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地域リハビリテーションとして被災地支援活動 その2

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地域リハビリテーションとして被災地支援活動 その2
10
南昌だより
医療法人社団 帰厚堂・社会福祉法人 敬愛会 合同広報誌
2012
No.
2012年10月1日発行
悠和荘 本誌 P7
敬愛荘 本誌 P6
志和荘 本誌 P4
恒和荘 本誌 P8
若園荘地鎮祭 本誌 P11
敬寿荘 本誌 P5
医療法人社団 帰厚堂
【基本理念】
「愛と誠の精神」
私たちは、
すべての人に感謝の気持ちをもって
奉仕いたします
また、
信頼される医療を提供するために
全ての専門職種による
チーム医療に万全を期します
10
Contents
2012
No.
南昌病院 本誌 P9
社会福祉法人 敬愛会
【基本理念】
「地域と共に生き 地域とともに歩む」
私たちは、
すべての人に感謝の気持ちをもって
奉仕いたします
また、
信頼される介護サービスを提供するために
全ての専門職種による
チームケアに万全を期し
その人らしい生活が継続できるよう
支援します
■ 2P ………… 幣掛の滝/スタッフ紹介
■ 10P・……… 被災地支援活動 No.2
■ 3P ………… 職場紹介
■ 11P・……… 若園荘地鎮祭
■ 4P∼9P…… 各施設から
■ 12P・……… お知らせ
医療法人社団 帰厚堂
http://www.kikodo.or.jp/
社会福祉法人 敬愛会
http://www.shiwasou.jp/
幣掛の滝
南昌病院リハビリテーションセンター長 兼 整形外科部長 本 田 恵
拾何年前のことだろうか?まだ自
ラッセルしながら歩いた。結局、登
分が猟をしていた頃、幣掛けの滝に
ることは出来ずに下山したが、3時
来たことがある。その頃は南昌病院
間も歩いて辿った道のりが、そのま
がどこにあるかも知らなかった。猟
ま見ることが出来た。
たが、御幣と魚と猟師の三すくみで
仲間の奈良先生と盛岡から西部開
翌年の秋となり、猟にはまだ早い
あったのかと合点した。
拓道路を花巻方面に向かった。途
ので犬の散歩がてらマツタケを探し
中は雪が降り積もっていたが、道路
に行った。赤林山のトンネル
を右折すると南昌病院があった。そ
の上でマツタケを探したが、
の先をさらに行くと道路から少し下
私には見つからなかった。後
がったところに車を置いた。雪を踏
日、奈良先生が、釜を振り回
みしめながら小さな橋を渡ると滝の
していたらマツタケの上半分
音がして、幣掛の滝を初めて見た。
が引っかかったと、斜めに切
残念ながら鳥も兎も何もいなかっ
れたマツタケを出して見せて
た。昔、猟師が御幣を掛けてから山
くれた。本当かしらん?
に入ったとのことであった。滝は結
春、南昌病院に来てから
構凍り付いていてその景色も見事な
の夕方、懐かしいので幣掛
ものであった。そこから獲物を求め
けの滝に行ってみた。ある人
東根山へ向かい、平野部でキジを見
が釣りをしていた。釣っては
つけたが家の周辺で禁猟区であっ
放し、釣っては放し結構この
たので見送るまでであった。そこか
川には魚がいることに気が
ら山腹をめざして、胸まである雪を
ついた。しばらくの間見てい
スタッフ紹介 笑顔を引き出し
親しみのある施設に!!
小規模多機能型居宅介護事
業所恒和荘、介護 福祉士の佐
藤桂子と申します。
私が小規模多機能という施設
があると知ったキッカケは、親戚
のおばあちゃんが入所した施設
を見学に行ったときでした。その
とき利用者一人一人が自分の時
間を好きに使い、ゆっくりとした
時間を過ごしていることにとて
も興味を持ちました。
まだ小規 模多機能とはどん
なところか分からない方も多い
と思います。小規模多機能は在
2
南昌だより No.10 2012年10月
宅支援です。利用者が住み慣れ
た地域で生活をすることに欠か
せないのが、家族の協力と地域
との関わりです。「施設で暮ら
す」のではなく、利用者はデイ・
ショート・訪問の3つを自分やそ
の家族に合った組み合わせで
サービスを利用されます。利用
者の中には訪問のみの方もいれ
ば、デイとショートを組み合わせ
て利用や急きょ家族の都合など
で利用したいという要望にも対
応しています。
デイでは主に自分がやりたい
こと、例 え
ば裁縫だっ
たり塗り絵
だったり、
寝ている方
もいればテレビを見ている方も
います。女性の方は食事作りや
後片付けを率先して手伝ってく
ださいます。訪問では家事全般
のほか、買い物の付き添いやド
ライブ、一緒にお茶をしに行っ
たりします。利用者が在宅と施
設サービスをうまく使い、自分が
したいことを私達が支援しなが
職場紹介
いつも笑顔を心がけ・他部署と連携
=南昌病院 事務局=
震災以降、節電のせいで少し
薄暗くなっている南昌病院1階
のホール…その右側に事務室が
あります。中では事務局長を筆
頭に15人の職員が、日々様々な
業務を行っています。
病院には数多くの部署がある
ため、単に“事務職”といえども
他部 署との 連 携が 非常に重 要
後問わず、入院会計の受領
はもちろんのこと、月はじめ
には診療報酬の請求業務、
入院の処方箋や委員会の資
料、各種請求書の作成、関連施
設の入 所 者のお薬代の計算 な
ど、窓口にいらっしゃる方の応
ていることもあり、より密なコ
対の 傍らでいろいろな作 業も
行っています。そして、17時30
分…当直の職員に申し送りをし
て1日の業務が終わります。
(窓
口のカーテンは閉まりますが、
ミュニケーションが必要です。
そして、何より大切なこと、それ
は窓口を利用される方々の応対
当直者が居りますので、ご用の
ある方はカウンターの呼出しボ
タンを押してご用をお申し付け
です。今回は窓口業務について
ほんの少し、お話します。
私たちの1日は8時30分の医
事課ミーティングに始まり、午
前中は外来診療に関することや
当日退院分の請求書作成、入院
ください。)
このような日常業務もさるこ
とながら、日々学ばなければな
らない 状 況に置 かれることも
多 いで す。例 え ば
医療費などを計算
する際の根拠とな
となります。なかでも窓口を担
当する医事課は請求業務を行っ
される方の受付がメインとなり
ます。12時から13時は当番がひ
とり、窓口に残ります。この間
もご遠慮なく声をおかけくださ
い。午後は入院に関する業務な
どを行います。
(当院には介護
療養型病棟を含め、180の病床
があります。)そのほか午前午
ら、その人がその人らしく住み慣
れた地域で生活できるよう、家
族や地域と協力し、共に支え合
いながら生活をしていく支援を
しています。
帰厚堂で働かせていただき
今年で10年目になりますが、私
は自分にはどういう介護の仕事
来客の方と受診の方の窓口の区
別がなく、また会計の窓口も一
緒になっているため、みなさん
をお待たせしたり、ご不便やご
迷惑をおかけしてしまうことも
あったかと思います。10月から
は新しい職員も加わりましたの
で、今後はいつも笑顔で皆さん
をお迎えできるような環境を作
り、来院される皆さんに気持ち
よく利用していただけるよう、
日々の業務に励みたいと思いま
す。どうぞこれからも、よろしく
お願いします。
医事課 窓口担当
村川永見子
る診療報酬の点数
は2年に1度、介護
報酬は3年に1度の
改 定が行われるた
め 、落 ち 着く暇 が
ありません。
当院の窓口は、
グループホームやデイサービスな
ど様々あります。小規模多機能
は利用者を迎えに行くことから
始まり、そこで家族との会話が生
まれ、その人の生活の変化に対
応し関わっていく。毎日が臨機
応変で忙しい日々ですが、利用
が合っているのか分からなくな
るときがありました。一概に介護
者とたくさん関わることが出来、
一人一人を深く知ることでその人
にはどういう支援をしていけば
の仕事といっても老健や特養、
いいのか、私自身まだまだ未熟
で学ぶことがたくさんあります
が、今までの経験とはまた違う、
その家族や地域との関わりも含
めて介護の仕事に今はとても充
実しています。これからも利用者
の笑顔をたくさん引き出せるよ
う、また、利用者だけでなく地域
の方々との関わりも大切にしてい
き、恒和荘をもっと地域密着で
親しみのある施設にしていきた
いと思います。
3
各 施設から
志和荘
◆流しそうめん
7月20日に3階地域交流センターにて、毎年恒例の「流しそうめん」を行ないました。岩
手県産小麦を使用した色とりどりのそうめんに、みんなで「きれい!!」と大感激。美味し
く、楽しくいただきました。毎年、カラフルにバージョンアップしている流しそうめんの竹
筒セットは、
(株)メフォスの協力です。暑い夏に、少し涼しさを感じた1日でした。
◆夏祭り
8月3日に夏祭りが開催されました。18時30分の比
較的涼しい時間帯で行ないました。さんさ踊りは南昌
育成会の可愛い子供達と職員、それに入居者の方々
やご家族も加わり盛大に行なわれました。唄を口ず
さむ方もいました。
冷たいアイスとスイカで喉を潤した後は、花火大会を行ないました。揃いのハッピを着た男衆が上げる花火を見て
「わぁ∼凄い!」
「たまや∼」など歓声を上げていました。ゆく夏を惜しみながら、楽しんでいました。
◆地域交流行事 ∼南昌地区子ども会の皆様と∼ 8月7日、志和荘3階地域交流センターにて
南昌行政区の皆様と「パン作り体験・車イス
掃除体験」を行いました。
当日は志和荘の入居者様方と共にパンをこ
ねて形作り、焼きあがったパンを皆さんで食
べていただきました。また、車椅子の清掃も
行なっていただき、入居者様もとても喜んでいました。参加された皆様ありがとうございました。
◆敬老会
9月8日、敬老会が開催されました。式典では、100歳以上の長寿の方や米寿の方の
表彰が行なわれました。川村光朗矢巾町長より「今のこの素晴らしい時代を築いたの
は、皆さんのお陰です。長生きをして下さい」とのお言葉をいただきました。
漆原栄美子さんと矢巾民謡保存会による歌と踊りも披露されました。日本
一の歌声に酔いしれました。
「みんな素晴らしかったが、特に子供たちの踊
りや歌に感動した」と話されている方がいました。
式典の後は各ユニットで会食を行ない、豪華なお弁当をいただきました。
5月に入居し、初めて参加されたご家族の方は「母が、元気な時は矢巾町
の敬老会に参加していたが、体調を崩してからは参加していなかった。志和
荘でこのような敬老会に参加できて嬉しい。」と話していました。
お知 らせ
コーナ ー
4
南昌だより No.10 2012年10月
ボランティアさんありがとう
●田村千佳子様(生け花サークル講師)
●さくらの船の会様
●JAにじの会様
●岩手女子高校 看護2名
敬寿荘
ふれあい広場
9月8日、矢巾町の催しに出掛けました。
町内の園児の踊りや、老人クラブの出し物
があり、楽しみました。特に、カラオケ大会
では、手拍子をしたり口ずさんだりと、聞き
ほれていました。
敬寿荘敬老会
9月14日は、荘内の敬老会でした。敬寿
荘から、ささやかながらプレゼントが贈られ
ました。いつもお世話になっている、
“ハー
モニカおじさん”こと、曽根さんの演奏後、
皆で記念撮影です。
矢巾町敬老会
9月16日、矢巾町民総合体育館にて矢巾
町敬老会が開催され、ホームから5名の方
が出席し、米寿者2名が川村町長より記念
品をいただきました。「前列の席で緊張し
たよ。」とは言いながらも、地域の方々に声
を掛けられ、懐かしく笑顔であいさつして
いました。
敬愛会デイサービスセンター
デイサービスセンターお達者通信♪
7月行事 リフレッシュドライブ
昨年に続き今年も皆様のご要望に応え、紫波農園へ
出かけてきました。もちろんお目当ては冷たく美味し
いソフトクリームです。紫波町特産の洋ナシやブルーベ
リーのソフトクリームはとても美味しかったです。夏の
暑さを忘れさせてくれたリフレッシュドライブ。来年も
また皆様と一緒に行きたいですね。
9月行事 敬老週間
みちのく芸能会様
新舞踊 扇趣の会様
矢巾町の
新名所
誕生!!
一週間通して開催されるデイサービスの敬老週間。
今年度は日替わりでお客様をお迎えして、皆様に楽しん
で いた だきました 。バラエ
ティーに富んだ 演目に飽き
ることなく敬老 会にご 参加
いただけたと思います。ご協
力いただいた皆様誠に有難
中田桂敏様 民謡ショー
うございました。
木村様 オカリナショー
パープルウェーブコーラス
いつも利用者の皆様の送迎のお手伝いをしていただいている大森さ
んと高橋さんが煙山環境保全会として、煙山地区にひまわり畑を作ら
れました。地域の景観改善のために取り組み、見事に花開いた大輪のひ
まわりが訪れる人たちの心を癒してくれました。新聞にも紹介された素
晴らしい出来栄えです。今年見逃した方は、ぜひ来年ご覧下さい。
5
各施設から
敬愛荘
不来方高校音楽部の皆さん 今年もありがとう
2012/07/27 初演奏「海嘯(つなみ)鎮魂の詩」
東日本大震災まで宮古市田老に住んでいた津波の語り部田畑ヨシさんが作詩して、ヨシさんと震災以前か
ら交流のあったバンド・サスライメイカーが作曲した鎮魂の詩を被災地への思いを込めて涙を浮かべながら
も復興への祈りを込めて、ヨシさんが見守る中歌い上げてくれました。
最後にはメディアの方々も利用者と一緒に「ふるさと」の曲を歌い、会場が一つになり鎮魂と復興そして感
動のコンサートとなりました。
さあ、一緒に
歌いましょう∼♪
つなみの紙芝居
南部藩のお城、不来方城の名
から不来方高校となりました。
矢巾町夏まつりへ参加 南昌病院グループ
「岩手中央農業組合長賞」受賞
7月28日 初代ミスさんさ 佐々木秀子さ
んには、今年も私たち帰厚堂・敬愛会職員と
一緒に友情出演して頂きました。矢巾の町そし
て夏まつりが大好きになったそうです。
8月誕生会 初代ミスさんさ 佐々木秀子さんと福呼踊り
「サンサ∼サンサ∼」
8月22日 4名の利用者の方が誕生日を迎えられて花束が贈呈されました。今年も佐々木秀子さんに素敵なさん
さ踊りを披露して頂き、利用者の方々は、職員も一緒に踊るさんさ踊りに合わせて、唄を口ずさみ手拍子を取って、
さんさ踊りを楽しんでいました。
通所リハビリ(デイケア)
午後の時間は作業活動、
レクリエーション活動、
転倒防止体操を行っています。
7月12日は、
矢巾中央幼稚園児が利用
者と歌や踊りの交流を行ないました。
可愛い園児たちとのふれあいで普段は見たこともないような最高の笑顔と笑い声が
あふれていました。
7月19日には大里さんが手品や腹話術を披露してくれました。
またの来荘を楽しみにしております。
6
南昌だより No.10 2012年10月
悠和荘
夕涼み会
7月の終わりに夕涼み会が行われました。雫石南部よしゃれの皆さんも加わり楽し
く過ごしました。恒例のスイカ割りでは入居者も、家族も、よしゃれの皆さんも、職員
も皆でバッカン!です。
なごやかな時間の最後は、花火です。とても暑い今年の夏を花火で見送りたい。
そう願わずにはいられないそんな夏のひと時でした。
くれました。かわいらしい踊りと歌をプレゼ
煙山保育園 元気いっぱいの煙山保育園のお友達が来て
ントしてくれました。子供の声は不思議と元気をもらえますね。そして、大きな絵もいただき
のお友達 ました。
9月8日敬老会が行われました。おしゃれして皆さんでお
祝!敬老会 祝いです。華を添えてくれたのは、民謡の中田桂敏さんで
す。
「祖父母の背中を見て育ちました。」のお話に皆さん感
激でした。
今年米寿を迎えたお二人には矢巾町よりお祝品をいた
だきました。悠和荘最高齢96歳!90歳以上は6人います。皆
さん益々元気です。
秋の気配を
探しに
秋祭りがスタートした
9月の初め。
少しは秋の気配を感
じることができるでしょ
うか。ちょっと出かけて
みましたが、まだまだ暑
かったようです。
7
各施設から
恒和荘
第3回 恒和荘 夏祭り
今年の夏祭りは東新庄一丁目の町内会との合同開催で、女性部には出店を、青年部には会場設営をお手伝いして頂き
ました。カラオケ・スイカ割り・ジャンボ輪投げ・さんさ踊りなどのイベントや、出店ではかき氷、すいとん、ウィンナー、お
好み焼きなど盛りだくさんで大盛況でした。ご来場頂きました多くの皆様、酷暑の中、ご協力ありがとうございました。
町内会の女性部のみなさん、前日か
ら屋台の準備に大わらわでした。
恒例のスイカ割り
夏祭りになくてはならないジャンボ輪投げ☆
子供達は今年も大喜びでチャレンジしました。
親
子
で
マ
ジ
お ッ
見ク
事シ
やっぱり夏祭りのトリは、 で ョ
『花垣会・新庄さんさ』で し ー
!
!
た!
しめさせていただきました。
(
^
^
)
v
もちろん職員も
一緒に踊りました!!!
ア看
で護
来学
て生
くさ
れん
まも
しボ
たラ
!
!ン
テ
ィ
★お子ちゃま ボランティア★
8
南昌だより No.10 2012年10月
今年から登場の、ストラックアウト。
これも手作りです☆
東日本 大 震 災を忘れないため
に、会場に募金箱を置きました。
13,250 円集まり、日本赤十字
に寄付しました。
外部評価で確認した事業所の優れている点、工夫点(評価機関記入)より
小規模多機能型の特徴を活かし、地域の中でその人らしく暮らし続けられる
ように、利用者の状況を把握し、利用者の生き方と同時に家族の生き方を大切
にする支援を目指している。平成22年の開設以来、理念「地域と共に歩み、共に
寄り添い」を掘り下げて考えることをテーマに、町内会と合同の夏祭りや地域住
民の協力を得ての避難訓練、奉仕活動、福祉講座の開催のほか、利用者宅の近
隣者との繋がり支援等々、着実な歩みを重ねてきている。また事業所が設置した
「恒和荘地域交流掲示板」では、月例「お茶の会」への案内や諸行事のお知らせ
など、開かれた事業所のサービス運営に住民の理解と惜しみない協力が深まっ
てきている。一方、職員は利用者に対し人生の先輩として敬意を持って接し、寄
り添い、支えあいながら、笑顔と安らぎのある楽しい時間を過ごしている。
南昌病院
甘くて美味しい!
! 笑顔のレクリエーション
=介護病棟スイカ割り= 介護病棟 高橋美晴
8月は、入院患者の皆さんに夏の
食べた感想を聞くと「甘くておい
雰囲気を味わっていただくため、ス
しい!」と言う声が皆さんから上が
してくださった患者の皆さんありが
イカ割りを企画しました。当日は、介
り、とてもいい笑顔でレクリエーショ
とうございました。
護病棟の食堂に集まり一人ひとり一
ンを行いました。
生懸命スイカ割りに挑戦し、スイカ
これからも患者さんに少しでも楽
が割れた時には大きな歓声が上が
しいと思っていただけるレクリエー
りました。割ったスイカは、皆でいた
ションを行い、入院生活の中の息抜
だきました。
きになれば良いと思いました。参加
分解・メンテナンス・組立て
=車椅子点検ボランティア―盛岡工業高校=
H24年7月19日、盛岡工業高等学
ての試みで、車椅子を分解してメン
校機械科の3年生の生徒4名と先生
テナンスをし、組み立てるまでの一
が来院され 、回復期リハビリテー
連の工程を患者の皆さんと共に見る
ション病棟食堂ホールで車椅子の
ことが出来とても感動しました。
安全点検を行っていただきました。
患者の皆さんも「ほんとにご苦労
車 椅子本体の修理、タイヤの空
様」などと、高校生に声をかけるな
気入れや入院患者とのふれあいな
どとても良い雰囲気でした。
どを行ないました。
暑い中、来院していただき、あり
高校生による車椅子点検は初め
がとうございました。
Topics
ボランティア委員会 一同
安心・納得!
! 介護士の豆知識
−自分で足のむくみをとる−
足は、年齢が重なるに連れて、むくみが出たり疲労しやすくなります。そのままにしておくと
血行障害や歩行ふらつきにつながります。今回は、一人で出来る足のマッサージ方法です。
後は、②と③を
繰り返し行います
①足の小指側、親指側を
親指を上にして持つ
ポイント!
!
②小指側の手を前に
親指側の手を後ろに
③小指側の手を後ろに
親指側の手を前に
①力をいれずに前後に動かす→力を入れると全身にコリが出てしまいます。
②動かした形が『平行四辺形』
になるイメージで動かす
③足の疲労をとるとともに血行を促し「むくみ」を解消する効果がある
9
震災後、初めて笑った!
!
=地域リハビリテーションとして被災地支援活動 その2=
南昌病院 医療福祉科 吉田利春
前号では、被災された方々の現状
把握と支援に至った経緯やより効果
■職員のコメント
■被災地の現状
的な活動の検討などについてお知
◆現地に行く前、東日本大震災の
陸前高田市では、震災当初の外
らせしました。今回は、実際にモバ
被災者支援は想像がつかないま
部から支援を受ける時期から、
イルケア(出張型通所リハビリ)や
ま、皆さんの思いはどれ程だろ
徐々に市民が内部の力を発揮して
サロン活動に協力したときの様子や
うと仮設集会所へ向かいまし
きているようです。しかし1年経
実施した職員の声などを紹介しま
た。周囲の環境を見て、まだま
過し、市民も関係機関も外部支援
す。
だガレキの山。しかし参加者の
者もそれぞれの活動では手詰まり
■参加者の様子
顔を見ると待っていましたとい
な状況となっており、こんな時だ
「仮設住宅は狭くて運動すること
う感じで、明るくニコニコ話し
からこそ縦割りでなく協働し、建
もできないから、ここで体操する
かけられ、手のひらに「私が
設的に未来(復興計画)を考えて
と気持ちいい」
作ったおかず」を突然渡されま
いきましょうということが陸前高
「部屋に一人でいると頭がおかし
した。皆さんの心中は大変かも
田市保健医療福祉未来図会議で話
くなりそうだから、ここに来て気
しれないが、何かを私たちに期
し合われています。
晴らしするの」
待しているのかなと感じまし
開催される日は「他に用事を入れ
た。自分たちの置かれている状
■今後の当広域支援センターの
あり方
ないようにしている」
況に感謝しながら、この方々に
今年度もこの支援事業は継続さ
なかには体調不良で病院受診し
対して心からのケアをしていこ
れており、陸前高田市広田地区の
た後に雰囲気だけでもいいから
うと思う体験でした。
モバイルデイケアは5月末で終了
と来る方も
:看護師 西村美和
となりましたが、今後は介護予防
初めて行ったサロン会場では「震
◆最初はとても緊張しましたが、
事業やサロンでの運動指導を中心
災後、初めて笑った」という方も
参加していた女性が「いろいろ
に協力していく予定です。
今年度に入り、モバイルデイケア
してもらったから、何か少しで
また、内陸に避難している方々
参加者からは、
「やっと支援して
も自分たちのできることをして
も多数いらっしゃいます。今後状
くれる人たちにありがとうと言え
恩返しをしていきたい」と話さ
況を確認し、必要な取り組みをし
るようになった、それまではお礼
れ、スタッフの一人ひとりに手
ていくことも予定しております。
をする心の余裕もなかった」とい
作りのフクロウのキーホルダー
支援の意識だけではいつまでも
うことで、自主的なグループ活動
をくれました。皆さんの強い気
続かない…、被災地のペースに合
で 創作したフクロウのキーホル
持ちが込められた温かいものを
わせ協働する姿勢で継続していく
ダーを贈ることが行われていた。
いただきました。
ことが求められています。
「自主的なグループ活動でできる
10
体操を教えて欲しい」
南昌だより No.10 2012年10月
:作業療法士 佐藤静香
着工!
!グループホーム「若園荘」
=盛岡市若園町内に建築=
盛岡市内に2箇所目となる施設開
この施設は、認知症
設の建設計画については、前号で
の方が家庭に近い環境
その概要をお知らせしましたが、こ
のもと、その能力に応じ
のたび9月4日に地鎮祭を行いまし
た生活ができるよう支
た。
援する施設です。鉄骨
当日は、9月とはいえ、記録的な暑
造り3階建て、総床面積
さのなか、盛岡市藤井高齢福祉課
約860㎡の建物となりま
長をはじめ若園町、下ノ橋町、東新
す。完成は、平成25年2
庄一丁目及び新庄町の町内会長ほ
月の予定です。
か法人の関係者が参列し行なわれ
完成予想図
ました。
実技体験⇔車椅子介助
─城南地区民生児童委員施設見学会─
南昌病院 医療福祉科長 滝村光一
平成24年9月5日(水)当法人の恒
ました。
和荘がある盛岡市城南地区の民生
片麻痺患者と同条件で車椅子操
児童委員協議会の皆さん20名が南
作を行なってもらうとまっすぐに進
た。その他車椅子で段差を越える
昌病院・敬愛荘の施設見学をされま
まず、「簡単そうで難しい」という
方法などを体験してもらいました。
した。
感想が聞かれました。また、介助を
皆さん真剣かつ笑顔やユーモアを
今回の施設見学会では、施設理
する側、される側に別れ、急に発進
交え車椅子介助方法を学んでいた
解のほかにリハビリについて体験し
したり、方向転換をしたりすると、
だきました。
たいという希望があり、当日はリハ
される側からは「怖い、怖い、今ま
今後もこのようなリハビリ機能を
ビリ科の阿部哲男主任作業療法士
で私も車椅子を押したことがある
生かした内容も組み入れた見学会
に車椅子介助や移動の留意点につ
が、もっと優しくしないと駄目だと
の開催を企画していく良い機会とな
いて実技をしながら体験してもらい
分かった」などの感想が聞かれまし
りました。
365 日リハビリテーションを提供!!
(回復期リハビリテーション病棟及び亜急性期病床)
リハスタッフ 86 名配置!
!
(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)
(ほかに臨床心理士2名)
専門スタッフがチームを組んで集中的にリハビリを実施
11
Information お 知 ら せ
月 日
内 容
10/1 夜回り
事業所
備 考
各施設の行事予定
月 日
内 容
事業所
備 考
恒和荘
10月 山王センター文化祭 恒和荘 出品・見物
10/1∼5 実習
南昌病院 岩手医科大学医学部 1学年16名
11/1 夜回り
恒和荘
10/1∼5 実習
敬愛荘 岩手女子高校
11/5 入居者懇談会
志和荘
10/1∼5 実習
敬愛荘 北日本医療福祉専門学校
11/5∼30 実習
敬愛荘 盛岡社会福祉専門学校
日本看護協会
南昌病院
看護学会看護管理発表:1題(京都)
11/6∼28 実習
敬愛荘 北日本医療福祉専門学校
10/3 学会
10/3∼21 実習
南昌病院 岩手看護専門学校 3学年6名
10/4 サークル活動
10/4∼5 学会
11/7 秋の避難訓練
恒和荘 夜間想定
11/8 なごみ茶屋
志和荘
11/8∼9 学会
悠和荘 映画
南昌病院 第20回日本慢性期医療学会:5題(福井)
敬愛荘 第23回全国介護老人保健施設 沖縄大会
10/5 入居者懇談会
10/5 避難訓練
志和荘
敬愛荘
悠和荘
第10回南昌福祉の里 文化祭
志和荘
恒和荘
11/10 文化祭
敬寿荘 夜間想定
10/9∼12 実習
南昌病院 岩手医科大学医・歯学部 1学年12名
11/14 見学・実習
敬愛荘 岩手県立大学社会福祉学科 2学年
10/9∼12 実習
南昌病院 岩手医科大学歯学部 5学年14名
11/21 生け花サークル
志和荘
11/23 お茶会
恒和荘
10/10 秋のバスハイク
敬寿荘
10/11 運動会
悠和荘
10/11 なごみ茶屋
11/26∼30 実習
志和荘
11/28 誕生会
敬愛荘 北川保育園様来荘
敬愛荘 盛岡医療福祉専門学校
11/30 音楽療法
志和荘
10/16∼12/12 実習
11月 城南地区芸能大会
恒和荘
敬愛荘 お助け劇団様来荘
12/1 夜回り
恒和荘
10/17 生け花サークル
志和荘
12/3 入居者懇談会
志和荘
10/18 サークル活動
悠和荘 ドライブ
12/13 サークル活動
悠和荘 映画・お茶会
10/23 運営推進会議
恒和荘
12/13 なごみ茶屋
志和荘
10/24 お茶会
恒和荘
12/19 誕生会・クリスマス会 敬愛荘 盛岡チャペル様来荘
10/25 サークル活動
悠和荘 お茶会
12/19 生け花サークル
志和荘
10/26 学会
敬愛荘 第20回岩手県介護老人保健施設 北上大会
12/20 クリスマス会
悠和荘
10/28 福祉まつり
敬愛荘 矢巾町健康福祉まつり 作品展示参加
12/25 誕生会・クリスマス会 敬寿荘
10/29 秋の紅葉狩り
恒和荘 バスハイク
12月 みんなの手作り展覧会 恒和荘 ふれあいランド
敬愛荘 岩手女子高校
12月 歳末助け合い演芸大会 恒和荘
志和荘
12月 クリスマス会
恒和荘
南昌病院 岩手女子高校 3年生12名
12月 お茶会
恒和荘
10/30 音楽療法
10/31∼11/11 実習
火
月
診療時間
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内院
9:15∼12:00
整形外科
本田 惠
神経内科
佐藤 典子
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脳神経外科
齊木 巖
外科
菅野 千治
脳神経外科
内科
小原 進
山口 一彦
整形外科
本田 惠
循環器内科
西城 精一
※
13:00∼16:00
予
約
制
休診:土曜・日曜・祝日
編集後記
医療法人社団 帰厚堂
南昌病院
〒028-3621 紫波郡矢巾町広宮沢1-2-181
TEL 019-697-5211 FAX
◇ 訪問リハビリテーション
TEL 019-611-1380 FAX
介護老人保健施設 敬愛荘
〒028-3621 紫波郡矢巾町広宮沢1-2-181
TEL 019-697-3288 FAX
グループホーム 敬寿荘
〒028-3614 紫波郡矢巾町又兵ェ新田6-15-5 TEL 019-697-9002 FAX
小規模多機能型居宅介護事業所 恒和荘 〒020-0805 盛岡市東新庄1丁目7-23
TEL 019-681-4166 FAX
訪問看護ステーションやはば
〒028-3615 紫波郡矢巾町又兵ェ新田6-15-5 TEL 019-698-1388 FAX
ヘルパーステーションやはば
〒028-3615 紫波郡矢巾町又兵ェ新田6-15-5 TEL 019-698-1385 FAX
訪問入浴介護やはば
〒028-3615 紫波郡矢巾町又兵ェ新田6-15-5 TEL 019-698-1385 FAX
やはば指定居宅支援事業所
〒028-3621 紫波郡矢巾町広宮沢1-2-181
TEL 019-697-0537 FAX
019-697-5215
019-611-1144
019-697-0641
019-697-9003
019-604-1120
019-698-1387
019-698-1387
019-698-1387
019-697-0641
社会福祉法人 敬愛会
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特別養護老人ホーム 志和荘
地域密着型介護老人福祉施設 悠和荘
敬愛会老人デイサービスセンター
指定居宅介護支援事業所
矢巾町地域包括支援センター
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E-mail [email protected]
南昌病院 岩手医科大学医療専門学校 2学年40名
10/17 誕生会
10/29∼11/9 実習
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敬愛荘 岩手女子高校
10/15∼11/30 実習
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〒028-3621
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〒028-3621
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〒028-3615
紫波郡矢巾町広宮沢1-100
紫波郡矢巾町広宮沢1-2-312
紫波郡矢巾町広宮沢1-2-514
紫波郡矢巾町広宮沢1-2-312
紫波郡矢巾町南矢幅14-78
TEL
TEL
TEL
TEL
TEL
019-697-6355 FAX
019-698-1661 FAX
019-697-5953 FAX
019-697-0880 FAX
019-611-2855 FAX
019-697-6356
019-698-1671
019-697-7680
019-698-1671
019-611-2937
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