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北 法 2 海 科 0 道 大 1 大 学 7 学 院

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北 法 2 海 科 0 道 大 1 大 学 7 学 院
北海道大学
法科大学院
2 0 1 7
大志ある法曹をめざして
北大法科大学院の特色
北の大地が、
法曹を 志す人の最良の拠点となる。
法曹へのチャレンジ
山 本 哲生
北海道大学
法科大学院長
〈商 法 〉
北海道大学法科大学院は、
質の高い法曹となる人材を養成する
ことを目的としています。弁護士、裁判官、検察官という法曹の仕
事は、簡単にいえば、法律を使って紛争を処理する、あるいは紛争
を予防するということであり、法曹が社会において果たす役割は非
常に重要です。
法曹の活躍する場面は、相続や住宅の購入のような人の日常生
CONTENTS
北大 法科大学院の特色……………
教 育 プ ログラム………………………
基礎ゼミ・既修者ゼミ(民事 )……
2
エクスターンシップ……………………
時 間 割 ……………………………………
履 修 例 ……………………………………
開講科目と担当教員…………………
司法試験合格の喜び…………………
スタッフ紹介……………………………
入学 者 の 選 抜 …………………………
活、企業同士の提携・企業の資金調達などの経済活動の最前線、
2
4
6
7
8
9
10
11
12
14
犯罪行為の処理、選挙制度など国のあり方を問うなど、多様な局面
にわたるものであり、一言で法曹といっても、その活躍するフィールド
は非常に幅広いものです。法律は人間の社会活動の様々な局面
を規律するものですから、法律を学ぶことは様々な点で社会のあり
方を理解するということであり、その法律を駆使する法曹の役割は
社会的に非常に重要です。また、その仕事の内容は、変動する社
会において生じる様々な新しい問題にも対応しなければならないと
いう非常にチャレンジングなものだと思います。
法曹になるには、司法試験に合格しなければなりませんが、法曹
は挑戦に値するものであり、司法試験合格は、継続的に学習を積み
重ねることができればけして高すぎるハードルではないと思います。
多くの人の法曹へのチャレンジを期待しています。
法曹には法律の知識、法的思考力が必要なのは当然ですが、実
際に法曹として活躍するためには、社会の現場で生身の人を相手
に議論し、一定の解決を導くことのできる力、法律の知識を現場で
生かすことのできる実践力が必要です。実践力とは、たとえば、相
手のいうことを理解し、
また、
こちらの考え方を説得的に伝えることの
できるコミュニケーション能力、変動していく社会の仕組みに対応す
ることのできる柔軟な思考力、
倫理性などです。このような力は単な
る机上の学習では修得することは困難です。北海道大学法科大
学院は、
法律の知識、
法的思考力だけでなく、
このような実践力を養
うためのプログラムを用意し、社会で活躍することのできる法曹にな
るという皆さんの挑戦をできる限り支援していきます。
北海道大学法科大学院は
皆さんの大志を導きます
北海道大学法科大学院は、豊かな法知
識と想像性に富む思考力を備えた法曹を
養成する専門職大学院です。そのために、
本法科大学院は緻密な教育プログラムを
用意し、
皆さんの高い勉学意欲に応えてい
ます。勉学の中心となる実定法科目はも
とより、
法の先端領域に係る科目や学際的
な科目についても、北海道大学大学院法
学研究科の全国的にも定評ある研究を反
映させていますので、皆さんはプログラム
を信頼し、積極的に学びながら法の理解
を深めることによって、見識ある法曹にな
るための基本的素養を十分に身につける
ことができるでしょう。
また、本法科大学院では、各教員の懇切
な教育や指導はもちろんのこと、先輩との
交流や友人どうしのつながりなども厚いこ
とにより、皆さんは充実した勉学生活がで
きます。法の専門知識や思考力の修得は
一人ではなかなか難しいところもあります
から、教員、先輩、そして友人との間の様々
な対話によって、皆さんは法の見方をさら
に正確なものにしてゆけるはずです。
確かに、法曹への途は平坦ではありま
せん。皆さんは、多くの法知識を修得する
と共に、それを使いこなして法的問題を適
切に解決する能力を養う必要もあります
し、さらに法科大学院での学修の成果と
して司法試験への挑戦も求められていま
す。そのために、法科大学院での数年間
は、これまでにも増して努力を要すると思
います。
しかし、本法科大学院の教育環境を最
大限に利用して一歩一歩着実に学修を進
めてゆくとき、皆さんはその中で成長し、
また成熟してゆく自分を発見できるでしょ
う。そして、単に知識やスキルを持 つだ
けでなく、人間と社会の問題を深く理解
し、広い視点から法のあり方を考えつつ
紛争を解決して社会正義に貢献するとい
う、大志ある法曹に近づいてゆけることで
しょう。
「ひとごと」を「しごと」に
「しょせん、ひとごとだからな。」
私が法曹としてのスタートを切るときに
司法研修所の教官からいただいた言葉
です。
法曹は、争いごとに率先して飛び込みま
す。悲しみ、怒り、憎しみなどの負の感情
知的財産法を究めたい
あなたへ
「知財立国 」という言葉に代表されるよ
うに、産業を活性化させる原動力として、
知的財産権に注目が集まっています。
法曹を目指す者としても、たとえば企業
の顧問弁護士となった場合、知的財産法
を人から容赦なく叩きつけられます。そし
のことを全く知らないというわけにはいか
て、
社会の不条理、
悲劇、
絶望を目の当たり
ず、法曹人の教養としての知的財産法の知
にします。自分が担当する事件をすべて
識が必要となります。また、弁護士ビジネ
自分自身のことのように抱え込んでしまう
スの戦略として知的財産法を活用しようと
と、
とてもではありませんが、
精神的に破綻
します。教官は、未熟な私が事件に追い
詰められて病むことがないよう気遣ってく
れたのでした。それ以来、困難な事件に
遭遇して気持ちが砕けそうになるたびに
教官の言葉を思い出しています。
「ひとごと」というと無責任にも聞こえま
すが、決してそういう意味ではありません。
当事者に共感すること、その立場になって
考えることは、法曹として絶対に身に付け
るべきマインドです。しかし、法曹が当事
者そのものになってはいけません。法曹
は、熱いマインドを抱きつつ、法と証拠を
武器として冷静かつ客観的に事件を解決
すべきです。
先ほど負の感情のことに触れましたが、
逆のこともたくさんあります。人を人生の
窮地から救い出し、
安心、
喜び、
幸せを取り
戻してもらった上で、人から感謝してもら
する場合には、当然のことながら、企業の
知財部、法務部に負けない武器としての知
的財産法の知識が必要となります。
北大の法科大学院では、これら双方の
要請に対応するプログラムを用意してい
ます。具体的には、合計4単位の講義によ
り法曹人の教養としての知的財産法を身
につけてもらいます。さらに、個別の法律
を詳しく扱う演習を合計で8単位提供し、
「武器としての知的財産法 」を学んでもら
うことにしています。
ちなみに、北海道大学は、2003年度か
ら2007年度まで、21世紀COEプログラム
「新世代知的財産法政策学の国際拠点形
成 」を、2008年度から2012年度まで、同じ
く知的財産法を一つの柱とするグローバ
える。法曹の仕事は、人の人生が相手です。
ルCOEプログラム「多元分散型統御を目
その充実感、達成感は、何ものにも代えが
指す新世代法政策学」を実施しました。
たいものです。
その成果は、私がセンター長を務める北海
北大法科大学院では、法律実務の最先
端の知識・技術、そして、熱いマインドを習
得できます。みなさんは、人の人生、すなわ
ち「ひとごと」を「しごと」にする確実な
道大学情報法政策学研究センターに引き
継がれています。将来、実務家として企業
法務の場で活躍しようとおもっている方に
第一歩を踏み出すのです。法曹としての人
は、北大法科大学院は格好の勉強の場と
生を共に歩みましょう。
いうことができるでしょう。
長 谷 川 晃
磯部 真士
田村 善之
北海道大学大学院
法学研究科長
北大法科大学院
特任教授
北大法科大学院
教授
〈法哲学 〉
弁護士
〈刑 法 〉
〈知的財産法 〉
3
教育プログラム
先端・発展プログラム
北大法科大学院では、学生の多様な関心に応えつつ、体
系的な学習を可能とするために、5 種類のプログラムを提供
しています。
3年課程(法学未修者)の場合、1年次で「基礎プログラム」
を履修し、法学の基本知識を身につけます。このプログラム
は2年課程(法学既修者)では免除されます。
知的財産法などの先端的・応用的法分野について専門知
深化プログラム
識を修得させるプログラムです。先端ビジネス部門、生活
関連部門、
共通科目、
部門共通科目に分かれます。
法律基本科目に関する基礎的知識を前提として、その理
解を、具体的事例問題の検討を通して理論・手続の両面
から一層深化させるプログラムです。
ラム」において応用的な知識を身につけた
●公法事例問題研究 Ⅰ~Ⅲ
●民事法事例問題研究 Ⅰ~Ⅳ
●商事法事例問題研究 Ⅰ~Ⅱ
●刑事法事例問題研究 Ⅰ~Ⅲ
●現代家族法
●債権法改正(臨時開講科目 )
り、
「学際プログラム」を利用して幅広い知
事例問題研究に係る授業科目20単位以上選択必修
その後、
「深化プログラム」によって法曹として必要な法
律基本科目の知識を深めるとともに、
「法実務基礎プログラ
ム」で実務家に不可欠なノウハウを学びます。
さらに、各自の志望や関心に応じて、
「先端・発展プログ
先端ビジネス
部
(すべて2単位 )
部
●対話方式+講義方式+実演方式
見を修得することができます。
門
門
共
通
具体的な履修例については9頁をご覧くだ
さい。
なお、このカリキュラムは平成28年度の
ものですので、
その点はご注意ください。
生
活
関
部
法実務基礎プログラム
連
門
法曹のあり方や社会的役割(裁判官のあり方、弁護士倫理
4
など )を考え、法曹が持つべき社会感覚や倫理感覚を磨
基礎プログラム
くとともに、理論と実務の架橋を行い、また法曹に必要な
法律基本科目に関する基礎的知識を修得するプログラム
です。3年課程の入学者のために提供され、2年短縮課程
の入学者については免除されます。
●憲 法
●行政法
●民 法
●商 法
●民事訴訟法
Ⅰ~Ⅱ
Ⅰ~Ⅱ
Ⅰ~Ⅳ
Ⅰ~Ⅲ
Ⅰ~Ⅱ
共
基礎能力(リテラシー )や調査能力の獲得を目指すプロ
●刑 法
Ⅰ~Ⅱ
●刑事訴訟法 Ⅰ~Ⅱ
●民事法基礎ゼミ
民法Ⅰ~Ⅱは3単位、憲法Ⅱ、行政法
Ⅱ、民事訴訟法Ⅱ、刑事訴訟法Ⅱ、民
事法基礎ゼミは1単位、その他はす
べて2単位。
14科目以上、
28単位以上選択必修
●法曹倫理Ⅰ~Ⅱ(2単位選択必修 )
●民事実務演習A
(2単位必修 )
�
●民事実務演習B
(4単位選択必修 )
�
●刑事実務演習ABC�
●ローヤリング=クリニックAB
(各2単位 )
●法情報学(2単位 )
●エクスターンシップ(1単位 )
●公法実務演習(2単位、臨時開講科目 )
目
●現代生活民法
●環境法
●情報法
●地方自治法 ●労働法AB
●労働法特論
●社会保障法AB
●環境法特論 ●医療訴訟
(すべて2単位 )
学際プログラム
基礎法学・政治学はもとより、経済学や経営学、さらには
社会学等の知見を習得し、法現象を複眼的・学際的に眺
●立法過程論 ●司法制度論
●国際法AB ●国際取引法
●国際人権法 ●研究論文
●国際私法特論(臨時開講科目)
(以上2単位 )
●国際私法(4単位 )
める資質を高めるとともに、さらにそれらの知見を法実践
にも活かしうる能力の涵養を目指したプログラムです。
●現代法哲学
●現代法社会論
●現代法理論
●日本法史
●西洋法史
●ローマ法
●法と経済学
●英米法
●ヨーロッパ法
●アジア法
●比較法文化論
●政策分析
●政治過程論
●国際公共政策学
●比較政府間関係論
(すべて2単位 )
4単位以上●対話方式+講義方式
10単位以上●講義方式+演習方式 ●エクスターンシップ
修了要件単位数 3年課程94単位、2年課程64単位
1学期・夏学期定期試験
開学記念行事日~大学祭(休講 )
授業(1学期・春学期 )
補講日
4 5 6 7
5 ●
6
法 科 大 学 院 ●
授 業 日 程
科
●フィールドワーク(1単位 )
自らの関心により先端ビジネス部門か生活関連
部門のいずれかの部門を選択し、選択した部門、
部門共通及び共通科目から最低10単位以上を
含む合計12単位以上
●講義方式+対話方式 ●フィールドワーク
●講義方式+対話方式
平成28年度
通
グラムです。
●現代企業法Ⅰ~Ⅱ
●現代取引民法
●現代倒産・執行法ABC
●知的財産法AB
●現代知的財産法ABCD
●経済法AB
●現代経済法AB
●租税法AB ●企業法務
(以上2単位 )
●知的財産法C(1単位、臨時開講科目)
新入生ガイダンス
31 ●
1 ●
2 ●
3 ●
7 ●
8
●
春学期定期試験
(基礎プログラム休講 )
授業(1学期・夏学期 )
27 ●
29 ●
1 ●
2
●
補講日
8
秋学期定期試験
(基礎プログラム休講 )
夏季休業
12 ●
15 ●
22
●
授業( 2 学期・秋学期 )
冬季休業
9 10 11 12
16
●
23 ●
26
●
21 ●
22 ●
センター試験
準備のため休講
1
26 ●
27 ●
3 ●
4 ●
10 ●
12 ●
13
●
集中講義
授業( 2 学期・冬学期 )
2 学期・冬学期定期試験
24 ●
25 ●
27 ●
30
●
補講日
授業( 2 学期・冬学期 )
2
9
●
5
基礎ゼミ・既修者ゼミ(民事)
基礎ゼミ・既修者ゼミ(民事 )とは
3年課程の学生は、従来の法学部教育では約3年間かけて修
得していた法学の基礎的な知識を、最初の1年間で修得しなけ
ればなりません。そこで、学生を2つの小グループに分け、中堅
と若手の弁護士がペアを組んで、1年間10回(民事法7回、刑事
法3回 )にわたり、法運用の実態を踏まえ、かつ要点をおさえた
エクスターンシップ
具体的な授業方法
1
2
指導を行います。このグループは、基礎プログラムの民法Ⅰ∼
Ⅳおよび刑法Ⅰ・Ⅱの少人数「基礎ゼミ」となります。
このゼミでの学習を通して、民刑事法の知識・思考力・セン
スを養うだけでなく、目指すべき法律家とその業務の具体的な
イメージ、そして3年間の学習の基礎となる法律の現実感覚を
体得し、さらには将来の進路・目標を考える手掛かりを得るこ
います。ゼミの進め方は「基礎ゼミ」と同じで、年7回行われ、
民法に対する理解をより深いものにします。自分の将来像を
描き、現実のものにするためにも役立つでしょう。
6
履修者は、問題を検討し、答案を作成します。検討
は集団で行って構いません。むしろ、
問題によっては、
他の履修者と討議しなければ、答案を作成するのが
困難なものもあるかもしれません。しかし、答案は各
自が自力で別々に作成しなければならず、他の者と共
同で作成することは、いかなる理由があっても許され
ません。
3
答案は制限字数内にまとめて、演習の約10日前の
木曜日午前0時から金曜日午後3時までの間に、各自
がそれぞれのゼミ担当教員及び担当研究者教員の
メールアドレスに直送します。
4
答案は、演習当日までに担当教員が採点し、演習当
日にコメントを付して返却します。
5
問題を掲示するときに報告者2名を指名しておき、
演習当日はその2名が主報告と副報告を行います。主
報告者は問題を整理した上で自分の見解を述べ、副
報告者は主報告を補充し、批判します。
6
両報告の後で、担当教員は問題の解説と答案の講
評をするほか、学生との質疑応答に応じ、さらには学
生間で討論を行わせます。その際、学生の理解度を
高めるため、担当教員から特定の学生に対して質問す
ることがあります。これらは、いずれも評価の対象と
なりますから、学生には積極的に参加することが望ま
れます。
7
なお、主報告者は答案を演習の3日前に自身でホー
ムページに掲載します。演習履修者全員は、演習の際
の議論と質疑応答のために、この答案を事前に必ず
検討しておかなければなりません。
とが期待されます。
また、2年課程の学生には、既修者ゼミ(民事 )が用意されて
民法ないし刑法の分野の重要問題を、原則として演
習の3∼4週前の月曜日に、授業のホームページに掲示
します。
8
提出された答案の中から優秀答案を、演習終了時、
あるいはその後の早い時期に配布します。
エクスターンシップとは
具体的な授業方法
エクスターンシップとは、学生が弁護士事務所等に一定期間
出向いて、現実の実務に携わる実習型の授業です。それによっ
て、実際の実務を知り、学習意欲を高め、さらに職業倫理の素
地を養うことが期待されます。
エクスターンシップ体験記
法科大学院2年課程2年 我那覇 貴和
参加希望者への説明会(6月上旬 )
受入先、受入人数、実習内容、受入期間等の諸条件
や、応募の手続、単位認定、賠償保険の加入等について
説明を行います。
2
参加希望調書の提出(6月中旬 )
希望者が所定の用紙及び履歴書を添えて申込を行
います。この調書を参考に派遣先を決定し、決定され
た学生に対してオリエンテーションを実施します。
エクスターンシップの実施
3 (8~9月及び2~3月)
派遣学生について関係機関に正式な受入依頼を行
います。その上で、各学生が受入機関と具体的な日程
等について最終的な調整を行い、エクスターンシップを
実施します。
4
受入機関からの評価報告書及び派遣学生
からのレポート提出(9月下旬または3月)
受入機関から派遣学生に対する評価報告書を提出
してもらい、また学生にはエクスターンシップに関する
実習報告書を提出していただきます。
5
評価
受入機関からの評価報告書及び派遣学生からの実
習報告書に基づき、単位認定および成績評価を行い
ます。
派遣先の例
平成27年度は、34弁護士事務所に34名の学生を派遣しました。
派遣先は下表の通りです。
エクスターンシップ派遣先(平成27年度 )
はやみち法律事務所
齋藤健太郎法律事務所
青野・広田法律事務所
ユナイテッド・コモンズ法律事務所
新川法律事務所
札幌おおぞら法律事務所
磯田丈弘法律事務所
米屋・林法律事務所
弁護士法人神戸・万字・福田法律事務所
札 幌
丸尾法律事務所
札 幌
さっぽろ法律事務所
黒川・吉田法律事務所
弁護士法人ほくと総合法律事務所
札幌総合法律事務所
太田・遠藤法律事務所
石井総合法律事務所
みなみ大通法律事務所
安保雅博法律事務所
坂本・松田法律事務所
あお葉法律事務所
須田布美子法律事務所
弁護士法人佐々木総合法律事務所
札幌星空法律事務所
大原法律事務所
北海道合同法律事務所
三木・佐々木・山田法律会計事務所
東 京
本学のエクスターンシップは、夏と冬の2度開講されます
が、私は夏と冬それぞれ受講致しました。夏は地元の沖縄、
冬は札幌の法律事務所にお世話になりました。沖縄での
エクスターンシップは法テラス主催のものでした。
沖縄でお世話になった法律事務所は主に刑事事件を取
り扱っておりました。ここで印象に残ったのは被告人との
接見に同席させていただいた事です。勾留されている被告
人は外部との情報を遮断されているため、精神的なダメー
ジが大きく、弁護士が果たす役割は非常に大きいと言われ
ております。今回私が接見した被告人は当初不安そうでし
たが、弁護士の方と話すことで徐々に安心したような表情
に変わっていきました。コミュニケーションを通して、弁護
士が被告人の不安をできる限り取り除いていく一連の過程
を見ることができ大変勉強になりました。
札幌でお世話になった法律事務所では、弁護士の方が
実際に担当されている事件の起案をさせていただき、その
添削もしていただきました。起案するにあたって事案を検
討してみると、証拠から事実を認定しなければならない等、
まだ勉強したことがない知識が必要とされることもありま
したが、他方で実体法の理解等、普段ロースクールで勉強
していることが活かせることもありました。しかし起案をし
て実感したことは、今まで勉強してきた知識がまだまだ有
効に使えていないということです。自分が今まで勉強して
きた知識を、現実に起きている事件を解決するために使っ
てみることで、その知識に対する理解が深まったと思い
ます。
両法律事務所では、法律相談、裁判傍聴、事件記録の閲
覧、委員会活動など弁護士としての活動の一連の流れを見
せていただきました。それぞれ1週間という短い期間では
ありましたが、様々な事件に触れることができ、またそれぞ
れの事件は依頼者の方の人生に大きく影響するものだと感
じました。このように、依頼者の方の人生に大きく影響する
事件の解決の手助けをする弁護士の仕事は、大変やりが
いのあるものだと思いました。
また、今回のエクスターンシップの期間中弁護士の方と
お話をする機会が多々あり、司法試験の勉強方法につい
て、どのような弁護士を目指すかについてなど様々なアドバ
イスをいただきました。
エクスターンシップでは、普段の勉強では得られない経
験をすることができ、私にとっては大きな財産となりまし
た。また、これらを経験することにより、司法試験を突破し
て弁護士になりたいという気持ちも強くなりましたので、普
段の勉強のモチベーションもあがったと思います。
1
古賀総合法律事務所
高井・岡芹法律事務所
秋元法律事務所
桃尾・松尾・難波法律事務所
札幌フロンティア法律事務所
山田・尾﨑法律事務所
7
時間割
法科大学院での授業について具体的なイメージをもっていただくため、
平成28年度 授業時間割
1講時
水
池田清 W101 2年 公法事例Ⅰ
1年 民法Ⅱ
(夏)
池田清 W101 3年 刑事実務C
2年 民事事例Ⅰ
1年 商法Ⅰ
(夏)
川村 W101 2年 商事事例Ⅰ
1︲3 比較法文化論
年
会沢 研403 3年 刑事実務B
2︲3
国際法A
年
栗原 研403 2年 民事事例Ⅰ
2︲3
経済法A
年
山本哲 5番
常本 W101
林
2︲3
国際私法
年
3年 法曹倫理Ⅰ
山本哲 5番 3年 法曹倫理Ⅱ
磯部 W101 1年 刑法Ⅱ
(夏)
小名木 W101 3年 民事実務B
木下 W101 3年 法曹倫理Ⅱ
花形 W203
既修者ゼミ
2年
(民事)
既修者ゼミ
2年(民事)
債権法改正
西村
5番 2年
岸本
(臨時開講科目)
2︲3
村井 W101
現代知的財産法A
年
土屋
W205
他
瀧澤
他 W302
西村恵 5番
池田清 W101 3年 民事実務A
村井 W101 1年 刑法Ⅱ
(夏)
小名木 W101 3年 民事実務A
1年 民法Ⅱ
(夏)
社会保障法A
加藤 W302 1年 憲法Ⅰ
(春)
常本 W101
知的財産法A
田村 W101 1年 商法Ⅰ
(夏)
川村 W101
環境法
山下 W401 2年 刑事事例Ⅰ
城下
2︲3
現代経済法B
年
池田清 W101 3年 刑事実務A
池田清 W101 2年 刑事事例Ⅲ
1年 民法Ⅳ
(冬)
池田清 W101 1︲3
年 現代法理論
労働法A
櫛橋
藤原
教室
5番
長谷川 W203
政治過程論
鈴木
5番
担当
教員
教室
米田 W101 1年 商法Ⅱ
(秋)
中川寛 W402 1年 商法Ⅲ
(冬)
2年 民事事例Ⅲ
2︲3
医療訴訟
年
1年 商法Ⅱ
(秋)
学期
2︲3
2︲3 ローヤリング=
橋場 W101 1年 商法Ⅲ
現代倒産・執行法C 吉川 W402
(冬)
年
年 クリニックB
水
2︲3
1︲3
知的財産法B
国際公共政策学 鈴木 研403
年
年
4講時
14:45∼16:15
岸本 W101 2年
岸本 W101
木下
5番
2︲3
年
1︲3
年
池田茂 W101
5講時
担当
教員
教室
16:30∼18:00
基礎ゼミ
上田
W101 1年
刑事事例Ⅲ
磯部
(民事法・刑事法)
基礎ゼミ
国際法B
児矢野 W401 1年
(民事法・刑事法)
2︲3
環境法特論
比較政府間関係論 山崎 W403
年
担当
教員
3
教室
綱森 W302
高野
三春 W311
渡邊
菅澤 W101
公法実務演習
佐藤昭 5番
野田 W101 2年 公法事例Ⅱ
米田 W101 3年
(臨時開講科目)
既修者ゼミ
土屋
2︲3 国際私法特論
W205
嶋 研403 2年
山本哲 W101
(民事)
他
年 (臨時開講科目)
瀧澤
既修者ゼミ
W302
藤原 5番
2年
(民事)
他
増谷 W403
野田 W101 2年
商事事例Ⅱ
2︲3
労働法B
年
2︲3
現代経済法A
田村 W402
年
山本哲 W101
1年 民事訴訟法Ⅰ
(秋) 山木戸 W101
1年 民法Ⅳ
(冬)
池田清 W101
1年 民事訴訟法Ⅱ
(冬) 山木戸 W101
2年 民事事例Ⅳ
学年
2︲3
労働法特論
開本 5番
年
2︲3
池田悠 W302
現代知的財産法B 田村 W203
年
川村
5番
中川寛 W402
金
5番
2︲3
国際取引法
岸本 W101
年
2年 民事事例Ⅳ
町村
1︲3
西洋法史
年
5番
田口 W302
曽野 研321 1年 刑事訴訟法Ⅰ
(秋) 上田 W101
1年 刑事訴訟法Ⅱ
(冬) 上田 W101
[注記 ] ⑴合併科目について ■春学期授業 ■夏学期授業 ■秋学期授業 ■冬学期授業
■法学政治学合併科目 ■公共政策大学院合併科目 ■法学政治学・公共政策大学院合併科目
⑵授業時間帯・教室については、変更の可能性があります。
2
前 期 後 期
1年 行政法Ⅰ
(秋)
町村
民法Ⅳ②
民訴Ⅱ ①
8
9
11
知的財産法B ………②
[※1]
9
2
公法事例Ⅰ …………②
民事法事例Ⅰ ………②
民事法事例Ⅱ ………②
商事法事例Ⅰ ………②
刑事法事例Ⅰ ………②
刑事法事例Ⅱ ………②
公法事例Ⅱ ………
民事法事例Ⅲ ……
民事法事例Ⅳ……
商事法事例Ⅱ ……
刑事法事例Ⅲ ……
②
②
②
②
②
公法事例Ⅲ………… ②
33
学際プログラム
現代知的財産法 C …②
現代法社会論 …… ②
16
ローヤリング
=クリニックB ……… ②
現代知的財産法 D …②
現代企業法Ⅱ ………②
法と経済学 ……… ②
18
民事実務A …………
民事実務B …………
刑事実務A…………
法曹倫理Ⅰ …………
現代経済法B ………②
経済法A ……………②
企業法務 …………②
②
②
②
②
10
24
合計
基礎プログラム
国際取引法 ……… ②
現代経済法 A …… ②
経済法 B ………… ②
ヨーロッパ法 ………②
22
6
8
95[※
[※1]春学期(秋学期 )
・夏学期(冬学期 )
1単位ずつ計算
[※2]キャップ制(年毎に履修できる科目の上限を設定 )の対象外
[※3]
3 年課程の修了に必要な単位数は94単位
深化プログラム
法実務基礎プログラム
先端·発展プログラム
学際プログラム
公法事例Ⅰ …………②
民事法事例Ⅰ ………②
民事法事例Ⅱ ………②
商事法事例Ⅰ ………②
刑事法事例Ⅰ ………②
刑事法事例Ⅱ ………②
現代倒産・執行法 B ②
租税法A ……………②
現代法哲学…………②
公法事例Ⅱ …………②
民事法事例Ⅲ………②
民事法事例Ⅳ………②
商事法事例Ⅱ ………②
刑事法事例Ⅲ………②
租税法B ………… ②
司法制度論 ……… ②
環境法特論 …… ②
16
現代倒産・執行法A ②
環境法 ……………②
情報法………………②
18
公法事例Ⅲ…………②
民事実務A …………
民事実務 B …………
刑事実務A ………
法曹倫理Ⅰ …………
法曹倫理Ⅱ …………
現代生活民法……
労働法特論 ……
医療訴訟 ………
地方自治法 ………
現代家族法 ………②
26
②
②
②
②
②
10
24
②
②
②
②
9
16
2年課程学生が生活に密着した法曹になるために
後 期
木
池田清 W101
行政法Ⅱ①
商法Ⅲ②
刑訴Ⅱ①
先端・発展プログラム
知的財産法A ………②
[※1]
Ⅱ
履修モデル ●
1
1年 民法Ⅲ
(秋)
行政法Ⅰ ②
民法Ⅲ ②
商法Ⅱ ②
民訴Ⅰ ②
刑訴Ⅰ ②
合計
前 期
川村 5番
小名木 5番 3年 法曹倫理Ⅰ
西村恵 W101
2︲3
司法制度論
年
1年 刑事訴訟法Ⅰ
(秋) 上田 W101 2年 商事事例Ⅱ
木下 W101 2年 刑事事例Ⅱ
1︲3
現代法哲学
橋場 W401
年
研321 1年 行政法Ⅱ
(冬)
5番
2︲3
経済法B
年
2
中川寛 W402
池田悠 W302 3年 刑事実務A
上田
W101 1年 行政法Ⅰ
(秋)
磯部
郭
宮脇 研321
ローヤリング=
クリニックA
13:00∼14:30
田村 W203
5番
3講時
担当
教員
池田清 5番
憲法Ⅱ ① 民法Ⅱ ③
商法Ⅰ ② 刑法Ⅱ ②
法実務基礎プログラム
深化プログラム
単位数
2年 民事事例Ⅲ
2︲3
西村恵 W101
年
2︲3
橋場 W401
年
1︲3
年
1
憲法Ⅰ ②
民法Ⅰ ③
刑法Ⅰ ②
前 期 後 期
10:30∼12:00
1年 民法Ⅲ
(秋)
2年 現代家族法
小名木 5番 3年 民事実務B
2講時
教室
5番
尾﨑 W302
池田清 W101 2年 刑事事例Ⅱ
担当
教員
曽野
現代法社会論
2︲3 ローヤリング=
町村 研403
年 クリニックA
1︲3 法情報学
年
W401 2年 民事事例Ⅱ
1︲3
政策分析
年
池田茂 5番
基礎プログラム
後 期
2︲3 現代倒産・執行
年 法B
学年
前 期
3年 民事実務A
嶋
5番
3年標準課程学生が先端的ビジネス(特に知的財産法 )に強い法曹になるために
池田茂 W101
城下 W101 2年 商事事例Ⅰ
1年 民法Ⅱ
(夏)
国際私法
教室
綱森 W302
高野
三春 W311
渡邊
1年 刑法Ⅰ
(春)
城下 W101 3年 公法事例Ⅲ
2年 民事事例Ⅱ
16:30∼18:00
基礎ゼミ
佐々木 5番 1年
(民事法・刑事法)
基礎ゼミ
嶋 W401 1年
(民事法・刑事法)
5番
1年 刑法Ⅰ
(春)
2︲3
曽野 5番
年
1︲3
桶谷 W401
年
2︲3
城下 5番
年
1︲3
村井 W101
年
2︲3
栗原 W302
年
教室
Ⅰ
履修モデル ●
中川寛 W402
伊藤 W403 3年 刑事実務A
1年 民事訴訟法Ⅰ
(秋) 山木戸 W101 2年 公法事例Ⅱ
2
常本 W101 2年 公法事例Ⅰ
池田清 W101 3年 公法事例Ⅲ
1講時
火
高杉 W101 1年 憲法Ⅱ
(夏)
14:45∼16:15
1年 民法Ⅰ
(春)
8:45∼10:15
月
1年 憲法Ⅰ
(春)
教室
西村
岸本
1年 民法Ⅰ
(春)
8
2︲3 現代倒産・執行
年 法A
野田 W402
2年 刑事事例Ⅰ
金
5番
2︲3 現代企業法Ⅰ
年
2︲3 企業法務
年
木
林
佐々木 5番
13:00∼14:30
担当
教員
]
学期
1
1年 民法Ⅰ
(春)
教室
5講時
担当
教員
民事法・刑事法基礎ゼミ① [※
火
10:30∼12:00
4講時
担当
教員
春学期 夏学期 秋学期 冬学期
月
教室
3講時
担当
教員
単位数
8:45∼10:15
集中講義開講予定科目
●1学期:知的財産法C
(田村)
/租税法A
(増井)
/地方自治法(人見)
2講時
担当
教員
履修例
平成28年度の時間割を示します。
18
英米法 ……………②
12
4
64
3]
開講科目と担当教員
平成29年度以降は別の教員が担当することもあります。
基礎プログラム
授業科目名
憲法Ⅰ
憲法Ⅱ
行政法Ⅰ
行政法Ⅱ
民法Ⅰ
民法Ⅱ
民法Ⅲ
民法Ⅳ
商法Ⅰ
商法Ⅱ
商法Ⅲ
民事訴訟法Ⅰ
民事訴訟法Ⅱ
刑法Ⅰ
刑法Ⅱ
刑事訴訟法Ⅰ
刑事訴訟法Ⅱ
民事法基礎ゼミ
単位
2
1
2
1
3
3
2
2
2
2
2
2
1
2
2
2
1
1
刑事法基礎ゼミ
授業担当教員
常 本 照 樹
常 本 照 樹
岸 本 太 樹
岸 本 太 樹
池 田 清 治
池 田 清 治
池 田 清 治
池 田 清 治
川 村 力
野 田 耕 志
山 本 哲 生
山 木戸 勇一郎
山 木戸 勇一郎
城 下 裕 二
小 名 木 明 宏
上 田 信 太 郎
上 田 信 太 郎
綱 森 史 泰
三 春 裕 嗣
後 藤 雄 則
伊 藤 絢 子
吉 田 悟 志
山 田 幸 司
髙 野 俊 太 郎
渡 邉 宙
実
10
単位
2
2
公法事例問題研究Ⅲ
2
民事法事例問題研究Ⅰ
民事法事例問題研究Ⅱ
民事法事例問題研究Ⅲ
民事法事例問題研究Ⅳ
商事法事例問題研究Ⅰ
商事法事例問題研究Ⅱ
刑事法事例問題研究Ⅰ
刑事法事例問題研究Ⅱ
2
2
2
2
2
2
2
2
刑事法事例問題研究Ⅲ
2
現代家族法
債権法改正(臨時開講科目 )
2
2
既修者ゼミ(民事 )
授業担当教員
佐々木 雅 寿
米 田 雅 宏
西 村 裕 一
岸 本 太 樹
林 誠 司
曽 野 裕 夫
藤 原 正 則
町 村 泰 貴
山 本 哲 生
川 村 力
城 下 裕 二
小名木 明 宏
上 田 信太郎
磯 部 真 士
櫛 橋 明 香
池 田 清 治
瀧 澤 啓 良
土 屋 俊 介
縄 野 歩
鷲 見 圭 一
池 田 賢 太
皆 川 洋 美
(先端ビジネス部門 )
現代企業法Ⅰ
☆ 現代企業法Ⅱ
☆ 現代取引民法
現代倒産・執行法A
現代倒産・執行法B
現代倒産・執行法C
知的財産法A
知的財産法B
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
*
*
*
*
*
*
*
*
専
○
○
○
○
実
○
○
○
○
○
○
○
○
*
*
*
*
*
*
*
単位
2
法曹倫理Ⅱ
2
民事実務演習A
民事実務演習B
刑事実務演習A
刑事実務演習B
刑事実務演習C
公法実務演習(臨時開講科目 )
ローヤリング=クリニックA
ローヤリング=クリニックB
法情報学
エクスターンシップ
2
2
2
2
2
2
2
2
2
1
授業担当教員
池 田 茂 徳
池 田 茂 徳
花 形 満
村 井 壯太郎
木 下 尊 氏
西 村 恵三子
磯 部 真 士
高 杉 昌 希
佐 藤 昭 彦
橋 場 弘 之
橋 場 弘 之
町 村 泰 貴
佐々木 雅 寿
専
○
○
○
○
○
○
○
○
○
実
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
*
単位
2
2
2
2
2
2
2
2
知的財産法C(臨時開講科目 )
1
現代知的財産法A
現代知的財産法B
☆ 現代知的財産法C
☆ 現代知的財産法D
経済法A
経済法B
現代経済法A
現代経済法B
租税法A
☆ 租税法B
企業法務
(部門共通 )
フィールドワーク
(生活関連部門 )
☆ 現代生活民法
環境法
☆ 情報法
地方自治法
労働法A
労働法B
労働法特論
社会保障法A
☆ 社会保障法B
環境法特論
医療訴訟
(共通科目 )
☆ 立法過程論
司法制度論
国際法A
国際法B
国際取引法
☆ 国際人権法
国際私法
国際私法特論(臨時開講科目 )
研究論文
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
験に1回で合格し、高い合格率を示しています。
1
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
4
2
2
授業担当教員
野
田
耕
専
志
○
栗 原 伸 輔
栗 原 伸 輔
吉 川 武
田 村 善 之
田 村 善 之
田 村 善 之
吉 田 広 志
三 村 量 一
鮫 島 正 洋
田 村 善 之
田 村 善 之
○
○
中
中
中
中
増
川
川
川
川
井
寛
寛
寛
寛
良
子
子
子
子
啓
桶
谷
和
人
佐々木 雅 寿
山
下
竜
澤
谷
紀
康
○
○
*
*
*
○
○
○
○
*
○
一
人 見 剛
池 田 悠
池 田 悠
開 本 英 幸
加 藤 智 章
菅
増
○
○
○
実
○
○
生
博
木 下 尊 氏
伊 藤 一 頼
児矢野 マ リ
曽 野 裕 夫
嶋 拓 哉
嶋 拓 哉
佐々木 雅 寿
*
*
*
○
*
○
○
学際プログラム
☆
法実務基礎プログラム
授業科目名
法曹倫理Ⅰ
授業科目名
☆
☆
☆
☆
☆
授業科目名
現代法哲学
現代法社会論
現代法理論
日本法史
西洋法史
ローマ法
法と経済学
英米法
ヨーロッパ法
アジア法
比較法文化論
比較政府間関係論
政策分析
政治過程論
国際公共政策学
合格、
平成27年司法試験では受験者147名のうち42名合格です。
また、飛び級入学者は、修了者(平成22~26年度末修了)計9名のうち7名が司法試
先端・発展プログラム
専
深化プログラム
授業科目名
公法事例問題研究Ⅰ
公法事例問題研究Ⅱ
司法試験合格の喜び
平成28年度の開講科目と担当教員です。
北海道大学法科大学院の過去3年間の司法試験合格実績は、平成25年司法試験
では受験者150名のうち50名合格、平成26年司法試験では受験者161名のうち40名
単位
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
2
授業担当教員
長谷川 晃
尾 﨑 一 郎
郭
舜
田
口
正
専
実
樹
会 沢 恒
山 崎 幹 根
宮 脇 淳
鈴 木 一 人
鈴 木 一 人
☆がついているのは、隔年開講のため平成28年度は開講されていない
科目です。
○は専任教員、*は実務家教員、印がついていないのは兼担教員です。
合格体験記
北大法科大学院・平成26年3月既修者コース修了 最高裁判所司法研修所 69期司法修習生 合格までの経緯
私は、他大学の法学部を卒業した後、北海道大学法科大学院の既
修者コースに入学し、今回二度目の受験で司法試験に合格しました。
入学当初、授業に付いていくのにやっとであった私が二度目とはいえ
合格することができたのは、共に勉強し励ましてくれた友人や、ご指導
いただいた北大の先生方のおかげだと思います。
北大法科大学院の良さ
⑴環境面
北大法科大学院の環境面の良さの一つに、学生全員に固定席と本
棚が与えられることが挙げられます。法科大学院入学後は、授業の
予復習等自習に費やす時間が多くなりますが、その際、席の確保に悩
まされることなく落ち着いて勉強できる環境が整えられていたこと
は、
有り難いことでした。
また、学内に自然があふれているため、勉強に行き詰まったときに
は学内を散歩することでリフレッシュができる点も特色であると思い
ます。特に司法試験直前期の5月初旬は、学内の川辺に花が咲き乱れ
て緑も美しく、文具等を買いに学内の売店へ行くだけでもよい気分転
換となっていました。
⑵学習面
既修者コースの一年次は、具体的な事例を検討し基礎科目の知識
を深化させる授業(深化プログラム)を中心として、自分の興味のあ
る発展的な分野についても幅広く学べるカリキュラムとなっていまし
た。私は、司法試験の選択科目として経済法を選択しましたが、経済
法は講義形式の授業だけでなくゼミ形式の授業もあり、
両者を並行し
て履修することも、また講義を先に履修しその後ゼミで深めることも
できました。カリキュラム設定が比較的柔軟であり、自分の進度や興
味に合わせて組み立てることができる点も良かったと思います。
また講義の内容については、知識や法的思考力を深めるだけでな
く、各科目の先生方がその法律の面白さを再発見できるような授業を
して下さったという印象があります。私にとって、学部時代は単に暗
合格体験記
秋庭真梨子
記をするだけだった科目の中で、法科大学院進学後に初めて面白い
と思えた科目もいくつかありました。
二年次になると、裁判官、検察官、弁護士の先生方の授業を中心と
した実務的な科目が多く提供されます。実務科目に関して、北大は法
曹三者すべての実務家教員がいらっしゃる点、実務家教員との距離
が近い点が特色だと思います。私は、司法修習中の今でも当時のレ
ジュメを見返すことがあり、司法試験合格後も役に立つ授業であった
と思います。
⑶卒業後の勉強環境
卒業後、私は一度目の司法試験では不合格となりました。今から
思えば、司法試験は何か特別な勉強や能力が必要なのではなく、基
礎・基本を押さえ、適切に情報を収集し、皆がやることが当たり前に
できれば合格する試験であったと思います。私は、一年目と二年目
で勉強の方向性は変えていませんが、現役の頃は甘えがあり、地道な
インプットや知識の整理、答案練習から逃げていたところがありまし
た。一度目の試験の結果発表後、私は合格者のアドバイスを受けて
勉強内容を修正し、一年の計画をたて、新たに勉強をスタートさせま
した。北大では、卒業後も司法試験に合格するまでの間は学内の自
習室や図書館、パソコン室等の学内施設を使用することができます。
そのため、私は引き続き大学で勉強し、友人とのゼミでは図書館等を
利用し、
疑問が生じた際には先生方に質問をしていました。どの先生
も、現役の頃と変わらず質問に答えて下さるばかりか、それまで以上
に応援して下さるように感じ、
前に進む原動力となりました。
最後に
私は、北大法科大学院で、能力に優れ内面も素晴らしい友人や熱心
にご指導下さる先生方と出会い、それにより自分自身も少し変わり、
司法試験に合格することができました。
これから入学される皆さんが、法科大学院でそれぞれの目標に向
かい邁進され、
希望の道に進まれることを心から応援しています。
北大法科大学院・平成27年3月既修者コース修了 最高裁判所司法研修所 69期司法修習生 はじめに
私が司法試験に合格できたのは、北大法科大学院に入学したこと
が大きかったです。以下では、北大法科大学院における魅力を自己
の経験を踏まえながら述べたいと思います。
北大LSの良さ
⑴授業やカリキュラムについて
教員の方々は熱心に授業していただけます。授業では事前に示さ
れた予習問題について答えていくことが多いです。そのため、事前の
予習において自身のわからない点を主体的に把握することができま
す。また疑問点については、授業の後や、授業のない時間に丁寧に回
答していただけます。学部と異なり、
少数の学生で行われる授業のた
め、授業中にふと抱いた疑問点について質問することも場合によって
は可能です。授業で示された事例問題などについてレポートを書い
た場合の添削も充実しており、自分の文章に足りない点やより良くする
ための指導を仰ぐこともできます。授業での経験を積むことにより、
私は授業で教員が指摘していた間違えやすいポイントや最新の判例
の動向などを押さえたうえで、司法試験に臨むことができました。
教員には実務家の方も数多く存在し、司法試験の合格のためのみ
ならず、修習期間や法曹三者になった後を意識して指導してくださる
ので、自分が実務家になったときのことを想像しながら授業を受ける
ことができます。もちろん、そうした指導には司法修習中に参照でき
る情報がたくさんあります。
カリキュラムについては基本から応用へと段階的に学ぶことがで
きるようになっています。また、授業をどのように履修していくかにつ
いては自分で自由に判断することができるので、
自身の苦手分野や関
心のある分野なども選択することができます。私は法科大学院の授
業を採る中で、司法試験の選択科目を決めました。そして、司法試験
前の最終学期では授業を1つだけ取るように組み立てて、司法試験に
髙橋広透
集中できるようにしました。
⑵設備や環境について
北大法科大学院では自主ゼミが盛んです。自主ゼミでは、現行司
法試験のみならず旧司法試験の過去問を解いたり、授業の演習問題
について答案練習をしたりすることが多いです。そうしたゼミを行う
場所も法学部棟だけではなく、法学部棟に直結した図書館にも存在
します。私も自主ゼミを組んでおり、仲間と答案を書いて添削しあい
ました。仲間からの指摘は、自身で気付けないところを発見できるな
ど貴重なものでした。この自主ゼミで、答案練習や添削をたくさん受
けたことが合格につながったと思います。
加えて、法科大学院には学生専用の自習室があり、いつでも自分の
席で自習することができます。自習室には書棚も存在し、自習に利用
できる本はロッカーや書棚に保管することができるので、非常に便利
に使うことができます。その自習室においては、仲間の勉強している
姿がとても刺激になるため、お互いに切磋琢磨してモチベーションを
高めあうことができます。この自習室は法科大学院在学中のみなら
ず、司法試験終了後も使うことができ、学生が効果的に利用できるよ
うになっています。自宅では怠けがちな私も、毎日自習室を利用して
いました。
また、北大法科大学院には、ロースクール専用図書室があり、そこで
法律の専門図書を閲覧することができます。そして、法科大学院生は、
データベースによる判例検索や法律専門誌の閲覧をすることができ、
日々の勉強のツールとして大変便利なものです。
おわりに
以上のように、司法試験のみならず、司法修習・実務へとつながる
架け橋となる学習ができるのが北大法科大学院の良いところであり、
非常に恵まれた法科大学院であるといえます。
11
スタッフ紹介
嶋 拓 哉 ● 国際私法、
国際私法特論(臨時開講科目 )
掲載順 氏名/●●法科大学院における担当科目/●専門分野
清
治 ● 民法Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ、債権法改正(臨時開講科目 )
池 田 悠 ● 労働法A・B
池
田
茂
● 弁護士:平成4年弁護士登録。
磯
部
真
士 ● 刑事法事例問題研究Ⅲ、刑事実務演習B
● 弁護士:平成12年検事任官、大阪、秋田、東京、さいたま
各地検勤務、平成18年弁護士登録。弁護士登録後も、裁
判員裁判を含む刑事 事件を民事 事件と共に広く取り扱
う。
上 田 信太郎 ● 刑事訴訟法Ⅰ・Ⅱ、
刑事法事例問題研究Ⅲ
● 刑事訴訟法:近時は刑事証拠法分野のうち補強法則、自
白の信用性の問題を中心に研究を行っている。
木
下
尊
● 刑法:違法論、責任論、文書偽造罪、盗品等関与罪を中心
に研究を行っている。最近では予防法制に重点を置いて
おり、刑事政策的観点からも考察している。
● 弁護士:平成8年弁護士登録。主に、医療過誤事件(患者
側 )、一般民事、企業取引、家事事件(離婚・相続・成年後
見 )、行政事件、破産管財事件、民事再生監督委員等を取
り扱う。
西 村 恵三子 ● 刑事実務演習A
● 検察官:平成12年任官。東京地検、広島地検、金沢地検、
神戸地検、札幌地検、大阪地検で捜査・公判に従事。平成
21年4月法務 総合研究所国際協力部 教官、平成22年4
月から平成24年9月まで、カンボジア王立裁判官検察官
養成校、カンボジア司法省派遣。平成26年4月から札幌
高等検察庁検事。
樹 ● 行政法Ⅰ・Ⅱ、公法事例問題研究Ⅲ
● 行政法学:近年では、特に、公共的な事務・事業の遂行を
民間事業者等に委託する際に締結される行政契約(民間
委託契約 )に焦点を当てた研究を行っている。
栗
原
伸
輔 ● 現代・倒産執行法A・B
● 民事訴訟法:倒産手続を主に研究しています。支払不能
概念の意義、再建計画の実体的要件について特に関心を
持っています。
橋
場
弘
之 ● ローヤリング=クリニックA・B
● 弁護士:平成4年弁護士登録。一般民事家事事件のほか、
破産管財人・民事再生監督委員・会社更生管財人常置代
理人・成年後見人・相続財産管理人の業務を多く担当し、
医療事件とADR
(リーガルコミュニケーション論 )をラ
イフワークとして取り組んでいる。週末はランと野球で
汗を流し楽しんでいます。
佐々木 雅 寿 ● 公法事例問題研究Ⅰ、エクスターンシップ、フィールドワーク、研究論文
● 憲法:対話的違憲審査の理論、カナダ憲法、人権の実効
的救済方法など。
城
下
裕
二 ● 刑法Ⅰ、
刑事法事例問題研究Ⅰ
● 刑法:責任論・未遂犯論・罪数論・量刑論を中心に研究
を行っている。最近では、医事刑法、特に終末期医療およ
び臓器移植をめぐる諸問題についても検討している。
12
曽
野
裕
村 井 壯太郎 ● 民事実務演習A
● 裁判官:平成17年に任官後、横浜地裁、那覇家・地裁沖
縄支部、東京家裁、最高裁家庭局、東京地裁に勤務し、民
事事件(人事訴訟事件含む。)、刑事事件、家事事件、少年
事件などを担当。
夫 ● 民事法事例問題研究Ⅱ、
国際取引法
● 民法:契約法・国際商取引法を私的秩序形成における法
の役割という視点から研究している。
田
村
善
川
寛
子 ● 経済法A・B、現代経済法A・B
● 経済法(独占禁止法、競争法 )
:価格設定を手段とした排
他的行為。要証事実。政府規制と独禁法。
西
村
裕
田
耕
一 ● 公法事例問題研究Ⅲ
志 ● 商法Ⅱ、現代企業法Ⅰ
● 商法:主に会社法と金融商品取引法。企業情報開示制度、
コーポレート・ガバナンス、証券取引規制。
藤
原
正
兼担教員
● 民事訴訟法、
民事執行法など
哲
田
雅
樹 ● 西洋法史
● 法 史学:中世 後 期ドイツの国制史・法 史、具体的には帝
国と領邦の相関関係、国王裁判権の機能、都市の刑事司
法、学識法曹の活動など。
常
高
杉
昌
希 ● 刑事実務演習C
● 裁判官:平成13年10月に任官。千葉地家裁、
旭川地家裁、
最高裁事務総局刑事局、東京地裁、大阪地家裁堺支部を
経て、平成26年4月より札幌地裁で勤務。
本
照
生 ● 商法Ⅲ、
商事法事例問題研究Ⅰ
伊
藤
一
● 弁護士:平成19年弁護士登録。
瀧
尾
﨑
一
郎 ● 現代法社会論
● 法社会学:日本の都市の共同体における公共性と法との
関わりについての研究。
舜 ● 現代法理論
郭
● 法制度論:地 球 規模の法と正義が主要な研究課題。国
際法・国内法にまたがるグローバルな法の構造の解明、
および世界正義の追求における法の役割についての規範
的基礎づけなどに取り組んでいる。
加
藤
智
林 誠 司 ● 民事法事例問題研究Ⅰ
● 民法:不法行為法。特にドイツ法を参考として、不法行為
法の要件・効果に関する基礎理論とその現代的展開に関
心を持って研究しています。
町
村
泰
貴 ● 法情報学、民事法事例問題研究Ⅳ
● 民事手続法、サイバー法を専門とし、フランス法を比較研
究の対象としている。
● 行政学:国・地方自治体の政策過程の研究を基本に、公
的プロジェクト形成と行政マネジメントを実践・理論両
面から検証し、
政策創造に取り組んでいます。
山
崎
幹
● 弁護士:平成18年3月の北大ロースクールを首席で卒業
(第1期生 )。在学中に司法試 験合格。平成19年に弁護
士登録。現在、企業法務、一般民事事件を中心に業務を
行う。
土
屋
俊
介 ● 既修者ゼミ(民事 )
● 弁護士:平成17年に弁護士登録。東京の渉外事務所に
て勤務した後、平成19年4月に札幌弁護士会に登録換え
を行い、現在は企業法務に加えて民事・刑事等の個人事
件をひろく取り扱っています。
綱
森
史
泰 ● 民事法基礎ゼミ
● 弁 護 士:平成16年 弁 護 士 登 録。平成26年北 海 道 大 学
大学院法学研究科法学政治学専攻修士課程修了。取扱
分野は民事事件一般。
縄 野 歩 ● 既修者ゼミ(民事 )
● 弁護士:平成10年北海道 庁に入 庁。道職員時代には政
策研究大学院大学を修了し、修士号(政策研究 )を取得。
公務員経験を経て、北大法科大学院に進学し、平成23年
に弁護士登録。
花 形 満 ● 法曹倫理Ⅱ
● 弁護士:弁護士(平成5年弁護士登録 )として、民事・企
業法務・刑事等さまざまな事件を扱っていますが、医療
過誤事件(患者側 )にやりがいを感じています。
根 ● 比較政府間関係論
● 北海道や沖縄を中心とした戦後日本の国土開発政 策を
研究してきました。近年はイギリスのスコットランドの動
向を考察するとともに、現代日本の地方自治制度(改革 )
を比較研究の観点から検討しています。
山
下
竜
一 ● 環境法
吉
田
広
志 ● 知的財産法C(臨時開講科目 )
開
本
英
幸 ● 労働法特論
増
谷
康
博 ● 医療訴訟
皆
川
洋
美 ● 既修者ゼミ(民事 )
● 弁護士:平成11年弁護士登録。
● 弁護士:平成10年弁護士登録
● 行政法:環境行政法、
行政裁量論。
● 弁護士:平成19年北大法学部卒業、平成22年北大法科
大学院修了、旭川での司法 修習を経て平成23年弁護士
登 録(札 幌 弁 護士 会 )。労 働問題(過 労死・ブラック企
業関連 )と家事関連問題を多く扱っています。
● 特許法を中心として、わが国の知的財産法制のあり方を
研究しています。メーカーでの勤務経験や、弁理士として
の経験を生かした「ユニークな研究 」を目指しています。
田
賢
春
裕
嗣 ● 民事法基礎ゼミ
● 弁護士:平成14年北大法学部卒業、平成16年北大大学
院法学研究科修了、
平成17年弁護士登録。
章 ● 社会保障法A
香 ● 現代家族法
● 民法:人格権に関わる諸問題
児矢野 マ リ ● 国際法B
● 国際法、国際環境法、国際漁業法、国際法の執行過程論
太 ● 既修者ゼミ(民事 )
三
村
量
一 ● 知的財産法C(臨時開講科目 )
● 弁護士:昭和52年東大法学部卒業、同年司法修習生、同
54年裁判官任官。最高裁民事局付、旭川地家裁判事補、
最高裁調査官、東京地裁判事部総括(知的財産部 )、知財
高裁判事、
東京高裁判事等を歴任。平成21年弁護士登録
(第一東京弁護士会 )。主たる取扱分野は知的財産事件
一般。同分野の著書論文は多数。
● 弁護士:2010年3月に北大LS修了(4期未修 )。2011
年12月に弁護士登録。労働者側の労働事件や、離婚事件
(とりわけDV被害者側 )を比較的多く取扱っています。
伊
藤
絢
子 ● 民事法基礎ゼミ
● 弁護士:平成21年弁護士登録。民事事件、家事事件、刑
事事件全般に渡る種々の事件を取り扱っています。
桶
谷
和
人 ● 企業法務
● 公認会計士・弁護士:企業法務及び倒産事件を中心に税
務訴訟や知的財産権も取り扱う。
後
藤
雄
佐
藤
昭
島
正
洋 ● 知的財産法C(臨時開講科目 )
● 藤倉電線株式会社(現:株式会社フジクラ)在職中の1991年に弁理
士試験合格、日本アイ・ビー・エム株式会社入社後、司法試験に合格し、
1999年に弁護士登録。現在は、内田・鮫島法律事務所の代表弁護士
として、物づくり企業向けの知的財産権法を中心とした技術法務、IT関
連企業向けのビジネス法務、知財経営に関するコンサルティングに携
わっている。直木賞受賞作品でTVドラマ化もされた「下町ロケット」
に登場する神谷弁護士のモデルとしても著名である。
菅
澤
紀
田
幸
司 ● 民事法基礎ゼミ
● 弁護士:平成22年弁護士登録。
吉 川 武 ● 現代倒産・執行法C
● 弁護士:昭和62年弁護士登録。企業法務及び倒産事件
を中心に民事事件を取り扱っています。
吉
田
悟
志 ● 民事法基礎ゼミ
● 弁護士:平成20年弁護士登録。企業や個人からの依頼
を受け、民事事件を中心に業務を行っています。
彦 ● 公法実務演習(臨時開講科目 )
● 平成13年弁護士登録。行政事件をはじめ、一般民事、刑
事、家事、破産(申立、管財 )事件等広く事件を取り扱って
います。
鮫
山
則 ● 民事法基礎ゼミ
● 弁護士:平成19年弁護士登録。平成22年9月に独立し、
現在は民事・家事事件を中心に取り扱っています。
● 商法:企業結合。会社財産と債権者の関係。倒産と企業
再編。金融取引及び金融規制
明
良 ● 既修者ゼミ(民事 )
宮 脇 淳 ● 政策分析
川 村 力 ● 商法Ⅰ、商事法事例問題研究Ⅱ
橋
啓
● 法思考論、法概念論、正義論、<法のクレオール>論など
に関心を持ち、最近はこれらの相互連関の上でさらに法
伝統論にも興味が湧いている。
● 社会保障法:社会保険における強制加入、保険者・被保
険者関係、財源論など、社会保険の総論的検討を行いた
いと考えています。
櫛
澤
樹 ● 憲法Ⅰ・Ⅱ
長谷川 晃 ● 現代法哲学
頼 ● 国際法A
● 現代の国際社会における法の役割について幅広く研究し
ています。特に、国際貿易と国際投資に関する国際法を
専門としています。
宏 ● 公法事例問題研究Ⅱ
● 行政法:警察法を素材としながら行政法理論全般の研究
を行っている。
髙 野 俊太郎 ● 刑事法基礎ゼミ
● 憲法:違憲審査制、アメリカ憲法、先住民族の権利、国際
人権など。
池
● 比較法・英米法:懲罰的賠償と不法行為改革。連邦制。
アメリカ型法思考と「政策 」。ニューヨーク州弁護士。
● 商法:企業取引に関する法規制、企業組織に関する法規
制。保険契約法。
米
正
会 沢 恒 ● 比較法文化論
山 木 戸 勇 一 郎 ● 民事訴訟法Ⅰ・Ⅱ
本
一 ● 既修者ゼミ(民事 )
実 務 家 教 員
研 究 者 教 員
則 ● 民事法事例問題研究Ⅲ
● 民法:不当利得法、担保法、家族法、特にドイツの相続に
関する予防法学を中心とした相続法。
山
圭
● 弁護士:平成18年北大法学部卒業。平成21年北大法科
大学院(3年課程 )修了。平成22年弁護士登録。
三
● 憲法:日本憲法学説史。
野
口
之 ● 知的財産法A・B・C(臨時開講科目 )、現代知的財産法A・B
● 知的財産法:知的財産法全般にわたる体系の構築と裁判
例の研究。
中
人 ● 政治過程論、国際公共政策学
氏 ● 民事実務演習B、司法制度論
小名木 明 宏 ● 刑法Ⅱ、
刑事法事例問題研究Ⅱ
太
一
徳 ● 法曹倫理Ⅰ・Ⅱ
● 労働法:労働契約関係をめぐる個別的・集団的な規律、
労働法と他の法分野との交錯領域。
本
木
実 務 家 教 員
● 民法:契約法の基礎理論とその現代的展開を研究してき
たが、最近は消費者法にも関心を持っている。
岸
鈴
田
研 究 者 教 員
田
見
● 政治学:国際政治経済学、ヨーロッパ研究、科学技術政
策、宇宙政策、原子力安全規制の研究、2013-15年国連
安保理イラン制裁専門家パネルメンバー
専任教員
池
鷲
● 国際私 法:準 拠 法および国際 民事 手続法に関する研究
全般。
生 ● 環境法特論
● 弁護士:札弁公害対策委員会委員、日弁連公害対策委員
会委員。2004年アメリカ留学、
ルイス・アンド・クラーク・
ロースクール環境法LLM修了。
渡 邉 宙 ● 刑事法基礎ゼミ
● 弁護士:平成15年弁護士登録。
非 常 勤 教 員
人 見 剛 ● 地方自治法
● 行政法:特に行政行為論と日独行政法学史及び
地方自治法
増
井
良
啓 ● 租税法A
● 経済取引に際して課税がどうなるか、また、どういう課税
ルールにすることが望ましいかを研究しています。
13
入学者の選抜
北大法科大学院では、法学未修者を対象とする3年課程と法学既修者を対象
とする2年課程のそれぞれに応じた選考方法をとっており、社会人や非法学部
出身者などの多様な入学者を確保します。また、入学試験(第2次選抜試験 )
については、札幌試験場の他、東京試験場も用意し、北海道外の方の受験に
配慮します。
※1:出願資格審査とは、
大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められるかどうかの審査をいう。
※2:
「飛び級 」入学のための資格審査とは、大学に3年以上在学し所定の単位を優秀な成績で修得したものと認められるか
どうかの審査をいう。
※3 :追加合格とは別に第2次募集を行うことがある。
9/15木〜23金
出願資格審査※1※2
「飛び級 」入学を含む
受理期間
10/7金〜14金
10/28金
11/19土・20日
出願期間
第1次選抜
合格発表
第2次選抜試験
(札幌試験場・東京試験場 )
法律科目
試 験
小論文
試 験
14
概 要
まず、日弁連法務研究財団が実施する法科大学院全国
統一適性試験の成績を中心に、学部の成績等も加味して、
第1段階の選 抜を行います(第1次 選 抜 )。なお、適性試
験の得点が最低 基準点に満たない者は不合格とします。
最低基準点は、適性試験の総受験者の下位から15%を目
安として設定し、8月下旬に北海道大学法科大学院ホーム
ページで公表します。そして、その合格者に対して本学独
自の試験を課し、最終合格者を決定します(第2次選抜 )。
また、平成20年度からいわゆる「飛び級 」入学も認めら
れるようになりました。
第2次選抜の選考方法
2年課程へ の入学を希望される方(法学既 修者 )には
法律科目試験を課し、その結果によって最終合格者を決定
します。試験科目は、憲法・民法・刑法・民事訴訟法・刑
事訴訟法・商法・行政法の7科目中のすべてが必修です。
また、民事法系(民法・商法・民事訴訟法 )、
公法系(憲法・
行政法 )、刑事法系(刑法・刑事訴訟法 )の、それぞれの系
ごとの各科目の合計点において、最低ラインに達していな
い系が1つでもあると、それだけで不合格となります。最
低ラインは各系ごとの各科目の満点の合計点の20%です。
3年課程へ の入学を希望される方(法学未 修者 )には
小論文試験を課し、適性試験・小論文試験・学修評価の
結果により最終合格者を決定します。
2年課程と3年課程は併願することができます。
1/19木〜20金
最終合格発表
入学手続期間
追加合格
▶
入 学
※3
2年課程
50
名︶
3年課程
1/10火〜13金
最終合格者︵
第1次選抜合格者
適性
試験
2年課程
12/16金
3年課程
15
成績優秀者特別免除制度
北大 法科大学院には入学試 験の成 績のみに基づく入学料
および授業料(初年度分)の免除制度があります。これが
成績優秀者特別免除制度です。適用を受ける者の枠は5名
とし、
同一の方について入学料と授業料の双方を免除します。
なお、経 済 状 況 及び学 業 成 績に基づく通常の免除 制 度も
試験場
東京試験場
別途存在します。
平成28年度最終合格者(57名 )の内訳
● 出身校(4名以上 )
北海道大学
中 央 大 学
27名 (うち法学部27名 )
4名
学
部
他
学
部
社
会
人
(社 会 人 経 験1年以 上 )
[最 終 合 格 者 の 内 数 ]
52名 (91.2%)
5名
東京工業大学大岡山キャンパス
東京都目黒区大岡山2丁目12番1号
(8.8%)
7名 (12.3%)
札幌試験場
北海道大学大学院法学研究科
法学部
札幌市北区北9条西7丁目
(裏表紙参照)
JR中央線
東急東横線 渋谷
自由が丘
東京メトロ
半蔵門線
田園調布
大岡山
JR横浜線
東海道新幹線
東急大井町線
大井町
JR京浜東北線
横浜
京浜急行線
京急蒲田
羽田空港
東京モノレール
総武成田線
(成田エクスプレス)
目黒
品川
菊名
水天宮前
東京
東急目黒線
新横浜
成田空港
上野
新宿
東工大大岡山
キャンパス
東急大井町線・目黒線「大岡山」駅
下車(正面口)徒歩1分
● 出身学部等
法
東京試験場
京成本線
JR山手線
浜松町
至高等教育推進機構
医学部
保健学科
スラブ・ユーラシア
研究センター
環境科学院
テレメールによる学生募集要項の請求方法
KWWSWHOHPDLOMS にアクセスし、ガイダンスに従ってご請求ください。
資料は2∼3日後に届きます
(発送開始前の請求を除く。
)
。
資料請求番号
750000(180円後納/随時発送)
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