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vCloud Connector の使用

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vCloud Connector の使用
vCloud Connector の使用
vCloud Connector 2.6.0
このドキュメントは新しいエディションに置き換わるまで、
ここで書いてある各製品と後続のすべてのバージョンをサ
ポートします。このドキュメントの最新版をチェックする
には、http://www.vmware.com/jp/support/pubs を参
照してください。
JA-001334-01
vCloud Connector の使用
最新の技術ドキュメントは VMware の Web サイト(http://www.vmware.com/jp/support/)にあります
VMware の Web サイトでは最新の製品アップデートも提供されています。
このドキュメントに関するご意見およびご感想がある場合は、[email protected] までお送りください。
Copyright © 2011–2014 VMware, Inc. 無断転載を禁ず。著作権および商標情報。
VMware, Inc.
3401 Hillview Ave.
Palo Alto, CA 94304
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2
ヴイエムウェア株式会社
105-0013 東京都港区浜松町 1-30-5
浜松町スクエア 13F
www.vmware.com/jp
VMware, Inc.
目次
vCloud Connector の使用
5
1 vCloud Connector について 7
2 vCloud Connector へのアクセス 9
vSphere Client を使用した vCloud Connector へのアクセス
9
3 vCloud Connector のユーザー権限 11
4 クラウドの操作 13
vCloud Connector へのクラウドの追加
13
vCloud Connector 内でのクラウドの更新 14
vCloud Connector へのクラウドの再ロード 15
15
クラウドに関する情報の取得
クラウド階層の参照
15
16
クラウドのコンテンツの表示
vCloud Connector でのクラウドの削除 16
テンプレート、仮想マシン、または vApp に関する情報の取得
16
仮想マシンまたは vApp のパワーオン、パワーオフ、サスペンド、レジューム、またはリセット
テンプレート、仮想マシン、vApp の削除
17
17
仮想マシン コンソールへのアクセス
タスクのステータスの監視
17
18
タスクに関する詳細情報の取得
18
vCloud Connector から vCloud Director 管理コンソールを開く
自己署名の証明書での vCloud Connector の使用
19
19
5 複数のクラウドにまたがるテンプレート、仮想マシン、vApp の検索 21
6 クラウド間での仮想マシン、vApp、テンプレートのコピー 23
オブジェクトがコピーされるしくみ
コピーの検証
23
25
vSphere クラウドへのテンプレートのコピー
27
vCloud Director ベースのクラウドへのテンプレートのコピー
vSphere クラウドへの仮想マシンまたは vApp のコピー
29
31
vCloud Director ベースのクラウドに仮想マシンまたは vApp をコピーする
32
7 テンプレートからのデプロイ 35
vSphere クラウド内のテンプレートからの仮想マシンの展開
35
vCloud Director ベースのクラウド内のテンプレートからの vApp のデプロイ
VMware, Inc.
36
3
vCloud Connector の使用
8 コンテンツ同期の使用 37
37
コンテンツ ライブラリについて
公開と購読のガイドライン
39
コンテンツの同期中にメタデータが維持される仕組み
コンテンツ ライブラリの表示
42
テンプレートのフォルダまたはカタログの公開
42
公開済みフォルダのサブスクリプションの監視
公開済みフォルダまたはカタログの公開解除
公開済みフォルダまたはカタログの購読
サブスクリプションの表示
39
41
42
43
45
公開されたフォルダまたはカタログからのサブスクリプション解除
45
9 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用 47
ストレッチ デプロイのしくみ
47
ストレッチ デプロイの必要条件
49
プライベートの vSphere クラウドからパブリック vCloud への仮想マシンまたは vApp の Stretch Deploy
プライベート vCloud Director クラウドからパブリック vCloud への仮想マシンのストレッチ デプロイ
55
60
Stretch Deploy コマンドの進行状況の追跡 64
Stretch Deploy コマンドのキャンセル
Stretch Deploy 設定の登録解除
65
65
拡張仮想マシンまたは vApp をパブリック vCloud からプライベート データセンターに復帰する
Stretch Deploy のトラブルシューティング
66
66
10 vCloud Hybrid Service へのデータのエクスポート 73
11 ユーザー向け vCloud Connector のトラブルシューティング 75
コピー時の「アップロードするファイルがありません」エラー
コピー操作中の UnknownHostException
使用できない vCloud Connector UI
インデックス
4
75
75
76
77
VMware, Inc.
vCloud Connector の使用
®
「vCloud Connector の使用」では、VMware vCloud Connector™ を使用して複数のクラウドを接続および監視する
方法とクラウド間でクラウド コンテンツを移動する方法について説明します。
対象読者
この情報は、vCloud Connector を使用して、単一のユーザー インターフェイスで複数のクラウドを接続および監視す
®
®
る必要があるすべてのユーザーを対象としています。この情報は、VMware vSphere 、VMware vSphere Client™、
®
VMware vCloud Director 、およびクラウドの基本概念をよく理解しているクラウド システム管理者向けに記載されて
います。
®
データセンター エクステンション機能を使用するには、VMware vCloud のネットワークとセキュリティ™、およびネッ
トワークの概念についてもよく理解しておく必要があります。
VMware, Inc.
5
vCloud Connector の使用
6
VMware, Inc.
vCloud Connector について
1
vCloud Connector は、複数のパブリック クラウドおよびプライベート クラウドを監視したり、クラウド間でクラウド
のコンテンツを転送したりするための単一ユーザー インターフェイスを提供するエンタープライズ製品です。単一のユー
ザー インターフェイスで内部および外部両方の、複数のクラウドに接続できます。
vCloud Connector を使用して、仮想マシンを管理したり、テンプレートをデプロイしたり、クラウド間で仮想マシン、
vApp、テンプレートを転送したりできます。
また、コンテンツ同期機能を使用してクラウド全体でテンプレートの分散と同期を行うようにコンテンツ ライブラリを
セットアップすることもできます。
データセンター エクステンション (Stretch Deploy) 機能を使用すると、プライベート データセンターをパブリック
vCloud に拡張できます。
また、vCloud Connector では、オフライン データ転送サービスを使用して、大量のデータをプライベート データセン
ターから vCloud Hybrid Service に転送することもできます。
VMware, Inc.
7
vCloud Connector の使用
8
VMware, Inc.
vCloud Connector へのアクセス
2
®
vCloud Connector には、この登録先の VMware vSphere Client™ を介してアクセスできます。
vSphere Client を使用した vCloud Connector へのアクセス
®
vCloud Connector インスタンスが VMware vCenter Server™ に登録されると、vCloud Connector は vSphere
Client でクライアント プラグインとして動作します。
手順
1
vSphere Client にログインします。
2
[ホーム] をクリックします。
3
[ホーム] ページで、[ソリューションおよびアプリケーション] 領域の [vCloud Connector] アイコンをクリックしま
す。
4
VMware, Inc.
SSL 証明書をまだアップグレードしておらず、警告を受け取った場合は、リンクを受け入れます。
9
vCloud Connector の使用
10
VMware, Inc.
vCloud Connector のユーザー権限
3
クラウドを vCloud Connector UI に追加するのに使用するアカウントのタイプに関連付けられた特権または権限によっ
て、vCloud Connector で実行できるアクションが決まります。たとえば、vApp ユーザー ロールを使用して vCloud
Director クラウドを追加した場合は、vApp テンプレートをダウンロードするのに必要な権限がないため、そのクラウド
からはコピーを実行できません。
vCloud Director クラウドの場合、完全な機能にアクセスするには、組織管理者ロールかシステム管理者ロール、または
同等の権限を持つ変更されたロールを使用してください。同様に、vSphere クラウドの場合は、管理者アカウントまたは
それと同等のロールを使用してください。
デフォルトの vCloud Director ロールの権限は次のとおりです。
表 3‑1. デフォルトの vCloud Director ロールの権限
vCloud Director ロール
vCloud Connector で許可されるアクション
システム管理者
コピーとデプロイを実行できます
組織管理者
コピーとデプロイを実行できます
カタログ作成者
アクセス権を持っているテンプレートおよび vApp をコピーでき
ます
vApp 作成者
テンプレートと vApp のコピー、およびテンプレートからの vApp
のデプロイを実行できます
vApp ユーザー
コピーできません
コンソール アクセス権のあるユーザー
コピーできません
VMware, Inc.
11
vCloud Connector の使用
12
VMware, Inc.
クラウドの操作
4
vCloud Connector を使用すると、複数のクラウドに接続して管理し、クラウドのコンテンツをクラウド間で移動できま
す。
クラウドに関する多数の基本的タスクを vCloud Connector を使用して実行できます。
この章では次のトピックについて説明します。
n
vCloud Connector へのクラウドの追加 (P. 13)
n
vCloud Connector 内でのクラウドの更新 (P. 14)
n
vCloud Connector へのクラウドの再ロード (P. 15)
n
クラウドに関する情報の取得 (P. 15)
n
クラウド階層の参照 (P. 15)
n
クラウドのコンテンツの表示 (P. 16)
n
vCloud Connector でのクラウドの削除 (P. 16)
n
テンプレート、仮想マシン、または vApp に関する情報の取得 (P. 16)
n
仮想マシンまたは vApp のパワーオン、パワーオフ、サスペンド、レジューム、またはリセット (P. 17)
n
テンプレート、仮想マシン、vApp の削除 (P. 17)
n
仮想マシン コンソールへのアクセス (P. 17)
n
タスクのステータスの監視 (P. 18)
n
タスクに関する詳細情報の取得 (P. 18)
n
vCloud Connector から vCloud Director 管理コンソールを開く (P. 19)
n
自己署名の証明書での vCloud Connector の使用 (P. 19)
vCloud Connector へのクラウドの追加
vCloud Connector を使用してクラウドを管理するには、まず vCloud Connector UI にクラウドを追加する必要があり
ます。
vCloud Hybrid Service 専用クラウド インスタンスを追加するには、vCloud Connector UI にクラウド内の各仮想デー
タセンターを個別に追加する必要があります。専用クラウド インスタンスは、UI に単一クラウドとしては表示されませ
ん。クラウドでは、各仮想データセンターは別々のクラウドとして表示されます。
クラウドを追加するとき、そのクラウドのユーザー名とパスワードを入力します。クラウドを追加するのに使用するアカ
ウントのタイプに関連付けられた特権または権限によって、vCloud Connector で実行できる操作が決まります。たとえ
ば、vApp ユーザー ロールを使用して vCloud Director クラウドを追加した場合は、vApp テンプレートをダウンロー
ドするのに必要な権限がないため、そのクラウドからコピーを実行できません。
VMware, Inc.
13
vCloud Connector の使用
vCloud Director クラウドの場合、完全な機能にアクセスするには、組織管理者ロールかシステム管理者ロール、または
同等の権限を持つ変更されたロールを使用してください。同様に、vSphere クラウドの場合は、管理者アカウントまたは
それと同等のロールを使用してください。
開始する前に
vCloud Connector UI に追加するクラウドに vCloud Connector ノードがインストールされ、そのノードが vCloud
Connector サーバに登録されていること。
手順
1
vSphere Client で vCloud Connector を開きます。詳細については、第 2 章「vCloud Connector へのアクセ
ス (P. 9)」 を参照してください。
2
左側の [ブラウザ] パネルで [クラウド] をクリックします。
3
[クラウド] パネルで [追加] アイコンをクリックします。
4
[名前] ドロップダウン メニューから、追加するクラウドを選択します。
vCloud Connector サーバにノードが登録されているクラウドのみがリストに表示されます。
注意 vCloud Hybrid Service 専用クラウド インスタンスは、リストに複数クラウドとして表示されます。クラウ
ドでは、各仮想データセンターは別々のクラウドとして表示されます。クラウド全体を管理するには、vCloud
Connector UI にすべての仮想データセンターを追加します。
5
クラウドの管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
6
[追加] をクリックします。
クラウドが [ブラウザ] パネルの [クラウド] ツリーに表示されます。クラウドをクリックして、テンプレート、vApp、お
よび仮想マシンのインベントリを表示します。
vCloud Connector 内でのクラウドの更新
クラウド認証情報の vCloud Connector への追加後は、この情報を更新できます。
クラウドを追加するのに使用するアカウントのタイプに関連付けられた特権または権限によって、vCloud Connector で
実行できる操作が決まります。たとえば、vApp ユーザー ロールを使用して vCloud Director クラウドを追加した場合
は、vApp テンプレートをダウンロードするのに必要な権限がないため、そのクラウドからコピーを実行できません。
vCloud Director クラウドの場合、完全な機能にアクセスするには、組織管理者ロールかシステム管理者ロール、または
同等の権限を持つ変更されたロールを使用してください。同様に、vSphere クラウドの場合は、管理者アカウントまたは
それと同等のロールを使用してください。
開始する前に
クラウドが vCloud Connector インスタンスに追加されていること。
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで [クラウド] をクリックします。
2
[クラウド] パネル内でクラウドを選択し、パネル最上部の [編集] アイコンをクリックします。
[ブラウザ] パネル内でクラウドを右クリックし、[編集] を選択することもできます。
3
14
[クラウドの更新] ダイアログ ボックス内のユーザー名とパスワードを更新し、[更新] をクリックします。
VMware, Inc.
第 4 章 クラウドの操作
vCloud Connector へのクラウドの再ロード
vCloud Connector にクラウドを再ロードしてクラウドの最新のコンテンツを表示できます。
ワークロードが大きいクラウドは再ロードに時間がかかることがあります。
開始する前に
クラウドが vCloud Connector インスタンスに追加されていること。
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで [クラウド]をクリックします。
2
[クラウド] パネルで、再ロードするクラウドを選択して、パネル最上部の [再ロード] アイコンをクリックします。
[ブラウザ] パネルでクラウドで右クリックして、[再ロード] を選択することもできます。
クラウドに関する情報の取得
vCloud Connector に追加されたクラウドに関する情報を取得できます。クラウドの URL、タイプ、ユーザー、パブリッ
クまたはプライベートの分類、および最終更新時を表示できます。
手順
1
[ブラウザ] パネル内で [クラウド] をクリックします。
中央に [クラウド] パネルが表示され、vCloud Connector に追加されたすべてのクラウドをリストしたテーブルが
表示されます。
2
クラウドを選択します。
テーブルの下の [詳細] パネルに、クラウドに関する情報が表示されます。
プロパティ
説明
名前
インストール中に vCloud Connector サーバにクラウドを登録するために使用され
た名前
タイプ
クラウドのタイプ: VMware vCenter Server クラウド (vSphere クラウド) または
VMware vCloud Director クラウド。また、クラウドのバージョンを指定します。
URL
クラウド URL
ユーザー
クラウドが vCloud Connector UI に追加されたときに使用されたユーザー名
分類
クラウドのパブリックまたはプライベートのステータス
クラウドの最終更新日は、テーブルの [最終更新日] 列内で参照できます。
クラウド階層の参照
vCloud Connector に追加したクラウドの階層を参照できます。
手順
u
[ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開して、クラウドの階層を参照できます。
[インベントリ] パネルには、[ブラウザ] パネルでの現在の選択内容に基づいて、階層の各レベルのコンテンツが表示
されます。
VMware, Inc.
15
vCloud Connector の使用
クラウドのコンテンツの表示
vCloud Connector に追加したクラウドのコンテンツを表示できます。
手順
1
[ブラウザ] パネルで [クラウド] をクリックします。
2
クラウド内のすべてのテンプレート、vApps、および仮想マシンを表示するには、クラウド名をクリックします。
[インベントリ] パネルにクラウドのコンテンツが表示されます。
3
特定の仮想データセンター、組織、フォルダ、カタログのコンテンツを表示するには、[ブラウザ] パネルでクラウド
階層を展開し、該当するアイテムを選択します。
[インベントリ] パネルに選択したアイテムのコンテンツのみが表示されます。
4
テンプレート、vApp、仮想マシンの詳細を表示するには、[インベントリ] パネルで選択します。
アイテムの情報が表の下に表示されます。
vCloud Connector でのクラウドの削除
vCloud Connector に追加したクラウドを削除できます。
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで [クラウド] をクリックします。
2
[クラウド] パネルで、クラウドを選択し、パネルの一番上にある [削除] アイコンをクリックします。
[ブラウザ] パネルでクラウドを右クリックして、[削除] を選択することもできます。
テンプレート、仮想マシン、または vApp に関する情報の取得
vCloud Connector で、テンプレート、仮想マシン、または vApp に関する情報を表示できます。
手順
1
[ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開し、表示する仮想マシン、vApp、またはテンプレートが含まれるク
ラウドを選択します。
階層をさらに展開し、仮想データセンター、組織、フォルダ、またはカタログを選択すると、そのコンテンツのみを
表示できます。
2
何を表示するかに基づいて、[インベントリ] パネルの [テンプレート]、[vApps]、または [仮想マシン] タブをクリッ
クします。
[インベントリ] パネルにコンテンツが表示されます。テーブル内のアイテムをヘッダー([名前]、[場所]、または [ス
テータス])でソートすることができます。
3
テーブル内のアイテムをクリックします。
テーブルの下に [詳細] パネルが表示されます。[詳細] パネルには、選択したアイテムに関する情報が表示されます。
n
テンプレートの場合、CPU 数、メモリ容量、ストレージ容量、およびゲスト OS を表示できます。
(vCloud Director クラウドのテンプレートの場合、ゲスト OS は表示されません)
n
仮想マシンの場合、ゲスト OS、メモリ容量、およびストレージ容量を表示できるだけでなく、CPU、メモリ、およ
びストレージの現在の使用状況を表示できます。該当する場合は、親の vApp 名も表示できます。
16
VMware, Inc.
第 4 章 クラウドの操作
n
vApp の場合、vApp に含まれるすべての仮想マシン、および各仮想マシンの情報を表示できます。
このテーブルには、アイテムのステータス(停止、サスペンド、開始)や、アイテムが属している仮想データセンターも
表示できます。
仮想マシンまたは vApp のパワーオン、パワーオフ、サスペンド、レジューム、
またはリセット
vCloud Connector を使用して、vCloud Connector に追加されたクラウド内の仮想マシンまたは vApp のパワーオン、
パワーオフ、サスペンド、レジューム、またはリセットができます。
vApp に対するすべてのアクションは、そのすべての仮想マシンに適用されます。
手順
1
[ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開し、仮想マシンまたは vApp が含まれるクラウドを選択します。
[インベントリ] パネルにクラウド内のすべての仮想マシン、vApp、およびテンプレートが表示されます。結果を絞
り込むには、[検索] を使用できます。また、[ブラウザ] パネルで階層をさらに展開し、仮想データセンター、組織、
またはフォルダを選択して、それらのコンテンツのみを表示することもできます。
2
[インベントリ] パネルで、[仮想マシン] または [vApp] タブをクリックします。
仮想マシンまたは vApp のリストが表示されます。仮想マシンまたは vApp の現在の状態を [ステータス] 列で確認
できます。
3
4
仮想マシンまたは vApp を選択します。
[インベントリ] パネルの上部にあるアイコンをクリックして、実行するアクションを選択するか、[アクション] ド
ロップダウン メニューから、実行するアクションを選択します。
テンプレート、仮想マシン、vApp の削除
vCloud Connector を使用して、vCloud Connector に追加されたテンプレート、仮想マシン、または vApp を削除で
きます。
仮想マシンまたは vApp が実行中である場合、または仮想マシンまたは vApp に関して処理中のタスクが存在する場合、
仮想マシンまたは vApp は削除できません。
処理中のタスクがあるテンプレートは削除できます。テンプレートは、タスクが完了してから削除されます。
手順
1
[ブラウザ] パネルで [クラウド] ツリーを展開し、削除するアイテムを含むクラウドを選択します。
[インベントリ] パネルにクラウドのすべてのコンテンツが表示されます。[検索] を使用するか、[ブラウザ] パネルで
クラウド階層をさらに展開してサブフォルダを選択することにより、結果を絞り込めます。
2
[テンプレート]、[vApp]、または [仮想マシン] タブをクリックして、削除するアイテムを選択します。
3
仮想マシンまたは vApp が実行中である場合、パネルの一番上にある [パワーオフ] アイコンをクリックします。
4
[削除] アイコンをクリックし、確認ダイアログ ボックスの [削除] をクリックします。
アイテムは削除されます。
仮想マシン コンソールへのアクセス
vCloud Connector から仮想マシンのコンソールを開くことができます。
手順
1
VMware, Inc.
[ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開して、目的の仮想マシンが含まれるクラウドを選択します。
17
vCloud Connector の使用
2
[仮想マシン] タブをクリックします。
3
コンソールにアクセスする必要がある仮想マシンを探します。
[検索] を使用するか、[ブラウザ] パネルでクラウド階層を展開してサブフォルダを選択することにより、表示結果を
絞り込むことができます。
4
仮想マシンがパワーオフまたはサスペンドされている場合は、その仮想マシンを選択し、[パワーオン] または [レ
ジューム] アイコンをクリックして起動します。
5
仮想マシンを選択し、テーブルの下の [詳細] パネルに表示されるコンソール サムネイルをダブルクリックします。
仮想マシン情報の横のサムネイルがクリック不可になっている場合、その仮想マシンはパワーオフまたはサスペンド
されています。仮想マシンのコンソールにアクセスするには、その仮想マシンをパワーオンする必要があります。
VMware Remote Console プラグインがインストールされてない場合は、インストールするように要求されます。
新しいブラウザ ウィンドウにコンソールが開きます。
タスクのステータスの監視
タスクのステータスを監視するには [タスク] パネルを使用します。タスクの情報は、基本と詳細の 2 つのレベルで表示さ
れます。タスクの基本情報は、画面右側の [タスク] パネルに表示されます。基本情報は、タスクの一覧とそのステータス
(完了、失敗、処理中)から成ります。詳細情報は、[タスク] パネルの中央に表示されます。
タスクは、UI に 48 時間表示されます。
手順
1
画面右側の [タスク] パネルが最小化されている場合は、ピン アイコンをクリックして通常の表示に戻します。
2
表示するステータスのタイプに対応するタブ([すべて]、[実行中]、または [失敗])を選択します。
3
特定のタスクの詳細情報を表示するには、そのタスクをクリックします。
中央のパネルが [タスク] パネルに変わり、タスクの詳細が表示されます。
「タスクに関する詳細情報の取得 (P. 18)」 も参照してください。
タスクに関する詳細情報の取得
vCloud Connector 内のタスクに関する詳細情報を取得できます。タスクに関する情報は、UI から 48 時間表示できます。
手順
1
次のいずれかを実行することで、[タスク] パネルを開きます。
n
[ブラウザ] パネル内で [タスク] をクリックします。
n
[タスク] パネル内で、[すべてのタスク] をクリックするか、1 つのタスクをダブルクリックします。
中央のパネルが [タスク] パネルに変わり、過去 48 時間以内に実行したすべてのタスクを示すテーブルが表示されま
す。ここでタスクのタイプ、ステータス、コピー タスクのためのソースおよびターゲット クラウドなどの関連情報
を表示できます。
2
タスクの詳細を表示するには、タスクをテーブル内で選択します。
詳細情報がテーブルの下に表示されます。これにはタスクの完了までの所要時間、該当する場合はタスクのさまざまな
フェーズ、タスクを開始したユーザー名、その他の関連情報が含まれます。
これにより、vCloud Connector を使用して実行したタスクの監視およびトラブルシューティングが行えます。
18
VMware, Inc.
第 4 章 クラウドの操作
vCloud Connector から vCloud Director 管理コンソールを開く
vCloud Connector UI に追加した任意の vCloud Director クラウドの vCloud Director 管理コンソールを開くことがで
きます。
手順
1
[ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開し、vCloud Connector インスタンスに追加されたすべてのクラウ
ドを表示します。
2
vCloud Director クラウドをクリックして、その階層を展開します。
3
組織名を右クリックし、ポップアップ メニューから [vCD UI の起動] を選択します。
新しいブラウザ ウィンドウに vCloud Director コンソールのログイン ページが表示されます。
自己署名の証明書での vCloud Connector の使用
本番用には有効な証明書に置き換える必要がありますが、自己署名の証明書で vCloud Connector を使用できます。
vCloud Connector サーバおよび vCloud Connector ノードには、自己署名の証明書が含まれます。
サーバまたはノードの管理者 Web コンソールにログインするときに証明書に関する警告が表示される場合、証明書を受
け入れます。ログインのたびに警告が表示されるのを避けるため、ブラウザに証明書をインポートします。
手順
u
証明書を受け入れてインポートするには
表 4‑1. 証明書の受け入れとインポート
ブラウザ
アクション
Firefox
1
[例外の追加] をクリックして、証明書を受け入れます。
2
証明書を受け入れるとき、[次回以降にもこの例外を有効に
する] を選択して、証明書をインポートします。
1
[このサイトの閲覧を続行する] をクリックして、証明書を受
け入れます。
2
証明書をインポートするには、[ツール] - [インターネット オ
プション] を選択します。
3
[コンテンツ] タブをクリックしてから、[証明書] をクリック
Internet Explorer
し、証明書をインポートします。
Chrome
VMware, Inc.
1
[このまま続行] をクリックして、証明書を受け入れます。
2
証明書をインポートするには、Chrome メニュー ボタンを
クリックします。次に [設定]、[詳細設定を表示] をクリック
します。
3
[HTTPS/SSL] セクションで [証明書の管理] をクリックして、
証明書をインポートします。
19
vCloud Connector の使用
20
VMware, Inc.
複数のクラウドにまたがるテンプレート、
仮想マシン、vApp の検索
5
vCloud Connector に追加されたすべてのクラウドにまたがって、仮想マシン、vApp、テンプレートを検索できます。
検索結果はカテゴリ別に表示されます。各インスタンスの場所も表示されます。
検索結果に表示されたアイテムをクリックすると、[インベントリ] パネルにそのアイテムが表示されます。そこから、選
択した仮想マシン、テンプレート、または vApp に対して実行可能な任意のアクションを実行できます。[インベントリ]
パネルの下にアイテムの詳細も表示されます。
注意 検索結果にクラウドのコンテンツが含まれるようにするには、そのクラウドがロードされている必要があります。
クラウドの追加後、クラウドは [ブラウザ] パネルでそれを選択したときにロードされます。以降、クラウドを再ロードす
るには、クラウドを右クリックして、[再ロード] を選択します。
手順
1
[ブラウザ] パネルで、[検索] をクリックします。
2
[検索] フィールドに、検索するアイテムの名前の全体または一部(任意の文字列)を入力し、[検索] をクリックしま
す。
検索結果が、カテゴリ別に 3 つのタブ([テンプレート]、[vApp]、および [仮想マシン])に表示されます。タブのタ
イトルに、カテゴリごとの検索結果件数も表示されます。
3
タブを選択すると、そのカテゴリの検索結果が表示されます。
各アイテムの場所も表示されます。
4
アイテムをクリックすると、[インベントリ] パネルにそのアイテムが表示されます。
選択したアイテムに対して実行可能なアクションがパネルの最上部に表示されます。[インベントリ] パネルの下の
[詳細] 領域にアイテムの詳細が表示されます。
5
VMware, Inc.
検索結果に戻るには、[ブラウザ] パネルでもう一度 [検索] をクリックします。
21
vCloud Connector の使用
22
VMware, Inc.
クラウド間での仮想マシン、vApp、テン
プレートのコピー
6
vCloud Connector を使用して、vCloud Connector インスタンスに追加済みのクラウド間で、仮想マシン、vApp、テ
ンプレートをコピーできます。
この章では次のトピックについて説明します。
n
オブジェクトがコピーされるしくみ (P. 23)
n
コピーの検証 (P. 25)
n
vSphere クラウドへのテンプレートのコピー (P. 27)
n
vCloud Director ベースのクラウドへのテンプレートのコピー (P. 29)
n
vSphere クラウドへの仮想マシンまたは vApp のコピー (P. 31)
n
vCloud Director ベースのクラウドに仮想マシンまたは vApp をコピーする (P. 32)
オブジェクトがコピーされるしくみ
vCloud Connector を使用して、vCloud Connector インスタンスに追加済みのクラウド間で、仮想マシン、vApp、テ
ンプレートをコピーできます。
2 つの vSphere クラウド間、2 つの vCloud Director ベース クラウド間、および vSphere クラウドと vCloud Director
ベース クラウド間でオブジェクトをコピーできます。これらには、サービス プロバイダの vCloud または vCloud Hybrid
Service などのパブリック クラウドも含められます。
vSphere クラウドからのコピー
次の表に、vSphere クラウドから別のターゲットに仮想マシン、vApp、およびテンプレートがどのようにコピーされる
かを示します。
表 6‑1. vSphere からのコピー
オブジェクトのタイプ
ターゲット: vSphere
ターゲット: vCloud Director ベースのク
ラウド
仮想マシン
仮想マシン
vApp テンプレート
vApp
vApp
vApp テンプレート
仮想マシンのテンプレート
仮想マシンのテンプレート
vApp テンプレート
vCloud Director ベース クラウドからのコピー
次の表に、vCloud Director ベース クラウドから別のターゲットにオブジェクトがどのようにコピーされるかを示します。
VMware, Inc.
23
vCloud Connector の使用
表 6‑2. vCloud Director ベース クラウドからのコピー
オブジェクトのタイプ
ターゲット: vSphere
ターゲット: vCloud Director ベースのク
ラウド
1 つの仮想マシンを含む vApp
VM
vApp テンプレート
複数の仮想マシンを含む vApp
vApp
vApp テンプレート
1 つの仮想マシンを含む vApp テンプレート
VM
vApp テンプレート
複数の仮想マシンを含む vApp テンプレート
vApp
vApp テンプレート
同時コピー
同時に複数のコピー タスクを開始できます。コピー タスクは同時に実行されます。デフォルトで、vCloud Connector
は 1 クラウドあたり(1 vCloud Connector ノードあたり)最大で 10 個の同時タスクを実行します。10 個より多くの
タスクを指定すると、最初の 10 個のタスクが同時に実行されます。1 つのタスクが完了すると、キューの中の次のタス
クが実行されます。
コピー タスクにはソース クラウドとターゲット クラウドの両方がかかわるため、同時タスクの上限は、コピー タスクの
ソース クラウドとターゲット クラウドの両方に適用されます。
vCloud Connector ノードの最大同時タスク数を増やすことができます。上限を増やす場合、ノード ストレージも増や
す必要があります。必要となる外部ストレージの容量は、コピー タスクのサイズによって異なります。コピーされるオブ
ジェクトは、コピー中にソース ノードまたはターゲット ノードのステージング領域には書き込まれないものの、特定の
場合(コピー プロセスの転送またはインポート部分がエクスポートよりもおそい場合など)、vCloud Connector はス
テージング領域を使用するため、コピーされるオブジェクトのサイズと同等のストレージが必要となる場合があります。
ソース クラウドとターゲット クラウドの両方にストレージを追加する必要があります。
詳細については、「vCloud Connector のインストールと構成」の「 最大同時タスク数の増加」を参照してください。
データ転送プロトコルと暗号化
コピーに使用されるデータ転送プロトコルを選択できます。vCloud Connector では、HTTP(S)(デフォルト)と UDT
の 2 つのプロトコルが提供されます。コピー中にデータを暗号化することもできます。
ソース クラウドとターゲット クラウドに関連付けられた vCloud Connector ノードでこれらのオプションを設定しま
す。一度オプションを設定すると、その後のすべてのコピー コマンドに適用されます。
詳細については、「vCloud Connector のインストールと構成」の「コピー オプションの選択」を参照してください。
大きな仮想マシンまたは vApp のコピー
コピーするオブジェクトのサイズとネットワークに応じて、大きな仮想マシンまたは vApp のコピーには数時間を要する
可能性があります。
vCloud Hybrid Service にデータをコピーするには、次のガイドラインに従ってください。
仮想マシンまたは vApp のサイズ
推奨される方法
300 GB 未満
コピー コマンドを使用します。
300 GB 超
オフライン データ転送サービスを使用します。
「vCloud Connector のインストールと構成」の「大きな仮想マシンと vApp のコピー」も参照してください。
コピーの制限
n
ISO ファイルが添付されたオブジェクトはコピーできません。
n
vSphere にコピーするとき、ターゲット ホストには、[仮想マシン ネットワーク] ポート グループが定義された標準
仮想スイッチが必要です。
24
VMware, Inc.
第 6 章 クラウド間での仮想マシン、vApp、テンプレートのコピー
コピーの検証
オブジェクトをクラウド間でコピーする前に、コピー対象オブジェクトとコピーの構成を検証できます。vCloud Connector
によって、接続、ストレージ、待ち時間などのチェックが実行されます。このようにして、コピーを開始する前によくあ
るエラーが発生しないか確認することで、コピーの失敗を回避できます。
コピーのチェックは、コピー ウィザードで [検証] ボタンをクリックすると実行されます。エラーと警告が表示されます。
エラーは、コピーを続行する前に修正する必要があります。警告は情報レベルのメッセージであり、コピーの実行を妨げ
ることはありません。
注意 コピーの検証は、ソース ノードとターゲット ノードが両方ともバージョン 2.6 以降である場合のみ利用できます。
コピーの事前チェック
vCloud Connector は、以下の各項目を確認します。
n
ソース クラウドとターゲット クラウドに関連付けられた各ノードと vCloud Connector サーバ間の接続
n
ソース クラウドとターゲット クラウドに関連付けられた各ノード間の接続
n
ノードとそのノードが関連付けられたクラウド間の接続
n
ノード内のステージング領域用ストレージ
n
ターゲット データストアまたは組織の仮想データセンターのストレージ
n
vCloud Director カタログに対する書き込み権限
n
ノード間の待ち時間
n
OVF のチェック(vSphere の場合)
n
カタログ内の名前の重複
n
仮想データセンター内の名前の重複(オブジェクトをデプロイする場合)
n
コピーの転送モード(HTTPS または UDT)
n
ソース クラウドとターゲット クラウド間のバージョンの互換性
n
VMware Tools のバージョン(ゲストのカスタマイズが有効になっている場合)
警告
警告が発生してもコピーが妨げられることはありません。ただし、続行する前に問題を解決しておけば、コピーの失敗を
回避するのに役立つことがあります。
以下に、警告の例をいくつか挙げます。
警告
対処方法
クラウドに関連付けられたノードがバージョ
ン 2.6 以降である必要があるため、コピーを
検証できませんでした。
コピーを検証する必要がある場合は、ソース クラウドに関連付けられたノードとターゲッ
ト クラウドに関連付けられたノードのバージョンが共に 2.6 以降であることを確認します。
ゲスト カスタマイズには、バージョン 7299
以降の VMware Tools が必要です。
コピーするオブジェクトでゲスト カスタマイズが有効になっている場合は、そのオブジェ
クトとターゲット クラウドの両方に VMware Tools の最新バージョンがインストールさ
れていることを確認します。Windows 仮想マシンをデプロイする場合、最新バージョン
の Sysprep がインストールされていることも確認してください。
ターゲット データストアにエンティティを格
納するための十分な領域がありません。
別のデータストアを選択するか、容量を増やします。
VMware, Inc.
25
vCloud Connector の使用
警告
対処方法
テンプレートに拡張子 .iso の VMDK が含ま
れています。コピーが失敗する可能性があり
ます。
vSphere にコピーする場合は、オブジェクトがインポートされるとき .iso ファイルは無視
されます。一方、vCloud Director にコピーする場合は、vCloud Connector が .iso ファ
イルをインポートしようとするため、場合によっては、コピーが失敗する可能性があります。
カタログのユーザー権限を確認できません。
選択したカタログに対する書き込み権限を所有していることを確認します。
クラウドを vCloud Connector UI に追加するのに使用するアカウントに関連付けられた
特権または権限によって、実行できるアクションが決まります。
ノード間の待ち時間がかなり長くなっていま
す。接続帯域幅が十分に確保されている場合
は、転送プロトコルとして UDT を使用する
ことをお勧めします。そうでない場合は
HTTPS を使用します。
環境に適切な転送モードを選択します。転送モードは、ノード管理者 Web コンソールで
設定します。詳細については、「vCloud Connector のインストールと構成」を参照して
ください。
ノードのステージング領域がテンプレートの
サイズを下回っています。
ステージング領域のストレージ サイズをコピーするオブジェクトのサイズ以上の値まで増
やします。このストレージは最適な条件では使用されない可能性がありますが、場合によっ
ては必要になります。
ノードのステージング領域を計算できません。 ステージング領域ストレージのサイズがコピーするオブジェクトのサイズ以上であること
を確認します。このストレージは最適な条件では使用されない可能性がありますが、場合
によっては必要になります。
エラー
次の問題はエラーです。エラーは、コピーを続行する前に修正する必要があります。
以下に、エラーの例を示します。
エラー
対処方法
クラウド: <name> に関連付けられたノードが停止しています。
ノードを再起動します。サーバ管理者 Web コンソールで、すべての
ノードのステータスを確認できます。
同名のエンティティがターゲット クラウドにすでに存在しています。 オブジェクトに別の名前を指定します。
26
ターゲット組織 VDC にテンプレートを格納するための十分な領域
がありません。
ターゲット仮想データセンターのストレージを増やすか、別のター
ゲットを選択します。
ターゲット データストアにエンティティを格納するための十分な領
域がありません。
別のデータストアを選択するか、ストレージを増やします。
ターゲット クラウド: <name> にあるデータストア/VDC の検証
中にエラーが発生しました。
ターゲット クラウドとの接続を確認します。
クラウド <name> に関連付けられたノード <name> から接続を
検証できません。コピーが失敗する可能性があります。ノードのス
テータスを確認します。
ノードのステータスとノードが動作していることを確認します。サー
バ管理者 Web コンソールで、すべてのノードのステータスを確認で
きます。
OVF 記述子の検証中にエラーが発生しました。リースを取得でき
ませんでした。
OVF に関する問題を解決します。
OVF の検証中にエラーが発生しました。このテンプレートのデバ
イス ファイルがありません。コピーを続行できません。
OVF に関する問題を解決します。
OVF 記述子の検証中にエラーが発生しました。OVF に指定されて
いる 1 つまたは複数の VMDK ファイルが見つかりません。
OVF に関する問題を解決します。
エンティティにアクセスできません。カタログに対する書き込み権
限がありません。
自分が書き込み権限を所有しているカタログを使用します。
ノードからクラウドに到達できません。
ノードとノードに関連付けられたクラウド間の接続の問題を解決しま
す。
ノード <name> に、ノード<name> から到達できません。
ノード間の接続の問題を解決します。
クラウドを vCloud Connector UI に追加するのに使用するアカウ
ントに関連付けられた特権または権限によって、実行できるアクショ
ンが決まります。
VMware, Inc.
第 6 章 クラウド間での仮想マシン、vApp、テンプレートのコピー
エラー
対処方法
ソースとターゲット間で仮想ハードウェアのバージョンが一致しな
いため、このコピー操作は実行できません。
仮想ハードウェアのバージョンに互換性のないクラウド間でオブジェ
クトをコピーすることはできません。たとえば、vSphere 5.1 から
vSphere 4.0 にオブジェクトをコピーすることはできません。
ソース クラウド: <name> からのエンティティの検証中にエラー
が発生しました。
コピーしようとしているオブジェクト、およびソース クラウドとの
接続を確認します。
vSphere クラウドへのテンプレートのコピー
テンプレートは、クラウド間でコピーできます。テンプレートのコピー後に、自動的にデプロイすることを選択できます。
テンプレートを vSphere クラウドにコピーしてデプロイするときに、ターゲット ホストに、[仮想マシン ネットワーク]
ポート グループが定義された標準仮想スイッチがあることを確認してください。
同時に複数のコピーを開始できます。コピーは同時に実行されます。デフォルトで、vCloud Connector は 1 クラウド
あたり最大で 10 個の同時タスクを実行します。
コピー コマンドの詳細については、「オブジェクトがコピーされるしくみ (P. 23)」を参照してください。
注意 vCloud Connector は、ISO ファイルが添付されたオブジェクトのコピーはサポートしません。
開始する前に
n
テンプレートをコピーしてデプロイする場合、ターゲット ホストに、[仮想マシン ネットワーク] ポート グループが
定義された標準仮想スイッチがあることを確認してください。
n
コピーするオブジェクトに対して [ゲスト カスタマイズの有効化] オプションを選択する場合、オブジェクトとコピー
先クラウドに最新バージョンの VMware Tools がインストールされていることを確認してください。Windows 仮
想マシンをデプロイする場合、最新バージョンの Sysprep がインストールされていることも確認してください。
手順
1
[ブラウザ] パネル内で [クラウド] ツリーを展開し、コピーするテンプレートが格納されたクラウドを選択します。
[インベントリ] パネルにクラウドのすべてのコンテンツが表示されます。[検索] を使用するか、[ブラウザ] パネルで
クラウド階層をさらに展開してサブフォルダを選択することにより、結果を絞り込めます。
2
3
[インベントリ] パネル内で [テンプレート] タブをクリックして、コピーするテンプレートを選択します。
パネル最上部の [コピー] アイコンをクリックするか、[コピー] を [アクション] ドロップダウン メニューから選択し
ます。
4
テンプレートの移動先とするターゲット クラウドを選択します。
5
テンプレートの名前を入力します。名前を指定しないと、Copy of というプリフィックスがソース テンプレート名
に付加された名前がデフォルトの名前になります。
注意 次の文字を名前に含めることはできません: %# & < >
6
テンプレートのターゲット フォルダを選択し、[次へ] をクリックします。
7
テンプレートの格納先とするクラスタ、ホスト、vApp、またはリソース プールを選択し、[次へ] をクリックします。
8
仮想ディスク形式およびデータセンターを選択し、[次へ] をクリックします。
VMware, Inc.
27
vCloud Connector の使用
9
テンプレートのコピー後にテンプレートをデプロイする場合、[デプロイのオプション] ページ内で選択肢を指定しま
す。
u
テンプレートを vCloud Director クラウドからコピーする場合、[デプロイ後にパワーオン] を選択します。
u
テンプレートを vSphere クラウドからコピーする場合、該当するオプションを選択します。
オプション
説明
仮想マシンをコピー後にデプロイ
テンプレートのターゲット クラウドへのコピー後、テンプレートから仮想マシンをデ
プロイします。
このオプションを選択した場合、ゲストのカスタマイズ オプションも設定します。
ゲストのカスタマイズを有効にするには、[ゲストのカスタマイズの有効化] を選択し、
ゲスト OS を選択します。Microsoft Windows を選択した場合、次のオプションを
設定します。
n
SID を変更
n
コンピュータ名:名前を指定するか、仮想マシン名を使用することを選択します。
n
所有者の名前および組織
n
管理者アカウントのパスワード
Linux を選択した場合、次のオプションを設定します。
n
ホスト名:名前を指定するか、仮想マシン名を使用することを選択します。
n
ドメイン名
ゲスト カスタマイズの詳細については、VMware vSphere ドキュメント センターお
よび VMware vCloud Director ドキュメント センターを参照してください。
注意 ゲスト カスタマイズを有効にする場合、コピーするオブジェクトとコピー先ク
ラウドの両方に最新バージョンの VMware Tools がインストールされていることを
確認してください。Windows 仮想マシンをデプロイする場合、最新バージョンの
Sysprep がインストールされていることも確認してください。
デプロイ後にパワーオン
デプロイされた仮想マシンをパワーオンします。
ターゲット フォルダからテンプレートを削
除
仮想マシンのデプロイ後に、ターゲット フォルダからテンプレートを削除します。
10 [終了準備の完了] ページで選択内容を確認します。
注意 転送モード以外のすべての選択はコピー ウィザードで行います。転送モードは HTTP、HTTPS、または UDT
であり、コピー元およびコピー先 vCloud Connector ノードで構成されたオプションによって決定されます。詳細
については、「vCloud Connector のインストールと構成」を参照してください。
11 [検証] をクリックして、コピーの選択と構成を事前確認します。
見つかった警告、エラーがページの一番上に表示されます。
12 必要な変更を行います。
n
警告のみが見つかった場合は、コピーを続行できます。ただし、問題を解決することにより、コピーの失敗を回
避できます。
n
エラーが見つかった場合、コピーを続行する前にエラーを解決する必要があります。
「コピーの検証 (P. 25)」 も参照してください。
13 [終了] をクリックします。
コピーの進行状況を監視するには、右側にある [タスク] パネルを確認します。コピー タスクが表示されます。タス
クの詳細を表示するには、タスクをクリックします。
デプロイ オプションを選択した場合、テンプレートがコピーされてデプロイされます。結果を表示するには、ターゲット
フォルダの更新が必要な場合があります。
28
VMware, Inc.
第 6 章 クラウド間での仮想マシン、vApp、テンプレートのコピー
vCloud Director ベースのクラウドへのテンプレートのコピー
テンプレートは、クラウド間でコピーできます。テンプレートのコピー後に、自動的にデプロイすることを選択できます。
すべてのテンプレートは、vCloud Director ベースのクラウドに vApp テンプレートとしてコピーされます。
同時に複数のコピーを開始できます。コピーは同時に実行されます。デフォルトで、vCloud Connector は 1 クラウド
あたり最大で 10 個の同時タスクを実行します。
コピー コマンドの詳細については、「オブジェクトがコピーされるしくみ (P. 23)」を参照してください。
注意 vCloud Connector は、ISO ファイルが添付されたオブジェクトのコピーはサポートしません。
開始する前に
n
n
ターゲット クラウドで、書き込み権限があるカタログが必要です。
コピーするオブジェクトに対して [ゲスト カスタマイズの有効化] オプションを選択する場合、オブジェクトとコピー
先クラウドに最新バージョンの VMware Tools がインストールされていることを確認してください。Windows 仮
想マシンをデプロイする場合、最新バージョンの Sysprep がインストールされていることも確認してください。
手順
1
[ブラウザ] パネル内で [クラウド] ツリーを展開し、コピーするテンプレートが格納されたクラウドを選択します。
[インベントリ] パネルにクラウドのすべてのコンテンツが表示されます。[検索] を使用するか、[ブラウザ] パネルで
クラウド階層をさらに展開してサブフォルダを選択することにより、結果を絞り込めます。
2
3
[インベントリ] パネル内で [テンプレート] タブをクリックし、コピーするテンプレートをクリックします。
パネル最上部の [コピー] アイコンをクリックするか、[コピー] を [アクション] ドロップダウン メニューから選択し
ます。
4
テンプレートの移動先とするターゲット クラウドを選択します。
5
ターゲット クラウド上の vApp テンプレートの名前と説明を入力します。名前を指定しないと、Copy of というプ
リフィックスがソース テンプレート名に付加された名前がデフォルトの名前になります。
注意 次の文字を名前に含めることはできません: %# & < >
6
テンプレートを保存するカタログを選択し、[次へ] をクリックします。
カタログに対する書き込み権限が必要です。
7
VMware, Inc.
仮想データセンターを選択して、[次へ] をクリックします。
29
vCloud Connector の使用
8
vApp テンプレートをコピー後にデプロイする場合、[デプロイのオプション] ページ内で適切なオプションを選択し
ます。
オプション
説明
コピー後に vApp をデプロイ
テンプレートのターゲット クラウドへのコピー後、テンプレートから vApp をデプ
ロイします。
このオプションを選択すると、追加の設定が表示されます。
[ネットワーク接続モード]:コピー先 vCloud Director クラウドにどのように vApp
をデプロイするかを選択します。フェンス モードまたは直接モードから選択します。
フェンスによって、異なる vApp にある同一の仮想マシンの MAC アドレスおよび IP
アドレスを分離し、競合を起こさずにそれらの仮想マシンをパワーオンできます。詳
細については、『VMware vCloud Director マニュアル』を参照してください。
[ネットワーク構成の選択]:コピー先 vCloud Director クラウド内の vApp 用のネッ
トワークを選択します。
[ゲスト カスタマイズ]:ゲスト カスタマイズを有効にすると、仮想マシンがパワーオ
ンされたときに、仮想マシン用に構成されたコンピュータ名とネットワーク設定がゲ
スト OS に適用されます。ゲスト OS には次のオプションを設定することもできます。
n
SID を変更
Windows 仮想マシンにのみ適用されます。Windows SID を変更するには、
Sysprep を実行します。Windows NT では Sidgen が実行されます。
n
管理者アカウントのパスワード設定
ゲスト カスタマイズの詳細については、VMware vSphere ドキュメント センターお
よび VMware vCloud Director ドキュメント センターを参照してください。
注意 ゲスト カスタマイズを有効にする場合、コピーするオブジェクトとコピー先ク
ラウドの両方に最新バージョンの VMware Tools がインストールされていることを
確認してください。Windows 仮想マシンをデプロイする場合、最新バージョンの
Sysprep がインストールされていることも確認してください。
9
デプロイ後に vApp をパワーオン
デプロイした vApp をパワーオンします。
コピー先 vCloud カタログにある一時 vApp
テンプレートを削除
vApp のデプロイ後に、vApp テンプレートをターゲット クラウドのカタログから削
除します。
[終了準備の完了] ページで選択内容を確認します。
注意 転送モード以外のすべての選択はコピー ウィザードで行います。転送モードは HTTP、HTTPS、または UDT
であり、コピー元およびコピー先 vCloud Connector ノードで構成されたオプションによって決定されます。両方
のノードでデフォルト設定を使用している場合、転送モードは HTTPS です。詳細については、「vCloud Connector
のインストールと構成」を参照してください。
10 [検証] をクリックして、コピーの選択と構成を事前確認します。
見つかった警告、エラーがページの一番上に表示されます。
11 必要な変更を行います。
n
警告のみが見つかった場合は、コピーを続行できます。ただし、問題を解決することにより、コピーの失敗を回
避できます。
n
エラーが見つかった場合、コピーを続行する前にエラーを解決する必要があります。
「コピーの検証 (P. 25)」 も参照してください。
12 [終了] をクリックします。
コピーの進行状況を監視するには、右側にある [タスク] パネルを確認します。コピー タスクが表示されます。タス
クの詳細を表示するには、タスクをクリックします。
デプロイ オプションを選択した場合、テンプレートがコピーされてデプロイされます。vApp テンプレートを表示するに
は、ターゲット カタログの更新が必要な場合があります。
30
VMware, Inc.
第 6 章 クラウド間での仮想マシン、vApp、テンプレートのコピー
vSphere クラウドへの仮想マシンまたは vApp のコピー
仮想マシンまたは vApp をあるクラウドから別のクラウドにコピーできます。コピーする前に、仮想マシンまたは vApp
をパワーオフする必要があります。
vSphere クラウドにコピーするときに、ターゲット ホストに、[仮想マシン ネットワーク] ポート グループが定義された
標準仮想スイッチがあることを確認してください。
同時に複数のコピーを開始できます。コピーは並行に実行されます。デフォルトで、vCloud Connector は 1 クラウド
あたり最大で 10 個の同時タスクを実行します。
コピー コマンドの詳細については、「オブジェクトがコピーされるしくみ (P. 23)」を参照してください。
注意 vCloud Director クラウドからは vApp のみコピーできます。個別の仮想マシンはコピーできません。
注意 vCloud Connector は、ISO ファイルが添付されたオブジェクトのコピーはサポートしません。
開始する前に
n
ターゲット ホストに、[仮想マシン ネットワーク] ポート グループが定義された標準仮想スイッチがあることを確認
してください。
n
vCloud Director ベースのクラウドからコピーする場合、書き込み権限を持つカタログがソース クラウド内にある
必要があります。このカタログは、一時 vApp テンプレートの格納に使用します。
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで [クラウド] ツリーを展開し、コピーする仮想マシンまたは vApp を含むクラウドを選択
します。
[インベントリ] パネルにクラウドのすべてのコンテンツが表示されます。[検索] を使用するか、[ブラウザ] パネルで
クラウド階層をさらに展開してサブフォルダを選択することにより、結果を絞り込めます。
2
[インベントリ] パネルで [vApp] または [仮想マシン] タブをクリックして、コピーするアイテムを選択します。
注意 vCloud Director クラウドからは vApp のみコピーできます。個別の仮想マシンはコピーできません。
3
仮想マシンまたは vApp がパワーオンされている場合、パネルの一番上にある [パワーオフ] アイコンをクリックし
て、パワーオフします。サスペンドされている場合、[再開] アイコンをクリックしてから [パワーオフ] アイコンをク
リックして、パワーオフします。
4
パネルの一番上にある [コピー] アイコンをクリックします。
コピー ウィザードが表示されます。
5
vCloud Director クラウドからコピーする場合、[カタログの選択] ページ内で一時 vApp テンプレートを格納する
カタログを選択し、[次へ] をクリックします。カタログに対する書き込み権限が必要です。
一時 vApp テンプレートは vApp がコピーされた後に削除されます。
vSphere クラウドからコピーする場合、[カタログの選択] ページは表示されません。
6
7
仮想マシンまたは vApp のコピー先クラウドを選択します。
仮想マシンまたは vApp の名前を入力します。名前を指定しないと、デフォルトの名前は Copy of というプリフィッ
クスが付加された、ソース仮想マシンまたは vApp の名前になります。
注意 次の文字を名前に含めることはできません: %# & < >
8
ターゲット フォルダを選択し、[次へ] をクリックします。
9
項目の格納先とするクラスタ、ホスト、vApp、またはリソース プールを選択し、[次へ] をクリックします。
VMware, Inc.
31
vCloud Connector の使用
10 仮想ディスク形式およびデータセンターを選択し、[次へ] をクリックします。
11 仮想マシンまたは vApp のデプロイ後に、仮想マシンまたは vApp をパワーオンするには、[デプロイ後にパワーオ
ン] オプションを選択し、[次へ] をクリックします。
12 [終了準備の完了] ページで選択内容を確認します。
注意 転送モード以外のすべての選択はコピー ウィザードで行います。転送モードは HTTP、HTTPS、または UDT
であり、コピー元およびコピー先 vCloud Connector ノードで構成されたオプションによって決定されます。詳細
については、「vCloud Connector のインストールと構成」を参照してください。
13 [検証] をクリックして、コピーの選択と構成を事前確認します。
見つかった警告、エラーがページの一番上に表示されます。
14 必要な変更を行います。
n
警告のみが見つかった場合は、コピーを続行できます。ただし、問題を解決することにより、コピーの失敗を回
避できます。
n
エラーが見つかった場合、コピーを続行する前にエラーを解決する必要があります。
「コピーの検証 (P. 25)」 も参照してください。
15 [終了] をクリックします。
コピーの進行状況を監視するには、右側にある [タスク] パネルを確認します。コピー タスクが表示されます。タス
クの詳細を表示するには、タスクをクリックします。
仮想マシンまたは vApp がコピーされます。コピーされた仮想マシンまたは vApp を表示するため、ターゲット クラウ
ドの再ロードが必要になることがあります。
vCloud Director ベースのクラウドに仮想マシンまたは vApp をコピーする
仮想マシンまたは vApp をあるクラウドから別のクラウドにコピーできます。コピーする前に、仮想マシンまたは vApp
をパワーオフする必要があります。
vCloud Director ベースのクラウドにコピーする場合、仮想マシンまたは vApp は vApp テンプレートとしてコピーさ
れます。デプロイ オプションを使用して、コピー後に vApp テンプレートから自動的に vApp をデプロイできます。
同時に複数のコピーを開始できます。コピーは同時に実行されます。デフォルトで、vCloud Connector は 1 クラウド
あたり最大で 10 個の同時タスクを実行します。
コピー コマンドの詳細については、「オブジェクトがコピーされるしくみ (P. 23)」を参照してください。
注意 vCloud Connector は、ISO ファイルが添付されたオブジェクトのコピーはサポートしません。
開始する前に
n
コピー先のクラウドに、書き込み権限が設定されたカタログが必要です。vCloud Director ベースのクラウドからコ
ピーする場合、コピー元クラウドにも書き込み権限が設定されたカタログが必要です。
n
コピーするオブジェクトに対して [ゲスト カスタマイズの有効化] オプションを選択する場合、オブジェクトとコピー
先クラウドに最新バージョンの VMware Tools がインストールされていることを確認してください。Windows 仮
想マシンをデプロイする場合、最新バージョンの Sysprep がインストールされていることも確認してください。
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで [クラウド] ツリーを展開し、コピーする仮想マシンまたは vApp を含むクラウドを選択
します。
[インベントリ] パネルにクラウドのすべてのコンテンツが表示されます。[検索] を使用するか、[ブラウザ] パネルで
クラウド階層をさらに展開してサブフォルダを選択することにより、結果を絞り込めます。
32
VMware, Inc.
第 6 章 クラウド間での仮想マシン、vApp、テンプレートのコピー
2
[インベントリ] パネルで [vApp] または [仮想マシン] タブをクリックして、コピーするアイテムを選択します。
注意 vCloud Director クラウドからは vApp のみコピーできます。個別の仮想マシンはコピーできません。
3
仮想マシンまたは vApp がパワーオンされている場合、パネルの一番上にある [パワーオフ] アイコンをクリックし
て、パワーオフします。サスペンドされている場合、[再開] アイコンをクリックしてから [パワーオフ] アイコンをク
リックして、パワーオフします。
4
5
パネルの一番上にある [コピー] アイコンをクリックします。
vCloud Director クラウドからコピーする場合、[カタログの選択] ページで、一時 vApp テンプレートの格納先と
するコピー元クラウド内のカタログを選択して、[次へ] をクリックします。カタログに対する書き込み権限が必要で
す。
これは vCloud Director の要件です。一時 vApp テンプレートは vApp がコピーされた後に削除されます。
vSphere クラウドからコピーする場合、[カタログの選択] ページは表示されません。
6
[Next] をクリックします。
7
仮想マシンまたは vApp のコピー先クラウドを選択します。
8
仮想マシンまたは vApp の名前と説明を入力します。名前を指定しない場合、コピー元アイテムの名前にプレフィッ
クス Copy of が付記されたものがデフォルト名になります。
注意 次の文字を名前に含めることはできません: %# & < >
9
仮想マシンまたは vApp の格納先とするカタログを選択して、[次へ] をクリックします。
カタログに対する書き込み権限が必要です。
10 仮想データセンターを選択して、[次へ] をクリックします。
VMware, Inc.
33
vCloud Connector の使用
11 コピー後に仮想マシンまたは vApp をデプロイする場合、[デプロイのオプション] ページで適切なオプションを選択
します。
オプション
説明
コピー後に vApp をデプロイ
仮想マシン、または vApp を vApp テンプレートとしてコピーした後に vApp をデ
プロイします。
このオプションを選択すると、追加の設定が表示されます。
[ネットワーク接続モード]:コピー先 vCloud Director クラウドにどのように vApp
をデプロイするかを選択します。フェンス モードまたは直接モードから選択します。
フェンスによって、異なる vApp にある同一の仮想マシンの MAC アドレスおよび IP
アドレスを分離し、競合を起こさずにそれらの仮想マシンをパワーオンできます。詳
細については、『VMware vCloud Director マニュアル』を参照してください。
[ネットワーク構成の選択]:コピー先 vCloud Director クラウド内の vApp 用のネッ
トワークを選択します。
[ゲスト カスタマイズ]:ゲスト カスタマイズを有効にすると、仮想マシンがパワーオ
ンされたときに、仮想マシン用に構成されたコンピュータ名とネットワーク設定がゲ
スト OS に適用されます。ゲスト OS には次のオプションを設定することもできます。
n
SID を変更
Windows 仮想マシンにのみ適用されます。Windows SID を変更するには、
Sysprep を実行します。Windows NT では Sidgen が実行されます。
n
管理者アカウントのパスワード設定
ゲスト カスタマイズの詳細については、VMware vSphere ドキュメント センターお
よび VMware vCloud Director ドキュメント センターを参照してください。
注意 ゲスト カスタマイズを有効にする場合、コピーするオブジェクトとコピー先ク
ラウドの両方に最新バージョンの VMware Tools がインストールされていることを
確認してください。Windows 仮想マシンをデプロイする場合、最新バージョンの
Sysprep がインストールされていることも確認してください。
デプロイ後に vApp をパワーオン
デプロイ後に vApp をパワーオンします。
コピー先 vCloud カタログにある一時 vApp
テンプレートを削除
vApp のデプロイ後に、コピー先カタログから vApp テンプレートを削除します。
12 [終了準備の完了] ページで選択内容を確認します。
注意 転送モード以外のすべての選択はコピー ウィザードで行います。転送モードは HTTP、HTTPS、または UDT
であり、コピー元およびコピー先 vCloud Connector ノードで構成されたオプションによって決定されます。両方
のノードでデフォルト設定を使用している場合、転送モードは HTTPS です。詳細については、「vCloud Connector
のインストールと構成」を参照してください。
13 [検証] をクリックして、コピーの選択と構成を事前確認します。
見つかった警告、エラーがページの一番上に表示されます。
14 必要な変更を行います。
n
警告のみが見つかった場合は、コピーを続行できます。ただし、問題を解決することにより、コピーの失敗を回
避できます。
n
エラーが見つかった場合、コピーを続行する前にエラーを解決する必要があります。
「コピーの検証 (P. 25)」 も参照してください。
15 [終了] をクリックします。
コピーの進行状況を監視するには、右側にある [タスク] パネルを確認します。コピー タスクが表示されます。タス
クの詳細を表示するには、タスクをクリックします。
仮想マシンまたは vApp が vApp テンプレートとしてコピーされます。vApp テンプレートまたはデプロイされた vApp
を確認するには、コピー先クラウドの再ロードが必要な場合があります。
34
VMware, Inc.
テンプレートからのデプロイ
7
vSphere または vCloud Director ベースのクラウド上にあるテンプレートから仮想マシンおよび vApp をデプロイでき
ます。
この章では次のトピックについて説明します。
n
vSphere クラウド内のテンプレートからの仮想マシンの展開 (P. 35)
n
vCloud Director ベースのクラウド内のテンプレートからの vApp のデプロイ (P. 36)
vSphere クラウド内のテンプレートからの仮想マシンの展開
vCloud Connector で、vSphere クラウド上のテンプレートから仮想マシンの実行インスタンスをデプロイできます。
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで [クラウド] ツリーを展開し、デプロイするテンプレートを含むクラウドを選択します。
[インベントリ] パネルにクラウドのすべてのコンテンツが表示されます。[検索] を使用するか、[ブラウザ] パネルで
クラウド階層をさらに展開してサブフォルダを選択することにより、結果を絞り込めます。
2
[インベントリ] パネルの [テンプレート] タブをクリックします。
3
デプロイするテンプレートを選択し、パネルの一番上にある [デプロイ] アイコンをクリックします。
4
デプロイ ウィザードで、仮想マシンの名前を入力します。
注意 次の文字を名前に含めることはできません: %# & < >
5
仮想マシンのフォルダを選択して、[次へ] をクリックします。
6
仮想マシンを格納するクラスタ、ホスト、vApp、またはリソース プールを選択して、[次へ] をクリックします。
7
仮想マシンのディスク フォーマットとデータストアを選択して、[次へ] をクリックします。
8
デプロイ後に仮想マシンをパワーオンする場合、[デプロイされたエンティティをパワーオン] を選択し、次に [次へ]
をクリックします。
9
[終了準備の完了] ページで選択内容を確認し、[終了] をクリックします。
デプロイの進行状況を確認するには、右側にある [タスク] パネルを確認します。デプロイされたインスタンスを表示
するには、画面の更新が必要な場合があります。
注意 デプロイ プロセス中、vCloud Connector によりすべての EULA が自動的に同意されます。
VMware, Inc.
35
vCloud Connector の使用
vCloud Director ベースのクラウド内のテンプレートからの vApp のデプロイ
vCloud Connector から、vCloud Director ベースのクラウド上の vApp テンプレートから vApp をデプロイできます。
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで [クラウド] ツリーを展開し、デプロイするテンプレートを含むクラウドを選択します。
[インベントリ] パネルにクラウドのすべてのコンテンツが表示されます。[検索] を使用するか、[ブラウザ] パネルで
クラウド階層をさらに展開してサブフォルダを選択することにより、結果を絞り込めます。
2
[インベントリ] パネルの [テンプレート] タブをクリックします。
3
デプロイするテンプレートを選択し、パネルの一番上にある [デプロイ] アイコンをクリックします。
4
デプロイ ウィザード内で vApp の名前と説明を入力し、[次へ] をクリックします。
注意 次の文字を名前に使用することは許可されません。% . # & < >
5
vApp の格納先とする仮想データセンターを選択します。
6
vApp のネットワークを選択し、[次へ] をクリックします。
7
vApp のデプロイ後に vApp をパワーオンするには、[デプロイされたエンティティのパワーオン] オプションを選択
し、[次へ] をクリックします。
8
[終了準備の完了] ページで選択内容を確認し、[終了] をクリックします。
デプロイの進行状況を監視するには、右側の [タスク] パネルを参照します。デプロイされた vApp を表示するには、
画面の更新が必要になる場合があります。
注意 デプロイ プロセス中、vCloud Connector によりすべての EULA が自動的に同意されます。
36
VMware, Inc.
コンテンツ同期の使用
8
vCloud Connector コンテンツ同期機能を使用すると、ハイブリッド クラウド全体でコンテンツを同期できます。これ
により、テンプレートのマスタ ライブラリを用意し、複数のクラウドにまたがるユーザー間でテンプレートの同期を保つ
ことができます。
ユーザーは、コンテンツ ライブラリと呼ばれるマスタ ライブラリに公開されたコンテンツにサブスクリプションします。
コンテンツ ライブラリ内のサブスクリプション済みの項目に変更が加えられると、それらの変更内容は、ユーザーのロー
カル リポジトリに自動的に反映されます。たとえば、コンテンツ ライブラリに公開されたフォルダまたはカタログにテ
ンプレートが追加されると、そのテンプレートは、事前に設定された間隔でユーザーのリポジトリにも追加されます。
コンテンツ同期によって、次のことを実現できます。
n
仮想マシン テンプレートまたは vApp テンプレートを組織全体に配布します。
n
組織内のすべてのユーザーが、異なるクラウド(vSphere クラウド、プライベート vCloud Director クラウド、ま
たはパブリック vCloud)に属している場合でも、同じテンプレートを使用することが保証されます。
この章では次のトピックについて説明します。
n
コンテンツ ライブラリについて (P. 37)
n
公開と購読のガイドライン (P. 39)
n
コンテンツの同期中にメタデータが維持される仕組み (P. 39)
n
コンテンツ ライブラリの表示 (P. 41)
n
テンプレートのフォルダまたはカタログの公開 (P. 42)
n
公開済みフォルダのサブスクリプションの監視 (P. 42)
n
公開済みフォルダまたはカタログの公開解除 (P. 42)
n
公開済みフォルダまたはカタログの購読 (P. 43)
n
サブスクリプションの表示 (P. 45)
n
公開されたフォルダまたはカタログからのサブスクリプション解除 (P. 45)
コンテンツ ライブラリについて
vCloud Connector コンテンツ ライブラリとは、ユーザーが購読できるテンプレートの公開済みフォルダまたはカタロ
グのライブラリのことです。これらのテンプレートには、vSphere クラウドの仮想マシン テンプレート、または vCloud
Director クラウド、パブリック vCloud の vApp テンプレートなどがあります。
vCloud Connector インスタンスのどのユーザーも、コンテンツ ライブラリにテンプレートのフォルダまたはカタログ
を公開でき、どのユーザーも公開済みフォルダまたはカタログを購読できます。
VMware, Inc.
37
vCloud Connector の使用
フォルダまたはカタログを購読すると、vCloud Connector は公開済みフォルダからユーザーのサブスクリプション フォ
ルダにテンプレートをコピーします。テンプレートは次のようにコピーされます。
n
公開済み vSphere フォルダにある仮想マシン テンプレートは、vSphere のサブスクリプション フォルダに仮想マ
シンテンプレートとして、および vCloud Director のサブスクリプション カタログに vApp テンプレートとしてコ
ピーされます。
n
公開済み vCloud Director カタログにある vApp テンプレートは、vCloud Director のサブスクリプション カタロ
グに vApp テンプレートとしてコピーされます。vApp テンプレートが単一仮想マシン vApp テンプレートであれ
ば vSphere のサブスクリプション フォルダに仮想マシンとしてコピーされます。また、vApp テンプレートが複数
仮想マシン vApp テンプレートであれば vSphere のサブスクリプション フォルダに vApp としてコピーされます。
その後、公開済みフォルダ内のどのような変更も、サブスクリプション フォルダに自動的に反映されます。
n
テンプレートが公開済みフォルダまたはカタログに追加されると、そのテンプレートはサブスクリプション フォル
ダおよびカタログに追加されます。
注意 vCloud Director 1.5 のサブスクリプション カタログでは、テンプレートの名前にタイムスタンプ mm-dd-
yy:hh-mm が追加されます。
n
テンプレートが公開済みフォルダまたはカタログで変更されると、サブスクリプション フォルダおよびカタログ内
のテンプレートがその変更されたテンプレートで置き換えられます(変更されたテンプレートは名前にタイムスタン
プが追加されてコピーされます。次に元のテンプレートが削除されて、変更されたテンプレートの名前が元の名前に
変更されます)。
注意 vCloud Director 1.5 のサブスクリプション カタログでは、サブスクリプション カタログ内のテンプレートが
変更されたテンプレートで置き換えられることはありません。その代わり、変更されたテンプレートの名前の後に必
ずタイムスタンプ mm-dd-yy:hh-mm が追加されます。古いテンプレートを削除する場合、手動で削除する必要が
あります。
n
テンプレートが公開済みフォルダまたはカタログで削除されても、デフォルトではサブスクリプション フォルダお
よびカタログ内のテンプレートは削除されません。テンプレートを削除する場合、公開済みフォルダまたはカタログ
を購読するときに [公開者側で削除された場合にエンティティを削除する] オプションを選択します。
注意 vCloud Director 1.5 のサブスクリプション カタログでは、購読するときに [公開者側で削除された場合にエ
ンティティを削除する] オプションを選択しても、テンプレートは削除されません。テンプレートを手動で削除する
必要があります。
vCloud Connector は 6 時間間隔でサブスクリプション フォルダを公開済みフォルダに同期します。
コンテンツ ライブラリでは、次の用語が使用されます。
n
公開済みフォルダ:コンテンツ ライブラリに公開されたテンプレートを含む vSphere フォルダまたは vCloud
Director カタログ。どのユーザーもフォルダまたはカタログを公開できます。[ブラウザ] パネルで、公開済みフォル
ダは公開済みアイコン(
n
)で識別されます。
サブスクリプション フォルダ:公開済みフォルダを購読するときに指定する、ターゲット フォルダまたはカタログ。
公開済みフォルダのテンプレートがサブスクリプション フォルダにコピーされます。[ブラウザ] パネルで、サブスク
リプション フォルダは購読済みアイコン(
n
)で識別されます。
ポーリング間隔:サブスクリプション フォルダが公開済みフォルダに同期される頻度。デフォルトのポーリング間
隔は 6 時間です。
38
VMware, Inc.
第 8 章 コンテンツ同期の使用
公開と購読のガイドライン
コンテンツ ライブラリのコンテンツを公開または購読する場合は、以下のガイドラインに従ってください。
n
サブスクリプション(ターゲット)フォルダまたはカタログに、コンテンツ同期によって作成されたもの以外のコン
テンツを含めないでください。サブスクリプションをセットアップする場合は、vSphere クラウドには空のフォル
ダ、vCloud Director クラウドには空のカタログを指定し、購読後は、それらのフォルダまたはカタログに他のコン
テンツを追加しないでください。
vCloud Connector は、サブスクリプション フォルダおよびカタログが自分の管理下にあるものと想定します。サ
ブスクリプション フォルダまたはカタログに他のコンテンツが含まれている場合、名前の競合が発生すると、vCloud
Connector によってそのコンテンツが上書きまたは削除される可能性があります。
n
複数のサブスクリプションに同じサブスクリプション フォルダまたはカタログを使用しないでください。購読する
公開済みのフォルダまたはカタログのそれぞれに、対応するサブスクリプション フォルダまたはカタログを設定し
ます。
同じサブスクリプション フォルダまたはカタログを複数のサブスクリプションに使用している場合、名前の競合が
発生すると、vCloud Connector によってテンプレートが上書きまたは削除される可能性があります。
n
ネストされたフォルダおよびカタログは無視されます。vCloud Connector では、テンプレートの階層の公開や購
読はサポートされていません。フォルダまたはカタログの最上位レベルにあるテンプレートだけが、コンテンツ ラ
イブラリに公開されます。
n
公開済みフォルダ内のテンプレートではないコンテンツは無視されます。たとえば、公開するフォルダにテンプレー
トと仮想マシンの両方が含まれている場合、テンプレートのみがコンテンツ ライブラリに公開されます。
n
フォルダまたはカタログは 1 回だけ公開できます。複数のユーザーが同じフォルダまたはカタログをコンテンツ ラ
イブラリに公開しないようにしてください。
n
サブスクリプション フォルダまたはカタログ(つまり、サブスクリプション用のターゲット フォルダまたはカタロ
グ)をコンテンツ ライブラリに公開しないでください。
n
n
公開済みのフォルダまたはカタログをサブスクリプション フォルダとして使用しないでください。
公開済み vCloud Director テンプレート内のメタデータは、公開済みカタログおよびサブスクリプション カタログ
を含むクラウドを vCloud Connector に登録する際に使用した証明書に基づいて保存されます。「コンテンツの同期
中にメタデータが維持される仕組み (P. 39)」 を参照してください。
コンテンツの同期中にメタデータが維持される仕組み
公開済みの vCloud Director カタログを購読すると、公開済みのカタログとサブスクリプション カタログを含むクラウ
ドを vCloud Connector に登録するのに用いた認証情報に応じて、テンプレート内のメタデータが維持されます。
システム管理者の認証情報でクラウドが登録されると、すべてのメタデータが維持されます。組織管理者の認証情報でク
ラウドが登録されると、読み書き権限があるメタデータ エントリのみが維持されます。包括的なリストについては、表を
参照してください。
vCloud Director 5.5 クラウドからの vCloud Director 5.5 カタログの登録
表 8‑1. vCloud Director 5.5 クラウドからの vCloud Director 5.5 カタログの登録
発行者メタデータ
発行者ユーザー
購読者ユーザー
維持されるメタデータ
読み書き権限があるエントリ
システム管理者
システム管理者
すべてのメタデータが維持され
ます
システム管理者
その他のユーザー
読み書き権限があるエントリのみ
が維持されます
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
VMware, Inc.
39
vCloud Connector の使用
表 8‑1. vCloud Director 5.5 クラウドからの vCloud Director 5.5 カタログの登録 (続き)
発行者メタデータ
発行者ユーザー
購読者ユーザー
維持されるメタデータ
読み書き権限があるエントリ
その他のユーザー
システム管理者
読み書き権限および読み取り権限
があるエントリのみが維持され
ます
その他のユーザー
その他のユーザー
読み書き権限があるエントリのみ
が維持されます
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
vCloud Director 5.1 クラウドからの vCloud Director 5.1 カタログの登録
表 8‑2. vCloud Director 5.1 クラウドからの vCloud Director 5.1 カタログの登録
発行者メタデータ
発行者ユーザー
購読者ユーザー
維持されるメタデータ
読み書き権限があるエントリ
システム管理者
システム管理者
すべてのメタデータが維持され
ます
システム管理者
その他のユーザー
読み書き権限があるエントリのみ
が維持されます
その他のユーザー
システム管理者
読み書き権限および読み取り権限
があるエントリのみが維持され
ます
その他のユーザー
その他のユーザー
読み書き権限があるエントリのみ
が維持されます
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
vCloud Director 5.1 クラウドからの vCloud Director 1.5 カタログの登録
表 8‑3. vCloud Director 5.1 クラウドからの vCloud Director 1.5 カタログの登録
40
発行者メタデータ
発行者ユーザー
購読者ユーザー
維持されるメタデータ
すべてのエントリ
システム管理者
システム管理者
読み書きアクセス権があるメタ
データ全体が維持されます
すべてのエントリ
システム管理者
その他のユーザー
読み書きアクセス権があるメタ
データ全体が維持されます
すべてのエントリ
その他のユーザー
システム管理者
読み書きアクセス権があるメタ
データ全体が維持されます
すべてのエントリ
その他のユーザー
その他のユーザー
読み書きアクセス権があるメタ
データ全体が維持されます
VMware, Inc.
第 8 章 コンテンツ同期の使用
vCloud Director 1.5 クラウドからの vCloud Director 5.1 カタログの登録
表 8‑4. vCloud Director 1.5 クラウドからの vCloud Director 5.1 カタログの登録
発行者メタデータ
発行者ユーザー
購読者ユーザー
維持されるメタデータ
読み書き権限があるエントリ
システム管理者
システム管理者
すべてのメタデータが維持され
ます
システム管理者
その他のユーザー
読み書き権限があるエントリのみ
が 1.5 クラウド メタデータ フォー
マットで維持されます
その他のユーザー
システム管理者
読み書き権限と読み取り権限があ
るエントリのみが 1.5 クラウド メ
タデータ フォーマットで維持され
ます
その他のユーザー
その他のユーザー
読み書き権限があるエントリのみ
が 1.5 クラウド メタデータ フォー
マットで維持されます
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
読み書き権限があるエントリ
読み取り権限があるエントリ
非表示権限があるエントリ
コンテンツ ライブラリの表示
コンテンツ ライブラリでは、購読可能なすべての公開済みフォルダおよびカタログ、自分が公開したフォルダまたはカタ
ログ、自分が現在購読しているフォルダおよびカタログを確認できます。
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで、[コンテンツ ライブラリ] をクリックします。
[インベントリ] パネルに、すべての公開済みフォルダおよびカタログがリストされたカタログ テーブルが表示されま
す。テーブルにリストされているフォルダとカタログはどれでも購読できます。
カタログ テーブルが空の場合は、コンテンツ ライブラリにフォルダまたはカタログが公開されていません。
2
フォルダまたはカタログ内のテンプレートを表示するには、テーブル内でそのフォルダまたはカタログを選択します。
カタログ テーブルの下にテンプレート テーブルが表示されます。テンプレート テーブルには、選択したフォルダま
たはカタログ内のすべてのテンプレート、各テンプレートのサイズ、そのテンプレートの最終更新日時が表示されま
す。
公開済みの各フォルダまたはカタログについて、次の情報が表示されます。
[名前]
フォルダまたはカタログの名前
[場所]
公開済みフォルダまたはカタログが格納されているクラウド
[公開者]
コンテンツ ライブラリにフォルダまたはカタログを公開したユーザーの名前
[購読者数]
フォルダまたはカタログを購読しているユーザーの数
[購読済み]
チェックマークが付いている場合、そのフォルダまたはカタログが現在購読中であることを示します
[最終更新日]
購読中のフォルダおよびカタログが公開済みフォルダと最後に同期化された日時
VMware, Inc.
41
vCloud Connector の使用
テンプレートのフォルダまたはカタログの公開
テンプレートのフォルダまたはカタログは vCloud Connector コンテンツ ライブラリに公開できます。公開されたフォ
ルダまたはカタログは、サブスクリプション先としてユーザーが利用できます。
公開されるのは、最上位レベルのフォルダまたはカタログにあるテンプレートのみです。サブフォルダ内のテンプレート
は無視されます。公開したフォルダまたはカタログ内にある、テンプレート以外のコンテンツ(仮想マシンなど)も無視
されます。
手順
1
[ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーをデプロイし、公開するテンプレートのフォルダまたはカタログを検索しま
す。
2
フォルダを右クリックし、[コンテンツ ライブラリへの公開] を選択します。
[コンテンツ ライブラリへの公開] が無効になっている場合は、フォルダまたはカタログを右クリックしていることを
確認してください。このオプションは、データセンターや組織などの他のオブジェクトに対しては無効です。
3
確認のダイアログ ボックスで、[公開] をクリックします。
4
[ブラウザ] パネルで、[コンテンツ ライブラリ] を選択します。
[カタログ] テーブルが [インベントリ] パネルに表示されます。このテーブルには、公開したカタログまたはフォルダ
が、その詳細(場所、公開者、最終更新日など)とともにリストされます。フォルダ名をクリックすると、そのフォ
ルダ内にあるテンプレートが表示されます。
これでユーザーは、公開されたフォルダへのサブスクリプションが可能になります。
公開済みフォルダのサブスクリプションの監視
コンテンツ ライブラリのパブリック フォルダまたはカタログに対するサブスクリプションを監視できます。
手順
u
[ブラウザ] パネルで [コンテンツ ライブラリ] をクリックします。
[インベントリ] パネルには、公開済みフォルダおよびカタログすべてをリストするカタログ テーブルが表示されます。
フォルダまたはカタログの現在の購読者数は、購読者数列で確認できます。
サブスクリプション フォルダまたはカタログの最終更新日時は、最終更新日時列で確認できます。
サブスクリプション タスクが失敗したか実行中であるかは、[タスク] パネルで確認できます。特定のタスクの詳細に
ついては、そのタスクをクリックします。
注意 更新されたタスク情報を表示するのに、[更新] ボタンのクリックが必要な場合があります。
公開済みフォルダまたはカタログの公開解除
コンテンツ ライブラリに公開されたフォルダまたはカタログを公開解除できます。フォルダまたはカタログを公開解除す
ると、それらに対するすべてのサブスクリプションが終了します。公開解除する前に、フォルダまたはカタログの購読者
がいないかどうかを確認し、購読者に通知します。
開始する前に
フォルダまたはカタログを公開解除できるのは、それらを公開したユーザーのみです。
42
VMware, Inc.
第 8 章 コンテンツ同期の使用
手順
1
[ブラウザ] パネルで、[コンテンツ ライブラリ] を選択します。
[インベントリ] パネルに、公開済みのすべてのフォルダおよびカタログが表示されます。自分が公開したアイテム
は、[公開者] 列で自分のユーザー名を見つけることで確認できます。
2
[カタログ] テーブルで、公開解除するフォルダまたはカタログを選択します。
フォルダまたはカタログに含まれるテンプレートは、[テンプレート] テーブルに表示されます。購読者に関する情報
は、[カタログ] テーブルに表示されます。
3
4
[インベントリ] パネルの上部にある [公開解除] アイコン(
)をクリックします。
確認ダイアログ ボックスで、[公開解除] をクリックします。
該当するフォルダまたはカタログの公開済みアイコン(
)が消えます([ブラウザ] パネルの [クラウド] ツリー)。
フォルダまたはカタログがコンテンツ ライブラリの [カタログ] テーブルから削除されます。ユーザーはこれらを購読でき
なくなります。
購読者のサブスクリプション フォルダ(ターゲット フォルダ)が更新されなくなります。ただし、サブスクリプション
フォルダにある既存のコンテンツは削除されません。購読者がテンプレートの削除を望む場合、購読者が手動で削除する
必要があります。
注意 登録時に [公開者側で削除された場合にエンティティを削除する] オプションが選択された場合、公開済みフォルダ
が公開解除されると、サブスクリプション フォルダ内にある対応するすべてのテンプレートが削除されます。
公開済みフォルダまたはカタログの購読
コンテンツ ライブラリにあるテンプレートのフォルダまたはカタログを購読できます。購読後は、vCloud Connector
によりテンプレートがソース テンプレートと同期されます。ソース フォルダまたはカタログに対して行われるどのよう
な変更も、次のポーリング間隔で、サブスクリプション フォルダまたはカタログに反映されます。
n
テンプレートがソース フォルダまたはカタログに追加されると、そのテンプレートはサブスクリプション フォルダ
およびカタログに追加されます。
注意 vCloud Director 1.5 のサブスクリプション カタログでは、テンプレートの名前にタイムスタンプ mm-dd-
yy:hh-mm が追加されます。
n
テンプレートがソース フォルダまたはカタログで変更されると、サブスクリプション フォルダおよびカタログ内の
テンプレートがその変更されたテンプレートで置き換えられます(変更されたテンプレートは名前にタイムスタンプ
が追加されてコピーされます。次に元のテンプレートが削除されて、変更されたテンプレートの名前が元の名前に変
更されます)。
注意 vCloud Director 1.5 のサブスクリプション カタログでは、サブスクリプション カタログ内のテンプレートが
変更されたテンプレートで置き換えられることはありません。その代わり、変更されたテンプレートの名前の後に必
ずタイムスタンプ mm-dd-yy:hh-mm が追加されます。
n
テンプレートがソース フォルダまたはカタログで削除されても、デフォルトではサブスクリプション フォルダおよ
びカタログ内のテンプレートは削除されません。テンプレートを自動的に削除する場合、公開済みフォルダまたはカ
タログを購読するときに [公開側で削除された場合にエンティティを削除する] オプションを選択します。
VMware, Inc.
43
vCloud Connector の使用
このオプションを選択すると、公開済みフォルダまたはカタログを購読解除したり、公開済みフォルダまたはカタロ
グが公開解除されたり、または公開済みフォルダまたはカタログが含まれるクラウドが削除されると、サブスクリプ
ション フォルダ内の対応するテンプレートのすべてが削除されます。
注意 vCloud Director 1.5 のサブスクリプション カタログでは、購読するときに [公開者側で削除された場合にエ
ンティティを削除する] オプションを選択しても、テンプレートは削除されません。テンプレートを手動で削除する
必要があります。
既存のコンテンツを含むフォルダまたはカタログを、サブスクリプションのターゲット フォルダまたはカタログとして指
定しないでください。そうすることで、購読対象のフォルダ内のテンプレートの名前が、サブスクリプション フォルダ内
の既存データの名前と同じになることによる競合を防ぐことができます。また、後でその他のコンテンツをサブスクリプ
ション フォルダに追加しないでください。vCloud Connector は、サブスクリプション フォルダが vCloud Connector
単独の管理下にあるものとみなし、コンテンツを置き換えたり削除したりすることがあります。
開始する前に
購読する vSphere フォルダまたは vCloud Director カタログが、コンテンツ ライブラリに公開済みであること。
手順
1
[ブラウザ] パネルで、[コンテンツ ライブラリ] を選択します。
[インベントリ] パネルには、公開済みカタログおよびフォルダすべてをリストするカタログ テーブルが表示されます。
2
フォルダまたはカタログ内のテンプレートを表示するには、カタログ テーブルから選択します。
テンプレート テーブルがカタログ テーブルの下に表示され、選択されたフォルダまたはカタログのコンテンツが表
示されます。
3
4
カタログ テーブルで、購読するカタログまたはフォルダを選択します。
[インベントリ] パネルの一番上にある [購読] アイコン(
)をクリックします。
購読ウィザードが表示されます。
5
テンプレートが公開済みカタログで削除された場合に、サブスクリプション フォルダまたはカタログからも削除さ
れるようにするには、[公開側で削除された場合にエンティティを削除する] を選択します。
6
テンプレートのコピー先となるクラウドを選択します。
7
ターゲット クラウドが vSphere クラウドの場合、次の手順を実行します。
a
テンプレートのコピー先となるフォルダを選択し、[次へ] をクリックします。
空のフォルダを指定します。購読後、このフォルダにその他のコンテンツを追加しないでください。vCloud
Connector は、フォルダが vCloud Connector の管理下にあるものとみなし、コンテンツを置き換えたり削
除したりすることがあります。
8
b
クラスタ、ホスト、またはリソース プールを選択し、[次へ] をクリックします。
c
仮想ディスク フォーマットとデータストアを選択します。
d
[終了準備の完了] ページで選択内容を確認し、[終了] をクリックします。
ターゲット クラウドが vCloud Director クラウドの場合、次の手順を実行します。
a
テンプレートのコピー先となるカタログを選択し、[次へ] をクリックします。
空のカタログを指定します。購読後、このカタログにその他のコンテンツを追加しないでください。vCloud
Connector は、カタログが vCloud Connector の管理下にあるものとみなし、コンテンツを置き換えたり削
除したりすることがあります。
44
b
仮想データセンターを選択して、[次へ] をクリックします。
c
[終了準備の完了] ページで選択内容を確認し、[終了] をクリックします。
VMware, Inc.
第 8 章 コンテンツ同期の使用
テンプレートがサブスクリプション フォルダまたはカタログにコピーされます。[タスク] パネルで、コピー タスクの進行
状況を監視できます。タスクの詳細を表示するには、タスクをクリックします。
コピーされるテンプレートの個数とサイズによって、テンプレートのコピーには時間を要することがあります。vCloud
Connector では、デフォルトで最大 10 個の同時タスクが許可されます。最大同時タスク数を増やすことができます。
「vCloud Connector のインストールと構成」の「最大同時タスク数の増加」を参照してください。
コンテンツ ライブラリで、フォルダまたはカタログの [購読済み] 列にチェックマークが表示されます。これは、そのフォ
ルダまたはカタログが購読済みであることを表します。[購読者数] も増加されます。
[ブラウザ] パネルでは、サブスクリプション フォルダまたはカタログに購読済みアイコン(
)が表示されます。こ
れは、そのフォルダがサブスクリプション フォルダであることを表します(アイコンは vCloud Connector UI にのみ表
示されます。クラウドに直接ログインした場合、フォルダにアイコンは表示されません)。
サブスクリプション フォルダまたはカタログは、6 時間の間隔でソース フォルダまたはカタログと同期されます。
次に進む前に
サブスクリプション フォルダ内のテンプレートを表示するには、[ブラウザ] パネルでサブスクリプション フォルダを再
ロードします。
サブスクリプションの表示
[ブラウザ] パネルにサブスクリプションを表示します。
コンテンツ ライブラリで購読しているすべての公開済みフォルダおよびカタログを表示することもできます。[購読済み]
列にチェック マークが付いている場合は、そのカタログまたはフォルダが購読中であることを示します。
開始する前に
サブスクリプション フォルダまたはカタログを再ロードすること。
手順
1
2
購読設定後、サブスクリプション フォルダを含むクラウドを再ロードしていない場合は、再ロードします。
a
[ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開します。
b
サブスクリプション フォルダを含むクラウドを右クリックして、[再ロード] を選択します。
[ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開して、クラウド内のフォルダまたはカタログを参照します。
サブスクリプション フォルダまたはカタログは、[購読済み] アイコン(
3
)で識別できます。
フォルダまたはカタログをクリックすると、そのテンプレートが表示されます。
公開されたフォルダまたはカタログからのサブスクリプション解除
テンプレートをコンテンツ ライブラリ内の公開されたフォルダまたはカタログと同期する必要がなくなったら、それらを
サブスクリプション解除できます。
開始する前に
サブスクリプションされたカタログまたはフォルダをサブスクリプション解除できるのは、サブスクリプションしたユー
ザーのみです。
手順
1
[ブラウザ] パネルで、[コンテンツ ライブラリ] を選択します。
[インベントリ] パネルに、公開されたすべてのカタログおよびフォルダが表示されます。サブスクリプションしたカ
タログまたはフォルダの [サブスクリプション済み] 列には、チェック マークが付いています。
VMware, Inc.
45
vCloud Connector の使用
2
3
4
[カタログ] テーブル内で、サブスクリプション解除するフォルダまたはカタログを選択します。
[サブスクリプション解除] アイコン(
)をパネル最上部からクリックします。
[サブスクリプション解除の確認] ダイアログ ボックスでサブスクリプション フォルダを選択し、[サブスクリプショ
ン解除] をクリックします。
公開されたフォルダまたはカタログに、複数のサブスクリプションをセットアップした場合、[サブスクリプション
済み項目] リストにすべてのサブスクリプション フォルダが表示されます。各フォルダを個別にサブスクリプション
解除する必要があります。
これで、公開されたフォルダまたはカタログからサブスクリプション解除されます。その後公開されたフォルダまたはカ
タログに変更が加えられても、お使いのサブスクリプション フォルダまたはカタログには反映されなくなります。
サブスクリプション フォルダまたはカタログ内の既存のテンプレートは削除されません。サブスクリプション解除後にそ
れらを削除する場合、この処理は、[ブラウザ] パネル内で親クラウドを選択して、[インベントリ] パネル内の [テンプレー
ト] タブからテンプレートを選択し、[削除] アイコンをクリックすることで実行できます。
注意 公開されたフォルダまたはカタログへのサブスクリプション中に、[公開元でエンティティが削除された場合は削除]
オプションを選択した場合、そのフォルダまたはカタログからサブスクリプション解除すると、サブスクリプション フォ
ルダ内の対応するすべてのテンプレートは削除されます。
サブスクリプション フォルダまたはカタログの名前には、サブスクリプション済みアイコン(
)が [ブラウザ] パネ
ル内の [クラウド] ツリーに表示されなくなります。
46
VMware, Inc.
ストレッチ デプロイ(データセンター拡
張)の使用
9
vCloud Connector Datacenter Extension 機能を使用すると、プライベート データセンターをパブリック vCloud に
拡張できます。プライベート データセンターからパブリック vCloud にワークロード(仮想マシンおよび vApps)を移
動したり、元のネットワーク設定を維持したり、それらがまだプライベート データセンターにあるかのように使用するこ
とができます。
ワークロードを移動する間、vCloud Connector はそのプライベート ネットワーク境界をパブリック vCloud に拡張し
ます。これにより、vCloud Connector はそのすべてのネットワーク プロパティをプライベート ネットワークから引き
続き取得できます。例:
n
仮想マシンは、パブリック vCloud の同じ IP アドレスと MAC アドレスを引き続き使用します。
n
仮想マシンは、プライベート ネットワークで適用されていた同じ NAT およびファイアウォール ルールに従います。
データセンター拡張機能は、[Stretch Deploy] コマンドを介して使用します。
この章では次のトピックについて説明します。
n
ストレッチ デプロイのしくみ (P. 47)
n
ストレッチ デプロイの必要条件 (P. 49)
n
プライベートの vSphere クラウドからパブリック vCloud への仮想マシンまたは vApp の Stretch Deploy (P. 55)
n
プライベート vCloud Director クラウドからパブリック vCloud への仮想マシンのストレッチ デプロイ (P. 60)
n
Stretch Deploy コマンドの進行状況の追跡 (P. 64)
n
Stretch Deploy コマンドのキャンセル (P. 65)
n
Stretch Deploy 設定の登録解除 (P. 65)
n
拡張仮想マシンまたは vApp をパブリック vCloud からプライベート データセンターに復帰する (P. 66)
n
Stretch Deploy のトラブルシューティング (P. 66)
ストレッチ デプロイのしくみ
プライベート データセンターからパブリック クラウドに仮想マシンまたは vApp を移動する、つまりストレッチ デプロ
イするときは、vCloud Connector が仮想マシンまたは vApp のプライベート ネットワークをパブリック クラウドにま
で拡張します。これは、レイヤー 2 SSL VPN トンネルをプライベート ネットワークの vShield Edge とパブリック ネッ
トワークの vShield Edge との間に作成することで実現します。
具体的には、vCloud Connector は次の処理を行います。
1
プライベート データセンター上の仮想マシンまたは vApp のネットワークが拡張可能であることを確認します。
2
パブリック vCloud 内の組織 VDC に、経路指定された vApp ネットワークを新しく作成します。
3
必要に応じて、NAT およびファイアウォール ルールをパブリック ネットワーク内に作成します。
VMware, Inc.
47
vCloud Connector の使用
4
必要に応じて、NAT およびファイアウォール ルールをプライベート ネットワーク内に作成します。
5
プライベート ネットワークの vShield Edge からパブリック vCloud 内の経路指定された新しい vApp ネットワー
クの vShield Edge までの間に、SSL VPN トンネルを作成します。
6
仮想マシンまたは vApp が、パブリック vCloud 内の経路指定された新しい vApp にコピーおよびデプロイされます。
注意 vSphere データセンターからストレッチ デプロイするときは、vCloud Connector はパブリック vCloud 内
の組織 VDC に一時 vApp を作成します。一時 vApp は、Stretch Deploy コマンドが完了すると削除されます。
vCloud Director データセンターからストレッチ デプロイするときは、vCloud Connector はソース vCloud Director
クラウド内とパブリック vCloud 内の両方に一時 vApp を作成します。一時 vApp は、Stretch Deploy コマンドが
完了すると削除されます。
ネットワークは、パブリック vCloud 内の単一の経路指定された vApp ネットワークのみに拡張できます。つまり、プラ
イベート クラウドからパブリック vCloud に仮想マシンまたは vApp をストレッチ デプロイし、vCloud Connector が
そのための経路指定された vApp ネットワークをそのパブリック vCloud 内に作成した後は、その他の仮想マシンまたは
vApp を同じプライベート ネットワークからストレッチ デプロイしようとする場合、そのパブリック vCloud 内の経路
指定された同じ vApp ネットワークに移動する必要があることになります。
拡張されたデータセンター内でのトラフィック フロー
図 9‑1. データセンター拡張トラフィック フロー
プライベート クラウド
パブリック クラウド
Org VDC 1
組織 VDC 2
エンタープライズ ネットワーク
パブリック クラウド ネットワーク
仮想マシン A のパブリック IP (NAT 経由):
10.112.185.1
vApp A
仮想マシン A
192.168.2.2
vApp B
仮想マシン B
192.168.2.3
仮想マシン C
192.168.2.4
上の図で、1 台の Apache Tomcat サーバが仮想マシン A のポート 8000 で実行されているとします。
n
1 人のユーザーが仮想マシン A のパブリック IP アドレス(NAT 経由) 10.112.185.1:8000 を介してこのサーバに
アクセスします。
48
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
n
仮想マシン B は、仮想マシン A のパブリック IP アドレス 192.168.2.2:8000 を介してこのサーバにアクセスします。
仮想マシン A がエンタープライズ ネットワーク内に配置されているとします。
n
1 人のユーザーがこの Tomcat サーバに仮想マシン A でそのパブリック IP アドレス (10.112.185.1) を介してアク
セスすると、そのサービス要求は、経路指定された組織ネットワークの vShield Edge に到達し、ここでその要求は
経路指定された vApp ネットワークの vShield Edge にルーティングされ、ここでトラフィックが仮想マシン A に
ルーティングされます。
n
仮想マシン B がこの Tomcat サーバに仮想マシン A でそのプライベート IP アドレス (192.168.2.2) を介してアクセ
スすると、そのサービス要求は、両方の仮想マシンが同じ L2 ネットワーク内にあるため、仮想マシン A に直接到達
します。
その後、仮想マシン A が、Stretch Deploy コマンドを使用してパブリック クラウドに移動されます。vCloud Connector
はパブリック クラウド内に経路指定された vApp ネットワークを作成し、次に、エンタープライズ ネットワークの経路
指定された vApp vShield Edge とパブリック クラウド内の経路指定された新しい vApp ネットワークとの間に SSL VPN
トンネルを作成します。
仮想マシン A はパブリック クラウド ネットワーク内に配置されています。
n
n
1 人のユーザーがこの Tomcat サーバに仮想マシン A でそのパブリック IP アドレス (10.112.185.1) を介してアク
セスすると、そのサービス要求は、エンタープライズ ネットワーク内の経路指定された組織ネットワークの vShield
Edge に到達し、この要求は、エンタープライズ ネットワーク内の経路指定された vApp vShield Edge にルーティ
ングされます。ここが、L2 トンネルがある場所です。次に、この要求は、パブリック クラウド内の経路指定された
組織ネットワークの vShield Edge に SSL VPN トンネルを介して送信され、このパブリック クラウドが、このトラ
フィックをパブリック クラウド内の経路指定された vApp ネットワーク vShield Edge にルーティングし、ここで
トラフィックが仮想マシン A にルーティングされます。
仮想マシン B がこの Tomcat サーバに仮想マシン A でそのプライベート IP アドレス (192.168.2.2) を介してアクセ
スすると、そのサービス要求は、エンタープライズ ネットワーク内の経路指定された vApp vShield Edge に到達し
ます。ここが、L2 トンネルがある場所です。そのため、この要求は、パブリック クラウド内の経路指定された組織
ネットワークの vShield Edge に SSL VPN トンネルを介して送信され、ここでこのトラフィックはパブリック クラ
ウドの経路指定された vApp vShield Edge にルーティングされ、ここから仮想マシン A にルーティングされます。
n
仮想マシン C がこの Tomcat サーバに仮想マシン A でそのプライベート IP アドレス (192.168.2.2) を介してアクセ
スすると、そのサービス要求は、両方の仮想マシンが同じ L2 ネットワーク内にあり、L2 トンネルの同じ側にあるた
め、仮想マシン A に直接到達します。
ストレッチ デプロイの必要条件
vCloud Connector の Stretch Deploy コマンドを使用するには、このセクションに記載された必要条件を満たす必要が
あります。
®
また、VMware vCloud Networking and Security™ 5.1.2 以降およびネットワークの概念にも精通している必要があり
ます。vCloud Networking and Security 5.1.2、vCloud Director 5.1、vSphere 5.1、および最新バージョンのドキュ
メントを https://www.vmware.com/support/pubs から参照してください。
Stretch Deploy のシステム要件
vCloud Connector の Stretch Deploy 機能を使用するには、以下に示す特別なシステム要件を満たしている必要があり
ます。
製品要件
以下の VMware 製品をインストールする必要があります。
VMware, Inc.
49
vCloud Connector の使用
表 9‑1. 必要な製品バージョン
製品
最小バージョン
メモ
vSphere
5.1 以降
ソース vSphere クラウドの場合
ESXi Server
5.1 以降
ソース vSphere クラウドまたは vCloud、
およびパブリック ターゲット vCloud の場
合
vCloud Director
5.1 以降
ソース vCloud およびパブリック ターゲッ
ト vCloud の場合
vCloud の基盤となる vSphere
5.1 以降
ソース vCloud およびパブリック ターゲッ
ト vCloud の場合
vShield Manager
5.1.2 以降
ソース vSphere クラウドにデプロイされて
いる必要があります
vNetwork 分散スイッチ (VDS)
5.1 以降
拡張対象のソース ネットワークは、VDS 5.1
以降に接続されている必要があります。パブ
リック クラウドで選択するターゲット ネッ
トワークも VDS 5.1 以降に接続されている
必要があります。
上記の製品のドキュメントについては、https://www.vmware.com/support/pubs を参照してください。
ストレージ要件
ストレージ要件は、パブリック vCloud に拡張デプロイする仮想マシンまたは vApp のサイズ、およびソース クラウド
のタイプによって異なります。
vSphere クラウドから拡張デプロイする場合は、拡張デプロイするる仮想マシンまたは vApp の 2 倍のサイズのストレー
ジを仮想データセンター内に確保する必要があります。拡張デプロイ処理では、vCloud Connector によってターゲット
仮想データセンターに一時的な vApp が作成されるため、その一時使用分のストレージを余分に確保する必要がありま
す。一時 vApp は、Stretch Deploy コマンドが完了すると削除されます。
vCloud Director クラウドから拡張デプロイする場合は、ソースとターゲットの両方の仮想データセンターに、拡張デプ
ロイされる仮想マシンの 2 倍のサイズのストレージを確保する必要があります。拡張デプロイ処理では、vCloud Connector
によって、ソースおよびターゲットの両方の仮想データセンターに一時的な vApp が作成されるため、その一時使用分の
ストレージを余分に確保する必要があります。一時 vApp は、Stretch Deploy コマンドが完了すると削除されます。
ソースの vSphere クラウドのネットワーク要件
パブリック vCloud に拡張できるのは、vSphere クラウド上の特定のタイプのネットワークのみです。Stretch Deploy
コマンドを使用して移動する仮想マシンまたは vApp は、プライベート vSphere クラウドでサポートされるネットワー
クに属している必要があります。
ネットワークの構成
ネットワークを次のようにデプロイする必要があります。
n
インターネットに到達するように vShield Edge を構成します。
完全修飾ドメイン名(FQDN)で構成されている HTTPS プロキシ サーバを使用して、プライベート クラウドがイ
ンターネットにアクセスする場合、vShield Edge で対応する DNS サーバを設定する必要があります。クラウドに
関連付けられている vShield Manager に DNS サーバの設定を指定します。「vShield Manager での DNS サーバ
の構成方法 (P. 52)」 を参照してください。
50
n
vShield Edge を 1 つの外部ネットワークにのみ接続します。
n
vShield Edge の内部インターフェイスを構成します。
n
vShield Edge の内部インターフェイスは、通常のスイッチに接続されません。内部インターフェイスは、vSphere
Distributed Switch (バージョン 5.1 のみ)に接続できます。
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
n
n
vShield Edge アプライアンスのサイズには、コンパクト、ラージ、または X ラージを使用できます。
vShield Edge の IP 割り当てタイプを [DHCP] または [手動静的] に設定する必要があります。動的 DHCP バインド
はサポートされません。
追加の考慮事項
n
仮想マシンのネットワーク接続を空にすることはできません。ネットワーク接続をポート グループに接続する必要
があります。ポート グループは、VLAN または VXLAN ベースとすることができます。
n
仮想マシンのネットワークを vSphere Distributed Switch (バージョン 5.1 以上)に接続する必要があります。通
常のスイッチに接続することはできません。
n
仮想マシンを複数のネットワークに接続することはできません。
n
vApp を移動する場合、その仮想マシンを別のネットワークに接続することはできません。
サポートされているネットワーク
n
インターネットに到達するように構成された vShield Edge が含まれている vSphere フラット ネットワーク。
サポートされていないネットワーク
Stretch Deploy では、vSphere クラウド上で以下のネットワーク構成はサポートされません。
n
カスケードされたネットワーク、つまりネットワーク内のネットワークはサポートされません。
n
複数の内部ネットワークに接続された複数の NIC を搭載する vShield Edge が vSphere ネットワークに存在する場
合、フラット ネットワークのみがサポートされます。vShield Edge に接続された、フラットではないネットワーク
はサポートされません。
ソース vCloud Director クラウドのネットワーク要件
vCloud Director クラウド上の特定のタイプのネットワークのみパブリック vCloud に拡張できます。Stretch Deploy
コマンドで移動する必要がある仮想マシンは、プライベート vCloud Director クラウド上のサポートされているネット
ワークに属している必要があります。
ネットワーク構成
Stretch Deploy は、経路指定済み vApp にデプロイされている仮想マシンでのみサポートされます。経路指定済み vApp
は、直接的な組織 VDC ネットワークまたは経路指定された組織 VDC ネットワークに接続できます。
経路指定済み vApp は、次の方法でデプロイする必要があります。
n
vApp ネットワークは、経路指定済み vApp 内に作成する必要があります。
n
vApp 内のすべての仮想マシンは、この vApp ネットワークに接続している必要があります。
n
vCloud Director クラウド内の外部ネットワークは、5.1 vSphere Distributed Switch (VDS) で作成されたポート
グループに関連付けられている必要があります。
n
vApp ネットワーク内の IP 割り当てタイプは、[DHCP] または [手動静的] に設定する必要があります。[静的プール] IP
割り当てタイプはサポートされていません。
n
vApp ネットワークを経路指定された組織 VDC ネットワークに接続する場合は、組織 VDC の Edge ゲートウェイ
下位割り当てプールに外部 IP アドレスを構成する必要があります。「vCloud Director 内の Edge Gateway での外
部 IP アドレスの構成方法 (P. 52)」 を参照してください。
n
vApp ネットワークは、隔離組織ネットワークに接続できません。
n
プライベート クラウドが、インターネットに到達するように完全修飾ドメイン名 (FQDN) で構成された HTTPS プロ
キシ サーバを使用する場合は、対応する DNS サーバを、拡張される vApp ネットワークの vShield Edge に指定す
る必要があります。クラウドに関連付けられている vShield Manager に DNS サーバの設定を指定します。「vShield
Manager での DNS サーバの構成方法 (P. 52)」 を参照してください。
VMware, Inc.
51
vCloud Connector の使用
サポートされているネットワーク
プライベート vCloud Director クラウドでの Stretch Deploy が現在サポートされているネットワークは、経路指定済み
vApp ネットワークだけです。
経路指定済み vApp は、次のネットワークに接続できます。
n
直接的な組織 vDC ネットワーク
n
経路指定された組織 vDC ネットワーク
サポートされていないネットワーク
Stretch Deploy は、次の場所にデプロイされた仮想マシンではサポートされていません。
n
直接 vApp
n
フェンス vApp
n
隔離 vApp
Stretch Deploy は、隔離組織 VDC ネットワークに関連付けられた経路指定済み vApp にデプロイされた仮想マシンで
はサポートされていません。
Stretch Deploy は、vApp 全体に対してはサポートされません。
vCloud Director 内の Edge Gateway での外部 IP アドレスの構成方法
パブリック vCloud 内および任意のソース vCloud Director クラウド内では、vApp ネットワークが経路指定された組織
VDC ネットワークに接続されている場合、Edge Gateway 細分割り当てプール内で外部 IP アドレスがまだ構成されてい
なければ、これらのアドレスを構成する必要があります。vCloud Connector は、未使用の外部 IP アドレスのリストを
取得するために、仮想マシンまたは vApp のストレッチ デプロイの際にこれを必要とします。
開始する前に
パブリック vCloud またはソース vCloud Director クラウドにログインします。
手順
1
[管理および監視] をクリックし、左側のペインから [組織 vDC] をクリックします。
2
組織 VDC 名をダブルクリックして開きます。
3
[Edge Gateway] タブをクリックし、Edge Gateway 名を右クリックし、[プロパティ] を選択します。
4
[IP プールの細分割り当て] タブをクリックします。
5
外部ネットワークを [外部ネットワーク] ボックスから選択します。
[IP プール] ボックスに、ネットワークの IP アドレス範囲が表示されます。
6
[この選択したプールを他の固定 IP プールに細分割り当て] ボックス内で、外部ネットワークの IP 範囲内にある単一
の IP アドレスまたは IP アドレス範囲を入力し、[追加] をクリックします。
7
[OK] をクリックします。
vShield Manager での DNS サーバの構成方法
完全修飾ドメイン名(FQDN)で構成されている HTTPS プロキシ サーバを使用して、プライベート クラウドがインター
ネットにアクセスする場合、vShield Edge で対応する DNS サーバを設定する必要があります。
手順
52
1
vSphere に関連付けられた vShield Manager に管理者の認証情報を使用してログインします。
2
左側のペインでデータセンターを選択します。
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
3
[ネットワーク仮想化] タブ、[Edge] タブを順にクリックします。
4
DNS サーバを設定する vShield Edge をダブルクリックします。
5
[設定] タブをクリックします。
6
右側の [DNS 構成] セクションで [変更] をクリックし、DNS サーバの詳細を指定します。
ターゲット パブリック vCloud のネットワーク要件
Stretch Deploy コマンドで仮想マシンまたは vApp を移動する場合の移動先となるパブリック vCloud は、特定のネッ
トワーク要件を満たす必要があります。
n
n
パブリック vCloud 内の組織の仮想データセンター (VDC) には、次のいずれかのネットワークが必要です。
n
経路指定された組織 vDC ネットワーク
n
直接的な組織 vDC ネットワーク
パブリック vCloud の外部ネットワークが、5.1 vSphere Distributed Switch (VDS) で作成されたポート グループ
に関連付けられている必要があります。
n
パブリック vCloud で経路指定された組織 VDC ネットワークを使用する場合、組織 VDC 用 Edge ゲートウェイの
サブ割り当てプールで外部 IP アドレスが構成されている必要があります。「vCloud Director 内の Edge Gateway
での外部 IP アドレスの構成方法 (P. 52)」 を参照してください。
n
パブリック vCloud に、拡張するソース ネットワークが到達可能な専用パブリック IP アドレスが必要です。vCloud
Connector が SSL VPN トンネルを確立するのに、このパブリック IP アドレスが必要です。
このパブリック IP アドレスは、ポート 443 を使用するその他のサービスで使用することはできません。
注意 通常、Edge ゲートウェイのサブ割り当てプール(経路指定された組織 VDC ネットワーク)または外部ネッ
トワーク IP プール(直接組織 VDC ネットワーク)で構成された外部 IP アドレスは、パブリック IP アドレスであ
り、この要件で使用できます。ただし、外部 IP アドレスがパブリック IP アドレスではない場合、仮想マシンまたは
vApp を拡張デプロイするときにパブリック IP アドレスを入力する必要があります。
ストレッチ デプロイ用の vCloud Connector 環境のセットアップ
ストレッチ デプロイ コマンドを使用する前に、ストレッチ デプロイ設定を vCloud Connector サーバの管理 Web コン
ソール内で指定する必要があります。
注意 ストレッチ デプロイ設定は、クラウドが vCloud Connector UI に追加された後にのみ、そのクラウドに対して有
効化されます。クラウドがサポート対象のバージョンでない場合、この設定は無効です。サポート対象のクラウド バー
ジョンについては、「Stretch Deploy のシステム要件 (P. 49)」を参照してください。
vCloud Connector サーバに vShield Manager を登録する(vSphere クラウドの場合のみ)
Stretch Deploy コマンドを使用するすべての vSphere クラウドについて、vCloud Connector サーバの管理者 Web
コンソールで vSphere に関連付けられた vShield Manager を登録する必要があります。このようにすることで、vCloud
Connector が vSphere クラウドに関するネットワーク情報を取得できます。
開始する前に
vCloud Connector(サーバとノード)をインストールしていること。vSphere クラウドに vCloud Connector ノード
がインストールおよび構成され、vCloud Connector サーバに登録されました。vSphere クラウドがバージョン 5.1 以
降であり、vShield Manager 5.1.2 以降に関連付けられています。vSphere クラウドが vCloud Connector UI に追加
されました。
手順
1
VMware, Inc.
vCloud Connector サーバの管理者 Web コンソール (https://<vCC_Server_IPaddress>:5480) にアクセスします。
53
vCloud Connector の使用
2
admin としてログインします。デフォルトのパスワードは vmware です。
3
[ノード] タブをクリックします。
vCloud Connector サーバに登録されているすべての vCloud Connector ノードが表示されます。
4
適切なノードを見つけ、その隣にある歯車アイコンをクリックして、[Stretch Deploy の設定] をクリックします。
注意 [Stretch Deploy の設定] コマンドが無効な場合、vSphere クラウドがサポートされるバージョンであるこ
と、クラウドが vCloud Connector UI に追加されていることを確認します。
5
次の項目を指定します。
オプション
説明
vShield Manager URL
vShield Manager URL を次のフォーマットで指定します。
https://<vShieldManager_IPaddress>
6
ユーザー名とパスワード
vShield Manager の認証情報
プロキシを使用する
vCloud Connector サーバが vSphere クラウドに到達するのにプロキシを使用する
必要がある場合に選択します
SSL 証明書を無視する
vSphere クラウドに有効な証明書がない場合に選択します
Stretch Deploy コマンドを使用するすべての vSphere クラウドについて、これを繰り返します。
vCloud Connector サーバ管理 Web コンソール内でのクラウド認証情報の指定(vCloud 用のみ)
Stretch Deploy コマンドを使用するすべての vCloud Director ベースのクラウド(プライベート vCloud またはパブ
リック vCloud)に対して、vCloud Connector サーバ管理 Web コンソール内でクラウド認証情報を指定する必要があ
ります。
vApp、カタログ、組織、組織 VDC ネットワーク、およびゲートウェイへのアクセスおよび編集権限を持つ認証情報を使
用する必要があります。これらの権限は、通常 vCloud Director 内の組織管理者および vCloud Hybrid Service 内の仮
想インフラストラクチャ管理者またはネットワーク管理者のロールによって得られます。
注意 クラウドに対して同じ認証情報を使用して vCloud Connector ノードを登録した場合であっても、Stretch Deploy
のための認証情報を指定する必要があります。
認証情報は、次のタスク用に vCloud Connector アクセスを提供するために必要です。
n
必要に応じて、NAT またはファイアウォールを変更するための Edge Gateway の構成
n
パブリック vCloud 内での経路指定された vApp の作成
n
SSL VPN トンネルを確立するための vApp ネットワークの構成
n
パブリック vCloud 内での一時 vApp の作成
n
パブリック vCloud 内での仮想マシンまたは vApp のデプロイ
仮想マシンまたは vApp のストレッチ デプロイ後は、設定を登録解除できます。詳細については「Stretch Deploy 設定
の登録解除 (P. 65)」を参照してください。
開始する前に
vCloud Connector をインストールしていること。vCloud Connector ノードが vCloud にインストールおよび構成さ
れて、vCloud Connector サーバに登録されます。vCloud はバージョン 5.1 以降である必要があります。vCloud が
vCloud Connector UI に追加されます。
手順
1
54
vCloud Connector サーバの管理者 Web コンソール (https://<vCCServerIPaddress>:5480) に移動します。
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
2
admin としてログインします。デフォルトのパスワードは vmware です。
3
[ノード] タブをクリックします。
vCloud Connector サーバに登録されたすべてのノードが表示されます。
4
該当するノードを見つけ、そのエントリの横の歯車アイコンをクリックし、[Stretch Deploy 設定] を選択します。
注意 [Stretch Deploy 設定] コマンドが無効な場合、そのクラウドがサポート対象バージョンであり、クラウドを
vCloud Connector UI に追加したことを確認してください。
5
6
クラウドのユーザー名とパスワードを入力します。
クラウド タイプ
ロール
vCloud Director
組織管理者
vCloud Hybrid Service
仮想インフラストラクチャ管理者またはネットワーク管理者
Stretch Deploy に使用するすべての vCloud に対して、この操作を繰り返します。
次に進む前に
Stretch Deploy 設定を指定する前にクラウドを vCloud Connector UI でロードした場合、変更内容を有効にするには、
クラウドの再ロードが必要です。詳細については「vCloud Connector へのクラウドの再ロード (P. 15)」を参照してく
ださい。
プライベートの vSphere クラウドからパブリック vCloud への仮想マシンまたは
vApp の Stretch Deploy
Stretch Deploy コマンドを使用して、仮想マシンまたは vApp をプライベート データセンターからパブリック vCloud
に移動する場合、vCloud Connector は、そのネットワークをパブリック vCloud に拡張した後、仮想マシンまたは vApp
のコピーおよびデプロイを行います。
vSphere クラウドから、以下のものを拡張デプロイできます。
n
1 つの仮想マシン
n
vApp に含まれる仮想マシン
n
vApp 全体
ターゲットの場所はパブリック vCloud である必要があります。
以下に示す要件に加えて、拡張デプロイする仮想マシンまたは vApp は次の要件を満たす必要があります。
n
拡張デプロイする仮想マシンまたは vApp はパワーオフされている必要があります。
n
空の vApp を拡張デプロイすることはできません。
n
仮想マシンまたは vApp がすでに拡張デプロイされている場合、それらを再度拡張デプロイすることはできません。
n
仮想マシンまたは vApp が現在拡張デプロイされている場合、それらを再度拡張デプロイすることはできません。
n
vShield Edge 仮想マシンを拡張デプロイすることはできません。
開始する前に
以下の前提条件を満たす必要があります。
n
「Stretch Deploy のシステム要件 (P. 49)」
n
「ソースの vSphere クラウドのネットワーク要件 (P. 50)」
n
「ターゲット パブリック vCloud のネットワーク要件 (P. 53)」
n
「vCloud Connector サーバに vShield Manager を登録する(vSphere クラウドの場合のみ) (P. 53)」
VMware, Inc.
55
vCloud Connector の使用
手順
1
左側の [ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開し、vSphere クラウドを選択します。
2
[インベントリ] パネルで、[仮想マシン] タブまたは [vApp] タブをクリックします。
3
パブリック vCloud に拡張デプロイする仮想マシンまたは vApp を選択します。
4
仮想マシンまたは vApp がパワーオンまたは一時停止の状態になっている場合、パネルの上部にある [パワーオフ]
アイコンをクリックして、それらをパワーオフします。
注意 移動する仮想マシンまたは vApp はパワーオフされている必要があります。
5
[Stretch Deploy] アイコンをクリックします。
[Stretch Deploy] アイコンが無効になっている場合は、アイコンをポイントし、ヒント情報を表示して、アクショ
ンを利用できない理由を確認します。詳細については、上記の前提条件を参照してください。
[Stretch Deploy] ウィザードが表示されます。
6
仮想マシンまたは vApp の移動先のパブリック vCloud を選択します。
注意 仮想マシンまたは vApp はパブリック vCloud にのみ移動できます。仮想マシンまたは vApp を vSphere ク
ラウドに移動することはできません。
7
パブリック vCloud に拡張対象の vApp の名前を指定します。vCloud Connector は、プレフィックス Stretched_
を名前に追加します。
8
移動する仮想マシンまたは vApp の vApp テンプレートの保存先のカタログを選択します。組織で利用可能なすべ
てのカタログのリストが表示されます。
vCloud Connector は、仮想マシンまたは vApp を vApp テンプレートとしてパブリック vCloud にアップロード
します。これは vCloud Director の要件です。
9
[Next] をクリックします。
10 [VDC の選択] ページで、仮想マシンまたは vApp の保存先の仮想データセンターを選択します。組織のすべての
VDC のリストが表示されます。
11 選択した組織 VDC に属している、経路指定された組織 VDC ネットワークまたは直接的な組織 VDC ネットワークの
リストから、組織 VDC ネットワークを選択します。
vCloud Connector は、パブリック vCloud 内の組織 VDC に、仮想マシンまたは vApp 用の経路指定された vApp
ネットワークを作成し、そのネットワークをここで選択した組織 VDC ネットワークに接続します。
56
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
12 経路指定された組織 VDC ネットワークを選択した場合、外部 IP アドレスも選択する必要があります。
vCloud Connector は、この IP アドレスを使用して、経路指定された組織 VDC ネットワークの Edge ゲートウェ
イ内に DNAT エントリとファイアウォール ルールを作成します。これは、SSL VPN トンネルを作成するのに必要で
す。
a
b
[拡張されたネットワーク用の外部インターフェイス] ドロップダウン メニューで、外部ネットワークを選択し
ます。経路指定された組織 VDC ネットワークの Edge ゲートウェイに関連付けられたすべての外部ネットワー
クのリストが表示されます。デフォルトとして構成されている、Edge ゲートウェイの外部ネットワークを使用
する場合、[デフォルトのネットワーク インターフェイスを使用] を選択します。
[DNAT/ファイアウォール ルール用の拡張されたネットワークの外部 IP] ドロップダウン メニューで、外部 IP
アドレスを選択します。選択した外部ネットワークの、サブ割り当てされた IP アドレス範囲から、使用可能か
つ有効なすべての IP アドレスのリストが表示されます。
注意 ポート 443 用の DNAT エントリが作成されます。ポート 443 用にまだ使用されていない IP アドレスを
選択します。
IP アドレスが表示されない場合は、組織 VDC の Edge ゲートウェイのサブ割り当てプール内に外部 IP アドレ
スが構成されていることを確認してください。「vCloud Director 内の Edge Gateway での外部 IP アドレスの
構成方法 (P. 52)」 を参照してください。
13 パブリック vCloud 内の外部ネットワーク内に構成された IP アドレスがパブリック IP ではない場合、パブリック IP
アドレスを [パブリック IP] フィールドに指定します。vCloud Connector は、SSL トンネルを確立するのに、拡張
元のネットワークから到達可能なパブリック vCloud 内の特定のパブリック IP アドレスを必要とします。
このパブリック IP アドレスは、ポート 443 を使用するその他のサービスで使用することはできません。
選択した組織 VDC ネットワークのタイプに関係なく、このフィールドを設定します。
たとえば、直接的な組織 VDC ネットワークを選択し、そのネットワークのゲートウェイ IP がパブリック IP ではな
い場合(つまり、拡張元のネットワークから到達できない場合)
、このフィールドにパブリック IP アドレスを入力し
ます。また、このフィールドに入力したパブリック IP から、直接的な組織 VDC ネットワークのゲートウェイ IP に
到達できることを確認します。
経路指定された組織 VDC ネットワークを選択した場合は、前の手順で選択した、 DNAT およびファイアウォール構
成用の外部 IP が、このフィールドに入力したパブリック IP に到達できることを確認します。
14 [Next] をクリックします。
15 拡張するネットワークが HTTPS プロキシ サーバを経由してインターネットに到達する場合、[プロキシ サーバを使
用する] を選択し、[プロキシ] ページで HTTPS プロキシ サーバ情報を指定します。
オプション
説明
HTTPS プロキシ サーバ(FQDN または IP
プロキシ サーバの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN)。
アドレス)
注意 FQDN を指定する場合、拡張元のネットワークの vShield Edge 内で、対応す
る DNS サーバが構成されていることを確認します。これは、vShield Manager で
行います。「vShield Manager での DNS サーバの構成方法 (P. 52)」を参照してくだ
さい。
プロキシのポート
プロキシ サーバが使用するポート
プロキシ ユーザー名
(省略可能)プロキシ サーバのユーザー名
プロキシ パスワード
(省略可能)プロキシ サーバのパスワード
16 [Next] をクリックします。
17 仮想マシンまたは vApp をパブリック vCloud に移動した後にパワーオンする場合、[デプロイしたエンティティを
パワーオン] を選択します。
18 [次へ] をクリックし、選択した内容を確認して、[終了] をクリックします。
VMware, Inc.
57
vCloud Connector の使用
19 拡張デプロイした仮想マシンに手動静的 IP モードがある場合、Stretch Deploy コマンドの終了後に以下のタスクを
実行します。
a
パブリック vCloud にログインします。
b
拡張した vApp を見つけてダブルクリックします。
c
手動静的 IP モードのある仮想マシンを右クリックしてパワーオフします。
d
仮想マシンを再度右クリックして [プロパティ] を選択し、[ハードウェア] タブを選択します。
e
仮想マシンの [IP モード] を [DHCP] から [手動静的] に変更し、[OK] をクリックします。
f
仮想マシンをパワーオンします。
vCloud Connector は、経路指定された vApp ネットワークをパブリック vCloud 内の組織に作成し、レイヤー 2 の SSL
VPN トンネルをプライベート ネットワークと、パブリック クラウド内の経路指定された vApp ネットワーク間に作成し
ます。その後、パブリック クラウド内の新しい vApp に仮想マシンまたは vApp をコピーしてデプロイします。
仮想マシンは、依然としてプライベート ネットワークの一部です。その IP アドレスと MAC アドレスは変わりません。
まだプライベート データセンターにあるかのように引き続き仮想マシンを使用できます。
次に進む前に
[タスク] パネルで、Stretch Deploy コマンドの進行状況を追跡できます。詳細については「Stretch Deploy コマンドの
進行状況の追跡 (P. 64)」を参照してください。
注意 ソース仮想マシンの IP 割り当てモードが [手動静的] であった場合、Stretch Deploy コマンドが正常に完了した
後、パブリック vCloud 内の仮想マシン用に作成された NAT エントリを削除する必要があります。パブリック クラウド
にログインし、拡張した vApp をダブルクリックします。拡張した vApp 内の仮想マシンに手動静的 IP モードがあった
場合、vApp ネットワークに移動し、仮想マシン用に手動で作成された NAT エントリを削除します。
注意 Stretch Deploy コマンドを使用して仮想マシンまたは vApp をパブリック vCloud に移動した後、元の場所で仮
想マシンまたは vApp をパワーオンしたり、削除したりしないでください。
注意 パブリック vCloud では、vCloud Connector が作成した、経路指定された vApp ネットワークを変更しないでく
ださい。特に、経路指定された vApp ネットワークの vShield Edge 上のネットワーク構成設定(DHCP、NAT、ファイ
アウォール設定など)を変更しないでください。
拡張された Sphere ネットワークから別の仮想マシンまたは vApp を拡張デプロイする
すでに拡張されているネットワークに属する仮想マシンまたは vApp を移動する場合は、同じターゲットのみ移動先とし
て指定できます。
つまり、プライベート クラウドからパブリック vCloud に仮想マシンをすでに拡張デプロイしており、vCloud Connector
によって、その経路指定済み vApp ネットワークがパブリック vCloud に作成されている場合に、同じプライベート ネッ
トワークの別の仮想マシンを移動すると、パブリック vCloud 上の同じ経路指定済み vApp ネットワークに移動されます。
開始する前に
「プライベートの vSphere クラウドからパブリック vCloud への仮想マシンまたは vApp の Stretch Deploy (P. 55)」に
記載されているすべての前提条件と制限が適用されます。
手順
58
1
左側の [ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開し、vSphere クラウドを選択します。
2
[インベントリ] パネルで、[仮想マシン] タブまたは [vApp] タブをクリックします。
3
パブリック vCloud に移動する仮想マシンまたは vApp を選択します。
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
4
仮想マシンまたは vApp がパワーオンまたは一時停止の状態になっている場合、パネルの上部にある [パワーオフ]
アイコンをクリックして、それらをパワーオフします。
5
[Stretch Deploy] アイコンをクリックします。
[Stretch Deploy] アイコンが無効になっている場合は、同アイコンにカーソルを移動してツールチップを表示し、
このアクションが使用できない理由を確認します。詳細については、上記の前提条件を参照してください。
[Stretch Deploy] ウィザードが表示されます。
6
[ターゲットの選択] ページでは、ターゲット クラウドがすでに選択されており、変更不可になっています。これは、
対象の仮想マシンまたは vApp のネットワークがすでに選択したクラウドに拡張済みであり、別のクラウドを拡張先
とすることはできないためです。
パブリック vCloud にデプロイされた経路指定済み vApp の名前も指定済みになっており、変更できません。
7
移動する仮想マシンまたは vApp の vApp テンプレートの保存先のカタログを選択します。組織で利用可能なすべ
てのカタログのリストが表示されます。
vCloud Connector は、仮想マシンまたは vApp を、パブリック vCloud に vApp テンプレートとしてアップロー
ドします。これは、vCloud Director の要件です。
8
9
[Next] をクリックします。
[リソースの選択] ページでは、仮想データセンターとネットワーク構成がすでに選択されており、変更不可になって
います。これは、対象の仮想マシンまたは vApp のネットワークはすでにパブリック vCloud のこの場所に拡張済
みであるためです。
10 [Next] をクリックします。
11 [プロキシ] ページで、[次へ] をクリックします。
[プロキシ] ページの各フィールドは、すでに拡張済みのネットワークから仮想マシンまたは vApp を移動しようとし
ている場合は無効になっています。
12 仮想マシンまたは vApp をパブリック vCloud に移動した後にパワーオンする場合、[デプロイしたエンティティを
パワーオン] を選択します。
13 [次へ] をクリックし、選択した内容を確認して、[終了] をクリックします。
14 拡張デプロイした仮想マシンに手動静的 IP モードがある場合、Stretch Deploy コマンドの終了後に以下のタスクを
実行します。
a
パブリック vCloud にログインします。
b
拡張した vApp を見つけてダブルクリックします。
c
手動静的 IP モードのある仮想マシンを右クリックしてパワーオフします。
d
仮想マシンを再度右クリックして [プロパティ] を選択し、[ハードウェア] タブを選択します。
e
仮想マシンの [IP モード] を [DHCP] から [手動静的] に変更し、[OK] をクリックします。
f
仮想マシンをパワーオンします。
vCloud Connector は、ネットワークの最初の拡張時に作成した SSL VPN トンネルを使用して、仮想マシンまたは vApp
をパブリック vCloud 内の経路指定済み vApp ネットワークにコピーおよびデプロイします。
VMware, Inc.
59
vCloud Connector の使用
次に進む前に
[タスク] パネルで、Stretch Deploy コマンドの進行状況を追跡できます。詳細については「Stretch Deploy コマンドの
進行状況の追跡 (P. 64)」を参照してください。
注意 Stretch Deploy コマンドを使用して仮想マシンまたは vApp をパブリック vCloud に移動した後、元の場所で仮
想マシンまたは vApp をパワーオンしたり、削除したりしないでください。
注意 パブリック vCloud では、vCloud Connector が作成した、経路指定された vApp ネットワークを変更しないでく
ださい。特に、経路指定された vApp ネットワークの vShield Edge 上のネットワーク構成設定(DHCP、NAT、ファイ
アウォール設定など)を変更しないでください。
プライベート vCloud Director クラウドからパブリック vCloud への仮想マシン
のストレッチ デプロイ
ストレッチ デプロイ コマンドを使用してプライベート データセンターからパブリック vCloud に仮想マシンを移動する
ときは、vCloud Connector がネットワークをパブリック vCloud にまで拡張し、仮想マシンをコピーしてデプロイしま
す。
プライベート vCloud Director クラウドからは、vApp 内に格納された仮想マシンのみを移動できます。vApp 全体を移
動することはできません。
ターゲットの場所はパブリック vCloud である必要があります。
ストレッチ デプロイを行う仮想マシンは、リストにある必要条件に加え、次の要件も満たしている必要があります。
n
仮想マシンがパワーオフ状態である。
n
仮想マシンの親 vApp がパワーオン状態である。
n
仮想マシンが移動済みの場合、その仮想マシンを再度ストレッチ デプロイすることはできない。
n
仮想マシンを現在移動中の場合、その仮想マシンを再度ストレッチ デプロイすることはできない。
n
vShield Edge 仮想マシンを拡張デプロイすることはできません。
開始する前に
参照
n
「Stretch Deploy のシステム要件 (P. 49)」
n
「ソース vCloud Director クラウドのネットワーク要件 (P. 51)」
n
「ターゲット パブリック vCloud のネットワーク要件 (P. 53)」
n
「vCloud Connector サーバ管理 Web コンソール内でのクラウド認証情報の指定(vCloud 用のみ) (P. 54)」
手順
1
左側の [ブラウザ] パネル内で [クラウド] ツリーを展開し、プライベート vCloud を選択します。
2
[インベントリ] パネルで、[仮想マシン] タブをクリックします。
3
パブリック vCloud に移動する仮想マシンを選択します。
利用可能なアクション ボタンがパネルの上部に表示されます。
4
仮想マシンがパワーオンまたはサスペンドの状態になっている場合、パネルの上部にある [パワーオフ] アイコンをク
リックして、仮想マシンをパワーオフします。
注意 移動する仮想マシンはパワーオフ状態であり、仮想マシンの親 vApp はパワーオン状態である必要があります。
60
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
5
[Stretch Deploy] アイコンをクリックします。
[Stretch Deploy] アイコンが無効になっている場合は、同アイコンにカーソルを移動してツールチップを表示し、
このアクションが使用できない理由を確認します。詳細については、上記の前提条件を参照してください。
[Stretch Deploy] ウィザードが表示されます。
6
vCloud Connector のソース クラウド内で、一時的な vApp テンプレートを保存するカタログを選択します。
vCloud Connector は、仮想マシンを vCloud に移動するときに、一時的な vApp テンプレートを作成する必要が
あります。これは、vCloud Director の要件です。仮想マシンがパブリック vCloud にデプロイされた後、一時的な
vApp テンプレートは削除されます。
7
vCloud Connector に対するソース クラウド内の外部 IP アドレスを選択し、SNAT またはファイアウォール ルー
ルを必要に応じて作成します。
このフィールドは、その仮想マシンを含む経路指定された vApp が、経路指定された組織 VDC ネットワークに接続
している場合にのみ表示されます。経路指定された vApp が直接的な組織 VDC ネットワークに接続している場合
は、このフィールドは表示されません。
IP アドレスが表示されない場合、組織 VDC に対し、外部 IP アドレスを Edge Gateway 細分割り当てプール内で構
成したことを確認してください。「vCloud Director 内の Edge Gateway での外部 IP アドレスの構成方法 (P. 52)」
を参照してください。
8
[Next] をクリックします。
9
仮想マシンの移動先となるパブリック vCloud を選択します。
注意 仮想マシンは、パブリック vCloud にのみ移動できます。vSphere クラウドに移動することはできません。
10 パブリック vCloud に拡張対象の vApp の名前を指定します。vCloud Connector は、プレフィックス Stretched_
を名前に追加します。
11 仮想マシンの vApp テンプレートの保存先とする、パブリック vCloud 内のカタログを選択します。組織で利用可
能なすべてのカタログのリストが表示されます。
vCloud Connector によって、パブリック vCloud に vApp テンプレートとして仮想マシンがアップロードされま
す。これは vCloud Director 要件です。次に、仮想マシンに対して vApp が作成されます。
12 [Next] をクリックします。
13 [リソースの選択] ページ内で、仮想マシンの格納先とする仮想データセンターを選択します。組織内のすべての仮想
データセンターがリストされます。
14 選択した組織 VDC に属する経路指定された組織 VDC ネットワークおよび直接的な組織 VDC ネットワークのリスト
から、組織 VDC ネットワークを選択します。
vCloud Connector によって、パブリック vCloud 内の組織 VDC の仮想マシンに対し、経路指定された vApp ネッ
トワークが作成され、ここで選択する組織 VDC ネットワークにその仮想マシンが接続されます。
VMware, Inc.
61
vCloud Connector の使用
15 経路指定された組織 VDC ネットワークを選択した場合、外部 IP アドレスも選択する必要があります。
vCloud Connector は、この IP アドレスを使用して、経路指定された組織 VDC ネットワークの Edge ゲートウェ
イ内に DNAT エントリとファイアウォール ルールを作成します。これは、SSL VPN トンネルを作成するのに必要で
す。
a
b
[拡張されたネットワーク用の外部インターフェイス] ドロップダウン メニューで、外部ネットワークを選択し
ます。経路指定された組織 VDC ネットワークの Edge ゲートウェイに関連付けられたすべての外部ネットワー
クのリストが表示されます。デフォルトとして構成されている、Edge ゲートウェイの外部ネットワークを使用
する場合、[デフォルトのネットワーク インターフェイスを使用] を選択します。
[DNAT/ファイアウォール ルール用の拡張されたネットワークの外部 IP] ドロップダウン メニューで、外部 IP
アドレスを選択します。選択した外部ネットワークの、サブ割り当てされた IP アドレス範囲から、使用可能か
つ有効なすべての IP アドレスのリストが表示されます。
注意 ポート 443 用の DNAT エントリが作成されます。ポート 443 用にまだ使用されていない IP アドレスを
選択します。
IP アドレスが表示されない場合は、組織 VDC の Edge ゲートウェイのサブ割り当てプール内に外部 IP アドレ
スが構成されていることを確認してください。「vCloud Director 内の Edge Gateway での外部 IP アドレスの
構成方法 (P. 52)」 を参照してください。
16 パブリック vCloud 内の外部ネットワーク内に構成された IP アドレスがパブリック IP ではない場合、パブリック IP
アドレスを [パブリック IP] フィールドに指定します。vCloud Connector は、SSL トンネルを確立するのに、拡張
元のネットワークから到達可能なパブリック vCloud 内の特定のパブリック IP アドレスを必要とします。
このパブリック IP アドレスは、ポート 443 を使用するその他のサービスで使用することはできません。
選択した組織 VDC ネットワークのタイプに関係なく、このフィールドを設定します。
たとえば、直接的な組織 VDC ネットワークを選択し、そのネットワークのゲートウェイ IP がパブリック IP ではな
い場合(つまり、拡張元のネットワークから到達できない場合)
、このフィールドにパブリック IP アドレスを入力し
ます。また、このフィールドに入力したパブリック IP から、直接的な組織 VDC ネットワークのゲートウェイ IP に
到達できることを確認します。
経路指定された組織 VDC ネットワークを選択した場合は、前の手順で選択した、 DNAT およびファイアウォール構
成用の外部 IP が、このフィールドに入力したパブリック IP に到達できることを確認します。
17 [Next] をクリックします。
18 拡張するネットワークが HTTPS プロキシ サーバを経由してインターネットに到達する場合、[プロキシ サーバを使
用する] を選択し、[プロキシ] ページで HTTPS プロキシ サーバ情報を指定します。
オプション
説明
HTTPS プロキシ サーバ(FQDN または IP
プロキシ サーバの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN)。
アドレス)
注意 FQDN を指定する場合、対応する DNS サーバがソース ネットワークの vShield
Edge 内で構成されていることを確認します。これは、vShield Manager 内で行い
ます。「vShield Manager での DNS サーバの構成方法 (P. 52)」 を参照してください。
プロキシのポート
プロキシ サーバが使用するポート
プロキシ ユーザー名
(省略可能)プロキシ サーバのユーザー名
プロキシ パスワード
(省略可能)プロキシ サーバのパスワード
19 [Next] をクリックします。
20 仮想マシンをパブリック vCloud に移動した後にパワーオンする場合、[デプロイしたエンティティをパワーオン] を
選択します。
21 [次へ] をクリックし、選択した内容を確認して、[終了] をクリックします。
62
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
vCloud Connector によって、パブリック vCloud 内の組織に経路指定された vApp ネットワークが作成され、レイヤー
2 SSL VPN トンネルがプライベート ネットワークとパブリック クラウド内の経路指定された vApp ネットワークとの間
に作成され、仮想マシンがパブリック クラウドの新しい vApp 内にコピーおよびデプロイされます。
仮想マシンは、依然としてプライベート ネットワークの一部です。その IP アドレスと MAC アドレスは変わりません。
まだプライベート データセンターにあるかのように引き続き仮想マシンを使用できます。
次に進む前に
[タスク] パネルで、Stretch Deploy コマンドの進行状況を追跡できます。詳細については「Stretch Deploy コマンドの
進行状況の追跡 (P. 64)」を参照してください。
注意 ソース仮想マシンの IP 割り当てモードが [手動静的] であった場合、Stretch Deploy コマンドが正常に完了した
後、パブリック vCloud 内の仮想マシン用に作成された NAT エントリを削除する必要があります。パブリック クラウド
にログインし、拡張した vApp をダブルクリックします。ストレッチ vApp 内の仮想マシンに手動固定 IP モードがある
場合、vApp ネットワークに移動し、仮想マシンに対して手動で作成された NAT エントリを削除します。
注意 Stretch Deploy コマンドを使用して仮想マシンをパブリック vCloud に移動した後、元の場所で仮想マシンをパ
ワーオンしたり、削除したりしないでください。
注意 パブリック vCloud 内では、vCloud Connector が作成した vApp ネットワークを変更しないでください。特に、
vApp ネットワークの vShield Edge 上では、DHCP、NAT、ファイアウォール設定などのネットワーク構成設定を変更
しないでください。
拡張済みの vCloud ネットワークから別の仮想マシンを拡張デプロイする
拡張済みのネットワークの一部となっている仮想マシンを拡張デプロイする場合は、同じターゲットにのみ仮想マシンを
移動できます。
つまり、プライベート クラウドからパブリック vCloud に仮想マシンをすでに拡張デプロイしており、vCloud Connector
によって、その経路指定済み vApp ネットワークがパブリック vCloud に作成されている場合に、同じプライベート ネッ
トワークの別の仮想マシンを移動すると、パブリック vCloud 上の同じ経路指定済み vApp ネットワークに移動されます。
開始する前に
「プライベート vCloud Director クラウドからパブリック vCloud への仮想マシンのストレッチ デプロイ (P. 60)」に記
載されているすべての前提条件と制限が適用されます。
手順
1
左の [ブラウザ] パネルで、[クラウド] ツリーを展開し、プライベート クラウドを選択します。
2
[インベントリ] パネルで、[仮想マシン] タブをクリックします。
3
パブリック vCloud に拡張デプロイする仮想マシンを選択します。
利用可能なアクション ボタンがパネルの上部に表示されます。
4
仮想マシンがパワーオンまたはサスペンドの状態になっている場合、パネルの上部にある [パワーオフ] アイコンをク
リックして、仮想マシンをパワーオフします。
注意 拡張デプロイする仮想マシンはパワーオフされている必要がありますが、その親の vApp はパワーオンされて
いる必要があります。
5
[Stretch Deploy] アイコンをクリックします。
[Stretch Deploy] アイコンが無効になっている場合は、アイコンの上にマウスを置き、ヒント情報を表示して、ア
クションを使用できない理由を確認します。詳細については、上記の前提条件を参照してください。
[Stretch Deploy] ウィザードが表示されます。
VMware, Inc.
63
vCloud Connector の使用
6
vCloud Connector のソース クラウド内で、一時的な vApp テンプレートを保存するカタログを選択します。
vCloud Connector は、仮想マシンを vCloud に移動するときに、一時的な vApp テンプレートを作成する必要が
あります。これは、vCloud Director の要件です。仮想マシンがパブリック vCloud にデプロイされた後、一時的な
vApp テンプレートは削除されます。
7
[Next] をクリックします。
8
[ターゲットの選択] ページで、[クラウド] フィールドと [拡張された vApp 名] フィールドはすでに選択されていま
す。これらは、パブリック vCloud への仮想マシンのデプロイが行われる組織 VDC と vApp を示します。これらの
フィールドを変更することはできません。
9
仮想マシンの vApp テンプレートの保存先とする、パブリック vCloud 内のカタログを選択します。組織で利用可
能なすべてのカタログのリストが表示されます。
10 [Next] をクリックします。
11 [リソースの選択] ページでは、組織 VDC、ネットワーク構成、および外部 IP がすでに選択されています。[Next] を
クリックします。
12 [プロキシ] ページで、[次へ] をクリックします。
拡張済みのネットワークから仮想マシンを移動する場合、[プロキシ] ページのフィールドは無効になっています。
13 仮想マシンをパブリック vCloud に移動した後にパワーオンする場合、[デプロイしたエンティティをパワーオン] を
選択します。
14 [次へ] をクリックし、選択した内容を確認して、[終了] をクリックします。
vCloud Connector は、ネットワークの最初の拡張時に作成した SSL VPN トンネルを使用して、仮想マシンをコピーし、
パブリック vCloud 内の経路指定された vApp ネットワークに仮想マシンをデプロイします。
次に進む前に
[タスク] パネルで、Stretch Deploy コマンドの進行状況を追跡できます。詳細については「Stretch Deploy コマンドの
進行状況の追跡 (P. 64)」を参照してください。
注意 Stretch Deploy コマンドを使用して仮想マシンをパブリック vCloud に移動した後、元の場所で仮想マシンをパ
ワーオンしたり、削除したりしないでください。
注意 パブリック vCloud では、vCloud Connector が作成した、経路指定された vApp ネットワークを変更しないでく
ださい。特に、経路指定された vApp ネットワークの vShield Edge 上のネットワーク構成設定(DHCP、NAT、ファイ
アウォール設定など)を変更しないでください。
Stretch Deploy コマンドの進行状況の追跡
仮想マシンまたは vApp に Stretch Deploy コマンドを使用した後、[タスク] パネルで進行状況を追跡できます。
Stretch Deploy コマンドを起動すると、[タスク] パネルに Stretch Deploy というメイン タスクが表示されます。Stretch
Deploy コマンドには 3 つの段階があり、各段階に対応する次のサブタスクが存在します。
n
インフラストラクチャ タスク
n
コピー タスク
n
デプロイ タスク
これらのタスクは、Stretch Deploy コマンドが各段階に進むごとに [タスク] パネルに表示されます。
Stretch Deploy のメイン タスク上の進行状況バーは、すべてのサブタスクの累積進行状況を表します。
64
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
手順
1
vCloud Connector では、右側の [タスク] パネルを確認します。
[すべて]、[実行中]、または [失敗] タブを選択することで、各カテゴリのタスクを表示できます。
2
Stretch Deploy のメイン タスクまたはそのサブタスク(インフラストラクチャ、コピー、またはデプロイ)のいず
れかをクリックすると、そのタスクの詳細が表示されます。
中央のパネルが [タスク] パネルに変更され、すべてのタスクの表が表示されます。
3
タスクをクリックします。
表の下にタスクの詳細が表示されます。これにより、失敗したタスクの原因を特定できます。
Stretch Deploy コマンドの各段階の詳細については、「ストレッチ デプロイ フェーズ (P. 66)」を参照してくださ
い。
Stretch Deploy コマンドのキャンセル
Stretch Deploy コマンドを [タスク] パネルからキャンセルできます。
キャンセルできるのは Stretch Deploy のメイン タスクのみです。そのサブタスク(インフラストラクチャ、コピー、デ
プロイ)をキャンセルすることはできません。メイン タスクをキャンセルすると、まだ開始されていないすべてのサブタ
スクがキャンセルされます。
手順
1
右の [タスク] パネルで、Stretch Deploy のメイン タスクの横にある [キャンセル] アイコンをクリックします。
2
確認ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
n
インフラストラクチャ サブタスクが実行されている間に Stretch Deploy のメイン タスクをキャンセルした場合、
インストラクチャ サブタスクはキャンセルされません。コピーとデプロイの各サブタスクはキャンセルされます。
Stretch Deploy コマンドのインフラストラクチャ フェーズ中に作成されたオブジェクトを手動で削除する必要があ
ります。
n
コピー サブタスクが実行されている間に Stretch Deploy のメイン タスクをキャンセルした場合、コピー サブタス
クとデプロイ サブタスクがキャンセルされます。
インフラストラクチャ タスクが完了しているため、Stretch Deploy コマンドのインフラストラクチャ フェーズ中に
作成されたオブジェクトを手動で削除する必要があります。
n
デプロイ サブタスクが実行されている間に Stretch Deploy のメイン タスクをキャンセルした場合、デプロイ サブ
タスクはキャンセルされません。
すべてのサブ タスクが完了しているため、Stretch Deploy コマンドの 3 つすべてのフェーズで作成されたすべての
オブジェクトを手動で削除する必要があります。
Stretch Deploy コマンドの各段階の詳細については、「ストレッチ デプロイ フェーズ (P. 66)」を参照してください。
Stretch Deploy 設定の登録解除
仮想マシンまたは vApp の拡張デプロイが終了したら、ソース クラウドとターゲットのクラウドに設定した Stretch
Deploy 設定を登録解除するように選択できます。これらの設定を登録解除しても、拡張した仮想マシンまたは vApp の
機能に影響はありません。
Stretch Deploy コマンドを再度使用する場合、これらの設定を再度入力する必要があります。
手順
1
vCloud Connector サーバの管理者 Web コンソール (https://<vCCServerIPaddress>:5480) に移動します。
2
admin としてログインします。デフォルトのパスワードは vmware です。
VMware, Inc.
65
vCloud Connector の使用
3
[ノード] タブをクリックします。
vCloud Connector サーバに登録されているすべての vCloud Connector ノードが表示されます。
4
該当するノードを見つけて、そのエントリの横にある歯車アイコンをクリックし、[Stretch Deploy 設定の登録解除]
を選択します。
5
確認ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。
6
Stretch Deploy 設定の指定の対象となったすべてのノードでこの手順を繰り返します。
拡張仮想マシンまたは vApp をパブリック vCloud からプライベート データセン
ターに復帰する
vCloud Connector に付属するスクリプトを使用することで、パブリック vCloud から拡張仮想マシンまたは vApp を
プライベート データセンターに復帰させることができます。
仮想マシンがパブリック クラウド内の拡張 vApp の最後の仮想マシンではない限り、プライベート データセンターとパ
ブリック クラウド間の SSL VPN トンネルが削除されていない場合、同時に 1 つの仮想マシンを復帰させることができま
す。また、拡張 vApp 全体を復帰させることもできます。
手順
1
ソース クラウド(プライベート データセンター)にインストールされた vCloud Connector ノードに、admin と
してログインします。
デフォルトのパスワードは vmware です。
2
次の場所に移動します: cd /opt/vmware/hcagent/scripts
3
ディレクトリ内で reverseStretchDeploy.tar ファイルを untar します:
sudo tar -xvf reverseStretchDeploy.tar
パスワードは vmware です。
スクリプトは に展開されます。/bin ディレクトリと Readme.txt ファイルが現在のディレクトリに展開されます。
4
scripts ディレクトリの権限を変更します:
sudo chmod -R 777 ../scripts
パスワードは vmware です。
5
スクリプトを使用する前に Readme.txt ファイル内の指示をお読みください。
6
スクリプトを実行するには、bin ディレクトリに移動します:cd bin
7
スクリプトを実行します:./reverseStretchDeploy.sh
Stretch Deploy のトラブルシューティング
この情報を使用して、Stretch Deploy に関する問題をトラブルシューティングします。
ストレッチ デプロイ フェーズ
このセクションでは、Stretch Deploy コマンドの各フェーズに関する詳細を説明します。この情報は、Stretch Deploy
コマンドにエラーが発生した場合に、エラーをトラブルシューティングし、Stretch Deploy コマンドのために vCloud
Connector が作成したインフラストラクチャを削除するために使用できます。
Stretch Deploy コマンドには次のフェーズがあります。
n
66
インフラストラクチャ
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
n
コピー
n
デプロイ
インフラストラクチャ フェーズ
vSphere クラウドからパブリック vCloud にストレッチ デプロイするときは、vCloud Connector は次のアクションを
実行します。
1
パブリック vCloud 内で経路指定された空の vApp を作成します。
2
経路指定された空の vApp を開始します。
3
必要に応じて、パブリック vCloud 内で選択した組織 VDC の Edge Gateway 内に DNAT およびファイアウォール
ルールを作成します。
4
パブリック vCloud 内で、経路指定された vApp の vShield Edge 内に SSL VPN オブジェクトを作成します。
5
vSphere クラウド内で、ソース ネットワークの vShield Edge 内に SSL VPN オブジェクトを作成します。
プライベート vCloud Director クラウドからパブリック vCloud にストレッチ デプロイするときは、vCloud Connector
は次のアクションを実行します。
1
パブリック vCloud 内で経路指定された空の vApp を作成します。
2
経路指定された空の vApp を開始します。
3
必要に応じて、パブリック クラウド内で選択した組織 VDC の Edge Gateway 内に DNAT およびファイアウォール
ルールを作成します。
4
必要に応じて、ソース vCloud 内の組織 VDC の Edge Gateway 内に SNAT およびファイアウォール ルールを作成
します。
5
パブリック vCloud 内で、経路指定された vApp の vShield Edge 内に SSL VPN オブジェクトを作成します。
6
ソース vCloud Director クラウド内で、経路指定された vApp の vShield Edge 内に SSL VPN オブジェクトを作成
します。
コピー フェーズ
vSphere クラウドからパブリック vCloud にストレッチ デプロイするときは、vCloud Connector は次のアクションを
実行します。
1
選択された仮想マシンまたは vApp をソース vSphere クラウドからエクスポートします。
2
OVF ファイルをパブリック vCloud にコピーします。
3
OVF ファイルを vApp テンプレートとしてパブリック vCloud 内で選択したカタログにインポートします。
プライベート vCloud Director クラウドからパブリック vCloud にストレッチ デプロイするときは、vCloud Connector
は次のアクションを実行します。
1
<<sourceVMname>>_<<randomNumber>> という名前の一時 vApp をソース クラウド内に作成します。
2
選択した仮想マシンをその vApp からこの一時 vApp に移動します。
3
選択したソース カタログに、一時 vApp を vApp テンプレートとして追加します。
4
vApp テンプレートをパブリック vCloud にコピーします。
5
OVF ファイルを vApp テンプレートとしてパブリック vCloud 内で選択したカタログにインポートします。
VMware, Inc.
67
vCloud Connector の使用
デプロイ フェーズ
vSphere クラウドからパブリック vCloud にストレッチ デプロイするときは、vCloud Connector は次のアクションを
実行します。
1
コピー フェーズ中に作成された vApp テンプレートから、一時 vApp を tempVapp-xyz-<<randomNumber>> と
いう名前でパブリック vCloud 内に作成します。
2
この一時 vApp から、インフラストラクチャ フェーズ中に作成された空の経路指定された vApp に仮想マシンを移
動します。
3
一時 vApp を削除します。
4
カタログから vApp テンプレートを削除します。
5
パワーオンするオプションが選択されている場合、仮想マシンをパワーオンします。
6
パブリック vCloud 内の経路指定された vApp 上に、メタデータを設定します。
次のエントリが設定されます。
7
エントリ
値
DatacenterExtensionRole
ターゲット
DatacenterExtendedEntityId
システムによって生成される、ストレッチ デプロイされたエンティティの値
ソース クラウド内で、ストレッチ デプロイされる仮想マシンまたは vApp 上にメタデータを設定します。
次のエントリが設定されます。
エントリ
値
DatacenterExtensionRole
ソース
DatacenterExtendedEntityId
システムによって生成される、ストレッチ デプロイされたエンティティの値
プライベート vCloud Director クラウドからパブリック vCloud にストレッチ デプロイするときは、vCloud Connector
は次のアクションを実行します。
1
コピー フェーズ中に作成された vApp テンプレートから、一時 vApp を tempVapp-xyz-<<randomNumber>> と
いう名前でパブリック vCloud 内に作成します。
2
この一時 vApp から、インフラストラクチャ フェーズ中に作成された空の経路指定された vApp に仮想マシンを移
動します。
3
一時 vApp を削除します。
4
カタログから vApp テンプレートを削除します。
5
パワーオンするオプションが選択されている場合、仮想マシンをパワーオンします。
6
ターゲット vCloud 内の経路指定された vApp 上にメタデータを設定します。
次のエントリが設定されます。
7
エントリ
値
DatacenterExtensionRole
ターゲット
DatacenterExtendedEntityId
システムによって生成される、ストレッチ デプロイされたエンティティの値
ソース vCloud Director クラウド内の仮想マシン上にメタデータを設定します。
次のエントリが設定されます。
68
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
エントリ
値
DatacenterExtensionRole
ソース
DatacenterExtendedEntityId
システムによって生成される、ストレッチ デプロイされたエンティティの値
注意 このメタデータは、Stretch Deploy コマンドが正常に完了した場合にのみ設定されます。コマンドに失敗した、ま
たはコマンドがキャンセルされた場合は設定されません。
Stretch Deploy の失敗
Stretch Deploy コマンドが失敗しました。
問題
Stretch Deploy コマンドが成功しませんでした。[タスク] パネルには、コマンドが失敗したフェーズが示されています。
原因
[タスク] パネルのタスクをクリックし、タスク テーブルでタスクを選択してその詳細を表示することにより問題の原因を
特定します。
解決方法
コマンドが失敗した時点までに、ソース クラウドとターゲット クラウドで作成されたインフラストラクチャを削除しま
す。その後、Stretch Deploy コマンドを再試行します。
1
2
ソース vSphere クラウドまたはソース vCloud Director クラウドにログインします。
「ストレッチ デプロイ フェーズ (P. 66)」 を参照して、Stretch Deploy コマンドの各フェーズで作成されるインフ
ラストラクチャの詳細を確認し、同コマンドが失敗した時点までに作成されたオブジェクトを削除します。
3
ソース vSphere クラウドの VPN オブジェクトを削除します(ソース クラウドが vSphere の場合)。
a
vSphere クラウドの登録先の vShield Manager にログインします。
b
左側のパネルでデータセンターを選択します。
c
[ネットワーク仮想化] タブをクリックして、拡張しようとしていたプライベート ネットワークの vShield Edge
をダブルクリックします。
4
5
d
[VPN] タブをクリックします。
e
VPN オブジェクトを選択して削除します。
ソース vCloud Director クラウド内の VPN オブジェクトを削除します(ソース クラウドが vCloud Director の場合)
。
a
REST API 経由で、拡張しようとしていた vApp ネットワークにアクセスします。
b
REST API 経由で VPN オブジェクトを削除します。
ターゲット パブリック vCloud 内の VPN オブジェクトを削除します。
a
パブリック vCloud にログインします。
b
[マイ クラウド] をクリックします。
c
[マイ クラウド] パネルで、[vApps] を選択します。
d
Stretch Deploy コマンドの処理の一部として vCloud Connector によって作成された経路指定済み vApp を
パワーオフします。
e
VMware, Inc.
vApp を削除します。
69
vCloud Connector の使用
SSL VPN トンネルの接続に関する問題
パブリック vCloud に Stretch Deploy された仮想マシンがソース ネットワークと通信できないか、ソース ネットワー
クがインターネットに接続できません。
問題
Stretch Deploy コマンドの実行後、パブリック vCloud 内の仮想マシンがソース ネットワークと通信できないか、ソー
ス ネットワークがインターネットと通信できません。
原因
この問題は、SSL VPN トンネルの接続に関する問題が原因で発生します。SSL VPN トンネルは、次のシナリオで切断さ
れる場合があります。
n
パブリック vCloud 内のソース ネットワークと拡張ネットワーク間のネットワーク接続が失われる
n
SSL VPN トンネルの始点であるソース vShield Edge をパワーオフする
n
SSL VPN トンネルの始点であるソース vShield Edge を再デプロイする
n
SSL VPN トンネルの始点であるソース経路指定済み vApp をパワーオフ、またはサスペンドする
n
SSL VPN トンネルの始点である経路指定済み vApp ネットワークをリセットする
n
ソース ネットワークの vShield Edge の DNS サーバ設定が構成されていないか、誤って構成されている(HTTPS
プロキシ サーバの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を指定する場合、Stretch Deploy コマンドでこの設定が必要です)
n
n
ソース vShield Edge がデプロイされたホストまたはクラスタに障害が発生している。
SSL VPN トンネルの終点であるパブリック vCloud 内の拡張経路指定済み vApp をパワーオフ、またはサスペンド
する
n
SSL VPN トンネルの終点である拡張経路指定済み vApp ネットワークをリセットする
n
拡張経路指定済み vApp がデプロイされたホストまたはクラスタに障害が発生している。
n
vShield Manager からソースまたはターゲットで SSL VPN トンネルを手動で無効化する
上記シナリオのいずれについても、問題を修正すると、約 2 分後に vCloud Connector は SSL VPN トンネルに自動的に
再接続します。トンネルに再接続しない場合、次の指示に従ってトンネルを手動でリセットします。
注意 次のシナリオでは、SSL VPN トンネルに再接続できません。
n
vShield Manager から、ソースまたはターゲットで SSL VPN トンネル オブジェクトの説明を手動で変更する
n
vShield Manager からソースまたはターゲットで SSL VPN トンネル オブジェクトを手動で削除する
n
vShield Manager からソースまたはターゲットで別の SSL VPN トンネル オブジェクトを手動で作成する
n
vShield Manager から、SSL VPN トンネルの始点または終点である vShield Edge のインターフェイスを手動で切
断する
解決方法
70
1
管理者の認証情報を使用してプライベート データセンターに関連付けられた vShield Manager にログインします。
2
左側のパネルでデータセンターを選択します。
3
[ネットワーク仮想化] タブ、[Edge] タブを順にクリックします。
4
SSL VPN トンネルの始点である vShield Edge をダブルクリックして、[VPN] タブをクリックします。
5
[無効化]、[変更の公開] を順にクリックします。
6
[有効化]、[変更の公開] を順にクリックします。
VMware, Inc.
第 9 章 ストレッチ デプロイ(データセンター拡張)の使用
7
SSL VPN トンネル オブジェクト テーブルを更新し、[チャネル ステータス] 列に緑色のチェック マークが表示され
ていることを確認します。
8
VMware, Inc.
vShield Manager をログアウトします。
71
vCloud Connector の使用
72
VMware, Inc.
vCloud Hybrid Service へのデータのエク
スポート
10
vCloud Connector オフライン データ転送機能を使用すると、vSphere または vCloud Director ベースのプライベート
®
データセンターから VMware vCloud Hybrid Service™ に大量のデータを移行できます。
オフライン データ転送機能の詳細については、『vCloud Hybrid Service へのオフライン データ転送』ドキュメントを参
照してください。
この機能を使用するには、vCloud Hybrid Service アカウントが必要です。アカウントの取得方法については、vCloud
Hybrid Service のドキュメントを参照してください。
VMware, Inc.
73
vCloud Connector の使用
74
VMware, Inc.
ユーザー向け vCloud Connector のトラブ
ルシューティング
11
この情報を使用して vCloud Connector の使用に関する問題をトラブルシューティングします。
この章では次のトピックについて説明します。
n
コピー時の「アップロードするファイルがありません」エラー (P. 75)
n
コピー操作中の UnknownHostException (P. 75)
n
使用できない vCloud Connector UI (P. 76)
コピー時の「アップロードするファイルがありません」エラー
コピー先に十分な領域がなく、移動するテンプレートを保存できない場合、「アップロードするファイルがありません」と
いうエラーが発生します。
問題
目的の場所へのテンプレートのコピーを試みますが、「アップロードするファイルがありません」というエラーが発生します。
原因
このエラーは、テンプレートの OVF ファイルを解析できないことが原因で発生する可能性がありますが、通常は、コピー
先に十分なストレージ容量がなく、コピーしようとしているテンプレートを保存できない場合にこのエラーが表示されます。
解決方法
コピー操作を試みる前に、コピー先に十分なストレージ容量があることを確認してください。
コピー操作中の UnknownHostException
vCloud Director クラウドにコピーしようとすると、UnknownHostException が発生して失敗します。
問題
vCloud Director クラウドにコンテンツをコピーできません。
原因
vCloud Director クラウド上の vCloud Connector ノードに固定 IP アドレスが設定されている場合、優先 DNS および
代替 DNS の IP アドレスも手動で設定する必要があります。この設定を行わないと UnknownHostException が発生し
ます。
解決方法
この問題については vCloud Connector 管理者に問い合わせてください。
VMware, Inc.
75
vCloud Connector の使用
使用できない vCloud Connector UI
vSphere Client から vCloud Connector UI を使用できません。
問題
vSphere Client の vCloud Connector アイコンをクリックすると vCloud Connector UI が表示されますが、その中の
オブジェクトをクリックしたり、アクションを実行することができません。
解決方法
Internet Explorer のセキュリティ設定を確認してください。vSphere Client は、Internet Explorer のセキュリティ設
定とプライバシー設定を使用しています。
この設定を、[中 - 高] または以下のように設定します。この設定によって、プラグインが動作に必要な cookie と Javascript
の両方が許可されます。
76
VMware, Inc.
インデックス
O
ODT 73
S
SSL VPN トンネル 70
Stretch Deploy
SSL VPN トンネル 47
SSL VPN トンネルの問題 70
仮想マシンまたは vApp の復帰 66
進行のモニタ 64
トラフィック フロー 47
トラブルシューティング 66
Stretch Deploy、トラブルシューティング 66, 69,
70
Stretch Deploy、キャンセル 65
Stretch Deploy、ネットワーク要件 50, 51, 53
Stretch Deploy の失敗 69
Stretch Deploy の進行状況の監視 64
Stretch Deploy のためのクラウド認証情報 54
Stretch Deploy のトラブルシューティング 66, 69,
70
Stretch Deploy のネットワーク要件 50, 51, 53
Stretch Deploy、必要条件 49
Stretch Deploy、フェーズ 66
Stretch Deploy、システム要件 49
Stretch Deploy、設定の登録解除 65
Stretch Deploy のシステム要件 49
vShield Manager での DNS サーバの構成 52
vSphere Client へのアクセス 9
vSphere からの Stretch Deploy 55
vSphere からの別の仮想マシンまたは vApp の拡張デ
プロイ 58
あ
アクセス、コンソール 17
アップロードするファイルがありません 75
え
エクスポート 73
お
オフライン データ転送 73
か
外部 IP アドレスの構成 52
概要 7
拡張仮想マシンまたは vApp の復帰 66
拡張済みネットワークからの拡張デプロイ 58, 63
仮想マシン
パワーオン 17
コピー 31, 32
削除 17
サスペンド 17
パワーオフ 17
リセット 17
レジューム 17
U
仮想マシンの起動 17
UI の概要 5
UI へのアクセス 9
UnknownHostException 75
仮想マシンのサスペンド 17
V
仮想マシンのリセット 17
vApp
コピー 31
削除 17
vApps、コピー 32
vApp の削除 17
vCloud Hybrid Service 73
vCloud Director から 2 番目の仮想マシンを拡張デプ
ロイする 63
vCloud Director からのストレッチ デプロイ 60
vCloud Director コンソール 19
vShield Manager をサーバに登録する 53
VMware, Inc.
仮想マシンの削除 17
仮想マシンの停止 17
仮想マシンのレジューム 17
く
クラウド
更新 14
再ロード 15
参照 15
追加 13
クラウド、削除 16
クラウド、コンテンツの表示 16
クラウド、情報の表示 15
77
vCloud Connector の使用
クラウドの更新 14
タスク、詳細情報の取得 18
クラウドのコンテンツの表示 16
タスク ステータスの監視 18
クラウドの再ロード 15
クラウドの削除 16
て
クラウドの参照 15
データセンター拡張 47
クラウドの追加 13
テンプレート
公開 42
け
コピー 27, 29
検索 21
削除 17
こ
公開されたフォルダ、サブスクリプション解除 45
サブスクリプション 43
デプロイ 35, 36
テンプレート vCD のデプロイ 36
公開済みフォルダ、サブスクリプションの監視 42
テンプレート vSphere のデプロイ 35
公開済みフォルダ、公開解除 42
テンプレートの削除 17
公開済みフォルダ、購読 43
テンプレートのデプロイ 35
コピー
vApp 31
vApps 32
コピー、仮想マシン 31, 32
コピー、テンプレート 27, 29
コピーの検証 25
コピーの事前チェック 25
コンソールへのアクセス 17
コンテンツ、移動 27, 29
コンテンツ同期、ガイドライン 39
コンテンツの同期、概要 37
コンテンツ ライブラリ
公開 42
公開解除 42
サブスクリプション 43
サブスクリプション解除 45
コンテンツ ライブラリ、概要 37
コンテンツ ライブラリ、サブスクリプションの監視 42
コンテンツ ライブラリ、表示 41
と
同時コピー 23
ふ
プラグインのトラブルシューティング 76
ほ
ポーリング間隔 37
め
メタデータ 39
ゆ
ユーザー権限 11
ユーザーのトラブルシューティング 75
わ
ワークロード、コピー 31, 32
コンテンツ ライブラリへの公開 42
さ
サブスクリプションの表示 45
サブスクリプション フォルダ 37
し
自己署名の証明書 19
情報の取得
vApps 16
仮想マシン 16
情報の取得、テンプレート 16
す
ストレッチ デプロイ、 設定 53
た
タスク、監視 18
78
VMware, Inc.
Fly UP