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HP 2U UPS ユーザーガイド
HP 2U UPS ユーザーガイド 摘要 このガイドは、HP UPS製品の取り付けおよびメンテナンスの担当者を対象とし、高電圧製品の保守の 資格があり、高電圧製品の危険性について理解していることを前提としています。 部品番号792519-001 2014年11月17日 版数:1 このガイドを大切に保管しておいてください。このガイドには、UPSとバッテリの取り付け、およびメンテナンスの 際に従うべき重要な注意事項が示されています。 本書で説明する2U UPSモデルは、温度範囲0~40°C/32~104°F、導電性の汚染物質の無い環境で使用してく ださい。 HP R/T3000 HV NA/JP および HP R/T3000 G4 INTL UPS モデル: • FCC/EN55022 クラスB IEC62040-2 C1 HP R/T2200 G4 NA/JP および HP R/T3000 G4 LV NA/JP UPS モデル: • FCC/EN55022 クラスA, IEC62040-2 C2 認証標準 • UPS指令:UL 1778 第4版(UL認証済み) • 性能:IEC 62040-3:2001. • 放射線:FCC CFR 47 パート15サブパートB (モデルによってクラスAまたはクラス)。 • 耐サージ特性:IEEE ANSI C62.41カテゴリーA2(UL認証済み)。 規制に関する注意 HP EGの規制に関する注意をご覧ください:http://www.hp.com/support/Safety-ComplianceEnterpriseProducts。 特殊記号 重要な情報をお知らせするためにUPSで使用されている記号の例を以下に示します: 感電に危険-感電の危険記号の付いた警告を順守してください。 常に従うべき重要な注意事項。 UPSやUPSのバッテリをゴミ箱に捨てないでください。 この製品には、密閉型鉛酸畜バッテリを含みますので、本書の記載に従って適切に廃棄してください。 詳細に関しては、現地のリサイクル/再利用センターまたは危険廃棄物センターまでご連絡ください。 この記号は、廃電気・電子製品(WEEE)をゴミ箱に廃棄してはならないことを表しています。適切に廃棄する には、最寄のリサイクル/再利用あるいは有害廃棄物センターに連絡してください。 ページ 2 792519-001 第1版 日本語 安全上の重要注意事項 • このシステムには内蔵の電力源(バッテリ)があります。従ってシステムがAC電源から切り離されている 場合でもコンセントには電気が供給されています。 • システム内部には危険な電圧がかかっています。資格のあるサービス要員のみが筐体を開くようにしてく ださい。 • システムには適切なアースを施してください。 • システム同梱のバッテリには少量の有毒物質が含まれています。 • 筐体内部には、交換可能なバッテリ以外はユーザーの修理、保守できる部品はありません。 • 次の注意に従って事故の無いようにしてください。 - バッテリの取り扱いは、バッテリおよび必要とされる安全上の注意に関して知識のあるスタッフが行う か、監視する必要があります。 - バッテリを交換する際は、同じ種類と番号のバッテリやバッテリパックをご使用ください。 - 火の中にバッテリを捨てないでください。バッテリが爆発する恐れがあります。 - バッテリには危険が伴います(感電、火傷)。短絡電流は非常に大きくなることがあります。 • 取り扱いには常に次の注意を払ってください。 • ゴム製の手袋及びブーツを着用してください。 • バッテリの上に工具や金属製の部品を置かないでください。 • バッテリ端子の取り付け、または取り外しの前に、充電源を切ってください。 • バッテリが不適切にアースされていない事をご確認ください。アースが不適切な場合、そのアースから電 源を切り離してください。アースされたバッテリに接触すると、接触箇所にかかわらず感電する可能性が あります。取り付けおよびメンテナンス中にアースから切り離すと、感電の可能性を減らすことができま す(電源がアースされていない機器やリモートバッテリ電源の場合)。 製品に関する安全 • 本書でのUPS接続と運転についての説明には、本書に示す順番で従ってください。 • 上流側には保護用ブレーカーを設け、これは容易に手が届くようにしておいてください。 このシステムは、このブレーカーをオフにするとAC電源から切り離せます。 • 定格銘板に表示された値が、使用するAC電源システムと、実際にシステムに接続された機器すべての電力 消費量に対応していることを確認してください。 • プラグでの着脱可能な機器では、電源出力を機器の近辺に取り付け、使用しやすい場所に置いてくださ い。 • 液体の近く、過度に湿った場所にはシステムを設置しないでください。 • システム内部には決して異物を挿入しないでください。 • システムの換気口は決してふさがないでください。 • システムは直射日光または熱源には決してさらさないでください。 • 取り付けに先立ってシステムを保管する必要のある場合は、保管は乾燥した場所で行ってください。 • 保管温度範囲は-15~50ºC/5~122°Fです。 具体的な注意事項 • 取り扱いには常に最低2名が必要です(開梱、ラックシステムへの取り付け)。 • 取り付けの前後にUPSが長期にわたって電源に接続されていない場合は、UPSは6ヶ月間に1度以上、最低24 時間電源に接続してください(通常の保管温度25°C/77°F未満の場合)。これでバッテリが充電され、元 に戻らない損傷を避けることができます。 • バッテリモジュール交換時には、UPS同梱の元のバッテリモジュールと同じタイプとエレメント数のもの と交換して、同レベルの性能と安全性を保つことが非常に重要です。お問い合わせはHP代理店にお寄せく ださい。 重要:HPの同じタイプのバッテリモジュールと交換してください。 ページ 3 792519-001 第1版 日本語 人員に対する安全 日本語 目次 目次 目次........................................................... 4 1.概要......................................................... 5 1.1 環境保護..................................................................... 5 1.2 重量および寸法............................................................... 6 1.3 リアパネル................................................................... 7 2.ユーザーインターフェイス..................................... 8 2.1 2.2 2.3 2.4 コントロールパネル........................................................... 8 LCDウィンドウ................................................................ 9 ディスプレイの機能.......................................................... 10 ユーザー設定................................................................ 10 3.取り付け.................................................... 12 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 開梱と内容物の確認.......................................................... 12 バッテリモジュールの接続.................................................... 14 タワー型実装................................................................ 15 ラックへの実装.............................................................. 15 通信ポート.................................................................. 19 UPSの接続................................................................... 20 アース用ケーブルの接続...................................................... 21 ERMとUPSの設置.............................................................. 22 4.操作........................................................ 24 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 起動と通常の操作............................................................ 24 バッテリでのUPSの起動....................................................... 24 UPSのシャットダウン......................................................... 24 バッテリ電力での動作........................................................ 24 AC入力電源の回復............................................................ 25 UPSリモートコントロール機能................................................. 25 5.メンテナンス................................................ 26 5.1 5.2 5.3 5.4 トラブルシューティング...................................................... 26 UPSファームウェアの更新..................................................... 26 バッテリモジュールの交換.................................................... 27 予備部品.................................................................... 28 6.技術仕様書.................................................. 29 6.1 HP R/T2200 G4 NA/JP UPS および HP R/T3000 G4 LV NA/JP UPS................... 29 6.2 HP R/T3000 G4 HV NA/JP UPS および HP R/T3000 G4 INTL UPS.................... 30 7.サポートと他のリソース...................................... 31 ページ 4 792519-001 第1版 このガイドを大切に保管しておいてください。この資料には、UPSやバッテリの取り付けの際や操作中、メンテナ ンス中に順守する必要がある重要な安全対策説明が記載されています。 1.1 環境保護 製品はエコデザインのアプローチに従って設計しています。 物質 この製品はCFC、HCFCまたはアスベストを使用していません。 梱包 梱包材は種類毎に分けて、廃棄物処理とリサイクルをやりやすくしてください。 • 段ボールには50%以上リサイクル成分を含む段ボールを使用しています。 • 袋類にはポリエチレン製を使用しています。 • 梱包材はリサイクル可能で、識別シンボル 01 が付いています。 PET 素材 略称 識別シンボル内の数字 ポリエチレン・テレフタレート PET 01 高密度ポリエチレ HDPE 02 ポリ塩化ビニル PVC 03 低密度ポリエチレン LDPE 04 Polypropylene PP 05 ポリスチレン PS 06 梱包材の廃棄に当たっては現地の規制にすべて従ってください。 製品寿命終了後 HPでは、製品寿命終了品を現地の規制に準じて処分します。 HPでは、回収業者と協力して、寿命の終了した製品を撤去します。 製品 この製品はリサイクルされた素材で製造しました。 分解、破壊に際しては廃棄物に関するすべての現地規制に従ってください。 寿命の終了した製品は電気電子廃棄物処理センターにお持ちください。 バッテリ この製品には鉛酸バッテリを搭載しており、これはバッテリに関して該当する現地の規制に従って処分する必要が あります。 バッテリは取り外して、規制に従って適切に処分してください。 ページ 5 792519-001 第1版 日本語 1.概要 日本語 1.概要 1.2 重量および寸法 タワーへの取り付け ラックへの取り付け D D H W W H 内容 HP R/T2200 G4 NA/JP UPS HP R/T3000 G4 LV NA/JP UPS HP R/T3000 G4 HV NA/JP UPS HP R/T3000 G4 INTL UPS HP R/T2200 G4 ERM HP R/T3000 G4 ERM ページ 6 重量 (kg/lb.) 30.5kg/67.2lb 39.9 kg/88.0 寸法 (mm/インチ) 奥行き x 幅 x 高さ 523 x 442 x 86 mm/20.6 645 x 442 x 86 mm/25.4 in. 38 kg/83.8 lb 645 x 442 x 86 mm/25.4 in. 38 kg/83.8 lb 645 x 442 x 86 mm/25.4 in. 32.2 kg/71.0 lb 508 x 442 x 86 mm/20.0 45.2 kg/99.7 lb 648 x 442 x 86 mm/25.5 x 17.4 x 3.4 in x 17.4 x 3.4 x 17.4 x 3.4 x 17.4 x 3.4 x 17.4 x 3.4 in x 17.4 x 3.4 in 792519-001 第1版 日本語 1.概要 1.3 リアパネル HP R/T2200 G4 NA/JP UPS USB通信ポート RS-232通信ポート 追加バッテリモジュール自動認識用 3 コネクター オプション通信カード用スロット 4 ROO(リモートオン・オフ)または 5 RPO(リモート電源切断)コントロー ル用コネクター 追加のバッテリモジュール用コネク 6 ター 30Aコンセント(L5-30R)、機器接続 7 用(2U R/T3000 G4 LV NA/JP UPSの み) グループ1:機器接続用プログラム可 8a 能コンセント2個 グループ2:機器接続用プログラム可 8b 能コンセント2個 主グループコンセント、重要機器接 9 続用 AC電源用8フィート接続済み入力コー 10 ド5-20P(2200用) L5-30P(3000用) サイトの配線障害(SWF)アラーム表 11 示用LED(この機能は低電圧モデルで は無効となっていますが、LEDは背面 パネルにあります) 12 アース用ケーブル接続 1 2 8a 8b HP R/T3000 G4 LV NA/JP UPS 8a 8b 11 HP R/T3000 G4 HV NA/JP UPS および HP R/T3000 G4 INTL UPS 8a 8b USB通信ポート RS-232通信ポート 追加バッテリモジュール自動認識用コ 3 ネクター オプション通信カード用スロット 4 ROO(リモートオン・オフ)または 5 RPO(リモート電源切断)コントロール 用コネクター 追加のバッテリモジュール用コネクタ 6 ー 7 機器接続用16Aコンセント(主グルー プ) グループ1:機器接続用プログラム可能 8a コンセント2個 グループ2:機器接続用プログラム可能 8b コンセント2個 主グループ:コンセント4個(重要機器 9 接続用) 10 AC電源への接続用コンセント アース用ケーブル接続 11 1 2 HP R/T2200 G4 ERM および HP R/T3000 G4 ERM (オプションのバッテリモジュール) バッテリモジュールへの接続用コネ 12 クター (UPSへ、または他のバッテリモジュ ールへ) バッテリモジュール自動認識用コネ 13 クター ページ 7 792519-001 第1版 日本語 2.ユーザーインターフェイス 2.1 コントロールパネル UPSには、5つのボタンがあるグラフィックなコントロールパネルがあります。 電源オン インジケーター( 緑) バッテリ運転インジ ケーター(黄) アラーム インジケーター( 赤) Normal mode 100% 2.7kW 3kVA 100% 17min 1ERM Efficiency: ~98% エスケープ 上 下 Enter オン/オフ ボタン 次の表にはインジケーターのステータスと内容を示します。 インジケーター 緑色 黄色 赤色 ページ 8 ステータス 内容 オン UPSは正常に作動しています。 オン UPSはバッテリモードになっています。 オン UPSにはアクティブなアラームまたは障害があります。 詳細は"5.1 Troubleshooting" on page 26を参照し てください。 792519-001 第1版 日本語 2.ユーザーインターフェイス 2.2 LCDウィンドウ LCDウィンドウは負荷ステータス、イベント、測定値、設定と言った、UPSに関して役に立つ情報を表示します。 デフォルトでは、または5分間何も操作をしなかった場合、LCDはスクリーンセーバーを表示します。 バックライトLCDは10分間何も操作をしなかった場合自動的に薄暗くなります。ボタンを何か押すと画面が元に戻 ります。 オペレーションステータス Normal mode 100% 2.7kW 3kVA 負荷/機器のステータス 100% 17min 1ERM バッテリのステー タス Efficiency: ~98% 効率と負荷グループの情報 次の表には画面に現れるオペレーションステータスアイコンを示し、各アイコンの意味を説明します。 注意:他のインジケーターが表示された場合、詳細は"5.1 Troubleshooting" on page 26 を参照してくださ い。 オペレーションステータス スタンバイモード(Standby mode) 可能性のある原因 UPSがオフで、ユーザーからの始動コ マンドを待機しています。 通常モード(Normal mode) UPSは正常に作動しています。 自動電圧調整(Automatic Voltage Regulation)モード UPSは正常に動作していますが、電源 UPSはAVRデバイス経由で機器に電力を 電圧は通常のしきい値外にあります。 供給しています。 機器は正常に保護されています。 可聴アラーム無し。 バッテリモード(Battery) で、バッテリLEDがオンです。 10秒間ごとにアラーム音が鳴り ます。 バックアップ時間終了 バッテリLEDが点滅しています。 3秒間ごとにアラーム音が鳴り ます。 ページ 9 アクション 機器は ボタンを押すまでオンになり ません。 UPSはオンで、機器を保護していま す。 停電が起こり、UPSはバッテリモード になっています。 UPSは、バッテリ電力で機器に電力を 供給しています。 機器の電源を切る準備を行ってくだ さい。 UPSはバッテリモードで、バッテリの 残量が少なくなっています。 この警告はおおよそのもので、実際の シャットダウンまでの時間は大きく異 なることがあります。 UPSの負荷とERMの数によって、バッテ リが容量の20%に達する前に「バッ テリ低下」の警告が出ることがあり ます。 792519-001 第1版 日本語 2.ユーザーインターフェイス 2.3 ディスプレイの機能 メニューオプションをアクティブにするには、 を押してください。メニュー内をスクロールするには 、 ボタンを用 いてください。オプションを選択するには、 ボタンを押します。キャンセル、または前のメニューに戻るには、 ボタ ンを押します。 ディスプレイ機能のメニューマップ メインメニュー 測定結果 サブメニュー — 制御(Control) 負荷セグメント(Load Segments) 設定(Settings) 障害ログ(Fault log) 識別表示 (Identification) バッテリテスト開始(Start battery test) 障害ステートのリセット(Reset fault state) 初期設定に戻す(Restore factory settings) 電力使用量をリセット(Reset power usage) ローカル設定(Local settings) 入力/出力設定(Input/output settings) オン/オフ設定(ON/OFF settings) バッテリ設定(Battery settings) — — 表示情報またはメニュー機能 負荷W VA/負荷 A pf/出力 V Hz/入力 V Hz/ バッテリ V min/効率/電力使用量 グループ1:オン/オフ グループ2:オン/オフ これらのコマンドは負荷セグメントに対してのユーザー設定に優先しま す。 バッテリの手動テストを始めます。 アクティブな障害をクリアします(UPSの再起動が必要です)。 すべての設定を元の値に戻します。 電力使用量の測定値をクリアします。 一般的なパラメータを設定します。 入力、出力のパラメータを設定します。 オン、オフ条件を設定します。 バッテリの条件を設定します。 イベントログまたはアラームを表示します。 UPSタイプ、部品番号、シリアル番号、ファームウェアリリース番 号、Comカードアドレス 2.4 ユーザー設定 次の表にはユーザーが変更できるオプションを示します。 内容 言語(Language) 使用できる設定 [英語(English)] [フランス語(French)] [ドイツ語 (German)] [スペイン語(Spanish)] [イタリア語 (Italian)] [ポルトガル語(Portuguese)] [ロシア語 (Russian)] メニュー、ステータス、通知とアラーム、UPS障害、イベン トログデータと設定はすべて対応言語で表示されます。 ローカル設定 (Local settings) LCD設定(LCD setLCD画面の輝度とコントラストが室内の照明に合うように tings) できます。 アラーム音(Audible [有効(Enabled)] [バッテリの場合無効(Disabled on alarm) battery)] [常に無効(Always disabled)] アラーム発生時に可聴アラームを有効、または無効にでき ます。 出力電圧(Output 低電圧:[100V] [120V] [125V] voltage) 高電圧:[200V] [208V] [220V] [230V] [240V] 入力限界値(Input [通常モード(Normal mode)] [拡張モード(Extended thresholds) mode)] 拡張モードではUPSがバッテリ運転に切り替わる最小入力 電圧を70Vにまで下げます。 これは負荷に低い電圧を供給しても構わない場合に使用で きます。 入出力設定(In/Out 感度(Sensitivity) [高(High)] [低(Low)] settings) 高:電源電圧に敏感な機器に対しては、UPSは電源状態が 悪化した場合即座にバッテリ運転に切り替わります。 低:電源電圧に敏感ではない機器に対しては、UPSは電源 状態が悪化しても即座にはバッテリ運転に切り替わりませ ん。 負荷セグメント - 自 [遅延無し(No Delay)] [1 s] [2 s]…[65354 s] 動始動遅延(Load seg- 接続した機器は指定の遅延時間の後電源供給されます。 ments - Auto start delay) 続き ページ 10 デフォルト設定 英語 UPSを最初に起動するときにユ ーザーが選択できます。 — はい UPSを最初に起動するときにユ ーザーが選択できます。 通常モード(Normal mode) 高 グループ1:3 s グループ2:6 s 792519-001 第1版 日本語 2.ユーザーインターフェイス 続き 内容 負荷セグメント - 自 動シャットダウン遅 延(Load segments - Auto shutdown delay) 使用できる設定 [無効(Disable)] [0s] [1 s] [2 s]…[65354 s] 停電時、この設定ではグループ1、グループ2いずれか、 または両方のコンセントに接続されている機器への電源を 切断するか、アクションを無効にするようにUPSに許可を 与えます。 入出力設定(In/Out この機能を用いると、重要では無い負荷をオフにして、主 settings) グループに接続されている重要な負荷へのバッテリ電力を 温存します。 過負荷プリアラーム [5%] [10%] [15%] [20%] ...[100%] [105%] (Overload アラーム過負荷の発生する負荷の境界パーセンテージでア prealarm) ラームを設定します。 コールドスタート [無効(Disable)] [有効(Enable)] (Cold start) バッテリで製品が始動することを有効または無効にしま す。最初のコールドスタートは常に無効です。 強制再起動(Forced [無効(Disable)] [有効(Enable)] reboot) 有効で、シャットダウンシーケンスの最中に電力供給が回 復すると、シャットダウンシーケンスは完了され、再起動 前に10秒間の遅延があります。 無効の場合、シャットダウンシーケンスは完了せず、直ち に再起動となります。 自動再起動(Auto [無効(Disable)] [有効(Enable)] restart) バッテリが完全に放電された後で電源が回復した場合 に、UPSが自動的に再起動するかどうかを指定します。 オン/オフ設定(ON/ 省エネルギー(Energy [無効(Disable)] [有効(Enable)] OFF settings) saving) 有効にしておくと、コンセントに5分間何も負荷が検出さ れなかった場合にUPSはシャットダウンします。 スリープモード(Sleep [無効(Disable)] [有効(Enable)] mode) 有効にしておくと、UPSをオフにした後LCDと通信は1時間 30分オンになります。 無効にしておくと、LCDと通信はUPSがオフになると直ちに オフになります。 リモートコマンド [無効(Disable)] [有効(Enable)] (Remote command) 有効にしておくと、ソフトウェアからシャットダウン、再 起動コマンドが送信できます。無効にしておくと、ソフト ウェアからシャットダウン、再起動コマンドが送信できま せん。 自動バッテリテスト [テスト無し(No test)] [毎日(Every day)] [毎週 (Automatic battery (Every week)] [毎月(Every month)] test) バッテリ充電(Battery Charge)モードを定電流充電に設 定した場合にのみ使用できます。 低バッテリ警告(Low battery warning) バッテリ設定 (Battery settings) 再開バッテリレベル (Restart battery level) バッテリ充電モード (Battery charge mode) ERM数設定(ERM number setting) 重放電保護(Deep discharge protection) ページ 11 デフォルト設定 グループ1:無効 グループ2:無効 [105 %] 有効 有効 有効 無効 無効 有効 毎週 (定電流充電) それ以外はEBMに従う [10%] [20%] [30%] [40%] [50%] [60%] [70%] [80%] [90%] 低電圧容量警告に設定した値に達するとアラームが出され ます。 [10%] [20%] [30%] [40%] [50%] [60%] [70%] [80%] [90%] [100%] これを設定しておくと、指定したバッテリ容量のパーセン テージに達した時のみ自動的に再起動します。 [EBMサイクル(EBM cycling)] [定電流(Constant charge)] 20% [0] [1] [2] [3] [4] 標準のERMを使用して、UPSは接続されたERM数を自動的に 検出します。 ERM自動検出 それ以外は0 [はい(Yes)] [いいえ(No)] はい、に設定しておくと、UPSはバックアップ時間終了電 圧下限値に従って、自動的にバッテリが重放電されること を防ぎます。 はい 0% EBMサイクル 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け 3.1 開梱と内容物の確認 HP R/T2200 G4 NA/JP UPS および HP R/T3000 G4 LV NA/JPN UPS 18 14 15 20 16 17 21 (14) HP R/T2200 G4 NA/JP および HP R/T3000 G4 LV NA/JPN (18) ドキュメント (15) ベゼル部品 (21) タワースタンド (20) 取り付けブラケット、レール、ハードウェア (16) RS-232通信ケーブル (17) USB通信ケーブル 梱包材は廃棄物に関する現地の規制にすべて準じて廃棄してください。 梱包材には分別のためのリサイクルシンボルが付いています。 ページ 12 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け HP R/T3000 G4 HV NA/JPN UPS および HP R/T3000 G4 INTL UPS 31 30 32 33 36 38 35 34 39 (30) HP R/T3000 G4 HV NA/JPN および HP R/T3000 G4 INTL (36) ドキュメント (31) AC電源への接続ケーブル (NA/JPモデルにはL6-20P、INTLモデルには国別 のコード) (39) タワースタンド (38) 取り付けブラケット、レール、ハードウェア (32) 保護機器用接続ケーブル2本 (33) RS-232通信ケーブル (34) USB通信ケーブル (35) ケーブル固定システム 梱包材は廃棄物に関する現地の規制にすべて準じて廃棄してください。 梱包材には分別のためのリサイクルシンボルが付いています。 ページ 13 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け 3.2 バッテリモジュールの接続 この作業はUPSをAC電源から切り離し、オフにした状態で行ってください。また、AC電源での動作中、またはリザ ーブモードでは、コネクターを抜かないでください。 注意:内部バッテリはUPS始動に先立って接続してください。バッテリ接続時には小さなアーク放電が起こること があります。これは正常で、UPSに損傷を与えたり、安全に影響したりすることはありません。 A ッテリモジュールを接続します。 バ ワイヤーで引っ張らないでくださ い。 B ゼルの左端を右にスライドしま ベ す。押しボタンがロックされること を確認します。 C センターパネルを取り付けます。 A C B 新しいバッテリモジュールの取り付け 取り外し手順を逆の順番で行ってください。 ●安全と性能のため、HP純正品バッテリのみを使用してください。 ●取り付けに際しては、コネクターの2つの部分を互いにしっかりと押し合わせてください。 ページ 14 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け 3.3 タワー型実装 M3 screws M3 screws 3.4 ラックへの実装 警告:人員への傷害、機器への損傷の恐れを少なくするため、次の各項を守ってください: • 脚は床まで伸ばしてください。 • ラックの総重量が脚で支えられているようにしてください。 • ラック1つだけで実装する場合は安定用の脚が付いています。 • 複数のラックで実装する場合はラック同士をつなげます。 • 一回毎に拡張するのは1コンポーネントにしてください。どのような理由にせよコンポーネントを2つ以上拡張 するとラックが不安定になることがあります。 注意:組み込みで出荷する際にレールを取り付ける場合は、ラック実装と同じ手順に従ってください。 注意:四角穴、丸穴ラック用の取り付け金具がUPSキットに同梱されています。 ページ 15 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け 取り付けレールの取り付け ラック前面 A A 1 レールの準備をします。 1.蝶ナットまたは六角ナットを 緩めます。 2.ブラケットを適切な長さまで 伸ばします。 2 B B レールと各取り付けブラケ ットを通してネジを差し込み ます。 C ージナットまたはクリップナ ケ ットを取り付け穴の後ろに取り 付け、ここに取り付けブラケッ トを取り付けます。 D り付けブラケットを通してネ 取 ジをケージナットまたはクリッ プナットに挿入します。 M6 screws ラック背面 C D M6 screws ページ 16 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け ラック背面(続き) E E ナットまたは六角ナットを 蝶 締めます。 UPSのラックへの取り付け UPS取り付け前に、すべての安全情報を確認し、これに従ってください(page 2 および page 3)。取り付 けレールはUPS取り付け前に取り付けてください。 警告:人員への傷害、機器への損傷の恐れがあります。ラック上の 機器のバランスが悪いとラックが不安定になることがあります。まず重い機器を取り付け、 ラックの下から上へと他の機器を取り付けて行ってください。 A M3 screws A 梱のネジで、取り付け耳を 同 シャーシにI取り付けます。 M3 screws B M6 screws B UPSシャーシをラックに取り付 けます。 1.2人でシャーシを両側からレー ルのレベルまで持ち上げ、シ ャーシを取り付けレールにス ライドして入れます。 2.同梱のネジでシャーシをラッ クに取り付けます。 M6 screws ページ 17 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け ラックに取り付けてのUPSの輸送 UPSをラックに取り付けて輸送する前にリアレール安定ブラケットを付加し、ベゼル上に保護カバーを取り付ける 必要があります。 リア安定レールの取り付け A A リア安定レールを取り付けま す。 1.リアレール安定ブラケット を、2つの蝶ナットでレール のネジに取り付けます(位置 は図で確認してください)。 他のレールにも同じことを行 います。 2.ナットは、装置取り付け、ブ ラケット調整後に締めます。 (左の図で、内外レールの取 り付け図を確認してくださ い。) UPSの再取り付け B B M6 screws UPSシャーシをラックに取り付 け直します。 1.2人でシャーシを両側からレー ルのレベルまで持ち上げ、シ ャーシを取り付けレールにス ライドして入れます。 2.同梱のネジでシャーシをラッ クに取り付けます。 M6 screws 保護カバーの取り付け C C USPシャーシがラックに取り 付けられたら、同梱のネジ でベゼル上に保護カバーを 取り付けます。 M6 screws ページ 18 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け 3.5 通信ポート RS-232またはUSB通信ポート(オプション)の接続 RS-232とUSB通信ポートは同時には動作できません。 17 or 34 16 or 33 1.RS-232( 16 または 33 )または USB( 17 または 34 )通信ケーブ ルを、コンピューター機器のシ リアルまたはUSBポートに接続し ます。 2.通信ケーブルのもう片端を、UPS のUSB 1 またはRS-232 2 通信ポー トに接続します。 これでUPSはHP Power Protectorと 通信できるようになります。 オプトカプラーRS-232通信ポートの特性 • ピン1、3、4、5、6、10: 不使用 • ピン2: 共通(ユーザー) • ピン7: バッテリ低下 • ピン8: バッテリ電力での動作 • ピン9:UPSオン、機器に電力供給 no: ノーマルオープンのコンタクト 信号がアクティブになると、共通(ピン2)と該当する信号のピンの間でコンタクトが閉じます。 コンタクトの特性(オプトカプラー) • 電圧:最大48Vdc • 電流:最大25mA • 電力:1.2W オプションのNMCネットワークカードの実装 通信カードを実装する前に、UPSをシャットダウンする必要はありません。 1.取り付けネジを取り外し、スロッ トカバーを取り外します。 4 2.通信カードをスロットに挿入しま す。 3.ステップ1で取り外したネジを用 いて、カードのカバーを取り付け ます。 ページ 19 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け 3.6 UPSの接続 HP R/T2200 G4 NA/JP UPS UPS背面の銘板の仕様がAC電源と、総負荷の真の消費電力に合うことを確認してください。 1.UPS入力プラグ 10 をAC電源に接続し ます。 10 2.保護された機器をUPSに接続します。 できるだけ、重要な負荷を「主要」 コンセント 9 に、重要では無い負荷 をグループ1またはグループ2コンセ ント 8 に接続してください。グルー プ1とグループ2コンセントはプログ ラムして、希望の負荷配分ができま す。 8 9 3.バッテリ電力での動作時に使える バックアップ時間を最適にするに は、IN/OUT設定を使用してコンセン ト 8 のシャットダウンをプログラム してください("2.4 User settings" on page 10参照)。 UPSは、 ボタンを押さなくても、AC電源に接続され次第バッテリの充電を開始します。 バッテリが定格バックアップ時間電力を供給するには、UPSをAC電源に接続後8時間の充電が必要で す。 HP R/T3000 G4 LV NA/JP UPS背面の銘板の表示がAC電源と、総負荷の真の消費電力に合うことを確認してください。 8a 8b 11 1.UPS入力プラグ 10 をAC電源に接続し ます。 2.負荷をUPSに接続します。できるだ け、重要な負荷を 9 に示すように「 主要」コンセントに、重要では無い 負荷を8aおよび8bに示すようにグル ープ1またはグループ2コンセントに 接続してください。グループ1とグル ープ2コンセントはプログラムして、 希望の負荷配分ができます。高電力 デバイスは30Aのコンセント 7 に接続 してください。 3.バッテリ電力での動作時に使える バックアップ時間を最適にするに は、IN/OUT設定を使用してコンセン ト 8 のシャットダウンをプログラム してください。 UPSは、 ボタンを押さなくても、AC電源に接続され次第バッテリの充電を開始します。 バッテリが定格バックアップ時間電力を供給するには、UPSをAC電源に接続後8時間の充電が必要で す。 ページ 20 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け HP R/T3000 G4 HV NA/JP および R/T3000 G4 INTL UPS UPS背面の銘板の表示がAC電源と、総負荷の真の消費電力に合うことを確認してください。 1.同梱のケーブル 31 (250V 16A)をソケット 10 、そしてAC電源に接続 します。 9 31 9 8 10 7 2.ケーブルを使用して負荷をUPSに接続しま す。 32 . できるだけ、重要な負荷を 9 で示す4つの コンセントに接続し、重要では無い負荷を 8 で示す、ペアで(1と2)プログラム可 能な4つのコンセントに接続します。 R/T3000 G4 HV NA/JP HV と R/T3000 G4 INTL モデルでは、大電力デバイスを16Aコ ンセントに接続します。 7 3.バッテリ電力での動作中にコンセント 8 のシャットダウンをプログラムして、使え るバックアップ時間を最適化するには、入 出力設定を確認してください。 32 35 4.外れ止め 35 を使用して、プラグが誤って 外れることを防いでください。 UPSは、 ボタンを押さなくても、AC電源に接続され次第バッテリの充電を開始します。 バッテリが定格バックアップ時間電力を供給するには、UPSをAC電源に接続後8時間の充電が必要で す。 3.7 アース用ケーブルの接続 ページ 21 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け 3.8 ERMとUPSの設置 ERMモデルには2種類あります。これらはラック式、タワー式設置の両方でUPSと共に設置できます。各UPSには最大 4台のERMが設置できます。 HP R/T2200 G4 ERM HP R/T3000 G4 ERM レール上へのERMの取り付け ERMをレールに取り付けるには、ステップ1~4に従ってください。 1 M6 screws 1 M6 screws 2 M6 screws M3 screws 2 3 M3 screws M6 screws M3 screws 3 M6 screws 4 M6 screws 4 ページ 22 792519-001 第1版 日本語 3.取り付け ERMとUPSの接続 ラック式 1 x ERM 2 x ERM タワー式 1 x ERM 2 x ERM M3 screws 注意:UPSとERM間の電源コードは、メーカーの純正品のみを使用してください。 ページ 23 792519-001 第1版 日本語 4.操作 4.1 起動と通常の操作 以下の方法でUPSを起動します: 1. UPSの電源コードが差し込まれていることを確認します。 2. UPSのLCDウィンドウディスプレイが点灯し、ロゴが表示されます。 3. UPSのコントロールパネルにある ボタンを3秒間押します。 4.UPSのLCDウィンドウディスプレイで、アクティブなアラームや通知を確認します。続ける前に、作動中の警告 を解決してください。"5.1 Troubleshooting" on page 26を参照してください。 のインジケーターがオンの場合は、すべてのアラームがクリアになるまで先に進まないでください。 5. のインジケーターが点灯して、UPSの正常な動作と、負荷に電源が供給されて保護されていることを確認し ます。 UPSは通常モードで動作しています。 4.2 バッテリでのUPSの起動 この機能を使用する前に、UPSは最低一度外部電力での作動で出力を有効にしてください。 バッテリ始動を無効にすることができます。"2.4 User settings" on page 1011の「コールドスタート」 を参照してください。 UPSをバッテリで起動するには、次の手順に従ってください: 1.UPSのコントロールパネルで、UPSのLCDウィンドウが点灯してUPS starting...(UPS起動中)を表示するまで ボタンを押します。 UPSは、スタンバイモードからバッテリモードへ、周期的にモードの移行を繰り返します。 インジケーター が点灯します。 UPSが、お使いの機器に電力を供給します。 2.UPSのLCDウィンドウディスプレイで、アクティブなアラームや通知を確認します。外部電力がないことを示す 「バッテリモード」通知が表示されます。続ける前に、作動中の警告を解決してください。 "5.1 Troubleshooting" on page 26を参照してください。 4.3 UPSのシャットダウン 以下の方法でUPSをシャットダウンします: 1. UPSのコントロールパネルにある ボタンを3秒間押します。 2.アラームが鳴って、UPS shutting OFF...(UPSシャットダウン中)のステータスが表示されます。 3.UPSはスタンバイモードに移行し、 インジケーターが消灯します。 4. アラームが鳴り止みます。 4.4 バッテリ電力での動作 バッテリ電力への移行 • AC電源が無くなった後でも、接続されたデバイスには継続してUPSから電力が供給されます。必要なエネルギ ーはバッテリから供給されます。 • と のインジケーターが点灯します。 • 10秒間ごとにアラーム音が鳴ります。 接続されたデバイスはバッテリから電力供給されます。 ページ 24 792519-001 第1版 日本語 4.操作 バッテリ低下警告 • と のインジケーターが点灯します。 • 3秒間ごとにアラーム音が鳴ります。 バッテリの残りの容量が低下しています。UPSの自動シャットダウンがもうすぐ起こりますので、接続された機器 のすべてのアプリケーションをシャットダウンしてください。 バッテリバックアップ時間終了 • LCDディスプレイにEnd of backup time(バックアップ時間終了)が表示されます。 • LEDはすべて消灯します。 • アラームが鳴り止みます。 4.5 AC入力電源の回復 停電後AC入力電力が回復すると、UPSは自動的に再起動し(再起動機能をオフにしていない場合)、負荷には再び 電力が供給されます。 4.6 UPSリモートコントロール機能 2U UPSには2種類のリモートコントロール機能があります。 • RPO:Remote Power Off(リモートパワーオフ)では、リモートコンタクトを用いてUPSに接続されたすべての 機器を切断できます。UPSの再起動には手動での操作が必要です。 • ROO:Remote On/Off(リモートオン/オフ)では す。 これらの機能は、UPSリアパネルにあるコネクター できます。 ボタンをリモートで操作して、UPSをシャットダウンできま 5 の該当するピンの間のコンタクトを開放することでアクセス 5 リモートコントロールの接続とテスト 1.UPSの電源がオフになっており、外部電源から切断されていることを確認します。 2.コネクター 5 を取り外します。 3.コネクター 5 の2本のピンの間に、ノーマルクローズの電圧のかかっていないコンタクト(最大60 Vdc/30 Vac、最大20 mA、0.75 mm2 [18 AWG] ケーブル断面)を接続します。 コンタクト開放:UPSシャットダウン コンタクト閉路:UPS起動(UPSはAC電源に接続され、AC電源が供給されている) 注意: ーライドされます。 ボタンを用いてローカルでオン・オフすると、リモートコントロール機能がオーバ コンタクト開放:UPSシャットダウン、LED 点灯。 通常動作に戻るには、リモート外部コンタクトを非アクティブにし、 を再起動します。 ボタンを押してUPS 4.コネクター 5 をUPSの背面に差し込みます。 5.前記の手順に従ってUPSを接続詞、再起動します。 6.外部リモートシャットダウンコンタクトをアクティブにして、この機能をテストします。 警告:このコネクターはSELV(Safety Extra-Low Voltage、安全極低電圧)回路にのみ接続してください。 ページ 25 792519-001 第1版 日本語 5.メンテナンス 5.1 トラブルシューティング オペレーションステータス バッテリ切断 可能性のある原因 UPSが内蔵バッテリを認識していませ ん。 バッテリが切断されています アクション 状態が変わらない場合は、サービ ス担当へご連絡ください。 すべてのバッテリが正しく接続さ れているかご確認ください。状態 が変わらない場合は、サービス担 当へご連絡ください。 UPSから機器のいくつかを取り外し ます。UPSは動作を継続しますが、 負荷が増えるとシャットダウンす る可能性があります。過負荷状態 が無くなるとアラームはリセット されます。 過負荷 電力要件がUPSの容量を上回っていま す(公称容量の105 %以上) バッテリ寿命終了 バッテリが寿命に達しました。 交換用バッテリについてサービス 担当にご連絡ください。 イベント UPSイベントが起きています 例: PROコンタクトがアクティブになって UPSをシャットダウンし、再起動でき ない。 このイベントに対しては、コンタ クトを通常の位置に戻し、 ボタ ンを押して再起動してください。 UPS障害 UPSに内部障害がある UPSは機器を保護しません。 注意:アラームのメッセージとUPS のシリアル番号を書き留め、サー ビス担当に連絡してください。 5.2 UPSファームウェアの更新 UPSのファームウェアを更新するには、HPのWebサイト(http://www.hp.com/go/rackandpower)を参照してくださ い。 ページ 26 792519-001 第1版 日本語 5.メンテナンス 5.3 バッテリモジュールの交換 安全上の推奨事項 警告:高電圧による感電を防止するために、次の点に注意してください。 • この作業はUPSをAC電源から切り離し、オフにした状態で行ってください。 • AC電源での動作中、またはリザーブモードでは、コネクターを抜かないでください。 • リザーブモードでの動作中はバッテリへの接続を外さないでください。 • バッテリは感電と高い短絡電流を起こすことがあります。バッテリ部品の保守、修理には次の安全上の注意事 項を守ってください。 • 腕と手から腕時計、指輪、腕輪その他の金属製品を外してください。 • 絶縁材でできた持ち手のある工具を使用してください。 • バッテリの上に工具や金属製の部品を置かないでください。 バッテリの交換 • バッテリモジュール交換前に、このセクションの「バッテリを安全に使用していただくために」と「バッ テリの手入れと保管に関するガイドライン」の要件を読んでください。 • バッテリモジュールの交換にはこのセクションの指示に従ってください。 注意:バッテリモジュールはすべてまとめて交換してください。 バッテリを安全に使用していただくために 警告:この装置には、密閉式鉛蓄電池モジュールが入っています。発火や化学火傷を防止するために、 次の注意事項を守ってください。 • 装置から取り外した後のバッテリを再充電しないでください。 • バッテリを分解、押しつぶし、穴開けしないでください。 • バッテリの外部接触部分を短絡させないでください。 • バッテリを水に浸けないでください。 • 60ºC(140°F)以上の高温にさらさないでください。 バッテリの手入れと保管に関するガイドライン 注意:バッテリの保管可能期間は短いため、予備として交換用バッテリを保管することは 避けてください。保管しているバッテリを常に充電された状態に保つための手順が励行されている場合を除いて、 現場での交換用バッテリの保管は避けてください。 バッテリのメンテナンスは、以下のように行ってください。 • UPSの設定を商用電圧に合わせて、UPSがバッテリ電源を使用する時間を最小にしてください("6.1 HP R/ T2200 G4 NA/JP UPS and HP R/T3000 G4 LV NA/JP UPS" on page 29および"6.2 HP R/T3000 G4 HV NA/ JP UPS and HP R/T3000 G4 INTL UPS" on page 30参照)。 • UPSの周辺は、清潔でほこりの少ない状態に保ってください。ほこりの多い環境では、UPSの外側を定期的 に掃除機で掃除してください。 バッテリモジュールの取り外し B A ん中のパネルを取り 真 外します。 B タンを押してベゼル ボ を左にスライドさせ て、ベゼルの左側を取 り外します。 A ページ 27 792519-001 第1版 日本語 5.メンテナンス バッテリモジュールの取り外し(続き) C ネクターを抜いてバ コ ッテリモジュールを切 り離します。ワイヤー で引っ張らないでくだ さい。 D ッテリ前面の金属の バ 保護カバーを取り外し ます。 E ラスチックのタブを プ 引っ張ってバッテリブ ロックを取り外し、 ブロックを元に戻し ます。 C D E 新しいバッテリモジュールの取り付け 取り外し手順を逆の順番で行ってください。 • 安全と性能のため、HP純正品バッテリのみを使用してください。 • 取り付けに際しては、コネクターの2つの部分を互いにしっかりと押し合わせてください。 5.4 予備部品 予備部品のご注文 予備部品のご注文は、HPウェブサイト (http://www.hp.com/buy/parts) をご利用ください。 保証期間中の部品の交換は、HPの公認サービス担当へご連絡ください。 UPS予備部品リスト 項目 SPS-UPS R/T2200 G4 NA/JP SPS-UPS R/T3000 G4 LV NA/JP SPS-UPS R/T3000 G4 HV NA/JP SPS-UPS R/T3000 G4 INTL SPS-ERM MODULE R/T2200 G4 SPS-ERM MODULE R/T3000 G4 SPS-BATTERY KIT UPS R/T2200 SPS-BATTERY KIT UPS R/T3000 ページ 28 予備部品番号 796757-001 796758-001 796759-001 796760-001 796761-001 796762-001 765904-001 796777-001 792519-001 第1版 日本語 6.技術仕様書 6.1 HP R/T2200 G4 NA/JP UPS および HP R/T3000 G4 LV NA/JP UPS フィルター 変圧器 AVR 充電器 インバータ バッテリ 出力電力 @ 120V 出力電力 @ 100V AC入力電源 l 定格入力電圧 l 入力電圧範囲 l 入力周波数範囲 バッテリ電源での出力 l 電圧 l 周波数 バッテリ(密封鉛酸型、メ ンテナンスフリー) l 標準 l 追 加のモジュールも可能 (ERM最大4台) HP R/T2200 G4 NA/JP UPS 北アメリカ:1920VA 1920W JP:1500VA 1400W HP R/T3000 G4 LV NA/JP UPS 北アメリカ:2880VA 2700W JP:2400VA 2250W 単相100~125V 80~162V (1) 47~70 Hz (50Hz地域)、56.5~70 Hz (60Hz地域) 100/120V (-10%~+5%) 50/60Hz ±0.1Hz (2) (3) 4 x 12V 9Ah 6 x 12V 9Ah HP R/T2200 G4 ERM 8 x 12V 9Ah (x4が2ストリング) HP R/T3000 G4 ERM 12 x 12V 9Ah (x6が2ストリング) 環境 l 動作温度範囲 l 保管温度範囲 l 相対湿度 0~40°C -15~+50°C 20~90% (結露無きこと) l ノイズレベル < 45dBA < 50dBA (1) 最高、最低限度値はUPS設定で変更可能です。 (2) 低感度モードでは40Hzまで(UPS設定でプログラム可能)。 (3) 120Vに調節可能ですが、AC電源値と同じに設定する必要があります。 注意:火災の危険を減らすため、米国電気工事規定(NEC)のANSI/NFPA 70に従って、過電流保護最大20Aの分岐回 路にのみ接続してください。 ページ 29 792519-001 第1版 日本語 6.技術仕様書 6.2 HP R/T3000 G4 HV NA/JP UPS および HP R/T3000 G4 INTL UPS フィルター 変圧器 AVR 充電器 インバータ バッテリ 出力電力 @ 200V 出力電力 @ 208V HP R/T3000 G4 HV NA/JP UPS HP R/T3000 G4 INTL UPS 2490V 2241W 北アメリカ:3000VA 2700W JP:2490VA 2241W 2490V 2241W 出力電力 @ 230V AC入力電源 l 定格入力電圧 l 入力電圧範囲 l 入力周波数範囲 バッテリ電源での出力 l 電圧 l 周波数 バッテリ(密封鉛酸 型、メンテナンスフリ ー) l 標準 — 3000VA 2700W — 単相200~240V 160~294V (1) 47~70Hz (50Hz地域)、56.5~70Hz (60Hz地域) 208/230V (-10%~+5%) 50/60Hz ±0.1Hz (2) (3) 6 x 12V 9Ah HP R/T3000 G4 ERM 12 x 12V 9Ah (x6が2ストリング) l 追 加のモジュールも 可能(ERM最大4台) 環境 l 動作温度範囲 l 保管温度範囲 l 相対湿度 0~40°C -15~+50°C 20~90% (結露無きこと) l ノイズレベル < 45dBA < 50dBA (1) 最高、最低限度値はUPS設定で変更可能です(150~294Vの範囲内で)。 (2) 低感度モードでは40Hzまで(UPS設定でプログラム可能)。 (3) 200/208/220/230/240Vに調節可能ですが、AC電源値と同じに設定する必要があります。 UPSをEU圏内で使用する場合は、IEC/EN 60898-1標準に準拠した16A、250Vの外部ブレーカーをUPSへの給電線に使 用してください。 UPSをNA圏内で使用する場合は、20A、250Vの外部ブレーカーをUPSへの給電線に使用してください。 注意:火災の危険を減らすため、米国電気工事規定(NEC)のANSI/NFPA 70に従って、過電流保護最大30Aの分岐回 路にのみ接続してください。 ページ 30 792519-001 第1版 日本語 7.サポートと他のリソース 安全と規定準拠 安全、環境、および規定に関する情報については、 『サーバー、ストレージ、電源、ネットワーク、およびラック製品の安全と準拠に関する情報』 (HPのWebサイトhttp://www.hp.com/support/Safety-ComplianceEnterpriseProducts)を参照してください。 保証情報 HP ProLiantとX86サーバーおよびオプション (http://www.hp.com/support/ProLiantServers-Warranties) ご連絡の前にご用意いただく情報 ご連絡いただく前に、次の情報をお手元にご用意ください。 • Active Health Systemログ(HP ProLiant Gen8以降の製品の場合) • 障害が検出される前の7日間のActive Health Systemログをダウンロードして使用できます。詳しくは、 『HP iLO 4ユーザーガイド』または『HP Intelligent Provisioningユーザーガイド』(HPのWebサイト (http://www.hp.com/jp/servers/ilo)または(http://www.hp.com/jp/proliantessentials_manual))を 参照してください。 • Onboard Administrator SHOW ALLレポート(HP BladeSystem製品のみが対象) • Onboard Administrator SHOW ALL レポートの入手に関する詳細は、HPウェブサイト (http://www.hp.com/ go/OAlog)をご覧ください。 • テクニカルサポート登録番号(該当する場合) • 製品のシリアル番号 • 製品モデル名と製品番号 • 製品の識別番号 • 該当するエラーメッセージ • 追加したボードおよびハードウェア • 他社製品のハードウェアまたはソフトウェア • オペレーティングシステムの種類とリビジョン・レベル HPの連絡先 米国および世界各地の連絡先については、Contact HPのWebサイトhttp://www.hp.com/go/assistanceを参照し てく ださい。 米国では、次の方法をご利用ください。 • HPに電話で問い合わせる場合は、1-800-334-5144にお電話ください。品質向上のため、お電話の内容を録音 またはモニターさせていただくことがあります。 • Care Pack(サービスアップグレード)を購入されている場合は、サポートおよびドライバーのWebサイト http://www8.hp.com/us/en/support-drivers.html(英語)を参照してください。Webサイトで問題を解決で き ない場合は、1-800-633-3600まで電話でお問い合わせください。Care Packの詳細は、HPのWebサイ ト http://pro-aq-sama.houston.hp.com/services/cache/10950-0-0-225-121.html(英語)を参照 してください。Care Packの詳細は、HPのWebサイト http://pro-aq-sama.houston.hp.com/services/ cache/10950-0-0-225-121.html(英語)を参照してください。 製品のQuickSpecs 製品の特長、仕様、オプション、構成、および互換性について詳しくは、HPのWebサイト(http://www.hp.com/ go/qs(英語))にある製品のQuickSpecsを参照してください。 ドキュメントについてのご意見・ご質問 弊社ではお客様のニーズにかなうドキュメントの提供に全力で取り組んでいます。ドキュメントを改善するた めに役立てさせていただきますので、誤り、提案、コメントなどがございましたら、ドキュメントフィードバ ック担当([email protected]) へお寄せください。この電子メールには、ドキュメントのタイトルと製品番 号、バージョン番号、または URL をご記載ください。 ページ 31 792519-001 第1版