に占める就職者数の割合は約3割とハ
ローワークと同レベルの実績を上げており、効果的に機能している。
・事業の実績からは、求職者の多くが中高年齢者であること、また、
求人は北区・中央区など市内中心部が多い一方、居住区近辺など身
近なところでの勤務を求める求職者ニーズが高いことが明らかとなっ
ているが、そうしたニーズに対応した求人開拓が不十分である。
(4)就業支援のため
の講座・セミナー事
業
①就職支援セミナー
○
②資格取得講座
○
③若年者就業支援セミナー
○
④若年者向け「仕事」に関するワークショップ
○
⑤若年者職業観醸成事業
○
⑥親のための「子どもの就職を考えるシンポジウム及びワークショップ」
○
⑦ハローわくわく。こどもチャレンジワーク
○
⑧ずっと現役でいたい人のセカンドキャリアセミナー
○
・若年者の厳しい雇用失業情勢を受け、2006年度よりワークショップ
や小・中学生対象のキャリア教育、保護者対象のシンポジウムやワー
クショップなど新たな分野・手法で取り組んでいるが、若年者の多様
なニーズの把握や、事業周知が不十分である。
35
※○印は施策対象
事 業 種 別
(5)就職に向けた支
援が必要な人への
就業環境の整備・
支援
雇
用
施
策
個別の事業・施策
市民・
企業
①地域就労支援事業
○
②清掃委託業務における総合評価一般競争入札
○
③企画提案(NPO等)による就業支援等モデル委託事業
○
庁内
事 業 種 別
○
①CB入門セミナー
○
②CBモデル事業
○
個別の事業・施策
市民・
企業
①勤労市民対策の連絡調整
勤労施策
②労働諸団体との連絡調整
③労働関連施策の推進
現状評価
・地域就労支援事業は、就職に向けた支援が必要な人全般にきめ細
かく対応する巡回による相談事業であり、2005年度には相談者の約3
割が就職に結びつき、成果を上げているが、相談機会や場所が限ら
れ、また、十分な周知がなされていないため、相談者数が伸び悩んで
いる。
・ 就業支援等モデル委託事業については、NPO等と協働することに
より、行政だけでは解決困難な課題に取り組むためのモデルプログラ
ムづくりに効果がある。
④おおさか人材雇用開発人権センターへの事業助成
(6)コミュニティ・ビ
ジネス支援事業
関係
団体
・モデル事業の応募件数が前年と比べ減少しており、事業の周知が
不十分である。
・十分な雇用が創出されていない。
庁内
関係
団体
○
○
○
○
現状評価
・施策の実施体制や事業のあり方について、見直しを図りながら取り
組みを進めてきている。
・安心して働けるための環境づくりのために、情報交換など国・大阪
府との連携が不十分である。
○
36
職業相談・無料職業紹介事業・地域就労支援事業等の実施区及び箇所数
・市事業を実施しているのは11区である 。特に中央区では、ハローワークと市事業の実施が重複している。
《相談・紹介》
東淀川区
● ◆◆◆
★:ハローワーク(梅田・大阪東・大阪西・阿倍野・淀川)
●:職業相談・無料職業紹介事業(大阪市)
旭区
《相談のみ》
◆◆
淀川区
◆:地域就労支援事業(大阪市・巡回相談)
★◆
都島区
西淀川区
北区
鶴見区
★
城東区
福島区
◆
中央区
此花区
●◆
★●◆
西区
東成区
港区
浪速区
★
天王寺区
◆
大正区
生野区
西成区
●◆
阿倍野区
★
平野区
住之江区
東住吉区
住吉区
●◆
◆
◆◆
37
○地域就労支援事業では様々な就労阻害要因を持った人を対象に相談事業を取り組んでいる
対象者
地域就労支援事業の相談フロー イメージ
就労意欲有
スキル有
自力で求人を探
せる層
ハローワーク
就労
阻害
要因
なし
対象者
地域就労支援事業対象者
談
③育児
子どもを預ける所がなく働
くことができない
④介護
親が寝たきりで介護が必
要で働けない
者
生活保護など各種福祉制度により生活を支えている層
人
相
談
窓
口
就労
阻害
要因
あり
地域就労支援事業の相談者数推移
1400
②技能
希望職種に就くために必
要な資格・技能がない
⑤コミュニケーション
対人関係が苦手で人とう
まく会話ができない
⑥モチベーション
働いたことがなく、仕事と
は何かよくわからない
1200
1000
800
相談者数
能力
開発
関係
機関
・
福祉
関係
機関
など
ハローワーク・
しごと情報ひろば
相
就労意欲は有るが様々な就労阻害要因
で働けない層、就労意欲が低下した層、
求人の探し方もうまくわからない層
①職歴
仕事の経験が乏しい、希
望の職種が見つからない
就
労
⑦そのほか
600
※阻害要因に応じた支援を、関係機関と連携し継続的に実施
400
200
0
2002年度
2003年度
2004年度
2005年度
38
他都市との比較
・市民一般を対象として市内5か所で職業相談・無料職業紹介事業を実施している都市は他には例がない。
・地域就労支援事業は、就職に向けた支援が必要な人全般にきめ細かく対応する相談事業として他都市には見られない取り組みである。
都 市
担当部署
事業
大阪市
横浜市
名古屋市
京都市
神戸市
福岡市
市民局
雇用・勤労施策室
経済観光局
雇用創出課
雇用担当部署は無し
雇用施策は実施していない
産業振興局
庶務課
経済振興局・産業政策部生活
関連産業・雇用創出担当
×
高齢者対象1か所
×
×
×
×
×
京都労働学校に専門課程と
し一般対象に職業能力講座
を実施
・ものづくり職人大学(洋服・
靴・家具の3コース・3年)
・若年者キャリア形成支援
事業のよる
助成金の交付
×
×
×
職業相談
一般対象
5か所
職業紹介
雇
一般対象8講座
※母子家庭の母等・高
齢者・障害者対象実施
横浜中央職業訓練校(4科)
を運営
対象:母子家庭の母、生活
保護受給者
若年者対策
(子ども青少年部局事業
除く)
若年者就業支援セミナー
ほか
若年者・女性のマッチング゙
モデル事業(民間委託によ
る求人企業でのインターン
シップ及び就労支援)
地域就労支援事業
総合評価入札
NPO等との協働
策
高齢者対象
1か所
・ものづくり職人大学での短
期職人体験コースの実施
×
就職困難者対象
×
×
×
×
×
〇
×
×
×
×
×
・企画提案(NPO等)によ
る就業支援等モデル委
託事業
セミナー実施
×
×
×
市民局・経済局ほか4
課
経済観光局商業・CB振興課
入門セミナー、モデル事
業、起業家養成講座
ビジネスエキスパート相談
事業、CB入門セミナー、コミュ
ニテぃローン、CBビジネスプラ
ンへの助成、空き店舗活用
事業、CB活動オフィスほか
市民局
雇用・勤労施策室
経済観光局
雇用創出課
市民経済局
勤労福祉室
市民文化局・
勤労福祉青少年課
生活文化観光局
勤労市民課
市民局生活安定課
労働団体等との連絡調整、
陳情要請への対応
〇
〇
〇
〇
〇
〇
勤労福祉事業への助成
〇
〇
〇
〇
〇
〇
労働相談
〇
〇(指定管理者による)
〇
×
×
×
コミュニティ・ビジネス支援
事業
事業
勤
労
施
策
×
職業能力開発
※大阪市以外は福祉関係
施策除く
用
施
〇
その他
担当部署
・勤労市民施設の提供
(健康福祉局)
・中小企業福利厚生事
業支援(経済局)
技能文化会館(指定管理者
制度により民間事業者に管
理運営委託)
産業環境局商業振興課
×
地域の魅力アップ貢献事業、
商店街空き店舗利用による
CB関連事業育成の場合の
商店街に助成
京都労働学校の運営
経済振興局・産業政策部生活
関連産業・雇用創出担当
×
CB相談窓口、CBアイディアコンテ
スト、CB起業セミナ^、ビジネスモ
デル創出支援、CBどんたく起
業まつり
六甲・垂水・兵庫の3勤労市
民センターの運営
39
2005年度 職業相談・無料職業相談事業、地域就労支援事業とハローワークとの比較
・職業相談・無料職業紹介事業の新規求職登録者数はハローワークの約2%、地域就労支援事業の相談者はハローワークの新規求職登録者数
の約0.3%であるが、各事業の就職率は約3割とハローワークと同程度であり、効果を上げている。
人
新規求職登録者数
182,184人
%=就職率
33.4%
就職者数
◆
53,347人
29.3%
◆
◆
29.3%
新規求職登録者数
3,520人
就職者数
1,030人
相談者数
628人
就職者数
210人
ハローワーク
職業相談・
地域就労支援事業
無料職業紹介事業
40
大阪市の雇用施策の特徴 全国に比べ厳しい雇用失業情勢の改善のため、市内5か所に職業相談・無料職業紹介所を開設し、市民の就業を支援して
いる。
勤務地別求人件数は、北区・中央区など市内中心部が多い。 5か所の利用者数 35000
8000
北
7000
30929
30000
中央
6000
25000
此花
5000
西
20000
淀川
4000
12971
西成
3000
平野
2000
7975
住之江
浪速
1000
10000
5000
2761
2549 4398
3036
2005年 度
0
2006年 度(上半期)
6022
1699
1128 2195
その他
0
13805
15000
ア ピ オ大阪
ク レオ大阪北
ク レオ大阪西
ク レオ大阪南
天下茶屋
合計
2 0 0 5 年度
2006年度(上半期)
無料職業紹介事業利用者及び就職者1人あたりに係る経費
予 算
2005年度(年間)
2006年度(年間)
利用者数
142,669千円
30,929人
13,805人(上半期)×2
155,307千円
=27,610人
職業相談員及びキャリアカウンセラー1人/1月あたりの件数
職業相談件数
職業相談員数
2005年度(年間)
12,486人
11人
2006年度(上半期)
5,694人
12人
利用者1人あたりに
係る経費
4,613円
5,625円
1人/1月あたりの件数
就職者数
〈相談効果含む〉
1,030人
556人(上半期)×2
=1,112人
就職者1人あたりに
係る経費
138,514円
139,665円
キャリアカウンセリング数 キャリアカウンセラー数
95人
79人
1,805人
350人
5人
5人
1人/1月あたりの件数
30人
12人
ハローワーク5か所(大阪東・梅田・大阪西・阿倍野・淀川)と無料職業紹介事業5か所との実績比較
新規求職登録者数
(無料職業紹介事業)
2005年度(年間)
3,520人
新規求職登録者数
(ハローワーク)
182,184人
ハローワークの新規登録
者数に対する割合(%)
1.93
就職者数〈相談効果含
む〉
(無料職業紹介事業)
1,030人
就職者数
(ハローワーク)
53,347人
ハローワークの就職者数
に対する割合(%)
1.93
41
地域に密着した5か所で職業相談、紹介。独自の求人開拓も実施。
相談員
キャリア
カウンセラー
求人
開拓員
事務員
2
就職決定者は、2005年度1030人、2006年度上半期556人
登録者数
就職
決定者数
5
587
268
計
アピオ大阪
2
1
-
クレオ大阪北
2
1
-
-
3
256
168
クレオ大阪西
2
1
-
-
3
405
142
クレオ大阪南
2
1
-
-
3
546
199
天下茶屋
求人開拓室
計
4
-
1
-
12
5
-
-
5
1,726
1030
556
268
253
12
2
14
-
-
12
4
33
3,520
1,030
253
168 199
142
2005年度(年間)
101
119
115 116
105
アピオ大阪
クレオ大阪北
クレオ大阪西
クレオ大阪南
天下茶屋
合計
2006年度(上半期)
※2005年度実績
新規求職登録者の多くは、無料職業紹介所の所在区及び近隣区在
住者
無料職業紹介事業に見られる他の特徴
1400
西成
平野
此花
東淀川
城東
東住吉
住吉
住之江
淀川
福島
中央
東成
その他
1200
1000
800
600
400
200
0
2 0 0 5 年度( 年間)
2 0 0 6 年度( 上半期)
・新規登録者の6割は45歳以上の中高年齢者であり、34歳以下
の若年者及び60歳以上の高齢者は2割を越えている。
・「アピオ大阪」には市内各区から訪れるが、ほか4か所の利 用者は、当該区及び近隣区在住者の利用が多い。
・求職者の希望する勤務形態の半数強は、パートであり、就職
決定者の7割弱を占めている。
・およそ4割の求職者は、当該区及び近隣区での勤務を希望し
ている。
・就職決定者のおよそ6割が45歳以上の中高年齢者であり、ま
た34歳以下の若年者及び60歳以上の高齢者が2割を超えて いる。
・就職決定者の勤務地は、市内の中心部である北区・中央区が
多い。
42
2 今後の課題
雇
用
施
策
具体的施策
課題
今後の方向性
(1)雇用施策の推進
・全国と比較して厳しい大阪の雇用失業情勢の改
善に向け、引き続き、本市雇用施策の円滑かつ効
果的な推進を図る必要がある。
・雇用施策の進捗に伴い、その範囲が拡大してお
り、とりわけ若年者や中高年齢者の支援施策の充
実が必要である。
「雇用の創出」とともに、 「就職に向けた支
援が必要な人」 への取り組みなど「雇用の
安定」に重点をおいて目標値を設定し、引
き続き取り組む。
設定した目標達成に向けて進捗
管理を強める。
(2)労働・職業情報等の収集・提供
事業
・市民が必要な情報を必要なときにすぐに入手で
きることが求められている。
・様々な機会をとらえ、労働・職業に関する啓発・周
知を行う必要がある。 労働・職業に関する情報の収集・整理を行
い、市民のニーズに合わせ、様々な媒体
を活用し、情報をタイムリーに分かりやすく
市民へ提供していく。 ・2006年度に作成するリーフレット
やビデオ、冊子等を活用した啓発・
周知を行う。
・ホームページのコンテンツを整理
し、情報の充実に努める
(3)職業相談・無料職業紹介事業
・紹介所の近隣の方や中高年の利用が多く、居住
地近辺での勤務希望やパート希望が多いがその
ニーズに十分に応えられていない。
5か所での就職マッチングを高める。
求職者ニーズに応じ、市内中心部
だけでなく市内周辺区など身近な
地域での求人開拓や、求職者の
多い中高年齢者を中心とした求人
開拓を行う。
(4)就業支援のための講座・セミナー ・若年者に対しては、様々な講座・セミナーを実施
事業
しているが、事業自体の知名度が低く、市民への
事業周知に課題がある。
・また、「2007年問題」を迎え、働く意欲のある中
高年齢者への再就職を支援する必要がある。
若年者を対象とする事業の周知・広報を
精力的に行い、事業を知ってもらう工夫に
努めるとともに、職業相談事業への誘導
や他の就業支援メニューの活用など事業
間の効果的な連携をめざす。
また、中高年齢者を対象としたセミナー等
を実施する。
・若年者が参加しやすくなるような
工夫や、就業支援メニューの豊富
化を図る。
・若年者に確実に情報を届けるた
め、保護者や地域団体等との連
携を進める。
(5)就職に向けた支援が必要な人
への就業環境の整備・支援
・より多くの市民が利用しやすいよう、市民
に身近な場所での相談を行う。
・無料職業紹介事業との連携の強化を図
る。
・これまでの成果・課題等をふまえ、関係
機関やNPO等と連携・協働して、より効果
的な就業支援等のプログラムの開発を進
める。
・区レベルの身近な場所における
巡回相談の実施について検討を
図るとともに、事業の内容をわか
りやすく周知する。
・地域就労支援コーディネーターと
無料職業紹介事業の職業相談員
とより一層の連携を図る。
・本市の施策に反映させていくた
めに、モデル事業の改善を進める。
・地域就労支援事業は相談機会や場所が限られ
ており、広くPRする必要がある。
・相談者の多くは身近な場所での就労を望んでい
るが、当事業は職業紹介機能を有していないこと
から、無料職業紹介事業との連携の強化が必要
である。
・2005・06年度に実施している就業支援等モデル
事業は、様々な成果とともに、実施方法などにつ
いての課題も提示されている。
43
雇
用
施
策
(6)コミュニティ・ビジネス支援
事業
課題
今後の方向性
・CBの趣旨の普及や事業の周知に引き続き取組
む必要がある。
・雇用の創出の観点から事業を実施するかどうか
検討する必要がある。
・民間団体のネットワークを活用するなど、
事業の周知に努める。
・地域の活性化や起業支援の観点から事
業の見直しを行う。
課題
今後の方向性
具体的施策
労働基準行政や労政行政を所管する国・
大阪府との日常的な情報交換に努める。
国・府の担当者との情報交換の場
を設ける。
国・大阪府との情報の共有化が必要である。
具体的施策
・大阪NPOセンター等と協働した
事業を行う。
・NPO支援や起業支援の施策と
連携する。
勤労施策
44
今後の予算・人員シュミレーション(2006年度・2007年度〔予定〕比較)
今後の予算(2006年度・2007年度〔予定〕比較)
今後の人員(2006年度・2007年度〔予定〕比較)
人
予算額
千円
18
180,0 00
16
160,0 00
14
140,0 00
12
120,0 00
100,0 00
10
80,0 00
8
雇用施策
勤労施策
60,0 00
6
40,0 00
4
20,0 00
2
0
( 1) 雇
用
( 2) 労
の
施策
推進
情
職業
働・
報等
の
供
・提
収集
( 3) 職
事業
業相
職
無料
談・
( 4) 就
業
( 5) 就
業紹
業
介事
の
支援
向け
職に
の
ため
た支
講
ナー
セミ
座・
必
援が
人へ
要な
事業
支援 ネ ス 支
備・
ジ
整
・ビ
境 の ニテ ィ
環
ュ
業
ミ
の就
( 6) コ
業
援事
勤労
施策
0
2006年度
2007年度
45
参考資料
【雇用施策】
(1)雇用施策の推進
①「大阪市雇用施策推進プラン」等の推進 ②「大阪市雇用施策推進本部」の運営
③「大阪市雇用施策懇話会」の運営 ④「大阪市雇用施策推進基金」の管理
⑤若年者の雇用実態に関する調査
⑥市内事業所における若年者就業実態・意向調査
(2)労働・職業情報等の収集・提供事業
①情報誌「しごと情報ひろば」 ②ホームページ及び携帯端末による情報提供
③求人・求職情報システムの運営
④リーフレットの作成
⑤若年者の職業意識啓発ビデオ・DVD、及び冊子の作成 (3)職業相談・無料職業紹介所
(4)就業支援のための講座・セミナー事業
①就職支援セミナー ②資格取得講座
③若年者就業支援セミナー ④若年者向け「仕事」に関するワークショップ
⑤若年者職業観醸成事業 ⑥親のための「子どもの就職を考えるシンポジウム及びワークショップ」
⑦ハローわくわく。こどもチャレンジワーク ⑧ずっと現役でいたい人のセカンドキャリアセミナー
(5)就職に向けた支援が必要な人への就業環境の整備・支援
①地域就労支援事業 ②清掃業務委託における総合評価一般競争入札
③企画提案(NPO等)による就業支援等モデル委託事業 ④(社)おおさか人材雇用開発人権センターへの事業助成
(6)コミュニティ・ビジネス(CB)支援事業
①コミュニティ・ビジネス入門セミナー ②コミュニティ・ビジネスモデル事業
【勤労施策】
①勤労市民対策の連絡調整 ②労働諸団体との連絡調整
③労働関連施策の推進
46
各事業の概要(1)雇用施策/雇用施策の推進 事業の必要性
雇用失業情勢の主要指標である大阪府内の完全失業率は2002年にピークを迎え、以後改善に向かっているが、2005年平均は全国平
均を上回り、全国で下位から3番目となっている。また、雇用失業情勢が改善する一方で、障害者、母子家庭の母、野宿生活者など「就職に
向けた支援が必要な人」は様々な阻害要因があり、厳しい雇用情況に置かれていることから、こうした状況を改善するため、本市において
雇用施策に取り組み、雇用の創出・安定を図る必要がある。
①「大阪市雇用施策推進プラン」等の推進
【目 的】・「大阪市雇用施策推進プラン」及び「『5万人の雇用創出』と『雇用の安定』に向けた取り組み」に基づき、全庁的に雇用施策を推進する。
・2004~07年度の4年間に5万人の雇用創出をめざすとともに、各種就業支援事業など雇用の安定を図る取り組みを全庁的に推進する。
【内 容】・「雇用の創出・安定」の目標値を設定し、雇用施策推進本部において各局・区の取り組みについて進捗管理等を行う。
雇用の創出:「新産業の創造・育成」など本市施策を総合的に推進することにより、2004~07年度で大阪市内で5万人の雇用創出を図る。
〔2006年度目標:雇用創出人数 14,700人〕
雇用の安定:「本市の職業紹介事業等による就職者数」等の目標値を設定し、取り組みを進める。
〔2006年度目標:本市の職業紹介事業等における就職者数 3,600人〕
②「大阪市雇用施策推進本部」の運営
【目 的】本市における雇用に関する施策を全庁体制で総合的に推進する。 【内 容】・「雇用施策推進プラン」に基づき、各局で実施する「『5万人の雇用創出』と『雇用の安定』に向けた取り組み」について取りまとめ及び進捗管理等を行う。
・推進本部会議:年2回程度開催〔2005年度開催実績:3回〕 ③「大阪市雇用施策懇話会」の運営
【目 的】本市雇用施策の効果的な推進に向け、施策推進に関する諸課題について有識者等から幅広く意見を求める。
【内 容】年2回程度開催〔2005年度開催実績:2回〕
④「大阪市雇用施策推進基金」の管理
【目 的】本市雇用施策を効果的・重点的に推進するために設置した「大阪市雇用施策推進基金」を活用し、雇用創出事業等を実施する。
【内 容】各局において「就職に向けた支援が必要な人の雇用創出を図るための事業」、「起業を支援するための事業」、「若年者の就業を支援するための事業」など
を基金充当事業として実施し、その取りまとめ及び進捗管理を行う。
〔2006年度:6局・13区で54事業を実施〕
47
1.「5万人の雇用創出」目標値及び実績(実績は2004・2005年度)
単位:人
04年度
実績
05年度
目標
05年度
実績
06年度
目標
2,000
2,366
2,000
2,766
2,000
・ロボットテクノロジー関連分野
150
55
150
165
150
・健康・予防医療関連分野
600
398
600
346
600
分 野
Ⅰ 新産業の創造、育成等
04年度
目標
07年度
目標
関連施策・事業
04~'07年度
雇用創出
見込み数
ロボットテクノロジー関連分野の創造・育成(次世代ロボット開発
ネットワーク(RooBO)企業における創出等)
健康・予防医療関連分野の創造・育成
2,000
9,132
・IT関連分野
600
1,000
600
1,000
600
IT関連分野の振興
・創業の促進
600
894
600
1,225
600
創業の促進(コンサルティングやセミナー、インキュベーション施設
の運営等)
50
19
50
30
50
Ⅱ 中小企業等の経営革新・競争力強化
2,450
2,018
2,450
3,882
2,450
Ⅲ 企業誘致と都市開発の促進
4,050
6,822
6,850
5,562
3,600
1,200
252
1,200
414
2,050
550
1,250
800
739
1,200
2,300
5,320
4,600
3,690
350
0
0
250
719
0
Ⅳ 観光集客機能の強化
2,500
800
2,500
1,500
3,350
3,350
9,000 魅力あるまちづくりの展開による集客機能の強化
Ⅴ 保健・福祉施策等の充実
1,650
2,530
1,700
2,760
1,400
1,400
「大阪市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」、「大阪市障害
8,090 者支援計画」、「大阪市次世代育成支援行動計画」等に基づく施設
整備や居宅サービスの充実
-
-
-
1,900
1,900
3,800
12,650
14,536
16,470
14,700
14,500
60,206
・コミュニティビジネスの支援
・内外企業の誘致
・臨海部への企業誘致
・都市再生緊急整備地域での開発
・市街地再開発事業の促進
Ⅵ 雇用施策推進基金を活用した雇用創出
合 計
-
15,500
コミュニティビジネスの支援(入門セミナー、起業家養成講座等)
2,450
10,800
チャレンジする中小企業の経営・技術面の総合的支援、高付加価
値なものづくりや商店街の活性化の支援等
都市再生重点産業立地促進助成、外資系企業等の誘致
3,400
19,384
咲洲コスモスクエア地域、舞洲地区、此花西部臨海地区等への企
業誘致、夢洲コンテナターミナル整備
大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺地域、難波・湊町地域の都市計
画制度等による開発促進
茶屋町など、民間市街地再開発事業等の促進
2.雇用の安定に向けた目標
目標値の内容
目標数値
2006年度
本市における職業相談件数
58,000件
本市の職業紹介事業への登録数
6,400件
本市の職業紹介事業等による就職者数
3,600人
48
⑤若年者の雇用実態に関する調査
【目 的】 若年者(15歳~34歳)の就業状況や就業経験、職業意識に関する実態把握。
【対
象】 市内在住の若年者(15歳~34歳)から無作為抽出した10,000人
【実 施 者】 調査設計・インタビュー:大阪府立大学、調査実施業務:(株)グリーンエコ
【内
容】 ・市内在住の15歳~34歳までの若年者10,000人を対象に就業の実態、学卒後の就労経験、現在の仕事の状況、今後の施策に関する
要望等の31項目をアンケート調査
・インタビュー調査アンケート調査においてインタビューに応じる意向を示した無業者を中心として20名へのインタビュー調査
・「若年者の雇用実態に関する調査ー就業構造基本調査」をもとに大阪市域の若年者雇用の分析 【活動実績】 調査期間 8月18日~9月8日
回答数 2756件
インタビュー件数(予定) 20件
【経 費】 2006年度予算 8,302千円 ⑥市内事業所における若年者就業実態・意向調査
【目 的】若年者に焦点を絞り、市内事業所の雇用実態や求人ニーズの調査を実施し、得られたデータを若年者雇用状況の改善に資する事業
展開の参考とする。
【対 象】市内事業所より無作為抽出した5,000社(10人以上の従業員を雇用)。ヒアリングは、調査票の回答のあった事業所から選定した
20事業所。
【実施者】調査設計:神戸国際大学 、調査実施業務・ヒアリング:㈱地域創造研究所
【内 容】対象事業所に調査票を送付し、現在の若年者の雇用状況や人材確保の方法(特に中途採用者の雇用や非正社員から正社員への登用
など)などを調査するとともに20社程度にインタビュー調査を実施する。回収:1,338件(回収率26.8%)
【完了時】2007年3月30日
【経 費】2006年度予算 4,042千円
49
各事業の概要(2)雇用施策/労働・職業情報等の収集・提供事業 事業の必要性
長期にわたって続いてきた厳しい雇用失業情勢は、景気の低迷期を脱したこと、各般にわたる雇用対策の効果等により、徐々に明る
い兆しが見え始めているが、非正規雇用の増加や若年者の失業など、労働市場における様々な問題が現れてきている。
効率的な需給マッチングを促進し、雇用のミスマッチを解消するため、労働・職業に関する情報を広く市民に提供していく必要がある。
①情報誌「しごと情報ひろば」
【目 的】 雇用の促進と勤労者の福祉向上を目的に、労働・職業に関する情報を収集・整理して、市民に身近できめ細かな情報を提供する。
【対 象】 大阪市民
【実施者】 編集発行:大阪市市民局雇用・勤労施策室、編集協力:(株)アド・ポポロ、印刷:(株)西岡印刷、発送業務:(株)ハッソー
【内 容】 施策や制度等の紹介、事業案内、若年者のキャリア形成等を支援する情報、ゆとり創造、労働者の心と体の健康、各種労働関係機関案内等
年4回、季刊発行
【部 数】 年間 120,000部発行 (各号 30,000部)
【配付先】 580ヵ所 (各区役所ほか本市関係施設、労働組合、経済団体、工業会等関係団体、大学、短期大学、高校、中学校、労働基準監督署等労働関係施設、
映画館等若年者関係施設、地下鉄管区駅)
【経 費】 2006年度予算 6,324千円
②ホームページ及び携帯端末による情報提供
【目 的】 効率的な需給マッチングを促進する調整機能を強化し、雇用のミスマッチを解消するため、労働・職業に関する情報を広く市民に提供する。 【対 象】 主に大阪市民
【実施者】 運営管理:(財)大阪市都市工学情報センターに委託 (ただし、ホームページについては、市民局ホームページとして管理)
【内 容】 ホームページ:市民局ホームページに、「しごと情報ひろば」を開設し、大阪市の雇用施策をはじめ、各種事業情報、相談窓口、能力開発、ゆと
り情報等の労働・職業に関する情報について、わかりやすくタイムリーに提供するとともに、「求人・求職情報システム」を導入し、雇用機会の増
大を図る。
携帯端末:大阪市携帯端末ホームページ「大阪 CITY NAVI」にリンクし、各種事業案内、相談窓口案内などの情報を提供する。
【実 績】 「しごと情報ひろば」ホームページ アクセス件数:2005年度 458,244件 2004年度 342,564件 2003年度 300,324件
携帯サイト「しごと情報」アクセス件数:2005年度 153,393件 2004年度 112,606件 2003年度 72,914件
【経 費】 2006年度予算 116千円
50
③求人・求職情報システム
【目 的】 求人・求職双方の情報を提供するシステムを運営し、雇用のマッチングの促進を図る。
【対 象】 大阪府内を勤務地とする求人企業と大阪市に在住する求職者
【実施者】 運営管理:(財)大阪市都市工学情報センターに委託
【内 容】 市民局ホームページを通して、求職者及び求人企業が直接各々の情報を入力し、互いに情報提供を行うとともに直接やりとりが出来る「求人・求 職情報システム」を運営する。
【実 績】 ID発行件数(求職者) :2005年度(6月~3月)586件、2006年度(4月~9月)119件
ID発行件数(求人企 業):2005年度 (6月~3月)356件、2006年度(4月~9月)132件
プロフィール登録件数(求職者) :2005年度(6月~3月)155件、2006年度(4月~9月)48件
プロフィール登録件数(求人企 業):2005年度(6月~3月)215件、2006年度(4月~9月)60件
【経 費】 2006年度予算 2,097千円
600
500
400
発行件数(求職者)
登録件数(求職者)
発行件数(求人企業)
登録件数(求人企業)
300
200
100
0
2005年度
2006年度
④リーフレットの作成
【目 的】 本市雇用施策は経済分野における雇用創出や、職業相談・無料職業紹介事業、就業を支援するための講座・セミナーの実施など多岐にわたっ
ているにもかかわらず、これまで本市の雇用関連施策を紹介するための冊子等がなく、施策のPRが十分できているとはいえない状況にある。こ
のことから、市民に分かりやすく施策を紹介するための冊子を作成し、関係窓口等に設置することで、相談窓口等への誘導を促進するとともに施
策への関心を高める。
【内 容】 本市の雇用施策関連リーフレットの作成・配布
【対象者】 市民・相談機関等に配布
【実施者】 雇用・勤労施策室
【経 費】 2006年度予算 750千円
51
⑤若年者の職業意識啓発ビデオ・DVD、及び冊子の作成
【目 的】若年者(15~34歳)の職業意識啓発のため、働くことの意味、仕事の探し方や自己の適性を学び、就職活動・資格取得・職場体 験等の情報を得る内容を中心とした、若年期の職業観醸成及び具体的な就労支援の施設紹介のビデオ・DVD及び冊子を作成し、 関係機関へ配布するとともに、若年者対象のセミナーなどで活用する。
【対 象】大阪市に在住する若年者 (15~34歳)、保護者、支援者
【実施者】㈱日経広告
【連携先】㈶大阪市勤労福祉文化協会、大阪府、JOBカフェOSAKA 、大阪府立高等職業技術専門校、大阪労働局、ユースハローワーク、
ヤングジョブスポットOSAKA、A’ワーク創造館
【内 容】(1)ビデオ・DVD
若年者が、人生にとっての働くことの意義を考え、雇用の現状や若年者の就労実態を学び、職業観を醸成できるよう図る。 職業情報の提供・紹介、就業支援セミナー、職業能力開発、職場体験等の現場取材を通じ、若年者就業支援施設を紹介する とともに、仕事探しの仲間や熱心にサポートしてくれるスタッフの存在を、就労をめざす若年者に伝える。
①ビデオ
・規格:VHS(カラー表紙パッケージ)30本
・上映時間:30分程度
②DVD
・規格:①と同内容・時間、30枚
(2)冊子
・内容:絵・写真は(1)のものから転用し、解説文をつける。また、大阪市内で実施されている市・府・国や民間等、 若年者就業支援に関する情報(施設・組織名、事業名、所在地、連絡先)を載せる。
・仕様、冊数:A5版、50ページ程度、表紙カラー・本文2色刷り(予定)、7,000部
・配布先:しごと情報ひろば、区役所、クレオ大阪、青少年文化創造ステーション、中央青年センター、市民学習センター ほか(予定)
【完了時】2007年3月30日
【経 費】2006年度予算 9,090千円
52
各事業の概要(3)雇用施策/職業相談・無料職業紹介事業 事業の必要性
職業安定法の改正を受け、地方公共団体が自らの行政施策に附帯しての無料職業紹介事業の実施が届出により可能となったため、
2004年10月、アピオ大阪において、2005年1月に新たに市内4か所に職業相談窓口を開設するとともに無料職業紹介事業を開始した。
現在雇用失業情勢は、景気が回復基調にあることから緩やかに改善されつつあるが、大阪府内の完全失業率は、いまだに全国平均と
比較してなお高い状態にある。そのため、雇用のミスマッチの解消を図る職業相談・紹介事業を実施し、市民の就業を支援する。
職業相談・無料職業紹介事業
[目的・役割]
職業相談・紹介を実施し、市民の就業を支援し、雇用のミスマッチの解消・雇用失業情勢の改善につなげる。
[対象者]
大阪市に在住する求職者
[実施者]
職業相談・紹介事業は財団法人大阪市勤労福祉文化協会、キャリアカウンセリング及び求人開拓事業は株式会社東京リーガルマインド
[人員体制]
プロパー職員(嘱託職員含む)14名、民間19名
[実施内容]
①職業相談(キャリアカウンセリングや職業適性検査など)
②職業紹介(独自の求人情報やハローワーク求人情報を活用)
③情報提供(パソコンによる求人情報検索など)
[活動実績]
開設日・時間
◆アピオ大阪、クレオ大阪北・西・南:火~金曜日 9:30~12:00、13:00~17:00 (祝休日及び祝休日の翌日、年末年始は休み)
◆南海電鉄、地下鉄天下茶屋駅共用コンコース内:月~金曜日 9:30~12:00、13:00~17:00(祝休日及び年末年始は休み)
[成果実績]
2005年度 : 利用者数 30,929人、新規求職登録者数 3,520人、就職者数 1,030人(相談効果含む)、求人数 23,661人
2006年4月~9月:利用者数 13,805人、新規求職登録者数 1,518人、就職者数 556人(相談効果含む)、求人数 12,399人
[活動実績と成果実績のつながり]
職業相談・紹介事業では、近隣の方や中高年の利用が多く、居住地近辺での勤務希望やパート希望が多いことから、このようなニーズに対応できるよう、求人開
拓方法などを工夫し、市民の就業を支援している。
[周知方法]
区広報紙、HP、リーフレット、各種就業支援事業での求人情報冊子の配布など
[経営資源]
アピオ大阪、クレオ大阪北・西・南、天下茶屋駅高架下施設(南海電鉄所有物件)
[経費]2006年度予算:155,307千円
53
職業相談・無料職業紹介事業の実績及び課題(1)
【2005・2006年度の事業実績から見た特徴】
〇無料職業紹介所5か所の新規求職登録者のうち「天下茶屋」の占める割合は約5割と高く、クレオ大阪北・西は
共に1割前後と低い。
〇新規求職登録者の年齢層を見ると、34歳以下の若年者及び 60歳以上の高齢者は2割を超す。 45歳以上の 中高年齢者は約6割。 〇新規求職登録者の居住地は、「アピオ大阪」については、市内各区からの利用があるが、その他4か所につい ては、当該区及び近隣区での利用が多い。
〇新規求職登録者の希望勤務形態は、パート希望の割合が2005年度より高くなっている。
〇新規求職登録者の希望勤務地は、約4割の方が当該区及び近隣区を希望している。
〇新規求職登録者希望職種は、生産工程・労務の職業の希望が多い。
〇就職決定者数については、新規求職登録者数ほど5か所において差はない。
〇就職決定者の年齢層については、 新規求職登録者の状況と同じで、45歳以上の中高年齢者は約6割。
34歳以下の若年者及び 60歳以上の高齢者は2割を超す。
〇就職決定者の勤務地は、約4割の方が当該区及び近隣区を希望しているが、北区・中央区への就職が多く
なっている。
〇就職決定者の勤務形態については、2005年度は常用が32.1%、パートが67.9%である。
2006年度(上半期)は常用が減り15.6%、パートが増え84.4%となっている。
〇就職決定者の職種は、生産工程・労務の職業が多い。
【2005・2006年度の事業実績から見た課題】
〇当該区及び近隣区での利用が多く、居住地近辺での勤務希望やパート希望が多いことから、このような求職 者ニーズに応じた求人開拓の工夫。
〇2005年度と比較して利用者が減少しているため、一層の市民活用の促進に向けたPRの強化。
54
職業相談・無料職業紹介事業の実績及び課題(2)
1 新規求職登録者数について
2005年度(年間):アピオ大阪587人、クレオ大阪北256人、クレオ大阪西 405人、クレオ大阪南546人、天下茶屋1726人、合計3520人
2006年度(上半期):アピオ大阪288人、クレオ大阪北108人、クレオ大阪 西134人、クレオ大阪南301人、天下茶屋687人、合計1518人
60
4000
3500
50
3000
アピオ大阪
クレオ大阪北
クレオ大阪西
クレオ大阪南
天下茶屋
合計
2500
2000
1500
1000
500
0
2005年度(年間)
2006年度(上半期)
西成
平野
此花
東淀川
城東
東住吉
住吉
住之江
淀川
福島
中央
東成
その他
14 0 0
12 0 0
10 0 0
800
600
400
200
0
2 0 05 年度( 年間)
2 0 0 5 年度( 年
間)
40
30
2 0 0 6 年度( 上
半期)
20
10
0
3 新規求職登録者の居住地について
2005年度(年間):西成1305人、平野423人、此花245人、東淀川230人、
城東160人、東住吉146人、住吉131人、住之江131人、淀川44人、
福島70人、中央33人、東成111人、その他491人、合計3520人
2006年度(上半期):西成541人、平野222人、此花70人、東淀川86人、
城東53人、東住吉72人、住吉69人、住之江58人、淀川26人、
福島21人、中央19人、東成32人、その他249人、合計1518人
2 新規求職登録者の年齢層について
2005年度(年間):34歳以下23.4%、60歳以上22.8%、
35歳~59歳53.8%、45歳以上57.7%
2006年度(上半期): 34歳以下23.3%、60歳以上23.1%、
35歳~59歳53.6%、45歳以上58.4%
34歳以下
60歳以上
35歳~59歳
45歳以上
4 新規求職登録者の勤務希望形態について
2005年度(年間):常用40.5%、パート47.4%、両方12.1%
2006年度(上半期):常用32.7%、パート57.8%、両方9.5%
60
50
2 0 0 5 年度( 年
間)
40
2 0 0 6 年度( 上
半期)
30
20
10
0
常用
パート
両方
2 00 6 年度( 上半期)
55
職業相談・無料職業紹介事業の実績及び課題(3)
5 新規求職登録者の希望勤務地について 2005年度(年間):大阪府内5.2%、大阪市内47.6%、 当該区及び近隣区41.0%、その他6.2% 2006年度(上半期):大阪府内4.0%、大阪市内46.4%、 当該区及び近隣区38.4%、その他11.2%
50
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
6 新規求職登録者の希望職種について
2005年度(年間):生産工程・労務の職業51.4%、事務的職業16.3%、 専門的・技術的職業7.0%、その他25.3%
2006年度(上半期) :生産工程・労務の職業53.3%、事務的職業 15.4%、専門的・技術的職業13.8%、その他17.5%
60
大阪府内
50
大阪市内
20 0 5年度
(年間)
40
当該区及び
近隣区
その他
30
20 0 6年度
( 上 半 期)
20
10
0
2005年度(年間)
2006年度(上半期)
生産
・労
工程
務の
7 就職決定者数について
2005年度(年間):アピオ大阪92人、クレオ大阪北89人、クレオ大阪
西76人、クレオ大阪南109人、天下茶屋176人、合計542人
2006年度(上半期):アピオ大阪87人、クレオ大阪北57人、クレオ大
阪西60人、クレオ大阪南86人、天下茶屋115人、合計405人
事務
的職
業
的
専門
・技
術的
職業
その
他
8 就職決定者の年齢層について
2005年度(年間):34歳以下25.8%、60歳以上20.8%、
35歳~59歳53.4%、45歳以上57.7%
2006年度(上半期): 34歳以下30.6%、60歳以上23.2%、
35歳~59歳46.2%、45歳以上55.8%
60
600
50
500
ア ピ オ大阪
ク レオ大阪北
ク レオ大阪西
ク レオ大阪南
天下茶屋
合計
400
職業
300
200
100
2005年度(年
間)
40
2006年度(上半
期)
30
20
10
0
2 0 0 5 年 度( 年間)
2 0 0 6 年 度( 上半期 )
0
3 4 歳 以下
6 0 歳以 上
3 5 歳 ~5 9 歳
4 5 歳 以上
56
職業相談・無料職業紹介事業の実績及び課題(4)
10 就職決定者の勤務形態について
2005年度(年間):常用32.1%、パート67.9%
2006年度(上半期):常用15.6%、パート84.4%
9 就職決定者の勤務地について
2005年度(年間):西成30人、平野58人、此花24人、東淀川38人、
中央57人、北66人、その他269人、合計542人
2006年度(上半期):西成33人、平野24人、此花4人、東淀川8人、
中央52人、北163人、その他121人、合計405人
西成
300
90
80
250
平野
200
此花
60
150
東淀川
50
100
中央
50
0
2005年度(年間)
2006年度(上半期)
70
2 0 0 5 年度 ( 年
間)
2 0 0 6 年度 ( 上
半 期)
40
30
北
20
その他
10
0
常用
パー ト
11 就職決定者の職種について
2005年度(年間):生産工程・労務の職業50.9%、事務的職 業14.6%、専門的・技術的職業6.3%、その他28.2%
2006年度(上半期) :生産工程・労務の職業36.6%、事務的 職業10.4%、専門的・技術的職業30.1%、その他22.9%
60
50
40
2005年度
( 年間)
30
2006年度
( 上半期)
20
10
0
・労
工程
生産
職業
務の
業
業
的職
的職
事務
技術
・
的
専門
他
その
57
各事業の概要(4)雇用施策/就業支援のための講座・セミナー事業 事業の必要性
雇用失業情勢は改善傾向にあるが、大阪の完全失業率は全国平均と比較して高く、特に若年者や中高年齢者の失業率が高い状態
にあることから、雇用機会の確保や円滑な再就職が可能となるよう、就職を支援するためのセミナーを実施する必要がある。
①就職支援セミナー
【目的】雇用機会の確保や円滑な再就職が可能となるよう、面接の受け方や履歴書の書き方など、就職を就職を支援するためのセミナーを実施する.
【対象者】市内在住の求職者
【実施者】(財)大阪市勤労福祉文化協会
【実施内容】月1回(第3木曜日)実施(偶数月は一般セミナー、奇数月は中高年齢者セミナー(45歳以上))。フォローアップ講座は年2回(各2日)実施。
一般セミナー:就職に向けての心構えと準備、自己分析、応募書類の作成方法、面接対策など
中高年齢者セミナー:中高年の再就職の現状、就職を有利にする手段、自己分析、応募書類の書き方、面接対策など
フォローアップ講座:1日目 就職に向けての心構えと準備、自己分析の見直し、書類の見直し、求職活動の手法、再就職に向けて
2日目 就職に向けての心構えと準備、応募書類の作成方法、面接対策、再就職に向けて 【活動実績】2006年度 就職支援セミナー 4月20日 5月18日 6月15日 7月20日 8月17日 9月21日 定員 各20名
フォローアップ講座 9月13日・14日 定員 20名
【成果実績】 就職支援セミナー 応募者数 92名 参加者数 58名 フォローアップ講座 応募者数 14名 参加者数 9名 アンケート(満足度)
【周知方法】市政だより、いちょう並木、チラシ、ポスターの配布と掲示、市民局HP
【実施場所】アピオ大阪
【経費】2006年度予算 4,400千円 58
②資格取得講座
【目 的】 職業能力のミスマッチを解消し、雇用の安定を図る。
【対 象】 雇用保険未加入等のため国の教育訓練給付金が受けられない、大阪市内在住の求職者
【実 施 者】 (財)大阪市勤労福祉文化協会
【実施内容】 資格取得講座〔販売士(3級)、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(Word・Excel)、日商簿記(2・3級)、ファイナンシャル・プランナー(AFP)、宅地建物
取引主任者、医療事務、国内旅行業務取扱管理者、マンション管理士〕を実施する。
受講者に対しては、しごと情報ひろば(無料職業紹介所)で職業相談や紹介等を行い、資格の取得だけでなくトータルに求職者の就業を支援す る。
【活動実績】 2006年度 8講座・13回/定員各20名
販売士(3級):1回目・6月1日~27日(7日間コース)、 2回目・1月12日~2月14日(10日間コース)予定、受講料18,000円
マイクロソフト オフィス スペシャリスト:1回目・9月7日~29日(13日間コース)、2回目・2月7日~3月1日(13日間コース)予定、受講料30,000円
日商簿記(2・3級):1回目・9月27日から11月10日(22日間コース)、2回目・12月12日~2月16日(22日間コース)、受講料18,000円
ファイナンシャル・プランナー:1回目・7月11日~8月29日(26日間コース)、 2回目・12月1日~1月31日(26日間コース)予定、受講料30,000円
宅地建物取引主任者:8月18日~10月5日(27日間コース)、受講料30,000円
医療事務:1回目・6月1日~7月7日(22日間コース)、2回目・10月26日~12月8日(22日間コース)、受講料18,000円
国内旅行業務取扱管理者:7月11日~8月29日(24日間コース)、受講料30,000円
マンション管理士:8月17日~11月16日(23日間コース)、受講料30,000円
【活動成果】 販売士(3級):1回目受講者7名/マイクロソフト オフィス スペシャリスト:1回目受講者20名/ 日商簿記(2・3級):1回目受講者20名/
ファイナンシャル・プランナー:1回目受講者20名/宅地建物取引主任者:受講者20名/ 医療事務:1回目受講者20名、2回目受講者20名/
国内旅行業務取扱管理者:受講者13名/マンション管理士:受講者20名 〈受講者アンケート結果(7講座分)〉
講座に対する満足度(とても満足、満足) 85.2%/講座内容は(とても)役に立つ 98.8%/今後「しごと情報ひろば」を利用したい 89.7%
【周知方法】 ポスターの掲示、チラシの配付、市政だより・区広報紙・いちょう並木・情報誌等への掲載、プレス発表、市民局HP・大阪市携帯サイトでの情報提供
【実施場所】 アピオ大阪
【経 費】 2006年度予算 29,212千円
59
③若年者就業支援セミナー
【目 的】 若年者(15歳~34歳)の職業意識の高揚、職業観の醸成。就業支援。
【対 象 者】 若年者(15歳~34歳)、保護者、支援者
【実 施 者】 ㈱東京リーガルマインド
【実施内容】 年間4回実施。
職業意識啓発セミナー(仕事に関わる様々な事項をテーマにした著名人による講演会)
就職スキルアップセミナー(就職活動に役立つ実用セミナー)
じっくり相談会(若年者及び保護者対象、キャリアカウンセラーによる就職相談)
【活動実績】 2006年度 10月6日、11月14日、12月8日、2月4日 【成果実績】 アンケート結果(満足度)、就職率(今後調査を実施)
【周知方法】 市政だより、いちょう並木、チラシ、ポスターの配布と掲示、プレス発表、市民局HP、携帯サイト(みおつくしネット)、NHKデータ放送
府等関係団体のメール配信サービス、フリーペーパー、地域諸団体
【実施場所】 大阪市無料職業紹介所開設施設(アピオ大阪、クレオ大阪北、西、南)
【経 費】 2006年度予算 6,205千円 第1回参加者アンケート(職業意識啓発セミナー)満足度調査 参加者実績
2点 あまりよ くな
事業名
かった
0%
1点 よ くなかった
2点 あ まりよ くな
0%
かっ た
3点 ふつう
6%
職業意識啓
発セミナー
(定員100名)
じっくり相談
会
(定員20名)
103名
11名
(13名)
就職スキル
アップセミナー
(定員20名)
就職スキルアッ
プセミナー
(定員20名)
0%
3点 ふつ う
6%
第1回:10月6日
1点 よ くなかった
0%
(申込者数)
4点 よ かった
2 7%
(117名)
14名
(20名)
18名
(26名)
5点 たいへんよ
4点 よ かった
27%
かった
6 7%
5点 たいへんよ
かった
67%
④若年者向け「仕事」に関するワークショップ
【目 的】 若年者(15歳~34歳)の職業意識の高揚、職業観の醸成。就業支援。
【対 象 者】 若年者(15歳~34歳)
【実 施 者】 ㈱朝日広告社
【実施内容】 年間2回実施。
・社会にどのような仕事があり、自分にはどんな仕事が向いているのか、何ができるのかに迷う若年者を対象に自分の好きなことをヒントに
「職探しマップ」を作成し、そこから職業を導き出すワークショップ
・フリーターからベンチャー企業社長になった男性、ウエディングプランナーの女性に聞く、仕事の見つけ方、就き方、続け方。 【活動実績】 2006年度 12月2日、3月13日 【成果実績】 アンケート結果(満足度)
【周知方法】 市政だより、いちょう並木、チラシ、ポスターの配布と掲示、プレス発表、市民局HP、携帯サイト(みおつくしネット)、NHKデータ放送
府等関係団体のメール配信サービス、フリーペーパー開催案内無料記事、フリーペーパー有料広告、新聞広告(有料) 、地域団体
【実施場所】 ハートンホテル心斎橋、阪急グランドビル
【経 費】 2006年度予算 2,525千円 60
⑤若年者職業観醸成事業
学卒インターンシップ
【目 的】学卒未就職者を対象に、市において就業体験の機会を設けることにより、職業観の醸成を図り、就業に結びつけるとともに、市政に対する理 解を深めることを目的とする。
【対 象 者】概ね15歳~34歳までの市内在住の学卒未就職者
【募集人数】20名程度
【期 間】2006年9月下旬~11月下旬までの期間のうち10日間程度
【時 間】原則として月曜日から金曜日までの午前9時15分から午後5時15分まで
【受入実施部課】市役所ほか市関連職場・施設など20か所
【実施内容】市役所ほか市関連職場・施設などにおける就業体験及び面接の受け方・履歴書の書き方などの事前・事後研修
【費 用】無料(報酬・賃金・交通費等の経費は負担しない。)
【成果実績】実施報告書・アンケート結果
【周知方法】市政だより、区政だより、いちょう並木、チラシ、ポスターの配布と掲示、プレス発表、市民局ホームページ
【経 費】2006年度予算 441千円
若年者職場体験講習事業
【目 的】若年者(15歳~34歳)の職業意識の高揚、職業観の醸成。職場体験。
【対 象】若年者(15歳~34歳)
【実施者】(財)大阪市勤労福祉文化協会
【内 容】2006年8月~19年2月 、おおむね2週間(約10日)で 、インターンシップを行っている協力事業所等において、職場体験を行い、
若年者の職業観の醸成を図る。定員:50名、受講料:無料
【広 報】市政だより、各区区民だより(3区)、いちょう並木、チラシ、ポスターの配布と掲示、市民局HP
【実施場所・連携先】大阪市技能職団体連絡協議会所属事業所(和裁・洋裁、カバン製造、錫器製造 他19事業所)、NPO法人、人材派遣会社 計24事業所
【経 費】2006年度予算 2,726千円
61
⑥親のための「子どもの就職を考えるシンポジウム及びワークショップ」
【目 的】 若年者の雇用や就職・就業についての現状を理解し、必要な支援について考える。 【対 象 者】 シンポジウム:若年者、保護者、支援者、企業人事担当者。ワークショップ:保護者、支援者
【実 施 者】 祭りや本舗(株)
【実施内容】 シンポジウム 1回 ワークショップ 4コース実施(各5回)
シンポジウム:「若者と仕事」の実態と課題の理解、解決方策の検討
ワークショップ:子どもの就職について親ができる支援の方法の理解、支援団体の紹介、就職活動現状把握
【活動実績】 2006年度 シンポジウム:11月19日(日) ワークショップ:①9月20日(水)~10月18日(水)、②11月4日(土)~12月2日(土)
③1月14日(日)~2月4日(日)、④2月16日(金)~3月23日(金)
【成果実績】 アンケート結果(満足度)
【周知方法】 市政だより、いちょう並木、チラシ、ポスターの配布と掲示、プレス発表、市民局HP、携帯サイト(みおつくしネット)、NHKデータ放送
府等関係団体のメール配信サービス、フリーペーパー、新聞広告(有料)、折込ちらし、中学・高等学校校長会、地域諸団体
【実施場所】 シンポジウム:中央図書館 ワークショップ:①総合生涯学習センター②城北市民学習センター③難波市民学習センター④弁天町市民学習センター
【経 費】 2006年度予算 7,279千円 第1回 ワークショップ参加者アンケート満足度調査 参加者実績
2点あまりよくな
かった
0%
3点ふつう
13%
事業名
参加者
申込者
定員
ワークショップ①
22名
24名
20名
1点よくなかった
0%
4点よかった
19%
5点大変よかった
68%
62
⑦ハローわくわく。こどもチャレンジワーク
【目 的】仕事人から直接話を聞くとともに、その職場での本物体験を通じて仕事の魅力に気づき「しごとに夢をもつ、夢をしごとにする」 そんな思いを自然に持ってもらう機会とする。企業(職業)人・大学生・地域の事業主と連携し、職業(就業)意識の形成を早期に取り組み 「ニート」の増加を抑えることを目的とする。また、対象となる小中学生のサポートに就職を控えている大学生にスタッフとして参加して
もらい、自らの就業意識高揚にもつなげる。
【対 象】小学5年生~中学生、保護者
【主 催】市民局・教育委員会
【実施者】㈶大阪市女性協会
【連携先】大阪市PTA協議会・大阪市商店会総連盟・大阪商工会議所・大阪キャリア教育支援拠点運営協議会・(財)大阪市教育振興公社
【内 容】(1)仕事との出会いフォーラム:①池上彰さん講演②ロボカップのパフォーマンス&講演③仕事の魅力紹介
(2)仕事見本市
参加者実績
①ミニ仕事トーク:16の企業・団体による業種別の仕事紹介
②「私のしごと館」見学バスツアー 8月6日(日)午後1時~5時/私のしごと館
事業名
参加者
申込者
定員
③夏の「仕事」本物体験:小学5年生~中学生のみ、
仕事との出会いフォー
126
178
380
8月22日(火)~8月25日(金)午前9時~午後6時30分
ラム
体験受入13企業・団体の見学・軽作業・接客などを工場や店舗等
で1~3時間(4日間を限度に)行う。
ミニ仕事トーク
418
497
1,400
④体験発表会 8月27日(日)午後2時~4時/クレオ大阪東ホール
「私のしごと館」見学
67
100
100
子どもたちの仕事体験発表、及び受入企業・団体のコメント。
「仕事」本物体験
165
190
371
(3)しごと広場:クレオ大阪の「フェスタ」と同日実施
11月5日(日)~12月3日(日)の土・日、6日間/クレオ大阪5館
申込不要
体験発表会
86
390
(中央のみ2日間、他4館1日間)
運営スタッフ養成講座
16
―
―
①ミニ出店:畳1畳程度の屋台でしごとをお手伝い…出店協力は、
新規起業者・地域の個人商店主
②子どもジョブカフェ=チャレンジ相談…子どもの「夢」仕事実現へのアドバイスを行う。
③保護者向けセミナー…親の気持ちや職業意識などを振り返り、子どもの可能性や気持ちを理解する。
(4)運営スタッフ(リーダー)養成講座
スタッフとして参加してもらう大学生を対象にファシリテーション、コーチング等を実施し、自身の職業意識高揚にもつなげる。 /事前研修3回
【経 費】2006年度予算 18,343千円
【仕事との出会いフォーラム・満足度】
2点 あまりよくなかった
1%
2点 あまりよくなかった
2%
1点 よくなかった
1%
1点 よくなかった
1%
2点 あまりよくなかった
8%
3点 ふつう
11%
3点 ふつう
10%
5点 たいへんよかった
46%
5点 たいへんよかった
43%
4点 よかった
45%
【私のしごと館バスツアー・満足度】
【ミニ仕事トーク・満足度】
4点 よかった
40%
3点 ふつう
17%
1点 よくなかった
2%
5点 たいへんよかった
42%
4点 よかった
31%
63
【「仕事」本物体験・満足度】
2点 あまりよくなかった
0%
3点 ふつう
2%
1点 よくなかった
0%
【運営スタッフ養成講座・満足度】
2点 あまりよくなかった
0%
3点 ふつう
7%
4点 よかった
21%
1点 よくなかった
0%
5点 たいへんよかった
47%
4点 よかった
46%
5点 たいへんよかった
77%
⑧ずっと現役でいたい人のセカンドキャリアセミナー
【目 的】 中高年の再就職支援。
【対 象 者】 中高年(45歳~64歳)で再就職、転職希望者
【実 施 者】 ㈱朝日広告社
【実施内容】 年間2コース実施。(5回連続講座)
中高年(45歳~64歳)の再就職活動がスムーズに行なわれるよう、労働市場についての理解とこれまでのキャリアの振り返り、自己PRや コミュニケーションの方法、はたらきつづけるためのこころとからだの健康についての留意点などを学ぶ。
【活動実績】 2006年度 11月22日~12月20日(水)、2月1日~3月1日(木) 【成果実績】 アンケート結果(満足度)
【周知方法】 市政だより、いちょう並木、チラシ、ポスターの配布と掲示、プレス発表、市民局HP、携帯サイト(みおつくしネット)、NHKデータ放送
府等関係団体のメール配信サービス、フリーペーパー、新聞広告(有料)、地域諸団体
【実施場所】 アピオ大阪
【経 費】 2006年度予算 1,757千円 64
各事業の概要(5)雇用施策/就職に向けた支援が必要な人への就業環境の整備・支援 事業の必要性
景気の回復に伴って雇用失業情勢は改善傾向にあるが、若年者については府内の完全失業者総数の約半数を占めていること、障害者に
については府内の約6割の企業が法定雇用率を達成できていない状況となっていること、中高年齢者については求人数が極端に少ないこ
と、母子家庭の母については年収200万円未満の世帯が多いこと、野宿生活者については高齢化が進み雇用環境が厳しくなっていること
など、就職に向けた支援が必要な人の雇用・就業環境は、依然として厳しい状況が続いている。
大阪市においては、このような就職にあたって支援が必要な方々の就業支援施策は喫緊の課題となっている。
①地域就労支援事業
【活動実績】 ●対象者
「子供が小さく面倒を見てもらう人がいなくて働けない」、「人とコミュニケーションを取ることがうまくできない」、「これまで働いたことがなく仕事とはどんなものかわからない」、「生
活費の足しにと借金をして生活が苦しい」、「希望する仕事につくための資格がない」などといった様々な就労阻害要因を抱えていることから、なかなか雇用・就労に結びつかない
人や就労意欲が乏しくなっている人などを対象。
●事業内容 地域就労支援コーディネーター(相談員)が人権文化センター12館、クレオ大阪西・東、アピオ大阪で、じっくりとしたきめの細かい職業相談を行い、既存の福祉施策を活用する
などし相談者が抱えている就労阻害要因の解消を図る。
例えば、「『母子家庭の母親でケアマネージャーになり生活をしていきたいが資格がなくどうしたらいいのか』という相談で、府立職業訓練校ではヘルパー2級の資格取得の訓練
があり、参加にあたっては訓練中の生活支援の訓練手当も支給される対象であることを説明するなどし、本人もそういった制度を知らず、どうしたらいいのかわからずにハローワー
クなどで求人情報を探しているだけの状態であったものが、コーディネーターの提供した就労支援メニューの実践により、ヘルパー2級の資格取得後に福祉施設への就職が決ま
り、現在はケアマネージャーへの就労を目指し頑張っている。」という相談事例がある。
このように相談者の就労阻害要因の解消を図る手助けをして、大阪市無料職業紹介事業、ハローワークなどの職業紹介機関へ誘導するなどし、雇用・就労へとつなげている。
【課 題】
地域就労支援事業の認知度は低く、また、どこに相談をしたらいいのかわからない人も多く存在するため、事業の周知に努める必要がある。
また、相談者の中には、ハローワークなどの機関に自ら訪れることが難しい人が多く、今後は、相談に訪れやすい身近な場所において相談を行う必要がある。
【相談実績】
(1)相談件数
2002年度 1,022件
2003年度 2,693件
2004年度 2,765件
2005年度 1,683件
(2)相談者数
2002年度 504名(内訳:中高年齢者 251人、 若年者 115人、母子家庭の母等 42人)
2003年度1,056名(内訳:中高年齢者 457人
若年者 190人、母子家庭の母等 98人)
2004年度1,209名(内訳:中高年齢者 542人、 若年者 252人、障害者 67人)
2005年度 628名(内訳:中高年齢者 257人、
若年者 109人、母子家庭の母等 79人)
(3)就職者数
2002年度 71名
2003年度 133名
2004年度 289名
2005年度 210名
65
②清掃業務委託における総合評価一般競争入札
【概 要】知的障害者など就職に向けた支援が必要な人の雇用・就業を促進するため、庁舎清掃業務の一部に総合評価一般競争入札を導入した。
総合評価とは入札の評価項目として従来の「価格評価」に加え、「技術的評価」と「公共性(施策反映)評価」 を設定し、知的障害者の雇用促進や野宿生
活者の自立・就業支援の促進、就職に向けた支援が必要な人の雇用・就業促進、環境への配慮などのの観点から評価を行い、価格だけでなく総合的な
評価によって落札者の決定を行う方法である。なお、地方自治法施行令で総合評価一般競争入札の実施、落札者決定基準、落札者を決定するにあたっ
ては、学識経験者の意見を聴くこととさ れているため、評価委員会を設置している。
【対象物件】庁舎清掃業務のうち政府調達協定(WTO)対象物件(予定価格が3,200万円以上)の5物件
大阪市庁舎、大阪市立総合医療センター、大阪市立大学学舎、大阪市立大学医学部附属病院、大阪市交通局庁舎
【評価委員会】総合評価一般競争入札評価委員会
・当該業務における総合評価一般競争入札の導入の適否、導入の決定がなされた際の落札者決定基準及び落札者決定基準に基づく落札者の決定 の審査を行う。
・委員長 森田洋司大阪樟蔭女子大学学長、委員長代理 松本哲大阪商工会議所理事・中小企業振興部長、委員 神川朋子弁護士 【成果実績】2004年度 32名、2005年度 52名
【経 費】2006年度予算 253千円
③企画提案(NPO等)による就業支援等モデル委託事業
【目 的】 就職に向けた支援が必要な人等への就業支援については、官民において様々な取組みが行われているが、行政が行うよりもNPO等が行う方が、よ
り効果を得ることができる場合があると考えられる。
そこで、大阪市が解決すべき就業支援に関わる様々な課題について、就業支援に取り組んでいるNPO等から、課題解決のための企画提案を募集し、
モデル委託事業として実施することにより、行政単独では解決困難な課題を解決するための手法を検討するとともに、NPO等と連携・協働しながら雇
用施策を推進する。
【対 象 者】 大阪市民(若年者、障害者、中高年齢者、母子家庭の母、野宿生活者等、就職に向けた支援が必要な方々を対象)
【実 施 者】 2006年度:5団体〔NPO法人 こえとことばとこころの部屋、NPO法人 釜ヶ崎支援機構、大阪LD(学習障害)親の会「おたふく会」、NPO法人 精神
障害者支援の会 ヒット、NPO法人 ふんわりと〕
【実施内容】 大阪市が解決すべき就業支援に関わる様々な課題について、就業支援に取り組んでいるNPO等から、課題解決のための企画提案を募集し、学識
経験者等で構成する選定委員会で審査のうえ、よりよい事業効果が見込まれると選定されたものについて、モデル委託事業として実施する。
【活動実績】 2006年6月:企画提案を募集(選定件数:原則として5件、委託金額:上限額1件につき500万円)/応募件数20件
7月:選定委員会によりモデル委託事業を選定/選定件数5件(若年者1件、野宿生活者1件、障害者3件)
8月:各団体と委託契約を締結し、事業を実施(事業実施期間 8月~2月)
〈2006年度 モデル委託事業〉
①「就業支援カフェBAND ココルーム」:NPO法人 こえとことばとこころの部屋 ②「野宿生活者・ニート・高齢者等複合型就業支援システムの構築」:NPO法人 釜ヶ崎支援機構
③「発達障害のある人等への就業支援(プラクティカル・ジョブサポート事業)」:大阪LD(学習障害)親の会「おたふく会」
④「教育現場における精神障害者の語りに関する事業 ~当事者のエンパワメントと就労への試み~」:NPO法人 精神障害者支援の会 ヒット
⑤「周縁部ではなく、介護労働のメイン・ストリームへ! 知的障害者等の総合的な就労及びスキルアップ支援事業」:NPO法人 ふんわりと
【成果実績】 それぞれの事業について、参加者のアンケート調査(満足度)を実施するとともに、3月には、事業実施(成果)報告を受ける。 【周知方法】 企画提案の募集:ポスターの掲示、チラシ・募集要項の配付、市政だより・いちょう並木への掲載、プレス発表、市民局HP・関係機関のメール配信サー
ビスによる情報提供
モデル委託事業:受託団体による広報、周知を行う
【経 費】 2006年度予算 25,856千円
66
④(社)おおさか人材雇用開発人権センターへの事業助成
[目的・役割]
就職に際して困難な課題を抱える人々(就職に向けた支援が必要な人)の安定雇用を促進するため、企業に対する求人開発や求職者
に対する教育・訓練等を計画的に展開する事業は、雇用情勢が厳しく就職に向けた支援が必要が必要な人が雇用・就労になかなか結
びつかない状況においては、大変有意義であり、円滑に事業を展開できるよう事業補助を行うことは本市の雇用施策にとっても有効で
あるため大阪府と協調し、事業補助を行う
就職に向けた支援が必要な人が雇用・就労に結びつきにくい状況の中で本市施策を補完するものとして、障害者や高齢者、母子家庭の母等など就職困難層と
いわれる住民の安定的な雇用の確保を図ることを目的とし、就職に向けた支援が必要な人に対する就業支援に理解のある企業・事業所を相当数以上会員等と
する団体が、その会員等の協力のもと実施する就業支援事業に対し補助するものである。
[対象事業]
人材開発・養成事業、就職マッチング事業、雇用・就労情報提供事業、職域開発事業
[実施者]
(社)おおさか人材雇用開発人権センター
[人員体制]
役員25名・・理事長1名、副理事長2名、専務理事1名、常務理事1名、理事18名、監事2名
職員10名・・府OB職員1名(理事長)、府出向職員1名(常務理事)、市OB枠職員1名、プロパー職員7名
[実施内容]
○人材開発・養成事業:就職に向けた支援が必要な人に対する各種能力開発事業
○就職マッチング事業:会員企業等の求人開拓や職場見学会事業等
○雇用・就労情報提供事業:ホームページや情報誌等による就業支援事業情報や雇用機会情報の提供事業
○職域開発事業:就職に向けた支援が必要な人に対する「雇用・就労」の実現を目指して調査、研究並びにパイロット事業
[活動実績]
開設日・時間
◆(社)おおさか人材雇用開発人権センター:月~金曜日 9:15~17:30(祝休日及び年末年始は休み)
[成果実績]
2005年度の会員企業数:1065社(設立時 420社) 設立時から、のべ就職者数 867名
[周知方法]
HP、リーフレットなど
[実施場所]
(社)おおさか人材雇用開発人権センター
[経費]
2006年度予算:24,000千円
67
各事業の概要(6)雇用施策/コミュニティ・ビジネス(CB)支援事業
事業の必要性
CBは、地域の様々な課題の解決のため、市民自らが人材やノウハウ等地域資源を活用してサービスを有償で提供する事業活動。
コミュニティの再生や地域経済の活性化とともに地域の雇用機会の増大に貢献するものとして期待される。
総務省や厚生労働省、経済産業省等国の機関や都道府県、政令都市でも支援事業が実施されてきている。
CBは新しい概念であり、事業が注目されて日が浅く、克服すべき課題が多くあり、行政による一定の支援が必要とされている。
①コミュニティ・ビジネス入門セミナー
[目的・役割] 広く市民にCBについて周知・啓発し、創業への機運を高める
[対象者] 市民、CBに関心を持つ方
[実施者] 市民局。事業は(財)大阪生涯職業振興協会に委託。
[実施内容] CBに関する講演と 既創業事業者からの事例発表
[開始時期] 2004年度から
[活動実績] ・2004年度 10箇所、・2005年度 10箇所、・2006年度 7箇所 2004 ・2005年度実施状況
[成果実績] ・2004年度 167名、 ・2005年度 142名、 ・2006年度 実施中
2004年度
[活動実績と成果実績のつながり]
167人
参加者数
[周知方法] 市政だより、HP、プレス、チラシによる広報
[経営資源(どこの施設等で)] 区民センター・クレオ大阪等
1回あたり
16.7人
[無形の資源(何を使って)] 民間のCB支援ネットワークと連携した周知・広報
[経費] 2006年度予算 5,013千円
2005年度
142人
14.2人
②コミュニティ・ビジネスモデル事業
[目的・役割] CBによる創業を促進するため新たな事業プランを公募・選定し、優れた事業プランに対して助成金を交付するなどしてその立ち上げを支援する
[対象者] 市民、新たなCB事業プランにより創業しようとする方
[実施者] 市民局・経済局。公募・選定事務は、(特活)NPOセンターに委託。 [実施内容] 「地域づくり」「福祉活動」の2分野で、新事業プランを公募、選定し、 優れたプラン10事業程度に、立ち上げ助成金(限度額80万円)を助成。 2005・2006年度実施状況
・経済局も1分野設定し、共同事業として実施。
応募件数
支援件数
[開始時期] 2005年度から
分野
‘05
‘06
‘05
‘06
[活動実績] 支援事業数 2005年度 13事業、2006年度 11事業
[成果実績] 2005年度支援事業による雇用創出人数 26名(うち22名有償ボランティア)
地域づくり(市民局)
20
12
6
4
[活動実績と成果実績のつながり]
福祉保健活動(市民局
15
12
4
4
[周知方法] 市政だより、HP、プレス、チラシによる広報
[経営資源(どこの施設等で)]
創業経営サポート(経済局
13
7
3
3
[無形の資源(何を使って)] 民間のCB支援ネットワークと連携した広報及び支援
合 計
48
31
13
11
[経費] 2006年度予算 9,142千円
68
各事業の概要 勤労施策
事業の必要性
国際的な経済競争の激化や、高度情報化の進展、少子高齢社会への移行など、著しい社会情勢の変化は、市民生活に大きな
影響を及ぼしており、勤労市民が安心して働ける環境づくりや福祉の充実が求められている。
本市としても、勤労市民の生活の安定と福祉の向上のため、国、府と連携しながら、地域に密着した勤労施策を実施する必要が
ある。
①勤労市民施策の連絡調整
【目的・役割】 勤労者福祉にかかる事業を実施する本市関係部局等と連携し、勤労市民施策の充実、推進を図る。
【対象者】 勤労市民 労働団体 労働福祉事業団体
【実施内容】 大阪市勤労者福祉対策事業連絡会議の開催
②労働団体等との調整
【目的・役割】 労働団体及び労働福祉事業団体から本市に寄せられる要望は、労働問題にとどまらず、教育、住宅、交通など、都市行政 のあらゆる分野に
わたるが、これら要望・陳情の受付窓口として、担当部局との連絡調整を図るとともに、団体との意見交換等を通じ、市政への理解を求める。
【対象者】 労働団体、労働福祉事業団体 【実施内容】 ①労働団体等からの要望・陳情等の受付及び協議の設定・開催 ②メーデー、労働組合大会、総会等への対応 ③その他労働団体との連絡調整
【活動実績】 団体の要請・要望書等受付13件(18/4~9) 団体との協議等の設置7件 労組大会等への対応17件 【成果実績】 諸団体と意思の疎通が図られ、市政への理解を深めてもらうことができた。
【経費】 2006年度予算 1,700千円
③労働関連施策の推進
【目的・役割】 国、府と連携し、労働法制度の普及・啓発や労働相談事業を実施するとともに、労働者の福祉の向上をめざす労働福祉事業団体への支援等を
通じて、安心して働ける就業環境づくりと労働者福祉の向上をめざす。
【対 象 者】 勤労市民、企業、労働団体及び労働福祉事業団体 労働相談の実績・内容
【実施内容】 ①労働相談 ②労働福祉事業団体への助成 ③労働関係法制度 2005年度
2006年度(~9月)
内 容
の周知・啓発 328件 51.2%
188件 50.0%
労働条件(賃金、労働時間等)
【周知方法】 市広報紙、ホームページへの掲載、リーフレットの配布 中小企業訪問
【活動実績】 ①労働相談件数376件(18/4~9) ②勤労者福利厚生事業への助成 雇用関係(配置転換,退職等)
138件 18.5%
64件 17.0%
③2006年大阪府最低賃金及び労働時間等設定改善法等の周知・啓発、
182件 24.4%
99件 26.4%
保険関係(労災・雇用・社保等)
ゆとり創造月間事業・全国安全週間事業の後援・実施、企業内福祉実態
調査の実施など
7件 1.0%
2件 0.6%
労働組合県警
【連携機関・協力先】 大阪労働局・大阪府・労働団体・労働者福祉事業団体等
36件 4.9%
23件 6.0%
その他(人間関係、セクハラ等)
【経 費】 2006年度予算 19,307千円
合 計
745件
376件
69
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