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人工衛星「だいち」を利用した自然災害監視

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人工衛星「だいち」を利用した自然災害監視
「人工衛星“だいち”を利用した自然災
人工衛星 だいち を利用した自然災
害監視」
島田政信
宇宙航空研究開発機構
地球観測研究センター
宇宙からの地球観測講演会
2009年12月4日@鳥取環境大学
目次
「だいち」
災害事例
まとめ
今後の課題
平成20年度の事例
平成20年度に発生した国内の災
害に対する対応
平成20年度:10件の国内災害に対応
カテゴリ
件数
発生日時・箇所(災害名)
洪水
3
7/28:金沢市、
8/29 岡崎市
8/29:岡崎市、
9/2:岐阜県西濃地区(大垣市・垂井町)
地震・土砂崩れ
3
5/8:茨城県沖、
6/14:岩手・宮城内陸地震、
6/14:岩手・宮城内陸地震
7/14:岩手北部地震、
火山噴火
2
H21/2/2:浅間山噴火、
H21/3/10:桜島噴火
森林火災
1
4/4:釜石
油流出
0
台風・土砂崩れ
1
合計
10
8/18:和歌山県、三重県
岩手宮城内陸地震の観測結果
荒砥沢ダム付近
東栗駒山
東斜面付近
矢櫃ダム付近
一迫川上流
地域付近
駒ノ湯温泉付近
栗駒山中腹のがけ崩れ
5
荒砥沢ダム付近
平成20年度に発生した海外の災害に対する対応(国別)
国名
件
数
災害別
国名
件
数
災害別
米国
6
洪水(3), ハリケーン(3)
トンガ
1
火山
インドネシア
4
洪水(2) 火山(1),
洪水(2),
火山(1) 地震(1)
ル マニア
ルーマニア
1
洪水
タイ
3
洪水(3)
フランス
1
洪水
オーストラリア
3
洪水(1), 森林火災(1), 油流出(1)
アルジェリア
1
洪水
チリ
3
洪水(1), 火山(2)
ケニア
1
洪水
中国
2
地震(2)
モロッコ
1
洪水
ネパール
2
洪水(2)
ナミビア
1
洪水
フィリピン
2
洪水(1), ハリケーン(1)
カナダ
1
洪水
ミャンマー
1
洪水
アルゼンチン
1
森林火災
フィリピン
フィリ
ン
1
洪水
ジャマイカ
ジャ
イカ
1
リケ ン
ハリケーン
ラオス
1
洪水
ハイチ
1
ハリケーン
パキスタン
1
地震
ブラジル
1
洪水
ベトナム
1
洪水
コロンビア
ビ
1
洪水
スリランカ
1
洪水
コスタリカ
1
地震
中国四川地震 差分干渉解析画像
ALOSについて
安定性が高い
位置、姿勢、時刻
データ取得能力
1.
ALOSとセンサ(経緯と現状)
打ち上げ: 1:33:(UTC), 2006年1月24日
場所 : 種子島宇宙センター
種子島宇宙セ タ
ロケット: H-IIA-No.8
初期段階:太陽パドル展開 (1:52:01:24:2006)
DRCアンテナ展開 (23:47:01:24:2006)
SAR アンテナ展開 (03:09:0
S
(03:09:01:26:2006)
: 6: 006)
衛星時系: GPS 時系 :2月14日
初画像1:2月14、15日(3センサ)
初画像2:PALSAR回復3月21日 (琵琶湖)
高精度軌道決定 : 精度10cm
ヨー軸制御:ON:4月25日以降
軸制御
月
日以降
初期機器チェック : 5月15日 (一ヶ月遅れ)
初期校正 期間: 5月16日〜10月23日
定常運用:10月24日開始
9
ALOS
Star Tracker
打ち上げ日
2006/1/24
打ち上げロケット
H-IIA-8
重量
about 44,000kg
000kg
太陽発生電力
約 7kW
at EOL
軌道
太陽同期
高度
691.65km
回帰日数
(Sub-Cycle)
46 days
( 2 days )
Data Relay
Antenna
GPS Antenna
PALSAR
PRISM
AVNIR-2
Solar Array Paddle
V l it
Velocity
Nadir
PRISM : Panchromatic Remote-sensing
Instrument for Stereo Mapping
AVNIR-2: Advanced Visible and Near Infrared Radiometer type 2
PALSAR: Phased Array type L-band Synthetic Aperture Radar
10
Operation (1)
¾ Paddle & Electric Power System
: good
Average power generation: about 8 kW . [Spec. > 7 kW ]
Power consumption: about 5kWmax.
Battery characteristic (C/D ratio,
ratio DOD,
DOD charge voltage): stabl.
stabl
Generated Power [W] since the launch
solar eclipse
Jan-06 Oct. -06
Aug-07
May 08
Feb -09
Nov. 09
Operation (2)
¾Attitude and Orbit subsystem : good
All functions & mode transitions operate well.
About 67kg of propellant has been consumed
consumed.
The remaining propellant is 113kg.
This quantity can achieve long
long-term
term mission more than five year
Jan-06
Jul-08
Nov.08
Operation (3)
¾ Mission Data Handling
g ((MDHS):
) g
good
The daily duty times of X-band direct (DT) & inter-satellite KSA transmissions.
KSA Link
(240 M)
X- Link
(120 M)
Jan.-06
¾ Thermal Control System: good
All components’ temperatures within acceptable ranges
Nov.-09
Data Reception Status
Via Data Relay Satellite (JAXA DRTS)
KSA link (240Mbps)
p
- Primary link
routine ops.
- topics: ALOS data downlink via TDRSS/NASA under
development
- Operation will start in April, 2010(TBD)
- Direct Transmission
X-band link (120Mbps)
- Secondary link
- For near real-time use, not only in Japan but also in
overseas countries (by ALOS Data Nodes)
ASF Cordoba,
ASF,
C d b Miami,
Mi i Tromsoe,
T
Matera,
M
Maspalomas,
M
l
Alice Springs, Hobert, Bangkok
14
平成21年度の事例
PRISM
AVNIR-2
PALSAR
サイクロン
1
3
3
地震
2
6
5
森林火災
1
4
2
洪水
5
6
38
ハリケーン
2
2
6
1
Ice Hazard
地滑り
2
1
油流出
3
4
トルネード
1
嵐
2
津波
2
1
台風
1
2
火山
5
5
3
合計
16
35
68
災害チャータ対応件数
トータル 92件
PALSAR
51
11
5
AVNIR2
14
5
1
PRISM
5
平成21年度に発生した国内の災害に対する対応
平成21年度:7件の国内災害に対応(10月21日現在)
カテゴリ
カテ
リ
件数
発生日時・箇所(災害名)
発生日時
箇所(災害名)
洪水
2
7/8 和歌山県
7/23~30 中国・九州北部豪雨
地震・土砂崩れ
1
8/11~14 静岡県
火山噴火
1
4/9桜島
油流出・流木
1
8/27鹿児島県
台風・土砂崩れ
1
10/8~10 和歌山県、岐阜県
合計
6
森林火災
参考:国内機関から緊急対応依頼のあった平成21年度の海外災害(10月21日現在)
地震
2
4/6イタリア中部、7/15ニュージーランド南島
火山噴火
1
6/12千島列島松輪島サリュチェフ火山
18
事例1:H21年7月 中国・九州北部豪雨
2009年7月21日に中国地方で活発な梅雨前線の影響により局地的
な豪雨が降り、各地で大雨にともなう災害が発生。 JAXAでは7月
分頃に陸域観測技術衛星「だいち」
だいち」(ALOS)搭載の
23日午前11時16分頃に陸域観測技術衛星
高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)によって現地の緊
急観測を実施。
下左:災害前と比べると、茶色く濁った水が街中に広がっている様子が見られます。ま
左 災害前
色く濁
水が街中 広が
様 が
れます ま
た、山肌には多くの土石流の流下跡が茶色い筋として見えており、ダム湖も茶色く濁っ
ていることが分かります。
下右:大きな茶色い筋が見え、民家まで土砂が達している様子がうかがえます。さらに、
西側の斜面でも土石流跡と思われる茶色い筋が多く見受けられます
側 斜
も土 流跡と思われる茶色 筋が多く見受 られます。
防府市下右田地区付近 (約5km四方)
防府市真尾地区付近(約5km四
方)
事例1: H21年7月 中国・九州北部豪雨
2009年07月26日観測
豪雨前
2009/02/09 オフナディア角34.4度
豪雨後
デ
角
度
2009/07/26 オフナディア角30.8度
事例1: H21年7月 中国・九州北部豪雨
(2009年7月27日)福岡県大野城市(九州自動車道)
朝日新聞より
赤:災害前 2009/06/16 34.3°DC
緑:災害後 2009/07/27 41.5°DC
Yahooより
事例2:駿河湾を震源とする地震にともなう緊急観測
2009 年 8 月 11 日午前 5 時 7 分頃、静岡県御前崎の北東
約 35km 地点 ( 深さ 23km 、 M 6.5( 暫定値 )) を震源とする
地震が発生 JAXAでは8月11日, 12日に継続して13日
地震が発生。
に陸域観測技術衛星「だいち」 (ALOS) 搭載の高性能
可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)によって
現地の緊急観測を実施
観測したアブニール・ツー画像
路牧之原サービスエリア付近の
鳥瞰図
牧之原サービスエリア付近の拡大
観測画像を用いて更新した
「だいち防災マップ」
中:今回観測されたアブニール・ツー画像と2007年3月6日に観測されたパンクロマチック立体視センサ(プリズム)で作成したパンシャープ
ン画像と このプリズムデータから作成した地形
ン画像と、このプリズムデ
タから作成した地形(標高)デ
データを重ね合わせた鳥瞰図
タを重ね合わせた鳥瞰図。
右:今回観測されたアブニール・ツー画像に用いて「だいち防災マップ」の背景図を差し替えたもの。
事例2:駿河湾を震源とする地震にともなう緊急観測
2009年8月11日午後10時2分頃、L-バンド合成開口レーダ(PALSAR)による緊急観測及び被害域
抽出解析を実施しました。以下図1がPALSARで取得した画像です。
水色円内の明るい点は、東名高速道路下り
車線にみられ、地震により崩落した斜面を
修復する為の重機群からの反射と考えられ
ます
ピンク円については、PALSAR画像から読んだ緯度経度(北
緯34度、45分、19秒、東経138度、11分、27秒)と国土地理
院の撮像写真をグーグルアースで照合した結果(北緯34度、
分 20秒、東経
秒 東経138度、
度 11分、
分 26秒)とで比較をしたところ、
と 比較をしたと ろ
45分、
30m以内で一致していることから、PALSAR画像からも今回
の路肩崩落に関する情報を得ることができたと考えていま
す。
事例2:駿河湾沖地震 JAXA 緊急対応記録 1/
日時
緊急対応状況
8月11日
5:07
•駿河湾にてM6.5の地震発生
5:09
•気象庁より地震速報発表
•JAXA防災室より、EOCに緊急対応の準備の指示
6:25頃
•内閣府より確認の連絡
内閣府より確認の連絡
6:11
• JAXA防災室より、EOCにPass80 AVNIR-2、ポインティング角33.6度で静岡県を
緊急観測の指示
7:42頃
頃
• 国総研
国総研より、緊急観測計画有無の確認の連絡
り、緊急観測計画有無 確認 連絡
7:44頃
•国土地理院よりPALSAR(インフェロ)の観測要求の依頼
7:54頃
• EOCよりTKSCに緊急観測要求を送付完了 引き続き、TKSCにて、コマンド送信
の準備開始
• EOCに、本日アセンディング(PALSAR)の緊急観測立案の指示
8:50頃
• EOCより、Pass80 AVNIR-2、ポインティング角33.6度での静岡県の緊急観測の
準備が完了した旨の報告
• 国交省河川局にだいち防災マップ(災害発生前)を持参
国交省
局 だ ち防災
プ(災害発生前)を持参
9:08
• 国総研から、だいち防災マップ(災害発生前)のアーカイブのURLのアドレス等の
問い合わせがあり、情報を回答
• 内閣府に当日(8/11)の緊急観測の予定について連絡
• 内閣官房、、警察庁、防衛省、消防庁:連絡をおこない、要求があれば連絡をいた
だく
事例2:駿河湾沖地震 JAXA 緊急対応記録 2/
日時
緊急対応状況
8月11日
11 02
11:02
• 該当地域の観測開始
13:06
• 内閣府、国総研(13:17)に観測データ(プロダクト)がダウンロード可能になった旨
の連絡
• だいち防災マップ(災害発生後)の作成(データの差し替え)開始
ち防災 ッ (災害発 後) 作成(デ タ
替 )開始
• EORCでの被害状況確認作業開始
14:13
• EORCより、災害発生後のデータを確認したが、大きな被害は発見できなかった
旨の連絡
15:19
• 当日(8/11)パス402のPALSAR、8/12パス53のAVNIR-2、PALSARの緊急観測
の決定。関係者に連絡
16:00頃
• だいち防災マップ(災害発生後)の作成(データ差し替え)完了
16:16頃
• EORCの解析結果をEORC HPにアップ
プ
17:00頃~
• 国交省河川局、内閣官房、防衛省:だいち防災マップ(災害発生前、後)を持参
22:01
• PALSAR Pass402での受信開始
23:02
• 内閣官房、内閣府、警察庁、消防庁、国交省、気象庁、海上保安庁、国土地理院、
防衛省、防災科研に、だいち防災マップ(災害発生後)のデータがだいち防災
WEBにアップされた旨を連絡
23:02
府 観 デ タプ ダ
がダウ
ド 能 な
旨 連絡
• 内閣府に観測データ(プロダクト)がダウンロード可能になった旨の連絡
事例3: H21年10月 台風18号通過後の観測結果
2009年10月8日、大型で強い勢力の台風18号が日本に上陸し本州
を縦断し各地で大雨や強い風による被害が発生。 JAXAでは和歌
山県からの要請にもとづき 2009年10月8日10時58分頃(日本時
山県からの要請にもとづき、
間)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤
外放射計2型(アブニール・ツー)により、台風18号が通過した和歌
山県付近の緊急観測を実施。
山県付近の緊急観測を実施
下左:熊野川流域の拡大図です。9月16日の画像と比較すると、川幅が広がっている様
子が分かります。川幅ぎりぎりまで増水しているため、川沿いにある国道の通行には注
意が必要 す
意が必要です。
下右:和歌山県那智勝浦町の太田川付近の拡大図です。黄色い枠で囲んだ部分は、降
雨や、太田川へ流れ込む水路や河川の影響により、大規模な冠水が発生していると考
えられます。
熊野川流域の拡大(約6km四方のエリア)
和歌山県那智勝浦町の太田川近くの拡大
(約2.5km四方のエリア)
H21年9月 サモア付近の地震被害
2009年9月30日午前2時48分(日本時間)頃に起きた、サモアの首都アピアの南方195km、深さ18km
を震源とするM 8.0の地震とそれに伴う津波により甚大な被害が発生。JAXAでは、2009年10月1日
午前6時26分頃に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載光学センサの高性能可視近赤外放射計2
型(アブニール・ツー)により現地の緊急観測を実施。
(画像右)サバイイ島東岸に位置する
サレロロガ村付近の拡大画像で、黄
色丸で囲んだ部分は内陸部で地震後
に植生が失われ土壌が露出している
箇所が認められます。これらは地震に
よる崩落と考えられます。
落 考
H21年9月 フィリピンの台風被害
2009年9月26日にフィリピンのマニラ北部を台風16号「ケッツァーナ」が通過し、各地で洪水や浸
水などの被害が発生。JAXAでは9月29日午前11時31分(日本時間,以下同じ)頃に陸域観測技
術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)による緊急観測
を実施。
マニラの南東約30kmにあるCanioganという町付近を拡大したもので
g
す。台風にともなう浸水域が住宅街や道路にも迫っている様子が分
かります。
ギリシャ山火事緊急観測
< Samples >
Wildfire in Greece
http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/
img_up/jdis_av2_grc_090825.htm
(Japanese page only)
29
オーストラリア山火事(メルボルン近郊)
センサ
センサー
PRISM
AVNIR-2
PALSAR
PRISM
Panchromatic Remote-sensing
Remote sensing Instrument for Stereo Mapping
0.52-0.77μm
Number of Optics : 3, AT +/- 23.8 deg
(Nadir / Forward / Backward)
Base/Height
g ratio : 1.0 ((F / B))
Spatial resolution : 2.5m at Nadir
Swath width : 35km at Triplet mode
70km at Nadir onlyy
Pointing angle : +/- 1.5 deg.
S/N : >70, MTF : >0.20
Scanning method : Push broom
Quantization : 8 bits
™
Two observation
T
b
ti (+/–1.5
( / 15d
deg.
pointing angle) per orbit are
necessary for observing whole
coverage by
b triplet
t i l t mode
d exceptt in
i
high latitude areas.
PRISM PFM (Subsystem PFT)
PRISM Forward
F
d Optics
O ti Acoustic
A
ti Test
T t (2002/1/11)
AVNIR-2
Advanced Visible and Near Infrared Radiometer type 2
Band 1 : 0.42-0.50μm
Band 2 : 0.52-0.60μm
Band 3 : 0.61-0.69μm
Band 4 : 00.76-0.89μm
76 0 89μm
Field of view : 5.8 deg.
Swath width : 70km at Nadir
I
Instantaneous
FOV : 14
14.28
28 μrad
d
Spatial resolution : 10m at Nadir
Number of detectors : 7000 /band
P i ti angle
Pointing
l : +/+/ 44 deg.
d
S/N : >200, MTF : >0.25 (1-3), >0.20 (4)
Scanning method : Push broom
Quantization : 8 bits
+/- 761 km
™
Improvements in AVNIR-2 from AVNIR
9 Resolution : 16 > 10m
9 Pointing angle : +/-40 > +/-44 deg
9 Calibration
C lib ti system
t
: lamp
l
1,
1 Solar
S l 1 > lamp
l
2
AVNIR 2 PFM (Subsystem
AVNIR-2
PFT)
AVNIR-2 Vibration Test (2002/2/21)
PALSAR Observation Geometry
Freq.
Bw
Modes
Antennas
Width
Incidence
Tr. power
resolution
Data rate
1270 MHz
28/14MHz
FBS,FBD,POL, SCAN
18/5
70Km
7.7 - 60
2Kw
9m(2L)
240Mbps
PALSAR Antenna Deployment Test
ScanSAR mode (3scans - 5scans)
Fine mode ( #1 - #18)
Direct downlink mode ( #1 - #18)
Polarimetric mode ( #1 - #12)
Sub-satellite track
#1
90 km
Off-nadir : 20.1 deg. - 36.5 deg.
#1
380 km
70km
870k
870km
Off-nadir : 9.9 deg.- 50.8 deg.
(nominal operation : 34.3 deg.)
#18
350km
Incidence : 8 deg.
- 60 deg.
#5
PALSAR PFM (Subsystem
PFT)
PALSAR Antenna Deployment Test
合成開口レーダーとは?
小さなレンズ
分解能荒い
大きなレ ズ
大きなレンズ
分解能がよい
平成21年度の統計
緊急対応
• 平成21年4月1日から11月30日までに、
– 国内9件:9月中国・九州北部豪雨、8月駿河湾地震等
国内9件 9月中国 九州北部豪雨 8月駿河湾地震等
– 海外36件:9月の地震によるサモア津波、フィリピンの洪水
等
の緊急観測を実施した。
緊急対応件数まとめ
平成17
年度
平成18
年度
平成19
年度
平成20
年度
平成21年度
11月30日現
在
総計
緊急観測件数
緊
観測件数
1
38
48
55
45
187
国内
0
10
6
10
9
35
海外
1
28
42
45
36
152
センチネルアジア
0
14
17
17
10
58
国際災害チャータ
1
13
28
31
19
92
8
8
提供システム(海外災
害)
ノード
緊急対応実績概要(国内)
平成21年度(4月1日から11月30日現在まで)、9件の国内災害に対し緊急対応を実
施
緊急対応実績【国内】
災害
PRISM
AVNR-2
発生日時
地域
4/9
鹿児島県
桜島噴火
7/7
和歌山県
集中豪雨
7/21
山口県・九州北部
中国・九州
北部豪雨
7/28
和歌山県
集中豪雨、
河川氾濫
8/11
静岡県
7/30
8/31
台風11号
10/8
和歌山県
台風18号
10/8
岐阜県
台風18号
流木
提出先
4/14
気象庁
7/8
7/9
7/23、7/25、
7/24、7/25、
7/27、7/28
7/26、7/27
7/30
7/28
和歌山県庁
内閣府
和歌山県庁
8/11、8/12、
、
、 内閣官房、内閣府、
8/11 8/12
8/11、8/12、
防衛省
8/14、8/21、
国土交通省
8/13
8/22
警察庁、国総研
駿河湾沖地
震
尖閣列島沖、
鹿 島 沖
鹿児島県沖
千葉県
8/27
4/10
PALSAR
9/14 9/19
9/14、9/19
海上保安庁
鹿児島県庁
8/28 9/11
8/28、9/11
9/1
10/10
8/31
JAXA自主観測
10/8
和歌山県庁
岐阜県庁
緊急対応実績(海外)H21.4.1~H21.11.30
国名
件数
内訳
国名
件数
内訳
インドネシア
4
洪水(1)、地震(3)
アルゼンチン
1
森林火災
イタリア
3
地震(1)、森林火災(2)
ベニン
1
洪水
ベトナム
3
洪水・台風(3)
ブルキナファソ
1
洪水
フィリピン
2
洪水 台風(2)
洪水・台風(2)
チリ
1
火山
ネパール
2
洪水(2)
コロンビア
1
火山
アフガニスタン
アフガ
スタン
1
洪水
ルサル ドル
エルサルバドル
1
洪水
オーストラリア
1
油流出
フランス
1
森林火災
バングラディシュ 1
サイクロン
ギリシャ
1
森林火災
中国
1
地震
ポルトガル
1
森林火災
ニュージーランド 1
地震
セネガル
1
洪水
ロシア
1
火山
南ヨ ロ パ
南ヨーロッパ
1
森林火災
サモア
1
津波
台湾
1
地震
トルコ
1
洪水
バヌアツ
1
海底火山
米国
1
洪水
(フランス、イタリア)
緊急対応(海外)の災害別の割合
油流出3%
(1件)
火山11%
(4件)
森林火災19%
(7件)
津波3%
(1件)
地震19%
(7件)
洪水45%
(16件)
まとめ
災害の頻度:1回/週
災害
頻度
週
傾向:洪水(土石流)、地震、火山、山火事
要求:発災後3時間以内の提供
高分解能化 10 >3
高分解能化:10m>3m
他衛星
他衛星との協調
協調
変化抽出の高精度化:精度の向上(地形
図との融合)
シードクエスチョン
•
WHAT
:生データ~解析結果等、どのような情報を提供するか
•
WHEN
:いつのタイミングで提供が必要か、また提供可能か
•
WHERE
:どこに提供すればよいか
•
WHO
:だれに提供すればよいか
•
WHY
:なぜ必要か(どのような業務に必要か)
•
HOW
:どのような提供方法が有効か
ど ような提供方法が有効か
緊急対応実績(海外)H21.4.1~H21.11.30
緊急観測実績(海外)H21.4.1~H21.11.30
発動日付 国名
2009/3/30 インドネシア
災害タイ
プ
洪水
2009/4/6 イタリア
地震
2009/4/7 バヌアツ
2009/4/7 チリ
海底火山
火山
2009/5/19 アフガニスタン
2009/5/27 バングラディシュ
2009/6/12
ロシア
サリュチェフ火山
2009/7/6 ベトナム
AVNIIR-2
2009/4/1
2009/5/23
2009/4/11
2009/4/7
2009/4/9
PALSAR
提供機関
2009/4/1 SA(LAPAN)
2009/4/7
ADEN、
2009/4/22
国土地理院
2009/4/27
2009/4/10
2009/4/11
洪水
IDC
2009/5/23
2009/5/24
IDC
IDC
サイクロ
ン
2009/5/27
2009/5/31
火山
2009/6/17
2009/6/18
2009/6/19
気象庁
2009/6/27
SA(MONRE)、
2009/7/7
IDC
2009/7/10
CNSA
2009/7/15
IDC
2009/7/15
OADN
2009/7/23 国土地理院
ADEN
洪水
2009/7/10 中国
2009/7/10 ベナン
地震
洪水
2009/7/15 ニュージーランド
地震
2009/7/24 フランス
PRISM
(1/3)
森林火災
2009/7/28 フランス、イタリア 森林火災
2009/7/11
2009/7/11
2009/7/15
2009/7/26
SA:センチネルアジア、IDC:国際災害チャータ
2009/7/26
2009/7/28
ADEN
緊急対応実績(海外)H21/4/1~11/30
緊急観測実績(海外)H21.4.1~H21.11.30
発動日付
国名
2009/8/10 台湾
2009/8/10 フィリピン
2009/8/23 ギリシャ
2009/8/18 ネパール
2009/8/30 アルゼンチン
2009/9/2 セネガル
2009/9/2 ポルトガル
2009/9/3 ブルキナファソ
2009/9/2 インドネシア
2009/9/10 トルコ
災害タイプ
台風
洪水
森林火災
洪水
森林火災
洪水
森林火災
洪水
地震
洪水
2009/9/10 イタリア(リグリア)
森林火災
2009/9/14 イタリア(サレルノ)
イタリ (サ
)
2009/9/23 米国
森林火災
洪水
台風16号
台風17号
2009/9/27 フィリピン
2009/9/29 ベトナム
2009/9/30 サモア
2009/9/30 インドネシア
(2/3)
PRISM
AVNIIR-2
2009/8/19
2009/8/25
2009/9/3
2009/9/16
2009/9/1
2009/9/4
2009/9/3
2009/9/4
2009/9/4
2009/9/14
2009/9/17
2009/9/16
2009/9/29
台風16号
津波
2009/9/30
2009/10/1
2009/10/3
PALSAR
提供機関
2009/8/13
IDC
2009/8/11 SA(PHIVOLCS)
IDC
2009/8/24
SA(SD)
IDC
IDC
ADENノード
IDC
200/9/3 SA、
SA IDC
2009/9/14
IDC
ADENノード
ADENノード
ド
2009/9/25
IDC
2009/9/26 SA(PHIVOLCS)
2009/10/6
IDC
2009/9/30
/ /
SA(MONRE)
2009/10/5
IDC
IDC
2009/10/5
SA(LAPAN)
2009/10/8
IDC
2009/10/10
緊急対応実績(海外)H21/4/1~11/30
緊急観測実績(海外)H21.4.1~H21.11.30
発動日付
国名
2009/10/2 オーストラリア
災害タイプ
PRISM
油流出
2009/10/13 ネパール
2009/10/24 コロンビア
2009/11/4 ベトナム
洪水
火山
台風
2009/11/10 エルサルバドル
洪水
2009/11/9 インドネシア
(3/3)
地震
2009/10/28
AVNIIR-2
PALSAR
2009/10/3
2009/10/4
2009/10/6
2009/10/15
提供機関
SA(SD)
IDC
2009/11/5 SA(MONRE)
AADN、
2009/11/13
IDC
2009/11/19 国土地理院
ALOSで観測した災害に
ついて
2009年10月26日
宇宙航空研究開発機構
地球観測研究センター
第7回 ALOS観測運用調整会議
資料4-1
災害状況把握
2009年12月1日
宇宙航空研究開発機構
宇宙利用ミッション本部
緊急観測
2006
2007
2008
2009
2009
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
A total of 32 times for the year
A total of 45 times for the year
A total of 127 times for the year
A total of 18 times preceding the last ADN meeting
Recent activities (after the last ADN meeting)
2/20 Floods in Australia (PALSAR)
2/24 , 3/2 Floods in Namibia (PALSAR)
2/28 Volcano in Chile (AVNIR-2)
2/28 , 3/8 Wildfire in Oceania (PALSAR , AVNIR-2)
3/3 , 8 Wildfire in Australia (PALSAR)
3/10 Volcanic eruption in Sakurajima (PALSAR)
3/12 , 14 Oil spills in Australia (PALSAR)
3/13 Floods in Indiana (PALSAR)
3/23 Volcano in Tonga (AVNIR-2)
3/29 Floods in North Dakota (PALSAR)
4/1 Floods in Indonesia (PALSAR , AVNIR-2)
4/7 , 9 , 10 , 19 , 22 Earthquake in Italy (PALSAR , AVNIR-2 ,
PRISM)
4/9 Volcano in Vanuatu (AVNIR-2)
4/10 , 14 Volcanic eruption in Sakurajima (PALSAR , AVNIR-2)
4/11 Volcano in Chile (PRISM , AVNIR-2)
5/23 , 24 Floods in Afghanistan (PALSAR)
5/27 , 31 Floods in Bangladesh (PALSAR , AVNIR-2)
6/17 , 18 , 19 , 27 Volcano in Chisima (PALSAR , AVNIR-2)
7/7 Floods in Vietnam (PALSAR)
7/8 , 9 floods in Wakayama (PALSAR,AVNIR-2)
7/10 , 11 E
Earthquake
th
k iin Chi
China (PALSAR
(PALSAR,AVNIR-2)
AVNIR 2)
7/15 , 23 Earthquake in New Zealand (PALSAR,AVNIR-2)
7/15 Floods in Benin (PALSAR)
7/23 - 26 Floods in Yamaguchi (PALSAR , AVNIR-2) ; 6 times of
observations conducted
7/26 , 28 Wildfire in French (AVNIR-2)
7/27 Floods in Fukuoka (PALSAR,AVNIR-2)
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
7/28 Landslide in Fukuoka (AVNIR-2)
7/28 Floods in Wakayama (PALSAR)
7/30 Floods in Yamaguchi (PALSAR , AVNIR-2)
8/11 Typhoon in Hyogo , Okayama , Tokushima (AVNIR-2)
8/11 – 22 Earthquake in Suruga bay (PALSAR
(PALSAR,AVNIR-2)
AVNIR 2) ; 7 times
of observations conducted
8/11 , 19 Typhoon in Philippines (PALSR , PRISM)
8/13 , 23 , 25 Typhoon in Taiwan (PALSAR , AVNIR-2)
8/28 Floods in Nepal (PALSAR)
8/25 Wildfire in Greece (AVNIR-2)
8/28 , 9/11 , 14 , 19 D
Driftwoods
ift
d iin S
Senkaku
k k IIslands
l d (AVNIR
(AVNIR-2
2,
PRISM) ; 6 times of observations conducted
8/31 , 9/1 Typhoon in Tokyo (PALSAR , AVNIR-2)
9/1 Wildfire in Argentina (AVNIR-2)
9/3 Wildfire in Portugal (AVNIR-2)
9/3 , 4 , 13 Earthquake in Indonesia (PALSAR , AVNIR-2 , PRISM)
9/4 Floods in Senegal (AVNIR-2 , PRISM)
9/4 Floods in Burkina Faso (PALSAR)
9/14 Floods in Turkey (PALSAR)
9/14 - 17 Wildfire in Italy (PALSAR , AVNIR-2 , PRISM) ; 5 times
of observations conducted
9/25 Earthquake in Bhutan (AVNIR-2)
9/25 Floods in Georgia (PALSAR)
9/26 , 29 Floods in Philippines (PALSAR , AVNIR-2)
9/30 Tsunami in Samoa (AVNIR-2)
9/30 Typhoon in Vietnam (PALSAR)
As of Sep.30,
Sep 30 2009
Contribution made to
- International disaster charter (JAXA ECO started to
take its role, under certification, on March 19, 2007)
- Sentinel Asia
52
Archive and Catalog Status
• Archived Level 0 data acquired by JAXA
3,440
,
DTF-2 ((200GB/casette)) as of September
p
30,, 2009
PRISM
> 1,845,595 scenes * (nadir)
AVNIR-2
> 840,848 scenes
PALSAR
> 1,375,893
1 375 893 scenes
• Deliver Level 0 data to ALOS Data Nodes
•
Number of DTF-2 (standing/on-demand) as of September 30, 2009
ADEN
887 / 276
AADN
890 / 397
OADN
570 / 101
TASN
469 / 1
“Inventory Info.” & “L0 data size of each segment” are informed on
the ALOS mission operation site.
AUIG 3.0 (new GUI) is available since Apr.,2008.->
https://auig.eoc.jaxa.jp/auigs/top/TOP1000LoginLang.do
53
Fly UP